WO2021144887A1 - フィルタ、香味吸引物品、香味吸引物品アッセンブリ、フィルタの製造方法、香味吸引物品の製造方法、及び、香味吸引物品アッセンブリの製造方法 - Google Patents

フィルタ、香味吸引物品、香味吸引物品アッセンブリ、フィルタの製造方法、香味吸引物品の製造方法、及び、香味吸引物品アッセンブリの製造方法 Download PDF

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    • A24D1/20Cigarettes specially adapted for simulated smoking devices

Definitions

  • FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of the non-combustion heating type flavor suction article according to the second embodiment.
  • FIG. 8 is a schematic cross-sectional view of the non-combustion heating type flavor suction article according to the first modification of the second embodiment.
  • FIG. 9 is a schematic view showing a flavor suction article assembly including the non-combustion heating type flavor suction article shown in FIG.
  • the member for flavor suction article includes a base member.
  • the base member is, for example, a member for a flavor-sucking article used in combination with a tobacco material.
  • the base member may be at least one of a member constituting a combustion-type flavor suction article, a member constituting a non-combustion heating type flavor suction article, and a member constituting a non-heated flavor suction article.
  • the non-heated flavor suction article is an article that provides the tobacco flavor to the consumer without burning or heating the tobacco material.
  • the base color of the first end surface 52 is the color of the filter plug 32.
  • the cigarettes 10a-10t having the symbols 62, 64, 66, 68, and 70 attached to the first end surface 52 of the filter 14 can give a consumer (consumer) a sense of beauty through vision, respectively. Suitable.
  • flavor suction article assembly 100 for example, 20 cigarettes 10 of the same type having a partially different design of the impregnated portion 46 (see FIG. 4A) or different designs are packed in a box body 90. May be good.
  • the food additive is not limited to a liquid but may be a solid.
  • the mouthpiece section 214 has a paper tube section 232 and a filter 234 adjacent thereto.
  • the filter 234 has a filter plug (first filter plug) 242, a hollow plug (second filter plug) 244, and a molded paper 246 connected by covering them.
  • the paper tube portion 232 is a paper tube formed by winding paper in a cylindrical shape, and the inside is hollow.
  • the hollow plug 244 is arranged between the paper tube portion 232 and the filter plug 242.
  • the filter 234 may include a plurality of filter plugs 242 and 244, or may include one filter plug 242.
  • the filter 234 may omit the hollow plug 244 and include only the filter plug 242. That is, the paper tube portion 232 and the filter plug 242 can be arranged adjacent to each other to form the mouthpiece portion 214.
  • the flavor suction article 310 is one of the members constituting the non-combustion heating type flavor suction article.
  • the flavor suction article (capsule) 310 shown in FIG. 8 is a replaceable cartridge used together with a heater.
  • the flavor suction article 310 has a columnar shape extending along one direction.

Abstract

フィルタは、第1端面及び第2端面を有し、前記第1端面及び前記第2端面に交差する長手軸が規定される第1フィルタ本体と、前記第1フィルタ本体の前記第1端面と前記第2端面との間の、前記第1端面を含む前記第1端面の側に、発色物質及び/又は着色物質を含浸した含浸部とを有する。

Description

フィルタ、香味吸引物品、香味吸引物品アッセンブリ、フィルタの製造方法、香味吸引物品の製造方法、及び、香味吸引物品アッセンブリの製造方法
 この発明は、香味吸引物品用のフィルタ、香味吸引物品、香味吸引物品アッセンブリ、フィルタの製造方法、香味吸引物品の製造方法、及び、香味吸引物品アッセンブリの製造方法に関する。
 例えば日本国特許第6370780号公報には、長軸方向に延在する溝を有するたばこ煙フィルタが開示されている。
 フィルタに溝を形成してデザインを施す場合、複雑な形状に形成することが難しい。また、溝の形状に応じて、例えばたばこ材料からフィルタを通す物質の濾過挙動が異なるため、溝の形状(フィルタの全体デザイン)に合わせて香味吸引物品を再設計する必要がある。
 この発明は、容易にデザインを付与可能なフィルタ、フィルタを含む香味吸引物品、香味吸引物品を含む香味吸引物品アッセンブリ、フィルタの製造方法、香味吸引物品の製造方法、及び、香味吸引物品アッセンブリの製造方法を提供することを目的とする。
 この発明の一態様に係るフィルタは、第1端面及び第2端面を有し、前記第1端面及び前記第2端面に交差する長手軸が規定される第1フィルタ本体と、前記第1フィルタ本体の前記第1端面と前記第2端面との間の、前記第1端面を含む前記第1端面の側に、発色物質及び/又は着色物質を含浸した含浸部とを有する。
図1は、第1実施形態に係る燃焼型香味吸引物品(シガレット)の概略的な断面図である。 図2Aは、図1中の矢印2Aに示す方向から図1に示すシガレットを見た、シガレットのフィルタの端面を示す概略図である。 図2Bは、図1中の2B-2B線に沿う概略的な断面図である。 図2Cは、図1中の2C-2C線に沿う概略的な断面図である。 図3Aは、燃焼型香味吸引物品アッセンブリを示す概略的な斜視図である。 図3Bは、プッシャアッセンブリを用いて香味吸引物品を箱体(収納部)に入れようとしている状態を示す概略的な斜視図である。 図4Aは、図3A中の矢印4Aに示す方向から香味吸引物品アッセンブリを見た、香味吸引物品アッセンブリの概略図である。 図4Bは、第1実施形態の第1変形例に係り、図3A中の矢印4Aに示す方向から香味吸引物品アッセンブリを見た、香味吸引物品アッセンブリの概略図である。 図5Aは、第1実施形態に係る香味吸引物品のフィルタの第1端面を示す概略的な斜視図である。 図5Bは、第1実施形態の第2変形例に係る香味吸引物品のフィルタの第1端面を示す概略的な斜視図である。 図6は、第1実施形態の第3変形例に係るシガレットの概略的な断面図である。 図7は、第2実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引物品の概略的な断面図である。 図8は、第2実施形態の第1変形例に係る非燃焼加熱型香味吸引物品の概略的な断面図である。 図9は、図8に示す非燃焼加熱型香味吸引物品を含む香味吸引物品アッセンブリを示す概略図である。
 以下、図面を用いて、香味吸引物品に用いるフィルタ、香味吸引物品、香味吸引物品アッセンブリ、及び、香味吸引物品の製造方法について説明する。
 実施形態に係る香味吸引物品用部材は、ベース部材を含む。ベース部材は、例えば、たばこ材料と組み合わせて使用される香味吸引物品用部材である。ベース部材は、燃焼型香味吸引物品を構成する部材、非燃焼加熱型香味吸引物品を構成する部材及び非加熱型香味吸引物品を構成する部材のうちの少なくとも1種でありうる。
 たばこ材料は、例えばたばこ刻である。たばこ刻の材料は特に限定されず、ラミナや中骨等の公知のものを用いることができる。たばこ材料は、たばこ刻のほか、例えば顆粒状であってもよい。
 燃焼型香味吸引物品は、たばこ材料を燃焼させることによりたばこ香味を消費者に提供する喫煙物品である。
 非燃焼加熱型香味吸引物品は、たばこ材料を燃焼させることなく、加熱することによりたばこ香味を消費者に提供する物品である。非燃焼加熱型香味吸引物品の加熱温度は、適宜に設定可能であるが、例えば常温に近い温度から、たばこ材料が燃焼しない温度まで、広範囲となる。非燃焼加熱型香味吸引物品の加熱温度は、一例として、例えば30℃から350℃程度である。
 非加熱型香味吸引物品は、たばこ材料を燃焼も加熱もしないで、たばこ香味を消費者に提供する物品である。
 (第1実施形態)
 第1実施形態では、たばこ材料を含む燃焼型香味吸引物品(喫煙物品)10の代表例であるシガレットについて説明する。第1実施形態では、シガレット10の一例を、図1から図5Aを参照しながら説明する。
 図1は、シガレット10の断面図である。シガレット10は、たばこロッド12と、フィルタ14と、チップペーパ16とを含む。
 たばこロッド12は、たばこ材料(たばこ刻)22と、たばこ材料22の周囲を巻装する巻紙24とを含む。たばこロッド12は、例えば、約14~26mmの周囲長、および、15~70mmの長さを有する。
 フィルタ14は、フィルタプラグ(フィルタロッド)32を有する。フィルタプラグ32は略円柱状である。フィルタプラグ32は、濾材(第1フィルタ本体)42と、濾材42の外周を巻く巻取紙(筒状部)44とを含む。濾材42は、第1端面52及び第2端面54を有する。第1端面52及び第2端面54は例えば円形状である。濾材42には、第1端面52及び第2端面54に交差する長手軸(中心軸)Lが規定される。フィルタプラグ32の第1端面52は吸口側であり、第2端面54はたばこ材料側である。
 フィルタ14は、濾材42に巻取紙44を用いて、長手軸Lに沿って長い、フィルタ14が作成される。フィルタ14は所望の長さに切断され、長手軸Lに交差する第1端面52と第2端面54とが作成される。
 なお、ノンラップフィルタとして、フィルタプラグ(フィルタロッド)32を用いる場合、フィルタ巻取紙44は、不要となり得る。
 チップペーパ16は、たばこロッド12とフィルタ14とを接続するように、たばこロッド12及びフィルタ14の外周を巻回している。
 フィルタ14は、フィルタプラグ32として、例えばアセテートフィルタ(アセテートトウ)を採用し得る。アセテートフィルタは、例えば単糸繊度1.9~8.6(g/9000m)、総繊度17000~44000(g/9000m)、繊維本数2400~23500(本)、通気抵抗100~600(mmHO/120mm)とすることができる。フィルタ14は、フィルタプラグ32として、ポリプロピレンフィルタ(ポリプロピレントウ)を採用してもよい。アセテートフィルタの繊維方向は中心軸Lに平行であることが好適である。
 ここでは、フィルタ14のフィルタプラグ32としてアセテートフィルタを採用する例について説明する。フィルタプラグ32として、例えばペーパフィルタ、又は、外表面にギザギザの溝があるAFTフィルタを採用し得る。このため、フィルタプラグ32は、シガレット10に合わせて適宜に選択される。
 フィルタプラグ32の色は、白色の他、茶色等、適宜の色が採用され得る。このため、第1端面52のベース色は、フィルタプラグ32の色である。
 図2Aに示すように、フィルタ14は、フィルタプラグ32の第1端面52を含む第1端面52側に、インクを濾材42に含浸した含浸部(印刷部)46を含む。インクの一例は、発色物質及び/又は着色物質である。発色物質及び/又は着色物質は、濾材42の第1端面52に含浸部46として含浸されて、大気などの適宜に乾燥した状態で、色相、明度、彩度の少なくとも1つが、発色物質及び/又は着色物質の含浸前の第1端面52とわずかでも異なり、ユーザの色覚により認識可能であることが好適である。含浸部46としての発色物質は、含浸部46が濾材(第1フィルタ本体)42と異なる色に発色する。含浸部46としての着色物質は、含浸部46が濾材(第1フィルタ本体)42と異なる色に着色される。
 インクの一例は、食品添加物である。食品添加物の一例は、シガレット10の販売国で認可されている、種々の色の可食性インク(着色料及び/又は発色剤)である。食品添加物の一例としては、金箔又は銀箔であってもよい。このため、食品添加物は液体であっても固体であってもよい。なお、液体の食品添加物は、常温で乾燥するものが用いられる。
 含浸部46の図柄62は、例えばプリントによる。本実施形態では、含浸部46は、第1端面52の一部を、可食性インクを用いて着色している。可食性インクは、シガレット10が販売される国で食品としての安全基準を満たしたものが用いられる。可食性インクの色、濃度、粘度、乾燥性は適宜に調整される。可食性インクに、可食性香料が混合されていてもよい。
 第1端面52には、含浸部46として、適宜の図柄(印影)62が付されている。図柄62は、プリントによるため、再現性がある。すなわち、各フィルタ14の第1端面52に対して、同一の図柄62をプリントした複数のシガレット10が提供される。一例であるが、第1端面52のうち、図柄62が付された領域の面積(図柄62の内側を含む)は、図柄62の外縁から外側との面積と比較して、50%程度又はそれよりも割合が低いことが好適である。
 図2Aに示す例では、フィルタ14の含浸部46の第1端面52の図柄62は、第1端面52の中心(中心軸)Lに点対称である。
 例えばチップペーパ16の後端に含浸部46のインクを触れさせると、チップペーパ16の後端から先端に向けて、一部が浸透し得る。このため、含浸部46は、インクによっては、フィルタ14の範囲内に形成され、チップペーパ16にインクを触れさせないことが好適である。
 フィルタ14の第1端面52に図柄62を付したシガレット10は、例えば視覚を通じて需要者に美感を生じさせることができる。
 図柄62は、シガレット10に品質保証機能を発揮するために付されている。シガレット10の正規品製造者は、類似品が出回ることを考慮して、製造年月及び/又は製造工場に応じて適宜の図柄を作成し、プリントすることができる。このため、シガレット10の正規品製造者は、流通しているシガレット10が模倣品か否か容易に判断することができる。また、シガレット10の消費者は、流通しているシガレット10が模倣品か正規品かを容易に判断することができる。
 シガレット10の正規品製造者が同じ図柄62のプリントを付したシガレットの模倣品が出回っていることを認識した場合、シガレット10の正規品製造者は、速やかに図柄62を変更することができる。このため、シガレット10の正規品製造者及び/又は需要者は、第1端面52を視認することで、流通しているシガレット10が模倣品か正規品かを容易に判断することができる。また、シガレット10の正規品製造者は、インク成分を分析することで、流通しているシガレット10が模倣品か正規品かを容易に判断することができる。
 フィルタ14の第1端面52から第2端面54に向かって距離D1までの断面には、図2Bに示すように、図2Aと同じ図柄62が付されている。一方、図2Cに示すように、フィルタ14の第1端面52から第2端面54に向かって距離D1を超え、距離D2(>D1)までの断面には、図柄62が視認できない。
 含浸部46に用いられるインクは、例えば上述した可食性香料のような香料成分を含んでもよい。香料成分は、フィルタ14のたばこ材料側よりも吸口側に多く存在する。このため、シガレット10の製造者は、フィルタ14の第1端面52と第2端面54との間に連続的に香料成分を含浸させるよりも、少ない香料成分量で、需要者に同程度の香料成分を感じさせ得るように、シガレット10を設計することができる。
 フィルタプラグ32の第1端面52は例えば白色であり、含浸部46の図柄62は、白色とは異なる適宜の色が付されている。色は、フィルタプラグ32のベース色に対して消費者が視認しやすい色であることが好適である。含浸部46の図柄62の色は、単色でもよく、複数色でもよい。図柄62は、環状又は略環状である場合、色相環のように、徐々に色が変化していることも好適である。図柄62が複数色を有している場合、色同士の区分けが明確でない、グラデーションでもよい。
 図2A中、含浸部46の図柄62の線が、白色とは異なる色である例を示している。含浸部46の図柄62の線の内側には、白色(ベース色)とは異なる色を付してもよい。
 含浸部46に用いられるインクは透明であってもよい。インクはフィルタプラグ32と同色であってもよい。インクは、例えば唾液に反応するものが用いられ得る。インクは、例えば温度に反応するものが用いられ得る。唾液及び/又は温度に反応するインクを用いる場合、インクとしては、例えば、消費者がシガレット10を喫煙すると、フィルタ14の含浸部46すなわちインクの色が変色又は色づくものが用いられることが好適である。その他、インクとしては、ニコチン、タールに反応して色変化するものが用いられ得る。したがって、本実施形態に係る含浸部46に用いられるインクは、大気などの適宜に乾燥した状態でユーザの使用前にユーザの色覚により認識可能であるものに限らず、ユーザがシガレット10の使用後に、ユーザの色覚により認識可能であるものでもよい。
 このように、フィルタ14に適宜のデザインを施すことで、香味吸引物品10及び香味吸引物品アッセンブリ100は、見分けられる。フィルタ14に適宜のデザインを施すことで、香味吸引物品10、香味吸引物品アッセンブリ100は、正規品か模倣品か判断され得る。フィルタ14の含浸部46を適宜に調整することで、香味吸引物品10、香味吸引物品アッセンブリ100が使用前か否か、判断され得る。
 図3A及び図3Bに示すように、シガレット10は、例えば20本を1セットとして、所定の大きさの箱体(収納部)90に入れて香味吸引物品アッセンブリ(喫煙物品アッセンブリ)100として工場で生産され、国内で販売、又は、国外に輸出される。シガレット10のフィルタ14の第1端面52は、箱体90の開口90b側に配置されている。シガレット10のフィルタ14の第1端面52は、箱体90の開口90bにより、箱体90の外部に露出している。
 箱体90は、シガレット10の外径、及び、長さに合わせて、20本のシガレット10が並べて入れられた状態で隙間がほとんど存在しない状態に形成される本体90aと、本体90aに形成された開口90bとを有する。このため、箱体90に対する20本のシガレット10の位置は、所定の位置に決められる。したがって、箱体90に入れられた各シガレット10のフィルタ14の第1端面52の位置は、所定の位置にある。
 なお、箱体90の本体90aは、インナーフレーム、例えばアルミニウム製の内包紙、及び/又は、スペーサを含み得る。
 図3Aに示すように1つの箱体90に例えば20本のシガレット10を並べて入れる場合、例えば図3Bに示すようなプッシャアッセンブリ110を用いる。図3Bに示す例は、直線状にプッシャアッセンブリ110を動かし、箱体90に例えば20本のシガレット10を整列させて入れる例について示している。プッシャアッセンブリ110を直線状に動かす他、例えば、プッシャアッセンブリ110を適宜の位置を支点として回転させることで、箱体90に例えば20本のシガレット10を整列させて押圧するようにしてもよい。
 プッシャアッセンブリ110は、例えば、箱体90に入れられるシガレット10の数と同じ数のロッド(押圧部)112を有する。ロッド112は、箱体90に入ったシガレット10の整列状態と同じ状態に整列している。その他、プッシャアッセンブリ110は、例えば20本のロッド112が一体化していてもよい。この場合、プッシャアッセンブリ110は、各ロッド112が見分け可能でなく、ブロック状に形成されていてもよい。
 ロッド112の先端部114で、各シガレット10の第1端面52を箱体90に向けて押圧することで、例えば1つの箱体90に、例えば20本のシガレット10を収納することができる。
 ロッド112の先端部114には、含浸部(印影)46を形成する図柄(印面)が形成されている。ロッド112の先端部114には、食品添加物の一例として、例えばインクが付される。この状態で、各ロッド112の先端部114に、各シガレット10の第1端面52を当接させ、箱体90に対して、ロッド112を移動させる。このため、各ロッド112の先端部114で、各シガレット10のフィルタ14の第1端面52を箱体90に向けて押圧する。このため、箱体90にシガレット10が整列した状態で入れられる。そして、ロッド112の先端部114を、シガレット10の第1端面52から離す。このため、フィルタ14の第1端面52には、ロッド112の先端部114の図柄が転写され、含浸部46が形成されている。含浸部46を形成する図柄(印影)62は、ロッド112の先端部114に形成された図柄(印面)とは面対称となる。
 なお、ロッド112の先端部114でフィルタ14の第1端面52に含浸部46を形成する場合、ロッド112の先端部114からインクを染み出させてもよく、ロッド112の先端部114でシガレット10の第1端面52を押圧する前に、ロッド112の先端部114にインクを付けてもよい。
 インクは、第1端面52から第2端面54側に向かって長手軸Lに沿って染み込んでいき、含浸部46を形成する。フィルタプラグ32として例えばアセテートフィルタが採用される場合、インクは繊維に沿って染み込み、含浸部46を形成する。
 含浸部(含浸領域)46は、濾材42の第1端面52から、第2端面54に向かって第1距離D1の範囲に存在している。第1距離D1は、第1端面52と第2端面54との間の距離(フィルタプラグ32の長さ)D2よりも短い。
 図2Aに示す第1端面52では、含浸部46に付された色が最も濃い。図2Bに示すように、第1端面52よりも第2端面54側の適宜の位置では、含浸部46に付された色が、第1端面52よりも薄い。第1端面52から第2端面54に向かうにつれて、含浸部46の色は徐々に薄くなる。図2Cに示すように、第1端面52に対して距離D1よりも遠位で、距離D2よりも近位の位置では、含浸部46の色は認識されない。このため、含浸部46は、第1端面52側の一部に形成され、第2端面54には形成されていない。
 なお、フィルタプラグ32として、例えばアセテートフィルタを用いているため、第1端面52では繊維方向にインクが含浸されるほか、繊維方向に直交する方向にインクが含浸される。このため、第1端面52では、図柄にそれぞれ滲みが生じ得る。
 図4Aに示すように、箱体90には、例えば20本のシガレット10a-10tが収納されている。箱体90に20本のシガレット10a-10tが収納される際、又は、収納された後、各シガレット10a-10tのフィルタ14の第1端面52に、例えば図4Aに示すように、適宜の図柄62,64,66,68,70が転写される。
 プッシュロッド112の先端部114でフィルタ14の第1端面52に含浸部46をプリントする場合、プッシュロッド112の先端部114でフィルタ14の第1端面52を押す際に、フィルタ14の第1端面52に図柄62を付加する。このため、シガレット10の製造時間への影響がないか、ほとんどない。このため、シガレット10の製造時間の長時間化を防ぐことができる。
 図5Aには、シガレット10の第1端面52をロッド112の先端部114で押圧して、第1端面52に含浸部46の図柄(印影)62を付した例を示す。この場合、第1端面52には凹部がなく、平坦である。このため、フィルタ14の形状変化がないため、フィルタ14の再設計が不要である。
 図4Aに示すように、例えば、シガレット10c,10j,10l,10pの第1端面52には、十字の図柄62がプリントされている。図4Aに符号62で示す図柄は、図2Aに示す十字の図柄62と同じである。シガレット10a,10h,10k,10nの第1端面52には、太陽の図柄64がプリントされている。図柄64内は例えば赤色が付されている。例えばシガレット10b,10i,10m,10oの第1端面52には、スマイルの図柄66がプリントされている。図柄66は、長手軸Lに直交する適宜の仮想軸に対して対称である。図柄66内は例えば緑色が付されている。シガレット10d,10e,10q,10rの第1端面52には、月の図柄68がプリントされている。図柄68は、長手軸Lに直交する適宜の仮想軸に対して対称である。図柄68内は例えば黄色が付されている。シガレット10f,10g,10s,10tの第1端面52には、雷の図柄70がプリントされている。図柄70は、中心(中心軸)Lに対して非対称であるとともに、長手軸Lに直交する適宜の仮想軸に対して非対称である。図柄70内は例えばオレンジ色が付されている。このため、含浸部46として付される図柄は、長手軸Lに対して対称であっても非対称であってもよい。また、含浸部46として付される図柄は、長手軸Lに直交する適宜の仮想軸に対して対称であっても非対称であってもよい。
 フィルタ14の第1端面52に図柄62,64,66,68,70を付したシガレット10a-10tは、それぞれ、視覚を通じて需要者(消費者)に美感を生じさせることができるものであることが好適である。
 これら図柄62,64,66,68,70は、一例として、品質保証機能を発揮する。正規品製造者は、類似品が出回ることを考慮して、製造年月及び/又は製造工場により、適宜の図柄を作成し、プリントすることができる。このため、正規品製造者は、流通しているシガレット10が模倣品か否か容易に判断することができる。また、シガレット10の消費者は、流通しているシガレット10が模倣品か正規品かを容易に判断することができる。
 シガレット10の正規品製造者が同じ図柄のプリントを付した模倣品が出回っていることを認識した場合、シガレット10の正規品製造者は、速やかに図柄を代えることができる。このため、正規品製造者及び/又は消費者は、第1端面52を視認することで、流通しているシガレット10が模倣品か正規品かを容易に判断することができる。
 太陽の図柄64が付されたシガレット10、スマイルの図柄66が付されたシガレット10、十字の図柄62が付されたシガレット10、月の図柄68が付されたシガレット10、雷の図柄70が付されたシガレット10は、それぞれ香味、タール量、ニコチン量が異なるものとする。太陽の図柄64が付されたシガレット10a,10h,10k,10nは互いに同一製品である。スマイルの図柄66が付されたシガレット10b,10i,10m,10oは互いに同一製品である。十字の図柄62が付されたシガレット10c,10j,10l,10pは互いに同一製品である。月の図柄68が付されたシガレット10d,10e,10q,10rは互いに同一製品である。雷の図柄70が付されたシガレット10f,10g,10s,10tは互いに同一製品である。例えば1つの箱体90に、複数種類のシガレット10を詰め合わせることができる。図4Aに示す例の場合、5種類のシガレット10を詰め合わせた、香味吸引物品群100aができている。これら図柄62,64,66,68,70は、一例として、品質表示機能を発揮する。例えば、スマイルの図柄66がプリントされたシガレット10b,10i,10m,10oのフィルタ14に香料カプセル80が存在するものとする。図柄66には、例えば青又は緑など、香料を連想させる色が付されていることが好適である。図柄70は、1本あたりのタール量及び/又はニコチン量が箱体90のシガレット10のうちで、最も多いことを連想させる形状及び/又は色が付されている。このように、シガレット10に付された図柄62,64,66,68,70は、そのシガレット10がどのような性質を示すのか消費者に認識させる品質表示機能を発揮する。すなわち、各シガレット10の含浸部46は、各シガレット(香味吸引物品)の製品特性を示すインジケータとなる。
 なお、香味吸引物品アッセンブリ100は、含浸部46の図柄が一部異なる(図4A参照)、又は、図柄がそれぞれ異なる、同一種類の例えば20本のシガレット10を、箱体90に詰めたものとしてもよい。
 第1端面52に含浸部46を形成するタイミングは、箱体90にシガレット10a-10tを入れる際を例にして説明したが、シガレット10a-10tを箱体90に入れた後、各第1端面52に図柄をプリントしてもよい。第1端面52へのプリント(含浸部46の製造方法)は、ロッド112の先端部114によるスタンプの他、スプレー(インクジェットプリント)であってもよい。
 スプレーを用いてフィルタ14の第1端面52に適宜の図柄をプリントする場合、製版代などの費用が不要である。このため、ロッド112の先端部114に版(印面)を作ることなく、容易に所望の図柄をプリントすることができる。また、第1端面52に多色の図柄をプリントする場合、適宜の低コストでプリントすることができる。また、スプレーを用いたプリントを行う場合、グラデーション、フルカラープリントで適宜の図柄をプリントすることができる。
 このように、フィルタ14の第1端面52に含浸部46として適宜の図柄を形成することで、製造コストを大きく上げずに、フィルタ14に美感性を発揮させることができる。
 また、本実施形態によれば、プッシュロッド112の先端部114の印面、又は、スプレーにより、フィルタ14の第1端面52に、対称/非対称の図柄にかかわらず、適宜の図柄をプリントすることができる。このとき、フィルタ14の第1端面52からインクを第2端面54に向けて含浸させるが、第1端面52の近傍のみ含浸させればよく、第2端面54にインクを到達させる必要がないため、インクコストを抑えることができる。
 箱体90に例えば20本のシガレット10を入れる際に含浸部46を形成する場合、及び、箱体90に例えば20本のシガレット10を入れた後に含浸部46を形成する場合にかかわらず、箱体90に対する含浸部46の図柄62,64,66,68,70の配置、向きを香味吸引物品アッセンブリ(喫煙物品アッセンブリ)100ごとに一致させることができる。
 なお、図柄62,64,66,68,70は、例えばコーポレートマークや、適宜のキャラクター等であってもよい。図柄62,64,66,68,70は無限に存在し得る。
 このように、本実施形態によれば、フィルタ14へのデザインを適宜に行い、消費者に対して、フィルタ14を含む香味吸引物品10の魅力を向上させることができる。以上説明したように、本実施形態によれば、再設計を不要とし、容易にデザインを付与可能なフィルタ14、香味吸引物品10、香味吸引物品アッセンブリ100、及び、香味吸引物品10の製造方法を提供することができる。
 なお、食品添加物として例えば金箔を用いる場合、例えばプッシャロッド112の先端部(印面)114に金箔を配し、フィルタ14の第1端面52に金箔を押圧することで、可食性インクを用いるのと同様に、第1端面52に金箔の一部を含浸させ、所定の図柄(印影)の含浸部46を形成することができる。このため、食品添加物は、液体に限らず、固体であってもよい。
 (第1変形例)
 第1実施形態の第1変形例について、図4Bを用いて説明する。含浸部46のインクの一例は、第1実施形態で説明したのと同様に、発色物質、及び/又は、着色物質である。以下、インクが可食性である場合を例として説明する。
 上述した実施形態では、各シガレット10にそれぞれ図柄を付す例について説明した。図4Bに示すように、香味吸引物品アッセンブリ100の一部のシガレット10には、図柄が付されていなくてもよい。図4Bに示す例では、例えば20本のシガレット10a-10tで、1つの図柄72を示すように、各第1端面52にプリントされている。図柄72は、例えば、シガレットから煙が出ている様子を示す。図柄72のうち、シガレットは、たばこ材料を含む位置に青色が、フィルタを含む位置に茶色が付されている。図柄72のうち、煙に相当する位置に銀色が付されている。
 図4B中、図柄が付されていないシガレット(第2香味吸引物品)10a,10b,10m,10n,10oは、含浸部46がない濾材(第2フィルタ本体)42と、濾材42の外周を巻く巻取紙44とを有するフィルタプラグ32を含む第2フィルタ14を有する。なお、図柄が付されていないシガレット(第2香味吸引物品)10a,10b,10m,10n,10oであっても、第1実施形態で説明したような、透明な可食性インク、すなわち食品添加物を含浸させてもよい。
 図4Bに示す例の場合、1種類のシガレット10を詰め合わせた、香味吸引物品群100bができている。香味吸引物品群100bの含浸部46は、全体として1つの図柄72を表す。香味吸引物品群100bの含浸部46は、全体として、複数の図柄を表してもよい。この場合、複数の図柄が例えば「+」及び「-」など、関連するものとユーザに連想させるものであることが好適である。
 図4Bに示す例によれば、再設計を不要とし、容易にデザインを付与可能なフィルタ14、香味吸引物品10、香味吸引物品アッセンブリ100、及び、香味吸引物品10の製造方法を提供することができる。
 (第2変形例)
 第1実施形態の第2変形例について、図5Bを用いて説明する。
 図5Aに示す例は、シガレット10の第1端面52をロッド112の先端部114で押圧して、第1端面52に含浸部46の図柄(印影)62を付した例を示す。第1端面52は凹部がなく、平坦である。この場合、第1端面52上において、図柄62は、凹んでいない。
 図5Bに示す例は、シガレット10の第1端面52をロッド112の先端部114で押圧して、第1端面52に含浸部46の図柄(印影)62を付した例を示す。この場合、第1端面52上において、図柄62は、凹部48を有する。第1端面52上の凹部48の凹み量は、例えば1mm以下である。この程度の凹みであれば、フィルタ14の外観及び性能に対する影響は無視できる。このように、フィルタ14の形状変化がほぼ無視できるほど小さいため、フィルタ14の再設計が不要である。
 このように、シガレット10の第1端面52をロッド112の先端部114で押圧して、第1端面52に含浸部46の図柄(印影)62を付す場合、図5Aに示すように、第1端面52が平面状を維持してもよく、図5Bに示すように、第1端面52に凹部48が形成されてもよい。
 なお、同じ図柄62(図2A参照)が付された同一製品においては、第1端面52に凹部48が存在するか否か、統一されることが好適である。また、第1端面52に凹部48が形成される場合、第1端面52での凹み量が略同一に統一されることが好適である。
 (第3変形例)
 第1実施形態の第3変形例について、図6を用いて説明する。
 図6に示すように、フィルタ14は、複数のフィルタプラグ(フィルタロッド)34,36を備えていてもよい。
 第1フィルタプラグ34は、濾材(第1フィルタ本体)42aと、巻取紙(筒状部)44aとを有する。第1フィルタプラグ34は、第1端面52と、第2端面54とを有する。第2フィルタプラグ36は、濾材(第2フィルタ本体)42bと、巻取紙(筒状部)44bとを有する。第2フィルタプラグ36は、第3端面56と、第4端面58とを有する。フィルタ14は、第1フィルタプラグ34の第2端面54の側に、第2フィルタプラグ36を有する。第2フィルタプラグ36の第3端面56は第1フィルタプラグ34の第2端面54に対向する。第2フィルタプラグ36の第3端面56は第1フィルタプラグ34の第2端面54に当接してもよい。第2フィルタプラグ36の第4端面58はたばこ材料22側にある。
 フィルタ14が複数のフィルタプラグ34,36を含む場合、吸口側のフィルタプラグ(第1フィルタ)34と、たばこ材料側のフィルタプラグ(第2フィルタ)36とは、同じ素材および構造を有していてもよいし、異なる素材および構造を有していてもよい。
 フィルタ14が2つのフィルタプラグ34,36を備えている場合、フィルタ14は、例えば、一方のフィルタプラグ34としてセルロースアセテートフィルタ又はチャコールフィルタを採用し、他方のフィルタプラグ36としてペーパフィルタを採用することができる。その他、フィルタ14は、例えば、一方のフィルタプラグ34として表面にギザギザの溝があるAFTフィルタを採用し、他方のフィルタプラグ36としてアセテートフィルタを採用することができる。
 このように、フィルタ14に含まれるフィルタプラグの数は、1つでもよく、複数でも良い。
 (第2実施形態)
 第2実施形態について図7を用いて説明する。この実施形態は各変形例を含む第1実施形態の変形例である。第1実施形態で説明した箱体90に対する後述する香味吸引物品210の配置、フィルタの図柄等は、第1実施形態で説明したものを用いることができる。
 香味吸引物品210は、非燃焼加熱型香味吸引物品を構成する部材の1つである。
 図7に示す香味吸引物品210は、加熱器とともに用いられる交換可能なカートリッジである。香味吸引物品210は、一方向に沿って延びる柱状形状を有する。
 図7に示すように、香味吸引物品210は、その一方の端部を形成する基材部212と、基材部212とは反対側の端部を形成する吸口部214とを有する。基材部212と吸口部214は、巻紙216によって連結されている。
 基材部212は、充填物222と、充填物222を巻装する第1巻紙224とを含む。
 充填物222は、例えば、たばこ材料と、エアロゾル源とを含む。
 エアロゾル源は、所定温度で加熱されてエアロゾルを発生する。エアロゾル源として、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、1,3-ブタンジオール、及びこれらの混合物を挙げることができる。充填物222中のエアロゾル源の含有量は、特に限定されず、十分な量のエアロゾルの発生と、良好な香味の付与の観点から、通常5質量%以上であり、好ましくは10質量%以上であり、また、通常50質量%以下であり、好ましくは25質量%以下である。
 充填物222は、香味源としてたばこ材料を含む。たばこ材料は、例えば、たばこ刻である。香味吸引物品210における充填物222の含有量は、基材部212が周囲長22mm、長さ20mmの場合、例えば、200~400mgであり、250~320mgであることが好ましい。充填物222の水分含有量は、例えば、8~18質量%であり、10~16質量%であることが好ましい。このような水分含有量とすると、巻染みの発生を抑制し、基材部212の製造時の巻上適性を良好にすることができる。
 吸口部214は、紙管部232と、これと隣り合ったフィルタ234とを有する。
 フィルタ234は、フィルタプラグ(第1フィルタプラグ)242と、中空プラグ(第2フィルタプラグ)244と、これらを覆うことにより連結している成形紙246とを有する。紙管部232は、紙を円筒形に巻いて形成された紙管であり、内側は空洞である。中空プラグ244は、紙管部232とフィルタプラグ242との間に配置されている。
 フィルタプラグ242は、濾材252と、濾材252を巻装する第1プラグ巻取紙(フィルタ巻取紙)254とを備える略円柱状である。濾材252は、例えばセルロースアセテートフィルタであることが好ましい。濾材252として、ペーパフィルタ又はチャコールフィルタを採用してもよい。
 なお、ノンラップフィルタとして、フィルタプラグ242を用いる場合、第1プラグ巻取紙(筒状部)254は、不要となり得る。
 フィルタプラグ242には、第1実施形態で説明したのと同様に、インク含浸部46が形成されている。含浸部46のインクは、フィルタプラグ242の濾材252の第1端面52を含み、第1端面52から、フィルタプラグ242の濾材252の第2端面54に向かって、適宜の距離D1の範囲に含浸されている。なお、含浸部46のインクは、フィルタプラグ242の第1端面52から距離D1を超える距離D2の位置にある濾材252の第2端面54には含浸されてない。
 中空プラグ244は、充填層262と、充填層262を巻装する第2プラグ巻取紙264とを備える。充填層262は、高密度に充填された繊維で構成されており、1つ又は複数のチャネル(中空部)を有する。1つ又は複数のチャネルの各々は、香味吸引物品210の長さ方向(以下、長手方向という)に延びている。そのため、吸引時は、空気やエアロゾルはチャネルのみを流れることになり、繊維間の隙間をほとんど流れない。香味吸引物品210において、フィルタプラグ242でのエアロゾル成分の濾過による減少を少なくしたいときには、フィルタプラグ242の長さを短くして中空プラグ244で置き換えることは、エアロゾルのデリバリ量を増大させるために有効である。
 フィルタ234は、図7に示すように複数のフィルタプラグ242,244を備えていてもよく、1つのフィルタプラグ242を備えていてもよい。例えば、フィルタ234は、中空プラグ244を省略し、フィルタプラグ242のみを備えていてもよい。即ち、紙管部232とフィルタプラグ242とを互いに隣接配置して吸口部214を形成することもできる。
 吸口部214は、紙管部232及びフィルタ234の2つのセグメントで形成されているが、吸口部214は1つのセグメントで形成されていてもよい。また、吸口部214は、3つ又はそれ以上のセグメントで形成されていてもよい。
 図示しないが、香味吸引物品210の通気抵抗を適宜調整するために、吸口部214に、開孔部を設けて外部からの空気を取り込む態様であってもよい。この場合、紙管部232に開孔部を設けることが望ましい。
 香味吸引物品210の長手方向の寸法、すなわち長さは、40~90mmであることが好ましく、50~75mmであることがより好ましく、50~60mmであることがさらに好ましい。香味吸引物品210の周囲長は、15~25mmであることが好ましく、17~24mmであることがより好ましく、20~23mmであることがさらに好ましい。また、香味吸引物品210において、基材部212の長さは20mm、紙管部232の長さは20mm、中空プラグ244の長さは8mm、フィルタプラグ242の長さは7mmであってよいが、これら個々のセグメントの長さは、製造適性、要求品質等に応じて、適宜変更できる。
 充填物222において用いるたばこ刻の大きさやその調製法については特に制限はない。例えば、乾燥したたばこ葉を、幅0.8~1.2mmに刻んだものを用いてもよい。また、乾燥したたばこ葉を平均粒径が20~200μm程度になるように粉砕して均一化したものをシート加工し、それを幅0.8~1.2mmに刻んだものを用いてもよい。さらに、上記のシート加工したものについて刻まずにギャザー加工したものをたばこ材料として用いてもよい。
 第1巻紙224及び第2巻紙216としては、それぞれ、シガレットで使用される巻紙及びチップペーパと同じものを使用することができる。また、第1プラグ巻取紙、第2プラグ巻取紙及び成形紙246としては、シガレットで使用される巻取紙と同じものを使用することができる。
 なお、フィルタ234は、複数のフィルタプラグ242,244を有する例について説明したが、単数のフィルタプラグ242のみであってもよい。
 (変形例)
 第2実施形態の変形例について図8及び図9を用いて説明する。
 香味吸引物品310は、非燃焼加熱型香味吸引物品を構成する部材の1つである。
 図8に示す香味吸引物品(カプセル)310は、加熱器とともに用いられる交換可能なカートリッジである。香味吸引物品310は、一方向に沿って延びる柱状形状を有する。
 図8に示すように、香味吸引物品310は、カプセル本体(筒状部)312と、カプセル本体312に封入されたたばこ材料314と、たばこ材料314が漏れ出すのを防止するフィルタ316と、カプセル本体312に対してフィルタ316を支持するリング状のキャップ(エンドピース)318とを有する。
 カプセル本体312は、一端(吸口側)に開口322を有し、他端(たばこ材料側)に網部324を有する。カプセル本体312は、フィルタ316が載置される段差326を有する。カプセル本体312の網部324は、例えば空気及び適宜の蒸気を通すが、たばこ材料314が漏れ出すのを防止するように、網目の大きさが調整されている。
 カプセル本体312は、樹脂材や紙材など、適宜の素材が用いられる。カプセル本体312及びキャップ318が樹脂材である場合、一部の素材がリサイクル可能であってもよい。
 フィルタ316は、空気及び適宜の蒸気を通すことが可能で、略円柱状に形成されている。フィルタ316は、例えばアセテートフィルタ(アセテートトウ)、ペーパフィルタ、AFTフィルタ等、適宜のものが用いられ得る。その他、フィルタ316は、適宜の硬さに形成される。
 たばこ材料314は、たばこ刻のほか、顆粒状のものが用いられる。
 フィルタ316は、第1端面52と第2端面54とを有する。フィルタ316の第1端面52には、インク含浸部46が形成されている。インク含浸部46は、フィルタ316を適宜の大きさの円柱状に形成する際に付してもよく、フィルタ316がカプセル本体312の段差326に載置される際に形成されてもよく、カプセル本体312にキャップ318が取り付けられた後、キャップ318の開口318aを通して第1端面52に付してもよい。
 インク含浸部46は、第1実施形態で説明したように、例えば、転写又はスプレー等で、適宜の図柄が付される。
 香味吸引物品アッセンブリ400は、香味吸引物品310が複数並べられた香味吸引物品群と、香味吸引物品群が入れられた収納部402とを有する。香味吸引物品310は、例えば図9に示すように香味吸引物品アッセンブリ400として複数(例えば5つ)がPTP(press through pack)包装シート(ブリスターパック)402に封入される。包装シート402は、アルミニウム箔で形成されていることが好適な台紙404と、プラスチック406とを有する。
 プラスチック406が透明である場合、製造者及び消費者は、台紙404に付される商品名や注意書き等に加えて、透明なプラスチック406を通して各香味吸引物品310のフィルタ316の第1端面52を視認可能である。
 プラスチック406が不透明である場合、製造者は、PTP包装シート402から香味吸引物品310を取り出したときに、香味吸引物品310のフィルタ316を視認することで、消費者に適宜の情報を与えることができる。
 以上説明したように、本実施形態によれば、容易にデザインを付与可能なフィルタ316、香味吸引物品310、香味吸引物品アッセンブリ400を提供することができる。
 なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。

Claims (17)

  1.  第1端面及び第2端面を有し、前記第1端面及び前記第2端面に交差する長手軸が規定される第1フィルタ本体と、
     前記第1フィルタ本体の前記第1端面と前記第2端面との間の、前記第1端面を含む前記第1端面の側に、発色物質及び/又は着色物質を含浸した含浸部と
     を有する、フィルタ。
  2.  前記含浸部は、前記第1フィルタ本体の前記第1端面から前記第2端面に向かって第1距離の範囲に存在し、
     前記第1距離は、前記第1端面と前記第2端面との間の距離よりも短い、請求項1に記載のフィルタ。
  3.  前記第1フィルタ本体の前記第2端面の側に、第2フィルタ本体を有し、
     前記第2フィルタ本体は、前記第2端面に対向する第3端面を有する、請求項1もしくは請求項2に記載のフィルタ。
  4.  前記第1端面において、中心が規定され、
     前記含浸部は、前記第1端面において、前記中心に対して非対称の図柄を有する、請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載のフィルタ。
  5.  前記発色物質及び/又は前記着色物質は、食品添加物を含む、請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載のフィルタ。
  6.  前記食品添加物は、香料成分を含む、請求項5に記載のフィルタ。
  7.  請求項1ないし請求項6のいずれか1に記載のフィルタを有し、
     前記フィルタの前記第1端面は、吸口側である、香味吸引物品。
  8.  前記含浸部は、各香味吸引物品の製品特性を示すインジケータとなる、請求項7に記載の香味吸引物品。
  9.  前記香味吸引物品は、喫煙物品、又は、非燃焼加熱型香味吸引物品である、請求項7もしくは請求項8に記載の香味吸引物品。
  10.  請求項7ないし請求項9のいずれか1に記載の香味吸引物品が複数並べられた香味吸引物品群と、
     前記香味吸引物品群が入れられた収納部と
     を有する、香味吸引物品アッセンブリ。
  11.  前記収納部は、本体と、前記本体に対して開口された開口とを有する箱体を含み、
     前記第1端面は前記箱体の前記開口により前記箱体の外部に露出し、
     前記香味吸引物品群の前記含浸部は、全体として1つ又は複数の図柄を表す、請求項10に記載の香味吸引物品アッセンブリ。
  12.  フィルタプラグを有する第2フィルタを有する第2香味吸引物品を有する、請求項11に記載の香味吸引物品アッセンブリ。
  13.  前記収納部は、台紙と、前記台紙との間に前記香味吸引物品を配置するプラスチックとを有する包装シートを有する、請求項10に記載の香味吸引物品アッセンブリ。
  14.  長手軸に沿って長い、フィルタプラグを作成すること、
     前記フィルタプラグを所望の長さに切断し、前記長手軸に交差する第1端面と第2端面とを作成すること、
     前記第1端面から前記長手軸に沿って前記第2端面に向けて発色物質及び/又は着色物質で前記第1端面の一部を含浸し含浸部を形成すること
     を含む、フィルタの製造方法。
  15.  前記第2端面の側に、ロッドを配置すること、
     前記フィルタと前記ロッドとをチップペーパで巻くこと、
     請求項14に記載のフィルタの製造方法を用いて前記フィルタを製造すること、
     を含む、香味吸引物品の製造方法。
  16.  長手軸に沿って長く、前記長手軸に交差する第1端面と第2端面とを有する香味吸引物品用のフィルタを含む、香味吸引物品を作成すること、
     前記香味吸引物品を所定の数並べること、
     前記第1端面から前記長手軸に沿って前記第2端面に向けて発色物質及び/又は着色物質で前記第1端面の一部を含浸し含浸部を形成しながら、並べた前記香味吸引物品を箱体に入れること
     を含む、香味吸引物品アッセンブリの製造方法。
  17.  長手軸に沿って長く、前記長手軸に交差する第1端面と第2端面とを有する香味吸引物品用のフィルタを含む、香味吸引物品を作成すること、
     前記香味吸引物品を所定の数並べること、並べた前記香味吸引物品を箱体に入れること、
     前記第1端面から前記長手軸に沿って前記第2端面に向けて発色物質及び/又は着色物質で前記第1端面の一部を含浸し含浸部を形成すること
     を含む、香味吸引物品アッセンブリの製造方法。
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