WO2011086927A1 - 通信端末及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

 通信端末は、アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供するセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報を含む報知情報を取得する報知情報取得部と、報知情報に含まれる情報を含むセル情報を記憶する周波数情報記憶部と、報知情報及びセル情報に基づいて、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局のセルに当該通信端末が近接していることを検知すると、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局が提供する複数の周波数から任意の周波数を一つ選択する周波数選択部と、周波数選択部が選択した周波数を含む近接通知メッセージを接続中のセルを提供する基地局へ送信する送信部とを備える。したがって、異なる周波数で複数のアクセス制限のあるセルをサポートする基地局が提供するアクセス制限のあるセルに近接した際における、接続中の基地局に送信する近接通知メッセージのシグナリング量を低減できる。

Description

通信端末及び通信方法
 本発明は、異なる周波数で複数のアクセス制限のあるセルをサポートする基地局が提供するアクセス制限のあるセルに近接すると、接続中の基地局に近接通知メッセージを送信する通信端末及び通信方法に関する。
<CSG(Closed Subscriber Group)セル>
 3GPPでは、CSG(Closed Subscriber Group)セルとよばれる、特定のユーザーにアクセス許可をするセルを提供する、CSG運営の基地局(以下「CSG基地局」と呼ぶ)が検討されている。CSG基地局としては、例えばホーム基地局(Home eNodeB:HeNB又はHome NodeB:HNB)が考えられる。
 図19は、CSG基地局システムのアーキテクチャ構成を示す図である。図19に示すように、通常のマクロ基地局(eNB)が構築するセル(マクロセル)の中にCSGセルが構築される。CSG基地局は、マクロ基地局と異なり、アクセスできる端末(User Equipment:以下「UE」という)を制限することができる機能が設けられている。このため、UEは、アクセス許可のあるCSGセルにしか接続できない。UEは、緊急時を除き、どんなに受信品質の良いCSGセルを検出しても、アクセス許可がなければ接続できない。
 UEがCSGセルのアクセス許可を確認するためには、CSG基地局からの報知情報に含まれるセル識別情報をUEが確認する必要がある。各CSGセルはグループ単位で「CSG ID」と呼ばれるIDを持ち、UEに対してCSG ID単位でアクセス許可を与える。UEは、ネットワークから通知されるアクセス可能なCSGセルの「CSG IDリスト」(アクセス許可リスト:「CSGホワイトリスト」と呼ぶ)と、検出したCSG基地局からの報知情報に含まれるセル識別情報であるCSG IDを照合する。UEは、当該検出したCSGセルのCSG IDがCSGホワイトリストに含まれていれば、アクセス可能と判断する。これ以降の説明ではCSG IDを「アクセス許可情報」と呼ぶ。
<PCI confusion>
 全てのセルは、物理セルID(Physical Cell ID:PCI)と呼ばれるセル識別情報を持つ。CSGセルに関しては、図20に示すように、UEが現在接続しているサービング基地局が提供するサービングセル付近に、同じPCIを持つCSGセルが複数存在する場合がある。
 UEは、周辺セルからの信号の受信品質を測定し、測定したサービングセル又は周辺セルの受信品質が条件をクリアした場合にトリガがかかる。これは、イベントトリガ(Event trigger)と呼ばれる。イベントトリガがかかると、UEは、受信品質の良いセルのPCIを測定結果報告メッセージ(Measurement report)を使ってサービングセルに通知する。サービング基地局は、この測定結果報告メッセージに含まれる受信品質情報に基づいて、UEのハンドオーバ先を決定し、ハンドオーバ先セルの基地局にハンドオーバ要求メッセージ(Handover request:HO request)を送信する。このとき、サービング基地局付近で同じPCIを持つCSGセルが複数存在する場合、サービング基地局は、誤ったCSGセルの基地局にハンドオーバ要求メッセージ(Handover request:HO request)を送信してしまう可能性がある。これは「PCI confusion」と呼ばれる。図20は、PCI confusionを示す図である。
<ハンドオーバ前の動作>
 図21は、ハンドオーバ前の動作である、CSGセルを含む測定結果報告メッセージの処理手順を示す図である。UEは、過去接続したセルの過去情報(フィンガープリント:Fingerprint)を保持している。図21に示すように、UEは、この過去情報を元に、アクセス許可のあったCSGセルに近接したことを検知すると、サービング基地局にそのCSGセルの周波数の一つを近接通知メッセージ(Proximity Indication)で通知する。サービング基地局は、近接通知メッセージで通知された周波数が測定用の設定情報に含まれていない場合には、その設定情報を測定用設定メッセージ(Measurement Configuration)でUEに通知する。これにより、UEは、アクセス許可のあるCSGセルを即座に検知して測定することが可能になる。
 また、PCI confusionを防ぐために、UEが、CSG基地局からの報知情報に含まれるユニークなセル識別子であるセルグローバルID(Cell Global ID:CGI)を検出し、測定結果報告メッセージによってCGIをサービング基地局に通知することで、サービング基地局はCSGセルを特定している。但し、UEがCSG基地局からの報知情報を受信するまでには時間がかかる。このため、UEは、はじめに第1測定結果報告メッセージ(1st Measurement report)で、受信品質の良いセルのID(PCI)及び測定した受信品質をサービング基地局に通知する。サービング基地局は、受信した第1測定結果報告メッセージに含まれるセルからハンドオーバ先候補のセルを一つ選択する。サービング基地局は、選択したセルがCSGセルであり、かつ、近接情報を確認した結果、近接通知メッセージで通知された周波数に対応するセルである場合には、そのCSGセルのCGIを検出するようUEに指示するために、CSGセルのPCI及びCGIの検出に必要な設定情報を含む測定用設定メッセージをUEに通知する。UEは、当該測定用設定メッセージに基づいて、指示されたCSGセルの報知情報を受信して、CGI等のCSGセル情報を含むシステム情報(System Information:SI)を取得する。なお、当該処理は「SI reading」と呼ばれる。UEは、CSGセル情報に含まれるアクセス許可情報(CSG ID)を用いて、アクセス許可の有無の確認を行う。UEは、CSGセルのセル情報及びアクセス許可確認処理後のアクセス確認結果を、第2測定結果報告メッセージ(2nd Measurement report)でサービング基地局に通知する。なお、当該処理は「SI report」と呼ばれる。
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #68, R2-097000, "CSG inbound handover-way forward"
 図22は、複数周波数/複数セルを提供するCSG基地局を示す図である。近接通知メッセージで通知できる周波数は1周波数のみである。このため、CSG基地局が、図22に示すように、異なる周波数(例えば、f1,f2)で複数のCSGセル(例えば、CSGセル1,CSGセル2)をサポートする場合において、UEが過去接続したCSGセルの過去情報(フィンガープリント)として複数の周波数が当該UEに記録されているとき、当該UEは、サービング基地局に近接通知メッセージを複数回送信することになる。該当する周波数の数に応じて近接通知メッセージを送信する回数が増大することでシグナリング量が増大する。
 本発明の目的は、異なる周波数で複数のアクセス制限のあるセルをサポートする基地局が提供するアクセス制限のあるセルに近接した際における、接続中の基地局に送信する近接通知メッセージのシグナリング量を低減可能な通信端末及び通信方法を提供することである。
 本発明は、異なる周波数の複数のアクセス制限のあるセルを提供する基地局により提供される前記アクセス制限のあるセルに近接すると、接続中のセルを提供する基地局に対し近接通知メッセージを送信する通信端末であって、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する前記アクセス制限のあるセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報を含む報知情報を取得する報知情報取得部と、前記報知情報に含まれる情報を含むセル情報を記憶する周波数情報記憶部と、前記報知情報取得部が取得した報知情報及び前記周波数情報記憶部が記憶するセル情報に基づいて、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局のアクセス制限のあるセルに当該通信端末が近接していることを検知すると、前記過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局が提供する複数の周波数から任意の周波数を一つ選択する周波数選択部と、前記周波数選択部が選択した周波数を含む前記近接通知メッセージを前記接続中のセルを提供する基地局へ送信する送信部と、を備えた通信端末を提供する。
 本発明は、異なる周波数の複数のアクセス制限のあるセルを提供する基地局により提供される前記アクセス制限のあるセルに近接すると、接続中のセルを提供する基地局に対し近接通知メッセージを送信する通信端末で実行される通信方法あって、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する前記アクセス制限のあるセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報を含む報知情報を取得する報知情報取得ステップと、前記報知情報に含まれる情報を含むセル情報を記憶する周波数情報記憶ステップと、前記報知情報取得ステップで取得した報知情報及び前記周波数情報記憶ステップで記憶したセル情報に基づいて、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局のアクセス制限のあるセルに当該通信端末が近接していることを検知すると、前記過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局が提供する複数の周波数から任意の周波数を一つ選択する周波数選択ステップと、前記周波数選択ステップで選択した周波数を含む前記近接通知メッセージを前記接続中のセルを提供する基地局へ送信する送信ステップと、を有する通信方法を提供する。
 本発明に係る通信端末及び通信方法によれば、通信端末が接続中の基地局に送信する近接通知メッセージのシグナリング量を低減することができる。
第1の実施形態のCSG基地局の構成を示す図 第1の実施形態のUEの構成を示す図 第1の実施形態におけるフローチャート 第2の実施形態のCSG基地局の構成を示す図 第2の実施形態のUEの構成を示す図 第2の実施形態におけるフローチャート 第3の実施形態のCSG基地局の構成を示す図 第3の実施形態のUEの構成を示す図 第3の実施形態におけるフローチャート 第4の実施形態のUEの構成を示す図 第4の実施形態におけるフローチャート 第4の実施形態におけるフローチャート 第5の実施形態のCSG基地局の構成を示す図 第5の実施形態のUEの構成を示す図 第5の実施形態におけるフローチャート 第6の実施形態のCSG基地局の構成を示す図 第6の実施形態のUEの構成を示す図 第6の実施形態におけるフローチャート CSG基地局システムのアーキテクチャ構成を示す図 PCI confusionを示す図 CSGセルを含む測定結果報告メッセージの処理手順を示す図 複数周波数/複数セルを提供するCSG基地局を示す図
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
 一つのCSGセルにハンドオーバすれば同一CSG基地局内で他の周波数のCSGセルに切り替えるのは容易であることから、第1の実施形態では、UEがサービング基地局に対して行う、同一のCSG基地局が提供するCSGセルへの当該UEに関する近接通知は一度のみで十分である。つまり、UEは、複数の周波数をサポートするCSG基地局のセルに近接する場合であっても、近接通知を行う際には一つの周波数のみをサービング基地局に通知する。
 図1は、第1の実施形態のCSG基地局の構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態のCSG基地局は、UE通信インターフェイス部(UE通信IF)101と、メモリ103と、制御部105とを備える。なお、制御部105は、報知情報生成/送信部111と、近接通知メッセージ受信部113とを有する。
 UE通信IF101は、UEとの通信を行うためのインターフェイスである。メモリ103は、CSG基地局が提供する各CSGセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報(周波数情報)を記憶する。制御部105の報知情報生成/送信部111は、メモリ103が記憶する周波数情報に基づいて報知情報を生成し、当該報知情報をUE通信IF101を介して送信する。制御部105の近接通知メッセージ受信部113は、UEから通知された近接通知メッセージを受信する。
 図2は、第1の実施形態のUEの構成を示す図である。図2に示すように、第1の実施形態のUEは、基地局通信インターフェイス部(基地局通信IF)151と、メモリ153と、制御部155とを備える。なお、制御部155は、報知情報取得部161と、セル情報生成部163と、近接検知部165と、周波数選択部167と、近接通知メッセージ生成/送信部169とを有する。
 基地局通信IF151は、基地局との通信を行うためのインターフェイスである。メモリ153は、UEが過去に接続したCSGセルの過去情報(フィンガープリント)を記憶する。制御部155の報知情報取得部161は、CSG基地局からの報知情報を基地局通信IF151を介して取得する。制御部155のセル情報生成部163は、報知情報取得部161が取得した報知情報に基づいて、アクセス可能なCSGセルに関する周波数情報を含むセル情報を生成する。制御部155の近接検知部165は、報知情報取得部161が取得した報知情報及びメモリ153が記憶している過去のセル情報に基づいて、アクセス許可のあったCSGセルにUEが近接したことを検知する。制御部155の周波数選択部167は、以下説明する選択方法で同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から一つの周波数を選択する。制御部155の近接通知メッセージ生成/送信部169は、周波数選択部167が選択した周波数をサービング基地局に通知するための近接通知メッセージを生成し、当該近接通知メッセージを送信する。
 図3は、第1の実施形態のシステムにおけるフローチャートである。図3に示すように、CSG基地局は、そのCSG基地局が提供している周波数情報を報知する。UEは、報知情報を受信すると、アクセス可能であったCSGセルに関する周波数情報を含むセル情報をメモリ153に記録する。また、UEは、メモリ153に記録された過去接続したセルの過去情報(フィンガープリント)を元に、過去アクセス可能であったCSG基地局のセルに近接していることを検知すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の内、任意の周波数を一つ選択して、当該選択した周波数を近接通知メッセージでサービング基地局に通知する。
 本実施形態によれば、同一CSG基地局が提供する複数のCSGセルに関する近接通知メッセージ一度のみであるため、従来のように複数送信する場合と比べて、UEからサービング基地局への近接通知メッセージのシグナリング量を低減できる。
(第2の実施形態)
 第1の実施形態では、UEが近接通知メッセージで送信する周波数を選択する際に、当該UEは、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の内、任意の周波数を一つ選択する。第2の実施形態では、CSG基地局が各周波数における干渉やトラヒック等の状態に応じて設定した周波数のプライオリティ情報(以下「周波数プライオリティ情報」という)に基づいて、UEが一つの周波数を選択する。
 図4は、第2の実施形態2のCSG基地局の構成を示す図である。第2の実施形態のCSG基地局が第1の実施形態のCSG基地局と異なる点は、メモリ203及び報知情報生成/送信部211である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図4において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態のメモリ203は、CSG基地局が提供するCSGセルの周波数情報及び後述する周波数プライオリティ情報を記憶する。本実施形態の報知情報生成/送信部211は、メモリ203が記憶する周波数情報及び周波数プライオリティ情報に基づいて報知情報を生成し、当該報知情報をUE通信IF101を介して送信する。
 図5は、第2の実施形態のUEの構成を示す図である。第2の実施形態のUEが第1の実施形態のUEと異なる点は、周波数選択部267である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図5において、図2と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の周波数選択部267は、以下説明する選択方法で同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から一つの周波数を選択する。
 図6は、第2の実施形態のシステムにおけるフローチャートである。図6に示すように、CSG基地局は、そのCSG基地局が提供している周波数情報に加えて、各周波数の周波数プライオリティ情報を報知する。一般的に、プライオリティが高い周波数は、CSG基地局がUEにより優先的に使用させたいと考えている周波数である。したがって、周波数プライオリティ情報としては、例えば、CSG基地局内で最もプライオリティの高い周波数のみにプライオリティフラグ情報を入れる。
 UEは、報知情報を受信すると、アクセス可能であったCSGセルに関する周波数情報及び周波数プライオリティ情報を含むセル情報をメモリ153に記録する。UEは、メモリ153に記録された過去接続したセルの過去情報(フィンガープリント)を元に、過去アクセス可能であったCSG基地局のセルに近接していることを検知すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から周波数プライオリティ情報が示すプライオリティが最も高い周波数を一つ選択して、当該選択した周波数を近接通知メッセージでサービング基地局に通知する。
 本実施形態によれば、CSG基地局の状況に応じた最適な周波数がUEによって選択される。
(第3の実施形態)
 第2の実施形態では、UEが近接通知メッセージで通知する周波数を選択する際に、当該UEは、周波数プライオリティ情報に基づいて、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から一つの周波数を選択する。第3の実施形態では、各CSGセルのセル範囲の大きさを示すカバレッジ(coverage)情報に基づいて、UEが一つの周波数を選択する。
 図7は、第3の実施形態のCSG基地局の構成を示す図である。第3の実施形態のCSG基地局が第1の実施形態のCSG基地局と異なる点は、メモリ303及び報知情報生成/送信部311である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図7において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態のメモリ303は、CSG基地局が提供するCSGセルの周波数情報及び後述するカバレッジ情報を記憶する。本実施形態の報知情報生成/送信部311は、メモリ303が記憶する周波数情報及びカバレッジ情報に基づいて報知情報を生成し、当該報知情報をUE通信IF101を介して送信する。
 図8は、第3の実施形態のUEの構成を示す図である。第3の実施形態のUEが第1の実施形態のUEと異なる点は、周波数選択部367である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図8において、図2と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の周波数選択部367は、以下説明する選択方法で同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から一つの周波数を選択する。
 図9は、第3の実施形態3のシステムにおけるフローチャートである。図9に示すように、CSG基地局は、そのCSG基地局が提供している周波数情報に加えて、各周波数に対応するCSGセルのカバレッジ情報を報知する。CSGセルのカバレッジが大きいほど、UEはCSGセルを早く検出することが可能である。したがって、カバレッジ情報としては、例えば、CSG基地局内で最もカバレッジの大きいCSGセルに対応する周波数のみにカバレッジフラグ情報を入れる。
 UEは、報知情報を受信すると、アクセス可能であったCSGセルに関する周波数情報及びカバレッジ情報を含むセル情報をメモリ153に記録する。UEは、メモリ153に記録された過去接続したセルの過去情報(フィンガープリント)を元に、過去アクセス可能であったCSG基地局のセルに近接していることを検知すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいCSGセルに対応する周波数を一つ選択して、当該選択した周波数を近接通知メッセージでサービング基地局に通知する。
 本実施形態によれば、UEがCSGセルを早く検出可能な周波数が当該UEによって選択される。
(第4の実施形態)
 第3の実施形態では、UEが近接通知メッセージで通知する周波数を選択する際に、当該UEは、CSGセルのカバレッジ情報に基づいて、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の中から一つの周波数を選択する。第4の実施形態では、CSGセルの周波数がサービングセルの周波数(以下「サービング周波数」と呼ぶ)と同じ周波数が無い場合に、UEの移動速度に応じて周波数の選択方法を変更する。
 第4の実施形態のCSG基地局は、第3の実施形態のCSG基地局と同様である。
 図10は、第4の実施形態のUEの構成を示す図である。図10に示すように、第4の実施形態のUEは、第3の実施形態のUEが備える構成要素に加え、サービング周波数判定部471及び移動速度判定部473を備える。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図10において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。サービング周波数判定部471は、UEが近接するCSGセルの周波数がサービング周波数であるか否かを判定する。移動速度判定部473は、UEの移動速度を判定する。
 サービング周波数が割り当てられたCSGセルのカバレッジの内にUEが入ったとき、当該UEがサービングセルに接続し続けると、サービングセルとCSGセルでは同一周波数が使用されているため、UEはCSGセルに干渉を与える。そのため、UEは当該CSGセルへのハンドオーバを早く行う必要があるため、サービング周波数のCSGセルに対しては当該UEが即座にCSGセルを検出する必要がある。したがって、この場合、本実施形態のUEは、カバレッジが最も大きいCSGセルの周波数を選択する。
 一方、サービング周波数以外の周波数が割り当てられたCSGセルのカバレッジ内にUEが入ったとき、当該UEがサービングセルに接続し続けても、サービングセルとCSGセルでは異なる周波数が使用されているため、UEがCSGセルに干渉を与えることはない。そのため、UEは当該CSGセルへのハンドオーバを早く行う必要がないため、サービング周波数以外の周波数が割り当てられたCSGセルに対しては当該UEが即座にCSGセルを検出する必要はない。したがって、この場合、本実施形態のUEは、必ずしもカバレッジが最も大きいCSGセルの周波数を選択する必要がない。
 また、UEの移動速度が高速のときは、マクロセルに比べて比較的カバレッジの小さいCSGセルに当該UEがハンドオーバしたとしても、即座に別のセルにハンドオーバすることになる。その結果、ハンドオーバが頻発するため、通信速度の低下やシグナリング量の増大、消費電力の増大等の問題が生じる。したがって、UEの移動速度が高速のとき、当該UEがカバレッジの最も小さいCSGセルの周波数を選択することで当該UEがCSGセルを検出する可能性が低減し、UEがマクロセルにハンドオーバする可能性が高まる。このため、ハンドオーバの頻発を軽減できる。なお、UEがCSGセルを検出し、ハンドオーバしないように、UEの移動速度が高速のときは、当該UEが近接通知メッセージ自体を送信しないようにしてもよい。また、マクロセルよりもカバレッジが大きいCSGセルがある場合には、UEの移動速度に関係なくカバレッジの最も大きいCSGセルの周波数を選択してもよい。
 サービング周波数が割り当てられたCSGセルに対しては、上述したように、UEとCSGセル間の干渉の観点から他のUEや基地局に影響を与える。このため、UEの移動速度が高速であっても、カバレッジが最も大きいCSGセルの周波数を選択することが優先される。一方、サービング周波数以外の周波数が割り当てられたCSGセルに対しては、干渉の問題が発生しないため、UEの移動速度が高速のときには、上述したように、UEがカバレッジの最も小さいCSGセルの周波数を選択することで、ハンドオーバの頻発を防ぐことができる。なお、UEの移動速度が低速のときはハンドオーバが頻発しないため、UEがカバレッジの最も大きいCSGセルの周波数を選択する。
 図11及び図12は、第4の実施形態のシステムにおけるフローチャートである。図11及び図12に示すように、CSG基地局は、第3の実施形態と同様にカバレッジ情報を報知する。UEの過去のセル情報のメモリへの記録方法も第3の実施形態と同様である。UEは、メモリ153に記録された過去接続したセルの過去情報(フィンガープリント)を元に、過去アクセス可能であったCSG基地局のセルに近接していることを検知すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数にサービング周波数が含まれるか否かを判断する。なお、UEが同時に複数のCSGセルと接続するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)という技術を適用する場合には、サービング周波数は複数存在する。
 サービング周波数が割り当てられたCSGセルがある場合、UEは、サービング周波数に対応するCSGセル内でカバレッジが最大のCSGセルに対応する周波数を選択する。一方、サービング周波数が割り当てられたCSGセルが無い場合、UEは、当該UEが高速移動中か否かを判断する。なお、移動速度は例えば、UEの通常ドップラー周波数に基づいて算出される。このため、UEは、算出した移動速度が基地局によって予め設定された閾値を上回るか否かによって、当該UEが高速移動中か否かを判断する。高速移動中の場合、UEは、カバレッジが最小のCSGセルに対応する周波数を選択する。一方、低速移動中の場合、UEは、カバレッジが最大のCSGセルに対応する周波数を選択する。
 本実施形態によれば、UEの移動速度に応じて周波数の選択方法を変更することで、ハンドオーバの頻発を軽減できる。
(第5の実施形態)
 第5の実施形態では、UEが近接通知メッセージで通知する周波数を選択する際に選択するべきでない周波数を、CSG基地局が予め報知する。UEは、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の内、選択するべきでない周波数を除く周波数の中から一つの周波数を選択する。
 選択するべきではない周波数の例として、CSG基地局がCarrier Aggregationをサポートする場合には、拡張キャリア(Extension carrier)と呼ばれる、単独では通信できないセルを提供する周波数が存在する。したがって、UEは、拡張キャリアを持つCSGセルを即座に検出する必要はないため、当該CSGセルに対応する周波数を選択するべきではない。その他に、CSG基地局が「Cell DTX」と呼ばれる「基地局が消費電力低減のために間欠送信する機能」を持つCSGセルを提供する場合、CSG基地局は間欠送信しているため、UEが当該セルを検出するには時間がかかる。このため、UEは、当該CSGセルに対応する周波数を選択するべきではない。
 図13は、第5の実施形態のCSG基地局の構成を示す図である。第5の実施形態のCSG基地局が第1の実施形態のCSG基地局と異なる点は、制御部505である。第5の実施形態の制御部505は、第1の実施形態の制御部105が有する構成要素に加え、選択禁止フラグ付加部515を有する。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図13において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の選択禁止フラグ付加部515は、近接通知メッセージで通知するべきでない周波数に対して選択禁止フラグを付加する。
 図14は、第5の実施形態のUEの構成を示す図である。図14に示すように、第5の実施形態のUEは、第1の実施形態のUEが備える構成要素に加え、選択禁止フラグ検出部575を備える。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図14において、図2と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の選択禁止フラグ検出部575は、報知情報に含まれる選択禁止フラグを検出する。
 図15は、第5の実施形態5のシステムにおけるフローチャートである。図15に示すように、CSG基地局は、そのCSG基地局が提供している周波数情報に加え、近接通知メッセージで通知するべきでない周波数に対して選択禁止フラグを付加して報知する。UEは、CSG基地局から報知情報を受信すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の内、選択禁止フラグで指示された周波数を除く周波数の中から一つの周波数を選択して、当該選択した周波数を近接通知メッセージでサービング基地局に送信する。
 本実施形態によれば、UEは、ハンドオーバに適したCSGセルを優先的に検出してハンドオーバできる。
(第6の実施形態)
 第6の実施形態では、周辺セルの干渉やトラヒック等の状況に応じて、UEが近接通知メッセージで通知する周波数をCSG基地局が予め選択して報知する。
 図16は、第6の実施形態のCSG基地局の構成を示す図である。第6の実施形態のCSG基地局が第1の実施形態のCSG基地局と異なる点は、制御部605である。第6の実施形態の制御部605は、第1の実施形態の制御部105が有する構成要素に加え、選択フラグ付加部617を有する。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図16において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の選択フラグ付加部617は、近接通知メッセージで通知すべき周波数に対して選択フラグを付加する。
 図17は、第6の実施形態のUEの構成を示す図である。図17に示すように、第6の実施形態のUEは、第1の実施形態のUEが備える構成要素に加え、選択フラグ検出部677を備える。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図17において、図2と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。本実施形態の選択フラグ検出部677は、報知情報に含まれる選択フラグを検出する。
 図18は、第6の実施形態のシステムにおけるフローチャートである。図18に示すように、CSG基地局は、そのCSG基地局が提供している周波数情報に加え、近接通知メッセージで通知すべき周波数に対して選択フラグを付加して報知する。UEは、CSG基地局から報知情報を受信すると、同一CSG基地局が提供する複数の周波数の内、選択フラグで指示された周波数を選択して、当該選択した周波数を近接通知メッセージでサービング基地局に送信する。
 本実施形態によれば、UEが周波数を選択する必要がないため、UEの処理を軽減することができる。
 なお、上記各実施形態では、前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルの周波数に対するプライオリティを示す周波数プライオリティ情報が含まれ、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中から前記周波数プライオリティ情報が示すプライオリティが最も高い周波数を一つ選択する。
 また、前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルのカバレッジを示すカバレッジ情報が含まれ、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択する。
 また、当該通信端末が近接している前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれているか否かを判定する周波数判定部と、当該通信端末の移動速度を判定する移動速度判定部と、を備え、前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルのカバレッジに関する情報であるカバレッジ情報が含まれ、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれている場合、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択し、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれていない場合、前記周波数選択部は、当該通信端末の移動速度が所定の閾値以上であれば、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も小さいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択し、当該通信端末の移動速度が前記所定の閾値未満であれば、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択する。
 また、前記報知情報には、当該通信端末が前記近接通知メッセージで通知するべきでない周波数に対して付加された選択禁止フラグが含まれ、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の内、前記選択禁止フラグで指示された周波数を除く周波数の中から一つの周波数を一つ選択する。
 また、前記報知情報には、当該通信端末が前記近接通知メッセージで通知すべき周波数に対して付加された選択フラグが含まれ、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数から前記選択フラグで指示された周波数を選択する。
 上記各実施形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
 また、上記各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部または全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
 また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
 さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2010年1月15日出願の日本特許出願(特願2010-007176)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
 本発明は、異なる周波数で複数のアクセス制限のあるセルをサポートする基地局が提供するアクセス制限のあるセルに近接すると、接続中の基地局に少ないシグナリング量で近接通知メッセージを送信する通信端末等として有用である。
101 UE通信インターフェイス部(UE通信IF)
103,203,303 メモリ
105,505,605 制御部
111,211,311 報知情報生成/送信部
113 近接通知メッセージ受信部
515 選択禁止フラグ付加部
617 選択フラグ付加部
151 基地局通信インターフェイス部(基地局通信IF)
153 メモリ
155 制御部
161 報知情報取得部
163 セル情報生成部
165 近接検知部
167,267,367 周波数選択部
169 近接通知メッセージ生成/送信部
471 サービング周波数判定部
473 移動速度判定部
575 選択禁止フラグ検出部
677 選択フラグ検出部

Claims (7)

  1.  異なる周波数の複数のアクセス制限のあるセルを提供する基地局により提供される前記アクセス制限のあるセルに近接すると、接続中のセルを提供する基地局に対し近接通知メッセージを送信する通信端末であって、
     前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する前記アクセス制限のあるセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報を含む報知情報を取得する報知情報取得部と、
     前記報知情報に含まれる情報を含むセル情報を記憶する周波数情報記憶部と、
     前記報知情報取得部が取得した報知情報及び前記周波数情報記憶部が記憶するセル情報に基づいて、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局のアクセス制限のあるセルに当該通信端末が近接していることを検知すると、前記過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局が提供する複数の周波数から任意の周波数を一つ選択する周波数選択部と、
     前記周波数選択部が選択した周波数を含む前記近接通知メッセージを前記接続中のセルを提供する基地局へ送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする通信端末。
  2.  請求項1に記載の通信端末であって、
     前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルの周波数に対するプライオリティを示す周波数プライオリティ情報が含まれ、
     前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中から前記周波数プライオリティ情報が示すプライオリティが最も高い周波数を一つ選択することを特徴とする通信端末。
  3.  請求項1に記載の通信端末であって、
     前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルのカバレッジを示すカバレッジ情報が含まれ、
     前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択することを特徴とする通信端末。
  4.  請求項1に記載の通信端末であって、
     当該通信端末が近接している前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれているか否かを判定する周波数判定部と、
     当該通信端末の移動速度を判定する移動速度判定部と、を備え、
     前記報知情報には、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する各アクセス制限のあるセルのカバレッジに関する情報であるカバレッジ情報が含まれ、
     前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれている場合、前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択し、
     前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中に前記接続中のセルの周波数が含まれていない場合、前記周波数選択部は、当該通信端末の移動速度が所定の閾値以上であれば、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も小さいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択し、当該通信端末の移動速度が前記所定の閾値未満であれば、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の中からカバレッジが最も大きいアクセス制限のあるセルに対応する周波数を一つ選択することを特徴とする通信端末。
  5.  請求項1に記載の通信端末であって、
     前記報知情報には、当該通信端末が前記近接通知メッセージで通知するべきでない周波数に対して付加された選択禁止フラグが含まれ、
     前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数の内、前記選択禁止フラグで指示された周波数を除く周波数の中から一つの周波数を一つ選択することを特徴とする通信端末。
  6.  請求項1に記載の通信端末であって、
     前記報知情報には、当該通信端末が前記近接通知メッセージで通知すべき周波数に対して付加された選択フラグが含まれ、
     前記周波数選択部は、前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する複数の周波数から前記選択フラグで指示された周波数を選択することを特徴とする通信端末。
  7.  異なる周波数の複数のアクセス制限のあるセルを提供する基地局により提供される前記アクセス制限のあるセルに近接すると、接続中のセルを提供する基地局に対し近接通知メッセージを送信する通信端末で実行される通信方法あって、
     前記アクセス制限のあるセルを提供する基地局が提供する前記アクセス制限のあるセルに割り当てられた全ての周波数に関する情報を含む報知情報を取得する報知情報取得ステップと、
     前記報知情報に含まれる情報を含むセル情報を記憶する周波数情報記憶ステップと、
     前記報知情報取得ステップで取得した報知情報及び前記周波数情報記憶ステップで記憶したセル情報に基づいて、過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局のアクセス制限のあるセルに当該通信端末が近接していることを検知すると、前記過去にアクセス可能であったアクセス制限のある基地局が提供する複数の周波数から任意の周波数を一つ選択する周波数選択ステップと、
     前記周波数選択ステップで選択した周波数を含む前記近接通知メッセージを前記接続中のセルを提供する基地局へ送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
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