JP2003244966A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JP2003244966A
JP2003244966A JP2002039820A JP2002039820A JP2003244966A JP 2003244966 A JP2003244966 A JP 2003244966A JP 2002039820 A JP2002039820 A JP 2002039820A JP 2002039820 A JP2002039820 A JP 2002039820A JP 2003244966 A JP2003244966 A JP 2003244966A
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power supply
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voltage
upper arm
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Akira Omichi
昭 大道
Keiichiro Numakura
啓一郎 沼倉
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H03K17/06Modifications for ensuring a fully conducting state
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリー等の電源電圧変動が大きい電源を
用いた場合にも、駆動能力の低下や駆動能力の変動を抑
えた駆動回路を得る。 【解決手段】 上アーム11および下アーム12を有す
るトーテムポール型出力段と、上アーム駆動回路72お
よび下アーム駆動回路73を有するプリドライブ回路7
4と、上アーム駆動用昇圧電源回路67およびVCC電
源65を昇圧して出力する下アーム駆動用昇圧電源回路
68を有するVCC昇圧電源回路69を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路に関し、
さらに詳しくは、バッテリー等の電源電圧変動が大きい
電源にて、負荷を駆動するための駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図67に従来の駆動回路を示す。図67
において、1はバッテリー等の駆動用回路電源、2はバ
ッテリー電圧端子VB、3はクロック入力端子CLK、
4は接地端子GND、5は上アーム制御信号入力端子I
T、6は下アーム制御入力端子IB、7は昇圧電源回
路、8は次段のトーテムポール型出力段を駆動するため
のプリドライブ回路、9はプリドライブ回路8中にあっ
てトーテムポール型出力段を構成するNMOSトランジ
スタ11(以下、上アームトランジスタまたは単に上ア
ームと称する)を駆動する上アーム駆動回路、10は同
じくプリドライブ回路8中にあってトーテムポール型出
力段を構成するNMOSトランジスタ12(以下、下ア
ームトランジスタまたは単に下アームと称する)を駆動
する下アーム駆動回路、13は負荷に接続される出力端
子、をそれぞれ示す。
【0003】ここで、VB端子2およびGND端子4間
に接続される駆動用回路電源1が、端子13に接続され
る負荷をPWM(Pulse Width Modul
ation)動作により駆動するバッテリー電源である
場合を以下に説明する。この時、出力段の動作について
は、上アーム11がオン、下アーム12がオフの時に出
力に電流を吐き出し(ソースする、又はプッシュすると
も表現する)、上アーム11がオフ、下アーム12がオ
ンの時に電流を吸い込む(シンクする、又はプルすると
も表現する)ことにより、出力端子13に接続される負
荷に流れる電流方向を制御することができる。
【0004】すなわち、上アーム11がオン、下アーム
12がオフの電流ソースの場合、出力端子13の電圧は
電源電圧(バッテリー電圧)VBまで上昇する。よっ
て、この時の上アーム11のゲートHIGH電圧として
は、NMOSトランジスタ11を駆動するのに必要なゲ
ート−ソース間電圧をVgsとすると、VB+Vgsが
必要となる。すなわち、バッテリー電圧VBよりも高い
電源電圧が必要となり、このため昇圧電源回路7が設け
られている。
【0005】昇圧電源回路7には、通常クロック入力信
号を必要とするチャージポンプ回路、又はステップアッ
プコンバータ等が使用され、ここで昇圧された電圧はプ
リドライブ回路8中の上アーム駆動回路9の電源として
使用され、下アーム駆動用回路10の電源としては通常
には駆動用回路電源1の出力電圧がVB端子2より供給
される。
【0006】図67をさらに具体的な回路例としたもの
を図68に示す。昇圧電源回路7としては、電源電圧V
Bを基準電圧として二倍昇圧するチャージポンプ回路を
例として示している。ここで、40、41は整流ダイオ
ード、43は昇圧用の積み上げ用容量、45は昇圧出力
電圧用のデカップリング用容量、46はPMOSトラン
ジスタ、47はNMOSトランジスタでこれらにより容
量43のチャージ用インバータを構成している。
【0007】プリドライブ回路8としては、IT入力端
子5からの上アーム制御信号を受けて、PMOSトラン
ジスタ57とNMOSトランジスタ58で構成される上
アーム駆動用インバータを動作させる上アーム制御回路
51と、IB入力端子6からの下アーム制御信号を受け
て、PMOSトランジスタ59とNMOSトランジスタ
60で構成される下アーム駆動用インバータを動作させ
る下アーム制御回路52とで構成される。ここで、抵抗
61、62は上アーム11、下アーム12のスイッチン
グ速度を調整する為のゲート抵抗である。
【0008】ここで、仮に電源電圧VBを20Vとする
と、出力段トランジスタ11、12のドレイン〜ソース
間耐圧としては、20V以上が必要となる。また、下ア
ーム駆動回路の電源はVBとなる為、トランジスタ5
9、60や下アーム制御回路52の耐圧としても20V
以上が必要となる。さらに、上アーム駆動回路について
は2倍昇圧のチャージポンプ回路出力の昇圧電源回路7
を電源として用いているため、回路素子での電圧損失分
を無視すると、チャージポンプ出力電圧は40Vとな
る。よって、上アーム制御回路51、トランジスタ5
7,58の耐圧としては、40V以上の耐圧が必要とな
る。
【0009】通常、高耐圧のMOSトランジスタにおい
ては、ドレイン−ソース間耐圧と比較して、ゲート−ソ
ース間耐圧は小さく、上記の20Vあるいは40V耐圧
のトランジスタのゲート−ソース間の過電圧破壊を防止
する為に、ツェナーダイオード53〜56、63、64
が必要となる。また、同様の理由で昇圧電源回路7中の
インバータを構成するトランジスタ46、47について
も、ゲート−ソース間保護用ツェナーダイオード50
5、506が必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図67および図68に
示す従来の駆動回路の問題点としては、以下の点が挙げ
られる。まず第一に、電源電圧変動が大きいバッテリー
等の電源を使用する場合に、電源電圧値が低下した際
に、下アームの出力電流駆動能力が十分に出せないこと
がある。これは例えば電源として12Vバッテリーを使
用した場合、通常電圧値はフル充電時に16V、バッテ
リー電圧低下時に6V程度の電圧のバラツキが生じ、こ
のような動作電源電圧のバラツキを考慮なければならな
い。例えば、バッテリー電圧低下時の場合、下アームの
ゲート入力HIGH電圧は6Vとなる。出力電流やNM
OSトランジスタ12の特性にもよるが、通常ゲート・
ソース間電圧として約8〜10Vが必要とされる為、6
Vの場合、下アームトランジスタのオン抵抗が低下し、
必要な出力シンク電流が得られないことになる。
【0011】第二の問題点としては、バッテリー電源の
様に電源電圧変動が大きい電源を使用する場合、電源電
圧最大値を想定した回路を使用する必要が生じ、出力ゲ
ートに対し、必要以上の大きな電圧がかかってしまう場
合があることである。例えば、出力段トランジスタ駆動
に必要なゲート−ソース間電圧は、出力電流やNMOS
素子特性にもよるが、8〜10V程度とされる。それに
対し、例えば、VB=24Vの電源を使用した場合、図
68の回路であると、チャージポンプ回路内部での電圧
損失を無視すると、上アーム駆動用回路9の電源電圧は
48V、下アーム駆動用回路10の電源電圧は24Vと
なり、必要な出力段トランジスタの駆動電圧8〜10V
に対して、非常に大きい値となってしまう。特に上アー
ム駆動用電源電圧は、上記の数値で考えると、24V+
10V=34Vあれば十分であるが、実際には48Vと
不必要に過大な電圧となってしまう。
【0012】上記のように電源電圧が過剰に大きくなっ
た場合、回路動作時に生じるノイズも増加する為、必要
以上に電源電圧を高くすると電源ノイズやGNDノイズ
の回路動作への影響、又は輻射ノイズによる外部電気回
路への影響を引き起こし易くなり、望ましくない。ま
た、昇圧電源回路7、プリドライブ回路8の耐圧は電源
電圧VBに依存する為、回路を構成する素子のほとんど
について、VBの最大電圧に応じた耐圧の素子を使用す
る必要がある。それに加えて、上記した様なゲート保護
用回路等の保護回路を追加する必要も生じる。これら
は、集積回路の場合においては個々の素子のレイアウト
パターン面積拡大、ディスクリート部品により構成され
た電気回路の場合は素子部品の単価増加となる為、製造
コストの増加につながり好ましくない。
【0013】第三に、電源電圧変動の大きい電源を適用
した場合、電源電圧変動による回路特性の変動の影響が
出力段動作に表れることも問題となる。具体的には、電
源電圧変動により、上アーム駆動回路9又は下アーム駆
動回路10の動作遅延が変動したり、出力トランジスタ
である上アーム11や下アーム12を駆動するトランジ
スタ57〜60のオン抵抗が変化することで、出力トラ
ンジスタのスイッチング速度が変動する等の現象となっ
て表れる。この特性変動を防止する為には更に回路追加
が必要となり、回路規模の増加と共に製造コストの増加
につながる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駆動回路
は、駆動用回路電源と、上アームおよび下アームを有す
るトーテムポール型出力段と、上アームを駆動するため
の上アーム駆動回路および下アームを駆動するための下
アーム駆動回路を有するプリドライブ回路と、上アーム
駆動用昇圧電源回路およびVCC電源を昇圧して出力す
る下アーム駆動用昇圧電源回路を有するVCC昇圧電源
回路とを備えたものである。
【0015】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動用昇圧電源回路はVCC電源と駆動用回路電
源を加算した電圧を出力するものである。
【0016】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動回路は、VCC電源と接地間の振幅を持つ信
号を出力する上アーム制御入力信号処理回路と、その信
号を上アーム駆動用昇圧電源回路の出力と駆動用回路電
源の出力間の振幅を持つ信号にレベルシフトするレベル
シフト回路と、そのレベルシフトされた信号を上アーム
の駆動信号に変換する上アーム出力駆動回路と、その上
アーム出力駆動回路の出力を受けて上アームを駆動する
出力前段回路とを備えたものである。
【0017】また、本発明に係る駆動回路において、V
CC昇圧電源回路は、チャージポンプ回路を備えたもの
である。
【0018】また、本発明に係る駆動回路において、V
CC昇圧電源回路は、チャージポンプ回路およびデカッ
プリングコンデンサを備えたものである。
【0019】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路を有するプ
リドライブ用電源回路とを備えたものである。
【0020】また、本発明に係る駆動回路において、V
B昇圧電源回路は、チャージポンプ回路を備えたもので
ある。
【0021】また、本発明に係る駆動回路において、昇
圧電源回路は、上アームおよび下アームおよび整流ダイ
オードおよび昇圧用容量およびデカップリング容量を備
えたものである。
【0022】また、本発明に係る駆動回路において、V
B昇圧電源回路は、昇圧用コイルを備えたステップアッ
プコンバータにより構成されたものである。
【0023】また、本発明に係る駆動回路において、昇
圧用コイルは、PWM駆動する負荷であるコイルを備え
たものである。
【0024】また、本発明に係る駆動回路において、下
アーム駆動用定電圧回路は、ツェナーダイオードおよび
NPNトランジスタを備えたものである。
【0025】また、本発明に係る駆動回路において、下
アーム駆動用定電圧回路は、ツェナーダイオードおよび
NMOSトランジスタを備えたものである。
【0026】また、本発明に係る駆動回路において、下
アーム駆動用定電圧回路は、ツェナーダイオードおよび
ダイオードおよびNPNトランジスタを備えたものであ
る。
【0027】また、本発明に係る駆動回路において、下
アーム駆動用定電圧回路は、アンプによる帰還回路およ
びPNPトランジスタを備えたものである。
【0028】また、本発明に係る駆動回路において、下
アーム駆動用定電圧回路は、オペアンプによる反転増幅
器を備えたものである。
【0029】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動用昇圧電源回路は、チャージポンプ回路を備
えたものである。
【0030】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動用昇圧電源回路は、上アームおよび下アーム
および整流ダイオードおよび昇圧用容量およびデカップ
リング容量を備えたものである。
【0031】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を防止する昇圧電源電圧
クランプ回路を有するプリドライブ用電源回路とを備え
たものである。
【0032】また、本発明に係る駆動回路において、昇
圧電源電圧クランプ回路は、ツェナーダイオードおよび
抵抗素子を備えたものである。
【0033】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧
監視回路および昇圧電源電圧監視回路の出力信号により
VB昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCLK制
御回路を有するプリドライブ用電源回路とを備えたもの
である。
【0034】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧
監視回路および昇圧電源電圧監視回路の出力信号により
上アーム駆動用昇圧電源回路へのクロック信号を制御す
るCLK制御回路を有するプリドライブ用電源回路とを
備えたものである。
【0035】また、本発明に係る駆動回路において、昇
圧電源電圧監視回路は、昇圧電源電圧値を圧縮したVC
P電圧モニタ値と基準電圧値とを比較するコンパレータ
を備えたものである。
【0036】また、本発明に係る駆動回路において、コ
ンパレータは、出力信号にヒステリシス特性を持つもの
である。
【0037】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧
監視回路およびフィルタ回路およびフィルタ回路の出力
信号によりVB昇圧電源回路へのクロック信号を制御す
るCLK制御回路を有するプリドライブ用電源回路とを
備えたものである。
【0038】また、本発明に係る駆動回路において、フ
ィルタ回路は、ローパスフィルタである。
【0039】また、本発明に係る駆動回路において、フ
ィルタ回路は、VB昇圧電源回路の昇圧動作停止時に遅
延させて信号を出力するものである。
【0040】また、本発明に係る駆動回路において、フ
ィルタ回路は、デジタルフィルタである。
【0041】また、本発明に係る駆動回路において、コ
ンパレータは一定周波数以上の信号をフィルタリングす
ることができるものである。
【0042】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替
端子を有する可変昇圧電源回路および下アーム駆動用定
電圧回路および下アーム駆動用定電圧回路の出力により
切替端子に可変昇圧電源回路の出力能力を変化させるた
めの信号を出力する下アーム駆動電源電圧監視回路およ
び可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電
源電圧監視回路およびフィルタ回路およびフィルタ回路
の出力信号により可変昇圧電源回路へのクロック信号を
制御するCLK制御回路を有するプリドライブ用電源回
路とを備えたものである。
【0043】また、本発明に係る駆動回路において、可
変昇圧電源回路は、下アーム駆動電源電圧監視回路の信
号を受けて、昇圧用インバータ回路のオン抵抗を変化さ
せることにより出力能力を変化させるチャージポンプ回
路を備えたものである。
【0044】また、本発明に係る駆動回路において、可
変昇圧電源回路は、下アーム駆動電源電圧監視回路の信
号を受けて、整流用ダイオードの順方向電圧を変化させ
ることにより出力能力を変化させるチャージポンプ回路
を備えたものである。
【0045】また、本発明に係る駆動回路において、可
変昇圧電源回路は、下アーム駆動電源電圧監視回路の信
号を受けて、コイルのインダクタンス値を変化させるこ
とにより出力能力を変化させるステップアップコンバー
タを備えたものである。
【0046】また、本発明に係る駆動回路において、可
変昇圧電源回路は、下アーム駆動電源電圧監視回路の信
号を受けて、NMOSトランジスタのオン抵抗値を変化
させることにより出力能力を変化させるステップアップ
コンバータを備えたものである。
【0047】また、本発明に係る駆動回路において、可
変昇圧電源回路は、下アーム駆動電源電圧監視回路の信
号を受けて、整流用ダイオードの順方向電圧を変化させ
ることにより出力能力を変化させるステップアップコン
バータを備えたものである。
【0048】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替
端子を有する可変昇圧電源回路および下アーム駆動用定
電圧回路および可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監
視しかつ切替端子に可変昇圧電源回路の出力能力を変化
させるための信号を出力する昇圧電源電圧監視回路およ
びフィルタ回路およびフィルタ回路の出力信号により可
変昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCLK制御
回路を有するプリドライブ用電源回路とを備えたもので
ある。
【0049】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧
監視回路およびフィルタ回路およびフィルタ回路の出力
信号によりVB昇圧電源回路へのクロック信号を制御す
るCLK制御回路および上アーム駆動用昇圧電源回路の
出力を受け上アーム駆動用昇圧電源回路の出力能力を変
化させる上アーム駆動電源電圧監視回路を有するプリド
ライブ用電源回路とを備えたものである。
【0050】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替
端子を有する可変昇圧電源回路および下アーム駆動用定
電圧回路および可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監
視しかつ切替端子に可変昇圧電源回路の出力能力を変化
させるための信号を出力する昇圧電源電圧監視回路およ
びフィルタ回路およびフィルタ回路の出力信号により可
変昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCLK制御
回路および上アーム駆動用昇圧電源回路の出力を受け上
アーム駆動用昇圧電源回路の出力能力を変化させる上ア
ーム駆動電源電圧監視回路を有するプリドライブ用電源
回路とを備えたものである。
【0051】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動用昇圧電源回路は、昇圧用インバータ回路の
オン抵抗を変化させることにより出力能力を変化させる
チャージポンプ回路を備えたものである。
【0052】また、本発明に係る駆動回路において、上
アーム駆動用昇圧電源回路は、整流用ダイオードの順方
向電圧を変化させることにより出力能力を変化させるチ
ャージポンプ回路を備えたものである。
【0053】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテムポ
ール型出力段と、上アームを駆動するための上アーム駆
動回路および下アームを駆動するための下アーム駆動回
路を有するプリドライブ回路と、上アーム駆動用昇圧電
源回路および駆動用回路電源を昇圧して出力するVB昇
圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路およびVB
昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧
監視回路およびフィルタ回路およびフィルタ回路の出力
信号によりVB昇圧電源回路へのクロック信号を制御す
るCLK制御回路および上アーム駆動用昇圧電源回路の
出力を受け上アーム駆動回路の出力能力を変化させる上
アーム駆動電源電圧監視回路を有するプリドライブ用電
源回路とを備えたものである。
【0054】また、本発明に係る駆動回路は、第一の駆
動用回路電源と、第二の駆動用回路電源と、上アームお
よび下アームを有するトーテムポール型出力段と、上ア
ームを駆動するための上アーム駆動回路および下アーム
を駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドライ
ブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および第一の駆
動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
び下アーム駆動用定電圧回路とを有するプリドライブ用
電源回路とを備え、プリドライブ回路には第二の駆動用
回路電源が接続されたものである。
【0055】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、昇圧電源回路と、駆動用回路電源と昇圧電源
回路との間に設けられた突入電流制御スイッチと、昇圧
電源回路の出力を監視し一定電圧値以下の場合に突入電
流制御スイッチに信号を出力する昇圧出力電圧監視回路
とを備えたものである。
【0056】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、昇圧電源回路と、駆動用回路電源と昇圧電源
回路との間に設けられた突入電流制御スイッチと、昇圧
電源回路の出力電流を監視し一定電流値以上の場合に突
入電流制御スイッチに信号を出力する昇圧出力電流監視
回路とを備えたものである。
【0057】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、昇圧電源回路と、駆動用回路電源と昇圧電源
回路との間に設けられた突入電流制御スイッチと、電源
起動時に突入電流制御スイッチに信号を出力する電源起
動時遅延回路とを備えたものである。
【0058】また、本発明に係る駆動回路は、駆動用回
路電源と、昇圧電源回路と、駆動用回路電源と昇圧電源
回路との間に設けられた突入電流制御スイッチとを備
え、電源起動時に外部に設けたパワーオンリセット回路
の出力信号により突入電流制御スイッチを制御するもの
である。
【0059】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の駆動回路を示したもので、図67の昇圧電
源回路7をVCC昇圧電源回路69に、また、プリドラ
イブ回路8はプリドライブ回路74に置き換えた他は、
図67と同じ符号のものは同じものを表わしている。こ
こで、VCC昇圧電源回路69は上アーム駆動用昇圧電
源回路67と下アーム駆動用昇圧電源回路68により構
成され、また、プリドライブ回路74は上アーム駆動回
路72と下アーム駆動回路73とにより構成されてい
る。さらにVCC電源65がVCC端子66を介して下
アーム駆動用昇圧電源回路68の昇圧用電源として接続
されている。
【0060】ここで、出力端子13に接続される負荷に
ついて以下に少し説明する。本願の駆動回路は、モータ
や電動アクチュエータ等のコイル負荷を駆動するのに好
適に用いることができる。例えば、モータや電動アクチ
ュエータを使用する車載用のシステム、電動パワーステ
アリング(EPS)、電動バルブ、電動パワーウィンド
ウ、エアコン用オートブロワー等が挙げられる。図2、
図3に具体例な負荷の例を示す。図2は3相ブラシレス
モータ26の一例を示している。スター結線された3つ
のコイル27、28、29から成る3相ブラシレスモー
タ26が実際の負荷を示し、トーテムポール接続された
NMOSトランジスタ17〜22が出力段トランジスタ
を示す。すなわち、上アームトランジスタ17〜19
が、それぞれ図1の上アームトランジスタ11に該当
し、下アームトランジスタ20〜22が、それぞれ図1
の下アームトランジスタ12に該当し、出力端子23〜
25が、それぞれ図1の出力端子13(OUT)に該当
する。従ってこの場合には、図1に示すプリドライブ回
路74は図2においては計3個必要になる。
【0061】図3はDCモータやVCMコイルモータ、
ソレノイドを使用した電動アクチュエータ等を示してい
る。コイル39が前記の負荷を示し、トーテムポール接
続された出力段トランジスタ33〜36が実際にコイル
39を駆動する出力段トランジスタを示している。すな
わち、上アームトランジスタ33、34が、それぞれ図
1の上アーム11に対応し、下アームトランジスタ3
5、36が、それぞれ図1の下アーム12に対応し、3
7、38の出力端子が、それぞれ図1の出力端子13に
対応する。よって、この場合、図1のプリドライブ回路
74は計2個必要になる。図2、図3のどちらの場合で
も、1個のトーテムポール接続出力段が出力電流をソー
ス、別の1個のトーテムポール接続出力段が出力電流を
シンクすることにより、コイル負荷に流れる出力電流方
向を制御し、モータ又は電動アクチュエータを駆動す
る。
【0062】図1に戻って、以下に動作の説明をする。
VCC昇圧電源回路69中の下アーム駆動用昇圧電源回
路68はその電源をVCC端子66を介してVCC電源
65から得ている。このVCC電源65は、システム中
に含まれる信号制御や演算用のMCUやDSP等用に、
駆動用回路電源電圧VBから生成される定電圧源であ
る。よって、MCUやDSPを使用している電気回路シ
ステムにおいては、3.3V〜5V程度のVCC電源6
5が存在する。また、この電源は上記の用途に用いられ
る為、電圧変動は非常に小さく、通常±3〜10%程度
の変動である。
【0063】図1においては、例えば3.3V〜5Vの
VCC電圧(以下単にVCCと表わす)VCCを10〜
15Vに昇圧した電圧を、下アーム駆動用昇圧電源回路
68の出力端子VGBに出力し、これをプリドライブ回
路74の下アーム駆動回路73の電源として使用する。
かつ、そのVGB端子の電圧(以下単にVGBと表わ
す)を上アーム駆動用昇圧電源回路67により、VB端
子の電圧(以下単にVBと表わす)に積み上げ、VB+
VGBの電圧すなわちVGT端子の電圧(以下単にVG
Tと表わす)を生成し、上アーム駆動回路72の電源と
して使用する。
【0064】ここで、上アーム駆動回路72および下ア
ーム駆動回路73の電源として、VCC電源66が接続
されているが、これは上アーム制御入力信号端子IT5
や下アーム制御入力信号端子IB6から入力される信号
は、MCUやDSPからの信号が入力される、すなわち
入力信号振幅は0〜5V以下であり、よって、上アーム
駆動回路72と下アーム駆動回路73中では、実際には
例えば0〜5V信号を出力トランジスタ11、12を駆
動する信号にレベルシフトする回路が含まれていること
による。このことは、従来の図67や図68においても
同様であるが、説明を簡単にする為に図67および図6
8においては表示を省略してある。
【0065】次に、上アーム駆動回路72では接地をG
ND及びVBの両方に接続しているが、これは上アーム
駆動回路72の一部の回路においてVGT〜VBの電圧
範囲で駆動させることにより、必要な素子耐圧を低くし
ていることによる。具体的に一例をあげれば、上アーム
駆動回路72の内部回路図は図4の様に示される。
【0066】図4の回路構成は、VCC〜GNDの入力
振幅をもつ上アーム制御信号(IT)を信号処理する上
アーム制御入力信号処理回路75、その出力信号をVG
T〜VBの振幅にレベルシフトするレベルシフト回路7
6、レベルシフトされた信号を上アーム11の駆動信号
に変換する上アーム出力駆動回路77、上アーム出力駆
動回路77の出力である振幅がVGT〜VBの信号を受
けて上アームトランジスタ11を駆動する、出力段前段
回路507で構成される。
【0067】ここで、出力段前段回路507は、PMO
Sトランジスタ78、82、NMOSトランジスタ7
9、83、及びゲート抵抗84、NMOS素子のゲート
−ソース間保護クランプ用ツェナーダイオード80、8
1、85で構成される。よって、図1の上アーム駆動回
路のVB接地は、図4中の上アーム出力駆動回路77の
接地を示している。
【0068】次に図1において、従来の問題点がいかに
改善されているかを以下に示す。まず第一の問題点であ
る電源電圧低下時の下アーム駆動能力低下の問題点につ
いては、下アーム12駆動用に昇圧電源回路68を使用
することで改善される。すなわち、VBが下限まで低下
した場合(前述の12Vバッテリー電源の場合6V)で
も、下アーム駆動回路73の電源を下アーム駆動用昇圧
電源回路68によるVCCを基とした昇圧電源とするこ
とで、下アームトランジスタのゲート駆動用電圧10V
が確保できる為である。
【0069】第二のゲート駆動に必要な電圧に対して、
上アーム駆動回路72および下アーム駆動回路73の駆
動電源電圧が大きくなり過ぎる問題点については、VC
C電圧を使用した下アーム駆動用昇圧電源回路68を使
用することにより、改善される。
【0070】例えば、VCC=5Vとし、下アーム駆動
用昇圧電源回路68に3倍昇圧のチャージポンプ回路を
使用した場合、回路での電圧損失を無視すると、VGB
=15V、VGT=VB+VGB=VB+15Vとな
る。この時、下アーム駆動回路73の必要耐圧は15V
以上となる。上アーム駆動回路72の耐圧としては、図
4の回路内部構成で、上アーム制御入力信号処理回路7
5で5V以上、レベルシフト回路76でVGT電圧(=
VB+15V)以上、上アーム出力駆動回路77で15
V以上、出力前段回路507でVGT電圧(=VB+1
5V)以上、出力段トランジスタ11、12でVB電圧
以上となる。
【0071】よって、VB電圧値に対応して、素子耐圧
を変更する必要がある回路ブロックについては、図4の
レベルシフト回路76、出力前段回路507、出力段ト
ランジスタ11、12、上アーム駆動用昇圧電源回路6
7のみとなる。それぞれのブロックは数素子で構成され
る為、VB電圧が大幅に変化する場合でも、素子サイズ
の増加は最小限に抑えられ、製造コストの上昇を防ぐこ
とが可能となる。
【0072】また、第三の、電源電圧(VB)の変動に
よる出力トランジスタである上アーム11、下アーム1
2のスィッチング特性変動の問題点についても、上記と
同様の理由にて改善される。すなわち、電圧変動の小さ
いVCC電圧を基準とする下アーム駆動用昇圧電源回路
68を使用することにより、VB電源電圧の変動によ
る、出力トランジスタである上アーム11や下アーム1
2のゲート駆動用電源電圧への影響を最小限に押さえる
ことが可能となる為である。
【0073】本実施の形態1の他の例としてさらに詳細
な回路図を図5に示す。ここで、VCC昇圧電源回路6
9中の下アーム駆動用昇圧電源回路68は、VCC電圧
を三倍昇圧するチャージポンプ回路が86〜96の素子
にて構成されており、さらに、上アーム駆動用昇圧電源
回路67は、97〜102の素子にて構成されており、
VGB電圧をVB電圧に積み上げて上アーム駆動用の電
源としている。また、プリドライブ回路74は、上アー
ム制御回路103(図4の上アーム制御入力信号処理回
路75とレベルシフト回路76と上アーム出力駆動回路
77と素子78〜81をまとめて称した回路)と素子8
2〜85、さらに下アーム制御回路104と素子106
〜109から構成されている。
【0074】ここで、図5の駆動回路の動作を説明する
上で必要となる為、いったん本論からはずれて、以下に
チャージポンプ回路の詳細動作について説明する。
【0075】図6はチャージポンプ回路及びその負荷の
簡単なモデル図である。例えば、図5の86、87の整
流用ダイオード、89の昇圧用容量、PMOSトランジ
スタ92、NMOSトランジスタ93で構成されるイン
バータ、の素子で構成される回路群、又は87、88の
整流用ダイオード、90の昇圧用容量、91のデカップ
リングコンデンサ、PMOSトランジスタ94、NMO
Sトランジスタ95で構成されるインバータ、の素子で
構成される回路群、97、98の整流用ダイオード、9
9の昇圧用容量、100のデカップリングコンデンサ、
PMOSトランジスタ101、NMOSトランジスタ1
02で構成されるインバータ、の回路群のそれぞれが、
図6の120で示されるチャージポンプ昇圧電源回路に
相当する。負荷のモデルである負荷回路124について
は、上アームトランジスタ11若しくは下アームトラン
ジスタ12のゲート駆動をモデル化している。
【0076】まず、チャージポンプ120の回路動作に
ついて説明する。PMOSトランジスタ116及びNM
OSトランジスタ117にて構成されるインバータは、
クロック入力端子112(CLK)に印可されるクロッ
ク信号により、動作する。NMOSトランジスタがオン
の時、昇圧用容量118に整流用ダイオード114を通
じて、端子110に印可されるVDD電圧が充電され
る。よって、整流ダイオード114の順方向端子間電圧
をVFとすると、容量118の端子間電圧はフル充電さ
れれば、VDD−VFとなる。PMOSトランジスタが
オンの時には、前記で充電された容量118の端子間電
圧が、入力端子111に印可されるVCC電圧に積み上
げられるので、整流ダイオード115を通して、チャー
ジポンプ回路出力113(CPOUT)に出力される電
圧値(Vcpout)は、整流ダイオード115の順方
向端子間電圧をVFとすると、式(1)となる。
【0077】
【数1】
【0078】容量119はチャージポンプ出力(CPO
UT)113の出力電圧リップル除去用のデカップリン
グコンデンサである。容量118の充電電圧Vcbは、
クロック入力(CLK)112の周波数をfclk、ク
ロック周波数のデューティーを50%、トランジスタ1
17のオン抵抗をRon、容量118の容量値をCbと
すると、式(2)と表わせる。
【0079】
【数2】
【0080】通常、NMOSトランジスタ117がオン
している時間内で、容量118(Cb)に充電電圧(V
DD−VF)をフル充電するように回路設計する為、上
式(2)で、式(3)とおくと、P≒1になる。
【0081】
【数3】
【0082】次に負荷によるチャージポンプ出力電圧の
電圧降下について考える。チャージポンプ出力に負荷電
流が印可された場合、上記のフル充電された昇圧用容量
118の充電電荷が消費されることになる。よって、ク
ロック1周期内に消費される電荷の収支は、チャージポ
ンプ出力電圧(CPOUT)の負荷による電圧降下をV
drop、負荷電流をIcpoutとすると、式(4)
となる。
【0083】
【数4】
【0084】(3)式、(4)式から、式(5)と求め
られる。
【0085】
【数5】
【0086】従って、負荷有り時も含めた形でのチャー
ジポンプ出力電圧は、(1)式及び(5)式から、式
(6)と示せる。
【0087】
【数6】
【0088】上記した様にP≒1であるから、チャージ
ポンプ出力電圧(Vcpout)は負荷電流(Icpo
ut)の一次関数となり、図7の実線532の様に示せ
る。図7におけるVcpoが、(6)式のVCC+VD
D−2・VFに当たり、直線の傾きは−2・Ron・l
n(1−P)に該当することになる。
【0089】次に実際のチャージポンプ負荷について説
明する。チャージポンプ負荷の大部分を占めるのが、図
5出力段NMOSトランジスタ11、12のゲートチャ
ージで消費される電荷分である。出力トランジスタ1
1、12が大電流を流す場合、トランジスタサイズも大
きくなる為、入力容量も大きくなり、ゲート駆動用のチ
ャージポンプに対する負荷電流も大きくなることにな
る。
【0090】図6の負荷モデル124は、この出力トラ
ンジスタ11若しくは12を想定したものである。通
常、高電圧、大電流駆動をする場合、消費電力低減の為
にPWM駆動が採用される場合が多い。この時、出力ト
ランジスタはある一定周期内でオン/オフを繰り返すこ
とになる。負荷モデル124で述べると、スイッチ12
1が一定周期で切り替わることで、上記動作を示してい
る。抵抗122は図5での上アームターンオン用PMO
Sトランジスタ82のオン抵抗とゲート抵抗84の和
や、下アームターンオン用PMOSトランジスタ106
のオン抵抗とゲート抵抗108の和を示す。容量123
は出力トランジスタ11若しくは12の入力容量を示
す。
【0091】実際の出力NMOSトランジスタのゲート
チャージ特性は図8の実線125で示される様な特性に
なる。ある出力電流に必要なゲート−ソース間電圧をV
g1とすると、それに必要な電荷はQg1となり、領域
Iが必要なドレイン電流が得られるまでのゲート−ソー
ス間容量充電領域を示す。次の領域IIがゲート−ドレイ
ン間容量(ミラー容量)の充電領域を示し、領域IIIは
必要電荷以上に出力トランジスタの入力容量が充電され
た状態を示す。通常の使用条件では出力電流に必要な電
荷量Qg1のばらつき等を考慮して、マージンをもたせ
た状態で使用する。この状態がゲート−ソース間電圧V
g2、入力容量充電電荷Qg2を示し、前記した出力N
MOSトランジスタ駆動に必要なVgs=8〜10Vと
いう値は、図8のVg2に当たる。よって、領域IIIで
のゲート駆動電圧(Vgs)と必要電荷(Qg)との関
係をdQ/dV=Cgとすると、VgsとQgの関係は
以下の近似式(7)で示される。
【0092】
【数7】
【0093】このゲート駆動に必要な電荷がPWM周波
数の周期にて消費される為、簡単化する為に、平均化し
たチャージポンプ負荷電流を考える。平均負荷電流をI
aveとし、出力段トランジスタのPWM周波数をfp
wmとすると、式(8)となる。
【0094】
【数8】
【0095】実際には、図2や図3を用いて、実際の使
用例を説明した様に、同時に駆動される出力トランジス
タは1個とは限らない。ゲート駆動用電源が1個である
場合は、図2の場合には最大同時に上アーム若しくは下
アームの出力トランジスタが計3個、図3の場合には最
大同時に上アーム若しくは下アームが計2個、同一PW
M周期内でオンする場合もある。よって、PWM周期内
でオンする、上下アーム個々のアーム個数をnとする
と、(8)式は、式(9)で示される。よって、(7)
式と(9)式から、平均負荷電流は、式(10)で示さ
れる。
【0096】
【数9】
【数10】
【0097】ここでのゲート駆動電圧(Vgs)は、す
なわちチャージポンプの出力電圧(Vcpout)であ
り、平均負荷電流(Iave)はチャージポンプ出力電
流(Icpout)となる。よって、出力トランジスタ
駆動に必要な平均電流についても、一次式にて示される
為、図7の破線533の様な特性となる。
【0098】以上の考察より、チャージポンプ昇圧出力
電圧値は、図7のチャージポンプ負荷特性532と出力
トランジスタ駆動に必要な平均電流特性533との交点
が実際のチャージポンプ出力電圧であることが分かる。
数式では、(6)式と(8)式から、Vcpout=V
gs、Icpout=Iaveとおいて、式(11)と
表わされる。
【0099】
【数11】
【0100】以上が、チャージポンプ回路の基本動作説
明となる。この考え方を用いて、図5の具体的な回路で
の上アーム及び下アームのゲート駆動電圧を求める。注
意しなければならないのは、下アーム駆動回路が三倍昇
圧のチャージポンプ回路であることと、下アーム駆動用
昇圧電源電圧(VGB)を上アーム駆動用昇圧電源電圧
(VGT)の昇圧用基準電圧として用いている為に、上
アーム駆動負荷電流が下アーム駆動用昇圧電源回路68
の負荷電流に加算されることである。つまり、出力トラ
ンジスタ11、12が同一トランジスタの場合、上アー
ム駆動負荷平均電流をIgt、下アーム駆動負荷平均電
流をIgbとすると、(10)式から、式(12)、式
(13)と示される。
【0101】
【数12】
【数13】
【0102】この負荷電流時の上下アーム駆動電圧は、
整流ダイオード86〜88、97、98の順方向電圧を
VF、インバータ出力NMOSトランジスタ93、9
4、102のオン抵抗をRonとすると、式(14)、
式(15)と表わされる。
【0103】
【数14】
【数15】
【0104】よって、(12)〜(15)式から、式
(16)、式(17)となる。ただし、αは式(18)
である。
【0105】
【数16】
【数17】
【数18】
【0106】以上の(16)〜(18)式が図5の駆動
回路の上下アーム駆動用昇圧電源電圧(VGB、VG
T)を示す、すなわち図7のチャージポンプ負荷特性5
32と出力トランジスタを駆動する為に必要な負荷電流
特性533との交点である、チャージポンプ出力電圧
(Vcpo1)を求めた結果となる。
【0107】次に、本実施の形態1の図5に戻って、実
際に上式を用いて、具体的な条件での昇圧電源出力電圧
値の計算を実施してみる。まず、PWM周期内にいくつ
の出力トランジスタがオンするかを示すnの値について
は、図3の様なアプリケーションで、上下アームそれぞ
れ、PWM周期内に2個のトランジスタがオンし、これ
らの上下アームゲート駆動電源として、それぞれ1個ず
つの昇圧電源回路が接続される場合を考える。
【0108】すなわち、1個の上アーム駆動用昇圧電源
回路にて、2個/PWM周期の上アーム出力トランジス
タを駆動し、また、1個の下アーム駆動用昇圧電源回路
にて、2個/PWM周期の下アーム出力トランジスタを
駆動するものとする。よって、この場合、n=2とな
る。出力電流として、数A〜10A程度が必要な場合、
出力トランジスタの特性によって決まるゲートチャージ
特性を示すCgの値は、約0.5〜2.0nC/Vとな
る。よって、ここではCg=2.0nC/Vとする。但
し、この値は出力トランジスタに適用されるウエハプロ
セスにも依るので、上記は概略の値である。
【0109】インバータ出力のNMOSトランジスタの
オン抵抗については、Ron=10Ωとする。PWM周
波数として用いられる周波数は数十kHZである為、こ
こではfpwm=20kHzとする。昇圧用容量への充
電割合を示すPに関しては、前記した様に通常、P≒1
であるが、P=1とすると上式で計算が出来なくなる
為、P=0.99とする。MCUやDSPの電源となる
VCC電圧は、前記した様にVCC=3.3〜5.0V
につき、ここではVCC=5Vとする。整流ダイオード
の順方向電圧に関しては、Siウエハを用いたPN接合
ダイオードの一般的な順方向電圧値、VF=0.7Vと
する。
【0110】これらの値を用いて、(16)式と(1
7)式と(18)式から、図5の上下アーム駆動用昇圧
電源電圧(VGB、VGT)を計算すると、VGB=1
2.6V、VGT−VB=11.1Vとなる。よって、
上記の条件下では、出力トランジスタのゲート−ソース
間電圧として8〜10Vが必要だとすると、電源電圧が
例えばVB=8Vとしても、本実施の形態では10V以
上のゲート駆動電圧を確保することが可能となる。
【0111】上記のように、本実施の形態1によれば、
電圧変動の大きいバッテリー等の電源において、電源電
圧低下時もトーテムポール接続された出力段トランジス
タの安定した駆動が可能であり、また、電源電圧が直接
印可される素子数を減少させる構成により、電源電圧変
動による出力段トランジスタのゲート駆動特性への影響
を減少させ、また、素子サイズの増加も最小限に抑えら
れ、製造コストの上昇を防ぐことが可能となる。
【0112】実施の形態2.図9は、図5の回路におけ
る下アーム駆動用昇圧電源回路68の回路構成を下アー
ム駆動用昇圧電源回路68aに変更した回路である。こ
の実施の形態の主眼は、デカップリングコンデンサ51
3の追加により、下アーム駆動用のチャージポンプ昇圧
電源回路出力電圧の電圧リップルやスイッチングノイズ
を低減することをその目的とする。
【0113】以下図9により、具体的な回路構成と基本
動作について説明する。整流ダイオード508、50
9、およびコンデンサ512、513、およびPMOS
トランジスタ516、NMOSトランジスタ518の素
子で構成される回路が、VCC電圧を倍昇圧するチャー
ジポンプ回路である。整流ダイオード510、511、
およびコンデンサ514、515、およびPMOSトラ
ンジスタ517、NMOSトランジスタ519が前記の
倍昇圧された電圧にVCC電圧を積み上げる、すなわち
VCC電圧を三倍昇圧する回路となる。68aで示され
るこの下アーム駆動用昇圧電源回路が下アーム駆動用の
チャージポンプ昇圧電源回路となり、下アーム12のゲ
ート駆動用電源及び上アーム駆動用昇圧電源回路67の
昇圧用基準電圧として使用される。
【0114】図5の回路と比較すると、デカップリング
用容量513が1個、整流ダイオードが1個、追加とな
る。デカップリング用容量513は上記した、昇圧電源
回路68aの出力電圧リップル低減に効果があり、追加
した整流ダイオードはデカップリング用容量513を追
加する為に必要となる。
【0115】次に、実施の形態1と同様に出力電圧の詳
細計算値を以下の式(19)で示す。上アーム駆動用昇
圧電源回路67については、図5と同様の為、(15)
式が適用可能である。
【0116】
【数19】
【数20】
【0117】実施の形態1の場合と同様に、(12)式
と(13)式を用いて、計算すると、式(20)、(2
1)が求まり、これが図9の回路構成時の上下ゲート駆
動電圧となる。
【0118】
【数21】
【数22】
【0119】但し、αの定義は(18)式に従う。実施
の形態1と同様の条件で、具体的な値を計算すると、V
GB=11.9V、VGT−VB=10.4Vとなる
為、式(22)、(23)のようになり、本実施の形態
2の回路構成によれば、実施の形態1と比較すると昇圧
出力電圧は上下アーム用それぞれ低下することになる。
【0120】
【数23】
【数24】
【0121】上記の結果は、整流ダイオード1個の追加
が影響している為である。但し、以下の点もあり、必ず
しも、昇圧出力電圧が低下するとは限らない。すなわち
回路構成の変更により、下アーム駆動用昇圧電源68a
中の三倍昇圧用チャージポンプインバータの電源電圧を
変更している。つまり、図5中の94及び95と、図9
中の517及び519から成るインバータ電源が、前者
はVCC電圧、後者はVCC倍昇圧後の昇圧電圧とな
る。よって、インバータ入力がHIGHの場合、すなわ
ちインバータNMOS(図5の95、図9の519)が
オンの場合の、ゲート−ソース間電圧が、後者の方が大
きくなる。よって、オン抵抗が減少し、上式で言うと、
Ronの値が減少することになり、チャージポンプ出力
電圧は大きくなる。
【0122】このように本実施の形態2によれば、実施
の形態1と同様の効果・機能を有し、かつ昇圧電源の出
力電圧リップル及びスイッチングノイズの減少を図った
駆動回路を得ることができる。
【0123】実施の形態3.図10は、図5のVCC昇
圧電源回路69出力電圧(VGB、VGT)の電圧リッ
プルやスィッチングノイズの低減を図りつつ、出力電流
能力の改善を図った回路である。
【0124】図10において図5との変更点は、PMO
Sトランジスタ528及びNMOSトランジスタ530
から成る1段目のインバータにより、昇圧用容量524
にVCC電圧を充電し、それをVCC電圧に積み上げる
ことにより、倍昇圧を行う。倍昇圧した電圧は、整流ダ
イオード521を通じて、PMOSトランジスタ52
9、NMOSトランジスタ531から成る二段目のイン
バータの電源と、整流ダイオード522を通じて、昇圧
用容量526への充電電圧の双方に使用する。すなわ
ち、倍昇圧電源の倍昇圧となるので、VCC電圧の4倍
昇圧電圧が、下アーム駆動用昇圧電源回路68bの出力
電圧(VGB)となる。よって、図9と同一素子数に
て、出力電圧を増加させることが可能となる。上アーム
駆動用昇圧電源回路67の回路構成については、図5や
図9と同一の構成である。
【0125】次に、実施の形態1や実施の形態2と同等
に出力電圧の計算をすると、式(24)、および(1
5)となり、(12)、(13)式を用いて計算する
と、式(25)、(26)が求まる。またαの定義は、
実施の形態1、2と同様に、(18)式に従う。
【0126】
【数25】
【数26】
【数27】
【数28】
【0127】ここで、実施の形態1、2では、図3の出
力段及び出力負荷の場合に、上下アームがそれぞれPW
M周期内に2個オン(n=2)し、かつ、出力負荷に数
A〜10A程度の電流を流す場合を想定したが、ここで
は、図2の様な出力形式及び出力負荷を動作させ、か
つ、出力負荷に10A〜50A程度の電流を流す場合を
考察する。
【0128】まず、図3の様な3相モータを駆動する場
合は、上アーム、下アームそれぞれ3個の出力トランジ
スタが存在することになる。PWM方式にもよるが、最
大、PWM1周期内に3個のトランジスタがオンするこ
とになる為、n=3となる。
【0129】出力電流として10A〜50Aを流す為に
は、ゲートチャージ特性として、Cg=2〜10nC程
度の出力トランジスタが必要で有る為、Cg=10nC
/Vとする。その他の変数は、実施の形態1〜2と同様
として、Ron=10Ω、fpwm=20kHz、P=
0.99、VCC=5V、VF=0.7Vとすると、ま
ず、実施の形態1の回路形式であると、VGB=10.
7V、VGT−VB=8.8Vとなる。同様にして、上
式(25)及び(26)式から、本実施の形態の場合、
VGB=14.9V、VGT−VB=12.7Vとな
り、実施の形態1や2の場合では、上アームゲート駆動
電圧が10V以上確保できない条件でも、本実施の形態
では、10V以上のゲート駆動電圧確保が可能なことが
分かる。
【0130】このように、本実施の形態3の回路構成に
よれば、実施の形態2と同一の素子数、すなわち同一の
回路規模にて、昇圧電源の出力電流能力を改善した駆動
回路を得ることができる。
【0131】実施の形態4.実施の形態3では、具体的
な条件例として、出力電流として10A〜50A程度を
想定したが、更に50A〜数百A程度の電流を流す場合
を想定すると、出力トランジスタのゲートチャージ特性
を示すCgは10〜25nC/V程度からそれ以上の数
値となる。よって、仮にCg=25nC/Vとし、その
他の条件は実施の形態3で計算した時の値と同等とする
(n=3、Ron=10Ω、fpwm=20kHz、P
=0.99、VCC=5V、VF=0.7V)と、実施
の形態3の図10の回路では、(25)式と(26)式
から、VGB=12.0V、VGT―VB=9.3Vと
なり、上アームゲート駆動電圧が10V以下に低下す
る。すなわち、出力電流が大きくなった場合、実施の形
態3の駆動回路でも、ゲート駆動用の昇圧電源能力が不
足する場合が生じる。
【0132】図11に上記問題を解決するための実施の
形態4の駆動回路を示す。図11において、クロック入
力端子130からのCLK信号にて動作し、VB電源を
基準電圧とするVB昇圧電源回路132と、その昇圧出
力(VCP)を電源とする下アーム駆動用定電圧回路1
34により、下アームゲート駆動用電源電圧をVGBと
して使用し、かつその電圧をVB電源電圧に積み上げる
上アーム駆動用昇圧電源回路135、その出力電圧を上
アームゲート駆動用電源電圧VGTとして使用する、プ
リドライブ用電源回路136と、プリドライブ回路74
a、トーテムポール接続された出力段トランジスタ14
4、145から成る回路である。
【0133】プリドライブ回路74aの回路構成は、実
施の形態1〜3と同一であり、VCC及びVGTを電源
とし、VBとGNDを接地とする上アーム駆動回路14
1と、VCC及びVGBを電源とし、GNDを接地とす
る下アーム駆動回路142とで構成される。
【0134】ここでVB昇圧電源回路132は、下アー
ム駆動用定電圧回路134の電源として使用するのみで
ある為、上下アーム144、145のゲート駆動による
負荷がかかった場合に、定電圧回路134が定電圧を出
力可能な電源電圧以上を確保できれば良い。すなわち、
VB昇圧電源回路132の出力電圧(VCP)が、負荷
がかかった場合でも、下アーム駆動用定電圧回路134
の定電圧出力電圧(VGB)以上であれば良いというこ
とになる。よって、VB昇圧電源回路132の出力電圧
VCPを十分高い電圧に設定し、上下アームのゲート駆
動負荷電流が印可された場合の電圧降下を考慮しても、
下アーム駆動用定電圧回路134が定電圧を維持する場
合、VGBは殆ど変動しないことになる。この定電圧を
上アーム駆動用昇圧電源回路135の昇圧用基準電圧と
して使用することで、ゲート駆動用電源能力の改善を図
ったものである。
【0135】実施の形態1〜3と同様にゲート駆動用電
源VGB、VGTを生成するのに、VB昇圧電源回路を
使用することにより、電源電圧低下時の出力トランジス
タのゲート駆動電圧低下を防止し、また、下アームゲー
ト駆動用電源として定電圧源を使用、また上アーム駆動
用電源として、左記定電圧を基準電圧とした昇圧電源を
使用することで、電源電圧変動による、出力トランジス
タのスイッチング特性変動も防止することが可能とな
る。プリドライブ回路74aについては、実施の形態1
〜3と同様の回路である為、実施の形態1の項目で説明
した様に、電源電圧が直接印可される素子数を減少する
ことにより、製造コストの低減も図ることで、広い電源
電圧範囲への適用を可能とした回路となる。
【0136】VB昇圧電源回路132、下アーム駆動用
定電圧回路134、上アーム駆動用昇圧電源回路135
の具体的な回路については、出力トランジスタ144、
145の特性や駆動条件、電源電圧(VB)等により、
色々な選択肢が存在する為、以下の実施の形態5〜18
にて、個々の具体例を提示するが、ここでは実施の形態
4と能力比較の為、回路の一例にて、実施の形態4で詳
細計算した条件と同一条件で、具体的な計算をしてみる
こととする。VB昇圧電源回路132として、図13の
回路例を適用、下アーム駆動用定電圧回路134とし
て、図21の回路例を適用、上アーム駆動用昇圧電源回
路として、図27の回路例を適用した場合を以下に考察
する。
【0137】まず、図13の回路例は実施の形態1の下
アーム駆動用昇圧電源回路68(図5)と同様の3倍昇
圧チャージポンプ回路となる為、昇圧電源出力(VC
P)は式(27)と表わされる。
【0138】
【数29】
【0139】ここで、Igb、Igtについては、(1
2)式及び(13)式で規定される為、今仮に、上下ア
ーム144,145共にゲート駆動電圧が10V維持出
来たとすると、VGB=10V、VGT−VB=10V
となる。本実施の形態の冒頭で実施の形態3の回路の能
力計算をした時の条件値、n=3、Cg=25nC/
V、Ron=10Ω、fpwm=20kHz、P=0.
99、VF=0.7Vとし、電源電圧VBが8Vまで低
下している場合を考えると、(12)、(13)、(2
7)式より、VCP=16.4Vとなる。
【0140】次に図21の定電圧回路例は、ツェナーダ
イオードの定電圧からNPNのエミッタ−ベース間電圧
分降下した、一定電圧を発生させる回路となる。例え
ば、ツェナー電圧VZとし、VZ=14Vとすると、上
記で計算した電源電圧値VCP=16.4Vであれば、
ツェナーダイオードがオン可能である。よって、NPN
トランジスタのベース−エミッタ間電圧をVbe=0.
7Vとすると、VGB=13.3Vとなる。最後に、図
27の回路例は図6で説明した、倍昇圧チャージポンプ
回路と同一回路構成につき、(11)式から、式(2
8)と示すことができる。この時、VGT−VB=1
1.1Vとなる。
【0141】
【数30】
【0142】よって、実施の形態3にて、VGB=1
2.0V、VGT―VB=9.3Vであった上下アーム
ゲート駆動電圧が、本実施の形態4の駆動回路を適用す
ることにより、VGB=13.3V、VGT―VB=1
1.1Vとなり、更に能力が改善されることが以上にて
分かる。すなわち、本実施の形態4によれば、実施の形
態1と同様の効果を実現し、かつ実施の形態3より、上
下アームゲート駆動用電源の出力電圧能力を更に改善し
た駆動回路を得ることができる。
【0143】実施の形態5.図11のVB昇圧電源回路
132に、倍昇圧チャージポンプ回路である図12を適
用することによって、実施の形態4と同様の効果を得る
ことができる。倍昇圧チャージポンプ回路の詳細な動作
については、実施の形態1において説明しているので、
ここでは詳しい説明を省略する。
【0144】実施の形態6.図11のVB昇圧電源回路
132に、実施の形態1の下アーム駆動用昇圧電源回路
68(図5)と同様の三倍昇圧チャージポンプ回路、図
13を適用することによっても実施の形態5と同様の効
果が得られる。また、本実施の形態は、三倍昇圧電源回
路を適用することにより、実施の形態5よりもさらに大
きな出力電圧(VCP)が得られるという効果がある。
三倍昇圧チャージポンプ回路の回路動作については、実
施の形態1の項目にて説明しているので、ここでは詳し
い説明を省略する。
【0145】実施の形態7.図11のVB昇圧電源回路
132に、実施の形態2の下アーム駆動用昇圧電源回路
68a(図9)と同等の三倍昇圧チャージポンプ回路、
図14を適用することにより、実施の形態4に対して、
さらに昇圧出力(VCP)の電圧リップルやスイッチン
グノイズを低減した回路を得ることができる。図14の
詳細な説明は、実施の形態2において説明しているの
で、ここでは説明を省略する。
【0146】実施の形態8.図11のVB昇圧電源回路
132として、実施の形態3の下アーム駆動用昇圧電源
回路68b(図10)と同等のチャージポンプ回路、図
15を適用することにより、実施の形態7からさらに出
力能力を向上させた回路を得ることができる。図15の
詳細な説明は、実施の形態3において説明しているの
で、ここでは詳しい説明を省略する。
【0147】実施の形態9.実施の形態5〜8のチャー
ジポンプ回路では、昇圧用容量への充電及び電圧積み上
げを行う、クロック信号(CLK)にて動作するインバ
ータが必要となる。実施の形態1〜4で説明した様にイ
ンバータのNMOSトランジスタのオン抵抗(Ron)
がチャージポンプ回路負荷特性に影響を与える為、大き
な出力を得る為には、オン抵抗を小さくする必要があ
る。これは、集積回路の場合にはNMOSトランジスタ
の素子面積の拡大、ディスクリート部品により構成され
た電気回路の場合はNMOSトランジスタ単価の増加と
なる為、製造コストの上昇につながる。
【0148】図16は上記のチャージポンプ中のインバ
ータ回路を出力段上下アームトランジスタで代用した回
路である。すなわち、出力段トランジスタがPWM駆動
する場合、PWM周期で上アーム144、下アーム14
5はインバータ動作することになる。よって、整流ダイ
オード178、179及び昇圧用容量180、デカップ
リング容量181を追加することにより、倍昇圧チャー
ジポンプ回路を構成することが可能となる。また、図1
6は倍昇圧チャージポンプ回路を示しているが、実施の
形態6〜8の三倍昇圧チャージポンプ回路についても、
同様に出力段トランジスタを利用した形式で実現するこ
とができる。
【0149】このように本実施の形態9によれば、実施
の形態4の昇圧電源回路として、出力上下アームトラン
ジスタを昇圧用インバータとして利用することにより、
回路規模を削減した駆動回路を得ることができる。
【0150】実施の形態10.図11のVB昇圧電源回
路132として、図17の様なコイルを利用したステッ
プアップコンバータを適用することができる。図17に
おいて、クロック入力(CLK)により、NMOSトラ
ンジスタ184のオン、オフが切り替わる。オンの場合
は電源(VB)からコイル182を通じて、トランジス
タ184に電流が流れる。オフの場合は、コイルに蓄積
された磁気エネルギーが、整流ダイオード183を通じ
て、電流として流れることになる。このことにより、出
力端子VCPにはVB電圧にコイル両端電圧を加えた電
圧、すなわち昇圧電圧が出力されることになる。
【0151】このように本実施の形態10によれば、実
施の形態4の昇圧電源回路として、コイルを使用した昇
圧電源回路、ステップアップコンバータを適用すること
によっても、実施の形態4と同様の効果を得ることがで
きる。
【0152】実施の形態11.実施の形態10は、コイ
ルを利用して昇圧を行う駆動回路であったが、本実施の
形態11は、発明の背景で説明した様に、コイル負荷を
PWM駆動する回路に適用された場合、出力コイル負荷
を実施の形態10の昇圧用コイルの代用として、実施の
形態10と同様の効果を得ることができる。具体的な実
施回路例を図18に示す。
【0153】図18は、図17と同様にコイルを昇圧用
に用いた昇圧電源回路の回路図であるが、そのコイルと
して、図3に示すような出力コイル負荷を利用したもの
である。図3では省略していたが、通常バックゲートが
ソースに接続されているMOSトランジスタでは、トラ
ンジスタ構造的にソース−ドレイン間に図18に示す1
86、188、190、192の様な寄生ダイオードが
付加される。ダイオード546、547、196、19
7は、コイルから昇圧用容量198に充電を行う為の充
電パスを確保する整流ダイオードである。容量199は
昇圧出力のデカップリング用容量である。
【0154】以下に詳細な動作を説明する。なおPWM
の方式によって、昇圧用容量198への充電パスが異な
る為、例として図19と図20に二通りのPWM方式に
ついて示す。
【0155】まず、図19の場合、PWM通電時、すな
わち、コイル負荷に電流を通電する場合が(A)図とな
る。出力194の上アームトランジスタ185がオン、
出力195の下アームトランジスタがオンすることによ
り、コイル負荷193に、出力194から出力195へ
の方向で出力電流(Iout)200が流れる。次にP
WMの回生区間の状態(B)図のように出力状態が切り
替わり、出力195の下アームトランジスタ191がオ
フする。この時、コイルに蓄積されたエネルギーは、電
流経路201(Irec)を通って回生される。よっ
て、昇圧用容量198に充電されることにより、VCP
出力148に昇圧された電圧が出力される。
【0156】PWM動作をしている出力段は、あるPW
M周期内で(A)図の通電状態から、(B)図の回生状
態に切り替わり、次のPWM周期が開始する際に、また
(A)図の状態に切り替わる。よって、容量198には
回生時の充電を繰り返すことになる。図19のPWM回
生方式は、原理的に回生時にコイルの両端を短絡させる
ことにより、コイルのエネルギーを回生させる方式につ
き、後述する図20の方式よりも回生速度が遅い為、ス
ローディケイ(Slow Decay)方式と呼ばれ
る。
【0157】図20のPWM通電時の状態(A)図は、
図19と全く同一である。回生時(B)図には、通電時
(A)図においてオンしていた出力トランジスタ18
5、191がオフし、オフしていたトランジスタ18
9、187がオンする。このことにより、回生電流は電
流経路202(Irec)の経路にて流れ、昇圧用容量
198に電荷が充電される。このことにより、図19と
同様にVCP出力に昇圧された電圧が出力されることに
なる。このPWM回生方式は、原理的に回生時にコイル
の両端に極性の異なる電圧を印可することにより、コイ
ルのエネルギーを回生させる方式につき、前記した図1
9の方式よりも回生速度が速い為、ファストディケイ
(Fast Decay)方式と呼ばれる。
【0158】以上の様に、PWMの回生電流を利用した
昇圧電源回路が図18となる。また、図18及び上記説
明では、DCモータ等を想定した出力段構成、図3を基
に説明したが、3相ブラシレスモータ等を想定した出力
段構成、図2についても、同様の回路が適用可能であ
る。
【0159】このように本実施の形態11によれば、実
施の形態4の昇圧電源回路として、出力コイル負荷及び
出力段トランジスタを使用し、PWM回生を利用して昇
圧を行う昇圧電源回路、によっても、実施の形態4と同
様の効果を得、さらに回路規模を削減した駆動回路を得
ることができる。
【0160】実施の形態12.図11の下アーム駆動用
定電圧回路134に、図21のようなNPNトランジス
タ205を出力トランジスタに使用した定電圧回路を適
用することができる。。図21のツェナーダイオード2
04が定電圧発生の為に用いられる。ツェナーダイオー
ド204については、出力電流能力の無い定電圧回路、
例えばバンドギャップ回路で置き換えても良い。抵抗2
03は定電圧発生部であるツェナーダイオード204に
流す電流を決める制限抵抗であり、出力トランジスタ2
05により、VGB出力端子にエミッターベース間電圧
分、降下した定電圧を発生させる。
【0161】このように本実施の形態12によれば、実
施の形態4の下アーム駆動用定電圧回路として、NPN
トランジスタを出力トランジスタとして使用した駆動回
路を得ることができる。
【0162】実施の形態13.実施の形態12におい
て、出力トランジスタとしてNPNトランジスタ205
を使用する場合、電流を出力する為には、出力電流及び
NPNトランジスタ特性(hfe)に応じたベース電流
を定常的に供給する必要がある。定電圧回路の電源は昇
圧電源回路出力(VCP)を使用している為、上記のベ
ース電流はVB昇圧電源回路132に出力負荷電流とし
て印可されることになる。よって、実施の形態12の回
路であると、上下アーム出力トランジスタのゲート駆動
に加えて、図21の定電圧回路の回路電流が、負荷とし
て印可されることになる。
【0163】図22は、定電圧回路の出力トランジスタ
をNMOSトランジスタ206に置き換えた回路とな
る。この回路を図11の下アーム駆動用定電圧回路13
4に適用することにより、上記のVB昇圧電源回路13
2への負荷電流を軽減した駆動回路を得ることができ
る。
【0164】実施の形態14.実施の形態12や13を
集積回路化する場合、使用できるツェナーダイオードの
種類はウエハプロセスにより限られてくる。よって、必
要な定電圧が得られない場合がある。図23は、図21
の定電圧回路において、定電圧発生部にダイオード20
7を追加することにより、ダイオードの順方向電圧分が
ツェナー電圧に加算されることになる。例えば、ツェナ
ー電圧VZ=10Vのツェナーダイオードしか使用でき
ない場合で、下アーム駆動用定電圧として、12V得た
い場合は、ダイオード207の個数を4個にすることに
より、順方向電圧VF=0.7Vとし、NPNトランジ
スタ205のエミッタ−ベース間電圧Vbe=0.7V
とすると、VGB=12.1V得ることができる。
【0165】このように本実施の形態14によれば、図
21の回路にダイオードを追加することにより、発生定
電圧の微調整を可能とした駆動回路が、図23のように
得られる。また、出力トランジスタ205は、図22と
同様にNMOSトランジスタに置き換えても良い。
【0166】実施の形態15.図11の下アーム駆動用
定電圧回路134に、図24に示すような、PNPトラ
ンジスタもしくはPMOSトランジスタを出力トランジ
スタに使用した定電圧回路を適用することができる。
【0167】本実施の形態15は図24に示すように、
REF1に入力される基準電圧をアンプ210の反転入
力に入力し、VGB出力端子に抵抗213を介して接続
された非反転入力により、抵抗214、213の抵抗比
で決定される定電圧をVGBに出力し、出力負荷電流に
応じて、出力PNPトランジスタ212のベース電流を
アンプ210がシンクすることで、帰還をかけた定電圧
回路を用いる。ここで抵抗209はオフセット電圧補正
用抵抗、抵抗211はPNPトランジスタ212のリー
クカット抵抗である。またアンプ210は上記のような
動作であるので、シンク能力のみをもつ増幅器で良い。
一例として図25に好適に用いることができる差動増幅
回路を示す。
【0168】ただし、実施の形態13で説明したのと同
様に、アンプ210の回路電流がVB昇圧電源回路13
2の負荷となる為、アンプ回路電流値は小さくする必要
がある。また、出力PNPトランジスタ212は、PM
OSトランジスタへの置き換えも可能である。
【0169】このように本実施の形態9によれば、実施
の形態4の下アーム駆動用定電圧回路として、PNPト
ランジスタ又はPMOSトランジスタを出力トランジス
タとして使用する定電圧回路を適用した駆動回路を得る
ことができる。
【0170】実施の形態16.図11の下アーム駆動用
定電圧回路134に、図26のオペアンプ228を使用
した定電圧回路を適用することができる。図26におい
ては、抵抗225、226、229、及びオペアンプ2
28で構成された反転アンプに、基準電圧(REF1)
を入力、抵抗225、226の抵抗比で決まる定電圧出
力(VGB)を発生させる回路を示している。実施の形
態15と同様にオペアンプ228の回路電流はVB昇圧
電源回路132の負荷となる為、オペアンプ回路電流値
は小さくする必要がある。
【0171】このように本実施の形態9によれば、実施
の形態4の下アーム駆動用定電圧回路として、オペアン
プを使用した反転増幅器により、定電圧を発生させる回
路を適用した駆動回路を得ることができる。
【0172】実施の形態17.図11の上アーム駆動用
昇圧電源回路135に、図27のチャージポンプ回路を
適用することができる。回路自体は実施の形態1〜3の
上アーム駆動用昇圧電源回路と同様のものにつき、具体
的な回路動作の説明については、ここでは省略する。
【0173】実施の形態18.図11の上アーム駆動用
昇圧電源回路135に、実施の形態9において説明し
た、図28に示す、出力の上下アームトランジスタ14
4、145を利用した昇圧電源回路を適用することがで
きる。図28の説明は、実施の形態9において詳細に説
明済みであるので、ここでは省略する。
【0174】実施の形態19.実施の形態4の回路、図
11において、プリドライブ用電源回路136の内、V
B昇圧電源回路132には、電源電圧VBが直結され
る。例えば実施の形態5の図13の三倍昇圧チャージポ
ンプ回路を例に挙げると、昇圧用インバータ158〜1
61や充電用容量156、整流用ダイオード153の素
子耐圧はVB電圧以上、整流用ダイオード154及び昇
圧用容量163の素子耐圧は2×VB以上、整流用ダイ
オード155や昇圧出力デカップリング用容量164の
素子耐圧には3×VB以上が必要となる。よって、VB
電源にバッテリー等の電圧変動が大きい電源を使用した
場合、電源電圧最大値を想定して、素子耐圧を決定しな
ければならない。
【0175】例えば、VB=12Vのバッテリー電源を
使用した場合、フル充電時16Vを想定しなければなら
なく、整流ダイオード155や昇圧出力デカップリング
用容量164の素子耐圧は、上記計算から、48V以上
が必要となってしまう。VB昇圧電源回路132の昇圧
出力を電源とする下アーム駆動用定電圧回路134は、
下アームのゲート駆動用電圧として用いられることか
ら、出力(VGB)としては数V〜20V程度の定電圧
を発生すれば良いため、電源電圧として上記の48Vも
必要ない。必要以上に素子耐圧を大きくすることは、集
積回路の場合は素子サイズの拡大、すなわちレイアウト
パターンの増加、また、ディスクリート部品にて構成さ
れた電気回路の場合は部品単価の増加、つまりいずれに
せよ製造コストの増加につながる。また、必要以上の高
電源電圧を用いると、回路動作時に生じるスイッチング
ノイズの増加につながり、最悪、回路誤動作や輻射ノイ
ズによる外部の電気回路動作への悪影響を引き起こす可
能性がある。
【0176】図29の回路は、実施の形態4の回路、図
11において、VB昇圧電源回路132の出力(VC
P)の電圧上昇を防止する、昇圧電源電圧クランプ回路
548を追加した回路となる。クランプ回路548の電
圧クランプ値を適当な値に設定することにより、VB昇
圧電源回路132や下アーム駆動用定電圧回路134を
構成する回路素子耐圧を必要最小限の値に抑えることが
可能となり、上記した問題を解決することが可能とな
る。昇圧電源クランプ回路の具体的な回路の一例とし
て、図30を示す。図30の550はツェナーダイオー
ドであり、ツェナー電位以上にダイオード両端子間電圧
がひらくと、ダイオードがオンし、ツェナー電位を発生
させる。抵抗549はツェナーダイオードがオンした際
に流れる電流を制限する為の制限抵抗となる。場合によ
っては、本抵抗549は無くても良い。
【0177】このように本実施の形態19によれば、実
施の形態4の駆動回路に昇圧電源電圧クランプ回路を追
加することにより、昇圧電源回路出力電圧の上昇を抑
え、昇圧電源回路や下アーム駆動用定電圧回路を構成す
る素子耐圧を最小限に抑えた駆動回路を得ることができ
る。
【0178】実施の形態20.実施の形態19の昇圧電
源電圧クランプ回路548に図30の回路を適用した場
合、クランプがかかった時に、ツェナーダイオード55
0がオンすることにより、クランプ回路に電流が流れる
ことになる。このクランプ電流を小さくする為に制限抵
抗549を加えているが、制限抵抗を追加することによ
り、クランプ電圧の変動も大きくなることになる。よっ
て、実施の形態19の昇圧電源電圧に制限をかける方式
だと、昇圧電源回路への負荷電流の増加、又は制限電圧
(クランプ電圧)の変動が大きくなる等の問題点が発生
することになる。
【0179】上記の問題点を改善し、回路的に昇圧電源
電圧(VCP)に電圧制限をかけた回路が図31とな
る。昇圧電源電圧監視回路235は昇圧電源(VCP)
をモニタし、VCPがある電圧以上に上昇した場合、C
LK制御回路に信号(VLO)を送信する。信号を受け
たCLK制御回路236は、昇圧用のクロック信号(C
LK)をVB昇圧電源回路132に送信するのを停止
し、VB昇圧電源回路132はクロック信号(CLK
O)が無くなる為、昇圧動作を停止する。以上の動作に
より、昇圧電源の上昇を抑えることにより、実施の形態
19と同様の効果を実現する。図31では、CLK制御
回路236がCLK信号送信を停止するのは、VB昇圧
電源回路132のみとなっているが、上アーム駆動用昇
圧電源回路135に対するクロック信号送信を停止する
ように構成しても良い。
【0180】昇圧電源電圧監視回路235とCLK制御
回路236の一例を図32に示す。昇圧電源電圧端子1
33の電圧(VCP)を抵抗241及び242の抵抗比
で決まる電圧値に圧縮したVCP電圧モニタ値と、基準
電圧値(REF2)とを比較し、基準電圧以上にモニタ
値が上昇した場合、コンパレータ244はLOW信号を
出力する。LOW信号を受けた、AND回路245から
成るCLK制御回路236はクロック信号(CLK)の
出力を停止し、CLK信号に関わらずLOW信号を維持
することになる。このことにより、後段に接続されるV
B昇圧電源回路132は昇圧動作を停止することにな
る。抵抗243は入力オフセットを調整する為の入力抵
抗であり、コンパレータ244の回路は図33に示す様
な差動コンパレータ回路で良い。図33はバイポーラト
ランジスタで構成しているが、当然、MOSトランジス
タ等で構成しても良い。
【0181】図32の具体的な回路例を見れば分かる様
に、実際に昇圧電源電圧(VCP)が印可されるのは、
VCP電圧モニタ用の抵抗241、242のみであり、
他の回路電源はVCC電圧、すなわち5V以下である
為、235、236の回路追加による製造コスト等への
影響は、実施の形態19で説明した、昇圧電源出力に制
限をかけなかった場合の影響よりも小さくなる。また、
昇圧電源電圧(VCP)に加わる負荷電流についても、
モニタ用抵抗241、242の抵抗値を増加させること
により、減少させることが可能である。同時に、コンパ
レータを使用することにより、制限電圧の精度を上げる
ことが可能となる為、前記した実施の形態19の問題点
の改善が図れる。
【0182】このように本実施の形態20によれば、実
施の形態4の駆動回路に昇圧電源電圧監視回路及びクロ
ック信号制御回路を追加することにより、実施の形態1
9と同等の効果を得ることができ、かつ、昇圧電源回路
への負荷軽減と昇圧電圧上昇の制限電圧精度の向上を実
現した駆動回路を得ることができる。
【0183】実施の形態21.実施の形態20での昇圧
電源電圧監視回路用235のコンパレータ244は、電
圧制限値以上に昇圧電源電圧(VCP)が上昇すると、
クロック信号を停止することにより、昇圧動作を停止さ
せ、電圧制限値以下になると、昇圧動作を再開する回路
となっている。仮にVCP電圧が制限値近辺にある場
合、制限値をこえると電圧制限が働き、昇圧動作が停止
することにより、VCP電圧が降下すると電圧制限が解
除される為、短い時間内で電圧制限及び制限解除を繰り
返す可能性がある。すなわち、VCP出力の発振につな
がる可能性がある。
【0184】上記の問題を改善する為に、コンパレータ
回路にヒステリシス幅を追加した回路が本実施の形態2
1である。すなわち、VCP電圧値が制限値以上となる
と、コンパレータはクロック信号を停止する信号を出力
し、VCP電圧が制限値以下の復帰電圧値まで降下した
場合に、クロック信号停止を解除する信号を出力する。
すなわち、(VCP復帰電圧値)=(VCP制限電圧
値)−(ヒステリシス電圧値)とすることにより、上記
のVCP出力発振を防止する。
【0185】本実施の形態21の一例を図34に示す。
VCP電圧が基準電圧(REF2)から決まる制限値を
越えると、コンパレータ244がLOWからHIGHに
切り替わり、NMOSトランジスタ257がONするこ
とになる。この時、コンパレータ244の反転入力に入
力される基準電圧値は、抵抗243、256、NMOS
トランジスタ257のオン抵抗から決まる値に低下する
為、VCP電圧から決まる非反転入力電圧値が、REF
2電圧から低下した基準値以下になるまで、コンパレー
タ244出力はLOWに復帰しなくなる。以上の動作に
より、コンパレータ244のヒステリシス特性を実現す
る。
【0186】このように本実施の形態21によれば、実
施の形態20の昇圧電源電圧監視回路のコンパレート動
作にヒステリシス特性を追加することにより、昇圧電源
出力の制限時発振を防止する駆動回路を得ることができ
る。
【0187】実施の形態22.今まで説明してきた本発
明の回路において、クロック信号により動作する昇圧電
源回路が含まれる場合、クロック周波数やその高調波周
波数のスイッチングノイズが発生する。また、出力段が
PWM動作をする場合、PWM周波数やその高調波周波
数のスイッチングノイズも発生する。よってこれらのス
イッチングノイズが、電源ノイズやGNDノイズとなっ
て現れてくる場合がある。例えば、VB昇圧電源回路出
力(VCP端子)にも、これらのノイズが乗ってくるこ
とになる。実施の形態21の様に、昇圧電源監視回路に
ヒステリシス特性を追加した場合でも、ノイズ振幅がヒ
ステリシス電圧幅以上である場合、誤動作につながるこ
とになる。また、実施の形態20のヒステリシス特性が
無い場合については、ノイズによる誤動作の可能性は更
に増加する。
【0188】以上のノイズによる誤動作防止の為、フィ
ルタ回路259を更に追加した回路が図35である。フ
ィルタ回路259として例えば図36の様なローパスフ
ィルタを追加することにより、ある時間幅以下の昇圧電
源電圧監視回路235の昇圧停止信号を検出しない様に
する。フィルタ回路259は、昇圧電源電圧監視回路2
35の前段、すなわち昇圧出力端子133(VCP)後
に接続しても良い。
【0189】このように本実施の形態22によれば、実
施の形態20若しくは実施の形態21の回路に、昇圧電
源回路出力のノイズによる、昇圧電源電圧監視回路の誤
動作を防止する為のローパスフィルタ等のフィルタ回路
を追加した駆動回路を得ることができる。
【0190】実施の形態23.実施の形態22の図35
及び図36の回路の場合、昇圧電源電圧監視回路235
の出力端子237(VLO)に、LOWからHIGH、
HIGHからLOWに切り替わるどちらの場合でも、同
一の遅延時間が付加された形で、CLK制御回路236
への信号(VLF)が送信されることとなる。すなわ
ち、フィルタ回路259による信号遅延時間は、VCP
電圧制限時及び復帰時の双方で同一ということになる。
よって、昇圧電圧(VCP)に制限がかかり、昇圧動作
を停止した場合の遅延時間と、昇圧動作を再開する場合
の遅延時間を違う値にしたい場合は、図36の回路は適
さない。例えば、VCP電圧制限がかかり昇圧動作を停
止する時には、ノイズによる誤動作を防止したい為、遅
延時間を設けるが、昇圧動作停止後の再開時は殆ど遅延
を設けずに、復帰させたいような場合が上記に該当す
る。
【0191】具体的なフィルタ回路例を図37に示す。
例えば、図34の回路を昇圧電源電圧監視回路235に
適用した場合、出力端子237(VLO)は、VCP電
圧が制限電圧以上に増加した場合にLOWを出力、VC
P電圧が復帰電圧以下に低下した場合にHIGHを出力
する。よって、例えば昇圧動作停止時には、NMOSト
ランジスタ265はオンからオフに切り変わり、定電流
源264で決まる一定電流値と容量266の容量値によ
り、出力端子260(VLF)の切り替わり遅延時間が
決定される。昇圧動作復帰時には、今度はNMOSトラ
ンジスタ265はオフからオンに切り替わり、容量に充
電された電荷がオンしているトランジスタ265を通じ
て放電されることにより、NMOSトランジスタ265
のオン抵抗と容量値で決まる遅延時間が決定される。よ
って、NMOSトランジスタ265のオン抵抗を小さく
することにより、昇圧動作停止時には遅延を設け、昇圧
動作復帰時には殆ど遅延を設けない様な動作が可能とな
る。
【0192】図37での定電流源を簡易的な回路で実現
した場合、電源電圧変動や温度変動、ウエハプロセスパ
ラメータの変動等の影響により、電流値変動が大きくな
る場合がある。図38は定電流源264を抵抗268に
置き換えることにより遅延時間の精度を向上させたもの
である。また、上記した昇圧動作停止時と復帰時の遅延
時間に差をつける様な場合、更に図39の様に抵抗26
9を付け加えることにより、調節することもできる。
【0193】このように本実施の形態23によれば、実
施の形態22のフィルタ回路に、昇圧電圧制限時(昇圧
電源回路の昇圧動作停止時)の遅延時間と、昇圧電圧復
帰時(昇圧電源回路の昇圧動作再開時)の遅延時間を異
なる値に設定できるフィルタを適用した駆動回路を得る
ことができる。
【0194】実施の形態24.フィルタ回路にデジタル
フィルタを適用した場合が本実施の形態24である。昇
圧電源回路用にクロック信号が必要な為、このクロック
信号もししくはその信号を分周した信号を基に、カウン
タ等のロジック回路により、遅延時間を発生させ、フィ
ルタリングをかける方法である。回路の一例を図40及
び図41に挙げる。
【0195】図40の回路は実施の形態22の図35に
おいて、昇圧電源監視回路235に図34を適用した場
合のフィルタ回路例である。図35で昇圧電源監視回路
出力端子237(VLO)が制限値以上になったことを
感知し、昇圧電源電圧端子133(VCP)がLOW信
号を出力すると、図40のデータフリップフロップ(以
降DFFと呼称する)271、272、273のリセッ
ト入力にHIGH信号が入力されることで、リセットが
解除され、入力信号を受け付ける様になる。よって、ク
ロック周波数をfclkとすると、DFF271、27
2からなるカウンタ回路が四分周した信号、すなわち4
/fclk sec後にDFF273にクロック信号を
入力する。DFF273はクロック信号をトリガとし、
VCC電圧、すなわちHIGH電圧を読み込み、Q出力
にHIGH信号を出力する。NAND274は、DFF
のQ出力であるHIGH電圧と、DFFのリセット入力
であるHIGH信号を受け、初めて出力端子260(V
LF)にLOW信号を出力する。(それ以外の場合は出
力端子260にはHIGHを出力する。)このLOW信
号を受け、例えば図32のCLK制御回路236が、ク
ロック信号(CLK)のVB昇圧電源回路132への送
信を停止する。図40では、DFF二段(271及び2
72)で構成される四分周カウンタ回路により遅延回路
を構成しているが、DFFの段数は必要とする遅延時間
により、任意に設定して良い。
【0196】図41はDFF276、277及びOR回
路278により、クロック周期(1/fclk)以下の
信号をフィルタリングする回路である。まず、リセット
入力(RST)にはHIGH電圧を供給することとす
る。上記の場合と同様の条件を考慮すると、昇圧電源電
圧値(VCP)が制限値以上になった場合に、DFF2
76は昇圧電源回路出力端子237(VLO)のLOW
信号を受けて、クロック周波数をトリガとして、Q出力
にLOW信号を出力する。次のトリガタイミングでDF
F276はその時のVLO信号を読み込み、Q出力に出
力、DFF277は先のLOW信号を取り込み、Q出力
にLOW信号を出力する。よって、VLO信号がクロッ
ク周期(1/fclk)以上のLOW信号を維持しない
限り、OR回路278はVLF出力端子260にLOW
信号を出力しない。よって、クロック信号周期以下のV
LO、LOW信号をフィルタリングすることが可能とな
る。図41ではクロック周期(1/fclk)のフィル
タリングとしているが、上記と同様にDFFの数を増や
すことによりこの時間は調節可能である。また、RST
信号により、フィルタリング回路をアクティブ/ノンア
クティブに切り替えることも可能である。
【0197】このように本実施の形態24によれば、実
施の形態22のフィルタ回路に、昇圧電源回路用のクロ
ック信号を利用した、デジタルフィルタを適用した駆動
回路を得ることができる。
【0198】実施の形態25.実施の形態22(図3
5)のフィルタ回路259を昇圧電源電圧監視回路23
5に内蔵させることも可能である。すなわち、昇圧電源
電圧監視回路235中のコンパレータ回路の周波数帯域
を小さくすることにより、ある周波数以下の信号をフィ
ルタリングする方法である。例えば、実施の形態20で
上記コンパレータ回路の具体例として、図33を挙げた
が、図33の回路に図42の様に容量279を追加する
ことにより、一定周波数以上の信号をフィルタリングす
ることが可能となる。
【0199】このように本実施の形態25によれば、実
施の形態22のフィルタ回路を電源電圧監視回路に内蔵
した駆動回路を得ることができる。
【0200】実施の形態26.実施の形態4〜25の回
路を考えた場合、実施の形態4の項目で説明した様に、
出力に大電流が必要なアプリケーションに適用可能であ
ることから、広範なアプリケーションへの適用が可能と
なる。但し、例えば同一回路を複数のアプリケーション
に適用した場合、最大の出力電流を要求されるアプリケ
ーションでの能力が確保されているから、もっと小さい
出力電流のアプリケーションでは全く問題が無いという
訳ではない。
【0201】さらに具体的な例を挙げると、例えば、実
施の形態4〜25における出力上下アームトランジスタ
144、145を除く、プリドライブ用電源回路とプリ
ドライブ回路(74a)を集積回路としたプリドライバ
ICを作製したとする。この場合、集積回路を多様なア
プリケーションに適用させる為には、想定しうる最大能
力条件に合わせて、ゲート駆動用のプリドライブ用電源
回路を設計する必要がある。例えば、昇圧電源回路にチ
ャージポンプ回路を適用した場合、(11)式から、出
力トランジスタの駆動に必要なゲートチャージ電荷最大
特性(Cg)、PWM周期内に上下アームがオンする最
大個数(n)、PWM最大周波数(fpwm)から、出
力トランジスタのゲート駆動電圧の最小必要値を満足す
る様に、チャージポンプインバータのNMOS素子のオ
ン抵抗(Ron)を設定しなければならない。この時の
回路を同時に、例えば上記Cg、n、fpwmがもっと
小さいアプリケーションに適用した場合、プリドライブ
用電源回路の能力面では特に問題は発生しないが、例え
ば上記Ronの値は必要以上に小さいことになる。Ro
nが小さい場合、昇圧用容量への充電は急速に行われる
が、それは同時に充電電流が増加することでもある。す
なわち、過渡電流が増加することで、スイッチングノイ
ズ等のノイズが増加することになる。よって、アプリケ
ーションとして要求されるプリドライブ用電源回路能力
よりも必要以上の能力設定をした回路を用いた場合、ノ
イズの増加により、最悪周辺回路への誤動作等の悪影響
を及ぼす可能性がある。
【0202】上記の問題点を改善する為に、適用アプリ
ケーションにより、必要能力を自己検出し、実施の形態
1〜25の昇圧電源回路の出力能力を切り替える回路の
一例が図43である。但し、図43は実施の形態21の
回路例、図35に上記機能を追加した場合の例である。
具体的な動作を説明すると、図43の可変昇圧電源回路
282の負荷としては、前述した様に出力段トランジス
タ144及び145のゲート駆動に必要な負荷電流が印
可される。負荷電流が大きくなると、昇圧電源回路出力
電圧(VCP)は減少していき、通常時の下アーム駆動
用定電圧回路134の定電圧出力以下にVCPが低下し
た場合、定電圧を出力することが不可能になる。この
時、下アーム駆動用定電圧回路の出力電圧(VGB)
は、VCP電圧に比例し、電圧降下していくことにな
る。
【0203】図43で新たに追加した、下アーム駆動用
電源電圧監視回路280は、VGBがある電圧以下、例
えば下アーム駆動用定電圧回路134の通常出力定電圧
以下に低下したことを検出し、昇圧電源回路の入力端子
281(MGB)に信号を送信する。この検出信号を受
けて、可変昇圧電源回路282は出力能力値を増加させ
ることにより、下アーム駆動用電圧VGBの低下を防止
する。すなわち、能力が必要ない時は、可変昇圧電源回
路282の出力能力を低減することにより、ノイズの増
加を抑え、能力が必要な時にのみ、可変昇圧電源回路2
82の出力能力を増加させることができる。
【0204】このように本実施の形態26によれば、実
施の形態1〜25の回路を複数のアプリケーションに適
用する場合に、必要時のみ昇圧電源回路の能力を向上さ
せることで、ノイズによる周辺回路や自己回路への悪影
響を防止する、自己診断回路を追加した駆動回路を得る
ことができる。
【0205】実施の形態27.実施の形態26の可変昇
圧電源回路にチャージポンプ回路を適用している場合
に、昇圧用インバータのオン抵抗値を切り替えることに
より、実施の形態26と同等の効果を得ることができ
る。
【0206】具体的な回路例を図44に示す。下アーム
駆動電源電圧監視回路280の具体例、素子286〜2
91で構成される回路動作については、実施の形態2
1、図34と同等であるので、ここでは説明を省略す
る。図44において、端子139のVGB電圧がある設
定値以下に低下した場合に、下アーム駆動用電源電圧監
視回路280の出力端子281(MGB)はLOWから
HIGH電圧に切り替わる。この信号を受けて、初め
て、可変昇圧電源回路282内のNMOSトランジスタ
293はクロック信号(CLKO)に従って動作する様
になる。よって、倍昇圧チャージポンプ回路である28
2回路内の昇圧用インバータのNMOSトランジスタ1
51のオン抵抗が低下し、昇圧電源回路の能力が上昇す
ることになる。また、図44の可変昇圧電源回路282
では、倍昇圧チャージポンプ回路を示しているが、この
回路は実施の形態6〜9のどの回路を適用しても良い。
【0207】このように本実施の形態27によれば、実
施の形態26の昇圧電源回路として、実施の形態5〜8
のチャージポンプ回路を適用している場合に、下アーム
駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、昇圧用インバー
タ回路のNMOSオン抵抗を減少/増加させることによ
り、実施の形態26の効果を実現する駆動回路を得るこ
とができる。
【0208】実施の形態28.実施の形態26の昇圧電
源回路にチャージポンプ回路を適用している場合に、整
流ダイオードの順方向電圧を切り替えることにより、実
施の形態26で述べた効果を得ることができる。
【0209】具体的な回路例を図45に示す。下アーム
駆動用電源電圧監視回路280は図44と同一である。
VGB電圧がある設定値以下に低下した場合、端子28
1(MGB)はLOWからHIGHに切り替わる。HI
GH信号により、スイッチ294と296がオンし、整
流用ダイオード147、148にそれぞれ整流用ダイオ
ード295、297が並列接続されることで、順方向電
圧が低下し、昇圧電源回路の出力能力が上昇する。
【0210】ここで、実施の形態27と同様に、図45
の可変昇圧電源回路282では、倍昇圧チャージポンプ
回路を示しているが、実施の形態6〜9のチャージポン
プ回路を適用しても良い。また、実施の形態27と同時
に実施することにより、実施の形態26で述べた効果を
得ることもできる。
【0211】このように本実施の形態28によれば、実
施の形態26の昇圧電源回路として、実施の形態5〜8
のチャージポンプ回路を適用している場合に、下アーム
駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、チャージポンプ
回路内の整流ダイオードの順方向電圧を減少/増加させ
ることにより、実施の形態26と同等の効果の駆動回路
を得ることができる。また、実施の形態27と同時に実
施することによっても、実施の形態26と同等の効果の
駆動回路を得ることができる。
【0212】実施の形態29.実施の形態26の昇圧電
源回路に、実施の形態10のステップアップコンバータ
を適用している場合に、コイルのインダクタンス値を切
り替えることにより、実施の形態26で述べた効果を得
ることができる。
【0213】具体的な回路例を図46に示す。下アーム
駆動用電源電圧監視回路280の回路については、図4
4、45と同一につき、ここでは説明を省略する。下ア
ーム駆動用電源電圧(VGB)の電圧低下時における、
端子281(MGB)のHIGH信号を受けて、スイッ
チ299はコイル298の両端短絡を解放し、コイル1
82にコイル298を直列接続する。このことにより、
昇圧電源電圧(VCP)が上昇することになる。
【0214】このように本実施の形態29によれば、実
施の形態26の昇圧電源回路として、実施の形態10の
ステップアップコンバータ回路を適用している場合に、
下アーム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、ステッ
プアップコンバータ内のコイルのインダクタンス値を増
加/減少させることで、実施の形態26と同等の効果の
駆動回路を得ることができる。
【0215】実施の形態30.実施の形態29と同様
に、実施の形態26の昇圧電源回路に、実施の形態10
のステップアップコンバータを適用している場合に、N
MOSトランジスタのオン抵抗値を切り替えることによ
り、実施の形態26と同等の効果を得ることができる。
【0216】具体的な回路例を図47に示す。下アーム
駆動用電源電圧監視回路280は図44〜46と同一で
あり、下アーム駆動用電源電圧(VGB)が低下した時
に、端子281(MGB)にHIGHが出力され、この
信号がAND300に入力されることにより、NMOS
トランジスタ301が、クロック信号(CLKO)に従
って動作する様になる。このことにより、昇圧電源電圧
が上昇することになる。
【0217】このように本実施の形態30によれば、実
施の形態26の昇圧電源回路として、実施の形態10の
ステップアップコンバータ回路を適用している場合に、
下アーム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、ステッ
プアップコンバータ内のNMOSトランジスタのオン抵
抗値を減少/増加させることにより、実施の形態26の
効果を実現する駆動回路を得ることができる。また、実
施の形態29と同時に実施することによっても、実施の
形態26の効果を実現する駆動回路を得ることもでき
る。
【0218】実施の形態31.実施の形態29、30と
同様に、実施の形態26の昇圧電源回路に、実施の形態
10のステップアップコンバータを適用している場合
に、整流ダイオードの順方向電圧を切り替えることによ
り、実施の形態26で述べた効果を得ることができる。
【0219】具体的な回路例を図48に示す。下アーム
駆動用電源電圧監視回路280は図44〜図47と同一
であり、VGB電圧低下時に、端子281(MGB)に
HIGH信号を出力する。このHIGH信号を受けて、
スイッチ302をオンすることで、整流ダイオード18
3に整流ダイオード303を並列接続し、昇圧電源電圧
出力(VCP)を上昇させる。
【0220】このように本実施の形態31によれば、実
施の形態26の昇圧電源回路として、実施の形態10の
ステップアップコンバータを適用している場合に、下ア
ーム駆動用電源電圧監視回路の信号を受けて、ステップ
アップコンバータ内の整流ダイオードの順方向電圧を減
少/増加させることにより、実施の形態26と同等の効
果の駆動回路を得ることができる。また、実施の形態2
9若しくは実施の形態30と同時に実施することによっ
ても、実施の形態26と同等の効果の駆動回路を得るこ
とができる。
【0221】実施の形態32.実施の形態26、図43
における、下アーム駆動電源電圧監視回路は、実施の形
態26の効果で説明した様に、上下アームトランジスタ
のゲート駆動負荷による、昇圧電源回路出力(VCP)
の低下による、下アーム駆動用定電圧回路の定電圧出力
(VGB)の低下を検出するものである。よって、VG
B電圧をモニタするのでなく、VCP電圧をモニタして
も良い。よって、既にVCP電圧をモニタする昇圧電源
電圧監視回路が存在する為、図43の昇圧電源電圧監視
回路235に上記機能を追加することにより、回路規模
の削減を図ることが可能である。
【0222】図49における、昇圧電源電圧監視回路3
04がこの機能を付随させた回路となる。VCPがある
設定値以下になった時に、昇圧電源電圧監視回路304
は、可変昇圧電源回路282の能力切り替え入力端子2
81(MGB)に信号を送信する。それ以外の動作につ
いては、実施の形態26〜31と同一である。
【0223】このように本実施の形態32によれば、実
施の形態26の昇圧電源電圧監視回路に昇圧電源電圧低
下検出機能を追加することにより、回路規模の削減を図
りつつ、実施の形態26〜31と同等の効果の駆動回路
を得ることができる。
【0224】実施の形態33.実施の形態26では、下
アーム駆動電源電圧を監視し、昇圧電源回路の能力を切
り替える回路を挙げたが、同様の考え方を上アーム駆動
用昇圧電源回路にも適用することが出来る。すなわち、
上アーム駆動用昇圧電源回路の能力不足時、上アームゲ
ート駆動電源電圧(VGT)が低下したのを自己検出
し、上アーム駆動用昇圧電源回路能力を向上させること
ができる。
【0225】図50に上記例を示す。実施の形態21の
回路例、図35に上記機能を追加した場合の回路例であ
るが、実施の形態1〜32のどの回路についても適用可
能である。上アーム駆動電源電圧監視回路305は、上
アーム駆動用昇圧電源回路307の出力電圧(VGT)
をモニタし、上アーム駆動負荷が増加し、VGTがある
設定値以下に低下した場合に、上アーム駆動用昇圧電源
回路307の能力切り替え入力端子306(MGT)に
信号を送信する。この信号を受けた、上アーム駆動用昇
圧電源回路307は出力能力を増加させ、負荷増加によ
る上アーム駆動電圧の低下を改善する。負荷が小さい時
には、能力を低下させることにより、必要以上の出力能
力を持った場合のノイズ増加を防止する。実施の形態2
6〜32と同時に実施しても良く、実施の形態32、図
49に上記機能を持たせた回路が図51となる。
【0226】このように本実施の形態33によれば、実
施の形態1〜32の回路を複数のアプリケーションに適
用する場合に、必要時のみ上アーム駆動用昇圧電源回路
の能力向上させることで、ノイズによる周辺回路や自己
回路への悪影響を防止する、自己診断回路を追加した駆
動回路を得ることができる。
【0227】実施の形態34.実施の形態33の上アー
ム駆動用昇圧電源回路として、実施の形態17の様なチ
ャージポンプ回路を適用している場合に、実施の形態2
7と同様に、昇圧用インバータのオン抵抗値を切り替え
ることができる。
【0228】図52に上記回路の具体例を示す。上アー
ム駆動電源電圧監視回路305は、抵抗309〜31
2、314〜316、オペアンプ313、318、NM
OSトランジスタ317、インバータ319の素子又は
回路から成る。抵抗309〜312及びオペアンプ31
3から成る反転アンプは、上アームのゲート駆動電圧に
当たる、VGT−VB電圧を、VCCを電源とするコン
パレータで駆動可能な様に、信号振幅を圧縮及びGND
基準の信号に圧縮する為の、反転アンプとなる。例え
ば、抵抗309及び311の抵抗値をR1、抵抗31
0、312の抵抗値をR2、また、アンプ313の出力
をVoとすると、式(29)となる。
【0229】
【数31】
【0230】ここで、上アームゲート駆動電圧(VGT
−VB)が、R1とR2の抵抗比で決まるゲイン倍に圧
縮された値が出力される。よって、ゲインを適当に設定
することにより、VBに応じた耐圧の素子を使用するの
は、抵抗309〜312のみで良く、アンプ313やそ
の後段に接続される回路や素子については、VCC電圧
に応じた素子を使用すれば良い。すなわち、回路素子部
品のコスト上昇や集積時のレイアウトパターン増加を防
止することが可能となり、製造コストの上昇を防止する
ことが可能となる。上記反転アンプ後の後段回路につい
ては、実施の形態27の具体例である、図44と同一構
成につき、ここでは特に詳細動作については説明を省略
する。
【0231】このように本実施の形態34によれば、実
施の形態33の上アーム駆動用昇圧電源回路として、チ
ャージポンプ回路を適用している場合に、上アーム駆動
用電源電圧監視回路の信号を受けて、上アーム駆動用昇
圧電源回路中の昇圧インバータ回路のNMOSトランジ
スタのオン抵抗を減少/増加させることにより、実施の
形態33と同等の効果の駆動回路を得ることができる。
【0232】実施の形態35.実施の形態33の上アー
ム駆動用昇圧電源回路として、実施の形態17の様なチ
ャージポンプ回路を適用している場合に、実施の形態2
8と同様に、整流ダイオードの順方向電圧を切り替える
ことにより、実施の形態33で述べた効果を得ることが
できる。
【0233】具体的な回路の一例を図53に示す。上ア
ーム駆動電源電圧監視回路305については、実施の形
態34の図52と同一、上アーム駆動用昇圧電源回路3
07については、実施の形態28の図45と同一につ
き、ここでは詳細動作の説明については省略する。
【0234】このように本実施の形態35によれば、実
施の形態33の上アーム駆動用昇圧電源回路として、チ
ャージポンプ回路を適用しえている場合に、上アーム駆
動用電源電圧監視回路の信号を受けて、上アーム駆動用
昇圧電源回路中の整流ダイオードの順方向電圧を減少/
増加させることにより、実施の形態33と同等の効果の
駆動回路を得ることができる。また、実施の形態34と
同時に実施することにより、実施の形態33と同等の効
果の駆動回路を得ることができる。
【0235】実施の形態36.実施の形態26〜35で
は、上下アーム駆動電圧の低下を各電源電圧監視回路が
検出し、低下時には、上下アームを駆動する昇圧電源回
路の能力を増加させる回路について説明した。本実施の
形態36では、上記のゲート駆動電圧が低下した時の各
電源電圧監視回路の検出信号を異常検出とし、プリドラ
イブ回路動作を停止させる回路について説明する。
【0236】具体的には、発明の背景や実施の形態1に
て述べている様に、ゲート駆動電圧が低下した場合、出
力上下アームトランジスタの出力能力が低下し、アプリ
ケーション動作に必要な出力電流又は出力ダイナミック
レンジが確保出来なくなる可能性がある。この場合、最
悪時には誤動作や電気回路の破壊等が生じる可能性があ
る。本実施の形態36は、実施の形態1〜25の場合に
おいて、ゲート駆動電圧がある設定値以下に低下した場
合を異常モードとして検出し、出力トランジスタ駆動回
路の動作を停止させる、安全性確保の為の回路を目的と
する。
【0237】具体的な回路の一例を図54に示す。ここ
で、プリドライブ用電源回路136h内の上下アーム駆
動用電圧(VGT、VGB)検出回路の構成は、図51
と同様である。VB昇圧電源回路132がある電圧以下
に低下したことを検出した、昇圧電源電圧監視回路30
4は下アーム駆動回路の入力端子(MIB)に異常検出
信号を送信し、その信号を受けた下アーム駆動回路14
2は下アームトランジスタ145の駆動を停止する。同
様にして、上アーム駆動電圧(VGT−VB)が低下し
たことを検出した、上アーム駆動電源電圧監視回路30
5は、上アーム駆動回路141の入力端子(MIT)に
異常検出信号を送信、その信号を受信した上アーム駆動
回路141は上アームトランジスタ144の駆動を停止
する。以上により、ゲート駆動電圧低下時のプリドライ
バ回路動作停止を実現する。
【0238】このように本実施の形態36によれば、実
施の形態1〜35の回路において、出力トランジスタの
ゲート駆動電圧低下を検出し、出力トランジスタをオフ
させることにより、異常動作を防止する駆動回路を得る
ことができる。
【0239】実施の形態37.実施の形態1で説明した
様に、本発明は出力上下アームを駆動する回路(プリド
ライブ回路74a)内で、電源電圧(VB)が直接印可
される素子数を削減し、かつ出力トランジスタのゲート
駆動電圧を必要以上に上昇することを抑えることによ
り、製造コストの増加を抑えつつ、広範囲な電源電圧範
囲に適用可能な回路を実現することを一つの目的として
いる。実施の形態3〜36において、出力段の電源とプ
リドライブ用電源回路の電源(VB)は共通としていた
が、例えば、電源電圧が二個以上存在するアプリケーシ
ョンにおいては、出力負荷駆動用の電源と別個の電源電
圧が小さい電源をプリドライブ用電源回路の昇圧用電源
として用いることにより、プリドライブ用電源回路を構
成する素子耐圧を小さくすることが可能である。
【0240】本実施の形態37は、二個以上の電源を有
し、モータ等のコイル負荷駆動用電源とは別個に、それ
よりも電源電圧値の小さい電源が存在する場合、プリド
ライブ用電源回路の昇圧用基準電圧に前記電源を使用す
ることで、プリドライブ用電源回路の製造コストを低減
するものである。具体的には、42Vバッテリーと12
Vバッテリーの二個のバッテリーを有する、車載用の4
2Vアプリケーション等が挙げられる。
【0241】図55に具体的な回路の一例を示す。図5
5は実施の形態22、図35に上記を適用した場合の回
路例となる。プリドライブ用電源回路136iの昇圧電
源回路の電源として、電源327(VB1)を使用し、
上アームトランジスタ144、下アーム145で構成さ
れるトーテムポール形出力段の電源、及び上アーム駆動
回路141の接地として、電源329(VB2)を使
用、VB2>VB1の場合にプリドライブ用電源回路の
回路規模削減を実現する回路となる。
【0242】このように本実施の形態37によれば、車
載用の42Vアプリケーションの様に、二個以上の電源
を有し、モータ等のコイル負荷駆動用の出力段電源以外
に電源電圧値の小さい電源を有するアプリケーション
で、実施の形態3〜37のプリドライブ用電源回路の電
源に、出力段電源以外の上記小電圧電源を適用すること
により、製造コストの削減を図った駆動回路を得ること
ができる。
【0243】実施の形態38.通常、昇圧電源回路で
は、電源起動時に突入電流(ラッシュ電流とも称され
る)が流れる。例えば、図12の倍昇圧チャージポンプ
回路を用いて説明すると、電源電圧(VB)を0Vから
12Vに電源を起動した場合、デカップリング容量15
2は、当然充電されていない為、昇圧出力133(VC
P)は0Vであるから、VBからデカップリング容量
へ、整流ダイオード147、148の順方向特性で決定
される電流が瞬間的に流れることになる。これが突入電
流である。突入電流は、回路構成や回路を構成する素子
特性、電源電圧等によっても変わってくるが、未対策の
場合、数百mA〜数Aのオーダーとなる。昇圧電源回路
出力の通常負荷が数mA〜数十mAであることを考える
と、上記の値は大きい為、場合によっては素子破壊等に
つながる恐れがある。
【0244】この突入電流対策としては、電源端子と電
源間に制限抵抗を挿入するのが一般的である。上記の図
12の例で言うと、端子VBと、12V電源との間に制
限抵抗を挿入することになる。但し、制限抵抗を挿入す
ることにより、通常負荷時の昇圧経路のインピーダンス
が上昇する為、昇圧電源回路の出力は低下することにな
る。すなわち、突入電流を小さくすればする程、昇圧電
源回路の出力能力は低下することになる。
【0245】本実施の形態は、上記突入電流が生じる、
電源起動時のみ制限抵抗を挿入し、通常時には制限抵抗
を外すことにより、通常時の昇圧電源回路能力を確保す
るものである。具体的には、昇圧出力電圧が電源起動時
に低電圧値である時のみ、制限抵抗を挿入し、突入電流
を制限する。図56がその具体的な回路となる。昇圧電
源回路7の昇圧出力Voをモニタする昇圧出力電圧監視
回路336が、Voがある電圧値以下の場合にスイッチ
333をオフすることで、電源330から昇圧電源回路
7に流れる突入電流を、突入電流制御スイッチ334中
の制限抵抗332により制限する。昇圧出力Voがある
電圧以上まで上昇すると、スイッチ333はオンとな
り、制限抵抗332の両端が短絡されることで、昇圧電
源回路出力能力の低下を防止する。回路の一例を図57
に示す。なおここで言う昇圧電源回路7は、本発明中の
VCC昇圧電源回路69であってもよいし、またVB昇
圧電源回路132であってもよいし、また可変昇圧電源
回路282であってもよい。
【0246】本実施の形態38は実施の形態1〜37に
ついても同様に成立する。実施の形態22、図35の回
路に上記回路、図56を適用した場合の回路例が図58
となる。実施の形態22の昇圧電源電圧監視回路304
はある電圧以上に上昇した場合、VLOに信号を出力す
るものであったが、図58の昇圧電源監視回路304は
それ以外に、ある電圧以下にVCPが低下した場合に
も、VHOに信号を出力することにより、上記効果を得
る回路となっている。
【0247】このように本実施の形態38によれば、昇
圧電源回路において、電源起動時の昇圧出力定電圧時の
み、突入電流の制限抵抗を挿入し、通常時には制限抵抗
による昇圧出力能力の低下を防止する駆動回路を得るこ
とができる。
【0248】実施の形態39.実施の形態38と同様の
突入電流に関する問題点を改善する為に、昇圧出力電流
を監視し、ある電流値以上の場合に制限抵抗を挿入する
ことで、実施の形態38と同様の効果を得ることができ
る。
【0249】具体的な回路例を図60に示す。出力電流
をセンシングする抵抗362により、制限抵抗両端の短
絡/解放を決めるスイッチ334のオン/オフをする回
路である。この場合、昇圧出力が上記センシング抵抗値
両端の端子間電圧分、降下することになるので、昇圧出
力デカップリング用容量349への充電電流をモニタす
る形に変更した回路が図61となる。
【0250】本実施の形態39についても、実施の形態
1〜37に適用可能であり、実施の形態22,図35に
適用した場合の回路例が図62である。
【0251】このように本実施の形態39によれば、昇
圧電源回路において、電源起動時の突入電流発生時の
み、突入電流の制限抵抗を挿入し、通常時には制限抵抗
による昇圧出力能力の低下を防止する駆動回路を得るこ
とができる。
【0252】実施の形態40.実施の形態38と同様の
突入電流に関する問題点を改善する為に、電源起動後に
ある一定の遅延時間を設け、その期間は制限抵抗を挿入
することで、実施の形態38と同様の効果を得る回路を
図63に示す。またさらに具体的な回路の一例は図64
に示す。本実施の形態についても、実施の形態1〜37
に適用可能であり、実施の形態22、図35に適用にし
た場合の回路例が図65である。
【0253】このように本実施の形態40によれば、昇
圧電源回路において、電源起動時後の一定時間のみ、突
入電流の制限抵抗を挿入し、通常時には制限抵抗による
昇圧出力能力の低下を防止する駆動回路を得ることがで
きる。
【0254】実施の形態41.実施の形態40では、電
源起動時に一定時間の遅延時間を発生させる回路、電源
起動時遅延回路を必要としたが、システムによっては、
この回路と同一の機能を持つ回路が既に存在する場合が
ある。これはパワーオンリセット回路と呼ばれ、電源電
圧を監視し、電源起動後一定の時間内は回路動作を停止
させる回路である。本実施の形態41では、パワーオン
リセット回路出力を利用して、実施の形態40と同様の
効果を得ることを目的とする。
【0255】図66に、実施の形態22、図35での具
体例を示す。プリドライブ回路の制御を行うMCU37
5はVCC電源を使用する。VCCは電源126(V
B)より、レギュレータ回路373が生成する定電圧で
ある。パワーオンリセット回路(POR回路)374は
電源(VB)起動後、レギュレータ出力(VCC)の正
常定電圧が出力された後、MCUの誤動作が生じない様
に一定時間の間、MCUにリセット信号を送信するもの
である。よって、このPOR回路の電源起動時のリセッ
ト信号を利用して、突入電流制限用の制限抵抗を挿入す
ることにより、実施の形態40と同様の効果が得られる
ことになる。
【0256】このように本実施の形態41によれば、シ
ステム中に含まれる、パワーオンリセット信号を利用す
ることにより、回路削減を図りつつ、実施の形態40と
同一の効果の駆動回路を得ることができる。
【0257】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、個々の実施の形態毎に述べた効果に加え
て、全体的に以下に示すような効果の全て、または何れ
かの効果を奏する。
【0258】電源電圧変動の大きい電源を使用する場合
においても、電圧低下時に出力トランジスタの能力が低
下しない。
【0259】電源電圧変動の大きい電源を使用する場合
においても、電圧上昇時に対応した耐圧を有する素子を
最小限に抑えることができる。
【0260】電源電圧変動の大きい電源を使用する場合
においても、出力特性の変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態1における3相ブラシレ
スモータ負荷と出力段を示す回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるコイル負荷と
出力段を示す回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における上アーム駆動
回路を示す回路図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における駆動回路を示
す回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態1におけるチャージポン
プ回路と負荷モデルを示す回路図である。
【図7】 本発明の実施の形態1における出力電圧と出
力電流との関係を示す特性図である。
【図8】 本発明の実施の形態1における出力NMOS
トランジスタのゲートチャージ特性を示す特性図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態2における駆動回路を示
す回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態3における駆動回路を
示す回路図である。
【図11】 本発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図12】 本発明の実施の形態5を示す昇圧電源回路
用の倍昇圧チャージポンプ回路図である。
【図13】 本発明の実施の形態6を示す昇圧電源回路
用の三倍昇圧チャージポンプ回路図である。。
【図14】 本発明の実施の形態7を示す昇圧電源回路
用の三倍昇圧チャージポンプ回路図である。
【図15】 本発明の実施の形態8を示す昇圧電源回路
用のチャージポンプ回路図である。
【図16】 本発明の実施の形態9を示す昇圧電源回路
用の出力段トランジスタを利用したチャージポンプ回路
図である。
【図17】 本発明の実施の形態10を示す昇圧電源回
路用のステップアップコンバータ回路図である。
【図18】 本発明の実施の形態11を示す出力段トラ
ンジスタ及びコイル負荷を利用した昇圧電源回路図であ
る。
【図19】 本発明の実施の形態11の具体的な昇圧動
作を説明する為の、Slow Decay時PWM動作
説明図である。
【図20】 本発明の実施の形態11の具体的な昇圧動
作を説明する為の、Fast Decay時PWM動作
説明図である。
【図21】 本発明の実施の形態12を示す下アーム駆
動用定電圧回路用NPNトランジスタを出力とする定電
圧回路図である。
【図22】 本発明の実施の形態13を示す下アーム駆
動用定電圧回路用NMOSトランジスタを出力とする定
電圧回路図である。
【図23】 本発明の実施の形態14を示す下アーム駆
動用定電圧回路図である。
【図24】 本発明の実施の形態15を示す下アーム駆
動用定電圧回路図である。
【図25】 本発明の実施の形態15を示すアンプ回路
図である。
【図26】 本発明の実施の形態16を示す下アーム駆
動用定電圧回路図である。
【図27】 本発明の実施の形態17を示す上アーム駆
動用昇圧電源回路図である。
【図28】 本発明の実施の形態18を示す上アーム駆
動用昇圧電源回路図である。
【図29】 本発明の実施の形態19を示すブロック図
である。
【図30】 本発明の実施の形態19を示す昇圧電源電
圧クランプ回路図である。
【図31】 本発明の実施の形態20を示すブロック図
である。
【図32】 本発明の実施の形態20を示す昇圧電源電
圧監視回路及びCLK制御回路図である。
【図33】 本発明の実施の形態20を示すコンパレー
タ回路図である。
【図34】 本発明の実施の形態21を示す昇圧電源電
圧監視回路図である。
【図35】 本発明の実施の形態22を示すブロック図
である。
【図36】 本発明の実施の形態22のフィルタ回路を
示す回路図である。
【図37】 本発明の実施の形態23のフィルタ回路図
である。
【図38】 本発明の実施の形態23のフィルタ回路図
である。
【図39】 本発明の実施の形態23のフィルタ回路図
である。
【図40】 本発明の実施の形態24のデジタルフィル
タ回路である。
【図41】 本発明の実施の形態24のデジタルフィル
タ回路である。
【図42】 本発明の実施の形態25のコンパレータ回
路図である。
【図43】 本発明の実施の形態26を示すブロック図
である。
【図44】 本発明の実施の形態27を示す回路図であ
る。
【図45】 本発明の実施の形態28を示す回路図であ
る。
【図46】 本発明の実施の形態29を示す回路図であ
る。
【図47】 本発明の実施の形態30を示す回路図であ
る。
【図48】 本発明の実施の形態31を示す回路図であ
る。
【図49】 本発明の実施の形態32を示すブロック図
である。
【図50】 本発明の実施の形態33を示すブロック図
である。
【図51】 本発明の実施の形態33を示すブロック図
である。
【図52】 本発明の実施の形態34を示す回路図であ
る。
【図53】 本発明の実施の形態35を示す回路図であ
る。
【図54】 本発明の実施の形態36を示すブロック図
である。
【図55】 本発明の実施の形態37を示すブロック図
である。
【図56】 本発明の実施の形態38を示すブロック図
である。
【図57】 本発明の実施の形態38を示す回路図であ
る。
【図58】 本発明の実施の形態38を示すブロック図
である。
【図59】 本発明の実施の形態39を示すブロック図
である。
【図60】 本発明の実施の形態39を示す回路図であ
る。
【図61】 本発明の実施の形態39を示す回路図であ
る。
【図62】 本発明の実施の形態39を示すブロック図
である。
【図63】 本発明の実施の形態40を示すブロック図
である。
【図64】 本発明の実施の形態40を示す回路図であ
る。
【図65】 本発明の実施の形態40を示すブロック図
である。
【図66】 本発明の実施の形態40を示すブロック図
である。
【図67】 従来の駆動回路を示す回路図である。
【図68】 従来の駆動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 駆動用回路電源、7 昇圧電源回路、8 プリドラ
イブ回路、9 上アーム駆動回路、10 下アーム駆動
回路、11 上アーム、12 下アーム、13出力端
子、65 VCC電源、67 上アーム駆動用昇圧電源
回路、68 下アーム駆動用昇圧電源回路、69 VC
C昇圧電源回路、72 上アーム駆動回路、73 下ア
ーム駆動回路、74 プリドライブ回路、74a プリ
ドライブ回路、103 上アーム制御回路、104 上
アーム制御回路、132 VB昇圧電源回路、134
下アーム駆動用定電圧回路、135 上下アーム駆動用
定電圧回路、136 プリドライブ用電源回路、136
a〜136m プリドライブ用電源回路、141 上ア
ーム駆動回路、142 下アーム駆動回路、144上ア
ーム、145 下アーム、146 出力端子、235
昇圧電源電圧監視回路、236 クロック制御回路、2
59 フィルタ回路、280 下アーム駆動電源電圧監
視回路、282 可変昇圧電源回路、304 昇圧電源
電圧監視回路、305 上アーム駆動電源電圧監視回
路、307 上アーム駆動用昇圧電源回路、334 突
入電流制御スイッチ、336 昇圧出力電圧監視回路、
361昇圧出力電流監視回路、372 電源起動時遅延
回路、548 昇圧電源電圧クランプ回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月28日(2002.2.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正内容】
【0116】
【数19】
【数20】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】
【数21】
【数22】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】
【数23】
【数24】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正内容】
【0126】
【数25】
【数26】
【数27】
【数28】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正内容】
【0138】
【数29】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/5387 H02M 7/5387 Z Fターム(参考) 5H007 AA05 AA17 BB06 CA02 CB05 DB03 DB09 DC05 FA01 GA03 GA08 5H730 AA20 AS04 BB02 DD04 5H740 BA12 BB05 HH05 KK01

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用回路電源と、上アームおよび下ア
    ームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アーム
    を駆動するための上アーム駆動回路および前記下アーム
    を駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドライ
    ブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路およびVCC電
    源を昇圧して出力する下アーム駆動用昇圧電源回路を有
    するVCC昇圧電源回路とを備えたことを特徴とする駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 前記上アーム駆動用昇圧電源回路は前記
    VCC電源と前記駆動用回路電源を加算した電圧を出力
    することを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記上アーム駆動回路は、VCC電源と
    接地間の振幅を持つ信号を出力する上アーム制御入力信
    号処理回路と、その信号を前記上アーム駆動用昇圧電源
    回路の出力と前記駆動用回路電源の出力間の振幅を持つ
    信号にレベルシフトするレベルシフト回路と、そのレベ
    ルシフトされた信号を前記上アームの駆動信号に変換す
    る上アーム出力駆動回路と、その上アーム出力駆動回路
    の出力を受けて前記上アームを駆動する出力前段回路と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記VCC昇圧電源回路は、チャージポ
    ンプ回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の駆
    動回路。
  5. 【請求項5】 前記VCC昇圧電源回路は、チャージポ
    ンプ回路およびデカップリングコンデンサを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 駆動用回路電源と、上アームおよび下ア
    ームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アーム
    を駆動するための上アーム駆動回路および前記下アーム
    を駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドライ
    ブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆動
    用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路および
    下アーム駆動用定電圧回路を有するプリドライブ用電源
    回路とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記VB昇圧電源回路は、チャージポン
    プ回路を備えたことを特徴とする請求項6に記載の駆動
    回路。
  8. 【請求項8】 前記VB昇圧電源回路は、前記上アーム
    および下アームおよび整流ダイオードおよび昇圧用容量
    およびデカップリング容量を備えたことを特徴とする請
    求項6に記載の駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記VB昇圧電源回路は、昇圧用コイル
    を備えたステップアップコンバータにより構成されたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記昇圧用コイルは、PWM駆動する
    負荷であるコイルを備えたことを特徴とする請求項9に
    記載の駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記下アーム駆動用定電圧回路は、ツ
    ェナーダイオードおよびNPNトランジスタを備えたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記下アーム駆動用定電圧回路は、ツ
    ェナーダイオードおよびNMOSトランジスタを備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記下アーム駆動用定電圧回路は、ツ
    ェナーダイオードおよびダイオードおよびNPNトラン
    ジスタを備えたことを特徴とする請求項6に記載の駆動
    回路。
  14. 【請求項14】 前記下アーム駆動用定電圧回路は、ア
    ンプによる帰還回路およびPNPトランジスタを備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記下アーム駆動用定電圧回路は、オ
    ペアンプによる反転増幅器を備えたことを特徴とする請
    求項6に記載の駆動回路。
  16. 【請求項16】 前記上アーム駆動用昇圧電源回路は、
    チャージポンプ回路を備えたことを特徴とする請求項6
    に記載の駆動回路。
  17. 【請求項17】 前記上アーム駆動用昇圧電源回路は、
    前記上アームおよび下アームおよび整流ダイオードおよ
    び昇圧用容量およびデカップリング容量を備えたことを
    特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  18. 【請求項18】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を防止する昇圧電源電圧クランプ回
    路を有するプリドライブ用電源回路とを備えたことを特
    徴とする駆動回路。
  19. 【請求項19】 前記昇圧電源電圧クランプ回路は、ツ
    ェナーダイオードおよび抵抗素子を備えたことを特徴と
    する請求項18に記載の駆動回路。
  20. 【請求項20】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧監視回路お
    よび前記昇圧電源電圧監視回路の出力信号により前記V
    B昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCLK制御
    回路を有するプリドライブ用電源回路とを備えたことを
    特徴とする駆動回路。
  21. 【請求項21】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧監視回路お
    よび前記昇圧電源電圧監視回路の出力信号により前記上
    アーム駆動用昇圧電源回路へのクロック信号を制御する
    CLK制御回路を有するプリドライブ用電源回路とを備
    えたことを特徴とする駆動回路。
  22. 【請求項22】 前記昇圧電源電圧監視回路は、昇圧電
    源電圧値を圧縮したVCP電圧モニタ値と基準電圧値と
    を比較するコンパレータを備えたことを特徴とする請求
    項20または請求項21のいずれかに記載の駆動回路。
  23. 【請求項23】 前記コンパレータは、出力信号にヒス
    テリシス特性を持つことを特徴とする請求項22に記載
    の駆動回路。
  24. 【請求項24】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧監視回路お
    よびフィルタ回路および前記フィルタ回路の出力信号に
    より前記VB昇圧電源回路へのクロック信号を制御する
    CLK制御回路を有するプリドライブ用電源回路とを備
    えたことを特徴とする駆動回路。
  25. 【請求項25】 前記フィルタ回路は、ローパスフィル
    タであることを特徴とする請求項24に記載の駆動回
    路。
  26. 【請求項26】 前記フィルタ回路は、前記VB昇圧電
    源回路の昇圧動作停止時に遅延させて信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項24に記載の駆動回路。
  27. 【請求項27】 前記フィルタ回路は、デジタルフィル
    タであることを特徴とする請求項24に記載の駆動回
    路。
  28. 【請求項28】 前記コンパレータは一定周波数以上の
    信号をフィルタリングすることができることを特徴とす
    る請求項22に記載の駆動回路。
  29. 【請求項29】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替端子を有する可
    変昇圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路および
    前記下アーム駆動用定電圧回路の出力により前記切替端
    子に前記可変昇圧電源回路の出力能力を変化させるため
    の信号を出力する下アーム駆動電源電圧監視回路および
    前記可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視する昇圧
    電源電圧監視回路およびフィルタ回路および前記フィル
    タ回路の出力信号により前記可変昇圧電源回路へのクロ
    ック信号を制御するCLK制御回路を有するプリドライ
    ブ用電源回路とを備えた駆動回路。
  30. 【請求項30】 前記可変昇圧電源回路は、前記下アー
    ム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、昇圧用インバ
    ータ回路のオン抵抗を変化させることにより出力能力を
    変化させるチャージポンプ回路を備えたことを特徴とす
    る請求項29に記載の駆動回路。
  31. 【請求項31】 前記可変昇圧電源回路は、前記下アー
    ム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、整流用ダイオ
    ードの順方向電圧を変化させることにより出力能力を変
    化させるチャージポンプ回路を備えたことを特徴とする
    請求項29に記載の駆動回路。
  32. 【請求項32】 前記可変昇圧電源回路は、前記下アー
    ム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、コイルのイン
    ダクタンス値を変化させることにより出力能力を変化さ
    せるステップアップコンバータを備えたことを特徴とす
    る請求項29に記載の駆動回路。
  33. 【請求項33】 前記可変昇圧電源回路は、前記下アー
    ム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、NMOSトラ
    ンジスタのオン抵抗値を変化させることにより出力能力
    を変化させるステップアップコンバータを備えたことを
    特徴とする請求項29に記載の駆動回路。
  34. 【請求項34】 前記可変昇圧電源回路は、前記下アー
    ム駆動電源電圧監視回路の信号を受けて、整流用ダイオ
    ードの順方向電圧を変化させることにより出力能力を変
    化させるステップアップコンバータを備えたことを特徴
    とする請求項29に記載の駆動回路。
  35. 【請求項35】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替端子を有する可
    変昇圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路および
    前記可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視しかつ前
    記切替端子に前記可変昇圧電源回路の出力能力を変化さ
    せるための信号を出力する昇圧電源電圧監視回路および
    フィルタ回路および前記フィルタ回路の出力信号により
    前記可変昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCL
    K制御回路を有するプリドライブ用電源回路とを備えた
    ことを特徴とする駆動回路。
  36. 【請求項36】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧監視回路お
    よびフィルタ回路および前記フィルタ回路の出力信号に
    より前記VB昇圧電源回路へのクロック信号を制御する
    CLK制御回路および前記上アーム駆動用昇圧電源回路
    の出力を受け前記上アーム駆動用昇圧電源回路の出力能
    力を変化させる上アーム駆動電源電圧監視回路を有する
    プリドライブ用電源回路とを備えたことを特徴とする駆
    動回路。
  37. 【請求項37】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力しかつ切替端子を有する可
    変昇圧電源回路および下アーム駆動用定電圧回路および
    前記可変昇圧電源回路の出力の電圧上昇を監視しかつ前
    記切替端子に前記可変昇圧電源回路の出力能力を変化さ
    せるための信号を出力する昇圧電源電圧監視回路および
    フィルタ回路および前記フィルタ回路の出力信号により
    前記可変昇圧電源回路へのクロック信号を制御するCL
    K制御回路および前記上アーム駆動用昇圧電源回路の出
    力を受け前記上アーム駆動用昇圧電源回路の出力能力を
    変化させる上アーム駆動電源電圧監視回路を有するプリ
    ドライブ用電源回路とを備えたことを特徴とする駆動回
    路。
  38. 【請求項38】 前記上アーム駆動用昇圧電源回路は、
    昇圧用インバータ回路のオン抵抗を変化させることによ
    り出力能力を変化させるチャージポンプ回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項37に記載の駆動回路。
  39. 【請求項39】 前記上アーム駆動用昇圧電源回路は、
    整流用ダイオードの順方向電圧を変化させることにより
    出力能力を変化させるチャージポンプ回路を備えたこと
    を特徴とする請求項37に記載の駆動回路。
  40. 【請求項40】 駆動用回路電源と、上アームおよび下
    アームを有するトーテムポール型出力段と、前記上アー
    ムを駆動するための上アーム駆動回路および前記下アー
    ムを駆動するための下アーム駆動回路を有するプリドラ
    イブ回路と、上アーム駆動用昇圧電源回路および前記駆
    動用回路電源を昇圧して出力するVB昇圧電源回路およ
    び下アーム駆動用定電圧回路および前記VB昇圧電源回
    路の出力の電圧上昇を監視する昇圧電源電圧監視回路お
    よびフィルタ回路および前記フィルタ回路の出力信号に
    より前記VB昇圧電源回路へのクロック信号を制御する
    CLK制御回路および前記上アーム駆動用昇圧電源回路
    の出力を受け前記上アーム駆動回路の出力能力を変化さ
    せる上アーム駆動電源電圧監視回路を有するプリドライ
    ブ用電源回路とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  41. 【請求項41】 第一の駆動用回路電源と、第二の駆動
    用回路電源と、上アームおよび下アームを有するトーテ
    ムポール型出力段と、前記上アームを駆動するための上
    アーム駆動回路および前記下アームを駆動するための下
    アーム駆動回路を有するプリドライブ回路と、上アーム
    駆動用昇圧電源回路および前記第一の駆動用回路電源を
    昇圧して出力するVB昇圧電源回路および下アーム駆動
    用定電圧回路とを有するプリドライブ用電源回路とを備
    え、前記プリドライブ回路には前記第二の駆動用回路電
    源が接続されたことを特徴とする駆動回路。
  42. 【請求項42】 駆動用回路電源と、昇圧電源回路と、
    前記駆動用回路電源と前記昇圧電源回路との間に設けら
    れた突入電流制御スイッチと、前記昇圧電源回路の出力
    を監視し一定電圧値以下の場合に前記突入電流制御スイ
    ッチに信号を出力する昇圧出力電圧監視回路とを備えた
    ことを特徴とする駆動回路。
  43. 【請求項43】 駆動用回路電源と、昇圧電源回路と、
    前記駆動用回路電源と前記昇圧電源回路との間に設けら
    れた突入電流制御スイッチと、前記昇圧電源回路の出力
    電流を監視し一定電流値以上の場合に前記突入電流制御
    スイッチに信号を出力する昇圧出力電流監視回路とを備
    えたことを特徴とする駆動回路。
  44. 【請求項44】 駆動用回路電源と、昇圧電源回路と、
    前記駆動用回路電源と前記昇圧電源回路との間に設けら
    れた突入電流制御スイッチと、電源起動時に前記突入電
    流制御スイッチに信号を出力する電源起動時遅延回路と
    を備えたことを特徴とする駆動回路。
  45. 【請求項45】 駆動用回路電源と、昇圧電源回路と、
    前記駆動用回路電源と前記昇圧電源回路との間に設けら
    れた突入電流制御スイッチとを備え、電源起動時に駆動
    回路外部に設けたパワーオンリセット回路の出力信号に
    より前記突入電流制御スイッチを制御することを特徴と
    する駆動回路。
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