WO2014109086A1 - 通信管理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、通信管理システム及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、ルーティングリンクを介して伝送パケットをルーティングする複数のルーティングノードと、一方の顧客アクセスラインを介して一以上の顧客端末を繋ぎ合わせ、且つ、他方のルーティングリンクを介してルーティングノードと接続している複数の伝送アクセスインタフェースと、を備えるパケット伝送ネットワークが記載されている。このパケット伝送ネットワークでは、各伝送アクセスインタフェースが、顧客アクセスライン上の顧客データとルーティングリンク上の伝送パケットとの間で変換を行う。
本発明の目的は、複数の通信チャネルそれぞれの帯域幅の設定値を最適化することである。
上記課題を解決するための請求項1に記載の通信管理システムは、複数のグループのうちのいずれかに属する情報端末それぞれとの通信を、複数の通信チャネルのうちの、該情報端末が属するグループに割り当てられた通信チャネルを介して行う通信手段と、前記通信チャネルを介した通信を、該通信チャネルの帯域幅の設定値に基づいて制御する制御手段と、通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づき、設定する帯域幅設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の通信管理システムは、請求項1に記載の通信管理システムに、各通信チャネルについて、該通信チャネルの通信トラフィック量に関する特徴量を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づいて取得する特徴量取得手段をさらに備えさせ、前記帯域幅設定手段が、通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルについて取得された前記特徴量が該通信チャネルに固有の条件を満足するか否かに基づいて設定することを特徴としている。
請求項3に記載の通信管理システムは、請求項1又は2に記載の通信管理システムに、各通信チャネルの帯域幅の設定値が設定された後に、各通信チャネルの実帯域幅の測定値、の合計を繰り返し取得する取得手段と、前記合計が取得されるごとに、取得された合計と、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を更新する更新手段と、をさらに備えさせたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の通信管理システムは、請求項3に記載の通信管理システムにおいて、前記更新手段が、各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を下げることを特徴としている。また、請求項5に記載の通信管理システムは、請求項4に記載の通信管理システムにおいて、前記更新手段が、各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計以下とならないように、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を下げることを特徴としている。
また、請求項6に記載の通信管理システムは、請求項4又は請求項5に記載の通信管理システムにおいて、前記更新手段が、各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、前記通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルより設定値が大きい通信チャネルに優先して、下げることを特徴としている。
また、上記課題を解決するための請求項7に記載のプログラムは、コンピュータを、複数のグループのうちのいずれかに属する情報端末それぞれとの通信を、複数の通信チャネルのうちの、該情報端末が属するグループに割り当てられた通信チャネルを介して行う通信手段、前記通信チャネルを介した通信を、該通信チャネルの帯域幅の設定値に基づいて制御する制御手段、通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づき、設定する帯域幅設定手段と、として機能させることを特徴としている。
請求項1、7の発明によれば、複数の通信チャネルそれぞれの帯域幅の設定値を最適化することができる。
また、請求項2の発明によれば、複数の通信チャネルそれぞれの帯域幅の設定値を、より確実に最適化できる。
また、請求項3の発明によれば、各通信チャネルの実帯域幅の測定値を考慮しながら、設定値を随時調整できる。
また、請求項4の発明によれば、各通信チャネルの実帯域幅の測定値を考慮しながら、設定値を随時最適化できる。
また、請求項5の発明によれば、各通信チャネルの実帯域幅の測定値を考慮しながら設定値を随時最適化することを、ユーザ体感品質を担保しつつ行える。
また、請求項6の発明によれば、設定値の最適化を、通信チャネルに応じて行える。
図1に示すように、本実施形態に係る通信管理システム2は、一例として、複数のグループのうちのいずれかに属する端末(情報端末)10それぞれに対して情報処理サービスを提供するクラウドサービスシステム1に適用される。ここでは、各顧客組織8が「グループ」に対応しており、一つの顧客組織8が「グループ」の単位となっている。通信管理システム2は、クラウドサービスシステム1が各端末10に対して情報処理サービスを提供する際の通信トラフィックを管理している。ここで、クラウドサービスシステム1は、物理通信網4を保有している通信事業者から複数の通信チャネル6を借り受けている仮想移動体通信事業者(以下、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と表記する)により運営されており、情報処理サービスを提供する1又は複数のサーバからなる。例えば、クラウドサービスシステム1は、マルチメディアコンテンツを配信するマルチメディアサーバ、文書管理サーバ、及び翻訳サーバなどからなる。
ここでは、MVNOは、図1に示すように、3つの通信チャネル6(通信チャネル6G、通信チャネル6S、及び通信チャネル6B)を借り受けているものとする。各通信チャネル6の帯域幅(すなわち、単位時間当たりの通信容量)の設定値は可変であり、後述するように、通信管理システム2は、各通信チャネル6の設定値を管理している。
MVNOの顧客である各顧客組織8には、その顧客組織8のクラスに応じた通信チャネル6が割り当てられている。クラウドサービスシステム1は、各端末10との通信を、その端末10が属する顧客組織8に割り当てられた通信チャネル6を介して行っており、各顧客組織8は、自己に割り当てられた通信チャネル6を使用して、情報処理サービスの提供を受ける。本実施形態の場合、MVNOと最も高額な契約を結んでいるゴールドクラスの顧客組織8Gには、通信チャネル6Gが割り当てられている。顧客組織8Gに属する端末10との通信は、通信チャネル6Gを介して行われる。また、MVNOと二番目に高額なシルバー契約を結んでいるシルバークラスの顧客組織8Sには、通信チャネル6Sが割り当てられている。顧客組織8Sに属する端末10との通信は、通信チャネル6Sを介して行われる。また、MVNOと最も低額なブロンズ契約を結んでいるブロンズクラスの顧客組織8Bには、通信チャネル6Bが割り当てられている。顧客組織8Bに属する端末10との通信は、通信チャネル6Bを介して行われる。
なお、顧客組織8は、企業や団体のような複数の個人を含む組織である。また、ここでは、端末10が、スマートフォン、タブレットPC、及び携帯電話機などのような携帯情報端末であるものとして説明を続けるが、端末10は、デスクトップPCのような据置型情報端末であってもよい。また、ここでは、端末10が携帯情報端末であるため、物理通信網4と端末10とが無線接続されているものとして説明を続けるが、物理通信網4と端末10とが有線接続されていてもよい。
このクラウドサービスシステム1では、いわゆるユーザ体感品質、すなわち、QOE(Quality of Experience)を担保しつつ、各通信チャネル6の帯域幅の設定値が最適化されるよう図られている。以下、この点について説明する。
なお、以下、通信チャネル6Gのことを、「Ch1」と表記する場合がある。また、通信チャネル6Sのことを、「Ch2」と表記する場合がある。また、通信チャネル6Bのことを、「Ch3」と表記する場合がある。
図2は、通信管理システム2の構成要素の一部を示す図である。本実施形態の場合、各構成要素は、クラウドサービスシステム1を構成するサーバのうちのいずれかによって実現される。
[推移データDB]
図2に示すように、通信管理システム2は、推移データデータベース(以下、推移データDBと表記する)2-1を備える。推移データDB2-1は、推移データを記憶している。
推移データは、各顧客組織8それぞれの通信トラフィック量の既定期間における時間推移を示す。図3は、推移データの一例を示す図である。本実施形態の場合、上記既定期間は、「一日間」であり、推移データは、各顧客組織8の顧客IDに関連づけて、その顧客組織8の通信トラフィック量の一日間における時間推移を示す推移パターンデータと、当該時間推移に関する特徴を示す特徴ベクトルrと、を保持している。推移パターンデータは、顧客組織8の通信トラフィック量を数日にわたって測定されたデータを、各日の測定結果を時間帯ごとに平均化することによって得られる。推移パターンデータは、適宜更新される。推移パターンデータにより示される時間推移は、APC(Action Profile Curve)とも呼ばれる。
なお、図示していないが、推移データには、各顧客組織8の顧客IDに関連づけて、その顧客組織に割り当てられた通信チャネル6のID及びその顧客組織8に属する端末10のリストなども保持される。そのため、推移データを参照することで、個々の顧客組織8に割り当てられた通信チャネル6や、個々の端末10が属する顧客組織8が特定される。
図4は、推移パターンデータが表す時間推移の一例を示す図である。横軸Tは、午前0時からの経過時間を示し、縦軸Bは、通信トラフィック量を示す。顧客組織8にはある程度以上の人数が所属しているため、個々人のランダム性が相殺され、時間推移は一定のパターンとなる。また、顧客組織8の規模が十分大きい場合、時間推移は、ガウス分布に近い形になる。なお、Tmaxは、通信トラフィック量がピークとなるときの時間Tであり、Bmaxは、通信トラフィック量のピーク値である。特徴ベクトルrは、このTmaxとBmaxとを成分とするベクトルとなっている(図3参照)。
通常、時間推移には、顧客組織8が遂行している業務の特性が反映される。例えば、銀行のように客先周りが夕方に集中するような業務では、夕方にピークが現れることとなる。そのため、時間推移は、顧客組織に固有の傾向を示す。
[特徴取得部]
また、通信管理システム2は、特徴取得部2-2を備える。特徴取得部2-2は、推移データを推移データDB2-1から読み出す。例えば、特徴取得部2-2は、予め定められた時刻(例えば、午前0時)に、推移データを読み出す。続いて、特徴取得部2-2は、読み出した推移データに基づき、通信チャネル6ごとに、その通信チャネル6の通信トラフィック量に関する特徴量を取得する。
本実施形態の場合、特徴取得部2-2は、第1特徴取得部2-2G、第2特徴取得部2-2S、及び第3特徴取得部2-2Bを含む。第1特徴取得部2-2Gは、推移データに基づき、通信チャネルCh1の通信トラフィック量に関する特徴量を取得する。具体的に第1特徴取得部2-2Gは、ゴールドクラスの顧客組織8Gの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrのベクトル和を算出する。なお、図2では、顧客組織8Gの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrを「rG」と表記し、ベクトル和を「ΣrG」と表記している。
そして、第1特徴取得部2-2Gは、ベクトル和「ΣrG」のスカラー量「|ΣrG|」と、ベクトル和「ΣrG」の偏角「Arg(ΣrG)」と、を特徴量として算出する。
また、第2特徴取得部2-2Sは、推移データに基づき、通信チャネルCh2の通信トラフィック量に関する特徴量を取得する。具体的に第2特徴取得部2-2Sは、シルバークラスの顧客組織8Sの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrのベクトル和を算出する。なお、図2では、顧客組織8Sの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrを「rS」と表記し、ベクトル和を「ΣrS」と表記している。そして、第2特徴取得部2-2Sは、ベクトル和「ΣrS」のスカラー量「|ΣrS|」と、ベクトル和「ΣrS」の偏角「Arg(ΣrS)」と、を特徴量として算出する。
また、第3特徴取得部2-2Bは、推移データに基づき、通信チャネルCh3の通信トラフィック量に関する特徴量を取得する。具体的に第3特徴取得部2-2Bは、ブロンズクラスの顧客組織8Bの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrのベクトル和を算出する。なお、図2では、顧客組織8Bの顧客IDに関連づけられた特徴ベクトルrを「rB」と表記し、ベクトル和を「ΣrB」と表記している。そして、第3特徴取得部2-2Bは、ベクトル和「ΣrB」のスカラー量「|ΣrB|」と、ベクトル和「ΣrB」の偏角「Arg(ΣrB)」と、を特徴量として算出する。
[判定部]
また、通信管理システム2は、判定部2-3を備える。判定部3は、通信チャネル6ごとに、その通信チャネル6に関して特徴取得部2-2が取得した特徴量が、その通信チャネルに固有の条件を満足するか否かを判定する。本実施形態の場合、判定部2-3は、第1判定部2-3G、第2判定部2-3S、及び第3判定部2-3Bを含む。
第1判定部2-3Gは、スカラー量「|ΣrG|」と、偏角「Arg(ΣrG)」と、の双方が、通信チャネルCh1に固有の条件を満足するか否かを判定する。具体的に、第1判定部2-3Gは、スカラー量「|ΣrG|」が通信チャネルCh1に固有の上限スカラー量RG以下であり、且つ、偏角「Arg(ΣrG)」が上限偏角θG以下であるか否かを判定する。すなわち、第1判定部2-3Gは、以下の2つの不等式の双方が成立するか否かを判定する。
|ΣrG| ≦ RG ・・・不等式(1)
Arg(ΣrG) ≦ θG ・・・不等式(2)
また、第2判定部2-3Sは、スカラー量「|ΣrS|」と、偏角「Arg(ΣrS)」と、の双方が、通信チャネルCh2に固有の条件を満足するか否かを判定する。具体的に、第2判定部2-3Gは、スカラー量「|ΣrS|」が通信チャネルCh2に固有の上限スカラー量RS以下であり、且つ、偏角「Arg(ΣrS)」が上限偏角θS以下であるか否かを判定する。すなわち、第2判定部2-3Sは、以下の2つの不等式の双方が成立するか否かを判定する。
|ΣrS| ≦ RS ・・・不等式(3)
Arg(ΣrS) ≦ θS ・・・不等式(4)
また、第3判定部2-3Bは、スカラー量「|ΣrB|」と、偏角「Arg(ΣrB)」と、の双方が、通信チャネルCh3に固有の条件を満足するか否かを判定する。具体的に、第3判定部2-3Bは、スカラー量「|ΣrB|」が通信チャネルCh3に固有の上限スカラー量RB以下であり、且つ、偏角「Arg(ΣrB)」が上限偏角θB以下であるか否かを判定する。すなわち、第3判定部2-3Bは、以下の2つの不等式の双方が成立するか否かを判定する。
|ΣrB| ≦ RB ・・・不等式(5)
Arg(ΣrB) ≦ θB ・・・不等式(6)
[設定部、帯域幅データベース]
また、通信管理システム2は、設定部2-4と、帯域幅データベース(以下、帯域幅DBと表記する)2-5と、を備える。帯域幅DB2-5は、各通信チャネル6に関連づけて、その通信チャネル6の帯域幅の設定値を記憶する。図5に帯域幅DB2-5の記憶内容の一例を示す。同図に示すように、帯域幅DB2-5は、各通信チャネル6のIDに関連づけて、その通信チャネル6の帯域幅の設定値を記憶している。すなわち、帯域幅DB2-5は、通信チャネルCh1のIDに関連づけて通信チャネルCh1の帯域幅の設定値BWGを記憶し、通信チャネルCh2のIDに関連づけて通信チャネルCh2の帯域幅の設定値BWSを記憶し、通信チャネルCh3のIDに関連づけて通信チャネルCh3の帯域幅の設定値BWBを記憶している。なお、設定値BWG、BWS、及びBWBは、不等式「BWG > BWS > BWB」が成り立つように設定される。すなわち、設定値BWGは、既定値BW2より大きい既定値BW1以下の値に設定され、設定値BWSは、既定値BW3より大きい既定値BW2以下の値に設定され、設定値BWBは、既定値BW4より大きく既定値BW3以下の値に設定される。
以下、設定値BWG、BWS、及びBWBを総称してBWと表記する場合がある。
また、設定部2-4は、通信チャネル6ごとに、その通信チャネル6の帯域幅の設定値BWを、判定部2-3の判定結果に基づいて設定する。本実施形態の場合、設定部2-4は、第1設定部2-4G、第2設定部2-4S、及び第3設定部2-4Bを含む。
第1設定部2-4Gは、第1判定部2-3Gの判定結果に基づいて、設定値BWGを設定する。ここでは、第1設定部2-4Gは、上記不等式(1)又は不等式(2)が成立しない場合、設定値BWGを上記BW1に設定し、不等式(1)及び不等式(2)の双方が成立する場合、設定値BWGを上記BW2と上記BW1との間の値に設定する。また、第2設定部2-4Sは、上記不等式(3)又は不等式(4)が成立しない場合、設定値BWSを上記BW2に設定し、不等式(3)及び不等式(4)の双方が成立する場合、設定値BWSを上記B3と上記B2との間の値BWS2に設定する。また、第3設定部2-4Bは、上記不等式(5)又は不等式(6)が成立しない場合、設定値BWBを上記BW3に設定し、不等式(5)及び不等式(6)の双方が成立する場合、設定値BWBを上記BW4と上記BW3との間の値に設定する。
こうして、定期的に、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが設定される。各通信チャネル6の通信トラフィック量に関する特徴から、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが設定されるので、ユーザ体感品質を担保しつつ、設定値BWが最適化される。
[通信部、配信データベース]
なお、通信管理システム2は、通信部2-6及び配信データベース(以下、配信DB)2-7を備える。
通信部2-6は、各端末10との通信を、その端末10が属する顧客組織8に割り当てられた通信チャネル6を介して行っている。つまり、通信部2-6は、各端末10への情報処理サービスの提供を、その端末10が属する顧客組織8に割り当てられた通信チャネル6を介して行っている。具体的には、配信DB2-7に、クラウドサービスシステム1により生成された配信対象データが複数記憶されている。配信対象データ1つ1つには、配信先の端末10及び配信実行日時などが定められており、通信部2-6は、配信実行日時が到来した配信対象データを、いずれかの通信チャネル6を介して送信する。
より詳しくは、通信部2-6は、Ch1のキュー2-6G、Ch2のキュー2-6S、及びCh3のキュー2-6Bを含んでいる。これらのキューは、先入れ先出し方式でデータを保持するバッファである。通信部2-6は、配信実行日時が到来した配信対象データを送信する場合、配信対象データを予め定められたデータサイズのパケット群に分割し、パケット群を、配信先の端末10が属する顧客組織8に割り当てられた通信チャネル6のキューにエンキューする。例えば、配信先の端末10が属する顧客組織8がゴールドクラスの顧客組織8Gである場合、通信部2-6は、パケット群を、Ch1のキュー2-6Gにエンキューする。キューに挿入された配信対象データは、先入れ先出し順で、対応する通信チャネル6へと送出される。つまり、Ch1のキュー2-6Gにエンキューされた配信対象データは、Ch1へと送出され、Ch2のキュー2-6Sにエンキューされた配信対象データは、Ch2へと送出され、Ch3のキュー2-6Bにエンキューされた配信対象データは、Ch3へと送出される。
通信部2-6の役割はこれだけではない。通信部2-6は、各端末10に情報処理サービスを提供するに当たり、各通信チャネル6からの配信対象データの送信を、その通信チャネル6の帯域幅の設定値BWに基づいて制御している。すなわち、通信部2-6は、通信チャネルCh1からの配信対象データの送信を、設定値BWGに基づいて制御し、通信チャネルCh2からの配信対象データの送信を、設定値BWSに基づいて制御し、通信チャネルCh3からの配信対象データの送信を、BWBに基づいて制御する。
具体的には、通信部2-6は、通信制御部2-8を含む。通信制御部2-8は、各キューを監視しており、各通信チャネル6へと送出される単位時間当たりのデータ量が、その通信チャネル6の帯域幅の設定値BWを超えないようトラフィックシェイピング(いわゆるパケットシフト)を行う。以下、トラフィックシェイピングに関し、Ch1のキュー2-6Gを例に説明する。トラフィックシェイピングでは、キュー内の全タイムスロットが最初のタイムスロットから順番に注目タイムスロットCTとして設定され、注目タイムスロットCTにつき以下の処理が実行される。すなわち、通信制御部2-8は、注目タイムスロットに空きがあるか否かを判定する。具体的には、通信制御部2-8は、注目タイムスロット内の全パケットのデータ量を合計し、合計値がCh1の帯域幅の設定値BWG以下であるか否かを判定する。そして、合計値が設定値BWGを超える場合、すなわち注目タイムスロットCTに空きがない場合、超過分のパケットを、空きがある後ろのタイムスロットへとシフトし、注目タイムスロットCTに空きがある場合、次のタイムスロットを注目タイムスロットCTとして設定する。なお、通信制御部2-8は、空きがある後ろのタイムスロットがない場合、注目タイムスロットCTに空きがある他のキューを探し、見つかった通信チャネル6の注目タイムスロットCTに超過分のパケットをシフトしてもよい。
通信管理システム2の構成要素はこれだけではない。例えば、各通信チャネル6を流れる単位時間当たりのデータ量、すなわち、各通信チャネル6の実帯域幅は、時々刻々と変わる。そこで、この通信管理システム2では、各通信チャネル6の実帯域幅がフィードバックされるようになっており、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが、フィードバック結果に応じて調整されるようにもなっている。以下、この点について説明する。
図6は、通信管理システム2の構成要素の他の一部を示す図である。
[実帯域幅取得部]
図6に示すように、通信管理システム2は、実帯域幅取得部2-9を備える。実帯域幅取得部2-9は、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが設定された後に、各通信チャネル6の実帯域幅の測定値、を繰り返し取得する。すなわち、実帯域幅取得部2-9は、通信チャネルCh1の実帯域幅の測定値BWGtraffic、通信チャネルCh2の実帯域幅の測定値BWStraffic、及び通信チャネルCh3の実帯域幅の測定値BWBtrafficを所定時間間隔(例えば、10分間隔)を取得する。測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficの取得の時間間隔は、設定値BWG、BWS、及びBWBの設定の時間間隔より短い。
各測定値の取得方法は多々あるが、例えば、実帯域幅取得部2-9は、例えば、以下に説明するようにして各測定値を取得する。
すなわち、実帯域取得部2-9は、上記所定時間間隔で、ゴールドクラスの顧客組織8Gに属する端末10(以下、端末Gと表記する)、シルバークラスの顧客組織8Sに属する端末10(以下、端末Sと表記する)、及びブロンズクラスの顧客組織8Bに属する端末10(以下、端末Bと表記する)、を一台ずつ選択し、選択した端末10それぞれに実帯域幅の測定指示を送信する。そして、実帯域取得部2-9は、端末Gから返信される測定値を測定値BWGtrafficとして受信し、端末Sから送信される測定値を測定値BWStrafficとして受信し、端末Bから送信される測定値を測定値BWBtrafficとして受信する。なお、実帯域取得部2-9は、測定指示の送信から所定時間内に端末G、端末S、及び端末Bのいずれかからの測定値の返信がない場合、端末G、端末S、及び端末Bを再選択し、再選択した端末G、端末S、及び端末Bそれぞれに測定指示を再度送信してもよい。
なお、測定指示を受信した端末10は、例えば以下に説明するようにして、実帯域幅を測定する。すなわち、測定指示を受信した端末10は、通信管理システム2にダミーパケットに送信し、返信される確認応答の受信結果から、パケットロス率p及びラウンドトリップタイムRTTを測定する。そして、パケットロス率p、ラウンドトリップタイムRTT、及び既定の最大セグメントサイズMSSをいわゆるスループット方程式に代入することによって、実帯域幅の測定値を算出し、算出した測定値を通信管理システム2に送信する。端末Gによって算出された測定値はBWGtrafficに該当し、端末Sによって算出された測定値はBWStrafficに該当し、端末Bによって算出された測定値はBWBtrafficに該当する。
[合計取得部]
また、通信管理システム2は、合計取得部2-10を備える。合計取得部2-10は、各通信チャネル6の実帯域幅の測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficの合計BWtraffic、を繰り返し算出する。具体的には、合計取得部2-10は、実帯域取得部2-9によって、測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficが取得されるごとに、合計BWtrafficを算出する。
[比較部、更新部]
また、通信管理システム2は、比較部2-11及び更新部2-12を備える。比較部2-11は、合計BWtrafficが算出されるごとに、帯域幅DB2-5から設定値BWG、BWS、及びBWBを読み出し、読み出した各設定値の合計BWSUM(=BWG+BWS+BWB)と、合計BWtrafficと、を比較する。
また、更新部2-12は、合計BWtrafficと合計BWSUMとが比較されるごとに、比較結果に基づいて、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つを更新する。本実施形態の場合、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより小さい場合に、合計BWSUMが合計BWtraffic以下とならないように、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を下げる。
例えば、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより小さい場合に、合計BWSUMと合計BWtrafficとの差Δを三等分した値δ(δ=Δ÷3)を算出し、BWG、BWS、及びBWBの値をδだけ下げる。
また、例えば、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより小さい場合に、BWG、BWS、及びBWBのそれぞれを、通信チャネル6の種別に応じた値だけ下げる。例えば、更新部2-12は、Δを六等分した値δ1(δ1=Δ÷6)を算出し、BWGの値を、δ1だけ下げ、BWSの値をδ1の2倍だけ下げ、BWBの値をδ1の3倍だけ下げる。
ここでは、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより小さい場合に、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を、BWB(BWB<BWS、BWG)、BWS(BWS<BWG)、及びBWGの優先順序に従って下げる。すなわち、更新部2-12は、設定値BWBをBWS及びBWGに優先して上記Δだけ下げる。但し、「BWB-Δ」が下限値BW4以下となる場合、更新部2-12は、設定値BWSをBWGに優先してΔだけ下げる。なお、「BWS-Δ」が下限値BW3以下となる場合、更新部2-12は、最後に残った設定値BWGをΔだけ下げる。
こうして、更新部2-12は、上記所定時間間隔で、設定値BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を、繰り返し更新する。
このように、この通信管理システム2では、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが、各通信チャネル6の実帯域幅の測定値に応じて、随時調整される。よって、各通信チャネル6の帯域幅の設定値BWが、随時最適化される。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態だけに限らない。
例えば、以上では、MVNOより顧客組織8向けの契約が用意されているが、個人向けの契約が用意されていてもよい。例えば、個人向けの契約として、夜間の利用頻度が高いユーザ(以下、ナイトユーザと表記する)向けのゴールド契約、ナイトユーザ向けのシルバー契約、ナイトユーザ向けのブロンズ契約、昼間の利用頻度が高い人(以下、デイユーザと表記する)向けのゴールド契約、デイユーザ向けのシルバー契約、及びデイユーザ向けのブロンズ契約が用意されていてもよい。この場合、一つの顧客組織8が「グループ」の単位とされるのではなく、一つの契約が「グループ」の単位とされる。また、Ch1が、ナイトユーザ向けのゴールド契約及びデイユーザ向けのゴールド契約、の各々に対応するグループに割り当てられ、また、Ch2が、ナイトユーザ向けのシルバー契約及びデイユーザ向けのシルバー契約、の各々に対応するグループに割り当てられ、また、Ch3が、ナイトユーザ向けのブロンズ契約及びデイユーザ向けのブロンズ契約、の各々に対応するグループ、に割り当てられる。
例えば、通信管理システム2が、クラウドサービスシステム1を構成するサーバのうちの一台のサーバ(以下、通信管理サーバと表記する)にて実現されてもよい。この場合、推移データDB2-1、帯域幅DB2-5、及び配信DB2-7は、通信管理サーバに備えられるハードディスクによって実現すればよい。また、Ch1のキュー2-6G、Ch2のキュー2-6S、及びCh3のキュー2-6Bは、通信管理サーバに備えられる主記憶によって実現すればよい。また、特徴取得部2-2、判定部2-3、設定部2-4、通信制御部2-8、合計取得部2-10、比較部2-11、及び更新部2-12は、通信管理サーバに備えられ、上記主記憶に格納される通信管理プログラムを実行するマイクロプロセッサによって実現すればよい。また、通信部2-6は、各キューを実現する主記憶、通信制御部2-8を実現するマイクロプロセッサ、及び通信管理サーバに備えられるネットワークインタフェースによって実現すればよい。また、実帯域幅取得部2-9は、ネットワークインタフェース及びマイクロプロセッサによって実現すればよい。なお、上記通信管理プログラムは、DVD(登録商標)-ROMのようなコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体から読み出されて主記憶に格納されてもよいし、ネットワークからダウンロードされて主記憶に格納されてもよい。
また、例えば、以上では、実帯域取得部2-9は、測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficを、端末G、端末S及び端末Bから「受信」することによって得ていたが、実帯域取得部2-9自身が、測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficを測定してもよい。この場合、実帯域取得部2-9は、測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficを測定すべく、所定時間間隔で端末G、端末S及び端末Bにダミーパケットを送信し、各端末10から返信された確認応答の結果から、測定値BWGtraffic、BWStraffic、及びBWBtrafficを算出すればよい。
また、例えば、以上では、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより小さい場合にのみ、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を更新していたが、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合にも、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を更新してもよい。例えば、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を上げてもよい。
具体的には、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、合計BWSUMと合計BWtrafficとの差Δを三等分した値δ(δ=Δ÷3)を算出し、BWG、BWS、及びBWBの値をδだけ上げてもよい。また、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、BWG、BWS、及びBWBのそれぞれを、通信チャネル6の種別に応じた値だけ下げる。例えば、更新部2-12は、Δを六等分した値δ1(δ1=Δ÷6)を算出し、BWGの値を、δ1の3倍だけ上げ、BWSの値をδ1の2倍だけ上げ、BWBの値をδ1だけ上げてもよい。こうして、合計BWtrafficが合計BWSUM以下となるよう、BWG、BWS、及びBWBの値を上げてもよい。また、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、BWG、BWS、及びBWBのそれぞれを、当初の値に戻してもよい。ここで、「当初の値」とは、設定部2-4によって設定されたBWG、BWS、及びBWBのそれぞれの値である。この場合、設定部2-4によって設定された当初の値を記憶する記憶手段を通信管理システム2にさらに備えさせ、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、更新部2-12が当初の値を読み出せばよい。
また、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、BWG、BWS、及びBWBのうちの少なくとも1つの値を、BWG、BWS、及びBWBの優先順序に従って上げてもよい。すなわち、更新部2-12は、合計BWtrafficが合計BWSUMより大きい場合に、設定値BWGの値をBWS及びBWBに優先して上記Δだけ上げる。但し、「BWB+Δ」が上限値BW1を超える場合、更新部2-12は、設定値BWSをBWBに優先してΔだけ上げる。なお、「BWS+Δ」が上限値BW2以下となる場合、更新部2-12は、最後に残った設定値BWBをΔだけ上げる。
1 クラウドサービスシステム、2 通信管理システム、2-2 特徴取得部、2-2G 第1特徴取得部、2-2S 第2特徴取得部、2-2B 第3特徴取得部、2-3 判定部、2-3G 第1判定部、2-3S 第2判定部、2-3B 第3判定部、2-4 設定部、2-4G 第1設定部、2-4S 第2設定部、2-4B 第3設定部、2-5 帯域幅DB、2-6 通信部、2-6G Ch1のキュー、2-6S Ch2のキュー、2-6B Ch3のキュー、2-7 配信DB、2-8 通信制御部、2-9 実帯域幅取得部、2-10 合計取得部、2-11 比較部、2-12 更新部、4 物理通信網、6,6G,6S,6B 通信チャネル、8,8G,8S,8B 顧客組織、10 端末。
Claims (7)
-
複数のグループのうちのいずれかに属する情報端末それぞれとの通信を、複数の通信チャネルのうちの、該情報端末が属するグループに割り当てられた通信チャネルを介して行う通信手段と、
前記通信チャネルを介した通信を、該通信チャネルの帯域幅の設定値に基づいて制御する制御手段と、
通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づき、設定する帯域幅設定手段と、
を備える通信管理システム。
-
各通信チャネルについて、該通信チャネルの通信トラフィック量に関する特徴量を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づいて取得する特徴量取得手段をさらに備え、
前記帯域幅設定手段は、
通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルについて取得された前記特徴量が該通信チャネルに固有の条件を満足するか否かに基づいて設定すること、
を特徴とする請求項1に記載の通信管理システム。
-
各通信チャネルの帯域幅の設定値が設定された後に、各通信チャネルの実帯域幅の測定値、の合計を繰り返し取得する取得手段と、
前記合計が取得されるごとに、取得された合計と、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計と、を比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を更新する更新手段と、
をさらに備える請求項1又は2に記載の通信管理システム。
-
前記更新手段は、
各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を下げること、
を特徴とする請求項3に記載の通信管理システム。
-
前記更新手段は、
各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計以下とならないように、少なくとも1つの通信チャネルの帯域幅の設定値を下げること、
を特徴とする請求項4に記載の通信管理システム。
-
前記更新手段は、
各通信チャネルの実帯域幅の測定値の合計が、各通信チャネルの帯域幅の設定値の合計より小さい場合に、前記通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルより設定値が大きい通信チャネルに優先して、下げること、
を特徴とする請求項4又は5に記載の通信管理システム。
-
コンピュータを、
複数のグループのうちのいずれかに属する情報端末それぞれとの通信を、複数の通信チャネルのうちの、該情報端末が属するグループに割り当てられた通信チャネルを介して行う通信手段、
前記通信チャネルを介した通信を、該通信チャネルの帯域幅の設定値に基づいて制御する制御手段、
通信チャネルごとに、該通信チャネルの帯域幅の設定値を、該通信チャネルが割り当てられたグループの通信トラフィック量の時間推移を示すデータに基づき、設定する帯域幅設定手段、
として機能させるためのプログラム。
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