WO2023171246A1 - 液晶光学素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
実施形態の目的は、大面積化が可能な液晶光学素子を提供することにある。 一実施形態によれば、液晶光学素子は、基板と、前記基板上に配置された配向膜と、前記配向膜上に配置された第1液晶層と、前記配向膜上に配置され、前記第1液晶層から離間した第2液晶層と、前記第1液晶層及び前記第2液晶層をそれぞれ覆うとともに、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の周囲で前記配向膜を覆う有機膜と、を備え、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、複数の液晶分子を含み、前記液晶分子の配向方向が固定された状態で硬化している。
Description
本発明の実施形態は、液晶光学素子およびその製造方法に関する。
例えば、液晶材料を用いた液晶偏光格子が提案されている。このような液晶偏光格子は、波長λの光が入射した際に、入射光を0次回折光、及び、1次回折光に分割するものである。このような液晶偏光格子を実現する場合、面内で液晶分子を複雑に配向させる必要がある。液晶分子を配向させるための配向処理の種類として、光配向処理がある。光配向処理によるパターニングは、マスク露光や干渉露光によって実現される。
実施形態の目的は、大面積化が可能な液晶光学素子およびその製造方法を提供することにある。
一実施形態によれば、液晶光学素子は、
基板と、前記基板上に配置された配向膜と、前記配向膜上に配置された第1液晶層と、前記配向膜上に配置され、前記第1液晶層から離間した第2液晶層と、前記第1液晶層及び前記第2液晶層をそれぞれ覆うとともに、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の周囲で前記配向膜を覆う有機膜と、を備え、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、複数の液晶分子を含み、前記液晶分子の配向方向が固定された状態で硬化している。
基板と、前記基板上に配置された配向膜と、前記配向膜上に配置された第1液晶層と、前記配向膜上に配置され、前記第1液晶層から離間した第2液晶層と、前記第1液晶層及び前記第2液晶層をそれぞれ覆うとともに、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の周囲で前記配向膜を覆う有機膜と、を備え、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、複数の液晶分子を含み、前記液晶分子の配向方向が固定された状態で硬化している。
一実施形態によれば、液晶光学素子の製造方法は、
基板上に配向膜を形成し、前記配向膜に配向処理した複数の第1領域を形成し、前記配向膜上に液晶性モノマーを含む液晶材料を膜状に形成し、前記複数の第1領域の各々に重なる前記液晶材料を硬化して液晶層を形成し、前記液晶層の各々の周囲で未硬化の液晶材料を除去し、前記液晶層の各々を覆うとともに、前記液晶層の各々の周囲で前記配向膜を覆う有機膜を形成する。
基板上に配向膜を形成し、前記配向膜に配向処理した複数の第1領域を形成し、前記配向膜上に液晶性モノマーを含む液晶材料を膜状に形成し、前記複数の第1領域の各々に重なる前記液晶材料を硬化して液晶層を形成し、前記液晶層の各々の周囲で未硬化の液晶材料を除去し、前記液晶層の各々を覆うとともに、前記液晶層の各々の周囲で前記配向膜を覆う有機膜を形成する。
一実施形態によれば、大面積化が可能な液晶光学素子およびその製造方法を提供することができる。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸、及び、Z軸を記載する。X軸に沿った方向をX方向または第1方向と称し、Y軸に沿った方向をY方向または第2方向と称し、Z軸に沿った方向をZ方向または第3方向と称する。X軸及びY軸によって規定される面をX-Y平面と称し、X軸及びZ軸によって規定される面をX-Z平面と称する。X-Y平面を見ることを平面視という。
図1は、本実施形態に係る液晶光学素子1を模式的に示す図である。液晶光学素子1は、基板10と、配向膜20と、互いに離間した複数の液晶層LCと、有機膜30と、を備えている。
基板10は、光を透過する透明基板であり、例えば、透明なガラス板または透明な合成樹脂板によって構成されている。基板10は、例えば、可撓性を有する透明な合成樹脂板によって構成されていてもよい。基板10は、任意の形状を取り得る。例えば、基板10は、湾曲していてもよい。基板10の屈折率は、例えば、空気の屈折率よりも大きい。
本明細書において、『光』は、可視光及び不可視光を含むものである。例えば、可視光域の下限の波長は360nm以上400nm以下であり、可視光域の上限の波長は760nm以上830nm以下である。可視光は、第1波長帯(例えば400nm~500nm)の第1成分(青成分)、第2波長帯(例えば500nm~600nm)の第2成分(緑成分)、及び、第3波長帯(例えば600nm~700nm)の第3成分(赤成分)を含んでいる。不可視光は、第1波長帯より短波長帯の紫外線、及び、第3波長帯より長波長帯の赤外線を含んでいる。
本明細書において、『透明』は、無色透明であることが好ましい。ただし、『透明』は、半透明又は有色透明であってもよい。
本明細書において、『透明』は、無色透明であることが好ましい。ただし、『透明』は、半透明又は有色透明であってもよい。
基板10は、X-Y平面に沿った平板状に形成され、第1主面F1と、第2主面F2と、を有している。第1主面F1及び第2主面F2は、X-Y平面に略平行な面であり、Z方向において、互いに対向している。第2主面F2は、例えば空気に接しているが、他の薄膜で覆われていてもよい。
配向膜20は、基板10の上に配置されている。図1に示す例では、配向膜20は、第1主面F1に接している。
複数の液晶層LCは、配向膜20の上に配置されている。図1に示す例では、複数の液晶層LCは、X方向及びY方向にマトリクス状に配置されている。液晶層LCの各々は、入射光を回折する回折部である。液晶層LCについては後に詳述するが、所定の方向に配向した液晶分子を有している。
ここで、図1のY方向に隣接する2つの液晶層LCに着目して、本実施形態を説明する。
図2は、図1に示した液晶光学素子1のY方向に沿った断面を示す図である。図2において、左側の液晶層を液晶層LC1とし、右側の液晶層を液晶層LC2として、以下説明する。
配向膜20は、基板10上に配置されている。配向膜20は、配向処理された複数の第1領域A11及びA12と、これらの第1領域A11及びA12を囲む第2領域A2と、を有している。第2領域A2は、配向処理されていない領域、あるいは、複数回にわたって配向処理された領域に相当する。第2領域A2の幅は、例えば数μmから数cm程度である。後に詳述するが、配向処理は、液晶層LC1及びLC2に含まれる液晶分子の配向方向を規定する配向規制力を配向膜20に付与する処理であり、例えば、光照射により配向処理する光配向処理である。このような配向膜20は、光配向膜と称する場合がある。配向膜20は、例えばポリイミドによって形成される。
液晶層LC1は、第1液晶層に相当し、第1領域A11の上に形成されている。液晶層LC2は、第2液晶層に相当し、第1領域A12の上に形成されている。
液晶層LC1およびLC2は、Y方向において離れて位置している。第2領域A2上には、いずれの液晶層も存在せず、第2領域A2においては、配向膜20が液晶層LC1及びLC2から露出している。
液晶層LC1およびLC2は、Y方向において離れて位置している。第2領域A2上には、いずれの液晶層も存在せず、第2領域A2においては、配向膜20が液晶層LC1及びLC2から露出している。
液晶層LC1及びLC2は、ほぼ同等の厚さDLCを有している。一例では、厚さDLCは、1000nm~10μmであり、望ましくは、2000nm~6000nmである。ここで説明する厚さDLCは、液晶層LC1及びLC2がそれぞれ単層体である場合の厚さに相当する。なお、液晶層LC1及びLC2は、複数の層が積層された多層体であってもよい。
有機膜30は、透明であり、液晶層LC1及びLC2をそれぞれ覆うとともに、液晶層LC1及びLC2の周囲で配向膜20を覆っている。有機膜30は、例えば液晶層LC1の上面US及び側面SSと接している。第2領域A2においては、有機膜30は、配向膜20と接している。有機膜30の上面30Uは、ほぼ平坦化されている。
有機膜30は、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂などで形成されている。有機膜30と液晶層LC1及びLC2との界面での不所望な屈折や反射を抑制する観点で、有機膜30の屈折率n30は、液晶層LC1及びLC2の屈折率nLCとほぼ同等であることが望ましい。一例では、屈折率n30と屈折率nLCとの差分は、0.1以下であることが望ましい。
また、配向膜20と有機膜30との界面、配向膜20と液晶層LC1及びLC2との界面、及び、基板10と配向膜20との界面での不所望な屈折や反射を抑制する観点で、基板10、配向膜20、有機膜30、液晶層LC1及びLC2のそれぞれの屈折率は、同等であることが望ましい。
また、配向膜20と有機膜30との界面、配向膜20と液晶層LC1及びLC2との界面、及び、基板10と配向膜20との界面での不所望な屈折や反射を抑制する観点で、基板10、配向膜20、有機膜30、液晶層LC1及びLC2のそれぞれの屈折率は、同等であることが望ましい。
次に、本実施形態に係る液晶光学素子1の具体的な構成例について説明する。
(第1構成例)
図3は、液晶光学素子1の第1構成例を模式的に示す断面図である。図3は、図2に示した液晶光学素子1の液晶層LC1を含む断面図に相当する。第1構成例は、液晶層LC1が反射型の回折格子として機能する例に相当する。
図3は、液晶光学素子1の第1構成例を模式的に示す断面図である。図3は、図2に示した液晶光学素子1の液晶層LC1を含む断面図に相当する。第1構成例は、液晶層LC1が反射型の回折格子として機能する例に相当する。
液晶層LC1は、複数の液晶構造体LMSを有している。液晶構造体LMSは、その一端側に位置する第1液晶分子LM1と、その他端側に位置する第2液晶分子LM2と、を有している。第1液晶分子LM1は配向膜20に近接し、第2液晶分子LM2は上面USに近接している。
第1液晶分子LM1の配向方向は、配向膜20の配向規制力によって規定される。各液晶構造体LMSは、第1液晶分子LM1及び第2液晶分子LM2を含む複数の液晶分子がZ方向に並んだ連続体としてみなすことができる。このため、第1液晶分子LM1の配向方向が規定されることにより、第2液晶分子LM2を含むZ方向に並んだ複数の液晶分子LMの配向方向は、第1液晶分子LM1の配向方向に応じて規定される。これにより、各液晶構造体LMSにおける第1液晶分子LM1及び第2液晶分子LM2を含む複数の液晶分子LMは、それぞれX-Y平面において所定の方向に配向する。
本実施形態の液晶層LC1は、第1液晶分子LM1及び第2液晶分子LM2を含む液晶分子LMの配向方向が固定された状態で硬化している。つまり、液晶分子LMの配向方向は、電界に応じて制御されるものではない。このため、液晶光学素子1は、配向制御のための電極を備えていない。このような液晶層LC1は、例えば、モノマーに光などのエネルギーを与えて重合させることで形成される。
図3に示す構成例1では、液晶層LC1は、液晶構造体LMSとしてコレステリック液晶を有している。なお、図3では、図面の簡略化のため、1つの液晶分子LMは、X-Y平面内に位置する複数の液晶分子のうち、平均的配向方向を向いている液晶分子を代表して示している。配向膜20に沿って並んだ複数の第1液晶分子LM1の配向方向は、Y方向に沿って連続的に変化している。
1つの液晶構造体LMSに着目すると、複数の液晶分子LMは、旋回しながらZ方向に沿って螺旋状に積み重ねられている。第1液晶分子LM1の配向方向、及び、第2液晶分子LM2の配向方向は、ほぼ一致している。液晶構造体LMSは、螺旋ピッチPを有している。螺旋ピッチPは、螺旋の1周期(360度)を示す。
液晶層LC1は、一点鎖線で示すような複数の反射面RSを有している。一例では、複数の反射面RSは、互いに略平行である。反射面RSは、X-Y平面に対して傾斜角度φで傾斜しており、一定方向に延びる略平面形状を有している。反射面RSは、ブラッグの法則に従って、入射光LTiのうち一部の光LTrを選択反射し、他の光LTtを透過する。反射面RSは、傾斜角度φに応じて光LTrを反射する。
ここでの反射面RSは、液晶分子LMの配向方向が揃った面、あるいは、空間位相が揃った面(等位相面)に相当する。なお、反射面RSの形状は、平面形状に限らず、凹状や凸状の曲面形状であってもよく、特に限定されるものではない。
液晶構造体LMSであるコレステリック液晶は、選択反射帯域Δλに含まれる所定波長λの光のうち、コレステリック液晶の旋回方向と同じ旋回方向の円偏光を反射する。例えば、コレステリック液晶の旋回方向が右回りの場合、所定波長λの光のうち、右回りの円偏光を反射し、左回りの円偏光を透過する。同様に、コレステリック液晶の旋回方向が左回りの場合、所定波長λの光のうち、左回りの円偏光を反射し、右回りの円偏光を透過する。
コレステリック液晶の螺旋ピッチをP、液晶分子の異常光に対する屈折率をne、液晶分子の常光に対する屈折率をnoと記載すると、一般的に、垂直入射した光に対するコレステリック液晶の選択反射帯域Δλは、「no*P~ne*P」で示される。なお、詳細には、コレステリック液晶の選択反射帯域Δλは、「no*P~ne*P」の範囲に対して、反射面RSの傾斜角度φや、入射角θiなどに応じて変化する。
なお、液晶層LC1は、単層体であってもよいし多層体であってもよい。液晶層LC1が多層体の場合、螺旋ピッチが異なる液晶層が積層されてもよいし、螺旋の旋回方向が互いに逆となる液晶層が積層されてもよい。また、液晶層LC1が単層体の場合、螺旋ピッチが連続的に変化する液晶層であってもよい。
(第2構成例)
図4は、液晶光学素子1の第2構成例を模式的に示す断面図である。図4は、図2に示した液晶光学素子1の液晶層LC1を含む断面図に相当する。第2構成例は、液晶層LC1が透過型の回折格子として機能する例に相当する。
図4は、液晶光学素子1の第2構成例を模式的に示す断面図である。図4は、図2に示した液晶光学素子1の液晶層LC1を含む断面図に相当する。第2構成例は、液晶層LC1が透過型の回折格子として機能する例に相当する。
液晶層LC1は、配向方向が揃ったネマティック液晶を有している。基板10に沿って並んだ複数の第1液晶分子LM1の配向方向は、Y方向に沿って連続的に変化している。
なお、液晶層LC1が上記したような多層体の場合、一部がツイスト配向したネマティック液晶であってもよい。
なお、液晶層LC1が上記したような多層体の場合、一部がツイスト配向したネマティック液晶であってもよい。
液晶層LC1の屈折率異方性あるいは複屈折性をΔn(液晶分子の異常光に対する屈折率neと常光に対する屈折率noとの差分)とし、液晶層LC1の厚さをDLCとし、回折光の波長をλとしたときに、液晶層LC1のリタデーションΔn・DLCは、λ/2とすることが望ましい。
1つの液晶構造体LMSに着目すると、第1液晶分子LM1の配向方向、及び、第2液晶分子LM2の配向方向は、ほぼ一致している。また、第1液晶分子LM1と第2液晶分子LM2との間の他の液晶分子LMの配向方向も、第1液晶分子LM1の配向方向とほぼ一致している。
このような液晶光学素子1に対しては、液晶層LC1の側から光が入射する場合もあり得るし、基板10の側から光が入射する場合もあり得る。ここでは、液晶層LC1の側から光が入射する場合について説明する。入射光LTiは、液晶光学素子1を透過した後に、0次回折光LT0及び1次回折光LT1に分割される。0次回折光LT0の回折角θd0は、入射光LTiの入射角θiと同等である。1次回折光LT1の回折角θd1は、入射角θiとは異なる。
図3及び図4では、液晶層LC1について述べたが、液晶層LC2も液晶層LC1と同様に構成されており、液晶層LC1と同様の回折格子として機能する。
図5は、液晶層LCにおける配向パターンの一例を模式的に示す平面図である。図5には、第1領域A1に重畳する液晶層LCの各液晶構造体に含まれる液晶分子のうち、第1液晶分子LM1の配向方向が示されている。第2領域A2に重畳する液晶層は存在しない。
Y方向に沿って並んだ第1液晶分子LM1の配向方向は、互いに異なる。つまり、X-Y平面における空間位相は、Y方向に沿って異なる。例えば、第1液晶分子LM1の各々の配向方向は、Y方向に沿って、すなわち、図の左から右に向かって、一定角度ずつ変化している。ここでは、第1液晶分子LM1の配向方向の変化量は、Y方向に沿って一定であるが、徐々に増大したり、徐々に減少したりしてもよい。
Y方向に沿って並んだ第1液晶分子LM1の配向方向は、互いに異なる。つまり、X-Y平面における空間位相は、Y方向に沿って異なる。例えば、第1液晶分子LM1の各々の配向方向は、Y方向に沿って、すなわち、図の左から右に向かって、一定角度ずつ変化している。ここでは、第1液晶分子LM1の配向方向の変化量は、Y方向に沿って一定であるが、徐々に増大したり、徐々に減少したりしてもよい。
一方、X方向に沿って並んだ第1液晶分子LM1の配向方向は略一致する。つまり、X-Y平面における空間位相は、X方向において略一致する。
次に、液晶光学素子1の製造方法の一例について説明する。
図6及び図7は、図1に示した液晶光学素子1の製造方法の一例を説明するための図である。
まず、図6の上段に示すステップ1(S1)では、洗浄した基板10の第1主面F1に配向膜20を形成する。配向膜20は、例えば、ポリイミドによって形成される。
まず、図6の上段に示すステップ1(S1)では、洗浄した基板10の第1主面F1に配向膜20を形成する。配向膜20は、例えば、ポリイミドによって形成される。
続いて、図6の中段に示すステップ2(S2)では、配向膜20に配向処理を行う。ここでの配向処理とは、後に詳述するが、第1円偏光の紫外線及び第1円偏光とは逆回りの第2円偏光の紫外線を用いた二光束の干渉露光による処理である。
なお、配向膜の種類によっては、紫外線ではなく、第1波長帯の光線を用いる場合もある。
1回の配向処理で露光可能な面積よりも大きな面積を有する液晶光学素子1を製造する場合、配向膜20を複数の領域に分割して、各領域を順次配向処理する。このようにして1回の露光によって配向処理された領域は、第1領域A11及びA12に相当する。第1領域A11及びA12の各々の配向処理方向は、図5に示した第1液晶分子LM1の配向パターンを形成するように設定されている。第1領域A11及びA12の周囲の配向処理されない領域(未露光の領域)あるいは複数の第1領域を形成する際に複数回配向処理された領域(多重露光の領域)は、第2領域A2に相当する。
なお、配向膜にポリイミドを用いる場合、ポリイミドのイミド化は、配向処理の前後のどちらで行ってもよい。
なお、配向膜にポリイミドを用いる場合、ポリイミドのイミド化は、配向処理の前後のどちらで行ってもよい。
続いて、図6の下段に示すステップ3(S3)では、配向膜20の上に液晶モノマーを含む液晶材料Mを塗布して、膜状に形成する。液晶材料Mは、例えば、コレステリック液晶を形成するための液晶モノマーを溶媒に溶かしたものである。液晶材料Mが配向膜20に接するため、溶媒は、液晶モノマーを可溶とし、配向膜20を不溶とする性質を有している。液晶材料Mは、配向処理された第1領域A11及びA12、および第2領域A2を覆うようにして配向膜20の表面全体に塗布する。その後、液晶材料Mを塗布した基板10をチャンバーに設置し、チャンバー内を減圧することで、液晶材料Mに含まれる溶媒を乾燥する。
その後、液晶材料Mをベークする。これにより、液晶材料Mに含まれる液晶分子のうち、第1領域A11及びA12に重なる液晶分子は、配向膜20の配向処理方向に応じて所定の方向に配向する。また、第2領域A2に重なる液晶分子は、所望の方向に配向しにくく、配向欠陥を形成し得る。
このとき、液晶材料Mは未硬化の状態で膜状に形成されている。
続いて、図7の上段に示すステップ4(S4)では、液晶材料Mに対して部分的に紫外線UVを照射して液晶材料Mを硬化する。この工程では、まず、複数の第1領域A11及びA12に対応した開口APを有するマスクMKを用意する。そして、開口APと第1領域A11及びA12とが重なるようにマスクMKの位置合せを行う。マスクMKは、液晶材料Mに接していてもよいし、液晶材料Mから離間していてもよい。そして、マスクMKを介して紫外線UVを照射する。開口APを透過した紫外線UVは、第1領域A11及びA12に重なる未硬化の液晶モノマーに照射される。これにより、液晶モノマーがポリマー化され、液晶材料Mを硬化させ、液晶層LC1及びLC2を得る。マスクMKの遮光部LSは、第2領域A2に重なっている。このため、マスクMKに照射された紫外線UVは、遮光部LSで遮光され、第2領域A2に重なる未硬化の液晶モノマーに照射されない。このため、第2領域A2に重なる液晶材料Mは、依然として未硬化の状態である。
続いて、図7の中段に示すステップ5(S5)では、液晶材料Mの現像処理を行う。これにより、液晶層LC1及びLC2の周囲で未硬化の状態の液晶材料Mが現像液で除去される。液晶材料Mが除去されることにより、配向膜20の第2領域A2が露出する。現像液は、アセトン、シクロヘキサノンなどの有機溶媒を用いる。現像処理の後、液晶層LC1及びLC2を乾燥させる。
続いて、図7の下段に示すステップ6(S6)では、液晶層LC1及びLC2の各々を覆う有機膜30を形成する。また、有機膜30は、液晶層LC1及びLC2の各々の周辺で配向膜20の第2領域A2を覆っている。有機膜30を形成するための材料は、配向膜20、液晶層LC1及びLC2を不溶とするものであり、熱硬化性樹脂であってもよいし、紫外線硬化性樹脂であってもよい。このような有機膜30は、未硬化の溶液を塗布した後に、加熱または光照射することで形成される。有機膜30は、上面30Uがほぼ平坦になるような厚さに形成されている。また有機膜30は、少なくとも液晶層LCがない箇所が覆われていればよく、その場合は、液晶層LCの厚みと同等の厚みになるように塗布する。
このような実施形態によれば、第1領域A11及びA12などに重なる複数の液晶層LCの各々は、所定の配向パターンを形成した液晶分子を含み、回折格子として機能する。このように、同一基板上に回折格子として機能する複数の液晶層LCが配置されることにより、液晶光学素子1の大面積化が可能となる。
また、第2領域A2に重なる液晶層LCが存在しないため、液晶分子の配向乱れによる液晶層LCの不所望な散乱および液晶光学素子1の白濁化が抑制される。したがって、液晶光学素子1における光の利用効率の低下を抑制することができる。
また、第2領域A2に重なる液晶層LCが存在しないため、液晶分子の配向乱れによる液晶層LCの不所望な散乱および液晶光学素子1の白濁化が抑制される。したがって、液晶光学素子1における光の利用効率の低下を抑制することができる。
図8は、円偏光二光束干渉露光による配向処理を説明するための図である。
レーザー光源からのビームを平行光束に拡大し、この光束を偏光ビームスプリッタで二つの光束に分割した後、それぞれ波長板を透過した際に、右回りの第1円偏光61及び左回りの第2円偏光62に変換される。これらの第1円偏光61及び第2円偏光62は、配向膜20の表面で干渉する。配向膜20上で第1円偏光61及び第2円偏光62が干渉した領域63には、空間的に変化する偏光パターンが配向処理方向ADとして記録される。領域63には、配向処理方向ADに沿った配向規制力が付与される。液晶層LCの第1液晶分子LM1は、配向処理方向ADに沿って配向する。
レーザー光源からのビームを平行光束に拡大し、この光束を偏光ビームスプリッタで二つの光束に分割した後、それぞれ波長板を透過した際に、右回りの第1円偏光61及び左回りの第2円偏光62に変換される。これらの第1円偏光61及び第2円偏光62は、配向膜20の表面で干渉する。配向膜20上で第1円偏光61及び第2円偏光62が干渉した領域63には、空間的に変化する偏光パターンが配向処理方向ADとして記録される。領域63には、配向処理方向ADに沿った配向規制力が付与される。液晶層LCの第1液晶分子LM1は、配向処理方向ADに沿って配向する。
(適用例)
図9は、液晶光学素子1の適用例を説明するための図である。図9に示す適用例は、液晶光学素子1が導光素子である例に相当する。液晶光学素子1は、基板10と、配向膜20と、液晶層LC1及びLC2と、有機膜30と、を備えている。液晶層LC1及びLC2は、それぞれ図3を参照して説明した反射型の回折格子として機能する。
図9は、液晶光学素子1の適用例を説明するための図である。図9に示す適用例は、液晶光学素子1が導光素子である例に相当する。液晶光学素子1は、基板10と、配向膜20と、液晶層LC1及びLC2と、有機膜30と、を備えている。液晶層LC1及びLC2は、それぞれ図3を参照して説明した反射型の回折格子として機能する。
次に、液晶光学素子1の光学作用について説明する。
液晶光学素子1に入射する光LTiは、例えば、可視光、紫外線、及び、赤外線を含んでいる。
図9に示す例では、理解を容易にするために、光LTiは、基板10に対して略垂直に入射するものとする。なお、光LTiの入射角度は、特に限定されない。例えば、互いに異なる複数の入射角度をもって液晶光学素子1に光LTiが入射してもよい。
液晶光学素子1に入射する光LTiは、例えば、可視光、紫外線、及び、赤外線を含んでいる。
図9に示す例では、理解を容易にするために、光LTiは、基板10に対して略垂直に入射するものとする。なお、光LTiの入射角度は、特に限定されない。例えば、互いに異なる複数の入射角度をもって液晶光学素子1に光LTiが入射してもよい。
光LTiは、上面30Uから有機膜30の内部に進入し、液晶層LC1に入射する。液晶層LC1は、反射面RSにおいて、光LTiのうち、一部の波長の光を有機膜30に向けて反射し、他の波長の光LTtを透過する。液晶層LC1を透過した光LTtは、配向膜20及び基板10を透過する。
液晶層LC1は、特定の波長を、有機膜30における光導波条件を満足する進入角θで、有機膜30に向けて反射する。ここでの進入角θとは、有機膜30と空気との界面で全反射を起こす臨界角θc以上の角度に相当する。進入角θは、有機膜30に直交する垂線に対する角度を示す。
基板10、配向膜20、液晶層LC1及びLC2、及び、有機膜30が同等の屈折率を有している場合、これらの積層体が単体の光導波体となり得る。この場合、反射面RSで反射された光LTrは、基板10と空気との界面、及び、有機膜30と空気との界面において、反射を繰り返しながら、側面F3に向けて導光される。
以上説明したように、本実施形態によれば、大面積化が可能な液晶光学素子を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…液晶光学素子、10…基板、20…配向膜、30…有機膜、LC…液晶層、
LC1…第1液晶層、LC2…第2液晶層、A1…第1領域、A2…第2領域
LC1…第1液晶層、LC2…第2液晶層、A1…第1領域、A2…第2領域
Claims (9)
- 基板と、
前記基板上に配置された配向膜と、
前記配向膜上に配置された第1液晶層と、
前記配向膜上に配置され、前記第1液晶層から離間した第2液晶層と、
前記第1液晶層及び前記第2液晶層をそれぞれ覆うとともに、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の周囲で前記配向膜を覆う有機膜と、を備え、
前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、複数の液晶分子を含み、前記液晶分子の配向方向が固定された状態で硬化している、液晶光学素子。 - 前記配向膜は、配向処理された複数の第1領域と、前記複数の第1領域をそれぞれ囲む第2領域と、を有し、
前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、前記第1領域上に形成され、
前記第2領域は、前記有機膜に接している、請求項1に記載の液晶光学素子。 - 前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、コレステリック液晶を有している、請求項1に記載の液晶光学素子。
- 前記第1液晶層及び前記第2液晶層の各々は、ネマスティック液晶を有している、請求項1に記載の液晶光学素子。
- 前記有機膜の屈折率は、前記第1液晶層及び前記第2液晶層の屈折率と同等である、請求項1に記載の液晶光学素子。
- 基板上に配向膜を形成し、
前記配向膜に配向処理した複数の第1領域を形成し、
前記配向膜上に液晶性モノマーを含む液晶材料を膜状に形成し、
前記複数の第1領域の各々に重なる前記液晶材料を硬化して液晶層を形成し、
前記液晶層の各々の周囲で未硬化の液晶材料を除去し、
前記液晶層の各々を覆うとともに、前記液晶層の各々の周囲で前記配向膜を覆う有機膜を形成する、液晶光学素子の製造方法。 - 前記液晶材料の硬化は、前記第1領域に対応した開口を有するマスクを使って紫外線を照射する、請求項6に記載の製造方法。
- 前記配向処理する工程は、前記配向膜を複数の領域に分割して、各領域を順次配向処理する、請求項6に記載の液晶光学素子の製造方法。
- 前記有機膜は、前記液晶層の屈折率と同等の屈折率を有する材料によって形成する、請求項6に記載の液晶光学素子の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022-036134 | 2022-03-09 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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WO2023171246A1 true WO2023171246A1 (ja) | 2023-09-14 |
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ID=87936716
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---|---|---|---|
PCT/JP2023/004732 WO2023171246A1 (ja) | 2022-03-09 | 2023-02-13 | 液晶光学素子およびその製造方法 |
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Country | Link |
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WO (1) | WO2023171246A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350294A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-12-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 液晶表示装置用光学素子、その製造方法およびその製造装置 |
JP2009025530A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置、カラーフィルタ基板、及びその製造方法 |
CN112099125A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-18 | 杨秀荣 | 一种液晶高分子多方向薄膜、制作方法以及应用 |
-
2023
- 2023-02-13 WO PCT/JP2023/004732 patent/WO2023171246A1/ja unknown
Patent Citations (3)
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