WO2013047512A1

WO2013047512A1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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Publication number: WO2013047512A1
Application number: PCT/JP2012/074545
Authority: WO
Inventors: 広和河野; 高一小野寺; 文明今成; 尚弥近藤; 圭人甲田
Original assignee: 日本電気株式会社; 株式会社Ｎｅｃ情報システムズ; Ｎｅｃソフト株式会社
Priority date: 2011-09-26
Filing date: 2012-09-25
Publication date: 2013-04-04
Also published as: JP2015018289A

Abstract

　情報処理装置は、第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集する収集部と、収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出するライフログ情報抽出部と、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積するライフログ情報蓄積部と、前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定する判定部と、前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成するウェブアドレス生成部と、前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する送信部と、を備える。

Description

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

　本発明は、ネットワークを介してやり取りされるユーザのコミュニケーション情報を処理する技術に関する。

　上記技術分野において、特許文献１では、サービス提供サーバにより、ユーザ端末間のコミュニケーションから文章データを取得し、文章を解析することによって文章中の名詞が肯定的に用いられているか否定的に用いられているかを登録する。

日本国特開２０１０－０４９６３３号公報

　しかしながら、特許文献１に記載の技術では、ユーザ端末間のコミュニケーションに含まれる話題について、正確な情報を提供することができなかった。話題性のある情報について、正確かつ詳細な情報を公開したサイトに誘導して、ユーザが共通認識を持てるように支援することが求められていた。

　本発明の目的の一例は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。

　上記目的を達成するため、本発明の実施態様に係る情報処理装置は、第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集する収集部と、収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出するライフログ情報抽出部と、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積するライフログ情報蓄積部と、前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定する判定部と、前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成するウェブアドレス生成部と、前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する送信部と、を備える。

　上記目的を達成するため、本発明の実施態様に係る情報処理方法は、第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集し、収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出し、ライフログ情報蓄積部に対して、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積し、前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定し、前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成し、前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する、ことを含む。

　上記目的を達成するため、本発明の実施態様に係る情報処理プログラムは、第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集し、収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出し、ライフログ情報蓄積部に対して、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積し、前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定し、前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成し、前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する、ことをコンピュータに実行させる。

　本発明によれば、ユーザが話題性のある情報を他のユーザに発信した場合に、他のユーザは、その情報に関する詳細情報を公開したサイトを容易に閲覧することができる。

本発明の第１実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末の表示画面例を示す図である。本発明の第２実施形態に係るまとめサイトＵＲＬテーブルの例を示す図である。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末の表示画面例を示す図である。本発明の第２実施形態に係るまとめサイト生成処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末の表示画面例を示す図である。本発明の第２実施形態に係るライフログ情報データベースの構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る話題ライフログ情報データベースの構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る対象ＳＮＳテーブルの構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係るユーザ端末の処理手順を示すフローチャートである。本発明の第３実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第３実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。

　以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲はそれらのみに限定されない。

［第１実施形態］
　本発明の第１実施形態に係る情報処理装置１００について、図１を参照して説明する。情報処理装置１００は、ユーザ端末１３０同士の間でソーシャルネットワーク１５０～１７０を介してやり取りされたコミュニケーション情報を収集して解析処理する。

　図１に示すように、情報処理装置１００は、コミュニケーション情報収集部１０１と、ライフログ情報抽出部１０２と、ライフログ情報蓄積部１０３と、話題性判定部１０４と、ウェブアドレス生成部１０５と、コミュニケーション情報送信部１０６とを含む。

　コミュニケーション情報収集部１０１は、ユーザ端末（第１のユーザ端末）１３０から他のユーザ端末（第２のユーザ端末）１３０に対してソーシャルネットワーク１５０～１７０を介して発信されたコミュニケーション情報を収集する。

　ライフログ情報抽出部１０２は、収集したコミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出する。ライフログ情報蓄積部１０３は、抽出したライフログ情報を蓄積する。話題性判定部１０４は、蓄積したライフログ情報に基づいて、ライフログ情報の出現回数の変化を算出する。

　ウェブアドレス生成部１０５は、出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定する。ウェブアドレス生成部１０５は、話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成する。さらに、コミュニケーション情報送信部１０６は、生成したウェブアドレスをユーザ端末１３０または他のユーザ端末１３０に送信する。

　本実施形態によれば、ユーザ端末を所有するユーザが話題性のある情報を他のユーザ端末を所有する他のユーザに発信した場合に、ユーザまたは他のユーザは、その情報に関する詳細情報を公開したサイトを容易に閲覧することができる。

［第２実施形態］
　次に、本発明の第２実施形態に係る情報処理システムについて説明する。

《情報処理システムの構成》
（システム全体および情報処理装置の構成）
　図２Ａは、本実施形態に係る情報処理システム２００の構成を示すブロック図である。図２Ａに示すように、情報処理システム２００は、情報処理装置２１０と、複数のユーザ端末２３０、２４０とを含む。さらに、情報処理システム２００は、ソーシャルネットワーク２５０、２６０、２７０を構成するソーシャル・ネットワーキング・サービス（Social Networking Service）サーバ（以下、ＳＮＳサーバと称する）２５１、２６１、２７１を含む。

　ユーザ端末２３０、２４０は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータなどの情報通信端末である。

　ユーザ端末２３０、２４０は、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１を介して、他のユーザ端末との間でコミュニケーション情報のやり取りを行なう。情報処理装置２１０は、やり取りされたコミュニケーション情報を、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１から、あるいは各ユーザ端末２３０から収集する。コミュニケーション情報の例は、ツイートやショートメッセージやブログなどのテキストデータ、静止画や動画を含む映像データ、およびＧＰＳ（Global Positioning System）などによって検知されたユーザの行動情報であってもよい。

　情報処理装置２１０は、基本的に、ユーザ端末２３０にダウンロードされインストールされたクライアントアプリケーション２３１と連携して動作する。すなわち、クライアントアプリケーション２３１は、ユーザ端末２３０と情報処理装置２１０とが通信可能とする。また、クライアントアプリケーション２３１は、情報処理装置２１０が求めるデータを送信する機能と、情報処理装置２１０が提供するデータを受信して表示する機能とを有している。

　クライアントアプリケーション２３１は、ユーザがサインインした各ＳＮＳにログインするためのＩＤおよびパスワードの入力を受けつけて、情報処理装置２１０に送信する機能を有する。情報処理装置２１０は、ユーザから受けつけたＩＤおよびパスワードを利用して、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１にアクセスし、そのユーザのタイムラインを取得する。タイムラインは、ユーザ自身が発信したコミュニケーション情報や、そのユーザが友達登録した他のユーザが発信したコミュニケーション情報や、その他のニュースなどを時系列に並べて構成される。

　クライアントアプリケーション２３１は、上述したように、ユーザ端末の内部にインストールされる。クライアントアプリケーション２３１は、ユーザが複数のＳＮＳサーバ２５１～２７１にアクセスして、ＳＮＳを利用する際のゲート機能を有すると表現することもできる。そこで、図２Ａでは、ユーザ端末２３０の外側をクライアントアプリケーション２３１が取り囲んでいるように描いている。また、クライアントアプリケーション２３１は、複数のＳＮＳを区別なく同時に利用するためのプラットフォームと言い換えることもできる。

　情報処理装置２１０は、収集した複数のＳＮＳのコミュニケーション情報から１つのタイムライン情報を生成する。情報処理装置２１０は、生成したタイムライン情報を、クライアントアプリケーション２３１をインストールしてユーザ登録したユーザ端末２３０に送信する。

　情報処理装置２１０は、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１やユーザ端末２３０と通信するための通信制御部２１１を有する。通信制御部２１１が受信したコミュニケーション情報は、コミュニケーション情報収集部２１２に渡される。コミュニケーション情報収集部２１２は、コミュニケーション情報の収集元としてのＳＮＳサーバのアドレスおよびログイン情報を管理した対象ＳＮＳテーブル２１２ａを備えている。コミュニケーション情報収集部２１２は、対象ＳＮＳテーブル２１２ａに登録されたＳＮＳサーバあるいはユーザ端末から、コミュニケーション情報を収集し、タイムライン情報作成部２１９に渡す。タイムライン情報作成部２１９は、ユーザごとに受信したコミュニケーション情報を通信時刻順に並べてタイムライン情報を生成する。タイムライン情報作成部２１９は、生成したタイムライン情報を通信制御部２１１を介してユーザ端末２３０に送信する。

　ライフログ情報抽出部２１３は、複数のＳＮＳサーバから収集された各コミュニケーション情報から、ライフログ情報を抽出してライフログ情報記憶部２１４に渡す。ライフログ情報記憶部２１４は、ライフログ情報データベース（図２Ａでは、ライフログ情報ＤＢ）２１５にライフログ情報を蓄積する。

　コミュニケーション情報がメッセージや文章などのテキストデータである場合には、ライフログ情報は、そのメッセージや文章に含まれるキーワード情報である。つまり、ライフログ情報抽出部２１３は、メッセージや文章からキーワードをテキストマイニングによって抽出する。ライフログ情報抽出部２１３は、テキストマイニングによって抽出したキーワードが肯定的な文に使用されていたかあるいは否定的に使用していたかを判定することもできる。
　コミュニケーション情報がユーザの行動や行動履歴などの行動データである場合には、ライフログ情報抽出部２１３は、ライフログ情報として、位置情報およびその履歴を抽出する。
　コミュニケーション情報が静止画や動画などの映像データである場合には、ライフログ情報抽出部２１３は、ライフログ情報として、画像および映像の特徴情報（タグなどのメタデータ）を抽出する。

　ライフログ情報記憶部２１４は、ライフログ情報データベース２１５に対して、各ユーザが発信したコミュニケーション情報から抽出したユーザごとのライフログ情報の蓄積を行なう。それと同時に、ライフログ情報記憶部２１４は、ライフログ情報データベース２１５に対して、複数のユーザの全体でのライフログ情報の蓄積を行なう。

　ライフログ情報データベース２１５は、クライアントアプリケーション２３１をインストールしたすべてのユーザ端末２３０が発信したコミュニケーション情報中のライフログ情報の全出現回数を同じライフログ情報ごとにカウントして記憶する。話題性判定部２１６は、ライフログ情報ごとに、出現回数が短期間に急上昇したか否かを示す話題性スコアを算出する。話題性判定部２１６は、話題性スコアの高いライフログ情報を話題ライフログ情報とする。具体的には、例えば、本日から１０日前までのライフログ情報の出現回数を用いて、以下のような式に基づき話題性スコアを算出する。
　話題性スコア＝本日の出現回数×１０＋昨日の出現回数×９＋一昨日の出現回数×８・・・
　ライフログ情報の出現回数と、ライフログ情報の所定期間内の出現頻度とに対し、ライフログ情報をいずれのＳＮＳのコミュニケーション情報から得たかに対応して重み付けしつつライフログ情報の話題性を判定してもよい。例えば、ライフログ情報が長文のブログに出現した場合には重み付けをさらに１０倍にすることなどが考えられる。話題性判定部２１６は、そのように算出して得た話題性スコアが高いライフログ情報は、話題性が急上昇したと判断する。他の方法で話題性を判定してもよい。例えば、話題性判定部２１６は、今日と昨日の出現回数の差分が一定値を越えたと判断したライフログ情報を、話題性が高いライフログ情報であると判断してもよい。

　まとめサイト生成部２１７は、話題性が急上昇したライフログ情報について、そのライフログ情報に関連する話題情報発信サイトとして詳細情報を公開したまとめサイト２２０を生成する。具体的には、まとめサイト生成部２１７は、まとめサイト２２０のウェブアドレスを確保して、まとめサイト用のフォーム（図４参照）を挿入する。まとめサイト２２０の構成内容の例は、ニュースや企業による公式見解（図４の符号４０１）、ライフログ情報が話題になるまでの経緯（図４の符号４０２）、ユーザから集めたアンケート（図４の符号４０３）、コミュニケーション情報におけるライフログ情報の出現回数（図４の符号４０４）、およびその他の情報（図４の符号４０５）であってよい。まとめサイト生成部２１７は、ライフログ情報をキーワードとして用いて、所定のウェブサイトを検索することによって得られた情報を自動的にそれらのフォームに埋め込んで、まとめサイト２２０を生成してもよい。所定のウェブサイトの例は、あらかじめ登録したサイト例えばニュースサイトや企業のサイト、ライフログ情報が芸能人の名前なら所属プロダクションのサイトなどであってよい。生成されたまとめサイト２２０のウェブアドレスは、リンク挿入部２１８に送られ、まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａ（図５参照）に登録される。ここでは、ウェブアドレスの一例としてＵＲＬを登録することとしているが、本発明はこれに限定されない。

　リンク挿入部２１８は、ライフログ情報抽出部２１３からライフログ情報を受け取ると、まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａ（図５参照）を参照して、ライフログ情報に対応するリンクがあるか否か判定する。リンク挿入部２１８は、リンクがある場合にはそのリンクをタイムラインに挿入するように、タイムライン情報作成部２１９に指示を出す。

（ユーザ端末の構成）
　図２Ｂは、クライアントアプリケーション２３１をインストールしたユーザ端末２３０の機能構成を説明するための図である。各ユーザ端末２３０は、ネットワーク２５０を介して、ＳＮＳサーバや情報処理装置２１０と通信するための通信制御部２３２と、表示部２３６と、操作部２３８とを有する。クライアントアプリケーション２３１は、ＳＮＳ情報設定送信モジュール２３３と、タイムライン情報受信表示モジュール２３４と、コミュニケーション情報提供モジュール２３５とを有する。

　ＳＮＳ情報設定送信モジュール２３３は、ユーザがサインインしたＳＮＳのログイン情報を操作部２３８から受付ける。ＳＮＳ情報設定送信モジュール２３３は、受付けたログイン情報を通信制御部２３２およびネットワーク２５０を介して情報処理装置２１０に送る。タイムライン情報受信表示モジュール２３４は、情報処理装置２１０で生成されたタイムライン情報を受信し、表示部２３６に表示する。コミュニケーション情報提供モジュール２３５は、ユーザがログインしたＳＮＳサーバに対して何らかのコミュニケーション情報を発信した場合に、所定のタイミングでそのコミュニケーション情報を情報処理装置２１０にも送信および提供する。例えば、コミュニケーション情報提供モジュール２３５は、コミュニケーション情報を、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１に送ると同時に、情報処理装置２１０にも送ってもよい。別法としては、コミュニケーション情報提供モジュール２３５は、例えば、１日分のコミュニケーション情報をユーザ端末２３０に蓄積して、１日に一回、情報処理装置２１０にアップロードする構成でもよい。

　このように、ユーザ端末２３０は複数のＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１を介して、他のユーザ端末２３０とコミュニケーション情報のやり取りを行なう。情報処理装置２１０は、ユーザ端末２３０から直接的にコミュニケーション情報を収集するとともに、ＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１を介して間接的にコミュニケーション情報を収集する。

《情報処理システムの動作手順》
　図３は、本実施形態に係る情報処理システム２００の動作手順３００を示すシーケンス図である。図３においては、ユーザ端末２３０からＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１を介したコミュニケーション情報の送信の例を示す。ユーザ端末２３０が他のユーザ端末２３０からコミュニケーション情報を受信する場合も図３に示す動作手順と同様である。

　まず、ステップＳ３０１において、ユーザ端末２３０が、情報処理装置２１０からクライアントアプリケーション２３１のダウンロードを行ない、各種の設定情報を情報処理装置２１０に送信する。ステップＳ３０３において、情報処理装置２１０は、その設定情報（対象ＳＮＳへのログイン情報）を対象ＳＮＳテーブル２１２ａに登録する。

　その後、ステップＳ３０５において、ユーザ端末２３０はＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１を介して他のユーザ端末２３０群へのコミュニケーション情報を送信する。この際、ステップＳ３０７において、コミュニケーション情報の送信を仲介したＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１あるいはコミュニケーション情報を送信または受信したユーザ端末２３０は、コミュニケーション情報を情報処理装置２１０に送信する。

　情報処理装置２１０は、ステップＳ３０７で取得した新たなコミュニケーション情報から、ステップＳ３１５において、ライフログ情報を抽出する。情報処理装置２１０のライフログ情報記憶部２１４は、抽出されたライフログ情報を、ライフログ情報データベース２１５に蓄積する（ステップＳ３１７）。

　その後、ステップＳ３１９において、まとめサイト生成部２１７は、まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａ（図５参照）を参照して、抽出されたライフログ情報に対応するまとめサイトが存在するか判定する。まとめサイトがある場合には、処理がステップＳ３０９に進んで、リンク挿入部２１８は、タイムライン情報に、まとめサイトへのリンクを埋め込む。

　一方、まとめサイトがない場合には、処理がステップＳ３２１に進み、話題性判定部２１６は、話題性を判定する。抽出したライフログ情報に話題性があれば、処理がステップＳ３２３からステップＳ３２４に進む。ステップＳ３２４では、まとめサイト生成部２１７は、新たにまとめサイトを作るため、リンク先アドレス（ＵＲＬ）を確保して、まとめサイト用の記憶領域を生成する。そして、処理がステップＳ３２５に進み、タイムライン情報作成部２１９は、まとめサイトのリンクつきのタイムライン情報を生成する。一方、抽出したライフログ情報に話題性がなければ、処理がステップＳ３２６に進み、タイムライン情報作成部２１９は、まとめサイトのリンクのないタイムライン情報を生成する。

　タイムライン情報の生成にあたり、情報処理装置２１０は、送受信されたコミュニケーション情報および対象ＳＮＳそれぞれのタイムライン情報を組み合わせて、時刻順のタイムライン情報を生成する。つまり、タイムライン情報は、複数のＳＮＳでやり取りされたコミュニケーション情報を組み合わせて構成される。

　次に、ステップＳ３３３において、通信制御部２１１は、生成されたタイムライン情報をユーザ端末２３０に送信する。ステップＳ３３５において、ユーザ端末２３０の表示部２３６は、複数のＳＮＳでやり取りされたコミュニケーション情報を時刻順に並べたタイムライン情報を表示する。この時、図６のユーザ端末２３０での表示画面６００に示すように、まとめサイトへのリンク６０１が、タイムラインに埋め込まれる。図６では、「まとめサイトへ」というリンクとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、タイムライン要素６０２の全体を長押しすることによってまとめサイトに移動する構成でもよい。あるいは、話題ライフログ情報そのもの（例えばここでは「なでしこ優勝」という文字）にリンクを貼り付ける方法でもよい。同様に他のユーザ端末２３０にタイムライン情報を送信する際に、情報処理装置２１０は、必要に応じてまとめサイトのリンクを埋め込んだタイムライン情報を作成および送信する（ステップＳ３３４）。これにより、他のユーザ端末２３０群においても、まとめサイトへのリンクが埋め込まれたタイムラインが表示される。ユーザは、例えば、タイムライン中のメッセージを長押しすることにより、そのメッセージ中に含まれる話題ライフログ情報に対応するまとめサイトにアクセスすることができる。つまり、ユーザは、話題となっているキーワードについての詳しい情報を容易に閲覧することが可能となる。その他、以下のように構成してもよい。ユーザ端末２３０がまとめサイト検索サーバにアクセスする。まとめサイト検索サイトがいくつか(数個)のまとめサイト候補をユーザ端末２３０に提示する。そのまとめサイト候補の中からユーザが一つのまとめサイトを選択してアクセスする。

《ユーザ端末の表示画面》
　次に、本実施形態を特徴付けるユーザ端末２３０の表示画面について説明する。図８は、ＳＮＳへのログイン時の、ユーザ端末２３０の表示画面を示す図である。図８は左から右へ、ＳＮＳにログインし、ログインしたＳＮＳのタイムラインを表示に加えるまでの表示画面を示している。図８に示す操作および表示は一例であって、これに限定されない。

　図８の左側部分には、クライアントアプリケーション２３１を用いてＳＮＳ－Ｃにログインする際のユーザ端末２３０の表示画面８１０を示している。表示画面８１０は、既にＳＮＳ－ＡとＳＮＳ－Ｂとに対してログイン処理が済んでいる状態を示している。したがって、ＳＮＳ－Ａボタン８１２とＳＮＳ－Ｂボタン８１３とは明るく表示され、ＳＮＳ－ＡのタイムラインとＳＮＳ－Ｂのタイムラインとが時刻順に表示されている（ＳＮＳ－Ａのタイムラインの一部は、ウインドウ８１１の裏に隠れている）。表示画面８１０には、ＳＮＳ－Ｃへログインを行なうウインドウ８１１が開いている。表示画面８１０は、ＳＮＳ－Ｃには未ログインであって、ＳＮＳ－Ｃのタイムラインの表示も行なっていない状態を示している。このため、ＳＮＳ－Ｃボタン８１４の文字は薄く表示され、かつボタン全体が暗く表示されている。

　図８の中央部分には、ＳＮＳ－Ｃへのログイン後の、ユーザ端末２３０の表示画面８２０を示す。表示画面８２０では、ＳＮＳ－Ｃボタン８１４の文字が濃く表示されてＳＮＳ－Ｃへのログインが示されている。しかし、ＳＮＳ－Ｃにおけるコミュニケーション情報のやり取りはタイムライン８２１に表示されていないため、ボタン８１４は暗く表示されている。

　図８の右側部分には、ＳＮＳ－Ｃボタン８１４が押されてＳＮＳ－Ｃのタイムライン表示を開始した状態の、ユーザ端末２３０の表示画面８３０を示す。表示画面８３０では、ＳＮＳ－ＡとＳＮＳ－ＢとＳＮＳ－Ｃ（符号８３１ａ）とが共通タイムライン８３１に時刻順に並んで表示されている。

《情報処理装置の記憶構成》
　次に、情報処理装置２１０におけるデータ記憶構成を説明する。以下に説明するデータ記憶構成に従って記憶されたデータを整理あるいは検索することによって、情報処理装置２１０の各機能が実現する。

　図５は、まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａの構成を説明するための図である。まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａは、話題ライフログ情報５０１と、サイトのＵＲＬ５０２と、経過時間５０３とを関連付けて記憶している。話題ライフログ情報５０１は、抽出したライフログ情報のうち、出現回数等によって話題性のあると判定されたライフログ情報を表示している。まとめサイトＵＲＬ５０２は、その話題について詳細に説明するためのまとめサイトのＵＲＬである。経過時間５０３は、話題となった日時と、その日時からの経過時間を示している。話題ライフログ情報は、話題となってから所定時間が経過した場合に、このテーブル２１８ａから削除される。別法として、話題ライフログ情報およびそのＵＲＬは、最後の出現した日からの経過時間が所定時間を超えた場合に削除してもよい。

（ライフログ情報データベース）
　図９は、ライフログ情報データベース２１５の内部構成を示す図である。ライフログ情報データベース２１５は、コミュニケーション情報に出現したライフログ情報９１２を記憶する。そしてライフログ情報データベース２１５は、ライフログ情報９１２のそれぞれについて、総出現回数９１３、今日の出現回数９１４、昨日の出現回数９１５、一昨日の出現回数９１６などを記憶している。これらの出現回数を用いて、各ライフログ情報が話題ライフログ情報か否か判断できる。

　図１０は、抽出した話題ライフログ情報を登録した話題ライフログ情報データベース１０００について説明するための図である。話題ライフログ情報データベース１０００は、話題ライフログ情報１００１と、題ライフログ情報１００１に関連する情報として、出現回数１００２と出現頻度１００３を記憶している。出現回数１００２は、話題ライフログ情報の出現回数である。出現頻度１００３は、話題ライフログ情報１００１の所定期間内の出現回数である。話題ライフログ情報データベース１０００は、さらに、話題ライフログ情報１００１が、事件に関する情報か、スポーツに関する情報か、芸能に関する情報かなどを示す属性１００４を保存している。また、話題ライフログ情報データベース１０００は、ライフログ情報１００１の最終出現日１００５、ライフログ情報１００１の季節を表わす度合いを示す季節感１００６、ライフログ情報の保存期間１００７、などを記憶している。これら複数の指標を用いて、話題ライフログ情報１００１同士の優劣や、削除のタイミング等を判定している。つまり、例えば、これらの指標は、同じコミュニケーション情報中に複数の話題ライフログ情報１００１が含まれている場合に、どの話題ライフログ情報１００１のリンクを優先して貼り付けるかを判定する際に用いられる。季節感１００６については、例えば、直接の季節を表わす言葉や、俳句の季語のような言葉や、ユーザに関わりのある季節の催し物やイベント、あるいは毎年恒例の出来事、などに高いスコアが与えられる。

（対象ＳＮＳテーブル）
　図１１は、本実施形態に係る対象ＳＮＳテーブル２１２ａの構成を示す図である。対象ＳＮＳテーブル２１２ａは、各ユーザおよびユーザ端末２３０について、現在ログインしているＳＮＳを記憶する。図１１に示す対象ＳＮＳテーブル２１２ａの構成は一例であって、これに限定されない。

　対象ＳＮＳテーブル２１２ａは、各ユーザＩＤに対応付けて、第１ログインＳＮＳ１１０２と、第１ログインＳＮＳ１１０２のメールアドレスおよびパスワード１１０３と、第１ログインＳＮＳ１１０２に対するタイムライン表示フラグ１１０４とを記憶している。また、対象ＳＮＳテーブル２１２ａは、２番目にログインした第２ログインＳＮＳ１１０５と、メールアドレスおよびパスワード１１０６と、タイムライン表示フラグ１１０７とを記憶している。さらに、対象ＳＮＳテーブル２１２ａは、ログインした順に、ｎ番目（ｎは不定）の第ｎログインＳＮＳ１１０８、メールアドレスおよびパスワード１１０９、タイムライン表示フラグ１１１０を記憶している。

《情報処理装置のハードウェア構成》
　図１２は、本実施形態に係る情報処理装置２１０のハードウェア構成を示すブロック図である。

　図１２において、ＣＰＵ１２１０は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図２Ａの情報処理装置２１０の各機能構成部を実現する。ＲＯＭ１２２０は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。通信制御部２１１は、他のユーザ端末２３０やＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１との通信を制御する。

　ＲＡＭ１２４０は、ＣＰＵ１２１０が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。ＲＡＭ１２４０には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。ＲＡＭ１２４０は、通信相手のユーザ端末ＩＤ／ユーザＩＤ１２４１と、コミュニケーション情報１２４２と、タイムライン情報１２４３と、ライフログ情報１２４４とを記憶している。コミュニケーション情報１２４２は、ユーザ端末２３０やＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１から収集したコミュニケーション情報である。タイムライン情報１２４３は、ユーザ端末２３０に送信する、あるいはログイン中のＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１から取得したタイムライン情報である。ライフログ情報１２４４は、コミュニケーション情報１２４２から抽出されたライフログ情報である。

　ストレージ１２５０は、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムを記憶している。すなわち、ストレージ１２５０は、ライフログ情報データベース２１５、対象ＳＮＳテーブル２１２ａ、まとめサイトＵＲＬテーブル２１８ａおよび情報処理プログラム１２５１を含むデータおよびプログラムを記憶している。情報処理プログラム１２５１は、コミュニケーション情報を収集するモジュール１２５２、ライフログ情報の抽出を行なうモジュール１２５３、ライフログ情報の話題性について判定するモジュール１２５４、タイムライン情報を生成するモジュール１２５６を含む。

《情報処理装置２１０の処理手順》
　図７は、情報処理装置２１０において、まとめサイトを自動生成する場合の処理手順を示すフローチャートである。まとめサイトは、情報処理装置２１０の管理者または専門の事業者が、手作業で作成してもよい。まとめサイトの少なくとも一部は、以下のように処理することにより、自動生成してもよい。

　ステップＳ７０１は、図３のステップＳ３２４に対応する処理を示しており、リンクを生成して、まとめサイトのエリアを確保する。次に、ステップＳ７０３において、話題ライフログ情報（例えば、「なでしこ」などのキーワード）を用いてインターネットを検索する。

　企業サイトやユースサイトなど、ソースとして信憑性の高いサイトをあらかじめ登録しておく。ステップＳ７０５では、検索によってヒットしたサイトのうち、信憑性の高いサイトを抽出して、抽出したサイトから見出しおよびリンクをコピーする。

　ステップＳ７０７では、ステップＳ７０５でコピーした見出しおよびリンクをまとめサイトに貼り付ける。そして、ステップＳ７０９において、アンケートの質問文や、ユーザから集めた情報などをまとめサイトに埋め込む。

　以上の処理によりまとめサイトを自動生成、自動更新し、ユーザからのアクセスに備えることができる。

　このフローチャートは、図１２のＣＰＵ１２１０によりＲＡＭ１２４０を使用しながら実行されて、図２Ａの情報処理装置２１０の各機能構成部を実現する。

《ユーザ端末のハードウェア構成》
　図１３は、本実施形態に係るユーザ端末２３０のハードウェア構成を示すブロック図である。

　図１３に示すＣＰＵ１３１０は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図２Ｂのユーザ端末２３０の各機能を実現する。ＲＯＭ１３２０は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。ＧＰＳ受信部１３３０は、ＧＰＳ衛星からの信号を受信して、ユーザ端末２３０の位置情報を生成する。通信制御部２３２は、図２Ｂを参照して説明したとおり、ネットワーク２５０を介して行う他の情報処理装置２１０やＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１との通信を制御する。

　ＲＡＭ１３４０は、ＣＰＵ１３１０が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。ＲＡＭ１３４０には、本実施形態の実現に必要なデータ１３４１～１３４５を記憶する領域が確保されている。受信データ１３４１は、外部から通信制御部２３２を介して受信したデータである。送信データ１３４２は、外部に通信制御部２３２を介して送信するデータである。入力データ１３４３は、入力機器から入出力インタフェース１３６０を介して入力されたデータである。出力データ１３４４は、出力機器に入出力インタフェース１３６０を介して出力されるデータである。位置情報１３４５は、ＧＰＳ受信部１３３０から受信した信号に基づいて算出されたユーザ端末２３０の位置情報である。

　ストレージ１３５０は、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムを記憶している。具体的には、ストレージ１３５０は、タイムライン情報記憶部１３５１と電話帳・アドレスデータベース１３５２とを格納している。タイムライン情報記憶部１３５１は、情報処理装置２１０やＳＮＳサーバ２５１、２６１、２７１から受信したタイムライン情報を記憶する。電話帳・アドレスデータベース１３５２には、ユーザ端末２３０が通信する相手先に関する情報を蓄積する。

　さらに、ストレージ１３５０は、図２Ｂを参照して説明したクライアントアプリケーション２３１を記憶している。入出力インタフェース１３６０は、操作部２３８としてのタッチパネル１３６２や音声処理部２３７に含まれるマイク１３６４や、カメラ１３６５から入力された情報をデジタルデータとして入力を受け付ける。入出力インタフェース１３６０は、生成された表示画面を表示部２３６に出力し、再生された音声を音声処理部２３７に含まれるスピーカ１３６３に出力する。

《ユーザ端末の処理手順》
　図１４は、本実施形態に係るユーザ端末２３０の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図１３のＣＰＵ１３１０によりＲＡＭ１３４０を使用しながら実行されて、図２Ｂのユーザ端末２３０の各機能構成部を実現する。

　ステップＳ１４１１においては、ユーザ端末２３０は、ＳＮＳへのログイン要求の有無を判定する。ステップＳ１４２１においては、ユーザ端末２３０は、ＳＮＳでの送受信サービス要求の有無を判定する。ステップＳ１４３１においては、ユーザ端末２３０は、情報処理装置２１０へのまとめサイト情報の要求の有無を判定する。

　ＳＮＳへのログイン要求があれば処理がステップＳ１４１１からステップＳ１４１３に進んで、ユーザ端末２３０は、対象ＳＮＳへのログイン処理を実行する。そして、ユーザ端末２３０は、そのログイン情報を情報処理装置２１０にも送信する。
　ＳＮＳでの送受信サービス要求があれば処理がステップＳ１４２１からステップＳ１４２３に進んで、ユーザ端末２３０は、ＳＮＳ送信処理またはＳＮＳ受信処理を行なう。そして、ステップＳ１４２５において、ユーザ端末２３０は、送受信した情報あるいは位置情報を含むコミュニケーション情報を情報処理装置２１０に送信する。
　まとめサイト情報の要求があれば、ユーザ端末２３０は、その要求を情報処理装置２１０に送信した後、処理がステップＳ１４３１からステップＳ１４３３に進む。ステップＳ１４３３では、ユーザ端末２３０は、情報処理装置２１０からのまとめサイトＵＲＬの受信を待つ。まとめサイトＵＲＬの受信があれば処理がステップＳ１４３５に進んで、ユーザ端末２３０は、受信したまとめサイトＵＲＬにアクセスし、まとめサイトを表示する。

　以上、第２実施形態の構成によれば、ユーザ端末に表示されたコミュニケーション情報中に話題ライフログ情報がある場合に、その話題ライフログ情報に関するまとめサイトへのリンクをユーザ端末に提供する。ユーザが話題性のある情報を他のユーザに発信した場合に、ユーザまたは他のユーザは、その情報に関する詳細情報を公開したサイトを容易に閲覧することができる。

［第３実施形態］
　本発明の第３実施形態に係る情報処理システム１５００について図１５および図１６を参照して説明する。
　第３実施形態に係る情報処理システム１５００の構成要素および処理には、第２実施形態に係る情報処理システム２００と同様である場合は、同一の符号を付して、詳細な記載を省略する。
　情報処理システム１５００は、第２実施形態の情報処理システム２００とは以下の点において異なる。すなわち、ユーザ端末１５３０は、その内部にタイムライン合成モジュール１５３６を備え、複数のＳＮＳサーバから取得したタイムラインを合成する機能を有する。ユーザ端末１５３０は、ユーザの設定に応じて、ログイン済のＳＮＳから自由に選択したＳＮＳのタイムラインを組み合わせて表示することができる。この場合、情報処理装置２１０は、ＳＮＳサーバから直接コミュニケーション情報を取得しない。このため、情報処理装置２１０は、各ＳＮＳにログインするためのＩＤおよびパスワードをユーザごとに管理する必要は無い。

　本実施形態に係る情報処理装置１５１０は、第２実施形態の情報処理装置２１０とは異なり、タイムライン情報作成部を持たない。ユーザ端末１５３０は、ユーザの操作に応じて、まとめサイトへのアクセス要求を情報処理装置１５１０に送信する（ステップＳ１６０７）。これに応じて情報処理装置１５１０が、ユーザ端末１５３０にまとめサイトのＵＲＬを送信する（ステップＳ１６２０）。次に、タイムライン合成モジュール１５３６は、受信したまとめサイトＵＲＬを、対応するライフログ情報（例えば「なでしこ」）を含むコミュニケーション情報（タイムライン）にリンクとして埋め込む。そして、まとめサイトへのアクセス要求を行なったユーザ端末１５３０において、まとめサイトの表示が行なわれる（ステップＳ１６３５）。

　以上の構成により、ユーザ端末１５３０と情報処理装置１５１０との間の通信負荷を少なくしつつ、ユーザが話題性のある情報を他のユーザに発信した場合に、他のユーザは、その情報に関する詳細情報を公開したサイトを容易に閲覧することができる。

［他の実施形態］
　以上、本発明の実施形態について詳述したが、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれていてもよい。

　本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用してもよい。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされる制御プログラム、あるいはその制御プログラムを格納した媒体、その制御プログラムをダウンロードさせるＷＷＷ(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれていてもよい。
　情報処理装置１００，２１０，１５１０、ユーザ端末１３０，２３０，１５３０、または情報処理システム２００，１５１０の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述の処理を実行させもよい。
　ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含む。
　「コンピュータシステム」は、ＷＷＷシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境（あるいは表示環境）も含む。
　「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。

　この出願は、２０１１年９月２６日に出願された日本国特願２０１１－２０８７１５を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

　本発明は、情報処理装置に適用することができる。本発明を適用した情報処理装置によれば、ユーザが話題性のある情報を他のユーザに発信した場合に、他のユーザは、その情報に関する詳細情報を公開したサイトを容易に閲覧することができる。

１００　情報処理装置
１０１　コミュニケーション情報収集部
１０２　ライフログ情報抽出部
１０３　ライフログ情報蓄積部
１０４　話題性判定部
１０５　ウェブアドレス生成部
１０６　コミュニケーション情報送信部
１３０　ユーザ端末
１５０、１６０、１７０　ソーシャルネットワーク

Claims

　第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集する収集部と、
　収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出するライフログ情報抽出部と、
　抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積するライフログ情報蓄積部と、
　前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定する判定部と、
　前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成するウェブアドレス生成部と、
　前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する送信部と、
　を備える情報処理装置。
　前記ライフログ情報は、前記コミュニケーション情報に含まれるキーワード情報とユーザの行動情報とを含む請求項１に記載の情報処理装置。
　前記ユーザの行動情報は、前記ユーザの位置情報を含む請求項２に記載の情報処理装置。
　前記ライフログ情報蓄積部は、前記ライフログ情報の出現回数と、前記ライフログ情報の所定期間内の出現頻度と、前記ライフログ情報の最終出現日と、の少なくとも１つを蓄積する請求項１乃至３のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　前記判定部は、前記ライフログ情報の出現回数と、前記ライフログ情報の所定期間内の出現頻度とに対し、前記ライフログ情報をいずれのソーシャル・ネットワーキング・サービスのコミュニケーション情報から得たかに対応して重み付けしつつライフログ情報の話題性を判定する請求項４に記載の情報処理装置。
前記収集部は、複数のソーシャル・ネットワーキング・サービスからコミュニケーション情報を収集する請求項１乃至５のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　前記送信部は、前記第２のユーザ端末からのリクエストに応じて、前記話題情報発信サイトのウェブアドレスを、前記第２のユーザ端末に対して送信する請求項１乃至６のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集し、
　収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出し、
　ライフログ情報蓄積部に対して、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積し、
　前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定し、
　前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成し、
　前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する、
　ことを含む情報処理方法。
　第１のユーザ端末から第２のユーザ端末に対してソーシャルネットワークを介して発信されたコミュニケーション情報を収集し、
　収集した前記コミュニケーション情報に含まれるライフログ情報を抽出し、
　ライフログ情報蓄積部に対して、抽出した前記ライフログ情報および抽出した前記ライフログ情報の出現回数を蓄積し、
　前記ライフログ情報の出現回数の変化を算出し、前記出現回数の上昇率が所定の閾値を超えたライフログ情報を話題ライフログ情報と判定し、
　前記話題ライフログ情報に関連する詳細情報を公開するための話題情報発信サイトのウェブアドレスを生成し、
　前記ウェブアドレスを前記第１のユーザ端末または前記第２のユーザ端末に送信する、
　ことをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。