WO2007058271A1

WO2007058271A1 - アダプタ装置

Info

Publication number: WO2007058271A1
Application number: PCT/JP2006/322884
Authority: WO
Inventors: Tsunehiro Hanada; Akihiro Yamashita; Yuji Igata
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-11-18
Filing date: 2006-11-16
Publication date: 2007-05-24
Also published as: JP2007142852A

Abstract

　家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することが可能なアダプタ装置を提供すること。　電力線アダプタ１０は、商用交流電力が供給される商用電源コンセントに接続可能なアダプタ装置であって、アダプタ筐体１１と、アダプタ筐体１１の背面に設けられ、商用電源コンセントにおける一組の差込口に挿入される第１プラグ１３と、アダプタ筐体１１の背面に設けられ、第１プラグ１３から所定の距離の位置に配置され、商用電源コンセントにおける一組の差込口に挿入される第２プラグ１４とを備える。

Description

アダプタ装置

技術分野

[0001] 本発明は、商用交流電力が供給される商用電源コンセントに接続可能なアダプタ装置に関する。

背景技術

[0002] 例えば、コンピュータのような端末を用いて家庭、オフィス、工場等において有線でデータ通信を行う場合には、通常は伝送路として使用するケーブルやコネクタなどの配線を必要な箇所に敷設する必要があるため、通信設備の稼働開始までに様々な工事を行わざるを得ない。

[0003] 一方、家庭、オフィス、工場などではほとんどの場合は商用電源、例えば交流電圧 100V(50/60Hz)を使用しているので、この電力を供給するための電力線（電灯線）が家庭内、オフィス内、工場内などのあらゆる箇所に既に敷設されている。したがつて、これらの電力線をデータ通信に利用できれば、通信用の特別な配線を新たに設ける必要はなくなる。すなわち、通信装置を電源のコンセントに差し込むだけで通信経路を確保することが可能になる。

[0004] このような電力線を通信に利用する技術については、例えば特許文献 1に開示された技術が知られている。また、現状では、日本を含む各国で、電力線通信を利用するための条件 (例えば周波数帯域)などが検討されて!、る。

[0005] また、例えば特許文献 2には、電力線搬送用端末との間にて電力線通信信号の授受を行う電力線搬送トランシーバを備え、専用配線を介して監視 Z制御可能な負荷装置を容易に設置可能とした電力線通信用アダプタが記載されて、る。

[0006] 特許文献 1：特開 2000— 165304号公報

特許文献 2 :特開 2002— 164823号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] し力しながら、上記の電力線通信用アダプタのようなアダプタ装置にあっては、電力線搬送トランシーバのような装置を備えるため、アダプタ装置が比較的大型となり、重量も大きくなる。このようなアダプタ装置を家庭内壁面に設置されているコンセントに差し込んで使用する場合、アダプタ装置は、プラグとコンセントとの結合のみによってアダプタ装置の大きな重量を支えられて固定される。したがって、アダプタ装置がしつ力りと固定されないことにより、コンセントとの接触不良が生じたり、コンセントから脱落したりする可能性があるといった事情があった。

[0008] また、電力線通信用アダプタは、電力線と電機機器との間に設ける必要があるため、電源コードを有さない電力線通信用アダプタを用いて、多数の電気機器間で通信を行う場合、電気機器と同数の電力線通信用アダプタをそれぞれのコンセントに直接差し込む必要がある。一方、コンセントは足元に近い低位置に設置されているため、電力線通信用アダプタは一般的に視界に入りづらい。その結果、視界に入りづらい電力線通信用アダプタが多数コンセントに足元に存在することになるため、足や物（例えば掃除機）にぶつ力ることで電力線通信用アダプタが脱落する状態になり易ぐし力も視界に入りづらいことから、コンセントから脱落しそうな状態であっても、気付かれにくい不都合があった。

[0009] 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することが可能なアダプタ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0010] 本発明は、第 1に、複数組の差込口を有する商用電源コンセントを介して電力線と接続自在で、少なくとも一組の前記差込口力商用交流電力が供給されるアダプタ装置であって、外部表面に第一の面を有する筐体と、前記筐体の第一の面に設けられ、前記商用電源コンセントが有する一組の差込口に対応して挿入される一組の突起部を有する第一の差込部と、前記筐体の第一の面に設けられ、前記第一の差込部から所定の距離の位置に配置され、前記第一の差込部が挿入された一組の差込口と異なる他の一組の差込口に挿入される一組の突起部を有する第二の差込部と、外部の通信機器に対して通信接続を行う外部通信接続部と、前記第一の差込部及び前記第二の差込部の少なくとも一方に電気的に接続されて前記電力線を伝送路とした通信を行、、前記外部通信接続部と前記電力線との間を中継する電力線通信部とを備えるアダプタ装置が提供されるものである。

[0011] この構成により、第一の差込部及び第二の差込部によってコンセントの差込口に挿入されて固定されるので、電力線通信部を備えたアダプタ装置を、家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することができる。

[0012] 本発明は、第 2に、上記第 1に記載のアダプタ装置であって、前記第一の差込部及び前記第二の差込部のうち、前記商用交流電力を供給する差込部と電気的に接続され、前記商用交流電力を外部へ供給する電源コンセントと、前記商用交流電力を供給する差込部と前記電源コンセントとの間に配置され、前記商用交流電力の周波数帯域では低!、インピーダンスを有し、他の周波数帯域では前記商用交流電力の周波数帯域に比べて高いインピーダンスを有するフィルタ部とを更に備える。

[0013] この構成により、コンセント部力外部の機器に電力を供給することが可能となると共に、外部の機器がコンセント部に接続されることによる電力線通信への影響を抑制することができる。

[0014] 本発明は、第 3に、上記第 1又は第 2に記載のアダプタ装置であって、前記筐体は、前記複数組の差込口を覆う大きさを有する。

[0015] この構成により、近接する差込口に他の電気製品等のプラグが差し込まれることに起因した電力線通信への影響を抑制することができる。

[0016] 本発明は、第 4に、上記第 1ないし第 3のいずれかに記載のアダプタ装置であって、前記筐体は、更に、外部表面に、前記第一の面と対向する第二の面と、前記第一の面と前記第二の面とを貫通する貫通孔とを有し、当該筐体は、固定部材が前記貫通孔に貫通することで標準規格の前記商用電源コンセントに固定される。

[0017] この構成により、例えばアダプタ装置が壁面に設けられたコンセントにはめ込んで固定させることができるので、更に安定して固定することが可能であり、また、壁に差し込んだときの筐体の壁力も突出する部分の厚さを減少させることができる。

[0018] 本発明は、第 5に、上記第 1ないし第 4のいずれかに記載のアダプタ装置であって、前記筐体は直方体の形状を有し、前記外部通信接続部は、前記筐体の第一の面に隣接した面に設けられ、通信用ケーブルが接続される通信用コネクタを有する。

[0019] この構成により、差込部が、壁面等に設けられた商用電源コンセントに挿入される場合、通信用コネクタに接続される通信用ケーブルを壁面に這わせて配設することができる。

[0020] 本発明は、第 6に、上記第 1ないし第 5のいずれかに記載のアダプタ装置であって、前記一組の突起部のうち、少なくとも一つの突起部は他の突起部と異なる形状を有する。

[0021] この構成により、例えば商用電源コンセントの差込口力ホット側とコールド側とで異なる形状である場合には、突起部の形状を差込口の形状に合わせることにより、使用者は差込部を、差込口に対して常に一定の向きに挿入することができる。したがって、接続される極性により伝送特性の優劣が発生する場合には、電力線通信の伝送特性を常に良好に保つことができる。

[0022] 本発明は、第 7に、上記第 1ないし第 6のいずれか一項に記載のアダプタ装置であつて、前記外部通信接続部は、前記外部の通信機器との間で無線通信を行う無線部を有する。

[0023] この構成により、電力線を利用したネットワークに接続する外部の通信機器が無線通信可能な場合、その通信機器と無線通信にて電力線通信との間の中継を行うことができる。

発明の効果

[0024] 本発明によれば、家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することが可能なァダプタ装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]本発明の第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図

[図 2]第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側から見た外観を表す斜視図

[図 3]第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側から見た外観を表す斜視図

[図 4]本発明の第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図 [図 5]第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側から見た外観を表す斜視図

[図 6]第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側から見た外観を表す斜視図

[図 7]本発明の第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図

[図 8]第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側から見た外観を表す斜視図

[図 9]第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側から見た外観を表す斜視図

[図 10]壁面コンセントの第一例の外観を示す正面図

[図 11]壁面コンセントの第一例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図 [図 12]壁面コンセントの第二例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図 [図 13]壁面コンセントの第三例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図 [図 14]電力線通信アダプタ内部に設けられる電気回路の構成例を示すブロック図符号の説明

10, 10A, 10B 電力線通信アダプタ

11 アダプタ筐体

11a, l ib, 11c, l id 開口部

12 モデム部

13 第 1プラグ

14 第 2プラグ

15 モジュラージャック

16, 17 ビス

18 サービスコンセント

19 フイノレタ咅

20, 20B, 20C 壁面コンセント

21 第 1差込口第 2差込口

化粧パネル

, 25 ねじ

コンセント本体取り付けボックスフレーム

, 32, 33 ねじ止め穴0 回路モジユーノレ1 メイン集積回路

1a CPU

1b MACブロック1c PLC' PHYブロック2 AFE集積回路

2a DA変換ブロック2b AD変換ブロック2c 可変利得増幅ブロック2 AFE集積回路

2a DA変換ブロック2b AD変換ブロック2c 可変利得増幅ブロック3 ローパスフィルタ5 ドライバ集積回路カプラ

a コィノレ卜ランス b コンデンサ

バンドパスフィルタ増幅器

AD変換集積回路 211 メモリ

212 イーサネット (登録商標)物理層集積回路

213 無線部

300 スイッチング電源

ANT アンテナ

PL 電力線

発明を実施するための最良の形態

[0027] 以下、本発明の実施形態について、図 1〜13を用いて説明する。なお、本発明の実施形態では、商用交流電力が供給される商用電源コンセントに接続可能なァダプタ装置の一例として、電力線通信アダプタについて説明する。

[0028] (第 1の実施形態）

図 1は本発明の第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図、図 2は第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側力見た外観を表す斜視図、図 3は第 1の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側力見た外観を表す斜視図である。

[0029] 図 1〜図 3に示す電力線通信アダプタ 10は、家庭内に敷設された電力線を通信用の伝送路として利用するために、マルチキャリア信号の送信及び受信を行う PLC (Po wer Line Communication:電力線通信）モデムの機能及び電源回路を内蔵しており、例えばパーソナルコンピュータ（以下、単に「PC」と称す)などの電気機器の通信ポートと電力線との間に接続される。電力線には、商用交流電力として例えば A C100V、 60Hzあるいは 50Hzが供給されている。なお、電力線通信アダプタ 10に接続される電気機器としては、通信機能を有する電気機器であれば、必ずしも PCに限られない。例えば、通信機能を有する家電機器 (いわゆるネットワーク家電)でもよい。

[0030] 図 1〜図 3に示す電力線通信アダプタ 10は、略直方体の外形を有するアダプタ筐体 11の内部にモデム部 12を有し、更にアダプタ筐体 11の背面 (第一の面） 1 IXに設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14と、通信用ケーブルとして LANケーブルが接続自在な、 RJ45などの LAN (Local Area Network)用モジュラージャック 15とを備えている。

[0031] なお、第 1プラグ 13及び第 2プラグは商用電源コンセントにおける一組の差込口に対応して挿入される一組の突起部を有する第一の差込部及び第二の差込部の一例として機能し、モデム部 12は電力線を伝送路として利用して通信する電力線通信部の一例として機能する。 LAN用モジュラージャック 15は通信用コネクタの一例として機能する。なお、通信用コネクタは外部の通信機器に対して通信接続を行う外部通信接続部の一例である。

[0032] アダプタ筐体 11の背面 1 IXから突出する形で設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14は、一般の家庭内に設置されている図 10に示すような壁面に設けられた商用電源コンセント (以下、単に「壁面コンセント」と称す) 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に差し込んで接続できるような、形状及び寸法に形成されている。すなわち、第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14はそれぞれ一対の板状の材料を平行に並べて構成してあり、第 1差込口 21及び第 2差込口 22の開口部に差し込めるように形成されて!ヽる。

[0033] 図 3に示す電力線通信アダプタ 10の第 1プラグ 13と第 2プラグ 14との間隔 Hは、図 10に示す壁面コンセント 20における第 1差込口 21と第 2差込口 22との間隔 H (JISなどの標準規格のコンセントにおける間隔）と同等の寸法になっている。このため、電力線通信アダプタ 10の第 1プラグ 13を図 10に示す第 1差込口 21に差し込み、同時に電力線通信アダプタ 10の第 2プラグ 14を第 2差込口 22に差し込めるようになつている。

[0034] 電力線通信アダプタ 10の第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14を壁面コンセント 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に同時に差し込むことにより、第 1差込口 21が第 1プラグ 13を介して電力線通信アダプタ 10を支持し、同時に第 2差込口 22が第 2プラグ 14を介して電力線通信アダプタ 10を支持する。これにより、プラグの挿抜力とねじれ方向の回転モーメントを増大させることができるので、たとえ足や物が電力線通信ァダプタ 10にぶつかったとしても、電力線通信アダプタ 10はしつ力りと壁面コンセント 2 0に固定され、コンセントとの接触不良が生じたり、コンセントから脱落したりすることを抑帘 Uすることができる。 [0035] 電力線通信アダプタ 10の第 1プラグ 13は、金属等の導体を有して構成され、ァダプタ筐体 11内部のモデム部 12と電気的に接続されている。つまり、第 1プラグ 13を壁面コンセント 20の第 1差込口 21に差し込むことにより、第 1差込口 21内部の接続端子（図示せず)と電気的に接続された電力線と、モデム部 12とが電気的に接続される。これにより、モデム部 12は商用交流電力の供給源と通信用の伝送路とを確保することができる。なお、この例では第 2プラグ 14も金属で構成されているが、第 2プラグ 14はモデム部 12と接続されてヽな、ので導電体である必要はな!/、。

[0036] モジュラージャック 15は、開口部 11aでアダプタ筐体 11の表面に露出するように配置されている。このモジュラージャック 15には、外部の通信機器と接続するために通信ケーブルが接続される。家庭内の標準的な通信ネットワークとしてはイーサネット（登録商標）が用いられるので、モジュラージャック 15はイーサネット（登録商標）の通信機能を提供するモデム部 12内部の電気回路と接続されている。つまり、図 1〜図 3 に示す電力線通信アダプタ 10は、電力線通信網とイーサネット (登録商標）との間を中継する装置として機能する。

[0037] なお、モジュラージャック 15は、図 1〜図 3に示すように、筐体 11の側面 11Y、すなわち背面 1 IXと隣接する面に設けられることが好ましい。例えば、電力線通信ァダプタ 10が壁面コンセントに差し込まれる場合、モジュラージャックに接続される通信ケーブルを、壁面に這わせて配設することができる。

[0038] ところで、例えば図 10に示すように 2つ以上の接続口、つまり第 1差込口 21及び第 2差込口 22を有する壁面コンセント 20が存在する場合には、一般的には第 1差込口 21に 1つの電気機器が接続され、第 2差込口 22にはもう 1つの別の電気機器が接続されること〖こなる。

[0039] し力しながら、電力線通信を実施する場合には、 PLCモデムが使用するコンセントと共通のコンセントに家電機器などを接続すると、接続した家電機器が、低インピーダンスの家電機器 (例えば、充電機能を有する家電機器)やノイズを発生する家電機器 (例えば、インバータ機能を有する家電機器)である場合に、 PLCモデムがその影響を受けて、電力線通信の雑音特性が悪化したり、伝送速度が低下する原因になる [0040] しかし、図 1〜図 3に示す電力線通信アダプタ 10を壁面コンセント 20に接続する場合には、壁面コンセント 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に、同時に電力線通信アダプタ 10の第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14が差し込まれた状態で使用されるので、壁面コンセント 20に差込口の空きが生じない。従って、電力線通信アダプタ 10と共通の壁面コンセント 20に他の電気機器が接続される心配がなぐ良好な通信環境で電力線通信を実施することができる。なお、モデム部 12などの電気回路の構成例については後述する。

[0041] このような本発明の第 1の実施形態によれば、第 1プラグ及び第 2プラグによってコンセントの差込口に挿入されて固定されるので、アダプタ装置を、家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することができる。

[0042] (第 2の実施形態）

図 4は本発明の第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図、図 5は第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側力見た外観を表す斜視図、図 6は第 2の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側力見た外観を表す斜視図である。なお、第 1の実施形態で説明した図 1〜図 3と重複する部分には、同一の符号を付す。

[0043] 図 4〜図 6に示す電力線通信アダプタ 10Aは、第 1の実施形態と同様に略直方体の外形を有するアダプタ筐体 11の内部にモデム部 12を有し、更にアダプタ筐体 11 の背面 1 IXに設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14と、モジュラージャック 15とを備えている。

[0044] また、図 5に示すようにアダプタ筐体 11の背面 1 IXと対向する面である正面 11Zに設けた開口部 l ibに露出した状態でサービスコンセント 18が設けてある。このサービスコンセント 18は、商用交流電力を供給する差込部と電気的に接続され、商用交流電力を外部へ供給する電源コンセントの一例として機能し、各種電気機器を商用交流電源に接続するための標準的なプラグと適合する差込口（図 10の第 1差込口 21, 第 2差込口 22と同様)を有しており、その内部に一対の電極を備えている。なお、サ一ビスコンセント 18は、アダプタ筐体 11の背面 1 IXと隣接する側面に設けられてもよい。 [0045] 第 1の実施形態と同様に、アダプタ筐体 11の背面 1 IXから突出する形で設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14は、一般の家庭内に設置されている図 10に示すような壁面コンセント 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に差し込んで接続できるような形状及び寸法に形成されている。すなわち、第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14はそれぞれ一対の板状の材料を平行に並べて構成してあり、第 1差込口 21及び第 2差込口 22の開口部に差し込めるように形成されて!、る。

[0046] 電力線通信アダプタ 10Aの第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14を壁面コンセント 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に同時に差し込むことにより、第 1差込口 21が第 1 プラグ 13を介して電力線通信アダプタ 10Aを支持し、同時に第 2差込口 22が第 2プラグ 14を介して電力線通信アダプタ 10Aを支持する。これにより、電力線通信ァダプタ 10Aはしつ力りと壁面コンセント 20に固定される。

[0047] 電力線通信アダプタ 10Aの第 1プラグ 13は、金属等の導体を有して構成され、ァダプタ筐体 11内部のモデム部 12と電気的に接続されている。つまり、第 1プラグ 13を壁面コンセント 20の第 1差込口 21に差し込むことにより、第 1差込口 21内部の接続端子（図示せず)と電気的に接続された電力線と、モデム部 12とが電気的に接続される。これにより、モデム部 12は商用交流電力（AC 100V)の供給源と通信用の伝送路とを確保することができる。

[0048] また、本実施形態にぉヽて、第 2プラグ 14も金属等の導電性を有する材料で構成されている。第 2プラグ 14はモデム部 12とは接続されていないが、フィルタ部 19を介してサービスコンセント 18内部の電極と電気的に接続されて!ヽる。

[0049] フィルタ部 19は、商用交流電力周波数以下の周波数成分 (電力）のみを通過し、それ以外の周波数成分に対してはインピーダンスが高くなつて遮断するインピーダンスアツパを有し、第 2プラグ 14とサービスコンセント 18内部の電極との間のインピーダンスに関し、商用交流電力周波数（50Z60HZ)の近傍の低い周波数帯では非常に低いインピーダンスを有し、電力線通信に使用する比較的高い周波数帯 (例えば 2MH z〜30MHz)では非常に高!、インピーダンスを有して!/、る。

[0050] つまり、商用交流電力は壁面コンセント 20から第 2プラグ 14を経由してサービスコンセント 18に現れるので、サービスコンセント 18に様々な電気機器のプラグを接続することにより、外部の電気機器に電源を供給することができる。但し、周波数の高いノィズ等はフィルタ部 19を通過しな、ため、サービスコンセント 18に接続される電気機器が発生するノイズはモデム部 12や電力線にはほとんど現れない。また、電力線通信に使用する比較的高い周波数帯ではフィルタ部 19のインピーダンスが高くなるので、サービスコンセント 18に接続される電気機器のインピーダンスの影響は、電力線通信の周波数帯ではモデム部 12側にはほとんど現れない。

[0051] このような本発明の第 2の実施形態によれば、商用交流電力を必要とする様々な電気機器に、電力線通信アダプタ 10Aを介して交流電力を供給することができ、電気機器が発生するノイズや電気機器のインピーダンスの影響によって電力線通信の性能が劣化するのを避けることもできる。

[0052] なお、サービスコンセント 18には、第 2プラグ 14の代わりに第 1プラグ 13に接続されて電源が供給されてもよい。

[0053] (第 3の実施形態）

図 7は本発明の第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの内部構造概略を示す透視図、図 8は第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの正面側力見た外観を表す斜視図、図 9は第 3の実施形態に係る電力線通信アダプタの背面側力見た外観を表す斜視図である。なお、第 1の実施形態及び第 2の実施形態で説明した図 1 〜図 6と重複する部分には、同一の符号を付す。

[0054] 図 7〜図 9に示す電力線通信アダプタ 10Bは、第 2の実施形態と同様に略直方体の外形を有するアダプタ筐体 11の内部にモデム部 12を有し、更にアダプタ筐体 11 の背面 1 IXに設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14と、モジュラージャック 15と、サービスコンセント 18とを備えている。

[0055] 第 1の実施形態と同様に、アダプタ筐体 11の背面 1 IXから突出する形で設けられた第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14は、一般の家庭内に設置されている図 10に示すような壁面コンセント 20の第 1差込口 21及び第 2差込口 22に差し込んで接続できるような形状及び寸法に形成されている。すなわち、第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14はそれぞれ一対の板状の材料を平行に並べて構成してあり、第 1差込口 21及び第 2差込口 22の開口部に差し込めるように形成されて!ヽる。 [0056] ところで、家庭内に設置される壁面コンセントは、一般的に図 10〜図 13に示すように構成されている。図 10は壁面コンセントの第一例における化粧パネルを取り付けた状態を示す正面図であり、図 11は壁面コンセントの第一例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図である。

[0057] また、図 12は壁面コンセントの第二例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図であり、図 13は壁面コンセントの第三例における化粧パネルを取り外した状態を示す正面図である。なお、図 10〜図 12に示す壁面コンセント 20及び 20Bは日本国内で採用されており、図 13に示す壁面コンセント 20Cは米国で採用されて、る。ここで、図 11〜図 13における斜線部分は空間部分を示す。

[0058] まず、図 10、図 11に示す壁面コンセント 20について説明する。家庭内の壁面には図 11に示すような中空構造の取り付けボックス 27が埋め込まれている。そして、取り付けボックス 27の中に図 12に示すような形状のコンセント本体 26がビス等の固定部材を用いて固定される。また、コンセント本体 26内部の電極には図示しない電力線が接続される。コンセント本体 26には第 1差込口 21と第 2差込口 22とが設けられている。

[0059] そして、第 1差込口 21及び第 2差込口 22の周囲の空間がユーザ力も見えなくなるように、第 1差込口 21及び第 2差込口 22に開口部が形成されたプレート形状の化粧パネル 23がコンセント本体 26の表側を覆うように配置され、化粧パネル 23はねじ 24 及び 25によりコンセント本体 26に固定される。ねじ 24及び 25を固定するために、図 11に示すように、コンセント本体 26には対応する位置にねじ止め穴 31及び 32が形成してある。このように、化粧パネル 23を覆うことで、商用交流電源を外部から隔離することができるので、安全を確保することができる。

[0060] また、図 12に示す壁面コンセント 20Bにおいては、フレーム 28をコンセント本体 26 にねじ 24及び 25で固定してあり、図 10に示す化粧パネル 23と同様のパネルがフレーム 28にはめ込まれて固定される。また、図 13に示す壁面コンセント 20Cにおいては、 1つのねじ止め穴 33がコンセント本体 26Cの中央部に形成されている。

[0061] 一方、電力線通信アダプタ 10Bを使用する場合には壁面コンセント 20のほぼ全体が電力線通信アダプタ 10によって覆われるので、図 10に示すような化粧パネル 23 は必ずしも必要ではなくなる。そこで、壁面コンセント 20から化粧パネル 23を取り外した状態で取り付けができるように図 7〜図 9に示す電力線通信アダプタ 1 OBは構成してある。

[0062] 図 7〜図 9に示す電力線通信アダプタ 10Bは、図 10、図 11に示す壁面コンセント 2 0に取付ける場合を想定して構成されている。すなわち、図 8及び図 9に示すようにァダプタ筐体 11には貫通孔である開口部 1 lc及び 1 Idが図 11に示すねじ止め穴 31 及び 32と対応する位置に形成されている。開口部 11c, l idは、当該筐体を標準規格コンセントに固定するビスが、第 1プラグ 13及び第 2プラグが設けられる背面 11Xと対向する正面 (第二の面） 11Zから、背面 1 IXに貫通する貫通孔の一例である。

[0063] 従って、アダプタ筐体 11の開口部 11c及び l idに、図 7に示すようにビス 16及び 1 7を差し込み、化粧パネル 23を取り外した状態の壁面コンセント 20 (図 11の状態）のねじ止め穴 31及び 32にビス 16及び 17を固定する。これにより、電力線通信アダプタ 10Bは第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14の 2力所の他に、ビス 16及び 17によっても支持され、壁面コンセント 20にしつ力りと固定される。

[0064] また、図 12に示すような構造の壁面コンセント 20Bに電力線通信アダプタ 10Bを装着する場合には、壁面コンセント 20B力もフレーム 28を取り外した状態で、ねじ 24及び 25の代わりに電力線通信アダプタ 10B力も突出するビス 16及び 17を固定すればよい。また、図 13に示すような構造の壁面コンセント 20Cに電力線通信アダプタ 10B を装着する場合には、ねじ止め穴 33の位置に合わせてビス 16及び 17を通すためのアダプタ筐体 11上の開口部の位置を決定すればよい。いずれにしても、コンセント本体 26上のねじ止め穴 31〜33の位置は標準規格により定まっている場合がほとんどなので、開口部 11c及び l idを形成する位置については、第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14を形成した位置との相対的な位置関係に基づ、て決定しておけばよ!、。

[0065] 次に、上記第 1〜第 3におけるモデム部 12を含む電力線通信アダプタのハードゥエァ構成について説明する。図 14は本発明の実施形態に係る通信装置のハードゥエァの一例を示すブロック図である。なお、図 14では、第 2の実施形態におけるフィルタ部 19が設けられた電力線通信アダプタ 10Aの例を示す。

[0066] 電力線通信アダプタ 10Aは、図 14に示すように、主にモデム部 12として機能する回路モジュール 200及びスイッチング電源 300を有して!/、る。スイッチング電源 300 は、 + 1. 2V、 + 3. 3V、 + 12Vの電圧を回路モジュール 200に供給する。

[0067] 回路モジュール 200には、メイン IC (Integrated Circuit) 201、 AFE IC (Analog Fr ont End IC) 202、ローパスフィルタ（LPF) 203、ドライノく IC205、カプラ 206、バンドパスフィルタ（BPF) 207、 AMP (増幅器） IC209、 ADC (AD変換） IC210、メモリ 211、イーサネット（登録商標）物理層 IC (PHYIC) 212、及びアンテナ ANTに接続された無線部 213が設けられている。ここで、アンテナ ANT及び無線部 213は、通信用コネクタは外部の通信機器に対して通信接続を行う外部通信接続部の一例として機能する。

[0068] メイン IC201は、 CPU (Central Processing Unit) 201a, MAC (Media Access Cont rol)ブロック 201b、及び PLC- PHY (Power Line Communication - Physical layer)ブロック 201cを有して構成されている。 AFE IC202は、 DZA変翻（DAC)ブロック 202a, AZD変^^ (ADC)ブロック 202b、および可変増幅器 (VGA)ブロック 202 cを有して構成されている。カプラ 206は、コイルトランス 206a、及びコンデンサ 206b を有して構成されている。無線部 213は、例えば IEEE802. 11に準拠した無線 LA N通信方式を用いた通信を行う。

[0069] 力ブラ 206の入力側端子及びスイッチング電源 300の入力端子は、第 1プラグ 13を介して壁面コンセント 20の第 1差込口 21と電気的に接続される。これにより、スィッチング電源 300には電力線 PLから商用交流電力が供給される。また、回路モジュール 200は電力線 PLを通信用の伝送路として使用できる。また、サービスコンセント 18はフィルタ部 19を経由して第 2プラグ 14と接続されているので、第 2プラグ 14を壁面コンセント 20の第 2差込口 22に差し込むことにより、電力線 PLからの商用交流電力をサービスコンセント 18に接続される電気機器に供給することができる。しかし、通信に使用する周波数帯域においてはフィルタ部 19のインピーダンスが高いので、サービスコンセント 18に接続される電気機器のインピーダンスやノイズは、回路モジュール 2 00の電力線通信に大きな影響を及ぼさな、。

[0070] 電力線 PLを伝送路として利用して通信を行う端末 (例えばパーソナルコンピュータ )は、イーサネット（登録商標）通信ケーブルを介してモジュラージャック 15と接続する力無線 LANの通信回線を経由して無線部 213と接続すればよい。なお、モジュラ一ジャック 15及び無線部 213は、少なくとも一方が設けられればよい。

[0071] なお、例えば 3組以上の差込口を備える壁面コンセントに電力線通信アダプタ 10を接続することも可能である。壁面コンセントに 3組以上の差込口が存在する場合には、壁面コンセントの各差込口に合わせて、電力線通信アダプタ 10に第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14の他にもう 1つのプラグを設けることも考えられる。また、電力線通信アダプタ 10に第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14だけを設け、アダプタ筐体 11の大きさを 3組以上の差込口の全てを覆、隠す程度の大きさにしてもよ!、。

[0072] なお、上述した第 1ないし第 3の実施形態では、壁面コンセントの差込口が同一形状である場合について説明したが、極性等に応じて差込口が異なる形状を有する場合がある。この場合、第 1プラグ 13及び第 2プラグ 14が有する一組の突起部について、そのうちの少なくとも一つの突起部が他の突起部と異なる形状を有していてもよい。こうすることで、使用者はコンセントに対して常に一定の向きに差し込むことができる。例えば、一組の突起部が一対の板材である場合、これらの板材のそれぞれを、商用交流電源のホット側と、コールド (アース)側との差込口に合わせた形状にしてもよい。こうすることで、一対の板材の差し込みをホット側とコールド側とで反転させると伝送特性の優劣がある場合に、伝送特性を常に良い方になるように設定することができる。例えば単相 3線式であれば、 L1相及び L2相がホット側に対応し、コールド側は中性線 (ニュートラル）に対応する。

[0073] なお、上述した第 1な、し第 3の実施形態では、アダプタ筐体 11の形状として、直方体の場合について説明した力 2つのプラグが背面に設けられていれば、必ずしも直方体である必要はなぐ例えば、直方体にコーナを面取りした多面体の形状であつてもよく、あるいは、曲面で覆われた形状であってもよい。また、上述した実施の形態 1ないし 3では、第一の面の一例として、背面 1 IXを示した力 2つのプラグが所定の距離に配置される面であれば、必ずしもこのような平坦な面である必要はなぐ曲面であってもよい。

[0074] なお、上述した第 1ないし第 3の実施形態では、前記商用交流電力を外部へ供給する電源コンセントの一例としてのサービスコンセント 18がモデム部に接続されていない差込口と接続された場合について説明した力サービスコンセント 18はモデム部に接続された場合であってもよい。例えば、金属材などの商用交流電力が供給可能な差込ロカモデム部に接続され、さらに当該差込ロカフィルタ部 19と同様の特性を有するフィルタを介してサービスコンセント 18に接続された構成であってもよい。この場合、当該差込口と異なる他方の差込口を、商用交流電力が供給しない構成とすれば (つまり、他方の差込口が筐体を保持する機能のみを有する場合は）、他方の差込口は電力線と接続されて!、な、ので、他方の差込口近傍に余ったスペースを確保することができる。上記フィルタは、所定の定格電流 (AC100Vでは例えば 15A) を確保する必要上、比較的大きなサイズが必要となる力この余ったスペースに配置することで、アダプタ装置の小型化を図ることができる。

本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。

本出願は、 2005年 11月 18日出願の日本特許出願 No. 2005— 334481に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

本発明のアダプタ装置は、家庭内壁面等のコンセントに安定して固定することが可能な効果を有し、電力線通信アダプタ等に有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 複数組の差込口を有する商用電源コンセントを介して電力線と接続自在で、少なくとも一組の前記差込ロカ商用交流電力が供給されるアダプタ装置であって、外部表面に第一の面を有する筐体と、

前記筐体の第一の面に設けられ、前記商用電源コンセントが有する一組の差込口に対応して挿入される一組の突起部を有する第一の差込部と、

前記筐体の第一の面に設けられ、前記第一の差込部から所定の距離の位置に配置され、前記第一の差込部が挿入された一組の差込口と異なる他の一組の差込口に挿入される一組の突起部を有する第二の差込部と、

外部の通信機器に対して通信接続を行う外部通信接続部と、

前記第一の差込部及び前記第二の差込部の少なくとも一方に電気的に接続されて前記電力線を伝送路とした通信を行!、、前記外部通信接続部と前記電力線との間を中継する電力線通信部と

を備えるアダプタ装置。

[2] 請求項 1に記載のアダプタ装置であって、

前記第一の差込部及び前記第二の差込部のうち、前記商用交流電力を供給する差込部と電気的に接続され、前記商用交流電力を外部へ供給する電源コンセントと前記商用交流電力を供給する差込部と前記電源コンセントとの間に配置され、前記商用交流電力の周波数帯域では低いインピーダンスを有し、他の周波数帯域では前記商用交流電力の周波数帯域に比べて高いインピーダンスを有するフィルタ部と

を更に備えるアダプタ装置。

[3] 請求項 1又は 2に記載のアダプタ装置であって、

前記筐体は、前記複数組の差込口を覆う大きさを有するアダプタ装置。

[4] 請求項 1な!、し 3の!、ずれか一項に記載のアダプタ装置であって、

前記筐体は、更に、

外部表面に、前記第一の面と対向する第二の面と、前記第一の面と前記第二の面とを貫通する貫通孔とを有し、

当該筐体は、固定部材が前記貫通孔に貫通することで標準規格の前記商用電源コンセントに固定されるアダプタ装置。

[5] 請求項 1な!、し 4の!、ずれか一項に記載のアダプタ装置であって、

前記筐体は直方体の形状を有し、

前記外部通信接続部は、前記筐体の第一の面に隣接した面に設けられ、通信用ケーブルが接続される通信用コネクタを有するアダプタ装置。

[6] 請求項 1な!、し 5の!、ずれか一項に記載のアダプタ装置であって、

前記一組の突起部のうち、少なくとも一つの突起部は他の突起部と異なる形状を有するアダプタ装置。

[7] 請求項 1な!、し 6の!、ずれか一項に記載のアダプタ装置であって、

前記外部通信接続部は、前記外部の通信機器との間で無線通信を行う無線部を有するアダプタ装置。