JP2002157466A - 来店促進システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】消費者が商品検索サイトで探し当てた所望の商
品を取り扱う小売店への前記消費者の来店を促進すると
同時に小売店により多くの販売機会を与える。 【解決手段】商品検索手段１３により検索された商品を
取り扱う小売店に関する取扱小売店情報を小売店情報デ
ータベース１２から抽出して消費者端末Ａ１，Ａ２，・
・に送信する取扱小売店情報開示手段１４を備え、前記
取扱小売店情報を商品の受注時機又は納品時機とした。
また、商品検索サイト内で割引券、予約券等のクーポン
券を発行する発券手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を利用した消費者の来店を促進するシステムに関するも
のである。

【０００２】

【発明の背景】現在、インターネット上に開設されてい
る商品検索サイトは、通信販売業者、大規模小売店等の
販売者毎、製造者毎に独立している。小規模小売店等の
商品検索サイトを持たない小売店が多い。したがって、
例えば消費者が興味のある商品カテゴリーについてどの
ような商品が現在売られているかを商品検索サイトを利
用して調べる場合に多くの商品検索サイトにアクセスす
る必要が生じ、商品検索負担が過大であり不便を感じ
る。商品検索サイトが個々の販売者についてのものであ
る場合には、その商品検索サイトを利用して探し当てた
商品を取り扱っている他の販売者を知りたい場合に不便
である。また、消費者が直接小売店に赴き陳列された商
品を吟味して購入したいと考えている場合や、商品自体
がそのような性質のものである場合には、商品検索サイ
トによって知り得た販売者が消費者の生活領域から遠方
に出店している小売店のみであれば、消費者にとって不
便であり消費者は来店を躊躇する傾向となり来店が促進
できない。また、消費者が購入を考えている商品を取り
扱う小売店に来店した際に、在庫が切れていてば無駄足
となる。たとえ商品検索サイトで所望の品を見つけた時
点で在庫があっても、来店した際には先人に売られてい
たという不運が生じる。消費者はかかる不運を懸念して
二の足を踏んでしまい、来店が促進できない。一方、小
売店側には以下のような不都合がある。商品検索サイト
を持たない小売店又は他人の商品検索サイトに登録され
る商品であって自己の取り扱う商品に対し自己の所在地
等の小売店情報をリンク又は掲載していない小売店は、
インターネットユーザーである消費者に自己の存在を知
らせることができず販売機会を逃してしまう。すなわ
ち、インターネットを利用して顧客を獲得することがで
きない。商品検索サイトを持つ小売店又は他人の商品検
索サイトに登録される商品であって自己の取り扱う商品
に対し自己の所在地等の小売店情報をリンク又は掲載し
ている小売店は、消費者が来店した際に在庫が切れてい
ては販売機会を逃してしまい信用を失うおそれがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発発明は、以上の諸
問題に鑑み、消費者が商品検索サイトを利用して探し当
てた所望の商品を取り扱う小売店の所在を知ることがで
き、より便宜の良い地域の小売店を知ることができ、来
店した際に前記所望の商品をより確実に購入することが
でき、それらにより消費者の来店を促進すると同時に小
売店により多くの販売機会を与えることができる流通情
報を利用した来店促進システムを提供することを課題と
する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願に係る発明は、消費者が利用する消費者端末と通信ネ
ットワークを介して接続され、商品情報データベース
と、前記商品情報データベースに情報として格納される
商品に関する小売店からの受注実績情報又は小売店への
納品実績情報を含む小売店情報を格納する小売店情報デ
ータベースと、前記消費者端末からの商品検索要求に対
し、前記商品情報データベースから前記商品検索要求に
該当する商品情報を抽出し商品検索結果として前記消費
者端末に送信する商品検索手段と、前記商品検索手段に
より検索された商品（以下、検索商品という。）の注文
実績を持つ小売店に関する取扱小売店情報を前記小売店
情報データベースから抽出して前記消費者端末に送信す
る取扱小売店情報開示手段を備えることを特徴とする来
店促進システムである。

【０００５】したがって本発明の来店促進システムによ
れば、検索商品を取り扱う小売店に関する取扱小売店情
報を、小売店からの受注実績情報又は小売店への納品実
績情報を含む小売店情報を格納する小売店情報データベ
ースから抽出して前記消費者端末に送信するので、消費
者が商品検索に伴って所望の商品の小売店からの受注や
小売店への納品を知ることができる。そのため本システ
ムを利用する消費者には、いつどこの小売店に出掛けれ
ば所望の商品を手にすることができるか（来店好期判断
と小売店選別）を判断する手がかりが情報提供され、消
費者の来店を促進すると同時に小売店により多くの販売
機会を与えることができるという利点がある。このよう
に小売店にとって魅力があるので小売店の本システムへ
の参加を促進することができ、小売店の参加数増加に従
って、商品を検索する消費者の検索負担を軽減すること
ができるという利点がある。

【０００６】また、前記取扱小売店情報には、取扱小売
店の名称及び所在地情報並びに前記受注実績情報中の時
機的情報又は前記納品実績情報中の時機的情報が含まれ
ることが望ましい。なぜなら、受注や納品の時機が、商
品を取り逃がさないための来店の好期の判断や、小売店
を選別するために重要な材料となるからである。したが
って、受注実績情報中又は納品実績情報中の時機的情報
そのものではなく受注実績情報、納品実績情報を加工し
た情報であって、来店の好期を判断するために便宜とな
る情報を消費者端末に送信することも有効である。受注
実績情報中の時機的情報には受注日が該当する。納品実
績情報中の時機的情報には納品日が該当する。商品の性
質によっては時間まで含めることが有効となりうる。反
対に商品の性質によっては日とせず、週、月、年等の日
より長期を単位とすることが有効となりうる。また、小
売店の所在地情報も小売店を選別するため材料となり得
る。消費者は、商品の品質と価格が同じなら交通の便の
良い小売店を選ぶからである。所在地情報には、所在地
の住所が該当する他、地図情報や電車、自動車等の交通
手段を利用する際の交通案内情報が該当する。

【０００７】また、前記時機的情報を前記小売店情報デ
ータベースに格納される時機的情報中の最後の時機的情
報とすることが有効である。なぜなら、最新の受注時機
や納品時機が来店好期の判断や小売店の選別を正確にす
るために最も有効だからである。

【０００８】また、前記取扱小売店情報に、前記受注実
績情報中の時機的情報と、これに対応する受注数量とが
含まれることが望ましい。なぜなら、受注の時機ととも
に受注数量も来店好期判断と小売店選別のため有効な材
料となるからでなる。同様の理由により取扱小売店情報
に納品数量を含めると良い。

【０００９】また、前記取扱小売店情報に、前記受注実
績情報中の時機的情報と、これに対応する納品予定の時
機的情報とが含まれることが有効となる。すなわち、受
注時機とともにそれがいつ納品されるかを消費者が知る
ことができるようにする。そのようにすることで、消費
者は来店の好期をより正確に判断することができ、小売
店の選別に役立たせることができる。

【００１０】また、前記取扱小売店情報開示手段が、前
記消費者端末からの要求に従い、地域を限定して前記取
扱小売店情報を前記小売店情報データベースから抽出し
て前記消費者端末に送信するように構成することが有効
である。消費者が例えば自己の生活領域やそれを含めて
周辺の地域を指定して取扱小売店情報の抽出を要求する
ことができるようにすることにより、消費者が来店する
ことができない地域を除外して取扱小売店情報を集める
ことができるので、より効率の良い小売店選別をするこ
とができる。

【００１１】また、前記小売店情報データベースに小売
店情報が格納されている小売店が利用する小売店端末と
通信ネットワークを介して接続され、かつ、受注手段を
備え、前記小売店端末から送信される受注情報を、前記
受注手段により受注処理するとともに前記小売店情報デ
ータベースに蓄積することが有効である。すなわち、本
システムによって、小売店からの受注を受注処理すると
ともに、消費者へ開示する取扱小売店情報のデータベー
スとなる小売店情報データベースを構築することによ
り、効率よく受注情報を収集し、小売店情報データベー
スを構築することができる。小売店は本システムへ発注
をするだけで、自己がどのような商品を取り扱っている
か、いつ頃在庫があるかを本システムが消費者に知らせ
てくれるので、何ら負担なく宣伝活動ができ、顧客を獲
得することができるという利点がある。

【００１２】また、前記取扱小売店情報に係る小売店に
おいて検索商品について有効となる券を構成するための
情報を、前記消費者端末からの要求に従い前記消費者端
末に送信する発券手段を備えることが有効となる。その
場合、前記券を値引き券として消費者に対し本システム
の利用価値を高め集客効果を高めたり、前記券を購入予
約券として一定期間商品を小売店に確保することができ
るようにして消費者の購入をより確実なものにすること
も有効である。

【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態の来店
促進システムにつき図面を参照して説明する。

【００１３】まず、図１を参照して本実施形態の来店促
進システムの構成につき説明する。図１は本発明の来店
促進システムの構成例を示すブロック図である。

【００１４】図１に示すように、本実施形態の来店促進
システムは、サーバ１を備える。サーバ１の内容は中間
流通業者Ｃによって運営されているとする。サーバ１
は、商品情報データベース１１と、小売店情報データベ
ース１２と、商品検索手段１３と、取扱小売店情報開示
手段１４と、受注手段１５と、発券手段１６とを備え、
インターネット等の通信ネットワーク２を介して消費者
が利用する消費者端末Ａ１，Ａ２・・Ａｎと、小売店が
利用する小売店端末Ｂ１，Ｂ２・・Ｂｎとに相互接続可
能に構成される。

【００１５】各消費者端末Ａ１，Ａ２・・・Ａｎは、通
信ネットワーク２を介してホームページへのアクセスを
可能とするＷＷＷブラウザ等のアクセス手段を有する端
末装置であり、デスクトップ型やノート型のパーソナル
コンピュータや、携帯電話やモバイルコンピュータ等の
携帯情報通信機器等が該当する。各小売店端末Ｂ１，Ｂ
２・・Ｂｎは、通信ネットワーク２を介してホームペー
ジへのアクセスを可能とするＷＷＷブラウザ等のアクセ
ス手段を有する端末装置、さらにはホームページへのア
クセス手段に加えてインターネットや専用回線等の通信
ネットワーク２を介してサーバ１とのＰＯＳ（Point Of
Sales：販売時点情報管理）データ通信が可能となって
いる端末装置である。

【００１６】中間流通業者Ｃは、消費者向けのホームペ
ージ（以下、消費者用ＨＰという。）及び小売店向けの
ホームページ（以下、小売店用ＨＰという。）を開設し
ており、これらのホームページとして発信する情報がサ
ーバ１に蓄えられている。商品情報データベース１１に
は、各製造者から登録された商品情報が格納されてお
り、消費者用ＨＰ及び小売店用ＨＰでデジタルカタログ
として閲覧することができる。商品情報として、商品
名、物品名（カテゴリー）、商品コード番号、商品のス
ペック情報（性能、機能、サイズ、素材、色等、商品に
より異なる。）、価格、イメージデータ等が商品情報デ
ータベース１１に保存されている。

【００１７】次に、本システムの処理手順につき説明す
る。まず、小売店端末Ｂ１からのアクセスに沿って本シ
ステムの処理手順を説明する。まず、小売店端末Ｂ１か
ら通信ネットワーク（インターネット）２を介して小売
店用ＨＰにアクセスし商品のデジタルカタログを閲覧す
る。次に、小売店端末Ｂ１から注文を出すとする。その
場合、小売店用ＨＰ上で所定の手続がなされ、小売店端
末Ｂ１から受注情報がサーバ１に送信される。サーバ１
は受注手段１５によりこれを受け付け、受注処理を行
う。また、この受注情報は小売店情報データベース１２
に保存される。以上のように、理想的には通信ネットワ
ーク上で商品カタログを閲覧させ、注文をさせるが、小
売店がファクシミリ、電話等の通信手段により注文する
場合には、中間流通業者Ｃのオペレータはこれを受け付
け、受注情報として管理端末（図示せず）に入力する。
入力された受注情報は小売店情報データベース１２に保
存される。

【００１８】次に、図２、図３及び図４を参照し消費者
端末Ａ１からのアクセスに沿って本システムの処理手順
を説明する。図２及び図３は、本発明の来店促進システ
ムにおける処理手順を示す流れ図である。図４は、本発
明の来店促進システムにおける消費者端末のディスプレ
イ上に順次表示されるホームページを示すホームページ
概略図である。

【００１９】まず、消費者端末Ａ１から通信ネットワー
ク（インターネット）２を介して消費者用ＨＰにアクセ
スする（Ｓ１）。するとサーバ１からメニューページＰ
１を構成する情報が送信られ（Ｓ２）消費者端末Ａ１上
に表示される。次に、消費者端末Ａ１においてメニュー
ページＰ１上のメニューから“商品検索”を選択する
（Ｓ３）。するとサーバ１から商品検索ページＰ２を構
成する情報が送信され（Ｓ４）、商品検索ページＰ２が
消費者端末Ａ１上に表示される。次に、消費者端末Ａ１
において商品検索ページＰ２上で検索条件が入力され、
検索実行ボタンＴ１がクリックされることにより、その
商品検索条件を含めた商品検索要求がサーバ１へ送信さ
れる（Ｓ５）。検索条件として例えば、キャラクター、
価格帯、カテゴリー・・・が入力される。これに応答し
てサーバ１では、商品検索手段１３がその商品検索条件
に当てはまる商品情報を商品情報データベース１１から
抽出し、商品検索結果として消費者端末Ａ１に送信する
（Ｓ６）。

【００２０】すると、消費者端末Ａ１上に商品検索結果
表示ページＰ３が表示される。本実施形態においては、
商品検索結果表示ページＰ３に、簡易な商品イメージか
らなるサムネイルが表示されるとする。次に、消費者端
末Ａ１において所望のサムネイルＮ３がクリックされた
とする。すると消費者端末Ａ１から詳細情報要求がサー
バ１に送信される（Ｓ７）。これに応答してサーバ１か
ら選択された商品の詳細情報が消費者端末Ａ１に送信さ
れる（Ｓ８）。すると、消費者端末Ａ１上に商品詳細ペ
ージＰ４が表示される。商品詳細ページＰ４には、商品
イメージが大きく表示され、さらにその商品に関して商
品情報データベース１１に蓄積されたあらゆる情報が表
示され、商品の詳細を知ることができる。また、商品詳
細ページＰ４には、取扱小売店情報へジャンプするスイ
ッチＴ２及び直接購入申込み画面へジャンプするための
スイッチＴ３が設けられる。直接購入申込み画面へジャ
ンプすれば、通信販売で購入することができる。

【００２１】次に、消費者端末Ａ１において取扱小売店
情報へジャンプするスイッチＴ２がクリックされたとす
る。すると、消費者端末Ａ１からサーバ１へ取扱小売店
情報の要求が送信される（Ｓ９）。これに応答してサー
バ１からＩＤ及びパスワード入力手続き情報が消費者端
末Ａ１へ送信される（Ｓ１０）。すると、消費者端末Ａ
１上にＩＤ・パスワード入力ページＰ５が表示される。
次に、消費者端末Ａ１においてＩＤとパスワードが入力
され送信ボタンＴ４がクリックされる。すると、消費者
端末Ａ１からＩＤとパスワードがサーバ１へ送信される
（Ｓ１１）。なお、ＩＤとパスワードを持たない初回の
消費者は登録手続きへ進んで個人情報を入力しＩＤとパ
スワードを取得する。サーバにおいては、ＩＤとパスワ
ードの照合が行われ、受信したＩＤ及びパスワードと登
録されているＩＤ及びパスワードとが一致すると、サー
バ１から小売店検索ページＰ６を構成する情報が消費者
端末Ａ１へ送信され（Ｓ１２）、小売店検索ページＰ６
が消費者端末Ａ１上に表示される。小売店検索ページＰ
６は、取扱小売店の絞り込みや表示スタイルを選択する
ためのものである。取扱小売店が少ない場合は自動的に
この小売店検索ページＰ６の送信は省かれる。消費者端
末Ａ１において検索条件として検索対象とする地域が入
力され実行ボタンＴ５がクリックされる。すると、消費
者端末Ａ１から検索条件を含む小売店検索要求がサーバ
１へ送信される（Ｓ１３）。

【００２２】すると、取扱小売店情報開示手段１４が、
消費者端末Ａ１からの要求に従い、消費者端末Ａ１から
送信された地域に限定して取扱小売店情報を小売店情報
データベース１２から抽出して消費者端末Ａ１に送信す
る（Ｓ１４）。すると、消費者端末Ａ１上に取扱小売店
情報表示ページＰ７が表示される。取扱小売店情報表示
ページＰ７には、小売店名ａ１，ｂ１，ｃ１・・・や、
受注情報ａ２，ｂ２，ｃ２，・・・が掲載される。受注
情報ａ２，ｂ２，ｃ２，・・・としては最新の受注日が
掲載される。また、受注日に加え受注数量、納品予定日
等を掲載するとしても良い。さらに、中間流通業者Ｃが
納品情報をリアルタイムに管理している場合には、それ
を小売店情報データベース１２に蓄積しておき、受注情
報に代えて又は受注情報に加えて納品情報ａ３，ｂ３，
ｃ３，・・・が掲載される。納品情報ａ３，ｂ３，ｃ
３，・・・としては、最新の納品日の他、納品数量とす
る。また取扱小売店情報表示ページＰ７には、各小売店
毎に所在地情報へジャンプするスイッチＴ６が設けら
れ、これをクリックすると、詳しい住所や地図等が表示
された所在地情報ページを表示させることができる。

【００２３】続いて、消費者端末Ａ１からクーポン券の
発行を受ける手続きにつき説明する。消費者端末Ａ１に
おいて取扱小売店情報表示ページＰ７上のクーポン券発
行を受けたい小売店をチェックし、値引券発行ボタンＴ
７をクリックする。すると、チェックした小売店につい
ての値引券の発行要求が消費者端末Ａ１からサーバ１へ
送信される（Ｓ１５）。これに応答してサーバ１では、
発券手段１６が小売店情報データベース１２を参照して
チェックされた各小売店の値引券を構成する情報を作成
し、消費者端末Ａ１に送信する（Ｓ１６）。

【００２４】すると、消費者端末Ａ１上に記録形式選択
ウィザードＰ８が表示される。例えば記録形式選択ウィ
ザードＰ８には、“印刷する”、“ディスクに保存す
る”の選択肢が設けられる。消費者端末Ａ１において何
れかを選択して記録する。値引券には小売店名の他、割
引率等が印字される。また地図、交通案内等を含めた所
在地情報を掲載するのも有効である。値引券の内容の記
録形式として、バーコードを用いる場合には、印刷した
券を消費者が来店の際に小売店へ提示し、小売店がバー
コードリーダ３によって読み取る。それにより値引き内
容や消費者の個人情報がＰＯＳ端末装置４に表示され予
約購入が実行される。その他、値引券の内容の記録形式
として、磁気記録や電子記録を用いる場合には、磁気記
録カード又はＩＣカード等に値引券の内容を記録してそ
れを来店の際に消費者が持参する。

【００２５】一方、消費者端末Ａ１において取扱小売店
情報表示ページＰ７上のクーポン券発行を受けたい小売
店をチェックし、購入予約券発行ボタンＴ８をクリック
したとする。すると、チェックした小売店についての予
約購入券の発行要求が消費者端末Ａ１からサーバ１へ送
信される（Ｓ１７）。これに応答してサーバ１では、発
券手段１６が小売店情報データベース１２を参照してチ
ェックされた各小売店の予約購入券を構成する情報を作
成し、消費者端末Ａ１に送信する（Ｓ１８）。それとと
もにチェックされた各小売店が利用する小売店端末Ｂ１
・・に予約購入券が発行された旨を送信する（Ｓ１
９）。

【００２６】すると、消費者端末Ａ１上に保存形式選択
ウィザードＰ８が表示される。例えば保存形式選択ウィ
ザードＰ８には、“印刷する”、“ディスクに保存す
る”の選択肢が設けられる。消費者端末Ａ１において何
れかを選択して記録する。予約購入券には小売店名の
他、商品受渡期間が印字され、この期間については予約
購入券が発行された小売店は商品を確保しておくことと
なる。また、同時に値引きの適用がある場合には割引率
等か印字される。さらに地図、交通案内等を含めた所在
地情報を掲載するのも有効である。予約購入券の内容の
記録形式として、バーコードを用いる場合には、印刷し
た券を消費者が来店の際に小売店へ提示し、小売店がバ
ーコードリーダ３によって読み取る。それにより値引き
内容や消費者の個人情報がＰＯＳ端末装置４に表示され
予約購入が実行される。その他、予約購入券の内容の記
録形式として、磁気記録や電子記録を用いる場合には、
磁気記録カード又はＩＣカード等に予約購入券の内容を
記録してそれを来店の際に消費者が持参する。

【００２７】

【発明の効果】上述のように本発明は、商品検索サイト
において小売店からの受注実績情報又は小売店への納品
実績情報を含む小売店情報、すなわち、流通情報を格納
する小売店情報データベースに消費者が間接的にアクセ
スすることができるようにしたので、消費者が所望の商
品を検索後、連続してその検索した商品を取り扱う小売
店を知ることができ、その小売店の検索した商品に関す
る受注、納品等の流通状況をつかむことができ、その結
果、いつどこの小売店に出掛ければ所望の商品を手にす
ることができるか（来店好期判断と小売店選別）を判断
する手がかりが消費者に情報提供され、消費者の来店を
促進すると同時に小売店により多くの販売機会を与える
ことができるという効果がある。また、小売店の検索に
連続して割引や予約購入のクーポン券を発行する発券手
段を設けたことで、さらに消費者の便宜を図りさらなる
来店を促進することができるという効果がある。また、
本発明によって、小売店からの受注を受注処理するとと
もに、消費者へ開示する取扱小売店情報のデータベース
となる小売店情報データベースを構築することにより、
効率よく受注情報を収集し、小売店情報データベースを
構築することができるという効果があり、メーカや小売
店ではなく、流通情報を管理する中間流通業者等が本発
明を実施することによりメーカや小売店の枠を超え膨大
な流通情報を束ねて巨大な一つの商品検索サイトを提供
することができ、消費者の商品検索行動及び商品購入行
動並びに小売店の宣伝活動が強力に支援されるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の来店促進システムの構成例を示すブ
ロック図である。

【図２】 本発明の来店促進システムにおける処理手順
を示す流れ図である。

【図３】 本発明の来店促進システムにおける処理手順
を示す流れ図である。

【図４】 本発明の来店促進システムにおける消費者端
末のディスプレイ上に順次表示されるホームページを示
すホームページ概略図である。

【符号の説明】

１ サーバ ２ 通信ネットワーク ３ バーコードリーダ ４ ＰＯＳ端末装置 １１ 商品情報データベース １２ 小売店情報データバース １３ 商品検索手段 １４ 取扱小売店情報開示手段 １５ 受注手段 １６ 発券手段 Ａ１〜Ａｎ 消費者端末 Ｂ１〜Ｂｎ 小売店端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ ５０２ ５０２ 17/30 １１０ 17/30 １１０Ｆ １７０ １７０Ｚ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 消費者が利用する消費者端末と通信ネッ
   トワークを介して接続され、商品情報データベースと、
   前記商品情報データベースに情報として格納される商品
   に関する小売店からの受注実績情報又は小売店への納品
   実績情報を含む小売店情報を格納する小売店情報データ
   ベースと、前記消費者端末からの商品検索要求に対し、
   前記商品情報データベースから前記商品検索要求に該当
   する商品情報を抽出し商品検索結果として前記消費者端
   末に送信する商品検索手段と、前記商品検索手段により
   検索された商品（以下、検索商品という。）の注文実績
   を持つ小売店に関する取扱小売店情報を前記小売店情報
   データベースから抽出して前記消費者端末に送信する取
   扱小売店情報開示手段を備えることを特徴とする来店促
   進システム。
2. 【請求項２】前記取扱小売店情報に、取扱小売店の名称
   及び所在地情報並びに前記受注実績情報中の時機的情報
   又は前記納品実績情報中の時機的情報が含まれることを
   特徴とする請求項１に記載の来店促進システム。
3. 【請求項３】 前記時機的情報を前記小売店情報データ
   ベースに格納される時機的情報中の最後の時機的情報と
   することを特徴とする請求項２に記載の来店促進システ
   ム。
4. 【請求項４】 前記取扱小売店情報に、前記受注実績情
   報中の時機的情報と、これに対応する受注数量とが含ま
   れることを特徴とする請求項１に記載の来店促進システ
   ム。
5. 【請求項５】 前記取扱小売店情報に、前記納品実績情
   報中の時機的情報と、これに対応する納品数量とが含ま
   れることを特徴とする請求項１に記載の来店促進システ
   ム。
6. 【請求項６】 前記取扱小売店情報に、前記受注実績情
   報中の時機的情報と、これに対応する納品予定の時機的
   情報とが含まれることを特徴とする請求項１に記載の来
   店促進システム。
7. 【請求項７】 前記取扱小売店情報開示手段が、前記消
   費者端末からの要求に従い、地域を限定して前記取扱小
   売店情報を前記小売店情報データベースから抽出して前
   記消費者端末に送信するように構成されてなることを特
   徴とする請求項１に記載の来店促進システム。
8. 【請求項８】 前記小売店情報データベースに小売店情
   報が格納されている小売店が利用する小売店端末と通信
   ネットワークを介して接続され、かつ、受注手段を備
   え、前記小売店端末から送信される受注情報を、前記受
   注手段により受注処理するとともに前記小売店情報デー
   タベースに蓄積することを特徴とする請求項１に記載の
   来店促進システム。
9. 【請求項９】 前記取扱小売店情報に係る小売店におい
   て検索商品について有効となる券を構成するための情報
   を、前記消費者端末からの要求に従い前記消費者端末に
   送信する発券手段を備えることを特徴とする請求項１に
   記載の来店促進システム。
10. 【請求項１０】 前記券を値引券とすることを特徴とす
    る請求項９に記載の来店促進システム。
11. 【請求項１１】 前記券を購入予約券とすることを特徴
    とする請求項９に記載の来店促進システム。