WO2020196569A1 - アンテナ装置 - Google Patents

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貴之 関口
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太陽誘電株式会社
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/28Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using a secondary device in the form of two or more substantially straight conductive elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

Definitions

  • the reflective portion includes an annular reflective element arranged coaxially with the antenna element, and the peripheral length of the reflective element may be longer than the peripheral length of the antenna element.
  • Each of the antenna elements 11A, 11B, and 11C is formed in an annular shape, and the center of the antenna element 11A, the center of the antenna element 11B, and the center of the antenna element 11C are all substantially coincident when viewed from the axial direction. ..
  • the antenna element 11A is arranged on the innermost side in the radial direction orthogonal to the axis direction.
  • the antenna element 11B is arranged outside the antenna element 11A so as to surround the antenna element 11A.
  • the antenna element 11C is arranged outside the antenna element 11B so as to surround the antenna element 11B. That is, the plurality of antenna elements 11 are arranged concentrically when viewed from the axial direction.
  • Each antenna element 11 is not limited to an annular shape, and may be, for example, a rectangular annular shape.
  • FIG. 6A is a diagram showing a radiation pattern of OAM waves in a conventional antenna device that does not have a waveguide and a reflection section.
  • FIG. 6B is a diagram showing a radiation pattern of an OAM wave in the antenna device 1 of FIG. 1 according to the present embodiment.
  • the radiation patterns of FIGS. 6A and 6B are simulation results when the OAM waves of the primary mode, the secondary mode, and the tertiary mode at 5.5 GHz are radiated.
  • the radius ratio is ⁇ 0.025 (that is, the radius of the waveguide element 21 is 0.975 times the radius of the antenna element 11, and the radius of the reflection element 31 is the radius of the antenna element 11. It can be confirmed that the impedance Z approaches 50 ⁇ when it is (025 times), and the directivity of the emitted electromagnetic wave is improved.
  • the antenna unit 10 includes a plurality of antenna elements 11, and each of the plurality of antenna elements 11 has a peripheral length that is an integral multiple of the wavelength ⁇ of the electromagnetic wave, and is coaxially arranged at the same position in the axial direction. It is located in. This makes it possible to simultaneously radiate a plurality of OAM mode electromagnetic waves.
  • the reflection unit 30 includes the same number of reflection elements 31 as the antenna elements 11, and each of the plurality of reflection elements 31 is coaxially arranged at the same position in the axis direction, and the nth reflection element 31 from the axis C side.
  • the peripheral length of the antenna element 11 is longer than the peripheral length of the nth antenna element 11 from the axis C side.
  • FIG. 11 shows the tertiary modes of not having the waveguide 20, having one waveguide 20, having five waveguides 20, and having nine waveguides 20. Radiation pattern is shown. As shown in FIG. 11, when there was only one waveguide 20, the peak angle was 42 ° and the peak gain was 6.24 dB. When there were five waveguides 20, the peak angle was 32 ° and the peak gain was 8.37 dB. Further, when the number of waveguides 20 was 9, the peak angle was 25 ° and the peak gain was 8.07 dB.
  • Antenna device 10 ... Antenna part, 11 (11A, 11B, 11C) ... Antenna element, 20 ... Waveguide part, 21 (21A, 21B, 21C) ... Waveguide element, 30 ... Reflection part, 31 ( 31A, 31B, 31C) ... Reflective element, C ... Axis core, ⁇ ... Waveguide.

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

OAM波の指向性向上を図ることが可能なアンテナ装置を提供する。アンテナ装置1は、電磁波の波長λの整数倍の周囲長を有する環状のアンテナエレメント11を含むアンテナ部10と、アンテナエレメント11の軸芯方向の一方側においてアンテナ部10から離間し、アンテナエレメント11と同軸上に配置された環状の導波エレメント21を含む導波部20と、軸芯方向における他方側においてアンテナ部10から離間して配置され、電磁波を反射する反射部30と、を備え、導波エレメント21の周囲長はアンテナエレメント11の周囲長より短い。

Description

アンテナ装置
 相互参照
 本出願は、日本国特許出願2019-063976(2019年3月28日出願)に基づく優先権を主張し、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
 本発明は、アンテナ装置に関する。
 無線通信技術の一つとして、軌道角運動量(Orbital Angular Momentum:OAM)を有する電磁波(すなわち、OAM波)を用いた技術が知られている。例えば、特許文献1には、OAM波を用いた無線通信のためのアンテナ装置が記載されている。
特開2017-228856号公報
 ところで、OAM波は、そのモードが高次になるほど放射角が大きくなり、指向性が低下することが知られている。このため、高次モードのOAM波を用いた場合、通信可能距離が短いという課題がある。
 本発明の目的の一つは、OAM波の指向性向上を図ることが可能なアンテナ装置を提供することである。本発明のこれ以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。
 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、電磁波の波長の整数倍の周囲長を有する環状のアンテナエレメントを含むアンテナ部と、アンテナエレメントの軸芯方向の一方側においてアンテナ部から離間し、アンテナエレメントと同軸上に配置された環状の導波エレメントを含む導波部と、軸芯方向における他方側においてアンテナ部から離間して配置され、電磁波を反射する反射部と、を備え、導波エレメントの周囲長はアンテナエレメントの周囲長より短い。
 このアンテナ装置は、導波部及び反射部を備えている。これにより、アンテナ部から放射される電磁波の放射角が小さくなるので、指向性の向上を図ることが可能である。
 本発明の一実施形態において、反射部は、アンテナエレメントと同軸上に配置された環状の反射エレメントを含み、反射エレメントの周囲長はアンテナエレメントの周囲長より長くてもよい。
 本発明の一実施形態において、軸芯方向におけるアンテナ部と導波部との間の距離、及び軸芯方向におけるアンテナ部と反射部との間の距離は、電磁波の波長の1/4であってもよい。
 本発明の一実施形態において、アンテナ部はアンテナエレメントを複数含み、複数のアンテナエレメントのそれぞれは、電磁波の波長に対して互いに異なる整数倍の周囲長を有し、且つ、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置されていてもよい。この構成によれば、複数のOAMモードの電磁波を同時に放射することが可能である。
 本発明の一実施形態において、導波部はアンテナエレメントと同数の導波エレメントを含み、複数の導波エレメントのそれぞれは、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、軸芯側からn番目の導波エレメントの周囲長は、軸芯側からn番目のアンテナエレメントの周囲長より短くてもよい。この構成によれば、複数のモードの電磁波のそれぞれに対して放射角を小さくすることができるので、複数のモードの電磁波の指向性の向上を図ることが可能である。
 本発明の一実施形態において、反射部はアンテナエレメントと同数の反射エレメントを含み、複数の反射エレメントのそれぞれは、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、軸芯側からn番目の反射エレメントの周囲長は、軸芯側からn番目のアンテナエレメントの周囲長より長くてもよい。この構成によれば、反射部が、複数のモードの電磁波のそれぞれに対応した反射エレメントを有しているので、複数のモードの電磁波の指向性の更なる向上を図ることが可能である。
 本発明の一実施形態において、軸芯側からn番目の導波エレメントの周囲長は、軸芯側からn番目のアンテナエレメントの周囲長の0.7倍~0.999倍であってもよい。この構成によれば、導波部によって効果的に電磁波を誘導することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。
 本発明の一実施形態において、軸芯側からn番目の反射エレメントの周囲長は、軸芯側からn番目のアンテナエレメントの周囲長の1.001倍~1.3倍であってもよい。この構成によれば、反射部によって効果的に電磁波を反射することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。
 本発明の一実施形態において、アンテナ装置は導波部を複数備え、隣り合う導波部の間の距離は、電磁波の波長の1/4であってもよい。この構成によれば、複数の導波部によって電磁波を誘導することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。
 本発明によれば、OAM波の指向性向上を図ることが可能なアンテナ装置が提供される。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を概略的に示す斜視図である。 図1のアンテナ装置のアンテナ部を概略的に示す上面図である。 図1のアンテナ装置の導波部を概略的に示す上面図である。 図1のアンテナ装置の反射部を概略的に示す上面図である。 図1のアンテナ装置を概略的に示す側面図である。 従来のアンテナ装置における放射パターンを示す図である。 図1のアンテナ装置における放射パターンを示す図である。 図1のアンテナ装置における1次モードの伝達特性を示す図である。 図1のアンテナ装置における2次モードの伝達特性を示す図である。 図1のアンテナ装置における3次モードの伝達特性を示す図である。 変形例に係るアンテナ装置を概略的に示す斜視図である。 変形例に係るアンテナ装置における放射パターンを説明するための図である。
 以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
 図1~図5を参照して、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1を概略的に示す図である。図2は、図1のアンテナ装置のアンテナ部を概略的に示す上面図である。図3は、図1のアンテナ装置の導波部を概略的に示す上面図である。図4は、図1のアンテナ装置の反射部を概略的に示す上面図である。図5は、図1のアンテナ装置を概略的に示す側面図である。
 図1に示されるアンテナ装置1は、軌道角運動量を有する電磁波(すなわち、OAM波)を用いた無線通信のための装置である。図1に示されるように、アンテナ装置1は、アンテナ部10と、導波部20と、反射部30と、基部40とを備えている。アンテナ部10、導波部20、及び反射部30は、例えば支持体41を介して基部40に固定されている。アンテナ部10、導波部20、及び反射部30は、それぞれ環状のエレメントを有している。導波部20は、アンテナ部10のエレメント(後述のアンテナエレメント11)の軸芯Cに沿った方向(軸芯方向)の一方側において当該アンテナ部10から離間して配置され、反射部30は、軸芯方向の他方側においてアンテナ部10から離間して配置されている。軸芯方向において、アンテナ部10と導波部20との間の距離は、例えば、電磁波の波長λの1/8~1/2程度とすることができる。軸芯方向において、アンテナ部10と反射部30との間の距離は、例えば、電磁波の波長λの1/8~1/2程度とすることができる。図示の実施形態では、軸芯方向におけるアンテナ部10と導波部20との間の距離、及び、アンテナ部10と反射部30との間の距離は、共に電磁波の波長λの1/4である(図5参照)。
 アンテナ部10は、無線通信に用いられる電磁波を放射又は受信する部分である。図1及び図2に示されるように、アンテナ部10は、複数の環状のアンテナエレメント11を備えている。複数のアンテナエレメント11のそれぞれは、電磁波の波長λに対して互いに異なる整数倍の周囲長を有している。軸芯方向において、複数のアンテナエレメント11は略同一の位置に配置されている。また、軸芯方向から見て、複数のアンテナエレメント11は、同一の軸芯C上に配置されている。このように、アンテナ部10が複数のアンテナエレメント11を有していることにより、異なるOAMモードの電磁波を多重伝送することができる。
 図示の実施形態では、アンテナ部10は、3つのアンテナエレメント11A,11B,11Cを有している。アンテナエレメント11Aの周囲長は電磁波の波長λと同一(すなわち、1倍)であり、1次モードのOAM波を放射する。アンテナエレメント11Bの周囲長は電磁波の波長λの2倍であり、2次モードのOAM波を放射する。アンテナエレメント11Cの周囲長は電磁波の波長λの3倍であり、3次モードのOAM波を放射する。アンテナエレメント11A,11B,11Cのそれぞれは円環状に構成されており、軸芯方向から見て、アンテナエレメント11Aの中心、アンテナエレメント11Bの中心、及びアンテナエレメント11Cの中心は全て略一致している。軸芯方向に直交する径方向において、アンテナエレメント11Aは最も内側に配置されている。アンテナエレメント11Bは、アンテナエレメント11Aを囲むように当該アンテナエレメント11Aの外側に配置されている。アンテナエレメント11Cは、アンテナエレメント11Bを囲むように当該アンテナエレメント11Bの外側に配置されている。すなわち、複数のアンテナエレメント11は、軸芯方向から見て、同心円状に配置されている。それぞれのアンテナエレメント11は円環状に限定されず、例えば矩形環状であってもよい。
 複数のアンテナエレメント11(アンテナエレメント11A,11B,11C)のそれぞれは、例えば長尺の導体によって構成されている。アンテナエレメント11の周囲長は、導体の長尺方向の寸法に相当する。アンテナエレメント11A,11B,11Cを構成する導体の幅d11は、それぞれのアンテナエレメント11A,11B,11Cのループ半径r11A,r11B,r11Cの1/10以下であることが好ましい。一例として、導体の幅d11(図2参照)は、約0.4mm~0.8mmとすることができる。導体の厚さh11(図5参照)は、約0.01mm~10mmとすることができる。図示の実施形態では、複数のアンテナエレメント11の導体の幅d及び導体の厚さh11は、全て略同一である。ここで、導体の幅とは軸芯方向に直交する径方向のであり、導体の厚さとは、寸法軸芯方向に沿った寸法である。図示の実施形態では、周波数5.5GHzの電磁波による無線通信を想定しており、アンテナエレメント11Aのループ半径r11Aは8.4mm、アンテナエレメント11Bのループ半径r11Bは17.2mm、アンテナエレメント1111Cのループ半径r11Cは25.9mmである。アンテナエレメント11A,11B,11Cの導体の幅d11は0.4mmであり、アンテナエレメント11A,11B,11Cの導体の厚さh11は0.1mmである。なお、複数のアンテナエレメント11の導体の幅d11は全て略同一でなくてもよい。例えば、各アンテナエレメント11ごとに、径方向の外側に向かうにつれて導体の幅d11が大きくなっていてもよい。
 複数のアンテナエレメント11のそれぞれには、給電部12が設けられている。給電部12は、アンテナエレメント11の導体の一端と他端との間が非導通状態で近接した部分である。給電部12は、信号生成部50(図2参照)と電気的に接続されており、それぞれのアンテナエレメント11の導体の一端には、例えば同軸ケーブル等を介して信号生成部からの信号が供給される。それぞれのアンテナエレメントの導体の他端は、GNDに接続される。なお、それぞれのアンテナエレメント11の導体の一端及び他端には、互いに逆極性の作動信号が信号生成部50から供給されてもよい。図示の実施形態では、アンテナエレメント11A,11B,11Cの給電部12A,12B,12Cの幅(すなわち、導体の一端と他端との間の距離)は全て略同一であり、0.2mmとされている。
 導波部20は、電磁波を誘導する機能を有する部分である。アンテナ装置1を電磁波の送信に用いる場合、導波部20はアンテナ部10から放射された電磁波を放射方向(すなわち、軸芯方向におけるアンテナ部10の一方側)に誘導する。図1及び図3に示されるように、導波部20は、複数の環状の導波エレメント21を備えている。導波エレメント21の数は、アンテナエレメント11の数と同一である。軸芯方向において、複数の導波エレメント21は略同一の位置に配置されている。また、軸芯方向から見て、複数の導波エレメント21は、同一の軸芯C上に配置されている。
 図示の実施形態では、導波部20は、3つの導波エレメント21A,21B,21Cを有している。導波エレメント21A,21B,21Cのそれぞれは円環状に構成されており、軸芯方向から見て、導波エレメント21Aの中心、導波エレメント21Bの中心、及び導波エレメント21Cの中心は全て略一致している。また、軸芯方向から見て、導波エレメント21A,21B,21Cの中心は、アンテナエレメント11A,11B,11Cの中心と略一致している。軸芯方向に直交する径方向において、導波エレメント21Aは最も内側に配置されている。導波エレメント21Bは、導波エレメント21Aの外側に配置され、導波エレメント21Cは、導波エレメント21Bの外側に配置されている。すなわち、複数の導波エレメント21は、複数のアンテナエレメント11と同様に、同心円状に配置されている。それぞれの導波エレメント21の形状は、アンテナエレメント11と同様の形状であればよく、円環状に限定されない。例えば、アンテナエレメント11が矩形環状である場合には、導波エレメント21も矩形環状とすることができる。
 複数の導波エレメント21のそれぞれは、アンテナエレメント11と同様に例えば長尺の導体によって構成されているが、給電部を有していない点でアンテナエレメント11と異なっている。導波エレメント21の周囲長は、当該導波エレメント21を構成する導体の長尺方向の寸法に相当する。一例として、導波エレメント21を構成する導体の幅d21(図3参照)は、アンテナエレメント11を構成する導体の幅d11と同様に、約0.4mm~0.8mmとすることができる。また、導波エレメント21を構成する導体の厚さh21(図5参照)は、アンテナエレメント11を構成する導体の厚さh11と同様に、約0.01mm~10mmとすることができる。図示の実施形態では、それぞれの導波エレメント21の導体の幅d21及び導体の厚さh21は略同一であり、導波エレメント21A,21B,21Cの導体の幅d21は0.4mm、導波エレメント21A,21B,21Cの導体の厚さh21は0.1mmである。
 軸芯C側からn番目の導波エレメント21の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長より短くなっている。より具体的に、軸芯C側からn番目の導波エレメント21の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長の0.7倍~0.999倍である。図示の実施形態では、導波エレメント21A,21B,21Cの周囲長は、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの周囲長の0.975倍である。換言すると、導波エレメント21A,21B,21Cの半径r21A,r21B,r21Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの0.975倍である。
 反射部30は、電磁波を反射する機能を有する部分である。アンテナ装置1を電磁波の送信に用いる場合、反射部30は、アンテナ部10から軸芯方向の他方側(すなわち、放射方向の反対側)に放射された電磁波を放射方向に反射する。図1及び図4に示されるように、反射部30は、複数の環状の導波エレメント31を備えている。反射エレメント31の数は、アンテナエレメント11の数と同一である。軸芯方向において、複数の反射エレメント31は略同一の位置に配置されている。また、軸芯方向から見て、複数の反射エレメント31は、同一の軸芯C上に配置されている。
 図示の実施形態では、反射部30は、3つの反射エレメント31A,31B,31Cを有している。反射エレメント31A,31B,31Cのそれぞれは円環状に構成されており、軸芯方向から見て、反射エレメント31Aの中心、反射エレメント31Bの中心、及び反射エレメント31Cの中心は全て略一致している。また、軸芯方向から見て、反射エレメント31A,31B,31Cの中心は、アンテナエレメント11A,11B,11Cの中心、及び導波エレメント21A,21B,21Cの中心と略一致している。軸芯方向に直交する径方向において、反射エレメント31Aは最も内側に配置されている。反射エレメント31Bは、反射エレメント31Aの外側に配置され、反射エレメント31Cは、反射エレメント31Bの外側に配置されている。すなわち、複数の反射エレメント31は、複数のアンテナエレメント11と同様に、同心円状に配置されている。それぞれの反射エレメント31の形状は、円環状に限定されない。例えば、アンテナエレメント11が矩形環状である場合には、導波エレメント21も矩形環状とすることができる。
 複数の反射エレメント31のそれぞれは、アンテナエレメント11と同様に、例えば長尺の導体によって構成されているが、給電部を有していない点でアンテナエレメント11と異なっている。反射エレメント31の周囲長は、当該反射エレメント31を構成する導体の長尺方向の寸法に相当する。一例として、反射エレメント31を構成する導体の幅d31(図3参照)は、アンテナエレメント11を構成する導体の幅d11と同様に、約0.4mm~0.8mmとすることができる。また、反射エレメント31を構成する導体の厚さh31(図5参照)は、アンテナエレメント11を構成する導体の厚さh11と同様に、約0.01mm~10mmとすることができる。図示の実施形態では、それぞれの反射エレメント31の導体の幅d31及び導体の厚さh31は略同一であり、反射エレメント31A,31B,31Cの導体の幅d31は0.4mm、反射エレメント31A,31B,31Cの導体の厚さh31は0.1mmである。
 軸芯C側からn番目の反射エレメント31の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長より長くなっている。より具体的に、軸芯C側からn番目の反射エレメント31の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長の1.001倍~1.3倍とすることができる。図示の実施形態では、反射エレメント31A,31B,31Cの周囲長は、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの周囲長の1.025倍である。換言すると、反射エレメント31A,31B,31Cの半径r31A,r31B,r31Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの1.025倍である。
 図示の実施形態では、反射部30が環状の反射エレメント31を有する例について説明したが、反射部30は、例えば金属板等によって構成されていてもよい。また、反射部30は、電磁波の周波数λを透過しないメッシュパターン又はスリットパターンを有する板状部材であってもよい。
 次に、図6A及び図6Bを参照して、導波部20及び反射部30による効果について説明する。図6Aは、導波部及び反射部を備えていない従来のアンテナ装置におけるOAM波の放射パターンを示す図である。図6Bは、本実施形態に係る図1のアンテナ装置1におけるOAM波の放射パターンを示す図である。図6A及び図6Bの放射パターンは、5.5GHzにおける1次モード、2次モード、及び3次モードのOAM波を放射した場合のシミュレーション結果である。このシミュレーションでは、アンテナエレメント11Aのループ半径を8.4mm、アンテナエレメント11Bのループ半径を17.2mm、アンテナエレメント11Cのループ半径を25.9mmとし、アンテナ部10と導波部20との間の距離、及びアンテナ部10と反射部30との間の距離は波長λの1/4(13.625mm)とした。導波エレメント21A,21B,21Cの半径r21A,r21B,r21Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの0.975倍とした。反射エレメント31A,31B,31Cの半径r31A,r31B,r31Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの1.025倍とした。シミュレーションには、有限要素法電磁界シミュレータであるHFSS ver.18.2.0(ANSYS社)を使用した。
 図6Aに示されるように、従来のアンテナ装置におけるOAM波の放射パターンでは、1次モードのピーク角度は0°であり、ピークゲインは6.15dBであった。2次モードでは、ピーク角度は43°であり、ピークゲインは1.73dBであった。3次モードでは、ピーク角度は48°であり、ピークゲインは1.60dBであった。この結果から、OAM波の放射パターンでは、高次モードになるにつれてピーク角度(すなわち放射角)が大きくなることが確認できる。また、高次モードになるほど、ピークゲインが低下していることが確認できる。したがって、OAM波の放射パターンでは、高次モードになるにつれて指向性が低下し、長距離での無線通信が困難になることがわかる。
 これに対し、本実施形態に係るアンテナ装置1におけるOAMの放射パターンでは、1次モードのピーク角度は0°であり、ピークゲインは103dBであった。2次モードでは、ピーク角度は34°であり、ピークゲインは7.64dBであった。3次モードでは、ピーク角度は41°であり、ピークゲインは6.71dBであった。このように、本実施形態に係るアンテナ装置1では、従来のアンテナ装置に比べ、高次モード(2次モード及び3次モード)におけるピーク角度が小さくなっていることが確認できる。また、全てのモードにおいて、ピークゲインが大きくなっていることが確認できる。したがって、導波部20及び反射部30により、全てのOAMモードにおいて放射パターンの指向性が向上していることがわかる。
 次に、図7~図9を参照して、図1のアンテナ装置1における各OAMモードの伝達特性について説明する。図7は、1次モードにおける伝達特性を示す図である。図8は、2次モードにおける伝達特性を示す図である。図9は、3次モードにおける伝達特性を示す図である。図7~図9に示されるデータは、図1に示されるアンテナ装置1を2つ準備し、一方を送信に使用し、他方を受信に使用した場合のシミュレーション結果である。2つのアンテナ装置1は、それぞれの導波部20が互いに向かうように配置された。2つのアンテナ装置1の間の距離(すなわち伝送距離)は100mmとした。また、このシミュレーションでは、それぞれのアンテナ装置1のアンテナエレメント11Aのループ半径を8.4mm、アンテナエレメント11Bのループ半径を17.2mm、アンテナエレメント11Cのループ半径を25.9mmとし、アンテナ部10と導波部20との間の距離、及びアンテナ部10と反射部30との間の距離は波長λの1/4(13.625mm)とした。導波エレメント21A,21B,21Cの半径r21A,r21B,r21Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの0.975倍とした。反射エレメント31A,31B,31Cの半径r31A,r31B,r31Cは、それぞれ、アンテナエレメント11A,11B,11Cの半径r11A,r11B,r11Cの1.025倍とした。シミュレーションには、有限要素法電磁界シミュレータであるHFSS ver.18.2.0(ANSYS社)を使用した。
 図7の一点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Aから放射された1次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11Aで受信した場合の伝達特性を示している。図7の実線は、送信側のアンテナエレメント11Aから放射された1次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11B(2次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。図7の二点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Aから放射された1次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11C(3次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。
 図7に示されるように、周波数5.5GHz付近において、送信側のアンテナエレメント11Aと受信側のアンテナエレメント11Aとの間の伝達特性は、送信側のアンテナエレメント11Aと受信側のアンテナエレメント11Bとの間の伝達特性、及び送信側のアンテナエレメント11Aと受信側のアンテナエレメント11Cとの間の伝達特性に比べ、十分に大きなゲインが得られていることがわかる。この結果から、1次モードのOAM波の通信と、他のモードのOAM波の通信との区別が可能であることが確認できる。
 図8の一点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Bから放射された2次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11Aで受信した場合の伝達特性を示している。図8の実線は、送信側のアンテナエレメント11Bから放射された2次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11B(2次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。図8の二点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Bから放射された2次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11C(3次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。
 図8に示されるように、周波数5.5GHz付近において、送信側のアンテナエレメント11Bと受信側のアンテナエレメント11Bとの間の伝達特性は、送信側のアンテナエレメント11Bと受信側のアンテナエレメント11Aとの間の伝達特性、及び送信側のアンテナエレメント11Bと受信側のアンテナエレメント11Cとの間の伝達特性に比べ、十分に大きなゲインが得られていることがわかる。この結果から、2次モードのOAM波の通信と、他のモードのOAM波の通信との区別が可能であることが確認できる。
 図9の一点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Cから放射された3次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11Aで受信した場合の伝達特性を示している。図9の実線は、送信側のアンテナエレメント11Cから放射された3次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11A(1次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。図8の二点鎖線は、送信側のアンテナエレメント11Cから放射された3次モードのOAM波を、受信側のアンテナエレメント11B(2次モードに対応)で受信した場合の伝達特性を示している。
 図9に示されるように、周波数5.5GHz付近において、送信側のアンテナエレメント11Cと受信側のアンテナエレメント11Cとの間の伝達特性は、送信側のアンテナエレメント11Cと受信側のアンテナエレメント11Aとの間の伝達特性、及び送信側のアンテナエレメント11Cと受信側のアンテナエレメント11Bとの間の伝達特性に比べ、十分に大きなゲインが得られていることがわかる。この結果から、3次モードのOAM波の通信と、他のモードのOAM波の通信との区別が可能であることが確認できる。
 以上の図7~図9に示される結果から、全てのOAMモードにおいて、所望のモードの通信と他のモードの通信とを区別できることがわかる。したがって、導波部20及び反射部30によってOAM情報が損なわれず、OAMモードが混在した電磁波から、それぞれのOAMモードの信号を分離可能であることがわかる。
 次に、アンテナエレメント11と導波エレメント21との半径比、及び、アンテナエレメント11と反射エレメント31との半径比について説明する。表1は、アンテナエレメント11に対する導波エレメント21及び反射エレメント31の半径比を変化させた場合のインピーダンスZを示している。なお、表1における半径比は、アンテナエレメント11の半径を基準とした場合の比率を示している。例えば、半径比が±0.050である場合には、導波エレメント21の半径がアンテナエレメント11の半径の0.950倍、反射エレメント31の半径がアンテナエレメント11の半径の1.050倍であることを示している。表1に示されるように、半径比が±0.025(すなわち、導波エレメント21の半径がアンテナエレメント11の半径の0.975倍、反射エレメント31の半径がアンテナエレメント11の半径の1.025倍)であるときにインピーダンスZが50Ωに近づき、放射される電磁波の指向性が向上することが確認できる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 以上説明したように、アンテナ装置1は、導波部20及び反射部30を備えている。これにより、アンテナ部10から放射される電磁波の放射角が小さくなるので、指向性の向上を図ることが可能である。また、例えば、誘電体レンズ等を用いる場合に比べ、より簡単な構成で電磁波の指向性の向上を図ることができるので、アンテナ装置1を容易に製造することが可能である。
 アンテナ部10はアンテナエレメント11を複数含み、複数のアンテナエレメント11のそれぞれは、電磁波の波長λに対して互いに異なる整数倍の周囲長を有し、且つ、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置されていている。これにより、複数のOAMモードの電磁波を同時に放射することが可能である。
 導波部20はアンテナエレメント11と同数の導波エレメント21を含み、複数の導波エレメント21のそれぞれは、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、軸芯C側からn番目の導波エレメント21の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長より短い。これにより、複数のモードの電磁波のそれぞれに対して放射角を小さくすることができるので、複数のモードの電磁波の指向性の向上を図ることが可能である。
 反射部30はアンテナエレメント11と同数の反射エレメント31を含み、複数の反射エレメント31のそれぞれは、軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、軸芯C側からn番目の反射エレメント31の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長より長い。このように、反射部30が複数のモードの電磁波のそれぞれに対応した反射エレメント31を有しているので、複数のモードの電磁波の指向性の更なる向上を図ることが可能である。
 軸芯C側からn番目の導波エレメント21の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長の0.7倍~0.999倍である。これにより、導波部20によって効果的に電磁波を誘導することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。
 軸芯C側からn番目の反射エレメント31の周囲長は、軸芯C側からn番目のアンテナエレメント11の周囲長の1.001倍~1.3倍である。これにより、反射部30によって効果的に電磁波を反射することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。
 次に、図10及び図11を参照して変形例に係るアンテナ装置2について説明する。図10は、係るアンテナ装置2を概略的に示す斜視図である。図11は、変形例に係るアンテナ装置2における放射パターンを説明するための図である。
 図10に示されるように、変形例に係るアンテナ装置2は、アンテナ装置1と同様に、アンテナ部10と、導波部20と、反射部30とを備えている。アンテナ装置2がアンテナ装置1と相違する点は、導波部20を複数備えている点である。それぞれの導波部20は、アンテナ装置1の導波部20と同様に、複数の導波エレメント21を備えている。図10では、アンテナ装置2が5つの導波部20を備え、それぞれの導波部20が3つの導波エレメント21A,21B,21Cを有している実施形態を示している。軸芯方向における複数の導波部0の間の距離は、全て電磁波の波長λの1/4である。
 アンテナ装置2においては、複数の導波部20によって電磁波を誘導することができるので、指向性を更に向上させることが可能である。図11には、導波部20を有しない場合、1つの導波部20を有する場合、5つの導波部20を有する場合、及び9つの導波部20を有する場合のそれぞれの3次モードの放射パターンが示されている。図11に示されるように、導波部20が1つである場合のピーク角度は42°であり、ピークゲインは6.24dBであった。導波部20が5つである場合のピーク角度は32°であり、ピークゲインは8.37dBであった。また、導波部20が9つである場合のピーク角度は25°であり、ピークゲインは8.07dBであった。以上の結果から、導波部20の数が増えるにつれてピーク角度(すなわち放射角)が減少し、指向性が向上することが確認できる。また、複数の導波部20を用いることにより、導波部20が1つである場合に比べてピークゲインを大きくできることが確認できる。
 上記の実施形態では、アンテナ部10が3つのアンテナエレメント11を有する場合を例に説明したが、アンテナ部10が有するアンテナエレメント11の数は特に限定されない。また、上記の実施形態では、アンテナエレメント11の周囲長が波長λの1倍、2倍、3倍・・・と順に1倍ずつ増加する場合を例に説明したが、アンテナエレメント11の周囲長は、例えば2倍ずつ増加してもよい。また、波長λに対するアンテナエレメント11の周囲長の増加倍率は一定でなくてもよい。例えば、アンテナエレメント11Aの周囲長は波長λの1倍、アンテナエレメント11Bの周囲長は波長λの3倍、アンテナエレメント11Cの周囲長は波長λの7倍であってもよい。
 本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
 1,2…アンテナ装置、10…アンテナ部、11(11A,11B,11C)…アンテナエレメント、20…導波部、21(21A,21B,21C)…導波エレメント、30…反射部、31(31A,31B,31C)…反射エレメント、C…軸芯、λ…波長。

Claims (9)

  1.  電磁波の波長の整数倍の周囲長を有する環状のアンテナエレメントを含むアンテナ部と、
     前記アンテナエレメントの軸芯方向の一方側において前記アンテナ部から離間し、前記アンテナエレメントと同軸上に配置された環状の導波エレメントを含む導波部と、
     前記軸芯方向における他方側において前記アンテナ部から離間して配置され、前記電磁波を反射する反射部と、を備え、
     前記導波エレメントの周囲長は前記アンテナエレメントの周囲長より短い、アンテナ装置。
  2.  前記反射部は、前記アンテナエレメントと同軸上に配置された環状の反射エレメントを含み、
     前記反射エレメントの周囲長は前記アンテナエレメントの周囲長より長い、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3.  前記軸芯方向における前記アンテナ部と前記導波部との間の距離、及び前記軸芯方向における前記アンテナ部と前記反射部との間の距離は、前記電磁波の波長の1/4である、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4.  前記アンテナ部は前記アンテナエレメントを複数含み、
     複数の前記アンテナエレメントのそれぞれは、前記電磁波の波長に対して互いに異なる整数倍の周囲長を有し、且つ、前記軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置されている、請求項1~3の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  5.  前記導波部は前記アンテナエレメントと同数の前記導波エレメントを含み、
     複数の前記導波エレメントのそれぞれは、前記軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、
     前記軸芯側からn番目の前記導波エレメントの周囲長は、前記軸芯側からn番目の前記アンテナエレメントの周囲長より短い、請求項4の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  6.  前記反射部は前記アンテナエレメントと同数の前記反射エレメントを含み、
     複数の前記反射エレメントのそれぞれは、前記軸芯方向における同一の位置において同軸上に配置され、
     前記軸芯側からn番目の前記反射エレメントの周囲長は、前記軸芯側からn番目の前記アンテナエレメントの周囲長より長い、請求項4又は5の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  7.  前記軸芯側からn番目の前記導波エレメントの周囲長は、前記軸芯側からn番目の前記アンテナエレメントの周囲長の0.7倍~0.999倍である、請求項1~6の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  8.  前記軸芯側からn番目の前記反射エレメントの周囲長は、前記軸芯側からn番目の前記アンテナエレメントの周囲長の1.001倍~1.3倍である、請求項2~7の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  9.  前記導波部を複数備え、
     隣り合う前記導波部の間の距離は、前記電磁波の波長の1/4である、請求項1~8の何れか一項に記載のアンテナ装置。
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