JP2000097713A - 車両用現在位置検出装置、車両用現在位置表示装置、ナビゲーション装置および記録媒体 - Google Patents

車両用現在位置検出装置、車両用現在位置表示装置、ナビゲーション装置および記録媒体

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JP2000097713A
JP2000097713A JP10269831A JP26983198A JP2000097713A JP 2000097713 A JP2000097713 A JP 2000097713A JP 10269831 A JP10269831 A JP 10269831A JP 26983198 A JP26983198 A JP 26983198A JP 2000097713 A JP2000097713 A JP 2000097713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車速センサからのパルス情報がある程度精度が
悪いものであっても、それに基づいて精度の高い移動距
離を算出し、現在位置を検出精度を向上させる。 【解決手段】車両減速時には、車速パルスが出力されな
い車速Vmin 未満の低速走行状態における加速度(つま
り減速度)が、車速Vmin 未満になる直前の加速度に等
しいと仮定する。図中に斜線で示す領域の面積が「減速
時の推定走行距離Distdown」となる。同様に、車両
加速時にも、車速パルスが出力されない車速Vmin 未満
の低速走行状態における加速度は、車速Vmin 以上にな
った直後の加速度に等しいと仮定し、図中に斜線で示す
領域の面積が「加速時の推定走行距離Distup」とな
る。したがって、これら減速時及び加速時の推定走行距
離Distdown及びDistupを、車速パルスに基づい
て算出した走行距離Distに加算すれば、車速パルス
抜け期間の移動距離も加味したものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の進行方向及
び車速センサの出力値に基づいて算出される車両の移動
距離を用いた推測航法演算を行う車両の現在位置検出に
関する技術であり、特に車速パルス抜けが生じた場合の
対処による位置検出の精度向上、その位置検出を利用し
た車両現在地表示装置やナビゲーション装置および現在
位置算出を実現するプログラムを記憶する記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行に伴って移動していく現在
位置をディスプレイ上に道路地図と共に表示したり、現
在地から目的地までの適切な経路を設定し、経路案内を
行うナビゲーション装置が知られており、より円滑なド
ライブに寄与している。
【0003】このような車両の現在地位置の表示や経路
案内に際しては、車両の現在位置を検出することが基本
である。そして、その車両用の現在位置検出において
は、例えばジャイロスコープからの出力値に基づいて算
出される方位変化量及び車速センサからの出力値に基づ
いて算出される移動距離を用いて推測航法演算を行うも
のが基本技術として知られている(特開平8−5424
8号など参照)。ところが、この手法は車両自身で自車
位置を検出する「自立航法」であるため、絶対位置が検
出できないという欠点がある。そのため、例えばGPS
衛星や路側ビーコンなどから発信される電波航法用の電
波を利用して絶対位置(や絶対方位)などを得て、より
適切な現在位置を検出しようとする技術もある。但し、
GPS衛星からの情報の場合、100m程度の誤差の発
生を想定しておく必要があるため、位置検出の精度向上
のために、いわゆるマップマッチングによる補正を行う
技術がある。これは、上述した推測航法(自立航法の
み、あるいは自立航法に電波航法を加味したもの)に基
づいて算出した車両の現在位置に至る走行軌跡を、地図
データに基づく道路情報と比較して位置推定を行うもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、推測航
法演算に用いる移動距離の誤差が大きくなると、このよ
うなマップマッチングによる補正を行った場合に、間違
った道路にマッチングさせてしまう状況が生じる。その
原因として車速センサからのパルス情報の精度に起因す
るものが考えられる。
【0005】車速センサは走行速度に応じた間隔でパル
ス信号を出力するものであり、例えば1パルスに対応す
る距離を0.4mに設定しておけば、100パルス計測
した場合に40m移動したことが判り、その100パル
スを出力する時間で除算すれば、車速を把握することが
できる。この車速センサの検出能力が非常に高く、例え
ば1km/h未満の車速においてもパルス信号を出力で
きれば問題ないが、現実的には例えば、3.2km/h
といった程度の車速未満ではパルス情報が得られない構
成となっていることが多い。これは、車速センサ自体が
低速状態においてパルス信号を出力できない場合もある
し、車速センサ自体は1km/h未満の車速においても
パルス信号を出力できるが、パルス情報として用いる際
に精度を落とす場合もある。
【0006】つまり、車速センサからの情報を例えばA
BS−ECUをはじめとして多数の車載ECUにて共通
で使用する状況などである。精度の高いパルス情報のま
まではそれを扱う際の処理負荷が高くなりコストアップ
の原因ともなる一方、ABS−ECUなどにおいては、
車速パルス情報として例えば1km/h未満の車速にお
けるものまでは特に必要としない。したがって、そのよ
うな複数のECUにて共用する観点から精度を落とすの
である。
【0007】このように精度を落とした場合、現在位置
検出のために移動距離を積算する際に誤差までが積算さ
れていく。つまり、走行途中で信号機、渋滞その他の理
由で車両の発進・停止を繰り返していると、上述した例
えば3.2km/h未満の低速走行によるパルス情報が
得られない状況(車速パルス抜け)が発生する。一度の
車両停止あるいはその後の発進による車速パルス抜けに
対応する移動距離は数m程度であるかもしれないが、そ
れを10回繰り返せば数十mの移動距離となる。したが
って、渋滞中の道路などにおいて車両停止・再発進を繰
り返すことによって、車速パルス抜け期間の総移動距離
が長くなると、実際に走行した距離よりも数十m短い距
離を移動距離であると判断してしまう。すると、例えば
碁盤の目のように複数の道路がある程度短い間隔で交差
している状況では、ある交差点を曲がって走行した場合
に、上述のマップマッチングにおいて、一つ手前の交差
点を曲がったかのように判断し、誤ったマッチングとし
てしまう可能性がある。
【0008】もちろん、ナビゲーションECU専用の距
離センサを設ければ解決するが、車両全体で見た場合、
センサ数が増加すると共に、そのセンサからのハーネス
類なども増加する。現在の車両の基本思想として、車内
LANなどで複数のECUを接続し、同じセンサ情報は
複数のECUで共用することでセンサ数やハーネス類を
増加させず、構成の複雑化及びコストアップを防止する
点が挙げられる。したがって、車速センサからのパルス
情報が、ある程度精度が悪いものであっても、それに基
づいて算出する移動距離の精度を向上でき、ひいては現
在位置を検出精度向上できるようにすることが希求され
るのである。
【0009】そこで、本発明は、車速センサからのパル
ス情報が、ある程度精度が悪いものであっても、それに
基づいて精度の高い移動距離を算出し、現在位置を検出
精度を向上させた車両用現在位置検出装置、その車両用
現在位置検出装置を備えた車両用現在位置表示装置やナ
ビゲーション装置および現在位置の算出のためのプログ
ラムを記憶する記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の車両用現在位置検出装置は、車両の方位変化量
に応じた信号を出力する方位センサと車両の走行速度に
応じた間隔でパルス信号を出力する車速センサを備えて
おり、現在位置算出手段が、方位センサの出力値に基づ
いて算出される方位変化量及び車速センサの出力値に基
づいて算出される移動距離を用いて推測航法演算を行
い、車両の現在位置を算出するのであるが、この現在位
置算出手段は、次のような推測航法演算を行う。すなわ
ち、車両が走行しているにもかかわらず車速センサから
パルス信号が出力されない状況(このような状況を「車
速パルス抜け」と称する)が生じた場合、車速センサの
出力値に基づいて算出した移動距離に、車速パルス抜け
が生じた期間中に車両が走行したと推定される距離を加
算して補正し、その補正移動距離を用いて推測航法演算
を行うのである。
【0011】車速パルス抜けの生じる状況としては、例
えば渋滞や信号機などによって一時停止したり、その後
に再発進したりする場合が考えられる。上述したように
車速が例えば3.2km/h未満ではパルス情報が出力
されない状況を想定すると、一時停止する際に車速が
3.2km/h〜0km/hになる間は、車速センサか
らパルス信号が出力されないが車両は移動している。同
様に、再発進する際に車速が0km/h〜3.2km/
hになる間は、車速センサからパルス信号が出力されな
いが車両は移動している。
【0012】そのため、例えば一定時間間隔で車速パル
スを監視し、車速パルス数>1の状態から車速パルス数
=0の状態に変化した場合には、その変化時点から車速
パルス抜け期間が開始されたことが判り、同様に、車速
パルス数=0の状態から車速パルス数>1の状態に変化
した場合には、その変化時点で車速パルス抜け期間が終
了したことが判る。そこで、その車速パルス抜けが生じ
た期間中に車両が走行した距離を推定し、その推定距離
を、車速センサの出力値に基づいて算出した移動距離に
加算して補正移動距離を得ることで、より精度の高い移
動距離情報が得られることとなる。そして、当然なが
ら、その精度の高い移動距離を用いることで現在位置の
検出精度も向上させることができる。
【0013】このように推測航法演算によって得た現在
位置の精度が高いと、例えば請求項9に示すように、車
両の現在位置に至るまでの走行軌跡と地図データに基づ
く道路情報とを比較するマップマッチング処理を行って
車両の現在位置を補正する手法を採用する場合に、誤っ
たマッチングを防止する点でも有効である。マップマッ
チングによる補正自体はその機能として有効なのである
が、上述したように、推測航法演算によって得た現在位
置が実際の位置よりも数十m短くなると、実際に曲がっ
た交差点よりも手前の交差点にて屈曲走行したと判断し
てしまい、誤ったマッチングとなってしまう。したがっ
て、精度の高い移動距離を算出できれば誤マッチングを
防止してマップマッチング特有の補正効果も享受でき、
現在位置の検出精度が向上する。
【0014】なお、現在位置の検出に際しては、請求項
8に示すように、さらに、電波航法用の電波を受信し、
車両の絶対的な現在位置及び進行方向を出力する電波受
信機を備え、現在位置算出手段が、推測航法演算を行っ
て得た車両の現在位置を、電波受信機からの出力値に基
づいて補正することも考えられる。この場合の電波航法
用の電波として代表的なのがGPS衛星からの電波であ
る。しかし、このGPS衛星からの電波による絶対位置
情報は、100m程度の誤差の発生を想定しておく必要
があるため、位置検出の精度向上のためには、推測航法
演算によって算出した現在位置自体の精度を上げておく
必要がある。したがって、本発明のように車速パルス抜
けによる影響を防止するための補正を行うことは、車両
の現在位置検出にとって非常に有益である。
【0015】ところで、上述した「車速パルス抜け期間
中の推定走行距離」を得る場合の手法としては種々考え
られる。例えば、請求項2に示すように、車速センサか
らのパルス信号に基づいて車両の走行加速度を算出し、
車速パルス抜け期間中の推定走行距離を、加速度算出手
段にて算出した車速パルス抜け期間前後の車両走行加速
度に基づいて推定するようにしてもよい。つまり、車速
パルス抜け期間前後の車両の挙動を反映する車両走行加
速度に基づいて、車速パルス抜け期間中の車両の挙動に
応じた移動距離を推定するのである。
【0016】この際、請求項3に示すように、車速パル
ス抜け期間の直前及び直後の車両走行加速度に基づいて
推定することが考えられる。例えば、車速パルス抜け期
間中も直前と同様の車両走行加速度、あるいは直後と同
様の車両走行加速度であると考えて移動距離を推定する
ことができる。また、請求項4に示すように、車速パル
ス抜け期間の前後に生じた車両走行加速度の推移に基づ
いて車速パルス抜け期間中の移動距離を推定してもよ
い。これは、例えば車両を減速させる際の挙動がそれま
での走行状況や運転者の運転方法などによって異なる点
に着目したものである。例えば最初強めに減速しておい
て徐々に減速度合いを緩めていく場合もあれば、逆に、
最初は緩めに減速させ、徐々に減速度合いを強めていく
場合もある。もちろん、加速させる場合も同様である
が、特に減速時にその相違が生じ易いと考えられる。し
たがって、車両走行加速度の推移に基づけば、車速パル
ス抜け期間中の車両挙動をより適切に推定できる可能性
が高くなる。
【0017】そして、移動距離の推定に際しては、請求
項5に示すように、車速パルス抜け期間の前後に生じた
走行加速度あるいはその推移に基づいて車速パルス抜け
期間中の車両走行加速度あるいはその推移を推定し、車
速パルス抜け期間中の車両の走行距離を算出することが
考えられるが、算出処理の負荷を考慮すれば、請求項6
に示すようにすることもできる。
【0018】すなわち、車速パルス抜け期間の前後それ
ぞれに生じると想定される複数の車両走行挙動に応じた
走行加速度あるいはその推移と、車速パルス抜け期間中
の推定走行距離との対応関係を記憶しておき、車速パル
ス抜け期間の前後に生じた走行加速度あるいはその推移
を索引値として対応関係記憶手段から検索した値を、車
速パルス抜け期間中の推定走行距離として用いるのであ
る。このようにすれば、処理負荷が減る。特に、本発明
の現在位置検出装置は車両用であるため、処理負荷を低
減させることは有効である。
【0019】また、さらなる処理負荷低減を考えるな
ら、請求項7に示すような構成を採用することもでき
る。すなわち、車速パルス抜け期間の前後に生じると想
定される複数の車両走行挙動に対応して、車速パルス抜
け期間中の走行距離をシミュレーションにて取得し、そ
の取得した複数の車両走行挙動に対応する走行距離に基
づいて決定した代表値を代表値記憶手段に記憶してお
く。そして、車速パルス抜け期間中の推定走行距離とし
て、代表値記憶手段に記憶されている代表値を用いるの
である。請求項6に示す場合には、車速パルス抜け期間
の前後の車両走行加速度あるいはその推移を検出する必
要があったが、この請求項7の場合には、固定の代表値
を用いて推定走行距離とする。したがって、車速パルス
抜け期間が発生したことが判れば、記憶された代表値を
一律に加算すればよいため、処理負荷が飛躍的に低減す
る。
【0020】ところで、上述した車両用現在位置検出装
置によって検出した車両用現在位置を用いて種々の処理
を行うことが考えられる。例えば、請求項10に示すよ
うに、請求項1〜9のいずれか記載の車両用現在位置検
出装置と、道路地図データを含む地図データが記憶され
た地図データ記憶手段と、前記車両用現在位置検出装置
にて検出された車両の現在位置周辺の道路地図データを
前記地図データ記憶手段から読み出して道路地図として
表示すると共に、その道路地図上に車両の現在位置を識
別可能に表示する地図表示手段とを備えることを特徴と
する車両用現在位置表示装置として実現することもでき
る。
【0021】また、その他にも、請求項11に示すよう
に、請求項10に記載の車両用現在位置表示装置を備
え、前記地図表示手段に表示した道路地図上に、予め設
定された目的地までの経路及び前記車両用現在位置検出
装置によって検出された車両の現在位置を識別可能に表
示し、前記目的地までの経路と車両の現在位置との関係
を考慮して、所定の経路案内を行うナビゲーション装置
として実現することもできる。
【0022】なお、このような車両用現在位置検出装置
の前記位置確定手段を、コンピュータシステムにて実現
する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動す
るプログラムとして備えることができる。このようなプ
ログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気
ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコ
ンピュータシステムにロードして起動することにより用
いることができる。この他、ROMやバックアップRA
Mをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として前記プ
ログラムを記録しておき、このROMあるいはバックア
ップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いて
も良い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0024】図1は本実施例のナビゲーション装置1の
全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装
置1は、車両に加わる回転運動の角速度に応じた検出信
号を出力するものであり、「方位センサ」に相当するジ
ャイロスコープ60と、車両の走行速度に応じた間隔で
パルス信号を出力する車速センサ62と、GPS(Glob
al Positioning System) 用の人工衛星からの送信電波
をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置,方位
(進行方向),速度等を検出するGPS受信機64と、
地図データ入力器56と、操作スイッチ群58と、これ
らに接続されたナビ制御部50と、ナビ制御部50に接
続された外部メモリ51と、表示装置52と、外部情報
入出力装置53と、リモコンセンサ54とを備えてい
る。
【0025】ナビ制御部50は通常のコンピュータとし
て構成されており、内部には、周知のCPU、ROM、
RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン
が備えられている。そして、ジャイロスコープ60、車
速センサ62、GPS受信機64からの出力に基づいて
車両の現在位置や進行方向等、推測航法を行うためのデ
ータを算出する。したがって、ナビ制御部50は「現在
位置算出手段」に相当する。
【0026】地図データ入力器56は、位置検出の精度
向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図
データ及び目印データを含む各種データを入力するため
の装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からC
D−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例え
ばメモリカード等の他の媒体を用いても良い。
【0027】また、表示装置52は、カラー表示装置で
あり、その表示画面には、位置検出器55から入力され
た車両現在位置マークと、地図データ入力器56より入
力された地図データと、更に地図上に表示する誘導経路
などとを重ねて表示することができる。なお、表示装置
52としては、例えばCRTや液晶ディスプレイあるい
はプラズマディスプレイ等を用いることが考えられる。
【0028】外部情報入出力装置53は、外部、例えば
VICS(Vehicle Information and Communication Sy
stem)システムなどのインフラから提供される情報を受
信し、また外部へ情報を送信するための装置である。こ
の外部情報入出力装置53を介して外部から受け取った
情報は、ナビ制御部50にて処理する。また、必要であ
れば、ナビ制御部50で処理した情報を外部情報入出力
装置53を介して外部へ送信する。
【0029】また、本ナビゲーション装置1は、リモー
トコントロール端末(以下、リモコンと称する。)54
aを介してリモコンセンサ54から、あるいは操作スイ
ッチ群58により目的地の位置を入力すると、現在位置
からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘
導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能も備え
ている。このような自動的に最適な経路を設定する手法
は、ダイクストラ法等の手法が知られている。なお、こ
のような目的地までの経路の案内ではなく、単に車両の
現在位置を地図上に重ねて表示する処理も常時行ってい
る。つまり、不案内な地域においては、自車両が現在走
行している位置が判るだけでも一種のナビゲート機能を
発揮することとなるからである。また、操作スイッチ群
58は、例えば、表示装置52と一体になったタッチス
イッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、各
種入力に使用される。
【0030】前記ナビECU30では、図示しない電源
スイッチがオンされると、図示しないROMに予め設定
されたプログラムに従って、様々な処理の実行を開始す
る。この内の車両の現在位置検出に係る処理について説
明する。本実施例では、例えば車両の発進前に、GPS
受信機64によって受信して得た電波航法による測位情
報に基づき現在位置を検出し、この位置を表示装置52
に表示させた地図上に重ねて表示する。そして、車両が
走行を開始すると、車速センサ62から入力される車速
に応じたパルス信号(車速パルス)に基づいて車両の移
動距離を算出し、ジャイロスコープ60からの検出信号
に基づいて方位変化量を算出する。そして、算出された
方位変化量と移動距離とに基づき、あるいは必要に応じ
てGPS測位情報に基づいて車両の現在位置が演算さ
れ、後述のマップマッチング処理による車両現在位置の
補正が施されて、その補正後の車両現在位置が、表示装
置52に表示された地図上に識別可能に表示される。な
お、同じく方位変化量と移動距離とに基づいて、相対軌
跡及び車速も算出される。
【0031】マップマッチングによる補正は、推測航法
に基づいて算出した車両の現在位置に至る走行軌跡を、
地図データに基づく道路情報と比較して位置推定を行う
ことにより行うが、推測航法演算に用いる移動距離の誤
差が大きくなると、このようなマップマッチングによる
補正を行った場合に、間違った道路にマッチングさせて
しまう状況が生じる。その原因として車速センサ62か
らのパルス情報の精度に起因するものが考えられる。
【0032】車速センサ62は、上述したように走行速
度に応じた間隔でパルス信号を出力するものであり、例
えば1パルスに対応する距離を0.4mに設定しておけ
ば、100パルス計測した場合に40m移動したことが
判り、その100パルスを出力する時間で除算すれば、
車速を把握することができる。この車速センサ62の検
出能力が非常に高く、例えば1km/h未満の車速にお
いてもパルス信号を出力できれば問題ないが、現実的に
は例えば、3.2km/hといった程度の車速未満では
パルス情報が得られない構成となっていることが多い。
これは、車速センサ62自体が低速状態においてパルス
信号を出力できない場合もあるし、車速センサ62自体
は1km/h未満の車速においてもパルス信号を出力で
きるが、パルス情報として用いる際に精度を落とす場合
もある。つまり、車速センサ62からの情報を例えばA
BS−ECUをはじめとして多数の車載ECUにて共通
で使用する状況などである。精度の高いパルス情報のま
まではそれを扱う際の処理負荷が高くなりコストアップ
の原因ともなる一方、ABS−ECUなどにおいては、
車速パルス情報として例えば1km/h未満の車速にお
けるものまでは特に必要としない。したがって、そのよ
うな複数のECUにて共用する観点から精度を落とすの
である。
【0033】このように精度を落とした場合、現在位置
検出のために移動距離を積算する際に誤差までが積算さ
れていく。例えば、図2(A)に示すように、A地点か
らC地点までの距離を考える場合に、B地点で車両が信
号機、渋滞その他の理由で停止する状況を想定する。B
地点で停止したため、B地点の手前のA’地点からB地
点の先のB’地点に至る間は、車速が3.2km/h未
満である。このような低速走行状態においては車速セン
サ62から車速パルスが出力されず(車速パルス抜
け)、その車速パルスに基づいて算出される移動距離も
0となる。したがって、車速パルスに基づいて算出され
る移動距離は、図2(B)に示すように、図2(A)に
おけるA’地点からB’地点の間の距離だけ短くなった
距離となる。一度の車両停止あるいはその後の発進によ
る車速パルス抜けに対応する移動距離は数m程度である
かもしれないが、それを10回繰り返せば数十mの移動
距離となる。したがって、渋滞中の道路などにおいて車
両停止・再発進を繰り返すことによって、車速パルス抜
け期間の総移動距離が長くなると、実際に走行した距離
よりも数十m短い距離を移動距離であると判断してしま
う。
【0034】すると、例えば碁盤の目のように複数の道
路がある程度短い間隔で交差している状況では、ある交
差点を曲がって走行した場合に、マップマッチングによ
る補正を行うと、一つ手前の交差点を曲がったかのよう
に判断し、誤ったマッチングとしてしまう可能性があ
る。
【0035】もちろん、ナビゲーションECU専用の距
離センサを設ければ解決するが、車両全体で見た場合、
センサ数が増加すると共に、そのセンサからのハーネス
類なども増加する。現在の車両の基本思想として、車内
LANなどで複数のECUを接続し、同じセンサ情報は
複数のECUで共用することでセンサ数やハーネス類を
増加させず、構成の複雑化及びコストアップを防止する
点が挙げられる。したがって、車速センサ62からのパ
ルス情報が、ある程度精度が悪いものであっても、それ
に基づいて算出する移動距離の精度を向上でき、ひいて
は現在位置を検出精度向上できるようにすることが希求
されるのである。
【0036】そのため、本実施例のナビゲーション装置
1においては、次のような推測航法演算を行う。すなわ
ち、車両が走行しているにもかかわらず車速センサ62
からパルス信号が出力されない状況(車速パルス抜け)
が生じた場合、車速センサ62の出力値に基づいて算出
した移動距離に、車速パルス抜けが生じた期間中に車両
が走行したと推定される距離を加算して補正し、その補
正移動距離を用いて推測航法演算を行うのである。
【0037】例えば、車速センサ62から得た過去所定
時間毎の車速パルス数に基づき、車速パルス数>1の状
態から車速パルス数=0の状態に変化した場合には、そ
の変化時点から車速パルス抜け期間が開始されたことが
判り、同様に、車速パルス数=0の状態から車速パルス
数>1の状態に変化した場合には、その変化時点で車速
パルス抜け期間が終了したことが判る。そこで、その車
速パルス抜けが生じた期間中に車両が走行した距離を推
定し、その推定走行距離を、車速センサ62の出力値に
基づいて算出した移動距離に加算して補正移動距離を得
る。
【0038】このように補正することで、より精度の高
い移動距離情報が得られることとなる。そして、当然な
がら、その精度の高い移動距離を用いることで現在位置
の検出精度も向上させることができる。このように推測
航法演算によって得た現在位置の精度が高いと、マップ
マッチング処理を行って車両の現在位置を補正する手法
を採用する場合に、誤ったマッチングを防止する点でも
有効である。上述したように、車速パルス抜けを考慮せ
ずに出力された車速パルスだけで移動距離を算出し、そ
れに基づいて現在位置を算出すると実際の位置よりも数
十m短くなり、実際に曲がった交差点よりも手前の交差
点にて屈曲走行したと判断してしまって誤ったマッチン
グとなる可能性があるが、精度の高い移動距離を算出で
きれば誤マッチングを防止してマップマッチング特有の
補正効果も享受でき、現在位置の検出精度が向上する。
【0039】ところで、この「車速パルス抜け期間中の
推定走行距離」を得る場合の手法としては種々考えられ
る。大きく分ければ、車速パルス抜け状態が発生した時
点でその都度推定算出する手法と、予め記憶しておく手
法とが考えられる。したがって、それらの手法を順番に
説明する。
【0040】(1)推定算出する手法 図3に推定算出する手法の概念を示した。つまり、車両
が減速していく場合には、車速パルスが出力されない車
速Vmin 未満の低速走行状態における加速度(つまり減
速度)が、車速Vmin 未満になる直前の加速度に等しい
と仮定する。したがって、図3において斜線で示す領域
の面積が「減速時の推定走行距離Distdown」とな
る。同様に、車両が加速していく場合にも、車速パルス
が出力されない車速Vmin 未満の低速走行状態における
加速度は、車速Vmin 以上になった直後の加速度に等し
いと仮定し、図3において斜線で示す領域の面積が「加
速時の推定走行距離Distup」となる。
【0041】それでは、このように減速時及び加速時の
推定走行距離Distdown及びDistupをそれぞれ算
出し、車速パルスに基づいて算出した走行距離Dist
に加算する手法を用いた場合の車両現在位置算出に係る
処理を、図4〜7のフローチャートを参照して説明す
る。なお、本処理は一定周期で繰り返し実行されるもの
とする。
【0042】図4に示すように、まずS100では、方
位変化量・移動距離演算処理を実行する。この処理の詳
細を図5を参照して説明する。すなわち、S110で
は、ジャイロスコープ60により検出されたジャイロ出
力角速度にメインルーチンの起動周期Tを乗じることに
より方位変化量を算出する。続くS120では、所定の
オフセット補正量にメインルーチンの起動周期Tを乗じ
たものを、S110にて求めた方位変化量から減じるこ
とにより、方位変化量のオフセット補正を行う。続くS
130では、S120にてオフセット補正された方位変
化量に、ゲイン補正量を乗じることにより、方位変化量
のゲイン補正を行う。
【0043】そしてS140では、移動距離Distを
算出する。このS140にて実行される移動距離Dis
t算出処理の詳細を図6を参照して説明する。すなわ
ち。S141では、本処理が前回起動されてから今回起
動されるまでの間(つまり起動周期T秒間)に検出され
た車速センサ62からの出力パルス数である「車速パル
ス数」を取得する。続くS142では、そのT秒毎の加
速度を計算する。
【0044】そして、S143では、S141にて取得
した車速パルス数に距離係数を乗じることにより移動距
離Distを算出する。この距離係数とは、車速センサ
62が出力する車速パルスの間隔に対応する車両走行距
離であり、ここでは0.4mとする。
【0045】このようにして算出された移動距離Dis
tは、上述した低速走行状態における車速パルス抜けが
なければ、実際の移動距離にほぼ対応したものとなる
が、車速パルス抜けがある場合には、その分だけ短くな
る。したがって、続くS144では車速パルス抜け期間
が発生しているかどうかを判断する。この判断は、S1
41にて取得した車速パルス数を過去の分まで記憶して
おき、車速パルス数>1の状態から車速パルス数=0の
状態に変化し、その後、車速パルス数=0の状態から車
速パルス数>1の状態に変化した場合には、車速パルス
抜け期間が発生したと判定する。
【0046】車速パルス抜け期間が発生発生していなけ
れば(S144:NO)、そのまま本処理ルーチンを終
了する。つまり、S143にて算出された移動距離Di
stを、その後の処理でそのまま用いる。一方、車速パ
ルス抜け期間が発生していれば(S144:YES)、
その期間中に車両が走行したと推定される距離を加算す
る処理を行う。
【0047】まず、S145では、車速Vmin 未満の低
速走行状態となってから停車するまでの推定走行距離を
算出する。これは、図3にて説明した「減速時の推定走
行距離Distdown」であり、式(1)にて算出する。 Distdown = ΔSdown/Δadown …(1) ここで、ΔSdownは車速パルスが出力される状態から出
力されなくなる状態へ移行する車速であり、図3で示し
たVmin に等しい。また、Δadownは、車速がΔSdown
(=Vmin )未満になる直前の加速度(この場合は減速
度)である。これにより、図3において斜線で示した
「減速時の推定走行距離Distdown」が得られる。
【0048】同様に、S146では、停車状態から加速
していき、車速Vmin 以上となるまでの推定走行距離を
算出する。これは、図3にて説明した「加速時の推定走
行距離Distup」であり、式(2)にて算出する。 Distup = ΔSup/Δaup …(2) ここで、ΔSupは車速パルスが出力されない状態から出
力される状態へ移行する車速であり、やはり図3で示し
たVmin に等しい。また、Δaupは、車速がΔSup(=
Vmin )以上になった直後の加速度である。これによ
り、図3にて斜線で示した「加速時の推定走行距離Di
stup」が得られる。
【0049】そして、S147では、式(3)に示すよ
うに、S143にて算出した移動距離Distに、S1
45及びS146にて算出した推定走行距離Distdo
wn及びDistupを加算して移動距離Distを補正す
る。 Dist=Dist+Distdown+Distup …(3) S147の処理後は本処理ルーチンを終了する。したが
って、この場合は、このS147にて算出された補正移
動距離Distがその後の処理で用いられることとな
る。
【0050】図5に戻り、S140の処理が終了する
と、この処理ルーチンも終了し、図4のS200へ移行
する。このS200では、相対軌跡演算処理を実行す
る。この処理の詳細を図7を参照して説明する。
【0051】まずS210では、先のS130にて算出
された方位変化量を、それまでに求められている相対方
位に加算することにより、相対方位を更新する。続くS
220では、この更新された相対方位、及び先のS14
0にて算出された移動距離Distに基づき、相対位置
座標の更新を行う。具体的には、南北方向をx座標軸と
した相対座標rel.xを式(4)、東西方向をy座標
軸とした相対座標rel.yを式(5)に従って更新す
る。但しθはS210にて算出された相対方位である。
【0052】 rel.x←rel.x+Dist×cosθ …(4) rel.y←rel.y+Dist×sinθ …(5) 即ち、この更新は、移動距離に対する相対方位のx,y
成分をそれまでの相対位置座標に加算することにより行
っている。この相対位置座標は相対軌跡を求めるために
行うものであり、後述するマップマッチングにて用いら
れる。
【0053】S220の処理後は、図4のS300へ移
行する。S300では、前述した推測航法による位置演
算処理の演算結果と、地図データ入力器56から読み込
んだ地図データ中の道路データを用いて、マップマッチ
ング処理を行うことにより現在の推定車両位置を決定す
る。このマップマッチング処理は、例えば、道路データ
から、位置演算処理の実行で求めた車両の走行軌跡に対
して道路形状(道路パターン)の一致度(近似の度合)
が所定範囲内である道路を検索し、一致度が所定範囲内
である道路が存在すれば、その道路のうちで上記走行軌
跡に対する一致度が最も高い道路上にて、位置演算処理
の実行で算出されている最新の現在位置に最も近い位置
を、車両の現在位置として決定し、また、位置演算処理
の実行で求めた車両の走行軌跡に対し一致度が所定範囲
内である道路が存在しなければ、位置演算処理の実行で
算出されている最新の現在位置を、そのまま車両の現在
位置として決定する、といった手順で実行される。また
さらに、このS300では、上記の如く決定した車両の
現在位置を順次蓄積することにより、所定距離分の車両
の走行軌跡を図示しないRAMに更新して記憶する処理
も行っている。
【0054】なお、これまでの説明では、図3に示すよ
うに、車速パルス抜け期間の直前及び直後の加速度に基
づいて車速パルス抜け期間中の車両挙動を推定する手法
であったが、車速パルス抜け期間の前後に生じた車両走
行加速度の推移に基づいて車速パルス抜け期間中の移動
距離を推定してもよい。これは、例えば車両を減速させ
る際の挙動がそれまでの走行状況や運転者の運転方法な
どによって異なる点に着目したものである。例えば減速
時に注目すれば、最初強めに減速しておいて徐々に減速
度合いを緩めていく場合もあれば、逆に、最初は緩めに
減速させ、徐々に減速度合いを強めていく場合もある。
もちろん、加速させる場合も同様であるが、特に減速時
にその相違が生じ易いと考えられる。したがって、車両
走行加速度の推移に基づけば、車速パルス抜け期間中の
車両挙動をより適切に推定できる可能性が高くなる。
【0055】例えば、図8における減速時の車速変化
は、最初は緩めに減速させ、徐々に減速度合いを強めて
いく挙動を示している。このような挙動の場合、車速パ
ルス抜け期間の直前の加速度(減速度)だけに基づくと
推定走行距離を少なめに加算してしまうこととなる。し
たがって、徐々に減速度合いを強めていく挙動がそのま
ま継続すると仮定して推定走行距離を算出することで、
より実際の車両挙動に対応した推定走行距離を算出でき
る可能性が高くなる。
【0056】以上で、減速時及び加速時の推定走行距離
Distdown及びDistupをそれぞれ算出し、車速パ
ルスに基づいて算出した走行距離Distに加算する手
法を用いた場合の車両現在位置算出に係る処理の説明を
終了する。 (2)記憶値を用いる手法(その1) 上述した(1)では、車速パルス抜け期間の直前及び直
後の加速度に基づいたり、あるいは車速パルス抜け期間
の前後に生じた車両走行加速度の推移に基づいて車速パ
ルス抜け期間中の推定走行距離を算出した。これに対し
てこの(2)の場合には、車速パルス抜け期間の前後そ
れぞれに生じると想定される複数の車両走行挙動に応じ
た走行加速度あるいはその推移と、車速パルス抜け期間
中の推定走行距離との対応関係を例えばテーブル化して
記憶しておき、車速パルス抜け期間の前後に生じた走行
加速度あるいはその推移を索引値として対応関係テーブ
ルから検索した値を、車速パルス抜け期間中の推定走行
距離として用いる。
【0057】例えば図9(A)に示すように、複数の減
速度Δadown1,Δadown2,Δadown3……に対応し
て予め計算しておいた推定走行距離Distdown1,D
istdown2,Distdown3……をテーブル化して記
憶しておく。同様に、図9(B)に示すように、複数の
加速度Δaup1,Δaup2,Δaup3……に対応して予
め計算しておいた推定走行距離Distup1,Dist
up2,Distup3……をテーブル化して記憶してお
く。そして、図6の移動距離Dist算出処理における
S145及びS146においては、これら対応関係テー
ブルを参照し、車速パルス抜け期間の直前及び直後の推
定走行距離Distdown及びDistupを得る。
【0058】このようにすれば、計算が不要となるた
め、ナビ制御部50での処理負荷が減る。特に、車両用
のナビゲーション装置に適用しているため、処理負荷を
低減させることは有効である。なお、図9に示した対応
関係テーブルは、車速パルス抜け期間の直前及び直後の
加速度を索引値として検索するためのものであったが、
上述した図8のような加速度が推移するような場合に対
応させてもよい。例えば減速度の推移による複数の減速
挙動パターン毎に対応する推定走行距離を設定しておく
のである。実際には、全く同じ減速挙動パターンとはな
り辛いので、近いパターンを選択するようにすればよ
い。
【0059】(3)記憶値を用いる手法(その2) 上記(2)では、車速パルス抜け期間の前後それぞれに
生じると想定される複数の車両走行挙動に応じた走行加
速度あるいはその推移と、車速パルス抜け期間中の推定
走行距離との対応関係を記憶しておく手法であったが、
さらなる処理負荷低減を考えるなら、次のようにしても
よい。すなわち、車速パルス抜け期間の前後に生じると
想定される複数の車両走行挙動に対応して、車速パルス
抜け期間中の走行距離をシミュレーションにて取得して
おき、その取得した複数の車両走行挙動に対応する走行
距離に基づいて決定した代表値を記憶しておく。そし
て、車速パルス抜け期間中の推定走行距離として、その
記憶されている代表値を用いるのである。
【0060】上記(2)の場合には、車速パルス抜け期
間の前後の車両走行加速度あるいはその推移を検出する
必要があったが、この(3)の手法では固定の代表値を
用いて推定走行距離とする。つまり、減速時に生じる車
速パルス抜けでの推定走行距離と加速時に生じる車速パ
ルス抜けでの推定走行距離とを別個に記憶しておく必要
がなく、それらを両方加味した一つの代表値のみを記憶
させておくだけでよい。したがって、車速パルス抜け期
間が発生したことが判れば、記憶された代表値を一律に
加算すればよいため、処理負荷が飛躍的に低減する。
【0061】なお、このような代表値を決定する際に
は、ある程度多くの加減速挙動を想定し、実測するなど
して適切な値を得ておき、その実測値に基づいて得た最
頻値や平均値、あるいは中央値といった統計的代表値を
採用することが好ましい。以上、本発明はこのような実
施例に何等限定されるものではなく、本発明の主旨を逸
脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
【0062】例えば、上述の実施例はナビゲーション装
置1として実現したが、検出した現在位置を用いてナビ
ゲーション以外の処理を実行する装置に適用することも
できう。また、上述の実施例では、現在位置検出に際し
て、ジャイロスコープ60、車速センサ62に加えてG
PS受信機64からの出力に基づいて車両の現在位置や
進行方向を算出していたが、最低限ジャイロスコープ6
0と車速センサ62からの出力に基づいて車両の現在位
置や進行方向を算出するものであればよい。また、マッ
プマッチングによる補正も必須要件ではない。
【0063】そして、ジャイロスコープ60は方位セン
サの一例であり、例えば地磁気によるものや左右の操舵
輪の回転差などから得られる車両のステアリング角を累
積して方向を求めるもの等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例としてのナビゲーション装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 車速パルス抜けによる移動距離のずれを説明
するための図である。
【図3】 車速パルス抜け期間の推定走行距離の算出手
法の概念を示す説明図である。
【図4】 車両現在位置算出に係るメイン処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】 メイン処理中において実行される方位変化量
・移動距離の演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】 方位変化量・移動距離の演算ルーチン中にお
いて実行される移動距離演算ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図7】 メイン処理中において実行される相対軌跡の
演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】 車速パルス抜け期間の推定走行距離の算出手
法の他の例の概念を示す説明図である。
【図9】 加減速度と推定走行距離との対応関係テーブ
ルの説明図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置 50…ナビ制御部 51…外部メモリ 52…表示装置 53…外部情報入出力装置 54…リモコンセンサ 55…位置検出器 56…地図データ入力器 58…操作スイッチ群 60…ジャイロスコープ 62…車速センサ 64…GPS受信機
フロントページの続き (72)発明者 尾▲崎▼ 貴久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AC13 AC14 AC16 AD01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の方位変化量に応じた信号を出力する
    方位センサと、 車両の走行速度に応じた間隔でパルス信号を出力する車
    速センサと、 前記方位センサの出力値に基づいて算出される方位変化
    量及び前記車速センサの出力値に基づいて算出される移
    動距離を用いて推測航法演算を行い、車両の現在位置を
    算出する現在位置算出手段と、 を備える車両用現在位置検出装置において、 前記現在位置算出手段は、車両が走行しているにもかか
    わらず前記車速センサからパルス信号が出力されない状
    況(車速パルス抜け)が生じた場合、前記車速センサの
    出力値に基づいて算出した移動距離に、前記車速パルス
    抜けが生じた期間中に車両が走行したと推定される距離
    を加算して補正し、その補正移動距離を用いて前記推測
    航法演算を行うこと、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用現在位置検出装置に
    おいて、 さらに、前記車速センサからのパルス信号に基づいて車
    両の走行加速度を算出する加速度算出手段を備え、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間中の
    推定走行距離を、前記加速度算出手段にて算出した車速
    パルス抜け期間前後の車両走行加速度に基づいて推定す
    ること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の車両用現在位置検出装置に
    おいて、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間中の
    推定走行距離を、前記車速パルス抜け期間の直前及び直
    後の車両走行加速度に基づいて推定すること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の車両用現在位置検
    出装置において、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間中の
    推定走行距離を、前記車速パルス抜け期間の前後に生じ
    た車両走行加速度の推移に基づいて推定すること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれか記載の車両用現在
    位置検出装置において、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間の前
    後に生じた走行加速度あるいはその推移に基づいて前記
    車速パルス抜け期間中の車両走行加速度あるいはその推
    移を推定し、前記車速パルス抜け期間中の車両の走行距
    離を算出すること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜4のいずれか記載の車両用現在
    位置検出装置において、 さらに、前記車速パルス抜け期間の前後それぞれに生じ
    ると想定される複数の車両走行挙動に応じた走行加速度
    あるいはその推移と、前記車速パルス抜け期間中の推定
    走行距離との対応関係を記憶しておく対応関係記憶手段
    を備え、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間の前
    後に生じた走行加速度あるいはその推移を索引値として
    前記対応関係記憶手段から検索した値を、前記車速パル
    ス抜け期間中の推定走行距離として用いること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の車両用現在位置検出装置に
    おいて、 さらに、前記車速パルス抜け期間の前後に生じると想定
    される複数の車両走行挙動に対応して、前記車速パルス
    抜け期間中の走行距離をシミュレーションにて取得し、
    その取得した複数の車両走行挙動に対応する走行距離に
    基づいて決定した代表値を記憶しておく代表値記憶手段
    を備え、 前記現在位置算出手段は、前記車速パルス抜け期間中の
    推定走行距離として、前記代表値記憶手段に記憶されて
    いる代表値を用いること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか記載の車両用現在
    位置検出装置において、 さらに、 電波航法用の電波を受信し、車両の絶対的な現在位置及
    び進行方向を出力する電波受信機を備え、 前記現在位置算出手段は、前記推測航法演算を行って得
    た車両の現在位置を、前記電波受信機からの出力値に基
    づいて補正すること、 を特徴とする車両用現在位置検出装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか記載の車両用現在
    位置検出装置において、 前記現在位置算出手段は、 前記車両の現在位置に至るまでの走行軌跡を生成する走
    行軌跡生成手段と、 前記走行軌跡生成手段によって生成された走行軌跡と地
    図データに基づく道路情報とを比較するマップマッチン
    グ処理を行って、車両の現在位置を補正するマップマッ
    チング補正手段と、 を備えることを特徴とする車両用現在位置検出装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか記載の車両用現
    在位置検出装置と、 道路地図データを含む地図データが記憶された地図デー
    タ記憶手段と、 前記車両用現在位置検出装置にて検出された車両の現在
    位置周辺の道路地図データを前記地図データ記憶手段か
    ら読み出して道路地図として表示すると共に、その道路
    地図上に車両の現在位置を識別可能に表示する地図表示
    手段と、 を備えることを特徴とする車両用現在位置表示装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の車両用現在位置表示
    装置を備え、 前記地図表示手段に表示した道路地図上に、予め設定さ
    れた目的地までの経路及び前記車両用現在位置検出装置
    によって検出された車両の現在位置を識別可能に表示
    し、前記目的地までの経路と車両の現在位置との関係を
    考慮して、所定の経路案内を行うナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれか記載の車両用
    現在位置検出装置における前記現在位置算出手段として
    コンピュータシステムを機能させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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