WO2013146690A1 - 操作入力装置、プログラム及び操作入力方法 - Google Patents
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Abstract
操作入力装置は、入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出手段と、前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出する導出手段と、第2の入力操作の位置を前記導出された位置に設定する設定手段と、を備える。
Description
本発明は、操作入力装置、プログラム及び操作入力方法に係り、特に、表示画面への接触を検知して入力操作を行う操作入力装置、操作入力装置により実行されるプログラム、及び表示画面への接触を検知して入力操作を行う操作入力方法に関する。
近年、表示機能及び操作入力機能の双方を兼ね揃えたタッチパネルを搭載している携帯端末装置が広く普及している。このような携帯端末装置では、ユーザがタッチパネルに表示されたボタン等を指で接触する等の簡単な操作で情報の入力を行うことができる。
しかしながら、表示画面を指で接触するだけというような簡易な操作であるがために、ユーザが不注意で表示画面に表示されたボタン等を指で触れてしまった場合に、ユーザの意図に反した入力がされてしまう可能性がある。
特開2011-191927号公報では、タッチパネルの第1の選択画像が選択された際に、一定時間経過してから、第1の選択画像とは異なる位置に確認のための第2の選択画像を表示させる携帯端末が開示されている。この携帯端末によると、第2の選択画像を選択する際のユーザの操作意識を高めることができる。
携帯端末装置の高機能化が進むにつれて、家庭や職場や公共施設等の様々な場所で携帯端末装置が使用されるようになってきた。例えば、医療現場において放射線撮影を制御する際にユーザである医療従事者が携帯端末を操作することでコンソールを遠隔操作することが考えられる。そのような状況で医療従事者が携帯端末を保持しながら他の作業を行っている場合等に、携帯端末装置を手の中で滑らせてしまうことが想定される。
特開2011-191927号公報に開示されている技術では、第1の選択画像の位置とは異なる位置に第2の選択画像を表示するが、第2の選択画像の表示位置によっては、ユーザが携帯端末装置を手の中で滑らせてしまった場合等に、表示画面上をスライドした指が第2の選択画像の表示位置に触れてしまうことで、ユーザの意図していない操作入力が行われてしまう可能性がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、ユーザが操作入力を行う際の誤入力を防止することができる操作入力装置、プログラム及び操作入力方法を提供する。
本発明に係る操作入力装置は、異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出手段と、前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出する導出手段と、第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に設定する設定手段と、を備えている。
本発明に係る操作入力装置によれば、入力操作部により、異なる複数の位置において入力操作が可能であり、検出手段により、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢が検出される。
ここで、本発明では、導出手段により、前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置が導出され、設定手段により、第2の入力操作の位置が前記導出手段により導出された位置に設定される。
このように、第2の入力操作の際に入力操作者(ユーザ)の意図しない入力が回避される位置になるように、携帯端末装置の姿勢に基づいて第2の入力操作の位置が導出される結果、入力操作者が操作入力を行う際の誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記第2の入力操作は、前記第1の入力操作より入力された情報の確認のための入力操作であるようにしても良い。これにより、入力操作者が確認のための入力操作を行う際の誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記検出手段は、前記装置本体に作用する重力から前記装置本体に対する鉛直方向を前記装置本体の姿勢として検出し、前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る鉛直方向から当該鉛直方向と交差する方向に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置として導出するようにしても良い。これにより、入力操作者の指が滑る等により操作入力装置が落下することによる誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記検出手段は、前記装置本体に作用する重力から前記装置本体に対する鉛直方向を前記装置本体の姿勢として検出し、前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る鉛直方向でかつ前記第1の入力操作が行われた位置より鉛直方向下方に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置として導出するようにしても良い。これにより、入力操作者の指が滑る等により操作入力装置が落下することによる誤入力をさらに防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記検出手段は、前記第1の入力操作が、他の入力操作が行われた後に引き続き行われた入力操作である場合、当該他の入力操作が行われた位置から前記第1の入力操作が行われた位置への移動経路をさらに検出し、前記導出手段は、前記検出手段により検出された移動経路に基づいて予測される移動方向から所定距離離れた位置を、前記第2の入力操作の位置として導出するようにしても良い。これにより、入力操作者の入力操作部を操作している際に誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び当該第2の入力操作に応じて実行される処理の内容に基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出するようにしても良い。これにより、処理の内容に応じて効果的に誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び当該第2の入力操作に用いられる領域の大きさに基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出するようにしても良い。これにより、第2の入力操作に用いられる領域の大きさによらずに誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記導出手段は、前記第2の入力操作の位置を導出する際に複数の位置を導出可能な場合、前記第1の入力操作の位置から最も遠い位置を前記第2の入力操作の位置として導出するようにしても良い。これにより、入力操作者が操作入力を行う際の誤入力を効果的に防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記設定手段は、前記第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に、前記第2の入力操作に応じて実行される処理に応じて前記第2の入力操作に用いられる領域の大きさを設定するようにしても良い。これにより、入力操作者が操作入力を行う際に、第2の入力操作に応じて実行される処理に基づいて必要に応じて入力操作者に注意を喚起し、誤入力を効果的に防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記検出手段は、前記装置本体の移動方向をさらに検出し、前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び前記検出手段により検出された移動方向に基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出するようにしても良い。これにより、入力操作者が操作入力装置を保持して動かしている場合等に、操作入力装置が移動している場合であっても誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る移動方向から当該移動方向と交差する方向に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置とするようにしても良い。これにより、操作入力装置が移動している場合であっても誤入力を防止することができる。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記入力操作部は、タッチパネル及び操作スイッチ群の少なくとも一方であるようにしても良い。
また、本発明に係る操作入力装置において、前記入力操作部は、医療に関する入力操作が行われるようにしても良い。
本発明に係るプログラムは、異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出手段とを備えた操作入力装置により実行されるプログラムであって、コンピュータを、前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出する導出手段と、第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に設定する設定手段と、として機能させるためのプログラムである。
従って、本発明に係るプログラムによれば、コンピュータを本発明に係る操作入力装置と同様に作用させることができるので、本発明に係る操作入力装置と同様に、入力操作者が操作入力を行う際の誤入力を防止することができる。
本発明に係る操作入力方法は、異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出する検出手段とを備えた操作入力装置による操作入力方法であって、前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出することと、第2の入力操作の位置を前記導出した位置に設定することと、を備える。
従って、本発明に係る操作入力方法によれば、本発明に係る操作入力装置と同様に作用することができるので、本発明に係る操作入力装置と同様に、入力操作者が操作入力を行う際の誤入力を防止することができる。
本発明によれば、ユーザが操作入力を行う際の誤入力を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本実施形態では、携帯端末装置を用いて放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影システムに適用した場合について例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム1は、放射線(本実施の形態では、X線)画像を撮影するための撮影室(以下、「X線室」という。)に設置されており、撮影制御装置(以下、「コンソール」という。)2、放射線発生装置3、放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」という。)4、及び携帯端末装置70が備えられている。
コンソール2は、放射線画像撮影システム1を統括的に制御する制御装置であり、医療従事者によって撮影オーダ情報が入力されると、この撮影オーダ情報及び携帯端末装置70を介した指示に基づいて、放射線画像の撮影制御を行う。コンソール2は、通信ケーブル5を介して電子カセッテ4と有線接続され電子カセッテ4と有線通信が可能となっており、制御信号を伝送することにより電子カセッテ4に対して様々な制御を行う。また、コンソール2は、通信ケーブル6を介して放射線発生装置3と接続されており、放射線を発生するタイミングを制御する。
コンソール2の制御に基づいたタイミングで、放射線発生装置3は、放射線を患者Kに照射する。放射線発生装置3から照射された放射線は、患者Kを透過して電子カセッテ4に照射される。電子カセッテ4は、照射された放射線から放射線画像を示す画像データを生成する。生成された画像データは、有線通信または無線通信によりコンソール2に送信される。
本実施形態に係る携帯端末装置70としては、例えば、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)が挙げられる。以下、スマートフォンを例に挙げ、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯端末装置70の外観を示す図である。図2に示すように、携帯端末装置70は、平板状の筐体72を有し、筐体72の一方の面に表示部としての表示パネル74Aと、入力部としての操作パネル74Bとが一体となった表示入力部74を備えている。また、係る筐体72は、スピーカ76と、マイクロホン78と、操作部80と、カメラ部82とを備えている。なお、筐体72の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図3は、本実施形態に係る携帯端末装置70の構成を示すブロック図である。図3に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部84と、表示入力部74と、通話部86と、操作部80と、カメラ部82と、記憶部88と、外部入出力部90と、GPS(Global Positioning System)受信部92と、モーションセンサ部94と、電源部96と、主制御部98とを備える。また、携帯端末装置70の主たる機能として、基地局装置BSと移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部84は、主制御部98の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。係る無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部74は、主制御部98の制御により、画像(静止画像および動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル74Aと、操作パネル74Bとを備える。
表示パネル74Aは、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。操作パネル74Bは、表示パネル74Aの表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。係るデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部98に出力する。次いで、主制御部98は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル74A上の操作位置(座標)を検出する。
図2に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示している携帯端末装置70の表示パネル74Aと操作パネル74Bとは一体となって表示入力部74を構成しているが、操作パネル74Bが表示パネル74Aを完全に覆うような配置となっている。係る配置を採用した場合、操作パネル74Bは、表示パネル74A外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル74Bは、表示パネル74Aに重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル74Aに重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル74Aの大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル74Bが、外縁部分と、それ以外の内側部分との2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体72の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル74Bで採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部86は、スピーカ76やマイクロホン78を備え、マイクロホン78を通じて入力されたユーザの音声を主制御部98が処理可能な音声データに変換して主制御部98に出力したり、無線通信部84あるいは外部入出力部90により受信された音声データを復号したりしてスピーカ76から出力するものである。また、図2に示すように、例えば、スピーカ76を表示入力部74が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン78を筐体72の側面に搭載することができる。
操作部80は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図2に示すように、操作部80は、携帯端末装置70の筐体72の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部88は、主制御部98の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部88は、スマートフォン内蔵の内部記憶部88Aと着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部88Bにより構成される。なお、記憶部88を構成するそれぞれの内部記憶部88Aと外部記憶部88Bは、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部90は、携帯端末装置70に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
携帯端末装置70に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部は、このような外部機器から伝送を受けたデータを携帯端末装置70の内部の各構成要素に伝達することや、携帯端末装置70の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部92は、主制御部98の指示にしたがって、GPS衛星ST1~STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該携帯端末装置70の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部92は、無線通信部84や外部入出力部90(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部94は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部98の指示にしたがって、携帯端末装置70の物理的な動きを検出する。携帯端末装置70の物理的な動きを検出することにより、携帯端末装置70が縦向き(表示パネル74Aの長軸方向が鉛直方向に略一致する向き)になっているか横向き(表示パネル74Aの短軸方向が鉛直方向に略一致する向き)になっているか等の姿勢、重力方向(鉛直方向)及び携帯端末装置70の移動方向が検出される。モーションセンサ部94は、携帯端末装置70の重力方向及び移動方向(移動速度や移動量を含む。)を一定時間毎(例えば0.1秒毎)に導出して主制御部98に出力する。
電源部96は、主制御部98の指示にしたがって、携帯端末装置70の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部98は、マイクロプロセッサを備え、記憶部88が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、携帯端末装置70の各部を統括して制御するものである。また、主制御部98は、無線通信部84を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。携帯端末装置70は、無線通信部84を介してコンソール2と無線接続され、コンソール2と無線通信を行う。
アプリケーション処理機能は、記憶部88が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部98が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部90を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部98は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部74に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部98が、上記画像データを復号し、係る復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部74に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部98は、表示パネル74Aに対する表示制御と、操作部80、操作パネル74Bを通じたユーザ操作を検出する操作検出制御とを実行する。
表示制御の実行により、主制御部98は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成するためのウィンドウを表示したりする。なお、スクロールバーとは、表示パネル74Aの表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部98は、操作部80を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル74Bを通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部98は、操作パネル74Bに対する操作位置が、表示パネル74Aに重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル74Aに重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル74Bの感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部98は、操作パネル74Bに対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部82は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子を用いて電子撮影するデジタルカメラである。また、カメラ部82は、主制御部98の制御により、撮像によって得た画像データを例えばJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)などの圧縮した画像データに変換し、記憶部88に記録したり、入出力部90や無線通信部84を通じて出力したりすることができる。図2に示すに携帯端末装置70において、カメラ部82は表示入力部74と同じ面に搭載されているが、カメラ部82の搭載位置はこれに限らず、表示入力部74の背面に搭載されてもよいし、あるいは、複数のカメラ部82が搭載されてもよい。なお、複数のカメラ部82が搭載されている場合には、撮影に供するカメラ部82を切り替えて単独にて撮影したり、あるいは、複数のカメラ部82を同時に使用して撮影したりすることもできる。
また、カメラ部82は携帯端末装置70の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル74Aにカメラ部82で取得した画像を表示することや、操作パネル74Bの操作入力のひとつとして、カメラ部82の画像を利用することができる。また、GPS受信部92が位置を検出する際に、カメラ部82からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部82からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、携帯端末装置70のカメラ部82の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部82からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部92により取得した位置情報、マイクロホン78により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部94により取得した姿勢情報等などを付加して記憶部88に記録したり、入出力部90や無線通信部84を通じて出力したりすることもできる。
ここで、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1において撮影処理が行われる際の処理の流れについて説明する。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム1を用いて患者Kに対して放射線画像を撮影する際、放射線技師等の医療従事者は、病院内においてコンソール2を遠隔操作するための携帯端末装置70を所持している。ここでは、一般X線画像撮影を行う放射線科の撮影室において、放射線技師がオーダ情報の確認及び検査開始指示を行う装置として携帯端末装置70を用いる場面を例に挙げて説明する。
図4は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1における撮影処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1における撮影処理の流れを説明するための画面遷移図である。当該撮影処理のプログラムは、携帯端末装置70の記録媒体である内部記憶部88Aの所定領域に予め記憶されている。当該撮影処理のプログラムは、携帯端末装置70の電源がオンになっている間、一定時間経過毎に実行されている。
放射線画像撮影を行う際に、前段階として、病院内に設置されている放射線科情報システム(図示省略)に撮影オーダ情報が登録される。撮影オーダ情報は、放射線画像の撮影を行う患者の患者情報と撮影メニューとを含んだ情報である。放射線画像撮影は、この撮影オーダ情報に基づいて行われる。
放射線科情報システムは、撮影オーダ情報が登録されると、登録された撮影オーダ情報をコンソール2に対して送信する。また、コンソール2は、撮影オーダ情報を受信すると、受信した撮影オーダ情報を放射線技師が所持する携帯端末装置70に対して送信する。なお、撮影オーダ情報を送信する代わりに、放射線画像撮影を指示する指示情報等を携帯端末装置70に送信しても良い。この場合には、携帯端末装置70からコンソール2に撮影オーダ情報の要求指示を送信して、コンソール2から撮影オーダ情報を受信する。
まず、ステップS101において、主制御部98は、撮影オーダ情報(あるいは指示情報)を受信するまで待機する。ステップS101において撮影オーダ情報を受信した場合、ステップS103において、主制御部98は、表示パネル74Aに、撮影指示があった旨を示す情報、及び撮影オーダ情報の撮影メニューに含まれる検査リスト等を表示させる。表示パネル74Aには、一例として図5Aに示すように、表示パネル74Aに、撮影を指示する旨の情報11、患者IDの情報12、患者名の情報13、検査リストに含まれる検査項目を選択するための複数の検査ボタン14が表示される。
放射線技師は、表示された各検査ボタン14を確認し、第1の入力操作として、操作パネル74Bにおいて検査ボタン14のうちの何れかの検査ボタン14が表示されている位置を触れることで、所望の検査を選択する。
そこで、ステップS105において、主制御部98は、放射線技師により検査が選択されるまで待機する。ステップS105において検査が選択されると、ステップS107において、主制御部98は、操作パネル74Bにおける接触位置を検知し、検知した接触位置に関連付けられた情報を入力する。例えば放射線技師が検査Bを選択した場合には、一例として図5Bに示すように、検査ボタン14のうちの検査Bが強調表示される。
ステップS109において、主制御部98は、モーションセンサ部94から、携帯端末装置70に加わっている重力方向Gを取得する。携帯端末装置70に加わっている重力方向Gにより、携帯端末装置70の設置方向(あるいは放射線技師による保持方向、以下、「姿勢」ともいう。)がわかる。
また、ステップS111において、主制御部98は、モーションセンサ部94から携帯端末装置70の移動方向M(移動速度及び移動量を含む。)を取得する。放射線技師が携帯端末装置70を保持している場合には、放射線技師の操作状況によって携帯端末装置70が移動している場合があるため、手ぶれを考慮して、携帯端末装置70が所定量以上移動している場合には移動していると判定する。なお、携帯端末装置70が移動していない場合には、下記のステップS113において確認ダイアログ15の表示位置を導出する際に移動方向Mが考慮されず、重力方向Gのみが考慮される。
ステップS113において、主制御部98は、確認ダイアログ15の表示位置を導出する。確認ダイアログ15は、ステップS105において選択された処理を実行するか否かについて確認して再入力を促すためのダイアログである。本実施形態に係る放射線画像撮影システム1では、放射線撮影等の重要な処理を開始する場合等には、確認ダイアログを表示させて本当に処理を実行するのか否かを再度確認すると共に、確認ダイアログの表示位置を、前回の入力操作(ステップS105の検査を選択するための入力操作)における接触位置とは異なる位置に表示させる。この際、確認ダイアログ15の表示位置は、接触位置を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置、かつ接触位置を通る移動方向Mから当該移動方向Mと交差する方向に所定距離離れた位置とする。これにより、放射線技師が操作入力を意図せずに操作パネル74Bに指を接触させていること等により放射線技師により意図されない処理が実行されてしまうことが防止される。
ステップS115において、主制御部98は、表示パネル74Aにて、ステップS113において導出した表示位置に確認ダイアログ15を表示させる。一例として図5Cに示すように、例えば放射線技師により検査Bが選択され、ステップS111において携帯端末装置70が移動していないと判定された場合には、携帯端末装置70の姿勢(すなわち重力方向G)を考慮するが移動方向Mを考慮せずに、検査リストにおいて正面視右上に表示されている「検査B」の表示位置に対して、表示パネル74Aの面内において重力方向Gに対する垂直方向の位置を異ならせた位置(「検査B」の表示位置の位置より正面視左方向に移動させた位置)に確認ダイアログ15が表示される。この際、確認ダイアログ15の表示位置は、上記のようにして導出される位置のうち、接触位置に対して最も遠い位置とすると良い。
確認ダイアログ15は、処理実行の指示を入力するための「はい」ボタン16、及び処理中止の指示を入力するための「いいえ」ボタン17を有している。放射線技師は、第2の入力操作として、操作パネル74Bを指で触れることにより、確認ダイアログ15のうちの「はい」ボタン16または「いいえ」ボタン17を選択する。
ステップS117において、主制御部98は、ステップS115において表示された確認ダイアログ15から「はい」ボタン16または「いいえ」ボタン17の確認ボタンが選択されるまで待機する。ステップS117において確認ボタンが選択されると、ステップS119において、主制御部98は、ステップS115において選択された確認ボタンに対応する処理を実行する。一例として図5Dに示すように、「はい」ボタン16が選択された場合は、検査の処理が実行され、一例として図5Eに示すように、表示パネル74Aには検査中である旨を示す情報18が表示される。そして、放射線技師が患者Kのポジショニング等の作業を行った上で、放射線発生装置3により放射線ビームを発生させて患者Kの患部を透過させて電子カセッテ4により放射線画像の撮影を行って、検査を終了する。
図6A乃至6Cは、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の一例を示す画面図である。本実施形態において、図6Aに示すように、ステップS117において、「検査A」が選択された場合には、表示パネル74Aの面内において接触位置を通る重力方向Gに対する垂直方向の位置を異ならせた位置(「検査A」の表示位置の位置より正面視右方向に移動させた位置)に確認ダイアログ15が表示される。図6Bに示すように、ステップS117において、「検査C」が選択された場合には、表示パネル74Aの面内において接触位置を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置(「検査C」の表示位置の位置より正面視右方向に移動させた位置)に確認ダイアログ15が表示される。図6Cに示すように、ステップS117において、「検査D」が選択された場合には、同様に表示パネル74Aの面内において接触位置を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置(「検査D」の表示位置の位置より正面視左方向に移動させた位置)に確認ダイアログ15が表示される。上述したように、確認ダイアログ15の表示位置は、接触位置に対して最も遠い位置とする。
なお、図6A乃至6Cにおいて、表示パネル74Aの面内において接触位置を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置で、かつ、表示パネル74Aにおいて放射線技師の指が最も届きにくい位置(例えば、携帯端末装置70が片手で保持するタイプの携帯端末装置であった場合、放射線技師は、筐体72の下端部(鉛直方向下方の端部)を保持する可能性が高いため、正面視上端部(鉛直方向上方の端部))に、確認ダイアログ15を表示させるようにしても良い。
図7は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。ステップS111において携帯端末装置70が移動していると判定された場合には、図7に示すように、表示パネル74Aの面内において接触位置19を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置で、かつ表示パネル74Aの面内において接触位置19を通る移動方向Mから当該移動方向Mと交差する方向に所定距離離れた位置に確認ダイアログ15が表示される。この際、表示パネル74Aの面内において接触位置19を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に予め定められた距離α1、表示パネル74Aの面内において接触位置19を通る移動方向M(重力方向Gと移動方向Mが同一の場合には重力方向Gに対して垂直な方向)から当該移動方向Mと交差する方向に予め定められた距離α2だけ平行移動させた位置に確認ダイアログ15が表示されるようにしても良い。
図8は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。放射線技師が重要な場面において確認ダイアログ15を選択する際に、指が滑る等の誤操作を防止するために、図8に示すように、確認ダイアログ15に含まれる「はい」ボタン16のみ、または「はい」ボタン16及び「いいえ」ボタン17を、通常表示される場合と比較して小さく表示されるようにしても良い。これにより、「はい」ボタン16を選択し難くなるため、放射線技師が誤って「はい」ボタン16を選択しまう可能性を小さくすることができる。
図9A及び9Bは、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。携帯端末装置70に加わる重力方向G及び携帯端末装置70の移動方向Mが同一方向であった場合には、図9A及び9Bに示すように、接触位置19を、重力方向G(移動方向M)に対して垂直方向に移動させた位置に、確認ダイアログ15が表示されるようにしても良い。これにより、放射線技師の手の中で携帯端末装置70が滑り落ちている状態であっても、確認ダイアログ15の「はい」ボタン16が誤って選択されることを防止できる。
図10は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。放射線技師の手の中で携帯端末装置70が滑り落ちている状態を想定すると、携帯端末装置70が重力方向Gに滑り落ちるのに対して放射線技師の指は表示パネル74A上において重力方向Gとは反対方向に相対的にスライドする。よって、図10に示すように、接触位置19よりも、重力方向G(移動方向M)の側に移動させた位置に、確認ダイアログ15が表示されるようにしても良い。これにより、放射線技師の手の中で携帯端末装置70が滑り落ちている状態であっても、確認ダイアログ15の「はい」ボタン16が誤って選択されることを防止できる。
図11A及び11Bは、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。携帯端末装置70において確認ダイアログ15を表示するケースは複数考えられるが、その確認の重要度は状況によって異なっている。例えば、メールの送信に関して確認する場合には、誤って操作してしまっても訂正することが可能であり確認の重要度が比較的高くないが、確認ダイアログ15により患者情報を確認する場合や、撮影処理の実行に関して確認する場合には、確認の重要度が大きく誤操作が許されない。そこで、処理の内容(確認の重要度)に基づいて確認ダイアログ15の表示位置を導出しても良い。
例えば、確認の重要度が比較的低い場合には、図11Aに示すように、接触位置19に対して、重力方向Gにおいて距離α3だけ移動させた位置を確認ダイアログ15の表示位置とし、確認の重要度が高い場合には、図11Bに示すように、接触位置19に対して、重力方向Gにおいて距離α4(α4>α3)だけ移動させた位置を確認ダイアログ15の表示位置としても良い。これにより、重要な処理においてのみ放射線技師の注意を促し、確認ダイアログ15の誤操作を防止できる。
図12は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。表示パネル74Aの面積に対して指の接触範囲が広く、接触位置19と確認ダイアログ15とが重なってしまう場合には、図12に示すように、確認ダイアログ15が表示パネル74Aの表示領域内にとなりかつ確認ダイアログ15の「はい」ボタン16が接触位置19に対して最も離れた位置に表示されるようにすると良い。
なお、上記撮影処理では、放射線技師が表示入力部74により操作入力を行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、放射線技師がマウスを移動させることによりマウスカーソル20を移動させて操作入力を行う場合においても、上記撮影処理を適用することができる。
図13は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面図である。図13に示すように、放射線技師がマウスにより操作入力を行う場合にも、直前のマウスカーソル20の位置に対して、表示パネル74Aの面内において重力方向Gに対する垂直方向の位置を異ならせた位置で、かつ移動方向に対する垂直方向の位置を異ならせた位置に確認ダイアログ15が表示される。
また、例えば、放射線技師が操作スイッチ群を押下(あるいはオン/オフ切替)することにより操作入力を行う場合においても、上記撮影処理を適用することができる。
図14A及び14Bは、本実施形態に係る放射線画像撮影システム1の確認ダイアログ15の表示位置の別例を示す画面遷移図である。図14A及び14Bに示すように、「s1」乃至「s16」のスイッチ21を有する操作パネル22において、放射線技師が何れかのスイッチ21を選択することにより操作入力を行う場合にも、上記撮影処理を適用することができる。
図14Aに示すように、放射線技師により例えば「s4」のスイッチ21が選択された場合、「s4」のスイッチ21の位置に対して、操作パネル22の面内において重力方向Gに対する垂直方向の位置を異ならせた位置で、かつ移動方向に対する垂直方向の位置を異ならせた位置にあるスイッチ21が確認のための入力のためのスイッチ21として使用される。図14Bに示すように、例えば「s13」のスイッチ21が「はい」ボタン、「s14」のスイッチ21が「いいえ」ボタンとして使用される。
また、確認ダイアログ15の表示位置は、接触位置19を通る重力方向Gから当該重力方向Gと交差する方向に所定距離離れた位置、かつ接触位置19を通る移動方向Mから当該移動方向Mと交差する方向に所定距離離れた位置であれば、ランダムな位置に表示されるようにしても良い。
また、ステップS105における検査の選択の入力操作が、他の入力操作が行われた後に引き続き行われた入力操作である場合、当該他の入力操作が行われた位置から前記第1の入力操作が行われた位置への移動経路に基づいて、確認ダイアログ15の表示位置を導出しても良い。例えば、上記移動経路から予測される今後の移動経路と重ならない位置に、確認ダイアログ15を表示させるようにしても良い。
尚、上記各実施の形態では、本発明の放射線としてX線を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、α線、γ線等の他の放射線が含まれる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
尚、日本出願特願2012-080950号の開示はその全体が参照により本明細書に取り込まれる。明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
Claims (15)
- 異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、
前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出手段と、
前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出する導出手段と、
第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に設定する設定手段と、
を備えた操作入力装置。 - 前記第2の入力操作は、前記第1の入力操作より入力された情報の確認のための入力操作である
請求項1記載の操作入力装置。 - 前記検出手段は、前記装置本体に作用する重力から前記装置本体に対する鉛直方向を前記装置本体の姿勢として検出し、
前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る鉛直方向から当該鉛直方向と交差する方向に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置として導出する
請求項1または2記載の操作入力装置。 - 前記検出手段は、前記装置本体に作用する重力から前記装置本体に対する鉛直方向を前記装置本体の姿勢として検出し、
前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る鉛直方向でかつ前記第1の入力操作が行われた位置より鉛直方向下方に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置として導出する
請求項1または2記載の操作入力装置。 - 前記検出手段は、前記第1の入力操作が、他の入力操作が行われた後に引き続き行われた入力操作である場合、当該他の入力操作が行われた位置から前記第1の入力操作が行われた位置への移動経路をさらに検出し、
前記導出手段は、前記検出手段により検出された移動経路に基づいて予測される移動方向から所定距離離れた位置を、前記第2の入力操作の位置として導出する
請求項1から請求項4の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び当該第2の入力操作に応じて実行される処理の内容に基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出する
請求項1から請求項5の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び当該第2の入力操作に用いられる領域の大きさに基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出する
請求項1から請求項6の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記導出手段は、前記第2の入力操作の位置を導出する際に複数の位置を導出可能な場合、前記第1の入力操作の位置から最も遠い位置を前記第2の入力操作の位置として導出する
請求項1から請求項7の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記設定手段は、前記第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に、前記第2の入力操作に応じて実行される処理に応じて前記第2の入力操作に用いられる領域の大きさを設定する
請求項1から請求項8の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記検出手段は、前記装置本体の移動方向をさらに検出し、
前記導出手段は、前記第1の入力操作の位置、前記検出手段により検出された姿勢、及び前記検出手段により検出された移動方向に基づいて、前記第2の入力操作の位置を導出する
請求項1乃至9の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記導出手段は、前記第1の入力操作が行われた位置を通る移動方向から当該移動方向と交差する方向に所定距離離れた位置を前記第2の入力操作を行う位置とする
請求項10記載の操作入力装置。 - 前記入力操作部は、タッチパネル及び操作スイッチ群の少なくとも一方である
請求項1から請求項11の何れか1項記載の操作入力装置。 - 前記入力操作部は、医療に関する入力操作が行われる
請求項1から請求項12の何れか1項記載の操作入力装置。 - 異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出手段とを備えた操作入力装置により実行されるプログラムであって、
コンピュータを、
前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出する導出手段と、
第2の入力操作の位置を前記導出手段により導出された位置に設定する設定手段と、
として機能させるためのプログラム。 - 異なる複数の位置において入力操作が可能な入力操作部と、前記入力操作部を備えた装置本体の姿勢を検出する検出する検出手段とを備えた操作入力装置による操作入力方法であって、
前記入力操作部に対する第1の入力操作が行われた際、当該第1の入力操作が行われた位置及び前記検出手段により検出された姿勢に基づいて、入力操作者の意図を反映した入力操作が行える位置となるように、前記第1の入力操作に引き続いて入力操作が行われる前記第1の入力操作に関連する第2の入力操作を行う位置を導出することと、
第2の入力操作の位置を前記導出ステップにより導出した位置に設定することと、
を行う操作入力方法。
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