WO2018181826A1 - レコメンドシステムと方法、装置、プログラム - Google Patents

レコメンドシステムと方法、装置、プログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、ユーザのシステムに導入して好適なネットワーク製品をレコメンド可能とする。ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する。

Description

レコメンドシステムと方法、装置、プログラム
 (関連出願についての記載)
 本発明は、日本国特許出願:特願2017-069246号(2017年3月30日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
 本発明は、レコメンドシステムと方法、装置、プログラムに関する。
 ソフトウェアやデータ、サーバ機能等を、ネットワークを通じて利用者に提供するクラウドサービスが普及している。クラウドサービス提供者は、例えばデータセンタ等にサーバを設置し、顧客にネットワークを通じて仮想サーバやデータ保管領域、アプリケーション等の利用を可能としている。またネットワークの仮想化技術として、SDN(Software Defined Network)/NFV(Network Functions Virtualization)技術が注目されている。これらの技術によれば、ネットワーク機器等は、サーバ上でハイパーバイザ(HyperVisor)等の仮想化レイヤ(Virtualization Layer)上に実装した仮想マシン(Virtual Machine:VM)上でソフトウェア的に実現される。
 このうち、NFVは、例えば、MANO(Management & Orchestration)アーキテクチャに基づき実現される。NFV等によりネットワークサービスを、クラウド(データセンタ)上に仮想ネットワークサービスとして集約しクラウドサービスとしての運用が可能となる。例えば、テナント拠点の通信設備(顧客構内設備)であるCPE(Customer-Premises Equipment)を、クラウド上に仮想化機能として実装した仮想化CPE(virtualized Customer Premises Equipment:vCPE)の実用化も提案されている(非特許文献1)。このvCPEは、ルータ、スイッチ、ファイアウォール(Firewall: FW)、NAT(Network Address Translation)、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)などのネットワーク機器をETSI(European Telecommunications Standards Institute) NFVフレームワークをベースとして、例えばキャリアクラウドのサーバ上に仮想ネットワーク機能(Virtualized Network Function:VNF)として実装したものである。vCPEは、例えば国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)により策定されたOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのレイヤ3(L3)等の機能を仮想化した構成としてもよい。この場合、例えばレイヤ2(L2)のCPEの通信設備は拠点側に配設するようにしてもよい。
 キャリアクラウドは、キャリア(通信事業者)が提供するクラウドサービスであり、例えばデータセンタやサーバ、アプリケーションなどのクラウド基盤とネットワークを一体的に提供する。図1A及び図1Bは、拠点Aの通信設備1A(CPE)を、キャリアクラウド3のサーバ上に仮想ネットワーク機能として実装した例を模式的に例示する図である。特に制限されないが、図1Aの拠点(サイト)Aの端末装置Aは通信設備(CPE)1Aを介して広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)2のエッジスイッチSW1に接続し、WAN2を介して拠点Bの端末装置Bと通信接続する。
 図1Bに示す例では、図1Aの拠点Aの通信設備(CPE)1Aが担っていた通信機能であるFW、NATを、キャリアクラウド3のサーバ上のVNF(vFW、vNAT)として実装したvCPEが提供される。図1Bにおいて、拠点Aの通信設備1A’はL2レイヤのCPEからなりキャリアクラウド3までのトンネル機能(例えばL2 VPN(Virtual Private Network))を提供し、vCPE1Cは、例えばL3レイヤのCPE機能を提供する。企業拠点A、Bのテナントとサービスチェーンを指定することで、当該経路で提供される通信サービスが指定される。図1Bの例では、サービスチェーン(VNF転送グラフ)は以下のようになる。
 サービスエッジの装置1A->vNAT-v>FW->・・・->サービスエッジの装置1B。
 なお、キャリアが提供するWANサービスとしてMPLS(Multi-Protocol Label Switching)-VPN(Virtual Private Network)、広域イーサネット(Wide-area Ethernet)(イーサネット(Ethernet)は登録商標)、インターネットVPN等であってもよい。さらに、キャリアクラウドでは、拠点の通信設備(CPE)以外にも、例えばLTE(Long Term Evolution)向けコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)を仮想化した仮想化EPC(vEPC)等のネットワークサービスも提供可能とされる。
 さらに、キャリアクラウドは、サービスチェイニング技術等により複数のVNFのパケットの転送経路を制御することで、テナントに各種ネットワークサービスを提供可能としている。
 仮想化EPCの関連技術として、特許文献1には、複数種別の仮想ノード(例えば、PGW(Packet Data Network gateway)、SGW(Serving gateway)、MME(Mobility Management Entity))を扱い、また複数種別のトラフィック(例えば、呼制御信号のメッセージ種別ごとや、ユーザデータのパケット長ごとのトラフィック)を扱う必要があり、システムに入力されるトラフィック種別によって、増減設すべき仮想ノードが異なるという課題が開示されている。特許文献1には、この課題を解決するため、仮想マシン毎の通信量を管理する通信量計測部と、仮想マシンの増減設台数を決定する増減設量判定部を備え、通信量計測部は、複数種別の仮想ノードのそれぞれが処理するトラフィック種別ごとに通信量を取得し、増減設量判定部は、トラフィック種別ごとの通信量に基づいて、仮想マシンを増減設する仮想ノードの種別と増減設台数を決定する構成が開示されている。
 特許文献2には、VNFの必要とされる全体性能を規定する重要業績評価指標(Key Performance Indicator:KPI)を取得し、利用可能なタイプの実行ユニットの性能特性を取得し、取得したKPI及び性能特性に基づいて可能な展開計画を求める構成が開示されている。
 特許文献3には、VNFに転送されるトラフィックがどのキャリア又はユーザのものであるかに応じて、当該トラフィックの転送先となるVNFへの割り当てを制御する構成が開示されている。トラフィックの転送先となるVNFの割り当てをキャリア(例えばMNO(Mobile Network Operator)あるいはMVNO(Mobile Virtual Network Operator)キャリア)、ユーザ、当該トラフィックのコンテンツ等の少なくとも一つに対して設定されたサービスレベルに応じて、制御する。
 特許文献4には、物理サーバの空きリソース量を取得し、選択されたワークロードに関連付けられたリソース量と、空きリソース量とを比較し、比較されたリソース量が空きリソース量以下である場合に、選択されたワークロードを抽出する構成が開示されている。
 特許文献5には、1日当たりのメモリ及びディスクの予測増加量に基づいて物理サーバのメモリ利用率及びディスクの閾値を超過する日付を求める仮想サーバリソース制御システムが開示されている。
 特許文献6には、複数の物理サーバの最大処理性能を各々計測するとともに、第二パスの処理として複数の仮想サーバの処理性能の要求量を満たすリソース量を各々決定することで、仮想サーバの処理性能の要求量を満たすリソース量を仮想サーバに割り当てることができるようにした構成が開示されている。
 顧客の属性情報や、ユーザの履歴情報、属性が類似するユーザの履歴情報を用いて、顧客が好むであろうアプリケーションやコンテンツをレコメンドする技術が知られている。インターネット上のマーケットプレイスでは、例えば利用者の購買履歴や行動履歴の情報に基づき、レコメンドを行う。なお、レコメンド機能については、特許文献7等が参照される。
特開2015-149578号公報 特開2015-56182号公報 国際公開第2016/148049号 国際公開第2011/093011号 特開2014-225081号公報 国際公開第2011/043011号 特開2011-141892号公報
「virtualized Customer Premises Equipment vCPE」(2017年3月3日検索)<インターネットURL:http://jpn.nec.com/tcs/vcpe/index.html>
 以下に関連技術の分析を与える。
 顧客(ユーザ)が、例えばキャリア(MNO)や、MVNO等のサードパーティが提供する仮想化サービス製品(VNF)を、マーケットプレイス上で購入し、例えばキャリアクラウド上等でNFV等によりネットワーク機能を実現する場合についてその課題を以下に検討する。
 マーケットプレイス等において、顧客が購入していないVNF製品をレコメンドしても、システムの要求性能、顧客との間で契約したSLA(Service Level Agreement)や、顧客が利用するアプリケーションQoS(Quality Of Service)要件等を満たすとは限らない。
 上記関連技術には、顧客の仮想システム上ですでに稼働している仮想サーバ等の情報に基づき、これらの設計変更を提案することしか開示されていない。従って、顧客(ユーザ)が購入したものの範囲でしか最適化を図ることができない。
 本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、例えばユーザのシステムに導入して好適なネットワーク製品をレコメンド可能とするシステム、方法、装置、プログラムを提供することにある。
 本発明の一つの側面によれば、ユーザが購入していないネットワーク製品を、例えばユーザのシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する手段を備えたレコメンドシステムが提供される。
 本発明の他の一つの側面によれば、ユーザに製品をレコメンドする方法であって、前記ユーザが購入していないネットワーク製品を、例えばユーザのシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果を出力するレコメンド方法が提供される。
 本発明のさらに別の一つの側面によれば、ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、ことを特徴とするシミュレータ(装置)が提供される。
 本発明の一つの側面によれば、ユーザが購入していないネットワーク製品を、例えばユーザのシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
 本発明のさらに他の形態によれば、ユーザが購入していないネットワーク製品を、例えばユーザのシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み出し可能な記録媒体が提供される。該記録媒体は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、又は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の半導体ストレージ、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の非一時的なコンピュータ読み出し可能な記録媒体(non-transitory computer readable recording medium)として提供される。
 本発明によれば、ユーザのシステムに導入して好適なネットワーク製品をレコメンド可能とするシステムを提供可能としている。
関連技術を説明する図である。 関連技術を説明する図である。 本発明の例示的な第1の実施形態を説明する図である。 本発明の例示的な第2の実施形態を説明する図である。 本発明の例示的な第2の実施形態を説明する図である。 本発明の一実施例を説明する図である。 本発明の一実施を説明する流れ図である。 本発明の一実施例の一のGUI(Graphical User Interface)を例示する図である。 本発明の第3の実施形態を説明する図である。 本発明の基本的な一形態を説明する図である。
 本発明の基本的な一形態について、図8を参照して説明する。図8を参照すると、本発明の一形態によれば、レコメンドシステム(装置)は、例えばユーザ(例えば企業ユーザ、顧客)が導入していないネットワーク製品をシステム(当該ユーザのシステム)に導入した場合の当該システム及び/又は当該ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行うシミュレーション実行部11と、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示するレコメンド情報出力部12を備えている。かかる構成としたことで、ユーザのシステムに組み込んで好適な製品をレコメンド可能なシステムを提供可能としている。
 本発明の一形態において、レコメンド情報出力部12は、前記シミュレーション結果が所定の要件を満たす場合に、前記ネットワーク製品の情報を、又は、前記シミュレーション結果および前記ネットワーク製品の情報を、前記レコメンド情報として、提示するようにしてもよい。
 本発明の一形態において、レコメンド情報出力部12は、前記シミュレーション結果が所定の要件を満たさない場合には、前記シミュレーション結果も、前記製品のレコメンド情報も提示しないように制御する構成としてもよい。かかる構成とすることで、ユーザに対する不要なレコメンド情報および関連情報(例えばシミュレーション結果)の提供を回避している。
 本発明の一形態において、レコメンド情報をユーザインタフェース(User Interface:UI)に表示出力するようにしてもよい。レコメンド情報出力部12は、例えば端末の表示装置にレコメンド情報を表示出力するようにしてもよい。レコメンド情報出力部12は、通信ネットワークインタフェースを介して通信接続する他のノードの表示装置にレコメンド情報を表示出力してもよいし、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークのインタフェースを介して通信接続するファイル装置等にレコメンド情報を出力するようにしてもよい。シミュレーション実行部11とレコメンド情報出力部12は同一の装置に一対で構成してもよいし、あるいは、例えばLAN、WAN等の通信ネットワークを介して接続する別のノードに実装してもよい。
 本発明の一形態において、シミュレーション実行部11は、前記ユーザが購入済みのネットワーク製品を含むシステムの
・リソース情報、
・障害情報、
・トラフィック情報の少なくとも1つに基づき、
・代替ネットワーク製品への切り替え、
・新規ネットワーク製品の追加、
・ネットワーク製品の増設又は減設等の少なくともいずれかを行った場合のシミュレーションを行うようにしてもよい。
 本発明の一形態において、前記ネットワーク製品は、仮想サービス(仮想サービスを構成する1つ又は複数のVNF)であってもよい。
<実施形態1>
 図2は、本発明の例示的な第1の実施形態の構成の一例を模式的に例示した図である。図2を参照すると、レコメンドシステム100は、レコメンド候補選択部101、シミュレータ102、レコメンド情報出力部103を備えている。
 レコメンド候補選択部101は、端末10からの入力情報(例えば顧客アカウントの識別情報等)に基づき、顧客毎の顧客情報104Aとして登録管理されている情報(例えば、
・顧客の購入製品情報、
・顧客が構築しているシステムのネットワークのリソース情報、トラフィック情報、
・契約情報(SLA、QoS要件等))を参照して、製品カタログ105(製品ライブラリ)の中から、レコメンドする製品の候補(「レコメンド候補製品」ともいう)を選択する構成としてもよい。製品カタログ105は、例えば、キャリア等が顧客に提供可能なネットワーク製品の仕様(諸元)や価格、ベンダ名等を含む。特に制限されないが、製品カタログ105は、製品諸元として、例えば、
・当該製品の機能、
・サイズ、
・当該製品で単位時間当たりに処理可能なパケット数等のスループットや帯域、
・必要なCPU(Central Processing Unit)の性能、メモリ容量等の情報を記憶保持するようにしてもよい。
 レコメンド候補選択部101は、顧客毎の顧客情報104Aとして登録管理されている顧客のシステムのトラフィック情報等に基づき、該顧客のシステムにおけるネットワーク負荷等を解析することで、例えば、ロードバランサ等のネットワーク機器を、該顧客に対するレコメンド候補製品として抽出してもよい。
 あるいは、レコメンド候補選択部101は、端末10から、顧客が購入を希望する製品に関連した製品(同一カテゴリで例えば高性能、価格帯等が異なる製品等)をレコメンド候補製品として抽出してもよい。レコメンド候補選択部101は、製品カタログ105に含まれる当該レコメンド製品(ネットワーク製品)の製品情報をシミュレータ102に渡すようにしてもよい。特に制限されないが、レコメンド候補選択部101がシミュレータ102に渡す製品情報として、例えば、
・当該製品の機能、
・当該製品で単位時間当たりに処理可能なパケット数等のスループットや帯域、
・必要なCPUの性能、メモリ容量等を含んでもよい。
 シミュレータ102は、顧客毎の顧客情報104Bとして登録管理されているネットワーク構成(例えばネットワークを構成する各ノードの情報、ノード間を接続するリンク情報等)を参照して、例えば、
・ネットワーク上に、レコメンド候補選択部101で選択された当該レコメンド候補製品を配備したトポロジ情報と、
・ネットワーク上の各ノードのプロセスモデルと、
・顧客毎の顧客情報104Bとして登録管理されているトラフィックモデル情報と、
に基づき、レコメンド候補製品を配備したネットワークのシミュレーションを行うようにしてもよい。
 顧客(ユーザ)のネットワークのトラフィックモデルは、当該顧客が現在利用しているネットワーク上のトラフィックの統計情報等から抽出された、
・データ頻度、
・データ量、
・遅延特性、
・帯域等を含むようにしてもよい。
 シミュレータ102は、
・製品のスループット(例えば単位時間の処理件数等)と、
・発生するトラフィック量(サイズ)、トラフィック(データ)発生間隔(頻度)、トラフィックパターンや傾向等のトラフィックモデルと、
に基づき、遅延等を算出するようにしてもよい。
 特に制限されないが、シミュレータ102は、例えば、
・レコメンド候補製品を配備したネットワークトポロジ、
・各ネットワーク製品の諸元(機能、性能)、
・トラフィックモデル、
・KPI(例えば、SLAの評価項目である、パケット損失率、遅延特性、CPU負荷(CPU使用率)、メモリ負荷(メモリ使用率)等の少なくともいずれかを含んでもよい)の入力情報に基づき、シミュレーションを行う構成としてもよい。
 レコメンド情報出力部103は、シミュレータ102によるシミュレーションの結果、ユーザが契約している遅延時間SLA、QoS要件等を満たす場合に、当該レコメンド候補製品を、ユーザにレコメンドする構成としてもよい。
 レコメンド情報出力部103は、顧客(ユーザ)が購入していない製品をシミュレーション結果に基づきレコメンド製品として提示するにあたり、シミュレータ102でのシミュレーション結果(例えばKPI値等)を提示するようにしてもよい。
 別の形態において、レコメンド候補選択部101は、顧客(ユーザ)が購入していない製品に加えて、例えば顧客が既に購入した製品を選択し、シミュレータ102でスループット、性能等を解析する構成としてもよい。レコメンド情報出力部103は、顧客が既に購入した該製品に関するシミュレーション結果に基づき、顧客が既に購入した該製品のスケールアップ、スケールイン、移転等、あるいは、同一カテゴリの高機能製品への代替等の提案を、レコメンド情報として出力するようにしてもよい。
 なお、上記レコメンド製品は、以下の第2の実施形態として説明するように、仮想ネットワークサービス機能を実現する1つ又は複数のVNFであってもよい。あるいは、前述した仮想CPE機能や仮想EPC等の仮想ネットワークサービス機能の1部又は全部であってもよい。
<実施形態2>
 図3A及び図3Bは、本発明の例示的な第2の実施形態を説明する図である。図3Aは、図2において、仮想サービス(VNF)をレコメンド対象製品とする例を説明する図であり、ETSI GS NFV 002 V1.1.1 (2013-10)の7章、Figure 4に基づくものである。
 図3Aにおいて、VNFの仮想化基盤(Infrastructure)をなすNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)は、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク機能等、物理マシン(サーバ)のハードウェア資源を、ハイパーバイザやコンテナ等の仮想化レイヤで仮想化した仮想化コンピューティング、仮想化ストレージ、仮想化ネットワークとして柔軟に扱えるようにした基盤である。
 NFV(Network Function Virtualization)-MANO(Management and Orchestration)は、ハードウェアリソース、ソフトウェアリソース、VNFの管理機能とオーケストレーション機能を提供する。
 NFVオーケストレータ(Network Function Virtualization Orchestrator:NFVO)は、NFVIとVNFの管理とオーケストレーションを行い、NFVI上でネットワークサービスを実現する(例えば、VNFへのリソース割り当て、VNFの管理(オートヒーリング、オートスケーリング、VNFのライフサイクル管理等)を行う)。
 VNFマネージャ(Virtual Network Function Manager:VNFM)は、VNFのライフサイクル管理(例えば、インスタンシエーション(instantiation)、更新(update)、クエリ(query)、ヒーリング(healing)、スケーリング(scaling)、停止(termination)等)および、イベント通知を行う。
 VIM(Virtualized Infrastructure Manager)は、NFVIを制御し(コンピューティング、ストレージ、ネットワークのリソース管理、NFVの実行基盤であるNFVIの障害監視、リソース情報の監視や、パーフォマンス測定、イベントの収集と転送等)、NFVO、VNFMからの指示に基づき仮想リソースを生成する。ETSI(European Telecommunications Standards Institute) NFVの実装では、例えばOpenStackが用いられる。
 そして、VNFごとにEMS(Element Management System)という管理機能(VNFの障害監視等)が設けられる。なお、図3Aでは、VNF1~VNF3、EMS1~EMS3の各3つが例示されているが、VNF、EMSの個数は3に制限されるものでないことは勿論である。
 サービス、VNF、インフラストラクチャ記述(Service, VNF and Infrastructure Description)は、不図示のVNFディスクリプタ(VNFD)、VNF転送グラフ記述(VNF Forwarding Graph Descriptor:VNFFGD)、仮想リンクディスクリプタ(Virtual Link Descriptor)、物理ネットワークファンクションディスクリプタ(Physical Network Function Descriptor:PNFD)等を含む。
 NVFフレームワーク外のOSS(Operations Support Systems)は、例えば通信事業者(キャリア)がサービスを構築し、運営していくために必要なシステム(機器やソフトウェア、仕組みなど)を総称したものである。BSS(Business Support systems)は、例えば通信事業者(キャリア)が利用料などの課金、請求、顧客対応などのために使う情報システム(機器やソフトウェア、仕組みなど)の総称である。なお、各参照点の説明は省略する。
 図3Aにおいて、VNF1~VNF3はすでにユーザに提供されているサービスチェーンを構成するVNFであるものとする。図3Aにおいて、端末10から、例えばポータルサイト20を介してレコメンドシステム100にアクセスする。端末10から、VNFの配備を、例えばOSS/BSSを経由して、NFV-MANOに依頼すると、NFVO、NFVM、VIMの制御のもと、NFVI上に新たなVNFが配備されることになる。
 レコメンドシステム100のレコメンド候補選択部101(図2)は、例えばユーザが購入したVNF製品に関連してレコメンド候補製品(ユーザが購入していないVNF製品)を選択する。
 レコメンド候補選択部101は、NFV-MANOで収集されたネットワーク統計情報(トラフィック情報、リソース情報、障害情報)等に基づき、レコメンド候補製品を選択してもよい。
 なお、図3Aのレコメンドシステム100において、不図示の製品カタログ(図2の105)のVNFの仕様等の情報は、NFV-MANOで用意するVNFライブラリの情報、あるいはNFVO(NFVオーケストレータ)で管理するVNFディスクリプタ(VNFD)等に基づくものであってもよい。
 ここで、図3AにおけるVNF1~VNF3が、例えば図3Bに示すように、仮想ルータ(Virtualized Router: vRouter)、仮想ファイアウォール(vFW)、仮想ロードバランサ(Virtualized Load Balancer :vLD)であるものとする。図3Bの31-2は、レコメンドシステム100が、図3Bのサービスチェーン31-1に、さらに侵入防止システム(Intrusion Prevention System:IPS)の機能を仮想化したvIPS(Virtualized IPS)をレコメンド製品として追加配備した例を示している。図3Bのサービスチェーン31-2のvIPSは、図3Aにおいて、例えばVNF4(不図示)として生成される。
 図3Aのレコメンドシステム100が、例えばユーザのトラフィックの傾向(企業のサイト側から外部ネットワーク側へ出力されるトラフィックデータ、外部ネットワークから企業側へ流入するトラフィックデータの関係等)等に基づき、例えば、図3BのvIPS(VNF4)をレコメンド候補製品として選択したとする。この場合、レコメンドシステム100のシミュレータ(図2の102)は、
・各VNF製品のスループット(単位時間の処理件数等)と、
・顧客(企業ユーザ)から発生又は、顧客(企業ユーザ)に流入するトラフィック量(サイズ)、発生間隔(頻度)、パターン等のトラフィックモデルと、
に基づき、遅延等を算出するようにしてもよい。シミュレータ102によるシミュレーションの結果、ユーザが契約している遅延時間SLA等やアプリケーションのQoS要件等を満たす場合に、レコメンドシステム100のレコメンド情報出力部(図2の103)は、当該vIPSを端末10にレコメンドする。
 なお、図3Aでは、レコメンドシステム100がOSS/BSSに接続する構成が例示されているが、実施形態の構成は、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。例えばレコメンドシステム100をOSS/BSSに実装する構成としてもよい。あるいは、例えばNFV-MANO等を実現するサーバに、レコメンドエンジン等として、実装する構成としてもよい。
 なお、図3Aでは、ユーザが購入したVNFを実際にNFVI上に配備するシステムにレコメンドシステム100を接続する例を説明した。図3Aの例では、レコメンドシステム100はOSS/BSS等に直接通信接続される。これは、レコメンド候補製品のVNFの性能をシミュレーションするにあたり。ユーザに現在提供しているサービスチェーンの実スループット等の性能情報等(トラフィック情報)を収集するためである。しかし、レコメンドシステム100が、サービスチェーンの実際のスループット性能情報等を、何らかの手法で受け取ることができる形態であれば、レコメンドシステム100は、OSS/BSSや、NFV-MANO等に直接通信接続されない構成としてもよい。
<一実施例>
 図4は、図3を参照して説明した例示的な第2の実施形態の一例(実施例)を説明する図であり、仮想化サービスを保守・運用するシステムに適用した構成を模式的に示す図である。図4において、ポータルサイト201は、各顧客(企業ユーザ)の購入済みの製品の管理やマーケットプレイス203上での購入等を行うためのカスタマポータルサイトである。顧客(企業ユーザ)の端末200からログインしマーケットプレイス203にアクセスする。
 マーケットプレイス203は、例えばキャリア(MNO等)が提供する仮想化サービスやサードパーティが提供する仮想化サービス(例えばキャリアから通信設備の貸し出しを受けて通信サービスを提供するMVNO等が提供する仮想サービス)の製品カタログ(価格、仕様、ベンダ名等)を提示する。なお、マーケットプレイス203は、キャリア(MNO)やMVNOが提供する仮想化サービス製品以外にも、他業種(他社)の商品も扱う一般のマーケットプレイスであってもよい。また、マーケットプレイス203に出店される商品の仕様として、VNF単体、又は、仮想サービス機能を構成する1つ又は複数のVNFの仕様等を提示するようにしてもよい。
 マーケットプレイス203の画面等には、上記したシミュレーションに基づくレコメンド機能により、顧客が購入していない製品のレコメンドやシミュレーション結果等を提示するようにしてもよい。
 NFV-MANO210のNFVO(NFVオーケストレータ)211において、デプロイモジュール214は、OSS/BSS204を介して顧客のサービスオーダを受付し、サービスオーダを分解して仮想化サービスを実現するVNF222を、サーバ220のNFVI221上に配備(デプロイ)する。当該仮想化サービスを実現するVNFは1つに制限されるものでなく複数であってもよい。
 リソース管理モジュール215は、顧客が購入済みの製品(VNF)のリソース利用率(例:CPU、メモリ等のリソース使用率や、顧客のネットワークのリンク使用率等)を収集する。
 障害・性能管理モジュール216は、顧客が購入済み仮想化サービス製品(VNF)を監視し障害情報(例:アラーム)を収集する。障害・性能管理モジュール216は、図示されないVNF毎に設けられるEMSからNFVM212に通知されるVNFの障害情報を収集してもよい。
 データ分析モジュール217は、顧客のネットワークのリソース需要予測やトラフィック傾向を計算する。
 トラフィック分析モジュール218は、顧客のネットワークのトラフィックを監視し、トラフィックのタイプやフローを分析する。
 顧客データベース(DB)202は、例えば、顧客(企業ユーザ)毎に、
・仮想化サービスの購入履歴や、
NFVO211で収集・算出された、
・購入済み製品(VNF)の障害情報、
・リソース使用率、
・リソース需要予測、
・トラフィック傾向等を保有する。
 レコメンドモジュール209は、図3Aのレコメンドシステム100に対応させることができる。レコメンドモジュール209はレコメンド部207とシミュレータ208を備えている。このうちレコメンド部207は、例えば、図2のレコメンド候補選択部101、レコメンド情報出力部103を備えた構成とされる。シミュレータ208は、図2のシミュレータ102に対応させることができる。
 製品カタログ205は、図2の製品カタログ105に対応させることができる。製品カタログ205は、仮想サービス(ネットワークサービス)を構成するVNF製品の仕様、価格、ベンダ名等を含んでもよい。製品カタログ205には、例えば、VNF製品の仕様として、VNFの要件・制約条件等を規定したVNFディスクリプタ(VNFD)の設定情報等から抽出された、
・VNFの機能、
・該VNFが使用する仮想CPUセットや仮想メモリ等の各種リソースの要件、制約等、
の情報を含むようにしてもよい。
 レコメンド部207は、顧客データベース202に、顧客(企業ユーザ)毎に保管される、障害情報、購買履歴、リソース情報、需要予測、トラフィック傾向、シミュレーション結果(入力情報206A)の少なくとも一つに基づき、製品カタログ205の中から、当該顧客(企業ユーザ)に対してレコメンド候補製品を選択することができる。なお、入力情報206Aは、図2の顧客情報104Aに対応させることができる。
 レコメンド部207は、例えばリソース使用状況が過多である製品(VNF)がある場合には、当該製品(VNF)の増設等をレコメンド候補として選択するようにしてもよい。
 あるいは、レコメンド部207は、顧客(企業ユーザ)が購入済みサービス製品(VNF)の障害情報に基づき、例えば障害の程度に応じて、同じカテゴリの代替製品(VNF)への切り替えをレコメンド候補として選択するようにしてもよい。
 レコメンド候補が、製品の増設または製品切り替えの場合、製品の導入効果尺度である性能指標(KPI値)(例えば呼損失率、パケット損失率、CPU負荷等)がどれだけ改善されるかをシミュレータ208でシミュレートするようにしてもよい。
 シミュレータ208は、レコメンド部207によって設定されたシミュレーション条件とレコメンド候補製品を入力とし、シミュレーションを実行する。
 特に制限されないが、シミュレータ208のシミュレーション条件の入力情報206Bとして、例えば、
・顧客ネットワーク上の仮想マシン(Virtual Machine:VM)、
・VNF構成、ネットワークトポロジ、
・トラフィックモデル、
・加入者数(顧客が提供する通信サービスの加入者数)
等の一部又は全部をシミュレータ208に入力するようにしてもよい。入力情報206Bは、図2の顧客情報104Bに対応させることができる。
 レコメンドモジュール209は、シミュレータ208によるシミュレーション結果に基づき、レコメンド候補製品が例えばKPI値に関して所定の条件を満たす場合(例えばKPI値を現在値よりも向上する等)、当該レコメンド候補製品をレコメンド製品として決定するようにしてもよい。
 また、レコメンドモジュール209は、シミュレーション結果を、マーケットプレイス203を介して端末200のディスプレイ画面上に表示するようにしてもよい。
 なお、レコメンド製品は、顧客(企業ユーザ)が購入していない仮想サービス製品のほか、シミュレーション結果に基づき、製品(VNF)のスケールアップやスケールイン(スケールダウン、スケールアウトも含む)、他のサイト(他の場所のデータセンタ等)へのマイグレーションによる遅延特性の改善等を、レコメンド情報として提示するようにしてもよい。
 レコメンドモジュール209は、マーケットプレイス203を介して顧客(企業、ユーザ)へ提示する画面において、例えば、
・複数のレコメンド製品を並べて提示するようにしてもよいし、
・レコメンド製品の情報と、顧客(企業ユーザ)が購入済みの製品の情報とを並べて提示するようにしてもよい。
 上記した提示の形態を提供することで、顧客(企業ユーザ)は、例えば複数のレコメンド製品を比較していずれかを選択したり、あるいは、顧客(企業ユーザ)が購入済みの製品とレコメンド製品とを比較してレコメンド製品の購入の有無を選択することができる。
 図5は、図4のシステムにおいて、購入済みの仮想化サービスの使用状況や障害情報に基づき、マーケットプレイス上にて、ベンダ製品(VNF)をユーザにレコメンドする一連の処理を流れ図として示したものである。ベンダは、サードパーティ(3rd Party)ベンダであってもよい(この場合、VNF、EMS、VNFM等は、サードパーティのVNF、EMS、VNFMであってもよい)。
<ステップS1>
 仮想化サービスを購入したい顧客(企業ユーザ)は端末200(図2、図3Aの10に対応)からポータルサイト201を開く(図4のポータルサイト201の「閲覧」に対応)。
<ステップS2>
 端末200から仮想化サービスを扱うマーケットプレイス203上でログインし、購入したい製品を選択し購入する。
<ステップS3>
 マーケットプレイス203は、顧客(企業ユーザ)が購入した製品のオーダ(サービスオーダ)を、例えばOSS/BSS204に介して、NFV-MANO210のNFVO(NFVオーケストレータ)211に送信する。
<ステップS4>
 NFVO211は、特に制限されないが、サービスオーダ(仮想サービス機能)を、例えばVNF単位に分解し、NFVM212、VIM213の制御のもと、NFVI221上に、VNFをデプロイする。例えば発注された仮想サービス機能が、図1Bの前述した仮想化通信設備(vCPE)1Cである場合、仮想ファイアウォール(vFW)、仮想NATのVNFに分割する。なお、マーケットプレイス203で提供する製品である仮想サービス機能の説明に、当該仮想サービス機能を構成するVNFを提示するようにしてもよい。なお、NFVO211は、サービスオーダを、VDU(Virtual Deployment Unit)単位に分解してもよいし、VNFC(VNF Component)単位であってもよい。
<ステップS5>
 NFVO211は、リソース管理モジュール215や障害・性能管理モジュール216、データ分析モジュール217、トラフィック分析モジュール218の少なくとも1つのモジュールの処理結果に基づき、顧客(企業ユーザ)が購入した製品(VNF)をモニタリングし、リソース使用状況や障害情報、リソースの需要予測、トラフィック傾向の少なくとも1つを収集する。
<ステップS6>
 NFVO211で収集したリソース使用状況や製品の障害情報、リソース需要予測、トラフィック傾向は、顧客(企業ユーザ)毎に顧客情報を管理する顧客データベース(DB)202に送信され、顧客データベース(DB)202で保管される。
<ステップS7>
 レコメンドモジュール209は、顧客データベース(DB)202より、当該顧客(企業ユーザ)の仮想化サービス製品の購買履歴や購入済み製品の障害情報やリソース使用状況、リソース需要予測、トラフィック傾向の1つ又は全部を入力する。レコメンドモジュール209は、入力情報に基づき、マーケットプレイス203上で、顧客(企業ユーザ)に対するレコメンド候補製品を選択する。
<ステップS8>
 そして、レコメンドモジュール209は、レコメンド候補製品を導入した場合のシステムの性能をシミュレータ208でシミュレーションする。例えば製品候補(例えば企業ユーザが購入していない製品)として選択されたVNFを、顧客(企業ユーザ)のネットワークに配備した場合のスループットや遅延特性、呼損失率等のKPI値や稼働状況、リソース消費量の向上度をシミュレータ208でシミュレーションする。あるいは、シミュレータ208では、リソースの使用状況やネットワーク負荷等のトラフィックモデル等に基づき、VNFのスケールアウト、スケールアップ等によるKPI値の向上についてシミュレーションしてもよい。
<ステップS9>
 レコメンドモジュール209は、シミュレーションの結果、レコメンド候補製品の性能やKPI向上等が確認された場合に、当該候補製品を、マーケットプレイス203を介して当該顧客(企業ユーザ)の端末200上にレコメンドする。その際、シミュレーション結果を端末200上に提示するようにしてもよい。
 レコメンドモジュール209は、現在、インストールされている製品(VNF)の障害情報に基づき、製品不良等の可能性のある製品から他の製品への切り替えをレコメンドするようにしてもよい。この場合、他の製品をレコメンド候補製品としてシミュレータ208でシミュレーションし、所望の性能を満たすことが確認された場合に、レコメンドする。
 またレコメンドモジュール209は、トラフィックのモニタリング結果、トラフィック傾向に基づき、レコメンドする製品候補を選択してもよい。例えば、企業ユーザのネットワークノードの特定箇所へのトラフィックが集中する場合、負荷分散のためロードバランサ(仮想ロードバランサ)をレコメンド製品候補として選択してもよい。この場合も、製品候補を企業ユーザのネットワークに配備した場合のスループット、遅延等をシミュレータ208でシミュレーションする。
 このように、図4のシステムによれば、例えば、現在、インストールされている製品(VNF)から他の製品への切り替えをレコメンドするにあたり、他の製品に置き換えた場合のスループットや遅延特性をシミュレーションし、シミュレーション結果を提示してもよい。企業ユーザがすでに購入した製品のみならず、購入していない製品を導入した場合のシミュレーションを行い、結果を算出する。これにより、顧客(企業ユーザ)の仮想システム稼働状況のさらなる最適化を図ることができる。
 図6は、図4においてマーケットプレイス203にアクセスした端末200上に表示されるグラフィカルユーザインタフェースを例示する図である。図6には、画面遷移、各画面の構成(最小)のイメージが模式的に示されている。なお、図6は、あくまで説明のために画面を模式的に例示したものであり、画面の要素、構成、レイアウトは、図6に示したものに制限されるものでないことは勿論である。
 端末200において、図6のマーケットプレイス画面301上に表示される「運用管理画面移動ボタン」をクリックすると、運用管理画面302に遷移する(運用管理画面302がポップアップ表示される)。なお、マーケットプレイス画面301上には、例えば顧客(企業ユーザ)アカウント識別情報(ID)等から取得された当該顧客(企業ユーザ)の購入製品の履歴情報等に基づき選択された代替製品のレコメンド情報(シミュレーション結果済み)を提示するようにしてもよい。
 運用管理画面302には、顧客(企業ユーザ)のネットワークシステムにおける「購入済み製品」、「リソース使用率」、「ヘルスチェック」の結果等が表示され、必要と判断された場合、設備増設のレコメンドの情報や代替製品のレコメンドの情報等が表示される。設備増設のレコメンドや代替製品のレコメンドは、複数のレコメンド情報(整備増設に関する複数の情報、複数の代替製品の情報)を並べて提示するようにしてもよいし、レコメンド製品の情報と、顧客(企業ユーザ)が購入済み製品の情報を並べて提示するようにしてもよい。設備増設のレコメンドの情報や代替製品のレコメンドの情報をリソース使用率等と同一画面に表示する代わりに、「設備増設レコメンド」や「代替製品レコメンド」のボタンをクリックすることで、ポップアップ画面に、設備増設レコメンド、代替製品レコメンドの詳細情報を提示する構成としてもよい。設備増設、代替製品等のレコメンド情報は、レコメンドの根拠情報(例えばシミュレーション結果のKPI向上率や負荷情報)とともに画面に表示するようにしてもよい。
 また、端末200において、図6のマーケットプレイス画面301上に表示される「商品A」ボタンをクリックすると、商品カタログ画面303に遷移する(商品カタログ画面303がポップアップ表示される)。
 商品カタログ画面303には、例えば、商品の仕様、価格、購入ボタン(「かごに入れる」等)、代替製品のレコメンド等が表示される。商品AがVNF製品である場合、代替製品は、図4のレコメンドモジュール209で選択されシミュレータ208でシミュレーションされたVNF製品である。製品のレコメンド情報は、例えばレコメンド根拠(例えばシミュレーション結果のKPI向上率や負荷情報)とともに画面にも表示されるようにしてもよい。
 製品のレコメンド情報、レコメンドの根拠情報(例:KPI向上率、負荷情報等)の表示形態としては、商品カタログ画面303内に表示するものであっても、商品カタログ画面303から他の画面に遷移するようにしてもよい。例えば、商品名にカーソルを合わせた際にポップアップ画面として表示しても良い。例えば、商品カタログ画面303において、「代替製品のレコメンド」ボタンをクリック操作することで、代替製品のレコメンド画面304がポップアップ表示される構成としてもよい。
 代替製品のレコメンド画面304において、代替製品のレコメンド画面には代替製品を複数並べて表示するようにしてもよい。特に制限されないが、代替製品のレコメンド画面304の例では、代替製品である2つのVNF(VNF1、VNF2)について、価格、当該VNFをシステムに導入した場合のスループット(単位:Mbps(Mega bits per second))、VNFサイズ(規模)(例えば、小(small: S)、中(Middle: M)、大(large: L)等)、CPU使用率、KPI値(パケット損失率や遅延特性等)が提示されている。なお、ネットワーク機能の複雑化とともに、VNFの規模、サイズも大型化し、複数の仮想マシン(Virtual Machine :VM)が連携して、1つのVNFを実現する例もある。そこで、1つのVNFが1つのVM上に実装され、且つ、当該VMで必要な仮想CPUセット、仮想メモリ等のリソースが小のものを例えばSサイズ、1つのVNFが1つのVM上に実装され、必要な仮想CPUセット、仮想メモリ等のリソースが大なものをMサイズ、1つのVNFが複数のVM上の連携を必要とするものをLサイズ等としてもよい。あるいは、VNFサイズをカテゴリに類別するかわりに、数値化してもよい。
 代替製品のレコメンド画面304において、複数の代替製品の情報を提示する場合、例えば遅延特性、パケット損失率等のKPIが他よりも若干劣るが、価格が他の代替製品よりも安価な製品(あるいはスケールアウト又はスケールダウンした製品)の情報も、レコメンド製品の参考例として提示するようにしてもよい。これは、所定のネットワーク特性を満たすことが確認できれば、顧客(企業ユーザ)はより安価な製品に置き換えるという選択もあり得るためである。
 また、代替製品のレコメンド画面304において、VNF1をレコメンド製品とし、VNF2を顧客(企業ユーザ)が購入した製品としてもよい。代替製品のレコメンド画面304に例示したように、例えば複数のレコメンド製品の情報を並べて提示することで、顧客(企業ユーザ)は、これらを比較して選択することができる。また、代替製品のレコメンド画面304において、代替製品と顧客(企業ユーザ)が購入済みの製品とレコメンド製品の情報を並べて提示する構成とした場合、顧客(企業ユーザ)は、これらを互いに比較して選択することができる。この場合、価格(購入価格あるいはレンタル料金等)が、顧客(企業ユーザ)が購入済みの製品よりも安価な製品(あるいはスケールアウト又はスケールダウンした製品)の情報もレコメンド製品の参考例として提示するようにしてもよい。これは、安価な代替製品を導入した場合に、所望のネットワーク特性を満たすことが確認できれば、顧客(企業ユーザ)は、より安価な代替製品に置き換えるという選択もあり得るためである。
 特に制限されないが、代替製品のレコメンド情報を表示する画面等(例えば304)において、表示される複数のレコメンド製品に対して、顧客(企業ユーザ)の端末200から、指標(例:SLA、QoS)を選択し、選択された指標に基づき、複数のレコメンド製品をソートして表示するようにしてもよい。その際、ソートされたレコメンド製品を全部表示する代わりに、上位の数個をレコメンド製品として、指標とともに提示するようにしてもよい。
<実施形態3>
 図7に示すように、レコメンドシステム100は、コンピュータ装置400に実装してもよい。図7を参照すると、コンピュータ装置400は、プロセッサ(CPU(Central Processing Unit)、データ処理装置)401、半導体メモリ(例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、又は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等)、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の少なくともいずれかを含む記憶装置402と、表示装置403と、ネットワークインタフェース(Network Interface Card: NIC)404を備えている。ネットワークインタフェース404は、端末10と通信接続する。記憶装置402に、前記各実施形態で説明したレコメンド装置の機能を実現するプログラムを記憶しておき、プロセッサ401が、該プログラムを読み出して実行することで、前記実施形態のレコメンドシステムの機能を実現するようにしてもよい。
 なお、上記の特許文献1-7、非特許文献1の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
 上記した実施形態は例えば以下のように付記される(ただし、以下に制限されない)。
(付記1)
 ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、ことを特徴とするレコメンドシステム。
(付記2)
 前記シミュレーション結果が所定の要件を満たす場合に、
 前記ネットワーク製品の情報を、又は、
 前記シミュレーション結果および前記ネットワーク製品の情報を、
 前記レコメンド情報として出力する、ことを特徴とする付記1に記載のレコメンドシステム。
(付記3)
 前記レコメンド情報をユーザインタフェースに表示出力する手段を備えた、ことを特徴とする付記1又は2に記載のレコメンドシステム。
(付記4)
 前記ユーザが購入していない前記ネットワーク製品を前記システムに導入した場合のネットワーク構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載のレコメンドシステム。
(付記5)
 前記ユーザが購入済みのネットワーク製品を含む前記システムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報の少なくとも1つに基づき、
 代替製品へ切り替えた場合、
 新規製品を追加した場合、
 前記ユーザが購入済みの前記ネットワーク製品を増設又は減設した場合
の少なくとも1つについて前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載のレコメンドシステム。
(付記6)
 前記ユーザの端末からアクセスされるマーケットプレイス画面の展示商品として前記製品が表示され、
 前記レコメンド情報が前記マーケットプレイス画面の該当する商品画面に表示される、ことを特徴とする付記3に記載のレコメンドシステム。
(付記7)
 前記ネットワーク製品が、VNF(Virtualized Network Function)を含み、
 前記ユーザが購入済みのVNF製品を含むネットワークシステムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報を、NFV(Network Functions Virtualization)-MANO(Management and Orchestration)から取得し、
 前記ユーザが購入していないVNF製品を導入した場合の前記ネットワークの構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行い所定の性能指標を導出するシミュレータを備えた、ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載のレコメンドシステム。
(付記8)
 ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果を出力する、ことを特徴とするシミュレータ。
(付記9)
 前記ユーザが購入していない前記ネットワーク製品を前記システムに導入した場合のネットワーク構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする付記8に記載のシミュレータ。
(付記10)
 前記ネットワーク製品が、VNF(Virtualized Network Function)を含み、
 前記ユーザが購入していないVNF製品を導入した場合のネットワークの構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行い所定の性能指標を導出する、ことを特徴とする付記8又は9に記載のシミュレータ。
(付記11)
 ユーザにネットワーク製品をレコメンドする方法であって、
 ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、ことを特徴とするレコメンド方法。
(付記12)
 前記シミュレーション結果が所定の要件を満たす場合に、
 前記ネットワーク製品の情報を、又は、
 前記シミュレーション結果および前記ネットワーク製品の情報を、
 前記レコメンド情報として出力する、ことを特徴とする付記11に記載のレコメンド方法。
(付記13)
 前記レコメンド情報をユーザインタフェースに表示出力する、ことを特徴とする付記11又は12に記載のレコメンド方法。
(付記14)
 前記ユーザが購入していない前記ネットワーク製品を前記システムに導入した場合のネットワーク構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする付記11乃至13のいずれかに記載のレコメンド方法。
(付記15)
 前記ユーザが購入済みのネットワーク製品を含む前記システムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報の少なくとも1つに基づき、
 代替製品へ切り替えた場合、
 新規製品を追加した場合、
 前記ユーザが購入済みの前記ネットワーク製品を増設又は減設した場合
の少なくとも1つについて前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載のレコメンド方法。
(付記16)
 前記ユーザの端末からアクセスされるマーケットプレイス画面の展示商品として前記製品が表示され、
 前記レコメンド情報が前記マーケットプレイス画面の該当する商品画面に表示される、ことを特徴とする付記13に記載のレコメンド方法。
(付記17)
 前記ネットワーク製品が、VNF(Virtualized Network Function)を含み、
 前記ユーザが購入済みのVNF製品を含むネットワークシステムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報を、NFV(Network Functions Virtualization)-MANO(Management and Orchestration)から取得し、
 前記ユーザが購入していないVNF製品を導入した場合の前記ネットワークの構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、シミュレーションを行い所定の性能指標を導出する、ことを特徴とする付記11乃至16のいずれかに記載のレコメンド方法。
(付記18)
 ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、処理をコンピュータに実行させるプログラム(並びに、該プログラムを記録した記録媒体)。
(付記19)
 前記シミュレーション結果が所定の要件を満たす場合に、
 前記ネットワーク製品の情報を、又は、
 前記シミュレーション結果および前記ネットワーク製品の情報を、
 前記レコメンド情報として出力する処理を前記コンピュータに実行させる付記18に記載のプログラム(並びに記録媒体)。
(付記20)
 前記レコメンド情報をユーザインタフェースに表示出力する処理を前記コンピュータに実行させる、付記18又は19に記載のプログラム(並びに記録媒体)。
(付記21)
 前記ユーザが購入していない前記ネットワーク製品を前記システムに導入した場合のネットワーク構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行う処理を前記コンピュータに実行させる、付記18乃至20のいずれかに記載のプログラム(並びに記録媒体)。
(付記22)
 前記ユーザが購入済みのネットワーク製品を含む前記システムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報の少なくとも1つに基づき、
 代替製品へ切り替えた場合、
 新規製品を追加した場合、
 前記ユーザが購入済みの前記ネットワーク製品を増設又は減設した場合
の少なくとも1つについて前記シミュレーションを行う処理を前記コンピュータに実行させる、付記18乃至21のいずれかに記載のプログラム(並びに記録媒体)。
(付記23)
 前記ネットワーク製品が、VNF(Virtualized Network Function)を含み、
 前記ユーザが購入済みのVNF製品を含むネットワークシステムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報を、NFV(Network Functions Virtualization)-MANO(Management and Orchestration)から取得し、
 前記ユーザが購入していないVNF製品を導入した場合の前記ネットワークの構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、シミュレーションを行い所定の性能指標を導出する処理を前記コンピュータに実行させる、付記18乃至22のいずれかに記載のプログラム(並びに記録媒体)。
1A、1A’、1B 通信設備
1C 仮想化通信設備(vCPE)
2 広域ネットワーク(WAN)
3 キャリアクラウド(通信事業者のクラウドサービス)
10 端末
11 シミュレーション実行部
12 レコメンド情報出力部
20 ポータルサイト(Webポータル)
31-1、31-2 サービスチェーン
100 レコメンドシステム
101 レコメンド候補選択部
102 シミュレータ
103 レコメンド情報出力部
104A、104B 顧客情報
105 製品カタログ
200 端末(企業ユーザ端末)
201 ポータルサイト
202 顧客データベース(DB)
203 マーケットプレイス
204 OSS/BSS
205 製品カタログ
206A、206B 入力情報
207 レコメンド部
208 シミュレータ
209 レコメンドモジュール
210 NFV-MANO
211 NFVO
212 NFVM
213 VIM
214 デプロイモジュール
215 リソース管理モジュール
216 障害・性能管理モジュール
217 データ分析モジュール
218 トラフィック分析モジュール
220 サーバ
221 NFVI
222-1~222-n VNF1~VNFn
301 マーケットプレイス画面
302 運用管理画面
303 商品カタログ画面
304 代替製品のレコメンド画面
400 コンピュータ装置
401 プロセッサ
402 記憶装置
403 表示装置
404 ネットワークインタフェース

Claims (10)

  1.  ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、ことを特徴とするレコメンドシステム。
  2.  前記シミュレーション結果が所定の要件を満たす場合に、
     前記ネットワーク製品の情報を、又は、
     前記シミュレーション結果および前記ネットワーク製品の情報を、
     前記レコメンド情報として出力する、ことを特徴とする請求項1記載のレコメンドシステム。
  3.  前記レコメンド情報をユーザインタフェースに表示出力する手段を備えた、ことを特徴とする請求項1又は2記載のレコメンドシステム。
  4.  前記ユーザが購入していない前記ネットワーク製品を前記システムに導入した場合のネットワーク構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレコメンドシステム。
  5.  前記ユーザが購入済みのネットワーク製品を含む前記システムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報の少なくとも1つに基づき、
     代替製品へ切り替えた場合、
     新規製品を追加した場合、
     前記ユーザが購入済みの前記ネットワーク製品を増設又は減設した場合
     の少なくとも1つについて前記シミュレーションを行う、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレコメンドシステム。
  6.  前記ユーザの端末からアクセスされるマーケットプレイス画面の展示商品として前記ネットワーク製品が表示され、
     前記レコメンド情報が前記マーケットプレイス画面の該当する商品画面に表示される、ことを特徴とする請求項3に記載のレコメンドシステム。
  7.  前記ネットワーク製品がVNF(Virtualized Network Function)を含み、
     前記ユーザが購入済みのVNF製品を含むネットワークシステムのリソース情報、障害情報、トラフィック情報を、NFV(Network Functions Virtualization)-MANO(Management and Orchestration)から取得し、
     前記ユーザが購入していないVNF製品を導入した場合の前記ネットワークの構成情報、トラフィック情報、性能要件に基づき、前記シミュレーションを行い所定の性能指標を導出するシミュレータを備えた、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレコメンドシステム。
  8.  ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果を出力する、ことを特徴とするシミュレータ。
  9.  ユーザに製品をレコメンドする方法であって、
     ユーザが購入していないネットワーク製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記ネットワーク製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、ことを特徴とするレコメンド方法。
  10.  ユーザが購入していない製品をシステムに導入した場合の前記システム及び/又は前記製品の性能に関するシミュレーションを行い、シミュレーション結果に基づきレコメンド情報を提示する、処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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