JP2002157120A - 設計ドキュメント管理システム - Google Patents

設計ドキュメント管理システム

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JP2002157120A
JP2002157120A JP2000351733A JP2000351733A JP2002157120A JP 2002157120 A JP2002157120 A JP 2002157120A JP 2000351733 A JP2000351733 A JP 2000351733A JP 2000351733 A JP2000351733 A JP 2000351733A JP 2002157120 A JP2002157120 A JP 2002157120A
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Takehiro Koyakata
丈裕 古舘
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の設計ドキュメントに対して複数のレイ
アウト情報を適用して目的に応じた表現方法を選択でき
るようにし、同時にドキュメントに対する検索や更新等
の処理をシンプルかつ効率的に行なえるようにする。 【解決手段】 ダイアグラムを含む設計ドキュメントに
ついて、ダイアグラムに現れる構成要素に関して論理的
な内容を記述した論理情報とダイアグラム上のレイアウ
ト情報とに分離してそれぞれの対応関係を管理する手段
と、分離したそれぞれの情報をオープンな形式で保存・
交換する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェア開発
における設計ドキュメントの管理システムに関し、特に
オブジェクト指向開発でのUML(Unified Modeling La
nguage)を用いた設計ドキュメントを効率良く管理する
ためのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のソフトウェア開発では、システム
の分析・設計・実装が効率良く行なえるオブジェクト指
向開発手法が一般的に採り入れられるようになってきて
いる。オブジェクト指向開発手法の普及に伴い、ソフト
ウェアの開発過程において作成する設計ドキュメントの
一部として、UML記法に基づくクラス図やシーケンス
図を記述することが多くなってきた。これらの設計ドキ
ュメントは開発過程を通して全ての設計者と実装者が参
照すべきものであるが、その保存形式はベンダの提供す
るCASEツールごとに独自に規定された形式である場
合が多い。従って、設計ドキュメントを参照するために
は、そのドキュメントを作成したCASEツールもしく
はドキュメントデータの形式に互換性のあるCASEツ
ールが必要となる。
【0003】ドキュメントの保存形式に互換性の無いC
ASEツール同士でもデータ変換を行なえば、ドキュメ
ントデータを互いに利用できる場合もある。OMG(Obj
ectManagement Group)では、UMLを包含した一般的な
メタデータモデルを定義し、それをXML(Extensible
Markup Language)形式で記述するXMI(XML Metada
ta Interchange)仕様を策定している。XMI対応のC
ASEツールどうしならばオリジナルのドキュメントデ
ータの形式に互換性が無くても、XMIを介することに
よってドキュメントデータを交換することができる。
【0004】一方、設計ドキュメントをHTML化して
Webを通して参照するという形態も多く見られるよう
になってきている。Rational社が販売するCASEツー
ルであるRoseでは、UMLで記述された設計ドキュメン
トをHTML形式に変換する機能が提供されている。こ
の機能を利用すれば、ソフトウェアの設計者がRoseを使
ってドキュメントを書き、それをHTMLに変換したも
のをプログラマがWebブラウザを通して参照するとい
う使い方ができるようになる。全ての開発者にCASE
ツールが行き渡らないような場合はこの形態が有効にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の開発現
場では設計ドキュメントが効率的に運用されているケー
スは少ない。それはUMLによる設計ドキュメントを管
理する機能を提供する環境が十分に整備されていないか
らであり、特に以下の事柄が課題として挙げられる。 (1)ドキュメント内に含まれている情報に対する問合
せ機能が十分ではない。例えば、クラス名からそのクラ
スを含むダイアグラムを検索できる機能が提供されてい
ない。 (2)設計ドキュメントの中から必要な部分だけを適宜
取り出すことが難しい。例えば、特定のクラスの仕様を
印刷したい場合に、必ずしもクラス図全体を参照する必
要はない。 (3)論理的に同じ内容のドキュメントを異なるレイア
ウトで表示・印刷させることができない。ダイアグラム
のレイアウトが設計者の一存で固定されてしまい、目的
に応じて柔軟に表示方法を変更することができない。 (4)既存の設計ドキュメントとの組合せ利用が難し
い。例えば、ワープロを用いて作成されたバグ票とクラ
ス図をリンクして双方向に参照できるような機能が提供
されていない。 (5)リンクや検索、更新処理などを含めて、設計ドキ
ュメントを統一的に管理するための環境が整っていな
い。
【0006】一方、実際の開発現場ではプログラミング
の段階になってから設計上の不備が見つかり、設計変更
が余儀なくされる事が珍しくない。特に、オブジェクト
指向開発では部分的な設計と実装を繰り返すスパイラル
型の開発が奨励されるようになってきている。しかし、
各設計者がスタンドアロンでCASEツールを利用する
ような環境では、頻繁に発生するドキュメントの変更に
よるバージョンの不整合が発生し易くなる。そのため、
CASEツール中心でドキュメントデータを交換すると
いう運用ではなく、ドキュメントデータを中心として、
それを操作・管理するサービスを提供する環境が必要で
ある。また、新しいサービスを容易に提供できるように
するためには、プログラムの開発が容易になるように、
設計ドキュメントをオープンな形式で保存する必要があ
る。
【0007】本発明の目的は、同一の設計ドキュメント
に対して複数のレイアウト情報を適用して目的に応じた
表現方法を選択できるようにし、同時にドキュメントに
対する検索や更新等の処理をシンプルかつ効率的に行な
うことができる設計ドキュメント管理システムを提供す
ることにある。また、UMLで記述されたドキュメント
に対して、検索や更新を含む問合せ処理やWebブラウ
ザ上で表示する操作をスムーズにすることができる設計
ドキュメント管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ダイアグラムを含む設計ドキュメントに
ついて、ダイアグラムに現れる構成要素に関して論理的
な内容を記述した論理情報とダイアグラム上のレイアウ
ト情報とに分離してそれぞれの対応関係を管理する手段
と、分離したそれぞれの情報をオープンな形式で保存・
交換する手段とを備えることを特徴とする。また、前記
設計ドキュメントの論理情報を対応するレイアウト情報
に基づいてブラウザ上に出力する手段をさらに備えるこ
とを特徴とする。また、前記ドキュメントに対する問合
せ手段をさらに備えることを特徴とする。さらに、前記
設計ドキュメントを前記問合せ手段による問合せで指定
された出力要求に適合するように変換する手段をさらに
備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用した設
計ドキュメント管理システムの一実施の形態を示すシス
テム構成図である。本実施形態では、UMLによる設計
ドキュメントについて、クラス仕様票などの、ダイアグ
ラムの図形的な情報に関わらない論理的な部分(以下、
論理情報)と、各クラスの情報をダイアグラム中に描画
する位置や線の太さ、フォント等を指定するレイアウト
情報とに分離し、それぞれ論理情報DB(101)とレ
イアウト情報DB(102)に格納している。
【0010】論理情報は論理情報作成・登録手段(10
3)で作成し、論理情報DB(101)に登録する。レ
イアウト情報も同様に、レイアウト作成・登録手段(1
06)で作成したものをレイアウト情報DB(102)
に登録する。論理情報検索・更新手段(104)は、与
えられた条件を満たす論理情報の一部または全部を論理
情報DB(101)から取り出す。同様に、レイアウト
取得手段(105)は、指定された論理情報に対応する
レイアウト情報をレイアウト情報DB(102)から取
り出す。
【0011】ドキュメント変換手段(107)は、それ
ぞれ取り出したレイアウト情報と論理情報から、指定の
形式のドキュメントを変換・合成して出力する。指定す
る形式は、HTML文書の場合であったり描画用ベクト
ルデータであったりする。WWWサーバ(108)は、
ドキュメント変換手段(107)の出力をネットワーク
を通してクライアントへ送出する。クライアント上のW
WWブラウザ(109)は取得したHTML文書を表示
するか、もしくはアプレット等で実現されたドキュメン
ト描画手段(110)を用いて、取得した描画用ベクト
ルデータからダイアグラムを描画する。以降では、UM
Lを用いた設計ドキュメントで頻繁に使用されるクラス
図とシーケンス図、およびそれらに含まれる論理情報の
それぞれの記述例とレイアウト情報の記述例を示し、ド
キュメント変換手段(107)がそれらを基にドキュメ
ントデータ出力する方法を、図を交えて詳しく説明す
る。本実施形態では、論理情報とレイアウト情報の記述
方法としてXMLを採用している。
【0012】図2は、UMLによるクラス図の一例であ
る。この例ではClientクラス(201)、ArticleServe
rクラス(202)、Articleクラス(203)の3つの
クラスがそれぞれ矩形で表現されている。Clientクラス
(201)には、引数を取らず戻り値の無いshowArticl
esメソッドが定義されている。ArticleServerクラス
(202)には、String型の引数conditionを受け取
り、Articleオブジェクトの配列を返すsearchメソッド
が定義されている。
【0013】Articleクラス(203)では、全てStinr
g型でpublicな3つの属性title、date、textと、String
型の引数wordを受け取りboolean型の値を返すisContain
edメソッドが定義されている。Clientクラス(201)
とArticleServer(202)クラスの間の関連は直線
(204)で表現され、両端に多重度、ArticleServer
側にロール名が設定されている。同様に、Clientクラス
(201)とArticleクラス(203)との間の関連も
直線(206)で表され、多重度とロール名が設定され
ている。ArticleServerクラス(202)とArticleクラ
ス(203)との間は集約の関連があり、ひし形のつい
た直線(205)で表現されており、他の関連と同様に
多重度とロール名が設定されている。
【0014】図3及び図4は、図2のようなクラス図に
表れているクラスや関連等の論理構造を規定するための
記述であり、XMLのDTD(Document Type Definitio
n)の書き方に従っている。このDTD(301)は本実
施形態のために作成した一例であり、本発明は本実施形
態中で挙げた例以外のDTDを用いて実現しても良い。
(302)はこのクラス図がクラス(304)と関連
(310)の記述の繰り返しとして記述される構造であ
ることを表している。(303)ではクラスや引数の名
前と型、デフォルト値の内容が文字列で表されることを
規定している。(304)はクラスの構造を規定し、こ
こではクラスが一つの名前と0個以上の属性、0個以上
のメソッド、他のクラスとの0個以上の関連から構成さ
れると規定している。同様に(305)では属性が、型
と名前、そしてデフォルト値から構成され、デフォルト
値は無くても良いことを規定している。(306)では
メソッドが一つの名前と0個以上の引数、そして返り値
から構成され、返り値が無くても良いことを規定してい
る。
【0015】(307)ではメソッドの引数が型と名前
と省略可のデフォルト値から構成されること、(30
8)でメソッドの返り値が型から成ることが規定されて
いる。(309)ではクラスが持つ関連が、(310)
のrelationへの参照として規定されている。(310)
は関連自体の内容を規定し、省略可の名前と、二つの終
端から成っている。(311)と(312)はクラス
(304)への参照によって関連の終端を表し、同時に
ロール名と多重度を持つ。ロール名(313)は文字列
で表され、可視性を規定する。(314)は4種類の多
重度の書き方を規定している。
【0016】図5〜図7は、図3のDTDに従って、図
2のクラス図に含まれる論理情報を記述したXMLデー
タである。図は紙面の都合で分割されているだけであ
り、図5〜図7をつなげたものが一つのドキュメント
(ここではクラス図)の論理情報を表す。図5のXMLデ
ータ(501)は、図2に現れる各クラスの内容を記述し
ている。(502)はこのXMLデータが図3のDTDに
基づいていることを表す。(503)は図2のClientクラ
ス(201)の論理構造を記述している。Clientクラス
(201)には属性は無いのでその部分の記述は省略され
ている。(504)はArticleServerクラス(202)の論
理構造を記述している。同様に(505)はArticleクラ
ス(203)の論理構造を記述している。
【0017】図7のXMLデータは、各クラス間の関連
について記述している。(701)はClientクラス(20
1)とArticleServerクラス(202)との間の関連(20
4)の論理構造を記述したものであり、両端の多重度や
ロール名を記述している。同様に、(702)はArticleS
erverクラス(202)とArticleクラス(203)との間の
関連(205)の論理構造を記述したものである。こちら
は集約の関連なので属性rel#typeの値が”aggregatio
n”に設定されている。(703)はClientクラス(20
1)とArticleクラス(203)との間の関連(206)の論
理構造を記述したものである。
【0018】UMLではクラス図以外にも様々なダイア
グラムがあり、その中でシーケンス図は記述される頻度
が高いので一例を図8に示す。シーケンス図は各クラス
のインスタンスでどのようなメッセージが送られるか
(どのメソッドを呼び出すか)の時系列を示したものであ
る。(801)は図2に示したClientクラス(201)のイ
ンスタンスを表す。(802)も同様に図2のArticleSer
verクラス(202)のインスタンスを表す。(803)と
(804)は、共にArticleクラス(203)のそれぞれ別
個のインスタンスである。このシーケンス図では、まず
Clientオブジェクト(801)が、ArticleServerオブジ
ェクト(802)のsearchメソッドを呼び出している(8
05)。次にArticleServerオブジェクト(802)は、Ar
ticleオブジェクトatl01(803)とatl02(804)のそ
れぞれのisContainedメソッドを呼び出している(80
6,807)。最後に、Clientオブジェクト(801)が
自分自身のshowArticlesメソッドを呼び出している(8
08)。
【0019】図9は図8のようなシーケンス図の論理情
報を規定するための記述であり、これも本実施例形態用
に作成したDTDの一例である。図10及び図11は図
9のDTDに基づいて図8のシーケンス図を記述したX
MLデータである。図10の(1001)はヘッダ情報を
表し、図8のシーケンス図の名前やバージョンを記述し
ている。(1002)はClientオブジェクト(801)に関
する記述である。同様に、(1003)、(1004)、
(1005)はArticleServerオブジェクト(802)、Art
icleオブジェクトacl01(803)、Articleオブジェクト
acl02(804)に関する記述である。(1006)は、図
8のsearchメッセージ(805)に関する記述であり、こ
のメッセージがClientオブジェクト(1001)からArti
cleServerオブジェクト(1002)に向けてのものであ
ることと、このメッセージの名前および引数を記述して
いる。(1007)と(1008)は、それぞれ図8のメッ
セージisContained(806,807)の内容を記述した
ものであり、(1009)はメッセージshowArticles(8
08)の内容を記述したものである。
【0020】以上に述べたXMLによる論理情報を用い
て、図2や図8のようなダイアグラムをブラウザ上に描
画する際のレイアウトを指定するレイアウト情報の実施
形態を次に示す。本実施形態ではレイアウト情報をウェ
ルフォームドなXMLで記述する。図12はレイアウト
情報の一例である。この例では、各クラス及び関連ごと
にレイアウト情報を記述している。この実施形態では、
レイアウト情報はlayoutタグで始まる。layoutタグの属
性で、単位はミリメートルで、クラス図に関するレイア
ウトであることを示している。(1201)は図2のClie
ntクラス(201)を描画するために指定するレイアウト
指定を表し、ここではクラスの属性やメソッドのシグネ
チャを表示すること、クラスを表す矩形のサイズはアプ
リケーションに任せること、クラスを表す矩形をその左
上が原点を起点として横方向に30ミリ、縦方向に20ミリ
の位置に配置することを指定している。
【0021】同様に、(1202)はArticleServerクラ
ス(202)を描画するためのレイアウト指定であり、こ
の例では矩形の大きさが横50ミリ縦18ミリで、Clientク
ラス(201)の中心から横方向に30ミリ、縦方向に0ミ
リの位置に配置することを指定している。同様に、(1
203)はArticleクラス(203)のレイアウト指定で、
ArticleServerクラス(202)の中心から横方向に0ミ
リ、縦方向に35ミリの位置に配置することを指定する。
(1204)は関連(204)のレイアウト指定であり、ri
ght-angledの属性値により、この関連は水平方向の線分
と垂直方向の線分のみで描画するよう指定している。ま
たlocationタグのbase属性の値”center”は線分がクラ
スの矩形の中心に向かうように描画することを指定す
る。(1205)および(1206)はそれぞれ関連(20
5)と関連(206)のレイアウト指定である。
【0022】図5〜図7に示した論理情報とそれに対応
する図12のレイアウト情報を元に、ドキュメント変換
手段(107)は実際にブラウザ上にダイアグラムを描画
するためのベクトルデータを作成する。もしくは、単に
文書として表示するためのHTMLデータを作成する。
ドキュメント変換手段(107)は、レイアウト情報に指
定されていないデフォルトの描画情報を持つ。例えば、
関連(205)は集約の関連なので描画する際にはひし形
を付与する必要があるが、本実施形態ではレイアウト情
報で特に指定しなくてもドキュメント変換手段(107)
がデフォルトの設定で付与する。また、線の太さやフォ
ント等の情報も同様に、特にレイアウト情報で特に指定
しないものはデフォルトの設定を用いる。描画用ベクト
ルデータやデフォルト値の設定データの形式は、既に多
くのドローツール等で実現されているので省略する。
【0023】図13に、ドキュメント変換手段がドキュ
メントとレイアウト情報からベクトルデータを作成する
処理のフローチャートを示す。まず、指定されたクラス
図の論理情報を表すXMLデータをスキャンし、クラス
情報すなわちclassタグを見つけ出す(ステップ130
1)。もし、まだ処理していないclassタグが見つからな
ければ関連の処理に移る(ステップ1302)。classタ
グがある場合は、レイアウト情報からそのクラス名に対
応するレイアウト指定を探し出し取り出す(ステップ1
303)。もし対応するレイアウト指定が見つからなか
った場合は(ステップ1304)、そのクラスの描画デー
タは作成せず、次のクラス情報を取り出すべくステップ
1301へ戻る。もしレイアウト指定が見つかった場合
は、その内容に応じて描画データを作成する(ステップ
1305)。この部分の詳細は図14に示す。描画デー
タを作成したら次のクラス情報を取り出すべくステップ
1301へ戻る。
【0024】指定されたクラス図の全てのクラス情報を
処理し終わったならば、次に関連の情報を取り出す(ス
テップ1306)。クラスの場合と同様に、まだ処理し
ていない関連の情報が無い場合は(ステップ1307)、
これまでに作成した描画データを出力(ステップ130
1)して終了する。まだ処理していない関連の情報があ
る場合は、その関連に対応するレイアウト指定をレイア
ウト情報から取り出す(ステップ1308)。もし対応す
るレイアウト指定が見つからなかった場合は(ステップ
1309)、その関連の描画データは作成しない。対応
するレイアウト指定が見つかった場合は、その内容に基
づいて描画データを作成する(ステップ1310)。この
部分の詳細はクラスの場合と同様の処理であり、図14
に示す。描画データを作成したら、次の関連のデータを
取り出すべくステップ1306へ戻る。
【0025】図14は、描画データを作成する処理の詳
細を示すフローチャートである。まず、ドキュメント変
換手段(107)が保持するデフォルトの描画データの
中から、描画する対象の種類(クラスまたは関連)に応じ
た描画データを取り出す(ステップ1401)。次に、図
13の処理で読み出したレイアウト指定の中に含まれて
いる指定項目を一つ取り出す(ステップ1402)。もし
まだ処理していない指定項目が無い場合は(ステップ1
403)終了する。まだ処理していない指定項目があっ
た場合は、ステップ1401で読み出したデフォルト描
画データの中の、レイアウト指定項目に対応する部分を
その指定内容に応じて書き換える(ステップ1404)。
書き換えたら次のレイアウト指定項目を処理すべくステ
ップ1402に戻る。
【0026】このようにドキュメント変換手段(107)
によって作成した描画データは、WWWサーバ(108)
を通してクライアントに渡され、ドキュメント描画手段
(109)によってブラウザ(109)上に表示される。シ
ーケンス図の場合も同様の処理によって描画データを作
成することができる。また、このようなシステム構成に
することによって、一つのクラス図の論理情報に対して
複数のレイアウト情報を用意して選択できるようにする
ことが容易に実現可能となる。
【0027】次に、UMLによる設計ドキュメントによ
る問合せ処理の流れを図15のフローチャートに示す。
ブラウザ(109)はフォームなどの既存の仕組みを用
いて問合せ内容をWWWサーバ(108)に送る(ステ
ップ1501)。問合せ内容には、問合せ条件と出力す
べき内容(クラス図や仕様書)が指定されている。WWW
サーバ(108)は受け取った問合せを論理情報検索・
更新手段に送る(ステップ1502)。論理情報検索・更
新手段は、問合せ条件を満たす論理情報を論理情報DB
(101)から検索する(ステップ1503)。もし、問
合せ条件を満たす論理情報が見つからなければ(ステッ
プ1504)、該当するドキュメントが存在しない旨を
示すデータをHTML形式等で作成して(ステップ15
10)、結果をブラウザ(109)に返す(ステップ15
11)。
【0028】問合せ条件を満たす論理情報が見つかった
場合は、ドキュメント変換手段は問合せの中で指定され
ている出力形式に応じて、予めXSLTスタイルシート等で
記述しておいた変換ルールを選択する(ステップ150
5)。ここで、問合せの中に指定されている出力の形式
を調べ(ステップ1506)、もし出力形式がUMLダイ
アグラムの場合は、レイアウト取得手段(105)を通
して対応するレイアウト情報を取り出し(ステップ15
07)、ダイアグラム描画用ベクトルデータに変換する
(ステップ1508)。もし出力形式がHTMLの場合は
変換ルールを用いてドキュメントをHTML形式に変換
する(ステップ1509)。そして変換結果をブラウザ
(109)に返して終了する(ステップ1511)。
【0029】UMLによる設計ドキュメントの一部を更
新する処理の流れを図16のフローチャートに示す。ブ
ラウザ(109)はフォームなどの既存の仕組みを用い
て更新内容をWWWサーバ(108)に送る(ステップ
1601)。問合せ内容には、検索の場合と同様の問合
せ条件と、更新すべき論理情報の指定と更新する値が含
まれる。WWWサーバ(108)は受け取った問合せを
論理情報検索・更新手段(104)に送る(ステップ1
602)。論理情報検索・更新手段(104)は、問合
せ条件を満たす論理情報を論理情報DB(101)から
検索する(ステップ1603)。もし、問合せ条件を満た
す論理情報が見つからなければ(ステップ1604)、該
当するドキュメントが存在しない旨を示すデータを作成
して(ステップ1611)、ブラウザに返す(ステップ1
612)。
【0030】問合せ条件を満たす論理情報が見つかった
場合は、論理情報検索・更新手段(104)は、取得し
た論理情報をロックする(ステップ1605)。ロックの
正否を調べ(ステップ1606)、もし失敗していた場合
は、更新付加の旨を示すデータを作成して(ステップ1
610)、ブラウザ(109)に返す(ステップ161
2)。ロックに成功した場合は、論理情報検索・更新手
段(104)は、与えられた更新情報に従って論理情報
の内容を更新し(ステップ1607)、論理情報DB(1
01)に格納してロックを解除する(ステップ160
8)。次に、更新処理成功の旨を示すHTMLデータを
作成して(ステップ1609)、ブラウザ(109)に返
す(ステップ1612)。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ブジェクト指向開発におけるUMLを用いた設計ドキュ
メントについて、設計ドキュメントに含まれる論理的な
構造とレイアウト情報を明確に分離して一元的に管理す
ることで、同一の設計ドキュメントに対して複数のレイ
アウト情報を適用して目的に応じた表現方法を選択でき
るようにし、同時にドキュメントに対する検索や更新等
の処理をシンプルかつ効率良く行なえるようになる。ま
た、論理情報およびレイアウト情報をXML等のオープ
ンかつ構造を保持できる形式で管理することにより、U
MLで記述されたドキュメントに対して、検索や更新を
含む問合せ処理やWebブラウザ上で表示する操作をス
ムーズに提供することができるといった効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した設計ドキュメント管理システ
ムの実施形態を示すブロック図である。
【図2】UMLによるクラス図の例を示す図である。
【図3】クラス図に含まれる論理情報を規定するための
DTDの例を示す図である。
【図4】図3の続きを示す図である。
【図5】クラス図に含まれる論理情報のうちクラスにつ
いて記述した例を示す図である。
【図6】図5の続きを示す図である。
【図7】クラス図に含まれる論理情報のうち関連につい
て記述した例を示す図である。
【図8】UMLによるシーケンス図の例を示す図であ
る。
【図9】シーケンス図に含まれる論理情報を規定するた
めのDTDの例を示す図である。
【図10】シーケンス図に含まれる論理情報について記
述した例を示す図である。
【図11】図10の続きを示す図である。
【図12】クラス図を描画するためのレイアウト指定の
記述例を示す図である。
【図13】クラス図の論理情報とレイアウト情報を元に
ダイアグラム描画データを生成する処理の概略フロー図
である。
【図14】レイアウト指定から描画データに変換する部
分の概略フロー図である。
【図15】本発明におけるドキュメントの検索処理の概
略を示すフロー図である。
【図16】本発明におけるドキュメントの更新処理の概
略を示すフロー図である。
【符号の説明】
101…論理情報DB、102…レイアウト情報DB、
103…論理情報作成・登録手段、104…論理情報検
索・更新手段、105…レイアウト取得手段、106…
レイアウト作成・登録手段、107…ドキュメント変換
手段、108…WWWサーバ、109…Webブラウ
ザ、110…ドキュメント描画手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア開発における設計ドキュメ
    ントの管理システムであって、 ダイアグラムを含む設計ドキュメントについて、ダイア
    グラムに現れる構成要素に関して論理的な内容を記述し
    た論理情報とダイアグラム上のレイアウト情報とに分離
    してそれぞれの対応関係を管理する手段と、 分離したそれぞれの情報をオープンな形式で保存・交換
    する手段とを備えることを特徴とする設計ドキュメント
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記設計ドキュメントの論理情報を対応
    するレイアウト情報に基づいてブラウザ上に出力する手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の設
    計ドキュメント管理システム。
  3. 【請求項3】 前記ドキュメントに対する問合せ手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載
    の設計ドキュメント管理システム。
  4. 【請求項4】 前記設計ドキュメントを前記問合せ手段
    による問合せで指定された出力要求に適合するように変
    換する手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に
    記載の設計ドキュメント管理システム。
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