WO2010070997A1 - 無線通信システム、基地局、無線通信方法、プログラム - Google Patents

無線通信システム、基地局、無線通信方法、プログラム Download PDF

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Abstract

 本発明の基地局は、制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低の物理レートを決定する決定部と、制御対象の端末について、決定部で決定された最低の物理レートで適応変調を実行することを前提として上記制御を実行する制御部と、を有する。

Description

無線通信システム、基地局、無線通信方法、プログラム
 本発明は、無線通信システム、基地局、無線通信方法、プログラムに関する。
 WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access) Forumでは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.16e標準を基に、WiMAX System Profileが策定されている。WiMAXの無線通信システムは、例えば、特許文献1に開示されている。
 WiMAXの無線通信システムでは、データの送受信がサブフレーム(Sub-frame)単位で行われ、多元接続方式にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が採用され、また、複信方式にTDD(Time Division Duplex)方式が採用されている。
 OFDMA方式とは、周波数方向をサブチャネル(subchannel)で、時間方向をシンボル(symbol)でそれぞれ区切り、この区切られた領域を表すスロット(Slot)単位で、端末であるMS(Mobile Station)に帯域を割り当てる方式である。
 TDD方式とは、基地局であるBS(Base Station)とMSとの間のDL(Down Link)リンクおよびUL(Up Link)リンクに同一の周波数を用いて、時間軸でDLサブフレームおよびULサブフレームを切り替える方式である。
 ここで、WiMAXの無線通信システムにおけるフレーム構造の概略について、図1を参照して説明する。
 図1を参照すると、WiMAXのフレーム構造は、時間軸でDLサブフレームおよびULサブフレームが切り替えられる構造になっている(TDD方式)。なお、DLサブフレームとULサブフレームとの間には、TTG(Transmit/Receive Transition Gap)およびRTG(Receive/Transmit Transition Gap)と呼ばれるギャップ時間が存在する。
 DLサブフレームおよびULサブフレームでは、帯域をスロット単位でMSに割り当て、その割り当てた帯域を用いてデータが送信される(OFDMA方式)。
 DLサブフレームは、先頭に、Pilot信号を含むPreamble領域が配置され、続いて、DLサブフレームおよびULサブフレームにおいて各MSにどのスロットを割り当てたかを示す信号を含むMAP領域等が配置される。これ以降の領域(DL Burst)がDLデータを送信するための帯域として各MSに割り当てられる。
 一方、ULサブフレームは、先頭に、MS側でタイミング、周波数、パワーを調整するRangingを実行するためのRanging信号を含むRanging領域等が配置される。これ以降の領域(UL Burst)がULデータを送信するための帯域として各MSに割り当てられる。
 また、WiMAXの無線通信システムは、適応変調方式に対応している。適応変調方式とは、MSの伝搬環境に応じて、BSとMS間のDLデータおよびULデータの変調方式および符号化率を適応的に制御する方式である。また、WiMAXでは、変調方式および符号化率の組み合わせに応じたデータ伝送速度が規定されており、このデータ伝送速度は物理レートと称されている。
 また、WiMAXの無線通信システムは、QoS(Quality of Service)クラスにも対応している。すなわち、WiMAXの無線通信システムでは、UGS(Unsolicited Grant Service)、ERT-VR(Extended Real Time-Variable Rate Service)、RT(Real Time)-VR、NRT(Non Real Time)-VRといった特定のQoSクラスに属するMSに対して帯域保証を行う。
 ここで、WiMAXの無線通信システムにおいて、帯域保証が必要となるQoSクラスに属するMSに対する適応変調動作について、図2を参照して説明する。
 なお、図2において、下図は、BSと、帯域保証が必要となるQoSクラスに属するMS#1~MS#3との位置関係を示し、また、上図は、下図の位置関係にある状態で、BSからMS#1~MS#3へ送信されるDLサブフレームを示している(以下、図3および図6において同じ)。
 図2を参照すると、MS#1~MS#3は、初期状態では、BSの近く、すなわちセルの中心近くに位置しているとする(状態1)。
 MSは、セルの中心近くにいる時に、高物理レートでデータの伝送を行うことができる。そのため、状態1では、BSは、MS#1~MS#3の変調方式および符号化率の組み合わせとして、例えば、高物理レートの16QAM(Quadrature Amplitude Modulation) 3/4(前半部分が変調方式を、後半部分が符号化率を示す。以下、同じ)を適用する。以下、16QAM 3/4が適用されるエリアを16QAMエリアと称する。
 また、帯域保証に必要となるスロット数は、物理レートに応じて異なり、低物理レートの時に、より多くのスロット数が必要となる。状態1では、MS#1~MS#3に適用する16QAM 3/4が高物理レートであるため、MS#1~MS#3の帯域保証に必要となるスロット数は少ない。そのため、BSは、MS#1~MS#3を全て収容可能であり、また、DLサブフレームの帯域の空きは多くなっている。
 続いて、MS#1が、16QAMエリアを出て、セルのエッジ方向に向けて移動したとする(状態2)。
 すると、BSは、適応変調により、MS#1の変調方式および符号化率の組み合わせとして、例えば、低物理レートのQPSK(Quadrature Phase Shift Keying) 1/2を適用する。以下、QPSK 1/2が適用されるエリアをQPSKエリアと称する。また、MS#1に適用するQPSK 1/2は低物理レートであるため、MS#1の帯域保証に必要となるスロット数は増える。
 ただし、状態1では、DLサブフレームに帯域の空きが多いため、状態2で、MS#1の帯域保証に必要となるスロット数が増えてもなお、BSは、MS#1~MS#3を全て収容可能である。しかし、MS#1が帯域を占有するため、DLサブフレームの帯域の空きは少なくなる。
 続いて、MS#2が、16QAMエリアからQPSKエリアに移動したとする(状態3)。
 すると、BSは、適応変調により、MS#2の変調方式および符号化率の組み合わせとして低物理レートのQPSK 1/2を適用する。
 しかし、状態2では、DLサブフレームに帯域の空きが少ないため、状態3で、BSは、QPSK 1/2の物理レートに応じた帯域をMS#2に割り当てることができず、MS#2の物理レートが低下してしまう。また、MS#3に対しては、割り当てるスロットがないため、次のサブフレームまでスロットを割り当てることができない。
 そこで、WiMAXの無線通信システムでは、上述した問題を回避すべく、BSにおいて、Admission Controlと称される制御を行うことが可能である。ここでいうAdmission Controlとは、適応変調に対する受付制御のことであり、BSにおいて、適応変調を実行するMSのうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属するMSを制御対象とし、その制御対象のMSについて、適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御をいう。判定の結果、収容不可能と判断されたMSに対しては、BSは物理レートの変更を実施しない。
 ここで、WiMAXの無線通信システムにおいて、帯域保証が必要となるQoSクラスに属するMSに対する、Admission Controlを伴う適応変調動作について、図3を参照して説明する。なお、図3において、下図の位置関係は図2と同様である。
 図3を参照すると、MS#1~MS#3は、図2と同様に、初期状態では、16QAMエリアに位置しているとする(状態1)。このとき、MS#1~MS#3に対しては、図2と同様に、帯域が割り当てられており、帯域の空きは多くなっている。
 続いて、MS#1が、16QAMエリアからQPSKエリアに移動したとする(状態2)。
 すると、BSは、MS#1に対してAdmission Controlを実行し、Admission Controlにおいて、MS#1に対してQPSK 1/2で適応変調を実行した場合に、QPSK 1/2の物理レートに応じた帯域をMS#1に割り当て可能であるか否かを判定する。このとき、状態1では、DLサブフレームに帯域の空きが多いため、BSは、MS#1について、帯域の割り当て可能で、自局に収容可能と判定する。よって、BSは、状態2でも、MS#1~MS#3を全て収容する。しかし、MS#1が帯域を占有するため、DLサブフレームの帯域の空きは少なくなる。
 続いて、MS#2が、16QAMエリアからQPSKエリアに移動したとする(状態3)。
 すると、BSは、MS#1の場合と同様に、MS#2に対してAdmission Controlを実行する。しかし、状態2では、DLサブフレームの帯域の空きが少ないため、BSは、MS#2への帯域の割り当てが不可能と判定する。これにより、適切な物理レートを使用できなくなったMS#2は、通信エラーが多発し、BSのエントリから外れてしまう。この場合、MS#2は、MS#1と優先度が同じであるので、不公平である。
特開2007-266719号公報
 上述したように、WiMAXの無線通信システムにおいて、Admission Controlを実行する場合、BSは、全てのMSについて一律に物理レートが最低のQPSK 1/2で運用することを前提としていた。
 したがって、あるMSがセルのエッジに位置する場合、物理レートが最低のQPSK 1/2に応じた帯域を保証することは可能であるものの、その反面、QPSK 1/2よりも大きな物理レートを前提としたサービスが許容できなくなってしまうという課題がある。
 また、物理レートが最低のQPSK 1/2での運用を前提とするため、高い物理レートを必要とするMSを収容した場合、Admission Controlを実行した場合においても、残りのMSは、帯域が圧迫され、適応変調ができなくなり、エントリから外れる等の不公平さが生じることがあるという課題がある。
 そこで、本発明の目的は、上述した課題を解決する無線通信システム、基地局、無線通信方法、プログラムを提供することにある。
 本発明の無線通信システムは、
 端末と、変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoS(Quality of Service)クラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局と、を有してなる無線通信システムであって、
 前記基地局は、
 前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定部と、
 前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御部と、を有する。
 本発明の基地局は、
 変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局であって、
 前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定部と、
 前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御部と、を有する。
 本発明の無線通信方法は、
 変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局による無線通信方法であって、
 前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定ステップと、
 前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御ステップと、を有する。
 本発明のプログラムは、
 変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局に、
 前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定手順と、
 前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御手順と、を実行させる。
 本発明においては、帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御において、制御対象の端末の最低保証レートに応じた最低限の物理レートで運用することを前提としている。
 そのため、制御対象の端末は、最低保障レートに基づく最低物理レートに応じた帯域が保証され、その最低物理レートを前提としたサービスを許容することができるという効果が得られる。
 また、制御対象の端末の最低保証レートに応じた最低限の物理レートでの運用を前提とするため、高い物理レートを必要とする端末を収容した場合、上記制御を実行した場合においても、制御対象の端末が帯域を占有することを回避することができるという効果が得られる。
WiMAXのフレーム構造を説明する図である。 関連する無線通信システムにおける適応変調動作の一例を説明する図である。 関連する無線通信システムにおける適応変調動作の他の例を説明する図である。 本発明の一実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図4に示した無線通信システムにおける、ネットワークエントリ処理からサービスフロー生成処理までの動作の一例を説明するフローチャートである。 図4に示した無線通信システムにおける適応変調動作の一例を説明する図である。
 以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
 なお、以下の実施形態では、無線通信システムが、WiMAXの無線通信システムである場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されない。
 図4に示すように、本実施形態の無線通信システムは、基地局であるBSと、端末であるMS#1~#3と、を有している。なお、図4においては、説明を簡単にするため、BSとMSの台数を、それぞれ1台と3台としたが、本発明はこれに限定されない。また、MS#1~#3は、帯域保証が必要となるQoSクラスに属する端末であるとする。
 BSは、無線通信部11と、基地局動作部12と、を有している。
 無線通信部11は、MS#1~#3との間で無線通信を行う。
 基地局動作部12は、最低物理レート決定部13と、制御部となるAdmission Control部14と、を有している。
 最低物理レート決定部13は、MS#1~#3ごとに、帯域保証を行う最低の物理レートである最低物理レートを決定する。なお、最低物理レートの決定方法は後述する。
 Admission Control部14は、適応変調を実行するMSのうち帯域保証が必要となるQoSに属する制御対象のMSについて、最低物理レート決定部13で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提とした場合に、自局に収容可能か否かを判定するAdmission Controlを実行する。
 具体的には、Admission Control部14は、制御対象のMSについて、最低物理レート決定部13で決定された最低物理レートに応じた帯域を割り当て可能であれば、自局に収容可能と判定する。
 その他にも、基地局動作部12は、図示していないが、WiMAXの無線通信システムにおいて一般的に用いられているBSと同等の手段を有している。例えば、MS#1~#3との間でネットワークエントリ処理を実行する手段や、MS#1~#3との間でサービスフロー(Service Flow)を生成する手段等である。ただし、こうした手段は、本発明の本質的部分ではなく、また、周知の手段を利用できるので、詳細な説明を省略する。
 MS#1は、無線通信部21と、端末動作部22と、を有している。図示していないが、MS#2,#3も、MS#1と同様の手段を有している。
 無線通信部21は、BSとの間で無線通信を行う。
 端末動作部22は、図示していないが、WiMAXの無線通信システムにおいて一般的に用いられているMSと同等の手段を有している。例えば、BSとの間でネットワークエントリ処理を実行する手段や、BSとの間でサービスフローを生成する手段等である。ただし、こうした手段は、本発明の本質的部分ではなく、また、周知の手段を利用できるので、詳細な説明を省略する。
 以下、本実施形態の無線通信システムの動作について説明する。
 [サービスフローを生成するまでの動作]
 最初に、BSとMS#1~#3との間でサービスフローを生成するまでの動作について、図5を参照して説明する。ここでは、BSとMS#1との間でサービスフローを生成する場合を例に挙げる。
 まず、BSは、MS#1との間で、MS#1を不図示のASN(Access Service Network)およびCSN(Connectivity Service Network)へエントリさせるためのネットワークエントリ処理を行う(ステップS201)。
 ネットワークエントリ処理が完了すると、サービスフロー生成処理に移行する。
 サービスフロー生成処理においては、まず、BSは、MS#1に対し、MS#1へのサービス提供時に必要となる付加情報(例えば、MS#1の最低保証レート(Minimum reserved traffic rate))の情報等)を含むDSA(Dynamic Service Addition)-REQ(Request)メッセージを送信する(ステップS202)。
 これを受けて、MS#1は、BSに対し、DSA-REQメッセージに対する応答として、DSA-RSP(Response)メッセージを送信する(ステップS203)。なお、MS#1は、BSから指定された付加情報を変更したい場合には、変更する付加情報をDSA-RSPメッセージに含めてBSに返信し、付加情報を変更しない場合には、DSA-RSPメッセージ本体のみをBSに返信する。
 その後、BSは、MS#1に対し、DSA-RSPメッセージの受信が完了した旨のDSA-ACK(Acknowledgement)メッセージを送信する(ステップS204)。
 以上で、サービスフロー生成処理が完了する。
 [Admission Controlを伴う適応変調動作]
 次に、Admission Controlを伴う適応変調動作について、図6を参照して説明する。なお、図6において、下図の位置関係は図2および図3と同様である。
 図6を参照すると、MS#1~MS#3は、初期状態では、16QAMエリアに位置しているとする(状態1)。
 このとき、BSは、各MS#1~MS#3との間で上述のサービスフロー生成処理がすでに完了している。
 そこで、BSの最低物理レート決定部13は、各MS#1~#3について、サービスフロー生成処理が完了した時点で、最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、その比較結果に基づいて最低物理レートを決定する。
 なお、最低物理レート決定部13に設定する閾値は、変調方式および符号化率の組み合わせまたはQoSクラスに応じた最低物理レートごとに設定される。
 例えば、QPSK 3/4の閾値を2Mbpsに、16QAM 1/2の閾値を6Mbpsに設定した場合、あるMSの最低保証レートが2Mbpsを超えていれば、最低物理レートをQPSK 3/4の物理レートに決定し、最低保証レートが6Mbpsを超えていれば、最低物理レートを16QAM 1/2の物理レートに決定する。
 したがって、各MS#1~MS#3について、Admission Controlが発生した場合に必要となる帯域は、最低物理レート決定部13で決定された最低物理レートを用いることで予め見積もることができ、図6のようになる。
 続いて、MS#1が、16QAMエリアからQPSKエリアに移動したとする(状態2)。
 すると、BSのAdmission Control部14は、MS#1について、最低物理レート決定部13で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として、Admission Controlを実行する。
 このときに前提とする最低物理レートは、一律にQPSK 1/2の物理レートとはならず、MS#1の最低保証レートに応じた最低限の物理レートになる。そのため、MS#1は、最低物理レートに応じた帯域が保証され、その最低物理レートを前提としたサービスを許容することができる。
 また、その最低物理レートがQPSK 1/2の物理レートよりも高ければ、MS#1の帯域保証に必要となるスロット数は、QPSK 1/2の場合のスロット数と比較して多くはならない。よって、MS#1に対する適応変調を行っても、MS#1を収容可能であり、また、MS#1が帯域を占有することは回避される。
 続いて、MS#2が、16QAMエリアからQPSKエリアに移動したとする(状態3)。
 すると、BSのAdmission Control部14は、MS#2について、最低物理レート決定部13で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として、Admission Controlを実行する。
 このときに前提とする最低物理レートも、MS#1の場合と同様に、一律にQPSK 1/2の物理レートとはならず、MS#2の最低保証レートに応じた最低限の物理レートになる。そのため、MS#2は、最低物理レートに応じた帯域が保証され、その最低物理レートを前提としたサービスを許容することができる。
 また、その最低物理レートがQPSK 1/2の物理レートよりも高ければ、MS#1の場合と同様に、MS#2の帯域保証に必要となるスロット数は、QPSK 1/2の場合のスロット数と比較して多くはならない。また、状態2ではMS#1が帯域を占有していない。よって、MS#2に対する適応変調を行っても、MS#2を収容可能であり、MS#1とMS#2との間に不公平さは生じない。また、MS#1およびMS#2が帯域を占有することが回避されるため、MS#3にも帯域を割り当てることができる。
 上述したように本実施形態においては、BSは、Admission Controlの制御対象のMSについて、そのMSの最低保証レートと予め設定された閾値との比較結果に基づいて最低物理レートを決定し、決定した最低物理レートで適応変調を実行することを前提としてAdmission Controlを実行する。
 このように、Admission Controlにおいて前提とする最低物理レートは、一律にQPSK 1/2の物理レートとはならず、制御対象のMSの最低保証レートに応じた最低限の物理レートになる。そのため、制御対象のMSは、最低物理レートに応じた帯域が保証され、その最低物理レートを前提としたサービスを許容することができる。
 また、その最低物理レートがQPSK 1/2の物理レートよりも高ければ、制御対象のMSの帯域保証に必要となるスロット数は、QPSK 1/2の場合のスロット数と比較して多くはならない。よって、制御対象のMSに対する適応変調を行っても、制御対象のMSが帯域を占有することを回避することができる。
 また、制御対象のMSによる帯域の占有を回避できるため、高い物理レートを必要とするMSを収容した場合、Admission Controlを実行した場合においても、残りのMSが、帯域が圧迫され、適応変調ができなくなり、エントリから外れる等の不公平さが生じる可能性を低減できる。また、余剰な帯域が生じるため、その余剰な帯域を、帯域保証を必要としないBE(Best Effort Service)等のQoSクラスに属するMSに割り当てることもできる。
 以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 例えば、本実施形態においては、DLを例に挙げて説明したが、本発明の上述した方法は、ULにも適用可能である。
 また、本発明のBSにて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
 本出願は、2008年12月15日に出願された日本出願特願2008-318505を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (16)

  1.  端末と、変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoS(Quality of Service)クラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局と、を有してなる無線通信システムであって、
     前記基地局は、
     前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定部と、
     前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御部と、を有する無線通信システム。
  2.  前記決定部は、前記最低保証レートが前記閾値を超えているか否かに応じて予め定められている前記組み合わせの物理レートを、前記最低物理レートに決定する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3.  前記制御部は、前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートに応じた帯域を割り当て可能であれば、自局に収容可能と判定する、請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4.  前記決定部は、前記閾値が最低物理レートごとに設定される、請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5.  変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局であって、
     前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定部と、
     前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御部と、を有する基地局。
  6.  前記決定部は、前記最低保証レートが前記閾値を超えているか否かに応じて予め定められている前記組み合わせの物理レートを、前記最低物理レートに決定する、請求項5に記載の基地局。
  7.  前記制御部は、前記制御対象の端末について、前記決定部で決定された最低物理レートに応じた帯域を割り当て可能であれば、自局に収容可能と判定する、請求項5または6に記載の基地局。
  8.  前記決定部は、前記閾値が最低物理レートごとに設定される、請求項5から7のいずれか1項に記載の基地局。
  9.  変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局による無線通信方法であって、
     前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定ステップと、
     前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御ステップと、を有する無線通信方法。
  10.  前記決定ステップでは、前記最低保証レートが前記閾値を超えているか否かに応じて予め定められている前記組み合わせの物理レートを、前記最低物理レートに決定する、請求項9に記載の無線通信方法。
  11.  前記制御ステップでは、前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートに応じた帯域を割り当て可能であれば、自局に収容可能と判定する、請求項9または10に記載の無線通信方法。
  12.  前記決定ステップでは、前記閾値が最低物理レートごとに設定される、請求項9から11のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  13.  変調方式および符号化率の組み合わせを適応的に変更する適応変調を実行する端末のうち帯域保証が必要となるQoSクラスに属する制御対象の端末について、前記適応変調を実行した場合に自局に収容可能か否かを判定する制御を実行する基地局に、
     前記制御対象の端末について、当該端末の最低保証レートを予め設定された閾値と比較し、該比較結果を基に帯域保証を行う最低物理レートを決定する決定手順と、
     前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートで適応変調を実行することを前提として前記制御を実行する制御手順と、を実行させるプログラム。
  14.  前記決定手順では、前記最低保証レートが前記閾値を超えているか否かに応じて予め定められている前記組み合わせの物理レートを、前記最低物理レートに決定する、請求項13に記載のプログラム。
  15.  前記制御手順では、前記制御対象の端末について、前記決定された最低物理レートに応じた帯域を割り当て可能であれば、自局に収容可能と判定する、請求項13または14に記載のプログラム。
  16.  前記決定手順では、前記閾値が最低物理レートごとに設定される、請求項13から15のいずれか1項に記載のプログラム。
     
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