JP2000138607A - リスト装置および電子機器 - Google Patents

リスト装置および電子機器

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JP2000138607A
JP2000138607A JP11163114A JP16311499A JP2000138607A JP 2000138607 A JP2000138607 A JP 2000138607A JP 11163114 A JP11163114 A JP 11163114A JP 16311499 A JP16311499 A JP 16311499A JP 2000138607 A JP2000138607 A JP 2000138607A
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unit
housing
battery
gps
wrist
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Sumio Yano
純朗 矢野
Naohiko Sakurazawa
直彦 櫻沢
Shunji Minami
俊二 南
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁遮蔽性を備えるとともに小型化を可能と
し、耐衝撃性も兼ね備える電子機器を提供する。 【解決手段】 機器ケース(上部ケース301、裏蓋3
02)と、この機器ケース内に収容された電磁遮蔽用の
筐体100を備える。筐体100内に配設された電子部
品(例えばアナログ基板28またはアナログ基板54、
デジタル基板43)を備える。筐体100は、それぞれ
周縁部に起立した包囲枠19,…,48,…を有し一端
側に開口部18k,47kを有する箱形状の電磁遮蔽材
からなる一対の半筐体(シールド体18またはシールド
体52とシールド体47)を、開口部18k,47k側
で互いに結合して構成されている。一部の電子部品(例
えばアナログ基板28またはアナログ基板54)と他の
電子部品(例えばデジタル基板43)との間には、電磁
遮蔽用仕切部材(シールド体34)が配されている。一
方の半筐体(シールド体18)の外側には、アンテナ2
3が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子腕時計等の、
携帯端末、電子手帳等に適用して有用なリスト装置およ
び電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用の電子機器にGPS受信機
や位置検出システムを備えたものが各種提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超小型携帯
用の電子機器にGPS受信機や位置検出システムを備え
る場合には、受信アンテナと受信回路部、並びに受信回
路部内のアナログ基板とデジタル基板とをきわめて近接
して設ける必要がある。しかしながら、デジタル基板
は、高周波デジタルノイズの発生源となるものであり、
受信アンテナやアナログ基板はノイズの影響を受けやす
いものである。従って、受信アンテナとデジタル基板と
の間、並びにアナログ基板とデジタル基板との間に電磁
遮蔽を行う必要がある。
【0004】また、従来の電子機器における回路基板
(アナログ基板)の取付け方では、電子機器にショック
が加わったときに、ボスが折れてしまう可能性があると
いう問題があった。
【0005】本発明の課題は、電磁遮蔽性を備えるとと
もに小型化を可能とし、耐衝撃性も兼ね備える電子機器
を提供することにある。また、本発明は限られた配設空
間内に各種の機能部をコンパクトに配設することができ
るリスト装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
使用者の手首に装着するためのバンド310,311を
備えたリスト装置において、前記バンドにより保持され
ている装置本体305と、この装置本体の表側のうちの
見やすい位置に設けられた表示部320と、前記装置本
体のうち、使用者と対面する側の手前位置に配設された
操作部336と、前記操作部と反対側の位置に配設され
た電池収容部340と、前記表示部と近接した位置に設
けられたデータ受信部(アンテナ部350)と、を備え
ていることを特徴としている。ここで、バンドは、一対
のバンドにより構成され、それぞれ装置本体の縁部に対
向して設けられたものであってもよいし、一体のバンド
の両端が装置本体の縁部に対向して設けられたものであ
っても良い。
【0007】請求項1記載の発明によれば、使用者の手
首に装着するためのバンドを備えたリスト装置におい
て、バンドにより保持されている装置本体と、この装置
本体の表側のうちの見やすい位置に設けられた表示部
と、装置本体のうち、使用者と対面する側の手前位置に
配設された操作部と、操作部と反対側の位置に配設され
た電池収容部と、表示部と近接した位置に設けられたデ
ータ受信部とを備えているので、装置本体に各種の機能
部をコンパクトに配設することができる。また、の表側
に設けられた表示部により表示を確認することができ
る。さらに、装置本体に設けられた表示部により表示を
確認することができる。さらに、装置本体の周囲に配設
された操作部により各種操作を行うことができる。加え
て、電源となる電池を収容する電池収容部を備えている
ので、携帯での使用に適している。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置であって、装置本体は、時刻を計時する計時手
段810と、データ受信部350により受信されたデー
タを処理するデータ処理部と、計時手段により計時され
た時刻とデータ処理部により処理されたデータとの少な
くとも一方を前記表示部に表示させる表示制御部(CP
U820)とを備えていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、装置本体
は、時刻を計時する計時手段と、データ受信部により受
信されたデータを処理するデータ処理部と、計時手段に
より計時された時刻とデータ処理部により処理されたデ
ータとの少なくとも一方を前記表示部に表示させる表示
制御部とを備えているので、これらのデータを表示部に
表示させて確認することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記データ受信部350は、外部か
ら送られてきた位置情報を受信する位置情報受信用アン
テナ23を備えており、この位置情報受信用アンテナ
は、前記表示部320の左右方向および前部方向のいず
れかの位置に設けられていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明によれば、データ受信
部は、外部から送られてきた位置情報を受信する位置情
報受信用アンテナを備えており、この位置情報受信用ア
ンテナは、表示部の左右方向および前部方向のいずれか
の位置に設けられているので、操作部の操作を行う際
に、位置情報受信用アンテナを手で隠してしまうことを
防止できるとともに、表示部を視界から遮ることを防止
できる。よって、位置情報受信用アンテナにより受信を
行いながら好適に操作部の操作を行うことができるとと
もに、表示部の表示を確認しながら操作部の操作を行う
ことができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記バンドは、第1のバンドと第2
のバントとからなり、前記第1のバンドの一端部は前記
電池収容部に固定されており、前記第2のバンドの一端
部は前記機器ケースのうちの前記操作部側に固定されて
いることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明によれば、バンドは、
第1のバンドと第2のバントとからなり、第1のバンド
の一端部は電池収容部に固定されており、第2のバンド
の一端部は機器ケースのうちの操作部側に固定されてい
るので、これら第1のバンドと第2のバントとによりリ
スト装置を手首に装着できる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記電池収容部340は、電池を収
容する筒形形状の筒形導電部材500と、この筒形導電
部材内に収容された電池344の一方の端子部345に
当接するように前記筒形導電部材の一端に形成された第
1の端子部501と、前記筒形導電部材内に収容された
電池の他方の端子部346に当接する第2の端子部51
1を有し、かつ、前記筒形導電部材の電池収容部からの
脱落を防止すべく、前記筒形導電部材の前記一端側に当
接するように前記装置本体305に取付けられた蓋部材
341と、前記第1の端子部と電気的に導通されるとと
もに前記筒形導電部材の側面位置に設けられた電源取出
し部503とを備えていることを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明によれば、電池収容部
は、電池を収容する筒形形状の筒形導電部材と、この筒
形導電部材内に収容された電池の一方の端子部に当接す
るように筒形導電部材の一端に形成された第1の端子部
と、筒形導電部材内に収容された電池の他方の端子部に
当接する第2の端子部を有し、かつ、前記筒形導電部材
の電池収容部からの脱落を防止すべく、前記筒形導電部
材の前記一端側に当接するように前記装置本体に取付け
られた蓋部材と、第1の端子部と電気的に導通されると
ともに筒形導電部材の側面位置に設けられた電源取出し
部とを備えているので、電池の一方の端子部を電池の側
面の脇まで引き回すことができ、リスト装置の配線など
のレイアウトの自由度が高まる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記電池収容部340は、前記装置
本体305の裏面側に設けられていることを特徴として
いる。ここで、電池としては、平板型(円板状、四角板
状等)の電池を用いることが望ましい。
【0017】請求項6記載の発明によれば、電池収容部
は、装置本体の裏面側に設けられているので、装置本体
の前後方向の外形寸法と、左右方向の外形寸法のうちい
ずれかを小さくできる。よって、装置本体を見た目に小
さくできる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記電池収容部432は、前記バン
ド436に設けられていることを特徴としている。ここ
で、電池としては、平板型(円板状、四角板状等)の電
池を用いることが望ましい。
【0019】請求項7記載の発明によれば、電池収容部
は、バンドに設けられているので、ユーザーが電池交換
をして、誤って電池収容部の気密がとれない状態となっ
たとしても、装置本体の気密に影響がでることがない。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、前記表示部320の表示面と前記デ
ータ受信部350の受信面(GPS受信用アンテナ23
の受信面)とは、前記データ受信部の受信面を略水平に
した際に、前記表示面の表示面が使用者と対面するよう
な角度に設計されていることを特徴としている。
【0021】請求項8記載の発明によれば、表示部の表
示面とデータ受信部の受信面とは、データ受信部の受信
面を略水平にした際に、表示部の表示面が使用者と対面
するような角度に設計されているので、データ受信部の
受信面を略水平にした際に、ユーザーが表示部の表示面
を視認しやすい。よって、受信を行いながら、容易に表
示面を視認できる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1記載のリ
スト装置において、装置本体605は、当該装置本体が
所定の角度分傾斜したことを検出する傾斜検出部613
と、この傾斜検出部が所定の角度分傾斜を検出したこと
を条件に、データ受信部350の受信処理を開始する受
信処理部とを備えていることを特徴としている。
【0023】請求項9記載の発明によれば、前記装置本
体は、当該装置本体が所定の角度分傾斜したことを検出
する傾斜検出部と、この傾斜検出部が所定の角度分傾斜
を検出したことを条件に、前記データ受信部の受信処理
を開始する受信処理部とを備えているので、装置本体を
所定の角度分傾斜させることにより、傾斜検出部が所定
の角度分傾斜を検出し、受信処理部によりデータ受信部
の受信処理を開始することができる。よって、例えば、
操作部による操作により受信処理が開始されるような場
合に比べて、操作が簡略化できる。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
リスト装置において、前記装置本体605は、前記表示
部320を照明するために発光される発光部(発光パネ
ル650)を備えていることを特徴としている。
【0025】請求項10記載の発明によれば、装置本体
は、前記表示部を照明するために発光される発光部を備
えているので、暗所でも表示部の表示を容易に確認でき
る。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
リスト装置において、前記装置本体305の裏面側は使
用者の手首に沿うように湾曲していることを特徴として
いる。
【0027】請求項11記載の発明によれば、装置本体
の裏面側は使用者の手首に沿うように湾曲しているの
で、バンドによりリスト装置を手首に装着した際に、リ
スト装置と手首とのフィット感が良好となる。
【0028】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
リスト装置において、前記装置本体305は、時刻を指
示または表示する時計部を備えていることを特徴として
いる。
【0029】請求項12記載の発明によれば、装置本体
は、時刻を指示または表示する時計部を備えているの
で、時刻を確認できる。
【0030】請求項13記載の発明は、機器ケース(上
部ケース3、下部ケース4)と、この機器ケース内に収
容された電磁遮蔽用の筐体(100)と、該筐体内に配
設された電子部品(例えばアナログ基板28またはアナ
ログ基板54、デジタル基板43)とを備えており、前
記筐体は、それぞれ周縁部に起立した囲い枠(19,
…,48,…)を有し一端側に開口部(18k、47
k)を有する箱形状の電磁遮蔽材からなる一対の半筐体
(シールド体18またはシールド体52とシールド体4
7)を、前記開口部側で互いに結合して構成されている
ことを特徴としている。
【0031】請求項13記載の発明によれば、機器ケー
ス内に収容された電磁遮蔽用の筐体と、該筐体内に配設
された電子部品とを備えているので、筐体により電子部
品が、その周囲のほぼ全方向に亘って電磁遮蔽され、優
れた電磁遮蔽性が得られる。従って、例えばデジタル回
路等の電磁的なノイズを発生する電子部品と、アナログ
回路や受信アンテナ等の電磁的なノイズの影響を受けや
すい電子部品とを筐体により隔てることによって、電磁
的なノイズを発生する電子部品と、電磁的なノイズの影
響を受けやすい電子部品とをきわめて近距離に配設して
も、その電子部品は電磁的ノイズの影響を受けない。よ
って、例えば、電子腕時計等の超小型の電子機器類にお
いても、電磁的なノイズを発生する電子部品と、電磁的
なノイズの影響を受けやすい電子部品とを近接して設け
ることができる。
【0032】請求項14記載の発明は請求項13記載の
電子機器であって、前記電子部品は複数の電子部品から
なり、該複数の電子部品のうちの一部の電子部品(例え
ばアナログ基板28またはアナログ基板54)と他の電
子部品(例えばデジタル基板43)との間には、電磁遮
蔽用仕切部材(シールド体34)が配され、該電磁遮蔽
用仕切部材によって前記一部の電子部品と前記他の電子
部品とは相互に電磁遮蔽されていることを特徴としてい
る。
【0033】請求項14記載の発明によれば、電磁遮蔽
用仕切部材により、電磁遮蔽用の筐体の内部がさらに仕
切られており、仕切られた空間の各々に電子部品のうち
の一部の電子部品と他の電子部品とをそれぞれ別個に配
置した構造となっているため、電磁遮蔽用の筺体内にお
いて、電磁遮蔽用仕切部材によって前記一部の電子部品
と前記他の電子部品とをさらに相互に電磁遮蔽すること
ができる。従って、例えばデジタル回路等の電磁的なノ
イズを発生する電子部品と、アナログ回路等の電磁的な
ノイズの影響を受けやすい電子部品とを電磁遮蔽用の筐
体内で電磁遮蔽用仕切部材によって隔てることによっ
て、電磁的なノイズを発生する電子部品と、電磁的なノ
イズの影響を受けやすい電子部品とをきわめて近距離に
配設しても、その電子部品は電磁的なノイズの影響を受
けない。よって、例えば、電子腕時計等の超小型の電子
機器類にも電磁的なノイズを発生する電子部品と、電磁
的なノイズの影響を受けやすい電子部品とをともに設け
ることができる。
【0034】請求項15記載の発明は、請求項13又は
14記載の電子機器であって、前記筐体は、前記一対の
半筐体(シールド体18またはシールド体52とシール
ド体47)を相互に対向させて、一方の半筐体(シール
ド体18またはシールド体52)の囲い枠(19,…)
が他方の半筐体(シールド体47)の囲い枠(48,
…)の内側に入り込むようにはめ込まれて構成される一
方で、前記電子部品(例えばアナログ基板28またはア
ナログ基板54)は、前記一方の半筐体内に配設されて
おり、前記他方の半筐体の囲い枠には、前記電子部品の
スイッチングを行うためのスイッチ片(48b,…)が
弾性変形可能に形成されていることを特徴としている。
【0035】請求項15記載の発明によれば、電磁遮蔽
用の筐体の一部を、電子部品のスイッチングを行うため
のスイッチとして兼用することができ、電子機器のデザ
イン面で省スペース化が図れる。
【0036】請求項16記載の発明は、請求項13、1
4又は15記載の電子機器であって、前記電子部品は回
路基板(アナログ基板54)上に配設され、前記機器ケ
ース(上部ケース3,下部ケース4)には前記筐体(シ
ールド体52とシールド体47とからなる)と前記回路
基板とを前記機器ケースに固定するための固定用板(ハ
ウジング55)が固定されており、前記筐体と前記固定
用板との間には前記回路基板が配置され、前記筐体には
フック(52a,…)が、前記回路基板には該フックを
通す孔部(54a,…)が、前記固定用板には凹部(5
5a,…)が、それぞれ設けられており、前記フックは
前記孔部を介して前記凹部に半田付けされていることを
特徴としている。
【0037】請求項16記載の発明によれば、筐体に設
けられたフックが、回路基板に設けられた孔部を介して
固定用板に設けられた凹部に半田付けにより固定されて
いるので、筐体と回路基板とを、固定用板を介して、機
器ケースに一体化させることができるとともに、筐体と
回路基板とを同一電位とすることができ、電磁遮蔽性能
を向上させることができる。
【0038】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の電子機器であって、前記固定用板(ハウジング55)
の周縁部には、該固定用板に対して前記回路基板(アナ
ログ基板54)を位置決めする位置決め部(55b,
…)が形成されていることを特徴としている。
【0039】請求項17記載の発明によれば、固定用板
の周縁部に形成された位置決め部により、回路基板を該
固定用板に対して位置決めすることにより、該回路基板
が固定用板に対してずれてしまうことを防止でき、固定
用板と回路基板との一体化をより好適に得られる。
【0040】請求項18記載の発明は、請求項16又は
17記載の電子機器であって、前記回路基板(デジタル
基板43)と接合される接合部240を有し、該接合部
を該回路基板に接合することにより、該回路基板を他の
電子部品(例えばLCD11)と電気的に接続させるた
めの可撓性のヒートシール12を備え、前記回路基板
は、列をなして形成された複数のパターン電極の端子2
32,…と、これら端子の周囲に形成された被接着面2
33,…を有し、前記接合部と接合される端子部260
を備える一方で、前記ヒートシールの前記接合部は、前
記各端子に対応して列をなすように形成された、該各端
子と同数の導体層242,…と、これら導体層の周囲に
設けられ、前記端子部に対して該接合部を押圧すること
により前記被接着面に接着され、これにより該接合部と
前記端子部を接合するとともに、前記各導体層と前記各
パターン電極の端子とを導通させるための接着層243
を有しており、前記被接着面から前記パターン電極の端
子の上面までの高さが、15μm以下に設定されている
ことを特徴としている。
【0041】ここで、ヒートシールは、例えば、前記回
路基板とLCDとを電気的に接続するためのものであ
る。被接着面からパターン電極の端子の上面までの高さ
は、10μm以下であることがさらに望ましい。また、
被接着面からパターン電極の端子の上面までの高さを小
さく設定するためには、例えば、回路基板本体に形成さ
れたパターン電極の周囲に、パターン電極の端子の高さ
より小さい高さを有する被接着層を形成し、この被接着
層の上面を被接着面とすることが挙げられる。この被接
着層は、例えば、回路基板の表面に形成された永久メッ
キレジスト層であることが挙げられる。
【0042】請求項18記載の発明によれば、被接着面
からパターン電極の端子の上面までの高さが15μm以
下と、低く設定されているので、パターン電極の端子ど
うしの間隔が狭い場合においても、接着層と被接着面と
の十分な接着しろを確保でき、導体層とパターン電極の
端子とを確実に導通させることができる。
【0043】請求項19記載の発明は、請求項13〜1
8のいずれかに記載の電子機器であって、前記一対の半
筐体のうちの一方の半筐体(シールド体18)の外側に
は、アンテナ(23)が配設され、該アンテナと前記電
子部品(例えばアナログ基板28またはアナログ基板5
4、デジタル基板43)とは前記筐体により相互に電磁
遮蔽されていることを特徴としている。
【0044】請求項19記載の発明によれば、一対の半
筐体のうちの一方の半筐体の外側には、アンテナが配設
され、該アンテナと電磁遮蔽用の筺体内の電子部品とは
該筐体により相互に電磁遮蔽されているので、電子部品
に電磁的なノイズを発生する電子部品が含まれていたと
しても、アンテナが受信妨害されることを防止できる。
【0045】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の電子機器であって、前記アンテナ(23)はGPS衛
星からの信号の受信を行うGPS受信用アンテナであ
り、前記電子部品(例えばアナログ基板28またはアナ
ログ基板54、デジタル基板43)は、このGPS受信
用アンテナにより受信した受信信号を信号処理するGP
S受信用の受信回路部であることを特徴としている。
【0046】請求項20記載の発明によれば、GPS受
信用アンテナであるアンテナにより、GPS衛星からの
信号の受信を行い、このGPS受信用アンテナにより受
信した受信信号をGPS受信用の受信回路部である電子
部品により信号処理することができ、電子機器にGPS
機能を備えることができる。
【0047】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の電子機器であって、前記電子機器は、前記機器ケース
309,401,411,421,431,441,6
09の外縁部において互いに対向する部位に取付けら
れ、該電子機器を手首に装着するための一対のバンド3
10,311と、前記機器ケースの表側に設けられ、前
記受信回路部による前記信号処理により生成されたデー
タを表示する表示部320と、前記機器ケースの周縁部
に配設され、前記電子機器の操作を行うための操作部3
31,336と、電源となる電池344,434,44
4を収容する電池収容部340,432,442とさら
に備えていることを特徴としている。
【0048】請求項21記載の発明によれば、電子機器
は、バンドを備えたリスト装置であるので、バンドによ
り手首に装着して用いることができる。また、機器ケー
スの表側に設けられた表示部により、受信回路部による
信号処理により生成された、例えば、測位データ(現在
位置情報)などを確認することができる。さらに、機器
ケースの周縁部に配設された操作部により各種操作を行
うことができる。加えて、電源となる電池を収容する電
池収容部を備えているので、携帯での使用に適してい
る。
【0049】請求項22記載の発明は、請求項21記載
の電子機器であって、前記表示部320の表示面にほぼ
平行な面上で、前記バンド方向におけるユーザ側を後ろ
方向、この後ろ方向と対向する側を前方向、これら前後
方向に対し垂直な方向を左右方向とすると、前記機器ケ
ース309,401,411,421,431,44
1,609へのバンド310,311の取付け部位の一
方は前部、他方は後部となっており、前記GPS受信用
アンテナ23は、前記表示部の320後部以外のいずれ
かの部位に設けられ、前記操作部331,336は、前
記機器ケースの右縁部と、前記表示部の後部と、前記G
PS受信用アンテナの後部のうち少なくともいずれかに
設けられていることを特徴としている。
【0050】この請求項22記載の発明においては、G
PS受信用アンテナと操作部との位置関係には、大きく
分けて以下に示すようないくつかのバリエーションがあ
る。 GPS受信用アンテナは、表示部の左側に設けられ、
操作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部と、G
PS受信用アンテナの後部のうち少なくともいずれかに
設けられている場合。 GPS受信用アンテナは、表示部の右側に設けられ、
操作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部と、G
PS受信用アンテナの後部のうち少なくともいずれかに
設けられている場合。 GPS受信用アンテナは表示部の前部に設けられ、操
作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部と、GP
S受信用アンテナの後部のうち少なくともいずれかに設
けられている場合。
【0051】請求項22記載の発明によれば、上記の
場合、GPS受信用アンテナは、表示部の左側に設けら
れ、操作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部
と、GPS受信用アンテナの後部のうち少なくともいず
れかに設けられているので、左腕にリスト装置を装着し
た状態で、右手で操作部の操作を行ったときに、GPS
受信用アンテナを手で隠してしまうことを防止できると
ともに、表示部の表示を視界から遮ることを防止でき
る。よって、GPS受信用アンテナにより受信を行いな
がら好適に操作部の操作を行うことができるとともに、
表示部の表示を確認しながら操作部の操作を行うことが
できる。
【0052】また、上記の場合、GPS受信用アンテ
ナは、表示部の右側に設けられているので、左腕にリス
ト装置を装着した状態で、洋服の袖などによりリスト装
置の一部が覆われてしまった場合でも、洋服の袖などに
よりGPS受信用アンテナが覆われてしまう可能性が少
ない。よって、GPS受信用アンテナによる受信が好適
に行われる。さらに、GPS受信用アンテナは、表示部
の右側に設けられ、操作部は、機器ケースの右縁部と、
表示部の後部と、GPS受信用アンテナの後部のうち少
なくともいずれかに設けられているので、左腕にリスト
装置を装着した状態で、右手で操作部の操作を行っても
アンテナを手で隠してしまうことを防止できる。
【0053】また、上記の場合、GPS受信用アンテ
ナは表示部の前部に設けられ、操作部は、機器ケースの
右縁部と、表示部の後部と、GPS受信用アンテナの後
部のうち少なくともいずれかに設けられているので、左
腕にリスト装置を装着した状態で、右手で操作部の操作
を行ってもアンテナを手で隠してしまうことを防止でき
る。
【0054】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の電子機器であって、前記GPS受信用アンテナ23
と、前記表示部320と、前記電池収容部340のう
ち、いずれか2つが左右にならび、残りの1つは、左右
に並んだ2つのうちいずれかの前に位置し、前記電池収
容部は、前記機器ケース309,421,609の内部
に設けられていることを特徴としている。
【0055】請求項23記載の発明によれば、GPS受
信用アンテナと、表示部と、電池収容部のうち、いずれ
か2つが左右にならび、これら2つのうちいずれかの前
に他の1つが位置し、電池収容部は、機器ケースの内部
に設けられているので、これらGPS受信用アンテナ
と、表示部と、電池収容部の3つが直線状に並んで機器
ケースに配設されることがなく、寸法が一方向に大きく
なることがない。
【0056】また、特に、GPS受信用アンテナと表示
部とが左右に並ぶ場合には、電池収容部は、これらGP
S受信用アンテナと表示部よりも前部において、機器ケ
ースの内部に設けられ、GPS受信用アンテナと表示部
とが前後に並ぶ場合には、電池収容部は、これらGPS
受信用アンテナと表示部より左側又は右側において、機
器ケースの内部に設けられているので、電池収容部の設
置スペースとGPS受信用アンテナや表示部の設置スペ
ースが干渉しないため、大寸法で容量の大きな電池を使
用できる。
【0057】また、特に、GPS受信用アンテナと表示
部とが前後に並ぶ場合に電池収容部をGPS受信用アン
テナと表示部の左側に設け、さらに、バンドをGPS受
信用アンテナ及び表示部を挟んで対向する部位に取り付
けたとすると、バンドにより左腕にリスト装置を装着し
た状態では、電池収容部がバンドより左手の先端側に位
置することがない。従って、この状態で左手首を曲げて
も、手の甲に電池収容部の出っ張りが当たることがな
い。よって、リスト装置を快適に装着できる。
【0058】
【発明の実施の形態】<第一の実施の形態例>以下に、
本発明に係る第一の実施の形態例を図1から図18に基
づいて説明する。図1は本発明に係るリスト装置または
電子機器の一例としての、GPS腕時計300を示す平
面図、図2はGPS腕時計300の右側面図、図3はG
PS腕時計300の装置本体305の左側面図、図4は
バンド310,311をバックル312により締結した
状態のGPS腕時計300を示す斜視図、図5はGPS
腕時計300を前部からみた正面図、図6はGPS腕時
計300を後部から見た正面図、図7はGPS腕時計3
00の上部ケース301を裏面側から見た平面図、図8
はGPS腕時計300の上部ケース301の内部に内部
機器類360を配設した状態で上部ケース301を裏側
から見た平面図である。また、図9はGPS腕時計30
0の分解斜視図、図10はGPS腕時計300の内部機
器類360を説明するための分解斜視図、図11はシー
ルド体18にアナログ基板28等を組み付けた状態を示
す斜視図である。さらに、図12は電池収容部340の
長手方向に沿った断面図、図13は図12のA部拡大
図、図14は図13のII−II断面図である。図15は電
池344と電池344に被せられる導電部材500を示
す斜視図、図16は、導電部材500が被せられた状態
の電池344と蓋(蓋部材)341と電極部材520と
電極部材520が挿入される挿入部530と導電部材5
10を示す斜視図である。図17は、ヒートシール12
によりLCD(液晶表示装置)11とデジタル基板(回
路基板)43とを電気的に接続した状態を示す平面図、
図18は図17の断面図であり、(A)はヒートシール
を回路基板に熱圧着する前の状態を示すものであり、
(B)は熱圧着後の状態を示すものである。
【0059】この第一の実施の形態例のGPS腕時計3
00は、バンド310,311により保持されている装
置本体305と、この装置本体305の表側のうちの見
やすい位置に設けられた表示部320と、装置本体30
5のうち、使用者と対面する側の手前位置に配設された
操作部336と、操作部336と反対側の位置に配設さ
れた電池収容部340と、表示部320と近接した位置
に設けられたアンテナ部(データ受信部)350とを備
えて概略構成されている。
【0060】先ず、図1ないし図6に示すように、GP
S腕時計300は、上部ケース301および裏蓋302
からなる機器ケース309と、機器ケース309の外縁
部において互いに対向する部位に取付けられ、該GPS
腕時計300を手首に装着するためのバンド310,3
11と、機器ケース309の表側に設けられ、受信回路
部による信号処理により生成されたデータを表示し、表
示窓321を介して視認可能な表示部320と、機器ケ
ース309の周縁部に配設され、GPS腕時計300の
操作を行うための操作部331、336と、機器ケース
309内部にGPS腕時計受信用アンテナ23が収容さ
れた部位であるアンテナ部350と、電源となる円筒型
の電池344を収容する電池収容部340とを備えて概
略構成されている。このうち、バンド310,311を
除いた部分により、GPS腕時計300の本体(装置本
体)305が構成されている。
【0061】また、図7に示すように、上部ケース30
1の下端部の裏側には、裏蓋302を上部ケース301
に対してビス止めするためのビス穴315が形成されて
おり、操作部336の真裏には、後述するスイッチボタ
ン335,…の押圧操作/操作解除により移動/復帰し
て後に詳述する内部機器類360の接点と接触/非接触
する接点337,…が設けられている。また、図示は省
略するが、操作部331の真裏には、後述するスイッチ
ボタン330,…の押圧操作により押圧操作/操作解除
により移動/復帰して内部機器類360の接点と接触/
非接触する3つの接点が形成されている。そして、図8
に示すように、このような上部ケース301の内部に内
部機器類360を配設した状態で、上部ケース301の
裏側に裏蓋302を配設し、図示しないビスにより裏蓋
302を上部ケース301に対してビス止めすることに
より、機器ケース309により内部機器類360が収容
された状態となる。そして、スイッチボタン330,
…、335,…の裏側の前記接点、接点337,…が内
部機器類360側の接点と対向した状態となり、スイッ
チボタン330,…、335,…の押圧操作により、前
記接点、接点337,…が内部機器類360側の接点と
当接し、例えば、表示部320の表示切り替えなどの各
種操作が行えるようになっている。
【0062】そして、バンド310は、上部ケース30
1の前部に形成されたバンド取付部303に対して、そ
の長手方向が前後方向に沿うように取付けられている。
他方、バンド310,311を締結するためのバックル
312を有するバンド311は、上部ケース301の後
部に形成されたバンド取付部304に対して、その長手
方向が前後方向に沿うように取付けられている。従っ
て、バックル312によりバンド310,311どうし
を締結して、GPS腕時計300を腕に装着した状態
で、ユーザーの目の前で表示部320側を上に向け、バ
ンド310,311を前後方向に沿った状態にすると、
表示部320に表示される情報を確認することができる
ようになっている。
【0063】表示部320は、前後方向において、バン
ド取付部303,304の間に位置するように、上部ケ
ース301に配設されている。機器ケース309には、
表示部320の左側に膨出する膨出部が形成されてお
り、この膨出部が、内部にGPS受信用アンテナ23を
有するアンテナ部350となっている。また、操作部3
31は、複数(例えば3つ)のスイッチボタン330,
…を備えて上部ケース301の右側面に、表示部320
の右側に位置するように設けられ、操作部336は、複
数(例えば5つ)のスイッチボタン335を備えて、上
部ケース301の表面において、表示部320の後部に
設けられている。さらに、電池収容部340は、表示部
320の前部に位置するように、機器ケース309の内
部に設けられている。この電池収容部340の内部に
は、蓋341により脱落を防止されて電池344が収容
されている。この電池収容部340については後で詳細
な説明を行う。
【0064】以上において、アンテナ部350は、表示
部320の左側に設けられ、操作部331は機器ケース
309の右縁部(右側面)に、操作部336は、表示部
320の後部に設けられている。従って、左腕にGPS
腕時計300を装着した状態で、右手で操作部331、
336の操作を行ったときに、GPS受信用アンテナ2
3を手で隠してしまうことを防止できるとともに、表示
部320の表示を右手によって視界から遮ることを防止
できる。
【0065】また、アンテナ部350が表示部320の
左側に設けられた状態において、バンド310,311
の取付け部位(バンド取付部303,304)は、表示
部320を挟んで対向配置されているので、バンド31
0,311により左腕にGPS腕時計300を装着した
状態では、GPS受信用アンテナ23を有するアンテナ
部350がバンド310,311よりも左手の先端側に
位置することがない。よって、この状態で左手首を曲げ
ても、手の甲にアンテナ部350の出っ張りが当たるこ
とがない。
【0066】さらに、GPS受信アンテナ23を有する
アンテナ部350と表示部320とが左右に並ぶ場合に
おいて、電池収容部340は、これらGPS受信アンテ
ナ23と表示部320よりも前部において(本実施例の
場合、表示部320の前部)、機器ケース309の前部
の内部に設けられている。よって、電池収容部340の
設置スペースとGPS受信用アンテナ23を有するアン
テナ部350並びに表示部320の設置スペースが干渉
しないため、大寸法で容量の大きな電池344を使用で
きる。
【0067】また、図2に示すように、機器ケース30
9のうち、電池収容部340が位置する部分は下方に下
がった形状となっており、さらに、バンド取付部30
3,304は、それぞれ下方に突出して形成され、機器
ケース309は全体として前後方向に沿って上方に凸に
湾曲したような形状となっている。従って、GPS腕時
計300をバンド310,311により手首に装着した
際に、GPS腕時計腕時計300と手首とのフィット感
が良好となるようになっている。
【0068】ここで、円筒形状の大容量の電池344を
備えた電池収容部340の場合、比較的嵩張るものとな
ってしまうが、電池収容部340を機器ケース309の
前部に設けたことにより、GPS腕時計300と手首と
のフィット感を生み出しながら、電池収容部340を機
器ケース309内部に納めることができる。
【0069】次ぎに、内部機器類360について詳細に
説明を行う。図9から分かるように、GPS腕時計30
0の内部機器類360は、上部ケース(機器ケース)3
01および裏蓋302(機器ケース)の内部に配設され
るようになっている。この内部機器類360は、電磁遮
蔽用の筐体100の内部に配設された部分と、該電磁遮
蔽用の筐体100の外部(上部)に配設された部分とに
大きく分かれた構成となっている(図10参照)。
【0070】前記電磁遮蔽用の筐体100は、それぞれ
周辺部に起立した囲い枠19,…、48,…を有し一端
側に開口部18k、47kを有する箱形状の電磁遮蔽材
からなる一対の半筐体であるシールド体18およびシー
ルド体47を、開口部18k、47k側において相互に
対向させて、一方の半筐体(シールド体18)の囲い枠
19,…が他方の半筐体(シールド体47)の囲い枠4
8,…の内側に入り込むようにはめ込まれて構成されて
いる(図10参照)。この電磁遮蔽用の筐体100によ
り、該筐体100の内部と外部とが、相互に電磁遮蔽さ
れた状態となっている。
【0071】さらに、この筐体100の内部には、電磁
遮蔽用仕切部材(シールド体34)が配されることで、
該筐体100の内部が相互に電磁遮蔽された上側部分と
下側部分とに仕切られた状態となっている。
【0072】この筐体100の内部のうち、シールド体
34によって仕切られた筺体100内の上側部分には、
アナログ基板(電子部品)28等が配設され、下側部分
にはやデジタル基板(電子部品)43等が配設されてい
る。これらアナログ基板28およびデジタル基板43
は、後述するGPS受信アンテナ23により受信した信
号の信号処理を行う機能を有している。アナログ基板2
8は、電磁的ノイズの影響を受けやすいものであり、一
方、デジタル基板43は高周波デジタルノイズの発生源
となるものであるが、アナログ基板28とデジタル基板
43とは、シールド体34により互いに電磁遮蔽された
状態となっているため、アナログ基板28がデジタル基
板43の影響を受けることがないようになっている。ま
た、アナログ基板28とデジタル基板43はともに筐体
100の内部に配設されているため、該筐体100の外
部からの外来ノイズの影響を受けることがないようにな
っている。
【0073】筐体100の外側上面、即ち、前記シール
ド体18の外側上面には、GPS衛星からの信号の受信
を行うGPS受信用アンテナ23が、両面導電テープ2
4により固定されている。この状態において、GPS受
信用アンテナ23の下部に形成された給電ピン23aが
アナログ基板28の給電点28bに嵌入され、半田付け
固定されている。これにより、アナログ基板28とGP
S受信用アンテナ23とは同一電位になっている。ま
た、このGPS受信用アンテナ23は筐体100の外部
にあり、デジタル基板43は筐体100の内部にあるた
め、電磁的ノイズの影響を受けやすいGPS受信用アン
テナ23が、高周波デジタルノイズの発生源であるデジ
タル基板43の影響を受けることがないようになってい
る。
【0074】また、シールド体18の外側上面には、L
CD(液晶表示装置)11等が設けられている。このL
CD11に表示される情報は、GPS受信アンテナ23
により受信した信号の信号処理をアナログ基板28およ
びデジタル基板43で行うことで生成された現在位置情
報や、時刻情報およびその他の情報である。
【0075】GPS腕時計300の内部機器類360の
各構成要素は、以下のように組み付けられている。先
ず、シールド体47の底部の所定位置にコイルスプリン
グ46,…を配置した後、ハウジング44をシールド体
47の底部に配置する。このハウジング44の上部にデ
ジタル基板43を載置した後、デジタル基板43の孔部
43a,…にコイルスプリング40,…を配置し、さら
にハウジング37をデジタル基板43の上部に配置し、
ハウジング37とハウジング44とでデジタル基板43
を上下から挟み込んでハウジング37とハウジング44
とでデジタル基板43を収納する。さらに、コイルスプ
リング40,…がシールド体34の孔部34b,…を貫
通するように、シールド体34を配置する。このよう
に、筐体100の下側部分、即ち、シールド体34とシ
ールド体47に挟まれた部分には、ハウジング37,4
4を介してデジタル基板43が配置されている。
【0076】次ぎに、ハウジング31の孔部31aをコ
イルスプリング40,…が貫通するようにハウジング3
1をシールド体34の上面に載置し、ハウジング31の
上部にアナログ基板28を載置する。さらにアナログ基
板28の上面に絶縁シート25を載置する。この状態
で、シールド体18の囲い枠19がシールド体47の囲
い枠48の内側に入り込むようにはめ込み、シールド体
18をシールド体47に組み付ける。このように、筐体
100の上側部分、即ち、シールド体18とシールド体
34に挟まれた部分には、ハウジング31、絶縁シート
25を介してアナログ基板28が配置されている。
【0077】ここで、シールド体18、シールド体34
およびシールド体47はそれぞれ導電性を有する金属製
である。シールド体34の囲い枠35には切り込みが設
けられ、これら切り込みの内部に、シールド体18への
接点35a,…が弾性変形可能に設けられている。これ
ら接点35a,…を外側に折り、接点35a,…をシー
ルド体18に接触させることによって、シールド体18
とシールド体34とが同一電位になっている。また、同
様に、シールド体47の囲い枠48にも切り込みが設け
られ、これら切り込みの内部に、シールド体18への接
点48a,…が弾性変形可能に設けられている。これら
接点48a,…を内側に折り込み、接点48a,…をシ
ールド体18に接触させることによって、シールド体1
8とシールド体47と(シールド体34と)が同一電位
になっている。
【0078】従って、デジタル基板43は、シールド体
47とシールド体34とでほぼ周囲全方向を包囲され、
外部と電磁遮蔽された状態となり、アナログ基板28は
シールド体18とシールド体34とでほぼ周囲全方向を
包囲され、外部と電磁遮蔽された状態となっている。ま
た、デジタル基板43とアナログ基板28との間に介在
するシールド体34によって、デジタル基板43とアナ
ログ基板28とは相互に電磁遮蔽された状態となってい
る。
【0079】また、筐体100の上部、即ち、シールド
体19の上部にはハウジング16が取付けられている。
このハウジング16の内部には、シールド体14、LC
D11のバックライトとして用いられるEL素子13お
よび前記LCD11がそれぞれ位置決め・収納されてい
る。また、LCD11の一端には、LCD11に電気的
接続を与えるヒートシール12が設けられている。
【0080】ここで、ハウジング16、シールド体18
には、接点ゴム17,…を挿通するための挿通孔16
a,…、18a,…がそれぞれ設けられ、絶縁シート2
5には絶縁シート25が接点ゴム17,…の邪魔になら
ないような切り込み部25a,…が設けられている。こ
れら挿通孔16a,…、18a,…、切り込み部25
a,…に対応して接点ゴム17,…が配設されている。
接点ゴム17,…は、内部に導電粒子が散りばめられた
ものであり、押圧することで導電状態となるものであ
る。また、アナログ基板28には、挿通孔16a,…に
対応した位置にそれぞれ一対の接点が設けられている。
さらに、図1に示されるように、上部ケース301には
スイッチボタン335,…が設けられ、ユーザーがこれ
らスイッチボタン335,…を押圧することで、接点ゴ
ム17,…を押圧して、アナログ基板28に設けられた
接点間を導通状態とし、各種操作を行うことができるよ
うになっている。
【0081】シールド体47の囲い枠48には、別な切
り込みが設けられ、これら切り込みの内部に、スイッチ
片48b,…が弾性変形可能に設けられている。一方、
アナログ基板28にはスイッチ電極28a,…が設けら
れており、これらスイッチ電極28a,…がシールド体
18に設けられたスリット部18b,…から突出してい
る。また、上部ケース301には、スイッチボタン33
1,…が設けられ、ユーザーがこれらスイッチボタン3
31,…を押圧することで、スイッチ片48b,…がス
イッチ電極28a,…に当接し、各種操作が行えるよう
になっている。ここで、スイッチ片48b,…の先端部
はそれぞれ内側に折れ込んだ形状となっており、スイッ
チ電極28a,…はそれぞれ弓なりに切り込まれた形状
となっていて、これらスイッチ片48b,…の先端部の
スイッチ電極28a,…への当接が好適になされるよう
になっている。
【0082】つぎに、電池収容部340について詳細に
説明を行う。先ず、図15に示すように、電池344は
筒形形状を有しており、その両端面側に+端子部34
5,−端子部346をそれぞれ有している。
【0083】そして、導電部材500は、図15ないし
図16に示すように、導電性の材質により略円筒形状の
半筐体状に形成されたものであり、電池344の一方の
端子部(例えば+端子部345)に当接する当接部(第
1の端子部)501と、この当接部501と導通される
とともに、電池344の側面の脇に位置する電源取出し
部、即ち、導電部材500の側壁503を有するもので
ある。当接部501は、段部502,502を介して、
側壁503と連続的に形成されており、側壁503の端
部よりも前記円筒形状の端面側に突出している。
【0084】このような導電部材500を、当接部50
2の内面側が電池344の端子部345に当接するよう
に、該導電部材500を電池344に被せると、側壁5
03により電池344の周囲の少なくとも一部が覆われ
た状態となる(本実施例の場合、電池344の周囲をほ
ぼ覆う状態となる)。従って、この状態では、導電性の
導電部材500により、電池344の一方の端子部34
5を電池344の側面の脇まで引き回した状態となる。
【0085】さらに、図12に示すように、上部ケース
301の、電池収容部340の、電池収容室349の近
傍には、半田付けにより、電池344による電源の供給
先と電気的に接続されたスリット部(被挿入部)530
が形成されている。
【0086】そして、電極部材520は導電性の材質か
らなり、一端側の当接部522と、他端側の挿入部52
1と、挿入部521から当接部522に至る中間部の撓
み部524と、ストッパー523を有している。このう
ち、当接部522は、導電部材500の側壁503に当
接するものであり、挿入部521は、スリット部530
に挿入されるものである。また、撓み部524は弾性変
形・復帰可能に形成されている。さらに、ストッパー5
23は、スリット部530に挿入部521を挿入した際
のストッパーとなるものである。
【0087】このような電極部材520の挿入部521
を、ストッパー523が上部ケース301のうち、スリ
ット部530の周囲の部分に当接するまで、スリット部
530に挿入することにより、電極部材520の当接部
522から前記供給先までが電気的に接続された状態と
なっている。また、電池収容室349の内部に電池34
4および導電部材500を挿入した際に、導電部材50
0の側壁503に当接部522が当接できるように、こ
の状態では、当接部522は電池収容室349の内部に
入り込んだ状態となっている。
【0088】導電部材510は、その一端側には、先端
部が電池344の−端子部346に当接する当接部(第
2の端子部)511となっているコイルスプリングを有
し、他端側には、電源取出し部512が形成されたもの
である。この導電部材510は、図12に示すように、
当接部511が電池収容室349の−端子側に位置する
一方で、電源取出し部512が電池収容室349の側部
に位置するように、上部ケース301に対して固定され
ている。さらに、電源取出し部512は、半田付けによ
り、前記供給先と電気的に接続されている。
【0089】そして、このように構成された電池収容部
340の電池収容室349の内部に、図12に示すよう
に、導電部材500の当接部502の内面側が電池34
4の端子部345に当接するようにして、該導電部材5
00を被せた状態の電池344を、該電池344の−端
子346側から挿入する。さらに、蓋341の押さえ部
342により、導電部材500の当接部502を介し
て、電池344を導電部材510の当接部511に対し
て押さえ付けながら、蓋341を上部ケース301のね
じ穴301aに対し螺入する。これにより、電池344
の−端子部346が導電部材510の当接部511に当
接する一方で、導電部材500の当接部501の裏面が
電池344の+端子部345に当接するとともに、電池
344が導電部材500により半ば覆われた状態で、電
池344および導電部材500が電池収容室349に配
置される。
【0090】これにより、導電部材500の側壁503
が電極部材520の当接部522に当接し、これらが電
気的に接続される。よって、電池344の+端子345
は、導電部材500および電極部材520を介して、電
源の供給先と電気的に接続された状態となる。一方、電
池344の−端子346は、導電部材510の当接部5
11と電気的に接続され、該導電部材510を介して、
電源の供給先と電気的に接続された状態となる。なお、
2つのOリング550,550により、蓋341と上部
ケース301との密実な気密が得られるようになってい
る。
【0091】次ぎに、ヒートシール12とデジタル基板
43との接続箇所の構造を詳細に説明する。先ず、図1
7に示されるように、デジタル基板43の縁部には、列
をなして形成された多数のパターン電極の端子232,
…(図18参照)を有する端子部260が備えられてい
る。
【0092】また、ヒートシール12は、その一端側に
デジタル基板43の端子部260と接合される接合部2
40を備え、この接合部240においては、ヒートシー
ル12のベースフィルム241の下面に、各端子23
2,…と同数の導体層242,…が各端子232,…に
対応して列をなして形成されている。これら導体層24
2には、金属フィラーが含まれている。また、これら導
体層242,…は、それぞれLCD11側の接合部21
0へと延在しており、それぞれLCD11のパターン電
極と電気的に接続されている。さらに、これら導体層2
42,…の周囲には、これら導体層242,…の間隔を
埋めるように接着層243が形成されている。ここで、
接着層243は、導体層242,…の下面側も僅かに覆
った状態となっている。この接着層243は、加熱を行
いながら接合部240を端子部260に対して押圧する
ことにより、後述する永久メッキレジスト層250,…
の上面、即ち被接着面233,…に接着されるものであ
る。
【0093】そして、デジタル基板43の端子部260
の端子232,…の間隔には、これら端子232,…よ
り高さが小さい永久メッキレジスト層250,…が形成
されている。これら永久メッキレジスト層250,…の
上面が、接着層243が接着される被接着面233,…
である。ここで、これら永久メッキレジスト層250,
…の上面から、端子232,…の上面までの高さは、1
0μm程度に設定されている。
【0094】次ぎに、上述したようなヒートシール12
の接合部240を、デジタル基板43の端子部260に
対して接合するには、各端子232,…と各導体層24
2とが互いに向かい合うように位置決めして、加熱を行
いながら接合部240を端子部260に対して押圧す
る。すると、導体層242に含まれる金属フィラーが、
該導体層242,…の下面を僅かに覆う接着層243を
突き破り、各導体層242,…と各端子232,…とが
導通する。また、同時に、接着層243のうち、各導体
層242,…の間隔に位置する部分は、それぞれベース
フィルム243とともに僅かに沈み込み、これらの部分
がそれぞれ被接着面233,…に接着される。これによ
り、各導体層242,…と各端子232,…とが導通し
た状態を維持できるようになっている。
【0095】ここで、永久メッキレジスト層250,…
を形成することにより、被接着面233,…の上面か
ら、端子232,…の上面までの高さは、10μm程度
と小さく設定されているので、接着層243のうち、各
導体層242,…の間隔に位置する部分およびこれらの
部分に対応するベースフィルム243の沈み込みは、極
めて小さく抑えることができる。従って、端子232,
…の間隔が同じであっても、永久メッキレジスト層25
0,…がない場合に比べて、接着層243と被接着面2
33,…との接着しろを広くすることができる。よっ
て、永久メッキレジスト層250,…がない場合、即ち
換言すれば、被接着面から端子,…232,…の上面ま
での高さが大きい場合に比べて、これら接着層243と
被接着面233,…との接着力を高めることができ、ヒ
ートシール12の接合部240とデジタル基板43の端
子部260とを確実に接合することができる。よって、
ヒートシール12の接合部240を幅狭に設定すること
ができる。
【0096】以上のような第一の実施の形態例によれ
ば、GPS腕時計300は、該GPS腕時計300を手
首に装着するためのバンド310,311を備えたリス
ト装置であるので、バンド310,311により手首に
装着して用いることができる。また、機器ケース309
の表側に設けられた表示部320により、受信回路部に
よる信号処理により生成された、例えば、測位データ
(現在位置情報)などを確認することができる。さら
に、機器ケース309の周囲に配設された操作部33
1,336により各種操作を行うことができる。加え
て、電源となる電池を収容する電池収容部340を備え
ているので、携帯での使用に適している。
【0097】さらに、GPS受信用アンテナ23を有す
るアンテナ部350は、表示部320の左側に設けら
れ、操作部331は機器ケースの右縁部に、操作部33
6は、表示部320の後部に設けられているので、左腕
にGPS腕時計300を装着した状態で、右手で操作部
331,336の操作を行ったときに、GPS受信用ア
ンテナ23を手で隠してしまうことを防止できるととも
に、表示部320の表示を視界から遮ることを防止でき
る。よって、GPS受信用アンテナ23により受信を行
いながら好適に操作部331,336の操作を行うこと
ができるとともに、表示部320の表示を確認しながら
操作部331,336の操作を行うことができる。
【0098】また、アンテナ部350が表示部320の
左側に設けられた状態において、バンド310,331
の取付け部位、即ちバンド取付部303,304は、表
示部320を挟んで対向配置されているので、バンド3
10,311によりGPS腕時計300を左腕に装着し
た状態で左手首を曲げても、左手の甲にGPS受信用ア
ンテナ23を有するアンテナ部350の出っ張りが当た
ることがない。よって、GPS腕時計300を快適に装
着できる。
【0099】さらに、電池収容部340は、表示部32
0よりも前部において、機器ケース309の内部に設け
られ、電池収容部340の設置スペースとGPS受信用
アンテナ23を有するアンテナ部350や表示部320
の設置スペースが干渉しないため、大寸法で容量の大き
な電池を使用できる。
【0100】加えて、機器ケース309は全体として前
後方向に沿って上方に凸に湾曲したような形状となって
いる。従って、GPS腕時計300をバンド310,3
11により手首に装着した際に、GPS腕時計腕時計3
00と手首とのフィット感が良好となるようになってい
る。
【0101】また、シールド体18とシールド体47と
からなる電磁遮蔽用の筐体100の内部に、電磁遮蔽用
仕切部材(シールド体34)を隔ててアナログ基板28
とデジタル基板43が配設されているので、アナログ基
板28がデジタル基板43による電磁的ノイズの影響を
受けることを防止できる。また、アナログ基板28およ
びデジタル基板43が、ともに筐体100の外部からの
外来ノイズの影響を受けることを防止できる。さらに、
該筐体100の外部に設けられたGPS受信用アンテナ
23がデジタル基板43による電磁的ノイズの影響を受
けることを防止できる。
【0102】また、筐体100は、一対の半筐体(シー
ルド体18とシールド体47)を相互に対向させて、一
方の半筐体(シールド体18)の囲い枠19,…が他方
の半筐体(シールド体47)の囲い枠48,…の内側に
入り込むようにはめ込まれて構成される一方で、アナロ
グ基板28は、前記一方の半筐体(シールド体18)内
に配設されており、前記他方の半筐体(シールド体4
7)の囲い枠48,…には、アナログ基板28のスイッ
チングを行うためのスイッチ片48b,…が弾性変形可
能に形成されているので、電磁遮蔽用の筐体の一部を、
アナログ基板28のスイッチングを行うためのスイッチ
として兼用することができ、GPS腕時計300のデザ
イン面で省スペース化が図れる。
【0103】さらに、電池344の一方の端子部(例え
ば+端子部345)に当接する当接部501と、この当
接部501と導通されるとともに電池の側面の脇に位置
する電源取出し部503とを有する導電部材500を備
えているので、電池344の一方の端子部345を電池
344の側面の脇まで引き回すことができ、電気配線な
どのレイアウトの自由度が高まる。
【0104】また、この導電部材500を半筐体形状に
形成し、この半筐体形状の端面の裏面を当接部501と
し、該半筐体形状の側壁503が電源取出し部であるの
で、半筐体形状の側壁503のうち、どの位置からも、
電池の電源を取り出すことができ、電池344を電池収
容室349に収容する作業が楽になる。
【0105】さらに、電極部材520の挿入部521を
被挿入部(例えばスリット部530)に挿入固定したの
で、電池344側からの衝撃や、外部衝撃によっても、
挿入部521が振動することを防止して、電極部材52
0を介してこれらの振動がGPS腕時計300の内部機
器へと伝達することができ、例えば、半田が剥がれるこ
とを防止できる。
【0106】加えて、デジタル基板43の被接着面23
3,…からパターン電極の端子232,…の上面までの
高さが15μm以下(例えば10μm程度)と、低く設
定されているので、パターン電極の端子232,…どう
しの間隔が狭い場合においても、接着層243と端子部
260の被接着面233,…との十分な接着しろを確保
でき、導体層242,…とパターン電極の端子232,
…とを確実に導通させることができる。よって、ヒート
シール12のデジタル基板43との接続側を幅広に設定
する必要が無く、例えば、図17に示されるように、ヒ
ートシール12とデジタル基板43との接合部240
を、ヒートシール12とLCD11との接合部210と
同様の小さい幅に設定することができる。
【0107】被接着面233,…からパターン電極の端
子232,…の上面までの高さは、15μm以下であれ
ば足りるが、10μm以下であることがさらに望まし
い。
【0108】なお、上記の第一の実施の形態例では、リ
スト装置の一例として、GPS腕時計300を例示した
が、リスト装置としては、例えば、単に、GPS機能だ
けを有するもの等、GPS腕時計以外のものであっても
よい。また、シールド体34により電磁遮蔽用の筐体1
00を仕切って、該筐体100の内部の上側部分と下側
部分を相互に電磁遮蔽し、この上側部分にアナログ基板
28を、下側部分にデジタル基板43を配置した構成と
したが、シールド体34を用いずに、アナログ基板28
を電磁遮蔽用の筐体の外部に配置する構成としても良
い。
【0109】また、半筐体形状の導電部材503を、1
つだけ用いることとしたが、電池344の両端子部34
5,346にそれぞれ対応して、2つの半筐体形状の導
電部材を用いることとしてもよい。この場合、導電部材
503どうしが接触しないように、図示例の導電部材5
03より、両端面間の寸法が小さいものを用いると良
い。さらに、被挿入部として、スリット部530を例示
したが、被挿入部は、溝部であってもよい。この被挿入
部に挿入される電極部材の一端の形状は、被挿入部の形
状に対応したものであればよい。
【0110】<第二の実施の形態例>以下に、本発明に
係る第二の実施の形態例を図19から図24に基づいて
説明する。図19は上記の第一の実施の形態例のGPS
腕時計300の概略図であり、このうち(A)は平面
図、(B)は側面図である。また、図20〜図24は、
それぞれ変形例のGPS腕時計400,410,42
0,430,440を示す図であり、それぞれの(A)
は平面図、それぞれの(B)は側面図である。この第二
の実施の形態例のGPS腕時計400,410,42
0,430,440の各構成要素のうち、上記の第一の
実施の形態例のGPS腕時計300の各構成要素と同様
の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0111】この第二の実施の形態例のGPS腕時計4
00,410,420,430,440のうち、GPS
腕時計400,410,420は、その表示部320、
アンテナ部350、バンド310,311、操作部33
6のうち少なくともいずれかのレイアウトが、上記の第
一の実施の形態例のGPS腕時計300のその表示部3
20、アンテナ部350、バンド310,311、操作
部336のレイアウトと異なるものである。また、この
ように、表示部320、アンテナ部350、バンド31
0,311、操作部336のうち少なくともいずれかの
レイアウトが異なることにより、GPS腕時計400,
410,420の機器ケース401,411,421の
形状は、上記の第一の実施の形態例のGPS腕時計30
0の機器ケース309の形状と異なる。従って、GPS
腕時計400,410,420は、GPS腕時計300
の機器ケース309と異なる形状の機器ケース401,
411,421をそれぞれ有する本体405,415,
525を備えたものである。そして、GPS腕時計40
0,410,420は、その表示部320、アンテナ部
350、バンド310,311、操作部336のうち少
なくともいずれかのレイアウトと、機器ケース401,
411,421の形状(本体405,415,525の
形状)が異なる点の他は、上記の第一の実施の形態例の
GPS腕時計300と同様のものである。
【0112】また、第二の実施の形態例のGPS腕時計
400,410,420,430,440のうち、GP
S腕時計430,440は、その電池収容部432,4
42のレイアウト及び電池434,444の形状が、こ
の第二の実施の形態例のGPS腕時計420の電池収容
部340のレイアウト及び電池344の形状と異なるも
のである。さらに、このように、電池収容部432,4
42のレイアウト及び電池434,444の形状が異な
ることにより、GPS腕時計430,440の機器ケー
ス431,441の形状は、GPS腕時計420の機器
ケース421の形状と異なる。従って、GPS腕時計4
30,440は、GPS腕時計420の機器ケース42
1と異なる形状の機器ケース431,441をそれぞれ
有する本体435,445を備えたものである。そし
て、GPS腕時計430,440は、その電池収容部4
32,442のレイアウト及び電池434,444の形
状と、機器ケース431,441の形状(本体435,
445の形状)が異なる点の他は、この第二の実施の形
態例のGPS腕時計420と同様のものである。
【0113】これらのGPS腕時計400,410,4
20,430,440のうち、先ず、GPS腕時計40
0は、アンテナ部350は表示部320の右側に設けら
れ、操作部336は表示部320の後部に設けられ、操
作部331は機器ケース401の右側面(右縁部)に設
けられている。また、バンド310,311の取付け部
位は、GPS受信用アンテナ23を有するアンテナ部3
50を挟んで対向配置されている。
【0114】このようなGPS腕時計400によれば、
GPS受信用アンテナ23は、表示部320の右側に設
けられているので、左腕にGPS腕時計400を装着し
た状態で、洋服の袖などによりGPS腕時計400の一
部が覆われてしまった場合でも、洋服の袖などによりG
PS受信用アンテナ23が覆われてしまう可能性が少な
い。よって、GPS受信用アンテナ23による受信が好
適に行われる。また、GPS受信用アンテナ23は、表
示部320の右側に設けられ、操作部331,336
は、機器ケース401の右縁部と、表示部320の後部
にそれぞれ設けられているので、左腕にGPS腕時計4
00を装着した状態で、右手で操作部331,336の
操作を行ってもGPS受信用アンテナ23を手で隠して
しまうことを防止できる。よって、GPS受信用アンテ
ナ23による受信が好適に行われる。さらに、バンド3
10,311の取付け部位は、GPS受信用アンテナ2
3を有するアンテナ部350を挟んで対向配置されてい
るので、バンド310,311により左腕にGPS腕時
計400を装着した状態では、表示部320はバンド3
10,311より左腕のつけ根側に位置する。従って、
この状態で左手首を曲げても、手の甲に表示部320の
出っ張りが当たることがない。よって、GPS腕時計4
00を快適に装着できる。
【0115】また、GPS腕時計410は、GPS腕時
計400では、表示部320の後部に設けられていた操
作部336が、アンテナ部350の後部に設けられた点
がGPS腕時計400と異なり、GPS腕時計400と
ほぼ同様の効果が得られる。
【0116】さらに、GPS腕時計420は、電池収容
部340を機器ケース421内部のアンテナ部350の
前部に設けた点がGPS腕時計400と異なるものであ
る。つまり、GPS受信アンテナ23と表示部320と
が左右に並ぶ場合に、GPS受信アンテナ23よりも前
部において、機器ケース421の内部に電池収容部34
0を設けたものである。従って、GPS腕時計420に
よれば、GPS腕時計400とほぼ同様の効果が得られ
る他、電池収容部340の設置スペースとGPS受信用
アンテナ23や表示部320の設置スペースが干渉しな
いため、大寸法で容量の大きな電池を使用できる。
【0117】次ぎに、GPS腕時計430は、バンド4
36に電池収容部432が設けられている点がGPS腕
時計400と異なる。ここで、電池434は、例えば平
板型(円板状等)の薄型の電池である。また、電池収容
部432は、バンド436とバンド311を締結するた
めのバックルとして兼用されるようになっている。そし
て、バンド436の内部には、電池収容部432と本体
435とを電気的に接続する配線439,439が設け
られている。
【0118】従って、GPS腕時計430によれば、G
PS腕時計400とほぼ同様の効果が得られる他、電池
収容部432は、バンド310に設けられているので、
ユーザーが電池交換をして、誤って電池収容部432の
気密がとれない状態となったとしても、機器ケース43
1の気密に影響がでることがない。
【0119】また、GPS腕時計440は、その電池収
容部442が、機器ケース441内部の裏面側に設けら
れている点がGPS腕時計400と異なる。ここで、電
池444は、例えば平板型(円板状等)の薄型の電池で
ある。
【0120】従って、GPS腕時計440によれば、G
PS腕時計400とほぼ同様の効果が得られる他、電池
収容部442は、電池収容部442は、機器ケース44
1内部の裏面側に設けられているので、機器ケース44
1の前後方向の外形寸法と、左右方向の外形寸法のうち
いずれかを小さくできる。よって、機器ケース441を
見た目に小さくできる。
【0121】<第三の実施の形態例>この第三の実施の
形態例は、第一の実施の形態例の内部機器類360の他
の実施例である。この第三の実施の形態例の内部機器類
960の各構成要素は、上述した第一の実施の形態例に
おける内部機器類360の各構成要素とほぼ同じである
ので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明
を省略して、以下に、本発明に係る第三の実施の形態例
を図25から図29に基づいて説明する。図25は、本
発明に係る第三の実施の形態例を説明するためのGPS
腕時計900の装置本体905の分解斜視図、図26は
内部機器類960を説明するための分解斜視図、図27
はGPS受信アンテナ23の取付けを説明するための
図、図28はシールド体52にアナログ基板54等を組
み付けた状態を示す斜視図、図29はアナログ基板54
をハウジング55に組み付けた状態を示す斜視図であ
る。
【0122】図26から図28に示されるように、第一
の実施の形態例におけるシールド体18とほぼ同様のシ
ールド体52には、その周縁部に沿って、フック52
a,…が設けられている。また、図26,図29に示さ
れるように、第一の実施の形態例におけるアナログ基板
28とほぼ同様のアナログ基板(回路基板)54には、
その周縁部の内側に沿って、フック52a,…が嵌入さ
れる孔部54a,…が設けられている。さらに、図26
に示されるように、第一の実施の形態例におけるハウジ
ング31とほぼ同様のハウジング55(固定用板)に
は、その上面の周縁部の内側に沿って、孔部54a,…
と対応した位置に凹部55a,…が設けられている。ま
た、図26,図27に示されるように、両面導電テープ
56をシールド体52に貼り付けた状態でも、両面導電
テープ56によってシールド体52に設けられたフック
52a,…が覆われないように、両面導電テープ56に
は切り込み部56a,…が形成されている。シールド体
52に設けられたフック52a,…をアナログ基板54
に設けられた孔部54a,…に嵌入できるように、絶縁
シート53には孔部53a,…が設けられている。ま
た、ハウジング55の周縁部には、ハウジング55に対
してアナログ基板54を位置決めする位置決め部55
b,…が形成されている。
【0123】それぞれ以上のように構成された各部材
は、以下のように組み付けられている。先ず、位置決め
部55b,…により位置決めして、ハウジング55の上
部に、アナログ基板54を載置する。この状態で、絶縁
シート53をアナログ基板54の上部に載置する。さら
に、フック52a,…を絶縁シート53の孔部53a,
…およびアナログ基板54の孔部54a,…に嵌入させ
て、シールド体52をハウジング55に組み付けた状態
で、該フック52a,…を孔部53a,…、孔部54
a,…を介してハウジング55の凹部55a,…にそれ
ぞれ半田付けする。これにより、ハウジング55、アナ
ログ基板54、絶縁シート53およびシールド体52が
一体となる。
【0124】また、内部機器類960のその他の各構成
要素も第一の実施の形態例と同様に各々組み付けたの
ち、ハウジング55を前記上部ケース3に対して固定す
ることで、内部機器類960が上部ケース301に固定
されている。なお、GPS受信用アンテナ23の給電ピ
ン23aは、アナログ基板54の給電点54bに半田付
け固定されている。
【0125】以上のような構成の第三の実施の形態例に
よれば、シールド体52に設けられたフック52a,…
をアナログ基板54に設けられた孔部54a,…を介し
てハウジング55の凹部55a,…に半田付けされてい
るので、シールド体52、アナログ基板54およびハウ
ジング55の一体性が好適に得られるとともに、アナロ
グ基板54とシールド体52、ならびにアナログ基板5
4の給電点54bに半田付け固定されたGPS受信用ア
ンテナ23を同一電位とすることができ、シールド性能
をさらに向上させることができる。また、アナログ基板
54がハウジング55の位置決め部55b,…により位
置決めされているので、アナログ基板54が該ハウジン
グ55に対してずれることを防止できる。
【0126】なお、上記の第一・第二・第三の実施の形
態例では、電子機器としてGPS腕時計を示して説明を
行ったが、GPS腕時計に限らず、小型の電子機器で電
磁遮蔽性を必要とするものであればどのようなものであ
ってもよい。また、前記電磁遮蔽用の筐体100を、そ
れぞれ周縁部に起立した囲い枠19,48を有し一端側
に開口部18k、47kを有する箱形状の電磁遮蔽材か
らなる一対の半筐体(シールド体18またはシールド体
52とシールド体47)を相互に対向させて、一方の半
筐体(シールド体18またはシールド体52)の囲い枠
(19,…)が他方の半筐体(シールド体47)の囲い
枠(48,…)の内側に入り込むようにはめ込んで構成
したが、該電磁遮蔽用の筐体100は、開口部18k、
47k側で互いに結合して構成するだけにとどめても良
い。加えて、その他の具体的細部構造等についても本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更可能で
ある。
【0127】<第四の実施の形態例>以下に、本発明に
係る第四の実施の形態例を図30から図34に基づいて
説明する。図30の(A)は、第四の実施の形態例のG
PS腕時計600を示す平面図、(B)はGPS腕時計
600を示す側面図、図31はGPS腕時計600の本
体605の、前後方向に沿った概略断面図、図32はア
ンテナ23の緩衝体620の配置を示す平面図、図33
はGPS腕時計600のGPS測位処理動作を示すフロ
ーチャート、図34は本実施例の全体ブロック図であ
る。この第四の実施の形態例のGPS腕時計600は、
上述の各実施の形態例のGPS腕時計と比較して、主に
(GPS受信用アンテナ23を有する)アンテナ部35
0と表示部320との位置関係と、GPS測位処理動作
が異なるのみであり、その他の点については同様のもの
である。よって、第四の実施の形態例の構成要素のう
ち、上述の各実施の形態例の構成要素と同様の構成要素
には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0128】第四の実施の形態例のGPS腕時計600
は、このGPS腕時計600を手首に装着した状態で、
GPS受信用アンテナ23の受信面を略水平にした際
に、表示部320の表示面が、受信面に対して所定の角
度αだけユーザー側に向けて傾斜するように構成するこ
とにより、ユーザーが表示部320の表示面を視認しや
すくしたことを主な特徴としている。
【0129】先ず、図30の(B)に示すように、GP
S腕時計600の本体605は、その中央部に表示部3
20が配設され、この表示部320の前部にGPS受信
用アンテナ23を有するアンテナ部350が配設されて
いる。また、例えば、表示部320の左側には電池収容
部340が、その長手方向が前後方向に沿うように配設
され、表示部320の後部および機器ケース601の右
側面にそれぞれ操作部336,331が配設されてい
る。また、バンド310,311の取付け部位は、表示
部320,アンテナ部350を挟んで前後方向において
対向配置されている。
【0130】図31に示すように、上部ケース601の
裏側には、Oリング615を介してビス止めにより裏蓋
602が取付けられ、これら上部ケース601および裏
蓋602により構成される機器ケース609は、前後方
向に沿ってへの字型に屈曲した形状を有しており、その
内部には内部機器類が収容されている。
【0131】また、機器ケース609の後部の中央の最
上部には表示窓321が設けられている。この表示窓3
21の下部には機器ケース609の内部に固定されたハ
ウジング612の上部に固定されてLCD11が設けら
れ、LCD11の下部には、同じくハウジング612の
上部に固定された発光パネル(発光部)650が設けら
れている。ハウジング612の下部には、緩衝体61
7,617を介して裏蓋602により下側を支持された
ハウジング616が、ハウジング612と間隔を開けて
設けられている。ハウジング616は、機器ケース60
9の形状に対応して前後方向に沿ってへの字型に屈曲し
た形状を有している。デジタル基板43は、このハウジ
ング616の後部と、ハウジング612により上下から
挟持されている。さらに、デジタル基板43の上部に
は、傾斜スイッチ613が設けられている。一方、ハウ
ジング616の前部の上部には、該ハウジング616
と、機器ケース609の内部に固定されたハウジング6
19とにより上下から挟持されて、アナログ基板28が
設けられている。このアナログ基板28と前記デジタル
基板43とは、配線630を介して電気的に接続されて
いる。
【0132】また、ハウジング619の上部には、GP
S受信用アンテナ23が設けられ、このGPS受信用ア
ンテナ23の上面と、上部ケース601との間には、緩
衝体620,…が設けられ、GPS受信用アンテナ23
の耐衝撃性が高められている。ここで、GPS受信用ア
ンテナ23に対する緩衝体620,…は、例えば、図3
2に示すように、GPS受信用アンテナ23の四方に配
設されている。
【0133】そして、このように構成されたGPS腕時
計600のGPS受信用アンテナ23の受信面と表示部
320の表示面とは、図30の(B)に示すように、G
PS腕時計600の本体605の上下方向で、所定の角
度αをなすように、これらGPS受信用アンテナ23と
表示部320とが配置されている。
【0134】従って、表示部320の表示面は、GPS
腕時計600を手首に装着した状態で、GPS受信用ア
ンテナ23の受信面を略水平にした際に、受信面に対し
て所定の角度αだけユーザー側に向けて傾斜する。
【0135】さらに、前記傾斜スイッチ613は、該傾
斜スイッチ613を水平面に対して所定の角度に傾斜さ
せることにより接点がONとなるものであり、該傾斜ス
イッチ613は、GPS受信用アンテナ23の受信面を
略水平にして、該GPS受信用アンテナ23を受信状態
にした際に、傾斜スイッチ613の接点がONとなるよ
うに設けられている。そして、接点がONとなることに
より、受信回路部による例えばGPS測位処理動作を開
始するようになっている。
【0136】また、GPS受信用アンテナ23により受
信した受信信号に基づく受信回路部による信号処理が終
了するのとほぼ同時に、該信号処理により生成された測
位データなどのデータを表示部320が表示するように
なっている。
【0137】さらに、LCD11の下部に設けられた前
記発光パネル650は、表示部320のバックライトと
なるものであり、GPS受信用アンテナ23により受信
した受信信号に基づく受信回路部による信号処理が終了
するのとほぼ同時に、発光パネル650が点灯するよう
になっている。
【0138】これらの動作の流れを示すのが、図33で
ある。以下、本実施形態の全体ブロックを示す図34と
ともに、図33について説明をする。即ち、同図に示す
ように、GPS腕時計600の全体を制御するCPU8
20は、ステップS1において、時刻計時部810の計
時に従って、通常時の時計表示(時刻表示)を表示部3
20にて行う。この時刻表示の状態から、操作部331
又は操作部336を含むキー入力部800の操作がなさ
れると、CPU820は、ステップS2において、GP
S測位モードへとモード切り替えを行う。このような状
態のもとで、GPS受信用アンテナ23の受信面を略水
平となるように、ユーザーが腕を動かすと、ステップS
3において、傾斜スイッチ613の接点がONとなる。
すると、CPU820は、ステップS4において、自動
的に、受信回路部およびデータ処理部を含むGPS計測
部840の計測により、例えばGPS測位処理動作を開
始する。そして、この動作が完了する(ステップS5)
と、CPU820は、ステップS6において、EL表示
部830の働きで発光パネル613を点灯表示させ、そ
の後、ステップS7において、GPS計測部840の働
きで、該信号処理により生成された測位結果データなど
のデータを表示部320に表示させる。
【0139】このような第四の実施の形態例によれば、
表示部320の表示面は、GPS腕時計600を手首に
装着した状態で、GPS受信用アンテナ23の受信面を
略水平にした際に、受信面に対して所定の角度αだけユ
ーザー側に向けて傾斜しているので、GPS受信用アン
テナ23の受信面を略水平にして、該GPS受信用アン
テナ23を受信状態にした際に、ユーザーが表示部32
0の表示面を視認しやすい。よって、受信を行いなが
ら、容易に表示部320を視認できる。ここで、表示部
320の表示面とGPS受信用アンテナ23の受信面と
のなす角度αは、0〜60度であることが、デザイン
性、操作性の点で望ましい。
【0140】また、表示部320と同じ面に操作部33
6が設けられているので、良好な操作性が得られる。
【0141】さらに、水平面に対して所定の角度に傾斜
させることにより接点がONとなる傾斜スイッチ613
を備え、GPS受信用アンテナ23の受信面を略水平に
して、該GPS受信用アンテナ23を受信状態にした際
に、前記接点がONとなることにより、受信回路部によ
る信号処理を開始するようになっているので、GPS受
信用アンテナ23の受信面を略水平にして、該GPS受
信用アンテナ23を受信状態にするだけで、自動的に傾
斜スイッチ613の接点がONとなり、受信回路部によ
る信号処理が開始され、例えば、操作部335、330
による操作によってしか信号処理が開始されないような
場合に比べて、操作が簡略化できる。
【0142】加えて、表示部320のバックライトとな
る発光パネル650を備え、GPS受信用アンテナ23
により受信した受信信号に基づく受信回路部による信号
処理が終了するのとほぼ同時に、該信号処理により生成
されたデータを表示部320が表示するとともに、発光
パネル650が点灯するようになっているので、該デー
タを確認するのに特別な操作が不要であるとともに、暗
所でも該データを容易に確認できる。
【0143】また、GPS受信用アンテナ23を有する
アンテナ部350と、表示部320が前後に並び、電池
収容部340をアンテナ部350と表示部320の左側
に設け、さらに、バンド310,311をアンテナ部3
50及び表示部320を挟んで対向する部位に取り付け
たので、バンド310,311により左腕にGPS腕時
計600を装着した状態では、電池収容部340がバン
ド310,311より左手の先端側に位置することがな
い。従って、この状態で左手首を曲げても、手の甲に電
池収容部340の出っ張りが当たることがない。よっ
て、GPS腕時計600を快適に装着できる。
【0144】さらに、電池収容部340の設置スペース
と、GPS受信用アンテナ23を含むアンテナ部350
や表示部320の設置スペースが干渉しないため、大寸
法で容量の大きな電池344を使用できる。
【0145】なお、上記の第四の実施の形態例では、図
30の(B)に示すように、表示部320の表示面が本
体605の上方を向き、GPS受信用アンテナ23の受
信面が、この表示面に対して、前部になるほど下がるよ
うに所定角度αで傾斜している構成としたが、GPS受
信用アンテナ23の受信面が本体605の上方を向き、
表示部320の表示面が、この受信面に対して、後部に
なるほど下がるように所定角度αで傾斜している構成と
してもよい。なお、以上の各実施形態では、この発明を
液晶表示部で時刻を表示する腕時計に適用した場合につ
いて説明したが、この例に限られず、例えば、針式の時
計機能を有する腕時計、時刻表示機能をもたないリスト
型の装置、例えば、電子コンパス装置、電子水深計装置
の各種のリスト装置にも適用可能である。また、前述し
た電磁遮蔽構造では、電子腕時計に適用した場合につい
て説明したが、パーソナルコンピューター、携帯電話、
携帯端末、電子手帳等の各種の電子機器にも適用可能で
ある。
【0146】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るリスト装置に
よれば、使用者の手首に装着するためのバンドを備えた
リスト装置において、バンドにより保持されている装置
本体と、この装置本体の表側のうちの見やすい位置に設
けられた表示部と、装置本体のうち、使用者と対面する
側の手前位置に配設された操作部と、操作部と反対側の
位置に配設された電池収容部と、表示部と近接した位置
に設けられたデータ受信部とを備えているので、装置本
体に各種の機能部をコンパクトに配設することができ
る。また、の表側に設けられた表示部により表示を確認
することができる。さらに、装置本体に設けられた表示
部により表示を確認することができる。さらに、装置本
体の周囲に配設された操作部により各種操作を行うこと
ができる。加えて、電源となる電池を収容する電池収容
部を備えているので、携帯での使用に適している。
【0147】請求項2記載の発明に係るリスト装置によ
れば、装置本体は、時刻を計時する計時手段と、データ
受信部により受信されたデータを処理するデータ処理部
と、計時手段により計時された時刻とデータ処理部によ
り処理されたデータとの少なくとも一方を前記表示部に
表示させる表示制御部とを備えているので、これらのデ
ータを表示部に表示させて確認することができる。
【0148】請求項3記載の発明に係るリスト装置によ
れば、データ受信部は、外部から送られてきた位置情報
を受信する位置情報受信用アンテナを備えており、この
位置情報受信用アンテナは、表示部の左右方向および前
部方向のいずれかの位置に設けられているので、操作部
の操作を行う際に、位置情報受信用アンテナを手で隠し
てしまうことを防止できるとともに、表示部を視界から
遮ることを防止できる。よって、位置情報受信用アンテ
ナにより受信を行いながら好適に操作部の操作を行うこ
とができるとともに、表示部の表示を確認しながら操作
部の操作を行うことができる。
【0149】請求項4記載の発明に係るリスト装置によ
れば、バンドは、第1のバンドと第2のバントとからな
り、第1のバンドの一端部は電池収容部に固定されてお
り、第2のバンドの一端部は機器ケースのうちの操作部
側に固定されているので、これら第1のバンドと第2の
バントとによりリスト装置を手首に装着できる。
【0150】請求項5記載の発明に係るリスト装置によ
れば、電池収容部は、電池を収容する筒形形状の筒形導
電部材と、この筒形導電部材内に収容された電池の一方
の端子部に当接するように筒形導電部材の一端に形成さ
れた第1の端子部と、筒形導電部材内に収容された電池
の他方の端子部に当接する第2の端子部を有し、かつ、
筒形導電部材の他端に固定された蓋部材と、第1の端子
部と電気的に導通されるとともに筒形導電部材の側面位
置に設けられた電源取出し部とを備えているので、電池
の一方の端子部を電池の側面の脇まで引き回すことがで
き、リスト装置の配線などのレイアウトの自由度が高ま
る。
【0151】請求項6記載の発明に係るリスト装置によ
れば、電池収容部は、装置本体の裏面側に設けられてい
るので、装置本体の前後方向の外形寸法と、左右方向の
外形寸法のうちいずれかを小さくできる。よって、装置
本体を見た目に小さくできる。
【0152】請求項7記載の発明に係るリスト装置によ
れば、電池収容部は、バンドに設けられているので、ユ
ーザーが電池交換をして、誤って電池収容部の気密がと
れない状態となったとしても、装置本体の気密に影響が
でることがない。
【0153】請求項8記載の発明に係るリスト装置によ
れば、表示部の表示面とデータ受信部の受信面とは、デ
ータ受信部の受信面を略水平にした際に、表示部の表示
面が使用者と対面するような角度に設計されているの
で、データ受信部の受信面を略水平にした際に、ユーザ
ーが表示部の表示面を視認しやすい。よって、受信を行
いながら、容易に表示面を視認できる。
【0154】請求項9記載の発明に係るリスト装置によ
れば、前記装置本体は、当該装置本体が所定の角度分傾
斜したことを検出する傾斜検出部と、この傾斜検出部が
所定の角度分傾斜を検出したことを条件に、前記データ
受信部の受信処理を開始する受信処理部とを備えている
ので、装置本体を所定の角度分傾斜させることにより、
傾斜検出部が所定の角度分傾斜を検出し、受信処理部に
よりデータ受信部の受信処理を開始することができる。
よって、例えば、操作部による操作により受信処理が開
始されるような場合に比べて、操作が簡略化できる。
【0155】請求項10記載の発明に係るリスト装置に
よれば、装置本体は、前記表示部を照明するために発光
される発光部を備えているので、暗所でも表示部の表示
を容易に確認できる。
【0156】請求項11記載の発明に係るリスト装置に
よれば、装置本体の裏面側は使用者の手首に沿うように
湾曲しているので、バンドによりリスト装置を手首に装
着した際に、リスト装置と手首とのフィット感が良好と
なる。
【0157】請求項12記載の発明に係るリスト装置に
よれば、装置本体は、時刻を指示または表示する時計部
を備えているので、時刻を確認できる。
【0158】請求項13記載の発明に係る電子機器によ
れば、機器ケース内に収容された電磁遮蔽用の筐体と、
該筐体内に配設された電子部品とを備えているので、筐
体により電子部品が、その周囲のほぼ全方向に亘って電
磁遮蔽され、優れた電磁遮蔽性が得られる。従って、例
えばデジタル回路等の電磁的なノイズを発生する電子部
品と、アナログ回路や受信アンテナ等の電磁的なノイズ
の影響を受けやすい電子部品とを筐体により隔てること
によって、電磁的なノイズを発生する電子部品と、電磁
的なノイズの影響を受けやすい電子部品とをきわめて近
距離に配設しても、その電子部品は電磁的ノイズの影響
を受けない。よって、例えば、電子腕時計等の超小型の
電子機器類においても、電磁的なノイズを発生する電子
部品と、電磁的なノイズの影響を受けやすい電子部品と
を近接して設けることができる。
【0159】請求項14記載の発明に係る電子機器によ
れば、電磁遮蔽用仕切部材により、電磁遮蔽用の筐体の
内部がさらに仕切られており、仕切られた空間の各々に
電子部品のうちの一部の電子部品と他の電子部品とをそ
れぞれ別個に配置した構造となっているため、電磁遮蔽
用の筺体内において、電磁遮蔽用仕切部材によって前記
一部の電子部品と前記他の電子部品とをさらに相互に電
磁遮蔽することができる。従って、例えばデジタル回路
等の電磁的なノイズを発生する電子部品と、アナログ回
路等の電磁的なノイズの影響を受けやすい電子部品とを
電磁遮蔽用の筐体内で電磁遮蔽用仕切部材によって隔て
ることによって、電磁的なノイズを発生する電子部品
と、電磁的なノイズの影響を受けやすい電子部品とをき
わめて近距離に配設しても、その電子部品は電磁的なノ
イズの影響を受けない。よって、例えば、電子腕時計等
の超小型の電子機器類にも電磁的なノイズを発生する電
子部品と、電磁的なノイズの影響を受けやすい電子部品
とをともに設けることができる。
【0160】請求項15記載の発明に係る電子機器によ
れば、電磁遮蔽用の筐体の一部を、電子部品のスイッチ
ングを行うためのスイッチとして兼用することができ、
電子機器のデザイン面で省スペース化が図れる。
【0161】請求項16記載の発明に係る電子機器によ
れば、筐体に設けられたフックが、回路基板に設けられ
た孔部を介して固定用板に設けられた凹部に半田付けに
より固定されているので、筐体と回路基板とを、固定用
板を介して、機器ケースに一体化させることができると
ともに、筐体と回路基板とを同一電位とすることがで
き、電磁遮蔽性能を向上させることができる。
【0162】請求項17記載の発明に係る電子機器によ
れば、固定用板の周縁部に形成された位置決め部によ
り、回路基板を該固定用板に対して位置決めすることに
より、該回路基板が固定用板に対してずれてしまうこと
を防止でき、固定用板と回路基板との一体化をより好適
に得られる。
【0163】請求項18記載の発明に係る電子機器によ
れば、被接着面からパターン電極の端子の上面までの高
さが15μm以下と、低く設定されているので、パター
ン電極の端子どうしの間隔が狭い場合においても、接着
層と被接着面との十分な接着しろを確保でき、導体層と
パターン電極の端子とを確実に導通させることができ
る。
【0164】請求項19記載の発明に係る電子機器によ
れば、一対の半筐体のうちの一方の半筐体の外側には、
アンテナが配設され、該アンテナと電磁遮蔽用の筺体内
の電子部品とは該筐体により相互に電磁遮蔽されている
ので、電子部品に電磁的なノイズを発生する電子部品が
含まれていたとしても、アンテナが受信妨害されること
を防止できる。
【0165】請求項20記載の発明に係る電子機器によ
れば、GPS受信用アンテナであるアンテナにより、G
PS衛星からの信号の受信を行い、このGPS受信用ア
ンテナにより受信した受信信号をGPS受信用の受信回
路部である電子部品により信号処理することができ、電
子機器にGPS機能を備えることができる。
【0166】請求項21記載の発明に係る電子機器によ
れば、電子機器は、バンドを備えたリスト装置であるの
で、バンドにより手首に装着して用いることができる。
また、機器ケースの表側に設けられた表示部により、受
信回路部による信号処理により生成された、例えば、測
位データ(現在位置情報)などを確認することができ
る。さらに、機器ケースの周縁部に配設された操作部に
より各種操作を行うことができる。加えて、電源となる
電池を収容する電池収容部を備えているので、携帯での
使用に適している。
【0167】請求項22記載の発明に係る電子機器によ
れば、GPS受信用アンテナは、表示部の左側に設けら
れ、操作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部
と、GPS受信用アンテナの後部のうち少なくともいず
れかに設けられている場合、左腕にリスト装置を装着し
た状態で、右手で操作部の操作を行ったときに、GPS
受信用アンテナを手で隠してしまうことを防止できると
ともに、表示部の表示を視界から遮ることを防止でき
る。よって、GPS受信用アンテナにより受信を行いな
がら好適に操作部の操作を行うことができるとともに、
表示部の表示を確認しながら操作部の操作を行うことが
できる。
【0168】また、GPS受信用アンテナは、表示部の
右側に設けられている場合、左腕にリスト装置を装着し
た状態で、洋服の袖などによりリスト装置の一部が覆わ
れてしまった場合でも、洋服の袖などによりGPS受信
用アンテナが覆われてしまう可能性が少ない。よって、
GPS受信用アンテナによる受信が好適に行われる。さ
らに、GPS受信用アンテナは、表示部の右側に設けら
れ、操作部は、機器ケースの右縁部と、表示部の後部
と、GPS受信用アンテナの後部のうち少なくともいず
れかに設けられている場合、左腕にリスト装置を装着し
た状態で、右手で操作部の操作を行ってもアンテナを手
で隠してしまうことを防止できる。
【0169】また、GPS受信用アンテナは表示部の前
部に設けられ、操作部は、機器ケースの右縁部と、表示
部の後部と、GPS受信用アンテナの後部のうち少なく
ともいずれかに設けられている場合、左腕にリスト装置
を装着した状態で、右手で操作部の操作を行ってもアン
テナを手で隠してしまうことを防止できる。
【0170】請求項23記載の発明に係る電子機器によ
れば、GPS受信用アンテナと、表示部と、電池収容部
のうち、いずれか2つが左右にならび、これら2つのう
ちいずれかの前に他の1つが位置し、電池収容部は、機
器ケースの内部に設けられているので、これらGPS受
信用アンテナと、表示部と、電池収容部の3つが直線状
に並んで機器ケースに配設されることがなく、寸法が一
方向に大きくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリスト装置又は電子機器の一例と
しての、GPS腕時計を示す平面図である。
【図2】GPS腕時計の右側面図である。
【図3】GPS腕時計の本体の左側面図である。
【図4】バンドをバックルにより締結した状態のGPS
腕時計を示す斜視図である。
【図5】GPS腕時計を前部からみた正面図である。
【図6】GPS腕時計を後部から見た正面図である。
【図7】GPS腕時計の機器ケースを裏面側から見た平
面図である。
【図8】GPS腕時計の機器ケースの内部に内部機器類
を配設した状態で機器ケースを裏側から見た平面図であ
る。
【図9】GPS腕時計の分解斜視図である。
【図10】GPS腕時計の内部機器類を説明するための
分解斜視図である。
【図11】シールド体にアナログ基板等を組み付けた状
態を示す斜視図である。
【図12】電池収容部の長手方向に沿った断面図であ
る。
【図13】図12のA部拡大図である。
【図14】図13のII−II断面図である。
【図15】電池と電池に被せられる導電部材を示す斜視
図である。
【図16】導電部材が被せられた状態の電池と蓋と電極
部材と電極部材が挿入される挿入部と導電部材を示す斜
視図である。
【図17】ヒートシールによりLCDと回路基板とを電
気的に接続した状態を示す平面図である。
【図18】図17の断面図であり、(A)はヒートシー
ルを回路基板に熱圧着する前の状態を示すものであり、
(B)は熱圧着後の状態を示す断面図である。
【図19】GPS腕時計の表示部、アンテナ部、バン
ド、電池収容部、操作部のレイアウトを説明するための
GPS腕時計の概略図であり、このうち、(A)は平面
図、(B)は右側面図である。
【図20】変形例のGPS腕時計を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図21】変形例のGPS腕時計を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図22】変形例のGPS腕時計を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図23】変形例のGPS腕時計を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図24】変形例のGPS腕時計を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図25】GPS腕時計の分解斜視図である。
【図26】GPS時計の内部機器類を説明するための分
解斜視図である。
【図27】GPS受信アンテナの取付けを説明するため
の図である。
【図28】シールド体にアナログ基板等を組み付けた状
態を示す斜視図である。
【図29】アナログ基板をハウジングに組み付けた状態
を示す斜視図である。
【図30】第四の実施の形態例のGPS腕時計を示す図
であり、このうち(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。
【図31】GPS腕時計の本体の、前後方向に沿った概
略断面図である。
【図32】アンテナの緩衝体の配置を示す平面図であ
る。
【図33】GPS腕時計のGPS測位処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図34】第四の実施の形態例の全体ブロック図であ
る。
【符号の説明】
3 機器ケース(上部ケース) 4 機器ケース(下部ケース) 18,47,52 半筐体(シールド体) 18k,47k 開口部 19,48 囲い枠 23 アンテナ(GPS受信用アンテナ) 28,54 電子部品(アナログ基板) 34 電磁遮蔽用仕切部材(シールド体) 43 電子部品(デジタル基板) 48b スイッチ片 52a フック 54a 孔部 55 固定用板(ハウジング) 55a 凹部 55b 位置決め部 100 筺体 12 ヒートシール 232 端子 233 被接着面 260 端子部 240 接合部 242 導体層 243 接着層 300 GPS腕時計 303 取付け部位(被取付部) 304 取付け部位(被取付部) 305 装置本体 309 機器ケース(上部ケース301と裏蓋302に
より構成される) 310 バンド 311 バンド 320 表示部 331 操作部 336 操作部 340 電池収容部 344 電池 350 アンテナ部(データ受信部) 400 GPS腕時計 401 機器ケース 405 本体(装置本体) 410 GPS腕時計 411 機器ケース 415 本体(装置本体) 420 GPS腕時計 421 機器ケース 425 本体(装置本体) 430 GPS腕時計 431 機器ケース 432 電池収容部 434 電池 435 本体(装置本体) 436 バンド 440 GPS腕時計 441 機器ケース 442 電池収容部 444 電池 445 本体(装置本体) 500 導電部材(筒形導電部材) 501 当接部(第1の端子部) 503 電源取出し部(側壁) 511 当接部(第2の端子部) 341 蓋部材(蓋) 520 電極部材 521 挿入部 522 当接部 530 被挿入部 600 GPS腕時計 605 本体(装置本体) 609 機器ケース 613 傾斜スイッチ 650 発光パネル(発光部) 820 CPU

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の手首に装着するためのバンドを
    備えたリスト装置において、 前記バンドにより保持されている装置本体と、 この装置本体の表側のうちの見やすい位置に設けられた
    表示部と、 前記装置本体のうち、使用者と対面する側の手前位置に
    配設された操作部と、 前記操作部と反対側の位置に配設された電池収容部と、 前記表示部と近接した位置に設けられたデータ受信部
    と、 を備えていることを特徴とするリスト装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体は、時刻を計時する計時手
    段と、前記データ受信部により受信されたデータを処理
    するデータ処理部と、前記計時手段により計時された時
    刻と前記データ処理部により処理されたデータとの少な
    くとも一方を前記表示部に表示させる表示制御部とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載のリスト装置。
  3. 【請求項3】 前記データ受信部は、外部から送られて
    きた位置情報を受信する位置情報受信用アンテナを備え
    ており、この位置情報受信用アンテナは、前記表示部の
    左右方向および前部方向のいずれかの位置に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のリスト装置。
  4. 【請求項4】 前記バンドは、第1のバンドと第2のバ
    ントとからなり、前記第1のバンドの一端部は前記電池
    収容部に固定されており、前記第2のバンドの一端部は
    前記機器ケースのうちの前記操作部側に固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリスト装置。
  5. 【請求項5】 前記電池収容部は、電池を収容する筒形
    形状の筒形導電部材と、この筒形導電部材内に収容され
    た電池の一方の端子部に当接するように前記筒形導電部
    材の一端に形成された第1の端子部と、前記筒形導電部
    材内に収容された電池の他方の端子部に当接する第2の
    端子部を有し、かつ、前記筒形導電部材の電池収容部か
    らの脱落を防止すべく、前記筒形導電部材の前記一端側
    に当接するように前記装置本体に取付けられた蓋部材
    と、前記第1の端子部と電気的に導通されるとともに前
    記筒形導電部材の側面位置に設けられた電源取出し部と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のリスト装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電池収容部は、前記装置本体の裏面
    側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のリ
    スト装置。
  7. 【請求項7】 前記電池収容部は、前記バンドに設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のリスト装置。
  8. 【請求項8】 前記表示部の表示面と前記データ受信部
    の受信面とは、前記データ受信部の受信面を略水平にし
    た際に、前記表示部の表示面が使用者と対面するような
    角度に設計されていることを特徴とする請求項1記載の
    リスト装置。
  9. 【請求項9】 前記装置本体は、当該装置本体が所定の
    角度分傾斜したことを検出する傾斜検出部と、この傾斜
    検出部が所定の角度分傾斜を検出したことを条件に、前
    記データ受信部の受信処理を開始する受信処理部とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載のリスト装置。
  10. 【請求項10】 前記装置本体は、前記表示部を照明す
    るために発光される発光部を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載のリスト装置。
  11. 【請求項11】 前記装置本体の裏面側は使用者の手首
    に沿うように湾曲していることを特徴とする請求項1記
    載のリスト装置。
  12. 【請求項12】 前記装置本体は、時刻を指示または表
    示する時計部を備えていることを特徴とする請求項1記
    載のリスト装置。
  13. 【請求項13】 機器ケースと、 この機器ケース内に収容された電磁遮蔽用の筐体と、 該筐体内に配設された電子部品とを備えており、 前記筐体は、それぞれ周縁部に起立した囲い枠を有し一
    端側に開口部を有する箱形状の電磁遮蔽材からなる一対
    の半筐体を、前記開口部側で互いに結合して構成されて
    いることを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】 前記電子部品は複数の電子部品からな
    り、該複数の電子部品のうちの一部の電子部品と他の電
    子部品との間には、電磁遮蔽用仕切部材が配され、該電
    磁遮蔽用仕切部材によって前記一部の電子部品と前記他
    の電子部品とは相互に電磁遮蔽されていることを特徴と
    する請求項13記載の電子機器。
  15. 【請求項15】 前記筐体は、前記一対の半筐体を相互
    に対向させて、一方の半筐体の囲い枠が他方の半筐体の
    囲い枠の内側に入り込むようにはめ込まれて構成される
    一方で、前記電子部品は、前記一方の半筐体内に配設さ
    れており、前記他方の半筐体の囲い枠には、前記電子部
    品のスイッチングを行うためのスイッチ片が弾性変形可
    能に形成されていることを特徴とする請求項13又は1
    4記載の電子機器。
  16. 【請求項16】 前記電子部品は回路基板上に配設さ
    れ、前記機器ケースには前記筐体と前記回路基板とを前
    記機器ケースに固定するための固定用板が固定されてお
    り、前記筐体と前記固定用板との間には前記回路基板が
    配置され、前記筐体にはフックが、前記回路基板には該
    フックを通す孔部が、前記固定用板には凹部が、それぞ
    れ設けられており、前記フックは前記孔部を介して前記
    凹部に半田付けされていることを特徴とする請求項1
    3、14又は15記載の電子機器。
  17. 【請求項17】 前記固定用板の周縁部には、該固定用
    板に対して前記回路基板を位置決めする位置決め部が形
    成されていることを特徴とする請求項16記載の電子機
    器。
  18. 【請求項18】 前記回路基板と接合される接合部を有
    し、該接合部を該回路基板に接合することにより、該回
    路基板を他の電子部品と電気的に接続させるための可撓
    性のヒートシールを備え、 前記回路基板は、列をなして形成された複数のパターン
    電極の端子と、これら端子の周囲に形成された被接着面
    を有し、前記接合部と接合される端子部を備える一方
    で、 前記ヒートシールの前記接合部は、前記各端子に対応し
    て列をなすように形成された、該各端子と同数の導体層
    と、これら導体層の周囲に設けられ、前記端子部に対し
    て該接合部を押圧することにより前記被接着面に接着さ
    れ、これにより該接合部と前記端子部を接合するととも
    に、前記各導体層と前記各パターン電極の端子とを導通
    させるための接着層を有しており、 前記被接着面から前記パターン電極の端子の上面までの
    高さが、15μm以下に設定されていることを特徴とす
    る請求項16又は17記載の電子機器。
  19. 【請求項19】 前記一対の半筐体のうちの一方の半筐
    体の外側には、アンテナが配設され、該アンテナと前記
    電子部品とは前記筐体により相互に電磁遮蔽されている
    ことを特徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の
    電子機器。
  20. 【請求項20】 前記アンテナはGPS衛星からの信号
    の受信を行うGPS受信用アンテナであり、前記電子部
    品は、このGPS受信用アンテナにより受信した受信信
    号を信号処理するGPS受信用の受信回路部を有するこ
    とを特徴とする請求項19記載の電子機器。
  21. 【請求項21】 前記電子機器は、 前記機器ケースの外縁部において互いに対向する部位に
    取付けられ、該電子機器を手首に装着するための一対の
    バンドと、 前記機器ケースの表側に設けられ、前記受信回路部によ
    る前記信号処理により生成されたデータを表示する表示
    部と、 前記機器ケースの周縁部に配設され、前記電子機器の操
    作を行うための操作部と、 電源となる電池を収容する電池収容部とをさらに備えて
    いることを特徴とする請求項20記載の電子機器。
  22. 【請求項22】 前記表示部の表示面にほぼ平行な面上
    で、前記バンド方向におけるユーザ側を後ろ方向、この
    後ろ方向と対向する側を前方向、これら前後方向に対し
    垂直な方向を左右方向とすると、 前記機器ケースへのバンドの取付け部位の一方は前部、
    他方は後部となっており、 前記GPS受信用アンテナは、前記表示部の後部以外の
    いずれかの部位に設けられ、 前記操作部は、前記機器ケースの右縁部と、前記表示部
    の後部と、前記GPS受信用アンテナの後部のうち少な
    くともいずれかに設けられていることを特徴とする請求
    項21記載の電子機器。
  23. 【請求項23】 前記GPS受信用アンテナと、前記表
    示部と、前記電池収容部のうち、いずれか2つが左右に
    ならび、残りの1つは、左右に並んだ2つのうちいずれ
    かの前に位置し、 前記電池収容部は、前記機器ケースの内部に設けられて
    いることを特徴とする請求項22記載の電子機器。
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