WO2023105697A1 - 変換装置、変換方法及び変換プログラム - Google Patents

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日本電信電話株式会社
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    • H04L43/04Processing captured monitoring data, e.g. for logfile generation

Abstract

変換装置(100)は、複数の変換コアを備える。変換装置(100)は、複数の変換コアのうち、一部の変換コアに対して切替指示を送信する処理を繰り返し実行する切替管理部(120)を備える。

Description

変換装置、変換方法及び変換プログラム
 本発明は、変換装置、変換方法及び変換プログラムに関する。
 カプセル化技術が用いられるネットワークから得たパケット(以下、カプセル化パケットと表記)について、入力されたカプセル化パケットのパケットヘッダ(カプセルのInner/Outer)を解析し、統計情報を算出して統計型xFlowパケットを生成・送信するフォーマット変換技術がある。たとえば、フォーマット変換技術に関する従来技術として、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2がある。
 特許文献1(非特許文献1)では、カプセル化パケットのヘッダサンプルについて、カプセル内側のInnerヘッダに基づいて統計情報を算出し、統計型xFlowパケット等を生成して既存の分析装置へ送信する。
 図8は、特許文献1を説明するための図である。図8に示すように、特許文献1の変換装置10は、分離部10a、デカプセル部10b、変換部10cを有する。変換装置10には、各種NW装置から、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowが入力される。
 変換部10cは、入力されたカプセル化パケットの統計情報を算出し、出力条件を満たすまで、フロー毎に統計情報を合算する。変換部10cは、出力条件を満たしたフローについての統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、外部の分析装置へ送信する。
 変換部10cが用いる出力条件は、たとえば、各フローについて最後にカプセル化パケットを受信した時間から最大無通信時間が経過したこと、最初にカプセル化パケットを受信した時間から最大通信時間が経過したことである。
 なお、変換部10cの機能は、変換コア♯1~♯Nに分散して配備され、処理が並列に実行することもできる。5tupleなどの情報によって、同一フローのカプセル化パケットは、同一の変換コアに振り分けられる。
 続いて、非特許文献2について説明する。図9は、非特許文献2を説明するための図である。非特許文献2の変換装置11は、プロトコル解析部11a、グルーピング部11b、情報整形部11cを有する。変換装置11には、ミラーリングされたカプセル化パケットと、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowとが入力される。
 プロトコル解析部11aは、入力されたカプセル化パケットのプロトコル解析を行ってInner/Outer/(xFlow)ヘッダを識別する。
 グルーピング部11bは、プロトコル解析部11aによって識別されたInner/Outer/(xFlow)ヘッダと、事前に用意された条件に基づいてカプセル化パケットをグルーピングする。
 情報整形部11cは、グルーピング部11bのグルーピング結果を取得し、グループ毎に定義された処理を実施し、統計型xFlowパケット等を生成して分析装置12A,12Bへ送信する。
 ここで、図8で説明した変換部10cや、図9で説明した情報整形部11cには、入力されたカプセル化パケットの統計情報をフロー毎に合算し、出力条件を満たしたフローの統計情報を格納した統計型xFlowパケットを生成して送信する機能がある。かかる機能は、出力条件を満たすか否かをフロー毎に管理する場合、処理負荷が大きくなってしまう。
 上記の機能に関して、非特許文献3では、統計情報を登録する統計情報キャッシュテーブルを二つ用いて、統計型xFlowパケットを生成して送信する技術が記載されている。
 図10は、非特許文献3を説明するための図である。図10に示すように、非特許文献3の変換装置20は、変換コア21を有する。
 変換コア21は、登録用テーブル22、出力用テーブル23、統計情報生成処理部24、テーブル切替監視部25、切替処理部26を有する。最初は、登録用テーブル22に、統計情報キャッシュテーブルAが設定され、出力用テーブル23に、統計情報キャッシュテーブルBが設定される。
 統計情報生成処理部24は、カプセル化パケットのヘッダサンプルを基にして、以下に説明する統計情報生成処理を実行する。
 統計情報生成処理部24は、カプセル化パケットのヘッダサンプルを基にして、フローを識別する。
 統計情報生成処理部24は、フローの識別結果を基にして、統計情報キャッシュテーブルAに、新規登録を行うか、更新を行うかの判定を行う。たとえば、統計情報生成処理部24は、識別したフローに対応する統計情報が、統計情報キャッシュテーブルAに既に登録されている場合には、更新を行うと判定する。一方、統計情報生成処理部24は、識別したフローに対応する統計情報が、統計情報キャッシュテーブルAに登録されていない場合には、新規登録を行うと判定する。
 統計情報生成処理部24は、特許文献1、非特許文献1、2に記載された方法と同様にして、ヘッダサンプルから、統計情報を算出する。
 統計情報生成処理部24は、上記の処理によって、更新を行うと判定している場合には、統計情報キャッシュテーブルAに登録された、該当するフローの統計情報を更新する。一方、統計情報生成処理部24は、新規登録を行うと判定している場合には、フローに対する統計情報を、統計情報キャッシュテーブルAに登録する。
 統計情報生成処理部24は、上記の統計情報生成処理を繰り返し実行する。
 テーブル切替監視部25は、所定の時間間隔で、切替指示を切替処理部26に送信する。
 切替処理部26は、テーブル切替監視部25から切替指示を取得した場合に、以下に説明する切替処理を実行する。
 切替処理部26は、出力用テーブル23に設定された統計情報キャッシュテーブルBを初期化する。
 切替処理部26は、登録用テーブル22の統計情報キャッシュテーブルAと、出力用テーブル23の統計情報キャッシュテーブルBとを切り替える。これによって、登録用テーブル22には、統計情報キャッシュテーブルBが設定され、出力用テーブル23には、統計情報キャッシュテーブルAが設定される。
 切替処理部26は、統計情報キャッシュテーブルAから全フローの統計情報を取得する。切替処理部26は、取得した統計情報を基にして、統計型xFlowパケットを生成し、分析装置12Cに送信する。
国際公開第2021/149245号
三好、他「xFlowパケット内のヘッダサンプルフォーマット変換方式」(電子情報通信学会 2020年3月 総合大会 B-6-36) 西岡、他「複数事業者を収容するキャリア網のトラヒックを可視化するFast xFlow Proxyの提案」(電子情報通信学会 2021年3月 総合大会 B-6-33) 森岡、他「フォーマット変換システムにおけるフロー統計情報送出方式の検討」(電子情報通信学会 2021年3月 総合大会 B-6-73)
 上記の非特許文献3の技術は、切替処理部26によって、出力用テーブル23に保持されている全フローの統計情報を含む統計型xFlowパケットを連続して生成し、送信する。
 ここで、特許文献1の技術を適用した変換コア♯1~♯Nのように、非特許文献3の機能を変換コア♯1~♯Nに配備して処理を並行に実行すると、全てのコアで同時に統計情報キャッシュテーブルが切替えられる。そうすると、切替えられたタイミングで、全てのコアで生成された統計型xFlowパケットがバーストで分析装置に出力されてしまう。
 図11は、従来技術の課題を説明するための図である。図11のグラフの横軸は時間に対応し、縦軸は出力される統計型xFlowパケットのパケット量を示す。図11に示す例では、t1、t2、t3において、統計情報キャッシュテーブルの切替が行われてり、変換コア♯1~♯Nから、統計型xFlowパケットが同時に出力されている。
 図11のように、統計型xFlowパケットが同時に分析装置へ出力されると、分析装置の受信容量を超えてしまい、パケットロスが生じる。パケットロスによって、統計情報が不足し、分析装置の分析精度が低下する。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、変換装置から同時に出力されるパケット量を大幅に削減することができる変換装置、変換方法及び変換プログラムを提供することを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、変換装置は、複数の変換コアと、複数の変換コアのうち、一部の変換コアに対して切替指示を送信する処理を繰り返し実行する切替管理部とを備える。複数の変換コアはそれぞれ、二つの統計情報キャッシュテーブルを、登録用テーブルと出力用テーブルに分けて記憶する記憶部と、カプセル化パケットの統計情報をフロー毎に生成し、生成したフロー毎の統計情報を、登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルに登録する統計情報生成処理部と、切替管理部から切替指示を受信した場合に、登録用テーブルの統計情報キャッシュテーブルと、出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルとを切替え、出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルに登録された統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、生成した統計型xFlowパケットを送信する切替処理部とを備える。
 本発明によれば、変換装置から同時に出力されるパケット量を大幅に削減することができる。
図1は、本実施例1に係る変換装置のテーブル切替の時間とパケット量との関係を示す図である。 図2は、本実施例1に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本実施例1に係る切替管理部の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、本実施例2に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、本実施例3に係る変換装置が切替通知を送信するタイミングを説明するための図である。 図6は、本実施例3に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、変換プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。 図8は、特許文献1を説明するための図である。 図9は、非特許文献2を説明するための図である。 図10は、非特許文献3を説明するための図である。 図11は、従来技術の課題を説明するための図である。
 以下に、本願の開示する変換装置、変換方法及び変換プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
 本実施例1に係る変換装置の処理の概要について説明する。変換装置は、非特許文献3の機能を複数の変換コアに配備して並列処理を実行する。変換装置は、各変換コアに対して、登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルおよび出力用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルを切替えるタイミングを、装置全体で管理し、各変換コアの各統計情報キャッシュテーブルの切替を時間差をつけて実行する。以下の説明では、登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルおよび出力用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルを切替えることを「テーブル切替」と表記する。
 図1は、本実施例1に係る変換装置のテーブル切替の時間とパケット量との関係を示す図である。図1のグラフの横軸は時間に対応し、縦軸は出力される統計型xFlowパケットのパケット量を示す。たとえば、図1に示す例では、t1、t4、t7において、変換コア♯1から、統計型xFlowパケットが出力される。t2、t5、t8において、変換コア♯2から、統計型xFlowパケットが出力される。t3、t6、t9において、変換コア♯Nから、統計型xFlowパケットが出力される。Nは、変換コアの総数である。
 図1に示すように、複数の変換コア♯1~♯Nで生成された統計型xFlowパケットが同時に出力されないため、変換装置から同時に出力されるパケット量を削減することができる。
 次に、本実施例1に係る変換装置の構成例について説明する。図2は、本実施例1に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この変換装置100は、パケット振分部110と、切替管理部120と、変換コア♯1~♯Nを有する。変換装置100は、ミラーリングされたカプセル化パケットと、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowとが入力される。
 パケット振分部110は、カプセル化パケットのInner/Outerヘッダの5tuple等を基にして、カプセル化パケットのヘッダサンプルを、変換コア♯1~♯Nに振り分ける。パケット振分部110は、ヘッダサンプルを変換コア♯1~♯Nに振り分ける際に、たとえばInnerヘッダの宛先・送信元アドレスと、Outerヘッダの宛先・送信元アドレスとの組が同一となるヘッダサンプルが、同一の変換コアに振り分けられるように、制御する。
 パケット振分部110は、ロードバランサの機能を有し、同一の変換コアに負荷が集中しないように、ヘッダサンプルを、変換コア♯1~♯Nに振り分ける。
 ここで、本発明を、図8で説明した変換装置10に実装する場合には、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowに対して、分離部10aおよびデカプセル部10bが処理を実行し、処理結果となるヘッダサンプルが、パケット振分部110に入力される。
 本発明を、図9で説明した変換装置11に実装する場合には、カプセル化パケットとカプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowに対して、プロトコル解析部11aおよびグルーピング部11bが処理を実行し、処理結果となるヘッダサンプルが、パケット振分部110に入力される。
 切替管理部120は、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信する。変換コア♯1~♯Nは、N×T時間毎に、切替通知を受信する。
 変換コア♯1について説明する。変換コア♯2~♯Nに関する説明は、変換コア♯1と同様である。変換コア♯1は、登録用テーブル50、出力用テーブル51、統計情報生成処理部52、切替処理部53を有する。最初は、登録用テーブル50に、統計情報キャッシュテーブルAが設定され、出力用テーブル51に、統計情報キャッシュテーブルBが設定される。
 統計情報生成処理部52は、カプセル化パケットのヘッダサンプルを基にして、以下に説明する統計情報生成処理を実行する。
 統計情報生成処理部52は、カプセル化パケットのヘッダサンプルを基にして、フローおよびグループを識別する。フローは、カプセル化パケットのInner/Outerヘッダの5tuple等を基に識別される。なお、統計情報生成処理部52は、グループ識別子が付与されていない場合には、フロー識別のみを実行し、グループ識別を実行しない。
 グループについて説明する。たとえば、図9で説明したグルーピング部11bは、プロトコル解析部11aによって識別されたInner/Outer/(xFlow)ヘッダと、事前に用意された条件に基づいてカプセル化パケットをグルーピングし、カプセル化パケットにグループ識別子を付与する。統計情報生成処理部52は、カプセル化パケットに付与されたグループ識別子を基にして、カプセル化パケットのグループを識別する。
 統計情報生成処理部52は、フローおよびグループの識別結果を基にして、統計情報キャッシュテーブルAに、新規登録を行うか、更新を行うかの判定を行う。たとえば、統計情報生成処理部52は、識別したフローに対応する統計情報が、統計情報キャッシュテーブルAに既に登録されている場合には、更新を行うと判定する。一方、統計情報生成処理部52は、識別したフローに対応する統計情報が、統計情報キャッシュテーブルAに登録されていない場合には、新規登録を行うと判定する。
 統計情報生成処理部52は、非特許文献1、2に記載された方法と同様にして、ヘッダサンプルから、統計情報を算出する。統計情報は、カプセル化パケットの数や、データ量等の情報である。
 統計情報生成処理部52は、上記の処理によって、更新を行うと判定している場合には、統計情報キャッシュテーブルAに登録された、該当するフローの統計情報を更新する。一方、統計情報生成処理部52は、新規登録を行うと判定している場合には、フローに対する統計情報を、統計情報キャッシュテーブルAに登録する。
 統計情報生成処理部52は、上記の統計情報生成処理を繰り返し実行する。
 切替処理部53は、切替管理部120から切替指示を受信した場合に、以下に説明する切替処理を実行する。
 切替処理部53は、出力用テーブル51に設定された統計情報キャッシュテーブルBを初期化する。
 切替処理部53は、登録用テーブル50の統計情報キャッシュテーブルAと、出力用テーブル51の統計情報キャッシュテーブルBとを切り替える。これによって、登録用テーブル50には、統計情報キャッシュテーブルBが設定され、出力用テーブル51には、統計情報キャッシュテーブルAが設定される。
 切替処理部53は、統計情報キャッシュテーブルAから全フローについて統計情報を取得し、取得した統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、外部の分析装置に送信する。
 ところで、図2に示した例では、変換コア♯1~♯Nの各切替処理部53が、統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、外部の分析装置に送信する機能を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、変換コア♯1~♯Nの外部に、共通のパケット生成部を配置し、かかるパケット生成部が、変換コア♯1~♯Nから、統計情報を取得し、統計型xFlowパケットを生成して、外部の分析装置に送信してもよい。
 次に、本実施例1に係る切替管理部120の処理手順の一例について説明する。図3は、本実施例1に係る切替管理部の処理手順を示すフローチャートである。図3において、tは、t=0からの経過時間を示す。n(n=1~N)は、変換コアを識別するコア番号を示す。図3に示すように、変換装置100の切替管理部120は、n=1に設定する(ステップS101)。
 切替管理部120は、t=0に設定し、経過時間tの監視を開始する(ステップS102)。切替管理部120は、t≧Tとならない場合には(ステップS103,No)、再度、ステップS103に移行する。一方、切替管理部120は、t≧Tとなる場合には(ステップS103,Yes)、変換コア♯nへ切替通知を送信する(ステップS104)。
 切替管理部120は、n<Nとなる場合には(ステップS105,Yes)、n=n+1に設定し(ステップS106)、ステップS102に移行する。一方、切替管理部120は、n<Nとならない場合には(ステップS105,No)、n=1に設置し(ステップS107)、ステップS102に移行する。
 次に、本実施例1に係る変換装置100の効果について説明する。変換装置100は、変換コア♯1~♯Nの並列処理を実行させる場合に、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信する。これによって、複数の変換コア♯1~♯Nで生成された統計情報に基づいて、統計型xFlowパケットが同時に出力されないため、変換装置100から同時に出力されるパケット量を削減することができる。
 本実施例2に係る変換装置は、トラヒックが急増して登録用テーブルに登録されたフロー数が閾値を超えた場合に、変換コアから切替管理部へ、切替要求を送信する。切替管理部は、切替要求を受信すると、切替通知送信時間間隔(T)を変更する。
 図4は、本実施例2に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、この変換装置200は、パケット振分部110と、切替管理部210と、変換コア♯1~♯Nを有する。変換装置200は、ミラーリングされたカプセル化パケットと、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowとが入力される。
 パケット振分部110に関する説明は、図2で説明した内容と同様である。
 切替管理部210は、最初は、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信する。切替管理部210は、いずれの変換コアからも切替要求を受信していない場合、通知レベルを「0」に設定する。切替管理部210は、通知レベル「0」の間は、式(1)に基づいて、切替通知送信時間間隔(T)を算出する。式(1)において、TAは、切替通知を送信する周期を示す。Nは、変換コア♯1~♯Nの数を示す。
 T=TA/N・・・(1)
 切替管理部210は、変換コア♯1~♯Nのうち、何れかの変換コアから、切替要求を受信すると、通知レベルを「1」に更新する。切替管理部210は、通知レベル「1」の間は、式(2)に基づいて、切替通知送信時間間隔(T)を算出する。式(2)において、αの値は、0<α<1の範囲に設定される。
 T=α×TA/N・・・(2)
 切替管理部210は、最後に切替要求を受信してから、所定時間経過した場合に、現在の通知レベルを「0」に更新する。
 変換コア♯1について説明する。変換コア♯2~♯Nに関する説明は、変換コア♯1と同様である。変換コア♯1は、登録用テーブル50、出力用テーブル51、統計情報生成処理部52、切替処理部53、通知部54を有する。
 登録用テーブル50、出力用テーブル51、統計情報生成処理部52、切替処理部53に関する説明は、図2で説明した内容と同様である。
 通知部54は、統計情報生成処理部52から、カウント情報を受信する。統計情報生成処理部52は、登録用テーブル50に設定された統計情報キャッシュテーブル(最初は、統計情報キャッシュテーブルA)に登録されたフロー数をカウントし、カウント情報として、通知部54に送信する。通知部54は、カウント情報に基づき、フロー数が閾値(NF)を超過した場合に、切替要求を、切替管理部210に送信する。たとえば、NFには、登録用テーブル50に登録可能なフロー数の上限の90%の値が設定される。なお、統計情報生成処理部52は、テーブル切替時において、登録用テーブル50に登録したフロー数のカウント情報はテーブル切替時において0に設定される。
 次に、本実施例2に係る変換装置200の効果について説明する。変換装置200は、登録用テーブル50に登録されたフロー数が閾値を超えた場合に、変換コアから切替管理部210へ、切替要求を送信する。切替管理部210は、切替要求を受信すると、切替通知送信時間間隔(T)を式(2)に基づいて変更することで、変換コア♯1~♯Nに切替要求を送信する周期を短縮する。これによって、トラヒックが急増した場合でも、登録用テーブル50から統計情報が溢れてしまう状況を回避することができる。
 本実施例3に係る変換装置は、トラヒックが急増して登録用テーブルに登録されたフロー数が閾値を超えた場合に、変換コアから切替管理部へ、切替要求を送信する。切替要求には、切替要求元の変換コアを識別するコア番号が含まれる。
 切替管理部は、実施例1と同様にして、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信しつつ、切替要求を送信した変換コアに対して、切替通知を送信する。切替管理部は、変換コア♯1~♯Nからの統計型xFlowパケットの出力が重ならないように、所定のガードタイム以上の時間をあけて、切替通知を送信する。
 図5は、本実施例3に係る変換装置が切替通知を送信するタイミングを説明するための図である。変換装置の切替管理部は、時間t1において、切替通知を変換コア♯1へ送信する。切替管理部は、時間t1から、切替通知送信時間間隔(T)経過する前の時間t2において、変換コア♯3から、切替要求を受信した場合には、切替通知を、変換コア♯3へ送信する。
 切替管理部は、時間t1から、切替通知送信時間間隔(T)経過した時間t3において、切替通知を変換コア♯2へ送信する。切替管理部は、時間t3から、切替通知送信時間間隔(T)経過した時間t4において、切替通知を変換コア♯3へ送信する。
 ここで、切替管理部は、切替通知を行った時間の前後にガードタイムを設定し、ガードタイム以上の時間をあけて、切替通知を送信する。たとえば、切替管理部は、時間t1において、切替通知を変換コア♯1へ送信した後、変換コア♯3から切替要求を受信した時間t3が、時間t1を基準とするガードタイムに含まれる場合には、かかるガードタイムを経過した後に、変換コア♯3へ、切替通知を送信する。
 切替管理部は、図5において、時刻t2、t3、t4についても、同様にして、ガードタイムを設定し、上記の説明と同様にして、ガードタイムを経過する前に、切替要求を受信した場合に、ガードタイムを経過した直後に、切替要求の送信元となる変換コアへ、切替通知を送信する。
 図6は、本実施例3に係る変換装置の構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、この変換装置300は、パケット振分部110と、切替管理部310と、変換コア♯1~♯Nを有する。変換装置300は、ミラーリングされたカプセル化パケットと、カプセル化パケットのヘッダサンプルxFlowとが入力される。
 パケット振分部110に関する説明は、図2で説明した内容と同様である。
 切替管理部310は、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信しつつ、切替要求を送信した変換コアに対して、切替通知を送信する。切替管理部311は、変換コア♯1~♯Nからの統計型xFlowパケットの出力が重ならないように、所定のガードタイム以上の時間をあけて、切替通知を送信する。切替管理部310に関する説明は、図5で行った説明と同様である。
 次に、本実施例3に係る変換装置300の効果について説明する。変換装置300は、切替通知送信時間間隔(T)毎に、変換コア♯1~♯Nの順に、切替通知を送信しつつ、切替要求を送信した変換コアに対して、切替通知を送信する。変換装置300は、変換コア♯1~♯Nからの統計型xFlowパケットの出力が重ならないように、所定のガードタイム以上の時間をあけて、切替通知を送信する。これによって、トラヒックが急増によって、特定の変換コアの登録用テーブル50から統計情報が溢れてしまう状況を回避することができる。
 続いて、変換プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図7は、変換プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、たとえば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
 メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、たとえば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、たとえば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、たとえば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、たとえば、ディスプレイ1061が接続される。
 ここで、ハードディスクドライブ1031は、たとえば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各情報は、たとえばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
 また、変換プログラムは、たとえば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明したパケット振分部110、切替管理部120、変換コア♯1~♯Nを実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
 また、変換プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、たとえば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
 なお、変換プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、たとえば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、変換プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
 以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
  50  登録用テーブル
  51  出力用テーブル
  52  統計情報生成処理部
  53  切替処理部
  54  通知部
 100  変換装置
 110  パケット振分部
 120,210,310  切替管理部

Claims (6)

  1.  複数の変換コアと、
     前記複数の変換コアのうち、一部の変換コアに対して切替指示を送信する処理を繰り返し実行する切替管理部とを有し、
     前記複数の変換コアはそれぞれ、
     二つの統計情報キャッシュテーブルを、登録用テーブルと出力用テーブルに分けて記憶する記憶部と、
     カプセル化パケットの統計情報をフロー毎に生成し、生成したフロー毎の統計情報を、前記登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルに登録する統計情報生成処理部と、
     前記切替管理部から前記切替指示を受信した場合に、前記登録用テーブルの統計情報キャッシュテーブルと、前記出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルとを切替え、前記出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルに登録された統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、生成した統計型xFlowパケットを送信する切替処理部とを有する
     ことを特徴とする変換装置。
  2.  前記切替管理部は、所定の時間間隔毎に、前記複数の変換コアから一つの変換コアを順番に選択し、選択した変換コアに対して、前記切替指示を送信する請求項1に記載の変換装置。
  3.  前記複数の変換コアはそれぞれ、登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルの統計情報のデータ量が閾値を超えた場合に、前記切替管理部に対して切替要求を送信する通知部を更に有し、
     前記切替管理部は、前記切替要求を受信した場合に、前記所定の時間間隔を短くする処理を更に実行する請求項2に記載の変換装置。
  4.  前記切替管理部は、前記切替要求を受信した場合に、前回切替指示を送信したタイミングからガードタイム以上の時間をあけて、前記切替要求の送信元となる変換コアに、前記切替指示を送信する処理を更に実行する請求項3に記載の変換装置。
  5.  二つの統計情報キャッシュテーブルを、登録用テーブルと出力用テーブルに分けて記憶する記憶部と、
     カプセル化パケットの統計情報をフロー毎に生成し、生成したフロー毎の統計情報を、前記登録用テーブルに設定された統計情報キャッシュテーブルに登録する統計情報生成処理部と、
     切替指示を受信した場合に、前記登録用テーブルの統計情報キャッシュテーブルと、前記出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルとを切替え、前記出力用テーブルの統計情報キャッシュテーブルに登録された統計情報を含む統計型xFlowパケットを生成し、生成した統計型xFlowパケットを送信する切替処理部とを有する、複数の変換コアを有する変換装置が実行する変換方法であって、
     前記複数の変換コアのうち、一部の変換コアに対して切替指示を送信する処理を繰り返し実行する切替管理工程、
     を含んだことを特徴とする変換方法。
  6.  コンピュータを、請求項1~4のいずれか一つに記載の変換装置として機能させるための変換プログラム。
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CHIHARU MORIOKA, YUHEI HAYASHI, YUKI MIYOSHI, TAKERO NISHIOKA, SEIHEI KAMAMURA: "B-6-73 A Study of Flow Statistical Information Transmission Method in Format Conversion System", PROCEEDINGS OF THE 2021 IEICE GENERAL CONFERENCE; MARCH 9-12, 2021, 23 February 2021 (2021-02-23), JP, pages 73, XP009546542, Retrieved from the Internet <URL:https://www.ieice-taikai.jp/2021general/jpn/webpro/_html/cs.html> *

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