JP2001223800A - 通話方法及びシステム、広告配信用サーバ並びに通信端末装置の制御方法 - Google Patents

通話方法及びシステム、広告配信用サーバ並びに通信端末装置の制御方法

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JP2001223800A
JP2001223800A JP2000283051A JP2000283051A JP2001223800A JP 2001223800 A JP2001223800 A JP 2001223800A JP 2000283051 A JP2000283051 A JP 2000283051A JP 2000283051 A JP2000283051 A JP 2000283051A JP 2001223800 A JP2001223800 A JP 2001223800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向性というデジタルネットワークの特性
を活用することで、より効果的な広告を実現する広告付
き通話の技術、すなわち通話方法及びシステム、広告配
信用サーバ並びに通信端末装置の制御方法を提供するこ
と。 【解決手段】 配信サーバ3の広告情報データベース3
1は、音声通話の通話先ごとに対応して、配信対象とす
る広告情報をあらかじめ格納した部分である。通信端末
装置1の通話先通知部11は、音声通話をしようとする
通話先を配信サーバ3へ通知する手段である。配信サー
バ3の配信部32は、通信端末装置1から通知された通
話先に対応する広告情報を広告情報データベース31か
ら読み出し通信端末装置1へ配信する手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等におけ
る広告付き通話の技術の改良に関するもので、特に、双
方向性というデジタルネットワークの特性を活用するこ
とで、より効果的な広告を実現したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やインターネットといっ
たデジタルネットワーク技術の進展に伴い、通話の最初
や途中で広告音声を流すことを条件に一定時間の無料通
話を可能とする広告付き通話のサービスを可能とする技
術が知られている。具体的には、利用者がこのサービス
専用の数ケタの番号に続いて相手の番号をダイヤルする
と、例えば最初に10秒間の音声CMが2回流れた後2
分間や3分間の無料通話ができる例が挙げられる。さら
に続けて10秒間のCMを聞けば、無料通話が延長でき
る例や、月間の利用を所定回数に制限する例も知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術は、いずれかの広告主の依頼による広告
音声を一方的に聞かせるもので、それに対する個々の利
用者の反応について、集計したり、その後の広告に反映
させたり、反応に応じてさらに詳しい情報を提供したり
するものではなかったため、広告効果が不十分という問
題点があり、具体的には、次のような問題点の解決が潜
在的に待望されていた。 (ア)利用者に対し、聴覚に頼った広告案内しかできな
かったため、広告効果に限界があった。 (イ)広告に対する効果測定が難しかったため、広告利
用の促進も困難であった。 (ウ)利用者個々に応じた効果的な広告案内をするのが
難しかったため、広告コストの有効活用も困難であっ
た。 (エ)利用者の不要とする広告を案内してしまうおそれ
があり、かえってイメージダウンを招く可能性もあっ
た。 (オ)利用者の関心のない広告案内、広告付通話サービ
ス申込時は関心事項として登録したがその後に関心がな
くなった広告、あるいは利用者が既知の広告案内であっ
ても、音声ガイダンスを最後まで聞く選択肢しかなかっ
たため、利用者、広告主、広告事業者のいずれにとって
も、広告の有効活用が困難であった。 (カ)一方的な音声案内のみだったため、広告内容に興
味を抱いても時間の経過とともに広告の効果が薄れてし
まう可能性が高く、優れた広告効果を長時間維持するこ
とが困難であった。 (キ)個々の利用者は一方的に広告を聞かされるだけだ
ったため、広告効果や関心度合に応じた利用者個々への
サービス還元が難しく、双方向性というデジタルネット
ワーク技術の特性の有効活用が不十分であった。 (ク)音声ガイダンスを最後まで聞く必要があるため、
速やかに音声通話をしたい用途には不向きであり、広告
付き通話の利用促進が困難であった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために提案されたもので、その目的は、双方向性という
デジタルネットワークの特性を活用することで、より効
果的な広告を実現する広告付き通話の技術、すなわち通
話方法及びシステム、広告配信用サーバ並びに通信端末
装置の制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、表示装置と音声通話手段とを備
えた通信端末装置と、音声及びその他のデジタル情報を
伝達する通信ネットワークと、この通信ネットワークに
接続されたサーバと、を用いた通話方法において、前記
サーバは、音声通話の通話先ごとに対応して、配信対象
とする広告情報をあらかじめ格納し、音声通話をしよう
とする通話先を前記通信端末装置から前記サーバへ通知
する第1のステップと、通知された通話先に対応する広
告情報について前記サーバから前記通信端末装置へ配信
を開始する第2のステップと、を含む通知配信セッショ
ンに続いて、前記通信ネットワークが、前記通信端末装
置と前記通話先との音声通話を開始させることを特徴と
する。請求項24の発明は、請求項1の発明を物という
見方から捉えたもので、表示装置と音声通話手段とを備
えた通信端末装置と、音声及びその他のデジタル情報を
伝達する通信ネットワークと、この通信ネットワークに
接続されたサーバと、を備えた通話システムにおいて、
前記通信端末装置は、音声通話をしようとする通話先を
前記サーバへ通知する手段を備え、前記サーバは、音声
通話の通話先ごとに対応して、配信対象とする広告情報
をあらかじめ格納する手段と、前記通信端末装置から通
知された通話先に対応する広告情報をその通信端末装置
へ配信する手段を備え、前記通信ネットワークは、前記
広告情報の配信を条件として、前記通信端末装置と前記
通話先との音声通話を開始させる手段を備えたことを特
徴とする。請求項36の発明は、音声及びその他のデジ
タル情報を伝達する通信ネットワークに接続され、表示
装置と音声通話手段とを備えた通信端末装置の制御方法
において、前記通信端末装置において、音声通話をしよ
うとする通話先を、前記通信ネットワークを経て所定の
サーバへ通知する第1のステップと、前記サーバから前
記通信ネットワークを経て配信され、通知された前記通
話先に対応する広告情報について、前記通信端末装置に
おいて受信を開始する第2のステップと、前記通信端末
装置が、前記通信ネットワークを経由して前記通話先と
の音声通話を開始する第3のステップと、を含むことを
特徴とする。本発明では、通話先に応じて異なった広告
情報を通信端末装置や通話先へ配信できるので、聴覚の
みの広告案内に比べ、広告効果の高い広告案内が可能と
なる。なお、本発明における広告情報は、狭義の商業広
告には限定されず、意見広告や各種公告類を含む。ま
た、通話しようとする通話先に対応した広告テキスト画
面のような配信情報が、サーバからデータ通信により通
信端末装置へ配信されるので、通話利用者は通話先に関
連ある情報を入手でき、広告提供者は対象を絞った情報
提供が可能となり、両者それぞれにメリットが享受でき
る。また、通信端末装置は、固定式の一般加入電話だけ
でなく、携帯電話、PHSなどの移動端末も含む。ここ
で、広告情報やデータ通信の具体的形式は自由である
が、典型的には、配信情報は例えばHTML等をはじめ
とするデータ記述言語で記述し、データ通信は、TCP
/IP等をはじめとするデータ通信手順(プロトコル)
により実現する。また、サーバの設置場所は自由であ
り、携帯電話網内だけでなくインターネット上に設ける
こともできる。また、通信端末装置とサーバとのやり取
りとしては、例えばテンキー入力又は電子電話帳から選
択された電話番号をサーバへ送信し、サーバ側で受信し
た電話番号に、対応する広告などの配信情報を付加して
通信端末装置へ返信し、通信端末装置からはこの配信情
報を伴う電話番号を受信した上で、ないしは受信しなが
ら、所定の形式で通信ネットワークに音声通話用の発呼
を行うことにより、連絡先と所定時間分の無料音声通話
を行う。
【0006】また、他の態様として、請求項2の発明
は、請求項1記載の通話方法において、前記広告情報
は、視覚的に伝達される情報を表すことを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項2の発明を物という見方か
ら捉えたもので、請求項24記載の通話システムにおい
て、前記広告情報は、視覚的に伝達される情報を表すこ
とを特徴とする。この態様では、テキスト、静止画、映
像などの動画といった視覚情報により、利用者に対して
効果的な広告案内を行うことが可能となる。なお、広告
情報として音声を用いることも可能である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
通話方法において、前記音声通話は、パケット通信にお
いて、音声を符号化したパケットを送受信することによ
り実現されることを特徴とする。この態様では、音声通
話を、回線交換だけでなく、デジタルパケット通信ネッ
トワークにおける音声パケット伝送によって実現するこ
とにより、伝送経路の構成要素が公衆網・自営網に関係
なく低コストな音声通話が実現される。ここで音声パケ
ット伝送の例としてはIP(インターネットプロトコ
ル)におけるVoIP(Voice over IP)
を用いたいわゆるインターネット電話などが挙げられ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1つに記載の通話方法において、前記通話先を特定
する個々の電話番号と、テキスト、音声、静止画又は動
画の少なくとも一つ以上とが、対応付けられたことを特
徴とする。請求項4の発明では、表示画面に表示される
テキスト、音声、静止画又は動画(実写映像を含む)に
カーソルを合わせて所定の操作をすると、それに対応付
けられた通話先の電話番号に発信するような場合にも広
告情報が配信されるので、広告情報の適用範囲が充実す
る。具体例として、電子電話帳の氏名を見て発信操作を
したり、ウェブページ上で通話先電話番号が予め関連付
けられた画像をクリック操作して通話を発信するような
場合が考えられる。
【0009】請求項5の発明は、表示装置と音声通話手
段とを備えた通信端末装置と、音声及びその他のデジタ
ル情報を伝達する伝送媒体と、この伝送媒体に接続され
た情報提供装置と、を用いた通話方法において、前記情
報提供装置は、音声通話の通話先ごとに対応して、配信
対象とする広告情報をあらかじめ格納し、音声通話をし
ようとする通話先を前記通信端末装置から前記情報提供
装置へ通知し、通知された通話先に対応する広告情報を
前記情報提供装置から、前記通信端末装置へ配信し、前
記伝送媒体が、前記通信端末装置と前記通話先との音声
通話を開始させることを特徴とする。この態様では、携
帯電話ネットワークやネットワークサーバシステムだけ
でなく、それ以外のさまざまな種類の通信システムや情
報提供装置による本発明の実現が含まれる。
【0010】請求項6の発明は、請求項1から4のいず
れか1つに記載の通話方法において、前記通信端末装置
と前記サーバとの間における前記通知配信セッション
が、条件に応じて進行する複数の段階に分けられたこと
を特徴とする。この態様では、通信端末装置とサーバと
の間のやり取りを複数に分けることで、例えば発信者が
さらに詳細な情報を要求したときはその情報も送るな
ど、発信者の反応など状況に応じて柔軟な情報提供を行
うことが可能となる。
【0011】請求項7の発明は、請求項1から4又は6
記載の通話方法において、前記通信端末装置と前記サー
バとの間の前記通知配信セッションの際又はその後に、
予め決められた他の通信端末装置へ、前記通知配信セッ
ションに関する情報を提供することを特徴とする。この
態様では、例えば配信された広告情報の配信があったこ
となどの情報を所定の通知先へ提供することで広告配信
のモニタなど多様な情報処理が容易になる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1から7のいず
れか1つに記載の通話方法において、前記広告情報を扱
う対価として得られる収入により、前記通話の料金を軽
減する手段を備えたことを特徴とする。この態様では、
広告料収入により無料又は割安の通話を提供すること
で、広告効果を高めると同時に通話者の通話料金負担を
軽減することが可能となる。
【0013】請求項9の発明は、請求項1から4又は6
から8のいずれか1つに記載の通話方法において、前記
サーバは、配信した前記広告情報に基づいて前記通信端
末装置でどのような操作又は処理が行われたかを記録す
ることを特徴とする。請求項26の発明は、請求項9の
発明を物という見方から捉えたもので、請求項24又は
25記載の通話システムにおいて、前記サーバは、配信
した前記広告情報に基づいて前記通信端末装置でどのよ
うな操作又は処理が行われたかを記録する手段を備えた
ことを特徴とする。この態様では、広告情報を配信した
結果、例えば通話まで行ったのか、あるいは表示させる
だけだったのかなどをサーバシステムに記録することに
より、広告に対する効果測定が可能になる。これにより
広告主側では、利用されれば利用されるほど利用者の個
々のニーズや嗜好に適した広告案内の絞り込みが可能と
なり、効率のよい広告案内が可能となる。
【0014】請求項10の発明は、請求項1から9のい
ずれか1つに記載の通話方法において、各通信端末装置
に対応する利用実績、及び、配信された広告情報に基づ
いて前記通信端末装置でどのような操作又は処理が行わ
れたか、のうち少なくとも一方に応じて、無料通話又は
割引通話の時間が延長されることを特徴とする。請求項
27の発明は、請求項10の発明を物という見方から捉
えたもので、請求項24から26のいずれか1つに記載
の通話システムにおいて、各通信端末装置に対応する利
用実績、及び、配信された広告情報に基づいて前記通信
端末装置でどのような操作又は処理が行われたか、のう
ち少なくとも一方に応じて、無料通話又は割引通話の時
間を延長する手段を備えたことを特徴とする。この態様
では、広告案内に対して対話的に得られる利用者からの
反応、例えば広告主の連絡先を電子電話帳に記録した
か、など、広告についての反応や関心の度合いに応じて
個々の利用者へ無料通話などのサービス還元を図ること
が可能となる。また、広告やその種類に応じた反応が集
計されることで、利用者も不要な案内を受けることが避
けられる。なお、通信端末装置に対応する利用実績は、
広告情報に対する操作の実績や通話の利用実績などが含
まれる。
【0015】請求項11の発明は、請求項1から10の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記通話の発
信者又は通話先のうち少なくとも一方について予め登録
された情報に応じて、異なった広告情報を配信すること
を特徴とする。請求項28の発明は、請求項11の発明
を物という見方から捉えたもので、請求項24から27
のいずれか1つに記載の通話システムにおいて、前記通
話の発信者又は通話先のうち少なくとも一方について予
め登録された情報に応じて、異なった広告情報を配信す
る手段を備えたことを特徴とする。この態様では、発信
者の利用実績あるいは発信者の興味分野や嗜好、あるい
はカレンダーやスケジューラーなどのソフトウェアに通
話先利用者が事前に登録した記念日や備忘録等に応じ
て、効果の期待できる広告情報を付加することにより、
利用者個々に応じた効果的な広告案内が可能となり、ま
た、利用者の不要とする広告案内を減らすことができ
る。例えば、ある人の誕生日と好みを登録しておくと、
その誕生日間近にその人に広告情報付の通話を行おうと
すると、その広告情報として、登録された好みに合った
商品やその販売業者の情報が提供されるなどである。ま
た、例えば、発信時点で電話の相手のスケジューラに登
録された外出予定に基き、その相手の不在がわかれば無
駄な発信が避けられる。
【0016】請求項12の発明は、請求項1から11の
いずれか1つに記載の通話方法において、配信された前
記広告情報について、前記通信端末装置に設けられた記
憶媒体に蓄積し、操作に基いて任意なタイミングで出力
することを特徴とする。この態様では、広告情報をいつ
でも後でも提示したり確認できるため、時間の経過によ
り広告情報に対する興味が薄れてしまうことが防止さ
れ、広告情報の有効活用が図られる。特に、通話前、通
話中あるいは通話後から選択する任意なタイミングで広
告情報の出力を行えるので目的や事情に合わせた利用が
容易になる。例えば、話の途中や後で出力すれば、速や
かに音声通話したい場合にも本発明が利用可能となる。
また、利用者の関心のない広告案内、あるいは利用者が
既に知っている広告案内の場合も、不快を感じない程度
に段取りを短縮することができる。
【0017】請求項13の発明は、請求項1から12の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記通話は、
三者間以上の通話を含むことを特徴とする。この態様で
は、三者間以上の間での通話についても広告情報提供の
対象とすることにより、広告範囲が拡大される。
【0018】請求項14の発明は、請求項1から13の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記通信端末
装置において、通話の際に配信された広告情報につい
て、通話前、通話中又は通話後の任意のタイミングで所
定の操作が行われた場合に、その広告情報が他の通信端
末装置へ転送されることを特徴とする。請求項29の発
明は、請求項14の発明を物という見方から捉えたもの
で、請求項24から28のいずれか1つに記載の通話シ
ステムにおいて、前記通信端末装置において、通話の際
に配信された広告情報について、通話前、通話中又は通
話後の任意のタイミングで所定の操作が行われた場合
に、その広告情報を他の通信端末装置へ転送する手段を
備えたことを特徴とする。この態様では、気に入った広
告情報を第三者に転送できるので広告情報の露出が増
え、広告効果が向上する。
【0019】請求項15の発明は、請求項1から14の
いずれか1つに記載の通話方法において、通話者が広告
情報の受領経路として、前記通信端末装置又は他の受領
経路を指定することを特徴とする。請求項30の発明
は、請求項15の発明を物という見方から捉えたもの
で、請求項24から29のいずれか1つに記載の通話シ
ステムにおいて、通話者が広告情報の受領経路として、
前記通信端末装置又は他の受領経路を指定する手段を備
えたことを特徴とする。この態様では、広告の表示先に
ついて、当初操作した通信端末装置の表示画面には限定
されず、テレビ、パーソナルコンピュータといった他の
装置への表示、あるいはパンフレットでの入手といった
別の媒体経由での受領も選択できるので、利用者の自由
度と応用範囲が広がる。
【0020】請求項16の発明は、請求項1から4又は
6から15のいずれか1つに記載の通話方法において、
前記サーバにおいて予め格納された複数の候補から前記
通話先が選択されることを特徴とする。この態様では、
番号案内サービスやその他の情報サービスなどにおい
て、複数の候補から通話先が選択される場合について
も、広告情報の配信や無料通話の対象とすることによ
り、サービスの適用範囲が広がる。具体例としては、例
えばサーバ側に保管された、個人、あるいは企業といっ
た組織の連絡先番号一覧から通話先を決める場合におい
ても広告情報の配信が可能となる。
【0021】請求項17の発明は、請求項1から16の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記広告情報
は、プレスリリース、情報紹介、商品・サービス案内、
アンケート、資料請求、あるいは通話先の連絡先番号又
は電子メールアドレスが有効か無効かの情報、及び通話
先の別の連絡先番号・電子メールアドレス、スケジュー
ル、暦に関連する情報、備忘録、メッセージ、伝言、占
いのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。この
態様では、プレスリリースやアンケート等のマーケティ
ング関連情報、スケジュールや備忘録などの実用情報、
占いなどのエンターテイメント関連情報などの各種情報
を、例えば単独あるいは商業表示と一緒に表示すること
により、多様な活用が可能となる。このように、本発明
における「広告情報」は、配信対象とする情報の意味で
あり、狭義の商業広告には限定されないので、本発明
は、連絡先相手の残した情報を通話前に確認するなど留
守番電話代わりに利用したり、同様に通話先相手に関す
る情報を通話前に入手するなど、さまざまな用途に利用
することができる。また、「暦に関連する情報」として
は、例えば、記念日類、大安吉日やそれらに関連した商
品の情報などが挙げられる。
【0022】請求項18の発明は、請求項1から17の
いずれか1つに記載の通話方法において、発信者から通
話先に対する留守番電話メッセージを前記サーバに保存
し、前記通話先が前記メッセージを取り出す際に前記広
告情報が通話先へ配信されることを特徴とする。請求項
31の発明は、請求項18の発明を物という見方から捉
えたもので、請求項24から30のいずれか1つに記載
の通話システムにおいて、発信者から通話先に対する留
守番電話メッセージを前記サーバに保存する手段と、前
記通話先について前記メッセージを取り出す際に前記広
告情報を通話先へ配信する手段と、を備えたことを特徴
とする。この態様では、話中等で通話できなかった時の
発呼者の音声あるいはテキスト等のメッセージをサーバ
に記録し、受話者がこれを確認する場合においても広告
情報を配信することで、広告を条件とした無料留守番電
話サービスなどの応用範囲が拡大する。
【0023】請求項19の発明は、請求項1から18の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記通話先
は、前記通信端末装置において画面表示される地図上で
指定されることを特徴とする。請求項32の発明は、請
求項19の発明を物という見方から捉えたもので、請求
項24から31のいずれか1つに記載の通話システムに
おいて、前記通信端末装置は、前記通話先を画面表示さ
れる地図上で指定する手段を備えたことを特徴とする。
この態様では、端末に表示された地図上の建物を、タッ
チペン、タッチセンサ、カーソルなどで選ぶと、建物の
連絡先と共に広告情報等が一緒に表示されるなど、通話
先が地図上で指定される場合にも広告情報の配信を適用
できるので、利用者の利便性も向上する。
【0024】請求項20の発明は、請求項1から19の
いずれか1つに記載の通話方法において、通話先が、ど
の発信者に対してどのような内容の広告情報を配信する
かを表す配信指定情報を登録し、通話先及び発信者及び
通話先又は発信者に指定された者が、認証のうえ前記配
信指定情報の編集を許されることを特徴とする。この態
様では、広告を配信する相手ごとに配信内容をカスタマ
イズできるだけでなく、登録されている情報内容をデー
タ管理者はもとより、通話先や発信者やこれらに関係す
る代理人などの第三者においても認証を条件にいつでも
編集できるので、通話先や発信者の自主的意向を尊重し
たサービスが可能となる。
【0025】請求項21の発明は、請求項1から20の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記通話は国
際通話を含むことを特徴とする。この態様では、単一国
内だけでなく、他の国との通話のやりとりも対象にする
ことにより、広告の効果、応用範囲及び広告収入が増大
する。
【0026】請求項22の発明は、請求項1から21の
いずれか1つに記載の通話方法において、前記発信者が
誰であるかを識別した結果を前記通信端末装置から提供
することを特徴とする。請求項33の発明は、請求項2
2の発明を物という見方から捉えたもので、請求項24
から32のいずれか1つに記載の通話システムにおい
て、前記通信端末装置は、前記発信者が誰であるかを識
別した結果を提供する手段を備えたことを特徴とする。
この態様では、発信時に発信者自身を識別する個人コー
ド、暗証番号などをキー入力又は音声入力したり、ある
いは指紋などの生体情報入力等の操作により、実際に端
末を操作している発信者が誰なのか識別し、その識別結
果をサーバ、通信ネットワーク、通話先などへ送ること
で、発信者や通話先のニーズにより密接に呼応した広告
情報の配信が可能となる。これにより、実際の発信者に
さらに確実に適合し絞り込まれた内容の情報提供が可能
となり、例えば代表制で電話回線が多数ある企業等に連
絡する場合も発信者が誰なのか確実に判別されるので、
CTIサーバなどにより発信者に応じた情報提供が一層
効果的に行えるようになる。また、特定の発信者と受信
者間でのみ共有し、第三者には知られたくない情報を通
話前にやり取りする場合にも、確実な認証により情報の
セキュリティが向上する。また、発信者が通常の自分の
端末とは異なる端末を使う場合においても広告付き通話
を利用できる利点がある。
【0027】請求項34の発明は、請求項24から33
のいずれか1つに記載の通話システムにおいて、前記発
信者と通話者との間の通話音声に、前記広告情報として
バックグラウンドミュージックを加えることを特徴とす
る。請求項35の発明は、情報表示用画面を備えた電話
端末間で交換処理を行うネットワークに接続された広告
配信用サーバにおいて、広告情報として、前記画面に表
示すべき視覚的情報又は通話音声に加えるべきバックグ
ラウンドミュージックを、音声通話の通話先に対応付け
てあらかじめ格納するデータベースと、前記電話端末か
ら通話先が通知されたとき、その電話端末及び通話先に
基いて、対応する広告情報の配信を開始すると共に、前
記ネットワークに対して所定時間の無料通話又は割引通
話の提供を指示する手段と、を備えたことを特徴とす
る。この態様では、通話音声にCM曲などのバックグラ
ウンドミュージックを加えることで、利用者に抵抗感を
与えることなく広告情報の内容を無意識のうちに効果的
に印象付けることができる。また、通話前に広告画面を
見たり音声広告を聞くことなく直ちに通話開始でき、利
用者の利便性も向上する。なお、通話音声にバックグラ
ウンドミュージックをミックスする処理はDSP(デジ
タル・シグナル(サウンド)・プロセッサ)などを用い
たデジタル音声信号処理技術により行ない、さらに具体
的には、通信ネットワーク側で行ってもよいし、また、
ネットワークから端末へ音声と別のパケット通信による
ストリームなどの形でバックグラウンドミュージックの
データを送り、端末でアナログ波形への復号時に通話音
声と合成するようにしてもよい。
【0028】請求項23の発明は、請求項1から22の
いずれか1つに記載の通話方法において、複数のサーバ
を用い、前記通知先又は通知先に対応してサーバで提供
された広告情報の少なくとも一方をサーバ間で転送し、
複数のサーバから提供される広告情報が前記通信端末装
置へ配信されることを特徴とする。この態様では、通話
先に基いて複数のサーバから広告情報がより効果的に提
供される。例えば、あるサーバから通話先やそれに基い
た広告情報が他のサーバへ転送され、そのサーバでは転
送された情報に基いてさらに関連する広告情報を付け加
え、最終的に通信端末装置へは、順次関連する複数の広
告情報が届く。
【0029】請求項37の発明は、請求項1から23の
いずれか1つに記載の通話方法において、互いに関連付
けられた複数の通信端末装置の間で、前記通話先に関す
る情報をやりとりすることを特徴とする。この態様で
は、複数の通信端末装置の間で通話先に関する情報をや
り取りすることで、データのシンクロ(同期)など柔軟
な通信が可能となる。例えば、ある人の電話番号につい
て、普段使う携帯電話端末には変更前の電話番号が、P
DA等の他の端末には変更後の電話番号のデータがある
ような場合、Bluetoothなどの近距離無線通信
により携帯電話端末がPDAから新しい電話番号を取得
して発信することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に
説明する。なお、本実施形態は、典型的にはコンピュー
タをソフトウェアで制御することで実現される。この場
合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物
理的に活用することで本発明の作用効果を実現するもの
で、また、従来技術との共通部分には従来技術も適用さ
れる。
【0031】但し、この場合のハードウェアやソフトウ
ェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは
各種変更可能であり、例えばこのようなソフトウェアを
記録したハードディスクドライブ・ディスクパック・C
D−ROMなどの記録媒体は単独でも本発明の一態様で
ある。このため、以下の説明では、本発明及び実施形態
の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0032】〔1.構成〕本実施形態は、広告付無料通
話を実現する通話システム(本システムと呼ぶ)であ
る。本システムは、図1の機能ブロック図に示すよう
に、情報表示用画面などの表示装置Dと、音声通話手段
Tとを備えた携帯型電話端末などの通信端末装置1と、
音声及びその他のデジタル情報を伝達する通信ネットワ
ーク2と、この通信ネットワークに接続された広告配信
用サーバ(配信サーバと呼ぶ)3と、を用い、より具体
的には図1に示す次のような各要素を備えている。
【0033】まず、配信サーバ3の広告情報データベー
ス31は、音声通話の通話先ごとに対応して、配信対象
とする広告情報をあらかじめ格納した部分である。ま
た、通信端末装置1の通話先通知部11は、音声通話を
しようとする通話先を配信サーバ3へ通知する手段であ
る。一方、配信サーバ3の配信部32は、通信端末装置
1から通知された通話先に対応する広告情報を広告情報
データベース31から読み出し通信端末装置1へ配信す
る手段である。ここで、広告情報は、通話先を特定する
個々の電話番号と対応付けられ、また、広告情報は、視
覚的に伝達される情報、すなわち視覚情報であるテキス
ト、静止画、映像などの動画並びに音声の少なくとも一
つ以上を適宜選択して構成される。
【0034】また、通信ネットワーク2の交換部21
は、通信端末装置1と通話先との音声通話を制御する部
分であり、この音声通話は、パケット通信において音声
を符号化したパケットを送受信すること(音声パケット
伝送と呼ぶ)により実現してもよい。ここで音声パケッ
ト伝送の例としてはIP(インターネットプロトコル)
におけるVoIP(Voice over IP)を用
いたいわゆるインターネット電話などが挙げられる。
【0035】なお、上記のように通信端末装置1から通
話先を配信サーバ3へ通知し、配信サーバ3から広告情
報を配信する一連のやり取りを通知配信セッションと呼
び、配信サーバ3の通知配信処理部33が、通信端末装
置1と配信サーバ3との間におけるこの通知配信セッシ
ョンを制御する部分である。
【0036】具体的には、通知配信処理部33は、通知
配信セッションを、複数の段階に分けて条件に応じて進
行させ、また、通知配信セッションの際又はその後に、
通知配信セッションに関する情報として、例えば配信し
た広告情報に基づいて通信端末装置でどのような操作又
は処理が行われたかを記録し、それらの情報を予め決め
られた他の通信端末装置へ提供するように構成されてい
る。また、通知配信処理部33は、通話の発信者又は通
話先のうち少なくとも一方について予め登録された情報
に応じて、異なった広告情報を配信する手段としても作
用するように構成されている。
【0037】また、通信ネットワーク2の課金制御部2
2は、広告情報を扱う対価として得られる収入により、
通話の料金を軽減するように構成されている。また、課
金制御部22は、各通信端末装置1に対応する無料通話
等の利用実績、及び、配信された広告情報に基づいて通
信端末装置1でどのような操作又は処理が行われたか、
のうち少なくとも一方に応じて、無料通話又は割引通話
の時間を延長する手段としても作用するように構成され
ている。
【0038】また、通信端末装置1の保存出力部12
は、配信された前記広告情報について、前記通信端末装
置に設けられた記憶媒体に蓄積し、操作に基いて任意な
タイミングで出力する手段である。また、配信サーバ3
の転送部34は、通信端末装置1において、通話の際に
配信された広告情報について、通話前、通話中又は通話
後の任意のタイミングで所定の操作が行われた場合に、
その広告情報を他の通信端末装置へ転送する手段であ
り、通信端末装置1に設けてもよい。また、配信サーバ
3の経路受付部35は、通話者が広告情報の受領経路と
して、前記通信端末装置又は他の受領経路を指定する手
段である。
【0039】また、配信サーバ3の配信指定情報登録部
36は、通話先が、どの発信者に対してどのような内容
の広告情報を配信するかを表す配信指定情報を配信指定
情報データベース37に登録するとともに、通話先及び
発信者及び通話先又は発信者に指定された者に対しての
み、認証のうえ前記配信指定情報の編集を許す手段であ
る。
【0040】〔2.作用及び効果〕上記のように構成さ
れた本実施形態は、次のような作用及び効果を奏する。
まず、配信サーバ3の広告情報データベース31には、
音声通話の通話先ごとに対応して、配信対象とする広告
情報をあらかじめ格納しておく。また、各通話先は、配
信サーバ3の配信指定情報登録部36の作用により、ど
の発信者に対してどのような内容の広告情報を配信する
かを表す配信指定情報を配信指定情報データベース37
に登録することができる。この配信指定情報について、
配信指定情報登録部36は、通話先及び発信者及び通話
先又は発信者に指定された者に対してのみ、認証のうえ
で編集を許す。
【0041】ここで、本実施形態において広告付無料通
話を実現する処理手順の一例を図2に示す。この手順で
は、まず、広告つき無料通話のための所定の操作がされ
ると(ステップ1)、通信端末装置1の通話先通知部1
1が、音声通話をしようとする通話先を配信サーバ3へ
通知する(ステップ2)。通知を受けた配信サーバ3で
は、配信部32が、通信端末装置1から通知された通話
先に対応する広告情報を広告情報データベース31から
読み出し通信端末装置1へ配信する(ステップ3)。
【0042】ここで、広告情報は、通話先を特定する個
々の電話番号と対応付けられている。このように、通話
先の電話番号とテキスト等の情報とを対応付けること
で、電話番号から対応する広告情報を機械的一義的に特
定したり、通信端末装置の表示画面にコンテンツとして
表示されるテキストや静止画から通話先を特定するとい
った効率的な情報処理が容易になる。
【0043】また、広告情報は、視覚的に伝達される情
報、すなわち視覚情報であるテキスト、静止画、映像な
どの動画並びに音声の少なくとも一つ以上を適宜選択し
て構成される。このように、本実施形態では、テキス
ト、静止画、映像などの動画といった視覚情報により、
利用者に対して効果的な広告案内を行うことが可能とな
る。なお、広告情報として音声を用いることも可能であ
る。
【0044】より具体的には、広告情報は、プレスリリ
ース、情報紹介、商品・サービス案内、アンケート、資
料請求、あるいは通話先の連絡先番号又は電子メールア
ドレスが有効か無効かの情報、及び通話先の別の連絡先
番号・電子メールアドレス、スケジュール、暦に関連す
る情報、備忘録、メッセージ、伝言、占いなどでもよ
い。このような本実施形態では、プレスリリースやアン
ケート等のマーケティング関連情報、スケジュールや備
忘録などの実用情報、占いなどのエンターテイメント関
連情報などの各種情報を、例えば単独あるいは商業表示
と一緒に表示することにより、多様な活用が可能とな
る。このように、本発明における「広告情報」は、配信
対象とする情報の意味であり、狭義の商業広告には限定
されないので、本発明は、連絡先相手の残した情報を通
話前に確認するなど留守番電話代わりに利用したり、同
様に通話先相手に関する情報を通話前に入手するなど、
さまざまな用途に利用することができる。
【0045】通信端末装置1の保存出力部12は、配信
されたこのような広告情報について、通信端末装置1に
設けられたメモリなどの記憶媒体に保存し(ステップ
4)、操作に基いて任意なタイミングで出力する。すな
わち、広告情報は配信後直ちに表示することもできるし
(ステップ5,6)、無料通話後に初めて又は再度表示
することもできる(ステップ13,14)。
【0046】上記のような広告情報の配信の後で、また
は広告情報の配信と同時並行して、配信サーバ3は通信
ネットワーク2に対して所定時間の無料通話又は割引通
話の提供を指示する。そして、通信ネットワーク2の交
換部21が、通信端末装置1と通話先との間で所定時間
の音声通話を成立させるが(ステップ11,12)、こ
の通話においては、通信ネットワーク2の課金制御部2
2が、広告情報を扱う対価として得られる収入により、
通話の料金を軽減し、この場合は所定時間の無料通話が
可能となる。
【0047】また、課金制御部22は、各通信端末装置
1に対応する無料通話等の利用実績、及び、配信された
広告情報に基づいて通信端末装置1でどのような操作又
は処理が行われたか、のうち少なくとも一方に応じて、
無料通話又は割引通話の時間を延長する。
【0048】例えば、配信された広告情報を表示したの
み(ステップ7)、ないし通話後の表示を選択(ステッ
プ5)した場合は無料通話時間は1分となる(ステップ
10)。一方、広告情報を表示後に(ステップ6)、そ
の広告情報の画面に含まれる商品や販売業者へのリンク
を操作により選択し(ステップ7)、広告情報の提供者
や商品などに関するさらに詳細な情報を閲覧した場合
は、無料通話時間を2分に延長する(ステップ9)など
が考えられる。
【0049】このように、本実施形態では、広告案内に
対して対話的に得られる利用者からの反応、例えば広告
主の連絡先を電子電話帳に記録したか、など、広告につ
いての反応や関心の度合いに応じて個々の利用者へ無料
通話などのサービス還元を図ることが可能となる。ま
た、広告やその種類に応じた反応を集計すれば、利用者
も不要な案内を受けることが避けられる。なお、通信端
末装置に対応する利用実績は、広告情報に対する操作の
実績や通話の利用実績などが含まれる。
【0050】また、以上のような通信端末装置1と配信
サーバ3との間における通知配信セッションとその後の
無料通話は、配信サーバ3の通知配信処理部33によっ
て制御される。具体的には、通知配信処理部33は、通
知配信セッションを、複数の段階に分けて条件に応じて
進行させ、上記のように最小限の広告情報を配信した後
で、発信者からの要求に応じてより詳細な広告情報を配
信するなどの処理も可能である。
【0051】このように、通信端末装置1と配信サーバ
3との間のやり取りを複数に分けることで、例えば発信
者がさらに詳細な情報を要求したときはその情報も送る
など、発信者の反応など状況に応じて柔軟な情報提供を
行うことが可能となる。
【0052】また、通知配信処理部33は、通知配信セ
ッションの際又はその後(ステップ11)に、通知配信
セッションに関する情報として、例えば配信された広告
情報の配信があったことや、発信者の反応すなわち配信
した広告情報に基づいて通信端末装置でどのような操作
又は処理が行われたかを記録し、それらの情報を予め決
められた他の通信端末装置へ、必要に応じて提供する
(ステップ8)。このように、本実施形態では、例えば
配信された広告情報の配信があったことなどの情報を所
定の通知先へ提供することで広告配信のモニタなど多様
な情報処理が容易になる。
【0053】また、通知配信処理部33は、通話の発信
者又は通話先のうち少なくとも一方について予め登録さ
れた情報に応じて、異なった広告情報を配信する。すな
わち、発信者の利用実績あるいは発信者の興味分野や嗜
好、あるいはカレンダーやスケジューラーなどのソフト
ウェアに通話先利用者が事前に登録した記念日や備忘録
等に応じて、効果の期待できる広告情報を付加すること
により、利用者個々に応じた効果的な広告案内が可能と
なり、また、利用者の不要とする広告案内を減らすこと
ができる。また、例えば発信時点で電話の相手のスケジ
ューラに登録された外出予定に基き、その相手の不在が
わかれば無駄な発信が避けられる。
【0054】なお、通話の際に配信された広告情報につ
いて発信者が有益と考えたような場合は、発信者は、通
信端末装置1において通話前、通話中又は通話後の任意
のタイミングで所定の操作を行うことにより、配信サー
バ3の転送部34の作用により、その広告情報を他の通
信端末装置へ、例えば発信者の知人の通信端末装置5へ
転送することができる。これにより、気に入った広告情
報を第三者に転送できるので広告情報の露出が増え、広
告効果が向上する。
【0055】また、発信者は、所定の操作を行うことで
配信サーバ3の経路受付部35の作用により、広告情報
の受領経路として、通信端末装置1での閲覧以外にも、
他の受領経路、例えばパソコンなど他の通信端末装置や
郵送などを指定することもできる。すなわち、広告の表
示先について、当初操作した通信端末装置の表示画面に
は限定されず、テレビ、パーソナルコンピュータといっ
た他の装置への表示、あるいはパンフレットでの入手と
いった別の媒体経由での受領も選択できるので、利用者
の自由度と応用範囲が広がる。
【0056】以上説明したように、本実施形態では、通
話先に応じて異なった広告情報を通信端末装置や通話先
へ配信できるので、聴覚のみの広告案内に比べ、広告効
果の高い広告案内が可能となるものである。なお、本発
明における広告情報は、狭義の商業広告には限定され
ず、意見広告や各種公告類を含む。また、通話しようと
する通話先に対応した広告テキスト画面のような配信情
報が、サーバからデータ通信により通信端末装置へ配信
されるので、通話利用者は通話先に関連ある情報を入手
でき、広告提供者は対象を絞った情報提供が可能とな
り、両者それぞれにメリットが享受できる。
【0057】また、本実施形態では、音声通話を、回線
交換だけでなく、デジタルパケット通信ネットワークに
おける音声パケット伝送によって実現することにより、
伝送経路の構成要素が公衆網・自営網に関係なく低コス
トな音声通話が実現される。
【0058】また、本実施形態では、広告料収入により
無料又は割安の通話を提供することで、広告効果を高め
ると同時に通話者の通話料金負担を軽減することが可能
となる。
【0059】また、本実施形態では、広告情報を配信し
た結果、例えば通話まで行ったのか、あるいは表示させ
るだけだったのかなどをサーバシステムに記録すること
により、広告に対する効果測定が可能になる。これによ
り広告主側では、利用されれば利用されるほど利用者の
個々のニーズや嗜好に適した広告案内の絞り込みが可能
となり、効率のよい広告案内が可能となる。
【0060】〔3.他の実施形態〕なお、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、本発明は通
信端末装置の制御方法として把握することができ、この
通信端末装置の制御方法は、音声及びその他のデジタル
情報を伝達する通信ネットワークに接続され、表示装置
と音声通話手段とを備えた通信端末装置の制御方法にお
いて、前記通信端末装置において、音声通話をしようと
する通話先を、前記通信ネットワークを経て所定のサー
バへ通知する第1のステップと、前記サーバから前記通
信ネットワークを経て配信され、通知された前記通話先
に対応する広告情報について、前記通信端末装置におい
て受信を開始する第2のステップと、前記通信端末装置
が、前記通信ネットワークを経由して前記通話先との音
声通話を開始する第3のステップと、を含むことを特徴
とする(請求項36)。したがって、サーバの設置場所
が国外であっても通信端末装置が国内であれば、本発明
の実施に該当する。
【0061】また、本発明は、携帯電話ネットワークや
ネットワークサーバシステムだけでなく、それ以外のさ
まざまな種類の通信システムや情報提供装置によって実
現してもよい。また、本発明は、三者間以上の通話にも
適用可能であり、このように三者間以上の間での通話に
ついても広告情報提供の対象とすることにより、広告範
囲が拡大される。
【0062】また、本発明における通話先は、サーバに
おいて予め格納された複数の候補から選択するようにし
てもよい。このように、番号案内サービスやその他の情
報サービスなどにおいて、複数の候補から通話先が選択
される場合についても、広告情報の配信や無料通話の対
象とすることにより、サービスの適用範囲が広がる。具
体例としては、例えばサーバ側に保管された、個人、あ
るいは企業といった組織の連絡先番号一覧から通話先を
決める場合においても広告情報の配信が可能となる。
【0063】また、発信者から通話先に対する留守番電
話メッセージをサーバに保存し、その通話先がメッセー
ジを取り出す際に広告情報が通話先へ配信されるように
してもよい。このように、話中等で通話できなかった時
の発呼者の音声あるいはテキスト等のメッセージをサー
バに記録し、受話者がこれを確認する場合においても広
告情報を配信することで、広告を条件とした無料留守番
電話サービスなどの応用範囲が拡大する。
【0064】また、通話先は、地図上で指定されるので
あってもよい。この態様では、端末に表示された地図上
の建物にスタイラスペンなどのポインティングデバイス
をあてると、建物の連絡先と共に広告情報等が一緒に表
示されるなど、通話先が地図上で指定される場合にも広
告情報の配信を適用できるので、利用者の利便性も向上
する。
【0065】また、本発明は国際通話にも適用可能であ
り、このように、単一国内だけでなく、他の国との通話
のやりとりも対象にすることにより、広告の効果、応用
範囲及び広告収入が増大する。
【0066】また、発信者が誰であるかを識別した結果
を通信端末装置から提供してもよい。この態様では、発
信時に発信者自身を識別する個人コード、暗証番号など
をキー入力又は音声入力したり、あるいは指紋などの生
体情報入力等の操作により、実際に端末を操作している
発信者が誰なのか識別し、その識別結果をサーバ、通信
ネットワーク、通話先などへ送ることで、発信者や通話
先のニーズにより密接に呼応した広告情報の配信が可能
となる。
【0067】これにより、実際の発信者にさらに確実に
適合し絞り込まれた内容の情報提供が可能となり、例え
ば代表制で電話回線が多数ある企業等に連絡する場合も
発信者が誰なのか確実に判別されるので、CTIサーバ
などにより発信者に応じた情報提供が一層効果的に行え
るようになる。また、特定の発信者と受信者間でのみ共
有し、第三者には知られたくない情報を通話前にやり取
りする場合にも、確実な認証により情報のセキュリティ
が向上する。また、発信者が通常の自分の端末とは異な
る端末を使う場合においても広告付き通話を利用できる
利点がある。
【0068】また、発信者と通話者との間の通話音声
に、広告情報としてバックグラウンドミュージックを加
えることも考えられる。このように、通話音声にCM曲
などのバックグラウンドミュージックを加えることで、
利用者に抵抗感を与えることなく広告情報の内容を無意
識のうちに効果的に印象付けることができる。また、通
話前に広告画面を見たり音声広告を聞くことなく直ちに
通話開始でき、利用者の利便性も向上する。
【0069】なお、通話音声にバックグラウンドミュー
ジックをミックスする処理はDSPなどを用いたデジタ
ル音声信号処理技術により行ない、さらに具体的には、
通信ネットワーク側で行ってもよいし、また、ネットワ
ークから端末へ音声と別のパケット通信によるストリー
ムなどの形でバックグラウンドミュージックのデータを
送り、端末でアナログ波形への復号時に通話音声と合成
するようにしてもよい。
【0070】また、上記実施形態では、利用者に広告情
報の配信を受けさせるためのインセンティブ(誘因)と
して無料通話を挙げたが、例えば通話料金だけでなく商
品や物品の購入時あるいはサービス利用時にかかる料金
への充当可能な金額やポイントなど、他の種類のインセ
ンティブを用いたり、無料通話との選択制としてもよ
い。
【0071】また、互いに関連付けられた複数の通信端
末装置の間で、前記通話先に関する情報をやりとりする
ようにしてもよい。このようにすれば、複数の通信端末
装置の間で通話先に関する情報をやり取りすることで、
データのシンクロ(同期)など柔軟な通信が可能とな
る。例えばある人の電話番号について、普段使う携帯電
話端末には変更前の電話番号が、PDA等の他の端末に
は変更後の電話番号のデータがあるような場合、Blu
etoothなどの近距離無線通信により携帯電話端末
がPDAから新しい電話番号を取得して発信することが
できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双方向性というデジタルネットワークの特性を活用する
ことで、より効果的な広告を実現する広告付き通話の技
術、すなわち通話方法及びシステム、広告配信用サーバ
並びに通信端末装置の制御方法を提供することことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック
図。
【図2】本発明の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1,4,5…通信端末装置 T…音声通話手段 D…表示装置 11…通話先通知部 12…保存出力部 2…通信ネットワーク 21…交換部 22…課金制御部 3…配信サーバ 31…広告情報データベース 32…配信部 33…通知配信処理部 34…転送部 35…経路受付部 36…配信指定情報登録部 37…配信指定情報データベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04M 3/42 R 11/00 303 11/00 303 15/00 15/00 Z Fターム(参考) 5B049 BB49 BB67 CC02 CC32 CC36 DD03 DD05 EE07 FF03 FF04 FF06 FF09 GG04 GG06 GG07 GG09 5K015 AB01 GA01 GA04 5K024 AA71 AA77 FF01 FF06 5K025 AA08 BB10 GG07 GG08 GG10 5K101 KK16 KK17 KK18 MM07 NN15 NN17 NN21 SS07 SS08

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と音声通話手段とを備えた通信
    端末装置と、音声及びその他のデジタル情報を伝達する
    通信ネットワークと、この通信ネットワークに接続され
    たサーバと、を用いた通話方法において、 前記サーバは、音声通話の通話先ごとに対応して、配信
    対象とする広告情報をあらかじめ格納し、 音声通話をしようとする通話先を前記通信端末装置から
    前記サーバへ通知する第1のステップと、通知された通
    話先に対応する広告情報について前記サーバから前記通
    信端末装置へ配信を開始する第2のステップと、を含む
    通知配信セッションに続いて、 前記通信ネットワークが、前記通信端末装置と前記通話
    先との音声通話を開始させることを特徴とする通話方
    法。
  2. 【請求項2】 前記広告情報は、視覚的に伝達される情
    報を表すことを特徴とする請求項1記載の通話方法。
  3. 【請求項3】 前記音声通話は、パケット通信におい
    て、音声を符号化したパケットを送受信することにより
    実現されることを特徴とする請求項1又は2記載の通話
    方法。
  4. 【請求項4】 前記通話先を特定する個々の電話番号
    と、テキスト、音声、静止画又は動画の少なくとも一つ
    以上とが、対応付けられたことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1つに記載の通話方法。
  5. 【請求項5】 表示装置と音声通話手段とを備えた通信
    端末装置と、音声及びその他のデジタル情報を伝達する
    伝送媒体と、この伝送媒体に接続された情報提供装置
    と、を用いた通話方法において、 前記情報提供装置は、音声通話の通話先ごとに対応し
    て、配信対象とする広告情報をあらかじめ格納し、 音声通話をしようとする通話先を前記通信端末装置から
    前記情報提供装置へ通知し、 通知された通話先に対応する広告情報を前記情報提供装
    置から、前記通信端末装置へ配信し、 前記伝送媒体が、前記通信端末装置と前記通話先との音
    声通話を開始させることを特徴とする通話方法。
  6. 【請求項6】 前記通信端末装置と前記サーバとの間に
    おける前記通知配信セッションが、条件に応じて進行す
    る複数の段階に分けられたことを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか1つに記載の通話方法。
  7. 【請求項7】 前記通信端末装置と前記サーバとの間の
    前記通知配信セッションの際又はその後に、予め決めら
    れた他の通信端末装置へ、前記通知配信セッションに関
    する情報を提供することを特徴とする請求項1から4又
    は6記載の通話方法。
  8. 【請求項8】 前記広告情報を扱う対価として得られる
    収入により、前記通話の料金を軽減する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の
    通話方法。
  9. 【請求項9】 前記サーバは、配信した前記広告情報に
    基づいて前記通信端末装置でどのような操作又は処理が
    行われたかを記録することを特徴とする請求項1から4
    又は6から8のいずれか1つに記載の通話方法。
  10. 【請求項10】 各通信端末装置に対応する利用実績、
    及び、配信された広告情報に基づいて前記通信端末装置
    でどのような操作又は処理が行われたか、のうち少なく
    とも一方に応じて、無料通話又は割引通話の時間が延長
    されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1つ
    に記載の通話方法。
  11. 【請求項11】 前記通話の発信者又は通話先のうち少
    なくとも一方について予め登録された情報に応じて、異
    なった広告情報を配信することを特徴とする請求項1か
    ら10のいずれか1つに記載の通話方法。
  12. 【請求項12】 配信された前記広告情報について、前
    記通信端末装置に設けられた記憶媒体に蓄積し、操作に
    基いて任意なタイミングで出力することを特徴とする請
    求項1から11のいずれか1つに記載の通話方法。
  13. 【請求項13】 前記通話は、三者間以上の通話を含む
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記
    載の通話方法。
  14. 【請求項14】 前記通信端末装置において、通話の際
    に配信された広告情報について、通話前、通話中又は通
    話後の任意のタイミングで所定の操作が行われた場合
    に、その広告情報が他の通信端末装置へ転送されること
    を特徴とする請求項1から13のいずれか1つに記載の
    通話方法。
  15. 【請求項15】 通話者が広告情報の受領経路として、
    前記通信端末装置又は他の受領経路を指定することを特
    徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載の通話
    方法。
  16. 【請求項16】 前記サーバにおいて予め格納された複
    数の候補から前記通話先が選択されることを特徴とする
    請求項1から4又は6から15のいずれか1つに記載の
    通話方法。
  17. 【請求項17】 前記広告情報は、プレスリリース、情
    報紹介、商品・サービス案内、アンケート、資料請求、
    あるいは通話先の連絡先番号又は電子メールアドレスが
    有効か無効かの情報、及び通話先の別の連絡先番号・電
    子メールアドレス、スケジュール、暦に関連する情報、
    備忘録、メッセージ、伝言、占いのうち少なくとも1つ
    を含むことを特徴とする請求項1から16のいずれか1
    つに記載の通話方法。
  18. 【請求項18】 発信者から通話先に対する留守番電話
    メッセージを前記サーバに保存し、前記通話先が前記メ
    ッセージを取り出す際に前記広告情報が通話先へ配信さ
    れることを特徴とする請求項1から17のいずれか1つ
    に記載の通話方法。
  19. 【請求項19】 前記通話先は、前記通信端末装置にお
    いて画面表示される地図上で指定されることを特徴とす
    る請求項1から18のいずれか1つに記載の通話方法。
  20. 【請求項20】 通話先が、どの発信者に対してどのよ
    うな内容の広告情報を配信するかを表す配信指定情報を
    登録し、 通話先及び発信者及び通話先又は発信者に指定された者
    が、認証のうえ前記配信指定情報の編集を許されること
    を特徴とする請求項1から19のいずれか1つに記載の
    通話方法。
  21. 【請求項21】 前記通話は国際通話を含むことを特徴
    とする請求項1から20のいずれか1つに記載の通話方
    法。
  22. 【請求項22】 前記発信者が誰であるかを識別した結
    果を前記通信端末装置から提供することを特徴とする請
    求項1から21のいずれか1つに記載の通話方法。
  23. 【請求項23】 複数のサーバを用い、 前記通知先又は通知先に対応してサーバで提供された広
    告情報の少なくとも一方をサーバ間で転送し、 複数のサーバから提供される広告情報が前記通信端末装
    置へ配信されることを特徴とする請求項1から22のい
    ずれか1つに記載の通話方法。
  24. 【請求項24】 表示装置と音声通話手段とを備えた通
    信端末装置と、音声及びその他のデジタル情報を伝達す
    る通信ネットワークと、この通信ネットワークに接続さ
    れたサーバと、を備えた通話システムにおいて、 前記通信端末装置は、音声通話をしようとする通話先を
    前記サーバへ通知する手段を備え、 前記サーバは、音声通話の通話先ごとに対応して、配信
    対象とする広告情報をあらかじめ格納する手段と、前記
    通信端末装置から通知された通話先に対応する広告情報
    をその通信端末装置へ配信する手段を備え、 前記通信ネットワークは、前記広告情報の配信を条件と
    して、前記通信端末装置と前記通話先との音声通話を開
    始させる手段を備えたことを特徴とする通話システム。
  25. 【請求項25】 前記広告情報は、視覚的に伝達される
    情報を表すことを特徴とする請求項24記載の通話シス
    テム。
  26. 【請求項26】 前記サーバは、配信した前記広告情報
    に基づいて前記通信端末装置でどのような操作又は処理
    が行われたかを記録する手段を備えたことを特徴とする
    請求項24又は25記載の通話システム。
  27. 【請求項27】 各通信端末装置に対応する利用実績、
    及び、配信された広告情報に基づいて前記通信端末装置
    でどのような操作又は処理が行われたか、のうち少なく
    とも一方に応じて、無料通話又は割引通話の時間を延長
    する手段を備えたことを特徴とする請求項24から26
    のいずれか1つに記載の通話システム。
  28. 【請求項28】 前記通話の発信者又は通話先のうち少
    なくとも一方について予め登録された情報に応じて、異
    なった広告情報を配信する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項24から27のいずれか1つに記載の通話シス
    テム。
  29. 【請求項29】 前記通信端末装置において、通話の際
    に配信された広告情報について、通話前、通話中又は通
    話後の任意のタイミングで所定の操作が行われた場合
    に、その広告情報を他の通信端末装置へ転送する手段を
    備えたことを特徴とする請求項24から28のいずれか
    1つに記載の通話システム。
  30. 【請求項30】 通話者が広告情報の受領経路として、
    前記通信端末装置又は他の受領経路を指定する手段を備
    えたことを特徴とする請求項24から29のいずれか1
    つに記載の通話システム。
  31. 【請求項31】 発信者から通話先に対する留守番電話
    メッセージを前記サーバに保存する手段と、 前記通話先について前記メッセージを取り出す際に前記
    広告情報を通話先へ配信する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項24から30のいずれ
    か1つに記載の通話システム。
  32. 【請求項32】 前記通信端末装置は、前記通話先を画
    面表示される地図上で指定する手段を備えたことを特徴
    とする請求項24から31のいずれか1つに記載の通話
    システム。
  33. 【請求項33】 前記通信端末装置は、前記発信者が誰
    であるかを識別した結果を提供する手段を備えたことを
    特徴とする請求項24から32のいずれか1つに記載の
    通話システム。
  34. 【請求項34】 前記発信者と通話者との間の通話音声
    に、前記広告情報としてバックグラウンドミュージック
    を加えることを特徴とする請求項24から33のいずれ
    か1つに記載の通話システム。
  35. 【請求項35】 情報表示用画面を備えた電話端末間で
    交換処理を行うネットワークに接続された広告配信用サ
    ーバにおいて、 広告情報として、前記画面に表示すべき視覚的情報又は
    通話音声に加えるべきバックグラウンドミュージック
    を、音声通話の通話先に対応付けてあらかじめ格納する
    データベースと、 前記電話端末から通話先が通知されたとき、その電話端
    末及び通話先に基いて、対応する広告情報の配信を開始
    すると共に、前記ネットワークに対して所定時間の無料
    通話又は割引通話の提供を指示する手段と、 を備えたことを特徴とする広告配信用サーバ。
  36. 【請求項36】 音声及びその他のデジタル情報を伝達
    する通信ネットワークに接続され、表示装置と音声通話
    手段とを備えた通信端末装置の制御方法において、 前記通信端末装置において、音声通話をしようとする通
    話先を、前記通信ネットワークを経て所定のサーバへ通
    知する第1のステップと、 前記サーバから前記通信ネットワークを経て配信され、
    通知された前記通話先に対応する広告情報について、前
    記通信端末装置において受信を開始する第2のステップ
    と、 前記通信端末装置が、前記通信ネットワークを経由して
    前記通話先との音声通話を開始する第3のステップと、 を含むことを特徴とする通信端末装置の制御方法。
  37. 【請求項37】 互いに関連付けられた複数の通信端末
    装置の間で、前記通話先に関する情報をやりとりするこ
    とを特徴とする請求項1から23のいずれか1つに記載
    の通話方法。
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