JP2001221496A - 除湿機 - Google Patents

除湿機

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JP2001221496A
JP2001221496A JP2000032623A JP2000032623A JP2001221496A JP 2001221496 A JP2001221496 A JP 2001221496A JP 2000032623 A JP2000032623 A JP 2000032623A JP 2000032623 A JP2000032623 A JP 2000032623A JP 2001221496 A JP2001221496 A JP 2001221496A
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Japan
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air
passage
dehumidifier
filter
dehumidifying
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JP2000032623A
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Kazunori Aoki
一典 青木
Hitoshi Katou
鈞 加藤
Masayuki Kikuchi
正幸 菊池
Kikuji Takahashi
喜久治 高橋
Masahiro Morishita
正浩 森下
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Hitachi Ltd
Hitachi Tochigi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tochigi Electronics Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/14Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
    • F24F3/153Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification with subsequent heating, i.e. with the air, given the required humidity in the central station, passing a heating element to achieve the required temperature

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の除湿機の除湿通路に空気清浄フィルタを
取付けると、フィルタが空気流通の抵抗体となってすま
い、本来の除湿効果が低下してしまうという問題があ
る。 【解決手段】除湿機に除湿通路とは別に空気清浄通路を
設け、空気清浄運転の際は、フィルタによって空気清浄
通路の風量が低下しても除湿通路には影響が出ない構造
とし、更にには、空気清浄を行わないときは、フィルタ
を取外して空気清浄通路を通過する風と除湿風とをミッ
クスした衣類乾燥用空気として乾燥時間の短縮を図った
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な除湿機は、室内空気を除
湿機内に循環させ、その循環通路内の空気上流側に設け
られた冷凍サイクルの蒸発器(冷却器)を室内空気が通
過することによって室内空気は冷却されると同時に露点
以下となった空気中の水分が蒸発器上で結露し、水分が
除去されるものである。
【0003】蒸発器を通過した室内空気は、蒸発器によ
って冷却されるため、そのまま室内に放出すると室内の
温度が下がってしまう。そのため、蒸発器を通過したあ
と、高温の凝縮器を通過させることで、除湿空気を加熱
し、室内の温度低下を防止している。
【0004】ところで、手軽にして室内の除湿が行える
除湿機の需要は、年々高くなって来ている。また、時代
の変化とともに、除湿機に対する付加機能の要求も高
い。特に、共働きの家庭が多くなった昨今、留守中に室
内で洗濯物を乾燥させる家庭が増えてきている。従っ
て、除湿機に衣類乾燥機能を持たせることの要求が高
い。
【0005】また、近年室内の抗菌、脱臭に対しては、
非常に関心が高く、除湿機に空気清浄装置を付加する要
求も高い。
【0006】このように、付加機能を備えた除湿機とし
て、例えば、衣類乾燥機能を備えた除湿機として、特開
平11−83118号公報がある。また、特開平11−
211145号公報に開示されているように、除湿器の
一部に空気清浄フィルタを取付けた空気清浄専用の通路
を取付け、除湿空気とは別に室内空気がこの通路を通過
することによって清浄する除湿器がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】衣類乾燥には、低湿度
高温風を高い風速(風量)の空気を衣類にあてることに
よって乾燥時間を短縮できることが知られているが、上
記特開平11−211146号公報のように、除湿通路
と空気清浄通路をそれぞれ備え、空気清浄通路内に専用
の送風装置を備えることによって、除湿通路からの空気
に空気清浄通路からの空気が加算され、高い風量で衣類
乾燥が可能と考えられるが、空気清浄通路は、除湿通路
から独立し、しかも、空気清浄通路内には脱臭や空気清
浄用の装置が取付けられているので、通風抵抗が高く、
衣類乾燥に必要なだけの風量を得ることができず、衣類
乾燥には不向きである。
【0008】また、特開平11−83118号公報は、
衣類乾燥機能は備えているものの、除湿通路のみを利用
した衣類乾燥であるため、風量が少ないという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、除湿風量を低下させるこ
となく、衣類乾燥に適した風量を得ることが可能な除湿
機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、蒸発器を設
けた第1の通路と、空気清浄フィルタを設けた第2の通
路と、この第1と第2の通路に空気を循環する送風機と
を備えた除湿機において、前記第2の通路を循環する空
気の風量は、前記第1の通路を循環する空気の風量より
大きくしたことにより達成される。
【0011】また、蒸発器を設けた第1の通路と、空気
清浄フィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の
通路に空気を循環する送風機とを備えた除湿機におい
て、前記第1の通路から吐出する空気と、前記第2の通
路から吐出する空気は合流させることにより達成され
る。
【0012】また、蒸発器を設けた第1の通路と、空気
清浄フィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の
通路に空気を循環する送風機とを備えた除湿機におい
て、前記空気清浄フィルタを第2の通路の空気吹出し口
に設けたことにより達成される。
【0013】また、蒸発器を設けた第1の通路と、空気
清浄フィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の
通路に空気を循環する送風機を備えた除湿機において、
前記空気清浄フィルタを前記第2の通路の空気吸込み口
に設けたことにより達成される。
【0014】また、前記空気清浄フィルタを着脱自在に
設けたことにより達成される。
【0015】また、蒸発器を設けた第1の通路と、空気
清浄フィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の
通路に空気を循環する送風機を備えた除湿機において、
前記送風機からの空気を第1の通路と第2の通路に分流
したことにより達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1乃至図2に
て説明する。図1は、除湿機の斜視図である。図2は、図
1に示した除湿機のI−I断面図である。
【0017】図1において、1は、除湿機本体である。
2は、除湿機本体1の外形を形成する筐体である。3
は、図2で説明する除湿通路を通過し、除湿空気が室内
に吹出される除湿空気の吹出口である。図示していない
が、除湿機1本体の背面には、室内空気を除湿通路に取
入れる吸込口が設けられている。4は、空気清浄通路へ
の室内空気吸込口である。5は、空気清浄空気の吹出口
である。5aは、この吹出口5を開閉するように一端が
筐体2に軸支された空気清浄フィルタケースである。こ
のフィルタケース5aの内部には、ヘパやカテキン等の
フィルタ5bが収納されている。通常の除湿運転ではフ
ィルタケース5aを立上げ、吹出口5を開放状態にして
いる。空気清浄運転のときは、室内空気がフィルタを通
過するようにフィルタケース5aで吹出口5を閉塞させ
る。6は、運転操作部であり、運転のON/OFFスイッチや
発行ダイオードで運転状態を表示する部分であり、この
運転操作部6が設けられた面が除湿機1本体の正面とな
る。7は、除湿された除湿水を貯溜するためのタンクで
ある。このタンク7は、除湿機1本体の前面方向に引出
して取り外し、排水できるようになっている。このタン
ク7の内部には、図示していないが除湿水が満水になる
と除湿運転を停止させるフロート機構が備えられてい
る。8は、タンク7の前面に設けられた水位窓である。
この水位窓8からタンク7内の除湿水の量が確認でき
る。9は、吹出口3の近傍に取付けられたハンガーであ
る。このハンガー9は、靴などを乾燥させるときに靴を
引っかけておくためのものである。
【0018】図2において、10は、圧縮機であり、後
述する蒸発器、凝縮器と接続され、一連の冷凍サイクル
が構成される。この圧縮機10は、タンク7の後方に位
置している。10aは、タンク7と圧縮機10とを仕切
るための壁である。この壁10aは、使用者がタンク7
を引出す際、高温となった圧縮機10に手が触れないよ
うにするためのものである。11は、筐体2の内部を機
械室と熱交換器室とに分離するための仕切板であり、機
械室と熱交換器室とを熱的に隔離するものである。上記
圧縮機10は、機械室内に位置する。12は、除湿水を
タンク7内に導くための樋である。この樋12は、後述
する蒸発器から滴下する除湿水を受け、仕切板11を貫
通してタンク7内に除湿水が滴下するように設けられて
いる。13は、除湿通路の空気吸込口である。この吸込
口13の筐体2内側には、フィルタ13aが設けられ、
室内空気内の埃を吸着させる。14は、蒸発器であり、
吸込口13の後方に取付けられている。15は、凝縮器
であり、蒸発器14の後方に設けられている。これらの
蒸発器14、凝縮器15は前述したように、前記圧縮機
10に接続され冷凍サイクルを構成している。
【0019】この冷凍サイクルの動作を説明すると、圧
縮機10にて圧縮され、高温高圧のガス冷媒は、凝縮器
で放熱され気液混合の冷媒となる。凝縮器を通過した冷
媒は、減圧器(図示していない)を通過することによっ
て減圧され、低温の液冷媒となって蒸発器に入る。蒸発
器では、液冷媒が蒸発することによって室内空気と熱交
換し、室内空気が冷却される。このとき室内空気中の水
分が蒸発器に付着することによって除湿される。
【0020】16は、ファンモータである。このファン
モータ16は、凝縮器15の後方に取付けられている。
17は、ファンモータ16に取付けられたファンであ
る。このファン17は、仕切板17aを介して除湿通路
内に位置するファン17bと空気清浄通路内に位置する
ファン17cとを一体に形成している。本実施例では、
除湿通路内のファン17bの径と空気清浄通路内のファ
ン17cの径は、同一にしたが、必ずしも同一径である
必要はなく、風量を多く必要とする通路側のファンの径
を大きくしても良い。
【0021】このファン17がモータ16によって回転
すると、室内空気が矢印Cの方向から吸込口13に吸引
され、蒸発器14、凝縮器15を通過して、除湿通路2
0aを通って吹出口3から除湿空気が矢印A方向に吐出
される。空気清浄通路では、室内空気が、矢印D方向か
ら吸込み口4から吸引され、フィルタケース5a内のフ
ィルタ5bを通過して矢印B方向に吐出される。尚、衣
類乾燥運転のときは、フィルタケース5aが開放され、
フィルタ5bを通過することはない。
【0022】18は、電気ヒータであり、除湿空気をこ
の電気ヒータで加熱することによって高温の除湿空気が
室内に吐出される。この高温の除湿空気は、衣類乾燥や
靴の乾燥のときに有効である。19は、電気品箱であ
り、凝縮器14、蒸発器15の上部に設置されている。
この電気品箱19は、凝縮器14、蒸発器15からの熱
影響を極力避けるために隙間を空けて取付けられてい
る。
【0023】この除湿機の運転動作について説明する。
筐体前面部の運転操作部6から除湿運転を選択すると、
圧縮機10が動作し、蒸発器が冷却されるとともに、フ
ァンモータ16の動作によってファン17が回転し、室
内空気が蒸発器14を通過して、空気中の水分が蒸発器
14に吸着される。水分が除去された除湿空気は、凝縮
して加熱された凝縮器15を通過することによって除湿
空気が暖められて吹出口3から室内に吐出される。従っ
て、除湿運転による室内の温度低下を避けることが可能
である。尚、除湿運転中に空気清浄通路の吹出し口をフ
ィルタケース5aで閉塞すると除湿運転を行いながら空
気清浄運転が可能である。
【0024】次に、運転操作部6から空気清浄運転が選
択されると、ファンモータ16のみが回転し、回転する
ファン17によって空気吸込口4から室内空気が空気清
浄通路内に導入され、吹出口5を閉塞したフィルタケー
ス5a内のフィルタ5bを通過して清浄された空気が室
内に吐出される。従って、空気清浄運転は、除湿運転中
による場合と、ファンのみ運転による場合の2つパター
ンがある。
【0025】次に、衣類乾燥運転が選択されると、除湿
運転と同じように、圧縮機10とファンモータ16が動
作するとともに、電気ヒータ18が通電される。この
時、吹出口5のフィルタケース5aは立ち上げておき、
室内空気がフィルタ5bを通過しないようにしておく。
これによって、除湿通路からの高温除湿空気に空気清浄
通路からの室内空気が加算された空気によって衣類の乾
燥を行うことができる。
【0026】ところで、電気ヒータ18は、室内温度が
33℃になったら通電を中止するように設定され、衣類
乾燥に無駄な加熱を中止するようにしている。また、衣
類乾燥運転を選択する時点で室内温度が33℃以上であ
ると電気ヒータ18には通電されない。従って、衣類乾
燥時間が短い夏場は電気ヒータ18の通電を禁止してい
る。
【0027】20は、除湿通路20aと空気清浄通路2
0bとを形成するための隔壁であり、ファン17の除湿
用ファン17bと空気清浄ファン17cを分離するよう
に、ファン17の仕切板17a部分を覆うように設けら
れている。20cは、除湿通路20aと空気清浄通路2
0bとが連通するように設けられた切り欠き部であり、
ファン17の下方部分に相当する隔壁20部分が切欠か
れている。この切り欠き部20cによって、空気清浄通
路17b方向に導入された室内空気の一部が除湿通路1
7aに導入されるので、吹出口3、5からの吹出空気量
が低下することがない。
【0028】ところで、仮に、上記特開平11−211
145号公報が衣類乾燥機能を備えているとすると、空
気清浄通路内のフィルタが空気流通の抵抗となり、空気
清浄通路から空気は極端に少なくなってしまう。しか
も、空気清浄通路内のファンは、除湿通路内のファンの
径、厚み方向長さが小さく設定されているにで、空気清
浄通路からの空気の量は小さい。また、空気清浄通路
は、除湿通路から独立しているので、空気清浄通路を通
過する空気の一部が除湿通路側にバイパスして室内に吐
出されないので、上記従来の除湿機に衣類乾燥に適する
風量を要求することはできない。
【0029】空気清浄フィルタには、次のような種類が
ある。
【0030】(1)プレフィルタ:熱交換器の目詰まり
防止の為に大きな埃を捕集。
【0031】(2)電気集塵:微小な埃を捕集。
【0032】(3)脱臭フィルタ:匂い成分を捕集(活
性炭等)。
【0033】(4)カテキンフィルタ:匂い成分の捕集
と集塵。
【0034】(5)ヘパフィルタ:0.3μの埃を99.97%
捕集。
【0035】近年の傾向としては、ヘパフィルタが多く
採用されており、本実施例でも、ヘパフィルタを採用し
た。ただし、ヘパフィルタは、抵抗が大きく空気の流通
が悪い。従って、衣類乾燥など多くの吹出し空気を必要
とする場合は、ヘパフィルタが空気の流通を阻害するの
で、フィルタケースを立上げ、吹出し口を開放状態にで
きるよにしている。
【0036】衣類乾燥運転によって衣類より蒸発する水
分量は、衣類周囲の温度、湿度ならびに衣類表面の気流
状態により変わるため、除湿機では、吹出し空気温度を
高く、湿度が低く、衣類表面への吹付け速度が速いほど
蒸発量が多くなる。そこで、本発明では、温度、湿度に
ついては通常の除湿通路で作り出される除湿性能で決ま
るが、衣類表面の気流は空気清浄通路で作られる気流を
加算して水分蒸発が速く促進されるようにしている。
【0037】更に、室内温度が低い冬場は、除湿空気を
再加熱する電気ヒータを設けて高温にした吐出風を衣類
に吹き付けることによって乾燥を早めると共に、電気ヒ
ータのON/OFF制御を蒸発器への着霜にて生じる温度変化
を検知して行うようにしたので、室内温度に応じた効果
的なヒータ制御を行うことができる。
【0038】さて、除湿通路と空気清浄通路の2通路を
有する除湿機のそれぞれの通路での風量と、ファンロー
ドとの関係を図3乃至図6で説明する。
【0039】図3において、除湿通路のみの通路に標準
回転数のファンを設置して空気循環を行った場合、蒸発
器や凝縮器によって通風抵抗が大きい除湿通路では風圧
が大きく、ファンロードも大きくなるので、Aの循環風
量となる。これに対し、空気清浄通路では、通風抵抗が
小さいため風圧が小さく、ファンロードも小さいので、
Bの風量を得ることができる。従って、衣類乾燥運転で
は、AとBのトータル風量(A+B)となり、除湿通路
のみの風量Aと比べると倍以上の風量を得ることができ
る。ただし、空気清浄通路のフィルタは、外した状態と
する。
【0040】次に、除湿通路のみで図3の風量A+Bを
得るためにモータの回転数をアップさせた場合のファン
特性を図4に示す。
【0041】図4において、除湿通路のみの通路構成で
標準回転数のファンを回転させた場合の風量Aに対し
て、回転数を2倍にすると、風量A’を得ることができ
るが、図3で示した風量A+BとA’とを比較すると、
A’<A+Bとなってしまう。これは、除湿通路内に蒸
発器、凝縮器があり、抵抗が大きくなっているからであ
る。一方、モータに対するロードは、2乗で増加するた
め4倍となってしまい、モータの寿命に大きく影響す
る。
【0042】このように、モータの回転数を2倍に上げ
るよりも、通路を2つ設けた方が容易に風量の増加を図
ることができ、衣類乾燥性能の向上を図ることができ
る。
【0043】次に、除湿通路に空気清浄フィルターを装
着した場合と装着しなかった場合の風量を図5で説明す
る。
【0044】図5において、空気清浄フィルターの性能
はフィルターを構成する繊維が密なほど集塵性能が高
い。特に、ヘパフィルタは、上述したように、0.3μの
埃を99.97%捕集ことが条件であるため、通風抵抗は極
めて高い。又、活性炭等の脱臭フィルタは、気流が活性
炭粒間を通過せざるを得ないため、その通風抵抗も極め
て高い。これらのフィルターを除湿通路内に設置する
と、図5に示すようにフィルタなしの基準回転数の風量
Aに比べて、フィルタを装着した場合には、ファンロー
ド大きく変動し、風量がCのように激減してしまう。従
って、本来の除湿性能が著しく低下してしまうので、除
湿通路に空気清浄フィルターを装着することはできな
い。
【0045】次に、本発明のように、除湿通路と空気清
浄通路の2通路を備え、空気清浄通路にフィルターを装
着した場合と装着しなかった場合の風量を図6に示す。
【0046】図6において、除湿通路での基準回転数に
よる風量Aに対し、空気清浄通路にフィルタを装着する
と、ファンロードが増え、空気清浄通路での風量は、D
のように低下するが、除湿通路には、空気清浄通路への
フィルタ装着による影響がなく、除湿通路での風量Aを
確保することが出来き、本来の除湿運転の性能低下はな
い。空気清浄通路からフィルタを取外すと風量Bを得る
ことができ、風量Aと風量Bのトータル風量による大量
の風量を得ることができる。このように、除湿通路に空
気清浄通路を設けることは、本来の除湿運転の性能を維
持する意味で重要である。
【0047】次に、本発明の除湿機は、以下のような代
案が考えられるので、他の実施例を図7乃至図10にて
説明する。これらの図は、空気清浄フィルタの配置を模
式化した除湿機に記載して説明したものである。
【0048】図7においては、図2に示したように、除
湿通路内のファンと空気清浄通路内のファンを一体にし
たファンを備え、空気清浄フィルタを空気清浄通路の空
気吸込口部分に取付けたものであり、その効果は、図2
に示したものと同じように、除湿効果を低下させること
なく、空気清浄効果を得ることができる。
【0049】図8においては、除湿通路内のファンと空
気清浄通路内のファンを別体にしたファンを備え、それ
ぞれのファンは、1個のモータで駆動させるようにした
除湿機において、空気清浄フィルタ5bを空気清浄通路
の空気吸込口部分に取付けものである。その効果は、図
2に示したものと同じように、除湿効果を低下させるこ
となく、空気清浄効果を得ることができる。
【0050】図9において、空気清浄通路内の空気吹出
し口側に空気清浄フィルタ5bを取付け、除湿通路と空
気清浄通路の両者の空気吸込を兼用した空気吸込み口に
1個のファンを設けものである。このファンで室内から
の空気を除湿通路と空気清浄通路へ空気を分流させて空
気清浄フィルタおよび蒸発器に空気を吹付けるものであ
るから、本来の除湿効果を低下させることなく、空気清
浄効果を得ることができる。
【0051】図10において、空気清浄通路内の空気吹
出し口側に空気清浄フィルタ5bを取付け、除湿通路と
空気清浄通路との空気吸込み口をそれぞれ独立した吸込
み口に1個のファンを取付け、空気を分流さてフィル
タ、蒸発器に吹付けるものであるから、本来の除湿効果
を低下させることなく、空気清浄効果を得ることができ
る。
【0052】尚、図示しなかったが、除湿通路と空気清
浄通路にそれぞれ専用のモータとファンを取付けても、
本来の除湿効果を低下させることなく、空気清浄効果を
得ることができる。
【0053】このように、本発明は、1台の除湿機で3
つの運転モードを備え、通常の除湿運転モード、空気清
浄運転モードの他に、空気清浄フィルアを取外すことに
よって、衣類乾燥運転モードを任意に選択できるように
なっている。従って、除湿機の運転応用範囲が広がり、
年間を通じて使用可能な除湿機を提供できる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、除湿風量を低下させる
ことなく、衣類乾燥に適した風量を得ることが可能な除
湿機を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた除湿機の斜視図。
【図2】本発明を備えた除湿機であり、図1のI−I断
面図。
【図3】ファンの風量特性を示すグラフ。
【図4】ファンの風量特性を示すグラフ。
【図5】ファンの風量特性を示すグラフ。
【図6】ファンの風量特性を示すグラフ。
【図7】本発明の他の実施例を示す除湿機の要部縦断面
図。
【図8】本発明の他の実施例を示す除湿機の要部縦断面
図。
【図9】本発明の他の実施例を示す除湿機の要部横断面
図。
【図10】本発明の他の実施例を示す除湿機の要部横断
面図。
【符号の説明】
1…除湿機本体、2…筐体、3…除湿通路側吹出口、4
…空気清浄通路側吸込口、5…空気清浄通路側の吹出
口、6…運転操作部、7…タンク、8…窓、9…ハンガ
ー、10…圧縮機、11…仕切板、12…露受け、13
…除湿通路側吸込口、14…蒸発器、15…凝縮器、1
6…ファンモータ、17…ファン、18…電気ヒータ、
19…電気品箱、20…隔壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 鈞 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 菊池 正幸 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 高橋 喜久治 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 森下 正浩 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3L049 BB10 3L051 BA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器を設けた第1の通路と、空気清浄フ
    ィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の通路に
    空気を循環する送風機とを備えた除湿機において、前記
    第2の通路を循環する空気の風量は、前記第1の通路を
    循環する空気の風量より大きい除湿機。
  2. 【請求項2】蒸発器を設けた第1の通路と、空気清浄フ
    ィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の通路に
    空気を循環する送風機とを備えた除湿機において、前記
    第1の通路から吐出する空気と、前記第2の通路から吐
    出する空気は合流する除湿機。
  3. 【請求項3】蒸発器を設けた第1の通路と、空気清浄フ
    ィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の通路に
    空気を循環する送風機とを備えた除湿機において、前記
    空気清浄フィルタを第2の通路の空気吹出し口に設けた
    除湿機。
  4. 【請求項4】蒸発器を設けた第1の通路と、空気清浄フ
    ィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の通路に
    空気を循環する送風機を備えた除湿機において、前記空
    気清浄フィルタを前記第2の通路の空気吸込み口に設け
    た除湿機。
  5. 【請求項5】前記空気清浄フィルタを着脱自在に設けた
    請求項3乃至4記載の除湿機。
  6. 【請求項6】蒸発器を設けた第1の通路と、空気清浄フ
    ィルタを設けた第2の通路と、この第1と第2の通路に
    空気を循環する送風機を備えた除湿機において、前記送
    風機からの空気を第1の通路と第2の通路に分流した除
    湿機。
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