WO2019189577A1 - ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
ディスプレイ装置1は、ディスプレイ5と、グランドプレート3と、透明アンテナ素子2a透明アンテナ素子2aとを備えている。グランドプレート3は、平面視でディスプレイ5に対応して設けられている。透明アンテナ素子2a透明アンテナ素子2aは、平面視でディスプレイ5の表示領域の一部に対応して配置されている。グランドプレート3は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する切り欠き部3aを有している。
Description
本発明は、ディスプレイ装置、特に、アンテナを有するディスプレイ装置に関する。
スマートホン、携帯電話、タブレット端末などの情報機器の入力装置としてタッチパネルが使用されている。また、これら情報機器は、無線通信(例えば、WiFi、GPS、Bluetooth(登録商標)、4G、LTE等)の送受信用アンテナを備えている(例えば、特許文献1を参照)。
アンテナは、感度を良好にする目的で例えば液晶ディスプレイの表示部の上側に、透明アンテナとして配置されることがある。
一方、アンテナは、送信用に用いられる場合は、十分な性能を発揮するためには、ディスプレイ、タッチパネル、筐体等の金属構造体との位置関係を十分に考慮する必要がある。なぜなら、金属構造体がアンテナに近接するとアンテナの送受信感度が低下してしまうからである。そして、近年は筐体が薄型構造となっているので、アンテナを他の部材から十分に離間させることが困難になっている。
一方、アンテナは、送信用に用いられる場合は、十分な性能を発揮するためには、ディスプレイ、タッチパネル、筐体等の金属構造体との位置関係を十分に考慮する必要がある。なぜなら、金属構造体がアンテナに近接するとアンテナの送受信感度が低下してしまうからである。そして、近年は筐体が薄型構造となっているので、アンテナを他の部材から十分に離間させることが困難になっている。
本発明の課題は、ディスプレイ装置において、アンテナの性能を高く維持することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るディスプレイ装置は、ディスプレイと、グランド層と、透明アンテナ素子とを備えている。
グランド層は、平面視でディスプレイに対応して設けられている。
透明アンテナ素子は、平面視でディスプレイの表示領域の一部に対応して配置されている。
グランド層は、平面視で透明アンテナ素子に対応する切り欠き部を有している。なお、「切り欠き部」とは、一部が欠落したような形状で存在しない部分をいう。「対応する」とは、少なくとも平面視で重なった部分があることを意味し、概ね同じ形状で概ね同じ位置に配置された場合を含む(以下、同じである)。
このディスプレイ装置では、グランド層が切り欠き部を有しているので、グランド層が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果、透明アンテナ素子の放射性能が向上する。
グランド層は、平面視でディスプレイに対応して設けられている。
透明アンテナ素子は、平面視でディスプレイの表示領域の一部に対応して配置されている。
グランド層は、平面視で透明アンテナ素子に対応する切り欠き部を有している。なお、「切り欠き部」とは、一部が欠落したような形状で存在しない部分をいう。「対応する」とは、少なくとも平面視で重なった部分があることを意味し、概ね同じ形状で概ね同じ位置に配置された場合を含む(以下、同じである)。
このディスプレイ装置では、グランド層が切り欠き部を有しているので、グランド層が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果、透明アンテナ素子の放射性能が向上する。
ディスプレイは有機ELディスプレイであってもよい。
有機ELディスプレイは、平面視で透明アンテナ素子に対応する電極欠落部を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、有機ELディスプレイが電極欠落部を有しているので、有機ELディスプレイの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
有機ELディスプレイは、平面視で透明アンテナ素子に対応する電極欠落部を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、有機ELディスプレイが電極欠落部を有しているので、有機ELディスプレイの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
ディスプレイ装置は、タッチセンサをさらに備えていてもよい。
タッチセンサは、平面視でディスプレイに対応して設けられていてもよい。
タッチセンサは、平面視で透明アンテナ素子に対応する電極非形成部を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、タッチセンサが電極非形成部を有しているので、タッチセンサの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
タッチセンサは、平面視でディスプレイに対応して設けられていてもよい。
タッチセンサは、平面視で透明アンテナ素子に対応する電極非形成部を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、タッチセンサが電極非形成部を有しているので、タッチセンサの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
ディスプレイ装置は、タッチセンサをさらに備えていてもよい。
タッチセンサは、平面視でディスプレイに対応して設けられていてもよい。
タッチセンサは、平面視で透明アンテナ素子に対応するダミー電極を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、タッチセンサがダミー電極を有しているので、タッチセンサの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
タッチセンサは、平面視でディスプレイに対応して設けられていてもよい。
タッチセンサは、平面視で透明アンテナ素子に対応するダミー電極を有していてもよい。
このディスプレイ装置では、タッチセンサがダミー電極を有しているので、タッチセンサの電極部が透明アンテナ素子の電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナの放射性能が向上する。
積層方向にタッチセンサ、ディスプレイ及びグランド層がこの順番で並んでいてもよい。
透明アンテナ素子は、タッチセンサのディスプレイと反対側に設けられていてもよい。
このディスプレイ装置では、透明アンテナ素子がディスプレイから積層方向に離れているので、アンテナの放射性能が向上する。
透明アンテナ素子は、タッチセンサのディスプレイと反対側に設けられていてもよい。
このディスプレイ装置では、透明アンテナ素子がディスプレイから積層方向に離れているので、アンテナの放射性能が向上する。
透明アンテナ素子は送信用であってもよい。
このディスプレイ装置では、送信用の透明アンテナ素子の放射性能が向上する。
このディスプレイ装置では、送信用の透明アンテナ素子の放射性能が向上する。
本発明に係るディスプレイ装置では、アンテナの性能が高く維持される。
1.第1実施形態
(1)基本構成
図1~図4を用いて、ディスプレイ装置1(ディスプレイ装置の一例)を説明する。図1は、第1実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図2は、第1実施形態に係るディスプレイ装置の模式的前面図である。図3は、ディスプレイ装置の模式的背面図である。図4は、図3の部分拡大図であり、アンテナ素子とグランドプレートの切り欠き部の位置関係を示す図である。
(1)基本構成
図1~図4を用いて、ディスプレイ装置1(ディスプレイ装置の一例)を説明する。図1は、第1実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図2は、第1実施形態に係るディスプレイ装置の模式的前面図である。図3は、ディスプレイ装置の模式的背面図である。図4は、図3の部分拡大図であり、アンテナ素子とグランドプレートの切り欠き部の位置関係を示す図である。
ディスプレイ装置1は、例えば、スマートホン、携帯電話、タブレット端末などの情報機器である。ディスプレイ装置1は、産業用機器、医療用機器、乗り物(自動車、電車、航空機など)の装置としても用いられる。
ディスプレイ装置1は、図1に示すように、アンテナ2と、グランドプレート3と、ディスプレイ5と、タッチセンサ7と、カバー部材9とを有している。グランドプレート3と、ディスプレイ5と、タッチセンサ7と、カバー部材9は、図1下側から上側に向けて上記の順番で積層されている。
なお、カバー部材9とタッチセンサ7との間には、基材シート11が設けられている。基材シート11は透明な透明プラスチックフィルムからなり、材質としてはポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂などなどが挙げられる。
ディスプレイ装置1は、図1に示すように、アンテナ2と、グランドプレート3と、ディスプレイ5と、タッチセンサ7と、カバー部材9とを有している。グランドプレート3と、ディスプレイ5と、タッチセンサ7と、カバー部材9は、図1下側から上側に向けて上記の順番で積層されている。
なお、カバー部材9とタッチセンサ7との間には、基材シート11が設けられている。基材シート11は透明な透明プラスチックフィルムからなり、材質としてはポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂などなどが挙げられる。
(2)アンテナ
アンテナ2は、図2に示すように、平面視においてカバー部材9の表示領域9cに配置された透明アンテナ素子2aを有している。透明アンテナ素子2a、透明導電膜で作成されている。透明導電膜は、例えば、インジウムスズ酸化物、亜鉛酸化物などからなる金属酸化物膜やチオフェンなどの導電性ポリマー膜、金属ナノワイヤやカーボンナノチューブなどを含む導電繊維膜である。なお、透明アンテナ素子2aは、平面視で一部がカバー部材9の額縁領域9dに重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。
透明アンテナ素子2aは、シート状の部材であり、基材シート11の上面に形成されている。透明アンテナ素子2aの平面形状は四角であるが、形状は特に限定されない。
アンテナ2は、図2に示すように、平面視においてカバー部材9の表示領域9cに配置された透明アンテナ素子2aを有している。透明アンテナ素子2a、透明導電膜で作成されている。透明導電膜は、例えば、インジウムスズ酸化物、亜鉛酸化物などからなる金属酸化物膜やチオフェンなどの導電性ポリマー膜、金属ナノワイヤやカーボンナノチューブなどを含む導電繊維膜である。なお、透明アンテナ素子2aは、平面視で一部がカバー部材9の額縁領域9dに重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。
透明アンテナ素子2aは、シート状の部材であり、基材シート11の上面に形成されている。透明アンテナ素子2aの平面形状は四角であるが、形状は特に限定されない。
アンテナ2は送受信用であり、したがって透明アンテナ素子2aは放射体として機能する。
透明アンテナ素子2aには、例えば、フレキシブルプレート、配線、ピン等の適宜組み合わせ(図示せず)によって有線で給電される。なお、透明アンテナ素子2aは、非接触給電(aperture coupled feed)によって給電されてもよい。非接触給電構造は、例えば、マイクロストリップ線路からなりアンテナ素子と容量性結合で接続される給電線路(図示せず)を有している。
透明アンテナ素子2aには、例えば、フレキシブルプレート、配線、ピン等の適宜組み合わせ(図示せず)によって有線で給電される。なお、透明アンテナ素子2aは、非接触給電(aperture coupled feed)によって給電されてもよい。非接触給電構造は、例えば、マイクロストリップ線路からなりアンテナ素子と容量性結合で接続される給電線路(図示せず)を有している。
透明アンテナ素子2aは、図1に示すように、タッチセンサ7のディスプレイ5と反対側に設けられている。このように透明アンテナ素子2aがディスプレイ5から積層方向に離れているので、アンテナ2の放射性能が向上する。
(3)グランドプレート
グランドプレート3(グランド層の一例)は、ディスプレイ装置1の裏面を構成する金属板である。つまり、グランドプレート3は、ディスプレイ5のタッチセンサ7と反対側に配置されている。
グランドプレート3は、平面視でディスプレイ5に対応して設けられている。つまり、グランドプレート3は、図3に示すように、平面視で全体的に、つまりベタ状に設けられている。
グランドプレート3は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する切り欠き部3aを有している。なお、「切り欠き部」とは、一部が欠落したような形状で存在しない部分をいう。「対応する」とは、少なくとも平面視で重なった部分があることを意味し、概ね同じ形状で概ね同じ位置に配置された場合を含む(以下、同じである)。
このようにグランドプレート3が切り欠き部3aを有しているので、グランドプレート3が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
グランドプレート3(グランド層の一例)は、ディスプレイ装置1の裏面を構成する金属板である。つまり、グランドプレート3は、ディスプレイ5のタッチセンサ7と反対側に配置されている。
グランドプレート3は、平面視でディスプレイ5に対応して設けられている。つまり、グランドプレート3は、図3に示すように、平面視で全体的に、つまりベタ状に設けられている。
グランドプレート3は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する切り欠き部3aを有している。なお、「切り欠き部」とは、一部が欠落したような形状で存在しない部分をいう。「対応する」とは、少なくとも平面視で重なった部分があることを意味し、概ね同じ形状で概ね同じ位置に配置された場合を含む(以下、同じである)。
このようにグランドプレート3が切り欠き部3aを有しているので、グランドプレート3が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
図3及び図4に示すように、切り欠き部3aは、グランドプレート3の縁に形成されており、そのため平面方向外側に開いている。また、切り欠き部3aは、矩形である。ただし、切り欠き部の形状及び位置は特に限定されない。
図3及び図4では、切り欠き部3aは透明アンテナ素子2aを囲んで透明アンテナ素子2aの全体に対応している。しかし、切り欠き部3aと透明アンテナ素子2aとの関係はこれに限定されておらず、両者が同じ面積及び同じ位置で対応していてもよいし、両者が部分的にずれて形成されていてもよい。
なお、切り欠き部3aが透明アンテナ素子2aに対して十分に大きく、透明アンテナ素子2aの縁が切り欠き部3aから離れていることが好ましい。
透明アンテナ素子2aの形状は切り欠き部3aの形状とは異なっていてもよい。例えば、切り欠き部3aが長方形であって、透明アンテナ素子2aが台形であってもよい。
図3及び図4では、切り欠き部3aは透明アンテナ素子2aを囲んで透明アンテナ素子2aの全体に対応している。しかし、切り欠き部3aと透明アンテナ素子2aとの関係はこれに限定されておらず、両者が同じ面積及び同じ位置で対応していてもよいし、両者が部分的にずれて形成されていてもよい。
なお、切り欠き部3aが透明アンテナ素子2aに対して十分に大きく、透明アンテナ素子2aの縁が切り欠き部3aから離れていることが好ましい。
透明アンテナ素子2aの形状は切り欠き部3aの形状とは異なっていてもよい。例えば、切り欠き部3aが長方形であって、透明アンテナ素子2aが台形であってもよい。
(4)ディスプレイ
ディスプレイ5(ディスプレイの一例)は、本実施形態では、有機ELディスプレイある。ディスプレイ5は、操作者に各種の情報を表示する。
ディスプレイ5は、図1上側の第1面5aと図1下側の第2面5bとを有している。ディスプレイ5は、グランドプレート3の図上方に配置されている。つまり、グランドプレート3はディスプレイ5の第2面5b側に配置されている。
ディスプレイ5(ディスプレイの一例)は、本実施形態では、有機ELディスプレイある。ディスプレイ5は、操作者に各種の情報を表示する。
ディスプレイ5は、図1上側の第1面5aと図1下側の第2面5bとを有している。ディスプレイ5は、グランドプレート3の図上方に配置されている。つまり、グランドプレート3はディスプレイ5の第2面5b側に配置されている。
図5を用いて、ディスプレイ5をさらに説明する。図5は、ディスプレイの模式的部分平面図である。
ディスプレイ5は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極欠落部5cを有している。したがって、ディスプレイ5の電極が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
ディスプレイ5は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極欠落部5cを有している。したがって、ディスプレイ5の電極が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
電極欠落部5cは、グランドプレート3の切り欠き部3aに対応する切り欠きである。この実施形態では、電極欠落部5cは切り欠き部3aと同じ形状及び同じ位置である。しかし、それらは互いに異なっていてもよい。
(5)タッチセンサ
タッチセンサ7(タッチセンサの一例)は、平面視でディスプレイ5に対応して設けられている。タッチセンサ7によって、操作者による各種の入力操作が可能である。タッチセンサ7は、例えば、静電容量方式である。
タッチセンサ7は、接着層(図示せず)を介してディスプレイ5の第1面5a上に積層されている。
タッチセンサ7(タッチセンサの一例)は、平面視でディスプレイ5に対応して設けられている。タッチセンサ7によって、操作者による各種の入力操作が可能である。タッチセンサ7は、例えば、静電容量方式である。
タッチセンサ7は、接着層(図示せず)を介してディスプレイ5の第1面5a上に積層されている。
タッチセンサ7は、図1上側の第1面7aと図1下側の第2面7bとを有している。
タッチセンサ7は、より詳細には、基材7cと、基材7cの上側に形成された第1電極7dと、基材7cの下側に形成された第2電極7eとを有している。
基材7cは、例えば、基材シート11と同じ材料からなる。
タッチセンサ7の第1電極7d及び第2電極7eは、透明導電膜からなり、材料は例えば透明アンテナ素子2aと同じである。
なお、上記の説明は一例であって、タッチセンサ7の電極の位置、形状、材料等は特に限定されない。
タッチセンサ7は、より詳細には、基材7cと、基材7cの上側に形成された第1電極7dと、基材7cの下側に形成された第2電極7eとを有している。
基材7cは、例えば、基材シート11と同じ材料からなる。
タッチセンサ7の第1電極7d及び第2電極7eは、透明導電膜からなり、材料は例えば透明アンテナ素子2aと同じである。
なお、上記の説明は一例であって、タッチセンサ7の電極の位置、形状、材料等は特に限定されない。
図6を用いて、透明アンテナ素子2aとタッチセンサ7の電極との位置関係を説明する。図6は、アンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
この実施形態では、透明アンテナ素子2aは、第1電極7dと平面視で重なっている。図示していないが、透明アンテナ素子2aは、第2電極7eとも平面視で重なっている。
この実施形態では、透明アンテナ素子2aは、第1電極7dと平面視で重なっている。図示していないが、透明アンテナ素子2aは、第2電極7eとも平面視で重なっている。
(6)カバー部材
カバー部材9は、基材シート11の上に積層されている。カバー部材9は、例えば、カバーガラスである。カバー部材9は、図1上側の第1面9aと図1下側の第2面9bとを有している。
カバー部材9は、接着層(図示せず)を介して基材シート11の上に積層されている。
カバー部材9は、図2に示すように、平面視で、表示領域9cと額縁領域9dとを有している。表示領域9cは、ディスプレイ5の表示部及びタッチセンサ7の複数の電極を含む操作領域に対応している。額縁領域9dは、ディスプレイ5の額縁部及びタッチセンサ7の額縁部に対応しており、表示領域9cの外周側にある。
カバー部材9は、基材シート11の上に積層されている。カバー部材9は、例えば、カバーガラスである。カバー部材9は、図1上側の第1面9aと図1下側の第2面9bとを有している。
カバー部材9は、接着層(図示せず)を介して基材シート11の上に積層されている。
カバー部材9は、図2に示すように、平面視で、表示領域9cと額縁領域9dとを有している。表示領域9cは、ディスプレイ5の表示部及びタッチセンサ7の複数の電極を含む操作領域に対応している。額縁領域9dは、ディスプレイ5の額縁部及びタッチセンサ7の額縁部に対応しており、表示領域9cの外周側にある。
(7)透明アンテナ素子の位置の詳細説明
透明アンテナ素子2aは、図2に示すように、平面視で、カバー部材9の表示領域9c(つまり、ディスプレイ5の表示領域でもある)の一部に対応する位置に配置されている。したがって、アンテナ特性向上のために特別な工夫をすることが好ましい。
この実施形態では、グランドプレート3が切り欠き部3aを有しているので、グランドプレート3が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
この実施形態では、ディスプレイ5が電極欠落部5cを有しているので、ディスプレイ5の電極が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
透明アンテナ素子2aは、図2に示すように、平面視で、カバー部材9の表示領域9c(つまり、ディスプレイ5の表示領域でもある)の一部に対応する位置に配置されている。したがって、アンテナ特性向上のために特別な工夫をすることが好ましい。
この実施形態では、グランドプレート3が切り欠き部3aを有しているので、グランドプレート3が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
この実施形態では、ディスプレイ5が電極欠落部5cを有しているので、ディスプレイ5の電極が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
この実施形態では、透明アンテナ素子2aは、ディスプレイ5から積層方向において最も離れた位置に設けられている。この場合、透明アンテナ素子2aが金属構造物の影響をより受けにくくなり、良好なアンテナ特性が得られる。
2.第2実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサのディスプレイ側に設けられていてもよい。
図7を用いて、そのような例を第2実施形態として説明する。図7は、第2実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。なお、基本的な構成は第1実施形態と同じであるので、以下は異なる点を中心に説明する(下記の第3~第14実施形態も同じである)。
ディスプレイ装置1Aにおいて、基材シート11は、ディスプレイ5とタッチセンサ7との間に配置されている。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7の図下側に位置している。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサのディスプレイ側に設けられていてもよい。
図7を用いて、そのような例を第2実施形態として説明する。図7は、第2実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。なお、基本的な構成は第1実施形態と同じであるので、以下は異なる点を中心に説明する(下記の第3~第14実施形態も同じである)。
ディスプレイ装置1Aにおいて、基材シート11は、ディスプレイ5とタッチセンサ7との間に配置されている。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7の図下側に位置している。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
3.第3実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はグランドプレートの下側に設けられていてもよい。
図8を用いて、そのような例を第3実施形態として説明する。図8は、第3実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Bにおいて、基材シート11は、グランドプレート3の図下側に設けられている。したがって、透明アンテナ素子2aは、グランドプレート3の図下側に位置している。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はグランドプレートの下側に設けられていてもよい。
図8を用いて、そのような例を第3実施形態として説明する。図8は、第3実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Bにおいて、基材シート11は、グランドプレート3の図下側に設けられている。したがって、透明アンテナ素子2aは、グランドプレート3の図下側に位置している。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
4.第4実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサの基材の片面に形成されていてもよい。
図9を用いて、そのような例を第4実施形態として説明する。図9は、第4実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Cにおいて、基材シートは設けられておらず、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Aに設けられている。具体的には、タッチセンサ7Aは、基材7cと、その上面に設けられた電極7fとを有している。透明アンテナ素子2aは、基材7cの下面に設けられている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサの基材の片面に形成されていてもよい。
図9を用いて、そのような例を第4実施形態として説明する。図9は、第4実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Cにおいて、基材シートは設けられておらず、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Aに設けられている。具体的には、タッチセンサ7Aは、基材7cと、その上面に設けられた電極7fとを有している。透明アンテナ素子2aは、基材7cの下面に設けられている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
5.第5実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサの基材の片面に形成されていてもよい。
図10を用いて、そのような例を第5実施形態として説明する。図10は、第5実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Dにおいて、基材シートは設けられておらず、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Bに設けられている。具体的には、タッチセンサ7Bは、基材7cと、その下面に設けられた電極7gとを有している。透明アンテナ素子2aは、基材7cの上面に設けられている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、アンテナ素子はタッチセンサの基材の片面に形成されていてもよい。
図10を用いて、そのような例を第5実施形態として説明する。図10は、第5実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Dにおいて、基材シートは設けられておらず、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Bに設けられている。具体的には、タッチセンサ7Bは、基材7cと、その下面に設けられた電極7gとを有している。透明アンテナ素子2aは、基材7cの上面に設けられている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
6.第6実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、ディスプレイがタッチセンサの上側に配置されていてもよい。
図11を用いて、そのような例を第6実施形態として説明する。図11は、第6実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Eは、第5実施形態に比べて、タッチセンサ7とディスプレイ5の積層方向位置関係が逆である。つまり、タッチセンサ7Bがディスプレイ5の図下側に配置されている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、ディスプレイがタッチセンサの上側に配置されていてもよい。
図11を用いて、そのような例を第6実施形態として説明する。図11は、第6実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Eは、第5実施形態に比べて、タッチセンサ7とディスプレイ5の積層方向位置関係が逆である。つまり、タッチセンサ7Bがディスプレイ5の図下側に配置されている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
7.第7実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、ディスプレイがタッチセンサの上側に配置されていてもよい。
図12を用いて、そのような例を第7実施形態として説明する。図12は、第7実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Fは、第6実施形態に比べて、タッチセンサ7Cの電極7gと透明アンテナ素子2aの積層方向位置関係が逆である。つまり、透明アンテナ素子2aはタッチセンサ7の基材7cの下面に形成されている。
この実施形態でも第6実施形態と同じ効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、ディスプレイがタッチセンサの上側に配置されていてもよい。
図12を用いて、そのような例を第7実施形態として説明する。図12は、第7実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Fは、第6実施形態に比べて、タッチセンサ7Cの電極7gと透明アンテナ素子2aの積層方向位置関係が逆である。つまり、透明アンテナ素子2aはタッチセンサ7の基材7cの下面に形成されている。
この実施形態でも第6実施形態と同じ効果が得られる。
8.第8実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置にダミー電極を有していてもよい。
図13及び図14を用いて、そのような例を第8実施形態として説明する。図13は、第8実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図14は、アンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置にダミー電極を有していてもよい。
図13及び図14を用いて、そのような例を第8実施形態として説明する。図13は、第8実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図14は、アンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ装置1Gにおいて、タッチセンサ7Dは、平面視で透明アンテナ素子2aに対応するダミー電極7hを有している。ダミー電極7hは、他の電極から電気的に切断された電極である。なお、電極同士の切断部は、図14の線Cの箇所である。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
この実施形態では、さらに、タッチセンサ7がダミー電極7hを有しているので、タッチセンサ7の電極7iが透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
この実施形態では、さらに、タッチセンサ7がダミー電極7hを有しているので、タッチセンサ7の電極7iが透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
9.第9実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置にダミー電極を有していてもよい。
図15を用いて、そのような例を第9実施形態として説明する。図15は、第9実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Hが第8実施形態と異なる点は、基材シート11がタッチセンサ7の下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7の下側にある。
この実施形態でも第8実施形態と同じ効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置にダミー電極を有していてもよい。
図15を用いて、そのような例を第9実施形態として説明する。図15は、第9実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Hが第8実施形態と異なる点は、基材シート11がタッチセンサ7の下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7の下側にある。
この実施形態でも第8実施形態と同じ効果が得られる。
10.第10実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置に電極非形成部を有していてもよい。
図16及び図17を用いて、そのような例を第10実施形態として説明する。図16は、第10実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図17は、アンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置に電極非形成部を有していてもよい。
図16及び図17を用いて、そのような例を第10実施形態として説明する。図16は、第10実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図17は、アンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ装置1Iにおいて、タッチセンサ7Eは、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極非形成部7jを有している。この実施形態では、図17に示すように、形成されなかった電極は、透明アンテナ素子2aに対応するものだけである。したがって、タッチセンサ7の電極7kが透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。なお、電極非形成部7jは、透明アンテナ素子2aとほぼ同じ位置でほぼ同じ形状であるが、電極非形成部7jは透明アンテナ素子2aより大きくてそれを囲んでいることが好ましい。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
図18を用いて、変形例を説明する。図18は、第10実施形態の変形例としてのアンテナ素子とタッチセンサの電極との関係を示す模式的平面図である。
タッチセンサ7は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極非形成部7lを有している。この変形例では、形成されなかった電極は透明アンテナ素子2aに対応するもの及びその周囲のものである。
タッチセンサ7は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極非形成部7lを有している。この変形例では、形成されなかった電極は透明アンテナ素子2aに対応するもの及びその周囲のものである。
11.第11実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置に電極非形成部を有していてもよい。
図19を用いて、そのような例を第11実施形態として説明する。図19は、第11実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Jが第10実施形態と異なる点は、基材シート11がタッチセンサ7Eの下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Eの下側にある。
この実施形態も第10実施形態と同じ効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは、アンテナ素子に平面視で対応する位置に電極非形成部を有していてもよい。
図19を用いて、そのような例を第11実施形態として説明する。図19は、第11実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Jが第10実施形態と異なる点は、基材シート11がタッチセンサ7Eの下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Eの下側にある。
この実施形態も第10実施形態と同じ効果が得られる。
12.第12実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは設けられていなくてもよい。
図20を用いて、そのような例を第12実施形態として説明する。図20は、第12実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Kは、図20に示すように、アンテナ2と、グランドプレート3と、ディスプレイ5と、カバー部材9とを有している。グランドプレート3と、ディスプレイ5と、カバー部材9は、図20下側から上側に向けて上記の順番で積層されている。
なお、カバー部材9とディスプレイ5との間には、基材シート11が設けられている。基材シート11は透明な透明プラスチックフィルムからなる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは設けられていなくてもよい。
図20を用いて、そのような例を第12実施形態として説明する。図20は、第12実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Kは、図20に示すように、アンテナ2と、グランドプレート3と、ディスプレイ5と、カバー部材9とを有している。グランドプレート3と、ディスプレイ5と、カバー部材9は、図20下側から上側に向けて上記の順番で積層されている。
なお、カバー部材9とディスプレイ5との間には、基材シート11が設けられている。基材シート11は透明な透明プラスチックフィルムからなる。
アンテナ2は、カバー部材9の表示領域9cに配置された透明アンテナ素子2aを有している。透明アンテナ素子2aは、基材シート11の上面に形成されている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
13.第13実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは設けられていなくてもよい。
図21を用いて、そのような例を第13実施形態として説明する。図21は、第13実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Lが第12実施形態と異なる点は、基材シート11がグランドプレート3の下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、グランドプレート3の下側にある。
この実施形態でも第12実施形態と同じ効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、タッチセンサは設けられていなくてもよい。
図21を用いて、そのような例を第13実施形態として説明する。図21は、第13実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。
ディスプレイ装置1Lが第12実施形態と異なる点は、基材シート11がグランドプレート3の下側にあることである。したがって、透明アンテナ素子2aは、グランドプレート3の下側にある。
この実施形態でも第12実施形態と同じ効果が得られる。
14.第14実施形態
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、額縁隠蔽層によって透明アンテナを隠蔽していてもよい。
図22及び図23を用いて、そのような例を第14実施形態として説明する。図22は、第14実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図23は、アンテナ素子と額縁隠蔽層との位置関係を示す模式的部分平面図である。
ディスプレイ装置1Mにおいて、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Fの額縁層7oのさらに平面方向内側に配置されている。
カバー部材9の周囲には、枠書の加飾層31が設けられている。加飾層31は、加飾層31は、例えばスクリーン印刷によって形成されており、透明アンテナ素子2aとそれに連結されている部分が見えるのを防ぐ機能を有している。加飾層31は、樹脂をバインダとして、適切な色の顔料又は染料を着色剤として含有する着色インキを用いて形成される。
加飾層31は、タッチセンサ7Fの額縁層7oに平面視で重なっており、さらに透明アンテナ素子2aに平面視で重なっている。したがって、透明アンテナ素子2aが視認されることがない。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
ディスプレイ装置の層構成は第1実施形態のものに限定されない。例えば、額縁隠蔽層によって透明アンテナを隠蔽していてもよい。
図22及び図23を用いて、そのような例を第14実施形態として説明する。図22は、第14実施形態に係るディスプレイ装置の模式的断面図である。図23は、アンテナ素子と額縁隠蔽層との位置関係を示す模式的部分平面図である。
ディスプレイ装置1Mにおいて、透明アンテナ素子2aは、タッチセンサ7Fの額縁層7oのさらに平面方向内側に配置されている。
カバー部材9の周囲には、枠書の加飾層31が設けられている。加飾層31は、加飾層31は、例えばスクリーン印刷によって形成されており、透明アンテナ素子2aとそれに連結されている部分が見えるのを防ぐ機能を有している。加飾層31は、樹脂をバインダとして、適切な色の顔料又は染料を着色剤として含有する着色インキを用いて形成される。
加飾層31は、タッチセンサ7Fの額縁層7oに平面視で重なっており、さらに透明アンテナ素子2aに平面視で重なっている。したがって、透明アンテナ素子2aが視認されることがない。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
15.第15実施形態
第1実施形態では、ディスプレイの電極欠落部は、切り欠きであったが、基材において電極が形成されていない部分であってもよい。
図24を用いて、そのような実施例を第15実施形態として説明する。図24は、第15実施形態に係るアンテナ素子とディスプレイの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ5Aは、有機ELディスプレイであって、複数行×複数列のマトリックス状の発光セルを有している。具体的には、ディスプレイ5Aは、支持基板41上に、導電性材料からなるストライプ状の第1電極43が行方向に配置されている。第1電極43の上には、少なくとも1層の有機機能層(図示せず)が形成されている。
有機機能層上には、導電性材料からなるストライプ状の第2電極45が第1電極43に対して直交する方向、すなわち、列方向に配置されている。両者の交差点が、マトリックス状の発光セルになっている。
なお、上記の説明は一例であって、ディスプレイ5Aの電極の位置、形状、材料等は特に限定されない。
第1実施形態では、ディスプレイの電極欠落部は、切り欠きであったが、基材において電極が形成されていない部分であってもよい。
図24を用いて、そのような実施例を第15実施形態として説明する。図24は、第15実施形態に係るアンテナ素子とディスプレイの電極との関係を示す模式的平面図である。
ディスプレイ5Aは、有機ELディスプレイであって、複数行×複数列のマトリックス状の発光セルを有している。具体的には、ディスプレイ5Aは、支持基板41上に、導電性材料からなるストライプ状の第1電極43が行方向に配置されている。第1電極43の上には、少なくとも1層の有機機能層(図示せず)が形成されている。
有機機能層上には、導電性材料からなるストライプ状の第2電極45が第1電極43に対して直交する方向、すなわち、列方向に配置されている。両者の交差点が、マトリックス状の発光セルになっている。
なお、上記の説明は一例であって、ディスプレイ5Aの電極の位置、形状、材料等は特に限定されない。
ディスプレイ5は、平面視で透明アンテナ素子2aに対応する電極欠落部47を有している。この実施形態では、図24に示すように、電極欠落部47は、透明アンテナ素子2aとほぼ同じ位置でほぼ同じ形状である。ただし、電極欠落部47は透明アンテナ素子2aより大きくてそれを囲んでいることが好ましい。したがって、ディスプレイ5Aの第1電極43及び第2電極45が透明アンテナ素子2aの電波放射面に重なることがなく、その結果アンテナ2の放射性能が向上する。
なお、電極欠落部47において、複数の第1電極43及び第2電極45は途切れた状態になっているので、途切れた部分同士を銅や銀などの金属配線49で接続している。金属配線49は、電極欠落部47を迂回して延びている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
なお、電極欠落部47において、複数の第1電極43及び第2電極45は途切れた状態になっているので、途切れた部分同士を銅や銀などの金属配線49で接続している。金属配線49は、電極欠落部47を迂回して延びている。
この実施形態でも透明アンテナ素子2aとグランドプレート3の切り欠き部3aとの位置関係は第1実施形態と同じであるので、同様の効果が得られる。
16.他の実施形態
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
ディスプレイの種類は限定されない。ディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイでもいい。
ディスプレイの電極等の導電部品は、アンテナ素子に対して平面視で重なっていてもよい。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
ディスプレイの種類は限定されない。ディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイでもいい。
ディスプレイの電極等の導電部品は、アンテナ素子に対して平面視で重なっていてもよい。
本発明は、アンテナを有するディスプレイ装置に広く適用できる。
1 :ディスプレイ装置
2 :アンテナ
2a :アンテナ素子
3 :グランドプレート
3a :切り欠き部
5 :ディスプレイ
5a :第1面
5b :第2面
5c :電極欠落部
7 :タッチセンサ
2 :アンテナ
2a :アンテナ素子
3 :グランドプレート
3a :切り欠き部
5 :ディスプレイ
5a :第1面
5b :第2面
5c :電極欠落部
7 :タッチセンサ
Claims (6)
- ディスプレイと、
平面視で前記ディスプレイに対応して設けられたグランド層と、
平面視で前記ディスプレイの表示領域の一部に対応して配置された透明アンテナ素子と、
を備え、
前記グランド層は、平面視で前記透明アンテナ素子に対応する切り欠き部を有している、ディスプレイ装置。 - 前記ディスプレイは有機ELディスプレイであり、
前記有機ELディスプレイは、平面視で前記透明アンテナ素子に対応する電極欠落部を有している、請求項1に記載のディスプレイ装置。 - 平面視で前記ディスプレイに対応して設けられたタッチセンサをさらに備え、
前記タッチセンサは、平面視で前記透明アンテナ素子に対応する電極非形成部を有している、請求項1又は2に記載のディスプレイ装置。 - 平面視で前記ディスプレイに対応して設けられたタッチセンサをさらに備え、
前記タッチセンサは、平面視で前記透明アンテナ素子に対応するダミー電極を有している、請求項1又は2に記載のディスプレイ装置。 - 積層方向に前記タッチセンサ、前記ディスプレイ及び前記グランド層がこの順番で並び、
前記透明アンテナ素子は、前記タッチセンサの前記ディスプレイと反対側に設けられている、請求項3又は4に記載のディスプレイ装置。 - 前記透明アンテナ素子は送信用である、請求項1~5のいずれかに記載のディスプレイ装置。
Applications Claiming Priority (4)
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US201862649203P | 2018-03-28 | 2018-03-28 | |
US62/649,203 | 2018-03-28 | ||
US201862694548P | 2018-07-06 | 2018-07-06 | |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112286388A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-01-29 | 维沃移动通信有限公司 | 电子设备及触控显示屏的制备方法 |
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WO2017126418A1 (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置および電子機器 |
-
2019
- 2019-03-28 WO PCT/JP2019/013609 patent/WO2019189577A1/ja active Application Filing
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