WO2023228730A1 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体 Download PDF

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Abstract

利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。 情報処理装置(10)は、投影画像取得部(110)、判定部(120)および制御信号出力部(130)を有する。投影画像取得部(110)は、コンピュータは、ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する。判定部(120)は、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。制御信号出力部(130)は、判定に基づいて生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する。

Description

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
 この開示は情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
 出入国審査等において利用者の指紋を読み取るための種々の技術が開示されている。
 例えば、弓形軌跡に沿って指先を画面上にかさずように促す弓形軌跡画像を、ガイド画像として画面上に表示させる技術が開示されている(特許文献1)。
 また、認証対象物である生体を撮像して生成した生体画像と、登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを取得した際の撮像装置に対する生体の相対位置の差を算出する技術が開示されている(特許文献2)。
 また、利用者の少なくとも2以上の生体部位の画像を撮影し、利用者の最適な姿勢を推定し、推定された姿勢を表す第1の姿勢画像と、撮影部によって撮影された生体部位の姿勢を表す第2の姿勢画像を重ねて表示する技術が開示されている(特許文献3)。
 また、タッチパネル上に、利用者が指で接触する位置を指示する複数のマークを表示し、利用者が指で当該複数のマークに接触したことを検知すると、生体センサが撮影した利用者の手の生体情報を取得する技術が開示されている(特許文献4)。
特開2020-003873号公報 国際公開第2010/086993号 特開2013-205931号公報 特開2018-128785号公報
 しかしながら、認証を行うための動作をより好適に促すための技術が望まれている。
 この開示の目的は、上述した課題を鑑み、利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供することにある。
 この開示の一態様にかかる情報処理装置は、投影画像取得部、判定部および制御信号出力部を有する。投影画像取得部は、ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する。判定部は、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。制御信号出力部は、判定に基づいて生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する。
 この開示の一態様にかかる情報処理方法は、コンピュータが、以下の処理を実行する。コンピュータは、ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する。コンピュータは、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。コンピュータは、上記判定に基づいて生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する。
 この開示の一態様にかかるプログラムは、コンピュータに、以下の処理を実行させる。コンピュータは、ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する。コンピュータは、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。コンピュータは、上記判定に基づいて生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する。
実施形態1にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。 認証装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる情報処理装置の使用例を示す第1の図である。 誘導画像を示す図である。 実施形態2にかかる情報処理装置の使用例を示す第2の図である。 実施形態2にかかる情報処理装置の使用例を示す第3の図である。 実施形態3にかかる情報処理装置の使用例を示す第4の図である。 実施形態4にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。 実施形態5にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。 実施形態5にかかる情報処理装置の使用例を示す第1の図である。 実施形態5にかかる情報処理装置の使用例を示す第2の図である。 実施形態6にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態6にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。 実施形態7にかかる情報処理装置の構成を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。
 以下、発明の実施形態を通じてこの開示を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
 <実施形態1>
 まず、この開示の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示す情報処理装置10は、ユーザの手から所定の生体情報を取得するために利用される。所定の生体情報とは例えば指紋形状パタン、静脈形状パタンまたはその組み合わせ等である。
 情報処理装置10は例えば情報処理装置10の利用者であるユーザの生体情報を読み取る生体情報読取装置と連携することにより、ユーザの生体情報を取得する。情報処理装置10は例えば所定の画像を撮影することにより画像データを生成する撮影装置と通信可能に接続し、この撮影装置から画像データを受け取る。また情報処理装置10は受け取った画像データを処理することにより、所定の制御信号を生成し、生成した制御信号を生体情報読取装置に供給する。
 情報処理装置10は例えば通信機能を有するコンピュータ、サーバまたは専用の機器により構成され得る。なお、以降の説明において、「コンピュータ」とはサーバ装置、ブレード、クラウドコンピューティングシステムを包括する場合がある。情報処理装置10は主な構成として、投影画像取得部110、判定部120および制御信号出力部130を有する。
 投影画像取得部110は、投影画像を取得する。投影画像は、生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した画像である。すなわち投影画像は、ユーザの手の画像と、ユーザの手に投影された誘導画像とを含む。誘導画像は、生体情報読取装置に手を近づけるユーザに対して、少なくとも手の位置を案内する。誘導画像は、ユーザが生体情報読取装置にユーザの手を近づけると、このユーザの手に投影されるように設定されている。
 なお、この開示において、「画像」はその画像のデータである画像データを意味する場合も含む。すなわち、上述の投影画像は、「投影画像の画像データ」を意味する場合も含む。例えば投影画像取得部110は、投影画像にかかる画像データを取得する。
 判定部120は、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。所定条件とは例えば、生体情報読取装置によりユーザの生体情報を読み取ることができる状況に対応する。具体的には例えば、手が予め設定された姿勢の場合に、この手の所定の位置に、生体情報を読み取ることが可能であることを示す誘導画像が投影されている場合に、判定部120は、所定条件に対応していると判定し得る。また判定部120は、この手の所定の位置に、生体情報を読み取ることが可能であることを示す誘導画像が投影されていない場合には、所定条件に対応していないと判定してもよい。
 制御信号出力部130は、上記判定に応じて、生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する。例えば、投影画像が上述の所定条件に対応していることを判定部120が判定した場合に、制御信号出力部130は、生体情報読取装置に対して生体情報を読み取ることが可能であることを示す制御信号を出力し得る。あるいはこの場合、制御信号出力部130は、生体情報読取装置に対して、生体情報を読み取ることを指示する制御信号を出力してもよい。
 また例えば、投影画像が上述の所定条件に対応していないことを判定部120が判定した場合に、制御信号出力部130は、生体情報読取装置に対して生体情報を読み取ることが可能でないことを示す制御信号を出力し得る。あるいはこの場合、制御信号出力部130は、生体情報読取装置に対して、生体情報を読み取らないことを指示する制御信号を出力してもよい。
 次に、図2を参照して情報処理装置10が実行する処理について説明する。図2は、実施形態1にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、例えば情報処理装置10が投影画像を受け取ることにより開始する。
 まず、投影画像取得部110は、生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する(ステップS11)。投影画像取得部110は、投影画像を取得すると、取得した投影画像を判定部120に供給する。
 次に、判定部120は、受け取った投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする(ステップS12)。判定部120は、判定の結果に関する情報を、制御信号出力部130に供給する。
 次に、制御信号出力部130は、上記判定に基づいて生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する(ステップS13)。制御信号出力部130が制御信号を生体情報読取装置に出力すると、情報処理装置10は一連の処理を終了する。
 以上、情報処理装置10が実行する情報処理方法について説明した。上述の構成により、情報処理装置10は、ユーザに対して直感的に理解容易な誘導画像をユーザの手に投影し、ユーザの手を所定の位置に導くことができる。また情報処理装置10は、ユーザの手が所定の位置に存在している場合に、生体情報読取装置に対して生体情報を読み取ることを指示することが出来る。
 以上、実施形態1にかかる情報処理装置について説明した。尚、情報処理装置10は、図示しない構成としてプロセッサ及び記憶装置を有するものである。情報処理装置10が有する記憶装置は、例えばフラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶装置を含む。この場合に、情報処理装置10が有する記憶装置は、上述の画像処理方法を実行するためのコンピュータプログラム(以降、単にプログラムとも称する)を記憶している。またプロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムをDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のバッファメモリへ読み込ませ、当該プログラムを実行する。
 情報処理装置10が有する各構成は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。なお、ここに説明した構成に関する説明は、この開示において以下に説明するその他の装置またはシステムにおいても、適用され得る。
 また、情報処理装置10の各構成要素の一部または全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、情報処理装置10の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。また上述の方法は、コンピュータに上述の方法を実行させるためにコンピュータ可読媒体に格納されるものであってもよい。
 本実施形態によれば、利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
 <実施形態2>
 次に、図3を参照して情報処理システムについて説明する。図3は、実施形態2にかかる情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、例えば空港や港などを利用するユーザの生体認証を行うシステムである。情報処理システム1は主な構成として、情報処理装置20と認証装置400とを有している。情報処理装置20と認証装置400とは、ネットワークN1を介して互いに通信可能に接続している。なお、ネットワークN1は、電話回線、ワイドエリアネットワークまたはローカルエリアネットワークであってもよい。
 情報処理装置20は例えば所定の空港L20に設置され、旅客であるユーザP1の生体情報を取得する。ユーザP1の生体情報を取得した情報処理装置20は、取得した生体情報を認証装置400に供給する。認証装置400は、情報処理装置20から生体情報を受け取ると、受け取った生体情報の認証を行う。認証を行った認証装置400は、認証の結果に関する情報を情報処理装置20に供給する。認証装置400から認証の結果に関する情報を受け取った情報処理装置20は、この情報に応じて、ユーザP1の通行許可等の処理を実行する。
 次に、図4を参照して、情報処理装置20についてさらに説明する。図4は、実施形態2にかかる情報処理装置20の構成を示すブロック図である。情報処理装置20は主な構成として、投影画像取得部110、判定部120、制御信号出力部130、記憶部200、表示装置300、カメラ310、誘導画像投影装置320および生体情報読取装置330を有している。情報処理装置20が有するこれらの構成は、情報処理装置20がこの開示に記載した機能を発揮するために、適宜通信可能に接続している。
 本実施形態にかかる投影画像取得部110は、カメラ310が撮影して生成した投影画像にかかる画像データを取得する。
 本実施形態にかかる判定部120は、投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。所定条件は、例えば、誘導画像の内の生体情報読取開始を示すトリガ画像がユーザP1の手に投影されていることである。
 また本実施形態にかかる判定部120は、投影画像に手の画像が含まれていることを判定する。投影画像に手の画像が含まれていると判定した場合、判定部120は判定結果を示す情報を、制御信号出力部130に供給する。
 本実施形態にかかる制御信号出力部130は、投影画像が上述の所定条件に対応する場合には、生体情報読取装置330に対して生体情報の読取を開始するための制御信号を出力する。
 また制御信号出力部130は、所定の状況下、誘導画像投影装置320に対して、誘導画像を投影することを指示する制御信号を出力する。所定の状況とは例えば、誘導画像投影装置320が誘導画像を投影する前の状態において、投影画像に手の画像が含まれていると判定した結果を示す情報を判定部120から受け取った場合である。これにより情報処理装置20は、ユーザP1が生体情報読取装置330に手を近づけた場合に、誘導画像の投影を開始できる。
 記憶部200は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部200は、誘導画像投影装置320が投影する誘導画像の画像データを少なくとも記憶している。また記憶部200は、情報処理装置20が実行する情報処理方法のプログラム等を記憶し得る。
 表示装置300は、液晶や有機エレクトロルミネッセンス等を含む情報表示装置であって、例えばユーザP1に対して認証の結果を通知する。また表示装置300は、ユーザP1に対して手を提示すること等の情報を通知してもよい。
 カメラ310は、生体情報読取装置330に提示するユーザP1の手と、ユーザP1の手に投影する誘導画像とを撮影する撮影装置である。カメラ310は、対物レンズ、撮像素子および画像処理装置等を含む。カメラ310は、ズーム、チルトおよびパンする機能を有していてもよい。
 誘導画像投影装置320は、ユーザP1の手を所定の位置に誘導することを目的とした所定の誘導画像をユーザP1の手に投影する。誘導画像投影装置320は例えばLED(light-emitting diode)やランプ等の光源と、液晶パネルやガルバのミラー等を含み光源を受けて誘導画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した画像を投影するレンズ等を含む投影部と、を有する。誘導画像投影装置320は例えば、制御信号出力部130からの所定の指示を含む制御信号受け取り、受け取った制御信号に応じて誘導画像を投影する。
 生体情報読取装置330は、制御信号出力部130から受け取る制御信号に応じて生体情報読取動作を行い、所定の生体情報を読み取る。生体情報読取装置330は、所定条件に対応している手から生体情報を読み取ることが可能な位置に設けられる。生体情報読取装置330は例えば所定の生体情報を読み取るための撮像素子等の画像センサを含む。
 図5を参照して、認証装置400の構成について説明する。図5は、認証装置400のブロック図である。認証装置400は、後述する認証機能を有するコンピュータである。認証装置400は、情報処理装置20からユーザP1の生体情報にかかる画像を受け取り、受け取った画像から所定の特徴画像を抽出することにより人物を認証する。特徴画像は例えば指紋パタン画像である。認証装置400は主な構成として、認証記憶部410、特徴画像抽出部420、特徴点抽出部430、登録部440および認証部450を有する。
 認証記憶部410は、予め登録された人物に関する人物IDと、この人物の特徴データとを対応付けて記憶している。特徴画像抽出部420は、ユーザP1の生体情報にかかる画像に含まれる特徴領域を検出し、特徴点抽出部430に出力する。特徴点抽出部430は、特徴画像抽出部420が検出した特徴領域から特徴点を抽出し、登録部440に特徴点にかかるデータを出力する。特徴点にかかるデータは、抽出した特徴点の集合である。
 登録部440は、特徴データの登録に際して、人物IDを新規に発行する。登録部440は、発行した人物IDと、登録画像から抽出した特徴データと、を対応付けて認証記憶部410に登録する。認証部450は、ユーザP1の生体情報にかかる画像から抽出された特徴データと、認証記憶部410内の特徴データと、の照合を行う。認証部450は、ユーザP1の生体情報と一致する特徴データが存在している場合、認証が成功したと判定する。一方、認証部450は、ユーザP1の生体情報と一致する特徴データが存在しない場合、認証が失敗したと判定する。認証部450は、認証の成否に関する情報を情報処理装置20に供給する。また、認証部450は、認証に成功した場合、成功した特徴データに対応付けられた人物IDを特定し、特定した人物IDを含む認証結果を情報処理装置20に通知する。
 次に、図6を参照して、情報処理装置20が実行する処理について説明する。図6は、実施形態2にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは例えば、情報処理装置20のカメラ310が撮影を開始することにより、開始する。
 まず、投影画像取得部110は、カメラ310から撮影画像を取得する(ステップS21)。投影画像取得部110は、撮影画像を取得すると、取得した撮影画像を判定部120に供給する。
 次に、判定部120は、受け取った撮影画像にユーザP1の手の画像が含まれるか否か、換言すると、手を検出したか否かを判定する(ステップS22)。手を検出したと判定しない場合(ステップS22:NO)、情報処理装置20はステップS21に戻る。一方、手を検出したと判定した場合(ステップS22:YES)、情報処理装置20はステップS23に進む。
 次に、ステップS23において、制御信号出力部130は誘導画像投影装置320に対して誘導画像を投影することを指示する制御信号を供給し、誘導画像投影装置320はこれに応じて誘導画像の投影を開始する(ステップS23)。
 次に、投影画像取得部110はカメラ310が撮影した投影画像を取得する(ステップS24)。投影画像取得部110は、取得した投影画像を、判定部120に供給する。
 次に、判定部120は、受け取った投影画像に含まれる誘導画像と手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする。より具体的には、判定部120は、受け取った投影画像から生体情報が読取可能か否かを判定する(ステップS25)。受け取った投影画像から生体情報が読取可能であると判定しない場合(ステップS25:NO)、判定部120は、ステップS24に戻り、再び投影画像を取得する。すなわちユーザP1は判定部120がステップS24とステップS25を繰り返している間に、投影されている誘導画像に従い、生体情報読取装置委が生体情報の読取可能な位置に手を移動することを試みる。そして、受け取った投影画像から生体情報が読取可能であると判定した場合(ステップS25:YES)、判定部120は、ステップS26に進む。この時に、判定部120は、判定の結果に関する情報を、制御信号出力部130に供給する。
 次に、制御信号出力部130は、上記判定に基づいて生体情報読取装置に生体情報の読取りを指示する制御信号を出力する(ステップS26)。制御信号出力部130が制御信号を生体情報読取装置に出力すると、情報処理装置20は一連の処理を終了する。
 以上、情報処理装置20が実行する処理について説明したが、情報処理装置20が実行する処理は上述のものに限られない。例えば情報処理装置20は、ステップS24とステップS25とを繰り返す場合に、制限時間を設定し、設定した制限時間内に所定の条件に対応すると判定しなかった場合には、エラーメッセージを表示装置300に出力する処理を実行してもよい。また、情報処理装置20は、ステップS24とステップS25とを繰り返す場合に、繰り返す回数の上限を設定し、所定の条件に対応すると判定しなかった回数が設定した上限に達した場合には、エラーメッセージを表示装置300に出力する処理を実行してもよい。
 次に、図7を参照して、情報処理装置20の使用例について説明する。図7は、実施形態2にかかる情報処理装置20の使用例を示す第1の図である。図7に示す情報処理装置20は、上述の構成に加えてガイド部340をさらに有している。ここで示す情報処理装置20は、ユーザP1の左手の人差し指の指紋パタンを生体情報として読み取る。
 なお、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものとして、図7は、右手系の直交座標系が付されている。また、以降の図において、直交座標系が付されている場合、図7のX軸、Y軸、およびZ軸方向と、これらの直交座標系のX軸、Y軸、およびZ軸方向はそれぞれ一致している。
 ガイド部340は水平面の主面を有する。情報処理装置20は例えばユーザP1に対してガイド部340の上方に手の甲を上にした状態で左手を差し出すことを案内する。ガイド部340は読取可能領域A10を有している。
 読取可能領域A10の下方には生体情報読取装置330が配置されている。すなわちユーザの手ないし指が読取可能領域A10に位置することにより、生体情報読取装置330はP1の生体情報を読み取ることができる。
 ガイド部340は例えば透明な板状部材であって、ガラス、アクリルまたはポリカーボネート等により構成される。ガイド部340の読取可能領域A10を除く領域は、透明でなくともよい。ガイド部340は例えば読取可能領域A10が透明であって、その他の部分が黒色または白色等の色調であってもよい。例えばその他の部分が黒色の場合には、ガイド部340は誘導画像投影装置320が投影する誘導画像の光を吸収できる。一方、その他の部分が白色の場合には、ガイド部340は誘導画像投影装置320が投影する誘導画像の光を反射できる。
 ガイド部340の上方にはカメラ310および誘導画像投影装置320が配置されている。カメラ310はガイド部340の上方から読取可能領域A10を含むガイド部340を撮影可能に設置されている。誘導画像投影装置320はガイド部340の上方から下方に向けて所定の誘導画像を投影する。
 表示装置300は、表示する情報をユーザP1が視認可能な位置に設けられる。例えば、表示装置300はガイド部340の近傍に設けられる。これにより情報処理装置20は手を提示するユーザP1に対して所定の情報を通知できる。また例えば表示装置300は、ユーザP1の手に誘導画像が投影されていない場合に、ユーザP1に対して所定の情報を提示するものであってもよい。
 また表示装置300はガイド部340の表面に誘導画像投影装置320が所定の情報を投影することにより実現するものであってもよい。あるいは、ガイド部340は表示装置300を含むものであってもよい。すなわち例えばガイド部340は少なくとも一部に液晶パネル等を含むものであってもよい。
 上述の構成により、情報処理装置20は、ユーザP1が提示する手に対して好適に誘導画像を投影するとともに、ユーザP1の手を読取可能領域A10へ案内できる。なお、上述の構成において、情報処理装置20は、ガイド部340がユーザP1の手と接触することによりユーザP1の手を案内するものであってもよい。また情報処理装置20は、ガイド部340と、ユーザP1の手とが所定の間隔を空けるように構成されていてもよい。また情報処理装置20はガイド部340を有さない構成であってもよい。
 次に、図8を参照して誘導画像の例について説明する。図8は、誘導画像投影装置320がガイド部340に投影する誘導画像G10を示す図である。誘導画像投影装置320が投影する誘導画像G10は、第1誘導画像G11と第2誘導画像G12とを含む。
 第1誘導画像G11は、生体情報読取装置330の生体情報読取可能位置に存在する手に対して投影する第1メッセージを含む。生体情報読取可能位置とは、ユーザP1の手のうち、生体情報読取装置330によって読取られる対象となる部分が読取可能領域A10上に存在する位置をいう。図8に示す第1誘導画像G11は、第1メッセージとして「OK」の文字を含む。第1誘導画像G11が手に投影された場合に、ユーザP1は、手の位置が生体情報読取可能位置であることを認識できる。
 第2誘導画像G12は、生体情報読取可能位置から離間した位置に存在する手に対して投影する第1メッセージと異なる第2メッセージを含む。図8に示す第2誘導画像G12は、第2メッセージとして矢印記号を含む。矢印は、第1画像に向かっている。すなわち、第2誘導画像G12が手に投影された場合に、ユーザP1は、第1誘導画像G11に手を移動させることを促される。
 なお、誘導画像G10は、図8に示す画像が常にガイド部340に投影されるものであってもよいし、手の位置や姿勢に応じて変化するものであってもよい。またこの場合、ガイド部340は、黒色等であって、誘導画像G10の光の反射を抑えるものであることが好ましい。このような構成により、ユーザP1は、自身の手に投影された画像のみを視認し、手に投影されたメッセージに注目できる。
 次に、図9を参照して、情報処理装置20の使用状況の例について説明する。図9は、実施形態2にかかる情報処理装置の使用例を示す第2の図である。図9はガイド部340の上方からガイド部340およびガイド部340の上に存在する物を観察した図である。
 図9において、ユーザP1は、手を情報処理装置20に差し出し生体認証を試みている。ただしユーザP1の手は読取可能領域A10から離れた位置に存在している。ユーザP1の手には、誘導画像である第2誘導画像G12が投影されている。ユーザP1の手に投影されている第2誘導画像G12は、手を右方向(X軸プラス方向)に移動させることを促すために、先端が右に向く矢印の画像となっている。そのためユーザP1は、自身の手を右に移動する。
 次に、図10を参照して、情報処理装置20の使用状況についてさらに説明する。図10は、実施形態2にかかる情報処理装置の使用例を示す第3の図である。図10は例えば図9に示した状況から後の時刻において、ユーザP1の手が移動した状況を示したものである。
 図10において、ユーザP1の左手は、人差し指が読取可能領域A10に入り、生体情報読取装置330が生体情報を読取可能な状況となっている。このときユーザP1の手の甲には第1誘導画像G11が投影されている。そのため、ユーザP1は自身の手を停止させる。またガイド部340の上方に設置されたカメラ310は、図10に示した状況を撮影する。すると投影画像取得部110からカメラ310が撮影した投影画像を取得した判定部120は、受け取った投影画像から生体情報が読取可能であると判定する。さらに制御信号出力部130は生体情報読取装置330に対して生体情報の読取りを行うことを指示する制御信号を出力する。これにより、ガイド部340の下方に設置された生体情報読取装置330は、生体情報を読み取る。
 以上、実施形態2について説明したが、実施形態2にかかる情報処理システム1ないし情報処理装置20は上述の構成に限られない。例えば、情報処理装置20と認証装置400とはネットワークを介さずに直接通信してもよい。また情報処理システム1は複数の情報処理装置20を有し、1台の認証装置400に対して複数の情報処理装置20が接続してもよい。
 情報処理装置20において、生体情報読取装置330は、生体情報読取装置330が読み取った画像の特徴量を抽出する機能を有していてもよい。この場合、情報処理装置20は、抽出した画像の特徴量を認証装置400に供給してもよい。
 上述の情報処理システム1は、ユーザP1の手に誘導画像を投影する。これにより、情報処理システム1は、ユーザが自身の手に注意を払うことにより、スムーズに生体情報を取得する。よって、情報処理システム1は認証をスムーズに行うことができる。すなわち、実施形態2によれば、利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
<実施形態3>
 次に、図11を参照して、実施形態3についてさらに説明する。実施形態3は、実施形態2の判定部120に、さらに機能を追加したものである。図11は、ガイド部340から離れた位置にユーザP1の手を案内する場合の例を示している。
 図11において、誘導画像投影装置320は、ユーザP1の手の甲に対して誘導画像を投影する。このとき、誘導画像投影装置320は、誘導画像投影装置320と手の甲とが距離D320の場合に、手の甲に誘導画像が鮮明に結像するように構成されている。すなわち、手の甲が下方に移動して距離D320より遠い位置に存在する場合には、誘導画像は不鮮明な(ぼやけた)画像となる。同様に、手の甲が上方に移動して距離D320より近い位置においても、誘導画像は、不鮮明な画像となる。そのため、ユーザP1は、手の甲に投影される誘導画像が鮮明に投影される位置に手を直観的に移動させる。
 また図11において、生体情報読取装置330は、生体情報読取装置330の光軸331に沿った位置において、ユーザP1の指が距離D330の場合に、好適にユーザP1の生体情報を読み取ることができるように構成されている。すなわちこの場合、生体情報読取装置330の被写界深度は距離D330を少なくとも含む。
 上述の構成において、誘導画像投影装置320は、手に対する生体情報読取装置330の被写界深度の範囲において第1誘導画像G11を手の甲に結像させる。換言すると、誘導画像投影装置320は、生体情報読取装置330の被写界深度の範囲外において結像しないように第1誘導画像G11を投影する。このような構成により、情報処理装置20はユーザP1が直観的に生体情報読取装置330の被写界深度の範囲に手を移動させることを促すことができる。
 また上述の構成において、判定部120は、誘導画像がユーザP1の手の甲に結像した状態を、所定条件として判定する。このような構成により、情報処理装置20は、ユーザP1の手を生体情報読取装置330の光軸に沿った方向において理解容易に案内する。また情報処理装置20は、誘導画像がユーザP1の手に結像したことをトリガとして、生体情報読取装置330に生体情報の読取りを指示できる。
 以上、実施形態3について説明したが、実施形態3にかかる情報処理システム1ないし情報処理装置20は上述の構成に限られない。例えば、情報処理装置20と認証装置400とはネットワークを介さずに直接通信してもよい。また情報処理システム1は複数の情報処理装置20を有し、1台の認証装置400に対して複数の情報処理装置20が接続してもよい。
 情報処理装置20において、生体情報読取装置330は、生体情報読取装置330が読み取った画像の特徴量を抽出する機能を有していてもよい。この場合、情報処理装置20は、抽出した画像の特徴量を認証装置400に供給してもよい。
 上述の情報処理システム1は、ユーザP1の手に誘導画像を投影する。これにより、情報処理システム1は、ユーザが自身の手に注意を払うことにより、スムーズに生体情報を取得する。よって、情報処理システム1は認証をスムーズに行うことができる。すなわち、実施形態3によれば、利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
 <実施形態4>
 次に、図12を参照して、実施形態4について説明する。実施形態4は、判定部120および制御信号出力部130の機能が、実施形態2または実施形態3と異なる。
 本実施形態にかかる判定部120は、投影画像に含まれる手の画像から、手の姿勢が生体情報の読み取り可能な状態であるか否かを検出する。また判定部120は、投影画像に含まれる手の姿勢が生体情報の読み取り可能な状態であることを、所定条件として判定をする。またこの場合、制御信号出力部130は、手の姿勢が上述の所定条件に対応していない場合には、手の姿勢の調整を促すための制御信号を、例えば表示装置300に出力する。これにより表示装置300は手の姿勢を調整することを促すメッセージを表示する。
 図12を参照して、本実施形態にかかる処理についてさらに説明する。図12は、実施形態4にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートは、ステップS24とステップS25の間の処理が、図6に示すフローチャートと異なる。
 図12のステップS24において、投影画像取得部110はカメラ310が撮影した投影画像を取得する(ステップS24)。投影画像取得部110は、取得した投影画像を、判定部120に供給する。
 次に判定部120は、受け取った投影画像から手の姿勢を検出し、手の姿勢は調整が不要か否かを判定する(ステップS31)。投影画像に含まれる手の姿勢が、生体情報の読み取り可能な状態である場合には、判定部120は、手の姿勢は調整が不要と判定する。この場合(ステップS31:YES)、情報処理装置20はステップS25に進む。一方、投影画像に含まれる手の姿勢が、生体情報の読み取り可能な状態でない場合には、判定部120は、手の姿勢は調整が不要と判定しない。この場合(ステップS31:NO)、情報処理装置20はステップS32に進む。
 ステップS32において、制御信号出力部130は、手の姿勢の調整を促す制御信号を出力する(ステップS32)。例えば制御信号出力部130は、表示装置300に対して所定の注意喚起メッセージを表示させる。注意喚起メッセージとは例えば、手の姿勢を指示する内容を含む。制御信号出力部130が、手の姿勢の調整を促す制御信号を出力した後に、情報処理装置20はステップS24に戻り、再び投影画像を取得する。
 ステップS25において、判定部120は、受け取った投影画像から生体情報が読取可能か否かを判定する(ステップS25)。受け取った投影画像から生体情報が読取可能であると判定しない場合(ステップS25:NO)、判定部120は、ステップS24に戻る。そして、受け取った投影画像から生体情報が読取可能であると判定した場合(ステップS25:YES)、判定部120は、ステップS26に進む。
 以上、本実施形態にかかる情報処理方法について説明したが、本実施形態にかかる情報処理装置20が実行する処理は上述の内容に限られない。例えば、判定部120は、投影画像に含まれる手が右手か左手かを検出してもよい。また判定部120は、予め設定された右手または左手のいずれか一方が検出されていることを所定条件として上述の判定をしてもよい。またこの場合、制御信号出力部130は、手の画像が所定条件に対応していない場合には、逆の手を提示することを促すための制御信号を、例えば表示装置300に出力する。
 より具体的には例えば、情報処理装置20が左手の人差し指から生体情報を読み取ることを、生体情報の読取りの条件としている場合において、判定部120が検出した手が右手だったとする。この場合、判定部120は、検出した手が所定条件に合致しないことを示す信号を、判定の結果として制御信号出力部130に供給する。制御信号出力部130は判定部120から上記の信号を受け取ると、表示装置300に対して逆の手を提示することを促すメッセージを出力させるための制御信号を出力する。
 このように、本実施形態にかかる情報処理装置20は、ユーザP1が提示している手が生体情報を読み取る条件と一致していない場合に、これを是正ないし調整することを促す。よって、実施形態4は、利用者に理解し易い態様により認証動作を促すとともに、ユーザに対して是正や調整を好適に促す情報処理装置等を提供できる。
 <実施形態5>
 次に、実施形態5について説明する。実施形態5は、誘導画像を変更可能である点が、上述の実施形態と異なる。
 本実施形態にかかる判定部120は、投影画像に含まれる手と、手に投影されている投影画像とのサイズ比率を算出する。そして判定部120は、算出したサイズ比率が所定範囲内であることを所定条件として判定をする。この場合、制御信号出力部130は、サイズ比率が所定条件に対応していない場合には、誘導画像投影装置320に対して投影画像のサイズを変更させるための制御信号を出力する。
 また本実施形態にかかる誘導画像投影装置320は、ユーザの手を追随して誘導画像を投影する追随機構を含んでいてもよい。この場合誘導画像投影装置320は、判定部120が検出した手の位置に誘導画像を投影する構成を有していてもよい。追随機構は、誘導画像投影装置320それ自体が向きを変更する駆動機構を有するものであってもよい。また追随機構は、上述の駆動機構に代えて、誘導画像投影装置320が有する所定の画像投影範囲において、手の位置に応じた画素位置に誘導画像を投影するものであってもよい。この場合に、制御信号出力部130は、上記判定を判定部120から受け取り、受け取った判定の結果に応じて、誘導画像投影装置320に対して誘導画像を出力させるための制御信号を出力する。
 図13は、実施形態5にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートは、ステップS24とステップS25の間にステップS41およびステップS42を有する点が、図6に示したフローチャートと異なる。
 本実施形態にかかるステップS24において投影画像を取得した後、判定部120は、受け取った投影画像から、誘導画像の変更が不要か否かを判定する。例えば判定部120は、投影画像に含まれる手の画像のサイズと、手に投影されている誘導画像のサイズと、を測定するとともに、これらのサイズ比を算出する。そしてこの算出したサイズ比が所定の範囲内の場合に、判定部120は、誘導画像の変更が不要であると判定する。この場合(ステップS41:YES)、情報処理装置20は誘導画像を変更することなく、ステップS24に進む。一方、算出したサイズ比が所定の範囲外の場合に、判定部120は、誘導画像の変更が不要であると判定しない。この場合(ステップS41:NO)、情報処理装置20は、ステップS42に進む。
 ステップS42において、制御信号出力部130は、判定の結果に応じて、誘導画像投影装置320に対して誘導画像の変更を指示する制御信号を生成して出力する。ここで、例えば、制御信号出力部130は、判定部120が算出したサイズ比に応じて、サイズ比が所定の範囲内に入るように、誘導画像の大きさを算出または選択し、算出または選択にかかる誘導画像を投影するための制御信号を生成して出力する。このような処理により、情報処理装置20は誘導画像を変更する(ステップS42)。誘導画像を変更すると、情報処理装置20はステップS25に進む。
 図14は、実施形態5にかかる情報処理装置の使用例を示す第1の図である。図14は、カメラ310が撮影した投影画像であって、ユーザP1の手と、ユーザP1の手に投影されている第2誘導画像G12と、が含まれる。ここで、本実施形態にかかる判定部120は、投影画像取得部110から図14の画像を受け取ると、手の大きさと、手に投影されている第2誘導画像G12の画像とを測定する。
 判定部120は、手の大きさを測定するに際し、まず、手の画像を認識する。判定部120が手の画像を認識する手法は、一般的な物体検出の技術が適用できる。すなわち判定部120は例えばHOG(Histograms of Oriented Gradient)、サポートベクターマシンまたは畳み込み処理を伴うニューラルネットワーク等を利用して、投影画像に含まれる手の画像を認識する。次に、認識した手の画像から対角線の長さを測定する。図14に示す例の場合、手の対角線は長さD41である。
 次に、判定部120は、手に投影されている誘導画像を認識し、認識した誘導画像の大きさを測定する。図14に示す例の場合、第2誘導画像G12の対角線は長さD42である。
 次に判定部120は、手の対角線と誘導画像の対角線とのサイズ比を算出する。例えば具体的には判定部120は手の対角線の長さD41を誘導画像の対角線の長さD42により除した値をサイズ比と設定する。そして、判定部120はこのサイズ比と、予め記憶した所定の数値範囲とを比較する。これにより判定部120は内か否かを判定する。
 次に、図15を参照して、誘導画像投影装置320が投影する誘導画像が変動する例について説明する。図15は、実施形態4にかかる情報処理装置の使用例を示す第2の図である。
 図15は、ユーザP1の手が複数の異なる場所に示されている。図15に示されたユーザP1の手の内、点線により示された3カ所の手は、X方向の位置も、Y方向の位置も異なる。また図15には、それぞれの手の甲に、誘導画像が投影されている。読取可能領域A10から離れた位置に存在する手に投影されている誘導画像はいずれも矢印であって、先端が読取可能領域A10に向いている。このように、本実施形態にかかる誘導画像投影装置320は、画像投影可能範囲A20の範囲内において、ユーザP1の手を読取可能領域A10に導くための誘導画像をユーザP1の手に投影できる。
 このように、本実施形態にかかる情報処理装置20は、ユーザP1の手の大きさや位置に合わせて柔軟に誘導画像を表示できる。よって、実施形態4は、利用者に理解し易い態様により、柔軟に認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
 <実施形態6>
 次に、図16を参照して実施形態6について説明する。図16は、実施形態6にかかる情報処理装置30の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる情報処理装置30は、属性情報取得部140および旅券読取装置350を有する点が、上述の実施形態と異なる。
 情報処理装置30が有する属性情報取得部140は、生体情報を読み取るユーザP1の属性情報を取得する。属性情報は、ユーザP1の国籍、住所、居所、渡航歴、年齢および性別の少なくともいずれか1つを含む。属性情報取得部140は、旅券読取装置350が読み取った旅券(パスポート)の情報から属性情報を取得する。
 本実施形態にかかる制御信号出力部130は、属性情報取得部140が取得した属性情報に対応した誘導画像を出力させるための制御信号を誘導画像投影装置320に対して出力する。このとき制御信号出力部130は、属性情報取得部140が取得した属性情報と、記憶部200が記憶している属性情報と、を照合する。そして制御信号出力部130は、属性情報取得部140が取得した属性情報に対応する誘導画像を記憶部200から読取り、読み取った誘導画像を誘導画像投影装置320に投影させるための制御信号を出力する。
 本実施形態にかかる記憶部200は、複数の誘導画像と、誘導画像のそれぞれに対応する属性情報と、を紐づけて記憶している。本実施形態における誘導画像は、属性情報に応じて、例えば表示される言語が異なる。これにより、それぞれのユーザに見慣れた言語を誘導画像に用いることができる。同様に、本実施形態における誘導画像は、表示される記号等も、属性情報に応じて設定できる。よって、情報処理装置30は、それぞれのユーザに理解容易な誘導画像を表示できる。
 本実施形態にかかる旅券読取装置350は、ユーザP1の旅券に記されている所定の情報を読み取る。旅券読取装置350は例えば撮像素子を含むスキャナである。この場合、旅券読取装置350はユーザP1が提示したパスポートを撮影し、撮影した画像から文字を識別し、識別した文字情報を属性情報取得部140に供給する。なお、ユーザP1の旅券に文字以外の方法により属性情報が記されている場合には、旅券読取装置350はスキャナに代えて、属性情報を読み取る手段を有していてもよい。具体的には例えば旅券読取装置350は、バーコードリーダ、磁気情報読取装置、近距離無線通信装置などであってもよい。
 次に、図17を参照して、情報処理装置30の処理について説明する。図17は、実施形態6にかかる情報処理方法を示すフローチャートである。図17に示すフローチャートは、ステップS21の前にステップS50を有する点と、ステップS23に代えてステップS51を有する点とが、図6に示すフローチャートと異なる。
 情報処理装置30はまず、ユーザの属性情報を取得する(ステップS50)。より具体的には、情報処理装置30の属性情報取得部140は、旅券読取装置350が読み取った旅券の情報から所定の属性情報を抽出する。
 次に、情報処理装置30は、ステップS21およびステップS22を実行して、ユーザP1の手の検出を試みる。ステップS22においてユーザP1の手を検出した場合(ステップS22:YES)に、情報処理装置30は、属性情報に対応した誘導画像を投影する(ステップS51)。より具体的には、制御信号出力部130は、属性情報取得部140が取得した属性情報と記憶部200が記憶している属性情報およびこれに紐づく誘導画像を照合する。そして制御信号出力部130は、取得した属性情報に対応する誘導画像を選択する。さらに制御信号出力部130は、選択した誘導画像を投影することを指示する制御信号を誘導画像投影装置320に出力する。以降の処理は、図6と同様なので、ここでは説明を省略する。
 以上、実施形態6について説明した。なお、上述のフローチャートにおいて、ステップS50は、ステップS51の前であればよい。すなわちステップS50は、ステップS21またはステップS22の後でもよいし、並行して実行されてもよい。また情報処理装置30は、表示装置に表示するメッセージについても、属性情報取得部140が取得した属性情報を利用してもよい。これにより情報処理装置30は利用者に理解しやすい態様により種々のメッセージ等を表示できる。また、上述の実施形態は適宜組み合わせが可能である。
 上述の構成により、情報処理装置30を有する情報処理システムは、認証をスムーズに行うことができる。すなわち、実施形態6によれば、利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
 <実施形態7>
 次に、実施形態7について説明する。図18は、実施形態7にかかる情報処理装置40の構成を示す図である。本実施形態は、誘導画像に対応した触覚刺激手段を有する点が、上述の実施形態と異なる。
 情報処理装置40は、触覚刺激装置360を有している。触覚刺激装置360は、誘導画像が投影されている手に対して手の触覚を刺激する。また触覚刺激装置360は、手の触覚に対する刺激が、生体情報読取装置との距離が比較的に近い程に弱く、生体情報読取装置との距離が比較的に遠い程に強くなるように設定されている。
 図18に示す触覚刺激装置360は、手の触覚を刺激する具体的な手段として、ガイド部340に複数の噴出口が設けられている。噴出口は、提示されたユーザの手に向かって空気を噴き出す。それぞれの噴出口が噴き出す空気の流速は、配置された位置によりそれぞれ設定されている。例えばそれぞれの噴出口が噴き出す空気の流速は、生体情報読取装置330との距離が比較的に近い程に遅く、生体情報読取装置330との距離が比較的に遠い程に速くなるように設定されている。図18において、触覚刺激装置360の噴出口からそれぞれ上方に向かって延びる矢印は、それぞれの噴出口から噴出する空気の流速F360を模式的に示したものである。図に示すとおり、流速F360は、読取可能領域A10に近い程短い。また流速F360は、読取可能領域A10に遠い程長い。
 また触覚刺激装置360は、流速および空気の吹き出し方向と、読取可能領域A10とを対応付けている。具体的には、図18に示す触覚刺激装置360は、手が読取可能領域A10に位置する場合には、手に触覚刺激装置360が噴き出す空気が当たらないように設定されている。
 上述の構成により、本実施形態にかかる情報処理装置40は、誘導画像を視認出来るユーザに加えて、誘導画像を視認することが困難なユーザ、あるいは誘導画像を視認できないユーザに対しても、生体情報読取可能位置に、手を案内できる。
 以上、実施形態7について説明したが、実施形態7にかかる情報処理装置40は上述の構成に限られない。例えば触覚刺激装置360は、図18に記載したような直線状の噴出口に代えて、平面上の任意の位置に配置されたものであってもよいし、立体的に配置されたものであってもよい。触覚刺激装置360は、空気に代えて、ユーザPの手に触れる物体を有していてもよい。手に触れる物体は、金属、樹脂、木、有機物等を採用し得る。手に触れる物体は、振動により手に刺激を加えてもよい。手に触れる物体は、質感により手に刺激を加えてもよい。
 以上、本実施形態によれば、様々な利用者に理解し易い態様により認証動作を促す情報処理装置等を提供できる。
  <ハードウェア構成の例>
 以下、この開示における判定装置の各機能構成がハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現される場合について説明する。
 図19は、コンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。この開示における管理装置は、図に示すハードウェア構成を含むコンピュータ500により上述の機能を実現できる。コンピュータ500は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型のコンピュータであってもよいし、PCなどの据え置き型のコンピュータであってもよい。コンピュータ500は、各装置を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。コンピュータ500は、所定のプログラムをインストールされることにより、対応する機能を実現できる。
 コンピュータ500は、バス502、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510(インタフェースはI/F(Interface)とも称される)およびネットワークインタフェース512を有する。バス502は、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、およびネットワークインタフェース512が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ504などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
 プロセッサ504は、CPU、GPUまたはFPGAなどの種々のプロセッサである。メモリ506は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。
 ストレージデバイス508は、ハードディスク、SSD、メモリカード、またはROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス508は、所定の機能を実現するためのプログラムが格納されている。プロセッサ504は、このプログラムをメモリ506に読み出して実行することで、各装置の各機能構成部を実現する。
 入出力インタフェース510は、コンピュータ500と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース510には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
 ネットワークインタフェース512は、コンピュータ500をネットワークに接続するためのインタフェースである。
 以上、この開示におけるハードウェア構成の例を説明したが、上述の実施形態は、これに限定されるものではない。この開示は、任意の処理を、プロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
 上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1またはそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(またはソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体または実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体または実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)またはその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスクまたはその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体または通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体または通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
 ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する投影画像取得部と、
 前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする判定部と、
 前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する制御信号出力部と、を備える、
情報処理装置。
(付記2)
 前記判定部は、前記誘導画像の内の生体情報読取開始を示すトリガ画像が前記手に投影されていることを前記所定条件として前記判定をし、
 前記制御信号出力部は、前記投影画像が前記所定条件に対応する場合には、前記生体情報読取装置に対して読取を開始するための前記制御信号を出力する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
 前記判定部は、前記投影画像に含まれる前記手の姿勢が生体情報の読み取り可能な状態であることを前記所定条件として前記判定をし、
 前記制御信号出力部は、前記手の姿勢が前記所定条件に対応していない場合には、前記手の姿勢の調整を促すための前記制御信号を出力する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記4)
 前記判定部は、前記投影画像に含まれる前記手が右手か左手かを検出するとともに、予め設定された前記右手または前記左手のいずれか一方が検出されていることを前記所定条件として前記判定をし、
 前記制御信号出力部は、前記手の画像が前記所定条件に対応していない場合には、逆の前記手を提示することを促すための前記制御信号を出力する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記5)
 前記所定条件に対応している前記手の指から生体情報を読み取り可能な位置に設けられ、
 前記制御信号に応じて生体情報読取動作を行う前記生体情報読取装置をさらに備える、
付記2~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記6)
 付記5に記載の情報処理装置と、
 前記生体情報読取装置が読み取った生体情報を取得し、取得した生体情報の認証を行い、前記認証の結果を前記情報処理装置に供給する認証装置をさらに備える、
情報処理システム。
(付記7)
 前記生体情報読取装置の生体情報読取可能位置に存在する前記手に対して投影する第1メッセージを含む第1誘導画像と、前記生体情報読取可能位置から離間した位置に存在する前記手に対して投影する前記第1メッセージと異なる第2メッセージを含む第2誘導画像と、をそれぞれ投影可能な誘導画像投影装置をさらに備える、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記8)
 前記誘導画像投影装置は、前記手に対する前記生体情報読取装置の被写界深度の範囲において結像し、前記被写界深度の範囲外において結像しないように前記第1誘導画像を投影する、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
 前記判定部は、前記第1誘導画像が前記手に結像したことを前記所定条件として前記判定をする、
付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
 前記判定部は、前記投影画像に含まれる前記手と前記投影画像とのサイズ比率を算出するとともに、前記サイズ比率が所定範囲内であることを前記所定条件として前記判定をし、
 前記制御信号出力部は、前記サイズ比率が前記所定条件に対応していない場合には、前記誘導画像投影装置に対して前記投影画像のサイズを変更させるための前記制御信号を出力する、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記11)
 前記誘導画像投影装置は、前記ユーザの前記手を追随して前記誘導画像を投影する追随機構を含み、
 前記制御信号出力部は、前記判定に基づいて前記誘導画像投影装置に対して前記手の位置に応じた前記誘導画像を出力させるための制御信号を出力する、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記12)
 前記ユーザの属性情報を取得する属性情報取得部をさらに備え、
 前記制御信号出力部は、取得した前記属性情報に対応した前記誘導画像を出力させるための前記制御信号を前記誘導画像投影装置に対して出力する、
付記7~11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記13)
 前記所定条件に対応している前記手の指から生体情報を読み取り可能な位置に設けられ、
 前記制御信号に応じて生体情報読取動作を行う前記生体情報読取装置をさらに備える、
付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
 付記12に記載の情報処理装置と、
 前記生体情報読取装置が読み取った生体情報を取得し、取得した生体情報の認証を行い、前記認証の結果を前記情報処理装置に供給する認証装置をさらに備える、
情報処理システム。
(付記15)
 コンピュータが、
 生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得し、
 前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をし、
 前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する、
情報処理方法。
(付記16)
 生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得し、
 前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をし、
 前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する、
情報処理方法を、コンピュータに実行させる
プログラム。
(付記17)
 前記誘導画像が投影されている前記手に対して前記手の触覚を刺激する触覚刺激装置をさらに備え、
 前記手の触覚に対する刺激は、前記生体情報読取装置との距離が比較的に近い程に弱く、前記生体情報読取装置との距離が比較的に遠い程に強くなるように設定されている、
付記14に記載の情報処理システム。
 以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2022年5月26日に出願された日本出願特願2022-085696を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 本開示は例えば、例えば空港や港などを利用するユーザの生体認証を行うシステムとして利用可能である。
 1 情報処理システム
 10 情報処理装置
 20 情報処理装置
 30 情報処理装置
 40 情報処理装置
 110 投影画像取得部
 120 判定部
 130 制御信号出力部
 140 属性情報取得部
 200 記憶部
 300 表示装置
 310 カメラ
 320 誘導画像投影装置
 330 生体情報読取装置
 340 ガイド部
 350 旅券読取装置
 360 触覚刺激装置
 400 認証装置
 410 認証記憶部
 420 特徴画像抽出部
 430 特徴点抽出部
 440 登録部
 450 認証部
 500 コンピュータ
 504 プロセッサ
 506 メモリ
 508 ストレージデバイス
 510 入出力インタフェース
 512 ネットワークインタフェース
 A10 読取可能領域
 G10 誘導画像
 G11 第1誘導画像
 G12 第2誘導画像
 N1 ネットワーク
 P1 ユーザ

Claims (18)

  1.  ユーザの手から所定の生体情報を読み取る生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得する投影画像取得手段と、
     前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をする判定手段と、
     前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する制御信号出力手段と、を備える、
    情報処理装置。
  2.  前記判定手段は、前記誘導画像の内の生体情報読取開始を示すトリガ画像が前記手に投影されていることを前記所定条件として前記判定をし、
     前記制御信号出力手段は、前記投影画像が前記所定条件に対応する場合には、前記生体情報読取装置に対して読取を開始するための前記制御信号を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記判定手段は、前記投影画像に含まれる前記手の姿勢が生体情報の読み取り可能な状態であることを前記所定条件として前記判定をし、
     前記制御信号出力手段は、前記手の姿勢が前記所定条件に対応していない場合には、前記手の姿勢の調整を促すための前記制御信号を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4.  前記判定手段は、前記投影画像に含まれる前記手が右手か左手かを検出するとともに、予め設定された前記右手または前記左手のいずれか一方が検出されていることを前記所定条件として前記判定をし、
     前記制御信号出力手段は、前記手の画像が前記所定条件に対応していない場合には、逆の前記手を提示することを促すための前記制御信号を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  前記所定条件に対応している前記手の指から生体情報を読み取り可能な位置に設けられ、
     前記制御信号に応じて生体情報読取動作を行う前記生体情報読取装置をさらに備える、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6.  請求項5に記載の情報処理装置と、
     前記生体情報読取装置が読み取った生体情報を取得し、取得した生体情報の認証を行い、前記認証の結果を前記情報処理装置に供給する認証装置をさらに備える、
    情報処理システム。
  7.  前記誘導画像が投影されている前記手に対して前記手の触覚を刺激する触覚刺激装置をさらに備え、
     前記手の触覚に対する刺激は、前記生体情報読取装置との距離が比較的に近い程に弱く、前記生体情報読取装置との距離が比較的に遠い程に強くなるように設定されている、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8.  前記生体情報読取装置の生体情報読取可能位置に存在する前記手に対して投影する第1メッセージを含む第1誘導画像と、前記生体情報読取可能位置から離間した位置に存在する前記手に対して投影する前記第1メッセージと異なる第2メッセージを含む第2誘導画像と、をそれぞれ投影可能な誘導画像投影装置をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9.  前記誘導画像投影装置は、前記手に対する前記生体情報読取装置の被写界深度の範囲において結像し、前記被写界深度の範囲外において結像しないように前記第1誘導画像を投影する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10.  前記判定手段は、前記第1誘導画像が前記手に結像したことを前記所定条件として前記判定をする、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11.  前記判定手段は、前記投影画像に含まれる前記手と前記投影画像とのサイズ比率を算出するとともに、前記サイズ比率が所定範囲内であることを前記所定条件として前記判定をし、
     前記制御信号出力手段は、前記サイズ比率が前記所定条件に対応していない場合には、前記誘導画像投影装置に対して前記投影画像のサイズを変更させるための前記制御信号を出力する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  12.  前記誘導画像投影装置は、前記ユーザの前記手を追随して前記誘導画像を投影する追随機構を含み、
     前記制御信号出力手段は、前記判定に基づいて前記誘導画像投影装置に対して前記手の位置に応じた前記誘導画像を出力させるための制御信号を出力する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  13.  前記ユーザの属性情報を取得する属性情報取得手段をさらに備え、
     前記制御信号出力手段は、取得した前記属性情報に対応した前記誘導画像を出力させるための前記制御信号を前記誘導画像投影装置に対して出力する、
    請求項8~12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14.  前記所定条件に対応している前記手の指から生体情報を読み取り可能な位置に設けられ、
     前記制御信号に応じて生体情報読取動作を行う前記生体情報読取装置をさらに備える、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15.  請求項13に記載の情報処理装置と、
     前記生体情報読取装置が読み取った生体情報を取得し、取得した生体情報の認証を行い、前記認証の結果を前記情報処理装置に供給する認証装置をさらに備える、
    情報処理システム。
  16.  前記誘導画像が投影されている前記手に対して前記手の触覚を刺激する触覚刺激装置をさらに備え、
     前記手の触覚に対する刺激は、前記生体情報読取装置との距離が比較的に近い程に弱く、前記生体情報読取装置との距離が比較的に遠い程に強くなるように設定されている、
    請求項15に記載の情報処理システム。
  17.  コンピュータが、
     生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得し、
     前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をし、
     前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する、
    情報処理方法。
  18.  生体情報読取装置に提示されたユーザの手に所定の誘導画像を投影した投影画像を取得し、
     前記投影画像に含まれる前記誘導画像と前記手の画像とが所定条件に対応しているか否かの判定をし、
     前記判定に基づいて前記生体情報読取装置に所定の制御信号を出力する、
    情報処理方法を、コンピュータに実行させる
    プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
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