JP2010056878A - 電話機及び電話機の通話制御方法 - Google Patents

電話機及び電話機の通話制御方法 Download PDF

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Takaaki Nakayama
孝明 中山
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Abstract

【課題】通話音声以外の不用な音声や衝撃音の送信防止を正確かつ高精度に実施することができる電話機及び電話機の通話制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】送受話部の加速度を検出して、当該加速度に基づいて送受話部の動きを検出して、当該検出された送受話部の動きと予め登録された送受話部の動きとを比較して、当該比較の結果に応じて予め登録された所定の電話機動作を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、電話機及び電話機の通話制御方法に関するものである。
一般的な電話機は、プッシュボタン式のダイヤルを有する本体部と、通話者が手に持つ部分である送受話器(ハンドセット)と、から構成されている。電話機は、本体部に設けられたフックスイッチの状態が変化することにより、回線接続又は回線切断を行うことができる。具体的には、本体部に送受話器が置かれている状態が回線切断状態(オンフック)あり、本体部から送受話器が離間している状態が回線接続状態(オフフック)である。
回線を切断する場合に、送受話器が本体部に乱暴に置かれると、送受話器と電話機筐体との衝突に伴った大きな衝撃音が発生する。この衝撃音は、通話音声と同様に電話回線を介して通話相手に送信される。通話相手が通話を切断していなければ、この衝撃音は通話相手の送受話器から出力され、通話相手を不快にさせる。
特許文献1には、上述した衝撃音の送信を防止することができる電話機が開示されている。特許文献1の電話機は、送受話器が本体部に置かれてから所定時間経過後に、音声バッファメモリに残留している未送信の音声データの削除又は送信停止をすることにより、上述した衝撃音の送信を防止している。
しかしながら、特許文献1に開示された電話機は、フックスイッチによって通話の切断が検出されない場合には、音声バッファメモリに残留している未送信の音声データの削除又は送信停止を実施することがない。このため、特許文献1に開示された電話機では、送受話器を不用意に落下させてしまった場合などに発生する衝撃音の送信を防止することができなかった。また、IP回線又はデジタル回線用の電話機において、音声バッファメモリに残留している未送信の音声データの削除等の実施は容易であるが、アナログ回線用のアナログ電話機において、音声バッファメモリに残留している未送信の音声データの削除等の実施は音声バッファメモリの設置及び使用上の問題から難しい。
特開2007−110282号公報
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、通話音声以外の不用な音声や衝撃音の送信防止を正確かつ高精度に実施することができる電話機及び電話機の通話制御方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の電話機は、送受話部の動き及び送受話部の動きに応じた所定の電話機動作を登録する登録手段と、送受話部の加速度を検出する加速度検出手段と、加速度に基づいて送受話部の動きを検出する動き検出手段と、検出された送受話部の動きと登録された送受話部の動きとを比較する比較手段と、比較の結果に応じて登録された所定の電話機動作を行う制御手段と、を有し、登録された所定の電話機動作は、少なくとも所定時間だけ音声送信を停止する動作を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明の電話機の通話制御方法は、送受話部の加速度を検出する加速度検出ステップと、加速度に基づいて送受話部の動きを検出する動き検出ステップと、検出された送受話部の動きと電話機に予め登録された送受話部の動きとを比較する比較ステップと、比較の結果に応じて所定時間だけ音声送信を停止する音声送信停止ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の電話機及び電話機の通話制御方法によれば、送受話部の加速度を検出して、当該加速度に基づいて送受話部の動きを検出して、当該検出された送受話部の動きと予め登録された送受話部の動きとを比較して、当該比較の結果に応じて予め登録された所定の電話機動作を行うことにより、通話音声以外の不用な音声や衝撃音の送信防止を正確かつ高精度に実施することができる。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例である電話機を使用したネットワークの構成図である。
図1に示されているように、電話機11と他の電話機12とは公衆交換電話網13を介して音声通話が可能である。電話機11は、公衆交換電話網13に電話回線20よって直接接続された1台の親機11aと、親機11aと無線通信で音声通話可能であり、かつ親機11aを介して公衆交換電話網13に接続可能な2台の子機11bと、から構成されている。一方、電話機12は、1台の親機12aと、1台の子機12bとから構成されている。ここで、電話機の親機と子機との台数は、電話機を使用するユーザーの使用環境(例えば、使用人数又は設置箇所数)に応じて変化するものであり、上記台数に限定されない。なお、電話機の接続先が公衆交換電話網13に限られることはなく、IP電話網であっても良い。
次に、図2乃至図4を参照しつつ、電話機11の構造について説明する。図2は、電話機11の親機11aのブロック図である。図3は、加速度センサによる送受話器の移動軌跡の検出を説明するための電話機11の構成図である。図4は、電話機11の子機11bのブロック図である。なお、電話機12の構造も電話機11と同一の構造であるため、その説明は省略する。
図2に示されているように、親機11aは、実際に電話回線20に接続されている親機本体部21と、通話者が通話のために使用する送受話器22と、から構成されている。親機本体部21と送受話器22とは、接続配線である送受話器コード(図示せず)によって接続されている。親機本体部21は、制御部23、無線通信部24、出力部25、入力部26、メモリ部27、タイマー部28及びフックスイッチ検出部29を有している。送受話器22は、スピーカ31、マイクロホン32、加速度センサ33及びA−D変換部34を有している。なお、親機11aは、親機本体部21と送受話器22とを送受話器コードによって接続せず、無線通信を利用して音声データ等の送受信を行っても良い(すなわち、コードレスタイプの電話機)。このような場合には、送受話器22も無線通信部24を有することになる。
制御部23は、親機11a全体を統括制御する機能を備えている。例えば、制御部23は、フックスイッチ検出部29からのオフフック信号に応じて発信待機状態(発信待ち状態)であることを認識し、入力部26からの入力信号(相手先電話番号)に基づいて電話回線20に発信する。また、制御部23は、電話回線20からの着信を検知して出力部25の一部であるスピーカを鳴動し、又は出力部25の一部である表示画面に相手電話番号を表示する。更に、制御部23は、通話者が子機11bを使用して通話を行う場合に、電話回線20からの音声信号(通話相手の音声信号)を無線通信部24に供給し、又は無線通信部24からの音声信号(通話者自身の音声信号)を電話回線20へ出力する。
無線通信部24は、制御部23から供給される音声信号を無線信号に変調し、当該無線信号をアンテナ35を介して子機11bへ送信する。また、無線通信部24は、アンテナ31を介して子機11bからの無線信号を受信し、受信した無線信号を音声信号に復調した後に制御部23に供給する。
出力部25は、制御部23から出力されたデータを画像として表示する表示機能を有している。また、出力部25は、着信音等の音を出力するスピーカ機能も有している。入力部26は、「0」〜「9」の数字キーと、「*」及び「♯」の記号キーと、リダイヤルやスクロール等の各種の機能キーと、を有している。これらのキーを通話者が操作することにより、操作されたキーに応じたキーデータが制御部23へ出力される。
メモリ部27には、一度発信した電話番号(リダイヤル用の電話番号)、発信元の電話番号(着信履歴)、予め発信先として入力された電話番号(電話帳を構成する電話番号)及び着信音として使用される着信メロディが記憶/登録されている。また、メモリ部27には、加速度センサ33によって検出された加速度に応じた送受話器22の移動軌跡が記憶されている。更に、メモリ部27は、加速度センサ33によって検出される加速度に対応する所定の電話機動作が登録されている。所定の電話機動作とは、例えば、リダイヤル、登録された電話番号への発信(短縮ダイヤル)、受話音量の変更、通話状態から保留状態への移行又は保留状態の解除である。
タイマー部28は、制御部23から所定の信号が入力されると、当該信号入力時点からの経過時間を測定する。また、タイマー部28は、当該測定した経過時間を表わすデータ信号を制御部23に供給する。フックスイッチ検出部29は、
送受話器22が親機本体部21に置かれている状態(オンフック)、又は送受話器22が親機本体部21から離間している状態(オフフック)であるかを検出する。フックスイッチ検出部29は、オンフックであればオンフック信号を制御部23に供給し、オフフックであればオフフック信号を制御部23に供給する。
送受話器22のスピーカ31は、制御部23から供給される音声信号を音声として出力する。一方、送受話器22のマイクロホン32は、通話者が発する音声を音声信号として制御部23に供給する。送受話器22に内蔵された加速度センサ33は、通話者が送受話器22を操作することによって生じる加速度を検出する。例えば、加速度センサ33は、3軸(X、Y、Z)方向の加速度を検出する3軸加速度センサである。加速度センサ33によって検出されてアナログ加速度データは、A−D変換部34によってデジタル加速度データに変換された後に、制御部23に供給される。
次に、図2及び図3を参照しつつ、加速度センサ33によって検出される加速度の具体例及び検出された加速度に応じた電話機11の動作について説明する。
図3に示されているように、電話機利用者が送受話器22を親機本体部21から持上げることによって電話機11が発信待機状態に移行した場合に、加速度センサ33は送受話器22の動き(運動)に伴う加速度を検出する。制御部23は、A−D変換部34を介して供給されるデジタル加速度データに基づいて、送受話器22の切断位置から通話位置までの動き及びその移動軌跡A(図3において破線矢印Aで示す)を検出する。ここで、制御部23は、移動軌跡Aをメモリ部27に記憶する。
また、送受話器22が親機本体部21から離間した位置(例えば、通話位置)において、電話機利用者が送受話器22を上下に動かした場合に(図3において破線矢印Bで示す)、加速度センサ33は送受話器22の上下移動Bに伴う加速度を検出する。制御部23は、A−D変換部34を介して供給されるデジタル加速度データに基づいて、送受話器22の動き及びその移動軌跡を検出する。ここで、制御部23は、当該検出した送受話器22の動きとメモリ部27に登録された複数の送受話器22の動きとを比較し、登録された複数の送受話器22の動きの中から当該検出した送受話器22の動きと同一の動きを選択する。制御部23は、当該選択された送受話器22の動き(すなわち、当該検出した送受話器22の動きと同一であり、かつメモリ部27に登録された送受話器22の動き)に応じた所望の電話機動作を行う。例えば、送受話器22が2回上下方向に振られたことを検出した場合に、制御部23は直前に発信した電話番号への発信、すなわちリダイヤルを行う。
また、通話状態において通話者が送受話器22を落下させた場合に(図3において破線矢印Cで示す)、加速度センサ33は送受話器22の落下Cに伴う加速度を検出する。制御部23は、A−D変換部34を介して供給されるデジタル加速度データに基づいて、送受話器22の動き及びその移動軌跡を検出する。ここで、制御部23は、当該検出した送受話器22の動きとメモリ部27に登録された複数の送受話器22の動きとを比較し、登録された複数の送受話器22の動きの中から当該検出した送受話器22の動きと同一の動きを選択する。制御部23は、当該選択された送受話器22の動きに応じた所望の電話機動作を行う。なお、上述した場合には、制御部23は、送受話器22が落下していることを検出するため、通話相手に対する音声データの送信を所定期間停止(すなわち、音声パスを無音に接続)する。これにより、落下によって送受話器22と床等との接触に伴う衝撃音の送信を防止することができる。
また、通話者が送受話器22を親機本体部21に置くことによって電話機11が通話切断状態に移行した場合に、加速度センサ33は送受話器22の上述した動き(送受話器22が親機本体部21に置かれること)に伴う加速度を検出する。制御部23は、A−D変換部34を介して供給されるデジタル加速度データに基づいて、通話位置から切断位置における送受話器22の動き及び移動軌跡D(図3において破線矢印Dで示す)を検出する。ここで、制御部23は、当該検出した送受話器22の動きとメモリ部27に登録された複数の送受話器22の動きとを比較する。検出された送受話器22の動きが登録された送受話器22の動きのいずれでもない場合には、制御部23は、メモリ部27に記憶された移動軌跡A(第1の移動軌跡)と移動軌跡D(第2の移動軌跡)を比較する。制御部23は、移動軌跡Aと移動軌跡Dとがほぼ一致(例えば、移動軌跡の50%が一致)した場合に通話が切断されたものと判断する。なお、上記場合においては、移動軌跡Aと移動軌跡Dとは一致するため、制御部23は、通話相手に対する音声データの送信を所定期間停止する。これにより、送受話器22を親機本体部21に置くときに生じる衝撃音の送信を防止することができる。
なお、本実施例においては、送受話器22を持上げる動きを第1の動きと定義し、送受話器22を親機本体部21に置く(通話状態から回線切断を行う)動きを第1の動きに後続する第2の動きと定義する。
また、メモリ部27には、不要な音声を発生する動作(例えば、くしゃみ)による送受話器22の動きを登録しておくことで、制御部23は通話者のくしゃみ等を検出することができる。このような不用な音声を発生する動作を検出した場合に、送受話器22の落下の検出と同様に、通話相手に対する音声データの送信が所定期間停止(すなわち、音声パスを無音に接続)されても良い。これにより、通話者の行為に起因した不用な音声の送信を防止することができる。
また、登録された電話番号への発信(短縮ダイヤル)、受話音量の変更、通話状態から保留状態への移行又は保留状態の解除などの各電話機動作に対応した送受話器22の動きを登録しておくことで、入力部26からの操作が不要となり、入力部26からの操作が困難な場合にも容易に各電話機動作の実行が可能になる。
次に、図4を参照しつつ、子機11bの構成について説明する。
図4に示されているように、子機11bは、制御部41、無線通信部42、出力部43、入力部44、メモリ部45、タイマー部46及びフックスイッチ検出部47、スピーカ48、マイクロホン49、加速度センサ50及びA−D変換部51を有している。また、無線通信部42にはアンテナ52が接続されている。
図2と図4とを比較することで判るように、子機11bは、親機11aのように親機本体部21と送受話器22とが分かれていない。すなわち、子機11bは、送受話器の筐体(送受話部)内に上述した各構成部が設けられた構造を有している。従って、子機11bの各構成部は親機11aの各構成部とほぼ同一機能である。以下において、親機11aの各構成部と異なる部分についてのみ説明する。
子機11bは、電話回線20を介して直接的に公衆交換電話網13に回線接続を行うことなく、親機本体部21を介して公衆交換電話網13に回線接続を行う。従って、マイクロホン49から入力された音声は、音声信号に変換された後に制御部41に供給される。そして、当該音声信号は、制御部41から無線通信部42及び親機本体部21の無線通信部24を介して親機本体部21の制御部23に供給される。その後に、制御部23に供給された音声信号は、電話回線20に出力される。
フックスイッチ検出部47は、子機11bと子機11bの充電台(図示せず)との接触によってオンオフを検出する。例えば、子機11bが充電台に設置された状態の場合に、フックスイッチ検出部47はオンフックであることを検出して、オンフック信号を制御部41に供給する。また、子機11bが充電台から離間すると、フックスイッチ検出部47はオフフックであることを検出して、オフフック信号を制御部41に供給する。
上述した子機11bの構成によって、子機11bは加速度センサ50で検出された加速度に基づき、子機11b自体の動きを検出することができる。そして、制御部41は、当該検出した動きに対応した電話機動作を実行することができる。なお、加速度センサ50によって検出される加速度の具体例及び検出された加速度に応じた子機11bの動作については、上述した送受話器22における具体例と同様であるため、その説明は省略する。
次に、図5及び図6を参照しつつ、本実施例の電話機10の親機11aを用いた通話フローの一例を詳細に説明する。
先ず、発信者によって送受話器22が持上げられる(図5:ステップS1)。かかる送受話器22の持上げにより、電話機11が発信待機状態に移行することになる。
次に、ステップS1における送受話器22の持上げに伴う加速度が、加速度センサ33によって検出される。検出されたアナログ加速度データは、A−D変換部34によってデジタル加速度データに変換され、その後に制御部23に供給される(図5:ステップS2)。続いて、制御部23は、当該供給されたデジタル加速度データに基づき送受話器22の移動軌跡を検出し、当該移動軌跡をメモリ部27に記憶する(図5:ステップS3)。
次に、今回の発信がリダイヤルである場合には(図5:ステップS4,Yes)、送受話器22が発信者によって上下に2回振られる(図5:ステップS5)。続いて、ステップS5おける送受話器22の動き(2回の上下移動)に伴う加速度が、加速度センサ33によって検出される。検出されたアナログ加速度データは、A−D変換部34によってデジタル加速度データに変換され、その後に制御部23に供給される。更に、制御部23は、当該供給されたデジタル加速度データに基づき送受話器22が2回振られたことを検出し、当該検出した送受話器22の動きとメモリ部27に登録された複数の送受話器22の動きとを比較し、登録された複数の送受話器22の動きの中から当該検出した送受話器22の動きと同一の動きを選択する。(図5:ステップS6)。制御部23は、当該選択された送受話器22の動き(すなわち、当該検出した送受話器22の動きと同一であり、かつメモリ部27に登録された送受話器22の動き)に応じた所望の電話機動作を実行する。本実施例においては、メモリ部27に送受話器22が2回振られるとリダイヤルを行うことが予め登録されているため、制御部23から直前に発信した電話番号が電話回線20に発信される、すなわちリダイヤルが行われる(図5:ステップS7)。また、今回の発信がリダイヤルでない場合には(図5:ステップS4,No)、入力部26から入力された所定の電話番号が電話回線20に発信される(図5:ステップS8)。すなわち、入力部26から入力された相手先電話番号がダイヤル(通常発信)される。
ステップS7又はステップS8において所定の電話番号が電話回線20に発信された後に、発信先の相手が自身の電話機をオフフック状態に移行する(例えば、送受話器を持上げる)と、発信者の電話機と発信先の電話機とが電話回線によって接続される(すなわち、通話状態となる)(図6:ステップS9)。
次に、通話中に加速度センサ33が加速度を検出すると(図6:ステップS10,Yes)、加速度センサ33によって検出されたアナログ加速度データが、A−D変換部34でデジタル加速度データに変換される。その後、当該デジタル加速度データが制御部23に供給される。制御部23は、当該供給されたデジタル加速度データに基づき送受話器22の動きを検出する。更に、制御部23は、当該検出された送受話器22の動きがメモリ部27に登録済みの複数の送受話器22の動きのいずれかと一致しているか否かを判定する(図6:ステップS11)。ステップS11において、当該検出した送受話器22の動きが、メモリ部27に登録済みの複数の送受話器22の動きの中のいずれか1つと一致している場合には(図6:ステップS11,Yes)、当該一致した登録済みの送受話器22の動きに対応した所定の電話機動作が実施される(図6:ステップS12)。例えば、送受話器22が落下した場合には、制御部23は、通話相手に対する音声データの送信を所定期間停止(すなわち、音声パスを無音に接続)する。これにより、落下によって送受話器22と床等との接触に伴う衝撃音の送信を防止することができる。ステップS10において加速度が検出されない場合及びステップS12において所定の電話機動作の実施後は、再び通常の通話状態(ステップS9)が維持される。
ステップS11において、当該検出した送受話器22の動きがメモリ部27の登録済みの送受話器22の動きのいずれとも一致していない場合には(図6:ステップS11,No)、制御部23は、当該検出した送受話器22の動きの移動軌跡とステップS3においてメモリ部27に記憶された移動軌跡とが一致するか否かを判定する(図6:ステップS13)。上記両移動軌跡が一致する場合(ステップS13,Yes)、制御部23は、通話者が送受話器22を親機本体部21に置こうとしている(すなわち、電話回線を切断しようとしている)ことを検出するため、通話相手に対する音声データの送信を所定期間停止(すなわち、音声パスを無音に接続)する。これにより、親機本体部21と送受話器22との接触による衝撃音の送信を防止することができる。なお、上記両移動軌跡が一致しない場合は(ステップS13,No)、再び通常の通話状態(ステップS9)が維持される。
ステップS14の後、制御部23は、上記送受話器22の動き(すなわち、送受話器22を置こうとする動作)の検出から所定時間内にフックスイッチからオンフック信号か供給された否かを判定する(図6:ステップS15)。すなわち、制御部23は、送受話器22が親機本体部21に置かれることにより、実際に電話回線が切断された状態か否かを判定する。例えば、制御部23は、上記送受話器22の動きを検出すると、タイマー部28に所定の信号を供給してタイマー監視を開始する。制御部23は、タイマー部28から供給される経過時間を表わすデータ信号を受信することにより、所定時間内にオンフック信号か供給された否かを判定することができる。
所定時間内にオンフック信号が検出された場合には(ステップS15,Yes)、通話が切断される。一方、所定時間内にオンフック信号が検出されない場合には(ステップS15,No)、通話状態が維持される。これにより、オンフック信号に基づく正確な通話切断が実施可能になる。
なお、上記した通話フローは、親機11aを利用した場合を説明しているが、子機11bを利用した場合にも同様の通話フローとなる。
以上のように、本発明の電話機及び電話機の通話制御方法によれば、送受話部の加速度を検出して、当該加速度に基づいて送受話部の動きを検出して、当該検出された送受話部の動きと予め登録された送受話部の動きとを比較して、当該比較の結果に応じて予め登録された所定の電話機動作を行うことにより、通話音声以外の不用な音声や衝撃音の送信防止を正確かつ高精度に実施することができる。
なお、本発明の電話機は、音声バッファメモリを必要としないため、アナログ回線用のアナログ電話機にも容易に対応することが可能である。
本発明の実施例である電話機を用いたネットワークの構成図である。 本発明の実施例である電話機のブロック図である。 本発明の実施例である電話機の構成図である。 本発明の実施例である電話機のブロック図である。 本発明の実施例である電話機を使用した通話フローである。 本発明の実施例である電話機を使用した通話フローである。
符号の説明
11、12 電話機
13 公衆交換電話網
20 電話回線
21 親機本体部
22 送受話器
23 制御部
27 メモリ部
28 タイマー部
29 フックスイッチ検出部
33 加速度センサ

Claims (7)

  1. 送受話部を有する電話機であって、
    前記送受話部の動き及び前記送受話部の動きに応じた所定の電話機動作を登録する登録手段と、
    前記送受話部の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度に基づいて前記送受話部の動きを検出する動き検出手段と、
    検出された前記送受話部の動きと登録された前記送受話部の動きとを比較する比較手段と、
    前記比較の結果に応じて登録された前記所定の電話機動作を行う制御手段と、を有し、
    前記登録された所定の電話機動作は、少なくとも所定時間だけ音声送信を停止する動作を含むことを特徴とする電話機。
  2. 前記登録手段は、前記送受話部の第1の動きによる第1の移動軌跡を記録し、
    前記比較手段は、前記第1の動きに後続する前記送受話部の第2の動きによる第2の移動軌跡と前記第1の移動軌跡とを比較することを特徴とする請求項1に記載の電話機。
  3. 前記動作手段は、前記第1の移動軌跡と前記第2の移動軌跡とが一致した場合に、所定時間だけ音声送信を停止することを特徴とする請求項2に記載の電話機。
  4. 前記動作手段は、所定時間内にオンフック信号を受信すると、通話切断を行うことを特徴とする請求項3に記載の電話機。
  5. 送受話部を有する電話機の通話制御方法であって、
    前記送受話部の加速度を検出する加速度検出ステップと、
    前記加速度に基づいて前記送受話部の動きを検出する動き検出ステップと、
    検出された前記送受話部の動きと前記電話機に予め登録された前記送受話部の動きとを比較する比較ステップと、
    前記比較の結果に応じて所定時間だけ音声送信を停止する音声送信停止ステップと、を有することを特徴とする通話制御方法。
  6. 前記動き検出ステップは、検出された前記送受話部の第1の動きによる第1の移動軌跡を記録する記録ステップを含み、
    前記比較ステップは、前記第1の動きに後続する前記送受話部の第2の動きによる第2の移動軌跡と前記第1の移動軌跡とを比較し、
    前記音声送信停止ステップは、前記第1の移動軌跡と前記第2の移動軌跡とが一致した場合に、所定時間だけ音声送信を停止することを特徴とする請求項5に記載の通話制御方法。
  7. 前記音声送信停止ステップ後の所定時間内にオンフック信号を受信すると、通話切断を行うことを特徴とする切断ステップを更に有することを特徴とする請求項5又は6に記載の通話制御方法。
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