WO2023008154A1 - 電力管理装置及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置及び電力管理方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2023008154A1
WO2023008154A1 PCT/JP2022/027195 JP2022027195W WO2023008154A1 WO 2023008154 A1 WO2023008154 A1 WO 2023008154A1 JP 2022027195 W JP2022027195 W JP 2022027195W WO 2023008154 A1 WO2023008154 A1 WO 2023008154A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
power
time
series data
load device
control unit
Prior art date
Application number
PCT/JP2022/027195
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
隆寿 松尾
高史 末永
一正 七里
Original Assignee
京セラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京セラ株式会社 filed Critical 京セラ株式会社
Priority to JP2023538400A priority Critical patent/JPWO2023008154A1/ja
Publication of WO2023008154A1 publication Critical patent/WO2023008154A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J13/00Circuit arrangements for providing remote indication of network conditions, e.g. an instantaneous record of the open or closed condition of each circuitbreaker in the network; Circuit arrangements for providing remote control of switching means in a power distribution network, e.g. switching in and out of current consumers by using a pulse code signal carried by the network
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/28Arrangements for balancing of the load in a network by storage of energy
    • H02J3/32Arrangements for balancing of the load in a network by storage of energy using batteries with converting means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers

Abstract

電力管理装置は、施設に設置される電力ソケットから負荷機器に供給される電力を所定周期で測定する測定装置から、前記測定装置の測定結果を時系列データとして取得する取得部と、前記時系列データが第1条件を満たす場合に、前記第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び前記第1条件が満たされた後の第2時系列データに前記時系列データを区分する第1処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1時系列データが第1負荷機器と対応し、前記第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、前記第2時系列データに基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行し、前記第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである。

Description

電力管理装置及び電力管理方法
 本発明は、電力管理装置及び電力管理方法に関する。
 近年、災害などが生じた場合に、施設に設置された蓄電装置などの分散電源を利用する技術が知られている。例えば、計画停電期間における負荷機器の消費電力を予測し、計画停電期間前において負荷機器の消費電力に相当する蓄電装置の蓄電残量を確保する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2014-183640号公報
 本開示に係る電力管理装置は、施設に設置される電力ソケットから負荷機器に供給される電力を所定周期で測定する測定装置から、前記測定装置の測定結果を時系列データとして取得する取得部と、前記時系列データが第1条件を満たす場合に、前記第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び前記第1条件が満たされた後の第2時系列データに前記時系列データを区分する第1処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1時系列データが第1負荷機器と対応し、前記第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、前記第2時系列データに基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行し、前記第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである。
 本開示に係る電力管理方法は、施設に設置される電力ソケットから負荷機器に供給される電力を所定周期で測定する測定装置から、前記測定装置の測定結果を時系列データとして取得するステップと、前記時系列データが第1条件を満たす場合に、前記第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び前記第1条件が満たされた後の第2時系列データに前記時系列データを区分する第1処理を実行するステップと、前記第1時系列データが第1負荷機器と対応し、前記第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、前記第2時系列データに基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行するステップと、を備え、前記第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである。
図1は、実施形態に係る電力管理システム1を示す図である。 図2は、実施形態に係る施設100を示す図である。 図3は、実施形態に係るEMS150を示す図である。 図4は、実施形態に係る第1処理を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る第1処理を説明するための図である。 図6は、実施形態に係る第1処理を説明するための図である。 図7は、実施形態に係る電力管理方法を示す図である。 図8は、変更例1に係る第1処理を説明するための図である。 図9は、変更例1に係る電力管理方法を示す図である。 図10は、変更例2に係るオフセットを説明するための図である。 図11は、変更例2に係るオフセットを説明するための図である。 図12は、変更例2に係るオフセットを説明するための図である。 図13は、変更例3に係るUIを説明するための図である。
 以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものである。
 [実施形態]
 (電力管理システム)
 以下において、実施形態に係る電力管理システムについて説明する。図1に示すように、電力管理システム1は、施設100を有する。電力管理システム1は、電力管理サーバ200及び外部サーバ300を含んでもよい。
 ここで、施設100、電力管理サーバ200及び外部サーバ300は、ネットワーク11を介して通信可能に構成される。ネットワーク11は、インターネットを含んでもよく、VPN(Virtual Private Network)などの専用回線を含んでもよく、移動体通信網を含んでもよい。
 施設100は、電力系統12と連系しており、電力系統12から電力が供給されてもよく、電力系統12に電力を供給してもよい。電力系統12から施設100への電力は、潮流電力又は買電電力と称されてもよい。施設100から電力系統12への電力は、逆潮流電力又は売電電力と称されてもよい。図1では、施設100として、施設100A~施設100Cが例示されている。
 特に限定されるものではないが、施設100は、住宅などの施設であってもよく、店舗などの施設であってもよく、オフィスなどの施設であってもよい。施設100は、2以上の住宅を含む集合住宅であってもよい。施設100は、住宅、店舗及びオフィスの少なくともいずれか2以上の施設を含む複合施設であってもよい。施設100の詳細については後述する(図2を参照)。
 電力管理サーバ200は、発電事業者、送配電事業者或いは小売事業者、リソースアグリゲータなどの事業者によって管理されるサーバである。リソースアグリゲータは、VPP(Virtual Power Plant)において、電力系統12の電力需給バランスを調整する電力事業者であってもよい。電力需給バランスの調整は、施設100の需要電力(潮流電力)の削減電力を価値と交換する取引(以下、ネガワット取引)を含んでもよい。電力需給バランスの調整は、逆潮流電力の増大電力を価値と交換する取引を含んでもよい。リソースアグリゲータは、VPPにおいて、発電事業者、送配電事業者及び小売事業者などに逆潮流電力を提供する電力事業者であってもよい。
 電力管理サーバ200は、施設100の停電に関する情報(以下、計画停電情報)を管理してもよい。計画停電情報は、予め定められた計画停電に関する情報を含んでもよい。計画停電情報は、計画停電が生じる時間帯を示す情報を含んでもよい。
 外部サーバ300は、様々な情報を管理するサーバである。外部サーバ300は、施設100の停電に関する情報(以下、停電影響情報)を管理してもよい。例えば、外部サーバ300は、気象情報を管理するサーバである。停電影響情報は、大雨特別警報、氾濫発生情報、土砂災害警戒情報、氾濫危険情報、大雨警報、洪水警報、氾濫警戒情報、氾濫注意情報、大雨注意情報、洪水注意情報などの災害情報を含んでもよい。
 (施設)
 以下において、実施形態に係る施設について説明する。図2に示すように、施設100は、太陽電池装置110と、蓄電装置120と、電力ソケット130と、負荷機器140と、EMS(Energy Management System)150と、を有する。施設100は、測定装置160と、測定装置161と、測定装置162と、を有してもよい。
 太陽電池装置110は、太陽光などの光に応じて発電をする分散電源である。例えば、太陽電池装置110は、PCS(Power Conditioning System)及び太陽光パネルによって構成される。実施形態では、太陽電池装置110は、施設100に設置される発電装置の一例である。
 蓄電装置120は、電力の充電及び電力の放電をする分散電源である。例えば、蓄電装置120は、PCS及び蓄電セルによって構成される。
 電力ソケット130は、負荷機器140のプラグが差し込まれる接続インタフェースである。電力ソケット130は、電力ソケット130に接続された負荷機器140に供給される電力(消費電力)を所定周期(例えば、30秒)で測定する測定装置131を有していてもよい。電力ソケット130は、負荷機器140への電力供給を遮断するリレーを有してもよい。
 測定装置131は、消費電力を測定してもよく、消費電力を特定するための電流を測定してもよい。所定周期は、サンプリング周期と称されてもよい。測定装置131は、測定装置131の測定結果をEMS150に送信する。個々の測定結果は、サンプリング周期で送信されてもよい。いくつかの測定結果は、サンプリング周期よりも長い周期で纏めて送信されてもよい。測定結果は、瞬時値によって表されてもよく、積算値によって表されてもよい。
 図2では、電力ソケット130として、電力ソケット130A、電力ソケット130B及び電力ソケット130Xが例示されている。測定装置131として、測定装置131A、測定装置131B及び測定装置131Xが例示されている。電力ソケット130Aは、電力ソケット130Aに接続された負荷機器140Aに交流電力を供給し、測定装置131Aは、負荷機器140Aの消費電力を測定する。同様に、電力ソケット130Bは、電力ソケット130Bに接続された負荷機器140Bに交流電力を供給し、測定装置131Bは、負荷機器140Bの消費電力を測定する。一方で、電力ソケット130Xは、電力ソケット130Xに接続された負荷機器140Xに直流電力を供給し、測定装置131Xは、負荷機器140Xの消費電力を測定する。
 負荷機器140は、電力を消費する機器である。例えば、負荷機器140は、映像機器、音響機器、冷蔵庫、洗濯機、エアーコンディショナ、パーソナルコンピュータなどを含んでもよい。
 図2では、負荷機器140として、負荷機器140A、負荷機器140B及び負荷機器140Xが例示されている。負荷機器140Aは、電力ソケット130Aに接続された負荷機器という意味であり、異なる負荷機器を示すことがある。同様に、負荷機器140Bは、電力ソケット130Bに接続された負荷機器という意味であり、異なる負荷機器を示すことがあり、負荷機器140Xは、電力ソケット130Xに接続された負荷機器という意味であり、異なる負荷機器を示すことがある。
 EMS150は、施設100に関する電力を管理する。EMS150は、太陽電池装置110、蓄電装置120、負荷機器140を制御してもよい。実施形態では、EMS150は、電力管理装置の一例である。EMS150の詳細については後述する(図3を参照)。
 測定装置160は、電力系統12から施設100への潮流電力を測定する。測定装置160は、施設100から電力系統12への逆潮流電力を測定してもよい。例えば、測定装置160は、電力会社に帰属するSmart Meterであってもよい。測定装置160は、第1間隔(例えば、30分)における測定結果(潮流電力又は逆潮流電力の積算値)を示す情報要素を第1間隔毎にEMS150に送信してもよい。
 測定装置161は、太陽電池装置110の出力電力を測定する。測定装置161は、第1間隔よりも短い第2間隔(例えば、1分)における測定結果を示す情報要素を第2間隔毎にEMS150に送信してもよい。測定結果は、瞬時値によって表されてもよく、積算値によって表されてもよい。
 測定装置162は、蓄電装置120の充電電力及び放電電力を測定する。測定装置162は、第1間隔よりも短い第2間隔(例えば、1分)における測定結果を示す情報要素を第2間隔毎にEMS150に送信してもよい。測定結果は、瞬時値によって表されてもよく、積算値によって表されてもよい。
 (電力管理装置)
 以下において、実施形態に係る電力管理装置について説明する。上述したように、EMS150は、電力管理装置の一例である。図3に示すように、EMS150は、第1通信部151と、第2通信部152と、制御部153と、を有する。
 第1通信部151は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、Wi-SUN、LTE、5G、6Gなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3又は独自の専用プロトコルなどの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
 第1通信部151は、ネットワーク11を介して電力管理サーバ200と通信を実行してもよい。第1通信部151は、ネットワーク11を介して外部サーバ300と通信を実行してもよい。
 実施形態では、第1通信部151は、施設100の停電に関する情報を受信する受信部を構成してもよい。例えば、第1通信部151は、計画停電情報を電力管理サーバ200から受信してもよく、停電影響情報を外部サーバ300から受信してもよい。
 第2通信部152は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、Wi-SUN、LTE、5G、6Gなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3又は独自の専用プロトコルなどの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
 第2通信部152は、測定装置131と通信を実行する。第2通信部152は、太陽電池装置110、蓄電装置120と通信を実行してもよい。図2では信号ラインを省略しているが、第2通信部152は、電力ソケット130及び負荷機器140と通信を実行してもよく、測定装置160、測定装置161及び測定装置162と通信を実行してもよい。
 実施形態では、第2通信部152は、測定装置131から、測定装置131の測定結果を時系列データとして取得する取得部を構成する。
 制御部153は、EMS150を制御する。制御部153は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)によって構成されてもよく、通信可能に接続された2以上の回路(集積回路及び又はディスクリート回路(Discrete Circuits)など)によって構成されてもよい。
 制御部153は、太陽電池装置110及び蓄電装置120を制御してもよい。制御部153は、電力ソケット130及び負荷機器140を制御してもよい。例えば、制御部153は、電力ソケット130のリレーを制御することによって、電力ソケット130から負荷機器140への電力供給を遮断してもよい。
 実施形態では、制御部153は、時系列データが第1条件を満たす場合に、第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び第1条件が満たされた後の第2時系列データに時系列データを区分する第1処理を実行する制御部を構成する。
 ここで、第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである。xの値は、測定装置131の測定結果のサンプリング周期に応じて定められてもよい。
 例えば、サンプリング周期が短いほど、xの値が大きくてもよい。このような構成によれば、サンプリング周期が短いため、連続する測定結果の差異が所定差異を超えずに消費電力が変化するケースを想定しても、第1時系列データ及び第2時系列データを適切に区分することができる。
 一方で、サンプリング周期が長いほど、xの値が小さくてもよい。このような構成によれば、サンプリング周期が長くても、第1時系列データ及び第2時系列データを区分するタイミングの遅延を抑制することができる。但し、xの値が2以上であるため、消費電力が変化している途中で測定結果がサンプリングされるケースを想定しても、第1時系列データ及び第2時系列データを適切に区分することができる。
 具体的には、制御部153は、以下に示す方法で第1時系列データ及び第2時系列データを区分する。図4~図6では、縦軸は、測定装置131の測定結果を示している。測定結果は、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を特定するための電流によって表される。ここでは、xの値が2であり、所定差異が5Aであるケースについて例示する。
 第1に、消費電力が増大するケースについて、図4を参照しながら説明する。図4に示すように、制御部153は、時系列データとして、{10, 10, 10, 13, 17, 17, 17, 17, 17}を取得する。制御部153は、n回目の測定結果とn+2回目の測定結果との差異として、{0, 3, 7, 4, 0, 0, 0}を取得する。制御部153は、差異が7Aであるタイミングで第1条件が満たされたものと判定し、{10, 10, 10, 13}を第1時系列データに区分し、{17, 17, 17, 17, 17}を第2時系列データに区分する。
 図4に示すケースから明らかなように、xの値が1である場合には、測定結果の差異が{0, 0, 3, 4, 0, 0, 0, 0}となり、第1条件が満たされず、第1時系列データ及び第2時系列データを適切に区分することができない可能性がある。
 第2に、消費電力が減少するケースについて、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、制御部153は、時系列データとして、{17, 17, 17, 14, 12, 11, 10.5, 10, 10}を取得する。制御部153は、n回目の測定結果とn+2回目の測定結果との差異として、{0, 3, 5, 3, 1.5, 0.5, 0}を取得する。制御部153は、差異が5Aであるタイミングで第1条件が満たされたものと判定し、{17, 17, 17, 14, 12}を第1時系列データに区分し、{11, 10.5, 10, 10}を第2時系列データに区分する。
 図5に示すケースから明らかなように、xの値が1である場合には、測定結果の差異が{0, 0, 0, 3, 2, 1, 0.5, 0.5}となり、第1条件が満たされず、第1時系列データ及び第2時系列データを適切に区分することができない可能性がある。
 第3に、インバータ付きの負荷機器を想定して、消費電力が増大するケースについて、図6を参照しながら説明する。図6に示すように、制御部153は、時系列データとして、{10, 10, 10, 14, 18, 17, 17, 17, 17}を取得する。制御部153は、n回目の測定結果とn+2回目の測定結果との差異として、{0, 4, 8, 3, 0, 0, 0}を取得する。制御部153は、差異が8Aであるタイミングで第1条件が満たされたものと判定し、{10, 10, 10, 14}を第1時系列データに区分し、{18, 17, 17, 17, 17}を第2時系列データに区分する。
 図6に示すケースから明らかなように、xの値が1である場合には、測定結果の差異が{0, 0, 4, 4, 1, 0, 0, 0}となり、第1条件が満たされず、第1時系列データ及び第2時系列データを適切に区分することができない可能性がある。
 実施形態では、制御部153は、第1時系列データが第1負荷機器と対応し、第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、第2時系列データに基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行する。
 ここで、第1負荷機器及び第2負荷機器は、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力をEMS150が予測するために導入された用語であり、実際の負荷機器140が異なることを意味する用語ではない。
 例えば、電力ソケット130に異なる負荷機器140が接続された場合に、電力ソケット130に接続し直す前の実際の負荷機器140が第1負荷機器と想定され、電力ソケット130に接続し直した後の実際の負荷機器140が第2負荷機器と想定されてもよい。このようなケースにおいて、実際の負荷機器140は異なる。或いは、電力ソケット130に2以上の負荷機器140が接続されるケースが想定されてもよい。このようなケースにおいて、2以上の負荷機器140の組合せが第1負荷機器又は第2負荷機器と対応してもよい。
 一方で、電力ソケット130に接続された負荷機器140の動作モードが変更された場合に、動作モードが変更される前の実際の負荷機器140が第1負荷機器と想定され、動作モードが変更された後の実際の負荷機器140が第2負荷機器と想定されてもよい。このようなケースにおいて、実際の負荷機器140は同じである。
 実施形態では、制御部153は、第2負荷機器の消費電力の予測結果及び施設100に設置される蓄電装置120の蓄電残量に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定する第3処理を実行する。残運用可能時間は、第2負荷機器の使用を継続した場合に、蓄電装置120の蓄電残量が閾値を下回るまでの時間であってもよい。
 実施形態では、制御部153は、施設100が電力系統12から解列された状態(以下、解列状態)において第1処理を実行してもよい。制御部153は、解列状態において、第1処理を前提とする処理(第2処理及び第3処理)を実行してもよい。解列状態は、停電状態と読み替えてもよい。
 制御部153は、第3処理において、第2負荷機器の消費電力の予測結果、蓄電装置120の蓄電残量及び施設100に設置される発電装置(ここでは、太陽電池装置110)の発電電力の予測結果に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定してもよい。すなわち、制御部153は、太陽電池装置110の発電電力の予測結果に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を延長する。
 例えば、制御部153は、以下の式に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定してもよい。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 Pi…時刻iの蓄電装置120の蓄電残量
 P0…現在時刻の蓄電装置120の蓄電残量
 Gn…時刻iの発電電力の予測結果
 Cn…時刻iの消費電力の予測結果
 残運用可能時間は、Pi≧0が満たされる時間として特定することができる。言い換えると、残運用可能時間は、Pi≦0となるまでの時間である。
 (電力管理方法)
 以下において、実施形態に係る電力管理方法について説明する。ここでは、EMS150の動作について主として説明する。
 図7に示すように、ステップS11において、EMS150は、施設100で停電が生じているか否かを判定する。EMS150は、停電が生じている場合に、ステップS12の処理を実行する。EMS150は、停電が生じていない場合に、停電が生じているか否かの監視を継続する。
 ステップS12において、EMS150は、測定装置131の測定結果を測定装置131から取得する。ここでは、測定結果をサンプリング周期毎に取得するケースを例示する。
 ステップS13において、EMS150は、第1条件が満たされているか否かを判定する。EMS150は、第1条件が満たされている場合に、ステップS14の処理を実行する。EMS150は、第1条件が満たされていない場合に、ステップS15の処理を実行する。
 ステップS14において、EMS150は、第1時系列データ及び第2時系列データに時系列データを区分する第1処理を実行する。EMS150は、第2時系列データに基づいて、電力ソケット130に接続された負荷機器140(第2負荷機器)の消費電力を予測する第2処理を実行する。EMS150は、消費電力の予測結果及び蓄電装置120の蓄電残量に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定する第3処理を実行してもよい。
 ステップS15において、EMS150は、第1時系列データ及び第2時系列データを区分せずに、時系列データに基づいて、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を予測する。EMS150は、消費電力の予測結果及び蓄電装置120の蓄電残量に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定してもよい。
 ステップS16において、EMS150は、施設100の停電が継続しているか否かを判定する。EMS150は、施設100の停電が継続している場合に、ステップS17の処理を実行する。EMS150は、施設100の停電が継続していない場合には、一連の処理を終了する。
 ステップS17において、EMS150は、次の測定結果を取得する準備を実行する。例えば、EMS150は、測定結果を特定するパラメータnに1を加算する。
 (作用及び効果)
 実施形態では、EMS150は、時系列データが第1条件を満たす場合に、第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び第1条件が満たされた後の第2時系列データに時系列データを区分する第1処理を実行する。EMS150は、第1時系列データが第1負荷機器と対応し、第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、第2時系列データに基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行する。このような構成によれば、EMS150は、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力が変化する場合に、第1時系列データを参照せずに第2時系列データに基づいて消費電力を予測する。従って、EMS150は、早いタイミングで消費電力を適切に予測することができる。
 実施形態では、EMS150は、消費電力の予測結果及び蓄電装置120の蓄電残量に基づいて、蓄電装置120の残運用可能時間を特定する第3処理を実行してもよい。このような構成によれば、EMS150は、電力系統12から電力が供給されない解列状態(停電状態など)において、負荷機器140の使用計画を検討するにあたって有益な情報を施設100のユーザに提供することができる。
 [変更例1]
 以下において、実施形態の変更例1について説明する。変更例1では、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
 変更例1では、電力ソケット130に接続された負荷機器140が間欠運転を実行するケースについて考える。間欠運転としては、例えば、冷蔵庫が庫内温度を目標温度に保つための運転、エアーコンディショナが室内温度を目標温度に保つための運転などが想定される。
 このようなケースにおいて、EMS150は、第1処理において、第1条件が満たされる場合であっても、時系列データが第2条件を満たす場合には、時系列データを区分せずに、時系列データが1つの負荷機器に対応する時系列データであると判定する。第2条件は、第1電力に相当する測定結果の時間区間、第1電力と異なる第2電力に相当する測定結果の時間区間及び第1電力に相当する測定結果の時間区間を時系列データが含むことである。
 例えば、図8に示すように、負荷機器140の消費電力がPPWh及びQQWhの間で変動するケースについて考える。ここでは、PPWhの時間区間をPP区間と称し、QQWhの時間区間をQQ区間と称する。すなわち、PPWhのPP区間及びQQWhのQQ区間が繰り返される場合について考える。PPWh及びQQWhは、所定の変動幅を有する消費電力であってもよい。
 EMS150は、負荷機器140の消費電力がPPWhからQQWhに減少した場合に、第1時系列データ及び第2時系列データに時系列データを区分する。しかしながら、EMS150は、負荷機器140の消費電力がQQWhからPPWhに増大した場合に、PP区間及びQQ区間を時系列データが含むため、第2条件が満たされたと判断する。すなわち、EMS150は、第1時系列データ及び第2時系列データに区分されていた時系列データについて、第1時系列データ及び第2時系列データに区分せずに、1つの負荷機器と対応する時系列データとして取り扱う。従って、EMS150は、PPWh、PP区間、QQWh及びQQ区間に基づいて、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を予測する。なお、EMS150は、PP区間とQQ区間を交互に所定の回数に亘って繰り返し測定した時に、第2条件が満たされたと判断してもよい。また、EMS150は、第2条件が満たされたと判断したときに、既に第1処理が実行されている場合、その第1処理を取り消して第1時系列データと第2時系列データを1つの時系列データとして取り扱うように変更してもよい。
 さらに、EMS150は、第1電力及び第2電力の小さい方の電力に相当する測定結果の時間区間よりも長い時間区間において、電力ソケット130から負荷機器140に供給する電力を制限する。
 例えば、図8に示すケースでは、EMS150は、QQ区間よりも長い時間区間において、電力ソケット130から負荷機器140に供給する電力を制限する。電力の制限は、QQ区間を延長することによって、負荷機器140の消費電力(PPWh)をQQWhに抑制する制限であってもよい。電力の制限は、負荷機器140の消費電力をQQWhよりも小さい所定電力に抑制する制限であってもよい。所定電力は0Whを含んでもよい。
 なお、図8では、時系列データがPPWhのPP区間から始まるケースが例示されているが、時系列データがQQWhのQQ区間から始まるケースであっても、同様の処理を適用することができる。
 (電力管理方法)
 以下において、変更例1に係る電力管理方法について説明する。ここでは、EMS150の動作について主として説明する。図9では、図7と同様の処理について同様のステップ番号が付されている。図7と同様の処理の説明については省略する。
 図9に示すように、ステップS21において、EMS150は、第2条件が満たされているか否かを判定する。EMS150は、第2条件が満たされている場合に、ステップS15の処理を実行する。EMS150は、第2条件が満たされていない場合に、ステップS14の処理を実行する。
 すなわち、EMS150は、第1条件が満たされた後において、第2条件が満たされた場合には、ステップS15において、第1時系列データ及び第2時系列データを区分せずに、時系列データに基づいて、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を予測する。
 一方で、EMS150は、第1条件が満たされた後において、第2条件が満たされない場合には、ステップS14において、第1時系列データ及び第2時系列データを区分し、第2時系列データに基づいて、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を予測する。
 (作用及び効果)
 変更例1では、EMS150は、第1条件が満たされる場合であっても、時系列データが第2条件を満たす場合には、第1時系列データ及び第2時系列データを区分せずに、時系列データに基づいて消費電力を予測する。このような構成によれば、負荷機器140の間欠運転を想定した場合であっても、負荷機器140の消費電力を適切に予測することができる。
 [変更例2]
 以下において、実施形態の変更例2について説明する。変更例2では、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
 変更例2では、第2時系列データ(第2負荷機器の消費電力)がさらに別々の時系列データに区分されないケース(すなわち、第2時系列データが上述した第1条件をさらに満たすことがないケース)において、第2時系列データに基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する方法について考える。
 具体的には、EMS150は、第2処理において、第2時系列データの平均値(以下、Aveとも称する)に対してオフセット大きい値に基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する。オフセットとは、第2時系列データ(第2負荷機器の消費電力)の平均値に上乗せされたマージンであると考えてもよい。オフセットは、平均値に加算される絶対値で表されてもよく、平均値に乗算される比率で表されてもよい。オフセットの計算方法としては、以下に示す方法が考えられる。
 第1に、図10に示すように、オフセットは、第2時系列データの平均値と第2時系列データの最頻値との差異ΔWに基づいて計算されてもよい。このようなケースにおいて、オフセットは、C・ΔWによって表されてもよい。Cは所定係数である。すなわち、EMS150は、Ave+C・ΔWに基づいて消費電力を予測する。具体的には、Ave+C・ΔWが継続する想定で消費電力が予測される。
 第2に、図11に示すように、オフセットは、第2時系列データの信頼性区間に基づいて計算されてもよい。信頼性区間は、所定の信頼性(例えば、95%の信頼性)を有するデータの区間である。消費電力の95%信頼性区間の最小値がW1であり、最大値がW2であるケースにおいて、オフセットは、C・(W2-Ave)によって表されてもよい。Cは所定係数である。すなわち、EMS150は、Ave+C・(W2-Ave)に基づいて消費電力を予測する。具体的には、Ave+C・(W2-Ave)が継続する想定で消費電力が予測される。
 第3に、図12に示すように、オフセットは、過去の消費電力の範囲と対応付けられていてもよい。例えば、第2時系列データの平均値が1501Wh~2000Whの範囲である場合には、オフセットとして150Whが用いられてもよい。同様に、第2時系列データの平均値が501Wh~1000Whの範囲である場合には、オフセットとして50Whが用いられてもよい。
 変更例2では、第2時系列データに基づいて第2負荷機器の消費電力を予測するケースについて例示した。しかしながら、変更例2はこれに限定されるものではない。変更例2は、時系列データに基づいて負荷機器140の消費電力を予測するケースに適用されてもよい。このようなケースにおいては、第2時系列データを時系列データと読み替えればよい。
 (作用及び効果)
 変更例2では、EMS150は、第2処理において、第2時系列データの平均値に対してオフセット大きい値に基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する。このような構成によれば、第2負荷機器の消費電力が変動するケースを想定した場合に、第2負荷機器の消費電力を大きめの消費電力として予測するため、施設100のユーザが想定するよりも早いタイミングで蓄電装置120の蓄電残量が閾値を下回る事態を抑制することができる。
 [変更例3]
 以下において、実施形態の変更例3について説明する。変更例3では、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
 変更例3では、施設100のユーザに対するUI(User Interface)を参照しながら、EMS150の動作について説明する。UIは、EMS150のディスプレイに表示される画像であってもよく、EMS150と通信可能な端末のディスプレイに表示される画像であってもよい。ディスプレイは、タッチパネルによって構成されてもよい。どのような装置のディスプレイにUIが表示されるにしても、EMS150がUIに関する表示制御を実行してもよい。
 以下においては、電力ソケット130として2以上の電力ソケット130(電力ソケット1、電力ソケット2、電力ソケット3及び電力ソケットDC)が施設100に設置されるケースについて例示する。電力ソケット1~電力ソケット3は、負荷機器140に交流電力を供給する電力ソケット(例えば、図2に示す電力ソケット130A、130B)であり、電力ソケットDCは、負荷機器140に直流電力を供給する電力ソケット(例えば、図2に示す電力ソケット130X)である。UIとして、図13に示すUIを例に挙げて説明する。
 第1に、UIは、測定装置131の測定結果をEMS150に取得させるためのユーザ指令を入力するための画像(図13では、「データの再取得」)を含んでもよい。EMS150は、ユーザ指令に基づいて第1処理及び第2処理を実行してもよい。EMS150は、ユーザ指令に基づいて第3処理を実行してもよい。なお、EMS150は、測定装置131の測定結果について、ユーザ指令よりも前から取得してもよく、ユーザ指令に基づいて取得してもよい。
 第2に、UIは、各電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力の合計を示す画像(図13では、「1時間の消費予測」、「3456Wh」)を含んでもよい。UIは、蓄電装置120の蓄電残量を示す画像(図13では、「残量8334Wh」)を含んでもよい。UIは、各電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を示す画像(図13では、「電力ソケット1」、「1893Wh」、「電力ソケット2」、「459Wh」、「電力ソケット3」、「879Wh」、「電力ソケットDC」、「225Wh」)を含んでもよい。UIは、過去の消費電力の実績を示す画像(図13では、各電力ソケットの名称及び消費電力の右に表示されたグラフ)を含んでもよい。
 第3に、UIは、残運用可能時間を示す画像(図13では、「残量切れ予測」、「2.2~2.7時間後」)を含んでもよい。残運用可能時間は、一定の時間幅を有するように表されてもよい。UIは、施設100の停電継続時間を示す画像(図13では、「停電中」、「残り1時間」)を含んでもよい。すなわち、EMS150は、残運用可能時間及び停電継続時間を表示する制御を実行する。
 EMS150は、施設100全体の消費電力を以下の式に基づいて予測してもよい。具体的には、EMS150は、施設100全体の消費電力について最小値の予測結果Call_minをCall_min=C1_min+C2_min+C3_min+Cdc_minの式に従って算出してもよい。C1_min、C2_min、C3_min及びCdc_minは、電力ソケット1、電力ソケット2、電力ソケット3及び電力ソケットDCに関する時系列データ(時系列データが区分される場合には、第2時系列データ)の最小値である。同様に、EMS150は、施設100全体の消費電力について最大値の予測結果Call_maxをCall_max=C1_max+C2_max+C3_max+Cdc_maxの式に従って算出してもよい。C1_max、C2_max、C3_max及びCdc_maxは、電力ソケット1、電力ソケット2、電力ソケット3及び電力ソケットDCに関する時系列データ(時系列データが区分される場合には、第2時系列データ)の最大値である。残運用可能時間を表す一定の時間幅は、予測結果Call_min(例えば、2.2Wh)及び予測結果Call_max(例えば、2.7Wh)によって定義されてもよい。
 EMS150は、施設100の停電に関する情報(例えば、上述した計画停電情報、停電影響情報など)に基づいて停電継続時間を特定してもよい。例えば、EMS150は、計画停電が生じる時間帯を示す情報を、計画停電情報が含む場合に、計画停電が生じる時間帯に基づいて停電継続時間を特定してもよい。或いは、EMS150は、停電影響情報に基づいて停電の要因レベルを特定し、特定された要因レベルに基づいて停電継続時間を特定してもよい。例えば、EMS150は、停電影響情報が大雨特別警報及び氾濫発生情報の少なくともいずれか1つを含む場合に、要因レベルがレベル4であるとして、停電が2日間に亘って継続する想定で、停電継続時間を特定してもよい。EMS150は、停電影響情報が土砂災害警戒情報及び氾濫危険情報の少なくともいずれか1つを含む場合に、要因レベルがレベル3であるとして、停電が1日間に亘って継続する想定で、停電継続時間を特定してもよい。EMS150は、停電影響情報が大雨警報、洪水警報及び氾濫警戒情報の少なくともいずれか1つを含む場合に、要因レベルがレベル2であるとして、停電が0.5日間に亘って継続する想定で、停電継続時間を特定してもよい。EMS150は、停電影響情報が氾濫注意情報、大雨注意情報及び洪水注意情報の少なくともいずれか1つを含む場合に、要因レベルがレベル1であるとして、停電が短期間である想定で、停電継続時間を不明として特定してもよい。
 EMS150は、施設100の停電継続時間が蓄電装置120の残運用可能時間よりも長い場合に、負荷機器140の消費電力を制限する第4処理を実行してもよい。言い換えると、EMS150は、停電継続時間が満了するまで、負荷機器140への電力供給を継続するために、負荷機器140の消費電力を制限する。
 例えば、EMS150は、第4処理において、少なくとも1つの電力ソケット130から負荷機器140への電力供給を停止する時刻を設定してもよい。EMS150は、設定された時刻に基づいて、後述するタイマに電力供給可能時間を自動的に設定してもよい。EMS150は、電力ソケット130の優先度に基づいて、電力供給を停止する電力ソケット130を選択してもよい。或いは、EMS150は、第4処理において、負荷機器140に関する情報(例えば、運転モードなど)を取得可能である場合には、負荷機器140の運転モードを現在の運転モードよりも消費電力が小さい運転モードに変更してもよい。
 このようなケースにおいて、EMS150は、施設100が電力系統12から解列されたタイミングから一定時間が経過した後において第4処理を実行してもよい。言い換えると、EMS150は、瞬時的な停電において第4処理を実行しなくてもよい。
 第4に、UIは、施設100において負荷機器140への電力供給を継続する目標継続時間を示す画像(図13では、「目標時間」、「2.2時間後」)を含んでもよい。目標継続時間は、蓄電装置120の運転を継続する目標運転時間と読み替えてもよい。UIは、目標継続時間の設定に用いる画像(図13では、「▲」、「reset」)を含んでもよい。例えば、「▲」の選択又は押下によって目標継続時間が0.1時間ずつ増加してもよい。「reset」の選択又は押下によって目標継続時間がリセットされてもよい。
 EMS150は、目標継続時間が蓄電装置120の残運用可能時間よりも長い場合に、負荷機器140の消費電力を制限する第5処理を実行してもよい。言い換えると、EMS150は、目標継続時間が満了するまで、負荷機器140への電力供給を継続するために、負荷機器140の消費電力を制限する。
 例えば、EMS150は、第5処理において、少なくとも1つの電力ソケット130から負荷機器140への電力供給を停止する時刻を設定してもよい。EMS150は、設定された時刻に基づいて、後述するタイマに電力供給可能時間を自動的に設定してもよい。EMS150は、電力ソケット130の優先度に基づいて、電力供給を停止する電力ソケット130を選択してもよい。或いは、EMS150は、第5処理において、負荷機器140に関する情報(例えば、運転モードなど)を取得可能である場合には、負荷機器140の運転モードを現在の運転モードよりも消費電力が小さい運転モードに変更してもよい。
 第5に、UIは、電力ソケット130から負荷機器140への電力供給を継続する電力供給時間を設定可能なタイマの残り時間を示す画像(図13では、「タイマ -分」、「タイマ 15分」、「タイマ 10分」)を含む。UIは、電力供給時間の設定に用いる画像(図13では、「▲」、「reset」)を含んでもよい。このようなタイマは電力ソケット130毎に備えられてもよい。EMS150は、タイマの満了に応じて、タイマが満了した電力ソケット130から負荷機器140への電力供給を停止する。例えば、「▲」の選択又は押下によってタイマに設定される電力供給時間が1分ずつ増加してもよい。「reset」の選択又は押下によってタイマに設定される電力供給時間がリセットされてもよい。
 EMS150は、目標継続時間が蓄電装置120の残運用可能時間よりも長い場合に、タイマに設定された電力供給時間を短縮してもよい。例えば、図13に示すケースにおいて、電力ソケット2と対応するタイマの時間が15分から9分に短縮され、電力ソケットDCと対応するタイマの時間が10分から3分に短縮されてもよい。
 第6に、UIは、電力ソケット130の電力供給に関する優先度の設定に用いる画像(図13では、各電力ソケットの名称の左側に表示された「▲」)を含んでもよい。特に限定されるものではないが、上位に表示されるほど、電力ソケット130の優先度が高くてもよい。或いは、UIは、電力ソケット130の優先度を示す画像を含んでもよい。例えば、「▲」の選択又は押下によって、電力ソケット130の優先度が1つ上位に変更される。詳細には、電力ソケット2と対応する「▲」の選択又は押下によって、電力ソケット2に関する表示が電力ソケット3に関する表示よりも上位に移動してもよい。EMS150は、このような操作に応じて、電力ソケット130から負荷機器140への電力供給に関する優先度を電力ソケット130毎に設定する。
 (作用及び効果)
 変更例3では、EMS150は、様々な情報を含むUIに関する表示制御を実行する。このような構成によれば、EMS150は、電力系統12から電力が供給されない解列状態(停電状態など)において、負荷機器140の使用計画を検討するにあたって有益な情報を施設100のユーザに提供することができる。
 変更例3では、EMS150は、施設100の停電継続時間が蓄電装置120の残運用可能時間よりも長い場合に、負荷機器140の消費電力を制限する第4処理を実行してもよい。このような構成によれば、停電継続時間の満了まで必要最低限の負荷機器140の継続使用を支援することができる。
 変更例3では、EMS150は、目標継続時間が蓄電装置120の残運用可能時間よりも長い場合に、負荷機器140の消費電力を制限する第5処理を実行してもよい。このような構成によれば、目標継続時間の満了まで必要最低限の負荷機器140の継続使用を支援することができる。
 [その他の実施形態]
 本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
 上述した開示では特に触れていないが、施設100が集合住宅などである場合に、電力ソケット130が別々の住宅に設置されてもよい。1つの電力ソケット130に対して2以上の負荷機器140が接続される利用態様が想定されてもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、EMS150は、過去の消費電力の実績を学習することによって、電力ソケット130に接続された負荷機器140の種類を特定してもよい。学習は、機械学習であってもよく、AI(Artificial Intelligence)に代表される深層学習であってもよい。
 上述した開示では、施設100に設置される発電装置が太陽電池装置110であるケースについて例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。発電装置は、燃料電池装置、風力発電装置、水力発電装置、地熱発電装置及びバイオマス発電装置の中から選択された1以上の発電装置であってもよい。
 上述した開示では、EMS150が施設100に設けられるケースについて例示した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。EMS150は、ネットワーク11上に設けられるサーバなどによって実現されるクラウドサービスによって提供されてもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、電力とは、瞬時値(W/kW)であってもよく、単位時間の積算値(Wh/kWh)であってもよい。
 上述した開示は、以下に示す課題及び効果を有していてもよい。
 具体的には、停電などの理由によって施設100が電力系統12から解列された自立運転状態においては、施設100に設置された電力ソケット130へ接続する負荷機器140を、異なる負荷機器140へと変更するケースが考えられる。例えば、このようなケースとしては、様々な負荷機器140について蓄電装置120の残運用可能時間をユーザが確認するケース、ユーザが使用したい負荷機器が変わるケースなどが想定される。発明者等は、鋭意検討の結果、電力ソケットに対して異なる負荷機器を接続するケースを想定した場合に、電力ソケットに接続された負荷機器の消費電力を速やかに特定する必要性を見出した。
 このような課題を解決するために、上述した開示では、EMS150は、第1時系列データが第1負荷機器と対応し、第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、第2時系列データに基づいて第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行する。このような構成によれば、電力ソケット130に接続された負荷機器140の消費電力を速やかに特定することができるという効果を奏する。
 1…電力管理システム、11…ネットワーク、12…電力系統(電力系統)、100…施設(施設)、110…太陽電池装置(発電装置)、120…蓄電装置(蓄電装置)、130…電力ソケット(電力ソケット)、131…測定装置(測定装置)、140…負荷機器(負荷機器)、150…EMS(電力管理装置)、151…第1通信部(受信部)、152…第2通信部(取得部)、153…制御部(制御部)、160…測定装置、161…測定装置、162…測定装置、200…電力管理サーバ、300…外部サーバ

Claims (17)

  1.  施設に設置される電力ソケットから負荷機器に供給される電力を所定周期で測定する測定装置から、前記測定装置の測定結果を時系列データとして取得する取得部と、
     前記時系列データが第1条件を満たす場合に、前記第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び前記第1条件が満たされた後の第2時系列データに前記時系列データを区分する第1処理を実行する制御部と、を備え、
     前記制御部は、前記第1時系列データが第1負荷機器と対応し、前記第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、前記第2時系列データに基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行し、
     前記第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである、電力管理装置。
  2.  前記制御部は、前記第2負荷機器の消費電力の予測結果及び前記施設に設置される蓄電装置の蓄電残量に基づいて、前記蓄電装置の残運用可能時間を特定する第3処理を実行する、請求項1に記載の電力管理装置。
  3.  前記制御部は、ユーザ指令に基づいて前記第1処理及び前記第2処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の電力管理装置。
  4.  前記制御部は、前記第1処理において、前記第1条件が満たされる場合であっても、前記時系列データが第2条件を満たす場合には、前記時系列データを区分せずに、前記時系列データが1つの負荷機器に対応する時系列データであると判定し、
     前記第2条件は、第1電力に相当する測定結果の時間区間、前記第1電力と異なる第2電力に相当する測定結果の時間区間及び前記第1電力に相当する測定結果の時間区間を前記時系列データが含むことである、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  5.  前記制御部は、前記第1電力及び前記第2電力の小さい方の電力に相当する測定結果の時間区間よりも長い時間区間において、前記電力ソケットから前記負荷機器に供給する電力を制限する、請求項4に記載の電力管理装置。
  6.  前記制御部は、前記施設が電力系統から解列された状態において前記第1処理を実行する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  7.  前記制御部は、前記第2処理において、前記第2時系列データの平均値に対してオフセット大きい値に基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  8.  前記制御部は、前記第3処理において、前記第2負荷機器の消費電力の予測結果、前記蓄電装置の蓄電残量及び前記施設に設置される発電装置の発電電力の予測結果に基づいて、前記蓄電装置の残運用可能時間を特定する、請求項2、請求項2を引用する請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  9.  2以上の電力ソケットが設置される場合において、前記電力ソケットから前記負荷機器への電力供給を継続する電力供給時間を設定可能なタイマを前記電力ソケット毎に備え、
     前記制御部は、前記タイマの満了に応じて、前記タイマが満了した前記電力ソケットから前記負荷機器への電力供給を停止する、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  10.  前記施設の停電に関する情報を受信する受信部を備え、
     前記制御部は、前記施設の停電継続時間及び前記蓄電装置の残運用可能時間を表示する制御を実行する、請求項2、請求項2を引用する請求項3乃至請求項9のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  11.  前記制御部は、前記施設の停電に関する情報に基づいて、前記施設の停電継続時間を特定する、請求項10に記載の電力管理装置。
  12.  前記制御部は、前記施設の停電継続時間が前記蓄電装置の残運用可能時間よりも長い場合に、前記負荷機器の消費電力を制限する第4処理を実行する、請求項10又は請求項11に記載の電力管理装置。
  13.  前記制御部は、前記施設が電力系統から解列されたタイミングから一定時間が経過した後において前記第4処理を実行する、請求項12に記載の電力管理装置。
  14.  前記制御部は、前記施設において前記負荷機器への電力供給を継続する目標継続時間が前記蓄電装置の残運用可能時間よりも長い場合に、前記負荷機器の消費電力を制限する第5処理を実行する、請求項2、請求項2を引用する請求項3乃至請求項13のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  15.  前記制御部は、2以上の電力ソケットが設置される場合において、前記電力ソケットから前記負荷機器への電力供給に関する優先度を前記電力ソケット毎に設定する、請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  16.  前記制御部は、前記施設において前記負荷機器への電力供給を継続する目標継続時間が前記蓄電装置の残運用可能時間よりも長い場合に、前記タイマに設定された前記電力供給時間を短縮する、請求項9、請求項9を引用する請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  17.  施設に設置される電力ソケットから負荷機器に供給される電力を所定周期で測定する測定装置から、前記測定装置の測定結果を時系列データとして取得するステップと、
     前記時系列データが第1条件を満たす場合に、前記第1条件が満たされる前の第1時系列データ及び前記第1条件が満たされた後の第2時系列データに前記時系列データを区分する第1処理を実行するステップと、
     前記第1時系列データが第1負荷機器と対応し、前記第2時系列データが第2負荷機器と対応する想定下において、前記第2時系列データに基づいて前記第2負荷機器の消費電力を予測する第2処理を実行するステップと、を備え、
     前記第1条件は、n(nは1以上の整数)回目の測定結果とn+x(xは2以上の整数)の測定結果との差異が所定差異以上であることである、電力管理方法。
PCT/JP2022/027195 2021-07-28 2022-07-11 電力管理装置及び電力管理方法 WO2023008154A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023538400A JPWO2023008154A1 (ja) 2021-07-28 2022-07-11

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021-123176 2021-07-28
JP2021123176 2021-07-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2023008154A1 true WO2023008154A1 (ja) 2023-02-02

Family

ID=85086726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2022/027195 WO2023008154A1 (ja) 2021-07-28 2022-07-11 電力管理装置及び電力管理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2023008154A1 (ja)
WO (1) WO2023008154A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115885A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Hochiki Corp 電力需要制御システム、方法及び電源コンセント装置
JP2014183640A (ja) 2013-03-19 2014-09-29 Sharp Corp 蓄電システム
JP2017229137A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 大阪瓦斯株式会社 電力供給システム
JP2018516523A (ja) * 2015-05-29 2018-06-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 電力供給を制御する方法及び装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115885A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Hochiki Corp 電力需要制御システム、方法及び電源コンセント装置
JP2014183640A (ja) 2013-03-19 2014-09-29 Sharp Corp 蓄電システム
JP2018516523A (ja) * 2015-05-29 2018-06-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 電力供給を制御する方法及び装置
JP2017229137A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 大阪瓦斯株式会社 電力供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2023008154A1 (ja) 2023-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101945501B1 (ko) 에너지 저장 장치와 태양광 발전을 이용한 전력 공급 제어 시스템 및 방법
EP2778697B1 (en) Battery-state monitoring system
US8571720B2 (en) Supply-demand balance controller
US10298056B2 (en) Power control system, power control method, and recording medium
CN103329384B (zh) 管理电能消耗和/或生产的方法和设备
US20140142774A1 (en) Energy management system, server, energy management method, and storage medium
US20160241031A1 (en) Dynamic probability-based power outage management system
JP6249895B2 (ja) 電力制御システム、方法及び電力制御装置
EP3389162A1 (en) Power control device, operation plan planning method, and program
EP3184921A1 (en) Air-conditioning control device, air-conditioning control method, and air-conditioning control program
KR101318891B1 (ko) 전력 관리 시스템 및 그 운용 방법
CN103733463A (zh) 基于市场数据来控制能量服务的方法及装置
EP3817184A1 (en) Management server, management system, and management method
US20190295192A1 (en) Using Cyber-Physical System-Enabled Microgrid System for Optimal Power Utilization and Supply Strategy
JP2020054214A (ja) 蓄電池管理装置および蓄電池管理方法
US9638545B2 (en) Power management apparatus, power management system and power management method
JP2003199249A (ja) 電力供給網の運用方法とそのシステム
JP6069738B2 (ja) 充放電制御システム、充放電制御方法、および充放電制御プログラム
JP2016046922A (ja) 電力需給調整システム、上位地域電力管理装置、および、下位地域電力管理装置
US20170338653A1 (en) Demand control apparatus, group generation apparatus, and group generation method
JP6635895B2 (ja) 電力需要制御システム、電力需要制御方法、アグリゲータシステム、需要家電力管理システム、及びプログラム
KR101918625B1 (ko) 에너지 저장 장치를 이용하여 복수의 수용가를 대상으로 전력 서비스를 제공하는 시스템 및 방법
WO2023008154A1 (ja) 電力管理装置及び電力管理方法
JP2021184682A (ja) 蓄電池管理装置、蓄電池管理方法および蓄電池管理プログラム
KR101744576B1 (ko) 중소형 분산 에너지 저장장치를 활용한 소비 전력 운영 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 22849219

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2023538400

Country of ref document: JP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2022849219

Country of ref document: EP

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2022849219

Country of ref document: EP

Effective date: 20240228