WO2023181094A1

WO2023181094A1 - 会議支援装置、システム及び方法、並びに、コンピュータ可読媒体

Info

Publication number: WO2023181094A1
Application number: PCT/JP2022/012977
Authority: WO
Inventors: 栞杉本
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2022-03-22
Filing date: 2022-03-22
Publication date: 2023-09-28
Also published as: JPWO2023181094A1

Abstract

会議支援装置（１）は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得部（１１）と、第１の認証結果の取得元に基づき、出席者における会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定部（１２）と、出席者について判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新部（１３）と、出席状況表示情報を出力する出力部（１４）と、を備える。

Description

会議支援装置、システム及び方法、並びに、コンピュータ可読媒体

　本開示は、会議支援装置、システム、方法、及び、プログラムに関する。

　特許文献１には、顔認証会議システムに関する技術が開示されている。特許文献１にかかる顔認証会議システムは、会議の出席者の顔を撮像し、撮像した顔写真が会議出席予定者の顔写真データにない場合、アラームを発報する。

　近年、オンラインでの会議システムが普及し、会議の出席形態が多様化している。例えば、複数の拠点の各会議室にそれぞれ複数の出席者が集まり、会議室のオンライン会議設備の間で映像や音声を送受信することや、出席者の各端末が共通のオンライン会議システムに接続するなどがある。

特開２０１５－０９９５３７号公報

　ここで、会議室に集まった出席者とリモートでの出席者とが混在するオンライン会議において、実質的な出席者及び欠席者をリアルタイムに把握することが困難である、という問題点がある。

　本開示の目的は、上述した課題を鑑み、会議室での出席者とリモートでの出席者とが混在するオンライン会議において、実質的な出席者及び欠席者をリアルタイムに把握すること支援するための会議支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することにある。

　本開示にかかる会議支援装置は、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える。

　本開示にかかる会議支援システムは、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の出席者の個人認証を行う認証装置と、
　前記認証装置と接続された会議支援装置と、を備え、
　前記会議支援装置は、
　前記オンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える。

　本開示にかかる会議支援方法は、
　コンピュータが、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得し、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定し、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新し、
　前記出席状況表示情報を出力する。

　本開示にかかる会議支援プログラムは、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得処理と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定処理と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新処理と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力処理と、
　をコンピュータに実行させる。

　本開示により、会議室での出席者とリモートでの出席者とが混在するオンライン会議において、実質的な出席者及び欠席者をリアルタイムに把握すること支援するための会議支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することができる。

本実施形態１にかかる会議支援装置の構成を示すブロック図である。本実施形態１にかかる会議支援方法の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる会議支援システムの構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる認証装置による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる会議情報の構成例を示す図である。本実施形態２にかかる出席予定者リストの例を示す図である。本実施形態２にかかる会議支援装置の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる会議支援処理の流れを示すシーケンス図である。本実施形態２にかかる会議支援処理の流れを示すシーケンス図である。本実施形態２にかかる認証装置による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる出席状況表示情報の表示例を示す図である。本実施形態２にかかる未登録者の出席許可処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる出席状況表示情報の表示例を示す図である。本実施形態２の変形例にかかる出席状況表示情報の表示の概念を説明するための図である。本実施形態３にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態３にかかる出席状況表示情報の表示例を示す図である。本実施形態４にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態４にかかる出席状況表示情報の表示例を示す図である。その他の実施形態にかかる出席状況表示情報の表示例を示す図である。

　以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。

＜実施形態１＞
　図１は、本実施形態１にかかる会議支援装置１の構成を示すブロック図である。会議支援装置１は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の出席状況を管理するための情報処理装置である。会議支援装置１は、取得部１１、判定部１２、更新部１３及び出力部１４を備える。

　取得部１１は、上記オンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する。ここで、個人認証とは、例えば、認証端末や情報端末での顔認証等の生体認証、オンライン会議への出席時の認証処理、電子的な本人認証情報が保存されたＩＣ（Integrated Circuit）カード等による本人認証等であるが、これらに限定されない。

　そして、取得部１１は、会議室の少なくとも入室時に個人認証を行う認証端末（不図示）において行われた個人認証の結果を、認証端末から取得する場合がある。この場合、認証端末は、会議室の室内又は室外（例えば、出入口付近）に設置されているものとする。そしてこの場合、第１の認証結果の取得元は認証端末となる。または、取得部１１は、上記オンライン会議に出席に関して行われた個人認証の結果を、当該オンライン会議を管理する会議システム（不図示）から取得する場合がある。この場合、第１の認証結果の取得元は会議システムとなる。

　判定部１２は、第１の認証結果の取得元に基づき、出席者における会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する。例えば、取得元が上記認証端末の場合、判定部１２は、出席形態を会議室出席と判定する。一方、取得元が上記会議システムの場合、判定部１２は、出席形態をリモート出席と判定する。

　更新部１３は、出席者について、判定部１２で判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する。ここで、出席状況表示情報は、上記オンライン会議における出席状況を表示するための情報である。尚、「出席状況表示情報を更新する」ことには、当該オンライン会議における出席状況表示情報が未生成の場合に、更新部１３が出席状況表示情報を新規に生成することを含むものとする。

　出力部１４は、更新部１３により更新された出席状況表示情報を出力する。例えば、出力部１４は、上記オンライン会議の出席者や出席予定者の端末へ、出席状況表示情報を送信する。また、出力部１４は、上記会議室に設置された表示装置へ出席状況表示情報を送信する。また、出力部１４は、上記認証端末へ出席状況表示情報を送信する。また、出力部１４は、上記オンライン会議システムへ出席状況表示情報を送信する。

　図２は、本実施形態１にかかる会議支援方法の流れを示すフローチャートである。まず、取得部１１は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する（Ｓ１１）。次に、判定部１２は、第１の認証結果の取得元に基づき、出席者における会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する（Ｓ１２）。そして、更新部１３は、出席者について、ステップＳ１２で判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する（Ｓ１３）。その後、出力部１４は、出席状況表示情報を出力する（Ｓ１４）。

　このように、本実施形態にかかる出席状況表示情報により、オンライン会議の関係者は、会議の出席者ごとの出席形態を識別することができる。そのため、会議室での出席者とリモートでの出席者とが混在するオンライン会議において、実質的な出席者及び欠席者をリアルタイムに把握すること支援することができる。

　尚、会議支援装置１は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる会議支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラム等を前記メモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、取得部１１、判定部１２、更新部１３及び出力部１４の機能を実現する。

　または、会議支援装置１の各構成要素は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路（circuitry）、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）、量子プロセッサ（量子コンピュータ制御チップ）等を用いることができる。

＜実施形態２＞
　本実施形態２は、上述した実施形態１の具体例である。図３は、本実施形態２にかかる会議支援システム１０００の構成を示すブロック図である。会議支援システム１０００は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の出席状況を管理するための情報システムである。ここでは、あるオンライン会議が、拠点６１の会議室６１１、拠点６２、・・・拠点６ｎ（ｎは２以上の自然数。）をつないで開催される場合を例示する。

　会議支援システム１０００は、認証端末１０１、情報端末１０２－１から１０２－ｎ、表示装置１０３、認証装置２００、会議システム３００及び会議支援装置４００を備える。認証端末１０１、情報端末１０２－１から１０２－ｎ、認証装置２００、会議システム３００及び会議支援装置４００は、ネットワークＮを介して通信可能に接続されている。尚、表示装置１０３もネットワークＮを介して、通信可能に接続されていてもよい。ここで、ネットワークＮは、有線又は無線の通信回線又は通信ネットワークであり、例えばＬＡＮ（Local Area Network）、インターネット、無線通信回線網、携帯電話回線網等である。また、ネットワークＮは、通信プロトコルの種別を問わない。

　会議室６１１は、当該オンライン会議のメインの開催場所であり、少なくとも２名以上が集まっているものとする。また、会議室６１１は、出入口（ドア１０４）付近に認証端末１０１が設置されており、出席予定者Ｕ０が会議室６１１に入室する際には、認証端末１０１による個人認証に成功する必要があるものとする。そのため、会議室６１１内にいる会議室出席者Ｕ１－１～Ｕ１－５は、認証端末１０１による個人認証に成功しているものとする。

　会議室６１１は、室内に情報端末１０２－１及び表示装置１０３が設置されている。その他、会議室６１１には、オンライン会議用のカメラ、マイク及びスピーカが設置されていてもよい。情報端末１０２－１と表示装置１０３は有線又は無線で通信可能に接続されている。表示装置１０３は、情報端末１０２－１から出力されるオンライン会議の画面や後述する出席状況表示情報を表示してもよい。

　会議室６１１の会議テーブルの座席には、会議室出席者Ｕ１－１～Ｕ１－５が着席しており、オンライン会議に出席するものとする。また、例えば、会議室出席者Ｕ１－１は、オンライン会議の主催者であってもよい。会議室出席者Ｕ１－１は、情報端末１０２－１を操作してオンライン会議の開始や議事進行を行うものとする。会議室出席者Ｕ１－２からＵ１－５は、情報端末を使用せずに、オンライン会議に出席してもよい。つまり、会議室出席者Ｕ１－２からＵ１－５は、現地の会議室６１１から会議に参加しており、オフライン参加ともいえる。その場合、会議室出席者Ｕ１－２からＵ１－５は、会議室６１１に設置された、又は、情報端末１０２－１が内蔵するカメラ、マイク及びスピーカと、表示装置１０３の画面とを介して、遠隔地にいるオンライン会議のリモート出席者Ｕ２～Ｕｎとコミュニケーションを取る。または、会議室出席者Ｕ１－２からＵ１－５の少なくとも一部は、情報端末１０２を用いてオンライン会議に出席してもよい。

　拠点６２にいるリモート出席者Ｕ２は、情報端末１０２－２を用いてオンライン会議に出席する。以下同様に、リモート出席者Ｕｎにいるリモート出席者Ｕｎは、情報端末１０２－ｎを用いてオンライン会議に出席する。尚、拠点６２から拠点６ｎのいずれか（他の拠点）においても、会議室６１１と同様に入室時に個人認証の成功を必要とする会議室から複数人によるオンライン会議への出席があってもよい。その際、他の拠点の会議室での会議出席者の一部は、会議室出席者Ｕ１－２等と同様に、情報端末を使用せずに、オンライン会議に出席してもよい。つまり、他の拠点の会議室での会議出席者の一部は、現地の会議室から会議に参加する、オフライン参加であってもよい。また、会議の主催者は、必ずしも会議室６１１の出席者でなくてもよい。例えば、会議の主催者は、現地の会議室から会議に参加しないリモート出席者であってもよい。例えば、会議の主催者は、拠点６１以外の他の拠点におけるリモート出席者であってもよい。

　尚、以下の説明では、会議室６１１内の会議室出席者Ｕ１－１からＵ１－５を総称して「会議室出席者Ｕ１」と呼ぶ場合がある。また、会議室出席者Ｕ１、リモート出席者Ｕ２からＵｎを総称して、「会議出席者」と呼ぶ場合がある。さらに、出席予定者Ｕ０と会議出席者とを総称して、「ユーザＵ」と呼ぶ場合がある。また、情報端末１０２－１から１０２－ｎのそれぞれは、同等の機能を有するものとし、以下の説明では「情報端末１０２」と呼ぶ場合がある。

　認証端末１０１は、個人認証を制御し、個人認証に成功した場合、会議室６１１への入室を許可し、認証結果をネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する。例えば、認証端末１０１は、内蔵するカメラによる出席予定者Ｕ０の顔を含む撮影画像により、顔認証を行う。その際、認証端末１０１は、撮影画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信し、認証装置２００から顔認証結果を受信する。そして、認証端末１０１は、顔認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する。また、認証端末１０１は、入室を許可する場合、会議室６１１のドア１０４を開錠するように制御する。

　情報端末１０２は、タブレット端末、スマートフォン、ノートＰＣ（Personal Computer）、デスクトップＰＣ等の情報処理装置である。情報端末１０２は、例えば、会議システム３００と通信してオンライン会議に出席（参加）するためのソフトウェアと、本実施形態にかかる出席状況表示情報を受信し、画面に表示するソフトウェアとがインストールされているものとする。尚、オンライン会議に出席するためのソフトウェアは、公知のものを用いることができる。

　表示装置１０３は、液晶ディスプレイ等の画面を備え、情報端末１０２－１から出力されたオンライン会議の表示内容や出席状況表示情報を画面に表示する。尚、表示装置１０３は、いわゆるテレビ会議システムで利用可能なものであっても良い。

　認証装置２００は、ユーザの顔特徴情報を管理し、顔認証を行う情報処理装置である。また、認証装置２００は、外部から受信した顔認証要求に応じて、当該要求に含まれる顔画像又は顔特徴情報について、各ユーザの顔特徴情報と照合を行い、照合結果（認証結果）を要求元へ返信する。

　図４は、本実施形態２にかかる認証装置２００の構成を示すブロック図である。認証装置２００は、顔情報ＤＢ（DataBase）２１０と、顔検出部２２０と、特徴点抽出部２３０と、登録部２４０と、認証部２５０とを備える。顔情報ＤＢ２１０は、ユーザＩＤ２１１と当該ユーザＩＤの顔特徴情報２１２とを対応付けて記憶する。顔特徴情報２１２は、顔画像から抽出された特徴点の集合である。尚、認証装置２００は、顔特徴情報２１２に対応するユーザ等からの要望に応じて、顔情報ＤＢ２１０内の顔特徴情報２１２を削除してもよい。または、認証装置２００は、登録から一定期間経過後に顔特徴情報２１２を削除してもよい。

　顔検出部２２０は、顔情報を登録するための登録画像に含まれる顔領域を検出し、特徴点抽出部２３０に出力する。特徴点抽出部２３０は、顔検出部２２０が検出した顔領域から特徴点を抽出し、登録部２４０に顔特徴情報を出力する。また、特徴点抽出部２３０は、会議支援装置４００等から受信した顔画像に含まれる特徴点を抽出し、認証部２５０に顔特徴情報を出力する。

　登録部２４０は、顔特徴情報の登録に際して、ユーザＩＤ２１１を新規に発行する。登録部２４０は、発行したユーザＩＤ２１１と、登録画像から抽出した顔特徴情報２１２とを対応付けて顔情報ＤＢ２１０へ登録する。認証部２５０は、顔特徴情報２１２を用いた顔認証を行う。具体的には、認証部２５０は、顔画像から抽出された顔特徴情報と、顔情報ＤＢ２１０内の顔特徴情報２１２との照合を行う。認証部２５０は、照合に成功した場合、照合された顔特徴情報２１２に対応付けられたユーザＩＤ２１１を特定する。認証部２５０は、顔特徴情報の一致の有無を顔認証結果として要求元に返信する。顔特徴情報の一致の有無は、認証の成否に対応する。尚、顔特徴情報が一致する（一致有）とは、一致度が閾値以上である場合をいうものとする。また、顔認証結果は、顔認証に成功した場合、特定されたユーザＩＤを含むものとする。

　図５は、本実施形態２にかかる認証装置２００による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。まず、認証装置２００は、顔情報登録要求を受信する（Ｓ２０１）。例えば、認証装置２００は、会議支援装置４００からネットワークＮを介して顔情報登録要求を受信する。次に、顔検出部２２０は、顔情報登録要求に含まれる顔画像から顔領域を検出する（Ｓ２０２）。そして、特徴点抽出部２３０は、ステップＳ２０２で検出した顔領域から特徴点（顔特徴情報）を抽出する（Ｓ２０３）。そして、登録部２４０は、ユーザＩＤ２１１を発行する（Ｓ２０４）。そして、登録部２４０は、抽出した顔特徴情報２１２と発行したユーザＩＤ２１１を対応付けて顔情報ＤＢ２１０に登録する（Ｓ２０５）。その後、登録部２４０は、発行したユーザＩＤ２１１を要求元（例えば、会議支援装置４００）へ返信する（Ｓ２０６）。尚、認証装置２００は、任意の情報登録端末から受信した顔情報登録要求に応じて顔情報登録処理を行っても良い。例えば、情報登録端末は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット端末等の情報処理装置である。

　図３に戻り説明を続ける。
　会議システム３００は、オンライン会議のサービスを提供するサーバを含む情報システムである。会議システム３００は、会議情報３１０を管理する会議情報ＤＢ３０１を備える。会議システム３００は、複数の情報端末１０２のそれぞれから、予め設定された会議情報３１０に対する会議出席要求を受け付け、会議出席処理を行い、会議出席通知を返信する。このとき、会議システム３００は、会議出席要求に含まれる出席者のユーザＩＤと、会議システム３００のシステムＩＤとを含めて、会議へのリモート出席者の認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する。

　図６は、本実施形態２にかかる会議情報３１０の構成例を示す図である。会議情報３１０は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の設定情報である。会議情報３１０は、例えば、会議ＩＤ３１１、会議名３１２、時間帯３１３、会議室３１４１から３１４ｍ（ｍは１以上の自然数。）及び出席予定者リスト３１５を対応付けた情報である。会議ＩＤ３１１は、対象のオンライン会議の識別情報である。会議名３１２は、対象のオンライン会議の名称のテキスト情報である。時間帯３１３は、対象のオンライン会議の開始時刻と終了時刻の組である。会議室３１４１等は、対象のオンライン会議で使用する会議室の情報である。尚、会議情報３１０は、会議室３１４１等が未設定であってもよい。その場合、会議情報３１０は、通常のオンライン会議の設定情報といえる。また、会議情報３１０は、２以上の会議室３１４１等が設定されていてもよい。つまり、複数の拠点間で（情報端末を使用しない）出席者がいる会議室をつないで行うオンライン会議であってもよい。

　出席予定者リスト３１５は、対象のオンライン会議の出席予定者として事前に設定されたユーザのリストである。出席予定者リスト３１５は、１人の出席予定者あたり、ユーザＩＤ３１５１、必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３が１レコードに対応付けられている。そして、出席予定者リスト３１５は、２以上の当該レコードを含む。ユーザＩＤ３１５１は、出席予定者の識別情報である。必須フラグ３１５２は、当該出席予定者が対象のオンライン会議における必須（mandatory）の出席者であるか否かを示すフラグ情報である。主催者フラグ３１５３は、当該出席予定者が対象のオンライン会議における主催者であるか否かを示すフラグ情報である。

　図７は、本実施形態２にかかる出席予定者リスト３１５の例を示す図である。ここでは、出席予定者リスト３１５が上述したユーザＩＤ３１５１、必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３に加え、所属グループ３１５４及びユーザ名３１５５を含む例を示す。必須フラグ３１５２がＯＮとは、対応するユーザが会議の必須出席者であることを示し、必須フラグ３１５２がＯＦＦとは、対応するユーザが会議の任意出席者であることを示す。主催者フラグ３１５３がＯＮとは、対応するユーザが会議の主催者であることを示し、主催者フラグ３１５３がＯＦＦとは、対応するユーザが会議の主催者ではないことを示す。所属グループ３１５４及びユーザ名３１５５は、後述する会議支援装置４００が管理するユーザ情報４１２に含まれるものであってもよい。そのため、出席予定者リスト３１５は、少なくとも上述したユーザＩＤ３１５１、必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３を対応付けた情報であればよい。尚、出席予定者リスト３１５に登録されていない未登録者は、当該会議への出席を認めないようにしてもよい。または、未登録者は、追加出席や代理出席の手続きがあれば出席可能としてもよい。

　図３に戻り説明を続ける。
　会議支援装置４００は、上述した会議支援装置１の一例である。会議支援装置４００は、会議室６１１での出席及び拠点６２等からのリモート出席を含むオンライン会議の出席状況を管理するための情報処理装置である。会議支援装置４００は、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。

　図８は、本実施形態２にかかる会議支援装置４００の構成を示すブロック図である。会議支援装置４００は、記憶部４１０、メモリ４２０、通信部４３０及び制御部４４０を備える。記憶部４１０は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部４１０は、プログラム４１１及びユーザ情報４１２を記憶する。プログラム４１１は、本実施形態２にかかる会議支援処理等が実装されたコンピュータプログラム（会議支援プログラム）である。

　ユーザ情報４１２は、各拠点からオンライン会議に出席可能なユーザを管理する情報である。ユーザ情報４１２は、ユーザＩＤ４１２１、ユーザ名４１２２、所属グループ４１２３及び職位４１２４を対応付けた情報である。ユーザＩＤ４１２１は、対象のユーザの識別情報である。ユーザＩＤ４１２１は、認証装置２００の顔情報ＤＢ２１０内で顔特徴情報２１２に対応付けて管理されるユーザＩＤ２１１と同一又は一意に対応する情報である。そのため、ユーザ情報２１２は、ユーザＩＤ２１２１を介してユーザの登録用の特徴情報（生体情報、本人認証情報、本人特定情報等）と対応付けられた情報といえる。ユーザ名４１２２は、対象のユーザの氏名等である。所属グループ４１２３は、対象のユーザの所属グループを示す情報である。職位４１２４は、対象のユーザの職位、例えば、所属グループにおける代表者か否かを識別するための情報である。

　尚、記憶部４１０は、少なくともプログラム４１１を記憶していれば良い。そのため、ユーザ情報４１２は、会議支援装置４００と接続された外部の記憶装置に保存されていてもよい。また、記憶部４１０は、上述した会議情報３１０を記憶していてもよい。また、尚、記憶部４１０又はメモリ４２０は、後述する出席状況表示情報や、出席状況を示すデータ等を記憶してもよい。

　メモリ４２０は、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性記憶装置であり、制御部４４０の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部４３０は、ネットワークＮとの通信インタフェースである。

　制御部４４０は、会議支援装置４００の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部４４０は、記憶部４１０からプログラム４１１をメモリ４２０へ読み込ませ、プログラム４１１を実行する。これにより、制御部４４０は、登録部４４１、取得部４４２、判定部４４３、更新部４４４及び出力部４４５の機能を実現する。

　登録部４４１は、ユーザ情報４１２の登録を行う。例えば、登録部４４１は、任意のユーザＵの端末から、ユーザＩＤ４１２１、ユーザ名４１２２、所属グループ４１２３及び職位４１２４を受け付け、これらを対応付けてユーザ情報４１２を生成し、記憶部４１０に登録する。また、この場合、登録部４４１は、認証装置２００に対して顔情報を登録させてもよい。例えば、登録部４４１は、上記端末から、ユーザ名４１２２、所属グループ４１２３及び職位４１２４、並びに、ユーザの顔画像を含む登録要求を受信し、登録要求に含まれる顔画像を含めた顔情報登録要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する。そして、登録部４４１は、認証装置２００から、顔情報登録時に発行されたユーザＩＤを受信する。そして、登録部４４１は、登録要求に含まれるユーザ名４１２２、所属グループ４１２３及び職位４１２４と、発行されたユーザＩＤ４１２１を対応付けてユーザ情報４１２として記憶部４１０に登録する。尚、登録部４４１は、オンライン会議の主催者の端末からの会議情報の登録要求に応じて、会議システム３００に対して、上述した出席予定者リスト３１５の登録を行ってもよい。

　取得部４４２は、上述した取得部１１の一例である。取得部４４２は、認証端末１０１又は会議システム３００から、ネットワークＮを介して認証結果を取得する。認証結果には、対象のオンライン会議の出席時の個人認証により特定された出席者のユーザＩＤと、認証端末１０１の端末ＩＤ又は会議システム３００のシステムＩＤとが含まれる。

　取得部４４２は、出席予定者リストに含まれる出席予定者のいずれかから、未登録者の出席理由を含む出席許可を取得してもよい。具体的には、取得部４４２は、出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち未登録者以外である出席者から、未登録者の出席理由を追加出席として含む出席許可を取得してもよい。また、取得部４４２は、出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち欠席者から、未登録者の出席理由を当該欠席者の代理出席として含む出席許可を取得してもよい。

　判定部４４３は、上述した判定部１２の一例である。判定部４４３は、取得部４４２により取得された認証結果の取得元に基づき、出席者における会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する。具体的には、判定部４４３は、認証結果に認証端末１０１の端末ＩＤが含まれている場合、認証結果に含まれるユーザＩＤに対応する出席者の出席形態を会議室出席と判定する。一方、判定部４４３は、認証結果に会議システム３００のシステムＩＤが含まれている場合、認証結果に含まれるユーザＩＤに対応する出席者の出席形態をリモート出席と判定する。

　さらに、判定部４４３は、オンライン会議の出席予定者リストと、認証結果とに基づき、出席予定者リストに含まれる各出席予定者の出席状況を判定する。特に、判定部４４３は、認証結果における出席者が出席予定者リストに含まれない場合、当該出席者を未登録者と判定する。また、判定部４４３は、出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち出席者以外の者を不在者と判定する。

　更新部４４４は、上述した更新部１３の一例である。更新部４４４は、出席者について、判定部４４３により判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する。尚、更新部４４４は、特定の出席者の出席形態が「会議室出席」と「リモート出席」の両方に該当する場合、出席形態を「会議室出席」として出席状況表示情報を更新してもよい。例えば、会議室出席者Ｕ１－１は、会議の主催者である場合、まず、会議室６１１への入室時に認証端末１０１により個人認証に成功しており、出席形態が「会議室出席」に該当する。そして、会議室出席者Ｕ１－１は、オンライン会議を開始するために、情報端末１０２－１における個人認証に成功した上で、会議システム３００で会議開始要求を行う。そのため、会議室出席者Ｕ１－１は、出席形態が「リモート出席」にも該当する。このような場合、会議室出席者Ｕ１－１は、会議室６１１での出席者の一人であることから、他の拠点の出席者の観点では実質的に「会議室出席」といえる。そのため、この例では、更新部４４４は、会議室出席者Ｕ１－１の出席形態を「会議室出席」として出席状況表示情報を更新する。

　また、更新部４４４は、出席予定者リストに含まれる各出席予定者について、判定部４４３により判定された出席状況を反映して出席状況表示情報を更新する。具体的には、更新部４４４は、未登録者にその旨を示す表記を付加して出席状況表示情報を更新する。また、更新部４４４は、出席予定者リストに含まれる各出席予定者を、会議室出席、リモート出席及び不在者のいずれかに分類した表示となるように、出席状況表示情報を更新するとよい。

　また、更新部４４４は、取得部４４２により未登録者の出席理由が取得された場合、未登録者に出席理由を付加して出席状況表示情報を更新する。具体的には、更新部４４４は、取得部４４２により未登録者の出席理由を追加出席として取得された場合、未登録者に追加出席の旨を付加して出席状況表示情報を更新する。また、更新部４４４は、取得部４４２により未登録者の出席理由を追加出席として取得された場合、欠席者の代理出席の旨を付加して出席状況表示情報を更新する。

　出力部４４５は、上述した出力部１４の一例である。出力部４４５は、更新部４４４により更新された出席状況表示情報を、ネットワークＮを介して情報端末１０２へ送信する。尚、出力部４４５は、出席状況表示情報を、ネットワークＮを介して認証端末１０１、表示装置１０３、会議システム３００へ送信してもよい。また、出力部４４５は、更新部４４４により更新された出席状況表示情報を記憶部４１０又はメモリ４２０に保存してもよい。

　図９及び図１０は、本実施形態２にかかる会議支援処理の流れを示すシーケンス図である。まず、拠点６１の出席予定者Ｕ０は、所定のオンライン会議の主催者であり、事前に上述した図７の出席予定者リスト３１５を会議システム３００に登録済みとする。また、会議情報３１０の会議室３１４１は、会議室６１１とする。そこで、出席予定者Ｕ０は、会議の開始時刻前に会議室６１１へ行き、認証端末１０１で個人認証を行う。具体的には、認証端末１０１は、会議室６１１へ入室しようとする入室者（出席予定者Ｕ０）の顔を撮影する（Ｓ３１１）。そして、認証端末１０１は、顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ３１２）。これに応じて、認証装置２００は、顔認証処理を行う（Ｓ３１３）。

　図１１は、本実施形態２にかかる認証装置２００による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。まず、認証装置２００は、認証端末１０１からネットワークＮを介して、顔認証要求を受信する（Ｓ２１１）。次に、認証装置２００は、顔認証要求に含まれる顔画像に対して、上述したステップＳ２０２及びＳ２０３と同様に、顔特徴情報を抽出する。そして、認証装置２００の認証部２５０は、顔認証要求に含まれる顔画像から抽出した顔特徴情報を、顔情報ＤＢ２１０の顔特徴情報２１２と照合し（Ｓ２１２）、一致度を算出する。そして、認証部２５０は、一致度が閾値以上か否かを判定する（Ｓ２１３）。顔特徴情報が一致した場合、つまり、顔特徴情報の一致度が閾値以上である場合、認証部２５０は、顔特徴情報２１２に対応付けられたユーザＩＤ２１１を特定する（Ｓ２１４）。そして、認証部２５０は、顔認証に成功した旨と特定したユーザＩＤ２１１とを含めた顔認証結果を、ネットワークＮを介して認証端末１０１へ返信する（Ｓ２１５）。ステップＳ２１３で一致度が閾値未満である場合、認証部２５０は、顔認証に失敗した旨を含めた顔認証結果を、ネットワークＮを介して認証端末１０１へ返信する（Ｓ２１６）。

　図９に戻り説明を続ける。
　認証端末１０１は、認証装置２００からネットワークＮを介して、顔認証結果を受信する（Ｓ３１４）。そして、認証端末１０１は、顔認証に成功したか否かを判定する。具体的には、認証端末１０１は、顔認証結果を参照し、顔認証結果にユーザＩＤが含まれていれば、顔認証に成功したと判定する。その場合、認証端末１０１は、会議室６１１のドア１０４を開錠して、出席予定者Ｕ０の入室を許可する（Ｓ３１５）。この場合、出席予定者Ｕ０は、会議室６１１内で会議室出席者Ｕ１－１と呼ぶものとする。尚、顔認証に失敗したと判定した場合、認証端末１０１は、出席予定者Ｕ０の入室を許可しない旨を画面に表示する。顔認証に成功したと判定した場合、認証端末１０１は、顔認証結果に含まれるユーザＩＤと、認証端末１０１の端末ＩＤとを含めた認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する（Ｓ３１６）。これに応じて、会議支援装置４００は、認証端末１０１からネットワークＮを介して認証結果を取得し、会議支援処理を行う（Ｓ３１７）。

　図１２は、本実施形態２にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。前提として、会議支援装置４００は、予め、現在時刻と所定範囲内の時間帯３１３である会議情報３１０の会議ＩＤ３１１を、ネットワークＮを介して会議システム３００から取得済みであるものとする。つまり、会議支援装置４００は、対象のオンライン会議の会議ＩＤを特定済とする。

　その上で、まず、会議支援装置４００は、認証端末１０１からネットワークＮを介して、認証結果を取得する（Ｓ４１１）。次に、会議支援装置４００は、記憶部４１０又はメモリ４２０から、対象の会議ＩＤにおける現在の出席状況表示情報を取得する（Ｓ４１２）。尚、会議支援装置４００に保持される情報は、出席状況表示情報である必要はなく、少なくとも出席状況を示す「出席状況情報」であればよい。尚、この時点では、対象の会議ＩＤにおけるオンライン会議が未開始であるため、出席状況表示情報が存在しないため、会議支援装置４００は、空の出席状況表示情報を生成してもよい。

　そして、会議支援装置４００は、取得した認証結果から、出席形態を判定する（Ｓ４１３）。ここでは、認証結果の取得元が認証端末１０１であることから、会議支援装置４００は、認証結果に含まれるユーザＩＤが示す出席者の出席形態を「会議室出席」と判定する。

　続いて、会議支援装置４００は、認証結果における出席者が出席予定者リストに未登録か否かを判定する（Ｓ４１４）。例えば、会議支援装置４００は、認証結果に含まれるユーザＩＤ及び特定済の会議ＩＤを含めた登録確認要求を、ネットワークＮを介して会議システム３００へ送信する。これに応じて、会議システム３００は、会議情報ＤＢ３０１を検索し、受信した会議ＩＤに対応する会議情報３１０を特定する。そして、会議システム３００は、特定した会議情報３１０の出席予定者リスト３１５に、受信したユーザＩＤが含まれるか否かを判定する。ユーザＩＤが含まれない場合、会議システム３００は、未登録者の旨を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ返信する。一方、ユーザＩＤが含まれる場合、会議システム３００は、当該ユーザＩＤ３１５１に対応付けられた必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３を特定する。例えば、会議室出席者Ｕ１－１の場合、必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３が共に「ＯＮ」を示す。そして、会議システム３００は、特定したユーザＩＤ３１５１、必須フラグ３１５２及び主催者フラグ３１５３を含めた登録者の旨、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ返信する。

　会議支援装置４００は、会議システム３００からの受信内容に応じて、出席者が出席予定者リストに未登録か否かを判定する。尚、会議支援装置４００は、特定済の会議ＩＤに対応する出席予定者リスト３１５を、ネットワークＮを介して会議システム３００から取得してもよい。または、会議支援装置４００は、定期的に、現在時刻と所定範囲内の時間帯３１３である会議情報３１０の会議ＩＤ３１１及び出席予定者リスト３１５を、ネットワークＮを介して会議システム３００から、取得していても良い。これらの場合、会議支援装置４００は、取得した出席予定者リスト３１５に認証結果に含まれるユーザＩＤが含まれない場合、出席者が未登録者と判定し、ユーザＩＤが含まれる場合、出席者を登録者と判定する。

　未登録と判定した場合（Ｓ４１４でＹＥＳ）、会議支援装置４００は、出席者に出席形態と未登録者の旨を付加して出席状況表示情報を更新する（Ｓ４１５）。一方、Ｓ４１４で登録と判定した場合（Ｓ４１４でＮＯ）、会議支援装置４００は、出席者に出席形態を付加して出席状況表示情報を更新する（Ｓ４１６）。ここで、出席形態を付加するとは、例えば、会議支援装置４００が出席者を出席形態のグループに分類した表示内容に更新することや、出席者に出席形態の表記を付加することであるとよい。

　ステップＳ４１５又はＳ４１６の後、会議支援装置４００は、対象のオンライン会議が開始済みか否かを判定する（Ｓ４１７）。ここで、この時点では、主催者自身が会議室６１１に入室した段階であるため、オンライン会議が未開始（ＮＯ）と判定される。そして、会議支援装置４００は、更新後の出席状況表示情報を保存する（Ｓ４２１）。

　尚、認証端末１０１は、会議支援装置４００を介して顔認証を行っても良い。例えば、認証端末１０１は、顔認証要求を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信してもよい。その場合、会議支援装置４００は、受信した顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信し、認証装置２００から顔認証結果を受信する。そして、会議支援装置４００は、受信した顔認証結果の取得元を認証端末１０１とみなして会議支援処理を行うものとする。

　図９に戻り説明を続ける。
　その後、所定のオンライン会議の主催者であり、会議室６１１に入室した会議室出席者Ｕ１－１は、情報端末１０２－１を用いてオンライン会議を開始する。具体的には、情報端末１０２－１は、会議室出席者Ｕ１－１から入力される会議ＩＤ（会議のパスコード）、ユーザＩＤ（やパスワード）等を受け付ける。そして、情報端末１０２－１は、少なくともユーザＩＤ及び会議ＩＤ等を含めた会議開始要求を、ネットワークＮを介して会議システム３００へ送信する（Ｓ３１８）。これに応じて、会議支援装置４００は、受信した会議開始要求に含まれる会議ＩＤに対応するオンライン会議を開始する（Ｓ３１９）。そして、会議システム３００は、会議開始通知を、ネットワークＮを介して情報端末１０２－１へ返信する（Ｓ３２０）。尚、会議システム３００は、会議室出席者Ｕ１－１を当該会議の出席者とし、会議出席処理を行う。そのため、会議システム３００は、会議室出席者Ｕ１－１が会議への出席時の認証に成功したものとみなして、会議室出席者Ｕ１－１のユーザＩＤ、会議ＩＤ及びシステムＩＤを含めた認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信してもよい。

　その後、拠点６２にいるリモート出席者Ｕ２は、情報端末１０２－２を用いて、上記オンライン会議に出席するものとする。具体的には、情報端末１０２－２は、リモート出席者Ｕ２の顔を撮影する（Ｓ３２１）。そして、情報端末１０２－２は、顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ３２２）。これに応じて、認証装置２００は、顔認証処理を行う（Ｓ３２３）。

　情報端末１０２－２は、認証装置２００からネットワークＮを介して、顔認証結果を受信する（Ｓ３２４）。ここでは、リモート出席者Ｕ２が顔認証に成功したものとする。そのため、情報端末１０２－２は、顔認証結果に含まれるユーザＩＤと、会議ＩＤとを含めた会議出席要求を、ネットワークＮを介して会議システム３００へ送信する（Ｓ３２５）。そして、会議システム３００は、受信した会議出席要求に応じて、ユーザＩＤに対応するリモート出席者Ｕ２が会議ＩＤに対応する会議の会議出席処理を行う。そして、会議システム３００は、会議出席通知を、ネットワークＮを介して情報端末１０２－２へ返信する（Ｓ３２７）。また、会議システム３００は、リモート出席者Ｕ２が会議への出席時の認証に成功したものとみなして、リモート出席者Ｕ２のユーザＩＤ、会議ＩＤ及びシステムＩＤを含めた認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する（Ｓ３２８）。これに応じて、会議支援装置４００は、会議システム３００からネットワークＮを介して認証結果を取得し、上述した図１２に従って会議支援処理を行う（Ｓ３２９）。

　すなわち、会議支援装置４００は、会議システム３００からネットワークＮを介して、認証結果を取得する（Ｓ４１１）。次に、会議支援装置４００は、前回会議支援処理（図９のＳ３１７）において保存した、対象の会議ＩＤにおける現在の出席状況表示情報を取得する（Ｓ４１２）。そして、会議支援装置４００は、取得した認証結果に含まれるシステムＩＤから、取得元が会議システム３００と判定し、リモート出席者Ｕ２の出席形態を「リモート出席」と判定する（Ｓ４１３）。そして、上記同様に、ステップＳ４１４からＳ４１６を行う。

　そして、会議支援装置４００は、対象のオンライン会議が開始済みか否かを判定する（Ｓ４１７）。この時点では、主催者により会議が開始されているため、オンライン会議が開始（ＹＥＳ）と判定される。そこで、会議支援装置４００は、現在の出席状況表示情報と出席予定者リストから不在者を判定する（Ｓ４１８）。例えば、この時点では、出席状況表示情報において会議室出席者Ｕ１－１及びリモート出席者Ｕ２が出席者であるため、会議支援装置４００は、出席予定者リスト内の他の出席予定者を不在者と判定する。そこで、会議支援装置４００は、出席予定者を会議室出席、リモート出席及び不在者のいずれかに分類して、出席状況表示情報を更新する（Ｓ４１９）。尚、会議室出席者Ｕ１－１の出席形態は、ステップＳ３１７において「会議室出席」、ステップＳ３１９において「リモート出席」の両方に判定されている場合がある。この場合、会議支援装置４００は、出席形態について「会議室出席」を優先してもよい。つまり、会議支援装置４００は、会議室出席者Ｕ１－１の出席形態を「会議室出席」として出席状況表示情報を更新してもよい。そして、会議支援装置４００は、更新後の出席状況表示情報を出力する（Ｓ４２０）。

　具体的には、会議支援装置４００は、ネットワークＮを介して情報端末１０２－１及び情報端末１０２－２のそれぞれへ、出席状況表示情報を送信する（図１０のＳ３３０及びＳ３３１）。これに応じて、情報端末１０２－２は、受信した出席状況表示情報を画面に表示する（Ｓ３３２）。また、情報端末１０２－１は、受信した出席状況表示情報を画面に表示し（Ｓ３３３）、さらに、表示装置１０３へ出席状況表示情報を出力する（Ｓ３３４）。これに応じて、表示装置１０３は、情報端末１０２－１から受け付けた出席状況表示情報を画面に表示する（Ｓ３３５）。

　その後、拠点６１の他の出席予定者Ｕ０（例えば、後の会議室出席者Ｕ１－２）は、会議室出席者Ｕ１－１が開始したオンライン会議に出席するため、会議室６１１へ行き、認証端末１０１で個人認証を行う。具体的には、認証端末１０１は、会議室６１１へ入室しようとする入室者の顔を撮影する（Ｓ３４１）。そして、認証端末１０１は、顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ３４２）。これに応じて、認証装置２００は、顔認証処理を行う（Ｓ３４３）。

　情報端末１０２は、認証装置２００からネットワークＮを介して、顔認証結果を受信する（Ｓ３４４）。ここでは、出席予定者Ｕ０が顔認証に成功したものとする。そのため、認証端末１０１は、会議室６１１のドア１０４を開錠して、出席予定者Ｕ０の入室を許可する（Ｓ３４５）。この場合、出席予定者Ｕ０は、会議室６１１内で会議室出席者Ｕ１－２と呼ぶものとする。認証端末１０１は、顔認証結果に含まれるユーザＩＤと、認証端末１０１の端末ＩＤとを含めた認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する（Ｓ３４６）。これに応じて、会議支援装置４００は、認証端末１０１からネットワークＮを介して認証結果を取得し、上述した図１２に従って会議支援処理を行う（Ｓ３４７）。

　すなわち、会議支援装置４００は、会議システム３００からネットワークＮを介して、認証結果を取得する（Ｓ４１１）。次に、会議支援装置４００は、前回の会議支援処理（図９のＳ３２９）において保存した、対象の会議ＩＤにおける現在の出席状況表示情報を取得する（Ｓ４１２）。そして、会議支援装置４００は、取得した認証結果に含まれる端末ＩＤから、取得元が認証端末１０１と判定し、会議室出席者Ｕ１－２の出席形態を「会議室出席」と判定する（Ｓ４１３）。そして、上記同様に、ステップＳ４１４からＳ４１６を行う。
　そして、オンライン会議が開始（Ｓ４１７でＹＥＳ）と判定され、会議支援装置４００は、現在の出席状況表示情報と出席予定者リストから不在者を判定する（Ｓ４１８）。ここでは、会議室出席者Ｕ１－１及びリモート出席者Ｕ２に加えて会議室出席者Ｕ１－２も出席者であるため、会議支援装置４００は、出席予定者リスト内の他の出席予定者を不在者と判定する。そこで、会議支援装置４００は、出席予定者を会議室出席、リモート出席及び不在者のいずれかに分類して、出席状況表示情報を更新する（Ｓ４１９）。ここでは、会議支援装置４００は、会議室出席者Ｕ１－１及びＵ１－２を出席形態「会議室出席」へ分類し、リモート出席者Ｕ２を出席形態「リモート出席」へ分類し、他の出席予定者を「不在者」へ分類する。そして、会議支援装置４００は、更新後の出席状況表示情報を出力する（Ｓ４２０）。

　具体的には、会議支援装置４００は、ネットワークＮを介して情報端末１０２－１及び情報端末１０２－２のそれぞれへ、出席状況表示情報を送信する（図１０のＳ３５０及びＳ３５１）。これに応じて、情報端末１０２－２は、受信した出席状況表示情報を画面に表示する（Ｓ３５２）。また、情報端末１０２－１は、受信した出席状況表示情報を画面に表示し（Ｓ３５３）、さらに、表示装置１０３へ出席状況表示情報を出力する（Ｓ３５４）。これに応じて、表示装置１０３は、情報端末１０２－１から受け付けた出席状況表示情報を画面に表示する（Ｓ３５５）。

　図１３は、本実施形態２にかかる出席状況表示情報５ａの表示例を示す図である。ここでは、表示装置１０３に出席状況表示情報５ａが表示された例を示す。出席状況表示情報５ａは、会議名５０１、会議ＩＤ５０２、時間帯５０３、出席形態表示部５１及び５２、並びに、不在者表示部５３を含む。会議名５０１は、対応する会議情報３１０における会議名３１２である。会議ＩＤ５０２は、対応する会議情報３１０における会議ＩＤ３１１である。時間帯５０３は、対応する会議情報３１０における時間帯３１３である。

　出席形態表示部５１は、出席形態が「会議室出席」である出席者のリストを表示する欄である。出席者のリストは、例えば、所属グループ名、ユーザ名及び属性が、出席者ごとに表示される。例えば、属性５１１３は、Ｘ部のＡ１が会議の必須の出席者であり、主催者であることを示す表記を示す。属性５１２３は、Ｘ部のＡ４が会議の出席予定者リストの未登録者である表記を示す。

　出席形態表示部５２は、出席形態が「リモート出席」である出席者のリストを表示する欄である。出席者のリストの構成は、上記の出席形態表示部５１と同様である場合を示すが、これに限定されない。属性５２１３、５２２３、５２５３及び５２７３は、対応するリモート出席者が会議の必須の出席者であることを示す表記を示す。逆に言うと、Ｙ部のＢ２は、属性が「－」であり、会議の任意出席者であることを示す。属性５２４３及び５２６３は、リモート出席者が会議の出席予定者リストの未登録者である表記を示す。

　不在者表示部５３は、出席予定者リスト内の出席予定者のうち不在者のリストを表示する欄である。ここでは、４名が不在者、つまり、現時点でオンライン会議に出席していないことを示す。属性５３３３は、対応する不在者Ｃ１が会議の必須出席者であることを示す表記を示す。そして、他の３名の不在者は、属性が「－」であり、会議の任意出席者であることを示す。

　このように、出席状況表示情報５ａにより、会議室６１１内の会議室出席者Ａ１及びＡ４、他の拠点のリモート出席者Ａ２等は、各画面を通して、対象のオンライン会議における現時点の出席状況を一覧できる。つまり、オンライン会議の出席者と不在者の所属とユーザ名を容易に把握できる。例えば、Ａ３，Ｂ３、Ｃ１及びＤ２の４名が現時点で未出席であることを認識し易くなる。また、出席者の中でも会議室出席者とリモート出席者とを一覧により容易に把握できる。例えば、同じＸ部であってもＡ１、Ａ４は会議室出席であるが、Ａ２はリモート出席であることが容易に把握できる。また、属性により、必須出席者が揃っていることを容易に把握できる。そのため、会議の主催者による議事開始の判断を支援できる。また、属性により出席者の中に未登録者が含まれることを容易に把握できる。これにより、当初の出席予定者以外の者が出席していることを認識できる。

　続いて、オンライン会議に未登録者が出席した場合に、出席状況表示情報の属性表示を変更する手段について説明する。本実施形態では、例えば、未登録者の同じ部署の上司、関係者、欠席者が当該未登録者の出席理由と共に出席許可を行うことができるものとする。

　図１４は、本実施形態２にかかる未登録者の出席許可処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、上記図１３の例で未登録者としてＸ部のＡ４が出席しているため、Ｘ部の不在者（欠席者）Ａ３がＡ４の出席理由（代理出席）を含めた出席許可の申請を行うものとする。具体的には、情報端末１０２－１は、不在者Ａ３から未登録者Ａ４の出席理由を当初の出席予定者Ａ３の代理出席とした指定を受け付け、未登録者Ａ４の出席理由を含めた出席許可を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する。これに応じて、会議支援装置４００は、情報端末１０２－１からネットワークＮを介して、未登録者Ａ４の出席理由を取得する（Ｓ４３１）。

　そして、会議支援装置４００は、上述したステップＳ４１２と同様に、対象の会議ＩＤにおける現在の出席状況表示情報を取得する（Ｓ４３２）。そして、会議支援装置４００は、未登録者に出席理由を付加して出席状況表示情報を更新する（Ｓ４３３）。例えば、会議支援装置４００は、未登録者Ａ４の出席理由として「出席予定者Ａ３の代理出席」を示す表記を付加する。そして、会議支援装置４００は、更新後の出席状況表示情報を出力する（Ｓ４３４）。そして、会議支援装置４００は、更新後の出席状況表示情報を保存する（Ｓ４３５）。

　尚、上記の例では欠席者Ａ３自身が自己の代理出席として未登録者Ａ４の出席理由を含めた出席許可の申請を行っていた。しかし、未登録者Ａ４の出席許可の申請者は、Ａ３及びＡ４の同じ部署の出席者Ａ１や出席予定者リストに含まれる他の出席予定者、又は、Ａ３及びＡ４の関係者であって出席予定者ではない者でもよい。

　また、未登録者の出席理由の他の例として、追加出席が挙げられる。例えば、上記図１３の例でＹ部の未登録者Ｂ４が出席しているため、Ｙ部の出席者Ｂ１が、部下Ｂ４の出席理由（追加出席）を含めた出席許可の申請を行うものとする。この場合、ステップＳ４３３において、会議支援装置４００は、未登録者Ｂ４の出席理由として「Ｂ１の部下、追加出席」を示す表記を付加する。尚、未登録者Ｂ４の出席許可の申請者は、Ｂ４と同じ部署の他の出席者や出席予定者リストに含まれる他の出席予定者、又は、Ｂ１及びＢ４の関係者であって出席予定者ではない者でもよい。

　図１５は、本実施形態２にかかる出席状況表示情報５ｂの表示例を示す図である。出席状況表示情報５ｂは、上述した図１３の出席状況表示情報５ａにおける未登録者Ａ４、Ｂ４及びＣ３に対して、出席理由が付加された例を示す。具体的には、属性５１２３ｂは、Ｘ部のＡ４の出席理由が「（欠席者である）Ａ３の代理出席」の表記を示す。また、属性５２４３ｂは、Ｙ部のＢ４の出席理由が「Ｂ１の部下」及び「追加出席」の表記を示す。また、属性５２６３ｂは、Ｚ部のＣ３の出席理由が「Ｃ１の代理出席」の表記を示す。また、属性５３１３ｂ及び５３３３ｂは、Ｘ部のＡ３とＺ部の（必須出席者である）Ｃ１の不在理由が「欠席」であることを示す。そのため、不在者表示部５３に記載の他の不在者Ｂ３やＤ２については不在理由の表記のないため、不在理由が不明であることを把握できる。

　まず、会議の主催者は、出席者が会議室出席であれば、室内を見回せば容易に把握でき、会議室に不在の者については、表示装置１０３等に表示された出席状況表示情報を見ることで、リモート出席か不在かを容易に把握できる。同様に、リモート出席者は、オンライン会議システムに出席していないが、会議室にいる出席者について、会議システムの映像だけでなく、出席状況表示情報を見ることで、会議室出席者なのか不在なのかを把握できる。さらに、上述したように、出席形態にかかわらず、不在者の代理出席や追加出席などの出席理由も容易に把握できる。例えば、出席予定者リストに３０人登録されている場合に、１５人が会議室出席、１０人がリモート出席、５人が不在といった出席形態や不在者の内訳を容易に把握できる。

　尚、上記の説明では、未登録者がオンライン会議への会議室出席やリモート出席ができる例を示したが、未登録者はオンライン会議への入室やログインができないようにしても良い。そしてその場合、未登録者は、後述する出席理由と共に出席許可が合った場合に、オンライン会議への入室やログインができるようにしてもよい。

　尚、本実施形態にかかる会議支援装置４００は、必須出席者が揃った場合に、その旨を会議の主催者へ通知してもよい。すなわち、判定部４４３は、オンライン会議における出席者の中に、出席予定者リストに設定された必須出席者の全てが含まれるか否かを判定する。そして、出力部４４５は、必須出席者の全てが含まれる場合、オンライン会議の主催者に対して議事開始可能の旨を通知する。これにより、仮に出席状況表示情報の不在者表示部５３に何人か不在者がいたとしても、主催者は、会議の議事を開始する判断をし易くなる。また、必須出席者の中に不在者や欠席者がいたとしても、当該必須出席者の代理出席者がいれば、同様に、主催者は、会議の議事を開始する判断をし易くなる。よって、限られた会議時間内での出欠確認の手間を軽減できる。また、未登録者がいたとしても、出席理由がわかるため、会議出席の資格のない者が紛れ込んでいないかの判断も容易となる。そのため、情報漏洩などのリスクを軽減できる。

　また、本実施形態では、会議室６１１からの退室時にも個人認証を行い、その旨を出席状況表示情報に判定するとよい。例えば、会議室６１１内にドア１０４を開錠するための認証端末が設置されているものとする。そして、会議室６１１内の会議室出席者Ｕ１－３が退室時に室内の認証端末により顔を撮影するものとする。この場合、認証端末は、会議室出席者Ｕ１－３に対して個人認証を行い、認証結果を、ネットワークＮを介して会議支援装置４００へ送信する。そして、取得部４４２は、出席形態が会議室出席である会議室出席者Ｕ１－３における会議室６１１から退室時の個人認証の第２の認証結果を取得する。そして、更新部４４４は、第２の認証結果における出席者Ｕ１－３がオンライン会議から退席したことが識別可能となるように、出席状況表示情報を更新する。例えば、リモート出席の退席者は、オンライン会議システムにより把握できるため、出席者は途中退席者を比較的把握し易い。これに対して、本実施形態にかかる会議室出席者は、必ずしもオンライン会議システムにおいて会議出席処理が行われていないため、途中退席を検出されない。そこで、上述した退室時の個人認証の結果を出席状況表示情報へ反映することで、会議室の途中退席者を他の出席者、特にリモート出席者が容易に把握することができる。尚、会議支援装置４００は、リモート出席の退席者についてオンライン会議システムから通知を受け付けた場合、出席状況表示情報へ反映してもよい。

　尚、本実施形態の変形例として、表示装置は、図３のように会議室６１１内に設置されたものに限定されず、会議室６１１の会議室の外に設置されてもよい。その場合、出力部４４５は、ネットワークＮを介して会議室６１１の外に設置された表示装置１０３－２に対して出席状況表示情報を出力してもよい。

　図１６は、本実施形態２の変形例にかかる出席状況表示情報５ｂの表示の概念を説明するための図である。会議室６１１の外壁には、出入口であるドア１０４の近くに、認証端末１０１と表示装置１０３－２が設置されている。認証端末１０１及び表示装置１０３－２は、ネットワークＮに接続されている。尚、表示装置１０３－２は、会議室６１１内の情報端末１０２－１と接続されていてもよい。表示装置１０３－２は、出席状況表示情報５ｂを表示している。出席状況表示情報５ｂには、「会議中」の旨が表示されている。会議非出席者ＵＸは、会議の出席者Ａ１に用件があり、会議室６１１の前まで来たものとする。このとき、会議非出席者ＵＸは、出席状況表示情報５ｂを見ることで、出席者Ａ１が会議に出席中であること、会議の終了予定時刻、他の出席者、特にリモート出席者を確認することができる。例えば、会議非出席者ＵＸは、会議の終了予定時刻を見計らって再度、会議室６１１を訪れて、Ａ１が退室するタイミングに、用件を相談しようと考え、他業務に取り掛かることができる。

　尚、本実施形態では、会議室６１１の入室者は全員、認証端末１０１による個人認証に成功した上で、入室するものとしたが、これに限定されない。例えば、複数の入室希望者がまとめて会議室６１１へ入室する際、代表者が個人認証に成功した場合に、他の入室希望者が共連れで入室しても良い。但し、その場合、会議室６１１の室内に設置されたカメラが入室者を撮影し、撮影画像を認証端末１０１へ出力し、以降、認証端末１０１が撮影画像内の各人の顔領域について、一つずつ顔認証を行うようにしてもよい。または、会議室６１１の室内に認証端末１０１と同等の機能を有する端末が設置されており、入室後に入室者がそれぞれ顔認証を行うようにしてもよい。

　尚、本実施形態の他の用途としては、空き会議室の有効活用が挙げられる。例えば、使用されていない会議室が予約されているか不明な場合に、会議室の利用希望者の数人が顔認証を行うことにより、会議室６１１の外壁に設置された表示装置１０３－２に出席状況表示情報が表示される。このとき、会議支援装置４００は、当該会議室の直近の出席予定者リストと各認証結果とから出席状況表示情報を生成する。もし、直近の出席予定者リストがなければ、出席状況表示情報に、顔認証を行った全員が未登録者と表示され、不在者が表示されない。そのため、当該会議室は予約されておらず、利用可能と容易に判断できる。それ故、会議室の有効活用が促進される。

＜実施形態３＞
　本実施形態３は、上述した実施形態２の変形例である。本実施形態３では、不在者の出席見込の表示や関係者への通知等を行うことで、議事開始や進行を支援することができる。尚、本実施形態３にかかる会議支援システムの構成等は、上述したものと同等であるため、図示及び重複する説明を省略する。

　本実施形態３にかかる出力部４４５は、不在者の関係者に対して、不在者がオンライン会議に出席していない旨を通知する。これにより、関係者、例えば、不在者の上司等が把握でき、速やかに対応を行うことを支援できる。また、取得部４４２は、不在者の位置情報を取得するとよい。この場合、会議支援装置４００は、位置情報に基づき、不在者がオンライン会議へ出席する見込に関する出席見込情報を推定する推定部をさらに備える。そして、更新部４４４は、不在者に出席見込情報を付加して出席状況表示情報を更新する。ここで、出席見込情報とは、例えば、不在者が会議室やリモート出席設備のある場所へ移動中であるか、他の会議に出席中であるか、移動しておらず出席の意思がなさそうかといったステータスを示す情報や、出席する見込時間等である。これにより、会議の主催者や他の出席者は、不在者の出席見込に応じた議論、議事の順序等を考慮できる。場合によっては、不在者に出席の意思確認を行い、欠席か否かを明確にして、会議を進めることができる。特に、推定部は、不在者がオンライン会議へ出席する見込時刻を出席見込情報として推定するとよい。これにより、会議の出席者は、不在者の到着を待つべきか等を判断し易くなる。

　図１７は、本実施形態３にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。まず、上述した図１２のステップＳ４１１からＳ４１８が実行される。その後、取得部４４２は、不在者の位置情報を取得する（Ｓ４４１）。例えば、取得部４４２は、不在者が所持する携帯端末を探索し、位置情報を取得してもよい。次に、推定部は、不在者の出席見込情報を推定する（Ｓ４４２）。例えば、推定部は、所定期間内の不在者の位置情報の推移を分析し、不在者のスケジュールを参照するなどする。例えば、不在者の位置情報の推移がいずれかの拠点の会議室やリモート出席が可能な座席へ向かっている場合、推定部は、不在者が当該会議に出席するために移動中の可能性が高いと推定する。または、不在者の位置情報の推移が所定期間内で一定の場合、推定部は、不在者が同じ場所に留まっており、他の会議に参加中、業務で取り込み中、又は、当該会議の予定を忘れている可能性が有ると推定する。また、推定部は、不在者のスケジュールから参加中の終了予定時刻や、現在位置から会議室等への距離等から、不在者の出席見込時刻を推定してもよい。

　そして、更新部４４４は、不在者に出席見込情報を付加して出席状況表示情報を更新する（Ｓ４４３）。そして、出力部４４５は、更新後の出席状況表示情報を保存する（Ｓ４４４）。

　また、ステップＳ４４１からＳ４４４とは独立して、会議支援装置４００は、不在者の関係者を特定する（Ｓ４４５）。例えば、会議支援装置４００は、ユーザ情報４１２を参照し、不在者のユーザＩＤに対応付けられた所属グループ４１２３と同じグループで職位４１２４が上位のユーザを関係者として特定してもよい。そして、会議支援装置４００は、特定した関係者の端末へ、不在者がオンライン会議に出席していない旨を通知する（Ｓ４４６）。これにより、関係者に対して、不在者が欠席なのかを問い合わせることや、会議を忘れている場合は出席を促すことなどができる。よって、不在者の出欠や出席見込を速やかに把握し易くなる。また、この場合、更新部４４４は、不在者の出席見込情報を「関係者に確認中」として出席状況表示情報を更新してもよい。

　図１８は、本実施形態３にかかる出席状況表示情報５ｃの表示例を示す図である。出席状況表示情報５ｃは、上述した図１５の出席状況表示情報５ｂにおける不在者Ｂ３及びＤ２に対して、出席見込情報が付加された例を示す。具体的には、属性５３２３ｃは、Ｙ部のＢ３が「別会議出席中」及び「出席見込：３０分後」の表記を示す。また、属性５３４３ｃは、Ｗ部のＤ２が「移動中」及び「出席見込：１５分後」の表記を示す。尚、不在者のＢ３やＤ２の関係者へ上述したステップＳ４４６により通知した場合、出席状況表示情報５ｃの不在者の属性に「同じ部門の関係者に確認中」との表記を表示してもよい。このように、不在者の出席見込が表示されるため、出席者、特に、会議の主催者は、不在者が会議室に来ようとしているのか、リモート出席しようとしているのか、会議を忘れている可能性が高いのか、等を把握し易くなる。よって、出席者のうち不在者の関係者は、不在者の代理出席をさせるべきか等を検討し、対応し易くなる。また、会議の主催者は、議事開始や進行順序等を判断し易くなる。

＜実施形態４＞
　本実施形態４は、上述した実施形態２又は３の変形例である。本実施形態３では、出席状況表示情報を所属グループごとに、各グループの関係者に表示することで、自身のグループの出席状況の把握を容易にし、必要な対応を促すものである。尚、本実施形態４にかかる会議支援システムの構成等は、上述したものと同等であるため、図示及び重複する説明を省略する。

　図１９は、本実施形態４にかかる会議支援装置における会議支援処理の流れを示すフローチャートである。まず、上述した図１２のステップＳ４１１からＳ４１８が実行される。その後、ステップＳ４１９からＳ４２１と独立して、次の処理が行われる。まず、本実施形態４にかかる更新部４４４は、出席予定者リストに含まれる各出席予定者を所属グループごとに、会議室出席、リモート出席及び不在者のいずれかに分類した表示となるように、出席状況表示情報を更新する（Ｓ４５１）。例えば、更新部４４４は、出席予定者リスト３１５とユーザ情報４１２の所属グループ４１２３を参照し、各出席予定者を所属グループごとに分類する。そして、更新部４４４は、特定の所属グループを選択し、選択した所属グループについて、各出席予定者を会議室出席、リモート出席及び不在者のいずれかに分類した表示となるように、出席状況表示情報を更新する。更新部４４４は、残りの所属グループについても同様に出席状況表示情報を更新する。

　そして、本実施形態４にかかる出力部４４５は、各所属グループの代表者に対して、当該代表者の所属グループにおける出席状況表示情報を通知する（Ｓ４５２）。例えば、出力部４４５は、ユーザ情報４１２の中から、選択した所属グループ４１２３における職位４１２４が上位のユーザを代表者として特定する。そして、出力部４４５は、特定した代表者へ、当該代表者の端末へ所属グループにおける出席状況表示情報を送信する。尚、ステップＳ４５２は、未登録者や不在者が属する所属グループの代表者に対して通知してもよい。

　図２０は、本実施形態４にかかる出席状況表示情報５ｄの表示例を示す図である。出席状況表示情報５ｄは、上述した図１８の出席状況表示情報５ｃのうち、Ｙ部のユーザの情報を抽出した例である。Ｙ部の代表者は、出席状況表示情報５ｄにより、必須出席者Ｂ１が出席し、さらに、Ｂ２とＢ４も出席し、Ｂ３が会議に３０分遅れる見込みであることを把握できる。そのため、Ｙ部の代表者は、出席状況に応じて、必要な措置を講じることができる。

＜その他の実施形態＞
　尚、上述した図１３、図１５、図１８のような出席状況表示情報は、出席者や関係者全員に開示してもよい。または、出席状況表示情報は、主催者にだけ開示して、他の出席者や関係者には開示しないようにしてもよい。または、出席状況表示情報は、主催者と必須出席者に開示し、任意出席者や未登録者には開示しないようにしてもよい。

　また、出席状況表示情報は、統計的な人数データを表示しても良い。具体的には、更新部４４４は、必須出席者について会議室出席、リモート出席、不在又は確認中のそれぞれの人数を集計し、必須出席者の総数と各集計人数とを統計情報として出席状況表示情報に追加して更新してもよい。図２１は、その他の実施形態にかかる出席状況表示情報５ｅの表示例を示す図である。出席状況表示情報５ｅは、上述した出席状況表示情報５ａ等に統計情報５４が追加されたものである。統計情報５４は、２５人の必須出席者のうち１５人は会議室出席、５人はリモート出席、５人は不在又は確認中であることを示す。

　尚、本実施形態は、次の観点で表現することもできる。すなわち、会議支援装置は、会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、前記オンライン会議の出席予定者リストと、前記第１の認証結果とに基づき、当該出席予定者リストに含まれる各出席予定者の出席状況を判定する判定手段と、各出席予定者について前記出席状況を反映した出席状況表示情報を更新する更新手段と、前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、を備える。

　尚、上述した実施形態では、個人認証（本人確認の認証、本人認証、本人特定処理等）を顔認証として説明したが、生体情報を用いた他の生体認証であってもよい。生体認証及び生体情報は、人物の撮影画像を利用する他の技術を適用可能である。例えば、生体情報には、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩、手のひらの模様（パターン）といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ（特徴量）を用いても構わない。また、生体認証には、ユーザの身体の一部の撮影画像から人物の身体的特徴を示す特徴情報を抽出し、予め登録された特徴情報と抽出された特徴情報との照合を行い、一致度が閾値以上である場合に認証に成功したとみなすものとしてもよい。例えば、生体認証は、人物の外観形状に基づく認証であってもよい。その場合、特徴情報は、人物の外観形状に関する情報、例えば、体形、身長、服装等の特徴を示す情報となる。また、生体認証の代わりに、他の本人認証を適用してもよく、生体情報も他の本人認証情報であってもよい。例えば、本人認証情報としては、ユーザＩＤ、ＩＤ及びパスワードの組合せ、マイナンバーや運転免許証等の身分証明書の記載内容（識別番号等やパスワード）、電子証明書、コード情報等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、コード情報は、二次元コード例えば、ＱＲコード（登録商標）であってもよい。

　尚、会議室６１１には、認証端末１０１としてカメラを用いるものに限定されない。認証端末１０１は、本人認証情報が記録されたＩＣカードをかざすものや、ユーザ端末に表示されたコード情報、紙に印刷されたコード情報を読み取ることにより、個人認証を行うものであってもよい。または、認証端末１０１は、会議室６１１内に設置されたカメラ等を用いても良い。尚、会議室６１１には、２台以上の認証端末１０１が設置されていてもよい。また、リモート出席のための個人認証も生体認証に限定されず、ＩＤ及びパスワードを用いても良い。

　尚、上述した実施形態２から４において、認証装置２００と会議支援装置４００とは別の情報処理装置として説明したが、同一であってもよい。例えば、会議支援装置４００は、ユーザ情報４１２のユーザＩＤ４１２１に顔特徴情報をさらに対応付けて登録してもよい。その場合、制御部４４０は、図４の顔検出部２２０、特徴点抽出部２３０、登録部２４０及び認証部２５０の機能をさらに備えていれば良い。

　上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された１又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群（又はソフトウェアコード）を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory（RAM）、read-only memory（ROM）、フラッシュメモリ、solid-state drive（SSD）又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc（DVD）、Blu-ray（登録商標）ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。

　なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。

　上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
　（付記Ａ１）
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える会議支援装置。
　（付記Ａ２）
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果の取得元が前記会議室の少なくとも入室時に個人認証を行う認証端末である場合、前記出席形態を会議室出席と判定し、
　前記第１の認証結果の取得元が前記オンライン会議を管理する会議システムである場合、前記出席形態をリモート出席と判定する
　付記Ａ１に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ３）
　前記更新手段は、
　特定の出席者の前記出席形態が前記会議室出席と前記リモート出席の両方に該当する場合、前記出席形態を前記会議室出席として前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ１又はＡ２に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ４）
　前記判定手段は、
　前記オンライン会議の出席予定者リストと、前記第１の認証結果とに基づき、当該出席予定者リストに含まれる各出席予定者の出席状況を判定し、
　前記更新手段は、
　各出席予定者について前記出席状況を反映して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ１からＡ３までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ５）
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果における前記出席者が前記出席予定者リストに含まれない場合、当該出席者を未登録者と判定し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者にその旨を示す表記を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ４に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ６）
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のいずれかから、前記未登録者の出席理由を含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記出席理由を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ５に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ７）
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち前記未登録者以外である前記出席者から、前記未登録者の出席理由を追加出席として含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記追加出席の旨を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ６に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ８）
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち欠席者から、前記未登録者の出席理由を当該欠席者の代理出席として含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記欠席者の代理出席の旨を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ６又はＡ７に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ９）
　前記判定手段は、
　前記オンライン会議における前記出席者の中に、前記出席予定者リストに設定された必須出席者の全てが含まれるか否かを判定し、
　前記出力手段は、
　前記必須出席者の全てが含まれる場合、前記オンライン会議の主催者に対して議事開始可能の旨を通知する
　付記Ａ４からＡ８までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１０）
　前記判定手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち前記出席者以外の者を不在者と判定し、
　前記更新手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる各出席予定者を、前記会議室出席、前記リモート出席及び前記不在者のいずれかに分類した表示となるように、前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ４からＡ９までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１１）
　前記出力手段は、
　前記不在者の関係者に対して、前記不在者が前記オンライン会議に出席していない旨を通知する
　付記Ａ１０に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１２）
　前記取得手段は、
　前記不在者の位置情報を取得し、
　前記位置情報に基づき、前記不在者が前記オンライン会議へ出席する見込に関する出席見込情報を推定する推定手段をさらに備え、
　前記更新手段は、
　前記不在者に前記出席見込情報を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ１０又はＡ１１に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１３）
　前記推定手段は、
　前記不在者が前記オンライン会議へ出席する見込時刻を前記出席見込情報として推定する
　付記Ａ１２に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１４）
　前記更新手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる各出席予定者を所属グループごとに、前記会議室出席、前記リモート出席及び前記不在者のいずれかに分類した表示となるように、前記出席状況表示情報を更新し、
　前記出力手段は、
　各所属グループの代表者に対して、当該代表者の所属グループにおける前記出席状況表示情報を通知する
　付記Ａ４からＡ１３までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１５）
　前記取得手段は、
　前記出席形態が前記会議室出席である出席者における前記会議室から退室時の個人認証の第２の認証結果を取得し、
　前記更新手段は、
　前記第２の認証結果における前記出席者が前記オンライン会議から退席したことが識別可能となるように、前記出席状況表示情報を更新する
　付記Ａ１からＡ１４までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ａ１６）
　前記出力手段は、前記会議室の外に設置された表示装置に対して前記出席状況表示情報を出力する
　付記Ａ１からＡ１５までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　（付記Ｂ１）
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の出席者の個人認証を行う認証装置と、
　前記認証装置と接続された会議支援装置と、を備え、
　前記会議支援装置は、
　前記オンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える会議支援システム。
　（付記Ｂ２）
　前記認証装置は、前記会議室の少なくとも入室時に個人認証を行う認証端末及び前記オンライン会議を管理する会議システムのそれぞれを介して前記個人認証を行い、
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果の取得元が前記認証端末である場合、前記出席形態を会議室出席と判定し、
　前記第１の認証結果の取得元が前記会議システムである場合、前記出席形態をリモート出席と判定する
　付記Ｂ１に記載の会議支援システム。
　（付記Ｃ１）
　コンピュータが、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得し、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定し、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新し、
　前記出席状況表示情報を出力する、
　会議支援方法。
　（付記Ｄ１）
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得処理と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定処理と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新処理と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力処理と、
　をコンピュータに実行させる会議支援プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。

　以上、実施形態（及び実施例）を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態（及び実施例）に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　１　会議支援装置
　１１　取得部
　１２　判定部
　１３　更新部
　１４　出力部
　１０００　会議支援システム
　Ｎ　ネットワーク
　Ｕ　ユーザ
　Ｕ０　出席予定者
　Ｕ１、Ｕ１－１～Ｕ１－５　会議室出席者
　Ｕ２～Ｕｎ　リモート出席者
　ＵＸ　会議非出席者
　６１～６ｎ　拠点
　６１１　会議室
　１０１　認証端末
　１０２、１０２－１～１０２－ｎ　情報端末
　１０３、１０３－２　表示装置
　１０４　ドア
　２００　認証装置
　２１０　顔情報ＤＢ
　２１１　ユーザＩＤ
　２１２　顔特徴情報
　２２０　顔検出部
　２３０　特徴点抽出部
　２４０　登録部
　２５０　認証部
　３００　会議システム
　３０１　会議情報ＤＢ
　３１０　会議情報
　３１１　会議ＩＤ
　３１２　会議名
　３１３　時間帯
　３１４１　会議室
　３１４ｍ　会議室
　３１５　出席予定者リスト
　３１５１　ユーザＩＤ
　３１５２　必須フラグ
　３１５３　主催者フラグ
　３１５４　所属グループ
　３１５５　ユーザ名
　４００　会議支援装置
　４１０　記憶部
　４１１　プログラム
　４１２　ユーザ情報
　４１２１　ユーザＩＤ
　４１２２　ユーザ名
　４１２３　所属グループ
　４１２４　職位
　４２０　メモリ
　４３０　通信部
　４４０　制御部
　４４１　登録部
　４４２　取得部
　４４３　判定部
　４４４　更新部
　４４５　出力部
　５、５ａ～５ｅ　出席状況表示情報
　５０１　会議名
　５０２　会議ＩＤ
　５０３　時間帯
　５１　出席形態表示部
　５２　出席形態表示部
　５３　不在者表示部
　５１１３、５１２３、５２１３、５２２３、５２４３、５２５３、５２６３、５２７３、５３３３、５１２３ｂ、５２４３ｂ、５２６３ｂ、５３１３ｂ、５３２３ｃ、５３３３ｂ、５３４３ｃ　属性
　５４　統計情報

Claims

　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える会議支援装置。
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果の取得元が前記会議室の少なくとも入室時に個人認証を行う認証端末である場合、前記出席形態を会議室出席と判定し、
　前記第１の認証結果の取得元が前記オンライン会議を管理する会議システムである場合、前記出席形態をリモート出席と判定する
　請求項１に記載の会議支援装置。
　前記更新手段は、
　特定の出席者の前記出席形態が前記会議室出席と前記リモート出席の両方に該当する場合、前記出席形態を前記会議室出席として前記出席状況表示情報を更新する
　請求項１又は２に記載の会議支援装置。
　前記判定手段は、
　前記オンライン会議の出席予定者リストと、前記第１の認証結果とに基づき、当該出席予定者リストに含まれる各出席予定者の出席状況を判定し、
　前記更新手段は、
　各出席予定者について前記出席状況を反映して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項１から３までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果における前記出席者が前記出席予定者リストに含まれない場合、当該出席者を未登録者と判定し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者にその旨を示す表記を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項４に記載の会議支援装置。
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のいずれかから、前記未登録者の出席理由を含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記出席理由を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項５に記載の会議支援装置。
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち前記未登録者以外である前記出席者から、前記未登録者の出席理由を追加出席として含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記追加出席の旨を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項６に記載の会議支援装置。
　前記取得手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち欠席者から、前記未登録者の出席理由を当該欠席者の代理出席として含む出席許可を取得し、
　前記更新手段は、
　前記未登録者に前記欠席者の代理出席の旨を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項６又は７に記載の会議支援装置。
　前記判定手段は、
　前記オンライン会議における前記出席者の中に、前記出席予定者リストに設定された必須出席者の全てが含まれるか否かを判定し、
　前記出力手段は、
　前記必須出席者の全てが含まれる場合、前記オンライン会議の主催者に対して議事開始可能の旨を通知する
　請求項４から８までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　前記判定手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる出席予定者のうち前記出席者以外の者を不在者と判定し、
　前記更新手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる各出席予定者を、前記会議室出席、前記リモート出席及び前記不在者のいずれかに分類した表示となるように、前記出席状況表示情報を更新する
　請求項４から９までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　前記出力手段は、
　前記不在者の関係者に対して、前記不在者が前記オンライン会議に出席していない旨を通知する
　請求項１０に記載の会議支援装置。
　前記取得手段は、
　前記不在者の位置情報を取得し、
　前記位置情報に基づき、前記不在者が前記オンライン会議へ出席する見込に関する出席見込情報を推定する推定手段をさらに備え、
　前記更新手段は、
　前記不在者に前記出席見込情報を付加して前記出席状況表示情報を更新する
　請求項１０又は１１に記載の会議支援装置。
　前記推定手段は、
　前記不在者が前記オンライン会議へ出席する見込時刻を前記出席見込情報として推定する
　請求項１２に記載の会議支援装置。
　前記更新手段は、
　前記出席予定者リストに含まれる各出席予定者を所属グループごとに、前記会議室出席、前記リモート出席及び前記不在者のいずれかに分類した表示となるように、前記出席状況表示情報を更新し、
　前記出力手段は、
　各所属グループの代表者に対して、当該代表者の所属グループにおける前記出席状況表示情報を通知する
　請求項４から１３までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　前記取得手段は、
　前記出席形態が前記会議室出席である出席者における前記会議室から退室時の個人認証の第２の認証結果を取得し、
　前記更新手段は、
　前記第２の認証結果における前記出席者が前記オンライン会議から退席したことが識別可能となるように、前記出席状況表示情報を更新する
　請求項１から１４までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　前記出力手段は、前記会議室の外に設置された表示装置に対して前記出席状況表示情報を出力する
　請求項１から１５までのいずれか１項に記載の会議支援装置。
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議の出席者の個人認証を行う認証装置と、
　前記認証装置と接続された会議支援装置と、を備え、
　前記会議支援装置は、
　前記オンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得手段と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定手段と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新手段と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力手段と、
　を備える会議支援システム。
　前記認証装置は、前記会議室の少なくとも入室時に個人認証を行う認証端末及び前記オンライン会議を管理する会議システムのそれぞれを介して前記個人認証を行い、
　前記判定手段は、
　前記第１の認証結果の取得元が前記認証端末である場合、前記出席形態を会議室出席と判定し、
　前記第１の認証結果の取得元が前記会議システムである場合、前記出席形態をリモート出席と判定する
　請求項１７に記載の会議支援システム。
　コンピュータが、
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得し、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定し、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新し、
　前記出席状況表示情報を出力する、
　会議支援方法。
　会議室での出席及び当該会議室外からのリモート出席を含むオンライン会議への出席時の個人認証により特定された出席者の第１の認証結果を取得する取得処理と、
　前記第１の認証結果の取得元に基づき、前記出席者における前記オンライン会議への出席形態が会議室出席かリモート出席かを判定する判定処理と、
　前記出席者について前記判定された出席形態が識別可能となるように出席状況表示情報を更新する更新処理と、
　前記出席状況表示情報を出力する出力処理と、
　をコンピュータに実行させる会議支援プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。