WO2021171478A1 - 端末、無線通信方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

本開示の一態様に係る端末は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を受信する受信部と、前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方を測定する制御部と、を有する。本開示の一態様によれば、分散MIMO技術を活用する場合であっても、適切に通信を実施できる。

Description

端末、無線通信方法及び基地局
 本開示は、次世代移動通信システムにおける端末、無線通信方法及び基地局に関する。
 Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてLong Term Evolution(LTE)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTE(Third Generation Partnership Project(3GPP) Release(Rel.)8、9)の更なる大容量、高度化などを目的として、LTE-Advanced(3GPP Rel.10-14)が仕様化された。
 LTEの後継システム(例えば、5th generation mobile communication system(5G)、5G+(plus)、6th generation mobile communication system(6G)、New Radio(NR)、3GPP Rel.15以降などともいう)も検討されている。
 Rel.17以降のNRでは、ユーザ端末(user terminal、User Equipment(UE))とネットワーク(Network(NW)、例えば基地局)との通信において、ミリ波(mmWave)による分散MIMO(Multi Input Multi Output)を利用して、エリアカバレッジを拡大することが検討されている。
 このようなRel.17以降での採用が検討される分散MIMO技術において、どのように複数のアンテナ点を用いてMIMO送信を実現するかについては、まだ検討が進んでいない。これについて明確にしなければ、通信スループットの増大が抑制されるおそれがある。
 また、将来の無線通信システム(例えば、Rel.17以降のNR)では、高速に移動する移動体(例えば、電車など)における無線通信を実現するために移動体の経路に配置された送信点(例えば、アンテナ点、アンテナ群)から送信されるビームを利用することが想定される。
 しかし、各送信点から送信されるビームを利用して移動体における無線通信をどのように制御するかについて十分検討されていない。
 そこで、本開示は、分散MIMO技術を活用する場合であっても、移動体における無線通信を適切に制御することができる端末、無線通信方法及び基地局を提供することを目的の1つとする。
 本開示の一態様に係る端末は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を受信する受信部と、前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方を測定する制御部と、を有する。
 本開示の一態様によれば、分散MIMO技術を活用する場合であっても、適切に通信を実施できる。
図1は、トンネル内におけるSFNの一例を示す図である。 図2A及び図2Bは、基地局周辺に、複数のアンテナ又は複数のTRPを配置する例を示す図である。 図3A及び図3Bは、基地局周辺に配置するアンテナの構成の一例を示す図である。 図4は、アンテナ構成(1)による通信の一例を示す図である。 図5は、アンテナ構成(2)による通信の一例を示す図である。 図6A及び図6Bは、アンテナ構成(2)による通信の一例を示す図である。 図7は、HSTに含まれるUEの移動に伴う、構造物内部におけるアンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移の一例を示す図である。 図8は、HSTに含まれるUEの移動に伴う、構造物内部におけるアンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移の一例を示す図である。 図9A及び図9Bは、一以上のアンテナ点のセットの遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、に関する情報の一例を示す図である。 図10A及び図10Bは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、に関する情報の一例を示す図である。 図11A-図11Dは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、に関する情報の一例を示す図である。 図12は、各送信点の間隔に関する情報の一例を示す図である。 図13A及び図13Bは、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法の一例を示す図である。 図14は、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法の一例を示す図である。 図15は、NWが、UEの移動速度の推定を行う方法の一例を示す図である。 図16A及び図16Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。 図17A及び図17Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。 図18A及び図18Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。 図19は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。 図20は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群と系列のホッピングパターンとの対応の一例を示す図である。 図21は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。 図22A及び図22Bは、アンテナ群及びセルIDの遷移に関する情報の一例を示す図である。 図23は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。 図24は、HSTに含まれるUEの移動を追従するアンテナ群の一例を示す図である。 図25は、一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 図26は、一実施形態に係る基地局の構成の一例を示す図である。 図27は、一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。 図28は、一実施形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
 LTEの後継システム(例えば、5th generation mobile communication system(5G)、5G+(plus)、New Radio(NR))において、ミリ波を用いる無線通信方法が導入された。Rel.15 NRにおいては、大規模MIMO(Massive MIMO)による、ハイブリッドビームフォーミング(例えば、ビーム管理(Beam Management))が導入され、Rel.16 NRにおいては、分散(Distributed)MIMO(マルチTRP)の導入によって、下り共有チャネル(PDSCH)の通信速度及び信頼性の向上が図られている。
 Rel.17以降のNRにおいては、分散MIMO(マルチTRP)による、下り共有チャネル(PDSCH)以外のチャネルの通信速度及び信頼性の向上が期待される。また、Rel.17以降のNRにおいては、高速に移動する電車等の移動体(HTS(High Speed Train))を使用するシナリオにおける、ビーム管理の改善が期待される。
 しかしながら、上記通信速度及び信頼性の向上は、ベストエフォート型であり、かつ適用されるエリアが限定される。
 NRの後継システム(例えば、5G+、6Gなどともいう)において、上記5Gと比較して、さらに、高データレート/キャパシティ、広範囲カバレッジ、低エネルギー/コスト、低遅延、高信頼性、多数接続などが要求される。なお、本開示において、「A/B」は、「A及びBの少なくとも一方」を意味してもよい。
 上記6Gの要求に伴い、ベストエフォート型の通信から、品質保証型の通信へ転換されることが期待される。また、高速/高信頼通信が、エリア限定の適用でなく、全エリアへの適用へと拡張されることが期待される。
 ミリ波を利用した無線通信方法には複数の課題がある。例えば、通信距離の増大による伝搬損失の増大、電波の直進性が高いことによる見通し外(non-line of sight)の損失増大、マルチパスが少ないことによる高次SU-MIMO(Single User MIMO)の実施難、装置のサイズ増大による装置設置密度の増大などが懸念される。
 LTEシステムにおいて、建造物(例えば、トンネル、ビルなど)内における複数の小アンテナを利用した単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network(SFN)、アンテナ毎に同一のセルIDをもつ)が運用されている。SFNとは、複数のアンテナを用いて、同じ物理リソースブロック(PRB)において、同時に、同じ信号を送信する方法であり、信号を受信するUEは、1点から当該信号が送信されたと想定する。
 図1は、トンネル内におけるSFNの一例を示す図である。図1において、例えば、トンネル外(例えば、トンネル口付近)において大アンテナが設置され、トンネル内に小アンテナが設置される。大アンテナは、例えば、送信電力が1-5W程度のアンテナであってもよい。小アンテナは、例えば、送信電力が250mW程度のアンテナであってもよい。大アンテナは、トンネル内及び外へ下りリンク(DL)信号を送信し、小アンテナは、トンネル内にDL信号を送信してもよい。大アンテナは、UEがトンネル内に侵入する前のハンドオーバを行ってもよい。図1の大アンテナ及び小アンテナは、1つのUEに対し、同じPRBにおいて、同時に、同じDL信号を送信してもよい。なお、図1における各アンテナの配置及び送信電力はあくまで一例であり、この例に限られない。また、トンネル内におけるSFNは、IMCS(Inbuilding Mobile Communication System)と読み替えられてもよい。
 なお、本開示において、「アンテナにおけるDL信号の送信」は「アンテナにおける上りリンク(UL)信号の受信」と読み替えられてもよい。また、「UEにおけるDL信号の受信」は「UEにおけるUL信号の送信」と読み替えられてもよい。
 ミリ波を利用した分散MIMOを活用したエリア拡大のために、多数のアンテナ点を張り巡らせる方法が検討されている。例えば、図2Aに示すような、比較的カバレッジの広い低周波基地局から、比較的カバレッジの狭い複数の高周波アンテナを張り巡らせることで、高速、高信頼エリアを確保する方法であってもよい。
 なお、本開示において、比較的カバレッジの広い低周波基地局は、単に基地局と呼ばれてもよい。また、比較的カバレッジの狭い高周波アンテナは、単にアンテナと呼ばれてもよい。
 当該複数のアンテナは、屋外だけでなく、屋内の天井/壁に設置されて運用されてもよい。例えば、屋内の照明光源の付近に設置してもよく、この場合、屋内の複数のUEに対して見通し内になる可能性が高く、伝搬損失を小さくすることが可能である。
 図2Aは、基地局周辺に複数のアンテナを配置する例を示す図である。例えば、図2Aのようなアンテナ点を張り巡らせる方法は、低コストでの実現が可能であるが、リソースの利用効率の最適化が難しく、高周波アンテナの距離が延びると、伝搬損失が大きくなるという問題点がある。
 一方、ミリ波を利用した分散MIMOを活用したエリア拡大のために、基地局機能の一部を、高周波アンテナ周辺に張り出す方法も検討されている。この方法は、複数の送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))を基地局の周辺に配置する方法と類似する。
 図2Bは、基地局周辺に複数のTRPを配置する例を示す図である。例えば、図2Bのような複数のTRPを基地局の周辺に張り出す方法は、TRPごとにリソース制御が可能であり、TRP間の距離が延びたとしても、光ファイバ等を活用することで伝搬損失を減少させることができる。
 なお、本開示において、「アンテナ点」は、「物理アンテナ素子に対応する(相当する)アンテナ」、「複数の物理的なアンテナ素子(物理アンテナ素子)に対応する(相当する)アンテナ」を意味してもよい。また、アンテナポートは、「1以上のアンテナ点からなる、信号処理単位のアンテナ」、「1以上のアンテナ点に対応する信号処理単位」、「1以上のアンテナ点から出力される信号に対応する論理的なエンティティ」などを意味してもよい。また、「アンテナ群」は、「1以上のアンテナ点からなる複数のアンテナ」、「1以上のアンテナポートからなる複数のアンテナ」を意味してもよい。
 また、本開示において、「アンテナ点」は、「アンテナ端」、「アンテナポート」、「アンテナ群」、「アンテナ素子」、「アンテナ位置」、「高周波アンテナ点」、「高周波アンテナ端」、「高周波アンテナポート」、「高周波アンテナ群」、「高周波アンテナ素子」、「高周波アンテナ位置」等と互いに読み替えられてもよい。
 また、本開示において、「アンテナ群」は、「アンテナグループ」、「アンテナセット」、「高周波アンテナ群」、「高周波アンテナグループ」、「高周波アンテナセット」等と互いに読み替えられてもよい。また、アンテナ群は、有線(例えば、漏洩同軸ケーブルなど)で物理的に連なった複数のアンテナ点であってもよい。
 ミリ波を利用した分散MIMOを活用したエリア拡大のための、多数のアンテナ点を張り巡らせる方法として、2つの構成が検討されている。
 1つは、図3Aのように、高周波アンテナを電線等で繋ぎ、ある方向へ連続に延ばす構成(アンテナ構成(1))が検討されている。このアンテナ構成の場合、構成コストを抑えられるものの、基地局から比較的遠いアンテナ付近ほど、アンテナ損失が大きくなることが考えられる。
 もう1つは、図3Bのように、一部のアンテナに対して中継(例えば、光ファイバ、IAB等を使用して中継)する構成(アンテナ構成(2))が検討されている。このアンテナ構成の場合、基地局からの距離が比較的遠いアンテナでも、アンテナ損失を抑えることが可能である。
 アンテナ構成(1)の場合、全アンテナ点から同じ信号が送信されてもよい。複数の高周波アンテナ点のうち、いずれかのアンテナ点の近傍にUEがいれば、当該UEに対してDL通信が可能である。このとき、NWは、当該UEが、いずれのアンテナの近傍にあるかを認識する必要がないため、オーバヘッドを抑制することができる。しかしながら、全アンテナ点から同じ送信信号を送信すると、場所的周波数利用効率が悪化する。
 図4は、アンテナ構成(1)による通信の一例を示す図である。図4において、高周波アンテナからUE1に向けたDL信号が送信されている。この場合、高周波アンテナ近傍のUE1が通信可能である。基地局から比較的遠い高周波アンテナからのUE1への送信信号の、UE1への受信信号改善への寄与は小さい。したがって、同じく高周波アンテナの近傍のUE2などに対して、周波数リソースを活用することが好ましい。
 上記アンテナ構成(1)の課題を解決するために、一連のアンテナ点を複数のアンテナ点に区切り、複数の連続するアンテナ点からなるアンテナ群を設け、当該アンテナ群ごとに独立した送信信号を送信することが考えられる。
 図5は、アンテナ構成(2)による通信の一例を示す図である。例えば、図5のように、基地局に比較的近いアンテナ点(アンテナ点#1-#4)を第1のアンテナ群とし、基地局に比較的遠いアンテナ点(アンテナ点#5-#8)を第2のアンテナ群とする場合、第1のアンテナ群の近傍にあるUE1、および、第2のアンテナ群の近傍にあるUE2が、適切にNWと通信することが可能になる。
 なお、図5の例の構成は、基地局がアンテナ群ごとにスケジュールする機能をもち、アンテナ群ごとに中継(例えば、光ファイバの張り出し等による中継)してもよいし、アンテナ群ごとに基地局の一部の機能を有してもよい。
 アンテナ構成(2)において、各アンテナ群から同一のDL信号/参照信号(Reference Signal(RS))を送信してもよい。また、アンテナ構成(2)において、一部のアンテナ群から同一(共通)のDL信号/RSを送信し、別のアンテナ群から異なるDL信号/RSを送信してもよい。
 図6A及び図6Bは、アンテナ構成(2)による通信の一例を示す図である。図6Aにおいて、第1のアンテナ群及び第2のアンテナ群において、UE1及びUE2に対して共通のDL信号が送信される。一方、図6Bにおいて、第1のアンテナ群において、UE1に対するDL信号1が送信され、第2のアンテナ群において、UE2に対するDL信号2が送信される。
(TCI、空間関係、QCL)
 NRでは、送信設定指示状態(Transmission Configuration Indication state(TCI状態))に基づいて、信号及びチャネルの少なくとも一方(以下、信号/チャネルと表現する)のUEにおける受信処理(例えば、受信、デマッピング、復調、復号の少なくとも1つ)、送信処理(例えば、送信、マッピング、プリコーディング、変調、符号化の少なくとも1つ)を制御することが検討されている。
 TCI状態は下りリンクの信号/チャネルに適用されるものを表してもよい。上りリンクの信号/チャネルに適用されるTCI状態に相当するものは、空間関係(spatial relation)と表現されてもよい。
 TCI状態とは、信号/チャネルの疑似コロケーション(Quasi-Co-Location(QCL))に関する情報であり、空間受信パラメータ、空間関係情報(Spatial Relation Information)などと呼ばれてもよい。TCI状態は、チャネルごと又は信号ごとにUEに設定されてもよい。
 なお、本開示において、TCI状態は、DL TCI状態、UL TCI状態、統一されたTCI状態(unified TCI state)、空間関係、QCL、QCL関係、QCL想定、QCLタイプの少なくとも1つと互いに読み替えられてもよい。
 QCLとは、信号/チャネルの統計的性質を示す指標である。例えば、ある信号/チャネルと他の信号/チャネルがQCLの関係である場合、これらの異なる複数の信号/チャネル間において、ドップラーシフト(Doppler shift)、ドップラースプレッド(Doppler spread)、平均遅延(average delay)、遅延スプレッド(delay spread)、空間パラメータ(spatial parameter)(例えば、空間受信パラメータ(spatial Rx parameter))の少なくとも1つが同一である(これらの少なくとも1つに関してQCLである)と仮定できることを意味してもよい。
 なお、空間受信パラメータは、UEの受信ビーム(例えば、受信アナログビーム)に対応してもよく、空間的QCLに基づいてビームが特定されてもよい。本開示におけるQCL(又はQCLの少なくとも1つの要素)は、sQCL(spatial QCL)で読み替えられてもよい。
 QCLは、複数のタイプ(QCLタイプ)が規定されてもよい。例えば、同一であると仮定できるパラメータ(又はパラメータセット)が異なる4つのQCLタイプA-Dが設けられてもよく、以下に当該パラメータ(QCLパラメータと呼ばれてもよい)について示す:
 ・QCLタイプA(QCL-A):ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延及び遅延スプレッド、
 ・QCLタイプB(QCL-B):ドップラーシフト及びドップラースプレッド、
 ・QCLタイプC(QCL-C):ドップラーシフト及び平均遅延、
 ・QCLタイプD(QCL-D):空間受信パラメータ。
 所定の制御リソースセット(Control Resource Set(CORESET))、チャネル又は参照信号が、別のCORESET、チャネル又は参照信号と特定のQCL(例えば、QCLタイプD)の関係にあるとUEが想定することは、QCL想定(QCL assumption)と呼ばれてもよい。
 UEは、信号/チャネルのTCI状態又はQCL想定に基づいて、当該信号/チャネルの送信ビーム(Txビーム)及び受信ビーム(Rxビーム)の少なくとも1つを決定してもよい。
 TCI状態は、例えば、対象となるチャネル(言い換えると、当該チャネル用の参照信号(Reference Signal(RS)))と、別の信号(例えば、別のRS)とのQCLに関する情報であってもよい。TCI状態は、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング又はこれらの組み合わせによって設定(指示)されてもよい。
 本開示において、上位レイヤシグナリングは、例えば、Radio Resource Control(RRC)シグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、ブロードキャスト情報などのいずれか、又はこれらの組み合わせであってもよい。
 MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC Control Element(MAC CE))、MAC Protocol Data Unit(PDU)などを用いてもよい。ブロードキャスト情報は、例えば、マスタ情報ブロック(Master Information Block(MIB))、システム情報ブロック(System Information Block(SIB))、最低限のシステム情報(Remaining Minimum System Information(RMSI))、その他のシステム情報(Other System Information(OSI))などであってもよい。
 物理レイヤシグナリングは、例えば、下り制御情報(DCI)であってもよい。
 TCI状態又は空間関係が設定(指定)されるチャネルは、例えば、下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))、下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel(PDCCH))、上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel(PUSCH))、上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel(PUCCH))の少なくとも1つであってもよい。
 また、当該チャネルとQCL関係となるRSは、例えば、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block(SSB))、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal(CSI-RS))、測定用参照信号(Sounding Reference Signal(SRS))、トラッキング用CSI-RS(Tracking Reference Signal(TRS)とも呼ぶ)、QCL検出用参照信号(QRSとも呼ぶ)の少なくとも1つであってもよい。
 SSBは、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal(PSS))、セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal(SSS))及びブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel(PBCH))の少なくとも1つを含む信号ブロックである。SSBは、SS/PBCHブロックと呼ばれてもよい。
 上位レイヤシグナリングによって設定されるTCI状態の情報要素(RRCの「TCI-state IE」)は、1つ又は複数のQCL情報(「QCL-Info」)を含んでもよい。QCL情報は、QCL関係となるRSに関する情報(RS関係情報)及びQCLタイプを示す情報(QCLタイプ情報)の少なくとも1つを含んでもよい。RS関係情報は、RSのインデックス(例えば、SSBインデックス、ノンゼロパワーCSI-RS(Non-Zero-Power(NZP) CSI-RS)リソースID(Identifier))、RSが位置するセルのインデックス、RSが位置するBandwidth Part(BWP)のインデックスなどの情報を含んでもよい。
 Rel.15 NRにおいては、PDCCH及びPDSCHの少なくとも1つのTCI状態として、QCLタイプAのRSとQCLタイプDのRSの両方、又はQCLタイプAのRSのみがUEに対して設定され得る。
 QCLタイプAのRSとしてTRSが設定される場合、TRSは、PDCCH又はPDSCHの復調用参照信号(DeModulation Reference Signal(DMRS))と異なり、長時間にわたって周期的に同じTRSが送信されることが想定される。UEは、TRSを測定し、平均遅延、遅延スプレッドなどを計算することができる。
 PDCCH又はPDSCHのDMRSのTCI状態に、QCLタイプAのRSとして前記TRSを設定されたUEは、PDCCH又はPDSCHのDMRSと前記TRSのQCLタイプAのパラメータ(平均遅延、遅延スプレッドなど)が同じであると想定できるので、前記TRSの測定結果から、PDCCH又はPDSCHのDMRSのタイプAのパラメータ(平均遅延、遅延スプレッドなど)を求めることができる。UEは、PDCCH及びPDSCHの少なくとも1つのチャネル推定を行う際に、前記TRSの測定結果を用いて、より精度の高いチャネル推定を行うことができる。
 QCLタイプDのRSを設定されたUEは、QCLタイプDのRSを用いて、UE受信ビーム(空間ドメイン受信フィルタ、UE空間ドメイン受信フィルタ)を決定できる。
 TCI状態のQCLタイプXのRSは、あるチャネル/信号(のDMRS)とQCLタイプXの関係にあるRSを意味してもよく、このRSは当該TCI状態のQCLタイプXのQCLソースと呼ばれてもよい。
(HST)
 NRでは、高速に移動する電車等の移動体(HTS(high speed train))に含まれる端末(以下、UEとも記す)との通信を行うために、送信点(又は、送信ポイント、例えば、アンテナ点、アンテナ群)から送信されるビームを利用することが想定される。
 移動体が高速に移動する場合、構造物の内部(例えば、トンネル内)において、ビーム制御及びハンドオーバ等の制御を適切に行うことが困難となることが想定される。
 既存システム(例えば、Rel.15以前)のビーム制御は、例えば、L1-RSRP報告、ビーム通知(TCI状態(TCI state)、空間関係(spatial relation)設定、又はアクティベーション)、受信ビームの決定の手順で行われる。
 ハンドオーバ制御は、例えば、メジャメントレポート(L3-RSRP、L3-SINR報告)、ハンドオーバ指示、ランダムアクセスチャネル送信、RRC接続完了の手順で行われる。
 構造物の内部における、HSTに含まれるUEの通信においてハンドオーバを行う場合、通信不可となる又は通信品質が著しく低下するおそれがある。このため、少なくとも構造物の内部においては、ハンドオーバを避けて通信することが望ましい。
 ハンドオーバを避けるためには、構造物内部において、同一セルIDによるSFNを構築することが考えられる。しかしながら、この場合、構造物内部全体で単一のセルとなり、セル容量が低下することから、各送信点(例えば、アンテナ点)間において、位相ずれ及び同期ずれなどが生じるおそれがある。
 このように、構造物の内部における、各送信点から送信されるビームを利用した、移動体における無線通信を、どのように制御するかについて十分検討されていない。この制御方法ついて明確にしなければ、通信スループットの増大が抑制されるおそれがある。
 そこで、本発明者らは、複数のアンテナ点を利用した分散MIMO技術を使用し、構造物内部の移動体における無線通信を適切に行うための方法を着想した。
 以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各実施の態様で説明する構成は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
 本開示において、移動体は、所定速度以上で移動するものであればよく、例えば、電車、車、バイク、船舶等であってもよい。また、移動体に含まれるUEと送信点(例えば、アンテナ点、アンテナ群)との通信は、当該UEと送信点間で直接行われてもよいし、移動体(例えば、移動体に設置されたアンテナ等)を介してUEと送信点間で行われてもよい。
(無線通信方法)
 本開示における各実施形態において、構造物内部における、一以上のアンテナ点及び一以上のアンテナ群の少なくとも一方と、HSTに含まれるUEとの通信を想定する。本開示において、各アンテナ群に含まれるアンテナ点の数は、一以上であってもよい。また、各アンテナ群に含まれるアンテナ点の数は、当該アンテナ点及びアンテナ群の少なくとも一方と通信を行うUEに、通知されてもよいし、通知されなくてもよい。
 なお、本開示において、HSTに含まれるUEは、単にUEと呼ばれてもよい。また、本開示においては、構造物内部における一以上のアンテナ点及び一以上のアンテナ群について説明するが、構造物外部における一以上のアンテナ点及び一以上のアンテナ群に対しても、本開示は適用可能である。
 なお、本開示においては、主に1つのアンテナ群を構成するアンテナ点の数が4つの例を示すが、1つのアンテナ群を構成するアンテナ点の数はあくまで一例であり、これに限られない。
<第1の実施形態>
 本実施形態においては、HSTに含まれるUEの移動に伴う、構造物内部の移動経路に配置される、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応関係の遷移方法に関して説明する。
 なお、本開示において、「遷移」は、「変更」、「更新(アップデート)」、「切り替え(スイッチ)」、「有効(enable)」、「無効(disable)」、「アクティブ化(activate)」、「非アクティブ化(deactivate)」、「アクティブ化/ディアクティブ化」、などと互いに読み替えられてもよい。
[アンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移]
 一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応(又は、対応関係、関連付け)は、アンテナ点単位で遷移してもよい。言い換えれば、UEは、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応が、アンテナ点単位で遷移すると想定してもよい。
 具体的には、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応が、ある遷移単位時間経過ごとに、ある数(例えば、M(Mは任意の整数))のアンテナ点ごとに遷移してもよい。
 本開示において、Mは、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって、UEに通知されてもよい。また、UEは、Mを、当該UEの移動速度から算出してもよい。このとき、UEの移動速度がある閾値より大きい場合、Mは比較的大きく、UEの移動速度がある閾値より小さい場合、Mは比較的小さくてもよい。なお、UEの移動速度の算出については、第2の実施形態において後述する。
 また、本開示において、遷移単位時間(t-tn-1)は、ある時間リソース(例えば、シンボル、スロット、サブスロット、サブフレーム、無線フレーム)の整数倍であってもよいし、Tms(Tは任意の値)であってもよい。
 図7は、HSTに含まれるUEの移動に伴う、構造物内部におけるアンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移の一例を示す図である。図7に示すように、時刻tにおいて、アンテナ点#0-#3が、第m(t)のアンテナ群(mは任意の整数)に対応し、時刻tにおいて、アンテナ点#1-#4が、第m(t)のアンテナ群に対応し、時刻tにおいて、アンテナ点#2-#5が、第m(t)のアンテナ群に対応する。
 なお、図7において、時間tからtにかけて、アンテナ点とアンテナ群との対応関係が遷移するが、このとき、任意の時刻tにおける第m(t)のアンテナ群に設定されるセルIDは等しくてもよい。なお、図7においては、M=1のケースを示しているが、当該Mの値はこれに限られない。なお、アンテナ群に設定されるセルIDに関しては、第4の実施形態において後述する。
 また、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応は、アンテナ群単位で遷移してもよい。言い換えれば、UEは、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応が、アンテナ群単位で遷移すると想定してもよい。
 具体的には、一以上のアンテナ点と一以上のアンテナ群との対応が、ある遷移単位時間経過ごとに、ある数(例えば、M’(M’は任意の整数))のアンテナ点ごとに遷移してもよい。
 本開示において、M’は、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって、UEに通知されてもよい。また、UEは、M’を、当該UEの移動速度から算出してもよい。このとき、UEの移動速度がある閾値より大きい場合、M’は比較的大きく、UEの移動速度がある閾値より小さい場合、M’は比較的小さくてもよい。
 図8は、HSTに含まれるUEの移動に伴う、構造物内部におけるアンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移の一例を示す図である。図8の例に示すように、時刻tにおいて、アンテナ点#0-#3が、第m(t)のアンテナ群(mは任意の整数)に対応し、アンテナ点#4-#7が、第m+1(t)のアンテナ群に対応する。また、時刻tにおいて、アンテナ点#0-#3が、第m-1(t)のアンテナ群(mは任意の整数)に対応し、アンテナ点#4-#7が、第m(t)のアンテナ群に対応する。
 なお、図8において、時間tからtにかけて、アンテナ点とアンテナ群との対応関係が遷移するが、このとき、任意の時刻tにおける第m(t)のアンテナ群に設定されるセルIDは等しくてもよい。なお、図7においては、M’=1のケースを示しているが、当該M’の値はこれに限られない。
[遷移順番及び遷移数の指示/通知]
 UEは、アンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移順番に関する情報を、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって明示的に受信してもよい。また、UEは、アンテナ点とアンテナ群との対応関係の遷移順番を、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって暗黙的に判断してもよい。
 UEは、一以上のアンテナ点のセットの遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、の少なくとも一方に関する情報を受信してもよい。当該情報は、上位レイヤシグナリングによって通知されてもよい。
 図9Aは、一以上のアンテナ点のセットの遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、に関する情報の一例を示す図である。UEは、当該情報に基づいて、アンテナ点及びアンテナ群に対する信号/チャネルの送受信を制御してもよい。
 また、UEは、図9Aに示すような複数の情報を受信したのちに、MAC CE及びDCIの少なくとも一方を用いて、当該複数の情報のうち、どの情報を用いるかを通知(指示)されてもよいし、暗黙的に判断してもよい。
 図9Bは、一以上のアンテナ点のセットの遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、に関する情報の一例を示す図である。UEは、図9Bに示すような情報をDCIによって受信し、当該情報に基づいて、一以上のアンテナ点のセット(テーブル)の遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、を決定(判断)してもよい。
 また、UEは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、の少なくとも一方に関する情報を受信してもよい。当該情報は、上位レイヤシグナリングによって通知されてもよい。
 図10Aは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、に関する情報の一例を示す図である。UEは、当該情報に基づいて、アンテナ点及びアンテナ群に対する信号/チャネルの送受信を制御してもよい。
 また、UEは、図10Aに示すような複数の情報を受信したのちに、MAC CE及びDCIの少なくとも一方を用いて、当該複数の情報のうち、どの情報を用いるかを通知(指示)されてもよいし、暗黙的に判断してもよい。
 図10Bは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、に関する情報の一例を示す図である。UEは、図10Bに示すような情報をDCIによって受信し、当該情報に基づいて、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、を決定(判断)してもよい。
 また、UEは、一以上のアンテナ点のセットの遷移順番と、一以上のアンテナ群の遷移順番と、の少なくとも一方に関する情報を複数受信し、当該UEの移動速度に基づいて、当該複数の情報を切り替えて使用してもよい。また、UEは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数と、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数と、の少なくとも一方に関する情報を複数受信し、当該UEの移動速度に基づいて、当該複数の情報を切り替えて使用してもよい。当該複数の情報は、上位レイヤシグナリングによって通知されてもよい。
 図11Aは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数に関する情報の一例を示す図である。UEは、当該UEの移動速度に基づいて、図11Bの例に示されるような複数の情報のうち、1つの情報を選択し、当該1つの情報に基づいて、アンテナ点及びアンテナ群に対する信号/チャネルの送受信を制御してもよい。
 また、図11Bは、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数に関する情報の一例を示す図である。UEは、当該UEの移動速度に基づいて、図11Bの例に示されるような複数の情報のうち、1つの情報を選択し、当該1つの情報に基づいて、アンテナ点及びアンテナ群に対する信号/チャネルの送受信を制御してもよい。
 UEは、低速又は高速のどちらを適用するかについて、ある閾値に基づいて決定してもよい。当該閾値は、予め仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによって、UEに通知されてもよい。なお、図11A及び図11Bに示す例においては、低速と高速との2つに速度を分けるケースを説明したが、速度の分け方(又は、速度レベル)は2以上であってもよい。
 また、UEは、図11A及び図11Bに示すような複数の情報を受信したのちに、MAC CE及びDCIの少なくとも一方を用いて、当該複数の情報のうち、どの情報を用いるかを通知(指示)されてもよいし、暗黙的に判断してもよい。
 図11Cは、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数に関する情報の一例を示す図である。UEは、図11Cに示すような情報をDCIによって受信し、当該情報に基づいて、一以上のアンテナ点のセットの単位時間における遷移数を決定(判断)してもよい。
 図11Dは、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数に関する情報の一例を示す図である。UEは、図11Dに示すような情報をDCIによって受信し、当該情報に基づいて、一以上のアンテナ群の単位時間における遷移数を決定(判断)してもよい。
 なお、本開示において、「単位時間」は、「遷移単位時間」であってもよい。また、本開示において、単位時間は、ある時間リソース(例えば、シンボル、スロット、サブスロット、サブフレーム、無線フレーム)の整数倍であってもよいし、Tms(Tは任意の値)であってもよい。また、本開示において、単位時間は、予め仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによってUEに通知されてもよいし、UE能力情報(UE Capability)シグナリングによって、UEからNWに対して報告された値であってもよい。
 なお、本実施形態において記載したアンテナ点及びアンテナ群の対応関係、遷移(変更)順番、単位時間における遷移(変更)数に関してはあくまで一例であり、上記例示した値、テーブルに限られない。また、UEに対して、遷移(変更)順番及び単位時間における遷移数の少なくとも一方が明示的に通知されてもよいし、遷移(変更)順番及び単位時間における遷移数のそれぞれに対応するインデックスが通知されてもよい。
 以上、第1の実施形態によれば、高速で移動するUE近傍に、アンテナ点及びアンテナ群の適切な配置(再配置、設定)が可能になり、好適な通信が可能になる。また、高速で移動するUE近傍に、一定のセルIDをもつアンテナ群(アンテナ点)を設定可能であることから、構造物内部が長距離に渡った場合でも、ハンドオーバを回避し、好適な通信が可能になる。
<第2の実施形態>
 本実施形態においては、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法に関して説明する。
 UEは、当該UEの移動速度について、DL参照信号(RS)の測定によって当該移動速度を決定(判断)してもよい。また、UEは、当該UEとともに移動するHSTと通信し、速度情報を受信してもよい。
 なお、本開示において、DL RSは、速度推定用RS、速度測定用RSなどと呼ばれてもよい。また、本開示において、速度推定用RSは、SSB、CSI-RS、TRS、DMRS、の少なくとも1つのRSであってもよいし、新たに規定されるRSであってもよい。
 UEは、速度推定用RSリソースに関する情報を、上位レイヤシグナリング、報知情報の少なくとも一方によって受信してもよい。
 UEは、複数の送信点のそれぞれにおける速度推定用RSリソースを測定し、ドップラー推定を行うことにより、当該UEの速度推定を行ってもよい。UEは、当該ドップラー推定によって得られた(算出された)ドップラーシフト(f)に基づいて、当該UEの速度を決定してもよい。例えば、当該ドップラーシフトが、ある閾値より大きい(又は、小さい)場合、UEは、当該UEの移動速度を高速と決定してもよい。また、当該ドップラーシフトが、ある閾値より小さい(又は、大きい)場合、UEは、当該UEの移動速度を低速と決定してもよい。
 なお、当該閾値は、予め仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによって、UEに通知されてもよい。また、本実施形態においては、低速と高速との2つに速度を分けるケースを説明するが、速度の分け方(又は、速度レベル)は2以上であってもよい。
 なお、本開示において、UEの速度推定に用いるドップラーシフト(f)は、1つの測定したRSリソースにおける測定値(瞬時値)であってもよいし、複数の送信点における測定値の平均値であってもよい。当該複数の送信点の数は、予め仕様で規定されてもよいし、上位レイヤシグナリングによってUEに通知されてもよい。
 なお、本実施形態において、各送信点は、一以上のアンテナ点であってもよいし、一以上のアンテナ群であってもよい。
 UEが得るドップラーシフトは、移動体の進行方向と、各送信点から送信されるビームの方向と、に依存して変化する。本開示において、UEは、各送信点から送信されるビームの方向に関する情報を受信してもよい。UEは、当該情報を、上位レイヤシグナリングによって受信してもよい。この場合、UEは、当該受信した情報に基づいて、速度推定(ドップラー推定)を行ってもよい。
 また、UEは、各送信点から送信されるビームの方向に関する情報を受信しなくてもよい。この場合、UEは、速度推定(ドップラー推定)の結果に基づいて、各送信点から送信されるビームの方向を判断してもよい。
 また、本開示において、UEは、複数の送信点間の距離に関する情報を受信してもよいし、受信しなくてもよい。複数の送信点間の距離に関する情報は、各送信点の間隔に関する情報であってもよい。当該各送信点の間隔に関する情報は、等間隔に設置された送信点の物理的な間隔を含んでもよいし、各送信点の位置関係を含んでもよい(図12参照)。また、本開示において、各送信点の間隔は一定であってもよいし、異なっていてもよい。なお、図12に示す値はあくまで一例であり、これらの値に限られない。
 図13Aは、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法(ドップラー推定)の一例を示す図である。図13Aは、移動体の移動経路(又は、移動方向、進行方向、走行経路)に沿って送信点が設置され、各送信点から移動体の進行方向側と進行方向の逆方向側の両方にビームが形成される場合を示している。複数方向(例えば、2方向)のビームを形成する送信点は、バイディレクショナル(bi-directional)送信点と呼ばれてもよい。
 図13Aに示す例のように、UEが行うドップラー推定によって得られる結果(ドップラーシフト(f))は、UEの移動速度によって変化する。当該ドップラーシフト(f)と、ある閾値との比較によって、UEは、当該UEの速度推定を行ってもよい。
 図13Bは、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法(ドップラー推定)の一例を示す図である。図13Bは、移動体の移動経路に沿って送信点が設置され、各送信点から移動体の進行方向の逆方向側にビームが形成される場合を示している。一方向のビームを形成する送信点は、ユニディレクショナル(uni-directional)送信点と呼ばれてもよい。
 図13Bに示す例において、移動体は各送信点からプラスのドップラーシフト(+f)を受ける。
 なお、ここでは、移動体の進行方向の逆方向側にビームが形成される場合を示しているが、これに限られず進行方向側にビームが形成されてもよい。この場合、移動体は各送信点からマイナスのドップラーシフト(-f)を受ける。
 図13Bに示す例のように、UEが行うドップラー推定によって得られる結果(ドップラーシフト(f))は、UEの移動速度によって変化する。当該ドップラーシフト(f)と、ある閾値との比較によって、UEは、当該UEの速度推定を行ってもよい。
 また、UEは、複数の送信点のそれぞれにおける速度推定用RSリソースを測定し、受信信号(RS)電力の測定を行うことにより、当該UEの速度推定を行ってもよい。UEは、当該受信信号電力測定によって得られた受信信号電力変化の周期に基づいて、当該UEの速度を決定してもよい。例えば、当該受信信号電力変化の周期が、ある閾値より小さい場合、UEは、当該UEの移動速度を高速と決定してもよい。また、当該受信信号電力変化の周期が、ある閾値より大きい場合、UEは、当該UEの移動速度を低速と決定してもよい。なお、当該閾値は、予め仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによって、UEに通知されてもよい。
 なお、本開示において、受信信号電力は、受信電力、受信品質などと読み替えられてもよい。また、本開示において、受信電力は、例えば、Reference Signal Received Power(RSRP)、Signal to Interference plus Noise Ratio(SINR)、Signal to Noise Ratio(SNR)などであってもよい。また、本開示において、受信品質は、例えば、Reference Signal Received Quality(RSRQ)などであってもよい。
 なお、本開示において、UEの速度推定に用いる受信信号電力変化の周期は、1つの測定したRSリソースにおける測定値であってもよいし、複数の送信点における測定値の平均値であってもよい。当該複数の送信点の数は、予め仕様で規定されてもよいし、上位レイヤシグナリングによってUEに通知されてもよい。
 図14は、HSTに含まれるUEの移動速度推定方法(受信信号電力測定)の一例を示す図である。図14は、移動体の移動経路に沿って送信点が設置され、各送信点から移動体の進行方向側と進行方向の逆方向側の両方にビームが形成される場合を示している。
 なお、本開示において、UEは、各送信点から送信されるビームの方向に関する情報を受信してもよい。UEは、当該情報を、上位レイヤシグナリングによって受信してもよい。この場合、UEは、当該受信した情報に基づいて、速度推定(受信信号電力測定)を行ってもよい。
 また、UEは、各送信点から送信されるビームの方向に関する情報を受信しなくてもよい。この場合、UEは、速度推定(受信信号電力測定)の結果に基づいて、各送信点から送信されるビームの方向を判断してもよい。
 図14に示す例のように、UEが行う受信信号電力測定によって得られる結果(受信信号電力の変化の周期)は、UEの移動速度によって変化する。当該受信信号電力の変化の周期と、ある閾値との比較によって、UEは、当該UEの速度推定を行ってもよい。
 なお、上述したドップラー推定を利用した速度推定方法と、受信信号電力測定を利用した速度推定方法とは、単独で使用されてもよいし、組み合わせて使用されてもよい。組み合わせて使用されることで、より精度の高いUEの移動速度の推定が可能になる。なお、ドップラー推定を利用した速度推定方法、および、受信信号電力測定を利用した速度推定方法の少なくとも一方の方法を適用するかについて、UEに通知されてもよいし、通知されなくてもよい。
 また、UEは、当該UEの移動速度の推定を行わず、NWは、当該UEの移動速度の推定を行い、当該UEの速度情報を、当該UEに送信してもよい。
 この場合、NWは、UEにUL信号/チャネルの送信を設定し、当該UEから送信される当該UL信号/チャネルを受信することにより、当該UEの指導速度の推定を行ってもよい。また、NWは、構造物(セル、エリア)内に、複数のセンサ(例えば、HST/UE位置推定センサ)及び複数の受信点の少なくとも一方を設置し、当該UEの位置情報に基づいて、当該UEの移動速度の推定を行ってもよい。また、NWは、UEとともに移動するHSTと通信し、当該UEの速度情報を受信してもよい。次いで、UEは、NWから、当該UEの速度情報を受信してもよい。
 なお、当該複数のセンサ、当該複数の受信点は、上述した送信点(アンテナ点、アンテナ群)と共通であってもよいし、送信点とは異なる独立したセンサ又はアンテナ点(アンテナ群)などであってもよい。
 また、UEは、各送信点から送信されるDL信号/チャネルを測定し、当該測定結果をNWに報告してもよい。例えば、UEは、DL信号/チャネルを測定においてドップラー推定を行い、当該ドップラー推定における、ドップラーシフト(f)、ドップラーシフトの変化周期(例えば、+fから+fまでの時間(周期)、-fから-fまでの時間(周期)、+fから-fまでの時間(周期)、-fから+fまでの時間(周期)の少なくとも一つ)の少なくとも一つを報告してもよい。
 また、例えば、UEは、DL信号/チャネルを測定において受信信号電力の測定を行い、当該受信信号電力の測定における、最大値及び最小値、最大値及び最小値の差、最大値から最小値に変化するまでの時間(周期)、最小値から最大値に変化するまでの時間(周期)、最大値から最大値に変化するまでの時間(周期)、最小値から最小値に変化するまでの時間(周期)、の少なくとも一つを報告してもよい。
 図15は、NWが、UEの移動速度の推定を行う方法の一例を示す図である。図15に示すように、構造物内部に複数のHST/UE位置推定センサを設置し、UEは、当該複数のセンサに対してUL信号/チャネル、又は測定結果(ドップラー推定結果又は受信電力測定結果の少なくとも一つ)を送信する。NWは、UEから受信した情報に基づいて、当該UEの移動速度を推定し、UEに速度の情報を送信する。
 以上、第2の実施形態によれば、高速で移動するUEの移動速度の推定を、適切に行うことができる。
<第3の実施形態>
 本実施形態においては、移動経路に配置されるアンテナ点/アンテナ群の遷移に伴う、QCLの設定に関して説明する。なお、本開示において、QCLは、TCI状態、DL TCI状態、UL TCI状態、統一されたTCI状態(unified TCI state)、空間関係、QCL関係、QCL想定、QCLタイプの少なくとも1つと互いに読み替えられてもよい。
 アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前と遷移後とでQCLが同一であると想定してもよい。なお、本開示において、QCL等が「同一である」は、QCL等が「保持される」、QCL等が「保たれる」、QCL等が「有効である」、などと互いに読み替えられてもよい。
 例えば、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前(例えば、時刻t)と遷移後(例えば、時刻t)とを含む任意の時間において、QCLが同一であると想定してもよい。
 図16Aは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図16Aに示す例のように、時刻tからtにかけてアンテナ群が遷移する場合、UEは、遷移前(時刻t)と遷移後(時刻t)とを含む任意の時間(T)において、QCLが同一であると想定してもよい。
 また、例えば、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前(例えば、時刻t)を含むある期間と、遷移後(例えば、時刻t)を含むある期間とにおいて、QCLが同一であると想定してもよい。
 図16Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図16Bに示す例のように、時刻tからtにかけてアンテナ群が遷移する場合、UEは、遷移前(時刻t)を含む期間(T)と、遷移後(時刻t)を含む期間(T)とにおいて、QCLが同一であると想定してもよい。
 また、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前と遷移後とでQCLが異なると想定してもよい。なお、本開示において、QCL等が「異なる」は、QCL等が「保持されない」、QCL等が「保たれない」、QCL等が「無効である」、などと互いに読み替えられてもよい。
 例えば、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前(例えば、時刻t)のQCLが、遷移後(例えば、時刻t)までの任意の期間において保たれると想定してもよい。
 図17Aは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図17Aに示す例のように、時刻tからtにかけてアンテナ群が遷移する場合、UEは、遷移前(時刻t)が、遷移後(時刻t)までの任意の時間(T)において、QCLが同一であると想定してもよい。
 また、例えば、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、遷移前(例えば、時刻t)から、ある期間において、QCLが同一であると想定してもよい。言い換えれば、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、UEは、時刻tにおいて遷移してからある期間においては、QCLが同一であると想定してもよい。なお、本開示において、「時刻tにおいて遷移してからある期間において」は、「DL RSを測定(受信)してからある期間において」と読み替えられてもよい。
 図17Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図17Bに示す例のように、時刻tからtにかけてアンテナ群が遷移する場合、UEは、遷移前(時刻t)からある期間(T)において、QCLが同一であると想定してもよい。
 また、UEは、各アンテナ点(および、アンテナ群、チャネル、RSの少なくとも一つ)に設定されるQCLが、時間的に遷移すると想定してもよい。
 例えば、UEは、遷移前(時刻t)において測定した信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+k)まで有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+k)以降は無効であると想定してもよい。
 なお、本開示において、信号/チャネルの測定値「が有効である」は、信号/チャネルの測定値「を使用できる」、信号/チャネルの測定値「を想定できる」、などと互いに読み替えられてもよい。また、本開示において、信号/チャネルの測定値「が無効である」は、信号/チャネルの測定値「を使用できない」、信号/チャネルの測定値「を想定できない」、などと互いに読み替えられてもよい。
 また、例えば、UEは、遷移前(時刻t)において設定(通知)された、信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+k)まで有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+k)以降は無効であると想定してもよい。
 図18Aは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図18Aの示す例において、UEは、時刻tにおいて測定した(設定(通知)された)信号/チャネルの測定値が、時刻t+kまで有効であり、ある時刻t+k以降は無効であると想定し、信号/チャネルの送受信の制御を行う。
 また、UEは、各アンテナ点(および、アンテナ群、チャネル、RSの少なくとも一つ)に設定されるQCLが、時間的に遷移し、ある期間において有効であると想定してもよい。言い換えれば、UEは、各アンテナ点(および、アンテナ群、チャネル、RSの少なくとも一つ)に設定されるQCLが、周期的にある時刻において同じになると想定してもよい。
 例えば、UEは、遷移前(時刻t)において測定した信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))において有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))以外の時刻は無効であると想定してもよい。ほぼ一定の速度でそれぞれのアンテナ群の近傍を通過するUEは、ほぼ一定の間隔で同じ信号/チャネルを受信することから、このようなケースが適用されるのが望ましい。
 また、例えば、UEは、遷移前(時刻t)において測定した信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))及びその前後±qの期間において有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))及びその前後±qの期間以外の時刻は無効であると想定してもよい。
 また、例えば、UEは、遷移前(時刻t)において設定(通知)された、信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))において有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+k)以外の時刻は無効であると想定してもよい。
 また、例えば、UEは、遷移前(時刻t)において設定(通知)された、信号/チャネルの測定値が、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))及びその前後±qの期間において有効であり、ある時刻(例えば、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数))及びその前後±qの期間以外の時刻は無効であると想定してもよい。
 図18Bは、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴うQCLの設定の一例を示す図である。図18Bの示す例において、UEは、時刻tにおいて測定した(設定(通知)された)信号/チャネルの測定値が、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数)及びその前後±qの期間において有効であり、時刻t+p、t+2p、t+3p、…、t+np(nは任意の整数)及びその前後±qの期間以外の時刻は無効であると想定し、信号/チャネルの送受信の制御を行う。
 なお、本実施形態における、ある期間の値(例えば、T、T、T、k、p、qの少なくとも1つ)は、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって、UEに通知されてもよい。また、当該ある期間の値は、予め仕様で規定されてもよい。また、当該ある期間の値は、周波数帯(Frequency Range(FR))及びサブキャリア間隔(SubCarrier Spacing(SCS))に基づいて決定されてもよい。また、当該ある期間の値は、ある時間リソース(例えば、シンボル、スロット、サブスロット、サブフレーム、無線フレーム)の整数倍であってもよいし、tms(tは任意の値)であってもよい。また、当該ある期間の値は、UE能力情報(UE Capability)シグナリングによって、UEからNWに対して報告された値に基づいて決定されてもよい。
 本実施形態によれば、アンテナ点/アンテナ群の遷移に伴う、UEに対するQCLの設定を適切に行うことができ、好適な通信が可能になる。
<第4の実施形態>
 本実施形態においては、移動経路に配置されるアンテナ点/アンテナ群の遷移に伴う、アンテナ群に対するセルID、信号/チャネルの系列ホッピングパターンの設定に関して説明する。
 なお、本開示において、セルIDは、系列(シーケンス)ID、仮想セルID、などと互いに読み替えられてもよい。また、本開示において、信号/チャネルの系列ホッピングパターンは、ULの信号/チャネルの系列ホッピングパターンであってもよいし、DLの信号/チャネルの系列ホッピングパターンであってもよい。また、本開示において、信号/チャネルの系列は、DMRSの系列、データスクランブルの系列を生成するためのパラメータ(例えば、初期値)を決定するDL RS、PN系列を生成するためのパラメータ(例えば、初期値)を決定するDL RS、などと互いに読み替えられてもよい。
 なお、本実施形態においては、主にアンテナ点とアンテナ群との対応が、ある遷移単位時間経過ごとに、1つのアンテナ点ごとに遷移する例を示すが、ある遷移単位時間経過ごとに遷移するアンテナ点(アンテナ群)の数は、これに限られない。
 アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、アンテナ群とセルIDとの対応(関連付け)について、UEは、アンテナ群ごとにセルIDの対応が遷移すると想定してもよい。また、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、アンテナ点とセルIDの対応(関連付け)について、UEは、アンテナ点ごとにセルIDの対応が遷移すると想定してもよい。
 この場合、UEは、アンテナ群/アンテナ点とセルIDとの対応(関連付け)が、時間的に遷移(変化)すると想定してもよい。また、この場合、UEは、あるセルIDに対応するアンテナ群/アンテナ点(のセット)の空間的位置が、時間的に遷移(変化)すると想定してもよい。
 図19は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。時刻tにおいて、アンテナ点#0-#3が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#1-#4が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#2-#5が第m(t)のアンテナ群に対応している。このとき、UEは、各時刻における、第m(t)のアンテナ群、第m(t)のアンテナ群、第m(t)のアンテナ群に対して、セルID1が対応する(関連付けられる)と想定し、信号/チャネルの送受信の制御を行う。
 また、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、アンテナ群と系列のホッピングパターンとの対応(関連付け)について、UEは、アンテナ群ごとに系列のホッピングパターンの対応が遷移すると想定してもよい。また、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合、アンテナ点と系列のホッピングパターンとの対応(関連付け)について、UEは、アンテナ点ごとに系列のホッピングパターンの対応が遷移すると想定してもよい。
 この場合、UEは、アンテナ群/アンテナ点と系列のホッピングパターンとの対応(関連付け)が、時間的に遷移(変化)すると想定してもよい。また、この場合、UEは、ある系列のホッピングパターンに対応するアンテナ群/アンテナ点(のセット)の空間的位置が、時間的に遷移(変化)すると想定してもよい。
 図20は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群と系列のホッピングパターンとの対応の一例を示す図である。ある時刻におけるアンテナ群及びアンテナ点の対応は、図19と同じである。このとき、セルIDごとに、系列のホッピングパターンが決定し、ある時間(例えば、シンボル、スロット、サブスロットの少なくとも1つ)ごとに系列のホッピングが行われる。この場合、UEは、時刻tにおける、第m(t)のアンテナ群と系列m0,0が対応し、時刻tにおける、第m(t)のアンテナ群と系列m0,1が対応し、時刻tにおける、第m(t)のアンテナ群と系列m0,2が対応すると想定し、信号/チャネルの送受信の制御を行う。
 なお、本実施形態におけるmX,Y(X及びYは任意の整数)は、系列番号(インデックス)、巡回シフト(cyclic shift(CS))番号(インデックス)、直交カバー符号(orthogonal cover code(OCC))番号(インデックス)などであってもよい。
 なお、本開示において、当該アンテナ点は、仮想(virtual)アンテナ点、仮想アンテナポート、疑似アンテナ点、疑似アンテナポート、仮想RS点、仮想RSポート、疑似RS点、疑似RSポート、などと呼ばれてもよい。
 なお、UEは、実際にMIMO送信に使われるアンテナ点/ポートによって、疑似アンテナ点/ポート(仮想(virtual)アンテナ点/ポートと呼ばれてもよい)が構成されると想定してもよい。仮想アンテナ点/ポートは、アンテナ群内のアンテナ点/ポートのみを含んでもよいし、複数のアンテナ群にわたるアンテナ点/ポートを含んでもよい。なお、あるマルチアンテナ送信のための仮想アンテナ点/ポートは、仮想アンテナ群を構成してもよい。
 UE及びNWは、アンテナ群内の各アンテナ点に、アンテナポートを対応付けてもよい。なお、ネットワークは、実際にMIMO送信に使われるアンテナ点/ポートに関する情報を、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング又はこれらの組み合わせを用いて、UEに通知してもよい。
 なお、仮想アンテナ点/ポートは、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング又はこれらの組み合わせに基づいてアクティベートされたアンテナ点/ポートに該当してもよい。
 また、アンテナ群(又は仮想アンテナ群)内の各アンテナ点(又は各仮想アンテナ点)は同一データを送信してもいいし、それぞれ独立に信号処理して送信してもよい。
 UEは、アンテナ群/アンテナ点とセルIDとが1対1対応しないと想定してもよい。言い換えれば、UEは、あるセルIDとアンテナ群との対応が、時間的に遷移(変化)すると想定してもよい。また、UEは、あるセルIDとアンテナ群との対応について、アンテナ群/アンテナ点及びセルIDの遷移に関する情報に基づいて時間的に遷移(変化)すると判断してもよい。
 図21は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。時刻t、tのそれぞれにおいて、アンテナ点#0-#3が第1のアンテナ群に対応し、アンテナ点#4-#7が第2のアンテナ群に対応している。このとき、時刻tからtにかけて、セルIDが第1のアンテナ群から、第2のアンテナ群に遷移する。
 なお、アンテナ群/アンテナ点及びセルIDの遷移に関する情報は、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによって、UEに明示的に通知(設定)されてもよい。アンテナ群/アンテナ点及びセルIDの遷移に関する情報は、上位レイヤシグナリングによって、UEに明示的に通知(設定)されてもよいし、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MAC CE)によって、UEに複数設定(アクティベート)され、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI)によって、当該設定された複数の設定から選択されてもよい。
 図22Aは、アンテナ群及びセルIDの遷移に関する情報の一例を示す図である。図22Aの例において示す情報は、あるセルIDが対応するアンテナ群が、遷移単位時間ごとにどのように遷移するかを示している。図22Aの例において示す情報が、上位レイヤシグナリングによってUEに通知され、当該UEは、当該情報に基づいて信号/チャネルの送受信を制御する。
 また、図22Bは、アンテナ群及びセルIDの遷移に関する情報の一例を示す図である。図22Bの例において示す情報は、あるセルIDが対応するアンテナ群が、遷移単位時間ごとにどのように遷移するかを示している。図22Bの例において示す、複数の遷移候補を含む情報が、上位レイヤシグナリングによってUEに通知され、さらに、当該UEが受信するDCIのあるフィールド値(ここでは2ビット)に基づいて、当該UEは、1つの候補を選択し、信号/チャネルの送受信を制御する。
 また、アンテナ群及びセルIDの遷移について、報知情報、上位レイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング、又はそれらの組み合わせによってUEに通知(設定)される情報に基づいて、当該UEが暗黙的に判断してもよい。
 例えば、アンテナ群及びセルIDの遷移について、UEは、DCI(又は、DCIを伝送するPDCCH)の物理リソースに基づいて暗黙的に判断してもよい。DCIの物理リソースは、当該DCIの時間リソース、周波数リソース、制御チャネル要素(Control Channel Element(CCE))インデックス、サーチスペースインデックス、制御リソースセット(Control Resource Set(CORESET))インデックス、アグリゲーションレベル、の少なくとも1つであってもよい。例えば、UEは、CCEインデックスの値(又はアグリゲーションレベルの値)を、ある整数で割ったあまりの数を、NWから指示されたアンテナ群及びセルIDの遷移に関する値であると想定してもよい。
 また、例えば、UEは、DCIのアンテナ点、アンテナポート及びアンテナ群の関連付けに基づいて、当該DCIによるデータスケジュールのQCLが決定されると想定してもよい。例えば、UEは、DCIのアンテナ点、アンテナポート及びアンテナ群の関連付けと、当該DCIによるデータスケジュールのQCLとは、共通であると想定してもよい。また、例えば、UEは、DCIのアンテナ点、アンテナポート及びアンテナ群の関連付けと、当該DCIによるデータスケジュールのQCLとは、異なると想定してもよい。
 また、例えば、UEは、DCI(又は、DCIを伝送するPDCCH)のQCL(TCI状態)に基づいて、当該DCIによるデータスケジュールのQCLが決定されると想定してもよい。
 また、UEは、DLとULと、独立してアンテナ点、アンテナポート、アンテナ群、セル、セルIDの少なくとも1つが遷移すると想定してもよい。言い換えれば、UEは、DL信号/チャネルの受信については、DL用のアンテナ点、アンテナポート、アンテナ群、セル、セルIDの少なくとも1つを用い、UL信号/チャネルの送信については、UL用のアンテナ点、アンテナポート、アンテナ群、セル、セルIDの少なくとも1つを用いてもよい。この場合、セルIDごとに、DL/ULビーム(空間ドメインフィルタ)、QCL、TPC(Transmission Power Control)、リソース割り当ての少なくとも1つが対応(決定)してもよい。
 図23は、アンテナ点/アンテナ群が時間とともに遷移する場合の、アンテナ群とセルIDとの対応の一例を示す図である。DLについては、時刻tにおいて、アンテナ点#0-#3が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#1-#4が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#2-#5が第m(t)のアンテナ群に対応している。一方、ULについては、時刻tにおいて、アンテナ点#2-#5が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#3-#6が第m(t)のアンテナ群に対応しており、時刻tにおいて、アンテナ点#4-#7が第m(t)のアンテナ群に対応している。
 この場合、時間の経過とともにアンテナ群及び当該アンテナ群に対応するセルIDが、DLとULとで遷移する。具体的には、DLについては、各時刻における第mのアンテナ群とセルID1とが対応しており、ULについては、各時刻における第mのアンテナ群とセルID2とが対応している。UEは、上記対応に基づいて、DL信号/チャネルの受信、および、UL信号/チャネルの送信を制御する。
 なお、本実施形態において、セルIDと、アンテナ点、アンテナポート及びアンテナ群の少なくとも1つと、の対応(関連付け)は、1対1対応してもよいし、1対1対応しなくてもよい。
 本実施形態によれば、高速で移動するUEに対して、当該UE近傍にセルIDを適切に配置/再配置することで、適切なセルを用いたNWとの通信が可能になる。また、長距離トンネルの内部においても、複数のUEのそれぞれに対して複数のセルを割り当てられることが可能になり、より好適な通信が可能になる。また、トンネル内において、ハンドオーバをすることなく、長距離のSFNを構築することができる。
<バリエーション>
 HSTに含まれるUEの移動を追従するために、UEは、当該UEの近傍に、物理的に(機械的に)アンテナ群/アンテナ点が移動することを想定してもよい。
 図24は、HSTに含まれるUEの移動を追従するアンテナ群の一例を示す図である。図24に示す例において、構造物内部に設置される移動可能なアンテナ群が、HSTに含まれるUEの移動方向に合わせて追従している。この方法によれば、UEは、トンネル内において、ハンドオーバをすることなく好適に通信を行うことが可能になる。
(無線通信システム)
 以下、本開示の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本開示の上記各実施形態に係る無線通信方法のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて通信が行われる。
 図25は、一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1は、Third Generation Partnership Project(3GPP)によって仕様化されるLong Term Evolution(LTE)、5th generation mobile communication system New Radio(5G NR)などを用いて通信を実現するシステムであってもよい。
 また、無線通信システム1は、複数のRadio Access Technology(RAT)間のデュアルコネクティビティ(マルチRATデュアルコネクティビティ(Multi-RAT Dual Connectivity(MR-DC)))をサポートしてもよい。MR-DCは、LTE(Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA))とNRとのデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC))、NRとLTEとのデュアルコネクティビティ(NR-E-UTRA Dual Connectivity(NE-DC))などを含んでもよい。
 EN-DCでは、LTE(E-UTRA)の基地局(eNB)がマスタノード(Master Node(MN))であり、NRの基地局(gNB)がセカンダリノード(Secondary Node(SN))である。NE-DCでは、NRの基地局(gNB)がMNであり、LTE(E-UTRA)の基地局(eNB)がSNである。
 無線通信システム1は、同一のRAT内の複数の基地局間のデュアルコネクティビティ(例えば、MN及びSNの双方がNRの基地局(gNB)であるデュアルコネクティビティ(NR-NR Dual Connectivity(NN-DC)))をサポートしてもよい。
 無線通信システム1は、比較的カバレッジの広いマクロセルC1を形成する基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する基地局12(12a-12c)と、を備えてもよい。ユーザ端末20は、少なくとも1つのセル内に位置してもよい。各セル及びユーザ端末20の配置、数などは、図に示す態様に限定されない。以下、基地局11及び12を区別しない場合は、基地局10と総称する。
 ユーザ端末20は、複数の基地局10のうち、少なくとも1つに接続してもよい。ユーザ端末20は、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier(CC))を用いたキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation(CA))及びデュアルコネクティビティ(DC)の少なくとも一方を利用してもよい。
 各CCは、第1の周波数帯(Frequency Range 1(FR1))及び第2の周波数帯(Frequency Range 2(FR2))の少なくとも1つに含まれてもよい。マクロセルC1はFR1に含まれてもよいし、スモールセルC2はFR2に含まれてもよい。例えば、FR1は、6GHz以下の周波数帯(サブ6GHz(sub-6GHz))であってもよいし、FR2は、24GHzよりも高い周波数帯(above-24GHz)であってもよい。なお、FR1及びFR2の周波数帯、定義などはこれらに限られず、例えばFR1がFR2よりも高い周波数帯に該当してもよい。
 また、ユーザ端末20は、各CCにおいて、時分割複信(Time Division Duplex(TDD))及び周波数分割複信(Frequency Division Duplex(FDD))の少なくとも1つを用いて通信を行ってもよい。
 複数の基地局10は、有線(例えば、Common Public Radio Interface(CPRI)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線(例えば、NR通信)によって接続されてもよい。例えば、基地局11及び12間においてNR通信がバックホールとして利用される場合、上位局に該当する基地局11はIntegrated Access Backhaul(IAB)ドナー、中継局(リレー)に該当する基地局12はIABノードと呼ばれてもよい。
 基地局10は、他の基地局10を介して、又は直接コアネットワーク30に接続されてもよい。コアネットワーク30は、例えば、Evolved Packet Core(EPC)、5G Core Network(5GCN)、Next Generation Core(NGC)などの少なくとも1つを含んでもよい。
 ユーザ端末20は、LTE、LTE-A、5Gなどの通信方式の少なくとも1つに対応した端末であってもよい。
 無線通信システム1においては、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))ベースの無線アクセス方式が利用されてもよい。例えば、下りリンク(Downlink(DL))及び上りリンク(Uplink(UL))の少なくとも一方において、Cyclic Prefix OFDM(CP-OFDM)、Discrete Fourier Transform Spread OFDM(DFT-s-OFDM)、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)などが利用されてもよい。
 無線アクセス方式は、波形(waveform)と呼ばれてもよい。なお、無線通信システム1においては、UL及びDLの無線アクセス方式には、他の無線アクセス方式(例えば、他のシングルキャリア伝送方式、他のマルチキャリア伝送方式)が用いられてもよい。
 無線通信システム1では、下りリンクチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))、ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel(PBCH))、下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel(PDCCH))などが用いられてもよい。
 また、無線通信システム1では、上りリンクチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel(PUSCH))、上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel(PUCCH))、ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel(PRACH))などが用いられてもよい。
 PDSCHによって、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報、System Information Block(SIB)などが伝送される。PUSCHによって、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報などが伝送されてもよい。また、PBCHによって、Master Information Block(MIB)が伝送されてもよい。
 PDCCHによって、下位レイヤ制御情報が伝送されてもよい。下位レイヤ制御情報は、例えば、PDSCH及びPUSCHの少なくとも一方のスケジューリング情報を含む下り制御情報(Downlink Control Information(DCI))を含んでもよい。
 なお、PDSCHをスケジューリングするDCIは、DLアサインメント、DL DCIなどと呼ばれてもよいし、PUSCHをスケジューリングするDCIは、ULグラント、UL DCIなどと呼ばれてもよい。なお、PDSCHはDLデータで読み替えられてもよいし、PUSCHはULデータで読み替えられてもよい。
 PDCCHの検出には、制御リソースセット(COntrol REsource SET(CORESET))及びサーチスペース(search space)が利用されてもよい。CORESETは、DCIをサーチするリソースに対応する。サーチスペースは、PDCCH候補(PDCCH candidates)のサーチ領域及びサーチ方法に対応する。1つのCORESETは、1つ又は複数のサーチスペースに関連付けられてもよい。UEは、サーチスペース設定に基づいて、あるサーチスペースに関連するCORESETをモニタしてもよい。
 1つのサーチスペースは、1つ又は複数のアグリゲーションレベル(aggregation Level)に該当するPDCCH候補に対応してもよい。1つ又は複数のサーチスペースは、サーチスペースセットと呼ばれてもよい。なお、本開示の「サーチスペース」、「サーチスペースセット」、「サーチスペース設定」、「サーチスペースセット設定」、「CORESET」、「CORESET設定」などは、互いに読み替えられてもよい。
 PUCCHによって、チャネル状態情報(Channel State Information(CSI))、送達確認情報(例えば、Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement(HARQ-ACK)、ACK/NACKなどと呼ばれてもよい)及びスケジューリングリクエスト(Scheduling Request(SR))の少なくとも1つを含む上り制御情報(Uplink Control Information(UCI))が伝送されてもよい。PRACHによって、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送されてもよい。
 なお、本開示において下りリンク、上りリンクなどは「リンク」を付けずに表現されてもよい。また、各種チャネルの先頭に「物理(Physical)」を付けずに表現されてもよい。
 無線通信システム1では、同期信号(Synchronization Signal(SS))、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal(DL-RS))などが伝送されてもよい。無線通信システム1では、DL-RSとして、セル固有参照信号(Cell-specific Reference Signal(CRS))、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal(CSI-RS))、復調用参照信号(DeModulation Reference Signal(DMRS))、位置決定参照信号(Positioning Reference Signal(PRS))、位相トラッキング参照信号(Phase Tracking Reference Signal(PTRS))などが伝送されてもよい。
 同期信号は、例えば、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal(PSS))及びセカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal(SSS))の少なくとも1つであってもよい。SS(PSS、SSS)及びPBCH(及びPBCH用のDMRS)を含む信号ブロックは、SS/PBCHブロック、SS Block(SSB)などと呼ばれてもよい。なお、SS、SSBなども、参照信号と呼ばれてもよい。
 また、無線通信システム1では、上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal(UL-RS))として、測定用参照信号(Sounding Reference Signal(SRS))、復調用参照信号(DMRS)などが伝送されてもよい。なお、DMRSはユーザ端末固有参照信号(UE-specific Reference Signal)と呼ばれてもよい。
(基地局)
 図26は、一実施形態に係る基地局の構成の一例を示す図である。基地局10は、制御部110、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース(transmission line interface)140を備えている。なお、制御部110、送受信部120及び送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140は、それぞれ1つ以上が備えられてもよい。
 なお、本例では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有すると想定されてもよい。以下で説明する各部の処理の一部は、省略されてもよい。
 制御部110は、基地局10全体の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路などから構成することができる。
 制御部110は、信号の生成、スケジューリング(例えば、リソース割り当て、マッピング)などを制御してもよい。制御部110は、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140を用いた送受信、測定などを制御してもよい。制御部110は、信号として送信するデータ、制御情報、系列(sequence)などを生成し、送受信部120に転送してもよい。制御部110は、通信チャネルの呼処理(設定、解放など)、基地局10の状態管理、無線リソースの管理などを行ってもよい。
 送受信部120は、ベースバンド(baseband)部121、Radio Frequency(RF)部122、測定部123を含んでもよい。ベースバンド部121は、送信処理部1211及び受信処理部1212を含んでもよい。送受信部120は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、RF回路、ベースバンド回路、フィルタ、位相シフタ(phase shifter)、測定回路、送受信回路などから構成することができる。
 送受信部120は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。当該送信部は、送信処理部1211、RF部122から構成されてもよい。当該受信部は、受信処理部1212、RF部122、測定部123から構成されてもよい。
 送受信アンテナ130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるアンテナ、例えばアレイアンテナなどから構成することができる。
 送受信部120は、上述の下りリンクチャネル、同期信号、下りリンク参照信号などを送信してもよい。送受信部120は、上述の上りリンクチャネル、上りリンク参照信号などを受信してもよい。
 送受信部120は、デジタルビームフォーミング(例えば、プリコーディング)、アナログビームフォーミング(例えば、位相回転)などを用いて、送信ビーム及び受信ビームの少なくとも一方を形成してもよい。
 送受信部120(送信処理部1211)は、例えば制御部110から取得したデータ、制御情報などに対して、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤの処理、Radio Link Control(RLC)レイヤの処理(例えば、RLC再送制御)、Medium Access Control(MAC)レイヤの処理(例えば、HARQ再送制御)などを行い、送信するビット列を生成してもよい。
 送受信部120(送信処理部1211)は、送信するビット列に対して、チャネル符号化(誤り訂正符号化を含んでもよい)、変調、マッピング、フィルタ処理、離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform(DFT))処理(必要に応じて)、逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform(IFFT))処理、プリコーディング、デジタル-アナログ変換などの送信処理を行い、ベースバンド信号を出力してもよい。
 送受信部120(RF部122)は、ベースバンド信号に対して、無線周波数帯への変調、フィルタ処理、増幅などを行い、無線周波数帯の信号を、送受信アンテナ130を介して送信してもよい。
 一方、送受信部120(RF部122)は、送受信アンテナ130によって受信された無線周波数帯の信号に対して、増幅、フィルタ処理、ベースバンド信号への復調などを行ってもよい。
 送受信部120(受信処理部1212)は、取得されたベースバンド信号に対して、アナログ-デジタル変換、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform(FFT))処理、逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform(IDFT))処理(必要に応じて)、フィルタ処理、デマッピング、復調、復号(誤り訂正復号を含んでもよい)、MACレイヤ処理、RLCレイヤの処理及びPDCPレイヤの処理などの受信処理を適用し、ユーザデータなどを取得してもよい。
 送受信部120(測定部123)は、受信した信号に関する測定を実施してもよい。例えば、測定部123は、受信した信号に基づいて、Radio Resource Management(RRM)測定、Channel State Information(CSI)測定などを行ってもよい。測定部123は、受信電力(例えば、Reference Signal Received Power(RSRP))、受信品質(例えば、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、Signal to Interference plus Noise Ratio(SINR)、Signal to Noise Ratio(SNR))、信号強度(例えば、Received Signal Strength Indicator(RSSI))、伝搬路情報(例えば、CSI)などについて測定してもよい。測定結果は、制御部110に出力されてもよい。
 伝送路インターフェース140は、コアネットワーク30に含まれる装置、他の基地局10などとの間で信号を送受信(バックホールシグナリング)し、ユーザ端末20のためのユーザデータ(ユーザプレーンデータ)、制御プレーンデータなどを取得、伝送などしてもよい。
 なお、本開示における基地局10の送信部及び受信部は、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140の少なくとも1つによって構成されてもよい。
 送受信部120は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点と、前記一以上のアンテナ点から構成される一以上のアンテナ群と、の対応関係の変更に関する情報を送信してもよい。制御部110は、前記情報に基づいて、下りリンクチャネル及び参照信号の少なくとも1つの送信を制御してもよい。制御部110は、前記情報に基づいて、上りリンクチャネル及び参照信号の少なくとも1つの受信を制御してもよい(第1、3及び4の実施形態)。
 送受信部120は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を送信してもよい。送受信部120は、前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方の測定結果を受信してもよい(第2の実施形態)。
(ユーザ端末)
 図27は、一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、制御部210、送受信部220及び送受信アンテナ230を備えている。なお、制御部210、送受信部220及び送受信アンテナ230は、それぞれ1つ以上が備えられてもよい。
 なお、本例では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有すると想定されてもよい。以下で説明する各部の処理の一部は、省略されてもよい。
 制御部210は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部210は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路などから構成することができる。
 制御部210は、信号の生成、マッピングなどを制御してもよい。制御部210は、送受信部220及び送受信アンテナ230を用いた送受信、測定などを制御してもよい。制御部210は、信号として送信するデータ、制御情報、系列などを生成し、送受信部220に転送してもよい。
 送受信部220は、ベースバンド部221、RF部222、測定部223を含んでもよい。ベースバンド部221は、送信処理部2211、受信処理部2212を含んでもよい。送受信部220は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、RF回路、ベースバンド回路、フィルタ、位相シフタ、測定回路、送受信回路などから構成することができる。
 送受信部220は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。当該送信部は、送信処理部2211、RF部222から構成されてもよい。当該受信部は、受信処理部2212、RF部222、測定部223から構成されてもよい。
 送受信アンテナ230は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるアンテナ、例えばアレイアンテナなどから構成することができる。
 送受信部220は、上述の下りリンクチャネル、同期信号、下りリンク参照信号などを受信してもよい。送受信部220は、上述の上りリンクチャネル、上りリンク参照信号などを送信してもよい。
 送受信部220は、デジタルビームフォーミング(例えば、プリコーディング)、アナログビームフォーミング(例えば、位相回転)などを用いて、送信ビーム及び受信ビームの少なくとも一方を形成してもよい。
 送受信部220(送信処理部2211)は、例えば制御部210から取得したデータ、制御情報などに対して、PDCPレイヤの処理、RLCレイヤの処理(例えば、RLC再送制御)、MACレイヤの処理(例えば、HARQ再送制御)などを行い、送信するビット列を生成してもよい。
 送受信部220(送信処理部2211)は、送信するビット列に対して、チャネル符号化(誤り訂正符号化を含んでもよい)、変調、マッピング、フィルタ処理、DFT処理(必要に応じて)、IFFT処理、プリコーディング、デジタル-アナログ変換などの送信処理を行い、ベースバンド信号を出力してもよい。
 なお、DFT処理を適用するか否かは、トランスフォームプリコーディングの設定に基づいてもよい。送受信部220(送信処理部2211)は、あるチャネル(例えば、PUSCH)について、トランスフォームプリコーディングが有効(enabled)である場合、当該チャネルをDFT-s-OFDM波形を用いて送信するために上記送信処理としてDFT処理を行ってもよいし、そうでない場合、上記送信処理としてDFT処理を行わなくてもよい。
 送受信部220(RF部222)は、ベースバンド信号に対して、無線周波数帯への変調、フィルタ処理、増幅などを行い、無線周波数帯の信号を、送受信アンテナ230を介して送信してもよい。
 一方、送受信部220(RF部222)は、送受信アンテナ230によって受信された無線周波数帯の信号に対して、増幅、フィルタ処理、ベースバンド信号への復調などを行ってもよい。
 送受信部220(受信処理部2212)は、取得されたベースバンド信号に対して、アナログ-デジタル変換、FFT処理、IDFT処理(必要に応じて)、フィルタ処理、デマッピング、復調、復号(誤り訂正復号を含んでもよい)、MACレイヤ処理、RLCレイヤの処理及びPDCPレイヤの処理などの受信処理を適用し、ユーザデータなどを取得してもよい。
 送受信部220(測定部223)は、受信した信号に関する測定を実施してもよい。例えば、測定部223は、受信した信号に基づいて、RRM測定、CSI測定などを行ってもよい。測定部223は、受信電力(例えば、RSRP)、受信品質(例えば、RSRQ、SINR、SNR)、信号強度(例えば、RSSI)、伝搬路情報(例えば、CSI)などについて測定してもよい。測定結果は、制御部210に出力されてもよい。
 なお、本開示におけるユーザ端末20の送信部及び受信部は、送受信部220及び送受信アンテナ230の少なくとも1つによって構成されてもよい。
 送受信部220は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点と、前記一以上のアンテナ点から構成される一以上のアンテナ群と、の対応関係の変更に関する情報を受信してもよい。制御部210は、前記情報に基づいて、下りリンクチャネル及び参照信号の少なくとも1つの受信を制御してもよい。制御部210は、前記情報に基づいて、上りリンクチャネル及び参照信号の少なくとも1つの送信を制御してもよい(第1、3及び4の実施形態)。
 前記情報は、アンテナ群の変更の順番、アンテナ群の変更数、移動速度、アンテナ群に対応する疑似コロケーション(QCL)、アンテナ群に適用されるセルIDの少なくとも1つを含んでもよい(第1、3及び4の実施形態)。
 制御部210は、前記情報に基づいて、下りリンクチャネル及び参照信号の少なくとも1つに適用するQCLが同一である期間を判断(決定)してもよい(第3の実施形態)。
 制御部210は、前記一以上のアンテナ群に適用されるセルIDが同一であると判断(決定)してもよい(第4の実施形態)。
 送受信部220は、移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を受信してもよい。制御部210は、前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方を測定してもよい(第2の実施形態)。
 送受信部220は、前記受信電力変化の周期及び前記ドップラーシフトの少なくとも一方の測定を指示する情報を受信してもよい(第2の実施形態)。
 送受信部220は、前記アンテナ点間の距離に関する情報を受信してもよい(第2の実施形態)。
 制御部210は、前記受信電力変化の周期及び前記ドップラーシフトの少なくとも一方の報告を制御してもよい。送受信部220は、ネットワークから移動速度に関する情報を受信してもよい(第2の実施形態)。
(ハードウェア構成)
 なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 ここで、機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、みなし、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)、送信機(transmitter)などと呼称されてもよい。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 例えば、本開示の一実施形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図28は、一実施形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、本開示において、装置、回路、デバイス、部(section)、ユニットなどの文言は、互いに読み替えることができる。基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
 基地局10及びユーザ端末20における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004を介する通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))によって構成されてもよい。例えば、上述の制御部110(210)、送受信部120(220)などの少なくとも一部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110(210)は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically EPROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(Compact Disc ROM(CD-ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex(FDD))及び時分割複信(Time Division Duplex(TDD))の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信部120(220)、送受信アンテナ130(230)などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部120(220)は、送信部120a(220a)と受信部120b(220b)とで、物理的に又は論理的に分離された実装がなされてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、Light Emitting Diode(LED)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 また、基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor(DSP))、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアを用いて各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(変形例)
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル、シンボル及び信号(シグナル又はシグナリング)は、互いに読み替えられてもよい。また、信号はメッセージであってもよい。参照信号(reference signal)は、RSと略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)、パイロット信号などと呼ばれてもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier(CC))は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
 無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)によって構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ここで、ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing(SCS))、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(Transmission Time Interval(TTI))、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM)シンボル、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)シンボルなど)によって構成されてもよい。また、スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(PUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(PUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。なお、本開示におけるフレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット、シンボルなどの時間単位は、互いに読み替えられてもよい。
 例えば、1サブフレームはTTIと呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(3GPP Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(Resource Block(RB))は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックによって構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(Physical RB(PRB))、サブキャリアグループ(Sub-Carrier Group(SCG))、リソースエレメントグループ(Resource Element Group(REG))、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(Resource Element(RE))によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(Bandwidth Part(BWP))(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL BWP(UL用のBWP)と、DL BWP(DL用のBWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix(CP))長などの構成は、様々に変更することができる。
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスによって指示されてもよい。
 本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式などは、本開示において明示的に開示したものと異なってもよい。様々なチャネル(PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 また、情報、信号などは、上位レイヤから下位レイヤ及び下位レイヤから上位レイヤの少なくとも一方へ出力され得る。情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
 入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
 情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、本開示における情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(Downlink Control Information(DCI))、上り制御情報(Uplink Control Information(UCI)))、上位レイヤシグナリング(例えば、Radio Resource Control(RRC)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(Master Information Block(MIB))、システム情報ブロック(System Information Block(SIB))など)、Medium Access Control(MAC)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
 なお、物理レイヤシグナリングは、Layer 1/Layer 2(L1/L2)制御情報(L1/L2制御信号)、L1制御情報(L1制御信号)などと呼ばれてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC Control Element(CE))を用いて通知されてもよい。
 また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
 判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line(DSL))など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。「ネットワーク」は、ネットワークに含まれる装置(例えば、基地局)のことを意味してもよい。
 本開示において、「プリコーディング」、「プリコーダ」、「ウェイト(プリコーディングウェイト)」、「擬似コロケーション(Quasi-Co-Location(QCL))」、「Transmission Configuration Indication state(TCI状態)」、「空間関係(spatial relation)」、「空間ドメインフィルタ(spatial domain filter)」、「送信電力」、「位相回転」、「アンテナポート」、「アンテナポートグル-プ」、「レイヤ」、「レイヤ数」、「ランク」、「リソース」、「リソースセット」、「リソースグループ」、「ビーム」、「ビーム幅」、「ビーム角度」、「アンテナ」、「アンテナ素子」、「パネル」などの用語は、互換的に使用され得る。
 本開示においては、「基地局(Base Station(BS))」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNB(eNodeB)」、「gNB(gNodeB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(Transmission Point(TP))」、「受信ポイント(Reception Point(RP))」、「送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))」、「パネル」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head(RRH)))によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
 本開示においては、「移動局(Mobile Station(MS))」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment(UE))」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、無線通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
 また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」、「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
 本開示において、基地局によって行われるとした動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)を含むネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、Mobility Management Entity(MME)、Serving-Gateway(S-GW)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Beyond(LTE-B)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、6th generation mobile communication system(6G)、xth generation mobile communication system(xG)(xG(xは、例えば整数、小数))、Future Radio Access(FRA)、New-Radio Access Technology(RAT)、New Radio(NR)、New radio access(NX)、Future generation radio access(FX)、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム、これらに基づいて拡張された次世代システムなどに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE又はLTE-Aと、5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
 本開示において使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 本開示に記載の「最大送信電力」は送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
 本開示において使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的であっても、論理的であっても、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。
 本開示において、2つの要素が接続される場合、1つ以上の電線、ケーブル、プリント電気接続などを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域、光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
 以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。

Claims (6)

  1.  移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を受信する受信部と、
     前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方を測定する制御部と、を有する端末。
  2.  前記受信部は、前記受信電力変化の周期及び前記ドップラーシフトの少なくとも一方の測定を指示する情報を受信する請求項1に記載の端末。
  3.  前記受信部は、前記アンテナ点間の距離に関する情報を受信する請求項1に記載の端末。
  4.  前記制御部は、前記受信電力変化の周期及び前記ドップラーシフトの少なくとも一方の報告を制御し、
     前記受信部は、ネットワークから移動速度に関する情報を受信する請求項1に記載の端末。
  5.  移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を受信するステップと、
     前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方を測定するステップと、を有する端末の無線通信方法。
  6.  移動経路に配置される一以上のアンテナ点から下りリンク参照信号(DL RS)を送信する送信部と、
     前記DL RSリソースの受信電力変化の周期と、前記DL RSリソースのドップラーシフトと、の少なくとも一方の測定結果を受信する受信部と、を有する基地局。
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