JP2006090572A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 集塵フィルタの目詰まりを改善して各通風路の設計流量を維持することにより、排熱の移動を確実に行うことで、能率の高い空気調和機を提供する。
【解決手段】 本発明の空気調和機1は、第1の通風路3aの風上側で且つ第2の通風路3bの風下側に位置するように回転型デシカントロータ4の端面に備えられた固定型集塵フィルタ9が第1の通風路3a内の塵埃を捕捉した後、第2の通風路3b内に流れる通風空気の風力によって固定型集塵フィルタ9の目詰まりが改善される。これにより、第1の通風路3a及び第2の通風路3bの設計流量を維持することが可能なので、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の冷凍・冷蔵ショーケースが設置された店舗内の空調を行う空気調和機に関する。
従来より、夏季においては室内の湿度を低めに維持しながら冷房を行い、冬季においては室内の湿度を高めに維持しながら暖房を行う空気調和機が知られている。
ここで、冷房を行う空気調和機の一例を図14に示す。冷房を行う空気調和機70は、室内の天井裏または室内に隣接して設けられたバックヤードまたは機械室内に設置された空気調和機本体71と、空気を除湿する回転型デシカントロータ72と、室外から流入してきた外気(OA)を室内へ給気(SA)として流出させる空調用送風機73と、除湿した空気を冷却する冷媒回路74の蒸発器75と、室内から流入してきた還気(RA)を室外へ排気(EA)として流出させる再生用送風機76と、回転型デシカントロータ72を再生する空気を加熱するための冷媒回路74の凝縮器77とを備えている。そして、このような空気調和機70は、第1の通風路78aと第2の通風路78bとを備え、第1の通風路78a内を流通する外気(OA)の流入口には集塵フィルタ79が固定されている。
特開2003−227677号公報
しかしながら、従来の空気調和機70に備えられた集塵フィルタ79では、使用環境によっては頻繁に目詰まりを起こすおそれがある。集塵フィルタ79が目詰まりを起こすと、第1の通風路78a内に外気(OA)を流入することが困難となる。また、第1の通風路78aにおける圧損の増加によってファン抵抗が大きくなるため、ファンの消費電力量が増大し、空気調和機70全体の動力ロスにも繋がる。その上、第1の通風路78a内の外気(OA)の流量低下により、蒸発器での冷媒の吸熱(蒸発)が充分行われず、冷媒が液のまま圧縮機に戻り液圧縮となり、圧縮機の破損、ひいては空気調和機70自体の故障の原因となるおそれがある。
また、空気調和機70に備えられた集塵フィルタ79の目詰まりを改善するには集塵フィルタ79を洗浄することが考えられる。しかしながら、集塵フィルタ79の洗浄には時間と手間、さらには費用も要するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、集塵フィルタの目詰まりを改善して各通風路の設計流量を維持することにより、排熱の移動を確実に行うことで、能率の高い空気調和機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の空気調和機は、通風空気が互いに逆方向に流れる第1の通風路及び第2の通風路を備えた空気調和機において、塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを各通風路に亘って配置した構成となっている。
請求項1によれば、空気調和機は、第1の通風路及び第2の通風路に亘って塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを有する。この回転型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する空気に含まれる塵埃を捕捉する。この捕捉された塵埃は回転型集塵フィルタの回転により第1の通風路から第2の通風路へと移動する。第2の通風路では第1の通風路とは逆方向に通風空気が流れているため、第2の通風路に流れる通風空気の風力が捕捉された塵埃に対して捕捉を解除する方向に向かって作用する。これにより、回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃が第2の通風路内に脱離され回転型集塵フィルタが再生される。
請求項2の空気調和機は、通風空気が互いに逆方向に流れる第1の通風路及び第2の通風路と、熱交換材が各通風空気と熱交換するよう各通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、回転型熱交換器を回転して熱交換材を一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、各通風路と対向する回転型熱交換器の端面のうち少なくとも一端面には塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを配置した構成となっている。
請求項2によれば、空気調和機は、第1の通風路及び第2の通風路と対向する回転型熱交換器の端面のうち少なくとも一端面に塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを有する。この固定型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する空気に含まれる塵埃を捕捉する。次に、塵埃を捕捉した固定型集塵フィルタは、前記請求項1の空気調和機と同様に、第2の通風路内に流通している空気を利用して、固定型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第2の通風路内に脱離する。このように、回転型熱交換器の回転力を利用して固定型集塵フィルタを再生している。
請求項3の空気調和機は、室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、熱交換材が各通風空気と熱交換するよう各通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、回転型熱交換器を回転して熱交換材を一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、各通風路と対向する回転型熱交換器の端面のうち、第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側の端面に塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを配置した構成となっている。
請求項3によれば、空気調和機は、第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側の回転型熱交換器の端面に塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを有する。この固定型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する室外空気に含まれる塵埃を捕捉する。次に、塵埃を捕捉した固定型集塵フィルタは、第2の通風路内に流通している室内空気を利用して、固定型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第2の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
請求項4の空気調和機は、室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、室外空気を室外に通風する第3の通風路と、第1の通風路及び第2の通風路に通風する各通風空気と熱交換を行うように熱交換材が第1の通風路及び第2の通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、回転型熱交換器を回転して熱交換材を第1の通風路及び第2の通風路のうち一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、回転型熱交換器に対する第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第1の回転型集塵フィルタを配置し、回転型熱交換器に対する第2の通風路の風上側で且つ第3の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第2の回転型集塵フィルタを配置した構成となっている。
請求項4によれば、空気調和機の第1の回転型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する室外空気に含まれる塵埃(特に砂埃)を捕捉する。次に、室外空気に含まれる塵埃を捕捉した回転型集塵フィルタは、第2の通風路内に流通している室内空気を利用して、回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第2の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
また、請求項4記載の第2の回転型集塵フィルタは、まず第2の通風路内を流通する室内空気に含まれる塵埃(特に綿埃)を捕捉する。次に、室内空気に含まれる塵埃を捕捉した第2の回転型集塵フィルタは、第3の通風路内に流通している室外空気を利用して、第2の回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第3の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
尚、請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の空気調和機において、回転型熱交換器は、デシカントロータ、全熱交換器、或いは、顕熱交換器である(請求項5)。
請求項6の空気調和機は、室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、熱交換材を介在させて各通風路を互いに交差させて各通風路に通風する各通風空気で互いに熱交換を行う静止型全熱交換器とを備えた空気調和機において、静止型全熱交換器に対する第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側に塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを配置した構成となっている。
請求項6によれば、室外空気を室内に導入する第1の通風路と室内の空気を室外に排出する第2の通風路に流れる各通風空気の熱交換をする静止型全熱交換器を備えた空気調和機は、第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側に塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを有する。この回転型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する室外空気に含まれる塵埃を捕捉する。次に、塵埃を捕捉した回転型集塵フィルタは、第2の通風路内に流通している室内空気を利用して、回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第2の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
請求項7の空気調和機は、室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、室外空気を室外に通風する第3の通風路と、第1の通風路及び第2の通風路に通風する各通風空気が互いに熱交換を行うように熱交換材が第1の通風路及び第2の通風路に亘って配置された静止型全熱交換器とを備えた空気調和機において、静止型全熱交換器に対する第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第1の回転型集塵フィルタを配置し、静止型全熱交換器に対する第2の通風路の風上側で且つ第3の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第2の回転型集塵フィルタを配置した構成となっている。
請求項7によれば、空気調和機は、第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側に塵埃を捕捉する第1の回転型集塵フィルタを有する。また、空気調和機は、第2の通風路の風上側で且つ第3の通風路の風下側に塵埃を捕捉する第2の回転型集塵フィルタを有する。第1の回転型集塵フィルタは、まず第1の通風路内を流通する室外空気に含まれる塵埃(特に砂埃)を捕捉する。次に、室外空気に含まれる塵埃を捕捉した第1の回転型集塵フィルタは、第2の通風路内に流通している室内空気を利用して、第1の回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第2の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
また、請求項7記載の第2の回転型集塵フィルタは、まず第2の通風路内を流通する室内空気に含まれる塵埃(特に綿埃)を捕捉する。次に、室内空気に含まれる塵埃を捕捉した第2の回転型集塵フィルタは、第3の通風路内に流通している室外空気を利用して、第2の回転型集塵フィルタに捕捉されている塵埃を第3の通風路内に脱離し、室外へと運ぶ。
請求項1乃至請求項7記載のいずれか一項記載の空気調和機は、固定型集塵フィルタまたは回転型集塵フィルタの塵埃脱離側面の面積は調節可能であることが好ましい(請求項8)。これにより、例えば脱離側面の面積を通常より狭くなるように調節することによって、塵埃脱離側を流通する通風空気の風力が増大する。したがって、固定型集塵フィルタまたは回転型集塵フィルタから脱離する塵埃量の増加を可能とし、さらには通常の風力では取りにくい塵埃の処理が容易となる。
以上説明したように本発明に係る空気調和機によれば、通風路に亘って設けた集塵フィルタを回転させて、塵埃の捕捉と脱離を連続的に行うようにしたので、集塵フィルタの目詰まりが改善されて、各通風路の設計流量の維持が可能となるとともに、集塵フィルタのメンテナンス作業の省力化が実現できる。
図1乃至図3は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は第1実施形態に係る空気調和機を示す回路図、図2は第1実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す斜視図、図3は第1実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す斜視図である。
空気調和機1は、図1に示すように、室内の天井裏または室内に隣接して設けられたバックヤードまたは機械室内に設置された空気調和機本体2内を仕切るように設けられた第1の通風路3aと、第2の通風路3bとを備えている。また、熱交換器である回転型デシカントロータ4が各通風路3a、3bに亘って配置されている。さらに、冷媒回路10が各通風路3a、3bに亘って設けられている。
第1の通風路3aは、室外から流入してきた外気(OA)を室内へ給気(SA)として流出させる。この第1の通風路3aは、第1の通風路3aの風上側から風下側に向かって、回転型デシカントロータ4と、空気を冷却するための蒸発器5と、冷却した空気を室内へ流通させる空調用送風機6とを備えている。
第2の通風路3bは、室内から流入してきた還気(RA)を室外へ排気(EA)として流出させる。この第2の通風路3bは、第2の通風路3bの風上から風下に向かって、空気を加熱するための凝縮器7と、回転型デシカントロータ4と、加熱した空気を室外へ流通させる再生用送風機8とを備えている。
回転型デシカントロータ4は周知のもので、図2及び図3に示すように、外観が円柱状に形成している。また回転型デシカントロータ4は、例えばシリカゲル、ゼオライト等の吸湿剤を担持した熱交換材4aを軸方向に通風可能に配置して成り、第1の通風路3a及び第2の通風路3bに亘って設けられている。また、回転型デシカントロータ4は、モーター(図示しない)によって軸4bを中心に回転することにより(図1及び図3の矢印の方向に回転する)、第1の通風路3a内と第2の通風路3b内との間を熱交換材4aが順次移動する様になっている。
蒸発器5は、図1に示すように、第1の通風路3aの風下側に設けられ、回転型デシカントロータ4によって除湿された室外の外気(OA)を冷却するようになっている。
空調用送風機6は、図1に示すように、第1の通風路3aの風下側に設置されている。この空調用送風機6によって、第1の通風路3a内の一端側から他端側に向かって空気が流通することにより、室外から室内へ空気が循環するようになっている。
凝縮器7は、図1に示すように、第2の通風路3bの風上側に設けられ、第2の通風路3bを流通する還気(RA)を加熱するようになっている。
再生用送風機8は、図1に示すように、第2の通風路3bの風下側に設置されている。この再生用送風機8によって、第1の通風路3a内の空気の流れ方向とは逆向きに第2の通風路3b内で空気が流通することにより、室内から室外に向かって空気が循環するようになっている。
冷媒回路10は、図1に示すように、圧縮機11と、空気を加熱するための凝縮器7と、膨張弁12と、空気を冷却するための蒸発器5とを順次接続してなり、冷媒が圧縮機11→凝縮器7→膨張弁12→蒸発器5→圧縮機11と順次循環(冷媒回路10の矢印方向への循環)するようになっている。
以上のように構成された空気調和機1において、図1に示すように、回転型デシカントロータ4の端面には固定型集塵フィルタ9が備えられている。以下、本実施形態の特徴的構成である固定型集塵フィルタ9について説明する。
固定型集塵フィルタ9は、例えば金属繊維や樹脂繊維を編み込んで網目状に形成したもので、図2に示すように、回転型デシカントロータ4の端面とほぼ同様の形状・大きさとなっている。また、固定型集塵フィルタ9は、図2に示すように、環状の固定具9aを介して第1の通風路3aの風上側で且つ第2の通風路3bの風下側の回転型デシカントロータ4の端面に設置されている。また、固定型集塵フィルタ9は、回転型デシカントロータ4の軸4bと嵌合する嵌合穴9bを有し、回転型デシカントロータ4の回転に伴って軸4bと嵌合した嵌合穴9bを中心として回転する。これにより、第1の通風路3a内と第2の通風路3b内との間を固定型集塵フィルタ9が回転しながら順次移動するようになっている。
以上のような回転型デシカントロータ4の端面に固定型集塵フィルタ9が備えられた空気調和機1が運転した際の一例を説明する。
まず、運転切替スイッチ(図示しない)によって除湿冷房を選択すると、図1に示すように、圧縮機11、空調用送風機6、再生用送風機8、及び回転型デシカントロータ4が運転する。これにより、冷媒回路10では圧縮機11から吐出した冷媒は、凝縮器7を流通した後、膨張弁12を介して蒸発器5に流通する。
一方、空気調和機本体2の第1の通風路3a側では、空調用送風機6によって室外から第1の通風路3aに外気(OA)が流入される。この通風空気が、回転型デシカントロータ4の第1の通風路3aの風上側の端面に備えられた固定型集塵フィルタ9を通る際、通風空気に浮遊する塵埃が捕捉され、清浄な空気となる。この浄化された空気は、更に回転型デシカントロータ4を通過する際、浄化された空気に含まれる水分が熱交換材4aに吸着され、除湿空気となる。この除湿空気は更に蒸発器5を通る際に冷却され、室内冷房用の給気(SA)として室内に供給される。
他方、空気調和機2の第2の通風路3b側では、再生用送風機8によって室内から第2の通風路3bに還気(RA)が流入される。この通風空気が凝縮器7を通る際に加熱され、加熱空気となる。この加熱空気は、第1の通風路3aから第2の通風路3bに回転して移動してきた回転型デシカントロータ4内を通過する。このとき、加熱空気によって熱交換材4aに吸収されている水分が蒸発される。これにより、回転型デシカントロータ4の熱交換材4aが再生される。再生を終えた空気は、更に第1の通風路3aから第2の通風路3bに回転して移動してきた固定型集塵フィルタ9内を通過する。このとき、固定型集塵フィルタ9の塵埃を捕捉している面の裏側から、つまり、第2の通風路3bの風上から風下に向かって、この空気が通過する。これにより、固定型集塵フィルタ9に捕捉されている塵埃は、第2の通風路3bの風下に向かって押し出されて固定型集塵フィルタ9から脱離する。このようにして、塵埃を捕捉していた固定型集塵フィルタ9が再生される。最後に、水分及び塵埃を含んだ空気は、排気(EA)として室外へ排出される。
本実施形態によれば、空気調和機1は、第1の通風路3aの風上側で且つ第2の通風路3bの風下側に位置するように回転型デシカントロータ4の端面に備えられた固定型集塵フィルタ9が第1の通風路3a内の塵埃を捕捉した後、第2の通風路3b内に流れる通風空気の風力によって固定型集塵フィルタ9の目詰まりが改善される。これにより、第1の通風路3a及び第2の通風路3bの設計流量を維持することが可能なので、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できる。
図4は本発明の第2実施形態に係る空気調和機を示す回路図である。なお、前記第1実施形態と同一の構成部分は同一の符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第1実施形態では、固定型集塵フィルタ9の回転力を回転型デシカントロータ4の回転力により得るようになっているが、本実施形態は回転型集塵フィルタ13のみで回転できるように構成している点で異なる。
即ち、図4に示すように、空気調和機15に備えられた回転型集塵フィルタ13は、網目状のフィルタ本体13aと、フィルタ本体13aを回転駆動するモータ13bとから構成されている。
フィルタ本体13aは、例えば金属繊維や樹脂繊維を編み込んで網目状に形成したもので、回転型デシカントロータ4の端面とほぼ同様の形状・大きさとなっている。また、回転型集塵フィルタ13は、モータ13bの駆動により回転する。これにより、第1の通風路3a内と第2の通風路3b内との間に亘って回転型集塵フィルタ13の回転面が順次移動するようになっている。
以上のような空気調和機15の作用を説明する。空気調和機15は、第1の通風路3a及び第2の通風路3bに亘って塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタ13を有し、この回転型集塵フィルタ13は、まず第1の通風路3a内を流れる通風空気に含まれる塵埃を捕捉する。この捕捉された塵埃は回転型集塵フィルタ13の回転により第1の通風路3aから第2の通風路3bへと移動する。第2の通風路3bでは第1の通風路3aとは逆方向に通風空気が流れているため、第2の通風路3bに流れる通風空気の風力が捕捉された塵埃に対して捕捉を解除する方向に向かって作用する。
本実施形態によれば、回転型集塵フィルタ13に捕捉されている塵埃が第2の通風路3b内に脱離されるので、回転型集塵フィルタ13の目詰まりを改善することができる。これにより、各通風路の設計流量を維持することが可能なので、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できる。なお、その他の構成、作用は前記第1実施形態と同様である。
図5乃至図7は本発明の第3実施形態を示すもので、図5は第3実施形態に係る静止型全熱交換器を示す斜視図、図6は第3実施形態に係る空気調和機を示す回路図、図7は第3実施形態に係る空気調和機を示す回路図である。なお、前記第2実施形態と同一の構成部分は同一の符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第2実施形態では、熱交換器である回転型デシカントロータ4が第1の通風路3a及び第2の通風路3bに亘って配置されているが、本実施形態の空気調和機20には、熱交換材22aを介在させて第1の通風路21a及び第2の通風路21bを互いに交差させて各通風路に通風する各通風空気の熱交換を行う静止型全熱交換器22が固定されて配置されている点で異なる。
静止型全熱交換器22は周知のもので、図5に示すように、外観は菱形形状又は直方体に形成している。この静止型全熱交換器22は、例えばシリカゲル、ゼオライト等の吸湿剤を担持した熱交換材22aが仕切り板22bを介して交互に積層して成る。この静止型全熱交換器22内では、外気(OA)が室内へ給気(SA)として流出している第1の通風路21aと、室内から流入してきた還気(RA)が室外へ排気(EA)として流出している第2の通風路21bとが互いに交差している。第1の通風路21a及び第2の通風路21bが熱交換材22aを介して互いに交差しているので、第1の通風路21aと第2の通風路21bとの間で温度交換と湿度交換のいわゆる全熱交換が行われる。
以上のような空気調和機20の作用を説明する。まず、図6に示すように、第1の通風路21aに流入する外気(OA)に含まれる塵埃が、第1の通風路21a及び第2の通風路21bに亘って配置された回転型集塵フィルタ13によって捕捉される。次に、塵埃が捕捉された外気(OA)は、静止型全熱交換器22を介して室内へ給気(SA)として流出する。
続いて、室内から第2の通風路21bに流入してきた還気(RA)が静止型全熱交換器22を介して室外へ排気(EA)として流出する。このとき、第2の通風路21b内に流れる静止型全熱交換器22を介した後の排気(EA)は、第1の通風路21a内に流入する外気(OA)とは逆方向に流れている。このため、静止型全熱交換器22を介した後の排気(EA)の風力が回転型集塵フィルタ13に捕捉された塵埃に対して捕捉を解除する方向に向かって作用する。
本実施形態によれば、空気調和機20に備えられた回転型集塵フィルタ13は、第1の通風路21a内に流れる外気(OA)中の塵埃を捕捉した後、第2の通風路21b内に流れる排気(EA)の風力によって回転型集塵フィルタ13の目詰まりが改善される。これにより、各通風路の設計流量を維持することが可能なので、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できる。
また、本実施形態は、熱交換器として、熱交換材22aを介在させて各通風路を互いに交差させて各通風路に通風する各通風空気の熱交換を行う静止型全熱交換器22を採用することにより、熱交換器の回転に伴うランニングコストが削減できる。
尚、第3実施形態では回転型集塵フィルタ13のみで塵埃を捕捉したが、これに限られず、図7に示すように、既存の固定型集塵フィルタ23を回転型集塵フィルタ13と静止型全熱交換器22との間に配置しても良い。これにより、回転型集塵フィルタ13と固定型集塵フィルタ23によって外気(OA)中の塵埃を2度捕捉するので、より確実に外気(OA)中の塵埃を回収することができ、塵埃をほとんど含まない給気(SA)を室内へ流出することができる。
また、回転型集塵フィルタ13によって大半の塵埃を回収することができるので、固定型集塵フィルタ23は予備的な捕捉的な手段として配置される。したがって、本実施形態の固定型集塵フィルタ23は、固定型集塵フィルタのみで塵埃を回収する場合と比較して長期間にわたり目詰まりが起こり難いので、各通風路の設計流量を維持することができる。また、目詰まりを改善するための洗浄に必要な時間と手間、さらには費用を削減することができる。なお、その他の構成、作用は前記第2実施形態と同様である。
図8は本発明の第4実施形態を示すもので、図8は第4実施形態に係る空気調和機を示す回路図である。なお、前記第3実施形態と同一の構成部分は同一の符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第3実施形態の空気調和機20は、外気(OA)が室内へ給気(SA)として流出している第1の通風路21aと、室内から流入してきた還気(RA)が室外へ排気(EA)として流出している第2の通風路21bとを配置しているが、本実施形態の空気調和機30は、外気(OA)が室内へ給気(SA)として流出している第1の通風路31aと、室内から流入してきた還気(RA)が室外へ排気(EA)として流出している第2の通風路31bと、外気(OA)を排気(EA)として流出する第3の通風路31cとを配置している点で異なる。
また、前記第3実施形態の回転型集塵フィルタ13は、第1の通風路21aの風上側で且つ第2の通風路21bの風下側に設置しているが、本実施形態は、第1の通風路31aの風上側で且つ第2の通風路31bの風下側に第1の回転型集塵フィルタ33を設置し、第2の通風路31bの風上側で且つ第3の通風路31cの風下側に第2の回転型集塵フィルタ34を設置した点で異なる。
第3の通風路31cは、室外から流入してきた外気(OA)を室内へ排気(EA)として流出させる。この第3の通風路31cは、第3の通風路31cの風上側から風下側に向かって、第2の回転型集塵フィルタ34と、第3の通風路31c内で空気を流通させる空調用送風機32とを備えている。
以上のような空気調和機30の作用を説明する。まず、図8に示すように、第1の通風路31aに流入する外気(OA)に含まれる塵埃(特に砂埃)が、第1の通風路31a及び第2の通風路31bに亘って配置された第1の回転型集塵フィルタ33によって捕捉される。次に、塵埃が捕捉された外気(OA)は、静止型全熱交換器22を介して室内へ給気(SA)として流出する。
続いて、室内から第2の通風路21bに流入してきた還気(RA)に含まれる塵埃(特に綿埃)が、第2の通風路31b及び第3の通風路31cに亘って配置された第2の回転型集塵フィルタ34によって捕捉される。その後、静止型全熱交換器22を介して室外へ排気(EA)として流出する。このとき、第2の通風路31b内に流れる静止型全熱交換器22を介した後の排気(EA)は、第1の通風路31a内に流入する外気(OA)とは逆方向に流れている。このため、静止型全熱交換器22を介した後の排気(EA)の風力が第1の回転型集塵フィルタ33に捕捉された塵埃に対して捕捉を解除する方向に向かって作用する。
また、第3の通風路31c内に流れる外気(OA)は、第2の通風路31b内に流入する還気(RA)とは逆方向に流れている。このため、第3の通風路31c内に流れる外気(OA)の風力が第2の回転型集塵フィルタ34に捕捉された塵埃に対して捕捉を解除する方向に向かって作用する。
本実施形態によれば、第2の通風路31b内に流れる通風空気の風力によって、第1の回転型集塵フィルタ33に捕捉された塵埃が第2の通風路31b内に脱離される。これにより、第1の回転型集塵フィルタ33の目詰まりが改善されるので、各通風路の設計流量を維持することができる。そして、空気調和機30は、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できるという利点がある。
また、本実施形態によれば、第3の通風路31c内に流れる通風空気の風力によって、第2の回転型集塵フィルタ34に捕捉された塵埃が第3の通風路31c内に脱離される。これにより、第2の回転型集塵フィルタ34の目詰まりが改善されるので、各通風路の設計流量を維持することができる。そして、空気調和機30は、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できるという利点がある。なお、その他の構成、作用は前記第3実施形態と同様である。
図9は本発明の第5実施形態を示すもので、図9は第5実施形態に係る空気調和機を示す回路図である。なお、前記第4実施形態と同一の構成部分は同一の符号を用いて表し、その説明を省略する。
前記第4実施形態では、熱交換材22aを介在させて第1の通風路21a及び第2の通風路21bを互いに交差させて各通風路に通風する各通風空気の熱交換を行う静止型全熱交換器22が固定されて配置がされているが、本実施形態の空気調和機40には、熱交換器である回転型デシカントロータ44が第1の通風路31a及び第2の通風路32bに亘って配置されている点で異なる。
以上のような空気調和機40のその他の構成、作用は前記第4実施形態と同様であるので省略する。
本実施形態によれば、第2の通風路31b内に流れる通風空気の風力によって、第1の回転型集塵フィルタ33に捕捉された塵埃が第2の通風路31b内に脱離される。これにより、塵埃による第1の回転型集塵フィルタ33の目詰まりが改善されるので、各通風路の設計流量を維持することができる。そして、空気調和機40は、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できるという利点がある。
また、本実施形態によれば、第3の通風路31c内に流れる通風空気の風力によって、第2の回転型集塵フィルタ34に捕捉された塵埃が第3の通風路31c内に脱離される。これにより、第2の回転型集塵フィルタ34の目詰まりが改善されるので、各通風路の設計流量を維持することができる。そして、空気調和機40は、排熱が確実に移動し、高い能率を実現できるという利点がある。なお、その他の構成、作用は前記第4実施形態と同様である。
尚、前記第1実施形態では、回転型デシカントロータ4の端面には固定型集塵フィルタ9が備えられ、固定型集塵フィルタ9の塵埃捕捉側面の面積と塵埃脱離側面の面積は一定であったが、これに限られない。例えば、図10に示す筺体46に収容された回転型デシカントロータ45は、前板47に第1の通風路3aと第2の通風路3bとを仕切る仕切り板48を備えている。この仕切り板48によって、固定型集塵フィルタ9の面積が分割される。具体的には、第2の通風路3bに流れる通風空気の風力によって塵埃の捕捉を解除する塵埃脱離側面9dの面積が、第1の通風路3a内を流れる通風空気に含まれる塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタ9の塵埃捕捉側面9cの面積よりも狭くなっている。
このとき、第1の通風路3a内を流れる通風空気と第2の通風路3bに流れる通風空気の流量が同一である場合、第2の通風路3bに流れる通風空気の風力は、第1の通風路3a内を流れる通風空気の風力と比べて増大する。これにより、回転型デシカントロータ45の端面に備えられた固定型集塵フィルタ9の塵埃脱離側面9dから脱離する塵埃量の増加を可能とし、さらには通常の風力では取りにくい塵埃の処理が容易となる。
塵埃捕捉側面9cの面積と塵埃脱離側面9dの面積の調節方法として、図11に示す回転型デシカントロータ50のように、邪魔板52を備えて調節しても良い。邪魔板52を備えることにより、塵埃捕捉側面9cの面積と塵埃脱離側面9dの面積が調節され、固定型集塵フィルタ9の塵埃脱離側面9dから脱離する塵埃量の増加を可能とし、さらには通常の風力では取りにくい塵埃の処理が容易となる。このような塵埃捕捉側面9cの面積と塵埃脱離側面9dの面積の調節方法については、固定型集塵フィルタ9のみならず、回転型集塵フィルタ13,33,34にも適用できる。
また、前記第1実施形態では、第1の通風路3a内を流れる通風空気と第2の通風路3bに流れる通風空気の流量は同一であったが、通風空気の流量を調節可能としても良い。例えば、図12に示す空気調和機55のように、まず、第2の通風路3bに流れる通風空気が固定型集塵フィルタ9を通過する前後の圧力差(差圧)を微差圧発信器57により検出する。そして、微差圧発信器57により検出した差圧の値に基づいて、制御装置58によって再生用送風機8の回転数を制御する。再生用送風機8の回転数が制御されることにより、第2の通風路3bに流れる通風空気の流量が調節される。
これにより、固定型集塵フィルタ9が目詰まりを起こした際には、再生用送風機8の回転数を上昇させて第2の通風路3bに流れる通風空気の流量を大きくする。これにより、固定型集塵フィルタ9から脱離する塵埃量の増加を可能とし、さらには通常の風力では取りにくい塵埃の処理が容易となる。
同様に、前記第2実施形態では、第1の通風路3a内を流れる通風空気と第2の通風路3bに流れる通風空気の流量は同一であったが、通風空気の流量を調節可能としても良い。例えば、図13に示す空気調和機60のように、まず、第2の通風路3bに流れる通風空気が回転型集塵フィルタ13を通過する前後の圧力差(差圧)を微差圧発信器62により検出する。そして、微差圧発信器62により検出した差圧の値に基づいて、制御装置63によって電磁弁64を制御し、エアノズル65の噴出孔65aから回転型集塵フィルタ13に向かって噴出する空気の流量が調節される。
これにより、回転型集塵フィルタ13が目詰まりを起こした際には、図示しないコンプレッサ等からエアノズル65に供給される空気の流量を上昇させて、エアノズル65の噴出孔65aから回転型集塵フィルタ13に向かって噴出する空気の流量を大きくする。これにより、回転型集塵フィルタ13から脱離する塵埃量の増加を可能とし、さらには通常の風力では取りにくい塵埃の処理が容易となる。
また、第1実施形態、第2実施形態及び第5実施形態では、熱交換器を回転型デシカントロータ4としたが、これに限られず、回転型全熱交換器または回転型顕熱交換器であっても良い。
また、第1実施形態乃至第3実施形態では、冷媒回路10によって室内冷房用の給気(SA)が室内に流入するが、ヒートポンプサイクルによって室内暖房用の給気(SA)も室内に流入できるようにしても良い。
さらに、固定型集塵フィルタ9及び回転型集塵フィルタ13,33,34は網目構造としたが、塵埃を繰り返し捕捉及び脱離できるものであれば構造は限定されない。また、塵埃を繰り返し捕捉及び脱離できるものであれば固定型集塵フィルタ9及び回転型集塵フィルタ13,33,34を成形するための材料も限定されない。このようなものとして、例えば、不織布、スポンジ(発泡体)、金網又は布等が挙げられる。これらを単品で用いても良いし、組み合わせて用いても良い。
更にまた、前記実施形態では、回転型デシカントロータ4の端面で室外に対向する面に固定型集塵フィルタ9及び回転型集塵フィルタ13,33,34を設置したが、室内に対向する面に設置するようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機を示す回路図 第1実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す斜視図 第1実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す斜視図 本発明の第2実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の第3実施形態に係る静止型全熱交換器を示す斜視図 第3実施形態に係る空気調和機を示す回路図 第3実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の第4実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の第5実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の他実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す正面図 本発明の他実施形態に係る固定型集塵フィルタを示す正面図 本発明の他実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の他実施形態に係る空気調和機を示す回路図 本発明の従来例に係る空気調和機を示す回路図
符号の説明
1…空気調和機、2…空気調和機本体、3a…第1の通風路、3b…第2の通風路、4…回転型デシカントロータ、5…凝縮器、6…空調用送風機、7…蒸発器、8…再生用送風機、9…固定型集塵フィルタ

Claims (8)

  1. 通風空気が互いに逆方向に流れる第1の通風路及び第2の通風路を備えた空気調和機において、
    塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを前記各通風路に亘って配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 通風空気が互いに逆方向に流れる第1の通風路及び第2の通風路と、熱交換材が該各通風空気と熱交換するよう該各通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、該回転型熱交換器を回転して該熱交換材を一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、
    前記各通風路と対向する前記回転型熱交換器の端面のうち少なくとも一端面には塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  3. 室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、熱交換材が各通風空気と熱交換するよう該各通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、該回転型熱交換器を回転して該熱交換材を一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、
    前記各通風路と対向する前記回転型熱交換器の端面のうち、前記第1の通風路の風上側で且つ第2の通風路の風下側の端面に塵埃を捕捉する固定型集塵フィルタを配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  4. 室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、室外空気を室外に通風する第3の通風路と、該第1の通風路及び該第2の通風路に通風する各通風空気と熱交換を行うように熱交換材が該第1の通風路及び該第2の通風路に亘って配置された回転型熱交換器とを備え、該熱交換器を回転して該熱交換材を該第1の通風路及び該第2の通風路のうち一方の通風路から他方の通風路に順次移動させる空気調和機において、
    前記回転型熱交換器に対する前記第1の通風路の風上側で且つ前記第2の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第1の回転型集塵フィルタを配置し、
    前記回転型熱交換器に対する前記第2の通風路の風上側で且つ前記第3の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第2の回転型集塵フィルタを配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 前記回転型熱交換器は、デシカントロータ、全熱交換器、或いは、顕熱交換器である
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の空気調和機。
  6. 室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、熱交換材を介在させて各通風路を互いに交差させて該各通風路に通風する各通風空気で互いに熱交換を行う静止型全熱交換器とを備えた空気調和機において、
    前記静止型全熱交換器に対する前記第1の通風路の風上側で且つ前記第2の通風路の風下側に塵埃を捕捉する回転型集塵フィルタを配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  7. 室外空気を室内に通風する第1の通風路と、室内空気を室外に通風する第2の通風路と、室外空気を室外に通風する第3の通風路と、該第1の通風路及び該第2の通風路に通風する各通風空気が互いに熱交換を行うように熱交換材が該第1の通風路及び該第2の通風路に亘って配置された静止型全熱交換器とを備えた空気調和機において、
    前記静止型全熱交換器に対する前記第1の通風路の風上側で且つ前記第2の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第1の回転型集塵フィルタを配置し、
    前記静止型全熱交換器に対する前記第2の通風路の風上側で且つ前記第3の通風路の風下側には、塵埃を捕捉する第2の回転型集塵フィルタを配置した
    ことを特徴とする空気調和機。
  8. 前記固定型集塵フィルタまたは前記回転型集塵フィルタの塵埃脱離側面の面積は調節可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載の空気調和機。

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