WO2012077385A1 - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信システムおよび通信装置を提供する。 【解決手段】基地局と、通信装置と、前記基地局と第1の通信方式で通信する第1の通信部、前記通信装置と第2の通信方式で通信する第2の通信部、前記通信装置の前記第1の通信方式における第1の識別情報と、前記第2の通信方式における第2の識別情報との対応関係を保持する識別情報保持部、および前記通信装置の特性を示すカテゴリー情報を前記通信装置と共有するためのカテゴリー情報保持部を有し、前記第1の通信部は、前記基地局との間で、前記カテゴリー情報に応じた前記通信装置に関する通信を前記通信装置の前記第1の識別情報を用いて行うゲートウェイ装置と、を備える通信システム。

Description

通信システムおよび通信装置
 本発明は、通信システムおよび通信装置に関する。
 現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)において4Gの無線通信システムの規格化が進められている。4Gによれば、リレーやキャリアアグリゲーションなどの技術を用いることにより、最大通信速度の向上やセルエッジでの品質向上を実現することができる。また、HeNodeB(Home eNodeB、フェムトセル基地局、携帯電話用小型基地局)やRHH(リモートラジオヘッド)など、eNodeB(マクロセル基地局)以外の基地局の導入によりカバレッジを向上させることも検討されている。リレーを行う中継装置(リレーノード)に関しては、例えば下記の特許文献に記載されている。
 一方、3GPPでは、MTC(Machine Type Communications)に関する議論も進められている。MTCは、一般的にM2M(Machine to Machine)と同義であり、機械と機械の間の人間が直接利用しない通信を意味する。このMTCは、主として、サーバと、人間が直接利用しないMTC端末との間で行われる。
 例えば、医療系のMTCアプリケーションとして、MTC端末が、人間の心電図情報を収集し、あるトリガ条件が満たされた場合に心電図情報をサーバにアップリンクを利用して送信することが考えられる。他のMTCアプリケーションとして、自動販売機をMTC端末として機能させ、サーバが、一定周期(例えば30日)ごとに管理下の自動販売機に対して売上を報告させることも考えられる。
 このようなMTC端末は、一例として一般的には以下の特徴を有するが、各MTC端末が以下の全ての特徴を有する必要はなく、いずれの特徴を有するかはアプリケーションに依存する。
・移動がほとんどない(Low Mobility)
・小容量のデータ転送(Online Small Data Transmission)
・超低消費電力(Extra Low Power Consumption)
・各MTCをグルーピングしてハンドリング(Group based MTC Features)
特開2007-60212号公報
 しかし、MTC端末の数は膨大になることが想定されるので、MTC端末を効率的に管理することが重要である。また、MTC端末は4Gと異なる通信インタフェースを有し、基地局と直接的に通信を行えない場合も考えられる。
 そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたのもであり、本発明の目的は、MTC端末などの通信装置を基地局が提供するネットワークに接続することが可能な新規かつ改良された通信システムおよび通信装置を提供することにある。
 上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基地局と、通信装置と、前記基地局と第1の通信方式で通信する第1の通信部、前記通信装置と第2の通信方式で通信する第2の通信部、前記通信装置の前記第1の通信方式における第1の識別情報と、前記第2の通信方式における第2の識別情報との対応関係を保持する識別情報保持部、および前記通信装置の特性を示すカテゴリー情報を前記通信装置と共有するためのカテゴリー情報保持部を有し、前記第1の通信部は、前記基地局との間で、前記カテゴリー情報に応じた前記通信装置に関する通信を前記通信装置の前記第1の識別情報を用いて行うゲートウェイ装置と、を備える通信システムが提供される。
 前記第2の通信部は、前記通信装置の前記第2の識別情報を用いて前記通信装置と通信してもよい。
 前記第2の通信部は、前記通信装置に特性情報を送信し、前記通信装置から前記特性情報に基づいて変更された前記通信装置のカテゴリー情報を受信し、前記第1の通信部は、前記第2の通信部により受信されたカテゴリー情報を前記基地局に送信し、前記カテゴリー情報保持部は、前記第2の通信部により受信されたカテゴリー情報を保持してもよい。
 前記ゲートウェイ装置は、前記通信装置から受信される変更前のカテゴリー情報に基づいて前記特性情報を選択する特性情報選択部をさらに備えてもよい。
 前記特性情報は前記通信装置に推奨される特性を示してもよい。
 前記ゲートウェイ装置は、前記通信装置に対する前記基地局からのページングを間欠受信するための受信周期を保持し、前記受信周期とオフセットを有する受信周期を前記第2の通信部から前記通信装置に通知させる間欠受信管理部をさらに備えてもよい。
 前記第2の通信部は、前記第1の通信部により前記基地局から前記通信装置を宛先とするデータが受信された場合、当該データを前記通信装置に送信し、前記第1の通信部は、前記通信装置を宛先とするデータの受信に成功した場合、前記通信装置による当該データの受信が成功したか否かの確認前に、前記基地局に対して受信確認信号を送信してもよい。
 前記ゲートウェイ装置は複数の通信装置と通信し、前記複数の通信装置の各々のために前記第1の通信部が間欠受信を行う各受信周期を調整する調整部をさらに備え、前記調整部は、1の受信周期の他の受信周期が、前記1の受信周期の整数倍の周期になるように前記各受信周期を調整してもよい。
 前記ゲートウェイ装置は複数の通信装置と通信し、前記第1の通信部は、アクティブ状態である通信装置のためにショート受信周期またはロング受信周期で間欠受信を行い、スリープ状態である通信装置のためにスリープ用受信周期で間欠受信を行い、前記ロング受信周期および前記スリープ用受信周期は前記ショート受信周期の整数倍に設定され、かつ、各受信周期は位相が揃うように設定されてもよい。
 前記第1の通信部は、前記基地局との間でランダムアクセス手順を行うことによりタイミングアドバンス値を取得し、複数の通信装置に関する通信のために共通の前記タイミングアドバンス値を利用してもよい。
 前記第1の通信部は、前記複数の通信装置の各々の前記第1の識別情報の取得要求を前記基地局に送信し、前記基地局から前記複数の通信装置の各々の前記第1の識別情報を取得してもよい。
 前記第1の通信方式は移動体通信方式であり、前記第2の通信方式は無線LAN通信方式であってもよい。
 前記通信装置は前記ゲートウェイ装置内に実装されており、前記第1の通信方式は移動体通信方式であり、前記第2の通信方式は前記ゲートウェイ装置内の専用のインタフェースを利用する通信方式であってもよい。
 また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、通信装置であって、基地局と第1の通信方式で通信し、前記通信装置と第2の通信方式で通信し、前記通信装置の前記第1の通信方式における第1の識別情報と、前記第2の通信方式における第2の識別情報との対応関係を保持し、前記通信装置の特性を示すカテゴリー情報を前記通信装置と共有するゲートウェイ装置と前記第2の通信方式で通信する、通信装置が提供される。
 以上説明したように本発明によれば、MTC端末などの通信装置を基地局が提供するネットワークに接続することが可能である。
無線通信システムの構成例を示した説明図である。 MTCゲートウェイの第1の実現形態を示した説明図である。 MTCゲートウェイの第2の実現形態を示した説明図である。 MTCゲートウェイの第3の実現形態を示した説明図である。 MTCゲートウェイの第4の実現形態を示した説明図である。 カテゴリー設定のためのシーケンスを示した説明図である。 コンテンション型のランダムアクセス手順を示したシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態によるMTC端末1およびMTCゲートウェイの構成を示した説明図である。 各MTC端末のためのランダムアクセス手順を示したシーケンス図である。 MTC端末に関する通信を示した説明図である。 DRX周期の伝達シーケンスを示した説明図である。 MTCゲートウェイおよびMTC端末による間欠受信を示した説明図である。 本発明の第2の実施形態によるMTC端末およびMTCゲートウェイの構成を示した説明図である。 第2の実施形態によるMTC端末およびMTCゲートウェイの動作を示したシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態によるMTC端末およびMTCゲートウェイの構成を示した説明図である。 各DRX周期の関係を示した説明図である。 第3の実施形態によるMTC端末およびMTCゲートウェイの動作を示したシーケンス図である。 第4の実施形態による基地局の構成を示した機能ブロック図である。 各DRX周期の関係を示した説明図である。 第4の実施形態による動作を示したシーケンス図である。 第5の実施形態による動作を示したシーケンス図である。
 以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
 また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてMTC端末20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、MTC端末20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、単にMTC端末20と称する。
 また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
  1.無線通信システムの概略
   1-1.無線通信システムの構成
   1-2.MTCゲートウェイの実現形態
   1-3.MTCゲートウェイに関する考察
   1-4.UEおよびMTC端末のカテゴリー
   1-5.ページング
   1-6.ランダムアクセス
  2.各実施形態の説明
   2-1.第1の実施形態
   2-2.第2の実施形態
   2-3.第3の実施形態
   2-4.第4の実施形態
   2-5.第5の実施形態
  3.むすび
  <1.無線通信システムの概略>
 現在、3GPPにおいて4Gの無線通信システムの規格化が進められている。本発明の実施形態は、一例としてこの4Gの無線通信システムに適用することができるので、まず、4Gの無線通信システムの概略を説明する。
   [1-1.無線通信システムの構成]
 図1は、無線通信システム1の構成例を示した説明図である。図1に示したように、無線通信システム1は、オペレータドメイン10と、MTC端末20と、MTCゲートウェイ30と、MTCサーバ40と、を備える。
 オペレータドメイン10は、データ通信用のセッションの設定、開放やハンドオーバーの制御を行うMME(Mobility Management Entity)、ユーザデータのルーティング、転送などを行うS-GW(Serving Gateway)、およびeNodeB、リレーノード、または家庭用小型基地局であるHome eNodeBのような基地局などを含む。
 MTCサーバ40は、各MTC端末20を管理するノードであり、各MTC端末20を制御して例えば情報の収集を行う。図1においてはMTCサーバ40がオペレータドメイン10の外部に配置された例を示しているが、MTCサーバ40はオペレータドメイン10の内部に配置されてもよい。MTCサーバ40は、例えばMTCユーザ42から出されるコマンドに従って動作する。
 MTC端末20は、3GPPで議論されている、機械と機械の間の人間が直接利用しない通信であるMTCに特化した無線端末である。このMTC端末20は、オペレータドメイン10とアプリケーションに応じた通信を行う。また、MTC端末20は、オペレータドメイン10を介してMTCサーバ40と双方向通信を行う。
 例えば、医療系のMTCアプリケーションとして、MTC端末20が、人間の心電図情報を収集し、あるトリガ条件が満たされた場合に心電図情報をサーバにアップリンクを利用して送信することが考えられる。他のMTCアプリケーションとして、自動販売機をMTC端末20として機能させ、MTCサーバ40が、一定周期(例えば30日)ごとに管理下の自動販売機に対して売上を報告させることも考えられる。
 このようなMTC端末20は、一例として一般的には以下の特徴を有するが、各MTC端末20が以下の全ての特徴を有する必要はなく、いずれの特徴を有するかはアプリケーションに依存する。
・移動がほとんどない(Low Mobility)
・小容量のデータ転送(Online Small Data Transmission)
・超低消費電力(Extra Low Power Consumption)
・各MTCをグルーピングしてハンドリング(Group based MTC Features)
 なお、また、MTC端末20はユーザ端末(UE:User Equipment)の一例であり、本発明の実施形態は、携帯電話やPC(Personal Computer)などの非MTC端末にも適用可能である。
 MTCゲートウェイ30には、図1に示したように、1または2以上のMTC端末20が従属し、従属するMTC端末20を代表して基地局を含むオペレータドメイン10と接続する。このMTCゲートウェイ30は、以下の背景から導入され得ると考えられる。
 (1)MTC端末20の数は膨大になることが想定されるので、MTCゲートウェイ30が複数のMTC端末20を束ねて扱うことにより、基地局からの管理を簡素化できる。
 (2)1の任意の装置内にMTC端末20の機能が実装される場合が考えられる。
 (3)MTC端末20がZigbeeやIEEE802.11に規定される無線LANなどの4Gと異なる通信インタフェースを有する場合が考えられる。
   [1-2.MTCゲートウェイの実現形態]
 上述したMTCゲートウェイ30は、基地局12やMTC端末20との関係において多様な形態で実現され得る。以下、図2~図5を参照してMTCゲートウェイ30の実現形態の一例を説明する。
 図2は、MTCゲートウェイ30の第1の実現形態を示した説明図である。第1の実現形態では、MTCゲートウェイ30は基地局12とLTE-Aセルラーにより接続され、MTC端末20とZigbeeや無線LANなどの非セルラーにより接続される。
 図3は、MTCゲートウェイ30の第2の実現形態を示した説明図である。第2の実現形態では、MTCゲートウェイ30は基地局12とLTE-Aセルラーにより接続され、MTC端末20ともLTE-Aセルラーにより接続される。
 図4は、MTCゲートウェイ30の第3の実現形態を示した説明図である。第3の実現形態では、MTCゲートウェイ30にMTC端末20の機能が実装されており、MTCゲートウェイ30は基地局12とLTE-Aセルラーにより接続され、MTC端末20とMTCゲートウェイ30内の専用インタフェースにより接続される。
 図5は、MTCゲートウェイ30の第4の実現形態を示した説明図である。第4の実現形態では、MTCゲートウェイ30の実体は存在しないが、MTC端末20が協調して動作し、例えば1のMTC端末20が他のMTC端末20を代表することにより、仮想的にMTCゲートウェイ30の機能が実現される。
   [1-3.MTCゲートウェイに関する考察]
 以下、上述のMTCゲートウェイ30が基地局12およびMTC端末20からどのように認識されるケースがあるかを考察する。
 (基地局12から見たMTCゲートウェイ30)
‐ケース1
 MTCゲートウェイ30が従属するMTC端末20を完全に代表することにより、基地局12からはMTCゲートウェイ30が1のUEとして認識され、基地局12からはMTCゲートウェイ30に従属するMTC端末20の存在を認識できない。このケースでは、基地局12はMTCゲートウェイ30のみと通信すればよいので、シグナリングの減少によりC-Planeへの負荷を低減することが可能である。しかし、実際には異なるカテゴリーを有する複数のMTC端末20がMTCゲートウェイ30に属している場合に、MTCゲートウェイ30を単一のカテゴリーで表現することが困難である。なお、カテゴリーについては「1-4.UEおよびMTC端末のカテゴリー」において後述する。
‐ケース2
 MTCゲートウェイ30は実際に存在していて通信を行うが、MTCゲートウェイ30は論理的にトランスペアレントで、基地局12からはMTC端末20しか存在しないように見える。このケースでは、基地局12が各MTC端末20のカテゴリー、属性を直接的にハンドリングできるが、シグナリングは減少しない。
‐ケース3
 MTCゲートウェイ30がトランスペアレントに基地局12とMTC端末20間の通信を中継する場合もあるが、一部の設定や通信をMTC端末20を代表して行うことにより、基地局12からMTCゲートウェイ30もMTC端末20も認識される。このケースでは、一部の設定等のMTCゲートウェイ30がMTC端末20を代表して行うのでシグナリング負荷を低減できる。
‐ケース4
 MTCゲートウェイ30の実体は存在せず、基地局12は各MTC端末20と直接通信を行うが、MTC端末20が協調して動作し、1のMTC端末20が他のMTC端末20を代表することにより、基地局12からMTCゲートウェイ30が論理的に存在しているように認識される。
 なお、ケース2およびケース3におけるMTCゲートウェイ30は現時点で検討されている4Gのリレーノードと類似する側面を有するが、eNodeBやUE(MTC端末20を含む)による認識のされ方が相違する。具体的には、リレーノードは、eNodeBからはリレーノードとして認識され、UEからはeNodeBとして認識されるが、MTCゲートウェイ30は、上述したように基地局12からはMTC端末20として認識され、また、後述するようにMTC端末20からはZigbeeや無線LANなど基地局として認識される。ただし、リレーノードの在り方は現在も検討が進められているので、リレーノードの一分類として本実施形態によるMTCゲートウェイ30が定義されることもあり得る。
 (MTC端末20から見たMTCゲートウェイ30)
‐ケースA
 MTCゲートウェイ30とMTC端末20が無線LANなどで接続されており、MTC端末20からはMTCゲートウェイ30が無線LANなどのアクセスポイントとして認識される。このケースでは、MTC端末20が非セルラー系であっても4Gの通信システムにMTC端末20を収容することが可能となるが、各MTC端末20が4Gで要求される動作を行うことは困難である。
‐ケースB
 MTCゲートウェイ30にMTC端末20の機能が実装されており、MTCゲートウェイ30とMTC端末20が専用のインタフェースで接続される。このケースでは、複数のMTC端末20を個別に用意しなくてよく、例えば、携帯電話等などの1つの装置内にMTC端末20の機能が実装されることが考えられる。
‐ケースC
 MTCゲートウェイ30の実体は存在せず、基地局12は各MTC端末20と直接通信を行うが、MTC端末20が協調して動作し、1のMTC端末20が他のMTC端末20を代表することにより、基地局12からMTCゲートウェイ30が論理的に存在しているように認識される。このケースは、MTCゲートウェイ30が必要でないという利点を有するが、MTC端末20がどのように協調するかが検討事項である。
‐ケースD
 MTCゲートウェイ30がMTC端末20と4Gの回線に準じる形態で接続される。
 (各ケースの組み合わせ)
 以上、基地局12からMTCゲートウェイ30がケース1~4のように認識される場合、およびMTC端末20からケースA~Dのように認識されるケースを説明した。以下、MTCゲートウェイ30の実現形態例として、ケース1~4とケースA~Cの組み合わせを示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 
 なお、本明細書においては、上記のケース(v)または(vi)に該当する形態のMTCゲートウェイ30、すなわち、基地局12から見たMTCゲートウェイ30がケース(3)に該当し、MTC端末20から見たMTCゲートウェイがケース(A)またはケース(B)に該当するMTCゲートウェイ30に焦点を当てて説明する。
   [1-4.UEおよびMTC端末のカテゴリー]
 以下に説明する本発明の各実施形態は、カテゴリーに関する実施形態、ページングに関する実施形態、およびランダムアクセスに関する実施形態を含む。そこで、各実施形態の説明に先立ち、カテゴリー、ページング、およびランダムアクセスについて説明する。
 LTEにおいては、UEのカテゴリーがカテゴリー1~カテゴリー5に分類されている。このカテゴリーは、以下に示すように、UEの能力(capability)に応じて分類されている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 図6は、カテゴリー設定のためのシーケンスを示した説明図である。図6に示したように、UE22は自身のカテゴリーを基地局12に申請し(S62)、基地局12はUE22に対して確認信号を返信する(S64)。なお、UE22は、ディタッチした後に再度アタッチしてからカテゴリーを再度申請することにより、カテゴリーを変更することも可能である。
 以上、UEのカテゴリーについて説明したが、MTC端末20も同様に複数のカテゴリーに分類されることが考えられる。そこで、本件発明者によって検討されたMTC端末20のカテゴリーの一例を以下に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 上記のように、MTC端末20が有するLow MobiltyやPower Consumptionなどの各フィーチャーの能力(特性)に応じてカテゴリーを決定することができる。なお、上記したカテゴリー分類は一例に過ぎず、MTC端末20のフィーチャーは多岐に渡るので、より多数のカテゴリーが用意されることも考えられる。
 また、基地局12は、各MTC端末20のカテゴリーに応じて各MTC端末20との通信を制御すると考えられる。例えば、基地局12は、Mobilityが「High Mobility」であるMTC端末20には、「Low Mobility」であるMTC端末20よりも高頻度でメジャメント要求を行ってもよい。
   [1-5.ページング]
 UEは、消費電力を節約するために、スリープモードに遷移する場合がある。このスリープモードで動作するUEは、DRX(Discontinues Receotion)周期で基地局12から送信されるページングチャネルを観測し、自分宛てのメッセージがない場合には低消費電力状態に戻り、自分宛のメッセージがある場合には当該メッセージに従った動作を行う。なお、ページングチャネルには、UE宛てのデータが基地局12に存在することを通知するためのincoming callと、基地局12のシステム情報(例えば、利用周波数)がアップデートされたことを知らせるメッセージが含まれる。MTC端末20にも、このようなスリープモード機能が実装されると考えられる。
   [1-6.ランダムアクセス]
 UEは、基地局12との間でランダムアクセスと呼ばれる手順を行うことにより基地局12とのコネクションを確立する。このランダムアクセス手順において、UEによるアップリンクの送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス値が取得される。各UEと基地局12との距離は異なるが、各UEから送信されたデータが基地局12に同時に到達するようにタイミングアドバンス値を用いた調整を行うことにより、アップリンクで複数のUEがリソースブロックを多重することが可能となる。
 また、ランダムアクセス手順は、コンテンション型とコンテンションフリー型の2種類に大別される。基本的にはコンテンション型が利用されるが、より確実なランダムアクセスのためにコンテンションフリー型が利用される場合もある。例えば、コンテンションフリー型は、ハンドオーバー後の新たな基地局12に接続する場合に利用される。ただし、コンテンションフリー型では、用意された64個のシーケンスのうちのいくつかのシーケンスが使用されるので、常にコンテンションフリー型を利用できるわけではない。
 図7は、上述したコンテンション型のランダムアクセス手順を示したシーケンス図である。図7に示したように、まず、UE22がランダムアクセスプリアンブルを基地局12に送信する(Step1)。ランダムアクセスプリアンブルとして用意されている64個の各シーケンスは直交するので、異なるシーケンスがランダムアクセスプリアンブルとして同一リソース(同時刻、同周波数)で送信されても、基地局12は各ランダムアクセスプリアンブルを分離可能である。ただし、同一のシーケンスのランダムアクセスプリアンブルが同一リソースで送信された場合、基地局12は衝突により各ランダムアクセスプリアンブルを検出することが困難である。
 基地局12は、UE22からのランダムアクセスプリアンブルの受信に成功した場合、ランダムアクセスプリアンブルの受信タイミングからUE22の遠近を判断し、UE22が送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンス値を計算する。
 そして、基地局12は、ランダムアクセスレスポンスをUE22に送信する(Step2)。このランダムアクセスレスポンスは、上記のタイミングアドバンス値、およびアップリンクのスケジューリング情報を含む。なお、アップリンクのスケジューリングのための空きリソースが無い場合には当該ステップは行われない。
 その後、UE22は、コネクションリクエストとして、Step2において受信したスケジューリング情報の示すリソースにおいてL2/L3メッセージを送信する(Step3)。なお、Step1において同一のランダムアクセスプリアンブルを複数のUE22が送信し、基地局12が少なくとも一方のランダムアクセスプリアンブルの受信に成功する場合も考えられる。この場合、Step2において基地局12から送信されるランダムアクセスレスポンスを複数のUE22が自分宛と認識とし、複数のUE22が同一リソースにおいてL2/L3メッセージを送信する。このため、基地局12は、複数のUE22から送信されたL2/L3メッセージをいずれも受信できない、またはいずれかを受信できる。
 基地局12は、Step3においてUE22から送信されたL2/L3メッセージの受信に成功した場合、このUE22に対してACKを返信する(Step4)。なお、基地局12は、ACK送信用のリソースの空きが無い場合にはACKを返信しない。UE22は、このようにStep4のACKの受信によりランダムアクセスが成功したことを認識する。
  <2.各実施形態の説明>
 本発明は、一例として「2-1.第1の実施形態」~「2-5.第5の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下、このような各実施形態について順次に説明する。
   [2-1.第1の実施形態]
    (着眼点)
 基地局12から見てMTCゲートウェイがトランスペアレントであるためにMTCゲートウェイが基地局からの情報を単にMTC端末にリレーすると、遅延に対する要求を満たせない場合がある。例えば、ハイブリッドARQ(Automatic Retransmission Request)が用いられる場合、ラウンドトリップタイムは8msと定められている。しかし、MTCゲートウェイが基地局からの情報を単にMTC端末にリレーすると、このラウンドトリップタイムを満足できない場合があるだろう。なお、ハイブリッドARQは、送信者が、送信データに対するACKまたはNACKが受信されるまで次のデータ送信を待機するStop And Wait型の方法である。
 また、ランダムアクセス手順においても、MTC端末がMTCゲートウェイを介して図7に示したランダムアクセスレスポンスを受信してからL2/L3を送信すると、上記同様に遅延の問題が生じる。
 したがって、4Gに関する全ての情報をMTC端末のみに搭載し、MTCゲートウェイを常に単なる中継を行うように動作させることは、遅延やレスポンスなどの観点から好ましくない。一方、4Gに関する全ての情報をMTCゲートウェイの搭載することも現実的でない。
 本発明の第1の実施形態は上記の事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明の第1の実施形態によれば、MTCゲートウェイに、トランスペアレントな側面や、MTC端末を代表する側面を持たせることが可能である。以下、図8~図12を参照し、このような本発明の第1の実施形態の詳細を説明する。
    (第1の実施形態の構成)
 図8は、本発明の第1の実施形態によるMTC端末20-1およびMTCゲートウェイ30-1の構成を示した説明図である。
 図8に示したように、MTC端末20-1は、無線LAN通信部210、カテゴリー情報保持部220、DRX管理部230、MAC_ID保持部240、およびアプリケーション250を備える。また、MTCゲートウェイ30-1は、無線LAN通信部310、カテゴリー情報保持部320、DRX管理部330、C-RNTI保持部340と、データバッファ350と、を備える。
 MTC端末20-1の無線LAN通信部210は、MTCゲートウェイ30-1の無線LAN通信部310(第2の通信部)と、IEEE802.11a、b、n、およびacなどの無線通信規格に従って無線通信する。なお、図8においてはMTC端末20-1とMTCゲートウェイ30-1が非セルラー系(移動体通信方式、第2の通信方式)の一例として無線LANにより接続される例を示したが、MTC端末20-1とMTCゲートウェイ30-1は他の非セルラー系(例えば、Zigbee)により接続されてもよい。
 さらに、MTC端末20-1の機能は図4に示したようにMTCゲートウェイ30-1にソフトウェア的に実装されてもよく、この場合、MTC端末20-1はMTCゲートウェイ30-1と専用のインタフェースを介して接続されてもよい。
 MTCゲートウェイ30-1のカテゴリー情報保持部320は、MTC端末20-1のカテゴリー情報を保持する。このカテゴリー情報は、MTC端末20-1におけるアプリケーション250の動作によって変化する場合も考えられるので、MTC端末20-1のカテゴリー情報保持部220においても保持される。このように、MTCゲートウェイ30-1がMTC端末20-1とカテゴリー情報を共有することにより、トランスペアレントを実現する。
 MTCゲートウェイ30-1のDRX管理部330(間欠受信管理部)は、MTCゲートウェイ30-1のセルラー通信部360がMTC端末20-1に対するページング情報を受信するためのDRX周期(間欠受信周期)を保持、管理する。同様に、MTC端末20-1のDRX管理部230は、MTCゲートウェイ30-1から転送されるページング情報を無線LAN通信部210が受信するためのDRX周期を保持する。なお、詳細については図12を参照して説明するが、MTC端末20-1のDRX周期はMTCゲートウェイ30-1のDRX周期に対してオフセットを有する。
 MTCゲートウェイ30-1のC-RNTI保持部340(識別情報保持部)は、MTC端末20-1の4Gにおける識別情報であるC-RNTIと、MTC端末20-1の無線LANにおける識別情報であるMAC_IDとを対応付けて保持する。一方、MTC端末20-1のMAC_ID保持部240は、MTC端末20-1のMAC_IDを保持する。なお、MTC端末20-1は、MAC_IDに加えてC-RNTIを保持してもよい。
 MTCゲートウェイ30-1のデータバッファ350は、基地局12およびMTC端末20-1間で中継するためのデータを一時的に保持するためのバッファである。例えば、基地局12からMTC端末20-1に向けたデータ、およびMTC端末20-1から基地局12に向けたデータがデータバッファ350に一時的に保持される。
 MTCゲートウェイ30-1のセルラー通信部360(第1の通信部)は、基地局12と4G(第1の通信方式)に従った通信を行う。
 このように、本実施形態においては、カテゴリー情報、C-RNTIに対応するMAC_IDおよびDRX周期をMTC端末20-1に保持させ、他の4Gの処理をMTCゲートウェイ20-1側で代行して処理する。以下、本実施形態によるランダムアクセス、データ通信、およびDRXの動作を具体的に説明する。
  (第1の実施形態による動作)
   -ランダムアクセス
 図9は、各MTC端末20-1のためのランダムアクセス手順を示したシーケンス図である。図9に示したように、MTCゲートウェイ30-1は、MTC端末20-1からC-RNTIの取得要求を受信すると(S404)、基地局12との間でランダムアクセスを実行する(S408)。
 S408のランダムアクセスにより、タイミングアドバンス値およびMTC端末20-1用のC-RNTIが取得されるので、MTCゲートウェイ30-1は、取得されたMTC端末20-1用のC-RNTIをC-RNTI保持部340に保持する(S412)。
 そして、MTCゲートウェイ30-1は、複数のMTC端末20-1が従属する場合、従属するMTC端末20-1の数だけ図9に示した処理を繰り返す。なお、MTCゲートウェイ30-1は、取得したC-RNTIをMTC端末20-1に通知してもよい。
   -データ通信
 図10は、MTC端末20-1に関する通信を示した説明図である。図10に示したように、C-RNTIが「xx」であり、MAC_IDが「yy」であるMTC端末20-1へ基地局12がデータを送信する場合を考える。この場合、基地局12は、宛先をC-RNTI:xxに設定してデータAを送信する(S420)。
 そして、MTCゲートウェイ30-1は、データAの受信に成功すると、MTC端末20-1が当該データAの受信に成功したか否かの確認前に、基地局12に対してACKを返信する(S422)。基地局12は、MTCゲートウェイ30-1からACKを受信すると、次のデータBを送信する(S426)。なお、MTCゲートウェイ30-1は、データAの受信に失敗した場合にはNACKを返信し、基地局12はデータAを再送する。
 一方、MTCゲートウェイ30-1は、データAの受信に成功すると、宛先をMAC_ID:yyに設定してデータAをMTC端末20-1に送信する(S424)。そして、MTC端末20-1は、データAの受信に成功するとACKをMTCゲートウェイ30-1に返信する(S428)。
 上述したように、MTCゲートウェイ30-1がACK/NACKの返信を代行して行うことにより、トランスペアレントを実現しつつ、ハイブリッドARQに関して定められているラウンドトリップタイムを満たすことが可能である。
   -DRX
 図11は、DRX周期の伝達シーケンスを示した説明図である。図11に示したように、MTCゲートウェイ30-1は、MTC端末20-1に対するページングを間欠受信するためのDRX周期を基地局12から受信すると、このDRX周期をDRX管理部330に保持する(S430)。
 そして、MTCゲートウェイ30-1のDRX管理部330は、基地局12から受信したDRX周期に対してオフセットを有するDRX周期を無線LAN通信部310からMTC端末20-1に送信させる(S434)。その後、MTC端末20-1のDRX管理部230は、無線LAN通信部310により受信されたDRX周期を保持する。ここで、図2を参照し、MTCゲートウェイ30-1のDRX周期とMTC端末20-1のDRX周期の関係を説明する。
 図12は、MTCゲートウェイ30-1およびMTC端末20-1による間欠受信を示した説明図である。図12に示したように、MTC端末20-1は、MTCゲートウェイ30-1に連動して間欠受信を行う。また、MTC端末20-1のDRX周期は、MTCゲートウェイ30-1がページングチャネルを受信してから送信するまでの遅延を考慮して、MTCゲートウェイ30-1のDRX周期に対してオフセットを有するように設定される。
 以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、4Gにおける遅延の要求を満たしつつ、トランスペアレントな側面を有するMTCゲートウェイ30-1を実現することが可能である。
   [2-2.第2の実施形態]
   (着眼点)
 1のMTCゲートウェイには、異なるカテゴリーに分類される複数のMTC端末が従属し得る。しかし、あるMTC端末のカテゴリーのフィーチャーと、他のMTC端末のカテゴリーのフィーチャーは矛盾し得る。例えば、表3に示したカテゴリー2に分類されるMTC端末のMobilityは「Low Mobility」であるが、カテゴリー5に分類されるMTC端末のMobilityは「High Mobility」である。このため、カテゴリー2に分類されるMTC端末と、カテゴリー5に分類されるMTC端末が同一のMTCゲートウェイに従属すると矛盾が生じる。
 本発明の第2の実施形態は上記の事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明の第2の実施形態によれば、MTC端末のカテゴリー設定に関する矛盾の発生を防止することができる。以下、図13および図14を参照し、このような本発明の第2の実施形態の詳細を説明する。
   (第2の実施形態の構成)
 図13は、本発明の第2の実施形態によるMTC端末20-2およびMTCゲートウェイ30-2の構成を示した説明図である。
 図13に示したように、MTC端末20-2は、無線LAN通信部210、カテゴリー情報保持部220、カテゴリー変更部224、DRX管理部230、MAC_ID保持部240、およびアプリケーション250を備える。また、MTCゲートウェイ30-2は、無線LAN通信部310、カテゴリー情報保持部320、推奨特性管理部324、DRX管理部330、C-RNTI保持部340と、データバッファ350と、を備える。以下、第2の実施形態によるMTC端末20-2およびMTCゲートウェイ30-2が有する構成のうちで、第1の実施形態によるMTC端末20-1およびMTCゲートウェイ30-1と異なる構成を主に説明する。
 MTCゲートウェイ30-2の推奨特性管理部324(特性情報選択部)は、従属するMTC端末20に推奨するフィーチャー(特性)を選択し、当該フィーチャーを無線LAN通信部310からMTC端末20-2に通知させる。推奨特性管理部324は、例えば、従属する各MTC端末20-2のカテゴリーを問い合わせ、「Mobity」、「Power Consumption」などのフィーチャー項目ごとに推奨されるフィーチャーを選択してもよい。
 なお、上記では推奨されるフィーチャーを選択する例を説明したが、MTCゲートウェイ30-2は、反対に、回避すべきフィーチャーを選択し、当該フィーチャーを無線LAN通信部310からMTC端末20-2に通知させてもよい。例えば、「Mobity」が「High Mobility」であるカテゴリーのMTC端末20-2が多数派であった場合、推奨特性管理部324は、「Low Mobility」を回避すべきフィーチャーとして選択してもよい。
 MTC端末20-2のカテゴリー変更部224は、MTCゲートウェイ30-2から通知されるフィーチャーに基づき、自身のカテゴリーを必要に応じて変更する。例えば、自身のカテゴリーが表3に示したカテゴリー2であり、MTCゲートウェイ30-2から推奨されるフィーチャーとして「High Mobility」が通知された場合を考える。この場合、カテゴリー変更部224は、カテゴリー4または5など、Mobilityが「High Mobility」であるカテゴリーに自身のカテゴリーを変更してもよい。
 また、自身のカテゴリーが表3に示したカテゴリー2であり、MTCゲートウェイ30-2から回避すべきケーパビリティとして「Low Mobility」が通知された場合を考える。この場合、カテゴリー変更部224は、カテゴリー4または5など、Mobilityが「High Mobility」であるカテゴリーに自身のカテゴリーを変更してもよい。
 なお、MTCゲートウェイ30-2から通知されるフィーチャーを満たすカテゴリーへの変更が困難である場合、MTC端末20-2はMTCゲートウェイ30-2との接続を解除してもよい。また、上記では推奨されるフィーチャーを選択する例を説明したが、MTCゲートウェイ30-2は、推奨されるカテゴリー、または回避すべきカテゴリーを選択してMTC端末20-2に通知してもよい。
   (第2の実施形態の動作)
 以上、第2の実施形態によるMTC端末20-2およびMTCゲートウェイ30-2の構成を説明した。続いて、図14を参照し、第2の実施形態によるMTC端末20-2およびMTCゲートウェイ30-2の動作を説明する。
 図14は、第2の実施形態によるMTC端末20-2およびMTCゲートウェイ30-2の動作を示したシーケンス図である。図14に示したように、まず、MTCゲートウェイ30-2がMTC端末20-2にカテゴリーの通知を要求すると(S452)、MTC端末20-2は、MTCゲートウェイ30-2からの要求に応じて自身のカテゴリーをMTCゲートウェイ30-2に通知する(S454)。
 なお、MTCゲートウェイ30-2に複数のMTC端末20-2が従属する場合、S452およびS454の処理は従属するMTC端末20-2ごとに行われる。ただし、MTCゲートウェイ30-2は、S452においてカテゴリー通知の要求をブロードキャストにより一括して複数のMTC端末20-2に送信してもよい。
 続いて、MTCゲートウェイ30-2の推奨特性管理部324は、従属するMTC端末20-2のカテゴリーに基づいて、従属するMTC端末20-2に推奨されるフィーチャーを選択する(S456)。その後、MTCゲートウェイ30-2は、MTC端末20-2から推奨されるフィーチャーの問い合わせを受けると(S458)、S456において選択したフィーチャーをMTC端末20-2に通知する(S460)。
 次に、MTC端末20-2のカテゴリー変更部224は、MTCゲートウェイ30-2から通知されたフィーチャーに基づき、通知されたフィーチャーと自身のフィーチャーが矛盾する場合等、必要に応じて自身のフィーチャーを変更する(S462)。その後、MTC端末20-2は、変更後のカテゴリーをカテゴリー情報保持部220に保持し、変更後のカテゴリーをMTCゲートウェイ30-2に通知する(S464)。
 続いて、MTCゲートウェイ30-2は、MTC端末20-2から通知されたカテゴリーを基地局12に通知する(S466)。そして、MTCゲートウェイ30-2は、基地局12からカテゴリーの設定確認を受信すると(S468)、当該カテゴリーをカテゴリー情報保持部320に保持し、カテゴリーの設定確認をMTC端末20-2に送信する(S470)。
 以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、MTC端末のカテゴリー設定に関する矛盾の発生を防止してMTCゲートウェイ30-2を導入することが可能となる。
   [2-3.第3の実施形態]
   (着眼点)
 MTCゲートウェイが基地局から見てトランスペアレントであり、MTCゲートウェイに複数のMTC端末が従属する場合、各MTC端末のために異なるDRX周期(ページング周期)が設定され得る。この場合、MTCゲートウェイが各MTC端末のためのページングチャネルを個別に間欠受信するので、受信回数が増加し、MTCゲートウェイの消費電力が増大してしまうことが懸念される。
 本発明の第3の実施形態は上記の事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明の第3の実施形態によれば、各MTC端末のためのDRX周期を調整することによりMTCゲートウェイの消費電力を抑制することができる。以下、図15~図17を参照し、このような本発明の第3の実施形態の詳細を説明する。
   (第3の実施形態の構成)
 図15は、本発明の第3の実施形態によるMTC端末20-3およびMTCゲートウェイ30-3の構成を示した説明図である。
 図15に示したように、MTC端末20-3は、無線LAN通信部210、カテゴリー情報保持部220、カテゴリー変更部224、DRX管理部230、MAC_ID保持部240、およびアプリケーション250を備える。また、MTCゲートウェイ30-3は、無線LAN通信部310、カテゴリー情報保持部320、推奨特性管理部324、DRX管理部330、C-RNTI保持部340と、データバッファ350と、を備える。以下、第3の実施形態によるMTC端末20-3およびMTCゲートウェイ30-3が有する構成のうちで、第1の実施形態によるMTC端末20-1およびMTCゲートウェイ30-1と異なる構成を主に説明する。
 MTCゲートウェイ30-3のDRX管理部330は、従属する複数のMTC端末20-3のDRX周期を調整するDRX調整部332を含む。具体的には、DRX調整部332は、最も短いDRX周期の他のDRX周期が、最も短いDRX周期の整数倍になるように各MTC端末20-3のためのDRX周期を調整する。
 例えば、図16に示したように、MTC端末20-3Bおよび20-3CのDRX周期が、最も短いMTC端末20-3AのためのDRX周期の整数倍になるように各MTC端末20-3のためのDRX周期を調整する。かかる構成により、MTCゲートウェイ30-3のセルラー通信部360は、最も短いMTC端末20-3AのためのDRX周期でページングチャネルを受信する際に、同時に他のMTC端末20-3Bおよび20-3Cのためのページングチャネルを受信することが可能となる。その結果、MTCゲートウェイ30-3の受信回数が削減されるので、MTCゲートウェイ30-3のDRXのための消費電力を抑制することが可能である。
   (第3の実施形態の動作)
 以上、第3の実施形態によるMTC端末20-3およびMTCゲートウェイ30-3の構成を説明した。続いて、図17を参照し、第3の実施形態によるMTC端末20-3およびMTCゲートウェイ30-3の動作を説明する。
 図17は、第3の実施形態によるMTC端末20-3およびMTCゲートウェイ30-3の動作を示したシーケンス図である。図17に示したように、まず、MTCゲートウェイ30-3に従属する複数のMTC端末20-3A、20-3B・・・がDRX周期をMTCゲートウェイ30-3に通知すると(S482、S484)、MTCゲートウェイ30-3のDRX調整部332が各MTC端末20-3のためのDRX周期を調整する(S486)。
 具体的には、MTCゲートウェイ30-3のDRX調整部332は、最も短いDRX周期の他のDRX周期が、最も短いDRX周期の整数倍になるように各MTC端末20-3のためのDRX周期を調整する。
 その後、MTCゲートウェイ30-3は、調整後の各MTC端末20-3のためのDRX周期を基地局12に通知し(S488)、基地局12からDRX周期の設定確認を受信すると(S490)、各MTC端末20-3にDRX周期の設定確認を送信する(S492、S494)。
   <2-4.第4の実施形態>
   (着眼点)
 MTCゲートウェイに、状態がRRC_ConnectedであるMTC端末と、状態がRRC_IDLEであるMTC端末の双方が従属する場合が考えられる。RRC_Connectedは、基地局と通信を行えるActiveな状態である。RRC_IDLEは、DRX周期でページングチャネルを観測することにより消費電力を抑制するSleep状態である。
 また、状態がRRC_Connectedであっても、「3GPP TS 36.300 7.2章」にあるように、DRX周期が設定される場合がある。このDRX周期はショートとロングに大別され、ショートで動作中に所定期間にわたってページングチャネルが受信されなかった場合にロングに移行することが想定されている。このショートとロングの切替えは、基地局による決定、および基地局からUE(MTC端末)への制御によって行われる。
 上記のRRC_IDLEにおけるDRX周期は多様であり、また、RRC_ConnectedにおけるショートおよびロングのDRX周期も存在するが、これのDRX周期の同期がとれていないとMTCゲートウェイの動作率が高くなり、消費電力の増大が懸念される。
 本発明の第4の実施形態は上記の事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明の第4の実施形態によれば、各状態のDRX周期を調整することによりMTCゲートウェイの消費電力を抑制することができる。以下、図18~図20を参照し、このような本発明の第4の実施形態の詳細を説明する。
   (第4の実施形態の構成)
 図18は、第4の実施形態による基地局12の構成を示した機能ブロック図である。図18に示したように、基地局12は、MTC端末管理部120と、DRX調整部130と、セルラー通信部160と、を備える。
 MTC端末管理部120は、各MTCゲートウェイ30に従属するMTC端末20をグループとして管理し、各MTC端末20のC-RNTIおよびP-RNTI(Paging Radio Network Temporary Identify)を保持する。なお、状態がRRC_IDLEであるMTC端末20へのページングの送信にはP-RNTIが用いられ、状態がRRC_ConnectedであるMTC端末20への制御信号の送信にはC-RNTIまたはP-RNTIが用いられる。
 セルラー通信部160は、MTCゲートウェイ30と4Gなどのセルラー通信方式に従った通信を行う。
 DRX調整部130は、RRC_ConnectedのDRX周期、およびRRC_IDLEのDRX周期を調整する。具体的には、RRC_IDLEのDRX周期の方がRRC_ConnectedのDRX周期よりも長いので、DRX調整部130は、RRC_IDLEのDRX周期がRRC_ConnectedのロングDRX周期の整数倍になるように各DRX周期を調整する。また、DRX調整部130は、ロングDRX周期がショートDRX周期の整数倍になるように各DRX周期を調整する。さらに、DRX調整部130は、RRC_IDLEのDRX周期、ショートDRX周期、およびロングDRX周期の位相を揃える。
 例えば、図19に示したように、RRC_IDLEのDRX周期、ショートDRX周期、およびロングDRX周期の長さおよび位相を調整することにより、ショートDRX周期からロングDRX周期へ移行した場合も、ロングDRX周期からショートDRX周期へ移行した場合も、RRC_IDLEのDRXはRRC_ConnectedのDRXと同時に行われる。
 したがって、状態がRRC_ConnectedであるMTC端末20と、状態がRRC_IDLEであるMTC端末20の双方がMTCゲートウェイ30に従属する場合であっても、MTCゲートウェイ30の動作率を低減することにより、MTCゲートウェイ30の消費電力を抑制することが可能である。
   (第4の実施形態の動作)
 以上、第4の実施形態による基地局12の構成を説明した。続いて、図20を参照し、第4の実施形態による動作を説明する。
 図20は、第4の実施形態による動作を示したシーケンス図である。図20に示したように、まず、MTC端末20がRRC_IDLEのDRX周期を要求すると(S504)、MTCゲートウェイ30が当該要求を基地局12に転送する(S508)。
 そして、基地局12のDRX調整部130は、RRC_ConnectedのロングDRX周期の整数倍になるように、かつ、ロングDRX周期と位相が揃うようにRRC_IDLEのDRX周期を調整する(S512)。その後、MTCゲートウェイ30を介してDRX周期の設定内容がMTC端末20に通知される(S516、S520)。
   [2-5.第5の実施形態]
   (着眼点)
 図9を参照し、MTCゲートウェイ30-1が各MTC端末20-1に関してランダムアクセスを行い、各MTC端末20-1のC-RNTIおよびタイミングアドバンス値を取得する第1の実施形態を説明した。
 ここで、タイミングアドバンス値が用いられるのはMTCゲートウェイおよび基地局間のアップリンクのみである。このため、MTCゲートウェイのタイミングアドバンス値があればよいと考えられる。しかし、現状、ある端末の通信に関し、他の端末が取得したタイミングアドバンス値を使用するという手続きが存在しない。
 本発明の第5の実施形態は上記の事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明の第5の実施形態によれば、ランダムアクセスによるシグナリング、およびMTCゲートウェイの負荷を軽減することが可能である。以下、図21を参照し、このような本発明の第5の実施形態の詳細を説明する。
   (第5の実施形態の動作)
 図21は、第5の実施形態による動作を示したシーケンス図である。図21に示したように、まず、MTCゲートウェイ30-5は基地局12とランダムアクセスを実行し、タイミングアドバンス値を取得する(S524)。
 その後、MTCゲートウェイ30-5は、MTC端末20からC-RNTIの取得要求を受信すると(S528)、基地局12に対してMTC端末20用のC-RNTIの取得要求を基地局12に送信する(S532)。
 そして、MTCゲートウェイ30-5は、基地局12から要求に応じてMTC端末20用のC-RNTIが付与されると(S536)、MTC端末20用のC-RNTIをC-RNTI保持部340に保持する(S540)。なお、MTCゲートウェイ30-5は、このC-RNTIをMTC端末20に通知してもよいし、通知しなくてもよい。
 その後、MTCゲートウェイ30-5は、S536において付与されたC-RNTI、およびS524において取得したタイミングアドバンス値を用いてMTC端末20のアップリンク通信を行う。すなわち、MTCゲートウェイ30-5は、従属する複数のMTC端末20のアップリンク通信に、S524において取得した共通のタイミングアドバンス値を利用する。
 このような第5の実施形態によれば、MTCゲートウェイ30-5によるランダムアクセスの回数が減少するので、ランダムアクセスによるシグナリング、およびMTCゲートウェイ30-5の負荷を軽減することが可能である。
  <3.むすび>
 以上説明したように、本発明の実施形態によれば、4Gにおける遅延の要求を満たしつつ、トランスペアレントな側面を有するMTCゲートウェイを実現することが可能である。また、本発明の実施形態によれば、MTC端末のカテゴリー設定に関する矛盾の発生を防止してMTCゲートウェイを導入することが可能である。また、本発明の実施形態によれば、MTCゲートウェイのDRXのための消費電力を抑制することが可能である。また、本発明の実施形態によれば、ランダムアクセスによるシグナリング、およびMTCゲートウェイの負荷を軽減することが可能である。
 なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
 例えば、本明細書のMTC端末20、またはMTCゲートウェイ30の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、MTC端末20、またはMTCゲートウェイ30の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
 また、MTC端末20、MTCゲートウェイ30および基地局12に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述したMTC端末20、MTCゲートウェイ30および基地局12の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
 10   オペレータドメイン
 12   基地局
 20   MTC端末
 30   MTCゲートウェイ
 40   MTCサーバ
 120  MTC端末管理部
 130、332 DRX調整部
 160、360 セルラー通信部
 210、310 無線LAN通信部
 220、320 カテゴリー情報保持部
 230、330 DRX管理部
 240  MAC_ID保持部
 250  アプリケーション
 324  推奨特性管理部
 340  C-RNTI保持部
 350  データバッファ
 

Claims (14)

  1.  基地局と;
     通信装置と;
      前記基地局と第1の通信方式で通信する第1の通信部、
      前記通信装置と第2の通信方式で通信する第2の通信部、
      前記通信装置の前記第1の通信方式における第1の識別情報と、前記第2の通信方式における第2の識別情報との対応関係を保持する識別情報保持部、および
      前記通信装置の特性を示すカテゴリー情報を前記通信装置と共有するためのカテゴリー情報保持部を有し、
      前記第1の通信部は、前記基地局との間で、前記カテゴリー情報に応じた前記通信装置に関する通信を前記通信装置の前記第1の識別情報を用いて行うゲートウェイ装置と;
    を備える、通信システム。
  2.  前記第2の通信部は、前記通信装置の前記第2の識別情報を用いて前記通信装置と通信する、請求項1に記載の通信システム。
  3.  前記第2の通信部は、前記通信装置に特性情報を送信し、前記通信装置から前記特性情報に基づいて変更された前記通信装置のカテゴリー情報を受信し、
     前記第1の通信部は、前記第2の通信部により受信されたカテゴリー情報を前記基地局に送信し、
     前記カテゴリー情報保持部は、前記第2の通信部により受信されたカテゴリー情報を保持する、請求項2に記載の通信システム。
  4.  前記ゲートウェイ装置は、
     前記通信装置から受信される変更前のカテゴリー情報に基づいて前記特性情報を選択する特性情報選択部をさらに備える、請求項3に記載の通信システム。
  5.  前記特性情報は前記通信装置に推奨される特性を示す、請求項4に記載の通信システム。
  6.  前記ゲートウェイ装置は、前記通信装置に対する前記基地局からのページングを間欠受信するための受信周期を保持し、前記受信周期とオフセットを有する受信周期を前記第2の通信部から前記通信装置に通知させる間欠受信管理部をさらに備える、請求項1に記載の通信システム。
  7.  前記第2の通信部は、前記第1の通信部により前記基地局から前記通信装置を宛先とするデータが受信された場合、当該データを前記通信装置に送信し、
     前記第1の通信部は、前記通信装置を宛先とするデータの受信に成功した場合、前記通信装置による当該データの受信が成功したか否かの確認前に、前記基地局に対して受信確認信号を送信する、請求項1に記載の通信システム。
  8.  前記ゲートウェイ装置は複数の通信装置と通信し、
     前記複数の通信装置の各々のために前記第1の通信部が間欠受信を行う各受信周期を調整する調整部をさらに備え、
     前記調整部は、1の受信周期の他の受信周期が、前記1の受信周期の整数倍の周期になるように前記各受信周期を調整する、請求項1に記載の通信システム。
  9.  前記ゲートウェイ装置は複数の通信装置と通信し、
     前記第1の通信部は、アクティブ状態である通信装置のためにショート受信周期またはロング受信周期で間欠受信を行い、スリープ状態である通信装置のためにスリープ用受信周期で間欠受信を行い、
     前記ロング受信周期および前記スリープ用受信周期は前記ショート受信周期の整数倍に設定され、かつ、各受信周期は位相が揃うように設定される、請求項1に記載の通信システム。
  10.  前記第1の通信部は、前記基地局との間でランダムアクセス手順を行うことによりタイミングアドバンス値を取得し、複数の通信装置に関する通信のために共通の前記タイミングアドバンス値を利用する、請求項1に記載の通信システム。
  11.  前記第1の通信部は、前記複数の通信装置の各々の前記第1の識別情報の取得要求を前記基地局に送信し、前記基地局から前記複数の通信装置の各々の前記第1の識別情報を取得する、請求項10に記載の通信システム。
  12.  前記第1の通信方式は移動体通信方式であり、前記第2の通信方式は無線LAN通信方式である、請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  13.  前記通信装置は前記ゲートウェイ装置内に実装されており、
     前記第1の通信方式は移動体通信方式であり、前記第2の通信方式は前記ゲートウェイ装置内の専用のインタフェースを利用する通信方式である、請求項1に記載の通信システム。
  14.  通信装置であって、
      基地局と第1の通信方式で通信し、前記通信装置と第2の通信方式で通信し、前記通信装置の前記第1の通信方式における第1の識別情報と、前記第2の通信方式における第2の識別情報との対応関係を保持し、前記通信装置の特性を示すカテゴリー情報を前記通信装置と共有するゲートウェイ装置と前記第2の通信方式で通信する、通信装置。
     
     
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