WO2022014360A1

WO2022014360A1 - 画像処理装置および情報処理システム

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Publication number: WO2022014360A1
Application number: PCT/JP2021/025077
Authority: WO
Inventors: 司小林; 康人増田; 将之今西; 隆信氏郷; 潤四之宮
Original assignee: ソニーグループ株式会社
Priority date: 2020-07-15
Filing date: 2021-07-02
Publication date: 2022-01-20
Also published as: JPWO2022014360A1; EP4184411A4; EP4184411A1; US20230206289A1; CN115769244A

Abstract

本開示は、レビューの信頼性の低減を抑制することができるようにする画像処理装置および情報処理システムに関する。撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成し、そのユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供する。または、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件としてその提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可し、その許可された状態において、撮像場所と対応付けられた情報処理装置から提供される撮像場所情報を取得し、その撮像場所情報とユーザ情報とを、そのユーザ情報を検証する外部装置に提供する。本開示は、例えば、画像処理装置、情報処理装置、撮像装置、電子機器、情報処理方法、またはプログラム等に適用することができる。

Description

画像処理装置および情報処理システム

　本開示は、画像処理装置および情報処理システムに関し、特に、レビューの信頼性の低減を抑制することができるようにした画像処理装置および情報処理システムに関する。

　従来、飲食店、宿泊施設、遊戯施設等の施設についての施設利用者によるレビューの投稿を受け付け、公開する投稿サイト（所謂口コミサイト）があった。このような投稿サイトの利用者は、公開されたレビューを参考にして施設を利用するか否かを選択したり、利用する施設を選択したりすることができる。施設側は、そのレビューを施設利用者の意見として参考にすることができる。

　しかしながら、このようなサービスにおいては、施設を利用していない不正者が、その施設で撮像した撮像画像として虚偽の撮像画像を用いて虚偽のレビューを投稿することがあり得る。このような虚偽のレビューにより、その施設についてだけでなく、投稿サイトで公開される全てのレビューの信頼性、すなわち、全ての施設の評価の信頼性が低減するおそれがあった。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性が低減するおそれがあった。

　例えば、デジタルカメラ等において撮像画像等をハッシュ値に変換し、そのハッシュ値を用いた電子署名を撮像画像に付与することにより、改ざんの検知に利用する方法があった（例えば、特許文献１参照）。この技術を適用することにより、第３者によるレビューに用いられる撮像画像の改ざんを抑制することができる。

特開２００８－２２３７２号公報

　しかしながら、この技術では、例えば、投稿者がレビューの対象の施設以外で撮像された撮像画像を用いて虚偽のレビューを投稿することを抑制することは困難であった。

　本開示は、例えばこのようなサービスにおいて、レビューの信頼性の低減を抑制することができるようにするものである。

　本技術の一側面の画像処理装置は、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、前記ユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供する提供部とを備える画像処理装置である。

　本技術の他の側面の画像処理装置は、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、前記取得制御部により許可された状態において、撮像場所と対応付けられた情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記ユーザ情報を検証する外部装置に提供する提供部とを備える画像処理装置である。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムは、画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記画像処理装置は、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、前記第２の情報処理装置より提供される、前記ユーザ情報提供部により提供された前記ユーザ情報に対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部とを備え、前記第１の情報処理装置は、前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部とを備え、前記第２の情報処理装置は、前記第１の情報処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部とを備える情報処理システムである。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムは、画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記画像処理装置は、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、前記取得制御部により許可された状態において、前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、前記撮像場所情報取得部により取得された前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、前記第２の情報処理装置より提供される、前記撮像場所情報ユーザ情報提供部により提供された前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部とを備え、前記第１の情報処理装置は、前記撮像画像の前記提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、前記撮像場所情報を生成する撮像場所情報生成部と、前記撮像場所情報生成部により生成された前記撮像場所情報を前記画像処理装置に対して提供する撮像場所情報提供部とを備え、前記第２の情報処理装置は、前記画像処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部とを備える情報処理システムである。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムは、画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記画像処理装置は、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、前記ユーザ情報提供部により前記第１の情報処理装置に対して提供された前記ユーザ情報と撮像場所情報とに基づいて発行されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートから前記滞在情報を抽出する滞在情報抽出部と、前記滞在情報抽出部により抽出された前記滞在情報を前記第２の情報処理装置に提供する滞在情報提供部と、撮像部が撮像することにより生成された撮像画像を前記第２の情報処理装置に提供する撮像画像提供部とを備え、前記第１の情報処理装置は、前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、前記撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、前記第２の情報処理装置から提供される前記セッションキーを取得するセッションキー取得部と、前記セッションキー取得部により取得された前記セッションキーと前記時刻情報とを含む前記滞在情報が印刷された前記レシートを発行するレシート発行部とを備え、前記第２の情報処理装置は、前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報および前記ユーザ情報を取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記セッションキーを発行し、前記第１の情報処理装置に提供するセッションキー提供部と、前記画像処理装置から提供される前記滞在情報を取得する滞在情報取得部と、前記画像処理装置から提供される前記撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記滞在情報取得部により取得された前記滞在情報に基づいて、前記撮像画像取得部により取得された前記撮像画像の投稿の許可を制御する制御部とを備える情報処理システムである。

　本技術の一側面の画像処理装置においては、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報が生成され、そのユーザ情報が、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供される。

　本技術の他の側面の画像処理装置においては、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件としてその提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得が許可され、その許可された状態において、撮像場所と対応付けられた情報処理装置から提供される撮像場所情報が取得され、その撮像場所情報とユーザ情報とが、そのユーザ情報を検証する外部装置に提供される。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムにおいては、画像処理装置において、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件としてユーザ情報が生成され、そのユーザ情報が第１の情報処理装置に対して提供され、第２の情報処理装置より提供されるユーザ情報に対応する撮像画像有効期間情報が取得され、その撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像が許可され、第１の情報処理装置において、画像処理装置より提供されるユーザ情報が取得され、撮像場所情報とユーザ情報とが第２の情報処理装置に提供され、第２の情報処理装置において、第１の情報処理装置より提供される撮像場所情報とユーザ情報とが取得され、その撮像場所情報とユーザ情報とが検証され、その検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、その撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報が画像処理装置に提供される。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムにおいては、画像処理装置において、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件としてその提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得が許可され、その許可された状態において、第１の情報処理装置から提供される撮像場所情報が取得され、その撮像場所情報とユーザ情報とが第２の情報処理装置に提供され、その第２の情報処理装置より提供される撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報が取得され、その取得された撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像が許可され、第１の情報処理装置において、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、撮像場所情報が生成され、その生成された撮像場所情報が画像処理装置に対して提供され、第２の情報処理装置において、画像処理装置より提供される撮像場所情報とユーザ情報とが取得され、その撮像場所情報とユーザ情報とが検証され、その検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、その撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報が画像処理装置に提供される。

　本技術のさらに他の側面の情報処理システムにおいては、画像処理装置において、ユーザ情報が生成され、そのユーザ情報が第１の情報処理装置に対して提供され、第１の情報処理装置に対して提供されたそのユーザ情報と撮像場所情報とに基づいて発行されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートからその滞在情報が抽出され、その滞在情報が第２の情報処理装置に提供され、撮像部が撮像することにより生成された撮像画像が第２の情報処理装置に提供され、第１の情報処理装置において、画像処理装置より提供されるユーザ情報が取得され、撮像場所情報とユーザ情報とが、第２の情報処理装置に提供され、その第２の情報処理装置から提供されるセッションキーが取得され、そのセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートが発行され、第２の情報処理装置において、第１の情報処理装置から提供される撮像場所情報およびユーザ情報が取得され、その取得された撮像場所情報とユーザ情報とが検証され、その検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、その撮像場所情報とユーザ情報とに対応するセッションキーが発行され、第１の情報処理装置に提供され、画像処理装置から提供される滞在情報が取得され、画像処理装置から提供される撮像画像が取得され、その取得された滞在情報に基づいて、撮像画像の投稿の許可が制御される。

撮像場所と撮像時刻の保証の概要の一例を説明する図である。レビューシステムの主な構成例を示す図である。撮像装置の主な構成例を示すブロック図である。撮像装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。店舗端末装置の主な構成例を示すブロック図である。店舗端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。検証サーバの主な構成例を示すブロック図である。検証サーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。投稿サイトサーバの主な構成例を示すブロック図である。投稿サイトサーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明するフローチャートである。入店証明処理の流れの例を説明するフローチャートである。 QRコードに含まれる情報の例を示す図である。撮像検証処理の流れの例を説明するフローチャートである。退店証明処理の流れの例を説明するフローチャートである。レビュー画面の例を示す図である。撮像場所と撮像時刻の保証の概要の他の例を説明する図である。撮像装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。店舗端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。投稿サイトサーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。入店証明処理の流れの例を説明するフローチャートである。入店証明処理の流れの例を説明する、図２１に続くフローチャートである。 QRコードに含まれる情報の例を示す図である。退店証明処理の流れの例を説明するフローチャートである。退店証明処理の流れの例を説明する、図２４に続くフローチャートである。レビューシステムの主な構成例を示す図である。ユーザ端末装置の主な構成例を示すブロック図である。ユーザ端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。撮像装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。検証サーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明するフローチャートである。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明する、図３１に続くフローチャートである。撮像処理の流れの例を説明するフローチャートである。メタデータの例を示す図である。ユーザ端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。レビューシステムの主な構成例を示す図である。ユーザ端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。検証サーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明するフローチャートである。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明する、図３９に続くフローチャートである。撮像処理の流れの例を説明するフローチャートである。メタデータの例を示す図である。ユーザ端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。ユーザ端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。店舗端末装置において実現される機能を示す機能ブロック図である。検証サーバにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明するフローチャートである。レビューの投稿に関する処理の流れの例を説明する、図４７に続くフローチャートである。入退店証明処理の流れの例を説明するフローチャートである。 QRコードに含まれる情報の例を示す図である。

　以下、本開示を実施するための形態（以下実施の形態とする）について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
　１．撮像場所と撮像時刻の保証
　２．第１の実施の形態（レビューシステム）
　３．第２の実施の形態（レビューシステム）
　４．第３の実施の形態（レビューシステム）
　５．第４の実施の形態（レビューシステム）
　６．第５の実施の形態（レビューシステム）
　７．付記

　＜１．撮像場所と撮像時刻の保証＞
　　＜投稿サイトと虚偽のレビュー＞

　今やこのような口コミサイトの評価点は、店舗の売り上げに直結するものであり、また一般の顧客にとっても店を選ぶうえで重要な指標といえる。しかしながらこの評価点は、一般的に、虚偽のレビューにより不正に評価を上げたり下げたりすることが可能であった。そのため、このような評価の不正な操作を抑制することが求められていた。各口コミサイトではガイドラインを設けたり、投稿内容を掲載前に調査して削除したりするように取り組んでいるが、ユーザは自由に投稿できることもあり、未然に虚偽のレビューを防ぐことが難しい現状にある。

　このような虚偽のレビューの１つとして、実際に訪問していないにもかかわらず高評価（または低評価）のレビューをする所謂”架空レビュー”がある。不正な投稿者は、レビューの対象の施設以外で撮像された撮像画像を用いてこのような架空レビューを投稿する。

　例えば、特許文献１に記載のように、デジタルカメラ等において撮像画像等をハッシュ値に変換し、そのハッシュ値を用いた電子署名を撮像画像に付与することにより、改ざんの検知に利用する方法があった。この技術を適用することにより、第３者によるレビューに用いられる撮像画像の改ざんを抑制することができる。しかしながら、この技術では、当事者である投稿者がレビューの対象の施設以外で撮像された撮像画像を用いて虚偽のレビューを投稿することを抑制することは困難であった。つまり、上述のような架空レビューの投稿を抑制することは困難であった。

　そして、投稿されたレビューの内のどのレビューが架空レビューであるかの判別が困難であるため、投稿された架空レビューに対して適切な対処をとることは困難であった。つまり、架空レビューの投稿を抑制するための対策が行われない状態では、その施設についてだけでなく、投稿サイトで公開される全てのレビューの信頼性、すなわち、全ての施設の評価の信頼性が低減するおそれがあった。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性が低減するおそれがあった。

　　＜撮像画像の正当性保証＞
　そこで、投稿される撮像画像の撮像場所や撮像時刻を保証することにより、実際に入退店していることと投稿画像がその際に撮影されたことを保証するようにする。このようにすることにより、投稿サイトにおいて、レビューの対象の施設以外で撮像された撮像画像を用いた架空レビューの投稿をより容易に検出し、削除したり投稿を拒否したりすることができる。つまり、そのような架空レビューの投稿を抑制することができる。したがって、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性の低減を抑制することができる。

　＜２．第１の実施の形態＞
　　＜入店・退店の証明と撮像時刻・撮像場所の保証＞
　例えば、図１に示されるように、撮像装置Ａのユーザが、店舗Ｂを訪問し、その店舗Ｂにおいて商品等を撮像して撮像画像Ｃを生成し、その撮像画像Ｃを用いた店舗Ｂのレビューを生成し、そのレビューを投稿サイトに投稿するとする。

　このようなケースにおいて、そのユーザ（撮像装置Ａ）の入店時刻（Ｘ時）および退店時刻（Ｙ時）を記録する。これにより、撮像装置ＡがＸ時からＹ時までの間店舗Ｂ内に位置したことが保証される。また、撮像装置Ａが、専用カメラアプリケーションを用いて撮像画像Ｃを生成し、その撮像画像Ｃに撮像時刻と撮像位置の情報を紐付けてアップロードする。これにより、その撮像画像Ｃの撮像位置と撮像時刻とが保証される。これらにより、その撮像画像Ｃが、撮像装置ＡによりＸ時からＹ時の間に店舗Ｂにおいて生成されたものであることが保証される。つまり、撮像画像Ｃが実際に店舗Ｂを訪れたユーザによる投稿であることが保証される。

　例えば、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成し、そのユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供するようにする。例えば、画像処理装置において、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、そのユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供する提供部とを備えるようにする。このようにすることにより、入店や退店を証明することができ、撮像場所や撮像時刻の保証を実現することができる。

　　＜レビューシステム＞
　図２は、本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態であるレビューシステムの主な構成例を示す図である。図２に示されるレビューシステム１００は、店舗（施設）を訪問したユーザが、そこで撮像した撮像画像を用いて、その店舗に対するレビューを投稿するシステムである。

　図２に示されるように、レビューシステム１００は、撮像装置１０１、店舗端末装置１０２、検証サーバ１０３、および投稿サイトサーバ１０４を有する。各装置は、ネットワーク１０５を介して互いに通信可能に接続される。また、撮像装置１０１と店舗端末装置１０２は、QRコード（登録商標）を用いて情報の授受を行うことができる。

　撮像装置１０１は、レビューを投稿するユーザにより所有される画像処理装置である。ユーザは、レビューの対象となる店舗を訪問し、その店舗において、この撮像装置１０１を用いて被写体を撮像し、レビューに用いられる撮像画像を生成する。撮像装置１０１は、通信機能を有しており、その通信機能を用いてその撮像画像を検証サーバ１０３等に供給することができる。撮像装置１０１は、表示機能を有しており、その表示機能を用いてQRコード等を表示することができる。

　店舗端末装置１０２は、撮像装置１０１のユーザにより訪問される店舗に設置された情報処理装置である。店舗端末装置１０２は、通信機能を有しており、その通信機能を用いて、店舗の場所を示す場所情報を検証サーバ１０３等に供給することができる。店舗端末装置１０２は、QRコードを読み取るリーダを備えており、そのリーダを用いて撮像装置１０１が表示するQRコードにより示される情報を読み取ることができる。

　検証サーバ１０３は、撮像装置１０１からみて外部装置であり、各種情報の検証を行うサーバである。検証サーバ１０３は、通信機能を有しており、その通信機能を用いて撮像装置１０１や店舗端末装置１０２から供給される情報を検証し、その検証結果を返すことができる。

　投稿サイトサーバ１０４は、撮像装置１０１からみて撮像画像の提供先であり、投稿サイトのサービスを提供するサーバである。投稿サイトサーバ１０４は、通信機能を有しており、その通信機能を用いて撮像装置１０１等からのレビューの投稿を受け付ける。投稿サイトサーバ１０４は、その通信機能を用いて、投稿されたレビューを公開する。

　ネットワーク１０５は、任意の通信媒体により構成される通信網である。ネットワーク１０５を介して行われる通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよいし、その両方であってもよい。つまり、ネットワーク１０５が、有線通信用の通信網であってもよいし、無線通信用の通信網であってもよいし、それらの両方により構成される通信網であってもよい。また、ネットワーク１０５が、単数の通信網により構成されるようにしてもよいし、複数の通信網により構成されるようにしてもよい。

　例えば、インターネットがこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。また、公衆電話回線網がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。さらに、所謂3G回線、4G回線、5G回線等の無線移動体用の広域通信網がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。また、WAN（Wide Area Network）やLAN（Local Area Network）等がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。さらに、Bluetooth（登録商標）規格に準拠した通信を行う無線通信網がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。また、NFC（Near Field Communication）等の近距離無線通信の通信路がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。さらに、赤外線通信の通信路がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。また、HDMI（High-Definition Multimedia Interface）（登録商標）やUSB（Universal Serial Bus）（登録商標）等の規格に準拠した有線通信の通信網がこのネットワーク１０５に含まれるようにしてもよい。このようにネットワーク１０５は、任意の通信規格の通信網や通信路を含み得る。

　なお、検証サーバ１０３と投稿サイトサーバ１０４は、１つのサーバ（情報処理装置）として一体的に構成されてもよい。

　レビューシステム１００においては、ユーザが店舗に入店したことを証明する処理である入店証明処理と、ユーザが店舗から退店することを証明する処理である退店証明処理とが行われる。これらの処理に基づいて、ユーザが店舗に入店してから退店するまでの間、撮像が許可される。また、撮像装置１０１は、QRコードを用いてユーザ情報を店舗端末装置１０２に供給する。店舗端末装置１０２は、そのユーザ情報と店舗の位置を示す場所情報とを用いて、入店証明処理と退店証明処理とを行う。

　このような処理により、ユーザが実際に店舗に入店し、退店するまでの間に、その店舗において撮像を行い、撮像画像を生成したことが保証される。

　例えば、画像処理装置（例えば撮像装置１０１）と、第１の情報処理装置（例えば店舗端末装置１０２）と、第２の情報処理装置（例えば検証サーバ１０３）とを備える情報処理システム（例えばレビューシステム１００）において、画像処理装置が、撮像画像の提供先（例えば投稿サイトサーバ１０４）との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、そのユーザ情報生成部により生成されたユーザ情報を第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、第２の情報処理装置より提供される、ユーザ情報提供部により提供されたユーザ情報に対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、撮像画像有効期間情報取得部により取得された撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部とを備え、第１の情報処理装置が、画像処理装置より提供されるユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、撮像場所情報と、ユーザ情報取得部により取得されたユーザ情報とを、第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部とを備え、第２の情報処理装置が、第１の情報処理装置より提供される撮像場所情報とユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、その撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、撮像場所情報とユーザ情報とを検証する検証部と、その検証部による検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、その撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部とを備えるようにしてもよい。

　　＜撮像装置＞
　図３は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態である撮像装置１０１の主な構成例を示す図である。図３に示されるように、撮像装置１０１は、情報処理部１１１、撮像部１１２、入力部１２１、出力部１２２、記憶部１２３、通信部１２４、およびドライブ１２５を有する。

　情報処理部１１１は、例えば、CPU（Central Processing Unit）、ROM（Read Only Memory）、RAM（Random Access Memory）等を有し、それらを用いてアプリケーションプログラム（ソフトウエア）を実行することにより、各種機能を実現しうるコンピュータである。例えば、情報処理部１１１は、レビューの投稿に用いられる撮像画像を生成するための撮像に関する処理を行うアプリケーションプログラム（ソフトウエア）をインストールし、実行しうる。ここでコンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等が含まれる。

　撮像部１１２は、光学系やイメージセンサ等を有し、被写体を撮像して撮像画像を生成しうる。撮像部１１２は、生成した撮像画像を情報処理部１１１に供給しうる。

　入力部１２１は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子等の入力デバイスを有し、それらの入力デバイスを介して入力された情報を情報処理部１１１に供給しうる。

　出力部１２２は、例えば、ディスプレイ（表示部）、スピーカ等（音声出力部）、出力端子等の出力デバイスを有し、情報処理部１１１から供給された情報を、それらの出デバイスを介して出力しうる。

　記憶部１２３は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部１１１から供給された情報を、その記憶媒体に記憶しうる。記憶部１２３は、その記憶媒体に記憶されている情報を読み出し、情報処理部１１１に供給しうる。

　通信部１２４は、例えば、ネットワークインタフェースを有し、他の装置から送信された情報を、ネットワーク１０５を介して受信し、その受信した情報を情報処理部１１１に供給しうる。通信部１２４は、情報処理部１１１から供給された情報を、ネットワーク１０５を介して他の装置宛てに送信しうる。

　ドライブ１２５は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体１３１のインタフェースを有し、自身に装着されたリムーバブル記録媒体１３１に記録されている情報を読み出し、情報処理部１１１に供給しうる。ドライブ１２５は、情報処理部１１１から供給された情報を、自身に装着された書き込み可能なリムーバブル記録媒体１３１に記録しうる。

　情報処理部１１１は、例えば、記憶部１２３に記憶されているアプリケーションプログラムをロードして実行する。その際、情報処理部１１１は、各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶することができる。このアプリケーションプログラムやデータ等は、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体１３１に記録して提供することができる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、リムーバブル記録媒体１３１が装着されたドライブ１２５により読み出され、情報処理部１１１を介して記憶部１２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、通信部１２４により受信され、情報処理部１１１を介して記憶部１２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムやデータ等は、情報処理部１１１内のROMや記憶部１２３に、あらかじめインストールしておくこともできる。

　　＜撮像装置の機能ブロック＞
　情報処理部１１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図４に示す。図４に示されるように、情報処理部１１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、セッションキー要求部１４１、QRコード生成部１４２、QRコード提供部１４３、制御情報取得部１４４、撮像制御部１４５、撮像画像提供部１４６、および投稿処理部１４７を有することができる。

　セッションキー要求部１４１は、セッションキーの要求に関する処理を行う。QRコード生成部１４２は、QRコードの生成に関する処理を行う。QRコード提供部１４３は、QRコードの提供に関する処理を行う。制御情報取得部１４４は、制御情報の取得に関する処理を行う。撮像制御部１４５は撮像部１１２の制御に関する処理を行う。撮像画像提供部１４６は、撮像部１１２により生成された撮像画像の提供に関する処理を行う。投稿処理部１４７は、レビューの投稿に関する処理を行う。

　　＜店舗端末装置＞
　図５は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態である店舗端末装置１０２の主な構成例を示す図である。図５に示されるように、店舗端末装置１０２は、情報処理部１６１、リーダ１６２、入力部１７１、出力部１７２、記憶部１７３、通信部１７４、およびドライブ１７５を有する。

　情報処理部１６１は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有し、それらを用いてアプリケーションプログラム（ソフトウエア）を実行することにより、各種機能を実現しうるコンピュータである。例えば、情報処理部１６１は、ユーザの入店や退店の証明に関する処理を行うアプリケーションプログラム（ソフトウエア）をインストールし、実行しうる。

　リーダ１６２は、光学系やイメージセンサ等を有し、QRコード（すなわち、そのQRコードが示す情報）を読み取ることができる。リーダ１６２は、その読み取った情報を情報処理部１６１に供給しうる。

　入力部１７１は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子等の入力デバイスを有し、それらの入力デバイスを介して入力された情報を情報処理部１６１に供給しうる。

　出力部１７２は、例えば、ディスプレイ（表示部）、スピーカ等（音声出力部）、出力端子等の出力デバイスを有し、情報処理部１６１から供給された情報を、それらの出デバイスを介して出力しうる。

　記憶部１７３は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部１６１から供給された情報を、その記憶媒体に記憶しうる。記憶部１７３は、その記憶媒体に記憶されている情報を読み出し、情報処理部１６１に供給しうる。

　通信部１７４は、例えば、ネットワークインタフェースを有し、他の装置から送信された情報を、ネットワーク１０５を介して受信し、その受信した情報を情報処理部１６１に供給しうる。通信部１７４は、情報処理部１６１から供給された情報を、ネットワーク１０５を介して他の装置宛てに送信しうる。

　ドライブ１７５は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体１８１のインタフェースを有し、自身に装着されたリムーバブル記録媒体１８１に記録されている情報を読み出し、情報処理部１６１に供給しうる。ドライブ１７５は、情報処理部１６１から供給された情報を、自身に装着された書き込み可能なリムーバブル記録媒体１８１に記録しうる。

　情報処理部１６１は、例えば、記憶部１７３に記憶されているアプリケーションプログラムをロードして実行する。その際、情報処理部１６１は、各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶することができる。このアプリケーションプログラムやデータ等は、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体１８１に記録して提供することができる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、リムーバブル記録媒体１８１が装着されたドライブ１７５により読み出され、情報処理部１６１を介して記憶部１７３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、通信部１７４により受信され、情報処理部１６１を介して記憶部１７３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムやデータ等は、情報処理部１６１内のROMや記憶部１７３に、あらかじめインストールしておくこともできる。

　　＜店舗端末装置の機能ブロック＞
　情報処理部１６１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図６に示す。図６に示されるように、情報処理部１６１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗情報登録部１９１、QRコード読み取り部１９２、入店証明情報提供部１９３、および退店証明情報提供部１９４を有することができる。

　店舗情報登録部１９１は、店舗に関する情報である店舗情報の登録に関する処理を行う。QRコード読み取り部１９２は、QRコードの読み取りに関する処理を行う。入店証明情報提供部１９３は、ユーザの入店を証明する情報である入店証明情報の提供に関する処理を行う。退店証明情報提供部１９４は、ユーザの退店を証明する情報である退店証明情報の提供に関する処理を行う。

　　＜検証サーバ＞
　図７は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態である検証サーバ１０３の主な構成例を示す図である。図７に示されるように、検証サーバ１０３は、情報処理部２１１、検証データ記憶部２１２、入力部２２１、出力部２２２、記憶部２２３、通信部２２４、およびドライブ２２５を有する。

　情報処理部２１１は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有し、それらを用いてアプリケーションプログラム（ソフトウエア）を実行することにより、各種機能を実現しうるコンピュータである。例えば、情報処理部２１１は、各種情報の検証に関する処理を行うアプリケーションプログラム（ソフトウエア）をインストールし、実行しうる。

　検証データ記憶部２１２は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部２１１から供給される、検証に用いられる情報である検証データをその記憶媒体に記憶しうる。検証データ記憶部２１２は、その記憶媒体に記憶されている検証データを読み出し、情報処理部２１１に供給しうる。

　入力部２２１は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子等の入力デバイスを有し、それらの入力デバイスを介して入力された情報を情報処理部２１１に供給しうる。

　出力部２２２は、例えば、ディスプレイ（表示部）、スピーカ等（音声出力部）、出力端子等の出力デバイスを有し、情報処理部２１１から供給された情報を、それらの出デバイスを介して出力しうる。

　記憶部２２３は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部２１１から供給された情報を、その記憶媒体に記憶しうる。記憶部２２３は、その記憶媒体に記憶されている情報を読み出し、情報処理部２１１に供給しうる。

　通信部２２４は、例えば、ネットワークインタフェースを有し、他の装置から送信された情報を、ネットワーク１０５を介して受信し、その受信した情報を情報処理部２１１に供給しうる。通信部２２４は、情報処理部２１１から供給された情報を、ネットワーク１０５を介して他の装置宛てに送信しうる。

　ドライブ２２５は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体２３１のインタフェースを有し、自身に装着されたリムーバブル記録媒体２３１に記録されている情報を読み出し、情報処理部２１１に供給しうる。ドライブ２２５は、情報処理部２１１から供給された情報を、自身に装着された書き込み可能なリムーバブル記録媒体２３１に記録しうる。

　情報処理部２１１は、例えば、記憶部２２３に記憶されているアプリケーションプログラムをロードして実行する。その際、情報処理部２１１は、各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶することができる。このアプリケーションプログラムやデータ等は、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体２３１に記録して提供することができる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、リムーバブル記録媒体２３１が装着されたドライブ２２５により読み出され、情報処理部２１１を介して記憶部２２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、通信部２２４により受信され、情報処理部２１１を介して記憶部２２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムやデータ等は、情報処理部２１１内のROMや記憶部２２３に、あらかじめインストールしておくこともできる。

　　＜検証サーバの機能ブロック＞
　情報処理部２１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図８に示す。図８に示されるように、情報処理部２１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗ID発行登録部２４１、入店証明情報取得部２４２、入店証明情報検証部２４３、入店時刻記録部２４４、撮像制御部２４５、撮像画像取得部２４６、撮像画像検証部２４７、撮像画像管理部２４８、退店証明情報取得部２４９、退店証明情報検証部２５０、退店時刻記録部２５１、および投稿制御部２５２を有することができる。

　店舗ID発行登録部２４１は、店舗の識別情報である店舗IDの発行および登録に関する処理を行う。入店証明情報取得部２４２は、入店証明情報の取得に関する処理を行う。入店証明情報検証部２４３は、入店証明情報の検証に関する処理を行う。入店時刻記録部２４４は、ユーザが店舗に入店した時刻である入店時刻の記録に関する処理を行う。撮像制御部２４５は、撮像装置１０１による撮像の制御に関する処理を行う。撮像画像取得部２４６は、撮像画像の取得に関する処理を行う。撮像画像検証部２４７は、撮像画像の検証に関する処理を行う。撮像画像管理部２４８は、撮像画像の管理に関する処理を行う。退店証明情報取得部２４９は、退店証明情報の取得に関する処理を行う。退店証明情報検証部２５０は、退店証明情報の検証に関する処理を行う。退店時刻記録部２５１は、ユーザが店舗から退店した時刻である退店時刻の記録に関する処理を行う。投稿制御部２５２は、レビューの投稿の制御に関する処理を行う。

　　＜投稿サイトサーバ＞
　図９は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態である投稿サイトサーバ１０４の主な構成例を示す図である。図９に示されるように、投稿サイトサーバ１０４は、情報処理部２６１、投稿データ記憶部２６２、入力部２７１、出力部２７２、記憶部２７３、通信部２７４、およびドライブ２７５を有する。

　情報処理部２６１は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有し、それらを用いてアプリケーションプログラム（ソフトウエア）を実行することにより、各種機能を実現しうるコンピュータである。例えば、情報処理部２６１は、各種情報の検証に関する処理を行うアプリケーションプログラム（ソフトウエア）をインストールし、実行しうる。

　投稿データ記憶部２６２は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部２６１から供給される、投稿された撮像画像やレビュー等の情報である投稿データをその記憶媒体に記憶しうる。投稿データ記憶部２６２は、その記憶媒体に記憶されている投稿データを読み出し、情報処理部２６１に供給しうる。

　入力部２７１は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子等の入力デバイスを有し、それらの入力デバイスを介して入力された情報を情報処理部２６１に供給しうる。

　出力部２７２は、例えば、ディスプレイ（表示部）、スピーカ等（音声出力部）、出力端子等の出力デバイスを有し、情報処理部２６１から供給された情報を、それらの出デバイスを介して出力しうる。

　記憶部２７３は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部２６１から供給された情報を、その記憶媒体に記憶しうる。記憶部２７３は、その記憶媒体に記憶されている情報を読み出し、情報処理部２６１に供給しうる。

　通信部２７４は、例えば、ネットワークインタフェースを有し、他の装置から送信された情報を、ネットワーク１０５を介して受信し、その受信した情報を情報処理部２６１に供給しうる。通信部２７４は、情報処理部２６１から供給された情報を、ネットワーク１０５を介して他の装置宛てに送信しうる。

　ドライブ２７５は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体２８１のインタフェースを有し、自身に装着されたリムーバブル記録媒体２８１に記録されている情報を読み出し、情報処理部２６１に供給しうる。ドライブ２７５は、情報処理部２６１から供給された情報を、自身に装着された書き込み可能なリムーバブル記録媒体２８１に記録しうる。

　情報処理部２６１は、例えば、記憶部２７３に記憶されているアプリケーションプログラムをロードして実行する。その際、情報処理部２６１は、各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶することができる。このアプリケーションプログラムやデータ等は、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体２８１に記録して提供することができる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、リムーバブル記録媒体２８１が装着されたドライブ２７５により読み出され、情報処理部２６１を介して記憶部２７３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、通信部２７４により受信され、情報処理部２６１を介して記憶部２７３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムやデータ等は、情報処理部２６１内のROMや記憶部２７３に、あらかじめインストールしておくこともできる。

　　＜投稿サイトサーバの機能ブロック＞
　情報処理部２６１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図１０に示す。図１０に示されるように、情報処理部２６１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、要求受付部２９１、セッションキー発行部２９２、投稿画像取得部２９３、および投稿処理部２９４を有することができる。

　要求受付部２９１は、他の装置からの要求の受け付けに関する処理を行う。セッションキー発行部２９２は、セッションキーの発行に関する処理を行う。投稿画像取得部２９３は、投稿された撮像画像である投稿画像の取得に関する処理を行う。投稿処理部２９４は、レビューの投稿に関する処理を行う。

　　＜レビューの投稿に関する処理の流れ＞
　レビューシステム１００により実行されるレビューの投稿に関する処理の流れの例を、図１１のフローチャートを参照して説明する。レビューシステム１００の各装置は、このフローチャートのような流れで各処理を実行することにより、ユーザによるレビューの投稿を実現する。

　処理が開始されると、店舗端末装置１０２の店舗情報登録部１９１は、ステップＳ１０１において、通信部１７４を制御し、自身が設置されている店舗に関する情報である店舗情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３に供給し、その店舗情報を検証サーバ１０３に登録させる。検証サーバ１０３の店舗ID発行登録部２４１は、ステップＳ１３１において、通信部２２４を制御して、ステップＳ１０１の処理により送信された店舗情報を受信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗情報を受信し、情報処理部２１１に供給する。

　この店舗情報には、店舗の場所を示す位置情報が含まれる。ステップＳ１３２において、店舗ID発行登録部２４１は、その位置情報に紐付けた店舗の識別情報である店舗IDを生成する。店舗ID発行登録部２４１は、通信部２２４を制御し、その店舗IDを店舗端末装置１０２宛てに送信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、情報処理部２１１から供給された店舗IDを、ネットワーク１０５を介して店舗端末装置１０２宛てに送信する。また、店舗ID発行登録部２４１は、その店舗IDを検証データ記憶部２１２に供給し、記憶させる（登録する）。

　ステップＳ１０２において、店舗情報登録部１９１は、通信部１７４を制御して、ステップＳ１３２の処理により送信された店舗IDを受信させる。通信部１７４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗IDを受信し、情報処理部１６１に供給する。店舗情報登録部１９１は、その店舗IDを記憶部１７３に供給し、記憶させる。

　以上のように店舗情報の登録が完了した状態において、撮像装置１０１乃至投稿サイトサーバ１０４は、店舗端末装置１０２が設置されている店舗に撮像装置１０１のユーザが入店したことを証明する処理である入店証明処理を行う（ステップＳ１０３、ステップＳ１１１、ステップＳ１２１、ステップＳ１３３）。この入店証明処理の詳細については後述する。

　入店証明処理が行われた後から退店証明処理が行われるまでの間、撮像装置１０１の撮像部１１２を用いた撮像が許可される。撮像装置１０１および検証サーバ０３は、撮像とその撮像により得られた撮像画像の検証とを行う撮像検証処理を行う（ステップＳ１１２およびステップＳ１３４）。この撮像検証処理の詳細については後述する。

　ユーザが店舗から退店する際には、撮像装置１０１乃至投稿サイトサーバ１０４が、その退店を証明する退店証明処理を行う（ステップＳ１０４、ステップＳ１１３、ステップＳ１２２、ステップＳ１３５）。この退店証明処理の詳細については後述する。

　退店証明処理が行われた後、検証サーバ１０３の投稿制御部２５２は、ステップＳ１３６において、通信部２２４を制御し、レビューの投稿を許可する制御情報を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、情報処理部１１１から供給された制御情報を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信する。撮像装置１０１の制御情報取得部１４４は、ステップＳ１１４において、通信部１２４を制御し、その制御情報を取得させる。

　ステップＳ１３７において、検証サーバ１０３の投稿制御部２５２は、通信部２２４を制御し、撮像装置１０１から検証サーバ１０３にアップロードされた撮像画像を、投稿が可能な画像として、投稿サイトサーバ１０４宛てに供給させる。ステップＳ１２３において、投稿サイトサーバ１０４の投稿画像取得部２９３は、通信部２７４を制御し、検証サーバ１０３から送信される投稿可能画像を受信させる。通信部２７４は、その制御に基づいて、検証サーバ１０３から送信された投稿可能画像を受信し、情報処理部２６１に供給する。

　以上のように投稿が許可されると、撮像装置１０１の投稿処理部１４７はステップＳ１１５において投稿処理を行い、レビューの投稿を行う。この処理に対応して、投稿サイトサーバ１０４の投稿処理部２９４は、ステップＳ１２４において投稿処理を行い、そのレビューの投稿を受け付け、受け付けたレビューを公開する。このようにレビューの投稿が終了すると、レビューの投稿に関する一連の処理が終了する。

　　＜入店証明処理の流れ＞
　図１２のフローチャートを参照して、図１１において実行される入店証明処理の流れの例を説明する。

　入店証明処理が開始されると、撮像装置１０１のセッションキー要求部１４１は、ステップＳ１６１において、通信部１２４を制御して投稿サイトサーバ１０４にログインし、セッションキーを要求する。ログインの際に、セッションキー要求部１４１は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を投稿サイトサーバ１０４に供給する。このユーザ情報には、ログインに必要な情報、例えばユーザの識別情報であるユーザIDやパスワード等が含まれる。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ１７１において、そのアクセスを受け付け、撮像装置１０１のログイン処理を行い、その要求を受け付ける。

　ステップＳ１７２において、セッションキー発行部２９２は、ログインしたユーザのユーザIDに紐付いたセッションキーを発行する。つまり、セッションキー発行部２９２は、そのユーザIDに紐付いたセッションキーを生成し、通信部２７４を制御してそのセッションキーを撮像装置１０１に供給する。撮像装置１０１のセッションキー要求部１４１は、ステップＳ１６２において、通信部１２４を介してそのセッションキーを取得する。

　セッションキーが取得されると、撮像装置１０１のQRコード生成部１４２は、ステップＳ１６３において、そのセッションキーを用いて有効期限付きQRコードを生成する。この有効期限付きQRコードは、QRコードが示す情報の有効期限が予め定められている。このQRコードが示す情報の例を図１３に示す。図１３に示されるように、QRコード３０１が示す情報には、ユーザ情報が含まれる。例えば、ユーザID、上述の処理により投稿サイトサーバ１０４から発行されたセッションキー、撮像装置１０１の位置を示す位置情報等が含まれる。つまり、QRコード生成部１４２は、撮像画像の提供先である投稿サイトサーバ１０４との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成する。

　もちろん、これら以外の情報が含まれていてもよい。なお、この位置情報は省略してもよい。ただし、撮像装置１０１の位置情報をQRコードに含めることにより、入店証明の信頼度が向上する。

　図１２に戻り、ステップＳ１６３において、QRコード提供部１４３は、出力部１２２のディスプレイ（表示部）を制御し、QRコード生成部１４２により生成された有効期限付きQRコードの画像を表示させる。そしてユーザは、その有効期限付きQRコードの画像が表示されたディスプレイを店舗端末装置１０２のリーダ１６２にかざす。つまり、QRコード提供部１４３は、ユーザ情報を、撮像場所（すなわち店舗の場所）を示す情報である撮像場所情報を記憶する情報処理装置である店舗端末装置１０２に対して提供する。

　店舗端末装置１０２のQRコード読み取り部１９２は、ステップＳ１５１において、リーダ１６２を制御し、そのかざされたQRコード（すなわちそのQRコードが示す情報）を読み取る。例えば、リーダ１６２は、イメージセンサ等により、かざされたQRコードの画像を撮像し、その撮像画像に含まれるQRコードを解析して情報を読み取る。リーダ１６２は、その読み取った情報を情報処理部１６１（QRコード読み取り部１９２）に供給する。以上のようにQRコードを用いてユーザ情報等が撮像装置１０１から店舗端末装置１０２に提供される。

　ステップＳ１５２において、店舗端末装置１０２の入店証明情報提供部１９３は、通信部１７４を制御して、以上のように読み取ったQRコード（QRコードが示す情報）、検証サーバ１０３から発行された店舗ID、および、入店を証明するための情報であることを示す入店フラグを、ユーザの入店を証明するための情報である入店証明情報として検証サーバ１０３宛てに供給させる。通信部１７４は、その制御に従って、入店証明情報提供部１９３から供給される入店証明情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３宛てに送信する。検証サーバ１０３の入店証明情報取得部２４２は、ステップＳ１８１において、通信部２２４を介してその入店証明情報を取得する。

　ステップＳ１８２において、入店証明情報検証部２４３は、その入店証明情報に含まれるQRコードが示す情報である位置情報（撮像装置１０１の位置を示す情報）とセッションキー（投稿サイトサーバ１０４により発行されたセッションキー）が正当であるかを検証する。

　例えば、入店証明情報検証部２４３は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データに基づいて、この撮像装置１０１の位置情報が店舗IDに対応する店舗の位置情報と対応するか否かを判定する。例えば、QRコードが示す位置情報（撮像装置１０１の位置情報）が、店舗の位置情報と一致する、または、十分に近傍に位置すると判定された場合、入店証明情報検証部２４３は、このQRコードが示す位置情報が正当であると判定する。

　また、例えば、入店証明情報検証部２４３は、QRコードが示すセッションキーが正当であるかを投稿サイトサーバ１０４に問い合わせる。投稿サイトサーバ１０４により正当であると承認された場合、このQRコードが示すセッションキーが正当であると判定する。

　QRコードが示す位置情報およびセッションキーが正当であると判定された場合、入店時刻記録部２４４は、ステップＳ１８３において、現在時刻（入店証明情報の送信時刻または受信時刻でもよい）を入店時刻として検証データ記憶部２１２に記録する。

　そして、ステップＳ１８４において、撮像制御部２４５は、通信部２２４を制御し、撮像を許可する制御情報を撮像装置１０１に供給する。通信部２２４は、その制御に従って、撮像制御部２４５から供給される制御情報（撮像を許可する制御情報）を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信する。撮像装置１０１の制御情報取得部１４４は、ステップＳ１６４において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ１６５において、撮像制御部１４５は、その制御情報に基づいて、専用のアプリケーションを起動し、撮像部１１２を用いた撮像を許可する（撮像の許可を開始する）。つまり、撮像制御部１４５は、ユーザ情報を情報処理装置（店舗端末装置１０２）に対して提供することで外部装置（検証サーバ１０３）より得た許可開始情報（撮像を許可する制御情報）に基づいて撮像部１１２による撮像の許可を開始する。撮像の許可が開始されると、入店証明処理が終了し、処理は図１１に戻る。

　　＜撮像検証処理の流れ＞
　図１４のフローチャートを参照して、図１１において実行される撮像検証処理の流れの例を説明する。

　撮像検証処理が開始されると、撮像装置１０１の撮像制御部１４５は、ステップＳ２０１において、ユーザの操作に従って、撮像部１１２を制御し、専用アプリケーションによる撮像を行う。ユーザは、撮像装置１０１の撮像部１１２を用いて、例えば、店舗内の風景や、店舗で販売される商品等の撮像を行う。撮像部１１２は、専用アプリケーションにより制御されてその撮像を行い、撮像画像を生成し、その撮像画像を撮像制御部１４５に供給する。撮像制御部１４５は、その撮像時刻や撮像場所等の情報をメタデータとしてその撮像画像に紐付ける。

　ステップＳ２０２において、撮像画像提供部１４６は、通信部１２４を制御し、その撮像画像およびメタデータを検証サーバ１０３宛てに供給させる。通信部１２４は、その制御に従って、情報処理部１１１から供給される撮像画像およびメタデータを、ネットワーク１０５を介して検証サーバ宛てに送信する。検証サーバ１０３の撮像画像取得部２４６は、ステップＳ２１１において、通信部２２４を介してその撮像画像およびメタデータを取得する。なお、この撮像画像等の提供は、任意のタイミングにおいて行うことができる。例えば、複数の撮像画像等をまとめて提供してもよいし、撮像画像が生成される度に提供してもよい。

　ステップＳ２１２において、撮像画像検証部２４７は、そのメタデータと検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データとに基づいて、撮像画像の検証を行う。例えば、撮像画像検証部２４７は、メタデータに含まれる撮像場所を示す位置情報が、店舗の位置情報に対応する（一致するかまたは近傍に位置する）場合、その撮像画像が正当であると判定する。また、撮像画像検証部２４７は、メタデータに含まれる撮像時刻が入店時刻と退店時刻（後述する）との間の時刻である場合、その撮像画像が正当であると判定する。もちろん、撮像場所と撮像時刻の両方が正当である場合のみ、撮像画像が正当であると判定されるようにしてもよい。

　撮像画像が正当な場合、撮像画像管理部２４８は、ステップＳ２１３において、その撮像画像を、投稿可能な画像として記憶部２２３に記憶する。ステップＳ２１３の処理が終了すると、撮像検証処理が終了し、処理は図１１に戻る。

　　＜退店証明処理の流れ＞
　図１５のフローチャートを参照して、図１１において実行される退店証明処理の流れの例を説明する。

　退店証明処理が開始されると、撮像装置１０１のセッションキー要求部１４１は、ステップＳ２４１において、通信部１２４を制御し、投稿サイトサーバ１０４にセッションキーを要求する。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ２５１において、その要求を受け付ける。ステップＳ２５２において、セッションキー発行部２９２は、ユーザIDに紐付いたセッションキーを発行する。撮像装置１０１のセッションキー要求部１４１は、ステップＳ２４２において、通信部１２４を介してそのセッションキーを取得する。

　セッションキーが取得されると、撮像装置１０１のQRコード生成部１４２は、ステップＳ２４３において、そのセッションキーを用いて有効期限付きQRコードを生成する。このQRコードは、入店証明処理の場合と同様の情報を含む（例えば図１３）。つまり、QRコード生成部１４２は、撮像画像の提供先である投稿サイトサーバ１０４との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成する。なお、位置情報は省略してもよい。ただし、撮像装置１０１の位置情報をQRコードに含めることにより、退店証明の信頼度が向上する。

　ステップＳ２４３において、QRコード提供部１４３は、出力部１２２のディスプレイ（表示部）を制御し、QRコード生成部１４２により生成された有効期限付きQRコードの画像を表示させる。そしてユーザは、その有効期限付きQRコードの画像が表示されたディスプレイを店舗端末装置１０２のリーダ１６２にかざす。つまり、QRコード提供部１４３は、ユーザ情報を、撮像場所（すなわち店舗の場所）を示す情報である撮像場所情報を記憶する情報処理装置である店舗端末装置１０２に対して提供する。

　店舗端末装置１０２のQRコード読み取り部１９２は、ステップＳ２３１において、リーダ１６２を制御し、そのかざされたQRコード（すなわちそのQRコードが示す情報）を読み取る。リーダ１６２は、その読み取った情報を情報処理部１６１（QRコード読み取り部１９２）に供給する。以上のようにQRコードを用いてユーザ情報等が撮像装置１０１から店舗端末装置１０２に提供される。

　店舗端末装置１０２の退店証明情報提供部１９４は、ステップＳ２３２において、通信部１７４を制御し、以上のように読み取ったQRコード（QRコードが示す情報）、検証サーバ１０３から発行された店舗ID、および、退店を証明するための情報であることを示すフラグ情報である退店フラグを、ユーザの退店を証明するための情報である退店証明情報として検証サーバ１０３宛てに供給させる。通信部１７４は、その制御に従って、退店証明情報提供部１９５から供給される退店証明情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３宛てに送信する。検証サーバ１０３の退店証明情報取得部２４９は、ステップＳ２６１において、通信部２２４を介してその退店証明情報を取得する。

　ステップＳ２６２において、退店証明情報検証部２５０は、その退店証明情報に含まれるQRコードが示す情報である位置情報（撮像装置１０１の位置を示す情報）が正当であるかを検証する。

　例えば、退店証明情報検証部２５０は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データに基づいて、この撮像装置１０１の位置情報が店舗IDに対応する店舗の位置情報と対応するか否かを判定する。例えば、QRコードが示す位置情報（撮像装置１０１の位置情報）が、店舗の位置情報と一致する、または、十分に近傍に位置すると判定された場合、退店証明情報検証部２５０は、このQRコードが示す位置情報が正当であると判定する。

　QRコードが示す位置情報が正当であると判定された場合、退店時刻記録部２１５は、ステップＳ２６３において、現在時刻（退店証明情報の送信時刻または受信時刻でもよい）を退店時刻として検証データ記憶部２１２に記録する。

　そして、ステップＳ２６４において、撮像制御部２４５は、通信部２２４を制御し、撮像の許可を終了させる制御情報を撮像装置１０１に供給する。通信部２２４は、その制御に従って、撮像制御部２４５から供給される制御情報（撮像の許可を終了させる制御情報）を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信する。撮像装置１０１の制御情報取得部１４４は、ステップＳ２４４において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ２４５において、撮像制御部１４５は、その制御情報に基づいて、専用のアプリケーションを終了し、撮像部１１２を用いた撮像の許可を終了する。つまり、撮像制御部１４５は、ユーザ情報を情報処理装置（店舗端末装置１０２）に対して提供することで外部装置（検証サーバ１０３）より得た許可停止情報（撮像の許可を終了させる制御情報）に基づいて撮像部１１２による撮像の許可を停止（終了）する。撮像の許可が終了されると、退店証明処理が終了し、処理は図１１に戻る。

　以上のように各処理を実行することにより、ユーザの入店時刻と退店時刻とが証明され、さらにその入店時刻と退店時刻との間の時間において撮像が許可される。つまり、撮像画像が入店時刻から退店時刻までの時間に撮像されたものであることが保証される。さらに、入店時刻から退店時刻までの間、撮像装置１０１が店舗に位置することが位置情報によって保証されるので、実際に店舗を訪れたユーザがその店舗において撮像した撮像画像であることが保証される。

　したがって、架空レビューの投稿を抑制することができ、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜投稿処理＞
　図１１のステップＳ１１５およびステップＳ１２４の投稿処理においては、投稿サイトサーバ１０４が、撮像装置１０１に対して投稿可能な画像のリストを提示し、撮像装置１０１のユーザがそのリストの中から所望の画像を選択し、レビューコメントを入力する。撮像装置１０１がその選択情報とレビューコメントを投稿サイトサーバ１０４にアップロードすると、投稿サイトサーバ１０４は、選択情報に基づいて、アップロードされたレビューコメントを選択された撮像画像に紐付ける。そして、投稿サイトサーバ１０４は、その紐づけたレビューコメントおよび撮像画像を公開する。

　その際、撮像装置１０１は、出力部１２２のディスプレイ（表示部）に表示されるレビュー画面を表示し、ユーザの操作を受け付ける。そのレビュー画面の表示例を図１６に示す。レビュー画面は、レビューの投稿に関するユーザの指示を受け付けるためのGUI（Graphical User Interface）である。

　まず、撮像装置１０１の投稿処理部１４７は、図１６の右端のレビュー画面３１１をディスプレイに表示させる。例えばレビュー画面３１１は、ユーザがレビューをすることができる店舗の一覧を示す画面である。つまり、このレビュー画面３１１には、ユーザが実際に訪問した店舗の一覧が表示される。例えば、店舗Ｃを訪問後（店舗Ｃにおいて退店証明処理が行われると）、レビュー画面３１２のように、この店舗一覧にその店舗Ｃが追加される。これにより、ユーザはレビューの対象として店舗Ｃを選択することができるようになる。つまり、店舗Ｃについてのレビューの投稿が可能になる。

　例えば、店舗Ｃを選択する操作（例えばクリック等）を行うと、撮像装置１０１の投稿処理部１４７は、レビュー画面３１３をディスプレイに表示させる。レビュー画面３１３は、店舗Ｃのレビューを作成するための画面である。図１６に示されるように、レビュー画面３１３には、レビューコメントを書き込むレビュー入力欄３２１、撮像画像を選択するための画像選択欄３２２、並びに、レビューのアップロードを指示するための送信ボタン３２３が設けられている。

　画像選択欄３２２には、各投稿可能画像がアイコン３３１として表示され、さらに、画像の選択を決定するためのアップロードボタン３３２が表示されている。ユーザは、この画像選択欄３２２において、所望の撮像画像に対応するアイコン３３１を選択する操作を行い、アップロードボタン３３２を押下する操作を行うと、レビューに用いる撮像画像が指定される。撮像装置１０１の投稿処理部１４７は、レビュー画面３１４をディスプレイに表示させる。レビュー画面３１４においては、ユーザにより選択された撮像画像に対応するアイコン３３１が、ユーザにより選択されていない撮像画像に対応するアイコン３３１と識別できるように、それとは異なる態様で表示されている。

　ユーザは、レビュー入力欄３２１にレビューコメントを書き込み、画像選択欄３２２において上述のように撮像画像を選択した後、送信ボタン３２３を押下する操作を行うと、投稿処理部１４７は、入力されたレビューコメントと撮像画像の選択情報を投稿サイトサーバ１０４にアップロードする。

　このようなレビュー画面を用いて投稿を行うことにより、ユーザは、容易に、正当な撮像画像を用いたレビューの投稿を行うことができる。

　　＜入店証明処理のみの場合＞
　なお、以上のような入店証明処理と退店証明処理との内、入店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＡに示されるように、入店証明処理により、入店時刻（Ｘ時）から所定の有効期間内における撮像を許可してもよい。

　つまり、撮像制御部１４５が、ユーザ情報（例えばQRコード）を情報処理装置（例えば店舗端末装置１０２）に対して提供することで外部装置（例えば検証サーバ１０３）より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部１１２による撮像を許可してもよい。例えば、制御情報取得部１４４が、外部装置（例えば検証サーバ１０３）より、ユーザ情報の提供後の所定の有効期間を示す撮像画像有効期間情報を取得し、撮像制御部１４５が、その撮像画像有効期間情報に基づいて、指定された有効期間内における撮像を許可してもよい。

　このようにすることにより、退店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜退店証明処理のみの場合＞
　なお、以上のような入店証明処理と退店証明処理との内、退店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＢに示されるように、退店証明処理により、退店時刻（Ｙ時）までの所定の有効期間内において生成された撮像画像の投稿を許可してもよい。

　つまり、撮像は常に許可された状態とし、投稿処理部１４７が、ユーザ情報（例えばQRコード）を情報処理装置（例えば店舗端末装置１０２）に対して提供することで外部装置（例えば検証サーバ１０３）より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された撮像画像の投稿を許可してもよい。例えば、制御情報取得部１４４が、外部装置（例えば検証サーバ１０３）より、ユーザ情報の提供前の所定の有効期間を示す撮像画像有効期間情報を取得し、投稿処理部１４７が、その撮像画像有効期間情報に基づいて、指定された有効期間内において撮像された撮像画像の投稿を許可してもよい。

　このようにすることにより、入店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　＜３．第２の実施の形態＞
　　＜店舗情報の授受＞
　第１の実施の形態においては、入店証明処理および退店証明処理において、QRコードを用いてユーザ情報を撮像装置１０１から店舗端末装置１０２へ供給するように説明したが、その代わりに、QRコードを用いて店舗情報を店舗端末装置１０２から撮像装置１０１へ供給するようにしてもよい。つまり、第１の実施の形態の入店証明処理においては、店舗端末装置１０２が入店証明情報を検証サーバ１０３に供給していたが、本実施の形態の場合、撮像装置１０１が入店証明情報を検証サーバ１０３に供給する。同様に、第１の実施の形態の退店証明処理においては、店舗端末装置１０２が退店証明情報を検証サーバ１０３に供給していたが、本実施の形態の場合、撮像装置１０１が退店証明情報を検証サーバ１０３に供給する。

　例えば、画像処理装置（例えば撮像装置１０１）と、第１の情報処理装置（例えば店舗端末装置１０２）と、第２の情報処理装置（例えば検証サーバ１０３）とを備える情報処理システム（例えばレビューシステム１００）において、画像処理装置が、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として提供先（例えば投稿サイトサーバ１０４）より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、その取得制御部により許可された状態において、第１の情報処理装置から提供される撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、その撮像場所情報取得部により取得された撮像場所情報とユーザ情報とを、第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、その第２の情報処理装置より提供される、撮像場所情報ユーザ情報提供部により提供された撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、その撮像画像有効期間情報取得部により取得された撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部とを備え、第１の情報処理装置が、撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、撮像場所情報を生成する撮像場所情報生成部と、その撮像場所情報生成部により生成された撮像場所情報を画像処理装置に対して提供する撮像場所情報提供部とを備え、第２の情報処理装置が、画像処理装置より提供される撮像場所情報とユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、その撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、撮像場所情報とユーザ情報とを検証する検証部と、その検証部による検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、撮像場所情報とユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部とを備えるようにしてもよい。

　　＜撮像装置の機能ブロック＞
　この場合の撮像装置１０１の情報処理部１１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図１８に示す。図１８に示されるように、情報処理部１１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、リーダ制御部３４１、QRコード読み取り部３４２、入店証明情報提供部３４３、制御情報取得部１４４、撮像制御部１４５、退店証明情報提供部３４４、および投稿処理部１４７を有することができる。

　リーダ制御部３４１は、リーダの制御に関する処理を行う。この場合、撮像装置１０１は、撮像部１１２をQRコードのリーダとして利用することができる。リーダ制御部３４１は、その撮像部１１２の制御に関する処理を行う。

　QRコード読み取り部３４２は、QRコードの読み取りに関する処理を行う。入店証明情報提供部３４３は、ユーザの入店を証明する情報である入店証明情報の提供に関する処理を行う。退店証明情報提供部３４４は、ユーザの退店を証明する情報である退店証明情報の提供に関する処理を行う。

　　＜店舗端末装置の機能ブロック＞
　この場合の店舗端末装置１０２の情報処理部１６１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図１９に示す。図１９に示されるように、情報処理部１６１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗情報登録部１９１、セッションキー要求部３５１、QRコード生成部３５２、およびQRコード提供部３５３を有することができる。

　セッションキー要求部３５１は、セッションキーの要求に関する処理を行う。QRコード生成部３５２は、QRコードの生成に関する処理を行う。QRコード提供部３５３は、QRコードの提供に関する処理を行う。

　　＜投稿サイトサーバの機能ブロック＞
　この場合の投稿サイトサーバ１０４の情報処理部２１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図２０に示す。図２０に示されるように、情報処理部２６１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、要求受付部２９１、セッションキー発行部２９２、リーダ制御部３６１、投稿画像取得部２９３、および投稿処理部２９４を有することができる。

　リーダ制御部３６１は、撮像装置１０１のリーダ（撮像部１１２）の制御に関する処理を行う。

　　＜入店証明処理の流れ＞
　この場合、レビューシステム１００により実行されるレビューの投稿に関する処理は、第１の実施の形態の場合（図１１）と同様の流れで実行される。また、その中で実行される撮像検証処理も、第１の実施の形態の場合（図１３）と同様の流れで実行される。

　この場合の入店証明処理の流れの例を、図２１および図２２のフローチャートを参照して説明する。

　入店証明処理が開始されると、店舗端末装置１０２のセッションキー要求部３５１は、図２１のステップＳ３０１において、通信部１７４を制御して投稿サイトサーバ１０４に対してセッションキーを要求する。その際、セッションキー要求部３５１は、店舗に関する情報である店舗情報を投稿サイトサーバ１０４に供給する。この店舗情報には、例えば店舗の識別情報である店舗ID等が含まれる。第１の実施の形態において説明したように、店舗IDは、検証サーバ１０３によりその店舗の位置情報と紐付けられている。つまり、この店舗IDは、店舗の位置情報とも言える。したがって、この店舗情報は、店舗の場所（換言するに撮像場所）を示す位置情報とも言える。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ３２１において、その要求を受け付ける。

　ステップＳ３２２において、セッションキー発行部２９２は、供給された店舗IDに紐付いたセッションキーを発行する。つまり、セッションキー発行部２９２は、その店舗IDに紐付いたセッションキーを生成し、通信部２７４を制御してそのセッションキーを店舗端末装置１０２に供給する。店舗端末装置１０２のセッションキー要求部３５１は、ステップＳ３０２において、通信部１７４を介してそのセッションキーを取得する。

　また、撮像装置１０１のリーダ制御部３４１は、ステップＳ３１１において、通信部１２４を制御して投稿サイトサーバ１０４にログインし、リーダの起動許可を要求する。ログインの際に、リーダ制御部３４１は、ユーザに関する情報であるユーザ情報を投稿サイトサーバ１０４に供給する。このユーザ情報には、ログインに必要な情報、例えばユーザの識別情報であるユーザIDやパスワード等が含まれる。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ３２３において、そのアクセスを受け付け、撮像装置１０１のログイン処理を行い、その要求を受け付ける。

　ステップＳ３２４において、リーダ制御部３６１は、リーダの起動を許可する。つまり、リーダ制御部３６１は、通信部２７４を制御し、リーダの起動を許可する制御情報を撮像装置１０１に供給する。撮像装置１０１のリーダ制御部３４１は、ステップＳ３１２において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。リーダ制御部３４１は、ステップＳ３１３において、その制御情報に基づいて、撮像部１１２をQRコードのリーダとして利用するアプリケーションを起動する。このアプリケーションにより撮像部１１２がリーダとして利用される。つまり、撮像画像の提供先（例えば投稿サイトサーバ１０４）との間でセッションの確立中であることを条件としてその提供先より得た許可情報（リーダの起動を許可する制御情報）に基づいて、撮像場所情報（店舗情報）の取得が許可される。

　店舗端末装置１０２において、セッションキーが取得されると、QRコード生成部３５２は、ステップＳ３０３において、そのセッションキーを用いて有効期限付きQRコードを生成する。このQRコードが示す情報の例を図２３のＡに示す。図２３のＡに示されるように、QRコード３７１が示す情報には、店舗情報が含まれる。例えば、店舗ID、上述の処理により投稿サイトサーバ１０４から発行されたセッションキー、入店フラグ等が含まれる。もちろん、これら以外の情報が含まれていてもよい。つまり、QRコード生成部３５２は、撮像画像の提供先である投稿サイトサーバ１０４との間でセッションの確立中であることを条件として、店舗情報を生成する。

　図２１に戻り、ステップＳ３０３において、QRコード提供部３５３は、出力部１７２のディスプレイ（表示部）を制御し、QRコード生成部３５２により生成された有効期限付きQRコードの画像を表示させる。ユーザは、店舗端末装置１０２の、その有効期限付きQRコードの画像が表示されたディスプレイに、撮像装置１０１のリーダ（撮像部１１２）をかざす。つまり、QRコード提供部３５３は、店舗情報を撮像装置１０１に対して提供する。

　撮像装置１０１のQRコード読み取り部３４２は、ステップＳ３１４において、撮像部１１２を制御し、店舗端末装置１０２のディスプレイに表示されたQRコード（すなわちそのQRコードが示す情報）を読み取る。撮像部１１２は、店舗端末装置１０２のディスプレイに表示されたQRコードの画像を撮像し、その撮像画像に含まれるQRコードを解析して情報を読み取る。撮像部１１２は、その読み取った情報を情報処理部１１１（QRコード読み取り部３４２）に供給する。以上のようにQRコードを用いて店舗情報等が店舗端末装置１０２から撮像装置１０１に提供される。

　ステップＳ３１５において、撮像装置１０１の入店証明情報提供部３４３は、通信部１２４を制御して、以上のように読み取ったQRコード（QRコードが示す情報）とユーザ情報とを、入店証明情報として検証サーバ１０３宛てに供給させる。なお、このユーザ情報には、ユーザIDと撮像装置１０１の位置情報とを含む。通信部１２４は、その制御に従って、入店証明情報提供部３４３から供給される入店証明情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３宛てに送信する。検証サーバ１０３の入店証明情報取得部２４２は、ステップＳ３３１において、通信部２２４を介してその入店証明情報を取得する。

　図２２のステップＳ３５１において、入店証明情報検証部２４３は、その入店証明情報に含まれる撮像装置１０１の位置情報が正当であるかを検証する。例えば、撮像装置１０１の位置情報が、QRコードが示す店舗IDに対応する位置情報と一致する、または、十分に近傍に位置すると判定された場合、入店証明情報検証部２４３は、撮像装置１０１の位置情報が正当であると判定する。

　撮像装置１０１の位置情報が正当であると判定された場合、入店時刻記録部２４４は、ステップＳ３５２において、現在時刻（入店証明情報の送信時刻または受信時刻でもよい）を入店時刻として検証データ記憶部２１２に記録する。

　そして、ステップＳ３５３において、撮像制御部２４５は、通信部２２４を制御し、撮像を許可する制御情報を撮像装置１０１に供給する。通信部２２４は、その制御に従って、撮像制御部２４５から供給される制御情報（撮像を許可する制御情報）を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信する。撮像装置１０１の制御情報取得部１４４は、ステップＳ３４１において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ３４２において、撮像制御部１４５は、その制御情報に基づいて、専用のアプリケーションを起動し、撮像部１１２を用いた撮像を許可する（撮像の許可を開始する）。撮像の許可が開始されると、入店証明処理が終了し、処理は図１１に戻る。

　　＜退店証明処理の流れ＞
　この場合の退店証明処理の流れの例を、図２４および図２５のフローチャートを参照して説明する。

　退店証明処理が開始されると、店舗端末装置１０２のセッションキー要求部３５１は、図２４のステップＳ３６１において、通信部１７４を制御して投稿サイトサーバ１０４に対してセッションキーを要求する。その際、セッションキー要求部３５１は、店舗に関する情報である店舗情報を投稿サイトサーバ１０４に供給する。この店舗情報には、例えば店舗の識別情報である店舗ID等が含まれる。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ３８１において、その要求を受け付ける。

　ステップＳ３８２において、セッションキー発行部２９２は、供給された店舗IDに紐付いたセッションキーを発行する。つまり、セッションキー発行部２９２は、その店舗IDに紐付いたセッションキーを生成し、通信部２７４を制御してそのセッションキーを店舗端末装置１０２に供給する。店舗端末装置１０２のセッションキー要求部３５１は、ステップＳ３６２において、通信部１７４を介してそのセッションキーを取得する。

　また、撮像装置１０１のリーダ制御部３４１は、ステップＳ３７１において、通信部１２４を制御して投稿サイトサーバ１０４に対してリーダの起動許可を要求する。投稿サイトサーバ１０４の要求受付部２９１は、ステップＳ３８３において、その要求を受け付ける。

　ステップＳ３８４において、リーダ制御部３６１は、リーダの起動を許可する。つまり、リーダ制御部３６１は、通信部２７４を制御し、リーダの起動を許可する制御情報を撮像装置１０１に供給する。撮像装置１０１のリーダ制御部３４１は、ステップＳ３７２において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。リーダ制御部３４１は、ステップＳ３７３において、その制御情報に基づいて、撮像部１１２をQRコードのリーダとして利用するアプリケーションを起動する。このアプリケーションにより撮像部１１２がリーダとして利用される。

　店舗端末装置１０２において、セッションキーが取得されると、QRコード生成部３５２は、ステップＳ３６３において、そのセッションキーを用いて有効期限付きQRコードを生成する。このQRコードが示す情報の例を図２３のＢに示す。図２３のＢに示されるように、QRコード３７２が示す情報には、店舗情報が含まれる。例えば、店舗ID、上述の処理により投稿サイトサーバ１０４から発行されたセッションキー、退店フラグ等が含まれる。もちろん、これら以外の情報が含まれていてもよい。つまり、QRコード生成部３５２は、撮像画像の提供先である投稿サイトサーバ１０４との間でセッションの確立中であることを条件として、店舗情報を生成する。

　図２４に戻り、ステップＳ３６３において、QRコード提供部３５３は、出力部１７２のディスプレイ（表示部）を制御し、QRコード生成部３５２により生成された有効期限付きQRコードの画像を表示させる。ユーザは、店舗端末装置１０２の、その有効期限付きQRコードの画像が表示されたディスプレイに、撮像装置１０１のリーダ（撮像部１１２）をかざす。つまり、QRコード提供部３５３は、店舗情報を撮像装置１０１に対して提供する。

　撮像装置１０１のQRコード読み取り部３４２は、ステップＳ３７４において、撮像部１１２を制御し、店舗端末装置１０２のディスプレイに表示されたQRコード（すなわちそのQRコードが示す情報）を読み取る。撮像部１１２は、店舗端末装置１０２のディスプレイに表示されたQRコードの画像を撮像し、その撮像画像に含まれるQRコードを解析して情報を読み取る。撮像部１１２は、その読み取った情報を情報処理部１１１（QRコード読み取り部３４２）に供給する。以上のようにQRコードを用いて店舗情報等が店舗端末装置１０２から撮像装置１０１に提供される。

　ステップＳ３７５において、撮像装置１０１の退店証明情報提供部３４４は、通信部１２４を制御して、以上のように読み取ったQRコード（QRコードが示す情報）とユーザ情報とを、退店証明情報として検証サーバ１０３宛てに供給させる。なお、このユーザ情報には、ユーザIDと撮像装置１０１の位置情報とを含む。通信部１２４は、その制御に従って、退店証明情報提供部３４４から供給される退店証明情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３宛てに送信する。検証サーバ１０３の退店証明情報取得部２４９は、ステップＳ３９１において、通信部２２４を介してその退店証明情報を取得する。

　図２５のステップＳ４１１において、退店証明情報検証部２５０は、その退店証明情報に含まれる撮像装置１０１の位置情報が正当であるかを検証する。例えば、撮像装置１０１の位置情報が、QRコードが示す店舗IDに対応する位置情報と一致する、または、十分に近傍に位置すると判定された場合、退店証明情報検証部２５０は、撮像装置１０１の位置情報が正当であると判定する。

　撮像装置１０１の位置情報が正当であると判定された場合、退店時刻記録部２５１は、ステップＳ４１２において、現在時刻（入店証明情報の送信時刻または受信時刻でもよい）を退店時刻として検証データ記憶部２１２に記録する。

　そして、ステップＳ４１３において、撮像制御部２４５は、通信部２２４を制御し、撮像の許可を終了させる制御情報を撮像装置１０１に供給する。通信部２２４は、その制御に従って、撮像制御部２４５から供給される制御情報（撮像をの許可を終了させる制御情報）を、ネットワーク１０５を介して撮像装置１０１宛てに送信する。撮像装置１０１の制御情報取得部１４４は、ステップＳ４０１において、通信部１２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ４０２において、撮像制御部１４５は、その制御情報に基づいて、専用のアプリケーションを終了し、撮像部１１２を用いた撮像を終了する（撮像の許可を終了する）。撮像の許可が終了されると、退店証明処理が終了し、処理は図１１に戻る。

　このように各処理を実行することにより、第１の実施の形態の場合と同様に、架空レビューの投稿を抑制することができ、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜入店証明処理のみの場合＞
　なお、この場合も、第１の実施の形態の場合と同様に、以上のような入店証明処理と退店証明処理との内、入店証明処理のみを行うようにしてもよい。例えば図１７のＡに示されるように、入店証明処理により、入店時刻（Ｘ時）から所定の有効期間内における撮像を許可してもよい。

　つまり、撮像制御部１４５が、撮像場所情報とユーザ情報とを外部装置（例えば検証サーバ１０３）に対して提供することで外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部１１２による撮像を許可してもよい。例えば、入店証明情報提供部３４３が撮像場所情報とユーザ情報とを外部装置に対して提供することで、制御情報取得部１４４が、その外部装置より、ユーザ情報の提供後の有効期間を示す撮像画像有効期間情報を取得し、撮像制御部１４５が、その撮像画像有効期間情報に基づいて、指定された有効期間内における撮像を許可してもよい。

　　＜退店証明処理のみの場合＞
　また、この場合も、第１の実施の形態の場合と同様に、以上のような入店証明処理と退店証明処理との内、退店証明処理のみを行うようにしてもよい。例えば図１７のＢに示されるように、退店証明処理により、退店時刻（Ｙ時）までの所定の有効期間内において生成された撮像画像の投稿を許可してもよい。

　つまり、撮像は常に許可された状態とし、投稿処理部１４７が、撮像場所情報とユーザ情報とを外部装置（例えば検証サーバ１０３）に対して提供することでその外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された撮像画像の投稿を許可してもよい。例えば、退店証明情報提供部３４４が撮像場所情報とユーザ情報とを外部装置に対して提供することで、制御情報取得部１４４が、その外部装置より、ユーザ情報の提供前の有効期間を示す撮像画像有効期間情報を取得し、撮像制御部１４５が、その撮像画像有効期間情報に基づいて、指定された有効期間内における撮像を許可してもよい。

　＜４．第３の実施の形態＞
　　＜登録済みの撮像装置による撮像＞
　第１の実施の形態および第２の実施の形態においては、撮像装置１０１が入店証明処理や退店証明処理等を行うように説明したが、入店証明処理や退店証明処理等の処理を撮像装置以外で行うようにしてもよい。その場合の撮像装置に関する情報が、レビューシステム１００（検証サーバ１０３等）に登録されていてもよい。撮像装置が登録済みである場合、第１の実施の形態や第２の実施の形態の場合と同様に、その撮像装置の識別情報を用いて撮像画像の保証（つまり、入店証明処理や退店証明処理）が行われる。

　　＜レビューシステム＞
　この場合のレビューシステムの主な構成例を図２６に示す。図２６に示されるレビューシステム４００は、レビューシステム１００（図２）と同様のシステムである。レビューシステム４００は、撮像装置１０１の代わりにユーザ端末装置４０１および撮像装置４０２を有する。ユーザ端末装置４０１および撮像装置４０２は、レビューを投稿するユーザにより所有される画像処理装置である。

　ユーザ端末装置４０１は、撮像装置１０１と同様に、通信機能を有しており、その通信機能を用いて、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４の各装置とネットワーク１０５を介した通信を行うことができる。また、ユーザ端末装置４０１は、QRコードを用いて店舗端末装置１０２と情報を授受することができる。例えば、ユーザ端末装置４０１は、表示機能を有し、QRコード等を表示することができる。また、ユーザ端末装置４０１が、QRコードのリーダ機能を有し、QRコードの情報を読み取ることができるようにしてもよい。ユーザ端末装置４０１は、通信機能を有し、撮像装置４０２と通信を行い、情報（例えば撮像画像や制御情報等）を授受することができる。

　撮像装置４０２は、撮像機能を有し、被写体を撮像して撮像画像を生成することができる。また、撮像装置４０２は、通信機能を有し、ユーザ端末装置４０１と通信を行い、情報（例えば撮像画像や制御情報等）を授受することができる。

　レビューシステム４００においては、ユーザ端末装置４０１等が入店証明処理や退店証明処理を行い、これらの処理に基づいて、ユーザが店舗に入店してから退店するまでの間、撮像装置４０２による撮像が許可される。また、ユーザ端末装置４０１は、QRコードを用いてユーザ情報を店舗端末装置１０２に供給する。店舗端末装置１０２は、そのユーザ情報と店舗の位置を示す場所情報とを用いて、入店証明処理と退店証明処理とを行う。

　　＜ユーザ端末装置＞
　図２７は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態であるユーザ端末装置４０１の主な構成例を示す図である。図２７に示されるように、ユーザ端末装置４０１は、情報処理部４１１、入力部４２１、出力部４２２、記憶部４２３、通信部４２４、およびドライブ４２５を有する。

　情報処理部４１１は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有し、それらを用いてアプリケーションプログラム（ソフトウエア）を実行することにより、各種機能を実現しうるコンピュータである。例えば、情報処理部４１１は、レビューの投稿に関する処理を行うアプリケーションプログラム（ソフトウエア）をインストールし、実行しうる。

　入力部４２１は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子等の入力デバイスを有し、それらの入力デバイスを介して入力された情報を情報処理部４１１に供給しうる。

　出力部４２２は、例えば、ディスプレイ（表示部）、スピーカ等（音声出力部）、出力端子等の出力デバイスを有し、情報処理部４１１から供給された情報を、それらの出デバイスを介して出力しうる。

　記憶部４２３は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリ等の記憶媒体を有し、情報処理部４１１から供給された情報を、その記憶媒体に記憶しうる。記憶部４２３は、その記憶媒体に記憶されている情報を読み出し、情報処理部４１１に供給しうる。

　通信部４２４は、例えば、ネットワークインタフェースを有し、他の装置から送信された情報を、ネットワーク１０５を介して受信し、その受信した情報を情報処理部４１１に供給しうる。通信部４２４は、情報処理部４１１から供給された情報を、ネットワーク１０５を介して他の装置宛てに送信しうる。

　ドライブ４２５は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体４３１のインタフェースを有し、自身に装着されたリムーバブル記録媒体４３１に記録されている情報を読み出し、情報処理部４１１に供給しうる。ドライブ４２５は、情報処理部４１１から供給された情報を、自身に装着された書き込み可能なリムーバブル記録媒体４３１に記録しうる。

　情報処理部４１１は、例えば、記憶部４２３に記憶されているアプリケーションプログラムをロードして実行する。その際、情報処理部４１１は、各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶することができる。このアプリケーションプログラムやデータ等は、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体４３１に記録して提供することができる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、リムーバブル記録媒体４３１が装着されたドライブ４２５により読み出され、情報処理部４１１を介して記憶部４２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムやデータ等は、通信部４２４により受信され、情報処理部４１１を介して記憶部４２３にインストールされる。また、このアプリケーションプログラムやデータ等は、情報処理部４１１内のROMや記憶部４２３に、あらかじめインストールしておくこともできる。

　　＜ユーザ端末装置の機能ブロック＞
　情報処理部４１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図２８に示す。図２８に示されるように、情報処理部４１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、撮像装置登録部４４１、セッションキー要求部４４２、QRコード生成部４４３、QRコード提供部４４４、制御情報取得部４４５、撮像制御部４４６、電子署名付き撮像画像取得部４４７、電子署名付き撮像画像提供部４４８、および投稿処理部４４９を有することができる。

　撮像装置登録部４４１は、撮像装置４０２の登録に関する処理を行う。セッションキー要求部４４２は、セッションキーの要求に関する処理を行う。QRコード生成部４４３は、QRコードの生成に関する処理を行う。QRコード提供部４４４は、QRコードの提供に関する処理を行う。制御情報取得部４４５は、制御情報の取得に関する処理を行う。撮像制御部４４６は撮像部１１２の制御に関する処理を行う。電子署名付き撮像画像取得部４４７は、電子署名付き撮像画像の取得に関する処理を行う。電子署名付き撮像画像提供部４４８は、電子署名付き撮像画像の提供に関する処理を行う。投稿処理部４４９は、レビューの投稿に関する処理を行う。

　　＜撮像装置の機能ブロック＞
　撮像装置４０２は、撮像装置１０１と同様の構成を有する。つまり、図３を参照して説明した構成は、撮像装置４０２にも適用することができる。

　その撮像装置４０２の情報処理部１１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図２９に示す。図２９に示されるように、情報処理部１１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、撮像処理部４５１、メタデータ付与部４５２、電子署名付与部４５３、および電子署名付き撮像画像供給部４５４を有することができる。

　撮像処理部４５１は、撮像に関する処理を行う。メタデータ付与部４５２は、撮像画像に対するメタデータの付与（紐付け）に関する処理を行う。電子署名付与部４５３は、撮像画像やメタデータに対する電子署名の付与（紐付け）に関する処理を行う。電子署名付き撮像画像供給部４５４は、電子署名付き撮像画像の供給に関する処理を行う。

　　＜検証サーバの機能ブロック＞
　店舗端末装置１０２と投稿サイトサーバ１０４は、それぞれ、第１の実施の形態や第２の実施の形態の場合と同様の構成を有し、同様の機能を実現しうる（同様の機能ブロックを有する）。

　検証サーバ１０３の情報処理部２１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図３０に示す。図３０に示されるように、情報処理部２１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗ID発行登録部２４１、撮像装置登録部４６１、入店証明情報取得部２４２、入店証明情報検証部２４３、入店時刻記録部２４４、撮像制御部２４５、退店証明情報取得部２４９、退店証明情報検証部２５０、退店時刻記録部２５１、電子署名付き撮像画像取得部４６２、電子署名付き撮像画像検証部４６３、撮像画像供給部４６４、および投稿制御部２５２を有することができる。

　撮像装置登録部４６１は、撮像装置４０２の登録に関する処理を行う。電子署名付き撮像画像取得部４６２は、電子署名付き撮像画像の取得に関する処理を行う。電子署名付き撮像画像検証部４６３は、電子署名付き撮像画像の検証に関する処理を行う。撮像画像供給部４６４は、撮像画像の供給に関する処理を行う。

　　＜レビューの投稿に関する処理の流れ＞
　レビューシステム４００により実行されるレビューの投稿に関する処理の流れの例を、図３１および図３２のフローチャートを参照して説明する。レビューシステム４００の各装置は、このフローチャートのような流れで各処理を実行することにより、ユーザによるレビューの投稿を実現する。

　処理が開始されると、店舗（店舗情報）を登録する処理が行われる。店舗端末装置１０２の店舗情報登録部１９１は、図３１のステップＳ５０１において、通信部１７４を制御し、自身が設置されている店舗に関する情報である店舗情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３に供給し、その店舗情報を検証サーバ１０３に登録させる。検証サーバ１０３の店舗ID発行登録部２４１は、ステップＳ５４１において、通信部２２４を制御して、ステップＳ５０１の処理により送信された店舗情報を受信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗情報を受信し、情報処理部２１１に供給する。

　この店舗情報には、店舗の場所を示す位置情報が含まれる。ステップＳ５４２において、店舗ID発行登録部２４１は、その位置情報に紐付けた店舗の識別情報である店舗IDを生成する。店舗ID発行登録部２４１は、通信部２２４を制御し、その店舗IDを店舗端末装置１０２宛てに送信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、情報処理部２１１から供給された店舗IDを、ネットワーク１０５を介して店舗端末装置１０２宛てに送信する。また、店舗ID発行登録部２４１は、その店舗IDを検証データ記憶部２１２に供給し、記憶させる（登録する）。

　ステップＳ５０２において、店舗情報登録部１９１は、通信部１７４を制御して、ステップＳ５４２の処理により送信された店舗IDを受信させる。通信部１７４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗IDを受信し、情報処理部１６１に供給する。店舗情報登録部１９１は、その店舗IDを記憶部１７３に供給し、記憶させる。

　次に撮像装置４０２を登録する処理が行われる。ステップＳ５１１において、ユーザ端末装置４０１の撮像装置登録部４４１は、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２の識別情報である撮像装置IDを検証サーバ１０３に供給する。検証サーバ１０３の撮像装置登録部４６１は、ステップＳ５４３において、通信部２２４を介してその撮像装置IDを取得し、ユーザIDと紐付けて検証データ記憶部２１２に記憶させる（撮像装置IDを登録する）。

　撮像装置４０２が登録されると、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４、並びにユーザ端末装置４０１は、入店証明処理を行う（ステップＳ５０３、ステップＳ５１２、ステップＳ５３１、ステップＳ５４４）。この入店証明処理は、第１の実施の形態の場合と同様の流れで行われる（図１２）。ただし、撮像装置１０１が実行する処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　入店証明処理が終了すると、ユーザ端末装置４０１および撮像装置４０２が撮像処理を行うことにより、店舗における撮像を行い、撮像画像を生成する（ステップＳ５１３、ステップＳ５２１）。

　ユーザが退店する際、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４、並びにユーザ端末装置４０１は、退店証明処理を行う（ステップＳ５０４、ステップＳ５１４、ステップＳ５３２、ステップＳ５４５）。この退店証明処理は、第１の実施の形態の場合と同様の流れで行われる（図１５）。ただし、撮像装置１０１が実行する処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　退店証明処理が行われた後、撮像画像のアップロードが行われる。図３２のステップＳ５７１において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、通信部２２４を制御し、ユーザ端末装置４０１に対して投稿を許可する制御情報を供給させる。ユーザ端末装置４０１の電子署名付き撮像画像提供部４４８は、ステップＳ５５１において、通信部４２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ５５２において、電子署名付き撮像画像提供部４４８は、その許可に基づいて、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２から取得した電子署名付き撮像画像を検証サーバ１０３に供給する（アップロードする）。ステップＳ５７２において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、そのユーザ端末装置４０１から送信された電子署名付き撮像画像を、通信部２２４を介して取得する。電子署名が付与されているので、撮像画像の改ざんが抑制される。

　ステップＳ５７３において、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データを用いて、取得した電子署名付き撮像画像のメタデータに含まれる撮像位置を示す位置情報と、撮像時刻と、撮像画像を生成した撮像装置４０２の識別情報である撮像装置IDとを検証する。

　撮像装置IDが登録されたIDであり、撮像位置が店舗の位置に対応し、撮像時刻が入店時刻から退店時刻の間である場合、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、その撮像画像が正当であると判定する。正当であると判定した場合、撮像画像供給部４６４は、ステップＳ５７４において、通信部２２４を制御し、その撮像画像を、投稿可能な画像として投稿サイトサーバ１０４に供給する。投稿サイトサーバ１０４の投稿画像取得部２９３は、ステップＳ５６１において、通信部２７４を介してその撮像画像を取得する。なお、この撮像画像には電子署名が付与されていてもよい。

　ユーザ端末装置４０１の投稿処理部４４９はステップＳ５５３において投稿処理を行い、レビューの投稿を行う。この処理に対応して、投稿サイトサーバ１０４の投稿処理部２９４は、ステップＳ５６２において投稿処理を行い、そのレビューの投稿を受け付け、受け付けたレビューを公開する。このようにレビューの投稿が終了すると、レビューの投稿に関する一連の処理が終了する。

　　＜撮像処理の流れ＞
　図３３のフローチャートを参照して、図３１において実行される撮像処理の流れの例を説明する。

　撮像処理が開始されると、ユーザ端末装置４０１の撮像制御部４４６は、ステップＳ５８１において、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２に対して制御情報を供給することにより、撮像の許可を開始する。撮像装置４０２の撮像処理部４５１は、ステップＳ５９１において、その制御情報を、通信部１２４を介して取得する。

　ステップＳ５９２において、撮像装置４０２の撮像処理部４５１は、ユーザの操作に従って、撮像部１１２を用いて撮像を行う。ユーザは、撮像装置４０２の撮像部１１２を用いて、例えば、店舗内の風景や、店舗で販売される商品等の撮像を行う。撮像部１１２は、被写体を撮像して撮像画像を生成し、その撮像画像を撮像処理部４５１に供給する。

　ステップＳ５９３において、メタデータ付与部４５２は、その撮像画像に対して、撮像時刻や撮像場所等の情報をメタデータとして付与する（紐付ける）。このメタデータに含まれる情報の例を図３４に示す。図３４に示されるメタデータ４７１は、撮像を行った撮像装置４０２の識別情報である撮像装置ID、撮像場所（撮像装置４０２の場所）を示す位置情報、並びに、撮像時刻を含む。もちろん、これら以外の情報がメタデータに含まれていてもよい。ステップＳ５９４において、電子署名付与部４５３は、その撮像画像およびメタデータの電子署名を生成し、その電子署名を撮像画像に付与する（紐付ける）。

　ステップＳ５９５において、電子署名付き撮像画像供給部４５４は、通信部１２４を制御し、以上のように生成した電子署名付き撮像画像（撮像画像＋メタデータ＋電子署名）を、ユーザ端末装置４０１に供給する。ステップＳ５８２において、ユーザ端末装置４０１の電子署名付き撮像画像取得部４４７は、その電子署名付き撮像画像を、通信部４２４を介して取得する。ステップＳ５８３において、電子署名付き撮像画像取得部４４７は、取得した電子署名付き撮像画像を記憶部４２３に記憶させる。

　ステップＳ５８４において、撮像制御部４４６は、通信部４２４を制御し、撮像の許可を終了する制御情報を撮像装置４０２に供給する。撮像装置４０２の撮像処理部４５１は、ステップＳ５９６において、その制御情報を、通信部１２４を介して取得する。撮像処理部４５１は、取得した制御情報に基づいて、撮像を終了する。撮像が終了すると撮像処理が終了し、処理は図３１に戻る。

　以上のように各処理を実行することにより、登録済みの撮像装置４０２を用いて撮像を行う場合であっても、第１の実施の形態の場合と同様に入店証明処理と退店証明処理とを行うことができ、実際に店舗を訪れたユーザがその店舗において撮像した撮像画像であることを保証することができる。

　　＜入店証明処理のみの場合＞
　本実施の形態の場合も、第１の実施の形態の場合と同様に、入店証明処理と退店証明処理との内、入店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＡに示されるように、入店証明処理により、入店時刻（Ｘ時）から所定の有効期間内における撮像を許可してもよい。このようにすることにより、退店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜退店証明処理のみの場合＞
　本実施の形態の場合も、第１の実施の形態の場合と同様に、入店証明処理と退店証明処理との内、退店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＢに示されるように、退店証明処理により、退店時刻（Ｙ時）までの所定の有効期間内において生成された撮像画像の投稿を許可してもよい。このようにすることにより、入店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜店舗情報の授受＞
　第２の実施の形態の場合と同様に、入店証明処理や退店証明処理において、QRコードを用いて店舗情報を店舗端末装置１０２からユーザ端末装置４０１へ供給するようにしてもよい。その場合、ユーザ端末装置４０１が入店証明情報や退店証明情報を検証サーバ１０３に供給する。

　　＜ユーザ端末装置の機能ブロック＞
　この場合のユーザ端末装置４０１の情報処理部４１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図３５に示す。図３５に示されるように、情報処理部４１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、撮像装置登録部４４１、リーダ制御部４８１、QRコード読み取り部４８２、入店証明情報提供部４８３、制御情報取得部４４５、撮像制御部４４６、電子署名付き撮像画像取得部４４７、退店証明情報提供部４８４、電子署名付き撮像画像提供部４４８、および投稿処理部４４９を有することができる。

　リーダ制御部４８１は、リーダの制御に関する処理を行う。この場合、ユーザ端末装置４０１は、入力部４２１の入力デバイスとして、QRコードのリーダを有する。リーダ制御部４８１は、そのリーダ（入力部４２１）の制御に関する処理を行う。

　QRコード読み取り部４８２は、QRコードの読み取りに関する処理を行う。入店証明情報提供部４８３は、ユーザの入店を証明する情報である入店証明情報の提供に関する処理を行う。退店証明情報提供部４８４は、ユーザの退店を証明する情報である退店証明情報の提供に関する処理を行う。

　　＜その他の装置の機能ブロック＞
　この場合、撮像装置４０２は、図２９の例と同様の機能ブロックを有することができる。店舗端末装置１０２は、図１９の例と同様の機能ブロックを有することができる。検証サーバ１０３は、図３０の例と同様の機能ブロックを有することができる。投稿サイトサーバ１０４は、図２０の例と同様の機能ブロックを有することができる。

　　＜各処理の流れ＞
　この場合、レビューの投稿に関する処理は、図３１および図３２のフローチャートと同様の流れで実行される。また、撮像処理は、図３３のフローチャートと同様の流れで実行される。入店証明処理は、図２１および図２２のフローチャートと同様の流れで実行され、退店証明処理は、図２４および図２５のフローチャートと同様の流れで実行される。ただし、入店証明処理および退店証明処理において、撮像装置１０１が実行するように説明した処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　このように各処理を実行することにより、入店証明処理および退店証明処理において、QRコードを用いてユーザ情報をユーザ端末装置４０１から店舗端末装置１０２へ供給する場合と同様に、架空レビューの投稿を抑制することができ、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。すなわち、投稿サイトのサービスに対する信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜入店証明処理のみの場合＞
　この場合も、第２の実施の形態の場合と同様に、入店証明処理と退店証明処理との内、入店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＡに示されるように、入店証明処理により、入店時刻（Ｘ時）から所定の有効期間内における撮像を許可してもよい。このようにすることにより、退店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　　＜退店証明処理のみの場合＞
　この場合も、第２の実施の形態の場合と同様に、入店証明処理と退店証明処理との内、退店証明処理のみを行うようにしてもよい。その場合、例えば図１７のＢに示されるように、退店証明処理により、退店時刻（Ｙ時）までの所定の有効期間内において生成された撮像画像の投稿を許可してもよい。このようにすることにより、入店証明処理を省略することができ、より容易に、レビューの信頼性の低減を抑制することができる。

　＜５．第４の実施の形態＞
　　＜未登録の撮像装置による撮像＞
　第３の実施の形態においては。登録済みの撮像装置４０２により撮像を行うように説明したが、これに限らず、未登録の撮像装置を用いて生成された撮像画像について、実際に店舗を訪れたユーザがその店舗において撮像した撮像画像であることを保証するようにしてもよい。その場合、撮像装置が未登録であるため識別情報を用いることができないので、セッションの識別情報であるセッションキーを用いて撮像画像の保証（つまり、入店証明処理や退店証明処理）を行う。

　　＜レビューシステム＞
　この場合のレビューシステムの主な構成例を図３６に示す。図３６に示されるレビューシステム５００は、レビューシステム４００（図２６）と同様のシステムである。レビューシステム５００は、登録済みの撮像装置４０２の代わりに未登録の撮像装置５０２を有する。この撮像装置５０２は、ユーザ端末装置４０１と同様、レビューを投稿するユーザにより所有される画像処理装置である。

　撮像装置５０２は、レビューシステム５００（検証サーバ１０３等）に登録されていない（つまり、撮像装置IDが発行されない）こと以外は、撮像装置４０２と同様の装置である。つまり、撮像装置５０２は、撮像装置４０２と同様の構成（すなわち、図３に示される構成）を有し、アプリケーションプログラムを実行することにより、同様の機能（図２９に示される機能ブロック）を実現することができる。

　レビューシステム５００においては、ユーザ端末装置４０１等が入店証明処理や退店証明処理を行い、これらの処理に基づいて、ユーザが店舗に入店してから退店するまでの間、撮像装置５０２による撮像が許可される。また、ユーザ端末装置４０１は、QRコードを用いてユーザ情報を店舗端末装置１０２に供給する。店舗端末装置１０２は、そのユーザ情報と店舗の位置を示す場所情報とを用いて、入店証明処理と退店証明処理とを行う。

　　＜ユーザ端末装置の機能ブロック＞
　この場合の情報処理部４１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図３７に示す。図３７に示されるように、情報処理部４１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、セッションキー要求部４４２、QRコード生成部４４３、QRコード提供部４４４、制御情報取得部４４５、撮像制御部４４６、電子署名付き撮像画像取得部４４７、電子署名付き撮像画像提供部４４８、および投稿処理部４４９を有することができる。

　　＜検証サーバの機能ブロック＞
　この場合の検証サーバ１０３の情報処理部２１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図３８に示す。図３８に示されるように、情報処理部２１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗ID発行登録部２４１、入店証明情報取得部２４２、入店証明情報検証部２４３、入店時刻記録部２４４、撮像制御部２４５、セッションキー発行登録部５１１、退店証明情報取得部２４９、退店証明情報検証部２５０、退店時刻記録部２５１、電子署名付き撮像画像取得部４６２、電子署名付き撮像画像検証部４６３、撮像画像供給部４６４、および投稿制御部２５２を有することができる。

　セッションキー発行登録部５１１は、セッションキーの発行や登録に関する処理を行う。

　　＜その他の装置＞
　店舗端末装置１０２と投稿サイトサーバ１０４は、それぞれ、第１の実施の形態や第２の実施の形態の場合と同様の構成を有し、同様の機能を実現しうる（同様の機能ブロックを有する）。

　　＜レビューの投稿に関する処理の流れ＞
　レビューシステム５００により実行されるレビューの投稿に関する処理の流れの例を、図３９および図４０のフローチャートを参照して説明する。レビューシステム５００の各装置は、このフローチャートのような流れで各処理を実行することにより、ユーザによるレビューの投稿を実現する。

　処理が開始されると、店舗（店舗情報）を登録する処理が行われる。店舗端末装置１０２の店舗情報登録部１９１は、図３９のステップＳ６０１において、通信部１７４を制御し、自身が設置されている店舗に関する情報である店舗情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３に供給し、その店舗情報を検証サーバ１０３に登録させる。検証サーバ１０３の店舗ID発行登録部２４１は、ステップＳ６４１において、通信部２２４を制御して、ステップＳ６０１の処理により送信された店舗情報を受信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗情報を受信し、情報処理部２１１に供給する。

　この店舗情報には、店舗の場所を示す位置情報が含まれる。ステップＳ６４２において、店舗ID発行登録部２４１は、その位置情報に紐付けた店舗の識別情報である店舗IDを生成する。店舗ID発行登録部２４１は、通信部２２４を制御し、その店舗IDを店舗端末装置１０２宛てに送信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、情報処理部２１１から供給された店舗IDを、ネットワーク１０５を介して店舗端末装置１０２宛てに送信する。また、店舗ID発行登録部２４１は、その店舗IDを検証データ記憶部２１２に供給し、記憶させる（登録する）。

　ステップＳ６０２において、店舗情報登録部１９１は、通信部１７４を制御して、ステップＳ６４２の処理により送信された店舗IDを受信させる。通信部１７４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗IDを受信し、情報処理部１６１に供給する。店舗情報登録部１９１は、その店舗IDを記憶部１７３に供給し、記憶させる。

　次に、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４、並びにユーザ端末装置４０１は、入店証明処理を行う（ステップＳ６０３、ステップＳ６１１、ステップＳ６３１、ステップＳ６４３）。この入店証明処理は、第１の実施の形態の場合と同様の流れで行われる（図１２）。ただし、撮像装置１０１が実行する処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　入店証明処理が終了すると、検証サーバ１０３のセッションキー発行登録部５１１は、ステップＳ６４４において、入店証明処理により得られたユーザIDと店舗IDに紐付いたセッションキーを生成し、通信部２２４を制御してそのセッションキーをユーザ端末装置４０１に供給する。つまり、セッションキー発行登録部５１１は、ユーザ端末装置４０１に対して、ユーザIDと店舗IDに紐付いたセッションキーを発行する。ユーザ端末装置４０１の制御情報取得部４４５は、ステップＳ６１２において、検証サーバ１０３により発行されたそのセッションキーを、制御情報として、通信部４２４を介して取得する。

　また、検証サーバ１３０のセッションキー発行登録部５１１は、ステップＳ６４５において、そのセッションキーを、入店証明処理により得られた入店時刻と紐付けて、検証データ記憶部２１２に記憶させる。

　ユーザ端末装置４０１がセッションキーを取得すると、ユーザ端末装置４０１および撮像装置５０２は、撮像処理を行う（ステップＳ６１３、ステップＳ６２１）。つまり、ユーザの操作に従って店舗における撮像が行われ、撮像画像が生成される。

　ユーザが退店する際、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４、並びにユーザ端末装置４０１は、退店証明処理を行う（ステップＳ６０４、ステップＳ６１４、ステップＳ６３２、ステップＳ６４６）。この退店証明処理は、第１の実施の形態の場合と同様の流れで行われる（図１５）。ただし、撮像装置１０１が実行する処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　退店証明処理が行われた後、撮像画像のアップロードが行われる。図４０のステップＳ６７１において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、通信部２２４を制御し、ユーザ端末装置４０１に対して投稿を許可する制御情報を供給させる。ユーザ端末装置４０１の電子署名付き撮像画像提供部４４８は、ステップＳ６５１において、通信部４２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ６５２において、電子署名付き撮像画像提供部４４８は、その許可に基づいて、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２から取得した電子署名付き撮像画像を検証サーバ１０３宛てに供給させる（アップロードする）。ステップＳ６７２において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、そのユーザ端末装置４０１から送信された電子署名付き撮像画像を、通信部２２４を介して取得する。電子署名が付与されているので、撮像画像の改ざんが抑制される。

　ステップＳ６７３において、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データを用いて、取得した電子署名付き撮像画像のメタデータに含まれる撮像位置を示す位置情報と、撮像時刻と、セッションキーとを検証する。

　メタデータのセッションキーが検証サーバ１０３により撮像装置５０２に対して発行されたセッションキーであり、撮像位置が店舗の位置に対応し、撮像時刻が入店時刻から退店時刻の間である場合、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、その撮像画像が正当であると判定する。正当であると判定した場合、撮像画像供給部４６４は、ステップＳ６７４において、通信部２２４を制御し、その撮像画像を、投稿可能な画像として投稿サイトサーバ１０４宛てに供給させる。投稿サイトサーバ１０４の投稿画像取得部２９３は、ステップＳ６６１において、通信部２７４を介してその撮像画像を取得する。なお、この撮像画像には電子署名が付与されていてもよい。

　ユーザ端末装置４０１の投稿処理部４４９はステップＳ６５３において投稿処理を行い、レビューの投稿を行う。この処理に対応して、投稿サイトサーバ１０４の投稿処理部２９４は、ステップＳ６６２において投稿処理を行い、そのレビューの投稿を受け付け、受け付けたレビューを公開する。このようにレビューの投稿が終了すると、レビューの投稿に関する一連の処理が終了する。

　　＜撮像処理の流れ＞
　図４１のフローチャートを参照して、図３９において実行される撮像処理の流れの例を説明する。

　撮像処理が開始されると、ユーザ端末装置４０１の撮像制御部４４６は、ステップＳ６８１において、通信部４２４を制御し、セッションキーと撮像の許可を開始する制御情報とを、撮像装置５０２宛てに供給する。撮像装置５０２の撮像処理部４５１は、ステップＳ６９１において、その制御情報およびセッションキーを、通信部１２４を介して取得する。

　ステップＳ６９２において、撮像装置５０２の撮像処理部４５１は、ユーザの操作に従って、撮像部１１２を用いて撮像を行う。ユーザは、撮像装置５０２の撮像部１１２を用いて、例えば、店舗内の風景や、店舗で販売される商品等の撮像を行う。撮像部１１２は、被写体を撮像して撮像画像を生成し、その撮像画像を撮像処理部４５１に供給する。

　ステップＳ６９３において、メタデータ付与部４５２は、その撮像画像に対して、撮像時刻、撮像場所、セッションキー等の情報をメタデータとして付与する（紐付ける）。このメタデータに含まれる情報の例を図４２に示す。図４２に示されるメタデータ５２１は、検証サーバ１０３により発行されたセッションキー、撮像場所（撮像装置５０２の場所）を示す位置情報、並びに、撮像時刻を含む。もちろん、これら以外の情報がメタデータに含まれていてもよい。ステップＳ６９４において、電子署名付与部４５３は、その撮像画像およびメタデータの電子署名を生成し、その電子署名を撮像画像に付与する（紐付ける）。

　ステップＳ６９５において、電子署名付き撮像画像供給部４５４は、通信部１２４を制御し、以上のように生成した電子署名付き撮像画像（撮像画像＋メタデータ＋電子署名）を、ユーザ端末装置４０１に供給する。ステップＳ６８２において、ユーザ端末装置４０１の電子署名付き撮像画像取得部４４７は、その電子署名付き撮像画像を、通信部４２４を介して取得する。ステップＳ６８３において、電子署名付き撮像画像取得部４４７は、取得した電子署名付き撮像画像を記憶部４２３に記憶させる。

　ステップＳ６８４において、撮像制御部４４６は、通信部４２４を制御し、撮像の許可を終了する制御情報を撮像装置５０２に供給する。撮像装置５０２の撮像処理部４５１は、ステップＳ５９６において、その制御情報を、通信部１２４を介して取得する。撮像処理部４５１は、取得した制御情報に基づいて、撮像を終了する。撮像が終了すると撮像処理が終了し、処理は図３９に戻る。

　以上のように各処理を実行することにより、未登録の撮像装置５０２を用いて撮像を行う場合であっても、第１の実施の形態の場合と同様に入店証明処理と退店証明処理とを行うことができ、実際に店舗を訪れたユーザがその店舗において撮像した撮像画像であることを保証することができる。

　　＜ユーザ端末装置の機能ブロック＞
　この場合のユーザ端末装置４０１の情報処理部４１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図４３に示す。図４３に示されるように、情報処理部４１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、セッションキー要求部４４２、リーダ制御部４８１、QRコード読み取り部４８２、入店証明情報提供部４８３、制御情報取得部４４５、撮像制御部４４６、電子署名付き撮像画像取得部４４７、退店証明情報提供部４８４、電子署名付き撮像画像提供部４４８、および投稿処理部４４９を有することができる。

　　＜その他の装置の機能ブロック＞
　この場合、撮像装置５０２は、図２９の例と同様の機能ブロックを有することができる。店舗端末装置１０２は、図１９の例と同様の機能ブロックを有することができる。検証サーバ１０３は、図３８の例と同様の機能ブロックを有することができる。投稿サイトサーバ１０４は、図２０の例と同様の機能ブロックを有することができる。

　　＜各処理の流れ＞
　この場合、レビューの投稿に関する処理は、図３９および図４０のフローチャートと同様の流れで実行される。また、撮像処理は、図４１のフローチャートと同様の流れで実行される。入店証明処理は、図２１および図２２のフローチャートと同様の流れで実行され、退店証明処理は、図２４および図２５のフローチャートと同様の流れで実行される。ただし、入店証明処理および退店証明処理において、撮像装置１０１が実行するように説明した処理は、ユーザ端末装置４０１が実行する。

　＜６．第５の実施の形態＞
　店舗において商品を購入した場合等に発行されるレシートを用いて入店証明処理および退店証明処理を行うようにしてもよい。

　例えば、画像処理装置（例えば撮像装置１０１）と、第１の情報処理装置（例えば店舗端末装置１０２）と、第２の情報処理装置（例えば検証サーバ１０３）とを備える情報処理システム（例えばレビューシステム１００）において、画像処理装置が、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、そのユーザ情報生成部により生成されたユーザ情報を第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、そのユーザ情報提供部により第１の情報処理装置に対して提供されたユーザ情報と撮像場所情報とに基づいて発行されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートから滞在情報を抽出する滞在情報抽出部と、その滞在情報抽出部により抽出された滞在情報を第２の情報処理装置に提供する滞在情報提供部と、撮像部が撮像することにより生成された撮像画像を第２の情報処理装置に提供する撮像画像提供部とを備え、第１の情報処理装置が、画像処理装置より提供されるユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、撮像場所情報と、ユーザ情報取得部により取得されたユーザ情報とを、第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、第２の情報処理装置から提供されるセッションキーを取得するセッションキー取得部と、そのセッションキー取得部により取得されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートを発行するレシート発行部とを備え、第２の情報処理装置が、第１の情報処理装置から提供される撮像場所情報およびユーザ情報を取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、その撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された撮像場所情報とユーザ情報とを検証する検証部と、その検証部による検証の結果、撮像場所情報とユーザ情報とが正当であると判定された場合、撮像場所情報とユーザ情報とに対応するセッションキーを発行し、第１の情報処理装置に提供するセッションキー提供部と、画像処理装置から提供される滞在情報を取得する滞在情報取得部と、画像処理装置から提供される撮像画像を取得する撮像画像取得部と、滞在情報取得部により取得された滞在情報に基づいて、撮像画像取得部により取得された撮像画像の投稿の許可を制御する制御部とを備えるようにしてもよい。

　このような方法について、レビューシステム４００（図２６）の場合を例に説明する。

　　＜ユーザ端末装置の機能ブロック＞
　この場合の情報処理部４１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図４４に示す。図４４に示されるように、情報処理部４１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、撮像装置登録部４４１、QRコード生成部４４３、QRコード提供部４４４、撮像制御部４４６、電子署名付き撮像画像取得部４４７、電子署名付き撮像画像提供部４４８、投稿処理部４４９、QRコード読み取り部４８２、および入退店証明情報提供部５３１を有することができる。

　入退店証明情報提供部５３１は、ユーザの入店および退店を証明する情報である入退店証明情報の提供に関する処理を行う。

　　＜店舗端末装置の機能ブロック＞
　この場合の店舗端末装置１０２の情報処理部１６１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図４５に示す。図４５に示されるように、情報処理部１６１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗情報登録部１９１、QRコード読み取り部１９２、ユーザ店舗情報提供部５４１、セッションキー取得部５４２、およびレシート発行部５４３を有することができる。

　ユーザ店舗情報提供部５４１は、ユーザ情報と店舗情報の提供に関する処理を行う。セッションキー取得部５４２は、セッションキーの取得に関する処理を行う。レシート発行部５４３は、レシートの発行に関する処理を行う。

　　＜検証サーバの機能ブロック＞
　この場合の検証サーバ１０３の情報処理部２１１がアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして図４６に示す。図４６に示されるように、情報処理部２１１は、アプリケーションプログラムを実行することにより、機能ブロックとして、店舗ID発行登録部２４１、撮像装置登録部４６１、ユーザ店舗情報取得部５５１、ユーザ店舗情報検証部５５２、セッションキー発行部５５３、入退店証明情報取得部５５４、入退店時刻記録部５５５、電子署名付き撮像画像取得部４６２、電子署名付き撮像画像検証部４６３、撮像画像供給部４６４、および投稿制御部２５２を有することができる。

　ユーザ店舗情報取得部５５１は、ユーザ情報と店舗情報の取得に関する処理を行う。ユーザ店舗情報検証部５５２は、ユーザ情報と店舗情報の検証に関する処理を行う。セッションキー発行部５５３は、セッションキーの発行に関する処理を行う。入退店証明情報取得部５５４は、入退店証明情報の取得に関する処理を行う。入退店時刻記録部５５５は、入店時刻と退店時刻の記録に関する処理を行う。

　　＜その他の装置の機能ブロック＞
　撮像装置４０２は、図２９の例と同様の機能ブロックを有することができる。投稿サイトサーバ１０４は、図２０の例と同様の機能ブロックを有することができる。

　　＜レビューの投稿に関する処理の流れ＞
　この場合のレビューシステム４００により実行されるレビューの投稿に関する処理の流れの例を、図４７および図４８のフローチャートを参照して説明する。レビューシステム４００の各装置は、このフローチャートのような流れで各処理を実行することにより、ユーザによるレビューの投稿を実現する。

　処理が開始されると、店舗（店舗情報）を登録する処理が行われる。店舗端末装置１０２の店舗情報登録部１９１は、図４７のステップＳ７０１において、通信部１７４を制御し、自身が設置されている店舗に関する情報である店舗情報を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３に供給し、その店舗情報を検証サーバ１０３に登録させる。検証サーバ１０３の店舗ID発行登録部２４１は、ステップＳ７４１において、通信部２２４を制御して、ステップＳ７０１の処理により送信された店舗情報を受信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗情報を受信し、情報処理部２１１に供給する。

　この店舗情報には、店舗の場所を示す位置情報が含まれる。ステップＳ７４２において、店舗ID発行登録部２４１は、その位置情報に紐付けた店舗の識別情報である店舗IDを生成する。店舗ID発行登録部２４１は、通信部２２４を制御し、その店舗IDを店舗端末装置１０２宛てに送信させる。通信部２２４は、その制御に基づいて、情報処理部２１１から供給された店舗IDを、ネットワーク１０５を介して店舗端末装置１０２宛てに送信する。つまり、店舗ID発行登録部２４１は、店舗端末装置１０２に対して、店舗IDを発行する。また、店舗ID発行登録部２４１は、その店舗IDを検証データ記憶部２１２に供給し、記憶させる（店舗IDを登録する）。

　ステップＳ７０２において、店舗情報登録部１９１は、通信部１７４を制御して、ステップＳ７４２の処理により送信された店舗IDを受信させる。通信部１７４は、その制御に基づいて、ネットワーク１０５を介して送信された店舗IDを受信し、情報処理部１６１に供給する。店舗情報登録部１９１は、その店舗IDを記憶部１７３に供給し、記憶させる。

　次に撮像装置４０２を登録する処理が行われる。ステップＳ７１１において、ユーザ端末装置４０１の撮像装置登録部４４１は、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２の識別情報である撮像装置IDを検証サーバ１０３に供給する。検証サーバ１０３の撮像装置登録部４６１は、ステップＳ７４３において、通信部２２４を介してその撮像装置IDを取得し、ユーザIDと紐付けて検証データ記憶部２１２に記憶させる（撮像装置IDを登録する）。

　撮像装置４０２が登録されると、ユーザ端末装置４０１および撮像装置４０２が撮像処理を行うことにより、店舗における撮像を行い、撮像画像を生成する（ステップＳ７１２、ステップＳ７２１）。

　ユーザが退店する際等に会計処理等を行うと、店舗端末装置１０２は、その会計処理結果（つまりユーザが購入した商品等についての会計処理結果）を示すレシートを発行する。その際、店舗端末装置１０２乃至投稿サイトサーバ１０４、並びにユーザ端末装置４０１は、ユーザの入店および退店の証明に関するする処理である入退店証明処理を行う（ステップＳ７０３、ステップＳ７１３、ステップＳ７３１、ステップＳ７４４）。詳細については後述するが、店舗端末装置１０２により発行されたレシートを用いてこの入退店処理が行われる。

　入退店証明処理が行われた後、撮像画像のアップロードが行われる。図４８のステップＳ７７１において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、通信部２２４を制御し、ユーザ端末装置４０１に対して投稿を許可する制御情報を供給させる。ユーザ端末装置４０１の電子署名付き撮像画像提供部４４８は、ステップＳ７５１において、通信部４２４を介してその制御情報を取得する。

　ステップＳ７５２において、電子署名付き撮像画像提供部４４８は、その許可に基づいて、通信部４２４を制御し、撮像装置４０２から取得した電子署名付き撮像画像を検証サーバ１０３に供給する（アップロードする）。ステップＳ７７２において、検証サーバ１０３の電子署名付き撮像画像取得部４６２は、そのユーザ端末装置４０１から送信された電子署名付き撮像画像を、通信部２２４を介して取得する。電子署名が付与されているので、撮像画像の改ざんが抑制される。

　ステップＳ７７３において、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データを用いて、取得した電子署名付き撮像画像のメタデータに含まれる撮像位置を示す位置情報と、撮像時刻と、撮像画像を生成した撮像装置４０２の識別情報である撮像装置IDとを検証する。

　撮像装置IDが登録されたIDであり、撮像位置が店舗の位置に対応し、撮像時刻が入店時刻から退店時刻の間である場合、電子署名付き撮像画像検証部４６３は、その撮像画像が正当であると判定する。正当であると判定した場合、撮像画像供給部４６４は、ステップＳ７７４において、通信部２２４を制御し、その撮像画像を、投稿可能な画像として投稿サイトサーバ１０４に供給する。投稿サイトサーバ１０４の投稿画像取得部２９３は、ステップＳ７６１において、通信部２７４を介してその撮像画像を取得する。なお、この撮像画像には電子署名が付与されていてもよい。

　ユーザ端末装置４０１の投稿処理部４４９はステップＳ７５３において投稿処理を行い、レビューの投稿を行う。この処理に対応して、投稿サイトサーバ１０４の投稿処理部２９４は、ステップＳ７６２において投稿処理を行い、そのレビューの投稿を受け付け、受け付けたレビューを公開する。このようにレビューの投稿が終了すると、レビューの投稿に関する一連の処理が終了する。

　　＜入退店証明処理の流れ＞
　図４９のフローチャートを参照して、図４７において実行される入退店証明処理の流れの例を説明する。

　入退店証明処理が開始されると、ユーザ端末装置４０１のQRコード生成部４４３は、ステップＳ８０１において、有効期限付きQRコードを生成する。このQRコードが示す情報には、例えば、ユーザ情報として、ユーザIDと撮像装置４０２の場所を示す位置情報とが含まれる。もちろん、これら以外の情報が含まれていてもよい。なお、この位置情報は省略してもよい。ただし、撮像装置４０２の位置情報をQRコードに含めることにより、入退店証明の信頼度が向上する。

　QRコード提供部４４４は、出力部４２２のディスプレイ（表示部）を制御し、QRコード生成部４４３により生成された有効期限付きQRコードの画像を表示させる。そしてユーザは、その有効期限付きQRコードの画像が表示されたディスプレイを店舗端末装置１０２のリーダ１６２にかざす。つまり、QRコード提供部４４４は、ユーザ情報を、撮像場所（すなわち店舗の場所）を示す情報である撮像場所情報を記憶する情報処理装置である店舗端末装置１０２に対して提供する。

　店舗端末装置１０２のQRコード読み取り部１９２は、ステップＳ８０１において、リーダ１６２を制御し、そのかざされたQRコード（すなわちそのQRコードが示す情報）を読み取る。例えば、リーダ１６２は、イメージセンサ等により、かざされたQRコードの画像を撮像し、その撮像画像に含まれるQRコードを解析して情報を読み取る。リーダ１６２は、その読み取った情報を情報処理部１６１（QRコード読み取り部１９２）に供給する。以上のようにQRコードを用いてユーザ情報等がユーザ端末装置４０１から店舗端末装置１０２に提供される。

　ステップＳ８０２において、店舗端末装置１０２のユーザ店舗情報提供部５４１は、通信部１７４を制御し、以上のように読み取ったQRコード（QRコードが示すユーザ情報）と、検証サーバ１０３から発行された店舗ID（すなわち店舗情報）とを、検証サーバ１０３宛てに供給させる。通信部１７４は、その制御に従って、ユーザ店舗情報提供部５４１から供給されるそれらの情報（ユーザ情報および店舗情報）を、ネットワーク１０５を介して検証サーバ１０３宛てに送信する。検証サーバ１０３のユーザ店舗情報取得部５５１は、ステップＳ８２１において、通信部２２４を介してそれらの情報（ユーザ情報および店舗情報）を取得する。

　ステップＳ８２２において、ユーザ店舗情報検証部５５２は、QRコードが示す情報である位置情報（撮像装置４０２の位置を示す情報）が正当であるかを検証する。例えば、入店証明情報検証部２４３は、検証データ記憶部２１２に記憶されている検証データに基づいて、この撮像装置４０２の位置情報が店舗IDに対応する店舗の位置情報と対応するか否かを判定する。例えば、QRコードが示す位置情報（撮像装置４０２の位置情報）が、店舗の位置情報と一致する、または、十分に近傍に位置すると判定された場合、ユーザ店舗情報検証部５５２は、このQRコードが示す位置情報が正当であると判定する。

　QRコードが示す位置情報が正当であると判定された場合、セッションキー発行部５５３は、ステップＳ８２３において、店舗端末装置１０２から供給されたユーザIDと店舗IDに紐付いたセッションキーを発行する。つまり、セッションキー発行部５５３は、ユーザIDと店舗IDに紐付いたセッションキーを生成し、通信部２２４を制御して、そのセッションキーを店舗端末装置１０２宛てに供給させる。店舗端末装置１０２のセッションキー取得部５４２は、ステップＳ８０３において、その検証サーバ１０３から供給されるセッションキーを、通信部１７４を介して取得する。

　セッションキーが取得されると、レシート発行部５４３は、ステップＳ８０２において、QRコードが印字されたレシートを発行する。このレシートには、ユーザが行った会計処理結果についての情報とともに、QRコードが印字されている。

　そのレシートに印字されたQRコードが示す情報の例を図５０に示す。図５０に示されるように、QRコード５６１が示す情報には、ユーザが店舗に滞在したことを示す情報である滞在情報が含まれる。例えば、この滞在情報には、検証サーバ１０３により発行されたセッションキー、入店時刻（例えば最初の注文時刻等、入店に準ずる行為が行われた時刻であってもよい）、退店時刻（例えば会計処理を行った時刻等、退店に準ずる行為が行われた時刻であってもよい）、並びに、ユーザの入店および退店を証明するための情報であることを示す入退店フラグ等の情報が含まれ得る。もちろんこれら以外の情報が、QRコードが示す情報に含まれていてもよい。

　レシートが発行されると、ユーザはユーザ端末装置４０１を操作し、そのレシートに印字されたQRコード（QRコードが示す情報）を読み取らせる。このユーザによる操作に従って、ステップＳ８１２において、QRコード読み取り部４８２は、入力部４２１に含まれる入力デバイスであるリーダを制御し、そのレシートに印字されたQRコードを読み取らせる。

　ステップＳ８１３において、入退店証明情報提供部５３１は、通信部４２４を制御し、そのQRコード（またはQRコードが示す情報）を、入退店証明情報として、検証サーバ１０３宛てに供給させる。検証サーバ１０３の入退店証明情報取得部５５４は、ステップＳ８２４において、そのユーザ端末装置４０１から供給される入退店証明情報を、通信部２２４を介して取得する。

　ステップＳ８２５において、入退店時刻記録部５５５は、その取得した入退店証明情報に含まれる入店時刻と退店時刻を検証データ記憶部２１２に記憶させる。ステップＳ８２５の処理が終了すると、入退店証明処理が終了し、処理は図４８に戻る。

　以上のように各処理を実行することにより、この場合も、ユーザの入店時刻と退店時刻とが証明され、撮像画像が入店時刻から退店時刻までの時間に撮像されたものであることが保証される。さらに、入店時刻から退店時刻までの間、撮像装置１０１が店舗に位置することが位置情報によって保証されるので、実際に店舗を訪れたユーザがその店舗において撮像した撮像画像であることが保証される。

　以上においてはレビューシステム４００の場合について説明したが、本技術は、レビューシステム５００にも適用することができる。つまり、登録可能な撮像装置４０２の代わりに、未登録の撮像装置５０２を適用することもできる。また、本技術は、レビューシステム１００にも適用することができる。つまり、撮像装置とユーザ端末装置とが一体化されていてもよい。つまり、ユーザ端末装置４０１および撮像装置４０２の代わりに、撮像装置１０１を適用することもできる。

　＜７．付記＞
　　＜撮像画像＞
　上述した撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。

　　＜組み合わせ＞
　なお、入店証明をしている場合は、専用カメラアプリによる撮像画像（電子署名無し）のアップロードと、電子署名付き撮像画像の退店後のアップロードとを併用することができる。レシートによる入退店証明を行う場合は、電子署名付き撮像画像をアップロードする。入店証明処理と退店証明処理を互いに異なる方法により行ってもよい。例えば、入店証明処理を第１の実施の形態において説明した方法により行い、退店証明処理を第２の実施の形態において説明した方法により行うようにしてもよい。

　　＜位置情報＞
　店舗や撮像装置等の位置を示す位置情報は、任意の方法で取得しうる。例えば、GPS（Global Positioning System）を用いて取得してもよいし、ビーコンを用いて取得してもよい。

　　＜レビュー対象＞
　レビューの対象は任意である。例えば、飲食店であってもよいし、物販店であってもよいし、サービスを提供する店舗であってもよいし、商品であってもよいし、撮影可能なイベントや施設（例えば、ホテル、観光施設、コンサート会場等）であってもよい。

　　＜入退店証明＞
　また、以上においては入店証明処理、退店証明処理、入退店証明処理等において、店舗情報やユーザ情報を授受するのにQRコードを用いるように説明したが、この情報の授受方法は、位置を限定することができるローカルな通信方法であればよく、QRコードに限定されない。例えば、Wi-Fiや近接通信を介して情報を授受するようにしてもよい。

　例えば、撮像装置１０１やユーザ端末装置４０１等が店舗のWi-Fi接続されている場合は、ユーザが入店しているとみなすようにしてもよい。また、入店証明処理の場合、口コミサイト経由でのネット予約時刻から入店時刻を取得してもよい。また、ユーザの同伴者の投稿も許可するようにしてもよい。その場合、同伴者のユーザIDを予約内容に入力したり、予約のQRコードをリーダで読み込んだりするようにすればよい。

　また、退店証明処理は、電子マネーやQRコードの決済処理を利用して行うようにしてもよい。例えば、決済アプリと連携することで退店時刻を記録してもよい。入退店時にQRコードを撮像して投稿画像と一緒にアップロードしてもよい。アップロード時にQRコード画像から入退店時刻を記録してもよい。

　また、入店証明のみを行う場合、位置情報を定期的に監視し、入店後にユーザが店舗から一定時間離れたら退店とみなすようにしてもよい。

　　＜紐付けについて＞
　なお、本明細書において、「紐付ける」、「付与する」、および「関連付ける」等の用語は、いずれも、例えば画像データとメタデータとを１つのデータにまとめるといった、複数の物を１つにまとめることを意味する。つまりこれらの用語は互いに同義である。

　なお、「まとめる」とは、一方のデータを処理する際に他方のデータを利用し得る（リンクさせ得る）ようにすることを意味する。つまり、物理的に１つのデータとしてまとめられてもよいし、それぞれ個別のデータとしてもよい。例えば、画像データに紐付けられた情報は、その画像データとは別の伝送路上で伝送されるようにしてもよい。また、例えば、画像エータに紐付けられた情報は、その画像データとは別の記録媒体（または同一の記録媒体の別の記録エリア）に記録されるようにしてもよい。

　　＜ハードウエア＞
　上述した一連の処理は、ソフトウエア（アプリケーションプログラム）により実行させることもできるし、ハードウエアにより実行させることもできる。

　　＜本技術の適用対象＞
　本技術は、任意の構成に適用することができる。例えば、本技術は、システムLSI（Large Scale Integration）等としてのプロセッサ、複数のプロセッサ等を用いるモジュール、複数のモジュール等を用いるユニット、または、ユニットにさらにその他の機能を付加したセット等、装置の一部の構成として実施することもできる。

　また、例えば、本技術は、複数の装置により構成されるネットワークシステムにも適用することもできる。例えば、本技術を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングとして実施するようにしてもよい。例えば、コンピュータ、携帯型情報処理端末、IoT（Internet of Things）デバイス等の任意の端末に対してサービスを提供するクラウドサービスにおいて本技術を実施するようにしてもよい。

　なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素（装置、モジュール（部品）等）の集合を意味し、全ての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、および、１つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている１つの装置は、いずれも、システムである。

　　＜本技術を適用可能な分野・用途＞
　本技術を適用したシステム、装置、処理部等は、例えば、交通、医療、防犯、農業、畜産業、鉱業、美容、工場、家電、気象、自然監視等、任意の分野に利用することができる。また、その用途も任意である。

　　＜その他＞
　本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。

　例えば、１つの装置（または処理部）として説明した構成を分割し、複数の装置（または処理部）として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置（または処理部）として説明した構成をまとめて１つの装置（または処理部）として構成されるようにしてもよい。また、各装置（または各処理部）の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置（または処理部）の構成の一部を他の装置（または他の処理部）の構成に含めるようにしてもよい。

　また、例えば、上述したプログラムは、任意の装置において実行されるようにしてもよい。その場合、その装置が、必要な機能（機能ブロック等）を有し、必要な情報を得ることができるようにすればよい。

　また、例えば、１つのフローチャートの各ステップを、１つの装置が実行するようにしてもよいし、複数の装置が分担して実行するようにしてもよい。さらに、１つのステップに複数の処理が含まれる場合、その複数の処理を、１つの装置が実行するようにしてもよいし、複数の装置が分担して実行するようにしてもよい。換言するに、１つのステップに含まれる複数の処理を、複数のステップの処理として実行することもできる。逆に、複数のステップとして説明した処理を１つのステップとしてまとめて実行することもできる。

　また、例えば、コンピュータが実行するプログラムは、プログラムを記述するステップの処理が、本明細書で説明する順序に沿って時系列に実行されるようにしても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで個別に実行されるようにしても良い。つまり、矛盾が生じない限り、各ステップの処理が上述した順序と異なる順序で実行されるようにしてもよい。さらに、このプログラムを記述するステップの処理が、他のプログラムの処理と並列に実行されるようにしても良いし、他のプログラムの処理と組み合わせて実行されるようにしても良い。

　また、例えば、本技術に関する複数の技術は、矛盾が生じない限り、それぞれ独立に単体で実施することができる。もちろん、任意の複数の本技術を併用して実施することもできる。例えば、いずれかの実施の形態において説明した本技術の一部または全部を、他の実施の形態において説明した本技術の一部または全部と組み合わせて実施することもできる。また、上述した任意の本技術の一部または全部を、上述していない他の技術と併用して実施することもできる。

　なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
　（１）　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　前記ユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供する提供部と
　を備える画像処理装置。
　（２）　前記ユーザ情報生成部は、前記ユーザ情報としてQRコードを生成し、
　前記提供部は、前記QRコードを示す画像を表示部に表示させる
　（１）に記載の画像処理装置。
　（３）　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する制御部と
　をさらに備える
　（１）または（２）に記載の画像処理装置。
　（４）　前記制御部は、前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供後の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　（３）に記載の画像処理装置。
　（５）　前記制御部は、前記撮像部を有する撮像装置を制御し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記撮像装置の識別情報を紐付けさせる
　（３）または（４）に記載の画像処理装置。
　（６）　前記制御部は、前記撮像部を有する撮像装置に前記セッションの識別情報を供給し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記セッションの識別情報を紐付けさせる
　（３）乃至（５）のいずれかに記載の画像処理装置。
　（７）　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された前記撮像画像の投稿を許可する制御部をさらに備える
　（１）または（２）に記載の画像処理装置。
　（８）　前記制御部は、前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供前の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　（７）に記載の画像処理装置。
　（９）　　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た許可開始情報に基づいて撮像部による撮像の許可を開始し、
　　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た許可停止情報に基づいて前記撮像部による撮像の許可を停止する
　制御部をさらに備える
　（１）または（２）に記載の画像処理装置。

　（１０）　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、
　前記取得制御部により許可された状態において、撮像場所と対応付けられた情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、
　前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記ユーザ情報を検証する外部装置に提供する提供部と
　を備える画像処理装置。
　（１１）　前記撮像場所情報取得部は、前記撮像場所情報に対応するQRコードの画像を撮像することにより、前記撮像場所情報を取得する
　（１０）に記載の画像処理装置。
　（１２）　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部をさらに備える
　（１０）または（１１）に記載の画像処理装置。
　（１３）　前記撮像制御部は、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供後の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　（１２）に記載の画像処理装置。
　（１４）　前記撮像制御部は、前記撮像部を有する撮像装置を制御し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記撮像装置の識別情報を紐付けさせる
　（１２）または（１３）に記載の画像処理装置。
　（１５）　前記撮像制御部は、前記撮像部を有する撮像装置に前記セッションの識別情報を供給し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記セッションの識別情報を紐付けさせる
　（１２）乃至（１４）のいずれかに記載の画像処理装置。
　（１６）　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された撮像画像の投稿を許可する投稿制御部をさらに備える
　（１０）または（１１）に記載の画像処理装置。
　（１７）　前記投稿制御部は、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供前の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　（１６）に記載の画像処理装置。
　（１８）　　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た許可開始情報に基づいて撮像部による撮像の許可を開始し、
　　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た許可停止情報に基づいて前記撮像部による撮像の許可を停止する
　撮像制御部をさらに備える
　（１０）または（１１）に記載の画像処理装置。

　（１９）　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　　前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置より提供される、前記ユーザ情報提供部により提供された前記ユーザ情報に対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、
　　前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
　　撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記第１の情報処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部と
　を備える情報処理システム。

　（２０）　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、
　　前記取得制御部により許可された状態において、前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、
　　前記撮像場所情報取得部により取得された前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置より提供される、前記撮像場所情報ユーザ情報提供部により提供された前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、
　　前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記撮像画像の前記提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、前記撮像場所情報を生成する撮像場所情報生成部と、
　　前記撮像場所情報生成部により生成された前記撮像場所情報を前記画像処理装置に対して提供する撮像場所情報提供部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部と
　を備える情報処理システム。

　（２１）　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　　前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、
　　前記ユーザ情報提供部により前記第１の情報処理装置に対して提供された前記ユーザ情報と撮像場所情報とに基づいて発行されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートから前記滞在情報を抽出する滞在情報抽出部と、
　　前記滞在情報抽出部により抽出された前記滞在情報を前記第２の情報処理装置に提供する滞在情報提供部と、
　　撮像部が撮像することにより生成された撮像画像を前記第２の情報処理装置に提供する撮像画像提供部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置から提供される前記セッションキーを取得するセッションキー取得部と、
　　前記セッションキー取得部により取得された前記セッションキーと前記時刻情報とを含む前記滞在情報が印刷された前記レシートを発行するレシート発行部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報および前記ユーザ情報を取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記セッションキーを発行し、前記第１の情報処理装置に提供するセッションキー提供部と、
　　前記画像処理装置から提供される前記滞在情報を取得する滞在情報取得部と、
　　前記画像処理装置から提供される前記撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
　　前記滞在情報取得部により取得された前記滞在情報に基づいて、前記撮像画像取得部により取得された前記撮像画像の投稿の許可を制御する制御部と
　を備える情報処理システム。

　１００　レビューシステム，　１０１　撮像装置，　１０２　店舗端末装置，　１０３　検証サーバ，　１０４　投稿サイトサーバ，　１０５　ネットワーク，　１１２　撮像部，　１４１　セッションキー要求部，　１４２　QRコード生成部，　１４３　QRコード提供部，　１４４　制御情報取得部，　１４５　撮像制御部，　１４６　撮像画像提供部，　１４７　投稿処理部，　１６２　リーダ，　１９１　店舗情報登録部，　１９２　QRコード読み取り部，　１９３　入店証明情報提供部，　１９４　退店証明情報提供部，　２１２　検証データ記憶部，　２４１　店舗ID発行登録部，　２４２　入店証明情報取得部，　２４３　入店証明情報検証部，　２４４　入店時刻記録部，　２４５　撮像制御部，　２４６　撮像画像取得部，　２４７　撮像画像検証部，　２４８　撮像画像管理部，　２４９　退店証明情報取得部，　２５０　退店証明情報検証部，　２５１　退店時刻記録部，　２５２　投稿制御部，　２６２　投稿データ記憶部，　２９１　要求受付部，　２９２　セッションキー発行部，　２９３　投稿画像取得部，　２９４　投稿処理部，　３４１　リーダ制御部，　３４２　QRコード読み取り部，　３４３　入店証明情報提供部，　３４４　退店証明情報提供部，　３５１　セッションキー要求部，　３５２　QRコード生成部，　３５３　QRコード提供部，　３６１　リーダ制御部，　４００　レビューシステム，　４０１　ユーザ端末装置，　４０２　撮像装置，　４４１　撮像装置登録部，　４４２　セッションキー要求部，　４４３　QRコード生成部，　４４４　QRコード提供部，　４４５　制御情報取得部，　４４６　撮像制御部，　４４７　電子署名付き撮像画像取得部，　４４８　電子署名付き撮像画像提供部，　４４９　投稿処理部，　４５１　撮像処理部，　４５２　メタデータ付与部，　４５３　電子署名付与部，　４５４　電子署名付き撮像画像供給部，　４６１　撮像装置登録部，　４６２　電子署名付き撮像画像湯都区部，　４６３　電子署名付き撮像画像検証部，　４６４　撮像画像供給部，　４８１　リーダ制御部，　４８２　QRコード読み取り部，　４８３　入店証明情報提供部，　４８４　退店証明情報提供部，　５００　レビューシステム，　５０２　撮像装置，　５１１　セッションキー発行登録部，　５３１　入退店証明情報提供部，　５４１　ユーザ店舗情報提供部，　５４２　セッションキー取得部，　５４３　レシート発行部，　５５１　ユーザ店舗情報取得部，　５５２　ユーザ店舗情報検証部，　５５３　セッションキー発行部，　５５４　入退店証明情報取得部，　５５５　入退店時刻記録部

Claims

　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　前記ユーザ情報を、撮像場所情報を記憶する情報処理装置に対して提供する提供部と
　を備える画像処理装置。
　前記ユーザ情報生成部は、前記ユーザ情報としてQRコードを生成し、
　前記提供部は、前記QRコードを示す画像を表示部に表示させる
　請求項１に記載の画像処理装置。
　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する制御部と
　をさらに備える
　請求項１に記載の画像処理装置。
　前記制御部は、前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供後の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　請求項３に記載の画像処理装置。
　前記制御部は、前記撮像部を有する撮像装置を制御し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記撮像装置の識別情報を紐付けさせる
　請求項３に記載の画像処理装置。
　前記制御部は、前記撮像部を有する撮像装置に前記セッションの識別情報を供給し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記セッションの識別情報を紐付けさせる
　請求項３に記載の画像処理装置。
　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された前記撮像画像の投稿を許可する制御部をさらに備える
　請求項１に記載の画像処理装置。
　前記制御部は、前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供前の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　請求項７に記載の画像処理装置。
　　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た許可開始情報に基づいて撮像部による撮像の許可を開始し、
　　前記ユーザ情報を前記情報処理装置に対して提供することで外部装置より得た許可停止情報に基づいて前記撮像部による撮像の許可を停止する
　制御部をさらに備える
　請求項１に記載の画像処理装置。
　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、
　前記取得制御部により許可された状態において、撮像場所と対応付けられた情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、
　前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記ユーザ情報を検証する外部装置に提供する提供部と
　を備える画像処理装置。
　前記撮像場所情報取得部は、前記撮像場所情報に対応するQRコードの画像を撮像することにより、前記撮像場所情報を取得する
　請求項１０に記載の画像処理装置。
　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部をさらに備える
　請求項１０に記載の画像処理装置。
　前記撮像制御部は、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供後の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　請求項１２に記載の画像処理装置。
　前記撮像制御部は、前記撮像部を有する撮像装置を制御し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記撮像装置の識別情報を紐付けさせる
　請求項１２に記載の画像処理装置。
　前記撮像制御部は、前記撮像部を有する撮像装置に前記セッションの識別情報を供給し、前記撮像装置が生成した前記撮像画像に前記セッションの識別情報を紐付けさせる
　請求項１２に記載の画像処理装置。
　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た撮像画像有効期間情報で示される有効期間内に撮像された撮像画像の投稿を許可する投稿制御部をさらに備える
　請求項１０に記載の画像処理装置。
　前記投稿制御部は、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで、前記外部装置より、前記ユーザ情報の提供前の前記有効期間を示す前記撮像画像有効期間情報を取得する
　請求項１６に記載の画像処理装置。
　　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た許可開始情報に基づいて撮像部による撮像の許可を開始し、
　　前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを前記外部装置に対して提供することで前記外部装置より得た許可停止情報に基づいて前記撮像部による撮像の許可を停止する
　撮像制御部をさらに備える
　請求項１０に記載の画像処理装置。
　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　　前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置より提供される、前記ユーザ情報提供部により提供された前記ユーザ情報に対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、
　　前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
　　撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記第１の情報処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部と
　を備える情報処理システム。
　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　撮像画像の提供先との間でセッションの確立中であることを条件として前記提供先より得た許可情報に基づいて、撮像場所情報の取得を許可する取得制御部と、
　　前記取得制御部により許可された状態において、前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報を取得する撮像場所情報取得部と、
　　前記撮像場所情報取得部により取得された前記撮像場所情報とユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置より提供される、前記撮像場所情報ユーザ情報提供部により提供された前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する撮像画像有効期間情報を取得する撮像画像有効期間情報取得部と、
　　前記撮像画像有効期間情報取得部により取得された前記撮像画像有効期間情報で示される有効期間内における撮像部による撮像を許可する撮像制御部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記撮像画像の前記提供先との間でセッションの確立中であることを条件として、前記撮像場所情報を生成する撮像場所情報生成部と、
　　前記撮像場所情報生成部により生成された前記撮像場所情報を前記画像処理装置に対して提供する撮像場所情報提供部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記撮像画像有効期間情報を前記画像処理装置に提供する撮像画像有効期間情報提供部と
　を備える情報処理システム。
　画像処理装置と、第１の情報処理装置と、第２の情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
　前記画像処理装置は、
　　ユーザ情報を生成するユーザ情報生成部と、
　　前記ユーザ情報生成部により生成された前記ユーザ情報を前記第１の情報処理装置に対して提供するユーザ情報提供部と、
　　前記ユーザ情報提供部により前記第１の情報処理装置に対して提供された前記ユーザ情報と撮像場所情報とに基づいて発行されたセッションキーと時刻情報とを含む滞在情報が印刷されたレシートから前記滞在情報を抽出する滞在情報抽出部と、
　　前記滞在情報抽出部により抽出された前記滞在情報を前記第２の情報処理装置に提供する滞在情報提供部と、
　　撮像部が撮像することにより生成された撮像画像を前記第２の情報処理装置に提供する撮像画像提供部と
　を備え、
　前記第１の情報処理装置は、
　　前記画像処理装置より提供される前記ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報と、前記ユーザ情報取得部により取得された前記ユーザ情報とを、前記第２の情報処理装置に提供する撮像場所情報ユーザ情報提供部と、
　　前記第２の情報処理装置から提供される前記セッションキーを取得するセッションキー取得部と、
　　前記セッションキー取得部により取得された前記セッションキーと前記時刻情報とを含む前記滞在情報が印刷された前記レシートを発行するレシート発行部と
　を備え、
　前記第２の情報処理装置は、
　　前記第１の情報処理装置から提供される前記撮像場所情報および前記ユーザ情報を取得する撮像場所情報ユーザ情報取得部と、
　　前記撮像場所情報ユーザ情報取得部により取得された、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とを検証する検証部と、
　　前記検証部による検証の結果、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とが正当であると判定された場合、前記撮像場所情報と前記ユーザ情報とに対応する前記セッションキーを発行し、前記第１の情報処理装置に提供するセッションキー提供部と、
　　前記画像処理装置から提供される前記滞在情報を取得する滞在情報取得部と、
　　前記画像処理装置から提供される前記撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
　　前記滞在情報取得部により取得された前記滞在情報に基づいて、前記撮像画像取得部により取得された前記撮像画像の投稿の許可を制御する制御部と
　を備える情報処理システム。