WO2008059583A1

WO2008059583A1 - Dispositif externe d'ordinateur personnel et lecteur de musique portable

Info

Publication number: WO2008059583A1
Application number: PCT/JP2006/322938
Authority: WO
Inventors: Takeshi Taniguchi; Koichi Yano; Masayuki Morikage
Original assignee: Turbolinux, Inc.
Priority date: 2006-11-17
Filing date: 2006-11-17
Publication date: 2008-05-22

Description

明細書

パソコン外付デバイス及び携帯音楽プレーヤ

技術分野

[0001] この発明は、パーソナルコンピュータ（本明細書において「パソコン」という）に外付けされるノソコン起動ドライブとしての機能を有するパソコン外付デバイス及び携帯音楽プレーヤに関する。

背景技術

[0002] パソコン及びその周辺機器の性能向上に伴、、パソコンの使用は自宅や事業所といった特定の場所に限定されず、不特定人が使用できる環境が提供されている。ところがこのように不特定人が使用できる環境下では、ハードウェアとしてのパソコン使用は可能であっても、使用者自身が日常使用するソフトウェアを使用できる状態になつているとは限らない。

[0003] そこで外部記憶装置にアプリケーションソフトやオペレーションシステム (本明細書にお、て「OS」と表すことがある）を格納して持ち運び、移動先にあるパソコンに持参した外部記憶装置を接続して独自の使用環境で作業をすることを可能とする技術が提案されている (例えば、特許文献 1参照)。

[0004] また、従来から、メモリ、等の記憶手段、 CPU, ATAコントローラ、 NANDコント口ーラ、音楽再生手段などの各手段を備え、音楽を保存 '再生する機能を有する携帯音楽プレーヤが知られて、る。

特許文献 1：特開 2006 - 209367号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 前記の特許文献 1記載の外部記憶装置は、その記憶領域にブート可能な OSを含む仮想 CD— ROMイメージを持ち、これがパソコン起動時にパソコン内蔵の OSに替わり、外部記憶装置内の OSを起動させるものである。

[0006] この外部記憶装置を持参して移動先のパソコンに接続し、当該パソコンを使用すると日常使用している OSとアプリケーションの設定環境下で当該パソコンを使用することが可能となる。

[0007] また、ノソコン内蔵の OSに不具合が生じたときには、この外部記憶装置に格納された OSで起動させることができ、緊急対応策としても有効である。

[0008] しかしながらパソコンの起動設定は、常時 CD— ROMドライブによるものとは限らず

、例えば、ハードディスクによる起動設定となっている場合がある。この場合には、設定を変更しなければ仮想 CD— ROMイメージを持つ前記の特許文献 1に記載の外部記憶装置の OSをそのまま起動させることはできない。

[0009] パソコンの起動設定を変更することは可能であるが、 BIOS等の設定変更となるため面倒な操作が必要となってしまう。

[0010] 一方、従来の携帯音楽プレーヤは音楽の保存、再生を主な目的としており、一般に

、動画再生、等の機能は有さず、更に、前述したようなパソコンの OSを格納して、それを高速でロードする機能などは備えていな力つた。

[0011] 本発明は、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定のいかんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納されている o

Sによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を発揮するバソコン外付デバイスの提供を目的とする。

[0012] また、本発明は、音楽の保存'再生が可能なだけでなぐ動画再生、等の機能も発揮できる携帯音楽プレーヤ及び、かかる携帯音楽プレーヤであって、パソコンの OS を格納することが可能で、かっこれを高速でロード可能にして、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定のいかんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納された OSによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を有する携帯音楽プレーヤを提供することを目的にしている。

課題を解決するための手段

[0013] 前記目的を達成するために本発明が提案するものは、ノソコンに外付けされるパソコン起動ドライブとしての機能を有するパソコン外付デバイスであって、前記パソコンへの外付け可能な接続部と、前記パソコンにパソコン起動ドライブとして認識させるドライブ表示手段と、該ドライブ表示手段により表示されたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記パソコン起動ドライブをエミユレーシヨンするエミュレーシヨン手段と、前記ドライブ表示手段により認識させる起動ドライブの種類を切替変更するドライブ表示切替手段と、前記パソコンにより起動される OSを含むプロダラムを格納する記憶手段と、該記憶手段に格納されたプログラムを所定のインターフエース規格にしてロードする信号処理手段と、上記各手段を制御する制御手段とを備え、前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記起動ドライブの種類を切替変更することを特徴とするものである。

[0014] この本発明のパソコン外付デバイスは、例えば、携帯型記憶装置や、フラッシュメモリ 'ハードディスク等の記憶装置を備えた携帯電話機、携帯音楽プレーヤ、 PDA,等の形態で提供することができる。

[0015] 前記において、パソコンに外付けする接続部は、例えば、パソコンの USBポートに対する USBコネ、クタなどとすることができる。

[0016] 前記のドライブ表示手段は、本発明のパソコン外付デバイスをパソコンに起動ドライブとして認識させる信号表示する機能を有するものである。本発明のパソコン外付デバイスをノヽードディスクドライブや CD— ROMドライブ等としてパソコンに認識させる信号を表示する機能をハックするものである。力かるドライブ表示手段の機能は、所定のプログラムをパソコン外付デバイスの CPUで実行することで実現できる。この認識させる表示信号としては、例えば、起動ドライブのフォーマット情報によることも適用可能である。

[0017] 例えば、外付けドライブの認識 (「ノヽードディスクドライブ」としての認識、あるいは「C D— ROMドライブ」としての認識）として、 USBディスクリプタにより識別して認識させることがでさる。

[0018] 前記のエミユレーシヨン手段は、ドライブ表示手段により表示するパソコン起動ドライブがパソコンで認識されないときに、エミユレーシヨンすることでパソコンに起動ドライブとして認識させるものである。例えば、パソコン外付けデバイスの CPUによりエミュレーシヨン機能を実行することによりその機能を発揮することができる。

[0019] 前記におけるエミユレーシヨン機能の特徴は、アーキテクチャの異なる装置間でのプログラムの読み出しを可能にすべぐ一方を他方のアーキテクチャのコードに変換することである。パソコン外付けデバイスの CPU力このようなエミユレーシヨン機能のコンピュータプログラムを実行することでエミユレーシヨン機能が発揮される。

[0020] 前記のドライブ表示切替手段は、前記のエミユレーシヨン手段によるエミユレーションによってもパソコン外付デバイスが起動ドライブとして認識されな、ときに、ドライブ表示手段によって表示する起動ドライブの種類を変更する機能を有するものである。

[0021] これは、例えば、ドライブ表示手段がパソコン外付デバイスを CD— ROMドライブとして機能表示していた力パソコンで起動ドライブとして認識されず、また、更に、エミユレーシヨン手段によるエミユレーシヨン機能を発揮しても認識されないときに、ノソコン外付デバイスをノヽードディスクドライブとして認識されるように表示を切り替えることで、認識される起動ドライブの種類を変更するものである。

[0022] 切替えは、論理ユニット番号 (例えば「0」と「1」）によって、 CD— ROMドライブとノヽードディスクドライブを識別するようにできる。

[0023] このようにパソコン外付デバイスをパソコン起動ドライブとして使用するときに、ノソコンが起動ドライブとして認識せず、さらにエミユレーシヨン機能の発揮によっても認識しないときでも、ドライブ表示切替手段によって起動ドライブの種類を変更するので、ノソコン自体の起動ドライブの設定変更をしなくても、ノソコン外付デバイスによってノソコンを起動することができる。

[0024] この結果、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定のいかんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納されている O Sによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を発揮できる。

[0025] また、パソコンの損傷等によって起動できないときでも、 OSを格納した本発明のパソコン外付デバイスによってパソコンを起動することができるので、パソコンの安定性

、信頼性が向上する。

[0026] なお、 OSを格納する記憶手段には、例えば、ハードディスク、 NAND型フラッシュメモリ等が該当するが、パソコン起動ドライブとしての安定性から機械的損傷の少な

Vヽ NAND型フラッシュメモリを使用することが好まし!/、。

[0027] 信号処理手段としては、記憶手段に格納されている OSを高速にロードする必要から高速にデータ転送が可能な ATA規格の変換コントローラ等が好ましい。

[0028] 前記のドライブ表示切替手段は、前記パソコン外付デバイスに備えられている入力手段によって前記起動ドライブの種類を切替変更するものとすることができる。

[0029] このパソコン外付デバイスに備えられている入力手段は、たとえば、タツチパネル式の入力手段や、ノソコン外付デバイスが備えて、る操作パネル上に設けられた操作釦による入力手段、等とすることができる。

[0030] また、前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーションされたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに、前記起動ドライブの種類を自動的に切替変更するものとすることもできる。

[0031] すなわち、前記ドライブ表示切替は、手動操作又は自動操作のいずれによってもよぐ手動操作の場合は前述した操作釦の押下げ等により、自動操作は所定のコンビユータプログラムの実行によって行うものである。

[0032] 次に、前記目的を達成するために本発明が更に提案するものは、音楽情報を記録再生する携帯型音楽プレーヤであって、 NAND型フラッシュメモリと、該 NAND型フラッシュメモリに格納されたプログラムを ATA規格に信号処理する ATA変換コント口一ラとを備えていることを特徴とする携帯型音楽プレーヤである。

[0033] かかる本発明の携帯型音楽プレーヤは、メモリ、等の記憶手段、 CPU, ATAコントローラ、 NANDコントローラ、音楽再生手段などの各手段を備え、音楽を保存'再生する機能を有する従来の携帯音楽プレーヤに、 NAND型フラッシュメモリと、該 NA ND型フラッシュメモリに格納されたプログラムを ATA規格に信号処理する ATA変換コントローラとを更に配備させている。そこで、ノソコンの OSを格納することが可能であり、かつ高速でロードすることが可能となる。

[0034] 音楽の保存'再生を目的とする携帯音楽プレーヤに、パソコン OSを格納することで、携帯型音楽プレーヤに動画などの画像情報を再生する画像再生手段、液晶画面などの画像表示手段を備えさせて、動画再生、等の機能を発揮させることが可能になる。

[0035] 更に、前記目的を達成するために本発明が提案するものは、前記の携帯型音楽プレーャであって、ノソコンへの外付け可能な接続部と、前記パソコンに前記携帯音楽プレーヤをパソコン起動ドライブとして認識させるドライブ表示手段と、該ドライブ表示手段により表示されたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記ノソコン起動ドライブをエミユレーシヨンするエミユレーシヨン手段と、前記ドライブ表示手段により認識させる起動ドライブの種類を切替変更するドライブ表示切替手段と、上記各手段を制御する制御手段とを備え、前記 NAND型フラッシュメモリにパソコンにより起動される OSを含むプログラムを格納し、この格納された前記プログラムを前記 ATA変換コントローラにてロードすると共に、前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブが前記バソコンに認識されないときに前記起動ドライブの種類を切替変更することを特徴とするものである。

[0036] 力かる本発明の携帯型音楽プレーヤによれば、音楽の保存 '再生が可能なだけでなぐ動画再生、等の機能も発揮できる携帯音楽プレーヤであって、ノソコンの OSを格納することが可能で、かっこれを高速でロード可能にして、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定のいかんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納された OSによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を有する携帯音楽プレーヤを提供することができる。

[0037] すなわち、本発明によれば、従来の携帯音楽プレーヤを、ノソコン起動ドライブとしての役割を持つパソコン外付デバイスとして機能させることができ、また OS等のプログラム格納の携帯記憶手段としても利用することが可能となる。これにより、携帯音楽プレーヤとして日ごろ携帯しているデバイスを、外出先においてパソコンに外付けすることで、使用者の使用形態に合わせたパソコン環境をつくることが可能になる。発明の効果

[0038] 本発明によれば、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定の!/、かんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納されている OSによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を発揮するパソコン外付デバイスを提供することができる。

[0039] また、本発明によれば、音楽の保存，再生が可能なだけでなぐ動画再生、等の機能も発揮できる携帯音楽プレーヤ及び、かかる携帯音楽プレーヤであって、パソコンの OSを格納することが可能で、かっこれを高速でロード可能にして、外部記憶装置による起動が許可されたパソコンの起動設定の、かんによらず、またパソコンの起動設定の変更をすることなぐ記憶手段に格納された OSによりパソコンを起動させることが可能な起動ドライブとしての機能を有する携帯音楽プレーヤを提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

[0040] 以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。

[0041] 図 1にブロック構成図の一例を示すように、本発明のパソコン外付デバイス 11は、ノソコン 12に外付けするためのインターフェイス部としての接続部 15を備えている。この接続部 15は、例えば、パソコン 12の USBポート 16に揷着される USBコネクタと通信回路とを備えて、るものとすることができる。

[0042] また、本発明のパソコン外付デバイス 11は、パソコン OSやその他のアプリケーションプログラム等を格納する記憶手段 16と、記憶手段 16に格納された OS等のプログラムをパソコン 12の RAM (図示せず）に ATA規格等で高速ロードする信号処理手段 17と、パソコン外付デバイス 11をパソコン 12の起動ドライブとして認識させるために表示するドライブ表示手段 18と、起動ドライブとして認識させるためにエミユレーシヨンするエミユレーシヨン手段 19と、エミユレーシヨンによってもパソコン 12がパソコン外付デバイス 11を認識できなヽときに起動ドライブの表示する種類を変更するドライブ表示切替手段 20と、これらの各手段を制御する制御手段 21とを備えた構成にすることがでさる。

[0043] 図 1中、符号 22で示すものは、電源部であり、このように電源部 22を備えている構成〖こすることちでさる。

[0044] 前述した各手段は、例えば、ノス 23により電気的に接続される。

[0045] 記憶手段 16は、ハードディスクでもよ、が、本実施形態では NAND型フラッシュメモリを採用している。 NAND型フラッシュメモリは、機械的損傷が少なく高速ストレージを構築することができるもので、外付デバイスでも特に携帯型のものに使用される。

[0046] 信号処理手段 17は、前述したように、記憶手段 16に格納されている OS等のプログラムを、パソコン 12の RAM (図示せず）に ATA規格でロードするものである力高速性を確保するためにシリアル ATA (SATA)規格のコントローラを採用することができる。

[0047] ドライブ表示手段 18、エミユレーシヨン手段 19、ドライブ表示切替手段 20は、所定の格納されたコンピュータプログラムを制御手段 21の CPU及び RAM (V、ずれも図示せず）によって実行することで、前述したこれら各手段の機能が発揮されるものである。

[0048] 電源部 22にはバソコン外付デバイス 11に内蔵されて、るバッテリ等が相当する。

[0049] 次に、図 1及び図 3を参照して、本発明のパソコン外付デバイス 11の動作の一例について説明する。

[0050] パソコン外付デバイス 11をパソコン 12に接続すると、パソコンの BIOSの設定に基づきパソコン外付デバイス 11を起動ドライブとして認識する。そして、記憶手段 16に格納されている OSがパソコン 12の RAMにロードされてパソコン 12が起動される。

[0051] 図 3 (a)、（b)は、従来の外付デバイスによるパソコン起動の説明図、図 3 (c)が本発明に係るパソコン外付デバイス 11によるパソコン起動の説明図である。

[0052] 本発明のパソコン外付デバイス 11によるパソコン起動の説明を明瞭にするために、従来の場合と比較しつつ説明する。

[0053] 図 3 (a)、（b)とも、パソコン 12の起動ドライブ力論理ユニット番号である「0」と「1」により CD—ROMドライブとハードディスクドライブとを識別するように設定されている

[0054] すなわち、図 3 (a)では起動ドライブとして CD— ROMドライブ (論理ユニット番号「0 」）が設定され、図 3 (b)では起動ドライブとしてハードディスクドライブ (論理ユニット番号「1」）が設定されて、るため、ノソコン 12で予め設定されて、る起動ドライブとしてノソコン外付デバイス 11が認識されるときは、パソコンをパソコン外付デバイス 11で起動することができる。

[0055] しかしパソコン 12にて起動ドライブと設定されているドライブと、ノソコン外付デバイス 11から認識される起動ドライブとがー致しないときは、パソコンの設定を変更して一致させなければパソコンをパソコン外付デバイス 11から起動することができない。

[0056] 本発明のパソコン外付デバイス 11では、ノソコンが認識した起動ドライブで起動できないときは、前述したエミユレーシヨン機能によりアーキテクチャコードをパソコン 12 の CPUに合わせる。そして、これでも認識できないときは、ドライブ表示切替手段 20 により、認識できる起動ドライブの種類に切替変更することができる。

[0057] すなわち図 3 (c)に示すように、論理ユニット番号で特定される起動ドライブの種類を、この論理ユニット番号の選択を変更することで実現できる。

[0058] パソコン 12がパソコン外付デバイス 11によって起動しないときでも、この設定対象の論理ユニット番号の変更によって、起動ドライブの種類を変更してパソコン 12をパソコン外付デバイス 11によって起動することができる。

[0059] この際、ドライブ表示切替は、パソコン外付デバイス 11に備えられている入力手段によって起動ドライブの種類を切替変更するものとすることができる。例えば、バソコン外付デバイス 11に備えられてヽるタツチパネル式の入力手段 (不図示)や、操作パネル (不図示)上に設けられた操作釦 (不図示）による入力手段を介して切替変更することがでさる。

[0060] また、記憶手段 16に格納されているコンピュータプログラムを制御手段 21の CPU 及び RAM (いずれも図示せず）によって実行することで、エミユレーシヨン手段 19によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブがパソコン 12に認識されないときに、起動ドライブの種類を自動的に切替変更する形態にすることもできる。

[0061] 以上説明したように、本発明のパソコン外付デバイス 11によれば、パソコン 12に内蔵されたハードディスク等が損傷してパソコンが起動しないときでも、このパソコン外付デバイス 11によってパソコン 12を容易に起動することができる。

[0062] またパソコン外付デバイス 11の記憶手段 16に OS、アプリケーションを格納してパソコン 12の RAM等にロードできるので、このパソコン外付デバイス 11を持ち歩くことで出先のパソコンでも日常使用しているときと同様の設定環境にしてパソコンを使用することがでさる。

[0063] 特に、本発明のパソコン外付デバイス 11によれば、パソコン 12の起動設定のいかんによらず、またパソコン 12の起動設定の変更をすることなぐ記憶手段 16に格納されている OSによりパソコン 12を起動させることができる。

[0064] 次に、図 2は、以上に説明した本発明のパソコン外付デバイス 11としての機能をも有する本発明の携帯音楽プレーヤ 31の内部概略構成図である。

[0065] 本発明の携帯音楽プレーヤ 31は、その内部構成として CPU32と、 ATAコントローラ 33と、 NANDコントローラ 35と、変換コントローラ 36と、 NAND型フラッシュメモリとを備えて構成される。

[0066] なお、音楽の記録、再生を行なう従来の携帯音楽プレーヤに備えられている音楽再生手段などは図示を省略し、本発明の特徴的な構成要素に関してのみ説明を行なう。

[0067] 図 3中の破線で囲まれた部分 38、すなわち CPU32と、 ATAコントローラ 33と、 NA NDコントローラ 35とからなる部分 38は、従来の携帯音楽プレーヤが備えてなる構成部分である。本発明の携帯音楽プレーヤ 31では、更に、変換コントローラ 36と、 NA ND型フラッシュメモリ 37とを備えることで、携帯音楽プレーヤにパソコン外付デバイスとしての機能をも満足させたものである。

[0068] すなわち、従来、 NANDコントローラ 35は、携帯音楽プレーヤとしての音楽を保存 •再生する機能を発揮するために一般的に使用され、パソコン OSを格納して高速口ードすることには適してヽな、。

[0069] 前述した本発明のパソコン外付デバイス 11としての機能を有する本発明の携帯音楽プレーヤ 31は、 OSを格納することができる NAND型フラッシュメモリ 37と、格納された OSを ATA規格に変換して高速ロード可能とするための変換コントローラ 36とを ATAコントローラ 33に接続することで、実現されるものである。

[0070] また、図 2に内部概略構成図が説明されている本発明の携帯音楽プレーヤ 31における NAND型フラッシュメモリ 37を、図 1の記憶手段 16に相当させ、図 2図示の変換コントローラ 36を、図 1の信号処理手段 17に相当させ、更に、図 1図示の各手段についても、図 2の CPU32、 ATAコントローラ 33及び NANDコントローラの構成部分をしてそれぞれ相当させることによって、本発明の携帯音楽プレーヤ 31は、前述した本発明のパソコン外付デバイス 11としての機能をも発揮できるものとすることができる。

[0071] すなわち、本発明の携帯音楽プレーヤ 31をパソコン 12に外付けすることで、ノソコン起動ドライブとしての機能を発揮させることができる。

[0072] このように、本発明の携帯音楽プレーヤ 31を、本来の音楽保存再生装置としての他に、パソコン起動ドライブとしての機能を有するパソコン外付デバイスとしても利用することができる。そこで、ノソコン 12に内蔵されたノヽードディスク等が損傷してバソコンが起動しな、ときでも、この携帯音楽プレーヤ 31によってパソコン 12を容易に起動することができる。

[0073] また、携帯音楽プレーヤ 31の NAND型フラッシュメモリ 37に OS、アプリケーションを格納してパソコン 12の RAM等にロードできるので、この携帯音楽プレーヤ 31を持ち歩くことで出先のパソコンでも日常使用しているときと同様の OSとアプリケーションソフトの環境下でパソコンを使用することができる。

[0074] 更に、前述したように、携帯音楽プレーヤ 31の NAND型フラッシュメモリ 37に OS、アプリケーションを格納することで、携帯型音楽プレーヤ 31に動画などの画像情報を再生する画像再生手段 (不図示)、液晶画面などの画像表示手段 (不図示)を備えさせて、動画再生、等の機能を発揮させることも可能になる。

[0075] 以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなぐ特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲にぉ、て種々の形態に変更可能である。

図面の簡単な説明

[0076] [図 1]本発明のパソコン外付デバイスのブロック構成の一例を説明する図。

[図 2]本発明のパソコン外付デバイスとして機能する携帯音楽プレーヤの概略構成の一例を説明する図。

[図 3] (a)、（b)は従来のパソコン起動ドライブの設定状態を示す説明図、（c)は本発明に係るパソコン外付デバイスのドライブ表示切替手段による切替えの説明図。符号の説明

[0077] 11 パソコン外付デバイス

12 パソコン

15 接続部

16 記憶手段

17 信号処理手段

18 ドライブ表示手段エミユレーシヨン手段ドライブ表示切替手段制御手段

Claims

請求の範囲

[1] ノソコンに外付けされるパソコン起動ドライブとしての機能を有するパソコン外付デバイスであって、

前記パソコンへの外付け可能な接続部と、前記パソコンにパソコン起動ドライブとして認識させるドライブ表示手段と、該ドライブ表示手段により表示されたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記パソコン起動ドライブをエミユレ一シヨンするエミユレーシヨン手段と、前記ドライブ表示手段により認識させる起動ドライブの種類を切替変更するドライブ表示切替手段と、前記パソコンにより起動されるォペレーシヨンシステムを含むプログラムを格納する記憶手段と、該記憶手段に格納されたプログラムを所定のインターフェース規格にしてロードする信号処理手段と、上記各手段を制御する制御手段とを備え、

前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記起動ドライブの種類を切替変更することを特徴とするパソコン外付デバイス。

[2] 前記ドライブ表示切替手段は、前記パソコン外付デバイスに備えられて！/、る入力手段によって前記起動ドライブの種類を切替変更することを特徴とする請求項 1記載のノソコン外付デバイス。

[3] 前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに、前記起動ドライブの種類を自動的に切替変更することを特徴とする請求項 1記載のパソコン外付デバイス。

[4] 音楽情報を記録再生する携帯型音楽プレーヤであって、 NAND型フラッシュメモリと、該 NAND型フラッシュメモリに格納されたプログラムを ATA規格に信号処理する ATA変換コントローラとを備えていることを特徴とする携帯型音楽プレーヤ。

[5] 請求項 4に記載の携帯型音楽プレーヤであって、

ノソコンへの外付け可能な接続部と、前記パソコンに前記携帯音楽プレーヤをパソコン起動ドライブとして認識させるドライブ表示手段と、該ドライブ表示手段により表示されたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記パソコン起動ドライブをエミユレーシヨンするエミユレーシヨン手段と、前記ドライブ表示手段により認識させる起動ドライブの種類を切替変更するドライブ表示切替手段と、上記各手段を制御する制御手段とを備え、

前記 NAND型フラッシュメモリにパソコンにより起動されるオペレーションシステムを含むプログラムを格納し、この格納された前記プログラムを前記 ATA変換コントローラにてロードすると共に、前記ドライブ表示切替手段は、前記エミユレーシヨン手段によりエミユレーシヨンされたパソコン起動ドライブが前記パソコンに認識されないときに前記起動ドライブの種類を切替変更することを特徴とする携帯型音楽プレーヤ。