JP2003348468A - デジタル放送受信方法、デジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム - Google Patents

デジタル放送受信方法、デジタル放送受信装置、デジタル放送受信プログラム

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JP2003348468A
JP2003348468A JP2002156943A JP2002156943A JP2003348468A JP 2003348468 A JP2003348468 A JP 2003348468A JP 2002156943 A JP2002156943 A JP 2002156943A JP 2002156943 A JP2002156943 A JP 2002156943A JP 2003348468 A JP2003348468 A JP 2003348468A
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JP2002156943A
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Inventor
Tadashi Isobe
忠 磯部
Masao Fujiwara
正雄 藤原
Hiroyuki Kaneda
裕之 金田
Hisaya Morita
寿哉 森田
Noriyoshi Uratani
則好 浦谷
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Japan Broadcasting Corp
NHK Engineering System Inc
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
NHK Engineering Services Inc
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛躍的に増大するデジタル放送の番組の中か
ら、受信側の受信機をより簡単に操作することで、受信
側の視聴者に適合した番組を視聴者に視聴させることが
できるデジタル放送受信方法、装置、プログラムを提供
する。 【解決手段】 地上波、衛星波、ケーブルテレビ網およ
び通信回線網を通して送信されているデジタル放送の番
組を所定の選択パターンで受信するデジタル放送受信装
置1が、選択パターンを記憶する記憶部5と、所定の選
択パターンを決定する選択パターン決定手段3bと、所
定の選択パターンに切り替える選択パターン切替手段3
cと、切り替えられたデジタル放送の番組を受信する受
信部7と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波、衛星波、
ケーブルテレビ網および通信回線網を通して送信されて
いるデジタル放送の番組を選択して視聴するデジタル放
送受信方法、デジタル放送受信装置、デジタル放送受信
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ放送において、新聞のラ
ジオテレビ欄やテレビ情報誌の番組表を活用して、受信
側の視聴者が視聴する番組を選択していたのに比べ、デ
ジタル放送では、送信側から送信されるサービス情報
(SI)が用いられて、受信側で電子番組ガイド(EP
G)が表示され、受信側の視聴者は、この電子番組ガイ
ドを参照して、視聴する番組を選択している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今、BS
デジタル放送、CSデジタル放送が開始され、地上デジ
タル放送も開始されると、受信側の視聴者が視聴できる
番組数は飛躍的に増大する。また、放送(アナログ放
送、デジタル放送)は、老若男女を問わず、幅広い年齢
層の視聴者が、1日3時間以上も視聴する基幹メディア
であるとの調査結果が出ている。しかしながら、従来の
受信側の受信機では、飛躍的に増大する番組の中から、
受信側の視聴者に適合した番組を視聴者が選択して視聴
することが受信機の簡単な操作では実現できないという
問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は前記した従来の技
術が有する課題を解消し、飛躍的に増大するデジタル放
送の番組の中から、受信側の受信機をより簡単に操作す
ることで、受信側の視聴者に適合した番組を視聴者に視
聴させることができるデジタル放送受信方法、デジタル
放送受信装置、デジタル放送受信プログラムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した目的
を達成するため、以下に示す構成とした。請求項1記載
のデジタル放送受信方法は、地上波、衛星波、ケーブル
テレビ網および通信回線網を通じて送信されているデジ
タル放送の番組を、視聴者の個人情報が参照されて生成
される所定の選択パターンで受信するデジタル放送受信
方法であって、前記番組の中から、視聴者の視聴意図に
応じて、当該視聴者が視聴する番組の前記所定の選択パ
ターンを切り替えて、前記デジタル放送の番組を受信す
ることを特徴とする。
【0006】この方法によれば、地上波、衛星波、ケー
ブルテレビ網および通信回線網を通じて送信されている
デジタル放送の番組が、視聴者の視聴意図に応じて、選
択パターンが切り替えられる。つまり、予め視聴者の個
人情報が参照されて生成された、視聴者の嗜好に応じた
番組或いは番組群となる所定の選択パターンを切り替え
ることで、視聴者は、デジタル放送の番組数が増大して
も、放送される多数の番組の中のいずれかの番組を迷わ
ずに視聴することができる。
【0007】請求項2記載のデジタル放送受信装置は、
地上波、衛星波、ケーブルテレビ網および通信回線網を
通して送信されているデジタル放送の番組を、視聴者の
個人情報が参照されて生成される所定の選択パターンで
受信するデジタル放送受信装置であって、前記視聴者の
個人情報と前記視聴者が視聴する番組の前記所定の選択
パターンとを記憶する記憶手段と、前記番組の中から、
前記視聴者の視聴意図に応じて、前記所定の選択パター
ンを決定する選択パターン決定手段と、この選択パター
ン決定手段で決定された所定の選択パターンに切り替え
る選択パターン切替手段と、この選択パターン切替手段
で切り替えられた前記デジタル放送の番組を受信する受
信手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、記憶手段に記憶され
ている所定の選択パターンが、視聴者の視聴意図に応じ
て選択パターン決定手段で決定される。そして、選択パ
ターン切替手段で選択パターンが切り替えられて、受信
手段で、切り替えられたデジタル放送の番組が受信され
る。つまり、予め視聴者の個人情報が参照されて生成さ
れた、視聴者の嗜好に応じた番組或いは番組群となる所
定の選択パターンを切り替えることで、視聴者は、デジ
タル放送の番組数が増大しても、放送される多数の番組
の中のいずれかの番組を迷わずに視聴することができ
る。
【0009】請求項3記載のデジタル放送受信装置は、
請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、前記
所定の選択パターンは、現在放送されているデジタル放
送の番組の中から任意に番組を選別する番組選別パター
ンと、予め視聴者が関心のある事項を指定して、この事
項に係る番組を検索する番組検索パターンと、予め視聴
者が指定した生活態様に応じて番組が選定される過ごし
方指定パターンと、予め前記記憶手段に登録しておいた
視聴者の個人情報に基づいて番組が選定される番組推奨
パターンと、を含むことを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、所定の選択パターン
には、番組選別パターン、番組検索パターン、過ごし方
指定パターン、番組推奨パターンの4種類が含まれてお
り、これら4種類の選択パターンで、視聴者の視聴意図
に応じた視聴態様を実現することができる。なお、選択
パターンは、視聴者毎に設定できると共に、視聴者が視
聴する時間帯によって変更させることが可能である。ま
た、各選択パターンと視聴者の視聴態様とを対応付ける
と、番組選別パターンと番組検索パターンとが「目的専
念視聴」と「なにげ専念視聴」とに、過ごし方指定パタ
ーンが「目的ながら視聴」に、番組推奨パターンが「な
にげながら視聴」になる。
【0011】請求項4記載のデジタル放送受信装置は、
請求項3に記載のデジタル放送受信装置において、前記
視聴者の個人情報と、デジタル放送におけるサービス情
報に含まれている各番組の番組名、番組の簡単な説明で
ある番組記述、番組を分類した番組分類を含んだ番組情
報とを比較する比較手段を備え、前記番組選別パターン
は、この比較手段で比較した比較結果に基づいて設定さ
れることを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、比較手段で、記憶手
段に記憶されている視聴者の個人情報とデジタル放送に
おけるサービス情報に含まれている番組情報とが比較さ
れ、この比較手段で比較された比較結果に基づいて、番
組選別パターンにおける番組が選別される。なお、比較
手段で比較される番組情報は、サービス情報に含まれて
いるものだけではなく、受信側に記憶されている番組配
列情報(PSI;Program Specific
Information)とサービス情報とによって生
成される放送番組表に記載されている情報も比較するこ
とが可能である。
【0013】請求項5記載のデジタル放送受信装置は、
請求項4に記載のデジタル放送受信装置において、前記
視聴者の個人情報および視聴者が個別に入力した視聴者
個人の関心事項情報とに基づいて、当該視聴者が関心を
寄せる番組を分類した関心番組分類を生成する関心番組
分類生成手段と、この関心番組分類生成手段で生成され
た関心番組分類と、前記番組情報に含まれている番組分
類とを比較して一致する番組を検出し、放送されている
番組の残り時間、または、放送される番組の放送時刻
と、前記サービス情報に含まれている番組をジャンル分
けしたジャンル情報とに基づいて、当該一致する番組を
選別した選別番組に関する情報である選別番組情報を生
成する選別番組情報生成手段と、この選別番組情報生成
手段で生成された選別番組情報に含まれている選別番組
の数が一定数より多い場合には、前記視聴者に前記ジャ
ンル情報を提示し、選別番組の数が一定数以下である場
合には、前記視聴者に当該選別番組情報を提示して選択
させる選別番組提示選択手段と、を備えることを特徴と
する。
【0014】かかる構成によれば、関心番組分類生成手
段で、視聴者の個人情報と、当該視聴者が個別に入力し
た視聴者個人の関心事項情報とに基づいて、関心番組分
類が生成される。この関心番組分類は、例えば、視聴者
が視聴したい番組がスポーツ番組であり、さらに、スポ
ーツの中でも野球のみを視聴したいという場合には、
「スポーツ:野球」といったように表示される。続い
て、選別番組情報生成手段で、サービス情報に含まれて
いる番組情報の番組分類と関心番組分類とが比較され、
一致する番組の中から、当該番組が放送中である場合に
は、残りの放送時間に基づき、当該番組が放送予定の場
合には、放送される放送時刻に基づいて、選別番組情報
が生成される。そして、選別番組情報提示選択手段で、
選別番組情報が一定数より多い場合には、ジャンル情報
のみが表示され、一定数以下である場合には、選別番組
情報が提示され、視聴者に選択される。なお、選別番組
情報が一定数より多い場合に、複数のジャンル情報が表
示され、このジャンル情報が選択された後には、このジ
ャンル情報に係る(属する)選別番組情報が提示され
る。また、一定数として、人間が一度に認識できる数と
いわれている「7」を採用している。
【0015】請求項6記載のデジタル放送受信装置は、
請求項4に記載のデジタル放送受信装置において、前記
視聴者の個人情報に視聴者が登録した地域名、または、
前記視聴者が個別に入力した視聴者個人の関心事項情報
に視聴者が視聴したい人物名が含まれている場合、当該
地域名または当該人物名を含んだ前記番組情報を検索
し、検索した検索結果である地域人物名包含番組情報を
前記視聴者に提示して選択させる地域人物名包含番組選
択手段を備えることを特徴とする。
【0016】かかる構成によれば、地域人物名包含番組
選択手段で、視聴者の個人情報に地域名が含まれている
場合や、視聴者個人の関心事項情報に人物名が含まれて
いる場合には、これらの地域名や人物名が含まれている
番組情報が地域人物名包含番組情報として検索し、視聴
者に提示し、選択される。
【0017】請求項7記載のデジタル放送受信装置は、
請求項3に記載のデジタル放送受信装置において、デジ
タル放送におけるサービス情報に含まれているスケジュ
ール情報で規定される一定期間に含まれる番組名および
番組の簡単な説明である番組記述の一般名詞、人物名、
地域名と、前記番組を識別するための番組識別情報とを
対照できるデータベースを作成するデータベース作成手
段と、このデータベース作成手段で作成されたデータベ
ースから、前記一般名詞、人物名、地域名を抜き出し、
検索語候補として前記視聴者に提示し、検索語を決定さ
せる検索語決定手段と、この検索語決定手段で決定され
た検索語に基づいて、前記番組検索パターンの番組が決
定されることを特徴とする。
【0018】かかる構成によれば、データベース作成手
段で、サービス情報に含まれているスケジュール情報で
規定される一定期間の番組名および番組記述の一般名
詞、人物名、地域名と番組を識別するための番組識別情
報とを対照できるデータベースが作成される。そして、
検索語決定手段で、作成されたデータベースから一般名
詞、人物名、地域名が抜き出され、検索語候補として視
聴者に提示する。その後、選択された検索語に基づい
て、番組検索パターンが決定される。
【0019】請求項8記載のデジタル放送受信装置は、
請求項7に記載のデジタル放送受信装置において、前記
番組名および前記番組記述に含まれる一般名詞、人物
名、地域名を抜き出して、検索語候補を作成する際に、
特定の記号で区切られた文字列および/または字種が変
化した点で区切られた文字列を、前記一般名詞、人物
名、地域名の候補とすることを特徴とする。
【0020】かかる構成によれば、検索語候補を作成す
る際に、特定の記号で区切られた文字列および/または
字種が変化した点で区切られた文字列が一般名詞、人物
名、地域名の候補とみなされ、検索語候補を作成する時
間が減少できる。特定の記号とは、例え
ば、《》、「」、()、〈〉、〜、−、▼、▽、!、
・、スペース、句読点等が挙げられる。
【0021】請求項9記載のデジタル放送受信装置は、
請求項7に記載のデジタル放送受信装置において、前記
番組名および前記番組記述に含まれる一般名詞、人物
名、地域名の一覧表が送信側で生成され、この一覧表を
受信して検索後候補とする、または、前記検索語決定手
段で、この一覧表から検索語候補を抜き出すことを特徴
とする。
【0022】かかる構成によれば、送信側で、番組名お
よび番組記述に含まれている一般名詞、人物名、地域名
の一覧表が生成される。そして、この一覧表が受信側で
受信され検索後候補とする、または、検索語決定手段で
この一覧表から検索語候補が抜き出される。
【0023】請求項10記載のデジタル放送受信装置
は、請求項3に記載のデジタル放送受信装置において、
前記過ごし方指定パターンにおいて、前記生活態様に関
連する視聴動機である、気楽に視聴できる番組を望む気
楽希求、役立つ情報が紹介されている番組を望む情報希
求、感動できる番組を望む感動希求のいずれかを前記視
聴者に選択させて、この選択結果に基づいて視聴する番
組が決定されることを特徴とする。
【0024】かかる構成によれば、視聴者の視聴動機で
ある気楽希求、情報希求、感動希求に応じて、視聴者の
所望する生活態様「過ごし方」が指定され、この「過ご
し方」の選択結果により、視聴する番組が選定される。
この場合、視聴する番組は、例えば、記憶手段に記憶さ
れている視聴者毎の個人情報に基づいて、希求する因子
に応じた番組が選定される。
【0025】請求項11記載のデジタル放送受信装置
は、請求項5または請求項6に記載のデジタル放送受信
装置において、前記番組推奨パターンでは、前記選別番
組提示選択手段または前記地域人物名包含番組選択手段
で選択された番組を推奨番組とし、この推奨番組が複数
ある場合には、この複数の推奨番組の中で残りの放送時
間が最も長い番組が選択され番組推奨パターンに組み入
れられることを特徴とする。
【0026】かかる構成によれば、番組推奨パターン
は、選別番組提示選択手段または地域人物名包含番組選
択手段で選択された番組を推奨番組として構成されるも
のであり、この推奨番組が複数ある場合には、この複数
の推奨番組の中で残りの放送時間が最も長い番組が番組
推奨パターンに組み入れられる。また、推奨番組がさら
に複数ある場合には、予め設定された番組分類の順位
表、送信側から送信される番組の順位表等が参照され、
番組推奨パターンが生成される。
【0027】請求項12記載のデジタル放送受信プログ
ラムは、地上波、衛星波、ケーブルテレビ網および通信
回線網を通して送信されているデジタル放送の番組を、
視聴者の個人情報が参照されて生成される所定の選択パ
ターンで受信する装置を、以下に示す手段として機能さ
せることを特徴とする。当該装置を機能させる手段は、
前記視聴者の個人情報と前記視聴者が視聴する番組の前
記所定の選択パターンとを記憶する記憶手段、前記番組
の中から、前記視聴者の視聴意図に応じて、前記所定の
選択パターンを決定する選択パターン決定手段、この選
択パターン決定手段で決定された所定の選択パターンに
切り替える選択パターン切替手段、この選択パターン切
替手段で切り替えられた前記デジタル放送の番組を受信
する受信手段、である。
【0028】かかる構成によれば、記憶手段に記憶され
ている所定の選択パターンが、視聴者の視聴意図に応じ
て選択パターン決定手段で決定される。そして、選択パ
ターン切替手段で選択パターンが切り替えられて、受信
手段で、切り替えられたデジタル放送の番組が受信され
る。つまり、予め視聴者の個人情報が参照されて生成さ
れた、視聴者の嗜好に応じた番組或いは番組群となる所
定の選択パターンを切り替えることで、視聴者は、デジ
タル放送の番組数が増大しても、放送される多数の番組
の中のいずれかの番組を迷わずに視聴することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。この実施の形態
の説明では、まず、デジタル放送受信装置の構成および
装置全体の動作、後記する視聴者個人情報の処理手順、
後記する番組配列情報の受信処理を説明し、続いて、後
記する所定の選択パターン毎の動作を説明し、最後に、
表示画面に表示されるサンプル画面を図示したものを参
照して、実際の動作例を説明する。
【0030】(デジタル放送受信装置の構成)図1にデ
ジタル放送受信装置のブロック図を示す。この図1に示
すように、デジタル放送受信装置1は、主制御部3と、
記憶部5と、受信部7と、入力部9と、表示出力部11
とを備えている。このデジタル放送受信装置1は、デジ
タル放送の多数の番組の中から、視聴者が視聴したい番
組(視聴したいと推測される番組)を、所定の選択パタ
ーンにして提示し、視聴者が視聴意図(視聴動機)に応
じて当該選択パターンを選んで、選んだ選択パターンに
含まれている番組を視聴可能にするものである。
【0031】また、このデジタル放送受信装置1では、
図2に示すように、視聴者が番組を選択する方法(所定
の選択パターン)が、視聴の目的や視聴の態度に関連し
て以下の4種類に大別される。(a)「番組選別」(番
組選別パターン):放送されている番組の中から、視聴
者の好みの番組を選択して視聴する。(b)「番組検
索」(番組検索パターン):視聴者の関心のある事項に
関連する番組が放送されていれば、その番組を視聴す
る。(c)「過ごし方指定」(過ごし方指定パター
ン):視聴者の意図する過ごし方に適合した番組があれ
ば視聴する。(d)「番組推奨」(番組推奨パター
ン):推奨された適当な番組を視聴する(特に視聴する
番組を選択しないが、視聴者の嗜好に適合していること
が望ましい)。
【0032】これらの4種類(a)〜(d)の選択パタ
ーン(番組の視聴方法)が、視聴者の視聴意図に応じ
て、図2中の矢印の示す方向に適宜変更され、これから
詳細に説明する各部の連携した処理によって実現され
る。図1に戻って説明を続ける。
【0033】主制御部3は、デジタル放送受信装置1の
制御を司るもので、選択パターン提示手段3aと、選択
パターン決定手段3bと、選択パターン切替手段3c
と、比較手段3dと、関心番組分類生成手段3eと、選
別番組情報生成手段3fと、選別番組提示選択手段3g
と、地域人物名包含番組選択手段3hと、データベース
作成手段3iと、検索語決定手段3jと備えている。な
お、これら3a〜3jは、主制御部3に展開するプログ
ラムである。
【0034】選択パターン提示手段3aは、番組選別パ
ターン、番組検索パターン、過ごし方指定パターン、番
組推奨パターンの4種類の番組選択(所定の選択パター
ン)を、入力部9(例えば、デジタル放送受信装置1に
付属しているリモコン)の操作で選択可能な、表示出力
部11の表示画面上のメッセージボックス(クリックボ
タン)として視聴者に提示するものである。
【0035】選択パターン決定手段3bは、選択パター
ン提示手段3aで表示出力部11の表示画面上に提示さ
れている4種類の番組選択から視聴者が入力部9(例え
ば、デジタル放送受信装置1に付属しているリモコン)
の操作で入力した選択パターンに関する制御信号に基づ
いて、選択パターンを決定するものである。
【0036】選択パターン切替手段3cは、選択パター
ン決定手段3bで決定された選択パターンに切り替える
ものである。なお、この選択パターン切替手段3cは、
選択パターン決定手段3bで選択パターンが決定されな
い場合、或いは、デジタル放送受信装置1を起動させた
直後は、自動的に番組推奨パターンに切り替わるように
構成されている。
【0037】比較手段3dは、記憶部5に記憶されてい
る視聴者個人情報と、受信部7で受信した送信側から送
信されたデジタル放送におけるサービス情報に含まれて
いる番組情報とを比較するものである。番組情報には、
各番組の番組名と、番組の簡単な説明である番組記述
と、番組を分類した番組分類とが含まれている。この比
較手段3dで比較された比較結果に基づいて、番組選別
パターンを構成する番組が選定される(設定される)。
【0038】関心番組分類生成手段3eは、記憶部5に
記憶されている視聴者個人情報と、入力部9を介して入
力された視聴者個人が現在関心のある事柄(関心事項情
報)とに基づいて、視聴者が関心を寄せる番組の分類で
ある関心番組分類を生成するものである。
【0039】選別番組情報生成手段3fは、関心番組分
類生成手段3eで生成された関心番組分類と、デジタル
放送におけるサービス情報に含まれている番組情報の中
の番組分類とを比較して、これらの関心番組分類と番組
分類とが一致する番組を検出すると共に、サービス情報
に基づいて、現在受信部7で受信している(放送されて
いる)番組の残り時間、または、放送される番組の放送
時刻を算出する。さらに、この選別番組情報生成手段3
fは、サービス情報に含まれている、番組をジャンル分
けしたジャンル情報と、関心番組分類と、放送番組の残
り時間または放送時刻とに基づいて、関心番組分類と番
組分類とが一致する番組を選別した選別番組に関する情
報である選別番組情報を生成するものである。
【0040】選別番組提示選択手段3gは、選別番組情
報生成手段3fで生成された選別番組情報に含まれてい
る選別番組数が一定数より多い場合には、視聴者に対
し、表示出力部11を介して、ジャンル情報を提示する
と共に、選別番組情報に含まれている選別番組数が一定
数以下である場合には、視聴者に対し、表示出力部11
を介して、当該選別番組情報を提示し、選択させるもの
である。
【0041】地域人物名包含番組選択手段3hは、記憶
部5に記憶されている視聴者個人情報に地域名が含まれ
ている(登録されている)場合、または、入力部9を介
して入力された視聴者個人が現在関心のある事柄(関心
事項情報)に人物名が含まれている場合、サービス情報
の中から、当該地域名または当該人物名を含んだ番組情
報を検索し、検索した結果を地域人物名包含番組情報と
して、表示出力部11を介して視聴者に提示し選択させ
るものである。
【0042】データベース作成手段3iは、サービス情
報に含まれているスケジュール情報で規定される一定期
間(例えば、1日間〜1週間)に含まれている番組の番
組名および番組記述中に記述されている一般名詞、人物
名、地域名と、番組を識別するための番組識別情報(イ
ベントID、サービスID、ネットワークID)とを対
照できるデータベースを作成するものである。
【0043】検索語決定手段3jは、データベース作成
手段3iで作成されたデータベースから一般名詞、人物
名、地域名を抜き出して、番組を検索する際に用いる検
索語の候補として、視聴者に対し、表示出力部11を介
して提示し、検索語を決定させるものである。
【0044】記憶部5は、一般的なハードディスク等に
よって構成され、送信側から送信されたサービス情報
と、予め記憶されている番組配列情報とからなるサービ
ス情報・番組配列情報(放送予定データベース)と、番
組選別パターン、番組検索パターン、過ごし方指定パタ
ーン、番組推奨パターンを含む選択パターンと、視聴者
個人の嗜好、年齢、性別、職業等に関する視聴者個人情
報(ユーザープロファイルデータベース)とを記憶する
ものである。
【0045】受信部7は、地上波、衛星波、ケーブルテ
レビ網、通信回線網を介して送信されているデジタル放
送における番組を受信するものである。入力部9は、キ
ーボード、マウス、リモコン等によって構成されるもの
であり、選択パターンの決定や視聴者個人の視聴者個人
情報、関心事項情報等を入力する際に利用するものであ
る。
【0046】表示出力部11は、CRTディスプレイ、
プラズマディスプレイや液晶と、音声出力装置(スピー
カ)等によって構成されるものであり、番組の表示や選
択パターンの表示、番組の音声出力を行うものである。
なお、この表示出力部11に表示される選択パターン等
の情報を総括して、番組ナビゲーション情報と呼称する
ことにする。
【0047】このデジタル放送受信装置1によれば、記
憶部5に記憶されている所定の選択パターンが、視聴者
の視聴意図に応じて選択パターン決定手段3bで決定さ
れる。そして、選択パターン切替手段3cで選択パター
ンが切り替えられて、受信部7で、切り替えられたデジ
タル放送の番組が受信される。このため、飛躍的に増大
するデジタル放送の番組の中から、当該装置1に記憶さ
れている選択パターンを選択するといった簡単な操作に
よって、受信側の視聴者に適合した番組を視聴者は視聴
することができる。
【0048】(デジタル放送受信装置の全体動作)次
に、図3に示すシーケンシャルチャートを参照して、デ
ジタル放送受信装置1の全体動作を説明する(適宜、図
1参照)。まず、視聴者(ユーザー)がデジタル放送受
信装置1の電源をオンすると(A1)、デジタル放送受
信装置1の初期設定に基づいて、デジタル受信装置1が
起動する(B1)。この初期設定は、主制御部3の選択
パターン切替手段3cで保持される選択パターン(番組
ナビゲーション情報)によるものであり、デジタル放送
受信装置1は、この選択パターン切替手段3cで保持さ
れる選択パターン(番組ナビゲーション情報)を、ユー
ザープロファイルデータベース(視聴者個人情報)と放
送予定データベース(サービス情報・番組配列情報)と
を参照して生成して、表示出力部11に表示する(B
2)。
【0049】すると、ユーザー(視聴者)は、表示出力
部11の表示画面に表示された情報を認識し(A2)、
入力部9を利用して、選択パターンの選択操作を行い
(A3)、視聴する番組を決定するまで(A4、N
o)、A2〜A4の選択操作を繰り返す。その後、デジ
タル放送受信装置1は、ユーザー(視聴者)が選択した
内容(選択パターン)を取得し(B3)、視聴する番組
が決定されるまで(B4、No)、B2〜B4の動作が
繰り返される。
【0050】ユーザー(視聴者)によって、視聴する番
組が決定される(A4、Yes)と、デジタル放送受信
装置1で受信される番組が決定され(B4、Yes)、
当該番組が受信され、表示出力部11に表示され(B
5)、ユーザー(視聴者)は、表示された番組を視聴す
る(A5)。
【0051】(視聴者個人情報の処理手順について)次
に、図4に示すフローチャートを参照して、ユーザープ
ロファイルデータベース(視聴者個人情報)の処理手順
について説明する(適宜、図1参照)。まず、デジタル
放送受信装置1に付属しているICカード等のセキュリ
ティモジュール(図示せず)が、当該装置1に挿入さ
れ、このセキュリティモジュールに記憶されているユー
ザーIDによって、ユーザーの識別が行われる(S
1)。このとき、顔画像による認識や声紋等の個人識別
技術を用いてユーザーの識別を行ってもよい。そして、
入力部9を利用して、ユーザー(視聴者)の性別、年齢
層(年齢)、地域(地域名)が入力される(S2)。
【0052】続いて、デジタル放送受信装置1の主制御
部3の関心番組分類生成手段3eによって、関心番組分
類(領域1)が設定される(S3)。さらに、ユーザー
(視聴者)が、入力部9を利用して、関心事項情報(関
心分野:領域2)を入力する(S4)。これら関心番組
分類と関心事項情報とをあわせてユーザー関心領域が設
定される(S5)。S1〜S5の処理で入力されたユー
ザーID、性別、年齢層(年齢)、地域(地域名)、関
心分野(関心事項情報)、ユーザー関心領域が1つのユ
ーザープロファイルに記述され、このユーザープロファ
イルが複数集められユーザープロファイルデータベース
が作成される。なお、これら視聴者個人情報の入力はデ
ジタル放送受信装置1の購入時に行われる。
【0053】(サービス情報・番組配列情報の受信処理
について)次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、サービス情報・番組配列情報(放送予定データベー
ス)の受信処理について説明する(適宜、図1参照)。
まず、デジタル放送受信装置1の受信部7で受信可能な
ネットワーク(放送伝送路:BS、CS、地上のデジタ
ル放送など)が設定される(S11)。続いて、各ネッ
トワーク(放送伝送路)のNIT(Network I
nformation Table)からネットワーク
内の全編成チャンネル、局名が取得される(S12)。
さらに、各編成チャンネルのSDT(Service
Description Table)から編成チャン
ネル名、事業者名(放送事業者名)が取得される(S1
3)。各編成チャンネルのEIT(Event Inf
ormation Table)から所定期間(一定期
間)内の番組の放送日時、番組名、番組記述、番組分類
(ジャンル)のデータが取得される(S14)。
【0054】その後、放送予定データベース(サービス
情報・番組配列情報)が記憶部5に作成される(S1
5)。この放送予定データベースには、図5中下方に示
したように、放送予定として、スタート日時(放送開始
時刻)、継続時間(放送時間)が、番組内容として、番
組名、番組記述、番組分類が、番組IDとして、イベン
トID、サービスID、ネットワークIDが記述されて
いる。
【0055】(番組選別パターンの動作)選択パターン
決定手段3bで決定された選択パターン(番組の選択方
法)が番組選別パターンであった場合には、様々な放送
伝送路(ネットワーク)を介して放送されているデジタ
ル放送の番組の中から、ユーザー(視聴者)に好まれそ
うな番組が選別され、表示出力部11に一覧表が表示さ
れる。そして、この一覧表に表示されている番組の中か
らユーザー(視聴者)が視聴したい番組が選択される。
【0056】この場合、ユーザー(視聴者)の特性(嗜
好)を示すデータとして、予め、当該装置1の記憶部5
に記憶されているユーザープロファイルデータベース
(視聴者個人情報)と、デジタル放送の番組に多重化さ
れているサービス情報(SI)および番組配列情報(P
SI)に含まれている番組の放送予定と、各番組の番組
名、番組記述、番組分類によって構成されている放送予
定データベース(サービス情報・番組配列情報)とが比
較され、ユーザー(視聴者)が好む可能性の高い番組が
選別され、その結果が表示出力部11に表示され、ユー
ザー(視聴者)に選択される。
【0057】ここで、図6に示すフローチャートを参照
して、番組選別パターン選択時の動作をより詳細に説明
する(適宜、図1参照)。まず、主制御部3の比較手段
3dで、ユーザープロファイルデータベース(視聴者個
人情報)が参照され、ユーザー関心領域が設定される
(S31)。このユーザープロファイルデータベースに
は、ユーザーが登録した(入力した)性別、年齢層、地
域に基づいて、自動的に設定される番組分類の領域(関
心番組分類)と、ユーザー(視聴者)が入力部9を利用
して入力した関心事項情報とをあわせたユーザー関心領
域が設定されている。
【0058】また、選別番組情報生成手段3fで、放送
予定データベースが参照され、今、放送されていて終了
まで一定時間以上(例えば、30分)の残り時間のある
番組と、一定時間以内(例えば、1時間)に放送が開始
される番組とを限定し(S32)、この中から、ユーザ
ー関心領域に該当する番組が、サービス情報のEITテ
ーブルのコンテンツ記述子に含まれているジャンル1
(大分類)、ジャンル2(中分類)により選別される
(S33)。
【0059】このユーザー関心領域に該当する番組の総
数が7個以下どうかが判断され(S34)、総数が7個
以下であると判断された場合(S34、Yes)、これ
らの選別結果について、選別番組提示選択手段3gで、
ジャンル1名(大分類名)、番組名、放送局等の一覧表
が表示出力部11の表示画面に表示され(S37)、ユ
ーザー(視聴者)によって選択される(S38)。
【0060】S34にて、ユーザー関心領域に該当する
番組の総数が7個以下であると判断されない場合(S3
4、No)、各ジャンル1(各大分類)または各ジャン
ル2(各中分類)に含まれている該当番組数を、表示出
力部11の表示画面に表示し(S35)、ユーザー(視
聴者)が大分類または中分類を選択したのち(S3
6)、当該大分類名または中分類名、番組名、放送局等
の一覧表が表示出力部11の表示画面に表示され(S3
7)、ユーザー(視聴者)によって選択される(S3
8)。
【0061】また、この番組選別パターンの動作では、
ユーザープロファイルデータベース(視聴者個人情報)
の中にユーザー(視聴者)の関心分野だけでなく、地名
(地域名)や、関心のある事項として入力された人物名
(例えば、出演者、番組制作者、脚本家等)が含まれて
いる(登録されている)場合、放送予定データベースが
用いられて、番組名、番組記述の中から、当該地名(地
域名)、当該人物名を含む番組が地域人物名包含番組情
報選択手段3hで検出され、表示出力部11の表示画面
に、大分類名、番組名、放送局等の一覧表が表示され、
ユーザー(視聴者)によって選択される。
【0062】この番組選別パターンの動作によれば、関
心番組分類生成手段3eで、記憶部5に記憶されている
視聴者個人情報と、当該視聴者が個別に入力部9を利用
して入力した視聴者個人の関心事項情報とに基づいて、
関心番組分類が生成される。続いて、選別番組情報生成
手段3fで、サービス情報に含まれている番組情報の番
組分類と関心番組分類とが比較され、一致する番組の中
から、当該番組が放送中である場合には、残りの放送時
間に基づき、当該番組が放送予定の場合には、放送され
る放送時刻に基づいて、選別番組情報が生成される。そ
して、選別番組情報提示選択手段3gで、選別番組情報
が一定数より多い場合には、ジャンル情報のみが表示さ
れ、一定数以下である場合には、選別番組情報が提示さ
れ、視聴者に選択される。なお、選別番組情報が一定数
より多い場合に、複数のジャンル情報が表示され、この
ジャンル情報が選択された後には、このジャンル情報に
係る(属する)選別番組情報が提示される。
【0063】また、地域人物名包含番組選択手段3h
で、視聴者の個人情報に地域名が含まれている場合や、
視聴者個人の関心事項情報に人物名が含まれている場合
には、これらの地域名や人物名が含まれている番組情報
が地域人物名包含番組情報として検索され、視聴者に提
示され、選択される。このため、飛躍的に増大するデジ
タル放送の番組の中から、ユーザー(視聴者)が視聴し
たいであろう番組が予め、選別されて提示されるので、
この選別された番組を選択することで(簡単な操作で、
あまり迷うことなく)、受信側のユーザー(視聴者)
は、自分の嗜好に適合した番組を視聴することができ
る。
【0064】(番組検索パターンの動作)選択パターン
決定手段3bで決定された選択パターン(番組の選択方
法)が番組検索パターンであった場合には、ユーザー
(視聴者)が関心のある事項(関心事項情報)を指定し
て(入力して)、それに関わる番組が選択される。デジ
タル放送受信装置1では、予め全デジタル放送(地上
波、衛星波、ケーブルテレビ網、通信回線網)の番組の
放送予定が一定期間(例えば、現時点から1日間または
1週間)、記憶部5のサービス情報・番組配列情報(放
送予定データベース)に記憶されており、データベース
作成手段3iによって、このサービス情報・番組配列情
報に含まれている番組名、番組記述の中から、一般名
詞、人物名、地域名が抜き出されて、番組を識別する番
組識別情報(イベントID、サービスID、ネットワー
クID)を対照できるデータベース(検索語候補データ
ベース)が作成される。
【0065】そして、ユーザー(視聴者)が選択パター
ン決定手段3bで番組検索パターンを選択した場合、こ
の検索語候補データベースから一般名詞、人物名、地域
名が、検索語決定手段3jで、あいうえお順に整理され
て表示出力部11の表示画面に表示される。この表示さ
れた一般名詞、人物名、地域名の中から、ユーザー(視
聴者)によって、関心のある1つまたは複数の検索語が
選択され、検索語が決定される。例えば、検索語候補デ
ータベースの中から、ユーザー(視聴者)が視聴したい
人物名を含んだ番組の番組名が表示出力部11の表示画
面に表示され、当該番組をユーザー(視聴者)が選択し
て視聴することが想定される。
【0066】或いは、検索語候補データベースに番組名
や番組識別を含ませず、検索語の候補のみのデータベー
スとする場合、設定された検索語によって、サービス情
報・番組配列情報(放送予定データベース)の中の番組
名や番組記述に含まれている番組が検索され、表示出力
部11の表示画面に表示されることになる。
【0067】ここで、図7に示すフローチャートを参照
して、番組検索パターン選択時の動作をより詳細に説明
する(適宜、図1参照)。まず、データベース作成手段
3iで、放送予定データベース(サービス情報・番組配
列情報)が参照され、番組名と番組記述とに含まれる一
般名詞、人物名、地域名が抜き出され、検索語候補デー
タベースが作成される(S41)。
【0068】そして、検索語決定手段3jで検索語の候
補が表示出力部11の表示画面に表示され(S42)、
ユーザー(視聴者)によって検索語が1または複数(任
意に)設定される(S43)。続いて、放送予定データ
ベースまたは検索語候補データベースが参照され、番組
が検索される(S44)。番組の検索結果が一覧表とし
て表示出力部11の表示画面に表示され(S45)、ユ
ーザー(視聴者)によって、視聴する番組が決定される
(S46)。
【0069】S41における検索語候補データベースの
作成では、漢字かな混じり文から一般名詞、人物名、地
域名が単語(文字列)として切り出され、この場合、単
語の区切りがサービス情報の予約語を表す墨付きカッ
コ、《》、によって、或いは、「」、()、〈〉、〜、
−、▼、▽、!、スペース、句読点などの記号、および
字種の変化箇所から判定される。
【0070】なお、番組名や番組記述では、限られた字
数、データ量の中で、番組を的確に紹介するために、体
言止めも多いので、このような特定の記号、字種の変化
箇所で単語の区切りが判定できる。また、墨付きカッ
コ、または、《》に囲まれた文字列は、これらに続く記
述の属性を表すものなので、検索語としないように処理
される。これによって、検索語候補に含まれる不要な雑
音の一部を取り除くことができる。
【0071】特に、作者、出演者、演出家、監督、キャ
スター、ゲスト、朗読者、ナレーター、音楽等の番組に
対して、検索語の役割を特定した上で、人物名を検索語
候補とする場合には、墨付きカッコ、《》に続く人物名
が、検索語の役割を果たすものなので、この人物名と、
検索対象としている人物名との一致を検索することが有
効である。
【0072】また、ARIB技術資料ARIB−TR−
B15(第二分冊)「BSデジタル放送運用規定」付録
Eに規定されている追加特殊文字、例えば、2カ国語放
送を示す追加特殊文字(区点コード:90区58点)、
選択表示できる字幕付きを示す追加特殊文字(区点コー
ド:90区54点)、解説音声付きを示す追加特殊文字
(区点コード:90区60点)等の放送番組の内容属性
についても、追加特殊文字指定して検索することで、ユ
ーザー(視聴者)の希望に応じて番組検索する際に有効
である。
【0073】さらに、番組名と番組記述に含まれる一般
名詞、人物名、地域名の一覧表を送信側(放送局側)で
作成し、データ放送または通信回線網を介してダウンロ
ードデータの一部として放送して、受信側のデジタル放
送受信装置1の受信部7で受信して、記憶部5に記憶さ
せ、検索語候補データベースとして使用することによ
り、検索語候補の雑音を低減して、検索語の検索性能を
向上させることができると共に、受信側のデジタル放送
受信装置1の主制御部3におけるデータ処理量を低減す
ることができる。
【0074】また、検索語候補データベースのデータに
は、図7の下方に示したように、一般名詞、人物名、地
域名、ネットワークID、サービスID、イベントI
D、番組名が含まれている。さらに、S44において、
番組が検索される際に参照されるデータベースは、検索
語候補データベースにイベントIDが含まれている場合
には、検索語候補データベースであり、イベントIDが
含まれていない場合には、放送予定データベースであ
る。
【0075】この番組検索パターンの動作によれば、デ
ータベース作成手段3iで、サービス情報に含まれてい
るスケジュール情報で規定される一定期間の番組名およ
び番組記述の一般名詞、人物名、地域名と番組を識別す
るための番組識別情報とを対照できるデータベースが作
成される。そして、検索語決定手段3jで、作成された
データベースから一般名詞、人物名、地域名が抜き出さ
れ、検索語候補として視聴者に提示される。その後、決
定された検索語に基づいて、番組検索パターンが決定さ
れる。また、検索語候補を作成する際に、特定の記号で
区切られた文字列または字種が変化した文字列が一般名
詞、人物名、地域名とみなされる。
【0076】さらに、送信側で、番組名および番組記述
に含まれている一般名詞、人物名、地域名の一覧表が生
成される。そして、この一覧表が受信側で受信され、検
索語決定手段3jで検索語候補が抜き出される。このた
め、飛躍的に増大するデジタル放送の番組の中から、ユ
ーザー(視聴者)が視聴したい番組を検索するための検
索語が容易に得られ、この検索語によって、視聴したい
番組を容易に検索することができ、ユーザー(視聴者)
は、自分の要求する番組を視聴することができる。
【0077】(過ごし方指定パターンの動作)選択パタ
ーン決定手段3bで決定された選択パターン(番組の選
択方法)が過ごし方指定パターンであった場合には、放
送されている番組の視聴を通じて、番組が放送されてい
る時間をどのように過ごしたいかといった視聴動機に見
合った番組を、デジタル放送受信装置1がユーザー(視
聴者)に推奨して、ユーザー(視聴者)が推奨された番
組の中から視聴したい番組が選択される。
【0078】ここで、図8に示すフローチャートを参照
して、過ごし方指定パターン選択時の動作をより詳細に
説明する(適宜、図1参照)。まず、過ごし方指定パタ
ーンが選択された場合には、気楽さを希求する「気楽希
求」、役に立つ情報を希求する「情報希求」、感動、共
感を希求する「感動希求」がクリックボタンとして表示
出力部11の表示画面に表示され、ユーザー(視聴者)
がいずれかを選択して視聴動機が設定される(S5
1)。以下、気楽希求、情報希求、感動希求の3つを3
因子と称呼する。ここで、デジタル放送受信装置1固有
に設定するか、あるいは、データ放送またはダウンロー
ドで受信した3因子と番組分類との関係を定義した3因
子・番組分類データベース(対応表)が参照されて関連
する番組分野(関連領域)が設定される(S52)。
【0079】そして、視聴動機に該当する番組分野の領
域がユーザープロファイルデータベース(視聴者個人情
報)が参照されて限定され(S53)、さらに、放送予
定データベースが参照されて番組が選別される(S5
4)。その後、選別された結果が一覧表として表示出力
部11の表示画面に表示され、ユーザー(視聴者)によ
って視聴する番組が決定される(S55)。
【0080】この過ごし方指定パターンの動作によれ
ば、ユーザー(視聴者)の視聴動機である気楽希求、情
報希求、感動希求に応じて、視聴者の所望する生活態様
「過ごし方」が指定され、この「過ごし方」の選択結果
により、視聴する番組が決定される。この場合、視聴す
る番組は、例えば、記憶5に記憶されている視聴者毎の
視聴者個人情報に基づいて、決定される。このため、ユ
ーザー(視聴者)は、飛躍的に増大するデジタル放送の
番組の中から、自分の過ごし方、気分に応じた番組が選
び出され、選び出された番組を視聴することができる。
【0081】(番組推奨パターンの動作)選択パターン
決定手段3bで決定された選択パターン(番組の選択方
法)が番組推奨パターンであった場合には、視聴者には
明確な目的がなく「なにげなく」番組を視聴する場合に
適した番組を、デジタル放送受信装置1がユーザー(視
聴者)に推奨して、推奨された番組がユーザー(視聴
者)に視聴される。
【0082】ここで、図9に示すフローチャートを参照
して、番組推奨パターン選択時の動作をより詳細に説明
する(適宜、図1参照)。番組選別パターンの説明にお
いて述べたように、まず、様々な放送伝送路(ネットワ
ーク)を介して放送されているデジタル放送の番組の中
から、ユーザー(視聴者)に好まれそうな番組が選択さ
れ、表示出力部11に一覧表が表示される(S61)。
次に、選別された番組が1個であるかどうかが判断され
る(S62)。選別された番組が1個であると判断され
た場合(S62、Yes)には、当該1個の番組が視聴
する番組に決定される(S63)。
【0083】選別された番組が1個であると判断されな
い場合(S62、No)、つまり、選別された番組が複
数ある場合には、放送予定データベースが参照され、現
在放送中で終了までの残り時間が最長の番組が選択され
る(S64)。さらに、現在放送中で終了までの残り時
間が最長の番組が2個以上であるどうかが判断され(S
65)、2個以上あると判断された場合には、データ放
送またはダウンロードで受信した視聴する番組の優先順
位を定めた優先順位表またはサービスIDの頻度を集積
したサービスID頻度データベースが参照され、番組分
類による優先順またはサービスIDの使用頻度順に従っ
て視聴する番組が決定される(S66)。
【0084】この番組推奨パターンの動作によれば、番
組推奨パターンにおける番組は、選別番組提示選択手段
3gまたは地域人物名包含番組選択手段3hで選択され
た番組で構成されるものであり、この推奨番組が複数あ
る場合には、この複数の推奨番組の中で放送時間が最も
長い番組が番組推奨パターンに組み入れられる。また、
推奨番組がさらに複数ある場合には、予め設定された番
組分類の順位表、送信側から送信される番組の順位表等
が参照され、番組推奨パターンが生成される。このた
め、ユーザー(視聴者)は、自分の嗜好にフィットした
(適合した)番組を自動的に視聴することができる。
【0085】(デジタル放送受信装置の動作例[実際に
表示される表示画面の一例])次に、図10〜図13を
参照して、デジタル放送受信装置1の表示出力部11の
表示画面に表示される(提示される)表示画面の例(提
示画面の例)を説明する。まず、図10(a)の提示画
面例(1)は、デジタル放送受信装置1を起動させた場
合に表示出力部11の表示画面に表示されるもので、こ
の場合、記憶部5に記憶されている視聴者個人情報が参
照された「番組推奨パターン」による番組が一定時間
(例えば、10秒程度)表示される。この図10(a)
に示すように、「番組推奨パターン」によって推奨され
る番組の局番、番組名が「170ポチたま」である。
【0086】さらに、推奨される他の番組として、ジャ
ンル情報が「暮らし住まい」の番組として、局番、番組
名が「102趣味の園芸」、「556DIYあした」の
番組が、ジャンル情報が「映画」の番組として、局番、
番組名(映画名)、公開年度、制作国が「611「DN
AV」96米」、「614「エドTV」99米」、「7
12「お日柄もよくご愁傷さま」95日」の番組が、ジ
ャンル情報が「ニュース報道」の番組として、局番、番
組名が「101NHKニュース」の番組が表示されてい
る。さらにまた、推奨される他の番組の下方に「らくら
くテレナビ」、「さくさくテレナビ」に移行するクリッ
クボタン(リンクボタン)が表示されている。
【0087】また、図10(b)の提示画面例(2)
は、図10(a)に示した提示画面例(1)内の「らく
らくテレナビ」のクリックボタンが、デジタル放送受信
装置1の入力部9(リモコン)の操作で押された場合に
移行する画面を示したものである。この「らくらくテレ
ナビ」は、デジタル放送受信装置1の主制御部3の関心
番組分類生成手段3eで生成された関心番組分類と、記
憶部5のサービス情報・番組配列情報の番組分類とが一
致した選別番組情報(関心番組領域の番組)を表示し
て、ユーザー(視聴者)に視聴したい番組を選択させる
ものである。
【0088】この提示画面例(2)には、提示画面例
(1)内に示した番組以外に、局番、番組名、開始時刻
が「101報道特番19:30〜」、「170下町横町
風物詩20:00〜」の番組が付加されている。さら
に、この番組の下方に「この他、放送番組全体から」に
移行するクリックボタン(リンクボタン)が表示されて
いる。
【0089】次に、図11(a)の提示画面例(3)
は、図10(b)に示した提示画面例(2)内の「この
他、放送番組全体から」のクリックボタンが、デジタル
放送受信装置1の入力部9(リモコン)の操作で押され
た場合に移行する画面を示したものである。この提示画
面例(3)では、各ジャンル情報(大分類名)が示され
ると共に、このジャンル情報に属する番組の属性(中分
類名)と番組数が提示されている。つまり、例えば、大
分類名「ニュース/報道」には、中分類名「定時総合」
(番組数3)、中分類名「天気」(番組数:2)、中分
類名「特集ドキュメント」(番組数:2)があることが
提示されている(表示されている)。
【0090】また、図11(b)の提示画面例(4)
は、図11(a)に示した提示画面例(3)内の「ドラ
マ」のクリックボタン(リンクボタン)が、デジタル放
送受信装置1の入力部9(リモコン)の操作で押された
場合に移行する画面を示したものである。さらに、この
提示画面例(4)は、いま放送中のドラマから視聴する
番組をユーザー(視聴者)が選択する場合の画面であ
る。この提示画面例(4)では、番組名と、番組のサブ
タイトル名と、主要な出演者名とが提示されている(表
示されている)。
【0091】さらに、図12(a)の提示画面例(5)
は、図11(b)に示した提示画面例(4)内に含まれ
ている4個の「ドラマ」の静止画像(サンプル画像)を
提示する(表示する)画面を示したものである。
【0092】次に、図12(b)の提示画面例(6)
は、図10(a)、(b)に示した提示画面例(1)、
(2)内の「さくさくテレナビ」のクリックボタンが、
デジタル放送受信装置1の入力部9(リモコン)の操作
で押された場合に移行する画面を示したものである。提
示画面例(6)は、ユーザー(視聴者)が視聴したい番
組を検索するための画面であり、この提示画面例(6)
には、ユーザー(視聴者)が入力部9(キーボード)を
利用して、「内容分類」、「出演者」、「地域名称」、
「そのほか」の情報を入力する入力欄と、検索を開始す
る「検索開始」ボタンとが設けられている。
【0093】また、図13(a)の提示画面例(7)
は、図12(b)に示した提示画面例(6))内の入力
欄に、ユーザー(視聴者)が情報を入力し、「検索開
始」ボタンをクリックした後の検索結果を表示したもの
である。この提示画面例(7)には、検索結果として該
当する番組が3個提示されている(図13中には番組名
は表記せず)。
【0094】次に、図13(b)の提示画面例(8)
は、ユーザー(視聴者)の個人情報であるユーザープロ
ファイルデータベース(視聴者個人情報)を作成する際
のユーザー情報(設定)を入力する画面を示したもので
ある。
【0095】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。デジ
タル放送受信装置1の各構成の処理を1つ1つのステッ
プ(過程)と捉えたデジタル放送受信方法とみなすこと
や、各構成の処理を汎用のコンピュータ言語で記述した
デジタル放送受信プログラムとみなすことも可能であ
る。この場合、デジタル放送受信装置1と同様の効果が
得られる。
【0096】
【発明の効果】請求項1、2、12記載の発明によれ
ば、地上波、衛星波、ケーブルテレビ網および通信回線
網を通じて送信されているデジタル放送の番組が、視聴
者の視聴意図に応じて、選択パターンが切り替えられ
る。つまり、デジタル放送の番組数が増大しても、所定
の選択パターンによって、放送される番組の中から、視
聴者は、自分の嗜好に応じた番組を視聴することができ
る。
【0097】請求項3記載の発明によれば、所定の選択
パターンには、番組選別パターン、番組検索パターン、
過ごし方指定パターン、番組推奨パターンの4種類が含
まれており、これら4種類の選択パターンで、視聴者の
視聴意図に応じた視聴態様を実現することができる。
【0098】請求項4記載の発明によれば、比較手段
で、記憶手段に記憶されている視聴者の個人情報とデジ
タル放送におけるサービス情報に含まれている番組情報
とが比較され、この比較手段で比較された比較結果に基
づいて、番組選別パターンにおける番組が設定される。
この番組選別パターンにおいて選別された番組を選んで
視聴することで、視聴者は、送信されるデジタル放送の
番組数が増大しても、視聴者の嗜好に適合した番組を簡
単に視聴することができる。
【0099】請求項5記載の発明によれば、関心番組分
類生成手段で、視聴者の個人情報と、当該視聴者が個別
に入力した視聴者個人の関心事項情報とに基づいて、関
心番組分類が生成される。続いて、選別番組情報生成手
段で、サービス情報に含まれている番組情報の番組分類
と関心番組分類とが比較され、一致する番組の中から、
当該番組が放送中である場合には、残りの放送時間に基
づき、当該番組が放送予定の場合には、放送される放送
時刻に基づいて、選別番組情報が生成される。このた
め、飛躍的に増大するデジタル放送の番組の中から、視
聴者が視聴したいであろう番組が予め、選別されて提示
されるので、この選別された番組を選択することで(簡
単な操作で、あまり迷うことなく)、受信側の視聴者
は、自分の嗜好に適合した番組を視聴することができ
る。
【0100】請求項6記載の発明によれば、地域名や人
物名が含まれている番組情報が地域人物名包含番組情報
として検索され、視聴者に提示されるので、飛躍的に増
大するデジタル放送の番組の中から、視聴者が視聴した
い地域、人物に係る番組が予め、選別されて提示される
ので、この選別された番組を選択することで、受信側の
視聴者は、自分の嗜好に適合した番組を視聴することが
できる。
【0101】請求項7記載の発明によれば、サービス情
報に含まれているスケジュール情報で規定される一定期
間の番組名および番組記述の一般名詞、人物名、地域名
と番組を識別するための番組識別情報とを対照できるデ
ータベースが作成される。そして、作成されたデータベ
ースから一般名詞、人物名、地域名が抜き出され、検索
語候補として視聴者に提示される。その後、決定された
検索語に基づいて、番組検索パターンが決定される。こ
の番組検索パターンにおいて検索された番組を選んで視
聴することで、視聴者は、送信されるデジタル放送の番
組数が増大しても、視聴者の嗜好に適合した番組を簡単
に視聴することができる。
【0102】請求項8記載の発明によれば、検索語候補
を作成する際に、特定の記号で区切られた文字列または
字種が変化した文字列が一般名詞、人物名、地域名とみ
なされる。このため、デジタル放送の番組を検索する際
に供される検索語を容易に検出することができる。
【0103】請求項9記載の発明によれば、送信側で、
番組名および番組記述に含まれている一般名詞、人物
名、地域名の一覧表が生成される。そして、この一覧表
が受信側で受信され、検索語決定手段で検索語候補が抜
き出される。このため、デジタル放送の番組を検索する
際に供される検索語を容易に検出することができる。
【0104】請求項10記載の発明によれば、視聴者の
視聴動機である気楽希求、情報希求、感動希求に応じ
て、視聴者の所望する生活態様「過ごし方」が指定さ
れ、この「過ごし方」の選択結果により、視聴する番組
が決定されるので、視聴者は視聴する番組自体を取捨選
択することなく、生活態様に応じた番組を視聴すること
ができる。
【0105】請求項11記載の発明によれば、番組推奨
パターンにおいて推奨された番組を視聴することで、視
聴者は、送信されるデジタル放送の番組数が増大して
も、視聴者の嗜好に適合した番組を自動的に(受動的
に)視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態であるデジタル放送
受信装置のブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル放送受信装置の選択パタ
ーンを説明した説明図である。
【図3】デジタル放送受信装置の全体の動作を説明した
シーケンスチャートである。
【図4】視聴者個人情報の処理手段を説明したフローチ
ャートとデータ内容を説明した図である。
【図5】サービス情報・番組配列情報の受信処理を説明
したフローチャートとデータの内容を説明した図であ
る。
【図6】番組選別パターンの動作を説明したフローチャ
ートである。
【図7】番組検索パターンの動作を説明したフローチャ
ートである。
【図8】過ごし方指定パターンの動作を説明したフロー
チャートである。
【図9】番組推奨パターンの動作を説明したフローチャ
ートである。
【図10】(a)提示画面例(起動直後)を説明した図
である。 (b)提示画面例(関心領域選別)を説明した図であ
る。
【図11】(a)提示画面例(全番組選別)を説明した
図である。 (b)提示画面例(「ドラマ」選別後)を説明した図で
ある。
【図12】(a)提示画面例(「ドラマ」静止画)を説
明した図である。 (b)提示画面例(検索画面)を説明した図である。
【図13】(a)提示画面例(検索結果)を説明した図
である。 (b)提示画面例(ユーザー設定)を説明した図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタル放送受信装置 3 主制御部 3a 選択パターン提示手段 3b 選択パターン決定手段 3c 選択パターン切替手段 3d 比較手段 3e 関心番組分類生成手段 3f 選別番組情報生成手段 3g 選別番組提示選択手段 3h 地域人物名包含番組選択手段 3i データベース作成手段 3j 検索語決定手段 5 記憶部 7 受信部 9 入力部 11 表示出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 (72)発明者 藤原 正雄 東京都世田谷区船橋5−33−22−303 (72)発明者 金田 裕之 神奈川県川崎市麻生区高石4−14−2− 602 (72)発明者 森田 寿哉 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 浦谷 則好 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA27 BA30 CA09 CA20 DA01 DA04 5C063 AA01 AB03 CA40 DA13 DA20 DB10 5K061 AA09 BB06 BB07 BB10 BB15 DD11 JJ07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上波、衛星波、ケーブルテレビ網およ
    び通信回線網を通じて送信されているデジタル放送の番
    組を、視聴者の個人情報が参照されて生成される所定の
    選択パターンで受信するデジタル放送受信方法であっ
    て、 前記番組の中から、視聴者の視聴意図に応じて、当該視
    聴者が視聴する番組の前記所定の選択パターンを切り替
    えて、前記デジタル放送の番組を受信することを特徴と
    するデジタル放送受信方法。
  2. 【請求項2】 地上波、衛星波、ケーブルテレビ網およ
    び通信回線網を通して送信されているデジタル放送の番
    組を、視聴者の個人情報が参照されて生成される所定の
    選択パターンで受信するデジタル放送受信装置であっ
    て、 前記視聴者の個人情報と前記視聴者が視聴する番組の前
    記所定の選択パターンとを記憶する記憶手段と、 前記番組の中から、前記視聴者の視聴意図に応じて、前
    記所定の選択パターンを決定する選択パターン決定手段
    と、 この選択パターン決定手段で決定された所定の選択パタ
    ーンに切り替える選択パターン切替手段と、 この選択パターン切替手段で切り替えられた前記デジタ
    ル放送の番組を受信する受信手段と、を備えることを特
    徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の選択パターンは、現在放送さ
    れているデジタル放送の番組の中から任意に番組を選別
    する番組選別パターンと、予め視聴者が関心のある事項
    を指定して、この事項に係る番組を検索する番組検索パ
    ターンと、予め視聴者が指定した生活態様に応じて番組
    が選定される過ごし方指定パターンと、予め前記記憶手
    段に登録しておいた視聴者の個人情報に基づいて番組が
    選定される番組推奨パターンと、を含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記視聴者の個人情報と、デジタル放送
    におけるサービス情報に含まれている各番組の番組名、
    番組の簡単な説明である番組記述、番組を分類した番組
    分類を含んだ番組情報とを比較する比較手段を備え、 前記番組選別パターンは、この比較手段で比較した比較
    結果に基づいて設定されることを特徴とする請求項3に
    記載のデジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記視聴者の個人情報および視聴者が個
    別に入力した視聴者個人の関心事項情報とに基づいて、
    当該視聴者が関心を寄せる番組を分類した関心番組分類
    を生成する関心番組分類生成手段と、 この関心番組分類生成手段で生成された関心番組分類
    と、前記番組情報に含まれている番組分類とを比較して
    一致する番組を検出し、放送されている番組の残り時
    間、または、放送される番組の放送時刻と、前記サービ
    ス情報に含まれている番組をジャンル分けしたジャンル
    情報とに基づいて、当該一致する番組を選別した選別番
    組に関する情報である選別番組情報を生成する選別番組
    情報生成手段と、 この選別番組情報生成手段で生成された選別番組情報に
    含まれている選別番組の数が一定数より多い場合には、
    前記視聴者に前記ジャンル情報を提示し、選別番組の数
    が一定数以下である場合には、前記視聴者に当該選別番
    組情報を提示して選択させる選別番組提示選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のデジタル放
    送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記視聴者の個人情報に視聴者が登録し
    た地域名、または、前記視聴者が個別に入力した視聴者
    個人の関心事項情報に視聴者が視聴したい人物名が含ま
    れている場合、当該地域名または当該人物名を含んだ前
    記番組情報を検索し、検索した検索結果である地域人物
    名包含番組情報を前記視聴者に提示して選択させる地域
    人物名包含番組選択手段を備えることを特徴とする請求
    項4に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 デジタル放送におけるサービス情報に含
    まれているスケジュール情報で規定される一定期間に含
    まれる番組名および番組の簡単な説明である番組記述の
    一般名詞、人物名、地域名と、前記番組を識別するため
    の番組識別情報とを対照できるデータベースを作成する
    データベース作成手段と、このデータベース作成手段で
    作成されたデータベースから、前記一般名詞、人物名、
    地域名を抜き出し、検索語候補として前記視聴者に提示
    し、検索語を決定させる検索語決定手段と、 この検索語決定手段で決定された検索語に基づいて、前
    記番組検索パターンの番組が決定されることを特徴とす
    る請求項3に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記番組名および前記番組記述に含まれ
    る一般名詞、人名、地名を抜き出して、検索語候補を作
    成する際に、特定の記号で区切られた文字列および/ま
    たは字種が変化した点で区切られた文字列を、前記一般
    名詞、人物名、地域名の候補とすることを特徴とする請
    求項7に記載のデジタル放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記番組名および前記番組記述に含まれ
    る一般名詞、人物名、地域名の一覧表が送信側で生成さ
    れ、この一覧表を受信して検索後候補とする、または、
    前記検索語決定手段で、この一覧表から検索語候補を抜
    き出すことを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送
    受信装置。
  10. 【請求項10】 前記過ごし方指定パターンにおいて、
    前記生活態様に関連する視聴動機である、気楽に視聴で
    きる番組を望む気楽希求、役立つ情報が紹介されている
    番組を望む情報希求、感動できる番組を望む感動希求の
    いずれかを前記視聴者に選択させて、この選択結果に基
    づいて視聴する番組が決定されることを特徴とする請求
    項3に記載のデジタル放送受信装置。
  11. 【請求項11】 前記番組推奨パターンにおいて、前記
    選別番組提示選択手段または前記地域人物名包含番組選
    択手段で選択された番組を推奨番組とし、この推奨番組
    が複数ある場合には、この複数の推奨番組の中で残りの
    放送時間が最も長い番組が選択され番組推奨パターンに
    組み入れられることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載のデジタル放送受信装置。
  12. 【請求項12】 地上波、衛星波、ケーブルテレビ網お
    よび通信回線網を通して送信されているデジタル放送の
    番組を、視聴者の個人情報が参照されて生成される所定
    の選択パターンで受信する装置を、 前記視聴者の個人情報と前記視聴者が視聴する番組の前
    記所定の選択パターンとを記憶する記憶手段、 前記番組の中から、前記視聴者の視聴意図に応じて、前
    記所定の選択パターンを決定する選択パターン決定手
    段、 この選択パターン決定手段で決定された所定の選択パタ
    ーンに切り替える選択パターン切替手段、 この選択パターン切替手段で切り替えられた前記デジタ
    ル放送の番組を受信する受信手段、として機能させるこ
    とを特徴とするデジタル放送受信プログラム。
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