WO2007017925A1

WO2007017925A1 - 製造産業用ソフトウエアユニットの検索装置および検索方法

Info

Publication number: WO2007017925A1
Application number: PCT/JP2005/014450
Authority: WO
Inventors: Nobumasa Nakano; Eiji Yamamoto; Masaru Nagashima
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-08-05
Filing date: 2005-08-05
Publication date: 2007-02-15

Abstract

　製造産業用ソフトウエアユニットを定義するためのユニットプロパティを、実装仕様形式で記述されたソフトウエアユニットが実現するアクティビティのドメイン概念データモデル要素へのアクセスの振る舞いを用いて記述する。これにより、製造産業用ソフトウエアユニットをＩＳＯ１６１００－Ｐ２で規定する実装仕様形式で記述されたソフトウエアユニットプロファイリングテンプレートを用いて記述する際にそのプロパティをその振る舞いを規定するプロパティとして形式的に記述することが可能となり、また、検索を行う際の要求もこれと同じ形式により記述することができ、既存の製造産業用ソフトウエアユニットのプロセスセマンティクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で効率的に登録し、また効率的に検索することが可能となる。

Description

明細書

製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置および検索方法

技術分野

[0001] 本発明は、製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置および検索方法に関するものであり、特に、既存のソフトウェアユニットを効率良く検索することが可能な製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置および検索方法に関する。

背景技術

[0002] 近年、生産設備として実際にワークの加工、洗浄、運搬などに携わる各種の工作機械ゃ段取装置、洗浄装置、作業指示装置、搬送装置などの制御対象設備と、これらの制御対象設備の運用のための加工日程計画や加工順序情報、使用予定治具情報などの基本情報を処理して運転スケジュールを作成しながらこれらの制御対象設備を統括的に運転制御する制御装置とが、ネットワークで接続された構成を有するフレキシブル生産システムが提案され、普及してきて、る。

[0003] また、このような生産システムを駆動するためには、専用のまたは汎用のソフトゥェァが必要となる。さらに特定分野 (以下ドメインと言う）対応生産システムを効率的に構築するためには、これらの特定ドメイン対応生産プロセス、すなわち同プロセスを構成する生産アクティビティを具現化する装置、それ等を駆動するためのソフトウェア部品（一個〜）、およびそれが走行するコンピュータ環境等の仕様を統合ィ匕し、製造産業用アクティビティ対応のソフトウェアユニット (別名、オートメーションオブジェクト）としての開発も盛んに行われている。このソフトウェアユニットの開発においては、開発の効率を向上させるために、既存のソフトウェア部品を利用することで、新規に開発するソフトウェア部品の数を削減する方法が用いられて、る。

[0004] 特許文献 1 :特開平 6— 348471号公報

特許文献 2：特開平 11— 157329号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、従来は、（1)前述ソフトウェアユニット、ソフトウェア部品の登録、検索手段としてベースとなる、いわゆるソフトウェアユニットプロファイルを規定するためのユニットプロファイルスキーマに何ら制限が設けられていないこと、（2)ソフトウェアュニットの実行内容をコンピュータが理解可能な形でのトップダウンの形式的な記述方法が設けられていな力つたこと、により、ソフトウェア部品の登録、検索とも非効率的であり、またその効用も限られていた (たとえば、特許文献 1、特許文献 2参照)。この特徴を有する登録検索方式を無制約登録検索方式と名付ける。

[0006] 一方、たとえばドイツの自動車産業界の団体である ASAM'CEAグループの標準化に代表されるように、グループの問題領域製造プロセスの詳細についてあら力じめモデル化し、それを嵌め絵の元図のごとく作用させ、各断片、またはそれを任意に積み上げてなるブロック対応のモデルに標準モジュールとして命名し、同名前により対応する要求 Z既存ソフトウェアモデルとして利用する形態がある。元モデル、および欠くブロック対応モデルは、コンソーシアムなど抽象アプリケーションシステムを要求仕様、ベンダーの提供する実装として共有するコンソーシアムなどがソフトウェアュ- ットの効率的な運用のために策定し運用する。

[0007] この方式では、ソフトウェアユニット、または要求の何たるかは明確に表すことができ効率は良いが、アプリケーションソフトウェアのアーキテクチャー（全体仕様の分割、構造)が一義的に定まってしまい、ユーザの要求する最適システムを構築する上で問題がある。また、ベンダー側としても自らのビジネスレパートリーに応じて自由にシステムを構築する自由度を欠いている。このような特徴を有する登録検索方式を強制約登録検索方式と名付ける。

[0008] さらに両方式を通じて、 ISO16100— Part2の規定を利用してソフトウェアユニットを同標準の規定するソフトウェアユニットテンプレートに従い、テンプレートの属性にインスタンス値を代入してなるプロファイルとして表現することにより、要求仕様対応で実装されたソフトウェアユニットの検索の効率ィ匕を達成する方式がある。しかし、 ISO 16100テンプレートにおいては、ソフトウェアユニットの意味づけは前述 ASAM— C EAグループが採用する、既存の問題領域を表す様に抽出されたモデル図と、その部分組み合わせ力なるユニット対応の部分モデルとそれに与えられた名前で管理されて居り、ここで問題としているのはそれで表される実装プロファイルの個々の属性ではなぐ前述問題点（2)の実現で有り、ソフトウェアユニットの具現ィ匕している対象プロセス、その構成アクティビティの実行内容が如何に形式的に表現されているかということである。

[0009] 無制約方式においてはアプリケーションのプロセスの実行内容は直接的に規定されてはおらず、たとえば提案書、仕様書、設計書などの総体がアプリケーションプロセスのセマンティクスを形成する、として居り（たとえば、特許文献 1参照）、また、利用形態、適用分野、利用情報リポジトリー、など不特定多数の属性値を考案してその総体として漠然とアプリケーションプロセスのセマンティクスを規定する（たとえば、特許文献 2参照）とし、いずれも間接的な表現となる。

[0010] 一方、後者の強制約登録検索方式においては、アプリケーションの総体を現すモデル図をトップダウンに分解し、各ブロック、要素に記号を命名することにより名前が元のモデル図のインデックスとなる、という、これも直接的なセマンティクスの記述を回避する方式をとつている。

[0011] したがって、アプリケーションプロセスのセマンティクスを直接的に且つ統一した形式で規定し、ソフトウェアユニットの登録および検索を効率良く行うことができる技術は未だ確立されてヽな、のが現状である。

[0012] すなわち、求められているのは、上述した無制約登録検索方式と強制約登録検索方式との中間の登録検索方式であり、特にコンソーシアムなど、ユーザ、ベンダーのアプリケーション分野が限定される場合に、その分野、問題領域対応の概念データモデルを標準化の対象としその上で任意のアプリケーションを具現ィ匕するソフトゥェァユニットを構築する形態を対象としてヽる。問題領域対応の概念データモデルとは

、その問題領域対応のアプリケーションモデルから、アクティビティを抽象した (ァクテイビティがアクセスの対象とする）標準と目されるデータ、データ構造とそのデータに対する操作、操作へのインターフェースをまとめてオブジェクトとし、それらオブジェクトとオブジェクト間の関連を含めた集合を言う。ベンダーは既存のソフトウェアユニットが具現化しているアクティビティの概念データモデルの要素データアクセスの振る舞いを元にそのソフトウェアユニットの振る舞いセマンティックスとして形式的に効率的に登録でき、また、ユーザは新たなアプリケーションの構築に際して要求するアプリケーシヨン要求を具現ィ匕するアクティビティが関与するであろう概念データモデルの要素データ集合 (または系列）として所定のセマンティックスとして形式的に記述することができ、さらに両者の突合せを自動化することにより、既存のソフトウェアユニットを効率的に検索する技術である。

[0013] 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、既存の製造産業用ソフトウェアュニットのプロセスセマンティクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で効率的に登録し、また効率的に検索することが可能な製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置および検索方法を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0014] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、既存のソフトユアュ-ットにつ、て、 ISO 16100— P2で規定するプロア、るテンプレートに基づ!/、て記述されたソフトウェアユニットプロファイルと、同ソフトウェアユニットが具現化して、るァクテイビティの概念データモデルの要素データアクセスの振る舞いを元にそのソフトゥエアユニットの振る舞いセマンティックスとして形式的に求められた前述既存のソフトウェアユニットのプロパティと、上記に対応し実装仕様形式で記述された検索対象となる要求仕様対応の求めるソフトウェアユニットのプロファイルとプロパティと、を入力する入力手段と、入力された既存製造産業用ソフトウェアユニットのソフトウェアュニットプロファイルと同プロパティを記憶する記憶手段と、記憶手段の中から要求仕様に合致する製造産業用ソフトウェアユニットを検索して抽出する検索手段と、検索手段における検索結果を外部に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。発明の効果

[0015] 本発明によれば、製造産業用ソフトウェアユニットのユニットプロファイルを IS0161 00— P2の規定するユニットプロフアイリングテンプレートを用いてプロファイル化すると同時に、同ソフトウェアユニットのプロパティとして、対象ドメインの概念データへのアクセス内容により形式的に表記する方式でプロパティ記述としてそのプロファイルに付加する。これにより、製造産業用ソフトウェアユニットとして実装仕様形式で記述されたソフトウェアユニットプロファイル +同動作プロパティを用いて記述し、また、検索を行う際の要求もこれと同じ形式により記述することを特徴とする。このプロパティ記述を追加することにより、既存の製造産業用ソフトウェアユニットのプロセスセマンテイクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で効率的に登録し、また効率的に検索することが可能であり、新規の製造産業用ソフトウェアユニットの開発の効率を向上させることができる、という効果を奏する。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、本発明の実施の形態に力かる製造産業用ソフトウェアユニットの登録 Z 検索装置の構成を示すブロック図である。

[図 2-1]図 2— 1は、本実施の形態に力かる検索装置が前提とする特定ドメイン対応概念データモデルを説明するため、その一般的な獲得フローを説明するためのフロ一チャートである。

[図 2-2]図 2— 2は、ドメイン概念データモデル上で企画、設計製造されたソフトウェアユニットプロファイルの登録のフローを説明するためのフローチャートである。

[図 2-3]図 2— 3は、新たなソフトウェアユニットの企画設計における、既存ソフトウェアユニットの検索のフローを説明するためのフローチャートである。

[図 3]図 3は、ソフトウェアユニットが制御する製造形態の一実態を示すブロック図である。

[図 4]図 4は、生産システムのソフトウェアユニットのソフトウェアユニットプロファイルを記述する実装仕様のアクティビティを示す図である。

[図 5]図 5は、ドメインユースケース図の一例を示す図である。

[図 6]図 6は、獲得したドメイン概念モデル図の一例を示す図である。

[図 7]図 7は、生産システムのソフトウェアユニットのソフトウェアユニットプロファイルを記述する実装仕様のアクティビティおよびドメイン概念モデル要素を示す図である。

[図 8]図 8は、生産システム (プロセス）を構成する（ソフトウェアユニットが実現対象とする）アクティビティおよびアクティビティがアクセス対象とするドメイン概念モデル要素を示す図である。

[図 9]図 9は、（ソフトウェアユニットが実現対象とする）アクティビティをドメイン概念モデル要素を用いてプロパティ記述した一例を示す図である。

[図 10]図 10は、（ソフトウェアユニットが実現対象とする）アクティビティのアクション系列と、アクション系列のそれぞれがアクセスするドメイン概念データ要素の対応と、それに基づき記述されるプロパティ記述方法を説明する図である。

[図 11]図 11は、異なる記述形式で記述された要求アクティビティプロファイル ·プロパティが入力された場合の処理の流れを示す図である。

符号の説明

[0017]

11 入力部

13 登録部

15 検索部

17 データベース

19 概念データモデルスキーマ管理部

21 出力部

101 置き場

103 治工具

105 搬送装置

107 作業者

109 作業装置 A

111 作業装置 B

113 作業措置 C

115 作業装置 D

201 要求アクティビティプロファイル ·プロパティ

202 翻訳テーブル

発明を実施するための最良の形態

[0018] 以下に、本発明にかかる製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置および検索方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなぐ本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。

[0019] 実施の形態

図 1は、本発明の実施の形態に力かる製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置 ( 以下、単に検索装置と呼ぶ）の構成例を示すブロック図である。図 1に示すように、本実施の形態に力かる検索装置 1は、入力部 11と、登録部 13と、検索部 15と、データベース 17と、概念データモデルスキーマ管理部 19と、出力部 21と、を備えて構成される。

[0020] ここで、入力部 11は、データベース 17への登録対象でありソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）が実機対応の実装仕様として記述されたソフトウェアユニットプロファイル ·プロパティを検索装置 1に入力する入力処理を行う手段である。また、入力部 11は、所望の実行機能 (アクティビティ）を有するソフトウェアユニットを、データベース 17に登録された既存のソフトウェアユニットプロファイル 'プロパティ力も検索する際に、所望の実行機能 (アクティビティ）の要求仕様 (要求アクティビティプロファィル 'プロパティ）を入力する手段である。

[0021] 登録部 13は、入力部 11により入力されたデータベース 17への登録対象であるソフトウエアユニットプロファイル.プロパティをデータベース 17へ登録する登録処理を行う手段である。登録部 13では、登録対象が所定の形式で記述されているカゝ否かを確認する機能を備えても良い。このような機能を備えることにより、所望のソフトウェアュニットプロファイルプロパティのみを確実にデータベース 17へ登録することができ、検索効率を向上させることができる。また、登録対象が所定の形式で記述されていない場合には、登録対象が所定の形式で記述されて、な、旨の情報を出力部 21に対して送信することができる。

[0022] 検索部 15は、入力部 11により入力された要求仕様を基に、該要求仕様に合致するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）がデータベース 17に登録されているか否かを検索する検索処理を行う手段である。そして、該当するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）がデータベース 17に登録されている場合には、該当するデータを出力部 21に送信する。また、該当するソフトウェアユニット (またはソフトウェア部品）がデータベース 17に登録されていない場合には、該当するデータが存在しな Vヽ旨の情報を概念データモデルスキーマ管理部 19に送信する。

[0023] データベース 17は、入力部 11により入力され、登録部 13において登録処理が行われたソフトウェアユニットプロファイルプロパティを記憶する記憶手段である。 [0024] 概念データモデルスキーマ管理部 19は、要求仕様に該当するソフトウェアユニット (またはソフトウェア部品）のプロパティ記述内に、新たな概念データモデル要素、または新たな中位（下位)のソフトウェアユニットがその記述に含まれている場合、新たに該当するデータを登録すべき旨の情報を出力部 21に送信する。

[0025] 出力部 21は、検索部 15より送信された検索結果を外部に出力する手段であり、たとえば、該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等に検索結果を出力する。表示装置や印刷装置では、出力された検索結果を表示し、または印刷する。これにより、ユーザは、検索結果を確認することができる。

[0026] また、出力部 21は、登録対象が所定の形式で記述されていない旨の情報を登録部 13より受信した場合には、その旨の情報を該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等（図示せず）に出力することができる。表示装置や印刷装置では、出力された情報を表示し、または印刷する。これにより、ユーザは、登録対象が所定の形式で記述されて、な、旨の情報を得ることができる。

[0027] さらに、出力部 21は、概念データモデルスキーマ管理部 19より送信された新たにデータを登録すべき旨の情報を受信した場合には、その旨の情報を該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等に出力することができる。表示装置や印刷装置では、出力された情報を表示し、または印刷する。これにより、ユーザは、新たにデータ登録の必要性を認識することができる。

[0028] つぎに、上記のように構成された本実施の形態に力かる検索装置 1を用いた製造産業用ソフトウェアユニットの検索方法について説明する。図 2— 1は、ドメイン概念モデルを獲得するフローを説明するためのフローチャートである。図 2— 2は、既存のソフトウェアユニットを本実施の形態に力かる検索装置 1に登録するフローを説明するためのフローチャートである。図 2— 3は、本実施の形態に力かる検索装置 1における検索工程を説明するためのフローチャートである。

[0029] まず、問題領域対応のドメイン概念モデルを獲得する。ここで、本実施の形態にか力る検索装置 1に登録されるソフトウェアユニットは、ソフトウェアユニットプロファイルを記述するための ISO16100— P2で規定するユニットプロファイルスキーマ（テンプレート）にもとづき記述されるものとする。さらに、ソフトウェアユニットは、その実装対象仕様としてのアクティビティを用いてプロパティ記述されており、プロパティはァクテイビティがアクセスする所定のドメイン概念モデル要素、または中位（下位)のァクティビティを用いて記述されている。これにより、既存のアプリケーションソフトウェアュ- ットのプロセスセマンティクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で効率的に登録、検索することが可能である。

[0030] ドメイン概念データモデルの獲得方法を図 2— 1のフローチャートを用いて説明する。まず、任意のドメインアプリケーションシステムを選定する（ステップ S 101)。

[0031] つぎに、選定したドメインアプリケーションシステムのユースケース分析を行い、図 5 に示すようなドメインユースケース図を作成する（ステップ S102)。なお、ユースケース分析およびドメインユースケース図の作成は、既存の UML (Unified

Modeling Language)を用いて行うことができるため、ここでは詳細な説明は省略する。

[0032] つぎに、作成したドメインユースケース図を基に仮説推論 (ドメイン概念モデルの設計)を行う (ステップ S 103)。このとき、たとえば関連国際標準などの所定の制約を考慮する。そして、ステップ S 103における仮説推論においてドメインアプリケーションシステムの実行内容の全体を網羅できているカゝ否かを判断する (ステップ S104)。ここで、全体を網羅できていない場合は (ステップ S104否定）、ステップ S102に戻り、ュースケース分析を十分に繰り返す。また、全体を網羅できている場合には (ステップ S 104肯定)、設計したドメイン概念モデルが確定され、検索装置 1に対して登録するドメインアプリケーションシステムのドメイン概念モデルが獲得される（ステップ S105)。

[0033] 図 6に、獲得したドメイン概念モデル図の一例を示す。ここで獲得されたドメイン概念モデルは、問題領域に存在する抽象化されたデータ型 (オブジェクト名、オペレーシヨン型、インターフェース型、変数タイプなど）の集合である。また、図 6に示したドメイン概念モデル図におけるクラス C (各項目： Cl、 C2、 · · 、クラス Cのストラクチャ構造 (たとえば図 6に示した「工程」のクラス Cの前後にも異なるクラスの「工程」が存在する構造）、の全体でドメインアプリケーションシステムの機能モデルを示している。また、ドメイン概念モデルに引数を含めたものがドメイン概念モデル要素となる。

[0034] なお、上記のドメイン概念モデル図は、既存の UML (Unified Modeling Language) を用いて行うことができるため、ここでは詳細な説明は省略する。 [0035] 本実施例においては、製造形態の一実態として、図 3に示すように置き場 101と、治工具 103と、搬送装置 105と、作業者 107と、作業装置 A109と、作業装置 Bi l l と、作業装置 C113と、作業装置 D115と、を備える生産システムを制御するソフトゥエアユニットを例に説明する。

[0036] このような生産システムのソフトウェアユニットのソフトウェアユニットプロパティは、図 4に示すように実装仕様のアクティビティを用いて記述される。ここで、たとえば、このソフトウェアユニットプロパティは、図 4に示すように上位のアクティビティとして、ァクテイビティ A1「製造する」、アクティビティ A2「小日程計画を立てる」、アクティビティ A 3「棚卸をする」、アクティビティ A4「保全する」、等を用いて記述することができる。

[0037] そして、この上位のアクティビティは、細分展開した中位のアクティビティの集合により記述することができる。たとえば、上位のアクティビティであるアクティビティ A1「製造する」は、図 4に示すように細分展開した中位のアクティビティであるアクティビティ A1 1「作業指示を受ける」、アクティビティ A12「作業実施を指示する」、アクティビティ A1 3「作業結果を報告する」、等を用いてこれらの集合として記述することができる。

[0038] さらに、この中位のアクティビティは、細分展開した下位のアクティビティの集合により記述することができる。たとえば、中位のアクティビティであるアクティビティ A12「作業実施を指示する」は、図 4に示すように細分展開した下位のアクティビティであるァクテイビティ Al 11「前段取りする」、アクティビティ A112「作業する」、アクティビティ A 113「実績を報告する」、アクティビティ A114「後段取りをする」、等を用いてこれらの集合として記述することができる。

[0039] そして、このように問題領域の共通ドメイン概念モデルにより、上述した生産システムのソフトウェアユニットのソフトウェアユニットプロパティは、図 7に示すように下位のアクティビティはドメイン概念モデル要素を用いて、ドメイン概念モデル要素の集合で記述することができる。

[0040] たとえば、下位のアクティビティであるアクティビティ Al 11「前段取りする」は、さらに細分展開されたドメイン概念モデル要素であるドメイン概念モデル要素 M10「治工具」、 M6「現品」、 Mi l「装置」、 M7「置き場」、 Ml 2「作業者」、 M8「作業方法」、 Ml 3 「物流」、 M3「作業指示」を用いて、これらの集合として記述することができる。同様に、アクティビティ Al l 2「作業する」は、ドメイン概念モデル要素 M6「現品」、 M10「治工具」、 Ml 2「作業者」、 M3「作業指示」、 Ml 1「装置」、 M5「運転状況」を用いて、これらの集合として記述することができる。同様に、アクティビティ Al l 3「実績を報告する」は、ドメイン概念モデル要素 M6「現品」、 Mi l「装置」、 M12「作業者」を用いて記述することができる。そして、アクティビティ A114「後段取りをする」は、ドメイン概念モデル要素 M10「治工具」、 M8「作業方法」、 Mi l「装置」、 M12「作業者」、 Ml 3「物流」を用いて、これらの集合として記述することができる。

[0041] また、アクティビティは、たとえば上位のアクティビティは中位のアクティビティとドメイン概念モデル要素とを用いて、中位のアクティビティとドメイン概念モデル要素との集合として記述することも可能である。たとえば、上位のアクティビティであるァクテイビティ A2「小日程計画を立てる」は、図 8に示すように細分展開した中位のァクティビティであるアクティビティ A21「工程を確認する」と、ドメイン概念モデル要素 M5「運転状況」と、を用いて、これらの集合として記述することも可能である。

[0042] さらに、アクティビティは、たとえばドメイン概念モデル要素のみを用いて、ドメイン概念モデル要素の集合として記述することも可能である。たとえば、上位のァクティビティであるアクティビティ A3「棚卸をする」は、図 8に示すようにドメイン概念モデル要素 M6「現品」、 M12「作業者」を用いて、これらの集合として記述することができる。

[0043] そして、アクティビティは、ドメイン概念モデル要素を XML (extensible Markup Lang uage)などによるタグ記述言語を用いて、ドメイン概念モデル要素を XMLスキーマ記述として参照記述して、プロパティ記述することができる。すなわち、アクティビティをドメイン概念モデル要素の羅列として記述することができる。たとえば、図 7に示した下位のアクティビティであるアクティビティ Al 11「前段取りする」は、 XMLに基づ、て図 9に示すようにドメイン概念モデル要素を用いたプロパティ記述をすることができる

[0044] ここで、図 9に示すアクティビティ Al l 1「前段取りする」のプロパティ記述においては、ドメイン概念モデル要素の順番が指定されている。これにより、作業順序によりァクテイビティの特徴付けを行うことができる。なお、図 9においては、大括弧 { }はたとえばマシン対応単位であり、中括弧 { }は工程単位であり、小括弧（）は引数が入ることを表している。

[0045] 図 10は、アクティビティ Al l 1「前段取りする」のアクション系列でもってプロパティ記述の方法を説明する図である。この場合は、まず図 10に示すように第 1のアクションはドメイン概念モデル要素 M3「作業指示」を参照する (ステップ S201)。つぎに、第 2 のアクションはドメイン概念モデル要素 M8「作業方法」を参照する（ステップ S 202)。つぎに、第 3のアクションはドメイン概念モデル要素 M6「現品」、 M10「治工具」、 Ml 4「搬送」を参照する (ステップ S203)。

[0046] つぎに、第 4のアクションはドメイン概念モデル要素 M14「作業」を参照する (ステツプ S204)。つぎに、第 5のアクションはドメイン概念モデル要素 M14「搬送」を参照する (ステップ S 205)。ここで、所定の個数のワークが搬送された力否かの確認が入り（ステップ S206)、所定の個数のワークが搬送された場合には (ステップ S206肯定）、第 6のプアクシヨンはドメイン概念モデル要素 M10「治工具」を参照する (ステップ S2 07)。

[0047] ここで、上記の工程が全てのマシンに対して終了した力否かの確認が入り（ステップ S208)、上記の工程が全てのマシンに対して終了した場合には (ステップ S208肯定 )、アクティビティ Al l 1「前段取りする」のアクション系列が終了となる。

[0048] ステップ S206に戻って、所定の個数のワークが搬送されていない場合には (ステツプ S206否定）、ステップ S201に戻る。

[0049] また、 S208に戻って、上記の工程が全てのマシンに対して終了していない場合に【ま（ステップ S208否定）、ステップ S201に戻る。

[0050] 以上のフローに基づいて、図 9に示したようなアクティビティ Al l 1「前段取りする」のプロパティ記述を行うことができる。

[0051] つぎに、図 2— 2のフローチャートを用いて既存のソフトウェアユニットの登録工程について説明する。まず、構築された既存のソフトウェアユニットのプロファイル 'プロパティを作成する (ステップ S 111)。すなわち、構築された既存のソフトウェアユニットを定義するための ISO16100—p2で規定されたユニットプロファイルスキーマ（テンプレート）を用いてプロファイル記述をし (詳述せず）、このとき、ソフトウェアユニットの実行内容を、対象ドメイン概念モデルへのアクセス内容により形式的に表記する方式で動作プロパティ記述としてそのプロファイルに付加する。したがって、ここでは、ソフトウェアユニットのプロファイルおよび同動作プロパティを作成する。これにより、登録対象であるソフトウェアユニットを、実装仕様形式で記述されたソフトウェアユニットプ口ファイル +同動作プロパティを用いて記述することができる。

[0052] つぎに、入力部 11により登録仕様の入力を行う（ステップ S112)。すなわち、登録対象であるソフトウェアユニットのプロファイル ·プロパティを入力する。そして、入力部 11により入力されたソフトウェアユニットプロファイル 'プロパティをデータベース 17 へ登録する登録処理が登録部 13において行われる (ステップ S 113)。ここで、登録部 13では、登録対象が所定の形式で記述されて!ヽるカゝ否かを確認した後に登録処理を行う。また、ソフトウェアユニットプロファイル 'プロパティが所定の形式で記述されていない場合には、その旨の情報を出力部 21に対して送信する。出力部 21では、該情報を受信した場合には、その旨の情報を該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等に出力する。表示装置や印刷装置では、出力された情報を表示し、または印刷する。以上により、ソフトウェアユニットプロファイル 'プロパティのデータベース 17への登録が終了する。

[0053] つぎに、所望の実行機能 (アクティビティ）を有するソフトウェアをデータベース 17に登録された既存のソフトウェア部品から検索する工程について説明する。ソフトゥェァの検索が行われる場合には、入力部 11を介して所望の実行機能 (アクティビティ）の要求仕様の入力が必要となる。

[0054] ここで、要求仕様は、データベース 17へ登録されたソフトウェアユニットプロフアイル.プロパティと同様に、ドメイン概念モデルを用いて記述される。これにより、要求仕様のプロセスセマンティクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で入力することが可能である。これにより、データベース 17へ登録されたソフトウェアユニットと、要求仕様と、が同一の形式で記述されるため、これらの照合をスムーズに行うことができ、検索をスムーズ且つ確実に行うことができる。

[0055] また、要求仕様もたとえば XMLなどによるタグ記述言語を用いて、ドメイン概念モデル要素を XMLスキーマ記述として参照記述して、プロパティ記述することができる。これにより、データベース 17へ登録されたソフトウェアユニットプロファイルと、要求仕様とを、同一の形式で記述できるため、検索をスムーズ且つ確実に行うことができる。

[0056] また、要求仕様を作成するには、図 2— 3に示すように、まず所望の実行機能 (ァクテイビティ）を有する検索対象ソフトウェアユニットの概要を決定する (ステップ S121) 。つぎに、これをユースケース分析し (ステップ S 122)、要求仕様のアクティビティモデルを獲得する (ステップ S123)。さらにそのアクティビティがアクセスするドメイン概念モデル要素を用 V、て対応プロパティ記述を得、 ISO 16100 P2で規定するテンプレートによるプロファイル記述を得 (詳述しない）、合わせてソフトウェアユニット要求プロファイル.プロパティを作成する (ステップ S 124)。これにより、要求仕様を、直接的に表現され且つ統一された形式で得ることができる。また、ソフトウェアユニット要求プロファイル ·プロパティをドメイン概念モデル要素を用ヽて記述する際には、先に図 6に示したようにドメイン概念モデル要素の順番を指定することにより作業順序で要求仕様を特徴付けることができる。また、順序を指定しない場合は、後の検索工程にお、て、指定したドメイン概念モデル要素を含む全てのソフトウェアユニットをピックアップすることが可能である。

[0057] そして、以上のようにして得られた要求仕様が入力部 11を介して入力される (ステツプ S125)。入力された要求仕様は検索部 15に送信され、検索部 15では要求仕様を受信し、該要求仕様を基に、該要求仕様に合致するソフトウェアユニット (またはソフトウエア部品）がデータベース 17に登録されている力否かの検索を行う（ステップ S1 26)。

[0058] ここで、検索部 15は、要求仕様に該当するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）がデータベース 17に登録されている場合には、該当するデータをピックアップして出力部 21に出力する (ステップ S127)。このとき、要求仕様に完全に合致するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）だけではなぐ要求仕様の 1部のみに該当するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品)もピックアップして該当するデータをピックアップして出力部 21に出力することができる。

[0059] 出力部 21では、該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等に出力する。表示装置や印刷装置では、出力されたデータを表示し、または印刷する。これにより、ユーザは、所望の検索結果を得ることができる。そして、ユーザは検索結果が要求仕様を満たしているカゝ否かを確認し (ステップ S 128)、検索結果が要求仕様を満たしている場合は (ステップ S 128肯定）、その結果を利用してソフトウェアユニットの開発を行うことができる。また、検索結果が要求仕様を満たしていない場合は (ステップ S 12 8否定）、ステップ S121に戻り、その結果を反映させて検索対象ソフトウェアユニットの概要を再検討することができる。

[0060] また、該当するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品）がデータベース 17に登録されて!ヽな、場合には、検索部 15は該当する種々のデータが存在しなヽ旨の情報を概念データモデルスキーマ管理部 19に送信する。概念データモデルスキーマ管理部 19では、要求仕様に該当するソフトウェアユニット（またはソフトウェア部品 )がデータベース 17に登録されていない旨の情報を検索部 15より受信した場合に、要求仕様に合致するデータ、すなわち概念データモデル要素、および所定の中位（下位)ソフトウェアユニットが具現ィ匕するアクティビティなどがデータベース 17に存在しないため、新たに該当するデータを登録すべき旨の情報を出力部 21に送信する。

[0061] 出力部 21は、概念データモデルスキーマ管理部 19より送信された新たにデータを登録すべき旨の情報を受信した場合には、その旨の情報を該出力部 21に接続される表示装置や印刷装置等に出力する。表示装置や印刷装置では、出力された情報を表示し、または印刷する。これにより、ユーザは、新たにデータ登録の必要性を認識することができる。

[0062] なお、概念データモデルスキーマ管理部 19は、データベース 17へ登録されていない旨の情報を取得した要求仕様を検索部 15より受け取り、該要求仕様の情報を記憶しても良い。これにより、検索部 15は、要求仕様が入力された際に、データベース 17を検索する前に、データベース 17へ登録されていない要求仕様として概念データモデルスキーマ管理部 19に記憶された情報を参照することにより、無駄な検索処理を行うことが無くなり、検索効率を向上させることができる。

[0063] なお、検索部 15は、異なる記述形式で記述されたスキーマ間の変換を行う翻訳テ一ブルを備えても良い。このような翻訳テーブルを備えることで、検索部 15では図 11 に示すように通常と異なる記述形式で記述された要求アクティビティプロファイル 'プ口パティ 201が入力された場合においても、該翻訳テーブル 202を参照して記述形式を通常のドメイン概念モデルに変換することができ、変換した要求アクティビティプ口ファイルに基づいてデータベース 17の検索を行うことが可能となるため、検索の自由度を大きくすることが可能である。

[0064] 以上のような本実施の形態に力かる検索装置 1によれば、既存のソフトウェアュ-ットの登録において、ソフトウェアユニットを定義するためのユニットスキーマを、実装仕様形式で記述されたソフトウェアユニットプロファイルを用いて記述する。すなわち、ソフトウェアユニットを実装仕様形式で記述されたソフトウェアユニットプロファイルを用いて記述することができる。また、検索を行う際の要求もこれと同じ形式により記述することができる。これにより、既存のアプリケーションソフトウェアユニットのプロセスセマンティクスを、直接的に表現され且つ統一された形式で効率的に登録し、また登録されたアプリケーションソフトウェアユニットを効率的に検索することが可能である、という効果を奏する。

産業上の利用可能性

[0065] 以上のように、本発明に力かる製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置は、製造産業用ソフトウェアユニットの開発において、新規に開発するソフトウェア部品の数を削減して開発の効率を向上させるために既存のソフトウェア部品を利用する場合に有用であり、特に、フレキシブル生産システム等の大型システムの制御を行う製造産業用ソフトウェアユニットの開発を行う場合の検索に適している。

Claims

請求の範囲

[1] 実装仕様形式のソフトウェアユニットプロファイル 'プロパティとして記述された製造産業用ソフトウェアユニットと、実装仕様形式で記述された検索対象となる要求仕様と、を入力する入力手段と、

前記入力された製造産業用ソフトウェアユニットのソフトウェアユニットプロファイル' プロパティを記憶する記憶手段と、

前記記憶手段の中から前記要求仕様に合致する製造産業用ソフトウェアユニットを検索して抽出する検索手段と、

前記検索手段における検索結果を外部に出力する出力手段と、

を備えることを特徴とする製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置。

[2] 前記製造産業用ソフトウェアユニットは、実装仕様形式で記述された特定分野のドメイン概念データモデルを共有するアクティビティを対象としていること

を特徴とする請求項 1に記載の製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置。

[3] 前記アクティビティ力前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素の集合として規定されて、ること

を特徴とする請求項 2に記載の製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置。

[4] 前記アクティビティのプロパティ力前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素のアクセス引数を含むこと

を特徴とする請求項 3に記載の製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置。

[5] 前記アクティビティのプロパティ力前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素のモデルの要素の集合として規定されて、ること

[6] 前記アクティビティのプロパティが、順番が指定された前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素のモデルの要素の集合として規定されていることを特徴とする請求項 3に記載の製造産業用ソフトウェアユニットの検索装置。

[7] 前記アクティビティのプロパティ力特定分野のドメイン概念データモデルのモデルの要素の集合として XMLに基づ!/、て記述されて!、ること

[8] 前記アクティビティのプロパティ力請求項 3〜7のいずれかで規定されたァクテイビティの集合として規定されて、ること

[9] 前記アクティビティのプロパティ力請求項 3〜7のいずれかで規定されたァクテイビティと前記特定分野の実行手続のモデルとの集合として規定されていること

[10] 前記要求仕様のプロセスが前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデルを用いて規定されていること

[11] 前記要求仕様のプロパティ力特定分野のドメイン概念データモデルのモデルの要素の集合として XMLに基づ、て記述されて、ること

を特徴とする請求項 10に記載の製造産業用ソフトウェアュノトの検索装置。

[12] 前記検索手段が、前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素と異なる実装仕様形式で記述された要求仕様を前記特定分野のドメイン概念データモデルのモデル要素と同じ実装仕様形式への変換を行うための翻訳テーブルを備え、該翻訳テーブルを参照して前記要求仕様の実装仕様形式を変換すること

[13] 特定分野の実行手続のモデルを獲得する工程と、

製造産業用ソフトウェアユニットを前記ドメイン概念データモデルに基づいて実装仕様形式のソフトウェアユニットプロファイルとして記述する工程と、

検索対象となる要求仕様を前記ドメイン概念データモデルに基づいて実装仕様形式で記述する工程と、

前記実装仕様形式で記述した要求仕様と、前記実装仕様形式のソフトウェアュニットプロファイルとして記述した製造産業用ソフトウェアユニットと、を照合し、該要求仕様に合致する製造産業用ソフトウェアユニットを検索して抽出する工程と、を含むことを特徴とする製造産業用ソフトウェアユニットの検索方法。