JP2002503902A - 携帯電話とデータ通信網との間における情報およびデータ交換を制御するための方法 - Google Patents

携帯電話とデータ通信網との間における情報およびデータ交換を制御するための方法

Info

Publication number
JP2002503902A
JP2002503902A JP2000531816A JP2000531816A JP2002503902A JP 2002503902 A JP2002503902 A JP 2002503902A JP 2000531816 A JP2000531816 A JP 2000531816A JP 2000531816 A JP2000531816 A JP 2000531816A JP 2002503902 A JP2002503902 A JP 2002503902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
data
chip card
information
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000531816A
Other languages
English (en)
Inventor
クレフト,ハンス−ディートリッヒ
ヘーゲンバルトゥ,ミヒャエル
Original Assignee
アンゲバンテ・ディギタル・エレクトローニク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19805922A external-priority patent/DE19805922A1/de
Application filed by アンゲバンテ・ディギタル・エレクトローニク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical アンゲバンテ・ディギタル・エレクトローニク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2002503902A publication Critical patent/JP2002503902A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/30Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
    • G06Q20/32Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using wireless devices
    • G06Q20/327Short range or proximity payments by means of M-devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 この発明は、携帯電話(1)と、固定設置され配線された、または無線の、データ通信網(5)との間における、データ交換(A)を制御するための方法に関するものである。携帯電話(1)は、第二の、接触のない、電気によらない、交互の情報およびデータ交換(B)を周囲の装置(2)と行うチップカード(3)を含む。チップカード(3)および携帯電話(1)には、Aおよび/またはBによる情報およびデータ交換の多重化を可能にする電子素子が設けられる。データ交換(A,B)は、携帯電話(1)のハウジング、および/またはその他の部材を通る電磁波を介して行われ、データ交換Bのための、コイル、コンデンサ、光ダイオードのような全ての構成要素はチップカード(3)と機械的に接続され、その中に、機能可能なように含まれ、さらに、携帯電話内の多重化素子はデータ交換Aおよび/またはBを、携帯電話(1)からの、または単数/複数の機器(2)からの、チップカード(3)のエネルギ供給と選択的に組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、請求項1のプリアンブルによる、携帯電話と、固定設置され配線
された、または無線のデータ通信網との間における、第一の、接触のない、電気
によらない、交互の情報およびデータ交換Aを制御するための方法に関するもの
であり、請求項1のプリアンブルによると、前記携帯電話は、その周囲の装置と
第二の、接触のない、電気によらない、交互の情報およびデータ交換Bを操作す
るチップカードを含み、さらにこのチップカードおよび/または携帯電話には、
電子エレメントが設けられる。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話、いわゆるモバイル無電装置は広く普及している。多くの携帯電話に
はそれぞれチップカードが含まれるが、このチップカードは、携帯電話の利用な
らびに携帯電話間で情報を伝達するための通信網の利用に必要である。チップカ
ードによって利用者は、アクセス認可、または現金によらない支払い、立体駐車
場の利用のためのデータの蓄積等のような、その他多くの機能を利用できる。チ
ップカードには普通、接触部が備えられ、その情報は専ら携帯電話とのみ交換さ
れる。チップカードのそのような利用については、特開平8−87655に記載
されている。
【0003】 これらのチップカードの一部は、接触部ではなく、コイルまたはコンデンサの
ような接触部のない伝達ユニットを介して、その機能を果たす。DE 39 3
5 364から周知となったカードは、接触部なしでも、接触付着によっても、
周囲と情報を交換する。他方また、このチップカードは携帯電話からのデータを
ロードされ得る。
【0004】 携帯電話の利用者にとって、現金によらない支払いやアクセス認可といった機
能をチップカードによって果たすため、チップカードを携帯電話の保持装置から
取り外すのは、面倒である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の課題は、現金によらない支払いやアクセス認可といった機能をチッ
プカードによって果たすために、携帯電話の利用者が、チップカードを携帯電話
の機械的保持装置から取り外す必要がないように、チップカードが携帯電話の機
械的保持装置にある時間内に、接触部なしで作動するチップカードのデータ交換
および/またはエネルギ交換の利用が可能な方法を提示することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は特に、Aおよび/またはBによる情報およびデータ交換の多重化を
可能にするような電子素子が、チップカードに設けられることによって解決する
が、その際、一つまたは複数の装置とのデータ交換A、Bは、携帯電話のハウジ
ングおよび/またはその他の部材を通る電磁波を介して行われ、データ交換Bの
ための、電子回路素子や、コイル、コンデンサ、光ダイオードといった物理的機
能素子等、必要な構成要素は全てチップカードと機械的に接続され、かつその中
に機能可能なように含有され、さらに携帯電話内の多重化素子がデータ交換Aお
よび/またはBを、携帯電話からの、または単数/複数の装置からのチップカー
ドのエネルギ供給と選択的に組み合わせる。
【0007】 この発明の本質的な利点は、この方法によると、携帯電話の利用者が自分のチ
ップカードによって、現金なしの支払いまたはアクセス認可等の機能を行使する
際に、チップカードを携帯電話の機械的保持装置から取り外す必要がない、とい
う点にある。
【0008】 さらにこの発明によると、携帯電話と周囲との間の交互の情報およびデータ交
換の進行を制御するために、携帯電話とその周囲との間である時間Δt内に進行
する交互の情報およびデータ交換(データ流)の二つの分類グループA、Bが区
別され、グループAでは第一の携帯電話と/またはさらなる携帯電話、または携
帯電話に比肩し得る装置との間で情報およびデータが交互に交換され、その際2
.への情報交換は、固定設置され配線された、または無線のデータ通信網を介し
て行われ、他方グループBでは、携帯電話と/または一つ/または複数の装置と
の間で情報およびデータが交互に交換され、3.への情報交換は3.によるデー
タ網を介しては行われず、前記携帯電話はチップを備えるチップカードおよび/
または同等の電子構成要素を含み、チップカード内の前記チップは接触付着され
て、かつ/または接触なしでデータおよびエネルギをその周囲と交換可能であり
、さらに携帯電話(1)内の機械的保持装置にチップカードが位置決めされ、t
1の時点とその後のt2の時点との間の時間Δtの間に、時間的に前後して、か
つ/または同時に進行する、グループAおよび/またはグループBによる交互の
情報およびデータ交換が、チップカード内または携帯電話内のデータに依存して
制御され、携帯電話および/またはチップカード内には電子素子があり、これら
の電子素子はデータ流Aおよび/またはBから一定の識別記号、情報、データを
読み出し、かつそれらを、前記電子素子が記憶装置内に蓄積するデータと比較し
、一定の識別記号がある場合には、携帯電話および/またはチップカード内の一
定機能が回路の成立によって、または入力から出力信号への割当リストと組み合
わされた電子論理構成要素によって選び出され、携帯電話および/またはチップ
カード内には、グループAおよび/またはBによる情報およびデータの多重化を
時間Δt内に可能にする電子素子が設けられ、前記多重化によって様々な入力/
出力(情報チャネル、情報ポート)が選択的に接続され、グループBによる交互
の情報およびデータ交換は、携帯電話(1)および/またはチップカード(3)
内の接触部を介して、かつ/または接触のない通信素子を介して行われ、したが
ってグループA、Bによって交互に出入するデータ流は時間Δtの間、互いに干
渉することなく制御される。
【0009】 この方法によると、チップカードと携帯電話との間の特別な情報交換によって
、チップカードおよび/または携帯電話の新種の利用が可能となる。したがって
例えば、第一の携帯電話内の第一のチップカードからのデータが、第二の携帯電
話内の第二のチップカードへ、通信網の介在なしに伝達され得る。しかしながら
また、チップカードの記憶装置はネットを介して携帯電話によって変更可能であ
り、例えばロード可能である。変更された記憶装置の内容は引き続き、ある装置
において接触なしで読み出し可能である。チップカードのデータはまた、携帯電
話のハウジングを通して直接、現金自動支払機または時間記録システムおよびア
クセス認可システムなどの装置に交互に伝達され得る。
【0010】 この発明はしたがって、携帯電話とその周囲との間における交互の情報交換の
進行を制御するための方法に関するものである。その際、この携帯電話は必ずし
も今日の携帯電話の形で実現される必要はない。携帯電話は、基本的に通信網と
のデータ通信を展開し、むしろチップカードやチップカードの担体素子に近いも
のであり得る。この装置には、人間の言葉を受信または再生するための構成要素
は全く必要ない。
【0011】 この発明の方法によると、t1の時点から、その後のt2の時点までの間連続
する時間Δtの間に時間的に前後して、かつ/または同時に行われる、チップカ
ードおよび/または携帯電話の、さらなる携帯電話、チップカードないし装置と
の交互の情報およびデータ交換の進行を制御することが可能であり、その際には
、区別可能な二つの、グループAないしグループBとして分類されるデータおよ
び情報交換が制御される。このデータおよび情報交換は、時間Δtの間の進行す
るデータ流とみなされ得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1には、携帯電話1ならびにチップカード3が記号で示される。さらに、グ
ループBによるデータ交換のための装置2が示される。グループAによる通信網
5との交互のデータ交換は、携帯電話1の枠の上部に示される。装置2との交互
のデータ交換は、携帯電話1の部材10と、装置2内の部材11であるコイルお
よび/または接触部との間に示される。図2には、Bによるデータ交換が如何に
して、携帯電話1のハウジングを通して行われるかが記号で示される。
【0013】 図1では、情報通信の二つのグループAおよびBが区別される。グループAで
は情報およびデータが、第一の携帯電話1および/またはさらなる携帯電話との
間で、あるいは携帯電話に匹敵する装置8との間で、固定設置され配線された、
または無線の、データ通信網5を介して、交互に交換される。携帯電話の情報交
換のための、固定設置され配線された、または無線の、データ通信網5は、通信
網業者によって、ドイツでは例えばテレコム(Telekom)を利用して提供
される。グループAとは反対に、分類グループBによる交互の情報およびデータ
交換では、携帯電話1とその周囲との間に通信網は全く必要とされない。
【0014】 交互に行われる情報およびデータの交換の両グループAおよびBのために、携
帯電話1はチップカード3および/または、それに比肩し得る、チップ4を備え
た電子構成要素を含む。チップカード3ないし、チップカード3内の電子構成要
素はその周囲と、接触なしでデータおよびエネルギを交換する。このチップカー
ド3ないし構成要素は、携帯電話1内の機械的保持装置9内に位置決めされる。
【0015】 このような携帯電話は、時間Δtの間、時間的に前後して非同期的に、または
同時に、同期的に、情報およびデータを交互に、グループAおよび/またはBに
よって、周囲と交換する。
【0016】 この交互の情報およびデータ交換は、チップカード3および/または携帯電話
1内のデータに依存して制御される。この目的のために、チップカード3および
/または携帯電話1内には、一般に流通する形の電子素子が設けられ、これによ
って、グループAおよび/またはBによる情報の流れの多重化、すなわち時間お
よびエネルギ制御された接続が時間Δtの間に可能となる。これらの素子は、情
報チャネルないし情報ポートのように様々な電子入力/出力が、多重化によって
選択的に接続されることによって、グループAおよび/またはグループBによる
情報およびデータ流を多重化する。
【0017】 多重化は、時間Δt1の間にそれぞれデータ通信チャネルXがデータポートU
(データ入出力)をデータポートVと接続することによって行われ、その際、チ
ャネルXとポートU、Vはスイッチのようなスイッチング部材によって選択され
る。その後の時間Δt2の間に、その他二つのポート(M,N)を互いに接続す
るために、同じデータ通信チャネルXが利用される。また、チャネルとポートと
のあらゆる組み合わせが、多くの接続位置に依存して可能であるように、同じポ
ートU、Vを別のデータ通信チャネルYによって接続することも可能である。適
切な多重化配置および素子によって、そこに取付けられた自動制御装置が援用さ
れると、交互に流入および流出し、ポートを介して互いに接続される、グループ
A、Bによる情報およびデータ流が互いに干渉されることはない。そのような回
路は、データおよび通信工学によって知られている。すなわち、携帯電話1およ
び/またはチップカード3内の電子素子12がそれであり、これらの素子はデー
タ流Aおよび/またはBから一定の識別信号、情報、データを読み出し、または
ふるいにかけ、これらのデータを、前記素子がその記憶装置内に有するデータと
比較する。このようにして、携帯電話1および/またはチップカード3内の一定
の機能、構成要素グループが活性化される。このようにして、様々な電子入力/
出力、情報チャネル、情報ポートが選択的に接続され得る。
【0018】 グループBによる、通信網に接続されない、交互の情報およびデータ交換は、
携帯電話1および/またはチップカード3内の接触しない通信素子10、11を
介して行われる。例えばISO 7816またはISO 10536に記される
ようなチップカード3が、携帯電話1内の機械的保持装置9内に位置決めされる 。
【0019】 携帯電話1内のグループBによるデータ交換を適切に制御するために、携帯電
話1には、DE 39 35 364によるチップカード内のそれに比肩し得る
ようなチップ4が含まれ得る。携帯電話1内のチップは、データの出所、ソース
にしたがってあるスイッチを作動させ得るが、前記データの流れはこのスイッチ
によって、ソースに依存しながら誘導される。この場合のスイッチは、多重スイ
ッチ位置を備えるスイッチである。これによって、グループA、グループBと、
それに対応する様々な装置2との組み合わせとして成立する様々なデータ流、交
互のデータおよび情報交換が、携帯電話1のチップ内で、スイッチによって制御
され、誘導されることが保証される。このようにして、データ流の有効活用に適
したような、チップ機能の選択、および/またはチップ内構成要素の機能の接続
、連結および遮断が可能となる。
【0020】 上述の方法はしたがって、データ交換グループBによる装置2が通常情報交換
の始めに通常携帯電話1の近くにあり、したがって携帯電話1と一つまたは複数
の装置2との間の距離が、ISOの規格によるチップカードの最大対角線の約1
から10倍であり、あるいは現在市場で一般的な携帯電話の1から8倍に相当す
る、通信制御を扱うものである。
【0021】 携帯電話1は操作キーと表示器を有する。この表示器とキーを利用して、携帯
電話1の利用者は、チップカード3とデータを交換する。これらの操作キーによ
ってさらに、交互のデータ交換の進行が利用者によって制御され得る。チップカ
ード3にはデータが書き込まれ、チップカード3からはデータが読み出され得る
。これらのデータは、携帯電話1の表示器に表示され得る。前記カードの記憶内
容の表示もまた、携帯電話1の表示器に表示され得る。携帯電話1および/また
はチップカード3の機能を活性化するために一定のPIN安全番号が利用される
ことによって、電話において今日一般的な安全上の特徴が配慮される。したがっ
て、この携帯電話1は同時に、例えば預金残高やその他の個人データをチップカ
ードから安全に読み出すための素子でもある。
【0022】 グループA、あるいはグループBのデータ流からのデータはまた、グループB
、あるいはグループAのデータ流の中に結合され得る。この方法によって、通信 網からのデータをカードの記憶装置にロードすることが可能である。このように
して、チップカード内に多重式に含まれ得るであろう取引処理を後からロードす
ることも可能である。したがって、グループA、グループBのデータ流は互いに
結合可能なので、通信網を介して例えばデータがチップ3内に達し、これらのデ
ータが同時に端末を介してオンラインで調べられることが、保証され得る。例え
ば、銀行が時間Δtの間に携帯電話網経由のグループAによってデータを携帯電
話1に送り、送られたデータを装置2においてオンラインで調査することが可能
であろうが、この場合、携帯電話1からのデータはデータ流Bによって装置2に
達する。したがって銀行は、携帯電話1が送信されたデータを所与の形で受け取
ったと、保証されるであろう。
【0023】 チップカードからデータを読み出す際には、金額、データが携帯電話1の利用
者によって表示器で検査され得る。また、チップカードのデータを読み出すため
の装置、端末が誤ってデータを読み出すと、データの読み出しまたはダウンロー
ドがこのようにして中断される。携帯電話1の表示器における検査によって、利
用者によってチェックされたデータのみが読み出される。
【0024】 データ交換の時間的および/または通信の経過8は、チップカード3と、通信
網に依存しない装置2との間ではもっぱら接触なしで、電磁波を介して進展する
。グループBによるデータ交換のための、コイル、コンデンサ、光ダイオードの
ような電子回路素子および物理的機能素子等、チップカードと周囲との間での接
触を伴わない交換に必要な全ての構成要素は、チップカード3と機械的に接続さ
れ、この中に機能可能なように含まれる。チップカード3は、携帯電話1の機械
的保持装置内に保護されて収まり、そこから携帯電話1の利用者によって取り外
される必要はない。データ交換は、携帯電話1のハウジングおよび/またはその
他の部材を通る電磁波を介して、グループBによるデータ交換の単数/複数の装
置2との間で行われる。このようにして、例えば第一のチップカードKの記憶装
置の内容が、第二のチップカードLへと伝達され得る。記憶装置内の電話番号は
、この方法によって伝達可能であろう。
【0025】 現在使用されている大部分のチップカードには、エネルギ蓄積装置、すなわち
蓄電池は取り付けられていない。これらのチップカードは、好ましくは接触部を
介して、または接触せずにエネルギ供給を受ける。ここでは、チップカード3の
エネルギ供給は、携帯電話1のハウジングを通る接触なしの、電磁波結合によっ
て保証される。装置2内にある素子は、グループBによるデータ交換にも、携帯
電話1内のチップカード3のエネルギ供給にも適している。
【0026】 携帯電話1内のチップカード3のエネルギ供給は、携帯電話1内の素子との接
触結合、または接触のない電磁結合によって行われる。携帯電話1は、移動のた
めに独自の電気エネルギ蓄積器を利用できるので、この蓄積器が、チップカード
3のエネルギ供給にも利用され得る。このようにして、DE 39 35 36
4のカードは、接触部を介して携帯電話1の蓄電池からエネルギ供給を受けるこ
とができ、チップカードはこれによって、その接触のない経路を介してデータを
与える。このようにして、チップカード3から単数および/または複数の装置2
への情報通信のための距離が大幅に増大され得る。
【0027】 データ通信において重要な問題は、より大きな距離に対する記憶装置の影響で
ある。ここで問題となるのは、携帯電話1またはチップカード3の利用者が腕、
または身体でカバーできるよりも長い距離である。現金ユニット装置内のデータ
が、利用者が腕または身体の長さでカバーできる距離よりも大きい、不定かつ未
知の距離から変更可能である場合、携帯電話1の利用者には、チップカード3、
携帯電話1の発行者と同様、前記データがいつ、どのようにしてチップカード3
、携帯電話1に届いたのか不可知である。知らない間に大きな距離が乗り越えら
れ得るので、カード利用者、携帯電話利用者はなす術がなかった。また、デーパ
ートで電子遮断棒を通る際や、強力な送信器の近くを通る際にも、望ましくない
効果が生じ得る。
【0028】 チップカードのステレオ効果としても知られる、DE 43 27 334
C1に記載された方法で処理されると、携帯電話1、チップカード3との間の距
離を明確に指定可能な距離にすることが可能である。この距離は、コイル、コン
デンサ等の、接触のないデータおよびエネルギ伝達のための素子間の、幾何学的
距離にのみ依存する。また、DE 43 27 334 C1の方法によると、
携帯電話1におけるデータ通信、したがって記憶装置による干渉は、ある一定の
距離を越えない場合にのみ可能である。この距離は、不正操作できない。そのよ
うな装備の携帯電話1の記憶装置内のデータは、グループBによってデータを送
信する装置のすぐ側に携帯電話1がある場合にのみ、変更可能である。この距離
は、少なくとも二つのコイル、コンデンサ素子等、電磁振幅を交換するための全
ての素子が利用される際に、それらの間の間隔についてあらかじめ定められるよ
うな、物理的かつ/または幾何学的条件によって規定される。
【0029】 上述の方法のいくつかについては、チップカード3が携帯電話1にはめ込まれ
る必要はない。通信網とデータ交換するための、携帯電話1のいくつかの機能を
満たす装置で十分である。チップカード3がこの装置の中にあれば、前述の機能
および進行の多くが果たされ得る。この装置には、携帯電話で通信する利用者の
間で音声情報または視覚情報を交換するのに必要な、あらゆる特徴が欠けている
かもしれない。したがって、データ流Aおよび/またはBを送信かつ受信するた
めに必要な全ての機能は温存される。チップカードはそのような装置によって、
例えばデータ流Aを介してデータをロードされ得る。
【0030】 上記のような方法を援用することによって、携帯電話および/またはカード利
用者Mが自分の口座から、商店またはサービス業者Hの口座にある金額を振り込
むことが可能である。これは、今日カード支払いの際に引き落とし金額をチェッ
クするに通常必要とされる、時間Δt内に行われる。上記の方法では、装置2お
よび/または携帯電話1および/または携帯電話に匹敵する装置8が用いられる
【0031】 時間Δt内に、携帯電話および/またはカード利用者Mの銀行またはクレジッ
トカードの口座にある金額を借方として、自分の口座には貸方として記入しよう
とする商店またはサービス業者Hは、自分の選択による装置2に手動、および/
または技術的補助手段を用いてその金額を入力する。
【0032】 その金額は、オンライン接続またはデータ通信網5を介するデータ流によって
商店Hの銀行に、またはクレジットカード発行者に送信され、そこから携帯電話
および/またはカードの利用者Mの銀行に送信される。携帯電話および/または
カードの利用者Mは、商店のデータセット14からのデータが携帯電話1の表示
器で表示されることによって、データ通信網を介して時間Δt内に商店Hの意図
について知らされる。
【0033】 携帯電話および/またはカード利用者Mは、あるキーを手動操作することによ
って、商店の意図の認可を確認する。携帯電話および/またはカード利用者Mが
確認して初めて、その口座には商店の口座を貸方とする記帳がなされる。
【0034】 銀行またはクレジットカード会社によって発行されるチップカードが用いられ
ることによって、データ流の管理および暗号化が可能である。二つのチップカー
ドR、Tがあり、その一方が商店またはサービス業者Hに、他方が携帯電話およ
び/またはカード利用者Mに利用されることによって、データ流およびその経過
を明確にこれらのカードR、Tに帰することができる。口座およびコード番号、
ならびに暗号は安全上の特徴としてカードに含まれ得る。カード使用の際には、
様々な端末および装置2が使用され得るが、これはそれらの機器では、カードが
差し込まれて初めて、その目的のための準備が整えられるからである。このよう
にして、カード発行者によってあらかじめ与えられ、情報、プログラムとしてカ
ード内に含まれるような、データ流接続の特定の課題が精確に果たされ得る。
【0035】 上述の方法によると、携帯電話1および/またはカードにデータを後から連続
的にロードすることが可能であり、これによって不正操作や詐欺の危険を防止で
き、さらにこのようにして、新たな識別信号を送信することができる。
【0036】 以上より明らかなのは、ここにあげられたようなデータ通信網5はまた、衛星
を介して地上の装置と直接通信する、すなわちデータ、情報、プログラムを交換
する通信網として理解されるべきである、という点である。
【0037】 さらにこの携帯電話は、携帯電話利用者の生物学的特長を記録することができ
る電子素子を装備する。この携帯電話利用者の生物学的特長を記録する電子素子
は、電話の利用中、生物学的特長を直接記録し、データに変換することができる
【0038】 これらのデータは、離れて設置された外部機器とのデータ交換を暗号化、また
はコード化するために、チップカードまたは携帯電話内の暗号プロセッサに利用
され得る。このようにして、携帯電話の利用中、携帯電話と外部世界との間の安
全な交信が可能である。
【0039】 この生物学的特長を記録するための素子、およびそこから得られたデータはま
た、離れて設置された機器への接続を維持、または中断するためにも利用され得
る。これによって、携帯電話の利用者の一定の生物学的特長が認識され、それが
伝達される間にのみ、通信が成立することが保証される。
【0040】 この発明は特に携帯電話への利用に適しており、利用者が現金によらない支払
いやアクセス認可のような、チップカードのさらなる機能を行使するために、携
帯電話の機械的保持装置からチップカードを取り外す必要がないようにすること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯電話ならびにチップカード、およびグループBによるデータ
交換のための装置を、記号で示す図である。
【図2】 Bによるデータ交換が、携帯電話のハウジングを通してどのよう
に行われるかを、記号で示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、請求項1のプリアンブルによる、携帯電話と、固定設置され配線
された、または無線のデータ通信網との間における、第一の、接触のない、電気
によらない、交互の情報およびデータ交換を制御するための方法に関するもので
あり、前記携帯電話は、接触付着されて、かつ/または接触なしで、データおよ び情報をその周囲と交換可能なチップを備えたチップカードを含み、前記チップ カードは、 その周囲の装置と第二の、接触のない、電気によらない、交互の情報
およびデータ交換を操作し、さらにこのチップカードおよび/または携帯電話に
は、コイルおよび/またはコンデンサおよび/または、データおよびエネルギ交 換のための 素子が設けられ、かつチップカードには、情報およびデータ交換の多 重化を可能にする、さらなる電子素子があり、前記データ交換は、携帯電話のハ ウジングおよび/またはその他の部材を通る電磁波を介して、前記装置との間で 行われ、全ての電子および物理的回路素子および機能素子はチップカードと接続 され、またはその中に、機能可能なように含有され、形態電話内の多重化素子は 、データ交換を携帯電話または前記装置からのチップカードのエネルギ供給と選 択的に組み合わせる。
【0002】
【従来の技術】 携帯電話、いわゆるモバイル無電装置は広く普及しており、それらには一般に チップカードが含まれるが、このチップカードは、携帯電話の利用ならびに携
帯電話間で情報を伝達するための通信網の利用に必要である。チップカードによ
って利用者は、アクセス認可、または現金によらない支払い、立体駐車場の利用
のためのデータの蓄積等のような、その他多くの機能を利用できる。チップカー
ドには普通、接触部が備えられ、その情報は専ら携帯電話とのみ交換される。チ
ップカードのそのような利用については、特開平8−87655に記載されてい
る。
【0003】 これらのチップカードの一部は、接触部ではなく、コイルまたはコンデンサの
ような接触部のない伝達ユニットを介して、その機能を果たす。DE 39 3
5 364から周知となったカードは、接触部なしでも、接触付着によっても、
周囲と情報を交換する。他方また、このチップカードは携帯電話からのデータを
ロードされ得る。
【0004】 しかしながら、携帯電話の利用者にとって、現金によらない支払いやアクセス
認可といった機能をチップカードによって果たすため、チップカードを携帯電話
の保持装置から取り外すのは、面倒である。
【0005】 WO 9745814Aによって、携帯電話と、固定設置され配線された、また は無線の、データ通信網との間の接触のない、電気によらない交互の情報および データ交換を制御するための方法が周知となったが、この方法は、代金支払いの ために遠隔売買取引処理の支払いを、遠隔配置されたホストコンピュータまたは その他の端末で実行するのに役立つ。携帯電話は、一定の範囲の電磁波に基づい てホストコンピュータまたはその他の端末と、接触のない、交互の情報およびデ ータ交換を行うチップカードような、利用者の情報を送受信するのに必要な装置 を含む。同様に、データを表示するために、携帯電話の表示装置が設けられる。 さらに、スマートカード(Smartcard)が利用されるに到る場合、携帯電話はス マートカード読み取り器を有するが、その場合、スマートカードは現金カードの 機能を有し、端末において再ロード可能である。これに属する端末はさらに、デ ジタルカメラを有し得る。このシステムにおいて使用されるスマートカードはま た、さらなる目的のため、すなわちコーヒー販売機、ガソリンスタンド、その他 の自動販売機での支払いのために、互換性を有するように調整され得る。情報及 びデータ交換の多重化が可能であり、データ交換は、携帯電話のハウジングを通 る電磁波を介して前記機器との間で行われる。
【0006】 GB 2309 110 Aによって周知となった同一性確認システムは、少な くとも二つの電話と、コンピュータの受像部のような表示器を含み、第一の人物 の指紋が読み取られ、記憶された指紋と比較されることによって、第一の関係者 の側が第一の電話において、第二の電話における第二の関係者の側の同一性を確 認する。記憶された指紋が、読み取られた指紋と一致すれば、第一の電話が第二 の電話に信号を送り、受像部に第一の人物の姿が現れ得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 この発明の課題は、現金によらない支払いやアクセス認可といった機能をチッ
プカードによって果たすために、携帯電話の利用者が、チップカードを携帯電話
の機械的保持装置から取り外す必要がないように、チップカードが携帯電話の機
械的保持装置にある時間内に、接触部なしで作動するチップカードのデータ交換
および/またはエネルギ交換の利用が可能な方法を提示することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この発明によるとこの課題は、以下の特徴が組み合わされることによって解決 する。すなわち、 1.携帯電話(1)と周囲との間において時間Δt内に進行する交互の情報お よびデータ交換(データ流)を制御するために、情報およびデータ交換の二つの グループA、Bが区別され、 2.グループAでは第一の携帯電話(1)とさらなる携帯電話、または携帯電 話に比肩し得る装置(8)との間で情報およびデータが交互に交換され、かつこ の交換は、固定設置され配線された、または無線の、データ通信網(5)を介し て行われ、 3.グループBでは、携帯電話(1)と、単数または複数の装置(2)との間 で情報およびデータが交互に交換され、かつこの交換は固定設置され配線された 、または無線の、データ通信網(5)を介しては行われず、 4.t1の時点とその後のt2の時点との間の時間Δtの間に、時間的に前後 して、かつ/または同時に進行する、グループAおよび/またはグループBによ る交互の情報およびデータ交換が、チップカード(3)または携帯電話(1)内 のデータに依存して制御され、携帯電話(1)および/またはチップカード(3 )内の電子素子(12)はそのために、データ流Aおよび/またはBから一定の 、情報またはデータ等の識別記号を読み出し、かつそれらを、前記電子素子(1 2)が記憶装置内に蓄積するデータと比較し、一定の識別記号がある場合には、 携帯電話(1)および/またはチップカード(3)内のあらかじめ定められた機 能が、回路の成立によって、または入力信号から出力信号への割当リストと組み 合わされた電子論理構成要素によって選び出され、 5.多重化素子は、グループAおよび/またはBによる情報およびデータの多重 化を時間Δt内に可能にし、これによって様々な、情報チャネルまたは情報ポー トのような電子入力/出力が選択的に接続され、したがってグループBによる交 互の情報およびデータ交換は、携帯電話(1)および/またはチップカード(3 )内の接触部を介して、かつ/または接触のない通信素子を介して行われ、その 結果、グループA、Bによって交互に流入および流出するデータ流は時間Δtの 間、互いに干渉することなく制御される。
【0009】 この発明の利点は、携帯電話の利用者が自分のチップカードによって、現金な
しの支払いまたはアクセス認可等の機能を行使する際に、チップカードを携帯電
話の機械的保持装置から取り外す必要がない、という点にある。
【0010】 この方法によると、チップカードと携帯電話との間の特別な情報交換によって
、チップカードおよび/または携帯電話の新種の利用が可能となる。したがって
例えば、第一の携帯電話内の第一のチップカードからのデータが、第二の携帯電
話内の第二のチップカードへ、通信網の介在なしに伝達され得る。
【0011】 しかしながらまた、チップカードの記憶装置はネットを介して携帯電話によっ
て変更可能であり、例えばロード可能である。変更された記憶装置の内容は引き
続き、ある装置において接触なしで読み出し可能である。チップカードのデータ
はまた、携帯電話のハウジングを通して直接、現金自動支払機または時間記録シ
ステムおよびアクセス認可システムなどの装置に交互に伝達され得る。
【0012】 この発明の方法によると、t1の時点から、その後のt2の時点までの間連続
する時間Δtの間に時間的に前後して、かつ/または同時に行われる、チップカ
ードおよび/または携帯電話の、さらなる携帯電話、チップカードないし装置と
の交互の情報およびデータ交換の進行を制御することが可能であり、その際には
、区別可能な二つの、グループAないしグループBとして分類されるデータおよ
び情報交換の経過が制御される。このデータおよび情報交換は、時間Δtの間の
進行するデータ流とみなされ得る。
【0013】
【発明の実施の形態】 図1には、携帯電話1ならびにチップカード3が記号で示される。さらに、グ
ループBによるデータ交換のための装置2が示される。グループAによる通信網
5との交互のデータ交換は、携帯電話1の枠の上部に示される。装置2との交互
のデータ交換は、携帯電話1の部材10と、装置2内の部材11であるコイルお
よび/または接触部との間に示される。図2には、Bによるデータ交換が如何に
して、携帯電話1のハウジングを通して行われるかが記号で示される。
【0014】 図1では、情報通信の二つのグループAおよびBが区別される。グループAで
は情報およびデータが、第一の携帯電話1および/またはさらなる携帯電話との
間で、あるいは携帯電話に匹敵する装置8との間で、固定設置され配線された、
または無線の、データ通信網5を介して、交互に交換される。携帯電話の情報交
換のための、固定設置され配線された、または無線の、データ通信網5は、通信
網業者によって、ドイツでは例えばテレコム(Telekom)を利用して提供
される。グループAとは反対に、分類グループBによる交互の情報およびデータ
交換では、携帯電話1とその周囲との間に通信網は全く必要とされない。
【0015】 交互に行われる情報およびデータの交換の両グループAおよびBのために、携
帯電話1はチップカード3および/または、それに比肩し得る、チップ4を備え
た電子構成要素を含む。チップカード3ないし、チップカード3内の電子構成要
素はその周囲と、接触なしでデータおよびエネルギを交換する。このチップカー
ド3ないし構成要素は、携帯電話1内の機械的保持装置9内に位置決めされる。
【0016】 このような携帯電話は、時間Δtの間、時間的に前後して非同期的に、または
同時に、同期的に、情報およびデータを交互に、グループAおよび/またはBに
よって、周囲と交換する。
【0017】 この交互の情報およびデータ交換は、チップカード3および/または携帯電話
1内のデータに依存して制御される。この目的のために、チップカード3および
/または携帯電話1内には、一般に流通する形の電子素子が設けられ、これによ
って、グループAおよび/またはBによる情報の流れの多重化、すなわち時間お
よびエネルギ制御された接続が時間Δtの間に可能となる。これらの素子は、情
報チャネルないし情報ポートのように様々な電子入力/出力が、多重化によって
選択的に接続されることによって、グループAおよび/またはグループBによる
情報およびデータ流を多重化する。
【0018】 多重化は、時間Δt1の間にそれぞれデータ通信チャネルXがデータポートU
(データ入出力)をデータポートVと接続することによって行われ、その際、チ
ャネルXとポートU、Vはスイッチのようなスイッチング部材によって選択され
る。その後の時間Δt2の間に、その他二つのポート(M,N)を互いに接続す
るために、同じデータ通信チャネルXが利用される。また、チャネルとポートと
のあらゆる組み合わせが、多くの接続位置に依存して可能であるように、同じポ
ートU、Vを別のデータ通信チャネルYによって接続することも可能である。適
切な多重化配置および素子によって、そこに取付けられた自動制御装置が援用さ
れると、交互に流入および流出し、ポートを介して互いに接続される、グループ
A、Bによる情報およびデータ流が互いに干渉されることはない。そのような回
路は、データおよび通信工学によって知られている。すなわち、携帯電話1およ
び/またはチップカード3内の電子素子12がそれであり、これらの素子はデー
タ流Aおよび/またはBから一定の識別信号、情報、データを読み出し、または
ふるいにかけ、これらのデータを、前記素子がその記憶装置内に有するデータと
比較する。このようにして、携帯電話1および/またはチップカード3内の一定
の機能、構成要素グループが活性化される。このようにして、様々な電子入力/
出力、情報チャネル、情報ポートが選択的に接続され得る。
【0019】 グループBによる、通信網に接続されない、交互の情報およびデータ交換は、
携帯電話1および/またはチップカード3内の接触しない通信素子10、11を
介して行われる。例えばISO 7816またはISO 10536に記される
ようなチップカード3が、携帯電話1内の機械的保持装置9内に位置決めされる 。
【0020】 携帯電話1内のグループBによるデータ交換を適切に制御するために、携帯電
話1には、DE 39 35 364によるチップカード内のそれに比肩し得る
ようなチップ4が含まれ得る。携帯電話1内のチップは、データの出所、ソース
にしたがってあるスイッチを作動させ得るが、前記データの流れはこのスイッチ
によって、ソースに依存しながら誘導される。この場合のスイッチは、多重スイ
ッチ位置を備えるスイッチである。これによって、グループA、グループBと、
それに対応する様々な装置2との組み合わせとして成立する様々なデータ流、交
互のデータおよび情報交換が、携帯電話1のチップ内で、スイッチによって制御
され、誘導されることが保証される。このようにして、データ流の有効活用に適
したような、チップ機能の選択、および/またはチップ内構成要素の機能の接続
、連結および遮断が可能となる。
【0021】 上述の方法はしたがって、データ交換グループBによる装置2が通常情報交換
の始めに通常携帯電話1の近くにあり、したがって携帯電話1と一つまたは複数
の装置2との間の距離が、ISOの規格によるチップカードの最大対角線の約1
から10倍であり、あるいは現在市場で一般的な携帯電話の1から8倍に相当す
る、通信制御を扱うものである。
【0022】 携帯電話1は操作キーと表示器を有する。この表示器とキーを利用して、携帯
電話1の利用者は、チップカード3とデータを交換する。これらの操作キーによ
ってさらに、交互のデータ交換の進行が利用者によって制御され得る。チップカ
ード3にはデータが書き込まれ、チップカード3からはデータが読み出され得る
。これらのデータは、携帯電話1の表示器に表示され得る。前記カードの記憶内
容の表示もまた、携帯電話1の表示器に表示され得る。携帯電話1および/また
はチップカード3の機能を活性化するために一定のPIN安全番号が利用される
ことによって、電話において今日一般的な安全上の特徴が配慮される。したがっ
て、この携帯電話1は同時に、例えば預金残高やその他の個人データをチップカ
ードから安全に読み出すための素子でもある。
【0023】 グループA、あるいはグループBのデータ流からのデータはまた、グループB
、あるいはグループAのデータ流の中に結合され得る。この方法によって、通信 網からのデータをカードの記憶装置にロードすることが可能である。このように
して、チップカード内に多重式に含まれ得るであろう取引処理を後からロードす
ることも可能である。したがって、グループA、グループBのデータ流は互いに
結合可能なので、通信網を介して例えばデータがチップ3内に達し、これらのデ
ータが同時に端末を介してオンラインで調べられることが、保証され得る。例え
ば、銀行が時間Δtの間に携帯電話網経由のグループAによってデータを携帯電
話1に送り、送られたデータを装置2においてオンラインで調査することが可能
であろうが、この場合、携帯電話1からのデータはデータ流Bによって装置2に
達する。したがって銀行は、携帯電話1が送信されたデータを所与の形で受け取
ったと、保証されるであろう。
【0024】 チップカードからデータを読み出す際には、金額、データが携帯電話1の利用
者によって表示器で検査され得る。また、チップカードのデータを読み出すため
の装置、端末が誤ってデータを読み出すと、データの読み出しまたはダウンロー
ドがこのようにして中断される。携帯電話1の表示器における検査によって、利
用者によってチェックされたデータのみが読み出される。
【0025】 データ交換の時間的および/または通信の経過8は、チップカード3と、通信
網に依存しない装置2との間ではもっぱら接触なしで、電磁波を介して進展する
。グループBによるデータ交換のための、コイル、コンデンサ、光ダイオードの
ような電子回路素子および物理的機能素子等、チップカードと周囲との間での接
触を伴わない交換に必要な全ての構成要素は、チップカード3と機械的に接続さ
れ、この中に機能可能なように含まれる。チップカード3は、携帯電話1の機械
的保持装置内に保護されて収まり、そこから携帯電話1の利用者によって取り外
される必要はない。データ交換は、携帯電話1のハウジングおよび/またはその
他の部材を通る電磁波を介して、グループBによるデータ交換の単数/複数の装
置2との間で行われる。このようにして、例えば第一のチップカードKの記憶装
置の内容が、第二のチップカードLへと伝達され得る。記憶装置内の電話番号は
、この方法によって伝達可能であろう。
【0026】 現在使用されている大部分のチップカードには、エネルギ蓄積装置、すなわち
蓄電池は取り付けられていない。これらのチップカードは、好ましくは接触部を
介して、または接触せずにエネルギ供給を受ける。ここでは、チップカード3の
エネルギ供給は、携帯電話1のハウジングを通る接触なしの、電磁波結合によっ
て保証される。装置2内にある素子は、グループBによるデータ交換にも、携帯
電話1内のチップカード3のエネルギ供給にも適している。
【0027】 携帯電話1内のチップカード3のエネルギ供給は、携帯電話1内の素子との接
触結合、または接触のない電磁結合によって行われる。携帯電話1は、移動のた
めに独自の電気エネルギ蓄積器を利用できるので、この蓄積器が、チップカード
3のエネルギ供給にも利用され得る。このようにして、DE 39 35 36
4のカードは、接触部を介して携帯電話1の蓄電池からエネルギ供給を受けるこ
とができ、チップカードはこれによって、その接触のない経路を介してデータを
与える。このようにして、チップカード3から単数および/または複数の装置2
への情報通信のための距離が大幅に増大され得る。
【0028】 データ通信において重要な問題は、より大きな距離に対する記憶装置の影響で
ある。ここで問題となるのは、携帯電話1またはチップカード3の利用者が腕、
または身体でカバーできるよりも長い距離である。現金ユニット装置内のデータ
が、利用者が腕または身体の長さでカバーできる距離よりも大きい、不定かつ未
知の距離から変更可能である場合、携帯電話1の利用者には、チップカード3、
携帯電話1の発行者と同様、前記データがいつ、どのようにしてチップカード3
、携帯電話1に届いたのか不可知である。知らない間に大きな距離が乗り越えら
れ得るので、カード利用者、携帯電話利用者はなす術がなかった。また、デーパ
ートで電子遮断棒を通る際や、強力な送信器の近くを通る際にも、望ましくない
効果が生じ得る。
【0029】 チップカードのステレオ効果としても知られる、DE 43 27 334
C1に記載された方法で処理されると、携帯電話1、チップカード3との間の距
離を明確に指定可能な距離にすることが可能である。この距離は、コイル、コン
デンサ等の、接触のないデータおよびエネルギ伝達のための素子間の、幾何学的
距離にのみ依存する。また、DE 43 27 334 C1の方法によると、
携帯電話1におけるデータ通信、したがって記憶装置による干渉は、ある一定の
距離を越えない場合にのみ可能である。この距離は、不正操作できない。そのよ
うな装備の携帯電話1の記憶装置内のデータは、グループBによってデータを送
信する装置のすぐ側に携帯電話1がある場合にのみ、変更可能である。この距離
は、少なくとも二つのコイル、コンデンサ素子等、電磁振幅を交換するための全
ての素子が利用される際に、それらの間の間隔についてあらかじめ定められるよ
うな、物理的かつ/または幾何学的条件によって規定される。
【0030】 上述の方法のいくつかについては、チップカード3が携帯電話1にはめ込まれ
る必要はない。通信網とデータ交換するための、携帯電話1のいくつかの機能を
満たす装置で十分である。チップカード3がこの装置の中にあれば、前述の機能
および進行の多くが果たされ得る。この装置には、携帯電話で通信する利用者の
間で音声情報または視覚情報を交換するのに必要な、あらゆる特徴が欠けている
かもしれない。したがって、データ流Aおよび/またはBを送信かつ受信するた
めに必要な全ての機能は温存される。チップカードはそのような装置によって、
例えばデータ流Aを介してデータをロードされ得る。
【0031】 上記のような方法を援用することによって、携帯電話および/またはカード利
用者Mが自分の口座から、商店またはサービス業者Hの口座にある金額を振り込
むことが可能である。これは、今日カード支払いの際に引き落とし金額をチェッ
クするに通常必要とされる、時間Δt内に行われる。上記の方法では、装置2お
よび/または携帯電話1および/または携帯電話に匹敵する装置8が用いられる
【0032】 時間Δt内に、携帯電話および/またはカード利用者Mの銀行またはクレジッ
トカードの口座にある金額を借方として、自分の口座には貸方として記入しよう
とする商店またはサービス業者Hは、自分の選択による装置2に手動、および/
または技術的補助手段を用いてその金額を入力する。
【0033】 その金額は、オンライン接続またはデータ通信網5を介するデータ流によって
商店Hの銀行に、またはクレジットカード発行者に送信され、そこから携帯電話
および/またはカードの利用者Mの銀行に送信される。携帯電話および/または
カードの利用者Mは、商店のデータセット14からのデータが携帯電話1の表示
器で表示されることによって、データ通信網を介して時間Δt内に商店Hの意図
について知らされる。
【0034】 携帯電話および/またはカード利用者Mは、あるキーを手動操作することによ
って、商店の意図の認可を確認する。携帯電話および/またはカード利用者Mが
確認して初めて、その口座には商店の口座を貸方とする記帳がなされる。
【0035】 銀行またはクレジットカード会社によって発行されるチップカードが用いられ
ることによって、データ流の管理および暗号化が可能である。二つのチップカー
ドR、Tがあり、その一方が商店またはサービス業者Hに、他方が携帯電話およ
び/またはカード利用者Mに利用されることによって、データ流およびその経過
を明確にこれらのカードR、Tに帰することができる。口座およびコード番号、
ならびに暗号は安全上の特徴としてカードに含まれ得る。カード使用の際には、
様々な端末および装置2が使用され得るが、これはそれらの機器では、カードが
差し込まれて初めて、その目的のための準備が整えられるからである。このよう
にして、カード発行者によってあらかじめ与えられ、情報、プログラムとしてカ
ード内に含まれるような、データ流接続の特定の課題が精確に果たされ得る。
【0036】 上述の方法によると、携帯電話1および/またはカードにデータを後から連続
的にロードすることが可能であり、これによって不正操作や詐欺の危険を防止で
き、さらにこのようにして、新たな識別信号を送信することができる。
【0037】 以上より明らかなのは、ここにあげられたようなデータ通信網5はまた、衛星
を介して地上の装置と直接通信する、すなわちデータ、情報、プログラムを交換
する通信網として理解されるべきである、という点である。
【0038】 さらにこの携帯電話は、携帯電話利用者の生物学的特長を記録することができ
る電子素子を装備する。この携帯電話利用者の生物学的特長を記録する電子素子
は、電話の利用中、生物学的特長を直接記録し、データに変換することができる
【0039】 これらのデータは、離れて設置された外部機器とのデータ交換を暗号化、また
はコード化するために、チップカードまたは携帯電話内の暗号プロセッサに利用
され得る。このようにして、携帯電話の利用中、携帯電話と外部世界との間の安
全な交信が可能である。
【0040】 この生物学的特長を記録するための素子、およびそこから得られたデータはま
た、離れて設置された機器への接続を維持、または中断するためにも利用され得
る。これによって、携帯電話の利用者の一定の生物学的特長が認識され、それが
伝達される間にのみ、通信が成立することが保証される。
【0041】 この発明は特に携帯電話への利用に適しており、利用者が現金によらない支払
いやアクセス認可のような、チップカードのさらなる機能を行使するために、携
帯電話の機械的保持装置からチップカードを取り外す必要がないようにすること
が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 G06K 19/00 T 5K067 11/00 302 G07D 9/00 476 5K101 Fターム(参考) 3E040 AA03 BA20 CB01 3E044 AA20 BA05 DE01 5B035 AA00 BB09 BC00 CA25 5B058 CA17 CA23 KA02 KA04 KA06 YA02 5K027 AA11 BB09 HH11 HH23 KK07 MM03 MM16 5K067 AA33 AA34 AA35 BB04 BB21 EE02 FF04 HH22 HH23 KK13 KK15 5K101 LL12 NN05 PP04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話(1)と、固定設置され配線された、または無線の
    データ通信網(5)との間における、第一の、接触のない、電気によらない交互
    の情報およびデータ交換Aを制御するための方法において、前記携帯電話(1)
    が、第二の、接触のない、電気によらない交互の情報およびデータ交換Bをその
    周囲の装置(2)と行うチップカード(3)を含み、さらに前記チップカード(
    3)および/または携帯電話(1)には電子素子が設けられる方法であって、 チップカード(3)には特に、Aおよび/またはBによる情報およびデータ交換
    の多重化を可能にするような電子素子が設けられることを特徴とし、データ交換
    (A,B)は、携帯電話(1)のハウジングおよび/またはその他の部材を通る
    電磁波を介して、単数/複数の装置(2)との間で行われ、データ交換Bのため
    のコイル、コンデンサ、光ダイオード、といった電子回路素子や物理的機能素子
    等、必要な全ての構成要素はチップカード(3)と機械的に接続され、かつその
    中に、機能可能なように含まれ、さらに携帯電話内の多重化素子はデータ交換A
    および/またはBを、携帯電話(1)からの、または単数/複数の装置(2)か
    らのチップカード(3)のエネルギ供給と選択的に組み合わせる、方法。
  2. 【請求項2】 チップカード(3)のエネルギ供給が、携帯電話(1)の操
    作キーを介して利用者によって制御されることを特徴とする、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 機械的に不変配置されたコイルおよび/またはコンデンサお
    よび/またはデータ交換Bおよびエネルギ交換のための素子が、携帯電話(1)
    または/およびチップカード(3)内にあることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 携帯電話(1)および/またはチップカード(3)の間のB
    によるデータ交換が、携帯電話(1)と装置とがある一定の距離にある場合にの
    み成立可能であることを特徴とし、携帯電話(1)および/またはチップカード
    (3)内の、機械的に不変配置されるコイルおよび/またはコンデンサおよび/
    または電磁振幅を交換するための素子を利用する際に可能となるような、物理的
    および/または幾何学的条件によって、前記距離が定められる、請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 1.装置(2)および/または携帯電話(1)および/また
    は携帯電話に比肩し得る装置(8)の援用によって、商店またはサービス業者H
    が、携帯電話および/またはカード利用者Mの銀行またはクレジットカードの口
    座からある金額(借方)を、自分の口座に貸方として記帳する意図があることを
    特徴とし、 2.商店またはサービス業者Hは、自らの選択による装置(2)にその金額を
    手動で、および/または技術的補助手段を用いて入力し、 3.この商店またはサービス業者Hの意図は、装置(2)のオンライン接続ま
    たはデータ通信網(5)を介して、前記金額およびその他の、商店のデータに対
    応するデータセット(14)が送信されることによって、銀行またはクレジット
    カード発行者に送信され、 4.携帯電話および/またはカード利用者Mは、その携帯電話(1)のデータ
    通信網(5)を介して、商店Hの意図について以下のようにして知らされ、すな
    わち、 5.商店のデータセット(14)からのデータが、携帯電話および/またはカ
    ード利用者Mの表示器で認識可能となることによって、情報を受け、 6.携帯電話および/またはカード利用者Mは、装置(2)に対してデータ交
    換Bを手動操作で活性化させることによって、商店の意図の認可を確認可能であ
    り、 7.確認が行われて初めて、装置(2)を介して借方記入および貸方記入が成
    立する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 1.二つのチップカードR、T内のデータによってデータ流
    A、Bが制御、および/または暗号化されることを特徴とし、 2.チップカードR、Tは、銀行またはクレジットカード会社のようなカード
    発行者によって発行され、 3.特定のカードRまたはTが差し込まれることによって、様々な携帯電話(
    1)および様々な装置(2)が相互に以下のように調整され、すなわち 4.前記様々な携帯電話(1)および様々な装置(2)が、カード発行者によ
    ってあらかじめ定められ、情報、すなわちプログラムとしてカード内に含まれる
    データ流接続の特定の課題を精確に果たすように、調整される、請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 1.携帯電話(1)とその周囲との間における交互の情報お
    よびデータ交換の進行を制御するために、携帯電話(1)とその周囲との間で時
    間Δtの間に進展する交互の情報およびデータ交換(データ流)の二つの分類グ
    ループA、Bが区別されることを特徴とし、 2.グループAでは、第一の携帯電話(1)および/またはその他の携帯電話
    または携帯電話に匹敵する装置(8)との間で情報およびデータが交互に交換さ
    れ、 3.2.への情報交換は、固定設置され配線された、または無線のデータ通信
    網(5)を介して行われ、 4.グループBでは、携帯電話(1)および/または単数および/または複数
    の装置(2)との間で情報およびデータが交互に交換され、 5.3.への情報交換は3.によるデータ網を介しては行われず、 6.携帯電話(1)は、チップ(4)を備えるチップカード(3)および/ま
    たは同等の電子構成要素を含み、 7.チップカード(3)内のチップ(4)は接触付着されて、かつ/または接
    触なしで、データおよびエネルギをその周囲と交換可能であり、 8.さらにチップカード(3)は、携帯電話(1)内の機械的保持装置(9)
    内に位置決めされ、 9.時点t1と、その後の時点t2との間の時間Δtの間に、時間的に前後し
    て、かつ/または同時に進展する、グループAおよび/またはグループBによる
    交互の情報およびデータ交換が、チップカード(3)または携帯電話(1)内の
    データに依存して制御され、 10.携帯電話(1)および/またはチップカード(3)内には電子素子(1
    2)があり、これらの電子素子(12)は、データ流Aおよび/またはBから一
    定の識別信号(情報、データ)を読み出し、それらの信号を、前記電子素子の記
    憶装置内に含まれるデータと比較し、 11.一定の識別信号がある場合、回路接続によって、または入出力信号の割
    当リストと組み合わされた電子論理構成要素によって、携帯電話(1)および/
    またはチップカード(3)内の一定の機能が選び出され、 12.時間Δt内におけるグループAおよび/またはグループBによる情報お
    よびデータ交換の多重化を可能にする電子素子が、チップカード(3)および/
    または携帯電話(1)に設けられ、 13.前記多重化により、様々な電子入力/出力(情報チャネル、情報ポート
    )が選択的に接続され、 14.グループBによる交互の情報および/またはデータ交換が、携帯電話(
    1)および/またはチップカード(3)内の接触部を介して、かつ/または接触
    のない通信素子を介して行われ、 15.したがって、時間Δtの間に、グループA、Bによって流入および流出
    する交互の情報およびデータ流が、互いに干渉しないよう制御される、請求項1
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 1.Aおよび/またはBによるデータ流がさらに、携帯電話
    (1)の操作キーを介して利用者によって制御されることを特徴とし、 2.グループA(または選択的にグループB)のデータ流からのデータが、グ
    ループB(または選択的にグループA)のデータ流と適切な電子素子を介して接
    続され、交互にチップカード(3)または携帯電話(1)に到達し、データはチ
    ップカード(3)内に書き込まれ、かつ/またはチップカード(3)から読み出
    され、 3.キーからの、および/またはグループA、Bのデータからの様々なデータ
    入力を表示するのに、携帯電話(1)の表示器が利用され得る、請求項7に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 1.グループBによるデータ交換の時間的かつ/または通信
    の進展(8)は、もっぱら接触なしで、電磁波を介して行われ、 2.携帯電話(1)のハウジングおよびその他の部材を通る電磁波は、グルー
    プBの単数/複数の装置(2)と交互に作用し、 3.コイル、コンデンサ、光ダイオードのような、電子回路素子や物理的機能
    素子等、データ交換に必要な全ての構成要素は、チップカード(3)と機械的に
    接続され、その中に、機能可能なように含まれ、 4.チップカード(3)は、携帯電話(1)内の機械的保持装置内にある、請
    求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 携帯電話(1)内のチップカード(3)のエネルギ供給は
    、グループBによるデータ交換のためにある、単数/複数の装置(2)内の素子
    との、接触のない電磁結合によって行われ、かつ/または携帯電話(1)内のチ
    ップカード(3)のエネルギ供給は、携帯電話(1)内の素子との接触結合、ま
    たは接触のない、電磁結合によって行われ、携帯電話(1)は電気エネルギのた
    めの蓄電器を含み、または電気エネルギ供給装置に接続される、ことを特徴とす
    る、請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 携帯電話(1)と/またはチップカード(3)との間の、
    分類グループBによるデータ交換は、携帯電話(1)と機器とがある一定の距離
    内にある場合にのみ成立することを特徴とし、この距離は、携帯電話(1)及び
    /またはチップカード(3)内に所与の間隔で機械的に不変固定配置される少な
    くとも二つの、コイル、コンデンサ素子、電磁振幅の交換に一般的な素子を利用
    する際に可能となるような、物理的および/または幾何学的条件によって規定さ
    れる、請求項7に記載の方法。
  12. 【請求項12】 通信網とのデータ交換のために、携帯電話(1)のいくつ
    かの機能を果たす装置(13)に、チップカード(3)がはめ込まれることを特
    徴とし、この装置(13)には、携帯電話を介して通信する利用者間で、音声ま
    たは視覚による情報交換を行うのに必要とされるような、特長が欠けていること
    を特徴とする、請求項7に記載の方法。
  13. 【請求項13】 生物学的特長を記録するための素子が携帯電話に接続され
    、これらの素子が携帯電話の利用者の生物学的特長を、その利用中直接記録して
    データに変換することを特徴とし、チップカードまたは携帯電話内のこれらのデ
    ータを利用して、離れて設置された外部の機器とのデータ交換を暗号化またはコ
    ード化する、請求項7に記載の方法。
  14. 【請求項14】 離れて設置された機器との接続を維持または中断するため
    に、生物学的特長を記録する前記素子と、そこから得られたデータとが利用され
    る、請求項13に記載の方法。
JP2000531816A 1998-02-13 1999-02-15 携帯電話とデータ通信網との間における情報およびデータ交換を制御するための方法 Withdrawn JP2002503902A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19805922A DE19805922A1 (de) 1997-02-17 1998-02-13 Verfahren zur adaptiven Nutzung von Mobiltelefonen
DE19805922.1 1998-02-13
PCT/EP1999/000977 WO1999041714A1 (de) 1998-02-13 1999-02-15 Verfahren zum steuern eines informations- und datenaustausches zwischen einem mobiltelefon und einem datenübertragungsnetz

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002503902A true JP2002503902A (ja) 2002-02-05

Family

ID=7857618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000531816A Withdrawn JP2002503902A (ja) 1998-02-13 1999-02-15 携帯電話とデータ通信網との間における情報およびデータ交換を制御するための方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1055207A1 (ja)
JP (1) JP2002503902A (ja)
WO (1) WO1999041714A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3569193B2 (ja) * 2000-03-23 2004-09-22 シャープ株式会社 情報通信システム
EP1269428A1 (de) * 2000-04-04 2003-01-02 Siemens Aktiengesellschaft Verwendung eines mobilfunkgerätes als authentifizierungsterminal
US20030162529A1 (en) * 2000-05-26 2003-08-28 Gerard Noblins Method and interactive exchange between a subscriber identification module co-operating with a terminal in a radiotelephone, and a local device
FR2812745B1 (fr) * 2000-08-04 2003-01-31 Dassault Automatismes Terminal de paiement electronique comprenant une liaison sans fil avec un telephone portable utilise comme modem
US6907266B2 (en) 2000-12-20 2005-06-14 Koninklijke Philips Electronics N.V. Mobile communication apparatus having an accessory unit including at least the transponder circuit of a transponder unit
GB0103452D0 (en) * 2001-02-13 2001-03-28 Williams Stuart Identification system
EP1280099B1 (en) * 2001-03-02 2007-12-19 Sony Corporation Chip for noncontact reader/writer having function for managing power supply
FR2839833B1 (fr) * 2002-05-15 2004-11-19 Cogelec Systeme de controle d'acces, terminal de programmation portatif et procede de programmation du systeme de controle d'acces
DE10250617A1 (de) * 2002-10-30 2004-05-19 Thomas Kuhn Sicherheitsmodul und Verfahren zur Durchführung von vertraulichen elektronischen Transaktionen

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE506506C2 (sv) * 1995-04-11 1997-12-22 Au System Elektronisk transaktionsterminal, telekommunikationssystem innefattande en elektronisk transaktionsterminal, smart kort som elektronisk transaktionsterminal samt metod för överföring av elektroniska krediter
SE9502607D0 (sv) * 1995-07-14 1995-07-14 Eii Konsulter Minnesgränssnitt
GB2309110B (en) * 1996-01-09 1999-12-08 Personal Biometric Encoders Identification system
EP0960402B1 (en) * 1996-06-19 2007-09-26 Behruz Vazvan Real time system and method for remote purchase payment and remote bill payment transactions and transferring of electronic cash and other required data
DE19706174C2 (de) * 1997-02-17 2000-03-23 Angewandte Digital Elektronik Verfahren zur adaptiven Nutzung von Mobiltelefonen

Also Published As

Publication number Publication date
EP1055207A1 (de) 2000-11-29
WO1999041714A1 (de) 1999-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6142369A (en) Electronic transaction terminal for conducting electronic financial transactions using a smart card
EP0831438B1 (en) Electronic money transaction system
US8799084B2 (en) Electronic payment application system and payment authorization method
CA2399708C (en) Electronic credit card
AU728907B2 (en) Pocket value terminal
US20110202465A1 (en) System and method for facilitating point of sale transactions with minimal transfer of sensitive data
US20040243496A1 (en) Financial information input method using symmetrical key security algorithm and commercial transaction system for mobile communications
JP2005353048A (ja) 無線装置を用いる加入カードのリチャージのための方法
WO2009097215A1 (en) One step near field communication transactions
WO1998034203A1 (en) Method and apparatus for performing financial transactions using a mobile communication unit
WO2004001658A1 (en) Smart card network interface device
WO2009078784A1 (en) System for receiving and transmitting encrypted data
WO2003044710A1 (en) Apparatus, method and system for payment using a mobile device
CN101095162A (zh) 用于安全交易模块的系统和方法
PL207890B1 (pl) Terminal płatnościowy do wymiany danych o płatnościach
EP1817741A2 (en) Methods and systems for performing transactions with a wireless device
WO2004012352A1 (en) Mobile device equipped with a contactless smart card reader/writer
CA2521128A1 (en) Scheme for spreading and facilitating remote e-services
WO2008105703A1 (en) Pos module
CN106910070A (zh) 带可见光通信与扫码识别的免密离线支付方法
EP2599044A1 (en) System and method of cashless payment for purchase over a television channel
JP2002503902A (ja) 携帯電話とデータ通信網との間における情報およびデータ交換を制御するための方法
CN101964125B (zh) 采用双通讯路径认证的手机支付系统和相应方法
CA2368577C (en) A method of conducting financial transactions
EP1189179B1 (en) A method for loading money, an electronic device, and a system

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509