JP2000068953A - 暗号化放送視聴端末装置及びシステム - Google Patents

暗号化放送視聴端末装置及びシステム

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JP2000068953A
JP2000068953A JP10234378A JP23437898A JP2000068953A JP 2000068953 A JP2000068953 A JP 2000068953A JP 10234378 A JP10234378 A JP 10234378A JP 23437898 A JP23437898 A JP 23437898A JP 2000068953 A JP2000068953 A JP 2000068953A
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JP10234378A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Nakakuma
恭一 中熊
Teiji Kuwabara
禎司 桑原
Akira Naito
彰 内藤
Katsumi Ikuta
克己 生田
Masahiko Nozoe
賢彦 野添
Chiyo Akamatsu
千代 赤松
Gordon Webster Rodney
ロドニー・ゴードン・ウェブスター
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号化放送の視聴の契約にプリペイド方式を
適用した場合、該契約を細かく設定できるようにする。 【解決手段】 情報記憶媒体2には、番組IDや開始時
刻,終了時刻,許諾時間,残金,回数などの契約情報5が
格納されており、受信手段101から暗号化放送信号3
00を受信すると、条件判定手段103は契約情報読込
手段107でこれら情報を読み取って個々に検査し、暗
号化放送信号300の視聴の許可/不許可を判定する。
視聴許可が出ると、デコード手段105は暗号化放送信
号300を復号し、表示手段106に表示させる。この
とき、時間/回数/経費取得手段104は視聴した延べ時
間や回数,経費を計算して契約情報5を更新し、可搬型
情報記憶媒体2に書き込む。契約情報追加手段108は
追加契約情報260を通信手段109を介して取り込
み、新規契約として可搬型情報記憶媒体2に追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置及び可搬
型情報記憶媒体とからなり、暗号放送の受信する暗号化
放送視聴端末装置及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話では、テレホンカードと呼ばれ
るプリペイドカードを用いて電話を発呼することができ
る。プリペイドカードでは、販売店で購入した金額分だ
け公衆電話で電話をかけることができ、残金がなくなれ
ば失効する。
【0003】また、暗号化放送の視聴に関して、特定の
放送局とPPV(Pay per view)やPPD(Pay per da
y)と呼ばれる契約体系、つまり、番組単位や一日単位の
契約によって受信を行なうことができるようにした暗号
化放送受信システムがある。かかるシステムでは、個々
の番組毎にまたは一日単位で予め放送局と契約すること
により、暗号化された放送を復号して視聴することがで
きる。IRDと呼ばれる暗号化放送の端末装置の所有者
は、個々の番組毎に視聴したい旨を放送局に通知する。
通知を受け取った放送局は、しかるべき方法で料金を徴
収した後、端末装置に取り付けた可搬型情報記憶媒体に
契約情報を書き込む。使用者は、この可搬型情報記憶媒
体に記録された契約情報に従って、暗号化放送を復号し
てその放送内容を視聴する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用者(視
聴者)には、視聴できる回数や時間帯など細かく契約し
て契約料を安くしたい、支払った契約料分無駄なく放送
を視聴したい、一度の契約でもってしばらく手続きしな
くても視聴したいというニーズがある。
【0005】しかし、上記従来のシステムでは、契約は
番組単位あるいは一日単位で行なうために、それ以上細
かく契約することができない。また、上記従来のシステ
ムにおいて、PPD契約は、わずか1分しか視聴しなか
った場合でも、次の日には無効になる。つまり使用者が
無駄なく視聴しようとすると、長時間の視聴を強要され
ることになり、支払った契約料分の放送を無駄なく視聴
することは事実上困難である。また、契約を行なうため
には、端末装置に電話回線をつないで放送局と通信を行
なう必要があり、使用者にとって煩雑な操作を必要とす
る。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、プ
リペイドカードのような課金方法を暗号化放送の視聴に
対して適用した場合、契約を細かく設定できるように
し、使用者にとって無駄のない視聴を可能にする暗号化
放送視聴端末装置及びシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による暗号化放送視聴端末装置は、暗号化放
送を受信する受信部と、該暗号化放送を復号して映像情
報を取得するデコーダ部と、該映像情報を表示する表示
部と、可搬型の情報記憶媒体を装着して情報の書込み/
読出しを行なう書込み/読出し機構部とから構成され
る。
【0008】ここで、可搬型の情報記憶媒体は、チャン
ネルを記憶するチャンネル記憶部と、番組IDを記憶す
る番組ID記憶部と、開始/終了時刻を記憶する開始/終
了時刻記憶部と、許諾時間を記憶する許諾時間記憶部
と、回数を記憶する回数記憶部と、残金を記憶する残金
記憶部と、復号情報を記憶する復号情報記憶部とからな
り、これら各記憶部には夫々、チャンネル,番組ID,
開始/終了時刻,許諾時間,回数及び残金などの契約情
報が予め記憶されている。
【0009】また、上記端末装置は、放送選択手段によ
って放送電波を選択し、受信手段によって放送電波を受
信し、これを検波して暗号化放送を受信すると同時に、
単価取得手段により、暗号化放送に包含される単価情報
を取得する。この単価情報は放送局が予め映像情報毎に
決めた単価に従った金額情報であり、放送局は暗号化放
送にこの単価情報を含めている。
【0010】契約情報読出手段により、チャンネル,番
組ID,開始/終了時刻,許諾時間,回数及び残金など
の契約情報を可搬型情報記憶媒体から読み出す。また、
これと同時に、デコード時に使用する復号情報も読み出
す。条件判定手段により、契約情報に包含された許諾情
報を検査し、暗号化放送を復号してよいか否かを判断す
る。デコード手段は、暗号化放送を復号してよい場合
に、復号情報を使用して暗号化放送を復号し、視聴でき
る映像情報を作成する。このとき、視聴回数取得手段に
よってデコードした回数を取得し、視聴時間取得手段に
よってデコードした延べ時間を計測し、視聴経費取得手
段によって単価取得手段で得られた単価情報とこの延べ
時間とから視聴経費を算出し、残金を計算する。そし
て、残金更新手段により、この視聴経費を上記の許諾情
報の残金に反映させる。
【0011】また、回数更新手段によって許諾情報の回
数を更新し、許諾時間更新手段によってこの許諾情報の
許諾時間に延べ時間を反映させる。そして、契約情報書
込手段により、更新された契約情報を可搬型情報記憶媒
体に書き込み、表示手段により、上記のデコード手段で
得られた映像情報を画面上に表示する。
【0012】以上のようにして、本発明による暗号化放
送視聴端末装置は、可搬型情報記憶媒体に予め記憶した
契約情報に基づいて、条件を満たす場合に限り、暗号化
放送の復号を行ない、プリペイドカードのような仕組み
を暗号化放送の視聴に対して適用することを可能とす
る。また、これと同時に、従来のPPD,PPV契約
と、加えて、開始/終了時刻・回数・延べ時間・残金な
どによる詳細な契約にも対応できる。
【0013】本発明による暗号化放送視聴システムは、
上記の暗号化放送視聴端末装置と、映像情報を暗号化し
て放送する放送局と、この端末装置と接続して放送局と
データ通信を行なう通信装置と、通信回線とから構成さ
れる。
【0014】ここで、この端末装置は、通信手段によ
り、通信回線を利用して放送局との通信を行ない、契約
情報を通信回線を通して受け取る。そして、契約情報追
加手段により、該契約情報を契約情報書込手段を用いて
可搬型情報記憶媒体に追加更新する。
【0015】以上のようにして、本発明による暗号化放
送視聴システムでは、この端末装置において、可搬型の
情報記憶媒体に新規の契約情報を追加することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明による暗号化放送視聴シ
ステムの一実施形態を示すブロック図であって、1は端
末装置、100は単価取得手段、101は受信手段、1
02は放送選択手段、103は条件判定手段、104は
時間/回数/経費取得手段、105はデコード手段、10
6は表示手段、107は契約情報書込/読出手段、10
8は契約情報追加手段、109は通信手段、110は時
間/回数/残金更新手段、111はバッファ、2は可搬型
情報記憶媒体、200は選定情報記憶部、220は許諾
情報記憶部、240は復号情報記憶部、3はアンテナ、
4はモデム、5は契約情報である。
【0017】同図において、この実施形態は、端末装置
1と可搬型情報記憶媒体2と放送を受信するアンテナ3
と通信を行なうモデム4とから構成される。
【0018】端末装置1は、所望チャンネルの放送電波
を選択指示するための放送選択手段102と、放送選択
手段102で指示されたチャンネルの放送電波を受信し
て検波し、暗号化放送信号300として出力する受信手
段101と、受信した暗号化放送信号300に含まれる
単価情報310を取得する単価取得手段100と、装着
された可搬型情報記憶媒体2の選定情報記憶200や許
諾情報記憶部220や復号情報記憶部240に記憶され
ている契約情報、即ち、チャンネル情報,番組IDや開
始時刻,終了時刻,許諾時間,回数,残金の各情報及び
復号情報を読み出し、また、後述する更新された契約情
報を可搬型情報記憶媒体2に書き込む契約情報書込/読
出手段107と、読み出された契約情報5を検査して暗
号化放送信号300のデコードを許可するか否かを判定
する条件判定手段103と、条件判定手段103によっ
てデコードを許可されると判定されたとき、上記契約情
報5中の復号情報を使用して暗号化放送信号300をデ
コードして視聴できる映像情報を作成するデコード手段
105と、デコード手段105のデコード回数やデコー
ドの延べ時間,単価取得手段100で得られた単価情報
310とこの延べ時間とから算出した視聴経費を取得す
る時間/回数/経費取得手段104と、これらデコード回
数や延べ時間,視聴経費を契約情報5に反映させて更新
された契約情報を作成する時間/回数/残金更新手段11
0と、デコード手段105で得られた映像情報を一旦保
存するバッファ111と、バッファ111に貯えられた
映像情報を表示画面上に表示する表示手段106と、モ
デム4を用いて放送局(図示せず)と通信する通信手段
109と、この通信手段109を介して取得した新規の
契約情報5を契約情報書込/読出手段107を用いて可
搬型情報記憶媒体2に書き込み、契約情報を更新する契
約情報追加手段108とから構成される。
【0019】また、可搬型情報記憶媒体2は、チャンネ
ル情報や番組IDなどからなる選定情報を記憶する選定
情報記憶部200と、開始時刻や終了時刻,許諾時間,
回数,残金などの各情報からなる許諾情報を記憶する許
諾情報記憶部220と、復号情報を記憶する復号情報記
憶部240とから構成されている。この可搬型情報記憶
媒体2は情報の書き換えが可能であって、かつ一度情報
が記憶されると、電力を断っても、情報が保持される記
憶媒体であればよく、例えば、ICカードやフラッシュ
カード,フロッピディスク,CD−ROM,DVD,M
O,テープなどである。
【0020】次に、可搬型情報記憶媒体2の選定情報記
憶部200について、図2を用いて説明する。
【0021】同図において、選定情報記憶部200は、
1個または複数個の選定情報(210〜216)から構
成される。これら選定情報(210〜216)は、チャ
ンネル情報201,番組ID202,許諾情報ID20
3及び復号キーID204から構成される。
【0022】チャンネル情報201は放送電波のチャン
ネルを識別するものであって、記号または数字でもって
表わされ、これでもって放送選択手段102(図1)で
チャンネルを指定することにより、これ該当する放送電
波が受信手段101(図1)で受信される。
【0023】番組ID202は、放送番組を識別するも
のであって、記号または数字またはnullで表わされてお
り、放送番組毎に特有な値が設定されている。番組ID
202が null である場合には、この番組ID202を
もつ選定情報(210,212〜215)は特定の番組
についての情報ではないことを示す。
【0024】許諾情報ID203は図3で後述する許諾
情報(230〜236)を識別するものであって、記号
または数字で表わされており、許諾情報毎に特有な値が
設定されている。
【0025】復号キーID204は図4で後述する復号
情報(250〜251)を識別するものであって、記号
または数字で表わされ、復号情報毎に特有な値が設定さ
れている。
【0026】ここで、かかる選定情報について説明する
と、選定情報210はチャンネルが「1」、番組IDが
「null」、許諾情報IDが「1」、復号キーIDが「KE
Y01」である。これは、チャンネル1の放送電波を受信
するが、番組は特定せず、許諾情報IDが「1」で識別
される許諾情報を採用してデコードを許可するか否かの
条件判定を行ない、復号には「KEY01」で識別される復
号キーを用いることを表わしている。また、選定情報2
11はチャンネルが「2」、番組IDが「1」、許諾情
報IDが「1」、復号キーIDが「KEY02」であるが、
これは、チャンネル2の放送電波を受信し、番組IDが
「1」である番組に対して、許諾情報IDが「1」で識
別される許諾情報を採用してデコードを許可するか否か
の条件判定を行ない、復号には「KEY02」で識別される
復号キーを用いることを表わしている。他の選定情報
(212〜216)についても同様である。
【0027】選定情報(210〜216)は互いに独立
した情報であるので、例えば、選定情報210,21
3,214のように、復号キーがともに同じ「KEY01」
であったり、選定情報210,211のように、ともに
許諾情報IDが「1」であるなど、同じ情報を含んでも
よい。但し、チャンネル情報201と番組ID202の
組合せは夫々の選定情報で異なるようにする。
【0028】次に、可搬型情報記憶媒体2の許諾情報記
憶部220(図1)について、図3を用いて説明する。
【0029】同図において、許諾情報記憶部220は、
1個または複数個の許諾情報(230〜236)から構
成されており、許諾情報(230〜236)は、許諾情
報ID221,開始時刻情報222,終了時刻情報22
3,許諾時間情報224,残金情報225及び回数情報
226から構成される。
【0030】許諾情報ID221は、許諾情報(230
〜236)を識別する情報であり、許諾情報(230〜
236)毎に特有な記号または番号が設定されている。
これは、図2に示した選定情報(210〜216)にお
ける許諾情報ID203に関連付けられており、選定情
報(210〜216)のいずれかが決まると、これに対
し、その許諾情報ID203に一致する許諾情報ID2
21で指定される許諾情報(230〜236)のいずれ
かが選択される。
【0031】開始時刻情報222は、視聴の許可を開始
する時刻を表わす記号または数字または null である。
これは、時刻を表わす値であって、例えば、「98/01/01
00:00:00」や「980101000000」など時刻を特定できる
情報であればよい。開始時刻情報222が null である
場合には、特定の開始時刻を持たないことを表わしてい
る。終了時刻情報223は、視聴の許可を終了する時刻
を表わす記号または数字または null である。これは、
時刻を表わす値であり、例えば、「98/12/31 23:59:5
9」や「981231235959」など時刻を特定できる情報であ
ればよい。終了時刻情報223が null である場合に
は、特定の終了時刻を持たないことを表わしている。
【0032】なお、開始時刻情報222と終了時刻情報
223とは対をなしており、両方が時刻を記憶している
状態、または、両方が null である状態でなければなら
ず、片方だけが null であることは想定されていない。
【0033】許諾時間情報224は、あとどれだけの時
間視聴を許可できるか(即ち、視聴できる残り時間)を
表わす時間情報であり、時間を表わす記号や数字または
nullである。例えば、「12:00:00」や「120000」など
時間を特定できる情報であればよい。許諾時間情報22
4が null である場合には、特定の許諾時間を持たない
ことを示す。つまり、時間での制限がないことを表わし
ている。
【0034】残金情報225は、あとどれだけの金額分
視聴できるかを示す記号や数字または null である。こ
れは、金額を表わすので、例えば、「\1,000」や「$10
0」など金額を特定できる情報であればよい。但し、必
ず貨幣単位を表わす記号、例えば、「¥」や「$」を含
まなければならない。残金情報225が null である場
合には、金額で視聴の制限を受けないことを表わしてい
る。
【0035】回数情報226は、あとどれだけの回数視
聴できるかを表わす数字または null である。例えば、
「5」や「10」などの回数を特定できる数字であれば
よい。回数情報226が null である場合には、特定の
回数制限を設けないことを表わしている。
【0036】ここで、いま、許諾情報230について説
明すると、この許諾情報230は、許諾情報IDが
「1」であって、これ以外の情報、即ち、開始時刻情報
222,終了時刻情報223,許諾時間情報,残金情報
225及び回数情報226が全て「null」であるが、こ
れは一切の制限がないことを表わしている。これを図2
に示す選定情報211と組み合わせた場合には、チャン
ネルが「2」、番組IDが「1」の番組の視聴を無条件
で許可する番組単位の許可を表わし、これは、いわゆる
上記の「PPV」契約に相当するものである。
【0037】また、許諾情報231は、許諾情報ID2
21が「2」、開始時刻情報222が「98/01/01 00:0
0:00」、終了時刻情報223が「98/01/01 23:59:5
9」、許諾時間情報224,残金情報225及び回数情
報226が「null」であるが、これは、1998年1月
1日0時0分0秒から視聴の許可を開始し、1998年
1月1日23時59分59秒で視聴の許可を停止するこ
とを表わす。これを図2に示す選定情報212と組み合
わせた場合には、チャンネルが「2」の全ての番組につ
いて、1998年1月1日0時0分0秒から1998年
1月1日23時59分59秒までの一日単位の視聴を許
可することを表わし、これは、いわゆる上記の「PP
D」契約に相当する。
【0038】また、許諾情報232は、許諾情報ID2
21が「3」、開始時刻情報222と終了時刻情報22
3とが「null」、許諾時間情報224が「12:00:00」、
残金情報225と回数情報226とが「null」である
が、これは、12時間だけ視聴を許可することを表わ
す。
【0039】許諾情報233は、許諾情報ID221が
「4」、開始時刻情報222と終了時刻情報223と許
諾時間情報224とが「null」、残金情報225が「\
1,000」、回数情報226が「null」であるが、これ
は、金額にして1000円分だけ視聴を許可することを
表わす。
【0040】許諾情報234は、許諾情報ID221が
「5」、開始時刻情報222と終了時刻情報223と許
諾時間情報224と残金情報225とが「null」、回数
情報226が5」であるが、これは、あと5回だけ視聴
を許可することを表わす。
【0041】許諾情報235は、許諾情報ID221が
「6」、開始時刻情報222が「98/01/01 00:00:0
0」、終了時刻情報223が「98/01/01 23:59:59」、許
諾時間情報224が「null」、残金情報225が「¥1,
000」、回数情報226が「null」であるが、これは、
1998年1月1日0時0分0秒から視聴の許可を開始
し、1998年1月1日23時59分59秒で視聴の許
可を停止し、かつ1000円分を超えない条件で視聴を
許可することを表わす。
【0042】以上のように、開始時刻情報222,終了
時刻情報223,許諾時間情報224,残金情報225
及び回数情報226の全ての条件が揃ったときにだけ、
視聴することができる。
【0043】次に、可搬型情報記憶媒体2の復号情報記
憶部240(図1)について図4を用いて説明する。
【0044】復号情報記憶部240は、1個または複数
個の復号情報(250〜252)から構成され、夫々の
復号情報(250〜252)は、復号キーID241と
復号キー情報242とから構成される。
【0045】復号キーID241は、復号情報(250
〜252)を識別する情報であり、これら復号情報(2
50〜252)毎に特有な記号または番号が設定されて
いる。これは、図2に示した選定情報(210〜21
6)における復号キーID204に関連付けられてお
り、選定情報(210〜216)のいずれかが決まる
と、これに対し、その復号キーID204に一致する復
号キー情報ID241でしていされる復号情報(250
〜252)が決まる。復号キー情報242は、暗号化放
送信号300を復号するために必要な情報であり、通常
複数バイトからなるバイナリデータである。
【0046】端末装置1のデコード手段105(図1)
は、この復号キー情報242を使用して暗号化放送信号
300を復号し、映像情報を形成する。復号キー情報2
42がnullである場合には、デコード手段105で復号
しない、つまり、暗号化されていない番組を視聴するこ
とを意味する。
【0047】次に、図1において受信する暗号化放送信
号300について、図5を用いて説明する。
【0048】同図において、暗号化放送信号300は、
単価情報310と番組情報320とから構成されてお
り、これら単価情報310と番組情報320とは対とな
って時間的に連続して放送される。つまり、単価情報3
10を受信すると、その次には、番組情報320が連続
し、この番組が終わると、次の単価情報310に続き、
これに番組情報320が続きというように、単価情報3
10と番組情報320との対が時間的に連続して順次続
いている。
【0049】番組情報320は、1つの番組ID322
と1個または複数個の番組内容のパケット321とから
構成される。番組ID322は、選定情報200の番組
ID202(図2)と関連しており、現在放送されてい
る番組が契約している番組か否かを判定するために用い
られる。パケット321は暗号化された映像情報を一定
の長さのバイナリデータに区切ったものであり、1つの
パケット321は復号した場合にできる可視映像をフレ
ーム単位でまとまる量の情報量を有している。
【0050】次に、図6により、図1における端末装置
1の動作について説明する。
【0051】まず、端末装置1を起動すると(ステップ
1100)、放送選択手段102を用いてチャンネルの
指定により放送の視聴開始が指示されたか否かをチェッ
クし(ステップ1101)、それが指示されるまで待機
する。その後、視聴の開始指示があると、放送選択手段
102で設定されたチャンネルの放送電波が受信手段1
01で受信され、暗号化放送信号300に検波されて条
件判定手段103に供給される。条件判定手段103
は、この現在受信している暗号化放送信号300が供給
されると、まず、その番組ID322(図5)を抽出す
る(ステップ1114)。
【0052】次に、条件判定手段103は、契約情報書
込/読出手段107に可搬型情報記憶媒体2の選定情報
記憶部200から図2に示した選定情報(210〜21
6)を1つずつ順次読み出させ、放送選択手段102で
設定されたチャンネルと暗号化放送信号300から抽出
された番組ID322とに一致するチャンネル情報20
1と番組ID202とを有する選定情報を検索し、次い
で、これによって得られた選定情報の復号キーID20
4と一致する復号情報(250〜252)を図4に示す
復号情報記憶部240から検索し、その復号キー情報2
42を取得する(ステップ1102)。
【0053】そして、後述する許諾条件チェック(ステ
ップ1000)によって得られる視聴許諾の可否情報を
参照し、その許可がなされていなければ、ステップ10
00を実行する。許可されている場合には、暗号化放送
信号300から現在放送されている番組情報320(図
5)を取得し、この番組情報320に含まれるパケット
321を1つ取得する(ステップ1104)。
【0054】これと同時に、時間/回数/経費取得手段
104は、単価取得手段100で暗号化放送信号300
から単価情報310を抽出し(ステップ1105)、こ
れとともに、図示しない常時動作している時計装置が示
すこのときの時刻を計測開始時刻として保持しておき、
この時刻から時刻の計測を開始する(ステップ110
6)。そして、デコード手段105により、得られた上
記の復号キー情報242を用いてステップ1104で取
得したパケット321を復号し、復号済みパケットを作
成して(ステップ1107)バッファ111に保存する
(ステップ1108)。しかる後、後述する映像表示処
理(ステップ1200)を実行する。
【0055】以上の1パケットの処理が終了すると、時
間/回数/経費取得手段104は、その時点での上記時
計装置が示す時刻を検出し、ステップ1106で保持し
た計測開始時刻との差分を計算することにより、視聴時
間を求める(ステップ1109)。そして、ステップ1
105で取得した単価情報310にこの取得した視聴時
間を乗算することにより、利用料を計算する(ステップ
1110)。ここで、契約情報書込/読出手段107
は、先の検索した選定情報(210〜216)の許諾情
報ID203を参照して、可搬型情報記憶媒体2の許諾
情報記憶部220に記録されている許諾情報(230〜
236)のうちのこの許諾情報ID203に対応した許
諾情報を取得しており、時間/回数/残金更新手段11
0は、この取得した許諾情報の残金情報225の値から
ステップ1110で時間/回数/経費取得手段104に
より求められた利用料を減算してこの残金情報225を
更新し(ステップ1111)、また、この取得した許諾
情報の許諾時間224からステップ1109で得られた
視聴時間を減算して許諾時間224を更新する(ステッ
プ1112)。
【0056】次に、後述する許諾条件チェック処理(ス
テップ1000)を行なった後、使用者が視聴を中止し
たか否かをチェックし(ステップ1113)、中止して
いなければ、次のパケットを視聴できるように、ステッ
プ1103からの実行を繰り返す。視聴を中止した場合
には、先の取得した許諾情報の回数情報226の値から
1を減じてこの回数情報226を更新し(ステップ11
14)、しかる後、ステップ1101に戻って次の視聴
開始まで待機する。
【0057】以上のように、暗号化放送信号300の番
組情報320の1パケット毎にステップ1103〜11
12,1000の一連の処理が行なわれ、かかる処理が
行なわれる毎に(即ち、1パケットの処理毎に)、許諾
情報の許諾時間情報224,残金情報225が更新さ
れ、また、視聴が終了する毎に、この許諾情報の回数情
報226が更新される。また、ステップ1114の処理
が終了すると、上記のように更新された許諾情報で許諾
情報記憶部220(図1)での更新前のもとの許諾情報
が書き換えられる。従って、新たに暗号化放送信号30
0を受信開始するときには(ステップ1101)、許諾
情報記憶部220には、最新の許諾情報が記憶されてい
ることになる。
【0058】次に、条件判定手段103(図1)による
図6の許諾条件チェック処理(ステップ1000)につ
いて図7を用いて説明する。
【0059】同図において、まず、契約情報書込/読出
手段107により、可搬型情報記憶媒体2の選定情報記
憶部200から図2に示した選定情報(210〜21
6)を1つ取得する(これを、以下、取得選定情報J
(=210,211,……,216のいずれか1つ)と
いう:ステップ1001)。この取得選定情報Jから許
諾情報ID203を取得し、この許諾情報ID203に
該当する許諾情報(230〜235)を可搬型情報記憶
媒体2の許諾情報記憶部220(図3)から選択して取
得する(これを、以下、取得許諾情報K(=230,2
31,……,235のいずれか1つ)という:ステップ
1016)。
【0060】そして、この取得選定情報Jの番組ID2
02を検査し(ステップ1002)、この番組ID20
2が null ならば、ステップ1005に進むが、null
でなければ、暗号化放送信号300の番組情報320か
ら番組ID322(図5)を取得し(ステップ100
3)、これを取得選定情報Jの番組ID202と比較す
る(ステップ1004)。これらが一致しなければ、視
聴許諾の可否情報を「否定」に設定し(ステップ101
5)、処理を終了するが、一致すれば、ステップ100
5に進む。
【0061】このように、取得選定情報Jの番組ID2
02が null である場合と、nullではないが、受信した
暗号化放送信号300の番組情報320の番組ID32
2と取得選定情報Jの番組ID202とが一致する場合
には、ステップ1005に進む。
【0062】このステップ1005では、取得許諾情報
の開始時刻情報222と終了時刻情報223(図3)と
を検査する。そして、これら開始時刻情報222と終了
時刻情報223とが null ならば、ステップ1008に
進み、また、null でなければ、上記の図示しない時計
装置が示す現在の時刻を取り込み(ステップ100
6)、取得許諾情報Kの開始時刻情報222及び終了時
刻情報223で決まる時間帯にこの現在の時刻が入って
いるか否かをチェックする(ステップ1007)。そし
て、現在時刻がこの時間帯に入っていなければ、ステッ
プ1015を実行して処理を終了するが、入っていれ
ば、ステップ1008に進む。
【0063】ステップ1008は、取得許諾情報Kの許
諾時間情報224(図3)を検査するものであって、こ
の許諾時間情報224が null ならば、ステップ101
0に進むが、 null でない場合には、この許諾時間情報
224の値が0よりも大きいか否か、即ち、視聴可能な
残り時間があるか否かをチェックし(ステップ100
9)、残時間がなければ、ステップ1015を実行して
処理を終了するが、残時間があれば、ステップ1010
に進む。
【0064】ステップ1010では、取得許諾情報Kの
残金情報225(図3)を検査するものであるが、この
残金情報225が null であるならば、ステップ101
2に進み、nullでない場合には、その残金情報225の
値が0よりも大きいか否か、即ち、視聴可能な残金があ
るか否かをチェックし(ステップ1011)、残金がな
ければ、ステップ1015を実行して処理を終了する
が、残金があれば、ステップ1012に進む。
【0065】ステップ1012は、取得許諾情報Kの回
数情報226(図3)を検査するものであるが、回数情
報226が null であるならば、ステップ1014に進
んで視聴許諾の可否情報を「肯定」に設定して復号を許
可し、null でない場合には、その回数情報226の値
が0よりも大きいか否か、即ち、残り回数があるか否か
をチェックし(ステップ1013)、残り回数がなけれ
ば、ステップ1015を実行して処理を終了するが、残
り回数があれば、視聴許諾の可否情報を「肯定」に設定
して復号を許可して(ステップ1014)、処理を終了
する。
【0066】このようにして、条件判定手段103(図
1)で許諾情報(230〜235)のうちの取得された
許諾情報に含まれる全ての情報が条件を満たすとき、暗
号化放送信号300の復号を許可することになる。
【0067】図6においては、1パケットの処理毎に、
時間/回数/経費取得手段104や時間/回数/残金更
新手段110によって許諾情報の許諾時間(残り時間)
情報224,残金情報225,回数情報226が更新さ
れ、次いで、これを条件判定手段103が検査し、それ
らのいずれもが条件を満たすとき、次のパケットあるい
は次に受信する暗号化放送信号300のパケットの視聴
を許可する。
【0068】図8は条件判定手段103による図6の許
諾条件チェック処理(ステップ1000)の他の具体例
を示すフローチャートである。
【0069】同図において、まず、可搬型情報記憶媒体
2の選定情報記憶部200(図2)から選定情報(21
0〜216)の1つを取得して取得選定情報Jとし、こ
の取得選定情報Jから許諾情報ID203(図2)を取
得し、この許諾情報ID203に該当する許諾情報(2
30〜235)を可搬型情報記憶媒体2の許諾情報記憶
部220(図3)から取得して取得許諾情報Kとする
(ステップ1001)。そして、この取得選定情報Jの
番組ID202(図2)を検査し(ステップ100
2)、この番組ID202が null ならば、ステップ1
005に進み、nullでなければ、暗号化放送信号300
の番組情報320から番組ID322(図5)を取得し
(ステップ1003)、これと番組ID202と比較す
る(ステップ1004)。ここまでの処理は、図7に示
した処理と同様である。
【0070】次に、このステップ1004において、取
得選定情報Jの番組ID202と暗号化放送信号300
の番組情報320の番組ID322とを比較し、これら
が一致しなければ、視聴許諾の可否情報を「否定」に設
定して(ステップ1015)処理を終了し、これらが一
致すれば、ステップ1005に進む。
【0071】ステップ1005は、取得許諾情報Kの開
始時刻情報222及び終了時刻情報223を検査するも
のであって、これら開始時刻情報222及び終了時刻情
報223が null ならば、ステップ1008に進み、nu
ll でなければ、上記時計装置が示す現在の時刻を取り
込み(ステップ1006)、上記の開始時刻情報222
と終了時刻情報223とで決まる時間帯にこの現在の時
刻が入っているか否かをチェックする(ステップ100
7)。そして、この時間帯に入っていれば、視聴許諾の
可否情報を「肯定」に設定してこのパケットのデコード
手段105でのデコードを許可する(ステップ101
4)。入っていなければ、ステップ1008に進む。
【0072】ステップ1008は、取得許諾情報Kの許
諾時間情報224(図3)を検査するものであって、こ
の許諾時間情報224が null ならば、ステップ101
0に進み、nullでない場合には、その許諾時間情報22
4の値が0よりも大きいか否か、即ち、視聴可能な残り
時間があるか否かをチェックし(ステップ1009)、
残り時間があれば、視聴許諾の可否情報を「肯定」に設
定してこのパケットのデコード手段105でのデコード
を許可するが(ステップ1014)、残時間がなけれ
ば、ステップ1010に進む。
【0073】ステップ1010は、取得許諾情報Kの残
金情報225(図3)を検査するものであって、残金情
報225が null ならば、ステップ1012に進むが、
nullでない場合には、その残金情報225の値が0より
も大きいか否か、即ち、残金があるか否かをチェックし
(ステップ1011)、残金があれば、視聴許諾の可否
情報を「肯定」に設定してこのパケットのデコード手段
105でのデコードを許可するが(ステップ101
4)、残金がなければ、ステップ1012に進む。
【0074】ステップ1012は、取得許諾情報Kの回
数情報226(図3)を検査するものであって、この回
数情報226が null ならば、視聴許諾の可否情報を
「否定」に設定して(ステップ1015)処理を終了す
るが、null でない場合には、その回数情報226の値
が0よりも大きいか否か、即ち、視聴可能な残り回数が
あるか否かをチェックし(ステップ1013)、残り回
数があれば、視聴許諾の可否情報を「否定」に設定して
(ステップ1015)処理を終了するが、残り回数がな
ければ、視聴許諾の可否情報を「否定」に設定し(ステ
ップ1015)、デコードを不許可として処理を終了す
る。
【0075】これにより、条件判定手段103で取得許
諾情報(230〜235)に含まれる情報のいずれか1
つが条件を満たすとき、暗号化放送信号300の復号を
許可することができる。
【0076】以上説明した条件判定手段103による許
諾条件チェック(ステップ1000)は、全ての条件を
満たす場合といずれか1つの条件を満たす場合とのもの
であるが、上記説明から明らかなように、条件判定手段
103のステップ1000のチェック処理を修正し、許
諾情報(230〜235)に含まれる情報の組み合わせ
により、条件判定を行なうようにすることもできる。例
えば、「許諾時間情報224と回数情報226との条件
を同時に満たすか、または、残金225の条件を満た
す」などの条件判定を行なえるようにすることは容易で
ある。
【0077】図9は図6におけるステップ1200(映
像表示処理)の一具体例を示すフローチャートである。
この処理は、図1で図示しない表示制御手段の制御によ
って行なわれる。
【0078】同図において、まず、バッファ111(図
1)にデコード手段105でデコードされた復号済みパ
ケットが格納されているかどうかをチェックし(ステッ
プ1201)、これがない場合には、この映像表示処理
を終了する(ステップ1202)。
【0079】バッファ111に復号済みパケットがある
場合には、バッファ111に保存されている復号済みパ
ケットのうち、一番初めに保存された復号済みパケット
(最古パケット)をバッファ111が読み取って(ステ
ップ1203)、表示手段106に供給し、その表示画
面に表示させる(ステップ1204)。これとともに、
この再生した復号済みパケットをバッファ111から削
除する(ステップ1205)。しかる後、ステップ12
01に戻って次の復号済みパケットについて上記の処理
を実行する。
【0080】以上のような動作により、この実施形態で
は、可搬型情報記憶媒体2に予め記憶した契約情報に基
づいた条件を満たす場合に限り、暗号化放送信号300
の復号を行ない、プリペイドカードのような仕組みを暗
号化放送の視聴に対して適用することができる。そし
て、従来のPPD,PPV契約は勿論のこと、開始/終
了時刻・回数・延べ時間・残金などを契約条件とする詳
細な契約にも対応することができる。
【0081】図1に示す実施形態では、契約情報追加手
段108により、モデム4や通信手段109を介した通
信による契約情報の追加が可能であるが、まず、通信に
より端末装置1に送付される追加契約情報260につい
て図10を用いて説明する。
【0082】同図において、追加契約情報260は、チ
ャンネル情報261と番組ID262と開始時刻情報2
63と終了時刻情報264と許諾時間情報265と残金
情報266と回数情報227と復号キー情報268とか
ら構成されている。
【0083】チャンネル情報261は図2での選定情報
(210〜216)のチャンネル情報201に対応し、
番組ID263は同じく番組ID202に対応してお
り、夫々はチャンネル情報201,番組ID202と同
様の表記が用いられている。また、開始時刻情報263
は図3での許諾情報(230〜235)の開始時刻情報
222に対応し、終了時刻情報264は同じく終了時刻
情報223に対応しており、夫々開始時刻情報222,
終了時刻情報223と同様の表記が用いられる。許諾時
間情報265は図3での許諾情報(230〜235)の
許諾時間情報224に、残金情報266は同じく残金情
報225に、回数情報227は同じく残金情報226に
夫々対応し、これらの情報も許諾時間情報224,残金
情報225,残金情報226と同様の表記が用いられ
る。また、復号キー情報268は、図4での復号情報
(250〜252)の復号キー情報242に対応し、復
号キー情報242と同様に、暗号の復号に使用する情報
である。
【0084】次に、追加契約情報260の更新処理(ス
テップ2000とする)について図11を用いて説明す
る。
【0085】同図において、まず、図1に示す通信手段
109がモデム4を用いて放送局に接続することによ
り、回線の接続が行なわれる(ステップ2001)。こ
れは、PPPによる接続でもよいし、XMODEMなど
の通信プロトコルを用いてもよい。要は、双方向に情報
をやり取りできる通信方法であればよい。
【0086】次に、この通信回線を用いて追加契約情報
260の読込みを行なう(ステップ2002)が、読み
込める追加契約情報260がない場合には(ステップ2
003)、回線を切断して(ステップ2011)処理を
終了する。
【0087】追加契約情報260がある場合には、許諾
情報記憶部220(図1)に新たな許諾情報を書き込む
ための空き領域を確保し、他の許諾情報(230〜23
5)のいずれの許諾情報ID221とも異なる新規の許
諾情報IDを作成し、この空き領域の許諾情報ID部に
許諾情報ID221として登録する(ステップ200
4)。
【0088】そして、この空き領域の開始時刻情報部に
追加契約情報260の開始時刻情報263を登録し、こ
の空き領域の終了時刻情報部に追加契約情報260の終
了時刻情報264を登録し、この空き領域の許諾時間情
報部に追加契約情報260の許諾時間情報265を登録
し、この空き領域の残金情報部に追加契約情報260の
残金情報266を登録し、この空き領域の回数情報部に
追加契約情報260の回数情報266を登録する(ステ
ップ2005)。
【0089】次に、復号情報記憶部240(図1)に新
たな復号情報を記録するための空き領域を確保し、他の
復号情報(250〜252)のいずれの復号キーID2
41とも異なる新規の復号キーIDを作成し、これをこ
の空き領域の復号キーID部に復号キーID241とし
て登録する(ステップ2006)。また、この空き領域
の復号キー情報部には、追加契約情報260の復号キー
情報268を登録する(ステップ2007)。
【0090】次に、選定情報記憶部200(図1)に新
たな選定情報を記憶するための空き領域を確保する(ス
テップ2008)。そして、この空き領域のチャンネル
情報部に追加契約情報260のチャンネル情報261を
登録し、この空き領域の番組ID部に追加契約情報26
0の番組ID262を登録する(ステップ2009)。
そして、ステップ2004で新規に作成した許諾情報I
Dをこの空き領域の許諾情報ID部に許諾情報IDとし
て登録し、また、ステップ2006で新規に作成した復
号キーIDをこの空き領域の復号キーID部に復号キー
ID204として登録し(ステップ2010)、次の追
加契約情報の読込みのために、ステップ2002に戻
る。
【0091】以上のような動作により、この実施形態で
は、放送局から送信される契約情報、即ち、新規な契約
情報を可搬型情報記憶媒体2に追加することができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
可搬型情報記憶媒体に予め記憶した契約情報に基づいて
条件を満たす場合に限り、暗号化放送を視聴することを
可能とするものであって、暗号化放送の支払方法とし
て、公衆電話のプリペイドカードのような仕組みを適用
できるとともに、開始/終了時刻・回数・延べ時間・残
金などによる詳細な契約にも対応することができる。勿
論、従来のPPDやPPV契約にも対応可能であるし、
新たな契約が発生した場合でも、可搬型情報記憶媒体に
その契約の追加を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による暗号化放送視聴端末装置及びシス
テムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1における選定情報記憶部のデータ構成の一
具体例を示す図である。
【図3】図1における許諾情報記憶部のデータ構成の一
具体例を示す図である。
【図4】図1における復号情報記憶部のデータ構成の一
具体例を示す図である。
【図5】図1に示した実施形態での受信暗号化放送のデ
ータ構成の一具体例を示す図である。
【図6】図1にした実施形態の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】図6での許諾条件チェック処理の一具体例を示
すフローチャートである。
【図8】図6での許諾条件チェック処理の他の具体例を
示すフローチャートである。
【図9】図6での画像表示処理の一具体例を示すフロー
チャートである。
【図10】図1に示した実施形態での追加契約情報の一
具体例を示す図である。
【図11】図1に示した実施形態での図10に示した追
加契約情報の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末装置 2 可搬型情報記憶媒体 3 アンテナ 4 モデム 100 単価取得手段 101 受信手段 102 放送選択手段 103 条件判定手段 104 時間/回数/経費取得手段 105 デコード手段 106 表示手段 107 契約情報書込/読出手段 108 契約情報追加手段 109 通信手段 110 時間/回数/残金更新手段 111 バッファ 200 選定情報記憶部 220 許諾情報記憶部 240 復号情報記憶部 260 追加契約情報 300 暗号化放送信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 彰 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 生田 克己 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 野添 賢彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 赤松 千代 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 ロドニー・ゴードン・ウェブスター 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB01 BB07 BC01 BC06 BC17 BC22 BD02 BD04 BD08 BD09 BD13 CA14 CB01 CC04 5K013 AA01 BA05 GA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報が暗号化されて放送される暗号
    化放送信号を受信する受信手段と、 受信した該暗号化放送信号を復号するデコーダ部と、 複数の契約条件を含む契約情報が1以上格納された可搬
    型の情報記憶媒体から該契約情報を読み取り、また、該
    情報記憶媒体に該契約情報を書き込む契約情報書込/読
    出手段と、 該契約情報書込/読出手段に該情報記憶媒体から該受信
    した暗号化放送信号に対する契約情報を読み出させ、読
    み出された該契約情報の各契約条件を参酌して該受信し
    た暗号化放送信号の該デコーダ部での復号で視聴許可す
    るか否かを判定する条件判定手段とを備えたことを特徴
    とする暗号化放送視聴端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記デコーダ部が前記受信した暗号化放送信号を復号す
    る毎に、前記受信した暗号化放送信号に対して前記情報
    記憶媒体から読み出された前記契約情報の対応する契約
    条件を更新する契約情報更新手段を有することを特徴と
    する暗号化放送視聴端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記契約情報の契約条件を表わす情報は、 チャンネルと該映像情報の識別子とで前記映像情報を選
    定する選定情報と、 前記該暗号化放送信号の復号を許可する条件を記述した
    許諾情報と、 暗号の復号鍵である復号情報とであることを特徴とする
    暗号化放送視聴端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記許諾情報は、視聴許可の開始時刻を表わす開始時刻
    情報と視聴許可の終了時刻を表わす終了時刻情報とを有
    しており、 現在時刻を取得する時刻取得手段を備え、 前記条件判定手段は、該時刻取得手段が取得した現在時
    刻を参照して視聴可能な時間帯か否かを判定し、 現在時刻が視聴を許可されている時間帯内であるとき、
    前記暗号化放送信号を復号して映像情報を視聴できるよ
    うに構成したことを特徴とする暗号化放送視聴端末装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記許諾情報は、視聴を許可する回数を表わす許諾回数
    情報を有しており、 前記デコーダ部でのデコード開始または終了した回数で
    ある視聴回数情報を計測する視聴回数取得手段を備え、 前記条件判定手段は、該許諾回数情報と該視聴回数取得
    手段が計測した該視聴回数情報とから視聴可能か否かを
    判定し、 許諾回数情報が示す回数だけ前記暗号化放送を復号して
    映像情報を視聴できるように構成したことを特徴とする
    暗号化放送視聴端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記許諾情報は、視聴を許可する延べ時間を示す許諾時
    間情報を有しており、 視聴時間を計測する視聴時間取得手段を備え、 前記条件判定手段は、該許諾時間情報と該視聴時間取得
    手段が計測した該視聴時間とから視聴可能か否かを判断
    し、 許諾時間情報に示される時間だけ前記暗号化放送を復号
    して映像情報を視聴できるように構成したことを特徴と
    する暗号化放送視聴端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記許諾情報は、視聴を許可する金額を表わす残金情報
    を有し、かつ前記受信した暗号化放送信号は前記映像情
    報の対価情報である単価情報を有しており、 前記受信した暗号化放送信号から該単価情報を取得する
    単価取得手段と、その視聴時間を計測する視聴時間取得
    手段と、該視聴時間から利用料を算出する視聴経費取得
    手段とを備え、 前記条件判定手段は、該残金情報と該視聴経費取得手段
    が算出した該利用料とから視聴可能か否かを判断し、 残金情報に示される金額分だけ前記受信した暗号化放送
    信号を復号して映像情報を視聴できるように構成したこ
    とを特徴とする暗号化放送視聴端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、 前記情報記憶媒体がICカードであることを特徴とする
    暗号化放送視聴端末装置。
  9. 【請求項9】 映像情報が暗号化されて放送される暗号
    化放送信号を受信する受信手段と、受信した該暗号化放
    送を復号して映像情報を取得するデコーダ部と、該映像
    情報を表示する表示部と、可搬型の情報記憶媒体を装着
    して情報の書込み/読出しを行なう書込み/読出し機構
    部とから構成される端末装置と、 該暗号化放送信号を送信する放送局と、 該端末装置と接続されて該放送局とデータ通信を行なう
    通信装置と、 通信回線とから構成され、 該端末装置は、 チャンネルと該映像情報の識別子とで該映像情報を選
    定する選定情報と、該暗号化放送の復号を許可する条件
    を記述した許諾情報と、暗号の復号鍵である復号情報と
    からなる契約情報を該通信回線を通じて該放送局から取
    得する通信手段と、 該契約情報を該情報記憶媒体に書き込む契約情報書込
    手段と、 該契約情報を該情報記憶媒体から読み出す契約情報読
    出手段と、 該暗号化放送信号に対して該選定情報及び該許諾情報
    を参照して視聴可能か否かを判定する条件判定手段とを
    備え、 該情報記憶媒体に新規の契約情報を追加登録できるよう
    にし、該契約情報に記述された条件を満たすとき、該暗
    号化放送信号を復号して該映像情報を視聴できるように
    構成したことを特徴とする暗号化放送視聴システム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記放送局は、前記映像情報の対価情報である単価情報
    を暗号化された前記映像情報とともに前記暗号化放送信
    号として送信し、 前記許諾情報は、視聴を許可する金額を表わす残金情報
    を含み、 前記端末装置は、前記暗号化放送信号から単価情報を取
    得する単価取得手段と、視聴時間を計測する視聴時間取
    得手段と、該視聴時間から利用料を算出する視聴経費取
    得手段とを備え、 前記条件判定手段は、該残金情報と該視聴経費取得手段
    が算出した利用料とから視聴可能か否かを判断し、 該残金情報に示される金額分だけ暗号化放送を復号して
    映像情報を視聴できるように構成したことを特徴とする
    暗号化放送視聴システム。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、 前記情報記憶媒体がICカードであることを特徴とする
    暗号化放送視聴システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010517123A (ja) * 2007-01-17 2010-05-20 ベイダファンジェンジトゥアンヨウシャンゴンシ デジタルコンテンツ権利マネジメント方法およびシステム
JP2011150638A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Fuji Xerox Co Ltd アクセス権管理プログラム、アクセス権管理装置及びデータ処理システム

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