WO2022029965A1 - 無線通信ノード - Google Patents

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Abstract

無線通信ノード(100B)は、第1セルを介して上位ノードと無線信号を送受信し、第2セルを介して下位ノードと無線信号を送受信する。無線通信ノード(100B)は、アンライセンス周波数帯において第2セルを形成する場合、アンライセンス周波数帯用の設定を適用する。

Description

無線通信ノード
 本開示は、無線アクセスと無線バックホールとを設定する無線通信ノードに関する。
 3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、5th generation mobile communication system(5G、New Radio(NR)またはNext Generation(NG)とも呼ばれる)を仕様化し、さらに、Beyond 5G、5G Evolution或いは6Gと呼ばれる次世代の仕様化も進めている。
 3GPPのRelease 15及びRelease 16(NR)では、複数の周波数レンジ、具体的には、FR1(410 MHz~7.125 GHz)及びFR2(24.25 GHz~52.6 GHz)を含む帯域の動作が仕様化されている。
 また、3GPPのRelease-17では、52.6GHzを超え、71GHzまでをサポートするNRについても検討が進められている(非特許文献1)。さらに、Beyond 5G、5G Evolution或いは6G(Release-18以降)は、71GHzを超える周波数帯域もサポートすることを目標としている。
 52.6~71GHzの周波数帯域では、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11ad/ayと同等のチャネル帯域幅(約2GHz)とすることによる効率的な共存、及び位相雑音の低減に貢献するPTRS(Phase Tracking Reference Signal)のオーバヘッド低減を考慮して、より広いサブキャリア間隔(SCS)、例えば、960kHzのサポートが検討されている(非特許文献2)。
"New WID on Extending current NR operation to 71 GHz", RP-193229, 3GPP TSG RAN Meeting #86, 3GPP, 2019年12月 "RAN1 Chairman’s Notes", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #101-e, e-Meeting, 3GPP, 2020年6月
 960kHzなどの広いSCSは、上述したような効果が期待される一方、52.6~71GHzの周波数帯域用としてサポートされるSCSの数は、実装などを考慮し、最小限に抑えることが望ましい。
 また、端末(User Equipment, UE)への無線アクセスと、無線基地局(gNB)などの無線通信ノード間の無線バックホールとが統合されたIntegrated Access and Backhaul(IAB)に、アンライセンス(無免許)周波数帯のスペクトルを用いて利用可能な周波数帯を拡張するNew Radio-Unlicensed(NR-U)を適用し、IABの60GHz帯での運用も想定されている。
 しかしながら、960kHzなどの広いSCSをサポートする場合、現状の3GPPの仕様では必ずしも適切でない部分がある。
 例えば、IABノードは、親ノード(IABドナーと呼ばれてもよい)と接続するための機能であるMobile Termination(MT)と、子ノードまたはUEと接続するための機能であるDistributed Unit(DU)とを有するが、52.6~71GHzの周波数帯域での動作を考慮すると、特にDUの設定には改善の余地があると考えられる。
 そこで、以下の開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、52.6~71GHzなどの高周波数帯域において960kHzなどの広いSCSがサポートされる場合でも、より適切なDUの設定を実現し得る無線通信ノードの提供を目的とする。
 本開示の一態様は、第1セルを介して上位ノードと無線信号を送受信し、第2セルを介して下位ノードと無線信号を送受信する送受信部(無線信号送受信部110)と、アンライセンス周波数帯において前記第2セルを形成する場合、前記アンライセンス周波数帯用の設定を適用する(制御部170)とを備える無線通信ノード(無線通信ノード100B)である。
 本開示の一態様は、第1セルを介して上位ノードと無線信号を送受信し、第2セルを介して下位ノードと無線信号を送受信する送受信部(無線信号送受信部110)と、アンライセンス周波数帯において前記第2セルを形成する場合でも、前記第1セルと同一の設定の適用する制御部(制御部170)とを備える無線通信ノード(無線通信ノード100B)である。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、無線通信システム10において用いられる周波数レンジを示す図である。 図3は、無線通信システム10において用いられる無線フレーム、サブフレーム及びスロットの構成例を示す。また、表1は、SCSとシンボル期間との関係を示す図である。 図4は、IABの基本的な構成例を示す図である。 図5は、無線通信ノード100B(IABノード)の機能ブロック構成図である。 図6は、アンライセンス周波数帯を用いる場合におけるIABノードの設定に関する通信シーケンスの例を示す図である。 図7は、無線通信ノード100A~100Cのハードウェア構成の一例を示す図である。
 以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
 (1)無線通信システムの全体概略構成
 図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、複数の無線通信ノード及び端末によって構成される。なお、無線通信システム10は、Beyond 5G、5G Evolution或いは6Gと呼ばれる方式に従った無線通信システムでもよい。
 具体的には、無線通信システム10は、無線通信ノード100A, 100B, 100C、及び端末200(以下、UE200, User Equipment)を含む。
 無線通信ノード100A, 100B, 100Cは、それぞれセルC1, セルC2, セルC3を形成できる。無線通信ノード100A, 100B, 100Cは、当該セルを介して、UE200との無線アクセス(Access link)、及び当該無線通信ノード間における無線バックホール(Backhaul link)を設定できる。具体的には、無線通信ノード100Aと無線通信ノード100B、及び無線通信ノード100Bと無線通信ノード100Cとの間には、無線リンクによるバックホール(伝送路)が設定されてよい。
 このように、UE200との無線アクセスと、当該無線通信ノード間における無線バックホールとが統合された構成は、Integrated Access and Backhaul(IAB)と呼ばれている。
 IABは、無線アクセスのために定義された既存の機能及びインターフェースを再利用する。特に、Mobile-Termination (MT), gNB-DU (Distributed Unit), gNB-CU (Central Unit), User Plane Function (UPF), Access and Mobility Management Function (AMF) and Session Management Function (SMF)、ならびに対応するインターフェース、例えば、NR Uu(MT~gNB/DU間)、F1, NG, X2及びN4がベースラインとして使用されてよい。
 無線通信ノード100Aは、ファイバートランスポートなどの有線伝送路を介して、NRの無線アクセスネットワーク(NG-RAN)及びコアネットワーク(Next Generation Core (NGC)または5GC)と接続される。なお、NG-RAN及びNGCを含めて、単に「ネットワーク」と表現されてもよい。
 図2は、無線通信システム10において用いられる周波数レンジを示す。図2に示すように、無線通信システム10は、FR1及びFR2に対応する。各FRの周波数帯は、次のとおりである。
  ・FR1:410 MHz~7.125 GHz
  ・FR2:24.25 GHz~52.6 GHz
 FR1では、15, 30または60kHzのSub-Carrier Spacing(SCS)が用いられ、5~100MHzの帯域幅(BW)が用いられてもよい。FR2は、FR1よりも高周波数であり、60または120kHz(240kHzが含まれてもよい)のSCSが用いられ、50~400MHzの帯域幅(BW)が用いられてもよい。
 なお、SCSは、numerologyと解釈されてもよい。numerologyは、3GPP TS38.300において定義されており、周波数ドメインにおける一つのサブキャリア間隔と対応する。
 さらに、無線通信システム10は、FR2の周波数帯域よりも高周波数帯域にも対応する。具体的には、無線通信システム10は、52.6GHzを超え、71GHzまでの周波数帯域に対応する。このような高周波数帯域は、便宜上「FR2x」と呼ばれてもよい。
 このような問題を解決するため、52.6GHzを超える帯域を用いる場合、より大きなSub-Carrier Spacing(SCS)を有するCyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing(CP-OFDM)/Discrete Fourier Transform - Spread(DFT-S-OFDM)を適用してもよい。
 また、FR2xのような高周波数帯域では、上述したように、キャリア間の位相雑音の増大が問題となる。このため、より大きな(広い)SCS、またはシングルキャリア波形の適用が必要となり得る。
 SCSが大きい程、シンボル/CP(Cyclic Prefix)期間及びスロット期間が短くなる(14シンボル/スロットの構成が維持される場合)。図3は、無線通信システム10において用いられる無線フレーム、サブフレーム及びスロットの構成例を示す。また、表1は、SCSとシンボル期間との関係を示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1に示すように、14シンボル/スロットの構成が維持される場合、SCSが大きく(広く)なる程、シンボル期間(及びスロット期間)は短くなる。なお、シンボル期間は、シンボル長、時間方向或いは時間領域などと呼ばれてもよい。
 図4は、IABの基本的な構成例を示す図である。図4に示すように、本実施形態では、無線通信ノード100Aは、IABにおけるIABドナーを構成し、無線通信ノード100B(及び無線通信ノード100C)は、IABにおけるIABノードを構成してよい。
 なお、IABドナーは、IABノードとの関係において、上位ノードと呼ばれてもよい。さらに、IABドナーは、親ノード(Parent node)と呼ばれてもよい。また、IABドナーはCUを有し、親ノードは、単にIABノード(または子ノード)との関係における名称として用いられ、CUを有していなくてもよい。IABノードは、IABドナー(親ノード)との関係において、下位ノードとよばれてもよい。
 IABドナーとIABノードとの間には、無線リンク(Backhaul link)が設定される。具体的には、Link_parentと呼ばれる無線リンクが設定されてよい。IABノードと子ノードとの間には、無線リンク(Backhaul link)が設定される。具体的には、Link_childと呼ばれる無線リンクが設定されてよい。
 Link_parentは、下り方向のDL Parent BHと、上り方向のUL Parent BHとによって構成されてよい。Link_childは、下り方向のDL Child BHと、上り方向のUL Child BHとによって構成されてよい。
 IABノードは、IABドナーと接続するための機能であるMobile Termination(MT)と、子ノード(またはUE200)と接続するための機能であるDistributed Unit(DU)とを有する。子ノードもMTとDUとを有する。IABドナーは、Central Unit(CU)とDUとを有する。
 DUが利用する無線リソースには、DUの観点では、下りリンク(DL)、上りリンク(UL)及びFlexible time-resource(D/U/F)は、Hard、SoftまたはNot Available(H/S/NA)の何れかのタイプに分類される。また、Soft(S)内でも、使用可(available)または使用不可(not available)が規定されている。
 Flexible time-resource(F)は、DLまたはULの何れにも利用可能な無線リソース(時間リソース及び/または周波数リソース)である。また、「Hard」とは、対応する時間リソースが子ノードまたはUEと接続されるDU child link用として常に利用可能な無線リソースであり、「Soft」とは、対応する時間リソースのDU child link用としての利用可否がIABドナー(または親ノード)によって明示的または暗黙的に制御される無線リソース(DUリソース)である。
 さらに、Soft(S)である場合、IAまたはINAかに基づいて、通知の対象とする無線リソースを決定できる。
 「IA」は、DUリソースが使用可能として明示的または暗黙的に示されていることを意味する。また、「INA」は、DUリソースが使用不可として明示的または暗黙的に示されていることを意味する。
 本実施形態では、無線アクセス及び無線バックホールは、半二重通信(Half-duplex)でも全二重通信(Full-duplex)でも構わない。また、多重化方式は、時分割多重(TDM)、空間分割多重(SDM)及び周波数分割多重(FDM)が利用可能である。
 IABノードは、半二重通信(Half-duplex)で動作する場合、DL Parent BHが受信(RX)側、UL Parent BHが送信(TX)側となり、DL Child BHが送信(TX)側、UL Child BHが受信(RX)側となる。また、Time Division Duplex(TDD)の場合、IABノードにおけるDL/ULの設定パターンは、DL-F-ULのみに限られず、無線バックホール(BH)のみ、UL-F-DLなどの設定パターンが適用されてもよい。本実施形態では、SDM/FDMを用い、IABノードのDUとMTとの同時動作が実現される。
 また、本実施形態では、無線通信システム10では、無線通信システム10用(移動体通信用)に割り当てられる周波数帯に加え、当該周波数帯と異なるアンライセンス周波数帯も用いられる。具体的には、無線通信システム10では、アンライセンス(無免許)周波数帯のスペクトルを用いて利用可能な周波数帯を拡張するNew Radio-Unlicensed(NR-U)が実行可能である。NR-Uは、Licensed- Assisted Access(LAA)の一種であると解釈されてよい。
 無線通信システム10用に割り当てられる周波数帯とは、上述したFR1及びFR2などの周波数レンジ内に含まれ、行政による免許割り当てに基づく周波数帯である。
 アンライセンス周波数帯とは、行政による免許割り当てが不要であり、特定の通信事業者に限定されずに使用可能な周波数帯である。例えば、無線LAN(WLAN)用の周波数帯(2.4GHz, 5GHz帯または60GHz帯など)が挙げられる。
 アンライセンス周波数帯では、特定の通信事業者に限らず無線局を設置することが可能であるが、近傍の無線局からの信号が互いに干渉して通信性能を大きく劣化させることは望ましくない。
 そのため、例えば、アンライセンス周波数帯(例えば、5GHz帯)を用いる無線システムへの要求条件として、送信を開始する前にgNB、本実施形態では、無線通信ノード100A, 100B, 100Cがキャリアセンス(センシング)を実行し、チャネルが近傍の他システムによって使用されていないことを確認できた場合にのみ、所定の時間長以内の送信を可能とするListen-Before-Talk(LBT)のメカニズムが適用される。なお、キャリアセンスとは、電波を発射する前に、その周波数キャリアが他の通信に使用されていないかを確認する技術である。
 また、52.6GHz~71GHzの周波数帯におけるアンライセンス周波数帯に適用される規制(LBTの実行など)を遵守したチャネルアクセス手順(channel access procedure)が規定されてもよい。
 なお、LBTは、所定の時間長以内の送信を可能とするClear Channel Assessment (CCA)の手順に含まれると解釈されてもよい。さらに、複数のビームを用いる指向性(Directional)LBT/CCA(Beam-based LBT/CCAと呼ばれてもよい)が適用されてもよい。
 (2)無線通信システムの機能ブロック構成
 次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、IABノードを構成する無線通信ノード100A, 100B, 100Cの機能ブロック構成について説明する。
 次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、IABノードを構成する無線通信ノード100A, 100B, 100Cの機能ブロック構成について説明する。
 図5は、無線通信ノード100B(IABノード)の機能ブロック構成図である。なお、無線通信ノード100Aは、IABドナー(親ノード)として機能する点において、IABノードとして機能する無線通信ノード100Bと異なる。また、無線通信ノード100Cは、子ノードとして機能する点において、無線通信ノード100Bと異なる。以下、無線通信ノード100Bの場合を例として説明する。
 図5に示すように、無線通信ノード100Bは、無線信号送受信部110、アンプ部120、変復調部130、制御信号処理部140、符号化/復号部150及び制御部170を備える。
 なお、図5では、実施形態の説明に関連する主な機能ブロックのみが示されており、無線通信ノード100Bは、他の機能ブロック(例えば、電源部など)を有することに留意されたい。また、図5は、無線通信ノード100Bの機能的なブロック構成について示しており、ハードウェア構成については、図7を参照されたい。
 無線信号送受信部110は、NRに従った無線信号を送受信する。無線信号送受信部110は、複数のアンテナ素子から送信される無線(RF)信号を制御することによって、より指向性の高いビームを生成するMassive MIMO、複数のコンポーネントキャリア(CC)を束ねて用いるキャリアアグリゲーション(CA)、及びUEと2つのNG-RAN Nodeそれぞれとの間において同時に通信を行うデュアルコネクティビティ(DC)などに対応することができる。
 本実施形態では、無線信号送受信部110は、セルC1(第1セル)を介して無線通信ノード100A(上位ノード)と無線信号を送受信できる。また、無線信号送受信部110は、セルC2(第2セル)を介して無線通信ノード100CまたはUE200(下位ノード)と無線信号を送受信できる。本実施形態において、無線信号送受信部110は、送受信部を構成する。
 アンプ部120は、PA(Power Amplifier)/LNA(Low Noise Amplifier)などによって構成される。アンプ部120は、変復調部130から出力された信号を所定の電力レベルに増幅する。また、アンプ部120は、無線信号送受信部110から出力されたRF信号を増幅する。
 変復調部130は、特定の通信先(無線通信ノード100A, 100BまたはUE200)毎に、データ変調/復調、送信電力設定及びリソースブロック割当などを実行する。
 制御信号処理部140は、無線通信ノード100Bが送受信する各種の制御信号に関する処理を実行する。具体的には、制御信号処理部140は、無線通信ノード100A(または無線通信ノード100C、以下同)及びUE200から制御チャネルを介して送信される各種の制御信号、例えば、無線リソース制御レイヤ(RRC)の制御信号を受信する。また、制御信号処理部140は、無線通信ノード100AまたはUE200に向けて、制御チャネルを介して各種の制御信号を送信する。
 さらに、制御信号処理部140は、Demodulation Reference Signal(DMRS)、及びPhase Tracking Reference Signal (PTRS)などの参照信号(RS)を用いた処理を実行できる。
 DMRSは、データ復調に用いるフェージングチャネルを推定するための端末個別の基地局~端末間において既知の参照信号(パイロット信号)である。PTRSは、高い周波数帯で課題となる位相雑音の推定を目的した端末個別の参照信号である。
 なお、参照信号には、DMRS及びPTRS以外に、Channel State Information-Reference Signal(CSI-RS)、Sounding Reference Signal(SRS)、及び位置情報用のPositioning Reference Signal(PRS)などが含まれてもよい。
 チャネルには、制御チャネルとデータチャネルとが含まれる。制御チャネルには、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PRACH(Physical Random Access Channel)、及びPBCH(Physical Broadcast Channel)などが含まれる。
 また、データチャネルには、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)などが含まれる。信号には、チャネル及び参照信号が含まれてよい。
 さらに、NR-Uに関しては、チャネルとは、共有スペクトルにおいてチャネルアクセス手順が実行される、連続したリソースブロック(RB)のセットで構成されるキャリアまたはキャリアの一部を意味してもよい。
 チャネルアクセス手順(3GPP TS37.213参照)は、伝送を行うためのチャネルの利用可能性(availability)を評価するセンシングに基づく手順と解釈されてよい。また、センシングのための基本ユニットは、所定時間を有するセンシングスロットとして規定されてよい。
 センシングスロット期間では、無線通信ノード100B(または他の無線通信ノード、以下同)、またはUE200がチャネルを検知し、検知された電力が少なくともエネルギー検出閾値(energy detection (ED) threshold)未満であればアイドルと見なされ、そうでなければ、当該センシングスロット期間は、ビジー状態であると見なされてよい。
 また、「チャネル占有」(Channel Occupancy)とは、対応するチャネルアクセス手順を実行した後におけるgNB(eNBでもよい)/UE(IABのMT/DUによる場合を含む)によるチャネル上の伝送を意味してよい。
 「チャネル占有時間(COT:Channel Occupancy Time)」とは、gNB/UEが、対応するチャネルアクセス手順を実行した後、チャネル占有を共有するgNB/UEと、任意のgNB/UEとがチャネル上において伝送を実行する総時間を意味してよい。チャネル占有時間は、gNBと対応するUEとの間における送信のために共有されてよい。
 DL送信バーストとは、gNBからの送信の集合として定義されてよい。所定の送信ギャップよりも大きいギャップを有するDL送信バーストは、別個のDL送信バーストと見なされてよい。
 上りリンク(UL)送信バーストとは、UEからの送信の集合として定義されてよい。所定の送信ギャップよりも大きいギャップを有するUL送信バーストは、別個のUL送信バーストと見なされてよい。
 発見(discovery)バーストとは、所定のウィンドウ内に閉じ込められ、duty cycleと関連付けられた信号またはチャネルのセットを含むDL送信バーストとてして定義されてよい。
発見バーストとしては、gNBによって開始される次の何れかの送信が指定されてよい。
  ・プライマリ同期信号(PSS)
  ・セカンダリ同期信号(SSS)
  ・下り物理報知チャネル(PBCH)
  ・PDSCHをスケジューリングするPDCCH用のCORESET(control resource sets:制御リソースセット)
  ・SIB1及び/またはnon-zero power CSI-RSを搬送するPDSCH
 符号化/復号部150は、所定の通信先(無線通信ノード100AまたはUE200)毎に、データの分割/連結及びチャネルコーディング/復号などを実行する。
 具体的には、符号化/復号部150は、データ送受信部160から出力されたデータを所定のサイズに分割し、分割されたデータに対してチャネルコーディングを実行する。また、符号化/復号部150は、変復調部130から出力されたデータを復号し、復号したデータを連結する。
 データ送受信部160は、Protocol Data Unit (PDU)ならびにService Data Unit (SDU)の送受信を実行する。具体的には、データ送受信部160は、複数のレイヤ(媒体アクセス制御レイヤ(MAC)、無線リンク制御レイヤ(RLC)、及びパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・レイヤ(PDCP)など)におけるPDU/SDUの組み立て/分解などを実行する。
 制御部170は、無線通信ノード100Bを構成する各機能ブロックを制御する。特に、本実施形態では、制御部170は、IAB及びNR-Uをサポートするための制御を実行する。また、制御部170は、アンライセンス周波数帯における960kHzなどの広いSCSに対応した制御を実行できる。
 具体的には、制御部170は、アンライセンス周波数帯において子ノード向けのセルC2(第2セル)を形成する場合、アンライセンス周波数帯用の設定を適用してよい。
 より具体的には、制御部170は、IABノードのDU(以下、IAB-DU)用として、アンライセンス周波数帯向けとして規定された設定を適用してよい。当該設定には、少なくとも以下の何れかのIABに関するパラメータ(3GPP TS38.331などにおいて規定される)が含まれてよい。なお、各パラメータの詳細については、後述する。
  ・ChannelAccessMode {dynamic, semi-static}:アンライセンス周波数帯において形成されたセル(アンライセンスセル)毎に設定されてよい。
 SemiStaticChannelAccessConfig((period) {1, 2, 2.5, 4, 5, 10} ms)が含まれてもよい。
  ・ChannelAccessConfig(ED threshold、absenceOfAnyOtherTechnology):アンライセンスセル毎に設定されてよい。
  ・SSB-PositionQCL-Relationship {1, 2, 4, 8}:アンライセンスセルまたはSTC(SSB transmission configuration)毎に設定されてよい。
  ・discoveryBurstWindowLength {0.5, 1, 2, 3, 4, 5} ms:アンライセンスセルまたはSTC毎に設定されてよい。
  ・IntraCellGuardBand (start CRB (Carrier Resource Block), No of CRBs):アンライセンスセル毎に設定されてよい。
 制御部170は、特定の条件を満たし、アンライセンス周波数帯に形成されるセルC2(第2セル)において、FR1またはFR2において用いられるSCS(第1サブキャリア間隔)、例えば、120kHzまたは240kHzよりも広いSCS(第2サブキャリア間隔)、例えば、960kHzが用いられる場合、上述したアンライセンス周波数帯用の設定を適用してもよい。
 特定の条件とは、例えば、5GHzのアンライセンス周波数帯向けと、60GHzのアンライセンス周波数帯向けとにおいて、設定可能なパラメータが異なる場合が挙げられる。例えば、Directional LBT、長いFixed Frame Period(FFP)などが60GHzのアンライセンス周波数帯のみにおいて設定可能な場合である。FFPは、semi-staticなチャネルアクセス手順のための周期と解釈されてよい。
 このような条件を満たし、アンライセンスセルにおいてFR1またはFR2において用いられるSCSよりも広いSCSが用いられる場合、上述したアンライセンス周波数帯用の設定が適用されてもよい。
 なお、本実施形態では、アンライセンス周波数帯は、上述したように、FR2xのような高周波数帯域に存在し得るが、必ずしも当該高周波数帯域でなく、FR1またはFR2に存在してもよい。
 また、制御部170は、IAB-DUではなく、無線通信ノード(無線通信ノード100B)または規定の周波数帯域、具体的には、3GPPにおいて規定される特定のバンドを単位として、上述したアンライセンス周波数帯用の設定を適用してもよい。
 なお、このようなアンライセンス周波数帯用の設定は恒久的に適用されてもよいし、アンライセンスセルを形成する毎或いは一定時間毎に異なる設定が適用されてもよい。
 或いは、制御部170は、アンライセンス周波数帯においてセルC2(第2セル)を形成する場合でも、IABドナーが形成するセルC1(第1セル)と同一の設定を適用してもよい。
 具体的には、制御部170は、IABノードのMT(以下、IAB-MT)と同一の設定をIAB-DUに適用してもよい。ここでいう設定とは、上述したChannelAccessModeなどが含まれてよい。
 なお、当該設定は、必ずしも完全に同一でなくてもよく、ChannelAccessModeなど、主なパラメータが同一であればよい。
 また、制御部170は、アンライセンス周波数帯用の設定に関するIAB-DUの能力(capability)として、無線信号送受信部110を介してChannelAccessModeなどをネットワークに報告してもよい。当該報告は、下位レイヤまたは上位レイヤのシグナリングによって実現されてよい。
 (3)無線通信システムの動作
 次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、アンライセンス周波数帯を用いる場合におけるIABノードの設定に関する動作について説明する。
 (3.1)前提
 上述したように、960kHzなどの広いSCSは、52.6~71GHzの周波数帯域においてNR-Uが適用される場合において、IEEE802.11ad/ayと同等のチャネル帯域幅(約2GHz)とすることによる効率的な共存、及びPTRSのオーバヘッド低減などの利点がある。
 一方、52.6~71GHzの周波数帯域用としてサポートされるSCSの数は、実装などを考慮し、最小限に抑えることが望ましい。
 例えば、52.6~71GHzの周波数帯域においてNR-Uが適用される場合、1つの2GHz帯域幅をサポートするためのnumerology(例えば、960kHzのSCS)及びFR2の単純な拡張に基づく別のnumerology(例えば、120kHzのSCS)で十分であり、他のnumerologyはサポートされなくてもよいとも考えられる。
 FR2の単純な拡張(例えば、120kHzのSCS)を52.6~71GHzの周波数帯域に適用する場合、3GPP Release-15/16の仕様は、殆ど再利用できると考えられる。しかしながら、960kHzのSCSが適用される場合、3GPP Release-15/16とは異なる特別な取り扱いが必要となることは明らかである。
 WLAN(Wi-Fi(登録商標)向けの60GHz帯におけるIAB動作に適用されるnumerologyに関係なく、52.6~71GHzの周波数帯域内におけるアンライセンス周波数帯のスペクトルを用いたIAB動作をサポートするためには、幾つかの仕様の変更及び/または追加が必要となり得る。
 本実施形態では、特に、IAB-MTだけでなく、アンライセンス周波数帯向けのIAB-DUに関する設定について、幾つかの動作例が示される。具体的には、上述したような3GPP TS38.331などにおいて規定されるパラメータ(channel access mode, Q value, discovery burst length, intra-cell guard bandなど)について、アンライセンス周波数帯向けのIAB-DUの設定が規定されてよい。
 (3.2)動作例
 以下では、アンライセンス周波数帯向けのIAB-DUの設定に関する動作例について説明する。上述したように、アンライセンス周波数帯向けのIAB-DUのために、少なくとも以下の何れかのパラメータが指定されてよい。
  ・ChannelAccessMode:
 ChannelAccessModeは、3GPP TS38.331において規定されており、当該フィールドがsemi-staticに設定されている場合、3GPP TS37.213 4.3章において規定されているsemi-staticなチャネル占有のチャネルアクセス手順(channel access procedure)が適用される。一方、当該フィールドがdynamicに設定されている場合或いは当該フィールドが存在しない場合、3GPP TS37.213 4.3章において規定されているチャネルアクセス手順を除いた他のチャネルアクセス手順が適用されてよい。
 また、SemiStaticChannelAccessConfigは、ネットワークがsemi-staticなChannelAccessModeで動作しているときに、チャネルアクセスのパラメータを設定するために使用されてよい。
  ・ChannelAccessConfig:
 ChannelAccessConfigは、アンライセンス周波数帯(共有スペクトル)におけるチャネルアクセス手順で使用されるパラメータのリストであり、3GPP TS 37.213において規定されている。ChannelAccessConfigには、ED threshold, absence of any other technologyが含まれてよい。absence of any other technologyのフィールドは、キャリアを共有する他のテクノロジーが長期的に(例えば、規制レベルによって)存在しないことを示してよい。一方、当該フィールドが存在しない場合、3GPP TS 37.213において指定されているように、キャリアを共有する他のテクノロジーが存在する可能性があることを示してよい。
  ・SSB-PositionQCL-Relationship:
 SSB-PositionQCL-Relationshipは、ssbFrequency(3GPP TS38.213 4.1章)によって示される周波数のSSB位置間の擬似コロケーション(QCL:Quasi-Colocation)関係を示すために使用される。
  ・discoveryBurstWindowLength:
 discoveryBurstWindowLengthは、発見(discovery)バーストのウィンドウ長をミリ秒で示す。
  ・IntraCellGuardBand:
 IntraCellGuardBandは、ガードバンドのCRB (Carrier Resource Block)のインデックスを示す。開始CRB(StartCRB)及びCRB数(nrofCRBs)が含まれてよい。
 なお、上述したアンライセンス周波数帯向けの設定は、IAB-DU単位ではなく、無線通信ノード単位、または特定の周波数帯域(バンド)単位、或いはIAB-DUが構成するサービングセル単位でもよい。
 或いは、IAB-DUには、IAB-MTと同様の設定が適用されてもよい。具体的には、上述したように、上述したChannelAccessModeなどのIAB-MT向けの設定一部または全部が、IAB-DUにも適用されてよい。
 また、IAB-DUの設定は、3GPP TS38.473などにおいて規定されるF1-AP(application protocol)のシグナリングによって指定されてもよい。この場合、少なくとも当該設定の一部は、CU(無線通信ノード100A)配下の全てのIAB-DUに対して適用されてもよい。
 なお、semi-staticなチャネルアクセス手順のための周期については、IAB用のsemi-staticなチャネルアクセス手順のために新たな値が追加されてもよい。例えば、既存の10msよりも大きな周期が追加されてもよい。
 さらに、IAB用として新たなChannelAccessMode及び/またはChannelAccessConfigが追加されてもよい。例えば、Directional LBT(Beam-based LBT/CCAと呼ばれてもよい)用のChannelAccessMode及び/またはChannelAccessConfigが追加されてもよい。
 なお、IAB-MTとIAB-DUとが、独立した別個のLBTエンティティを有する場合、例えば、Reference Signal Received Quality(RSSI)などの受信信号品質またはチャネル占有率などのチャネル関連パラメータの測定及びネットワークへの報告は、IAB-MTとIAB-DUとに対してそれぞれ別個に設定されてもよい。
 LBTエンティティは、論理的なエンティティであってもよく、IAB-MT及びIAB-DU用として、独立した2以上のLBTエンティティが構成されてもよい。この場合、1つのLBTエンティティは、MT用(セルC1向けと解釈されてもよい)として用いられ、他のLBTエンティティは、DU用(セルC2向けと解釈されてもよい)として用いられてもよい。
 また、LBTエンティティは、センシングエンティティ、LBTユニット或いはセンシングユニットなどと呼ばれてもよい。
 図6は、アンライセンス周波数帯を用いる場合におけるIABノードの設定に関する通信シーケンスの例を示す。図6に示すように、IABドナー(親ノード)を構成する無線通信ノード100Aは、IABノード、具体的には、IAB-DUによって形成されるセル(セルC2)に適用されるセル設定情報を無線通信ノード100Bに通知する(S10)。
 セル設定情報には、上述したように、ChannelAccessMode、ChannelAccessConfig、SSB-PositionQCL-Relationship、discoveryBurstWindowLength及びIntraCellGuardBandが含まれてよい。なお、当該パラメータ(情報要素(IE))は、RRCレイヤのシグナリングによって通知できるが、下位レイヤのシグナリングによって通知されてもよい。
 IABノード(無線通信ノード100B)は、通知されたセル設定情報に基づいて、IAB-DUを設定する(S20)。具体的には、IABノードは、アンライセンス周波数帯を用いる場合におけるチャネルアクセス手順などを設定する。
 IABドナー(無線通信ノード100A)、IABノード(無線通信ノード100B)及び子ノード(無線通信ノード100C)は、アンライセンス周波数帯を用いる場合におけるチャネルアクセス手順などを実行し、NR-Uに基づく無線通信を開始する(S30)。具体的には、IABドナーのDUとIAB-MTとの間のBackhaul link、及びIAB-DUと子ノードのMTとの間のBackhaul linkを介して無線通信が開始される。
 (4)作用・効果
 上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、無線通信ノード100B(IABノード)は、アンライセンス周波数帯において子ノード向けのセルC2(第2セル)を形成する場合、アンライセンス周波数帯用の設定を適用できる。具体的には、無線通信ノード100Bは、IAB-DU用として、アンライセンス周波数帯向けとして規定された設定を適用してよい。
 このため、FR2xなどの高周波数帯域において960kHzなどの広いSCSを用いつつ、アンライセンス周波数帯におけるIAB(IABとNR-Uとの同時適用)を実現し得る。より具体的には、無線通信システム10によれば、52.6~71GHzなどの高周波数帯域において960kHzなどの広いSCSがサポートされる場合でも、より適切なDUの設定を実現し得る。
 本実施形態では、無線通信ノード100Bは、アンライセンス周波数帯に形成されるセルC2(第2セル)において、FR1またはFR2において用いられるSCS(第1サブキャリア間隔)、或いは、FR1またはFR2において用いられるSCSよりも広いSCS(第2サブキャリア間隔)、例えば、960kHzが用いられる場合、上述したアンライセンス周波数帯用の設定を適用することができる。このため、アンライセンス周波数帯において広いSCSが用いられる場合、当該SCSに対応した、より適切なDUの設定を実現し得る。
 本実施形態では、無線通信ノード100Bは、IAB-DUではなく、無線通信ノード(無線通信ノード100B)または規定の周波数帯域、具体的には、3GPPにおいて規定される特定のバンドを単位として、上述したアンライセンス周波数帯用の設定を適用してもよい。このため、IABノードの能力や状態に応じたアンライセンス周波数帯用の設定を実現し得る。
 また、無線通信ノード100Bは、アンライセンス周波数帯においてセルC2(第2セル)を形成する場合でも、IABドナーが形成するセルC1(第1セル)と同一の設定を適用してもよい。具体的には、無線通信ノード100Bは、IAB-MTと同一の設定をIAB-DUに適用してもよい。このため、IAB-MTと同一の設定をIAB-DUに適用することが適切な場合には、迅速かつ効率的にIAB-DUを設定し得る。
 (5)その他の実施形態
 以上、実施形態について説明したが、当該実施形態の記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
 例えば、上述した実施形態では、FR2xにおいて960kHzのSCSが適用される例について説明したが、FR1またはFR2に適用されるSCSよりも広いSCS、例えば、480kHzのSCSがFR2xにおいて適用されてもよい。
 上述した実施形態では、親ノード、IABノード及び子ノードの名称が用いられていたが、gNBなどの無線通信ノード間の無線バックホールと、端末との無線アクセスとが統合された無線通信ノードの構成が採用される限りにおいて、当該名称は、異なっていてもよい。例えば、単純に第1、第2ノードなどと呼ばれてもよいし、上位ノード、下位ノード或いは中継ノード、中間ノードなどと呼ばれてもよい。
 さらに、無線通信ノードは、単に通信装置または通信ノードと呼ばれてもよいし、無線基地局と読み替えられてもよい。
 また、アンライセンス周波数帯は、異なる名称で呼ばれてもよい。例えば、免許免除(License-exempt)或いはLicensed-Assisted Access(LAA)などの用語が用いられてもよい。
 上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図5)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 さらに、上述した無線通信ノード100A~100C(当該装置)は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、当該装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 当該装置の各機能ブロック(図5参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
 また、当該装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
 通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
 また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
 情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
 入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
 判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
 上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
 本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
 「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
 本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
 また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームはさらに時間領域において1つまたは複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ニューメロロジーは、ある信号またはチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing:SCS)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(Transmission Time Interval:TTI)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボル(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))シンボル、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)シンボルなど)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、何れも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
 例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロットまたは1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partialまたはfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBの時間領域は、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。
 なお、1つまたは複数のRBは、物理リソースブロック(Physical RB:PRB)、サブキャリアグループ(Sub-Carrier Group:SCG)、リソースエレメントグループ(Resource Element Group:REG)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つまたは複数のリソースエレメント(Resource Element:RE)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つまたは複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームまたは無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロットまたはミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix:CP)長などの構成は、様々に変更することができる。
 「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
 参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
 本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
 本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
 10 無線通信システム
 100A, 100B, 100C 無線通信ノード
 110 無線信号送受信部
 120 アンプ部
 130 変復調部
 140 制御信号処理部
 150 符号化/復号部
 160 データ送受信部
 170 制御部
 200 UE
 C1, C2, C3 セル
 1001 プロセッサ
 1002 メモリ
 1003 ストレージ
 1004 通信装置
 1005 入力装置
 1006 出力装置
 1007 バス

Claims (4)

  1.  第1セルを介して上位ノードと無線信号を送受信し、第2セルを介して下位ノードと無線信号を送受信する送受信部と、
     アンライセンス周波数帯において前記第2セルを形成する場合、前記アンライセンス周波数帯用の設定を適用する制御部と
    を備える無線通信ノード。
  2.  前記制御部は、前記無線通信ノードまたは規定の周波数帯域を単位として、前記アンライセンス周波数帯用の設定を適用する請求項1記載の無線通信ノード。
  3.  前記制御部は、前記第2セルにおいて第1サブキャリア間隔よりも広い第2サブキャリア間隔が用いられる場合、前記アンライセンス周波数帯用の設定を適用する請求項1または2に記載の無線通信ノード。
  4.  第1セルを介して上位ノードと無線信号を送受信し、第2セルを介して下位ノードと無線信号を送受信する送受信部と、
     アンライセンス周波数帯において前記第2セルを形成する場合でも、前記第1セルと同一の設定の適用する制御部と
    を備える無線通信ノード。
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