JP2000132093A - 道路情報管理装置およびその方法 - Google Patents

道路情報管理装置およびその方法

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JP2000132093A
JP2000132093A JP11232534A JP23253499A JP2000132093A JP 2000132093 A JP2000132093 A JP 2000132093A JP 11232534 A JP11232534 A JP 11232534A JP 23253499 A JP23253499 A JP 23253499A JP 2000132093 A JP2000132093 A JP 2000132093A
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road
map
database
management
ledger
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Masatoshi Tanaka
正稔 田中
Hisaaki Masaoka
久明 正岡
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EC SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路管理台帳および道路台帳図を作成する際
の二度手間や労力を省き、簡単にしかも見やすく道路台
帳図を作成できるようにする。 【解決手段】 道路情報管理装置において、道路、その
道路の中心線、ノード、およびリンクを記録する地図デ
ータベース11と、地図データベース11の各リンクに
対応させて、道路管理に必要な各要素や、その要素の道
路地図への出力書式を記録する道路管理データベース1
2と、地図データベース11や道路管理データベース1
2に基づく道路地図16、各種データテーブル17、道
路台帳図15の各々を作成し画面表示する図表作成手段
13と、その画面表示を変更させたとき、その変更を地
図データベース11および道路管理データベース12に
反映させる変更反映手段18と、を備えることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路情報を管理
する道路情報管理装置およびその方法に関し、特に地図
データベースと道路管理データベースとの関連を密にし
た道路情報管理装置およびその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在日本において、道路の情報管理は、
殆ど管轄の官公庁や事務所に備えられた、路線毎に道路
管理に必要な要素、例えば、道路の総延長距離、車道幅
員、トンネル、橋、歩道、水道、ガス管の有無等を記入
した道路管理台帳に基づいて行われている。この道路管
理台帳は、手書きまたは市販のデータベースソフトを利
用して作成され、各要素に変更があると、手書き又は、
コンピュータにより訂正されている。
【0003】また、各路線における各要素の位置又は他
の要素との関連を容易に一覧できるようにするために、
上記台帳とは別途に地図に側線方式または旗揚げ方式等
により、各要素を表示した道路台帳図がある。この道路
台帳図は、地図データベースソフト、いわゆるGIS
(Geographic Information System )ソフト、CAD
(Computer Aided Design )ソフトを利用して、上記旗
揚げ方式、側線方式等により各要素を直接記入するか、
または、CRT上に表示された画面に要素を記入した
り、X−Yプロッター等により要素を印刷する場合もあ
る。
【0004】地図にGISソフト、CADソフトを利用
してこれらの要素を書き込む場合、地図に必要な複数の
要素のみを同時に表示させる方法と、各要素毎に1枚宛
用意した透明なレイヤーの上に描き、必要な要素が描か
れたレイヤーのみを地図の上に重ねて表示させる方法と
がある。例えば、図10(a) は、道路を要素として描か
れたレイヤーであり、図10(b) は、照明灯を要素とし
描かれたレイヤーであり、図10(c) は道路の舗装状態
を要素として描かれたレイヤーであり、図10(d) は歩
道を要素として描かれたレイヤーであって、他に図示は
していないが、ガス管、水道管を要素としてレイヤー、
沿道の施設を要素としたレイヤー等があり、これらの各
要素の記入されたレイヤーを地図の上に重ねて表示する
ことにより、図11に示すように複数要素を表示した道
路台帳図が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記それぞれ
の要素を描いたレイヤーを地図の上に重ね合わせると、
すべての要素は表示されるが、図11に示すように、見
づらくなる。その理由は、レイヤーに描かれた要素は移
動することができないので、一つの要素を表示したレイ
ヤーを地図の上に重ね合わせても、その要素は必ずしも
見易い位置に表示されているとは限らないし、二つ以上
の要素を表示した場合、各要素は互いに偏った位置に表
示され、見づらい場合もある。
【0006】従って、上記のように各要素毎にレイヤー
を設けて地図データベースを作成する場合には、作成着
手以前に管理する要素を全て確定し、かつ、各要素を表
示する表示方式と位置を予め検討しておかないと、レイ
ヤーを重ね合わせたときに表示が重複したり、離れ過ぎ
たりして見にくくなる。
【0007】上記のように、管理する要素を全て着手以
前に確定する作業を行なったとしても、全ての要素の位
置決めを事前に行なうことは道路情報として管理する要
素が、例えば照明灯・街路樹・排水管路・舗装・縁石・
防護柵・橋梁・トンネル・メンテナンス状況等のように
多くあり、困難である。同時にその要素に関連する部署
との事前の調整も行う必要がある。また追加要素が発生
した場合は、これまでの要素との関連を考慮する必要が
ある。
【0008】さらに、管理する情報(要素)とレイヤー
が多くなると、地図データベースを管理するコンピュー
タのハード上の制約を受けるとともに、膨大なメモリー
が必要となり表示の動作が遅くなる、処理速度が低下す
るなどの支障を招く。
【0009】一方、要素の追加、削除や、詳細事項の変
更等があった場合、道路管理台帳と道路台帳図の双方を
追加、変更する必要がある。道路台帳図の変更において
は該当する要素を表示している側線方式、または旗揚げ
方式、記号方式等の記入も訂正する必要があり、二度手
間を強いられているのが現状である。
【0010】道路の形状や位置が変更となる場合には、
どのような道路台帳図(紙地図、デジタル地図等)であ
っても、各要素を表示している側線方式、または旗揚げ
方式、記号等をすべて修正する必要がある。
【0011】このように、上記従来の管理方法にあって
は、例えば、歩道の設置や、街路樹を植え直したりする
度に、コンピュータ化した道路管理データベースの該当
する記述を書き直すとともに、コンピュータ上の地図デ
ータベースの表示を変更しなければならず、二度手間と
なって大変な労力を費やしてきた。
【0012】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
道路管理台帳および道路台帳図を作成する際の二度手間
や労力を省き、簡単に道路管理台帳および道路台帳図を
作成することができる道路情報管理装置およびその方法
を提供することを目的とする。
【0013】また、この発明の他の目的は、道路管理台
帳の要素を道路台帳図に見易く表示することのできる道
路情報管理装置およびその方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、道路情報を管理する道路
情報管理装置において、道路の位置と外形、その道路に
設定した中心線、その中心線上に設けた複数のノード、
および隣り合ったノードを結ぶリンクを記録する地図デ
ータベースと、上記地図データベースの各リンクに対応
させて、道路管理に必要な各要素およびその詳細事項、
並びに要素の道路地図への出力書式を記録する道路管理
データベースと、上記地図データベースに基づく道路地
図、道路管理データベースに基づく各種データテーブ
ル、および地図データベースに基づく道路地図に道路管
理データベースの各要素を出力書式に従い表示してなる
道路台帳図の各々を作成し表示する図表作成手段と、上
記図表作成手段が作成し表示した道路地図、各種データ
テーブルおよび道路台帳図の何れかの画面表示を変更さ
せたとき、その変更を地図データベースおよび道路管理
データベースに反映させる変更反映手段と、を備えるこ
とを特徴としている。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記道路管理デ
ータベースは、表示する要素を指定する表示項目設定デ
ータを含み、上記図表作成手段はその表示項目設定デー
タに従い指定された要素のみを表示する、ことを特徴と
している。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項2に記載の発明の構成に加えて、上記各種データ
テーブルの表示変更は、要素、要素の詳細事項、表示項
目、および出力書式の何れかに関する変更である、こと
を特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の構成に加えて、上記道路地図の表示変
更は、道路に設定した中心線、その中心線上に設けた複
数のノードの何れかに関する変更である、ことを特徴と
している。
【0018】さらに、請求項5に記載の発明は、道路情
報を管理する道路情報管理方法において、地図データベ
ースには、道路の位置と外形、その道路に設定した中心
線、その中心線上に設けた複数のノード、および隣り合
ったノードを結ぶリンクを記録し、道路管理データベー
スには、上記地図データベースの各リンクに対応させ
て、道路管理に必要な各要素およびその詳細事項、並び
に要素の道路地図への出力書式を記録し、上記地図デー
タベースに基づく道路地図、道路管理データベースに基
づく各種データテーブル、および地図データベースに基
づく道路地図に道路管理データベースの各要素を出力書
式に従い表示してなる道路台帳図の各々を作成し表示
し、上記作成し表示した道路地図、各種データテーブル
および道路台帳図の何れかの画面表示を変更させたと
き、その変更を地図データベースおよび道路管理データ
ベースに反映させる、ことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は画面表示された道路地図を示す図で
ある。この道路地図は予めコンピュータ内に構築された
地図データベースにより表示されるものであり、各道路
1,R2 には長手方向に沿って中心線C1 ,C2 が設
けられている。この中心線C 1 ,C2 上には、歩道、街
路樹の有無、ガス管、水道管の埋設の有無などの、要素
が変化する位置にそれぞれノードN1 ,N2 ,N3 ,N
4 を設ける。そして各隣り合ったノードはリンクL1
2 ,L3 ,L4 によって結ばれている。地図データベ
ースには、これらの道路R1 ,R2 の位置と外形、その
道路R1 ,R2に設定した中心線C1 ,C2 、その中心
線C1 ,C2 上に設けた複数のノードN 1 ,N2
3 ,N4 、および隣り合ったノードを結ぶリンク
1 ,L2 ,L3,L4 が記録されている。
【0021】図2は画面表示された道路管理台帳を示す
図である。ここでは、上記道路R1中のリンクL1 ,L
2 に関する道路管理台帳を示し、各リンクL1 ,L2
対応させて、道路管理に必要な各要素およびその詳細事
項が記録されている。道路R 1 のノードN1 とN2 を結
ぶリンクL1 には、照明灯、街路樹があり、歩道幅が
3.5mで水道管は埋設されているが、ガス管は埋設さ
れていない。その他、舗装の厚さ、交通量、道路勾配も
要素として記録されている。
【0022】一方、リンクL2 には、街路樹は植設され
ているが、照明灯はない。しかし、ガス管、水道管共に
埋設され、歩道の幅は1.5mである。そして、リンク
1と同様に、舗装の厚さ、交通量、道路勾配が要素と
して記録されている。
【0023】図3は画面表示された表示項目設定テーブ
ルを示す図である。この表示項目設定テーブルは、図2
のリンクL1 ,L2 の各要素に対応して作成され、道路
地図に表示したい要素には“+”を書き込み、表示しな
い要素には“−”を書き込む。図3では、照明灯、歩
道、水道、ガス、街路樹、道路勾配の6つの要素に
“+”の印が付され、図1の道路のリンクL1 ,L2
表示されることになる。なお、ここでは、“+”“−”
を書き込むようにしたが、他の記号、例えば“○”
“×”を書き込むようにしてもよい。
【0024】図4は画面表示された書式設定テーブルを
示す図である。この書式設定テーブルでは、図3の表示
項目設定テーブルにおいて表示するとして“+”を書き
込んだ各要素の道路地図への出力書式(表示方法)を設
定している。この書式設定テーブルに従って、コンピュ
ータにより図1の道路地図に各要素を書き込むと、図5
に示すような道路台帳図が得られる。
【0025】即ち、リンクL1 においては、照明灯は1
Pの実線、歩道は3Pの実線、水道は3Pの点線、街路
樹は1Pの点線で、勾配は4Pの実線で表され、ガス管
は埋設されていないので一点鎖線による表示となる。そ
して、これらの表示は、図4の出力距離の欄で指定した
距離だけリンクL1 (中心線)から離れた位置になされ
る。
【0026】又、リンクL2 においては、照明灯は1P
の点線、歩道は3Pの点線、水道は3Pの点線で表示さ
れる。ガス管は存在するので2Pの点線で表示されるべ
きであるが、図3においてリンクL2 のガス管は“−”
となっているので、表示は省略される。街路樹は1Pの
点線、勾配は2Pの実線で表示される。そして、これら
の表示についても、上記の場合と同様に、図4の出力距
離の欄で指定した距離だけリンクL2 (中心線)から離
れた位置になされる。
【0027】その結果、図5に示す道路台帳図が得ら
れ、この道路台帳図により各道路の各要素の状態が一見
して判ることになる。
【0028】図3の表示項目設定テーブルでは、各種の
要素の内、表示したい要素を指定できるようになってお
り、この表示する要素の数によって、図4の書式設定テ
ーブルでの出力位置、出力距離、描画線の条件設定がな
される。したがって、表示する要素数が多い場合でも、
中心線からの距離を間隔を保って設定することで、各要
素は分離してはっきり見えるようになる。また、表示す
る要素が少ない場合、従来方式では道路幅の片側に片寄
って表示されることがあったが、そのようなことも生じ
ず、バランス良く見やすい位置に表示されるようにな
る。また、表示したい要素を指定できるので、無駄な表
示がなくなり、この点からも要素をはっきりと見ること
ができるようになる。
【0029】なお、上記した道路管理台帳に関するデー
タ、表示項目設定テーブルに関するデータ、および書式
設定テーブルに関するデータは、その全体で道路管理デ
ータベースを構築しており、道路管理台帳、表示項目設
定テーブルおよび書式設定テーブルは、コンピュータ内
に構築されたこの道路管理データベースに基づいて画面
表示されるようになっている。
【0030】次に、図2の道路管理台帳と図5の道路台
帳図との結び付きについて説明する。
【0031】先ず画面に表示された道路R1 、R2 に中
心線C1 、C2 、ノードN1 ,N2,N3 ,N4 、およ
びリンクL1 ,L2 ,L3 ,L4 を設定し、データテー
ブル出力コマンドを実行すると、要素の欄が空白でリン
クの欄のみが記載された道路管理台帳が画面表示され
る。次にこの道路管理台帳に、それぞれのリンクにある
要素とその詳細事項を記入することで、図2に示すよう
な道路管理台帳が出来上がる。次に、各種の要素中、表
示すべき要素を取り出して、図3の表示項目テーブルを
作成する。続いて、表示すべき各要素の表記条件を設定
し、図4の書式設定テーブルを作成する。そして、これ
らの各データテーブルを作成した段階で、作図出力コマ
ンドを実行すると、図5の道路台帳図が表示され、両者
は結び付けられる。また、その際のデータは地図データ
ベースおよび道路管理データベースに更新記録される。
【0032】上記の道路地図において、ノードが分割さ
れたり、統合されたことで、リンクが削除されたり新た
なリンクが生じた場合、道路管理台帳の画面表示では、
変更のなかったリンクの欄は元のまま記載され、不要と
なったリンクの欄は削除され、また新たなリンクについ
てはその欄が新規に設けられる。したがって、その新規
の欄には各要素の詳細事項を新たに記録することとな
る。
【0033】また、道路管理台帳において、要素や要素
の詳細事項に変更があった場合、また、表示項目設定テ
ーブルにおいて、表示項目の記載に変更があった場合、
さらに書式設定テーブルにおいて、出力書式の記載に変
更があった場合、その変更データはそのまま地図データ
ベースおよび道路管理データベースに反映し、地図デー
タベースおよび道路管理データベースに更新記録され
る。そして、その更新記録された地図データベースおよ
び道路管理データベースに基づいて、変更点を反映した
新たな道路台帳図が作成される。
【0034】図6はこの発明の道路情報管理装置のブロ
ック構成図である。図において、この発明の道路情報管
理装置は、道路情報を管理する装置であり、道路の位置
と外形、その道路に設定した中心線、その中心線上に設
けた複数のノード、および隣り合ったノードを結ぶリン
クを記録する地図データベース11と、地図データベー
ス11の各リンクに対応させて、道路管理に必要な各要
素およびその詳細事項、並びに要素の道路地図への出力
書式を記録する道路管理データベース12と、地図デー
タベース11に基づく道路地図16、道路管理データベ
ース12に基づく各種データテーブル17、および地図
データベース11に基づく道路地図16に道路管理デー
タベース12の各要素を出力書式に従い表示してなる道
路台帳図15の各々を作成し画面14に表示する図表作
成手段13と、図表作成手段13が作成し表示した道路
地図16、各種データテーブル17および道路台帳図1
5の何れかの画面表示を変更させたとき、その変更を地
図データベース11および道路管理データベース12に
反映させる変更反映手段18と、を備えることを特徴と
している。
【0035】図7はこの発明の道路情報管理装置のより
具体的なブロック構成図である。図において、制御装置
4は、メモリ装置10に記憶した本発明のプログラムに
従って動作し、キーボード6より入力されたデータやコ
マンドに基づき、演算装置5との連係で、この発明に係
る一連の制御、すなわち各データベースの構築、各デー
タテーブルの画面表示、道路台帳図の作図等を行う。な
お、図6の図表作成手段13および変更反映手段18
は、制御装置4が本発明のプログラムに従って実行する
ことによるソフトウェアの機能として構成されている。
また、上記した地図データベース11および道路管理デ
ータベース12はメモリ装置10に記憶される。また、
作成された道路台帳図15、道路地図16および各種デ
ータテーブル17もこのメモリ装置10に記憶される。
【0036】テーブル表示装置7は、制御装置4の信号
に基づいて、道路管理データベース12に基づいて作成
される各種データテーブル17(道路管理台帳、表示項
目設定テーブルおよび書式設定テーブル)の画面表示を
行う。又、地図表示装置8は、制御装置4の信号に基づ
いて、地図データベース11に基づいて作成される道路
地図16や道路台帳図15の画面表示を行う。
【0037】印刷装置9は、制御装置4の信号に基づ
き、画面表示された各種データテーブル17(道路管理
台帳、表示項目設定テーブルおよび書式設定テーブル)
や道路地図16、道路台帳図15の印刷を行う。
【0038】次に、制御装置4が行う動作を図8のフロ
ーチャートを使用して説明する。
【0039】先ず、ステップS1ではテーブル表示装置
7および地図表示装置8を初期化して初期画面を表示す
る。
【0040】ステップS2で演算装置5を初期化して演
算を実施可能にする。
【0041】ステップS3でメモリ装置10に記憶して
いる本発明に係るプログラムを制御装置4にロードする
とともに、メモリ装置10の各種データを制御装置4に
ロードして必要なデータ情報を取り込む。
【0042】ステップS4で、地図データベースおよび
道路管理データベースの各データを、地図情報およびテ
ーブル情報に変換する。
【0043】ステップS5では、地図情報およびテーブ
ル情報に基づいて道路台帳図、道路地図、道路管理台
帳、表示項目設定テーブルあるいは書式設定テーブルを
表示する。
【0044】ステップS6では、キーボード6の操作に
よるデータの書き換え等の変更指令があったか否かの判
別を行い、変更指令があればデータの書き換え等があっ
たとしてその変更内容を地図データベースおよび道路管
理データに反映させ、その後ステップS4に戻り、また
変更指令がなければそのままフローチャートを終了す
る。
【0045】以上のようにして本実施形態では、道路の
状態を1レイヤーの道路台帳図に、見やすくしかも簡単
に表現することができる。
【0046】次に、具体的に、リンクL2 の「照明灯=
なし」の状態から、「照明灯=あり」に変更する場合の
コンピュータの処理工程を説明する。第1ステップで道
路地図上の道路にリンクL2 の中心線を設ける。第2ス
テップでリンクL2 の属性を表す道路管理台帳を用意す
る。第3ステップで第2ステップの道路管理台帳の項目
(要素)に「照明灯」と入力する。第4ステップで「照
明灯」の欄に、「なし」と入力する。第5ステップでデ
ータベース登録のコマンドを実行する。第6ステップ
で、表示項目設定テーブル、書式設定テーブルを用いて
道路地図と道路管理台帳とを結びつける処理をする。例
えば、、照明灯ありの場合、実線、なしの場合は、点線
のように線種定義を行う。第7ステップで作図出力コマ
ンドを実行する。以上の過程を経て地図上に「点線」が
表示される。第8ステップでの照明灯の欄の「なし」を
「あり」に書き換える。第9ステップでデータベース変
更のコマンドを実行する。第10ステップで作図出力コ
マンドを実行する。以上の過程を経て、地図上に照明灯
ありの「実線」が表示される。また、次のようなコンピ
ュータ処理工程も行われる。第11ステップで道路台帳
図を画面表示させる。第12ステップで、画面表示され
ている道路台帳図の所定リンクに表示されている「照明
灯あり」を示す実線を点線に変更する。第13ステップ
で、設定コマンドを実行する。第14ステップで、道路
管理データベースの今回の変更に関連するデータの更新
記録を行う。これにより、道路管理台帳および書式設定
テーブルの所定リンクの欄における「照明灯」はすべて
「なし」に切り替わる。
【0047】図9によりノードNの数或いは位置を変更
する場合のコンピュータの処理工程を説明する。道路の
中心線上に、図9(a) に示すように、ノードN1
2 ,N3 ,N4 があり、リンクL1 ,L2 ,L3 で結
ばれている。リンクL2 とL3 の要素が同じ条件となっ
たので、図9(b) に示すように、ノードN4 を削除する
と、リンクL 2 とL3 は結合してリンクL2 ′になる。
従って、道路の状態も変化する。そしてまた、その逆の
状態も実現できる。すなわち、図9(b) においてノード
4 をノードN2 とN3 の間に設けられると、リンクL
2 、L3 が再度図9(a) のように生成される。
【0048】以上、本発明を図面に記載された実施形態
に基づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけ
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない
限りどのようにでも実施することができる。
【0049】たとえば、このすべての方式は道路管理の
直接に必要とする各要素に限らず、間接的に必要とされ
る下水管、上水管、電力線等の中心線を利用しうる線的
情報管理の可能な設備管理、河川管理等にも用いられ
る。
【0050】また、道路管理データベースの各要素を、
道路地図上に表示する際、本発明の管理方法を用いるこ
とにより、各要素の表示位置として中心線からの距離
(ポイント)を任意に設定できる。
【0051】以上要するに、本発明によれば、一番手間
や費用のかかる地図ソフトへの入力が一度の中心線の入
力で済み、さらに中心線を引いた地図をパッケージ化す
ることによって、ユーザは帳票の入力で済むとともに、
事前に位置決めの必要がなく、各要素を任意の位置に表
示が可能である。
【0052】道路の状態を視覚的かつ容易に把握できる
とともに、キーボードなどの入力装置を操作すること
で、道路上の要素の追加や削除、表示の有無などの変更
が容易である。
【0053】また、地図情報としては複数のレイヤーを
必要としないため、検索の効率が高く、したがって管理
しやすいデータベースを提供することができる等、多大
な効果を奏する。
【0054】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0055】請求項1および請求項5に記載の発明で
は、道路地図、各種データテーブルおよび道路台帳図の
何れかの画面表示を変更させたとき、その変更をそのま
ま地図データベースおよび道路管理データベースに反映
させるようにしたので、道路地図や道路台帳図、各種デ
ータテーブルを作成する際の二度手間や労力を省くこと
ができ、その作成を簡単なものとすることができる。し
たがって、道路台帳図による道路情報管理を簡単にかつ
効率よく行うことができる。
【0056】また、リンクに対応付けて要素を表示する
際に、出力書式に従って表示するようにしたので、各要
素を適度な間隔を保って道路台帳図に表示させることが
でき、道路台帳図を見やすいものにすることができる。
【0057】また、請求項2に記載の発明では、表示す
る要素を指定するようにしたので、道路台帳図には指定
された要素のみが表示され、したがって、この点からも
道路台帳図を見やすいものとすることができる。
【0058】さらに、請求項3に記載の発明では、表示
されている各種データテーブルにおける要素、要素の詳
細事項、あるいは出力書式に変更があった場合、その変
更をそのまま地図データベースや道路管理データベース
に反映させるようにしたので、別途地図データベースや
道路管理データベースに記録するという二度手間を省く
ことができ、したがって、道路台帳図の作成を速やかに
行うことができ、その道路台帳図による道路情報管理を
簡単にかつ効率よく行うことができる。
【0059】また、請求項4に記載の発明では、例えば
表示されている道路地図でノードおよびリンクに変更が
生じた場合でも、その変更は地図データベースだけでな
く、道路管理データベースにもそのまま反映するので、
別途各種データテーブルのリンクを変更するという二度
手間を省くことができ、したがって、道路台帳図の作成
を速やかに行うことができ、その道路台帳図による道路
情報管理を簡単にかつ効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画面表示された道路地図を示す図である。
【図2】画面表示された道路管理台帳を示す図である。
【図3】画面表示された表示項目設定テーブルを示す図
である。
【図4】画面表示された書式設定テーブルを示す図であ
る。
【図5】画面表示された道路台帳図を示す図である。
【図6】この発明の道路情報管理装置のブロック構成図
である。
【図7】この発明の道路情報管理装置のより具体的なブ
ロック構成図である。
【図8】制御装置が行う動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】ノードの数、位置を変更した場合のコンピュー
タの処理を説明するための図である。
【図10】要素毎に描かれたレイヤーの説明図で、
(a)は道路規格を要素とする場合、(b)は照明を要
素とする場合、(c)は道路の舗装状態を要素とする場
合、(d)は歩道を要素とする場合をそれぞれ示してい
る。
【図11】要素毎に描かれた多数のレイヤーを道路地図
の上に重ねた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
5 演算装置 6 キーボード 7 テーブル表示装置 8 地図表示装置 9 印刷装置 10 メモリ装置 11 地図データベース 12 道路管理データベース 13 図表作成手段 14 画面 15 道路台帳図 16 道路地図 17 各種データテーブル C1 中心線 C2 中心線 L1 リンク L2 リンク L3 リンク L4 リンク N ノード N1 ノード N2 ノード N3 ノード N4 ノード R1 道路 R2 道路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路情報を管理する道路情報管理装置に
    おいて、 道路の位置と外形、その道路に設定した中心線、その中
    心線上に設けた複数のノード、および隣り合ったノード
    を結ぶリンクを記録する地図データベースと、 上記地図データベースの各リンクに対応させて、道路管
    理に必要な各要素およびその詳細事項、並びに要素の道
    路地図への出力書式を記録する道路管理データベース
    と、 上記地図データベースに基づく道路地図、道路管理デー
    タベースに基づく各種データテーブル、および地図デー
    タベースに基づく道路地図に道路管理データベースの各
    要素を出力書式に従い表示してなる道路台帳図の各々を
    作成し表示する図表作成手段と、 上記図表作成手段が作成し表示した道路地図、各種デー
    タテーブルおよび道路台帳図の何れかの画面表示を変更
    させたとき、その変更を地図データベースおよび道路管
    理データベースに反映させる変更反映手段と、 を備えることを特徴とする道路情報管理装置。
  2. 【請求項2】 上記道路管理データベースは、表示する
    要素を指定する表示項目設定データを含み、上記図表作
    成手段はその表示項目設定データに従い指定された要素
    のみを表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の道
    路情報管理装置。
  3. 【請求項3】 上記各種データテーブルの表示変更は、
    要素、要素の詳細事項、表示項目、および出力書式の何
    れかに関する変更である、ことを特徴とする請求項2に
    記載の道路情報管理装置。
  4. 【請求項4】 上記道路地図の表示変更は、道路に設定
    した中心線、その中心線上に設けた複数のノードの何れ
    かに関する変更である、ことを特徴とする請求項1に記
    載の道路情報管理装置。
  5. 【請求項5】 道路情報を管理する道路情報管理方法に
    おいて、 地図データベースには、道路の位置と外形、その道路に
    設定した中心線、その中心線上に設けた複数のノード、
    および隣り合ったノードを結ぶリンクを記録し、 道路管理データベースには、上記地図データベースの各
    リンクに対応させて、道路管理に必要な各要素およびそ
    の詳細事項、並びに要素の道路地図への出力書式を記録
    し、 上記地図データベースに基づく道路地図、道路管理デー
    タベースに基づく各種データテーブル、および地図デー
    タベースに基づく道路地図に道路管理データベースの各
    要素を出力書式に従い表示してなる道路台帳図の各々を
    作成し表示し、 上記作成し表示した道路地図、各種データテーブルおよ
    び道路台帳図の何れかの画面表示を変更させたとき、そ
    の変更を地図データベースおよび道路管理データベース
    に反映させる、 ことを特徴とする道路情報管理方法。
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