JP2003050761A - クライアント端末及びクライアント側情報処理方法、プログラム格納媒体、プログラム、並びに情報提供システム、 - Google Patents

クライアント端末及びクライアント側情報処理方法、プログラム格納媒体、プログラム、並びに情報提供システム、

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JP2003050761A
JP2003050761A JP2001239689A JP2001239689A JP2003050761A JP 2003050761 A JP2003050761 A JP 2003050761A JP 2001239689 A JP2001239689 A JP 2001239689A JP 2001239689 A JP2001239689 A JP 2001239689A JP 2003050761 A JP2003050761 A JP 2003050761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の切断が起こった場合でも、次に接続が
確立された際に、切断が起こった部分から映像や音楽を
楽しむことが可能となるクライアント端末を提供する。 【解決手段】 RAM23は、コンテンツサーバとのセ
ッションの途切れが発生し、配信されていた提供情報が
切断したときの、時刻情報であるタイムスタンプ(Time
stamp)を記憶する。このタイムスタンプは、前記提供
情報に付加されている。このタイムスタンプに基づいて
提供情報の進行が管理されている。CPU22は、前記
コンテンツサーバとの新たなセッション確立時に、RA
M23から提供情報が切断したときのタイムスタンプ情
報を読み出し、そのタイプスタンプまで提供情報を進め
た配信をコンテンツサーバに要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
した情報提供サーバーとのセッション確立により、配信
されてきた提供情報を受け取り、表示及び/又は音声出
力するクライアント端末及びクライアント側情報処理方
法、プログラム格納媒体、プログラムに関する。また、
本発明は、情報提供サーバーがネットワークを介してク
ライアント端末に提供用情報を送信する情報提供システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、高速通信機能を有した、図12に
示すようなモバイル機器(クライアント端末)におい
て、音楽や動画などのストリーミングサービスが始まっ
ている。すなわち、課金や料金徴収を条件に、情報提供
サーバーとのセッションが確立し、情報提供サーバーか
らストリーミングビデオデータが図12の(a)に示す
高速通信機能を有した携帯電話装置50や、図12の
(b)に示す携帯情報端末(Personal Digital Assista
nt:PDA)60に配信され、それらを受信した携帯電
話装置50では液晶表示装置(LCD)51上に、また
携帯情報端末60ではLCD61上に映像を表示でき
る。同様に、音楽データもストリーミングデータとして
サーバーから図12の(c)に示すような携帯型オーデ
ィオ受信装置70に配信され、内蔵のスピーカやヘッド
フォン71を介して音楽として出力される。もちろん、
携帯電話装置50やPDA60は、ストリーミングオー
ディオデータを受信し、内蔵のスピーカやヘッドフォン
を介して音声として音楽を出力することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記モバイ
ル機器(クライアント端末)を用いての音楽や動画など
のストリーミングサービスでは、使用する環境下、特に
通信環境によっては、どうしても通信の切断が起こり得
る。
【0004】この際、通常、電波が届かないなど、情報
提供サーバーとのセッションが途絶えてしまった場合に
は、次にセッションが確立した場合(電話をかけ直した
りなどして)には、情報提供サーバー側では新たなセッ
ションとみなされ、頭から再生が始まってしまう。
【0005】また、たとえ、通信が切断されるまでに至
らなくても、通信品質の関連で、部分的にパケット落ち
が生じて、映像だとフレームレートが極端に落ちたり、
部分的に解像度が落ちてしまったり、音に関しては音に
ノイズが混ざったり、部分部分で音が途切れてしまった
りすることがあり得る。
【0006】映像や音楽などで著作権が発生して課金を
する様なコンテンツで、この様になるのは、ユーザに対
して不満を与える。
【0007】これを回避するために情報提供サーバ側に
機能を追加し、再度セッションが確立した後には、切断
された途中からのビデオやオーディオのストリーミング
データを送ることが考えられるが、各ユーザの所有する
モバイル機器毎に、品質が落ちた場所、通信が切断され
た場所などを覚える必要性が出てしまって、サーバー側
に負担となることが考えられる。
【0008】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、通信の切断が起こった場合でも、次に接続が確
立された際に、切断が起こった部分から映像や音楽を楽
しむことが可能となるクライアント端末の提供を目的と
する。また、前記クライアント端末側にて、通信の切断
が起こった場合でも、次に接続が確立された際に、切断
が起こった部分から映像や音楽を楽しむことを可能とさ
せるクライアント側情報処理方法、そのクライアント側
情報処理を実行させるためのプログラム、さらにはその
クライアント側情報処理プログラムを格納しているプロ
グラム格納媒体の提供を目的とする。
【0009】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、通信品質を評価し、その結果に基づいて、情報
提供サーバーに課金を割り引かせるなどの処理を行わ
せ、ユーザにある程度の不満を解消させることができる
クライアント端末、クライアント側情報処理方法、プロ
グラム及びプログラム格納媒体の提供を目的とする。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、通信品質を評価し、通信品質が悪くなったポイ
ントのタイムスタンプなどを覚えておき、それを基にユ
ーザに再度、視聴するかどうかを尋ねることができるク
ライアント端末、クライアント側情報処理方法、プログ
ラム及びプログラム格納媒体の提供を目的とする。
【0011】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、通信の切断が起こった場合でも、次に接続が確
立された際に、切断が起こった部分から映像や音楽を楽
しむことが可能となる情報提供システムの提供を目的と
する。
【0012】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、クライアント端末にて通信品質を評価し、その
結果に基づいて、情報提供サーバーが課金を割り引くな
どの処理を行い、ユーザにある程度の不満を解消させる
ことができる情報提供システムの提供を目的とする。
【0013】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、クライアント端末にて通信品質を評価し、通信
品質が悪くなったポイントのタイムスタンプなどを覚え
ておき、それを基にユーザに再度、視聴するかどうかを
尋ね、情報提供サーバーから該当の提供情報を送信させ
ることができる情報提供システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクライアン
ト端末は、前記課題を解決するために、ネットワークを
介した情報提供サーバーとのセッション確立により、配
信されてきた提供情報を受け取り、表示及び/又は音声
出力するクライアント端末において、前記情報提供サー
バーとのセッションの途切れが発生し、配信されていた
前記提供情報が切断したときの、時刻情報を記憶する時
刻情報記憶手段と、前記情報提供サーバーとの新たなセ
ッション確立時に、前記時刻情報記憶手段から提供情報
が切断したときの時刻情報を読み出し、その時刻情報ま
で提供情報を進めた配信を前記情報提供サーバーに要求
する配信要求手段とを備える。
【0015】このように前記クライアント端末は、セッ
ションの途切れによる提供情報切断時の時刻情報を記憶
しておき、次回、セッションが復活したときに、その地
点(前記時刻情報)からの提供情報の再生を行う。
【0016】本発明に係るクライアント側情報処理方法
は、前記課題を解決するために、ネットワークを介した
情報提供サーバーとクライアント端末との間のセッショ
ン確立により、情報提供サーバーから配信されてきた提
供情報をクライアント端末で処理するためのクライアン
ト側情報処理方法であって、前記情報提供サーバーとの
セッションの途切れが発生し、配信されていた前記提供
情報が切断したときの、時刻情報を時刻情報記憶手段に
記憶する時刻情報記憶工程と、前記時刻情報記憶工程が
前記時刻情報記憶手段に記憶した提供情報が切断したと
きの時刻情報を読み出し、前記情報提供サーバーとの新
たなセッション確立時に、その時刻情報まで提供情報を
進めた配信を前記情報提供サーバーに要求する配信要求
工程とを備える。
【0017】本発明に係るプログラム格納媒体は、前記
課題を解決するために、ネットワークを介した情報提供
サーバーとクライアント端末との間のセッション確立に
より、情報提供サーバーから配信されてきた提供情報を
クライアント端末で処理するためのクライアント側情報
処理プログラムを格納しているプログラム格納媒体であ
って、前記情報提供サーバーとのセッションの途切れが
発生し、配信されていた前記提供情報が切断したとき
の、時刻情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記
憶工程と、前記時刻情報記憶工程が前記時刻情報記憶手
段に記憶した提供情報が切断したときの時刻情報を読み
出し、前記情報提供サーバーとの新たなセッション確立
時に、その時刻情報まで提供情報を進めた配信を前記情
報提供サーバーに要求する配信要求工程とを備えてな
り、クライアント端末に実行されるプログラムを格納し
ている。
【0018】本発明に係るプログラムは、前記課題を解
決するために、ネットワークを介した情報提供サーバー
とクライアント端末との間のセッション確立により、情
報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
ント端末に処理させるためのプログラムであって、前記
情報提供サーバーとのセッションの途切れが発生し、配
信されていた前記提供情報が切断したときの、時刻情報
を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程と、前
記時刻情報記憶工程が前記時刻情報記憶手段に記憶した
提供情報が切断したときの時刻情報を読み出し、前記情
報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、その時
刻情報まで提供情報を進めた配信を前記情報提供サーバ
ーに要求する配信要求工程とを備えてなり、クライアン
ト端末に実行される。
【0019】また、本発明に係るクライアント端末は、
前記課題を解決するために、ネットワークを介した情報
提供サーバーとのセッション確立により、配信されてき
た提供情報を受け取り、表示及び/又は音声出力するク
ライアント端末において、前記情報提供サーバーから配
信されていた前記提供情報に関する通信品質を評価する
評価手段と、前記評価手段が評価した通信品質を前記情
報提供サーバーに通知する評価通知手段とを備える。
【0020】このように前記クライアント端末は、セッ
ションが途切れないまでも、通信品質が悪化したときに
は、その通信悪化を情報提供サーバー側に通知すること
ができる。この通知を受けた情報提供サーバーは課金を
下げる等の処理を行う。
【0021】本発明に係るクライアント側情報処理方法
は、前記課題を解決するために、ネットワークを介した
情報提供サーバーとクライアント端末との間のセッショ
ン確立により、情報提供サーバーから配信されてきた提
供情報をクライアント端末で処理するためのクライアン
ト側情報処理方法であって、前記情報提供サーバーから
配信されていた前記提供情報に関する通信品質を評価す
る評価工程と、前記評価工程が評価した通信品質を前記
情報提供サーバーに通知する評価通知工程とを備える。
【0022】本発明に係るプログラム格納媒体は、前記
課題を解決するために、ネットワークを介した情報提供
サーバーとクライアント端末との間のセッション確立に
より、情報提供サーバーから配信されてきた提供情報を
クライアント端末で処理するためのクライアント側情報
処理プログラムを格納しているプログラム格納媒体であ
って、前記情報提供サーバーから配信されていた前記提
供情報に関する通信品質を評価する評価工程と、前記評
価工程が評価した通信品質を前記情報提供サーバーに通
知する評価通知工程とを備えてなる、クライアント端末
に実行されるプログラムを格納している。
【0023】本発明に係るプログラムは、前記課題を解
決するために、ネットワークを介した情報提供サーバー
とクライアント端末との間のセッション確立により、情
報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
ント端末に処理させるためのプログラムであって、前記
情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報に関
する通信品質を評価する評価工程と、前記評価工程が評
価した通信品質を前記情報提供サーバーに通知する評価
通知工程とを備えてなり、クライアント端末に実行され
る。
【0024】また、本発明に係るクライアント端末は、
前記課題を解決するために、ネットワークを介した情報
提供サーバーとのセッション確立により、配信されてき
た提供情報を受け取り、表示及び/又は音声出力するク
ライアント端末において、前記情報提供サーバーから配
信されていた前記提供情報に関する通信品質を評価する
評価手段と、前記評価手段が通信品質の悪化を検出した
ときの、時刻情報を記憶する時刻情報記憶手段と、前記
時刻情報記憶手段から通信品質が悪化したときの時刻情
報を読み出し、その時刻情報を前記情報提供サーバーに
通知する時刻情報通知手段とを備える。
【0025】このように前記クライアント端末は、セッ
ションが途切れないまでも、通信品質が悪化したときに
は、そのときの時刻情報を記憶しておき、それを情報提
供サーバー側に通知して、ユーザからの再視聴要求に応
えて提供情報を情報提供サーバーから送信させる。
【0026】本発明に係るクライアント側情報処理方法
は、前記課題を解決するために、ネットワークを介した
情報提供サーバーとクライアント端末との間のセッショ
ン確立により、情報提供サーバーから配信されてきた提
供情報をクライアント端末で処理するためのクライアン
ト側情報処理方法であって、前記情報提供サーバーから
配信されていた前記提供情報に関する通信品質を評価す
る評価工程と、前記評価工程が通信品質の悪化を検出し
たときの、時刻情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻
情報記憶工程と、前記時刻情報記憶工程にて通信品質が
悪化したときに時刻情報記憶手段に記憶された時刻情報
を読み出し、その時刻情報を前記情報提供サーバーに通
知する時刻情報通知工程とを備える。
【0027】本発明に係るプログラム格納媒体は、前記
課題を解決するために、ネットワークを介した情報提供
サーバーとクライアント端末との間のセッション確立に
より、情報提供サーバーから配信されてきた提供情報を
クライアント端末で処理するためのクライアント側情報
処理プログラムを格納しているプログラム格納媒体であ
って、前記情報提供サーバーから配信されていた前記提
供情報に関する通信品質を評価する評価工程と、前記評
価工程が通信品質の悪化を検出したときの、時刻情報を
時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程と、前記
時刻情報記憶工程にて通信品質が悪化したときに時刻情
報記憶手段に記憶された時刻情報を読み出し、その時刻
情報を前記情報提供サーバーに通知する時刻情報通知工
程とを備えてなる、クライアント端末に実行されるプロ
グラムを格納している。
【0028】本発明に係るプログラムは、前記課題を解
決するために、ネットワークを介した情報提供サーバー
とクライアント端末との間のセッション確立により、情
報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
ント端末で処理するためのプログラムであって、前記情
報提供サーバーから配信されていた前記提供情報に関す
る通信品質を評価する評価工程と、前記評価工程が通信
品質の悪化を検出したときの、時刻情報を時刻情報記憶
手段に記憶する時刻情報記憶工程と、前記時刻情報記憶
工程にて通信品質が悪化したときに時刻情報記憶手段に
記憶された時刻情報を読み出し、その時刻情報を前記情
報提供サーバーに通知する時刻情報通知工程とを備えて
なり、クライアント端末に実行される。
【0029】本発明に係る情報提供システムは、前記課
題を解決するために、情報提供サーバーがネットワーク
を介してクライアント端末に提供用情報を送信する情報
提供システムにおいて、前記クライアント端末は、ネッ
トワークを介した情報提供サーバーとのセッション確立
により配信されてきた提供情報が、前記セッションの途
切れにより、切断したときの時刻情報を記憶する時刻情
報記憶手段と、前記情報提供サーバーとの新たなセッシ
ョン確立時に、前記時刻情報記憶手段から提供情報が切
断したときの時刻情報を読み出し、その時刻情報まで提
供情報を進めた配信を前記情報提供サーバーに要求する
配信要求手段とを備えてなり、前記情報提供サーバー
は、前記配信要求手段から送信されてきた前記時刻情報
まで進めた配信要求に応じて前記提供情報を前記クライ
アント端末に送信する。
【0030】前記クライアント端末は、セッションの途
切れによる提供情報切断時の時刻情報を記憶しておき、
次回、セッションが復活したときに、その時刻情報を情
報提供サーバー側に送る。情報提供サーバーは、前記時
刻情報からの提供情報をクライアント端末に送信する。
【0031】本発明に係る情報提供システムは、前記課
題を解決するために、情報提供サーバーがネットワーク
を介してクライアント端末に提供用情報を送信する情報
提供システムにおいて、前記クライアント端末は、ネッ
トワークを介した情報提供サーバーとのセッション確立
により前記情報提供サーバーから配信されてきた提供情
報の通信品質を評価する評価手段と、前記評価手段が評
価した通信品質を前記情報提供サーバーに通知する評価
通知手段とを備えてなり、前記情報提供サーバーは、前
記評価通知手段から通知されてきた前記通信品質評価結
果に応じて前記提供情報の課金処理を変更する。
【0032】前記クライアント端末は、セッションが途
切れないまでも、通信品質が悪化したときに、その通信
悪化を情報提供サーバー側に通知することができる。こ
の通知を受けた情報提供サーバーは課金を下げる等の処
理を行う。
【0033】本発明に係る情報提供システムは、前記課
題を解決するために、情報提供サーバーがネットワーク
を介してクライアント端末に提供用情報を送信する情報
提供システムにおいて、前記クライアント端末は、ネッ
トワークを介した情報提供サーバーとのセッション確立
により前記情報提供サーバーから配信されてきた提供情
報の通信品質を評価する評価手段と、前記評価手段が通
信品質の悪化を検出したときの、時刻情報を記憶する時
刻情報記憶手段と、前記時刻情報記憶手段から通信品質
が悪化したときの時刻情報を読み出し、その時刻情報を
前記情報提供サーバーに通知する時刻情報通知手段とを
備えてなり、前記情報提供サーバーは、前記時刻情報通
知手段から送信されてきた前記時刻情報が付加される提
供情報を前記クライアント端末に新たに送信する。
【0034】前記クライアント端末は、セッションが途
切れないまでも、通信品質が悪化したときには、そのと
きの時刻情報を記憶しておき、それを情報提供サーバー
側に通知する。情報提供サーバーは、ユーザからの再視
聴要求に応えて通信品質が悪化した提供情報をクライア
ント端末に送信する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクライアント
端末のいくつかの実施の形態について説明する。第1の
実施の形態は、図1に示す情報提供システムに組み込ま
れる携帯情報端末(PDA)7,11や、携帯型オーデ
ィオ再生装置8,10、又は携帯電話装置9である。
【0036】これらクライアント端末は、ユーザに携帯
されて移動するモバイル機器であり、複数のコンテンツ
サーバ1,2,3,4から窓口サーバー3及びアンテナ
6を介してRF信号として送信されてくる提供情報のス
トリーミングデータを受信し、内蔵の液晶表示装置(L
CD)に表示したり、あるいはスピーカやヘッドフォン
を通して音声出力する。
【0037】図1に示した情報提供システムは、高速通
信機能を有した前記モバイル機器に、提供情報などのス
トリーミングデータを配信する。このシステムにおいて
採用される通信プロトコルは、UDP(User Datagram
Protocol)がベースになっている。UDPはインターネ
ットのトランスポートプロトコルで、コネクションレス
のIPデータグラム通信をサポートする。トランスポー
ト層での再送の機能を持っていない。したがって、パケ
ットロスはそのままの形で、映像や音声に影響を与え
る。
【0038】次にクライアント端末の具体例について図
2を用いて説明する。例えば、PDA7は、図2に示す
ように、半導体集積回路20内に、CPU22に内部バ
ス21を介してRAM23とROM24とデコーダ(De
coder)25とタッチパネルコントローラ26とグラフ
ィックコントロール28とVRAM29とコミュニケー
ションインターフェース31を接続してなる。なお、k
のPDA7は、CPU22を内部バス21を介して、図
示を省略した、オーディオデータデコーダ及びオーディ
オデータエンコーダからなるオーディオコーデックに接
続している。CPU22の制御の基でオーディオコーデ
ックによりデコードされたオーディオデータはオーディ
オD/Aでアナログ信号とされ、出力端子に供給され
る。
【0039】半導体集積回路20の外には、タッチパネ
ルコントローラ26に接続してタッチパネル27が、ま
たグラフィックコントローラ28に接続してLCDのよ
うなディスプレイデバイス30が配設されている。
【0040】RAM23は、コンテンツサーバとのセッ
ションの途切れが発生し、配信されていた提供情報が切
断したときの、時刻情報であるタイムスタンプ(Time s
tamp)を記憶する。このタイムスタンプは、前記提供情
報に付加されている。このタイムスタンプに基づいて提
供情報の進行が管理されている。
【0041】CPU22は、前記コンテンツサーバとの
新たなセッション確立時に、RAM23から提供情報が
切断したときのタイムスタンプ情報を読み出し、そのタ
イプスタンプまで提供情報を進めた配信をコンテンツサ
ーバに要求する。
【0042】ROM24には、本発明に係るクライアン
ト側情報処理方法に基づいた情報処理プログラムが格納
されている。この情報処理プログラムについては後述す
る。
【0043】コミュニケーションインターフェース31
は、ブルーツースBluetooth、W-CDMA(Wideband C
ode Division Multiple Access)、2Mbpsの高速データ
伝送が可能なCDMA2000、HDR、PIAFS(PHS
Interner Access Forum Standard)、無線LANの標準
プロトコルであり2Mbps、改良型で11Mbpsの高速デー
タ伝送用のIEEE802.11、赤外線データ通信の規格で
あるIrDA(Infrared Data Associaton)、USB
(Universal Serial Bus)、IEEE1394、アナログモデム
(Analog Modem)、ケーブルモデム(Cable Modem)、
光ファイバー(Optical Fiber)を介してのストリーミ
ングデータ通信を可能とするインターフェースである。
【0044】コミュニケーションインターフェース31
から入ってきたデータパケットは、CPU22等で分析
され、圧縮されたストリームデータを取り出して、デコ
ーダ25に送る。
【0045】デコーダ25は、圧縮されたストリームデ
ータからビデオ信号をデコードし、グラフィックコント
ローラ28に送る。グラフィックコントローラ28は、
ビデオRAM29を経由して前記ビデオ信号に基づいた
画像をLCD30に流す。
【0046】ペン又は指によるユーザの操作入力はタッ
チパネル27上に表示されるタッチパネル操作子を介し
て行われ、タッチパネルコントローラ26にて制御信号
が生成されCPU22に送られる。
【0047】CPU22は、タッチパネルコントローラ
26からの前記制御信号を解読し、必要に応じて前記各
部の機能を制御する。例えば、ROM24からオペレー
ティングシステムや、各種アプリケーションプログラム
を取り出し、それらを実行する。
【0048】次に窓口サーバー5について説明する。こ
の窓口サーバー5は、クライアント端末との接続認証処
理等を行ったり、クライアント端末からの配信要求に基
づいて情報提供サーバーを選択したり、情報提供サーバ
ーからの提供情報を中継するサーバーである。
【0049】窓口サーバー5は、先ず接続処理を行い、
クライアント端末から送信されてきた認証情報等に基づ
いて認証処理を行い、情報提供サーバーを選択して、ク
ライアント端末と情報提供サーバーとのセッションを確
立する。
【0050】窓口サーバー5は図3に示すように、前記
接続認証処理等やクライアント端末からの配信リクエス
ト処理をアプリケーションプログラムに応じて行うCP
U42に、内部バス41を介してメモリ43及び外部記
憶装置44、映像入力装置45、ネットワークインタフ
ェース46を接続している。そして、CPU42は、メ
モリ43又は外部記憶装置44に格納された、前記アプ
リケーションプログラムを逐次実行する。
【0051】映像入力装置45にはコンテンツサーバか
らの提供情報が供給される。また、ネットワークインタ
ーフェース46は前記クライアント端末のコミュニケー
ションインターフェース31との間で、ブルーツースBl
uetooth、W-CDMA、CDMA2000、HDR、PIA
FS、IEEE802.11、IrDA、USB、IEEE1394、
Analog Modem、Cable Modem、光ファイバーを介しての
ストリーミングデータ通信を可能とする。
【0052】次に、情報提供サーバーである、コンテン
ツサーバーについて説明する。各コンテンツサーバーも
図3に示したのとほぼ同様の構成を有している。映像入
力装置45には、映像提供情報を記憶しているデータベ
ースから映像提供情報が供給される。また、ネットワー
クインターフェース46には、窓口サーバー5との間を
接続するネットワークが接続されている。
【0053】次に、情報提供システムの動作の概略につ
いて説明する。この情報提供システムの特徴は、通信条
件などにより、通信の切断や途切れなどが発生して、ク
ライアント端末とコンテンツサーバーとのセッションが
切断した場合に、クライアント端末がメインとなって、
セッション回復後の処理を行うものである。
【0054】具体的に、クライアント端末は、ストリー
ミング再生中にセッションが途絶えてしまった場所のタ
イムスタンプなどを、定期的にRAM23に記録してお
く。そして、再び、通信条件が回復し、セッションが回
復した場合には、再び、窓口サーバー5を介してコンテ
ンツサーバに接続を試みて、接続が行われたら、先にR
AM23に記録しておいたタイムスタンプまで、コンテ
ンツを進めるように、コンテンツサーバーに指示を出
す。
【0055】図4は情報提供システムの動作の概略を示
した遷移図である。先ず、窓口サーバ5を介し、いずれ
かのコンテンツサーバとクライアント端末との間でセッ
ションが確立する(ステップS1)。
【0056】コンテンツサーバーから窓口サーバーを介
してクライアント端末にコンテンツが送信され(ステッ
プS2)、クライアント端末ではパケットの取得処理が
行われる(ステップS3)。
【0057】クライアント端末は、取得したパケットか
らデータを組み立て(ステップS4)、ステップS5に
てデータの再生処理を行う。このとき、RAM23にタ
イムスタンプを記憶しておく(ステップS6)。正常に
再生されたデータに関するタイムスタンプは、次々と更
新されていく。
【0058】ここで、通信条件の悪化等によりセッショ
ンが途切れる(ステップS7)と、RAM23にはセッ
ションが途絶えてしまった場所のタイムスタンプが残
る。
【0059】そして、再び、通信条件が回復した場合に
は、窓口サーバーに接続を試み、接続が行われたら(ス
テップS8)、先にRAM23に記録しておいたタイム
スタンプを読み出し(ステップS9)、そのタイプスタ
ンプをコンテンツサーバーに送信(ステップS10)す
る。このとき、コンテンツを前記タイムスタンプまで早
送りで進めるように、コンテンツサーバーに指示を出
す。コンテンツの早送りに関しては、特にストリーミン
グを通常に行っているサーバーであれば、例えば、RT
SP(Real Time Streaming Protocol)などのプロトコ
ルを通して、コントロールの指示を出すことが可能であ
るので、それをセッション確立後にクライアント端末側
が一意的に行えばよい。
【0060】コンテンツサーバーでは、前記タイムスタ
ンプと指示を受信すると(ステップS11)、タイムス
タンプ分コンテンツを早送りしてクライアント端末に送
る(ステップS12)。
【0061】クライアント端末は、ステップS13にて
パケットの取得処理を行い、ステップS14にてパケッ
トからデータを組み立て、ステップS15にてデータを
再生する。このとき、タイムスタンプをRAM23に記
憶する(ステップS16)。
【0062】情報提供システム内にあって、クライアン
ト端末が実行する情報処理プログラムについて図5を用
いて説明する。この情報処理プログラムは、ROM24
に格納されている。CPU22がROM24から取り出
し、RAM23を使って実行する。
【0063】先ず、ステップS21にてレジューム情報
が有るか否かを判断する。レジューム情報は、電源が切
断したり、セッションが途切れたときの直前の作業情報
であるので、レジューム情報が有るときにはそのいずれ
かが発生していることになる。
【0064】このレジューム情報には、図4に示したス
テップS7のセッションの途切れの直前の情報、ここで
はステップS6でRAM23に記憶させたタイムスタン
プ情報が含まれる。
【0065】このステップS21にてNO、すなわちレ
ジューム情報が残っていないと判断すれば、先頭データ
から再生処理を行う(ステップS22)。YESであれ
ばステップS30に進み、コンテンツサーバーにタイム
スタンプ情報を送信する。
【0066】ステップS22においてクライアント端末
は、セッションが確立したままであるので先頭データか
ら再生処理を行う。ステップS23ではパケットを取得
し、ステップS24にてパケットからデータを組立す
る。
【0067】そして、ステップS25にて必要な情報及
びデータが得られ(YES)、さらにエンドオブデータ
(End fo Data)であれば(ステップS26にてYE
S)再生処理を終了する。
【0068】ステップS25にて必要な情報及びデータ
が得られていない(NO)のであればステップS23か
らの処理を繰り返す。また、ステップS26にてエンド
オブデータでない(NO)のであればステップS27に
てデータの再生を継続する。
【0069】ステップS27に続く、ステップS28は
レジュームのための情報取得間隔に達したか否かを判断
する処理であり、所定の情報取得間隔に達した(YE
S)のであればステップS29に進み、タイムスタンプ
情報をRAM23に記憶する。また、所定の情報取得間
隔に達していない(NO)のであればステップS23か
らの処理を繰り返す。
【0070】ステップS21にてレジューム情報が有る
と判断(YES)したときには、図4のステップS7に
示したセッションの途切れが発生しているのであるの
で、クライアント端末は、RAM23からタイムスタン
プを読み出し(図4のステップS9)、これをステップ
S30にてコンテンツサーバーに送信する。システム全
体としては、図4のステップS10に示したタイムスタ
ンプの送信になる。
【0071】そして、システム全体の処理はサーバー側
に移行し、図4のステップS11にてタイムスタンプが
受信され、ステップS12にてサーバー側にてタイムス
タンプ分コンテンツを早送りする。
【0072】このように前記情報処理プログラムは、情
報提供サーバーとクライアント端末との間のセッション
確立により、情報提供サーバー側から配信されてきた提
供情報のコンテンツをクライアント端末に処理させるた
めのプログラムであって、前記サーバー側とのセッショ
ンの途切れが発生し、配信されていたコンテンツが切断
したときの、タイムスタンプをRAM23に記憶するタ
イムスタンプ記憶工程(ステップS29と、タイムスタ
ンプ記憶工程がRAM23に記憶した提供情報が切断し
たときのタイムスタンプを読み出し(図4のステップS
9)、前記サーバー側との新たなセッション確立時に、
そのタイムスタンプまでコンテンツを進めた配信を前記
サーバー側に要求する配信要求工程を備えてなり、クラ
イアント端末に実行される。配信要求工程は、図4のス
テップS9及びステップS10、又は図5のステップS
30を含むものである。
【0073】以上説明したように、図1に示した情報提
供システムに組み込まれた、PDA7や、携帯電話装置
9等のクライアント端末は、通信の切断が起こった後、
次に接続が確立された場合に、サーバー側に負担をかけ
ずに、自身の処理を中心にして、切断が起こった部分か
らの映像や音声を、LCDに表示したり、スピーカやヘ
ッドフォンから音声出力することができる。
【0074】次に、第2の実施の形態について説明す
る。この第2の実施の形態も、図1に示した情報提供シ
ステムに組み込まれるPDA7,11や、携帯型オーデ
ィオ再生装置8,10、又は携帯電話装置9である。
【0075】これらクライアント端末の構成は、図2に
示したPDA7と同様である。ただし、サーバー側から
UDPに乗せて、RTP(Real Time Transport Protoc
ol)を用い、提供情報がリアルタイムに伝送されてくる
ため、ROM23に格納する情報処理プログラムの内容
をRTPのRTCP(RTP Control Protocol)を用
いたものにしている。RTCPは、送達確認や監視など
を行うための制御プロトコルである。情報処理プログラ
ムは、RTCPを用いて通信品質を評価する。情報処理
プログラムの詳細については後述する。
【0076】この第2の実施の携帯のクライアント端末
が組み込まれた情報提供システムは、通信品質の悪化を
課金に反映させるものである。たとえ、通信が切断され
るまでに至らなくても、通話状況の変化により、部分的
にパケット落ちが生じて、映像だとフレームレートが極
端に落ちたり、部分的に解像度が落ちてしまったり、音
に関しては音にノイズが混ざったり、部分部分で音が途
切れてしまったりすることがあり得る。特に、映像や音
楽などで著作権が発生して課金をする様なコンテンツで
は、この様になるのは、ユーザに対して不満を与える。
【0077】そこで、この情報提供システムの中にあっ
て、クライアント端末は、通信品質を評価する機能を持
ち、これを利用してコンテンツを見終わった後で、全体
的な通信品質を測定し、通信の品質によって課金を安く
させるような処理を行っている。
【0078】図6は第2の実施の形態のクライアント端
末を備えた情報提供システムの動作の概略を示した遷移
図である。先ず、窓口サーバ5を介し、いずれかのコン
テンツサーバとクライアント端末との間でセッションが
確立する(ステップS41)。
【0079】コンテンツサーバーから窓口サーバーを介
してクライアント端末にコンテンツが送信され(ステッ
プS42)、クライアント端末ではパケットの取得処理
が行われる(ステップS43)。
【0080】クライアント端末は、取得したパケットか
らデータを組み立て(ステップS44)、ステップS4
5にてデータの再生処理を行う。
【0081】このとき、クライアント端末は、ステップ
S46にて通信品質を評価する。RTPをベースにした
ストリーミングでは、通信品質などを司るRTCPを用
いることによりその通信品質を測定することができる。
RTSCにより総パケット数に占める受信パケットの数
を知ることができ、パケットロスをカウントすることが
できる。パケットロスが多ければ、通信品質が悪化した
と判定することができる。これを利用して、音楽や映像
などを見終わった後で、全体的な通信品質をはかる事が
可能となる。そして、クライアント端末は、通信品質の
評価結果をサーバ側に送る。
【0082】すると、コンテンツサーバは、通信品質の
評価結果を課金に反映させる(ステップS47)。これ
により、情報提供システムでは、通信の品質によって課
金を安くすることが可能となる。
【0083】情報提供システム内にあって、第2の実施
の形態であるクライアント端末が実行する情報処理プロ
グラムについて図7を用いて説明する。この情報処理プ
ログラムも、ROM24に格納されている。CPU22
がROM24から取り出し、RAM23を使って実行す
る。
【0084】ステップS51ではパケットを取得し、ス
テップS52にてパケットからデータを組立する。
【0085】そして、ステップS53にて必要な情報及
びデータが得られ(YES)、さらにエンドオブデータ
(End fo Data)であれば(ステップS54にてYE
S)、再生処理を終了し、ステップS55にて通信品質
を評価する。通信品質の評価の仕方については、図6に
示したシステム全体の動作におけるステップS46にて
既に説明している。
【0086】ステップS55の後、クライアント端末
は、ステップS56にて評価結果をサーバー側に送信す
る。これに応えてサーバー側では図6に示したステップ
S47にて課金に通信品質を反映させる。
【0087】ステップS54にてエンドオブデータでな
い(NO)のであればステップS57にてデータの再生
を継続する。
【0088】このように前記情報処理プログラムは、サ
ーバー側とクライアント端末との間のセッション確立に
より、サーバー側から配信されてきた提供情報をクライ
アント端末に処理させるためのプログラムであって、前
記サーバー側から配信されていた前記提供情報に関する
通信品質を評価する評価工程(ステップS55)と、前
記評価工程が評価した通信品質を前記情報提供サーバー
に通知する評価通知工程(ステップs56)とを備えて
なり、クライアント端末に実行される。
【0089】図8にはシステム全体の処理が行われた後
の、クライアント端末(PDA7)における、LCD3
0上の表示の具体例を示す。通信品質が十分では無かっ
たので視聴料金を値引きする旨の案内が表示される。ま
た、RTSCから得られた、総パケット数と受信パケッ
ト数を表示してもよい。さらに、小領域31には通信品
質が悪くなった時の映像を流してもよい。
【0090】以上説明したように、図1に示した情報提
供システムに組み込まれた、第2の実施の形態となる、
PDA7や、携帯電話装置9等のクライアント端末は、
通信品質を評価し、その評価結果をサーバー側に通知す
るので、システム全体としては通信品質によって課金を
割り引くなどの適切な処理が可能となり、ユーザはある
程度の不満を解消できる。
【0091】次に、第3の実施の形態について説明す
る。この第3の実施の形態も、図1に示した情報提供シ
ステムに組み込まれるPDA7,11や、携帯型オーデ
ィオ再生装置8,10、又は携帯電話装置9である。
【0092】これらクライアント端末の構成は、図2に
示したPDA7と同様である。ただし、サーバー側から
UDPに乗せて、RTP(Real Time Transport Protoc
ol)を用い、提供情報がリアルタイムに伝送されてくる
ため、ROM23に格納する情報処理プログラムの内容
をRTPのRTCP(RTP Control Protocol)を用
いたものにしている。RTCPは、送達確認や監視など
を行うための制御プロトコルである。情報処理プログラ
ムは、RTCPを用いて通信品質を評価する。情報処理
プログラムの詳細については後述する。
【0093】この第3の実施の携帯のクライアント端末
は、組み込まれた情報提供システムにおいて、通信品質
が悪化したポイントのタイムスタンプをRAM23に記
憶させておき、視聴がひととおり終了した後に、ユーザ
に再度視聴を希望するか否かを尋ね、希望するのであれ
ば通信品質の悪化したタイムスタンプのポイントに続く
映像及び/又は音声を表示又は音声出力する機能を備え
ている。
【0094】図9は第3の実施の形態のクライアント端
末を備えた情報提供システムの動作の概略を示した遷移
図である。先ず、窓口サーバ5を介し、いずれかのコン
テンツサーバとクライアント端末との間でセッションが
確立する(ステップS61)。
【0095】コンテンツサーバーから窓口サーバーを介
してクライアント端末にコンテンツが送信され(ステッ
プS62)、クライアント端末ではパケットの取得処理
が行われる(ステップS63)。
【0096】クライアント端末は、取得したパケットか
らデータを組み立て(ステップS64)、ステップS6
5にてデータの再生処理を行う。このとき、RAM23
にタイムスタンプを記憶しておく(ステップS66)。
正常に再生されたデータに関するタイムスタンプは、次
々と更新されていく。
【0097】また、クライアント端末は、ステップS6
7にて通信品質を評価する。ここで、通信条件の悪化等
により通信品質が悪化する(ステップS68)と、RA
M23には通信品質が悪化してしまった場所のタイムス
タンプが残る。
【0098】そして、音楽や映像などを出力し終わった
後に、RAM23に記録しておいたタイムスタンプを読
み出す(ステップS69)。このとき、ステップS70
にてそのタイプスタンプに基づき、図10に示すように
LCD30上に通信品質が悪化したポイントがあるの
で、それを見るかとの表示を出す。
【0099】ステップS70にてユーザにより再視聴が
希望されると、その旨を示す要求信号とタイムスタンプ
とをコンテンツサーバー側に送信し、コンテンツサーバ
ー側はそれを受信する(ステップS71)。コンテンツ
サーバー側では、当該タイムスタンプからのコンテンツ
をクライアント側端末に向けて送信する(ステップS7
2)。
【0100】クライアント端末は、ステップS73にて
パケットの取得処理を行い、ステップS74にてパケッ
トからデータを組み立て、ステップS75にてデータを
再生する。このとき、タイムスタンプをRAM23に記
憶するのはもちろんである。
【0101】図10に示したクライアント端末(PDA
7)における、LCD30上の表示の具体例について説
明する。通信品質が十分では無かった区間のタイプスタ
ンプを示し、再視聴を希望するかの案内をしている。さ
らに、小領域31には通信品質が悪くなった時の映像を
流してもよい。
【0102】以上説明したように、図1に示した情報提
供システムに組み込まれた、第3の実施の形態となる、
PDA7や、携帯電話装置9等のクライアント端末は、
通信品質を評価し、通信品質が悪くなったポイントのタ
イムスタンプなどを覚えておき、それを基にユーザに再
度、視聴するかどうかを尋ねる機能を備えている。これ
により、システム全体としては通信品質の悪化によるユ
ーザ側のある程度の不満を解消できる。
【0103】次に、第4の実施の形態について説明す
る。この第4の実施の形態も、図1に示した情報提供シ
ステムに組み込まれるPDA7,11や、携帯型オーデ
ィオ再生装置8,10、又は携帯電話装置9である。
【0104】これらクライアント端末の構成は、図2に
示したPDA7と同様である。異なるのは、CPU22
にて実行される情報処理プログラムである。この情報処
理プログラムは、前記第1の実施の形態にて実行された
情報処理プログラムと前記第2の実施の形態にて実行さ
れた情報処理プログラムの両者を併せたようなプログラ
ムである。
【0105】すなわち、図11に示すように、ステップ
S81にてレジューム情報が有るか否かを判断する。こ
のステップS81にてレジューム情報が残っていないと
判断すれば、先頭データから再生処理を行う(ステップ
S82)。YESであればステップS92に進み、コン
テンツサーバーにタイムスタンプ情報を送信する。
【0106】ステップS82においてクライアント端末
は、セッションが確立したままであるので先頭データか
ら再生処理を行う。ステップS83ではパケットを取得
し、ステップS84にてパケットからデータを組立す
る。
【0107】そして、ステップS85にて必要な情報及
びデータが得られ(YES)、さらにエンドオブデータ
(End fo Data)であれば(ステップS86にてYE
S)、ステップS89に進む。
【0108】ステップS89では通信品質を前記RTC
Pを用いて評価し、その評価結果がGoodであれば処理を
終了するが、NGであればステップS90にて品質悪化と
いう評価結果をサーバー側に通知する。このとき、図8
に示したように通信品質が十分では無かったので視聴料
金を値引きする旨の案内を表示する。
【0109】ステップS85にて必要な情報及びデータ
が得られていない(NO)のであればステップS83か
らの処理を繰り返す。また、ステップS86にてエンド
オブデータでない(NO)のであればステップS87に
てデータの再生を継続する。
【0110】ステップS87に続く、ステップS88は
レジュームのための情報取得間隔に達したか否かを判断
する処理であり、所定の情報取得間隔に達した(YE
S)のであればステップS91に進み、タイムスタンプ
情報及び通信品質をRAM23に記憶する。また、所定
の情報取得間隔に達していない(NO)のであればステ
ップS83からの処理を繰り返す。
【0111】ステップS81にてレジューム情報が有る
と判断(YES)したときには、図4のステップS7に
示したセッションの途切れが発生しているのであるの
で、クライアント端末は、RAM23からタイムスタン
プを読み出し(図4のステップS9)、これをステップ
S92にてコンテンツサーバーに送信する。システム全
体としては、図4のステップS10に示したタイムスタ
ンプの送信になる。
【0112】以上説明したように、図1に示した情報提
供システムに組み込まれた、PDA7や、携帯電話装置
9等のクライアント端末は、通信の切断が起こった後、
次に接続が確立された場合に、サーバー側に負担をかけ
ずに、自身の処理を中心にして、切断が起こった部分か
らの映像や音声を、LCDに表示したり、スピーカやヘ
ッドフォンから音声出力することができる。
【0113】また、通信が切断するまでもないが、通信
品質が悪化したときには、それを評価し、サーバー側に
送信するので、システム全体としては通信品質によって
課金を割り引くなどの適切な処理が可能となり、ユーザ
はある程度の不満を解消できる。
【0114】なお、前記いくつかの実施の形態のクライ
アント端末では、ROM24をプログラム格納媒体の具
体例としたが、RAM23でもよいし、さらに内部バス
21に接続可能な他の半導体メモリや、HDD,FDな
どの記憶装置でもよい。
【0115】
【発明の効果】本発明に係るクライアント端末、クライ
アント側情報処理方法、プログラム提供媒体及びプログ
ラムによれば、通信の切断が起こった場合でも、次に接
続が確立された際に、切断が起こった部分から映像や音
楽を楽しむことが可能となる。
【0116】本発明に係るクライアント端末、クライア
ント側情報処理方法、プログラム提供媒体及びプログラ
ムによれば、通信品質を評価し、その結果に基づいて、
情報提供サーバーに課金を割り引かせるなどの処理を行
わせ、ユーザにある程度の不満を解消させることができ
る。
【0117】本発明に係るクライアント端末、クライア
ント側情報処理方法、プログラム提供媒体及びプログラ
ムによれば、通信品質を評価し、通信品質が悪くなった
ポイントのタイムスタンプなどを覚えておき、それを基
にユーザに再度、視聴するかどうかを尋ねることができ
る。
【0118】本発明に係る情報提供システムによれば、
通信の切断が起こった場合でも、次に接続が確立された
際に、切断が起こった部分から映像や音楽を楽しむこと
が可能となる。
【0119】本発明に係る情報提供システムによれば、
クライアント端末にて通信品質を評価し、その結果に基
づいて、情報提供サーバーが課金を割り引くなどの処理
を行い、ユーザにある程度の不満を解消させることがで
きる。
【0120】本発明に係る情報提供システムによれば、
クライアント端末にて通信品質を評価し、通信品質が悪
くなったポイントのタイムスタンプなどを覚えておき、
それを基にユーザに再度、視聴するかどうかを尋ね、情
報提供サーバーから該当の提供情報を送信させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクライアント端末の具体例が組み
込まれた情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】クライアント端末の一例である携帯情報端末の
構成を示すブロック図である。
【図3】前記情報提供システムを構成する窓口サーバー
のブロック図である。
【図4】図1に示した情報提供システムの動作の概略を
示した遷移図である。
【図5】情報提供システム内にあって、クライアント端
末が実行する情報処理プログラムを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のクライアント端末
を備えた情報提供システムの動作の概略を示した遷移図
である。
【図7】情報提供システム内にあって、第2の実施の形
態であるクライアント端末が実行する情報処理プログラ
ムを説明するためのフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態のクライアント端末におけ
る、LCD上の表示の具体例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態のクライアント端末
を備えた情報提供システムの動作の概略を示した遷移図
である。
【図10】第3の実施の形態のクライアント端末におけ
る、LCD上の表示の具体例を示す図である。
【図11】情報提供システム内にあって、第4の実施の
形態であるクライアント端末が実行する情報処理プログ
ラムを説明するためのフローチャートである。
【図12】高速機能を有したモバイル機器(クライアン
ト端末)の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 コンテンツサーバ、5 窓口サーバ、
7 携帯情報端末(クライアント端末の一例)、22
中央処理装置、23 RAM(時刻情報記憶手段)、2
4 ROM(プログラム格納媒体の一例)、25 デコ
ーダ、30 ディスプレイデバイス(LCD)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とのセッション確立により、配信されてきた提供情報を
    受け取り、表示及び/又は音声出力するクライアント端
    末において、 前記情報提供サーバーとのセッションの途切れが発生
    し、配信されていた前記提供情報が切断したときの、時
    刻情報を記憶する時刻情報記憶手段と、 前記情報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、
    前記時刻情報記憶手段から提供情報が切断したときの時
    刻情報を読み出し、その時刻情報まで提供情報を進めた
    配信を前記情報提供サーバーに要求する配信要求手段と
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
  2. 【請求項2】 前記情報提供サーバーから配信されてく
    る前記提供情報は、再送要求ができないプロトコルにし
    たがったストリーミングデータであることを特徴とする
    請求項1記載のクライアント端末。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末で処理するためのクライアント側情報処理方法
    であって、 前記情報提供サーバーとのセッションの途切れが発生
    し、配信されていた前記提供情報が切断したときの、時
    刻情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程が前記時刻情報記憶手段に記憶し
    た提供情報が切断したときの時刻情報を読み出し、前記
    情報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、その
    時刻情報まで提供情報を進めた配信を前記情報提供サー
    バーに要求する配信要求工程とを備えることを特徴とす
    るクライアント側情報処理方法。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末で処理するためのクライアント側情報処理プロ
    グラムを格納しているプログラム格納媒体であって、 前記情報提供サーバーとのセッションの途切れが発生
    し、配信されていた前記提供情報が切断したときの、時
    刻情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程が前記時刻情報記憶手段に記憶し
    た提供情報が切断したときの時刻情報を読み出し、前記
    情報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、その
    時刻情報まで提供情報を進めた配信を前記情報提供サー
    バーに要求する配信要求工程とを備えてなる、クライア
    ント端末に実行されるプログラムを格納していることを
    特徴とするプログラム格納媒体。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末に処理させるためのプログラムであって、 前記情報提供サーバーとのセッションの途切れが発生
    し、配信されていた前記提供情報が切断したときの、時
    刻情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程が前記時刻情報記憶手段に記憶し
    た提供情報が切断したときの時刻情報を読み出し、前記
    情報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、その
    時刻情報まで提供情報を進めた配信を前記情報提供サー
    バーに要求する配信要求工程とを備えてなり、クライア
    ント端末に実行されることを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とのセッション確立により、配信されてきた提供情報を
    受け取り、表示及び/又は音声出力するクライアント端
    末において、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価手段と、 前記評価手段が評価した通信品質を前記情報提供サーバ
    ーに通知する評価通知手段とを備えることを特徴とする
    クライアント端末。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末で処理するためのクライアント側情報処理方法
    であって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が評価した通信品質を前記情報提供サーバ
    ーに通知する評価通知工程とを備えることを特徴とする
    クライアント側情報処理方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末で処理するためのクライアント側情報処理プロ
    グラムを格納しているプログラム格納媒体であって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が評価した通信品質を前記情報提供サーバ
    ーに通知する評価通知工程とを備えてなる、クライアン
    ト端末に実行されるプログラムを格納していることを特
    徴とするプログラム格納媒体。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介した情報提供サーバー
    とクライアント端末との間のセッション確立により、情
    報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライア
    ント端末に処理させるためのプログラムであって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が評価した通信品質を前記情報提供サーバ
    ーに通知する評価通知工程とを備えてなり、クライアン
    ト端末に実行されることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介した情報提供サーバ
    ーとのセッション確立により、配信されてきた提供情報
    を受け取り、表示及び/又は音声出力するクライアント
    端末において、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価手段と、 前記評価手段が通信品質の悪化を検出したときの、時刻
    情報を記憶する時刻情報記憶手段と、 前記時刻情報記憶手段から通信品質が悪化したときの時
    刻情報を読み出し、その時刻情報を前記情報提供サーバ
    ーに通知する時刻情報通知手段とを備えることを特徴と
    するクライアント端末。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介した情報提供サーバ
    ーとクライアント端末との間のセッション確立により、
    情報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライ
    アント端末で処理するためのクライアント側情報処理方
    法であって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が通信品質の悪化を検出したときの、時刻
    情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程にて通信品質が悪化したときに時
    刻情報記憶手段に記憶された時刻情報を読み出し、その
    時刻情報を前記情報提供サーバーに通知する時刻情報通
    知工程とを備えることを特徴とするクライアント側情報
    処理方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介した情報提供サーバ
    ーとクライアント端末との間のセッション確立により、
    情報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライ
    アント端末で処理するためのクライアント側情報処理プ
    ログラムを格納しているプログラム格納媒体であって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が通信品質の悪化を検出したときの、時刻
    情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程にて通信品質が悪化したときに時
    刻情報記憶手段に記憶された時刻情報を読み出し、その
    時刻情報を前記情報提供サーバーに通知する時刻情報通
    知工程とを備えてなる、クライアント端末に実行される
    プログラムを格納していることを特徴とするプログラム
    格納媒体。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介した情報提供サーバ
    ーとクライアント端末との間のセッション確立により、
    情報提供サーバーから配信されてきた提供情報をクライ
    アント端末で処理するためのプログラムであって、 前記情報提供サーバーから配信されていた前記提供情報
    に関する通信品質を評価する評価工程と、 前記評価工程が通信品質の悪化を検出したときの、時刻
    情報を時刻情報記憶手段に記憶する時刻情報記憶工程
    と、 前記時刻情報記憶工程にて通信品質が悪化したときに時
    刻情報記憶手段に記憶された時刻情報を読み出し、その
    時刻情報を前記情報提供サーバーに通知する時刻情報通
    知工程とを備えてなり、クライアント端末に実行される
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 情報提供サーバーがネットワークを介
    してクライアント端末に提供用情報を送信する情報提供
    システムにおいて、 前記クライアント端末は、ネットワークを介した情報提
    供サーバーとのセッション確立により配信されてきた提
    供情報が、前記セッションの途切れにより、切断したと
    きの時刻情報を記憶する時刻情報記憶手段と、 前記情報提供サーバーとの新たなセッション確立時に、
    前記時刻情報記憶手段から提供情報が切断したときの時
    刻情報を読み出し、その時刻情報まで提供情報を進めた
    配信を前記情報提供サーバーに要求する配信要求手段と
    を備えてなり、 前記情報提供サーバーは、前記配信要求手段から送信さ
    れてきた前記時刻情報まで進めた配信要求に応じて前記
    提供情報を前記クライアント端末に送信することを特徴
    とする情報提供システム。
  15. 【請求項15】 情報提供サーバーがネットワークを介
    してクライアント端末に提供用情報を送信する情報提供
    システムにおいて、 前記クライアント端末は、ネットワークを介した情報提
    供サーバーとのセッション確立により前記情報提供サー
    バーから配信されてきた提供情報の通信品質を評価する
    評価手段と、 前記評価手段が評価した通信品質を前記情報提供サーバ
    ーに通知する評価通知手段とを備えてなり、 前記情報提供サーバーは、前記評価通知手段から通知さ
    れてきた前記通信品質評価結果に応じて前記提供情報の
    課金処理を変更することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  16. 【請求項16】 情報提供サーバーがネットワークを介
    してクライアント端末に提供用情報を送信する情報提供
    システムにおいて、 前記クライアント端末は、ネットワークを介した情報提
    供サーバーとのセッション確立により前記情報提供サー
    バーから配信されてきた提供情報の通信品質を評価する
    評価手段と、 前記評価手段が通信品質の悪化を検出したときの、時刻
    情報を記憶する時刻情報記憶手段と、 前記時刻情報記憶手段から通信品質が悪化したときの時
    刻情報を読み出し、その時刻情報を前記情報提供サーバ
    ーに通知する時刻情報通知手段とを備えてなり、 前記情報提供サーバーは、前記時刻情報通知手段から送
    信されてきた前記時刻情報が付加される提供情報を前記
    クライアント端末に新たに送信することを特徴とする情
    報提供システム。
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