JP2002271450A - 防犯機能付きの電話機,携帯電話機及び携帯情報端末 - Google Patents

防犯機能付きの電話機,携帯電話機及び携帯情報端末

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JP2002271450A
JP2002271450A JP2001068760A JP2001068760A JP2002271450A JP 2002271450 A JP2002271450 A JP 2002271450A JP 2001068760 A JP2001068760 A JP 2001068760A JP 2001068760 A JP2001068760 A JP 2001068760A JP 2002271450 A JP2002271450 A JP 2002271450A
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Japan
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voice
danger
registered
telephone
situation
Prior art date
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Application number
JP2001068760A
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Shinji Haigaki
信司 灰垣
Mikiro Aida
幹郎 合田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話機、特に、携帯電話機や携帯情報端末に
対して、防犯機能を搭載する。 【解決手段】 音声認識するための音声認識部11d
と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録す
る危険事態発生用の音声登録メモリ部11eと、該危険
事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先をあら
かじめ登録することができる危険事態発生用の電話帳デ
ータ記憶部11kと、該危険事態からの脱出を求める音
声メッセージを登録することができる危険事態脱出用の
音声データ部11gとを有し、音声登録メモリ部11e
に登録されている音声が入力されたことが、音声認識部
11dにより検出された場合、電話帳データ記憶部11
kに登録されている危険時接続相手先、及び/又は、警
察電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続され、音
声データ部11gに登録されている音声メッセージが、
当該電話機の所在位置情報と共に、自動的に出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防犯機能を搭載し
た電話機,携帯電話機、及び、携帯情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話機,携帯電話機及び携帯情報
端末としては、処理速度が向上すると共に、機能の高度
化が図られ、本来の通話機能や情報処理機能を実現する
のみではなく、電子メール機能やゲームあるいは音楽・
画像処理などマルチメディア機能も含め、各種の付加機
能が付与されていく傾向が強まってきている。しかしな
がら、かかる付加機能としては、身に迫る危険事態が発
生した際における防犯に関する機能を付与することまで
考慮されているものは存在していない。特に、携帯機器
としての携帯電話機や携帯情報端末に関しては、かかる
防犯機能が付与されている携帯機器は、全く登場してい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状では、携帯電話機
は大多数の人が携帯するような状況になってきている
が、その一方で、防犯機器等を、かかる携帯電話機とは
別に携帯しなくてはならない。而して、携帯品が、一つ
増えてしまうこととなり、いざ使用する際に、取り出し
に時間がかかってしまうことになる。更には、携帯品の
増加に伴い、防犯機器を所持しなくなる人も増加してき
ている。本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので
あり、電話機、特に、携帯電話機や携帯情報端末に対し
て、防犯機能を搭載することにより、携帯品を増やすこ
ともなく、防犯目的も同時に達成可能にせんとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、音声
通信機能を有する電話機において、入力された音声を音
声認識するための音声認識手段と、危険事態発生の旨を
告げる音声をあらかじめ登録することができる危険事態
発生用音声登録手段と、該危険事態発生に際し該危険事
態からの脱出用の撃退音または撃退音声を登録すること
ができる危険事態脱出用音声データ登録手段とを有し、
前記危険事態発生用音声登録手段に登録されている音声
が入力されたことが、前記音声認識手段により検出され
た場合、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録
されている撃退音または撃退音声が、自動的に出力され
ることを可能とする電話機とすることを特徴とするもの
である。
【0005】第2の技術手段は、音声通信機能を有する
携帯電話機において、入力された音声を音声認識するた
めの音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声を
あらかじめ登録することができる危険事態発生用音声登
録手段と、該危険事態発生に際し該危険事態からの脱出
用の撃退音または撃退音声を登録することができる危険
事態脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危険事態
発生用音声登録手段に登録されている音声が入力された
ことが、前記音声認識手段により検出された場合、前記
危険事態脱出用音声データ登録手段に登録されている撃
退音または撃退音声が、自動的に出力されることを可能
とする携帯電話機とすることを特徴とするものである。
【0006】第3の技術手段は、音声通信機能をも有す
る携帯情報端末において、入力された音声を音声認識す
るための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音
声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用音
声登録手段と、該危険事態発生に際し該危険事態からの
脱出用の撃退音または撃退音声を登録することができる
危険事態脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危険
事態発生用音声登録手段に登録されている音声が入力さ
れたことが、前記音声認識手段により検出された場合、
前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録されてい
る撃退音または撃退音声が、自動的に出力されることを
可能とする携帯情報端末とすることを特徴とするもので
ある。
【0007】第4の技術手段は、音声通信機能を有する
電話機において、入力された音声を音声認識するための
音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあら
かじめ登録することができる危険事態発生用音声登録手
段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危険時接続
相手先をあらかじめ登録することができる危険事態発生
用接続先登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登
録手段に登録されている音声が入力されたことが、前記
音声認識手段により検出された場合、前記危険事態発生
用接続先登録手段に登録されている危険時接続相手先、
及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアッ
プ接続されて、相互に通話可能な状態とすることを可能
とする電話機とすることを特徴とするものである。
【0008】第5の技術手段は、音声通信機能を有する
携帯電話機において、入力された音声を音声認識するた
めの音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声を
あらかじめ登録することができる危険事態発生用音声登
録手段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危険時
接続相手先をあらかじめ登録することができる危険事態
発生用接続先登録手段とを有し、前記危険事態発生用音
声登録手段に登録されている音声が入力されたことが、
前記音声認識手段により検出された場合、前記危険事態
発生用接続先登録手段に登録されている危険時接続相手
先、及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤル
アップ接続されて、相互に通話可能な状態とすることを
可能とする携帯電話機とすることを特徴とするものであ
る。
【0009】第6の技術手段は、音声通信機能をも有す
る携帯情報端末において、入力された音声を音声認識す
るための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音
声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用音
声登録手段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危
険時接続相手先をあらかじめ登録することができる危険
事態発生用接続先登録手段とを有し、前記危険事態発生
用音声登録手段に登録されている音声が入力されたこと
が、前記音声認識手段により検出された場合、前記危険
事態発生用接続先登録手段に登録されている危険時接続
相手先、及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイ
ヤルアップ接続されて、相互に通話可能な状態とするこ
とを可能とする携帯情報端末とすることを特徴とするも
のである。
【0010】第7の技術手段は、音声通信機能を有する
電話機において、入力された音声を音声認識するための
音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあら
かじめ登録することができる危険事態発生用音声登録手
段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危険時接続
相手先をあらかじめ登録することができる危険事態発生
用接続先登録手段と、該危険事態からの脱出を求める音
声メッセージを登録することができる危険事態脱出用音
声データ登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登
録手段に登録されている音声が入力されたことが、前記
音声認識手段により検出された場合、前記危険事態発生
用接続先登録手段に登録されている危険時接続相手先、
及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアッ
プ接続され、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に
登録されている音声メッセージが、当該電話機の所在位
置情報と共に、自動的に出力されることを可能とする電
話機とすることを特徴とするものである。
【0011】第8の技術手段は、音声通信機能を有する
携帯電話機において、入力された音声を音声認識するた
めの音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声を
あらかじめ登録することができる危険事態発生用音声登
録手段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危険時
接続相手先をあらかじめ登録することができる危険事態
発生用接続先登録手段と、該危険事態からの脱出を求め
る音声メッセージを登録することができる危険事態脱出
用音声データ登録手段とを有し、前記危険事態発生用音
声登録手段に登録されている音声が入力されたことが、
前記音声認識手段により検出された場合、前記危険事態
発生用接続先登録手段に登録されている危険時接続相手
先、及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤル
アップ接続され、前記危険事態脱出用音声データ登録手
段に登録されている音声メッセージが、当該携帯電話機
の所在位置情報と共に、自動的に出力されることを可能
とする携帯電話機とすることを特徴とするものである。
【0012】第9の技術手段は、音声通信機能をも有す
る携帯情報端末において、入力された音声を音声認識す
るための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音
声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用音
声登録手段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する危
険時接続相手先をあらかじめ登録することができる危険
事態発生用接続先登録手段と、該危険事態からの脱出を
求める音声メッセージを登録することができる危険事態
脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危険事態発生
用音声登録手段に登録されている音声が入力されたこと
が、前記音声認識手段により検出された場合、前記危険
事態発生用接続先登録手段に登録されている危険時接続
相手先、及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイ
ヤルアップ接続され、前記危険事態脱出用音声データ登
録手段に登録されている音声メッセージが、当該携帯情
報端末の所在位置情報と共に、自動的に出力されること
を可能とする携帯情報端末とすることを特徴とするもの
である。
【0013】第10の技術手段は、音声通信機能をも有
する携帯情報端末において、入力された音声を音声認識
するための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる
音声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用
音声登録手段と、該危険事態発生時にダイヤル接続する
危険時接続相手先をあらかじめ登録することができる危
険事態発生用接続先登録手段と、該危険事態からの脱出
を求める文字列からなるメッセージを登録することがで
きる危険事態脱出用データ登録手段とを有し、前記危険
事態発生用音声登録手段に登録されている音声が入力さ
れたことが、前記音声認識手段により検出された場合、
前記危険事態発生用接続先登録手段に登録されている危
険時接続相手先、及び/又は、警察電話番号に、自動的
に、ダイヤルアップ接続され、前記危険事態脱出用デー
タ登録手段に登録されているメッセージが、当該携帯情
報端末の所在位置情報と共に、自動的に出力されること
を可能とする携帯情報端末とすることを特徴とするもの
である。
【0014】第11の技術手段は、音声通信機能を有す
る電話機において、入力された音声を音声認識するため
の音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあ
らかじめ登録することができる危険事態発生用音声登録
手段と、あらかじめ定められた範囲内に所在する近傍電
話機を検索し、該近傍電話機と相互接続させる迂回接続
機能を有する専用の通信相手先を、該危険事態発生時に
ダイヤル接続する通信相手先として、あらかじめ登録す
ることができる危険事態発生用接続先登録手段と、該危
険事態からの脱出を求める音声メッセージを登録するこ
とができる危険事態脱出用音声データ登録手段とを有
し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録されている
音声が入力されたことが、前記音声認識手段により検出
された場合、前記危険事態発生用接続先登録手段に登録
されている前記専用の通信相手先に対して、自動的に、
前記近傍電話機を検索して、該近傍電話機と迂回接続さ
せるように、ダイヤルアップ接続され、前記専用の通信
相手先を介して前記近傍電話機との迂回接続がなされた
際に、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録さ
れている音声メッセージが、当該電話機の所在位置情報
と共に、自動的に出力されることを可能とする電話機と
することを特徴とするものである。
【0015】第12の技術手段は、音声通信機能を有す
る携帯電話機において、入力された音声を音声認識する
ための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声
をあらかじめ登録することができる危険事態発生用音声
登録手段と、あらかじめ定められた範囲内に所在する近
傍電話機を検索し、該近傍電話機と相互接続させる迂回
接続機能を有する専用の通信相手先を、該危険事態発生
時にダイヤル接続する通信相手先として、あらかじめ登
録することができる危険事態発生用接続先登録手段と、
該危険事態からの脱出を求める音声メッセージを登録す
ることができる危険事態脱出用音声データ登録手段とを
有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録されてい
る音声が入力されたことが、前記音声認識手段により検
出された場合、前記危険事態発生用接続先登録手段に登
録されている前記専用の通信相手先に対して、自動的
に、前記近傍電話機を検索して、該近傍電話機と迂回接
続させるように、ダイヤルアップ接続され、前記専用の
通信相手先を介して前記近傍電話機との迂回接続がなさ
れた際に、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登
録されている音声メッセージが、当該携帯電話機の所在
位置情報と共に、自動的に出力されることを可能とする
携帯電話機とすることを特徴とするものである。
【0016】第13の技術手段は、音声通信機能をも有
する携帯情報端末において、入力された音声を音声認識
するための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる
音声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用
音声登録手段と、あらかじめ定められた範囲内に所在す
る近傍電話機を検索し、該近傍電話機と相互接続させる
迂回接続機能を有する専用の通信相手先を、該危険事態
発生時にダイヤル接続する通信相手先として、あらかじ
め登録することができる危険事態発生用接続先登録手段
と、該危険事態からの脱出を求める音声メッセージを登
録することができる危険事態脱出用音声データ登録手段
とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録され
ている音声が入力されたことが、前記音声認識手段によ
り検出された場合、前記危険事態発生用接続先登録手段
に登録されている前記専用の通信相手先に対して、自動
的に、前記近傍電話機を検索して、該近傍電話機と迂回
接続させるように、ダイヤルアップ接続され、前記専用
の通信相手先を介して前記近傍電話機との迂回接続がな
された際に、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に
登録されている音声メッセージが、当該携帯情報端末の
所在位置情報と共に、自動的に出力されることを可能と
する携帯情報端末とすることを特徴とするものである。
【0017】第14の技術手段は、音声通信機能をも有
する携帯情報端末において、入力された音声を音声認識
するための音声認識手段と、危険事態発生の旨を告げる
音声をあらかじめ登録することができる危険事態発生用
音声登録手段と、あらかじめ定められた範囲内に所在す
る近傍電話機を検索し、該近傍電話機と相互接続させる
迂回接続機能を有する専用の通信相手先を、該危険事態
発生時にダイヤル接続する通信相手先として、あらかじ
め登録することができる危険事態発生用接続先登録手段
と、該危険事態からの脱出を求める文字列からなるメッ
セージを登録することができる危険事態脱出用データ登
録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登
録されている音声が入力されたことが、前記音声認識手
段により検出された場合、前記危険事態発生用接続先登
録手段に登録されている前記専用の通信相手先に対し
て、自動的に、前記近傍電話機を検索して、該近傍電話
機と迂回接続させるように、ダイヤルアップ接続され、
前記専用の通信相手先を介して前記近傍電話機との迂回
接続がなされた際に、前記危険事態脱出用データ登録手
段に登録されているメッセージが、当該携帯情報端末の
所在位置情報と共に、自動的に出力されることを可能と
する携帯情報端末とすることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る防犯機能付
き電話機,携帯電話機及び携帯情報端末に関する一実施
形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
に係る防犯機能付き電話機,携帯電話機に関する一実施
形態を示すブロック構成図である。なお、携帯情報端末
の場合においても、本実施形態に示す携帯電話機の場合
と同様に構成すれば、同様な防犯機能を実現することが
できる。
【0019】図1において、10は、電話機(親機部)
を示し、20は、電話機(子機部)を示し、30は、無
線基地局を示している。電話機(親機部)10は、携帯
電話機部11,スピーチ部12,ダイアラ部13を有す
る。携帯電話機部11には、音声を入力するためのマイ
クロフォン11a,入力された音声信号を増幅するため
の増幅器11b,増幅された音声信号をデジタル信号に
変換するA/D変換部11c,デジタル信号に変換され
た音声信号を認識するための音声認識部11d,認識さ
れた音声信号を登録するための音声登録メモリ部11e
が備えられており、また、操作者が操作したキー情報を
入力するキー部11f,各種の音声データをデジタル信
号形式で格納している音声データ部11g,該音声デー
タ部11gにデジタル形式で格納されている音声データ
をアナログ信号に変換するD/A変換部11h,変換さ
れたアナログ音声データを増幅するための増幅器11
i,増幅されたアナログ音声データを出力するスピーカ
またはイヤピース11jが備えられている。ここに、音
声登録メモリ部11eは、身に迫る危険事態の発生時に
発生される音声(たとえば、「キャー!!」とか「助け
て!!」)をあらかじめ登録するための危険事態発生用
音声登録手段を提供するものであり、また、音声データ
部11gは、身に迫る危険事態からの脱出を求める音声
メッセージ(たとえば、「助けてください!!」など)
や、加害を及ぼさんとする相手を撃退することができる
撃退音(たとえば、大きなベル音など)や撃退音声(た
とえば、大きな音量の叫び声など)を登録することがで
きる危険事態脱出用音声データ登録手段を提供するもの
である。
【0020】更に、携帯電話機部11には、危険事態発
生の際に通知する相手の電話番号(危険通知電話番号)
を記憶するための電話帳データ記憶部11k,電話機
(子機部)20との間で無線信号を送受信するための無
線部11l,及び、前記の各回路部の動作を制御するた
めの制御部11mが備えられている。ここに、電話帳デ
ータ記憶部11kは、前述のように、危険事態発生時に
ダイヤル接続する危険時接続相手先(たとえば、親元や
知人など)のダイヤル情報をあらかじめ登録することが
できる危険事態発生用接続先登録手段を提供するもので
あり、更には、危険事態に遭遇した際に位置していた場
所に対して、あらかじめ定められた範囲内(たとえば、
100m以内)にある近傍電話機を検索する機能と、検
索された該近傍電話機と危険事態に遭遇している被害者
が所持している携帯電話機とを相互接続させることがで
きる迂回接続機能とを有する専用の通信相手先を、該危
険事態発生時にダイヤル接続する通信相手先として、あ
らかじめ登録することができる危険事態発生用接続先登
録手段も提供することができる。即ち、前記専用の通信
相手先は、該専用の通信相手先に着信してくる危険事態
発生の旨の呼出信号を受信した場合、自動的に、該危険
事態に遭遇している被害者がいる近所の電話機の電話番
号を検索し、更に、自動的に、検索された近所の該電話
機にダイヤル接続して、該近所の電話機を有する相手が
応答した際に、自動的に、該専用の通信相手先を介して
該近所の電話機と前記危険事態に遭遇している被害者の
電話機とを相互に接続させる迂回接続機能を実施する手
段を有しているものであり、たとえば、無線基地局やN
TTのサービスセンタなどがかかる専用の通信相手先と
して挙げられる。
【0021】また、キー部11fに入力されるキー情報
には、本発明に係る防犯モードに設定するためのキーな
どが含まれており、入力されたキー情報は、制御部11
mに引き継がれて、各回路部の動作が制御されることに
なる。たとえば、キー部11fには、危険事態の発生を
告げる音声情報を登録する旨を指示する「音声登録キ
ー」11f1や、危険事態の発生時に、あらかじめ登録
されている撃退音を、自動的に出力する旨を指示する
「撃退音出力用音声認識キー」11f2や、危険事態の
発生時に、あらかじめ登録されている通信相手先に、自
動的にダイヤルアップ接続する旨を指示する「ダイヤル
接続用音声認識キー」11f3や、危険事態の発生時
に、あらかじめ登録されている通信相手先に接続して、
あらかじめ登録されている音声メッセージを、自動的に
出力する旨を指示する「音声メッセージ出力用音声認識
キー」11f4や、危険事態の発生時に、あらかじめ登
録されている専用通信相手先に接続して、更に近傍に存
在している電話機に該専用通信相手先を介して迂回接続
させて、あらかじめ登録されている音声メッセージを、
自動的に出力する旨を指示する「専用接続用音声認識キ
ー」11f5などが備えられている。
【0022】また、音声データ部11gに格納されてい
る音声データとしては、ユーザに各種の案内メッセージ
を出力するためのガイダンス情報以外に、危険事態脱出
用音声データとして、防犯用の撃退音または撃退音声
や、更には、防犯用の音声メッセージなどに関する音声
データなどが含まれていて、制御部11mからの指示に
基づいて、D/A変換部11h,増幅器11iを介し
て、スピーカまたはイヤピース11jから出力される。
なお、携帯情報端末の場合においては、音声データ部1
1gの代わりに、かかる各種の音声データを、文字列の
情報として格納させるデータ登録手段として備えさせる
こととしてもよい。かかる場合においては、該データ登
録手段は危険事態脱出用データ登録手段を提供すること
になる。
【0023】また、無線部11lは、本親機が携帯電話
機の場合は、前述のように、電話機(子機部)20との
間で、直接、無線信号を送受信することとなるが、携帯
情報端末の場合には、無線基地局30との間で無線信号
を送受信することになる。無線部11lが受信した無線
信号は、適切なベースバンド帯域のアナログ信号に復調
されて、音声信号であれば、A/D変換部11cに入力
されて、デジタル信号に変換される。一方、無線部11
lに入力されて送信される無線信号は、音声データ部1
1gに格納されていた音声データが、D/A変換部11
hにてアナログ信号に変換されたものである。
【0024】また、スピーチ部12は、電話機(親機
部)10を有線の電話回線40に接続する機能を有する
ものであり、電話回線40を介して送られてくる各種情
報を受信すると共に、マイクロフォン11aから入力さ
れた音声を、増幅器11bを介して電話回線40に送出
したり、音声データ部11gに格納されている音声デー
タをD/A変換部11hにてアナログ信号に変換して電
話回線40に送出したり、あるいは、ダイアラ部13か
らのダイヤル情報を電話回線40に送出したりするもの
である。また、ダイアラ部13は、ユーザが所望の接続
先に接続するためのダイヤル情報を入力するための操作
部である。
【0025】また、電話機(子機部)20には、音声を
入力するためのマイクロフォン21,入力された音声信
号を増幅するための増幅器22,増幅された音声信号を
電話機(親機部)10側に無線信号として送信するため
の無線部23が備えられている。
【0026】次に、図1に示した本発明に係る防犯機能
付き電話機,携帯電話機の動作について、図2乃至図6
に示すフローチャートを用いて説明する。ここに、図2
は、入力された音声を音声登録メモリ部11eに登録す
る動作を説明するためのフローチャートである。図3
は、入力された音声の音声認識処理結果に基づいて、音
声データ部11gに登録されている、たとえば、撃退音
を出力する動作を説明するためのフローチャートであ
る。図4は、入力された音声の音声認識結果に基づい
て、自動的に、110番(警察電話番号)、及び/又
は、電話帳データ記憶部11kの登録者リストにあらか
じめ登録されている電話番号にダイアルアップ接続し、
通話状態とする動作を説明するためのフローチャートで
ある。図5は、入力された音声の音声認識結果に基づい
て、110番(警察電話番号)、及び/又は、電話帳デ
ータ記憶部11kの登録者リストにあらかじめ登録され
ている電話番号に、自動的に、ダイアルアップ接続し、
通話状態とされた際に、自動的に、音声データ部11g
にあらかじめ登録されている音声メッセージを出力する
場合の動作を説明する。図6は、入力された音声の音声
認識結果に基づいて、電話帳データ部11kにあらかじ
め登録されている専用電話番号に、自動的に、ダイアル
アップ接続し、更に近所にある近傍電話機を検索して、
該近傍電話機を呼出し、該近傍電話機が応答して、通話
状態とされた際に、前記専用電話番号がある通信先を介
して該近傍電話機と迂回接続させて、自動的に、音声デ
ータ部11gにあらかじめ登録されている音声メッセー
ジを出力する動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0027】まず、図2に示すフローチャートに基づい
て、音声を音声登録メモリ部11eに登録する動作を説
明する。即ち、危険事態の発生を告げる音声情報を登録
する旨を指示する「音声登録キー」11f1が操作され
て起動される場合である。
【0028】操作者により、「音声登録キー」11f1
が操作されて、音声登録モードに設定すべき旨を指示す
るキー操作が行なわれたことが検出された場合、該キー
情報は、キー部11fを介して、制御部11mに通知さ
れる。該音声登録モードが指示されている場合(ステッ
プS101のYES)、マイクロフォン11a、あるい
は、電話機(子機部)20にあるマイクロフォン21か
ら、音声が入力されるまで待ち合わせる。
【0029】音声が入力された場合(ステップS10
2)、入力された音声は、増幅器11bにより増幅され
て、更に、A/D変換部11cにてデジタル信号に変換
される。デジタル信号に変換された音声情報は、音声認
識部11dにおいて、音声情報の認識処理が行なわれ
て、音声登録の可否の判定がなされ、音声登録が確定さ
れたら、登録確定された音声情報が、登録音声情報とし
て、音声登録メモリ部11eに格納保存される(ステッ
プS103)。ここで入力される音声としては、防犯用
のキーワードとなるべき言葉であり、たとえば、「キャ
ー!!」とか「助けてー!!」などの危険事態の発生を
告げる言葉である。
【0030】次に、図3に示すフローチャートを用い
て、音声認識結果に基づいて、撃退音を出力する場合の
動作を説明する。即ち、あらかじめ登録されている撃退
音あるいは撃退音声を、自動的に出力する旨を指示する
「撃退音出力用音声認識キー」11f2が操作されて起
動される場合である。
【0031】操作者により、「撃退音出力用音声認識キ
ー」11f2が操作されて、音声認識モード即ち防犯モ
ードに設定すべき旨を指示するキー操作を行なわれたこ
とが検出された場合、該キー情報は、キー部11fを介
して、制御部11mに通知される。該音声認識モードが
指示されている場合(ステップS111のYES)、マ
イクロフォン11a、あるいは、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から、入力されてくる音声は
監視状態におかれる。
【0032】マイクロフォン11aから音声が入力され
ると(ステップS112)、入力された音声情報は、増
幅器11bにより増幅され、A/D変換部11cにてデ
ジタル信号に変換される。一方、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から音声が入力されると(ス
テップS112)、入力された音声情報は、増幅器22
により増幅され、無線部23にて変調され、変調された
音声情報は、無線信号として、送信される。無線信号と
して送信されてきた電話機(子機部)20側のマイクロ
フォン21からの音声情報は、電話機(親機部)10の
無線部11lにて受信され、受信された変調信号が復調
された後、A/D変換部11cに送出されて、デジタル
信号に変換される。
【0033】デジタル信号に変換されたマイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21からの入力音声情報は、音声認識部11d
において、音声登録メモリ部11eに登録されている登
録音声情報と比較照合が行なわれる(ステップS11
3)。該登録音声情報と一致した前記入力音声情報では
ない場合(ステップS113のNO)、危険事態の発生
を告げる言葉ではないので、引き続き、マイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21から、入力されてくる音声の監視状態を継
続すべきか、ステップS111に戻って確認がなされ
る。
【0034】一方、該登録音声情報と一致した前記入力
音声情報であった場合(ステップS113のYES)、
危険事態の発生を告げる言葉であるので、音声データ部
11gにあらかじめ登録されている撃退音の中から、前
記キー部11fにてあらかじめ指定されている撃退音の
音声データが選択されて、D/A変換部11hに送出さ
れる。D/A変換部11hでは、入力されてくる撃退音
の音声データがアナログ信号に変換されて、増幅器11
iに送出される。増幅された撃退音は、スピーカやイヤ
ピース11jを介して、外部に出力される(ステップS
114)。而して、あらかじめ登録された危険事態発生
を告げる言葉に対応した大きな音量の撃退音が外部に響
き渡るので、防犯効果を発揮させることができる。
【0035】次に、図4に示すフローチャートを用い
て、音声認識結果に基づいて、自動的に、110番(警
察電話番号)、及び/又は、電話帳データ記憶部の登録
者リストにあらかじめ登録されている電話番号にダイア
ルアップ接続し、通話状態とする場合の動作を説明す
る。なお、図4におけるステップS121からS123
に至るまでの動作は、図3に示す撃退音出力におけるス
テップS111からS113に至るまでの動作と略同様
の動作を行なうものであり、かかる動作を起動指示する
ために操作されるキー部11fにおけるキー種別が、異
なるのみである。即ち、あらかじめ登録されている通信
相手先に、自動的にダイヤルアップ接続する旨を指示す
る「ダイヤル接続用音声認識キー」11f3が操作され
て起動される場合である。
【0036】操作者により、「ダイヤル接続用音声認識
キー」11f3が操作されて、音声認識モード即ち防犯
モードに設定すべき旨を指示するキー操作が行なわれた
ことが検出された場合、該キー情報は、キー部11fを
介して、制御部11mに通知される。該音声認識モード
が指示されている場合(ステップS121のYES)、
マイクロフォン11a、あるいは、電話機(子機部)2
0にあるマイクロフォン21から、入力されてくる音声
は監視状態におかれる。
【0037】マイクロフォン11aから音声が入力され
ると(ステップS122)、入力された音声情報は、増
幅器11bにより増幅され、A/D変換部11cにてデ
ジタル信号に変換される。一方、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から音声が入力されると(ス
テップS122)、入力された音声情報は、増幅器22
により増幅され、無線部23にて変調され、変調された
音声情報は、無線信号として、送信される。無線信号と
して送信されてきた電話機(子機部)20側のマイクロ
フォン21からの音声情報は、電話機(親機部)10の
無線部11lにて受信され、受信された変調信号が復調
された後、A/D変換部11cに送出されて、デジタル
信号に変換される。
【0038】デジタル信号に変換されたマイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21からの入力音声情報は、音声認識部11d
において、音声登録メモリ部11eに登録されている登
録音声情報と比較照合が行なわれる(ステップS12
3)。該登録音声情報と一致した前記入力音声情報では
ない場合(ステップS123のNO)、危険事態の発生
を告げる言葉ではないので、引き続き、マイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21から、入力されてくる音声の監視状態を継
続すべきか、ステップS121に戻って確認がなされ
る。
【0039】一方、該登録音声情報と一致した前記入力
音声情報であった場合(ステップS123のYES)、
危険事態の発生を告げる言葉であるので、制御部11m
は、110番(警察電話番号)、及び/又は、電話帳デ
ータ記憶部11kにあらかじめ登録されている登録リス
トの中から前記キー部11fにてあらかじめ指定されて
いる危険時接続相手先の電話番号(一つのみに限らず、
複数の電話番号も含む一つ以上の電話番号であっても構
わない)を選択する。本親機が電話機の場合は、選択さ
れた危険時接続相手先の電話番号は、ダイアラ部13に
送出され、ダイアラ部13は、スピーチ部12を介し
て、電話回線40に対して、該危険時接続相手先の電話
番号のダイヤル信号を送信する(ステップS124)。
一方、本親機が携帯電話機または携帯情報端末の場合に
は、選択された危険時接続相手先の電話番号は、無線部
11lに送出され、無線部11lから無線基地局30に
向けて、該危険時接続相手先の電話番号のダイヤル信号
が、無線信号として、送信される(ステップS12
4)。
【0040】ここで、送信されたダイヤル信号に対応し
た相手側がオフフックして通話できる旨の応答信号が、
あらかじめ定められた一定時限、返信されてこない場
合、該接続相手先への接続を打ち切って、次に選択され
ている相手に対して、ダイヤル信号を送信する動作を繰
り返すことになる。
【0041】あらかじめ定められた一定時限以内に、該
接続相手先から応答信号が返信されてきた場合、スピー
チ部12、あるいは、無線部11lは、該接続相手先と
の通話が可能となる状態に設定されて、通話状態が維持
され続けることとなる(ステップS125)。かかる通
話状態は、該接続相手側がオンフックして、通話の切断
状態になるまで維持されることとなる。而して、あらか
じめ登録された危険事態発生を告げる言葉に対応した相
手側(警察やあらかじめ登録されている危険時の通信相
手)との自由な会話が可能となる通話状態に自動的に移
行することができるので、防犯効果を発揮させることが
できる。
【0042】次に、図5に示すフローチャートを用い、
音声認識結果に基づいて、110番(警察電話番号)、
及び/又は、電話帳データ記憶部の登録者リストにあら
かじめ登録されている電話番号に、自動的に、ダイアル
アップ接続し、通話状態とされた際に、自動的に、音声
データ部11gにあらかじめ登録されている音声メッセ
ージを出力する場合の動作を説明する。なお、図5にお
けるステップS131からS133に至るまでの動作
は、図3に示す撃退音出力におけるステップS111か
らS113に至るまでの動作と略同様の動作を行なうも
のであり、かかる動作を起動指示するために操作される
キー部11fにおけるキー種別が、異なるのみである。
即ち、あらかじめ登録されている通信相手先に接続し
て、あらかじめ登録されている音声メッセージを、自動
的に出力する旨を指示する「音声メッセージ出力用音声
認識キー」11f4が操作されて起動される場合であ
る。
【0043】操作者により、「音声メッセージ出力用音
声認識キー」11f4が操作されて、音声認識モード即
ち防犯モードに設定すべき旨を指示するキー操作が行な
われたことが検出された場合、該キー情報は、キー部1
1fを介して、制御部11mに通知される。該音声認識
モードが指示されている場合(ステップS131のYE
S)、マイクロフォン11a、あるいは、電話機(子機
部)20にあるマイクロフォン21から、入力されてく
る音声は監視状態におかれる。
【0044】マイクロフォン11aから音声が入力され
ると(ステップS132)、入力された音声情報は、増
幅器11bにより増幅され、A/D変換部11cにてデ
ジタル信号に変換される。一方、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から音声が入力されると(ス
テップS132)、入力された音声情報は、増幅器22
により増幅され、無線部23にて変調され、変調された
音声情報は、無線信号として、送信される。無線信号と
して送信されてきた電話機(子機部)20側のマイクロ
フォン21からの音声情報は、電話機(親機部)10の
無線部11lにて受信され、受信された変調信号が復調
された後、A/D変換部11cに送出されて、デジタル
信号に変換される。
【0045】デジタル信号に変換されたマイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21からの入力音声情報は、音声認識部11d
において、音声登録メモリ部11eに登録されている登
録音声情報と比較照合が行なわれる(ステップS13
3)。該登録音声情報と一致した前記入力音声情報では
ない場合(ステップS133のNO)、危険事態の発生
を告げる言葉ではないので、引き続き、マイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21から、入力されてくる音声の監視状態を継
続すべきか、ステップS121に戻って確認がなされ
る。
【0046】一方、該登録音声情報と一致した前記入力
音声情報であった場合(ステップS133のYES)、
危険事態の発生を告げる言葉であるので、制御部11m
は、110番(警察電話番号)、及び/又は、電話帳デ
ータ記憶部11kにあらかじめ登録されている登録リス
トの中から前記キー部11fにてあらかじめ指定されて
いる危険時接続相手先の電話番号(一つのみに限らず、
複数の電話番号も含む一つ以上の電話番号であっても構
わない)を選択する。本親機が電話機の場合は、選択さ
れた危険時接続相手先の電話番号は、ダイアラ部13に
送出され、ダイアラ部13は、スピーチ部12を介し
て、電話回線40に対して、該危険時接続相手先の電話
番号のダイヤル信号を送信する(ステップS134)。
一方、本親機が携帯電話機または携帯情報端末の場合に
は、選択された危険時接続相手先の電話番号は、無線部
11lに送出され、無線部11lから無線基地局30に
向けて、該危険時接続相手先の電話番号のダイヤル信号
が、無線信号として、送信される(ステップS13
4)。
【0047】ここで、送信されたダイヤル信号に対応し
た相手側がオフフックして通話できる旨の応答信号が、
あらかじめ定められた一定時限、返信されてこない場
合、該接続相手先への接続を打ち切って、次に選択され
ている相手に対して、ダイヤル信号を送信する動作を繰
り返すことになる。
【0048】あらかじめ定められた一定時限以内に、該
接続相手先から応答信号が返信されてきた場合、スピー
チ部12、あるいは、無線部11lは、該接続相手先と
の通話が可能となる状態に設定される。通話可能状態に
設定されたあと、制御部11mにより、音声データ部1
1gにあらかじめ登録されている音声メッセージに関す
る音声データの中から、前記キー部11fにてあらかじ
め指定されている音声メッセージが取り出されて、D/
A変換部11hに送出され、アナログ信号に変換され、
スピーチ部12、あるいは、無線部11lに送出され
る。
【0049】即ち、本親機が電話機の場合は、電話回線
40を介して、接続されている相手接続先に、アナログ
信号に変換された音声メッセージが送信され、一方、本
親機が携帯電話機または携帯情報端末の場合には、無線
部11lを経由して、無線信号で相互接続されている相
手接続先に、アナログ信号に変換された音声メッセージ
が送信されることになる(ステップS135)。従い、
接続相手先には、自動的に、送信された音声メッセージ
が聞こえることになる。ここに、音声データ部11gに
あらかじめ登録されている音声メッセージとは、たとえ
ば、「助けてください!!」など救助を求めたりする危
険事態から脱出するための言葉が、登録されているもの
である。更には、本親機が電話機の場合は、電話回線4
0を介して、音声メッセージには、本親機の電話番号情
報や所在位置情報も自動的に付加されて、送信されてい
る。また、本親機が携帯電話機または情報端末の場合
も、無線部11lを介して、同様に、音声メッセージ
に、本親機の電話番号情報や所在位置情報も自動的に付
加されて送信されると共に、無線基地局からの位置情報
も含めて送信される。更に、携帯情報端末の場合におい
ては、音声メッセージと同様のメッセージを文字データ
としても送信することができる。
【0050】而して、あらかじめ登録された危険事態発
生を告げる言葉に対応した接続相手側(警察やあらかじ
め登録されている危険時の通信相手)に対して、接続完
了と同時に直ちに、自動的に、危険事態からの脱出を求
める言葉が、音声や文字データとして送信することがで
きるので、更に防犯効果を発揮させることができる。
【0051】次に、図6に示すフローチャートを用い
て、音声認識結果に基づいて、あらかじめ登録されてい
る専用通信相手先を示す専用電話番号に、自動的に、ダ
イアルアップ接続し、更に近傍に所在する電話機を呼出
し、該近傍の電話機が応答して通話状態とされた際に、
該近傍電話機と専用通信相手先を介して迂回接続させ
て、自動的に、音声データ部11gにあらかじめ登録さ
れている音声メッセージを出力する場合の動作を説明す
る。なお、図6におけるステップS141からS143
に至るまでの動作は、図3に示す撃退音出力におけるス
テップS111からS113に至るまでの動作と略同様
の動作を行なうものであり、かかる動作を起動指示する
ために操作されるキー部11fにおけるキー種別が、異
なるのみである。即ち、あらかじめ登録されている専用
通信相手先に接続して、更に近傍の電話機に迂回接続さ
せて、あらかじめ登録されている音声メッセージを、自
動的に出力する旨を指示する「専用接続用音声認識キ
ー」11f5が操作されて起動される場合である。
【0052】ここに、専用通信相手先とは、危険事態の
発生を告げる電話機との接続が可能な無線基地局や、N
TTなどのサービスセンタなどを示し、かかる専用の通
信相手先では、危険事態発生の通報を受信した際に、危
険事態の発生を告げる電話機の所在位置を検索する機能
を有し、かつ、該電話機の近辺にある複数の近傍電話機
を自動的に検索して、検索された複数の前記近傍電話機
に対して、ダイヤルアップ接続を行なうことにより、危
険事態の発生を告げる電話機と前記近傍電話機とを当該
専用通信相手先を介して迂回接続させて、危険事態の発
生を告げる電話機から、自動的に、前記近傍電話機に対
して、通報されてくる音声メッセージを送信することが
できるものである。
【0053】操作者により、「専用接続用音声認識キ
ー」11f5が操作されて、音声認識モード即ち防犯モ
ードに設定すべき旨を指示するキー操作が行なわれたこ
とが検出された場合、該キー情報は、キー部11fを介
して、制御部11mに通知される。該音声認識モードが
指示されている場合(ステップS141のYES)、マ
イクロフォン11a、あるいは、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から、入力されてくる音声は
監視状態におかれる。
【0054】マイクロフォン11aから音声が入力され
ると(ステップS142)、入力された音声情報は、増
幅器11bにより増幅され、A/D変換部11cにてデ
ジタル信号に変換される。一方、電話機(子機部)20
にあるマイクロフォン21から音声が入力されると(ス
テップS142)、入力された音声情報は、増幅器22
により増幅され、無線部23にて変調され、変調された
音声情報は、無線信号として、送信される。無線信号と
して送信されてきた電話機(子機部)20側のマイクロ
フォン21からの音声情報は、電話機(親機部)10の
無線部11lにて受信され、受信された変調信号が復調
された後、A/D変換部11cに送出されて、デジタル
信号に変換される。
【0055】デジタル信号に変換されたマイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21からの入力音声情報は、音声認識部11d
において、音声登録メモリ部11eに登録されている登
録音声情報と比較照合が行なわれる(ステップS14
3)。該登録音声情報と一致した前記入力音声情報では
ない場合(ステップS143のNO)、危険事態の発生
を告げる言葉ではないので、引き続き、マイクロフォン
11a、あるいは、電話機(子機部)20にあるマイク
ロフォン21から、入力されてくる音声の監視状態を継
続すべきか、ステップS121に戻って確認がなされ
る。
【0056】一方、該登録音声情報と一致した前記入力
音声情報であった場合(ステップS143のYES)、
危険事態の発生を告げる言葉であるので、制御部11m
は、電話帳データ記憶部11kにあらかじめ登録されて
いる前記専用通信相手先を示す専用電話番号を検索して
取り出す。本親機が電話機の場合は、検索された専用電
話番号は、ダイアラ部13に送出され、ダイアラ部13
は、スピーチ部12を介して、電話回線40に対して、
該専用電話番号のダイヤル信号を送信する(ステップS
144)。一方、本親機が携帯電話機または携帯情報端
末の場合には、検索された専用電話番号は、無線部11
lに送出され、無線部11lから無線基地局30に向け
て、該専用電話番号のダイヤル信号が、無線信号とし
て、送信される(ステップS144)。
【0057】送信されてきたダイヤル信号に対応した専
用通信相手先が呼出信号を受信し、該呼出信号が、危険
事態発生を告げる際の呼出信号音であった場合、該危険
事態発生を告げる電話機の所在位置を検索し、更に、該
電話機の近辺にある複数の近傍電話機を自動的に検索し
て、検索された複数の前記近傍電話機に対して、ダイヤ
ル信号を送信する(ステップS145)。かかるダイヤ
ル信号に対応する前記近傍電話機のいずれかから応答信
号が返信されてきた際に、前記専用通信相手先は、該応
答信号を返信してきた近傍電話機と、危険事態発生を告
げる前記電話機との間を迂回接続させると共に、通話状
態になった旨の応答信号を、危険事態発生を告げる前記
電話機に対して返信する。
【0058】ここで、専用通信相手先からの応答信号
が、あらかじめ定められた一定時限以内に、返信されて
きた場合、スピーチ部12、あるいは、無線部11l
は、該接続相手先との通話が可能となる状態に設定され
る。
【0059】通話状態に設定されたあと、制御部11m
により、音声データ部11gにあらかじめ登録されてい
る音声メッセージに関する音声データの中から、認識さ
れた前記音声情報に対応する、音声メッセージが取り出
されて、D/A変換部11hに送出され、アナログ信号
に変換され、スピーチ部12、あるいは、無線部11l
に送出される。
【0060】即ち、本親機が電話機の場合は、電話回線
40を介して、接続されている専用通信相手先を迂回し
て、更にその先に接続されている前記近傍電話機に対し
て、アナログ信号に変換された音声メッセージが送信さ
れ、一方、本親機が携帯電話機または携帯情報端末の場
合には、無線部11lを経由して、無線信号で相互接続
されている専用通信相手先を迂回して、更にその先に接
続されている前記近傍電話機に対して、アナログ信号に
変換された音声メッセージが送信されることになる(ス
テップS146)。従い、接続されている前記近傍電話
機の相手先には、自動的に、送信された音声メッセージ
が聞こえることになる。
【0061】ここに、音声データ部11gにあらかじめ
登録されている音声メッセージとは、たとえば、「助け
てください!!」など救助を求めたりする危険事態から
脱出するための言葉が、登録されているものである。更
には、本親機が電話機の場合は、電話回線40を介し
て、音声メッセージには、本親機の電話番号情報や所在
位置情報も自動的に付加されて、送信されている。ま
た、本親機が携帯電話機または携帯情報端末の場合も、
無線部11lを介して、同様に、音声メッセージに、本
親機の電話番号情報や所在位置情報も自動的に付加され
て送信されると共に、無線基地局からの位置情報も含め
て送信される。更に、携帯情報端末の場合においては、
音声メッセージと同様のメッセージを文字データとして
も送信することができる。
【0062】而して、あらかじめ登録されている危険時
の専用通信相手先を介して、危険事態発生を告げる前記
電話機の近傍に所在している近所の電話機と迂回接続さ
れて、該近所の電話機に対して、接続完了と同時に直ち
に、自動的に、危険事態からの脱出を求める言葉が、音
声や文字データとして送信することができるので、更に
防犯効果を発揮させることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る防犯機能付きの電話機,携
帯電話機及び携帯情報端末が、身近に存在することによ
り、安全性が向上すると共に、防犯機器を別に所持する
必要もなくなり、多数の人が常に防犯機能を有する状態
を維持することができるようになる。また、音声認識に
より、防犯用に必要とする各種の情報をあらかじめ登録
しておくことが可能であり、また、危険事態発生時にお
いても、簡易なキー操作により、直ちに、防犯用に備え
られた動作を起動せしめることができるので、防犯効果
を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防犯機能付き電話機,携帯電話機
及び携帯情報端末に関する一実施形態を示すブロック構
成図である。
【図2】入力された音声を音声登録メモリ部に登録する
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】入力された音声の認識処理結果に基づいて、音
声データ部に登録されている撃退音を出力する動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】入力された音声の音声認識結果に基づいて、自
動的に、110番(警察電話番号)、及び/又は、登録
者リストにあらかじめ登録されている電話番号にダイア
ルアップ接続し、通話状態とする動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】入力された音声の音声認識結果に基づいて、1
10番(警察電話番号)、及び/又は、登録者リストに
あらかじめ登録されている電話番号に、自動的に、ダイ
アルアップ接続し、通話状態とされた際に、自動的に、
音声データ部にあらかじめ登録されている音声メッセー
ジを出力する動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】入力された音声の音声認識結果に基づいて、あ
らかじめ登録されている専用電話番号に、自動的に、ダ
イアルアップ接続し、更に近傍電話機を検索して呼出さ
せ、通話状態とされた際に、該近傍電話機と専用電話番
号の通信先を介して迂回接続させて、自動的に、音声デ
ータ部にあらかじめ登録されている音声メッセージを出
力する動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…電話機(親機部)、11…携帯電話機部、11a
…マイクロフォン、11b…増幅器、11c…A/D変
換部、11d…音声認識部、11e…音声登録メモリ
部、11f…キー部、11g…音声データ部、11h…
D/A変換部、11i…増幅器、11j…スピーカまた
はイヤピース、11k…電話帳データ記憶部、11l…
無線部、11m…制御部、12…スピーチ部、13…ダ
イアラ部、20…電話機(子機部)、21…マイクロフ
ォン、22…増幅器、23…無線部、30…無線基地
局、40…電話回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 H04M 1/274 5K101 7/38 1/725 H04M 1/247 11/04 1/274 H04B 7/26 K 1/725 106A 11/04 109Q Fターム(参考) 5C084 AA02 BB33 BB40 FF02 FF04 FF26 HH02 HH12 HH17 5C087 AA02 AA37 AA44 BB12 BB18 BB64 BB74 DD05 DD35 EE16 EE18 FF01 FF02 FF17 GG10 GG18 GG23 GG28 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83 5K027 AA11 BB09 EE04 FF01 FF28 5K036 AA03 AA07 BB00 DD48 JJ01 JJ16 5K067 AA35 BB04 EE02 FF02 HH13 HH23 JJ52 KK15 5K101 KK14 LL12 NN08 NN15 NN21 RR12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声通信機能を有する電話機において、
    入力された音声を音声認識するための音声認識手段と、
    危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録するこ
    とができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険事態
    発生に際し該危険事態からの脱出用の撃退音または撃退
    音声を登録することができる危険事態脱出用音声データ
    登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に
    登録されている音声が入力されたことが、前記音声認識
    手段により検出された場合、前記危険事態脱出用音声デ
    ータ登録手段に登録されている撃退音または撃退音声
    が、自動的に出力されることを可能とすることを特徴と
    する電話機。
  2. 【請求項2】 音声通信機能を有する携帯電話機におい
    て、入力された音声を音声認識するための音声認識手段
    と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録す
    ることができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険
    事態発生に際し該危険事態からの脱出用の撃退音または
    撃退音声を登録することができる危険事態脱出用音声デ
    ータ登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手
    段に登録されている音声が入力されたことが、前記音声
    認識手段により検出された場合、前記危険事態脱出用音
    声データ登録手段に登録されている撃退音または撃退音
    声が、自動的に出力されることを可能とすることを特徴
    とする携帯電話機。
  3. 【請求項3】 音声通信機能をも有する携帯情報端末に
    おいて、入力された音声を音声認識するための音声認識
    手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登
    録することができる危険事態発生用音声登録手段と、該
    危険事態発生に際し該危険事態からの脱出用の撃退音ま
    たは撃退音声を登録することができる危険事態脱出用音
    声データ登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登
    録手段に登録されている音声が入力されたことが、前記
    音声認識手段により検出された場合、前記危険事態脱出
    用音声データ登録手段に登録されている撃退音または撃
    退音声が、自動的に出力されることを可能とすることを
    特徴とする携帯情報端末。
  4. 【請求項4】 音声通信機能を有する電話機において、
    入力された音声を音声認識するための音声認識手段と、
    危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録するこ
    とができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険事態
    発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先をあらかじ
    め登録することができる危険事態発生用接続先登録手段
    とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録され
    ている音声が入力されたことが、前記音声認識手段によ
    り検出された場合、前記危険事態発生用接続先登録手段
    に登録されている危険時接続相手先、及び/又は、警察
    電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続されて、相
    互に通話可能な状態とすることを可能とすることを特徴
    とする電話機。
  5. 【請求項5】 音声通信機能を有する携帯電話機におい
    て、入力された音声を音声認識するための音声認識手段
    と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録す
    ることができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険
    事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先をあら
    かじめ登録することができる危険事態発生用接続先登録
    手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録
    されている音声が入力されたことが、前記音声認識手段
    により検出された場合、前記危険事態発生用接続先登録
    手段に登録されている危険時接続相手先、及び/又は、
    警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続され
    て、相互に通話可能な状態とすることを可能とすること
    を特徴とする携帯電話機。
  6. 【請求項6】 音声通信機能をも有する携帯情報端末に
    おいて、入力された音声を音声認識するための音声認識
    手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登
    録することができる危険事態発生用音声登録手段と、該
    危険事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先を
    あらかじめ登録することができる危険事態発生用接続先
    登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に
    登録されている音声が入力されたことが、前記音声認識
    手段により検出された場合、前記危険事態発生用接続先
    登録手段に登録されている危険時接続相手先、及び/又
    は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続さ
    れて、相互に通話可能な状態とすることを可能とするこ
    とを特徴とする携帯情報端末。
  7. 【請求項7】 音声通信機能を有する電話機において、
    入力された音声を音声認識するための音声認識手段と、
    危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録するこ
    とができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険事態
    発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先をあらかじ
    め登録することができる危険事態発生用接続先登録手段
    と、該危険事態からの脱出を求める音声メッセージを登
    録することができる危険事態脱出用音声データ登録手段
    とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録され
    ている音声が入力されたことが、前記音声認識手段によ
    り検出された場合、前記危険事態発生用接続先登録手段
    に登録されている危険時接続相手先、及び/又は、警察
    電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続され、前記
    危険事態脱出用音声データ登録手段に登録されている音
    声メッセージが、当該電話機の所在位置情報と共に、自
    動的に出力されることを可能とすることを特徴とする電
    話機。
  8. 【請求項8】 音声通信機能を有する携帯電話機におい
    て、入力された音声を音声認識するための音声認識手段
    と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録す
    ることができる危険事態発生用音声登録手段と、該危険
    事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先をあら
    かじめ登録することができる危険事態発生用接続先登録
    手段と、該危険事態からの脱出を求める音声メッセージ
    を登録することができる危険事態脱出用音声データ登録
    手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に登録
    されている音声が入力されたことが、前記音声認識手段
    により検出された場合、前記危険事態発生用接続先登録
    手段に登録されている危険時接続相手先、及び/又は、
    警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続され、
    前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録されてい
    る音声メッセージが、当該携帯電話機の所在位置情報と
    共に、自動的に出力されることを可能とすることを特徴
    とする携帯電話機。
  9. 【請求項9】 音声通信機能をも有する携帯情報端末に
    おいて、入力された音声を音声認識するための音声認識
    手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登
    録することができる危険事態発生用音声登録手段と、該
    危険事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先を
    あらかじめ登録することができる危険事態発生用接続先
    登録手段と、該危険事態からの脱出を求める音声メッセ
    ージを登録することができる危険事態脱出用音声データ
    登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登録手段に
    登録されている音声が入力されたことが、前記音声認識
    手段により検出された場合、前記危険事態発生用接続先
    登録手段に登録されている危険時接続相手先、及び/又
    は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアップ接続さ
    れ、前記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録され
    ている音声メッセージが、当該携帯情報端末の所在位置
    情報と共に、自動的に出力されることを可能とすること
    を特徴とする携帯情報端末。
  10. 【請求項10】 音声通信機能をも有する携帯情報端末
    において、入力された音声を音声認識するための音声認
    識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ
    登録することができる危険事態発生用音声登録手段と、
    該危険事態発生時にダイヤル接続する危険時接続相手先
    をあらかじめ登録することができる危険事態発生用接続
    先登録手段と、該危険事態からの脱出を求める文字列か
    らなるメッセージを登録することができる危険事態脱出
    用データ登録手段とを有し、前記危険事態発生用音声登
    録手段に登録されている音声が入力されたことが、前記
    音声認識手段により検出された場合、前記危険事態発生
    用接続先登録手段に登録されている危険時接続相手先、
    及び/又は、警察電話番号に、自動的に、ダイヤルアッ
    プ接続され、前記危険事態脱出用データ登録手段に登録
    されているメッセージが、当該携帯情報端末の所在位置
    情報と共に、自動的に出力されることを可能とすること
    を特徴とする携帯情報端末。
  11. 【請求項11】 音声通信機能を有する電話機におい
    て、入力された音声を音声認識するための音声認識手段
    と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録す
    ることができる危険事態発生用音声登録手段と、あらか
    じめ定められた範囲内に所在する近傍電話機を検索し、
    該近傍電話機と相互接続させる迂回接続機能を有する専
    用の通信相手先を、該危険事態発生時にダイヤル接続す
    る通信相手先として、あらかじめ登録することができる
    危険事態発生用接続先登録手段と、該危険事態からの脱
    出を求める音声メッセージを登録することができる危険
    事態脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危険事態
    発生用音声登録手段に登録されている音声が入力された
    ことが、前記音声認識手段により検出された場合、前記
    危険事態発生用接続先登録手段に登録されている前記専
    用の通信相手先に対して、自動的に、前記近傍電話機を
    検索して、該近傍電話機と迂回接続させるように、ダイ
    ヤルアップ接続され、前記専用の通信相手先を介して前
    記近傍電話機との迂回接続がなされた際に、前記危険事
    態脱出用音声データ登録手段に登録されている音声メッ
    セージが、当該電話機の所在位置情報と共に、自動的に
    出力されることを可能とすることを特徴とする電話機。
  12. 【請求項12】 音声通信機能を有する携帯電話機にお
    いて、入力された音声を音声認識するための音声認識手
    段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ登録
    することができる危険事態発生用音声登録手段と、あら
    かじめ定められた範囲内に所在する近傍電話機を検索
    し、該近傍電話機と相互接続させる迂回接続機能を有す
    る専用の通信相手先を、該危険事態発生時にダイヤル接
    続する通信相手先として、あらかじめ登録することがで
    きる危険事態発生用接続先登録手段と、該危険事態から
    の脱出を求める音声メッセージを登録することができる
    危険事態脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危険
    事態発生用音声登録手段に登録されている音声が入力さ
    れたことが、前記音声認識手段により検出された場合、
    前記危険事態発生用接続先登録手段に登録されている前
    記専用の通信相手先に対して、自動的に、前記近傍電話
    機を検索して、該近傍電話機と迂回接続させるように、
    ダイヤルアップ接続され、前記専用の通信相手先を介し
    て前記近傍電話機との迂回接続がなされた際に、前記危
    険事態脱出用音声データ登録手段に登録されている音声
    メッセージが、当該携帯電話機の所在位置情報と共に、
    自動的に出力されることを可能とすることを特徴とする
    携帯電話機。
  13. 【請求項13】 音声通信機能をも有する携帯情報端末
    において、入力された音声を音声認識するための音声認
    識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ
    登録することができる危険事態発生用音声登録手段と、
    あらかじめ定められた範囲内に所在する近傍電話機を検
    索し、該近傍電話機と相互接続させる迂回接続機能を有
    する専用の通信相手先を、該危険事態発生時にダイヤル
    接続する通信相手先として、あらかじめ登録することが
    できる危険事態発生用接続先登録手段と、該危険事態か
    らの脱出を求める音声メッセージを登録することができ
    る危険事態脱出用音声データ登録手段とを有し、前記危
    険事態発生用音声登録手段に登録されている音声が入力
    されたことが、前記音声認識手段により検出された場
    合、前記危険事態発生用接続先登録手段に登録されてい
    る前記専用の通信相手先に対して、自動的に、前記近傍
    電話機を検索して、該近傍電話機と迂回接続させるよう
    に、ダイヤルアップ接続され、前記専用の通信相手先を
    介して前記近傍電話機との迂回接続がなされた際に、前
    記危険事態脱出用音声データ登録手段に登録されている
    音声メッセージが、当該携帯情報端末の所在位置情報と
    共に、自動的に出力されることを可能とすることを特徴
    とする携帯情報端末。
  14. 【請求項14】 音声通信機能をも有する携帯情報端末
    において、入力された音声を音声認識するための音声認
    識手段と、危険事態発生の旨を告げる音声をあらかじめ
    登録することができる危険事態発生用音声登録手段と、
    あらかじめ定められた範囲内に所在する近傍電話機を検
    索し、該近傍電話機と相互接続させる迂回接続機能を有
    する専用の通信相手先を、該危険事態発生時にダイヤル
    接続する通信相手先として、あらかじめ登録することが
    できる危険事態発生用接続先登録手段と、該危険事態か
    らの脱出を求める文字列からなるメッセージを登録する
    ことができる危険事態脱出用データ登録手段とを有し、
    前記危険事態発生用音声登録手段に登録されている音声
    が入力されたことが、前記音声認識手段により検出され
    た場合、前記危険事態発生用接続先登録手段に登録され
    ている前記専用の通信相手先に対して、自動的に、前記
    近傍電話機を検索して、該近傍電話機と迂回接続させる
    ように、ダイヤルアップ接続され、前記専用の通信相手
    先を介して前記近傍電話機との迂回接続がなされた際
    に、前記危険事態脱出用データ登録手段に登録されてい
    るメッセージが、当該携帯情報端末の所在位置情報と共
    に、自動的に出力されることを可能とすることを特徴と
    する携帯情報端末。
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