明 細 書
処理装置、処理装置の通信セッション確立方法、プログラム、および記録 媒体
技術分野
[0001] 本発明は、ネットワークを通じて接続された機器との間で常時接続のセッションを設 定するサーバ装置に接続可能な処理装置とこの処理装置の通信セッション確立方法 、プログラム、および記録媒体に関するものである。
背景技術
[0002] インターネット上の制御機器力も家庭内の被制御機器にアクセスする方法として、 D DNS(Dynamic Domain Name System)方式や、メール方式が挙げられる。
[0003] DDNS方式は、家庭内の被制御機器力 DDNSサーバに自分のアドレスを登録して おき、インターネット側の制御機器からドメイン名およびポート番号の指定を受信する ことで、この制御機器のアクセスを可能とする仕組みである。
[0004] リアルタイムのコミュニケーションを実現するためのプロトコルとして XMPP(eXtensibl e Messaging and Presence Protocol)力める (f列 は、 「「Extensible Messaging ana Pre sence Protocol (XMPP): Core」 , RFC3920, The Internet Engineering Task Force(IE TF), 2004年 10月」を参照)。この XMPPを用いたリアルタイム'コミュニケーションの形 態の 1つがインスタント 'メッセージング (IM)である (例えば、「「Extensible Messaging an d Presence Protocol (XMPP): Instant Messaging and PresenceJ , RFし 3921, The Inte met Engineering Task Force (IETF), 2004年 10月」を参照)。インスタント 'メッセージ ング (IM)では、インターネット上で IMクライアント (IM交換を行うことのできる仲間)がォ ンラインかどうかを調べ、オンラインであれば、その IMクライアントとの間で、チャットや ファイル交換などを行うことができる。
[0005] また、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルとして は、 SOAP(Simple Object Access Protocol)がある (例えば、「「SOAP Version 1.2」, W 3C Recommendation, World Wide Web Consortium (W3C), 2003年 6月」を参照)。 SO APによる通信では、 XML(eXtens¾le Markup Language)文書にエンベロープと呼ば
れる付帯情報が付いたメッセージを HTTP (Hyper Text Protocol)などのプロトコルで 交換する。サービスを利用するクライアントとサービスを提供するサーバの双方が SO APの生成'解釈エンジンを持つことで、異なる環境間でのオブジェクトの呼び出しを 可能にしている。
発明の開示
[0006] ユーザが制御機器力もインターネット越しに家庭内の被制御機器にアクセスできる ようにするためには、制御機器とサービスの種類との組み合わせと、その制御対象で ある被制御機器とを紐付けて登録しておくとともに、登録済みの被制御機器が、常に アクセスを受け入れることができる状態で接続されて ヽる必要があり、これを保証する 仕組みが求められている。
[0007] 本発明は、力かる実情を鑑み、機器の登録を終えた後の、サーバ装置との間での 常時接続のセッションを確立するまでの手順を簡素化することのできる処理装置、処 理装置の通信セッション確立方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目 的としている。
[0008] 本発明の処理装置は、ネットワークを介してサーバ装置と接続可能な処理装置であ つて、情報を記憶する記憶手段と、自機器の識別情報の登録要求を前記サーバ装 置に送信し、前記サーバ装置からの登録完了の応答を受信する機器登録手段と、前 記機器登録手段によって前記サーバ装置から登録完了の応答を受信した場合、前 記サーバ装置に登録済みであることを示す登録済み確認情報を前記記憶手段に記 憶する登録記録手段と、前記サーバ装置との間で通信セッションを確立する制御手 段と、を具備し、前記制御手段は、前記登録済み確認情報が前記記憶手段に記憶さ れて 、な 、場合には、前記機器登録手段による前記サーバ装置との登録要求及び 応答の送受信の処理の後に、前記サーバ装置との間で前記通信セッションの確立を 行い、前記登録済み確認情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、前記機 器登録手段による前記サーバ装置との登録要求及び応答の送受信の処理を行わず に、前記サーバ装置との間で前記通信セッションを確立を行う。
[0009] この発明の処理装置は、サーバ装置との間での機器登録のための処理や機器認 証のための処理等を経て、常時接続のセッションを一度確立した後は、その後機器
装置の電源を落として再び電源を立ち上げて再接続を行う場合には、サーバ装置へ の機器登録のための処理や機器認証のための処理を行うことなく常時接続セッショ ンを確立するためのログインの処理に入る。したがって、サーバ装置に登録済みの機 器機器であれば、機器認証のための処理や機器登録のための処理を行うことなくサ ーバ装置との常時接続状態に自動的に入ることができる。
[0010] 本発明の処理装置において、前記サーバ装置から自機器を識別する機器識別情 報を取得して前記記憶手段に記憶する識別情報取得手段を更に具備し、前記機器 登録手段は、前記記憶手段に記憶された前記機器識別情報を含む登録要求を前記 サーバ装置に送信する。
[0011] 本発明の処理装置において、前記識別情報取得手段は、自機器の認証に必要な 情報を含む機器認証要求を前記サーバ装置に送信して前記機器識別情報を取得 する。
[0012] 本発明の処理装置にお 、て、前記機器識別情報取得手段は、前記機器識別情報 とこの機器識別情報の有効期限に関する情報を取得して前記記憶手段に記憶する
[0013] 本発明の処理装置にぉ 、て、前記サーバ装置からの登録完了の応答を受けて、こ の旨をユーザに通知する登録完了通知手段をさらに具備する。
図面の簡単な説明
[0014] [図 1]図 1は、本発明の一の実施形態に力かるネットワークシステムの全体的な構成を 示す図である。
[図 2]図 2は、図 1のネットワークシステムにおいて制御機器とサービスとの組み合わせ の登録と被制御機器の登録を行う際の情報の流れを示すシーケンス図である。
[図 3]図 3は、図 2の登録時の制御機器の動作を示すフローチャートである。
[図 4]図 4は、図 2の登録時のサービスサーバの動作を示すフローチャートである。
[図 5]図 5は、図 2の登録時のダイレクトアクセス管理サーバの動作を示すフローチヤ ートである。
[図 6]図 6は、図 2の登録時の DVRの動作を示すフローチャートである。
[図 7]図 7は、図 1のネットワークシステムにおいて被制御機器の XMPPログインおよび
リモート録画予約時の情報の流れを示すシーケンス図である。
[図 8]図 8は、リモート録画予約に関する携帯電話の動作を示すフローチャートである
[図 9]図 9は、リモート録画予約に関するサービスサーバの動作を示すフローチャート である。
[図 10]図 10は、被制御機器の XMPPログインおよびリモート録画予約およびコンテン ッ取得に関するダイレクトアクセス管理サーバの動作を示すフローチャートである。
[図 11]図 11は、リモート録画予約およびコンテンツ取得に関するダイレクトアクセス管 理サーバの動作を示すフローチャートである。
[図 12]図 12は、リモート録画予約およびコンテンツ取得に関する DVRの動作を示す フローチャートである。
[図 13]図 13は、図 1のネットワークシステムにおいて携帯電話からのダイレクトでのリ モート録画予約を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[図 14]図 14は、図 1のネットワークシステムにおいて携帯電話からのトンネリングのリモ ート録画予約を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[図 15]図 15は、図 1のネットワークシステムにお 、て携帯電話からのダイレクトァクセ スによるコンテンツ取得時の情報の流れを示すシーケンス図である。
[図 16]図 16は、サービスサーバからのダイレクトアクセスによるコンテンツ取得時の情 報の流れを示すシーケンス図である。
[図 17]図 17は、コンテンッ取得時の携帯電話の動作を示すフローチャートである。
[図 18]図 18は、コンテンツ取得時のサービスサーバの動作を示すフローチャートであ る。
[図 19]図 19は、コンテンツ取得時のサービスサーバの動作を示すフローチャートであ る。
[図 20]図 20は、図 1のネットワークシステムにおいてダイレクトアクセス終了時の情報 の流れを示すシーケンス図である。
[図 21]図 21は、ダイレクトアクセス終了時のサービスサーバの動作を示すフローチヤ ートである。
[図 22]図 22は、ダイレクトアクセス終了時のダイレクトアクセス管理サーバの動作を示 すフローチャートである。
[図 23]図 23は、ダイレクトアクセス終了時の DVRの動作を示すフローチャートである。
[図 24]図 24は、 Full JIDの構成を示す図である。
[図 25]図 25は、 Full JIDの別の構成を示す図である。
[図 26]図 26は、サービスサーバを介さない携帯電話からのトンネリングのリモート録 画予約を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
発明を実施するための最良の形態
[0015] 以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[0016] 図 1は本発明の一の実施形態にカゝかるネットワークシステムの全体的な構成を示す 図である。
このネットワークシステムは、制御機器としての携帯電話 10、被制御機器としての DV R(Digital Video Recorder)20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サーバ 40、 およびルータ 50を有して!/、る。
[0017] 携帯電話 10は、被制御機器を制御する制御機器として動作するものである。制御 機器は、被制御機器を制御するものであれば何でもよぐたとえば、 PC、 PDA(Person al Digital Assistance)などでめってよい。
[0018] 携帯電話 10は、電話機能部のほか、プログラムなどを記憶するメインメモリ、メインメ モリに記憶されたプログラムを実行して各種の演算処理を行う CPU(Central Processin g Unit),ネットワークとのインタフェース部、 DVR20とのインタフェース部、キー入力部 や表示部などのユーザインタフェース部、不揮発性の記憶部 11などを備える。この記 憶部 11には、この携帯電話 10に登録されているユーザ識別情報が記憶されている。 メインメモリには、電話機能部を動作させるためのプログラムのほか、サービスサーバ 30への自機器の登録、コンテンツのリモート録画予約、コンテンツ取得などに関する 処理を行うためのプログラムなどが記憶されている。
[0019] DVR20は、放送番組などのコンテンツをメディアに録画したり再生したりする録画再 生機能部のほか、プログラムなどを記憶するメインメモリ、メインメモリに記憶されたプ ログラムを実行して各種の演算処理を行う CPU、ネットワークとのインタフェース部、携
帯電話 10とのインタフェース部、不揮発性の記憶部 21、リモコン受信部、 TVなどを接 続するためのインタフェース部などを備える。この記憶部 21には、被制御機器に固定 的に割り当てられた機器認証情報が予め記憶されている。メインメモリ〖こは、 DVR20 の録画再生機能部を制御するためのプログラムのほか、ダイレクトアクセス管理サー バ 40への被制御機器の登録、コンテンツのリモート録画予約、コンテンツ取得などに 関する処理を行うためのプログラムなどが記憶されている。なお、この実施の形態で は DVR20を被制御機器としたが、ネットワーク接続機能を有する機器であれば何でも よい。たとえば、テレビでもよい。
[0020] サービスサーバ 30は、携帯電話 10などの制御機器に対してネットワーク越しに被制 御機器にアクセスする各種のサービスを提供するサーバである。このサービスサーバ 30は、たとえば、キーボード 'マウスなどの入力部と、表示部と、プログラムなどを記憶 するメインメモリと、メインメモリに記憶されたプログラムを実行して各種の演算処理を 行う CPUと、ネットワークとの通信部と、記憶部 31とを備えた、たとえば定型的なコンビ ユータシステムを用いて実現される。メインメモリには、コンピュータシステムを動作さ せるために必要な基本的なプログラムのほか、サービスを実行するために必要なプロ グラムなどが記憶されている。記憶部 31には、サービスサーバ 30が提供する個々の サービスごとにサービスサーバ及びサービスを識別するための ServicelDが記憶され ている。
[0021] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、制御機器と、サービスサーバ 30のサービスとの 組み合わせと被制御機器との対応を管理するサーバである。このダイレクトアクセス 管理サーバ 40は、たとえば、キーボード 'マウスなどの入力部と、表示部と、プロダラ ムなどを記憶するメインメモリと、メインメモリに記憶されたプログラムを実行して各種 の演算処理を行う CPUと、ネットワークとのインタフェース部と、記憶部 41とを備えた、 たとえば定型的なコンピュータシステムを用いて実現される。メインメモリには、コンビ ユータシステムを動作させるために必要な基本的なプログラムのほか、コンピュータシ ステムをダイレクトアクセス管理サーバとして機能させるためのプログラムなどが記憶 されている。
[0022] ダイレクトアクセス管理サーバ 40には、 SOAP(Simple Object Access Protocol)サー
ノ 42および XMPP(eXtens¾le Messaging and Presence Protocol)サーバ 43が設けられ ている。 SOAPサーバ 42は、制御機器とサービスの組み合わせの登録、被制御機器 の登録、サービスサーバに対するダイレクトアクセスを行うための情報の授受などに 関する処理を行うためのサーバである。 XMPPサーバ 43は、被制御機器である DVR2 0との間で双方向の常時接続セッションを設定するためのサーバである。なお、 SOAP サーバ及び XMPPサーバは、一実施例を示したものであり、 SOAPサーバは他の API 呼び出し方式を用いたサーバに、 XMPPサーバは他の IMの方式を用いたサーバに、 それぞれ置き換え可能である。
[0023] 次に、各機器のインタフェースについて説明する。図 1において [IF-**]はインタフエ ース番号を示している。
[0024] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の SOAPサーバ 42は、サービスサーバ 30からァクセ スされるインタフェース [IF-02]と、 DVR20からアクセスされるインタフェース [IF-00,IF- 04]とを有する。 SOAPサーバ 42には SOAPクライアント機能も含まれており、サービス サーバ 30側のインタフェース [IF-05]へのアクセスを行う。 XMPPサーバ 43のインタフエ ースは、 XMPPセッションの確立を行う際に XMPPクライアントからアクセスされる。本シ ステム構成例では、 DVR20からアクセスされるインタフェース [IF-06]がこれに該当し、 XMPPセッション確立後はこのインタフェース [IF-06]を用いて双方向にメッセージを やり取りできるため、 XMPPサーバ 43からも DVR20のインタフェース [IF- 07]にアクセス することができる。また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーバ 30に対し て、後述する XMPPトンネリング時に提供するダイレクトアクセス用 URlOJniform Resour ce Identifier)のインタフェース [IF- 10]も有する。
[0025] サービスサーバ 30は、携帯電話 10からアクセスされるインタフェース [IF-01]とダイレ タトアクセス管理サーバ 40からアクセスされるインタフェース [IF-05]を有する。
[0026] なお、このシステム構成例では、サービスサーバ 30はダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43と直接インタフェースして!/ヽな 、が、もちろん直接インタフェース するように構成してちょい。
[0027] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40からアクセスされる XMPPセッション確立 後のインタフェース [IF-07]と、携帯電話 10との間で例えば赤外線や USBOJniversal S
erial Bus)などでデータを送受信するためのインタフェース [IF-03]と、サービスサーバ
30もしくは携帯電話 10力もアクセスされるダイレクトアクセス用 URIに対応したインタフ エース [IF- 09]とを有して!/、る。
[0028] ルータ 50は、 DVR20からアクセスされる、 UPnP(Universal Plug and Play)IGD(Interne t Gateway Device)機能のインタフェース [IF- 08]を有する。
[0029] 次に、この実施形態のネットワークシステムの動作を説明する。以下の説明におい て〈X- XX〉は要求、〈X- XXR〉は〈X- XX〉に対する応答を示す。
[0030] [1.制御機器'サービス、被制御機器の登録]
最初に、携帯電話 1(K制御機器)とサービスとの組み合わせ毎に発行される制御機 器'サービス管理 IDと、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内で個々の DVR20(被制御機 器)に対してユニークに発行される被制御機器管理 IDとの紐付けを行う動作を説明す る。
[0031] 図 2は携帯電話 10とサービスとの組み合わせの登録と DVR20の登録を行う際の情 報の流れを示すシーケンス図である。図 3はこの登録時の携帯電話 10のフローチヤ ートである。図 4はこの登録時のサービスサーバ 30のフローチャートである。図 5は登 録時のダイレクトアクセス管理サーバ 40のフローチャートである。図 6はこの登録時の DVR20のフローチャートである。
[0032] [1-1.制御機器とサービスとの組み合わせの登録]
まず、携帯電話 10は、ユーザ力もの被制御機器登録の指示を受け (図 3:ステップ S3 01)、ユーザ識別情報を含む被制御機器登録要求く R-l〉をサービスサーバ 30に発行 する (図 3:ステップ S302)。
[0033] サービスサーバ 30は、ユーザ識別情報を含む被制御機器登録要求く R-l〉を受信 すると (図 4:ステップ S401)、そのユーザ識別情報に対応する制御機器'サービス管理 I Dが記憶部 31に記憶されているかどうかを判断する (図 4:ステップ S402)。
[0034] ユーザ識別情報に対応する制御機器'サービス管理 IDが記憶されていない場合、 サービスサーバ 30は、ユーザ識別情報を記憶部 31に保存し (図 4:ステップ S403)、あら 力じめ自身に割り当てられて!/、る ServicelDを含む制御機器 ·サービス管理 ID取得要 求く R-2〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42に対して発行する (図
4:ステップ S404)。制御機器'サービス管理 IDは、サービス事業者が提供する個々の サービスと制御機器との組み合わせに対してユニークに割り当てられる IDである。
[0035] SOAPサーバ 42は、制御機器.サービス管理 ID取得要求く R-2〉を受信すると (図 5:ス テツプ S501)、これに含まれている ServicelDが、ダイレクトアクセス管理サーバ 40の記 憶部 41にあらかじめ登録されて!、る ServicelDと一致するかどうかを調べ (図 5:ステップ S502)、一致しない場合には、サービスサーバ 30に ServicelDが未登録であることを示 すエラーコードを制御機器'サービス管理 ID取得応答く R-2R〉として送信する (図 5:ス テツプ S506)。 ServicelDがー致する場合には、 SOAPサーバ 42は、新規の制御機器' サービス管理 IDを発行して (図 5:ステップ S503)、この制御機器 ·サービス管理 IDと Serv icelDとの対応関係を記憶部 41に登録し (図 5:ステップ S504)、その制御機器 'サービス 管理 IDをサービスサーバ 30に制御機器'サービス管理 ID取得応答く R-2R〉として送 信する (図 5:ステップ S505)。これにより、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクト アクセス管理サーバ 40力 みて制御側を、制御機器である携帯電話 10と、携帯電話 1 0が利用するサービスサーバ 30のサービスとを組み合わせで識別することができるよう になる。
[0036] サービスサーバ 30は、制御機器'サービス管理 ID取得応答く R-2R〉として制御機器 •サービス管理 IDを受信すると (図 4:ステップ S405)、この制御機器 ·サービス管理 IDを ユーザ識別情報と対応付けて記憶部 31に登録する (図 4:ステップ S406)。制御機器' サービス管理 IDをユーザ識別情報と対応付けて記憶することにより、サービスサーバ 30は、以降、携帯電話 10からアクセスされた際に、携帯電話 10のユーザ識別情報に 対応する制御機器'サービス管理 IDを用いて、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に処 理を要求することにより、制御機器である携帯電話 10とサービスサーバ 30のサービス との組み合わせの制御側として、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に制御要求元を一 意に識別させることが可能となる。
[0037] サービスサーバ 30は、制御機器'サービス管理 IDをユーザ識別情報と対応付けて 記憶部 31に登録した後、または、携帯電話 10から受信した被制御機器登録要求く R- 1〉に含まれるユーザ識別情報に対応する制御機器 ·サービス管理 IDが記憶部 31に 登録されている場合、それら制御機器'サービス管理 IDおよび ServicelDを含む被制
御機器登録用パスワード取得要求く R-3〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOA Pサーバ 42に対して発行する (図 4:ステップ S407)。
[0038] ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42は、被制御機器登録用パスヮ ード取得要求く R-3〉を受信すると (図 5:ステップ S507)、これに含まれている制御機器' サービス管理 IDおよび ServicelDの組み合わせが記憶部 41に登録されて 、るかどうか を判断する (図 5:ステップ S508)。登録されていない場合、 SOAPサーバ 42は、サービス サーバ 30に制御機器.サービス管理 IDと ServicelDの組み合わせが未登録であること を示すエラーコードを被制御機器登録用パスワード取得応答く R-3R〉として送信する ( 図 5:ステップ S512)。また、被制御機器登録用パスワード取得要求く R-3〉に含まれて いる制御機器'サービス管理 IDおよび ServicelDの組み合わせが記憶部 41に既に登 録されている場合、 SOAPサーバ 42は、被制御機器登録用パスワードを新たに生成し (図 5:ステップ S509)、この被制御機器登録用パスワードとこの被制御機器登録用ノ ス ワードに対して決められた有効期限に関する情報を被制御機器登録用パスワード取 得要求く R-3〉に含まれていた制御機器'サービス管理 IDおよび ServicelDと対応付け て記憶部 41に登録する (図 5:ステップ S510)。この後、 SOAPサーバ 42は、被制御機器 登録用パスワードと、この被制御機器登録用パスワードの有効期限の情報を被制御 機器登録用パスワード取得応答く R-3R〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 5:ス テツプ S511)。
[0039] サービスサーバ 30は、被制御機器登録用パスワード取得応答く R-3R〉を受信すると
(図 4:ステップ S408)、この被制御機器登録用パスワード取得応答く R-3R〉に含まれて いる被制御機器登録用パスワードとその有効期限の情報を被制御機器登録応答く R
-4〉として携帯電話 10に送信する (図 4:ステップ S409)。
[0040] 携帯電話 10は、この被制御機器登録応答く R-4〉を受信すると (図 3:ステップ S303)、 これに含まれている被制御機器登録用ノ スワードとその有効期限の情報を記憶部 11 に保存する (図 3:ステップ S304)。
[0041] 以上により、携帯電話 10とサービスとの組み合わせに対する制御機器 ·サービス管 理 IDの登録処理と被制御機器を制御機器に関連付けるために用いられる被制御機 器登録用パスワードの発行処理が完了となる。
[0042] [1-2.被制御機器の登録]
次に被制御機器である DVR20の登録時の動作を説明する。
[0043] DVR20は、ユーザによる利用前にダイレクトアクセス管理サーバ 40にお!/、て自身の 機器認証を次のように行う。
[0044] まず、 DVR20は自動接続フラグの値をチェックする (図 6:ステップ S601)。被制御機器 のダイレクトアクセス管理サーバ 40への登録前には自動接続フラグの値はオフである 。この場合 DVR20は自身に予め設定されて ヽる認証方式の情報および機器認証情 報を含む機器認証要求く R-0〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42 に送信する (図 6:ステップ S602)。
[0045] ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42は、 DVR20からの機器認証要 求く R-0〉を受信すると (図 5:ステップ S513)、この DVR20が正当な機器であるかどうかを 、機器認証要求く R-0〉に含まれる認証方式の情報および機器認証情報に基づき判 定する (図 5:ステップ S514)。不当な機器として判定された場合、すなわち、認証方式 力 Sあらかじめ決められている認証方式と異なる場合や機器認証情報があらかじめ決 められている認証方式の形式と異なる場合等には、 SOAPサーバ 42は、機器認証に 失敗したことを示すエラーコードを機器認証応答く R-0R〉として DVR20に送信する (図 5:ステップ S515)。正当な機器であることが判定された場合、すなわち、認証方式があ らカじめ決められている認証方式と一致し、かつ機器認証情報があら力じめ決められ ている認証方式の形式である場合には、 SOAPサーバ 42は、その DVR20に対して割り 当てる機器認 続 IDを生成して (図 5:ステップ S516)、この機器認 tE«l続 IDと、機器 認証要求く R-0〉に含まれる機器認証情報とを対応付けて記憶部 41に保存する (図 5: ステップ S517)。この後、 SOAPサーバ 42は、上記の生成した機器認証継続 IDとその 有効期限の情報を含む機器認証応答く R-0R〉を DVR20へ送信する (図 5:ステップ S51 8)。機器認 続 IDは、ダイレクトアクセス管理サーバ 40で機器認証が完了している 機器に対して割り当てられる識別情報であり、この識別情報によって、ダイレクトァク セス管理サーバ 40は、被制御機器である DVR20の機器の認証状況を確認することが 可能となる。
[0046] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42から、機器認 ΕΕϋ
続 IDとその有効期限の情報とを含む機器認証応答く R-0R〉を受信すると (図 6:ステツ プ S603)、この機器認証応答く R-0R〉に含まれる機器認iEil続 ID、その有効期限の情 報を機器認証情報と対応付けて記憶部 21に保存する (図 6:ステップ S604)。
[0047] この後、 DVR20は、記憶部 21に被制御機器登録用パスワードが保存されて 、るか どうかを判断する (図 6:ステップ S605)。被制御機器登録用パスワードが保存されて!ヽ ない場合には動作を終了し、被制御機器登録用パスワードが保存されている場合に はステップ S609へ移行する。機器認iE»l続 IDを取得した直後は被制御機器登録用 パスワードが保存されていないので、この場合には動作を終了することとなる。ここま でにおいて、被制御機器である DVR20は機器認 ΕΕϋ続 ID、機器認 続 IDの有効 期限の情報、機器認証情報の組み合わせを記憶部 21に記憶し、ダイレクトアクセス 管理サーバ 40は機器認 ΕΕϋ続 IDと機器認証情報との組み合わせを記憶部 41に記 '1思して V、る。
[0048] [1-3.制御機器 ·サービス管理 IDと被制御機器管理 IDとの紐付け]
次に、制御機器 ·サービス管理 IDと被制御機器管理 IDとを関連付けてダイレクトァク セス管理サーバ 40に登録する動作を行う。携帯電話 10において、ユーザからのワン タイムパスワード送信要求が入力される (図 3:ステップ S305)。携帯電話 10は、このュ 一ザからのワンタイムパスワード送信要求を受けると記憶部 11に記憶されている被制 御機器登録用パスワードを、例えば、赤外線や USBなどのインタフェース [IF- 03]を使 つて、被制御機器である DVR20にワンタイムパスワードく R-5〉として渡す (図 3:ステップ S306)。被制御機器登録用パスワードの渡し方は、他にも、非接触 ICカードを介した 受け渡し、 Bluetooth (商標)、無線 LANなどによる無線伝送など様々な方式が想定さ れる力 制御機器である携帯電話 10から被制御機器である DVR20に対して被制御機 器登録用パスワードを渡すことができさえすればどのような渡し方であっても構わない 。この後、携帯電話 10は記憶部 11から被制御機器登録用パスワードを消去する (図 3: ステップ S307)。
[0049] DVR20は、携帯電話 10から被制御機器登録用パスワードく R-5〉を受信すると (図 6: ステップ S607)、この被制御機器登録用パスワードを記憶部 21に保存する (図 6:ステツ プ S608)。続いて、 DVR20は、記憶部 21に記憶されている機器認 ΕΕϋ続 IDと、携帯電
話 10より受信した被制御機器登録用パスワードを含む被制御機器登録要求く R-6〉を ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42に送信する (図 6:ステップ S609)。 これにより DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に、被制御機器登録用パスヮ ードを送信してきた携帯電話 10と関連付けて登録することを要求する。
[0050] ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42は、 DVR20から被制御機器登 録要求く R-6〉を受信すると (図 5:ステップ S519)、この被制御機器登録要求く R-6〉に含 まれる機器認言 続 IDが記憶部 41に保存されて 、るものと一致するかどうかのチエツ クと機器認 ΕΕϋ続 IDの有効期限のチェックを行う (図 5:ステップ S520)。これらのチエツ クで NGが判定された場合、すなわち機器認 tE»l続 IDがー致しないか、もしくは機器 認 続 IDの有効期限が切れて 、る場合には、機器認証が必要であることを示すェ ラーコードを含む被制御機器登録応答く R- 6R〉を DVR20へ送信する (図 5:ステップ S52 8)。 DVR20は、このエラーコードを含む被制御機器登録応答く R-6R〉を受信すると (図 6:ステップ S622)、ステップ S602に戻って機器認証のための処理を繰り返す。
[0051] また、 SOAPサーバ 42は、ステップ S520のチェック結果が OKの場合、すなわち機器 認 ΕΕϋ続 IDが記憶部 41に記憶されて 、るものと一致し、かつ機器認 tE«l続 IDの有 効期限が切れて 、な 、場合、 DVR20から受信した被制御機器登録要求く R-6〉に含 まれる被制御機器登録用パスワードが記憶部 41に保存されて 、るものと一致するか どうかのチェックとその被制御機器登録用パスワードの有効期限のチェックを行う (図 5 :ステップ S521)。これらのチェックで NGが判定された場合、すなわち被制御機器登録 用パスワードが一致しないか、もしくは被制御機器登録用パスワードの有効期限が切 れている場合、 SOAPサーバ 42は、被制御機器登録要求く R-6〉に含まれる被制御機 器登録用パスワードが無効であることを示すエラーコードを被制御機器登録応答く R- 6R〉として DVR20へ送信する (図 5:ステップ S527)。 DVR20は、このエラーコードを被制 御機器登録応答く R-6R〉として受信すると (図 6:ステップ S620)、DVR20に接続された T Vの画面等を通して、被制御機器登録用パスワードの再取得を行うように、ユーザに 対してエラーメッセージの表示を行って (図 6:ステップ S621)、処理を終了する。
[0052] また、 SOAPサーバ 42は、ステップ S521のチェック結果が OKの場合、すなわち被制 御機器登録用パスワードが記憶部 41に記憶されて 、るものと一致し、かつ被制御機
器登録用パスワードの有効期限が切れて 、な 、場合には、記憶部 41に記憶されて Vヽる情報を参照して、被制御機器登録要求く R-6〉に含まれて 、る機器認iE»l続 IDに 被制御機器管理 IDが割り当てられているかどうかの判断を行う (図 5:ステップ S521-1) 。機器認 続 IDに対応する被制御機器管理 IDがまだ割り当てられていない場合、 SOAPサーバ 42は、その DVR20に対して被制御機器管理 IDを割り当て (図 5:ステップ S 522)、この割り当てた被制御機器管理 IDを、その DVR20の機器認証情報および機器 認言 続 IDと対応付けて記憶部 41に保存する (図 5:ステップ S523)。被制御機器登録 要求く R-6〉に含まれて 、る機器認iE»l続 IDに被制御機器管理 IDがすでに割り当て られている場合には、 SOAPサーバ 42は被制御機器管理 IDを、記憶部 41に該被制御 機器登録用パスワードと対応付けられて保存されている制御機器'サービス管理 IDと 関連付けて記憶部 41に保存する (図 5:ステップ S523-l)。ここで、被制御機器管理 IDと は、被制御機器に対してダイレクトアクセス管理サーバ 40内でユニークに割り当てら れる識別情報である。これによつて、制御機器とサービスとの組み合わせに対して割 り当てられた制御機器 ·サービス管理 IDと、被制御機器に対して割り当てられた被制 御機器管理 IDとの紐付けが行われる。この紐付けは、 1つの制御機器'サービス管理 IDに対して複数の被制御機器管理 IDが紐付けされても、逆に複数の制御機器 'サ一 ビス管理 ID力 1つの被制御機器管理 IDに紐付けされても構わない。
次に SOAPサーバ 42は、現在紐付けが完了しているサービスの数を被制御機器登 録応答く R-6R〉として DVR20へ送信する (図 5:ステップ S524)。次に、 SOAPサーバ 42は 、記憶部 41に保存されている ServiCeID、制御機器 ·サービス管理 ID、被制御機器登 録用パスワードを含む被制御機器登録完了通知く R- 7〉をサービスサーバ 30に送信 する (図 5:ステップ S525)。この後、 SOAPサーバ 42は、記憶部 41の被制御機器登録用 パスワードを消去し (図 5:ステップ S526)、処理を終了する。また、サービスサーバ 30は 、 SOAPサーバ 42より被制御機器登録完了通知く R-7〉を受信すると (図 4:ステップ S41 0)、被制御機器の登録が完了したことを携帯電話 10に通知する (図 4:ステップ S411)。 被制御機器の登録が完了したことをサービスサーノ 0から携帯電話 10に通知する方 法としては、たとえば、電子メールや、携帯電話 10との間でその他の方法で通信を行 うために用意されたアプリケーション等がある。
[0054] DVR20は、 SOAPサーバ 42より現在紐付けが完了しているサービスの数を被制御機 器登録応答く R-6R〉として受信すると (図 6:ステップ S610)、自動接続フラグをオンにセ ットし (図 6:ステップ S611)、被制御機器の登録が完了したことを表すメッセージを表示 する (図 6:ステップ S612)。続いて、 DVR20は、記憶部 21に保存されている被制御機器 登録用パスワードを消去する (図 6:ステップ S613)。その後、 DVR20は、ダイレクトァク セス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43との間で常時接続セッションを確立するために、 機器認 続 IDを含む XMPPログイン情報取得要求く D- 0-1〉をダイレクトアクセス管 理サーバ 40内の SOAPサーバ 42に送信する (図 6:ステップ S614)。
[0055] [2.被制御機器の XMPPログイン]
このネットワークシステムでは、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に、被制御機器との 間で双方向の常時接続セッションを設定するための XMPPサーバ 43を置いている。 制御機器である携帯電話 10から被制御機器である DVR20にネットワークを通じてァク セスするために、その前に DVR20が XMPPサーバ 43にログインして XMPPサーバ 43の 間で常時接続セッションを確立しておく。これにより、サービスサーバ 30や携帯電話 1 0は、必要なときには、 DVR20から必要な情報を取得できる。また、この際のサービス サーバ 30の設計を簡単にするために、 XMPPプロトコルをダイレクトアクセス管理サー バ 40内に隠蔽し、 SOAPインタフェースだけで、 DVR20と双方向の常時接続セッション を設定して 、る XMPPサーバ 43との情報のやり取りを行えるようにして 、る。
[0056] 図 7の一部は被制御機器の XMPPログインに関する情報の流れを示すシーケンス図 、図 10の一部は被制御機器の XMPPログインに関するダイレクトアクセス管理サーノ 4 0の動作を示すフローチャートである。
[0057] これらの図に示されるように、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 DVR20より機器認 続 IDを含む XMPPログイン情報取得要求く D-0- 1〉を受信すると (図 10:ステップ S1 001)、この XMPPログイン情報取得要求く D-0-l〉に含まれて 、る機器認 tE«l続 IDと機 器認 ΕΕϋ続 IDの有効期限のチェックを行う (図 10:ステップ S1002)。このチェックで XM PPログイン情報取得要求く D-0- 1〉に含まれて 、る機器認 tE»l続 IDが、ダイレクトァク セス管理サーバ 40の記憶部 41に記憶されているものと一致しない場合、もしくは、有 効期限が切れている場合には、 DVR20が正常にダイレクトアクセス管理サーバ 40に
登録されていないか、もしくは、過去に登録されていたが登録時の機器認 tE«l続 ID の有効期限が切れているのかであるため、機器認証が必要であることを示すエラーコ ードを XMPPログイン情報取得応答く D-0-lR〉として DVR20に送信する (図 10:ステップ S1003)。機器認 tE«l続 IDが記憶部 41に記憶されており、かつ機器認 tE«l続 IDの有 効期限が切れていない場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、記憶部 41から、当 該機器認言 続 IDに紐付けられている被制御機器管理 ID及び機器認証情報を検 索し (図 10:ステップ S1004)、これら被制御機器管理 IDと機器認証情報から、 DVR20が XMPPサーバ 43にログインするために必要な XMPPログイン IDである Full JID(D)、 XM ppログインパスワードおよび XMPPログインパスワードの有効期限の情報を生成し (図 10:ステップ S1005)、これらを記憶部 41に保存する (図 10:ステップ S1006)。そして、ダイ レクトアクセス管理サーバ 40は、生成した Full JID(D)、 XMPPログインパスワードおよ びその有効期限の情報に、 XMPPアドレスおよびポート番号、認証方式の情報、 SSL( Secure Socket Layer)オプションを加えた情報を XMPPログイン情報取得応答く D- 0-1 R〉として DVR20に送信する (図 10:ステップ S1007)。
[0058] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42から Full JID(D)、 X MPPログインパスワード等を含む XMPPログイン情報取得応答く D-0-lR〉を受信すると (図 6:ステップ S615)、 Full JID(D)、 XMPPログインパスワードを含む XMPPログイン認証 要求く D-0-2〉を、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の XMPPサーバ 43に送信する (図 6:ステップ S616)。
[0059] ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の XMPPサーバ 43は、 DVR20より XMPPログイン 認証要求く D- 0-2〉を受信すると (図 10:ステップ S1008)、この XMPPログイン認証要求く D— 0—2〉に含まれている Full JID(D)、 XMPPログインパスワードおよび XMPPログインパ スワードの有効期限のチェックを行い (図 10:ステップ S1009)、 Full JID(D)が記憶部 41 に記憶されているものと一致しない、または、 XMPPログインパスワードが記憶部 41に 記憶されているものと一致しない、または、 XMPPログインパスワードの有効期限が切 れて 、る場合には、 XMPPログイン失敗を示すエラーコードを XMPPログイン認証応答 く D-0-2R〉として DVR20に送信する (図 10:ステップ S1010)。また、 Full JID(D)。 XMPP口 グィンパスワードおよび有効期限のチェックがすべて OKならば、ダイレクトアクセス管
理サーバ 40内の XMPPサーバ 43は、 XMPPログイン許可を示すコードを XMPP口グイ ン認証応答く D-0-2R〉として DVR20に送信する (図 10:ステップ S1011)。
[0060] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より XMPPログイン失敗を示すエラーコ ードを XMPPログイン認証応答く D-0-2R〉として受信すると (図 6:ステップ S619)、ステツ プ S614に戻って、再度 XMPPログイン情報の取得要求を行う。すなわち、 XMPP口グイ ンノ スワードの有効期限が切れている可能性があるため、再度、 XMPPログイン情報 の取得要求処理を行う。また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より XMPPログイン許可 を示すコードを XMPPログイン認証応答く D-0-2R〉として受信すると (図 6:ステップ S618 )、 DVR20は、 XMPPログイン処理が完了する。
[0061] なお、 DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42より、機器認 証が必要であることを示すエラーコードを XMPPログイン情報取得応答く D-0-lR〉とし て受信した場合には (図 6:ステップ S617)、自機が正常にダイレクトアクセス管理サー バ 40に登録されていないか、もしくは、機器認 tE»l続 IDの有効期限が切れている可 能性があるため、再度、自身に予め設定されている認証方式の情報および機器認証 情報を含む機器認証要求く R-0〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40内の SOAPサーバ 42に送信して自身の機器認証をやりなおす (図 6:ステップ S602)。
[0062] 上記のように、このネットワークシステムでは、ダイレクトアクセス管理サーバ 40にて、 DVR20が XMPPサーバ 43にログインするために必要な XMPPログイン ID(Full JID(D》 及び XMPPログインパスワードをそれぞれ生成し、 DVR20へ配布している。この Full JI D(D)は、たとえば図 24に示すように、 Bare JID部と Resource部とで構成される。 Bare JI D部には被制御機器に割り当てられた被制御機器管理 IDが用いられ、 Resource部に は機器認証情報力も得た製品コード及びシリアルナンバーが用いられて 、る。また、 図 25に示すように、 Resource部には制御機器とサービスの組み合わせを識別するた めの制御機器'サービス管理 IDを用いてもよい。
[0063] ところで、ステップ S611で自動接続フラグがオンにセットされることにより、 DVR20は 次回の接続時、例えば DVR20の電源がー且オフされその後に再投入された時、或 いは XMPPサーバ 43とのセッション切断後のセッションの再確立の時には、ステップ S 601の自動接続フラグのチェックの後、ステップ S614の XMPPログイン情報取得要求く
D-0-l〉の送信から処理を開始する。すなわち、 DVR20は再接続時には機器認証の ための処理、携帯電話 10からの被制御機器登録用パスワードの取得、被制御機器 登録のための処理をスキップして XMPPログインのための処理に入る。これにより、 DV R20は再接続時には、 XMPPログインのための処理を行うだけで、 XMPPサーバ 43の 間での接続セッションを確立することができる。
[0064] 以上で、制御機器である携帯電話 10の制御対象として、被制御機器である DVR20 を関連付けるための処理が完了する。以下では、関連付けられた 2つの機器の間で、 携帯電話 10が DVR20を制御する際の具体的な処理に関して説明する。
[0065] [3.リモート録画予約]
DVR20へのリモート録画予約の動作を説明する。
図 7の一部はリモート録画予約時の情報の流れを示すシーケンス図、図 8はリモート 録画予約に関する携帯電話 10の動作を示すフローチャート、図 9はリモート録画予約 に関するサービスサーバ 30の動作を示すフローチャート、図 10と図 11はリモート録画 予約およびコンテンツ取得に関するダイレクトアクセス管理サーバ 40の動作を示すフ ローチャート、図 12はリモート録画予約およびコンテンツ取得に関する DVR20の動作 を示すフローチャートである。
[0066] 携帯電話 10のユーザから、リモート録画予約サービスを受信するために、ダイレクト アクセス利用開始の指示が携帯電話 10に与えられると (図 8:ステップ S801)、携帯電話 10は自身に予め設定されているユーザ識別情報を含む被制御機器リスト取得要求く D- 1〉をサービスサーバ 30に送信する (図 8:ステップ S802)。
[0067] サービスサーバ 30は、携帯電話 10より被制御機器リスト取得要求く D-l〉を受信する と (図 9:ステップ S901)、この被制御機器リスト取得要求く D-l〉に含まれるユーザ識別 情報に対応する制御機器 ·サービス管理 IDが記憶部 31に記憶されているかどうかを 判定する (図 9:ステップ S902)。ユーザ識別情報に対応する制御機器 ·サービス管理 I Dが記憶部 31に記憶されていない場合、サービスサーバ 30は、被制御機器の登録が 必要であることを示すエラーコードを被制御機器リスト取得応答く D-3〉として携帯電 話 10に送信する (図 9:ステップ S903)。ユーザ識別情報に対応する制御機器'サービ ス管理 IDが記憶部 31に記憶されて 、る場合は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に管
理されている制御機器'サービス管理 IDに関連付けられている被制御機器の一覧を 取得するために、サービスサーバ 30は、サービスを識別する情報である ServicelDお よび制御機器 ·サービス管理 IDを含む被制御機器リスト取得要求く D-2〉をダイレクト アクセス管理サーバ 40に送信する (図 9:ステップ S904)。
[0068] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーノ 30からの被制御機器リスト取得 要求く D- 2〉を受信すると (図 10:ステップ S1012)、この被制御機器リスト取得要求く D- 2〉 に含まれる ServicelDおよび制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されて 、るかどうかを判定し (図 10:ステップ S1013)、もし記憶されて ヽな 、場合に は、未登録であることを示すエラーコードを被制御機器リスト取得応答く D-2R〉として サービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1014)。サービスサーバ 30は、ダイレクト アクセス管理サーバ 40力 未登録であることを示すエラーコードを被制御機器リスト 取得応答く D-2R〉として受信した場合は (図 9:ステップ S905)、被制御機器の登録が必 要であることを示すエラーコードを被制御機器リスト取得応答く D-3〉として携帯電話 1 0に送信する (図 9:ステップ S906)。携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりエラーコード を被制御機器リスト取得応答く D- 3〉として受信する場合 (図 8:ステップ S803)、サービス 対象の被制御機器の登録が必要であることを示すエラーメッセージを、表示部を通じ てユーザに表示する (図 8:ステップ S804)。
[0069] また、ステップ S1013の判定で、被制御機器リスト取得要求く D- 2〉に含まれる Service IDおよび制御機器.サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に記憶されていること が判定された場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、記憶部 41に記憶されている 制御機器 ·サービス管理 IDと被制御機器管理 IDとの紐付け内容に従って、携帯電話 10から制御可能な被制御機器の被制御機器管理 IDに対して改めて振り直した番号 と被制御機器の機器認証情報に含まれる機器名称等カゝらなる一覧を被制御機器リス トとして生成し、この被制御機器リストを制御機器'サービス管理 IDと対応付けて記憶 部 41に保存するとともに、この被制御機器リストを含む被制御機器リスト取得応答く D- 2R〉をサービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1015)。サービスサーバ 30が、ダ ィレクトアクセス管理サーバ 40力 被制御機器リストを含む被制御機器リスト取得応答 く D- 2R〉を受信した場合は (図 9:ステップ S907)、この被制御機器リストを含む被制御機
器リスト取得応答く D-3〉を携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S908)。
[0070] 携帯電話 10は、被制御機器リストを含む被制御機器リスト取得応答く D-3〉を受信し た場合は (図 8:ステップ S805)、その被制御機器リストに複数の被制御機器の番号が 存在するかどうかを判定する (図 8:ステップ S806)。複数の被制御機器の番号が存在 する場合には、携帯電話 10は、その被制御機器リストの内容を表示部に表示して (図 8:ステップ S807)、ユーザにその中から 1つの被制御機器の番号を選択させ (図 8:ステ ップ S808)、その選択された被制御機器の番号を記憶部 11に保存する (図 8:ステップ S 809, S811)。複数の被制御機器が存在しない場合には、その一つの被制御機器の 番号を記憶部 11に保存する (図 8:ステップ S810, S811)。
[0071] 次に、携帯電話 10は、これから利用するサービス (リモート録画予約)が携帯電話 10 力 被制御機器に対してダイレクトアクセス可能なサービス力否かによって処理を分 岐する (図 8:ステップ S812)。携帯電話 10からダイレクトアクセス可能なサービスを利用 する場合は、携帯電話 10は、記憶部 11に記憶されているユーザ識別情報、被制御機 器の番号、携帯ダイレクトフラグ (オン)を含む新規リモート録画予約要求く D-4〉をサー ビスサーバ 30に送信する (図 8:ステップ S813)。ここで、携帯ダイレクトフラグの値は、携 帯電話 10からダイレクトアクセス可能なサービスを利用する場合にはオンにセットされ 、携帯電話 10力 ダイレクトアクセスが不可なサービスを利用する場合にはオフにセ ットされる。したがって、携帯電話 10からダイレクトアクセス不可なサービスを利用する 場合は、携帯電話 10は、ユーザ識別情報、録画予約番組情報、被制御機器の番号 、携帯ダイレクトフラグ (オフ)を含む新規リモート録画予約要求く D-4〉をサービスサー バ 30に送信する (図 8:ステップ S814)。録画予約番組情報は、たとえば、録画開始時 間、番組長、放送種別、チャンネル、強制予約フラグなどの情報で構成される。
[0072] サービスサーバ 30は、携帯電話 10から新規リモート録画予約要求く D-4〉を受信す ると (図 9:ステップ S909)、利用可能な XMPPセッション ID、すなわち新規リモート録画 予約要求く D-4〉に含まれる携帯電話 10のユーザ識別情報に関連付けられて XMPP サーバ 43との間で確立されて 、る接続セッションを識別する IDが記憶部 31に記憶さ れて 、るか否かを調べる (図 9:ステップ S910)。利用可能な XMPPセッション IDが記憶さ れていない場合には、サービスサーバ 30は、 XMPPサーバ 43と XMPPセッションを確
立するために、 ServicelD,制御機器 ·サービス管理 ID、被制御機器の番号を含む XM ppログイン要求く D- 5〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 9:ステップ S91 2)。
[0073] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーバ 30からの XMPPログイン要求く D - 5〉を受信すると (図 10:ステップ S1016)、この XMPPログイン要求く D- 5〉に含まれる Ser vicelD,制御機器 ·サービス管理 ID、および被制御機器の番号の組み合わせが記憶 部 41に記憶されて 、るかどうかを判定する (図 10:ステップ S1017)。記憶されて 、な!ヽ 場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、対応するサービス対象の被制御機器が存 在しないことを示すエラーコードを XMPPログイン応答く D-5R〉としてサービスサーバ 3 0に送信する (図 10:ステップ S1018)。この後、ダイレクトアクセス管理サーバ 40の動作 は終了となる。対応するサービス対象の被制御機器が記憶部 41に記憶されて 、る場 合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 XMPPセッション IDを生成し、この XMPPセッ シヨン IDを ServicelD 制御機器 ·サービス管理 ID、被制御機器の番号と対応付けて 記憶部 41に保存し (図 10:ステップ S1019)、この XMPPセッション IDを含む XMPP口グイ ン応答く D-5R〉をサービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1020)。
[0074] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から XMPPセッション IDを含 む XMPPログイン応答く D-5R〉を受信すると (図 9:ステップ S913)、この XMPPログイン応 答く D-5R〉に含まれる XMPPセッション IDおよび、ステップ S909の新規リモート録画予 約要求く D-4〉に含まれる携帯ダイレクトフラグの値を ServiceID、制御機器 ·サービス 管理 、被制御機器リスト番号と対応付けて記憶部 31に保存する (図 9:ステップ S914)
[0075] 一方、サービスサーバ 30によるステップ S910の判定の結果、利用可能な XMPPセッ シヨン IDが既に記憶部 31に記憶されていれば、サービスサーバ 30は、新規リモート録 画予約要求く D-4〉に含まれる携帯ダイレクトフラグの値を ServiCeID、制御機器 ·サー ビス管理 ID、被制御機器の番号と対応付けて記憶部 31に保存する (図 9:ステップ S91
[0076] このステップ S911またはステップ S914の携帯ダイレクトフラグの保存後、サービスサ ーバ 30は ServiceID、制御機器'サービス管理 ID、サービス URN (Uniform Resource N
ame)、 XMPPセッション IDを含むダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉をダイレクトァクセ ス管理サーバ 40に送信する (図 9:ステップ S915)。ここで、サービス URNは、被制御機 器が提供可能なサービス (アプリケーション)の一つを指定する情報である。ここでは、 携帯電話 10から DVR20に対してリモート録画予約を行おうとしているので、サービス U RNはリモート録画予約サービスを指定する情報となる。
[0077] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーバ 30からのダイレクトアクセス開始 要求く D- 6〉を受信すると (図 11:ステップ S1101)、このダイレクトアクセス開始要求く D-6 >に含まれて 、る ServicelDと制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されているかどうかを判定し (図 11:ステップ S1102)、記憶されていない場合、被制 御機器の登録が必要であることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D- 10〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1103)。ダイレクトアクセス開始 要求く D-6〉に含まれて 、る ServicelDと制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記 憶部 41に記憶されている場合には、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトァ クセス開始要求く D- 6〉に含まれている XMPPセッション ID力 ダイレクトアクセス開始 要求く D- 6〉に含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDとの組み合わせに 対応付けられて記憶部 41に記憶されているかどうかを判定する (図 11:ステップ S1104) 。記憶されていない場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、不正 XMPPセッション I Dであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-10〉としてサービス サーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1105)。サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス 管理サーバ 40より、不正 XMPPセッション IDであることを示すエラーコードをダイレクト アクセス開始応答く D-10〉として受信すると (図 9:ステップ S916)、ステップ S912に戻つ て XMPPログイン要求く D- 5〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信して、再度 XMP Pセッションの確立を行う。
[0078] またステップ S1104で、ダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉に含まれている XMPPセッ シヨン ID力 ダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉に含まれている ServicelDと制御機器- サービス管理 IDとの組み合わせに対応付けられて記憶部 41に記憶されて 、る場合 は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉で指定さ れているサービスを識別する情報であるサービス URNの指定情報を含むダイレクトァ
クセス用 URI取得要求く D- 7〉を被制御機器である DVR20に XMPPサーバ 43と DVR20 との間で確立されている常時接続セッションを通じて送信する (図 11:ステップ S1106)。
[0079] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より、サービス URNの指定情報を含むダ ィレクトアクセス用 URI取得要求く D- 7〉を受信すると (図 12:ステップ S1201)、ダイレクト アクセス用のローカルポートの割り当てを行う (図 12:ステップ S1202)。次に、 DVR20は 、 DVR20にあらかじめ割り当てられたローカル IPアドレスおよびダイレクトアクセス用の ローカルポートのポート番号を含む、ダイレクトアクセス用ポートの NAT(Network Addr ess Translation)設定要求く D- 8〉をルータ 50に送信して、ローカル IPアドレス及びポー ト番号に、インターネットからアクセス可能なグローバル IPアドレスおよびポート番号を マッピングすることをルータ 50に要求する (図 12:ステップ S1203)。たとえば、 DVR20は 、ダイレクトアクセス用 URIの割り当てを行うために、ルータ 50に UPnP IGD DCP(Devic e Control Protocol)などによってアクセスし、インターネットからアクセス可能なグロ一 バル IPアドレスおよびポート番号をあらかじめ確保しておく。
[0080] DVR20は、ステップ S1203のダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D- 8〉に対 して、ルータ 50より、 DVR20のローカル IPアドレス及びポート番号に対応付けられたグ ローバル IPアドレスおよびポート番号を NAT設定応答く D-8R〉として受信した場合に は (図 12:ステップ S1208)、これらのグローバル IPアドレスおよびポート番号を用いてダ ィレクトアクセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトァ クセス用 URI取得応答く D-9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12: ステップ S1209)。ダイレクトアクセス用 URIリストとは、サービスサーバ 30または携帯電 話 10からネットワークを通じてその機器に直接アクセスするための URIのリストである。
[0081] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43は、ダイレクトアクセス用 URIリスト をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉として受信すると (図 11:ステップ S1107)、そ のダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス開始応答く D-10〉としてサービス サーバ 30に送信する (図 11:ステップ SI 111)。
[0082] また、 DVR20は、ルータ 50より、グローバル IPアドレスおよびポート番号の取得エラ 一をダイレクトアクセス用ポートの NAT設定応答く D-8R〉として受信した場合 (図 12:ス テツプ S1204)にはステップ S1201にて取得したサービス URNの指定情報に基づき、そ
のサービス URNがトンネリング可能なものであるかどうかを判定する (図 12:ステップ S12 05)。ここで、提供されるサービスのうち特定のサービスがトンネリング可能なサービス としてあら力じめ決められている。例えば、リモート録画のように通信するデータ量が 比較的少な 、サービスはトンネリング可能なサービスとして決められており、コンテン ッ取得サービスのように通信するデータ量の比較的大き 、サービスはトンネリンクが 不可なサービスとして決められている。したがって、 DVR20は、ダイレクトアクセス用 U RI取得要求く D- 7〉に含まれているサービス URNの指定情報が新規リモート録画予約 であることを判定した場合には、トンネリングを指示するエラーコードをダイレクトァク セス用 URI取得応答く D-9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ス テツプ S1206)。トンネリングの指示は、例えば、ダイレクトアクセス用 URIのアドレス部分 をすベて" 0〃で埋めることによって行われる。
[0083] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43は、トンネリングを指示するエラ 一コードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D- 9〉として受信した場合には (図 11:ス テツプ S1109)、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内のトンネリング用ポートの割り当てを 行い (図 11:ステップ S1110)、この割り当てたダイレクトアクセス管理サーバ 40内トンネリ ング用ポートのポート番号とダイレクトアクセス管理サーバ 40のグローバル IPアドレス を用いてダイレクトアクセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリストを 含むダイレクトアクセス開始応答く D-10〉をサービスサーバ 30へ送信する (図 11:ステツ プ Sllll)。これによつて、サービスサーバ 30や携帯電話 10からは、トンネリングされて いることを意識することなく DVR20に対してアクセスを行うことができる。
[0084] ステップ S1205の判定で、ダイレクトアクセス用 URI取得要求く D- 7〉に含まれている サービス URNの指定情報がトンネリング不可なサービス URNであることが判定された 場合には、 DVR20は、空きポート獲得失敗を示すエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1207)。
[0085] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40からダイレクトアクセス用 URI リストを含むダイレクトアクセス開始応答く D-10〉を受信すると (図 9:ステップ S917)、携 帯ダイレクトフラグがオン力オフかを判断する (図 9:ステップ S918)。携帯ダイレクトフラ
グがオンである場合には、携帯電話 10から直接ダイレクトアクセス用 URIで指定される 機器にアクセスするために、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス用 URIを含む新 規リモート録画予約応答く D-13〉を携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S919)。携帯 ダイレクトフラグがオフの場合は、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス用 URIに対 して、ダイレクトアクセス用 URIと、携帯電話 10より新規リモート録画予約要求く D-4〉に よって取得した録画予約番組情報とを含む新規リモート録画予約要求を送信する (図 9:ステップ S920)。
[0086] 以下において、携帯電話 10が DVR20に対して録画予約要求を行う際の、いくつか の具体的な例を説明する。
[0087] [3-1.サービスサーバ 30での代理アクセスでのリモート録画予約:図 7]
サービスサーバ 30が、携帯電話 10から指示を受け、代理で DVR20に対してリモート 録画予約を行う場合の動作を説明する。図 7の一部は、携帯電話 10から指示を受け たサービスサーノ 30が、代理で DVR20に対してリモート録画予約を行う場合の情報 の流れを示すシーケンス図である。
[0088] 携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サーバ 40及びル ータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの各装置での処 理は、上述した通りである。
[0089] 携帯電話 10力 指示を受けたサービスサーバ 30力 代理で DVR20に対してリモート 録画予約を行う場合とは、ステップ S918において携帯ダイレクトフラグがオフであると 判断され、更に、ステップ S917でサービスサーバ 30が受信したダイレクトアクセス開始 応答く D-10〉に、 DVR20がステップ S1209でダイレクトアクセス用 URI取得応答く D- 9〉と して送信した URIが含まれている場合である。なお、既に説明したように、サービスサ ーバ 30は、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉として受信したダイレクトアクセス用 URI にアクセスするだけであるため、ダイレクトアクセス用 URIが DVR20に対応するのか、 ダイレクトアクセス管理サーバ 40のトンネリングに対応するものなのかは、特には判断 を行う必要はない。
[0090] サービスサーバ 30は、ステップ S917でダイレクトアクセス開始応答く D-10〉として受 信したダイレクトアクセス用 URIに含まれる DVR20のアドレスにアクセスして、携帯電話
10より新規リモート録画予約要求く D-4〉によって取得した録画予約番組情報を含む 新規リモート録画予約要求く D-ll〉を送信する (図 9:ステップ S920)。
[0091] DVR20は、サービスサーバ 30より、新規リモート録画予約要求く D-ll〉を受信すると ( 図 12:ステップ S1210)、この新規リモート録画予約要求く D-ll〉に含まれるダイレクトァ クセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1211)、不正な URIであるなら、そ の旨を示すエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-11R〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 12:ステップ S1212)。ここで、ダイレクトアクセス用 URIの正当性チェッ クは、例えば、ダイレクトアクセス用 URIの発行時に容易に真似のできない乱数を付 加し、この乱数が新規リモート録画予約要求く D-ll〉のダイレクトアクセス用 URIに含 まれているかどうかをチェックする方法などがある。正当な URIである場合には、 DVR2 0は、録画予約番組情報に基づいて、サービスサーバ 30から要求された録画予約が 既にスケジュールされている録画予約と録画日時が重複するか否かを判断する。重 複する録画予約がない場合には、 DVR20は、録画予約番組情報に基づく録画予約 を行い、予約重複なしを示す予約重複番組リストを作成する。重複する録画予約が 見つかった場合には、 DVR20は、重複する録画予約の録画日時、チャンネル、番組 タイトルなど含む予約重複番組リストを作成する。その後、 DVR20は、予約重複番組リ ストを含む新規リモート録画予約応答く D-11R〉をサービスサーバ 30に送信する (図 12: ステップ S1213)。
[0092] サービスサーバ 30は、新規リモート録画予約応答く D-11R〉を受信すると (図 9:ステツ プ S921)、新規リモート録画予約応答く D-11R〉の予約重複番組リストを、新規リモート 録画予約応答く D-12〉として携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S922)。また、サー ビスサーバ 30は、不正 URIのエラーコードを新規リモート録画予約応答く D- 11R〉とし て受信した場合には (図 9:ステップ S923)、そのエラーコードを新規リモート録画予約 応答く D-12〉として携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S924)。
[0093] 携帯電話 10は、サービスサーバ 30より予約重複番組リストを含む新規リモート録画 予約応答く D-12〉を受信した場合には (図 8:ステップ S823)、予約重複番組リストから予 約重複番組の有無を判定し (図 8:ステップ S824)、予約重複番組が存在するならば、 表示部を通じて予約重複番組の情報をユーザに表示する (図 8:ステップ S825)。また、
予約重複番組が存在しないならば、携帯電話 10は、表示部を通じてリモート録画予 約の成功を示すメッセージをユーザに表示する (図 8:ステップ S826)。
[0094] また、携帯電話 10は、サービスサーバ 30より不正 URIのエラーコードを新規リモート 録画予約応答く D-12〉として受信した場合には (図 8:ステップ S827)、表示部を通じて ダイレクトアクセス失敗のエラーメッセージをユーザに表示する (図 8:ステップ S828)。
[0095] [3- 2.携帯電話 10からのダイレクトでのリモート録画予約:図 13]
次に、携帯電話 10がサービスサーバ 30を介さずにダイレクトに DVR20に対してリモ ート録画予約を行う場合の動作を説明する。図 13は携帯電話 10からダイレクトに DVR 20に対してリモート録画予約を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[0096] 図 13に示した携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40及びルータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの 各装置での処理は図 7を用いて説明した流れと同じであるため説明を省略する。
[0097] 携帯電話 10力 ダイレクトに DVR20に対してリモート録画予約を行う場合とは、ステ ップ S918において携帯ダイレクトフラグがオンであると判断され、更に、ステップ S919 でサービスサーノ 30から携帯電話 10に送信される新規リモート録画予約応答く D- 13 〉に、 DVR20がステップ S1209でダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉として送信し た URIが含まれている場合である。なお、既に説明したように、携帯電話 10は、新規リ モート録画予約応答く D-13〉として受信したダイレクトアクセス用 URIにアクセスするだ けであるため、ダイレクトアクセス用 URIが DVR20に対応するの力 ダイレクトアクセス 管理サーバ 40のトンネリングに対応するものなのかは、特には判断を行う必要はない
[0098] 携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりダイレクトアクセス用 URIを含む新規リモート 録画予約応答く D-13〉を受信した場合には (図 8:ステップ S815)、そのダイレクトァクセ ス用 URIに含まれる DVR20のアドレスにアクセスして、ダイレクトアクセス用 URIおよび 録画予約番組情報を含む新規リモート録画予約要求く D-14〉を DVR20に送信する( 図 8:ステップ S816)。
[0099] DVR20は、携帯電話 10より、新規リモート録画予約要求く D-14〉を受信すると (図 12: ステップ S1210)、この新規リモート録画予約要求く D-14〉に含まれるダイレクトアクセス
用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1211)、不正な URIであるなら、その旨 を示すエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-14R〉として携帯電話 10に送信 する (図 12:ステップ S1212)。ここで、ダイレクトアクセス用 URIの正当性チェックは、例え ば、ダイレクトアクセス用 URIの発行時に容易に真似のできない乱数を付加し、この乱 数が新規リモート録画予約要求く D-14〉のダイレクトアクセス用 URIに含まれているか どうかをチェックする方法などがある。正当な URIである場合には、 DVR20は、録画予 約番組情報に基づいて、携帯電話 10から要求された録画予約が既にスケジュールさ れている録画予約と録画日時が重複するか否かを判断する。重複する録画予約がな い場合には、 DVR20は、録画予約番組情報に基づく録画予約を行い、予約重複なし を示す予約重複番組リストを作成する。重複する録画予約が見つ力つた場合には、 D VR20は、重複する録画予約の録画日時、チャンネル、番組タイトルなど含む予約重 複番組リストを作成する。その後、 DVR20は、予約重複番組リストを含む新規リモート 録画予約応答く D- 14R〉を携帯電話 10に送信する (図 12:ステップ S1213)。
[0100] 携帯電話 10は、新規リモート録画予約応答く D- 14R〉を受信すると (図 8:ステップ S81 7)、予約重複番組リストから予約重複番組の有無を判定し(図 8:ステップ S818)、予約 重複番組が存在するならば、表示部を通じて予約重複番組の情報をユーザに表示 する (図 8:ステップ S819)。また、予約重複番組が存在しないならば、携帯電話 10は、 表示部を通じてリモート録画予約の成功を示すメッセージをユーザに表示する (図 8: ステップ S820)。
[0101] また、携帯電話 10は、不正 URIのエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-14R 〉として受信した場合には (図 8:ステップ S821)、表示部を通じてダイレクトアクセス失敗 を示すエラーメッセージをユーザに表示する (図 8:ステップ S822)。
[0102] [3-3.サービスサーノ 30からのトンネリングを利用したリモート録画予約:図 14]
次に、サービスサーバ 30が、携帯電話 10から指示を受け、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40の XMPPサーバ 43によるトンネリングを利用して DVR20に対してリモート録画予 約を行う場合の動作を説明する。図 14は携帯電話 10力ゝらの指示を受けたサービスサ ーノ 30が、 XMPPサーバ 43によるトンネリングを利用して DVR20に対してのリモート録 画予約を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[0103] 図 14に示した携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40及びルータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの 各装置での処理は図 7を用いて説明した流れと同じであるため説明を省略する。
[0104] 携帯電話 10力 指示を受けたサービスサーバ 30力 XMPPサーバ 43によるトンネリ ングを利用して DVR20に対してリモート録画予約を行う場合とは、ステップ S918にお いて携帯ダイレクトフラグがオフであると判断され、更に、ステップ S917でサービスサ ーバ 30が受信したダイレクトアクセス開始応答く D-10〉に、ダイレクトアクセス管理サー バ 40がステップ S1110で割り当てたトンネリングのための URIが含まれている場合であ る。なお、既に説明したように、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス開始応答く D- 10〉として受信したダイレクトアクセス用 URIにアクセスするだけであるため、ダイレクト アクセス用 URIが DVR20に対応するの力、ダイレクトアクセス管理サーバ 40のトンネリ ングに対応するものなのかは、特には判断を行う必要はな 、。
[0105] サービスサーバ 30は、ステップ S917でダイレクトアクセス開始応答く D-10〉として受 信したダイレクトアクセス用 URIに含まれるダイレクトアクセス管理サーバ 40のアドレス にアクセスして、ダイレクトアクセス用 URIと、携帯電話 10より新規リモート録画予約要 求く D-4〉によって取得した録画予約番組情報とを含む新規リモート録画予約要求く D - 15〉を送信する (図 9:ステップ S920)。
[0106] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス用 URIと録画予約番組情報を 含む新規リモート録画予約要求く D-15〉を受信した場合 (図 11:ステップ S1112)、この 新規リモート録画予約要求く D-15〉に含まれるダイレクトアクセス用 URIをチェックし (図 11:ステップ S1113)、不正なダイレクトアクセス用 URIである場合は、不正 URIである旨 を示すエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-17〉としてサービスサーバ 30に 送信する (図 11:ステップ S1114)。正当なダイレクトアクセス用 URIであれば、ダイレクト アクセス管理サーバ 40は、 XMPPサーバ 43を通じて、録画予約番組情報を含む新規 リモート録画予約要求く D-16〉を DVR20に送信する (図 11:ステップ S1115)。この際、 D VR20でダイレクトアクセス管理サーバ 40内の XMPPサーバ 43を介したトンネリングによ るアクセスであることがわ力るように、例えば、ダイレクトアクセス用 URIのアドレス部分 をすベて〃0 "で埋める。
[0107] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より、新規リモート録画予約要求く D_16〉 を受信すると (図 12:ステップ S1210)、この新規リモート録画予約要求く D-16〉に含まれ るダイレクトアクセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1211)、不正な URI であるなら、その旨を示すエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-16R〉としてダ ィレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1212)。正当な URIである場 合には、 DVR20は、予約重複番組リストを含む情報を新規リモート録画予約応答く D- 16R〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1213)。
[0108] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 DVR20からの予約重複番組リストを含む新規リ モート録画予約応答く D-16R〉を受信すると (図 11:ステップ SI 116)、この予約重複番組 リストを含む新規リモート録画予約応答く D- 17〉をサービスサーバ 30に送信する (図 11: ステップ S1117)。
[0109] サービスサーバ 30は、この予約重複番組リストを含む新規リモート録画予約応答く D -17〉を受信すると (図 9:ステップ S921)、この予約重複番組リストを含む新規リモート録 画予約応答く D-18〉を携帯電話 10へ送信する (図 9:ステップ S922)。また、サービスサ ーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーノ 40からエラーコードを新規リモート録画予約 応答く D-17〉として受信した場合は (図 9:ステップ S923)、このエラーコードを新規リモ ート録画予約応答く D-18〉として携帯電話 10へ送信する (図 9:ステップ S924)。その後 の、サービスサーバ 30及び携帯電話 10における処理は上述した通りである。
[0110] [3- 4.携帯電話からのトンネリングを利用したリモート録画予約:図 26]
次に、携帯電話 10が、サービスサーバ 30を介さずにダイレクトアクセス管理サーバ 4 0の XMPPサーバ 43によるトンネリングを利用して DVR20に対してリモート録画予約を 行う場合の動作を説明する。図 26はサービスサーバ 30を介さな ヽで携帯電話 10から XMPPサーバ 43によるトンネリングを利用して DVR20に対してリモート録画予約を行う 場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[0111] 図 26に示した携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40及びルータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの 各装置での処理は図 7を用いて説明した流れと同じであるため説明を省略する。
[0112] 携帯電話 10が、サービスサーバ 30を介さずに XMPPサーバ 43によるトンネリングを
利用して DVR20に対してに対してリモート録画予約を行う場合とは、ステップ S918に おいて携帯ダイレクトフラグがオンであると判断され、更に、ステップ S919でサービス サーノ 30から携帯電話 10に送信される新規リモート録画予約応答く D-13〉に、ダイレ タトアクセス管理サーバ 40がステップ S1110で割り当てたトンネリングのための URIが含 まれている場合である。なお、既に説明したように、携帯電話 10は、新規リモート録画 予約応答く D-13〉として受信したダイレクトアクセス用 URIにアクセスするだけであるた め、ダイレクトアクセス用 URIが DVR20に対応するの力 ダイレクトアクセス管理サーバ 40のトンネリングに対応するものなのかは、特には判断を行う必要はない。
[0113] まず、携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりダイレクトアクセス用 URIを含む新規リ モート録画予約応答く D-13〉を受信した場合には (図 8:ステップ S815)、そのダイレクト アクセス用 URIに含まれるダイレクトアクセス管理サーバ 40のアドレスにアクセスして、 ダイレクトアクセス用 URIと録画予約番組情報とを含む新規リモート録画予約要求く D- 55〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 8:ステップ S816)。
[0114] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、携帯電話 10から新規リモート録画予約要求く D -55〉を受信すると (図 11:ステップ S1112)、この新規リモート録画予約要求く D-55〉に含 まれるダイレクトアクセス用 URIをチェックし (図 11:ステップ SI 113)、不正なダイレクトァ クセス用 URIである場合は、不正 URIである旨を示すエラーコードを新規リモート録画 予約応答く D-57R〉として携帯電話 10に送信する (図 11:ステップ S1114)。正当なダイレ タトアクセス用 URIであれば、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 XMPPサーバ 43を通 じて、録画予約番組情報を含む新規リモート録画予約要求く D-16〉を DVR20に送信 する (図 11:ステップ S1115)。この際、 DVR20でダイレクトアクセス管理サーバ 40内の X MPPサーバ 43を介したトンネリングによるアクセスであることがわ力るように、例えば、 ダイレクトアクセス用 URIのアドレス部分をすベて "0 "で埋める。
[0115] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より、新規リモート録画予約要求く D_16〉 を受信すると (図 12:ステップ S1210)、この新規リモート録画予約要求く D-16〉に含まれ るダイレクトアクセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1211)、不正な URI であるなら、その旨を示すエラーコードを新規リモート録画予約応答く D-16R〉としてダ ィレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1212)。正当な URIである場
合には、 DVR20は、予約重複番組リストを含む情報を新規リモート録画予約応答く D- 16R〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1213)。
[0116] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 DVR20から予約重複番組リストを含む新規リモ ート録画予約応答く D-16R〉を受信すると (図 11:ステップ SI 116)、この予約重複番組リ ストを含む新規リモート録画予約応答く D-57R〉を携帯電話 10に送信する (図 11:ステツ プ S1117)。また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 DVR20からエラーコードを新規リ モート録画予約応答く D-16R〉として受信した場合には、このエラーコードを新規リモ ート録画予約応答く D-57R〉として携帯電話 10へ送信する。その後の携帯電話 10に おける処理は上述した通りである。
[0117] 以上で説明したように、携帯電話 10は、 DVR20へのダイレクトなアクセスのみならず 、サービスサーバ 30による代理アクセス、ダイレクトアクセス管理サーバ 40による XMP Pを用いたトンネリングなどを利用して、 DVR20への録画予約処理を実行することが可 能である。
[0118] [4.コンテンツ取得]
次に、携帯電話 10が、 DVR20からコンテンツを取得する場合の動作を説明する。図 15は携帯電話 10からの DVR20へのダイレクトアクセスによるコンテンツ取得時の情報 の流れを示すシーケンス図である。図 17はコンテンツ取得時の携帯電話 10の動作を 示すフローチャート、図 18および図 19はコンテンツ取得時のサービスサーバ 30の動 作を示すフローチャートである。
[0119] 携帯電話 10のユーザから、コンテンツ取得サービスを受信するために、ダイレクトァ クセス利用開始の指示が携帯電話 10に与えられると (図 17:ステップ S1701)、携帯電 話 10は自身に予め設定されているユーザ識別情報を含む被制御機器リスト取得要 求く D- 1〉をサービスサーバ 30に送信する (図 17:ステップ S1702)。
[0120] サービスサーバ 30は、携帯電話 10より被制御機器リスト取得要求く D-l〉を受信する と (図 9:ステップ S901)、この被制御機器リスト取得要求く D-l〉に含まれるユーザ識別 情報に対応する制御機器 ·サービス管理 IDが記憶部 31に記憶されているかどうかを 判定する (図 9:ステップ S902)。ユーザ識別情報に対応する制御機器 ·サービス管理 I Dが記憶部 31に記憶されていない場合、サービスサーバ 30は、サービス対象の被制
御機器の登録が必要であることを示すエラーコードを被制御機器リスト取得応答く D- 3〉として携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S903)。ユーザ識別情報に対応する制 御機器'サービス管理 IDが記憶部 31に記憶されている場合は、ダイレクトアクセス管 理サーバ 40に管理されて 、る制御機器 ·サービス管理 IDに関連付けられて 、る被制 御機器の一覧を取得するために、サービスサーバ 30は、サービスを識別する情報で ある ServicelDおよび制御機器'サービス管理 IDを含む被制御機器リスト取得要求く D -2〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 9:ステップ S904)。
[0121] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーノ 30からの被制御機器リスト取得 要求く D- 2〉を受信すると (図 10:ステップ S1012)、この被制御機器リスト取得要求く D- 2〉 に含まれる ServicelDおよび制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されているものと一致するかどうかを判定し (図 10:ステップ S1013)、もし記憶され て 、な 、場合には、未登録であることを示すエラーコードを被制御機器リスト取得応 答く D-2R〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1014)。また、被制御機 器リスト取得要求く D- 2〉に含まれる ServicelDおよび制御機器 ·サービス管理 IDの組 み合わせが記憶部 41に記憶されて 、ることが判定された場合、ダイレクトアクセス管 理サーバ 40は、記憶部 41に記憶されている制御機器 ·サービス管理 IDと被制御機器 管理 IDとの紐付け内容に従って、携帯電話 10から制御可能な被制御機器の被制御 機器管理 IDに対して改めて振り直した番号と被制御機器の機器認証情報に含まれ る機器名称等力もなる一覧を被制御機器リストとして生成し、この被制御機器リストを 制御機器'サービス管理 IDと対応付けて記憶部 41に保存するとともに、この被制御機 器リストを含む被制御機器リスト取得応答く D-2R〉をサービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1015)。
[0122] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーノ ¼0から未登録であることを示す エラーコードを被制御機器リスト取得応答く D-2R〉として受信した場合は(図 9:ステツ プ S905)、被制御機器の登録が必要であることを示すエラーコードを被制御機器リスト 取得応答く D-3〉として携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S906)。また、サービスサ ーバ 30力 ダイレクトアクセス管理サーバ 40力 被制御機器リストを含む被制御機器リ スト取得応答く D-2R〉を受信した場合は (図 9:ステップ S907)、この被制御機器リストを
含む被制御機器リスト取得応答く D-3〉を携帯電話 10に送信する (図 9:ステップ S908)。
[0123] 携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりエラーコードを被制御機器リスト取得応答く D -3〉として受信した場合 (図 17:ステップ S1703)、被制御機器の登録が必要であることを 示すエラーメッセージを、表示部を通じてユーザに表示する (図 17:ステップ S1704)。ま た、携帯電話 10は、被制御機器リストを含む被制御機器リスト取得応答く D- 3〉を受信 した場合は (図 17:ステップ S1705)、その被制御機器リストに複数の被制御機器の番号 が存在するかどうかを判定する (図 17:ステップ S1706)。複数の被制御機器の番号が 存在する場合には、携帯電話 10は、その被制御機器リストの内容を表示部に表示し て (図 17:ステップ S1707)、ユーザにその中から 1つの被制御機器の番号を選択させ( 図 17:ステップ S1708)、その選択された被制御機器の番号を記憶部 11に保存する (図 17:ステップ S1709, 1710)。複数の被制御機器が存在しない場合には、その一つの被 制御機器の番号を記憶部 11に保存する (図 17:ステップ S 1711 , S 1710)。
[0124] 次に、携帯電話 10は、自身に予め設定された携帯ダイレクトフラグを基に、 DVR20 のコンテンツ取得サービスに携帯電話 10力 ダイレクトにアクセスする力、サービスサ ーバ 30を介してアクセスするかを判断して処理を分岐する (図 17:ステップ S1712)。
[0125] 携帯電話 10力もダイレクトに DVR20のコンテンツ取得サービスにアクセスする場合、 携帯電話 10は、ユーザ識別情報、検索条件、被制御機器の番号、携帯ダイレクトフラ グ (オン)を含むコンテンツ検索要求く D-44〉をサービスサーバ 30に送信する (図 17:ス テツプ S1713)。また、携帯電話 10がサービスサーバ 30を介してコンテンツを取得する 場合、携帯電話 10は、ユーザ識別情報、検索条件、被制御機器の番号、携帯ダイレ タトフラグ (オフ)を含むコンテンツ検索要求く D-44〉をサービスサーバ 30に送信する( 図 17:ステップ S1724)。ここで、検索条件とは、コンテンツを検索する条件であり、例え ば、コンテンツが静止画データであるという条件や、コンテンツが録画済の映像デー タであるなどを指定する情報である。検索条件として日付、データサイズなどの項目 を加えて、更に詳細な検索条件を設定できるようにしてもょ 、。
[0126] サービスサーバ 30は、携帯電話 10から、コンテンツ検索要求く D-44〉を受信すると( 図 18:ステップ S1801)、利用可能な XMPPセッション IDが記憶部 31に記憶されているか 否かを調べる (図 18:ステップ S1802)。利用可能な XMPPセッション IDが既に記憶部 31
に記憶されていれば、サービスサーバ 30はコンテンツ検索要求く D-44〉に含まれる携 帯ダイレクトフラグの値を ServiCeID、制御機器 ·サービス管理 ID、被制御機器の番号 と対応付けて記憶部 31に保存する (図 18:ステップ S1803)。利用可能な XMPPセッショ ン IDが記憶されていない場合には、サービスサーバ 30は、 XMPPサーバ 43と XMPPセ ッシヨンを確立するために、 ServicelD,制御機器.サービス管理 ID、被制御機器の番 号を含む XMPPログイン要求く D- 5〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 18:ステップ S1804)。
[0127] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーバ 30からの XMPPログイン要求く D - 5〉を受信すると (図 10:ステップ S1016)、この XMPPログイン要求く D- 5〉に含まれる Ser vicelD,制御機器 ·サービス管理 ID、および被制御機器の番号の組み合わせが記憶 部 41に記憶されて 、るかどうかを判定する (図 10:ステップ S1017)。記憶されて 、な!ヽ 場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、対応するサービス対象の被制御機器が存 在しないことを示すエラーコードを XMPPログイン応答く D-5R〉としてサービスサーバ 3 0に送信する (図 10:ステップ S1018)。また、対応するサービス対象の被制御機器が記 憶部 41に記憶されている場合は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 XMPPセッショ ン IDの生成および保存を行い (図 10:ステップ S1019)、この XMPPセッション IDを含む X MPPログイン応答く D-5R〉をサービスサーバ 30に送信する (図 10:ステップ S1020)。
[0128] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から XMPPセッション IDを含 む XMPPログイン応答く D-5R〉を受信すると (図 18:ステップ S1805)、これに含まれてい る XMPPセッション IDおよびステップ S1801のコンテンツ検索要求く D-44〉に含まれる 携帯ダイレクトフラグの値を ServiCeID、制御機器'サービス管理 ID、被制御機器リスト 番号と対応付けて記憶部 31に保存する (図 18:ステップ S1806)。
[0129] ステップ S1803またはステップ S1806の携帯ダイレクトフラグの保存後、サービスサー バ 30は ServiceID、制御機器'サービス管理 ID、サービス URN、 XMPPセッション IDを 含むダイレクトアクセス開始要求く D-6〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 18:ステップ S1807)。ここでは、携帯電話 10から DVR20に対してコンテンツ取得を 行おうとして 、るので、サービス URNはコンテンツ取得サービスを指定する情報となる
[0130] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、サービスサーバ 30からのダイレクトアクセス開始 要求く D- 6〉を受信すると (図 11:ステップ S1101)、このダイレクトアクセス開始要求く D-6 >に含まれて 、る ServicelDと制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されているかどうかを判定し (図 11:ステップ S1102)、記憶されていない場合、被制 御機器の登録が必要であることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D- 10〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1103)。ダイレクトアクセス開始 要求く D-6〉に含まれて 、る ServicelDと制御機器 ·サービス管理 IDの組み合わせが記 憶部 41に記憶されている場合には、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトァ クセス開始要求く D- 6〉に含まれている XMPPセッション ID力 ダイレクトアクセス開始 要求く D- 6〉に含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDとの組み合わせに 対応付けられて記憶部 41に記憶されているかどうかを判定する (図 11:ステップ S1104) 。それが記憶されていない場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、不正 XMPPセッ シヨン IDであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-10〉としてサ 一ビスサーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1105)。ダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉 に含まれている XMPPセッション ID力 ダイレクトアクセス開始要求く D- 6〉に含まれて いる ServicelDと制御機器 ·サービス管理 IDとの組み合わせに対応付けられて記憶部 41に記憶されている場合は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス 開始要求く D- 6〉で指定されているサービス URNの指定情報を含むダイレクトアクセス 用 URI取得要求く D-7〉を、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内の XMPPサーバ 43を介 して、 DVR20に送信する (図 11:ステップ S1106)。
[0131] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より、不正 XMPPセッション ID であることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-10〉として受信すると( 図 18:ステップ S1808)、ステップ S1804に戻って、再び XMPPログイン要求く D- 5〉をダイ レクトアクセス管理サーバ 40に送信して、再度 XMPPセッションの確立を行う。
[0132] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40より、サービス URNの指定情報を含むダ ィレクトアクセス用 URI取得要求く D- 7〉を受信したとき (図 12:ステップ S1201)、ダイレク トアクセス用のローカルポートの割当てを行う (図 12:ステップ S1202)。次に、 DVR20は 、 DVR20にあらかじめ割り当てられたローカル IPアドレスおよびダイレクトアクセス用の
ローカルポートのポート番号を含む、ダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D-
8〉をルータ 50に送信して、ローカル IPアドレス及びポート番号に、インターネットから アクセス可能なグローバル IPアドレスおよびポート番号をマッピングすることをルータ 5
0に要求する (図 12:ステップ S1203)。
[0133] DVR20は、ステップ S1203のダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D- 8〉に対 して、ルータ 50より、グローバル IPアドレスおよびポート番号の取得エラーをダイレクト アクセス用ポートの NAT設定応答く D-8R〉として受信した場合 (図 12:ステップ S1204)、 ステップ S1201にて取得したサービス URNの指定情報に基づき、そのサービス URNが トンネリング可能なものであるかどうかを判定する (図 12:ステップ S1205)。 DVR20は、ダ ィレクトアクセス用 URI取得要求く D- 7〉に含まれているサービス URNがトンネリング可 能なサービス URNであることを判定した場合には、トンネリングを指示するエラーコー ドをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に 送信する (図 12:ステップ S1206)。ダイレクトアクセス用 URI取得要求く D- 7〉に含まれて
V、るサービス URNの指定情報がトンネリング可能なサービス URNでな!/、場合には、 D
VR20は、空きポート獲得失敗を示すエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答 く D- 9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1207)。ここで 、コンテンツ取得サービスはリモート録画予約のサービスに比べて転送されるデータ 量が大きいので、トンネリング不可のサービス URNとしている力 これに限定される必 要はない。トンネリングの可否に関しては、サービス提供者が、ダイレクトアクセス管理 サーバ 40の能力に応じて適宜設定することが可能である。
[0134] また、 DVR20は、ダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D- 8〉に対して、ルー タ 50より、 DVR20のローカル IPアドレス及びポート番号に対応付けられたグローバル I Pアドレスおよびポート番号を NAT設定応答く D-8R〉として受信した場合には (図 12:ス テツプ S1208)、これらのグローバル IPアドレスおよびポート番号を用いてダイレクトァク セス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス用 URI 取得応答く D-9〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S12 09)。
[0135] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43は、ダイレクトアクセス用 URIリスト
をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉として受信すると (図 11:ステップ S1107)、そ のダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス開始応答く D-10〉としてサービス サーバ 30に送信する (図 11:ステップ SI 111)。
[0136] また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、トンネリングによるコンテンツ取得を指示 するエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-9〉として受信した場合には( 図 11:ステップ S1109)、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内トンネリング用ポートの割当 てを行い (図 11:ステップ S1110)、この割り当てたダイレクトアクセス管理サーバ 40内トン ネリング用ポートのポート番号とダイレクトアクセス管理サーバ 40のグローバル IPアド レスを用いてダイレクトアクセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリス トを含むダイレクトアクセス開始応答く D-10〉をサービスサーバ 30へ送信する (図 11:ス テツプ S1111)。
[0137] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40からのダイレクトアクセス開始 応答く D-10〉を受信すると (図 18:ステップ S1809)、携帯ダイレクトフラグがオン力オフか を判断する (図 18:ステップ S1810)。携帯ダイレクトフラグがオンである場合には、サー ビスサーバ 30は、携帯電話 10から直接ダイレクトアクセス用 URIで指定される機器に アクセスするために、ダイレクトアクセス用 URIを含むコンテンツ検索応答く D-20〉を携 帯電話 10に送信する (図 18:ステップ S1811)。携帯ダイレクトフラグがオフである場合に は、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス用 URIに対して、ダイレクトアクセス用 URI と、携帯電話 10よりコンテンツ検索要求く D-44〉によって取得した検索条件とを含むコ ンテンッ検索要求く D-19〉を DVR20に送信する (図 18:ステップ S1812)。
[0138] 以下において、携帯電話 10が DVR20に対してコンテンツ取得要求を行う際の、いく つかの具体的な例を説明する。
[0139] [4-1.携帯電話 10力 ダイレクトにアクセス:図 15]
携帯電話 10力 サービスサーバ 30を介さずにダイレクトに DVR20からコンテンツ取 得を行う場合の動作を説明する。図 15は携帯電話 10からダイレクトに DVR20からコン テンッ取得を行う場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
[0140] 図 15に示した携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40及びルータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの
各装置での処理は、上述した通りである。
[0141] なお、携帯電話 10力 ダイレクトに DVR20に対してコンテンツ取得を行う場合とは、 ステップ S1810において携帯ダイレクトフラグがオンであると判断され、更に、ダイレク トアクセス管理サーバ 40におけるトンネリングを行わな 、場合である。
[0142] まず、携帯電話 10力もダイレクトに DVR20に対してコンテンツの検索を要求し、検索 条件に合致するコンテンツのタイトルリストを取得する流れについて説明する。
[0143] 携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりダイレクトアクセス用 URIを含むコンテンツ検 索応答く D-20〉を受信すると (図 17:ステップ S1714)、そのダイレクトアクセス用 URIに含 まれる DVR20のアドレスにアクセスして、ダイレクトアクセス用 URIおよび検索条件を含 むコンテンツ検索要求く D-29〉を DVR20に送信する (図 17:ステップ S1715)。
[0144] DVR20は、携帯電話 10より、ダイレクトアクセス用 URIおよび検索条件を含むコンテ ンッ検索要求く D-29〉を受信すると (図 12:ステップ S1214)、このコンテンツ検索要求く D -29〉に含まれるダイレクトアクセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1215 ),不正な URIであるなら、不正な URIであることを示すエラーコードをコンテンツ検索 応答く D-29R〉として携帯電話 10に送信する (図 12:ステップ S1216)。正当な URIである 場合は、 DVR20は、コンテンツ検索要求く D-29〉内の検索条件に従って記憶部 21の 中力 検索条件に合致するコンテンツを検索して、検索結果のコンテンツのタイトルリ ストと Local URIリストを生成する。その後、 DVR20は、生成したタイトルリストと Local U RIリストとをコンテンツ検索応答く D-29R〉として携帯電話 10に送信する (図 12:ステップ S1217)0ここで、 Lacal URIとは、コンテンツのローカルな保存場所を示す情報 (URI)で ある。例えば、 DVR20内でローカルな指定方法で特定される記憶部 21内で保存場所 を示す情報であったり、 DVR20が接続されている家庭内のネットワークでのローカル なアドレスで特定される家庭内ネットワーク内での保存場所を指し示す情報などであ る。
[0145] 携帯電話 10は、 DVR20から不正な URIであることを示すエラーコードをコンテンツ検 索応答く D-29R〉として受信すると (図 17:ステップ S1722)、ダイレクトアクセスの失敗を 示すメッセージを表示部を通してユーザに表示する (図 17:ステップ S1723)。
[0146] また、携帯電話 10は、 DVR20から、コンテンツのタイトルリスト、 Local URIリストを含
むコンテンツ検索応答く D-29R〉を受信した場合には (図 17:ステップ S1716)、コンテン ッ取得のための処理に進む。
[0147] 次に、携帯電話 10が DVR20からダイレクトにコンテンツ取得するための処理の流れ について説明する。
[0148] 携帯電話 10は、 DVR20から、コンテンツのタイトルリスト、 Local URIリストを含むコン テンッ検索応答く D- 29R〉を受信した場合 (図 17:ステップ S1716)、受信したコンテンツ のタイトルの一覧を表示部に表示し、表示されたタイトルの中力 ユーザによって選 択されたコンテンツに対応する Local URIを抽出してコンテンツの取得を要求するた めの Local URIリストを作成する。その後、携帯電話 10は、ユーザ識別情報、選択コン テンッの Local URIリスト、被制御機器の番号を含む URI取得要求く D-30〉をサービス サーバ 30に送信する (図 17:ステップ S1717)。ここで、携帯電話 10が、再度、 DVR20へ のダイレクトアクセス用 URIを取得するのは、ステップ S1716で取得した Local URIはィ ンターネットから直接アクセスできな 、場所を指し示して 、るためである。
[0149] サービスサーバ 30は、 URI取得要求く D-30〉を受信すると (図 19:ステップ S1901)、禾 lj 用可能な XMPPセッション IDが記憶部 31に記憶されているか否かを調べる (図 19:ステ ップ S1902)。利用可能な XMPPセッション IDが記憶されていない場合、サービスサー バ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に対して XMPPログイン要求く D- 5〉を送信す る (図 19:ステップ S1903)。サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から の XMPPログイン応答く D-5R〉を受信して (図 19:ステップ S1904)、受信した XMPP口グイ ン応答く D-5R〉に含まれる XMPPセッション IDを記憶部 31に保存する (図 19:ステップ S1 905)。その後、サービスサーバ 30は、 ServicelD,制御機器'サービス管理 ID、サービ ス URN、 XMPPセッション ID、コンテンツの Local URIリストを含むダイレクトアクセス開 始要求く D-31〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 19:ステップ S1906)。 また、利用可能な XMPPセッション IDが既に記憶されている場合にも、サービスサー ノ 30は、ダイレクトアクセス開始要求く D-31〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送 信する (図 19:ステップ S1906)。ここでは、携帯電話 10から DVR20に対してコンテンツ取 得を行おうとして 、るので、サービス URNはコンテンツ取得サービスを指定する情報と なる。
[0150] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、このダイレクトアクセス開始要求く D-31〉を受信 すると (図 11:ステップ S1101)、これに含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に記憶されているかどうかを判定し (図 11:ステップ S1102 )、記憶されていない場合には、被制御機器の登録が必要であることを示すエラーコ ードをダイレクトアクセス開始応答く D-35〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 11: ステップ S1103)。 ServicelDと制御機器'サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されている場合には、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス開 始要求く D-31〉に含まれている XMPPセッション ID力 ダイレクトアクセス開始要求く D- 31〉に含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDとの組み合わせに対応付 けられて記憶部 41に記憶されているかどうかを判定する (図 11:ステップ S1104)。それ が記憶されていない場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、不正 XMPPセッション I Dであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-35〉としてサービス サーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1105)。 XMPPセッション IDが ServicelDと制御機 器 ·サービス管理 IDとの組み合わせに対応付けられて記憶部 41に記憶されている場 合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス開始要求く D-31〉で指定さ れて 、るサービス URNおよび Local URIリストを含むダイレクトアクセス用 URI取得要求 く D- 32〉を DVR20に送信する (図 11:ステップ S1106)。
[0151] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から、不正 XMPPセッション I Dであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-35〉として受信する と (図 19:ステップ S1907)、ステップ S1903に戻って、ダイレクトアクセス管理サーバ 40に 対して XMPPログイン要求く D- 5〉を再度行!、、ダイレクトアクセス管理サーバ 40からの XMPPログイン応答く D-5R〉を受信して (図 19:ステップ S1904)、これに含まれる XMPP セッション IDを記憶部 41に保存する (図 19:ステップ S1905)。
[0152] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40よりダイレクトアクセス用 URI取得要求く D -32〉を受信すると (図 12:ステップ S1201)、ダイレクトアクセス用のローカルポートの割 当てを行う (図 12:ステップ S1202)。次に、 DVR20は、ローカル IPアドレスおよびダイレク トアクセス用のローカルポートのポート番号を含む、ダイレクトアクセス用ポートの NAT 設定要求く D-33〉をルータ 50に送信する (図 12:ステップ S1203)。
[0153] DVR20は、ルータ 50より、グローバル IPアドレスおよびポート番号の取得エラーをサ 一ビスサーノ 30からの NAT設定応答く D-33R〉として受信した場合 (図 12:ステップ S12 04)、ステップ S1201にて取得したサービス URNの指定情報に基づき、そのサービス U RNがトンネリング可能なものであるかどうかを判定する (図 12:ステップ S1205)。 DVR20 は、トンネリング可能なサービス URNであると判定した場合には、トンネリングを指示 するエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-34〉としてダイレクトアクセス 管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1206)。サービス URNの指定情報がトンネリ ング可能なサービス URNではな 、場合には、空きポート獲得失敗を示すエラーコード をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-34〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に 送信する (図 12:ステップ S1207)。
[0154] また、 DVR20は、ダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D-33〉に対して、ルー タ 50より、 DVR20のローカル IPアドレス及びポート番号に対応付けられたグローバル I Pアドレスおよびポート番号を、 NAT設定応答く D-33R〉として受信した場合には (図 12: ステップ S1208)、これらのグローバル IPアドレスおよびポート番号を用いてダイレクトァ クセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス用 U RI取得応答く D-34〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S 1209)。
[0155] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43は、ダイレクトアクセス用 URIリスト をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-34〉として受信すると (図 11:ステップ S1107)、 そのダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス開始応答く D-35〉としてサービ スサーバ 30に送信する (図 11:ステップ SI 111)。
[0156] また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、トンネリングによるコンテンツ取得を指示 するエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-34〉として受信した場合には (図 11:ステップ S1109)、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内トンネリング用ポートの割当 てを行い (図 11:ステップ S1110)、この割り当てたダイレクトアクセス管理サーバ 40内トン ネリング用ポートのポート番号とダイレクトアクセス管理サーバ 40のグローバル IPアド レスを用いてダイレクトアクセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリス トを含むダイレクトアクセス開始応答く D- 35〉をサービスサーバ 30へ送信する (図 11:ス
テツプ SI 111)。
[0157] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から、ダイレクトアクセス用 UR Iリストを含むダイレクトアクセス開始応答く D-35〉を受信した場合には (図 19:ステップ S 1908)、そのダイレクトアクセス用 URIリストを含む URI取得応答く D-36〉を携帯電話 10 へ送信する (図 19:ステップ S1909)。
[0158] 以上により、携帯電話 10は、 DVR20からダイレクトにコンテンツを取得するためのダ ィレクトアクセス URIを取得したので、 DVR20から選択されたコンテンツを取得する処 理を開始する。なお、ここでは、携帯電話 10が URI取得応答く D-36〉として受信したダ ィレクトアクセス用 URIリストには、ユーザによって選択されたコンテンツのそれぞれに 対応するダイレクトアクセス URIが格納されて 、る。
[0159] 携帯電話 10は、ダイレクトアクセス用 URIリストを含む URI取得応答く D-36〉を受信す ると (図 17:ステップ S1718)、そのダイレクトアクセス用 URIリストの中から取得処理を行う コンテンツに関するダイレクトアクセス用 URIを選択し、そのダイレクトアクセス用 URIを 含むコンテンツ取得要求く D-37〉を DVR20にダイレクトに送信する (図 17:ステップ S171 9)。
[0160] DVR20は、携帯電話 10力もダイレクトアクセス用 URIを含むコンテンツ取得要求く D- 37〉を受信すると (図 12:ステップ S1218)、このコンテンツ取得要求く D_37〉に含まれるダ ィレクトアクセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1219)、不正な URIであ るなら、不正な URIであることを示すエラーコードをコンテンツ取得応答く D-37R〉とし て携帯電話 10に送信する (図 12:ステップ S1220)。正当な URIである場合は、 DVR20は 、そのダイレクトアクセス用 URIで指定されているコンテンツをコンテンツ取得応答く D- 37R〉として携帯電話 10に送信する (図 12:ステップ S1221)。
[0161] 携帯電話 10は、 DVR20からコンテンツをコンテンツ取得応答く D-37R〉として受信す ると (図 17:ステップ S1720)、ダイレクトアクセス用 URIリストに格納されているすべてのコ ンテンッの取得が完了するまで (図 17:ステップ S1721)、ステップ S1719のコンテンツ取 得要求く D-37〉を DVR20に送信することを繰り返す。また、携帯電話 10は、 DVR20か ら不正な URIであることを示すエラーコードをコンテンツ取得応答く D-37R〉として受信 した場合には、ダイレクトアクセスの失敗を示すメッセージを表示部を通してユーザに
表示する。
[0162] [4- 2.サービスサーバ 30を介したコンテンツ取得:図 16]
次に、携帯電話 10が、サービスサーバ 30を介して DVR20からコンテンツを取得する 場合の動作を説明する。図 16はサービスサーバ 30から DVR20へのダイレクトアクセス によるコンテンツ取得時の情報の流れを示すシーケンス図である。
[0163] 図 16に示した携帯電話 10、 DVR20、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40及びルータ 50間の情報の流れで、ダイレクトアクセス開始応答く D-10〉までの 各装置での処理は、図 15を用いて説明した流れと同じであるため説明を省略する。
[0164] なお、携帯電話 10からサービスサーバ 30を介して DVR20からコンテンツ取得を行う 場合とは、ステップ S1810において携帯ダイレクトフラグがオフであると判断され、更に 、ダイレクトアクセス管理サーバ 40におけるトンネリングを行わない場合である。
[0165] まず、携帯電話 10力 サービスサーバ 30を介してダイレクトに DVR20に対してコンテ ンッの検索を要求し、検索条件に合致するコンテンツのタイトルリストを取得する流れ について説明する。
[0166] DVR20は、ステップ S1812でサービスサーバ 30から送信されたダイレクトアクセス用 U RIおよび検索条件を含むコンテンツ検索要求く D-19〉を受信すると (図 12:ステップ S12 14)、このコンテンツ検索要求く D-19〉に含まれるダイレクトアクセス用 URIの正当性チ エックを行い (図 12:ステップ S1215)、不正な URIであるなら、不正な URIであることを示 すエラーコードをコンテンツ検索応答く D-19R〉としてサービスサーバ 30に送信する( 図 12:ステップ S1216)。正当な URIである場合は、 DVR20は、コンテンツ検索要求く D-1 9〉内の検索条件に従って記憶部 21の中から検索条件に合致するコンテンツを検索し て、検索結果のコンテンツのタイトルリストと Local URIリストを生成する。その後、 DVR 20は、生成したタイトルリストと Local URIリストとをコンテンツ検索応答く D-19R〉として サービスサーバ 30に送信する (図 12:ステップ S1217)。
[0167] サービスサーバ 30は、 DVR20より、コンテンツ検索応答く D-19R〉としてコンテンツの タイトルリストおよび Local URIリストを受信すると (図 18:ステップ S1813)、そのコンテン ッの Local URIリストを一時的に保存し (図 18:ステップ S1814)、携帯電話 10に、コンテ ンッのタイトルリストを含むコンテンツ検索応答く D-20〉を送信する (図 18:ステップ S181
5)。
[0168] また、サービスサーバ 30は、 DVR20より、コンテンツ検索応答く D-19R〉として不正な URIであることを示すエラーコードを受信した場合には (図 18:ステップ S1816)、そのェ ラーコードを、携帯電話 10にコンテンツ検索応答く D-20〉として送信する (図 18:ステツ プ S1817)。
[0169] 携帯電話 10は、サービスサーノ 30から不正な URIであることを示すエラーコードをコ ンテンッ検索応答く D-20〉を受信した場合には (図 17:ステップ S1728)、ダイレクトァク セスの失敗を示すメッセージを表示部を通してユーザに表示する (図 17:ステップ S172 9)。また、携帯電話 10は、サービスサーバ 30よりコンテンツのタイトルリストをコンテンツ 検索応答く D-20〉として受信した場合には(図 17:ステップ S1725)、コンテンツ取得の ための処理に進む。
[0170] 次に、携帯電話 10がサービスサーバ 30を介して DVR20からコンテンツ取得するため の処理の流れにっ 、て説明する。
[0171] 携帯電話 10は、サービスサーバ 30から、コンテンツのタイトルリストを含むコンテンツ 検索応答く D-20〉を受信した場合 (図 17:ステップ S1725)、受信したコンテンツのタイト ルの一覧を表示部に表示し、表示されたタイトルの中力 ユーザによって選択された コンテンツに対応するタイトルを抽出してコンテンツの取得を要求するための取得タイ トルリストを作成する。
[0172] その後、携帯電話 10は、ユーザ識別情報、選択コンテンツのタイトルリスト(取得タイ トルリスト)、被制御機器の番号を含むコンテンツ取得要求く D-21〉をサービスサーノ 3 0に送信する (図 17:ステップ S1726)。サービスサーバ 30は、コンテンツ取得要求く D-21 〉を受信すると (図 18:ステップ S1818)、そのコンテンツ取得要求く D-21〉に含まれるタイ トルリストに対応するコンテンツの Local URIリストを記憶部 31力も検索し (図 18:ステツ プ S1819)、ユーザによって選択されたコンテンツのタイトルに対応する Local URIを抽 出してコンテンツの取得を要求するための Local URIリストを作成する。
[0173] 次に、サービスサーバ 30は、利用可能な XMPPセッション IDが記憶部 31に記憶され ているか否かを調べる (図 18:ステップ S1820)。利用可能な XMPPセッション IDが記憶さ れていない場合、サービスサーバ 30は、 XMPPログイン要求く D- 5〉をダイレクトァクセ
ス管理サーバに送信する (図 18:ステップ S1821)。サービスサーバ 30は、ダイレクトァク セス管理サーバからの XMPPログイン応答く D-5R〉を受信すると (図 18:ステップ S1822) 、受信した XMPPログイン応答く D-5R〉に含まれる XMPPセッション IDを記憶部 31に保 存する (図 18:ステップ S1823)。その後、サービスサーバ 30は、 ServiceID、制御機器' サービス管理 ID、サービス URN、 XMPPセッション ID、コンテンツの Local URIリストを 含むダイレクトアクセス開始要求く D-22〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信す る (図 18:ステップ S1824)。また、利用可能な XMPPセッション IDが既に記憶されている 場合にも、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス開始要求く D- 22〉をダイレクトァク セス管理サーバ 40に送信する (図 18:ステップ S1824)。ここでは、 DVR20に対してコン テンッ取得を行おうとして 、るので、サービス URNはコンテンツ取得サービスを指定 する情報となる。
ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、このダイレクトアクセス開始要求く D-22〉を受信 すると (図 11:ステップ S1101)、これに含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に記憶されているかどうかを判定し (図 11:ステップ S1102 )、記憶されていない場合には、被制御機器の登録が必要であることを示すエラーコ ードをダイレクトアクセス開始応答く D-26〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 11: ステップ S1103)。 ServicelDと制御機器'サービス管理 IDの組み合わせが記憶部 41に 記憶されている場合には、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス開 始要求く D-22〉に含まれている XMPPセッション ID力 ダイレクトアクセス開始要求く D- 22〉に含まれている ServicelDと制御機器'サービス管理 IDとの組み合わせに対応付 けられて記憶部 41に記憶されているかどうかを判定する (図 11:ステップ S1104)。それ が記憶されていない場合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、不正 XMPPセッション I Dであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-26〉としてサービス サーバ 30に送信する (図 11:ステップ S1105)。 XMPPセッション IDが ServicelDと制御機 器 ·サービス管理 IDとの組み合わせに対応付けられて記憶部 41に記憶されている場 合、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス開始要求く D-31〉で指定さ れて 、るサービス URNおよび Local URIリストを含むダイレクトアクセス用 URI取得要求 く D- 23〉を DVR20に送信する (図 11:ステップ S1106)。
[0175] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40から、不正 XMPPセッション I Dであることを示すエラーコードをダイレクトアクセス開始応答く D-26〉として受信する と (図 18:ステップ S1825)、ステップ S1820に戻って利用可能な XMPPセッション IDが記 憶部 31に記憶されて 、るか否かを再び調べる。
[0176] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40よりダイレクトアクセス用 URI取得要求く D -23〉を受信すると (図 12:ステップ S1201)、ダイレクトアクセス用のローカルポートの割 当てを行う (図 12:ステップ S1202)。次に、 DVR20は、ローカル IPアドレスおよびダイレク トアクセス用のローカルポートのポート番号を含む、ダイレクトアクセス用ポートの NAT 設定要求く D-24〉をルータ 50に送信する (図 12:ステップ S1203)。
[0177] DVR20は、ルータ 50より、グローバル IPアドレスおよびポート番号の取得エラーをサ 一ビスサーノ 30からの NAT設定応答く D-24R〉として受信した場合 (図 12:ステップ S12 04)、ステップ S1201にて取得したサービス URNの指定情報に基づき、そのサービス U RNがトンネリング可能なものであるかどうかを判定する (図 12:ステップ S1205)。 DVR20 は、トンネリング可能なサービス URNであると判定した場合には、トンネリングを指示 するエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-25〉としてダイレクトアクセス 管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S1206)。サービス URNの指定情報がトンネリ ング可能なサービス URNではな 、場合には、空きポート獲得失敗を示すエラーコード をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-25〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に 送信する (図 12:ステップ S1207)。
[0178] また、 DVR20は、ダイレクトアクセス用ポートの NAT設定要求く D-24〉に対して、ルー タ 50より、 DVR20のローカル IPアドレス及びポート番号に対応付けられたグローバル I Pアドレスおよびポート番号を、 NAT設定応答く D-24R〉として受信した場合には (図 12: ステップ S1208)、これらのグローバル IPアドレスおよびポート番号を用いてダイレクトァ クセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス用 U RI取得応答く D-25〉としてダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 12:ステップ S 1209)。
[0179] ダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43は、ダイレクトアクセス用 URIリスト をダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-25〉として受信すると (図 11:ステップ S1107)、
そのダイレクトアクセス用 URIリストをダイレクトアクセス開始応答く D-26〉としてサービ スサーバ 30に送信する (図 11:ステップ SI 111)。
[0180] また、ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、トンネリングによるコンテンツ取得を指示 するエラーコードをダイレクトアクセス用 URI取得応答く D-25〉として受信した場合には (図 11:ステップ S1109)、ダイレクトアクセス管理サーバ 40内トンネリング用ポートの割当 てを行い (図 11:ステップ S1110)、この割り当てたダイレクトアクセス管理サーバ 40内トン ネリング用ポートのポート番号とダイレクトアクセス管理サーバ 40のグローバル IPアド レスを用いてダイレクトアクセス用 URIリストを作成し、このダイレクトアクセス用 URIリス トを含むダイレクトアクセス開始応答く D- 26〉をサービスサーバ 30へ送信する (図 11:ス テツプ S1111)。
[0181] 以上により、サービスサーバ 30は、 DVR20からダイレクトにコンテンツを取得するた めのダイレクトアクセス URIを取得したので、 DVR20から選択されたコンテンツを取得 する処理を開始する。なお、ここでは、サービスサーバ 30がダイレクトアクセス開始応 答く D-26〉として受信したダイレクトアクセス用 URIリストには、ユーザによって選択され たコンテンツのそれぞれに対応するダイレクトアクセス URIが格納されている。
[0182] サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス用 URIリストを含むダイレクトアクセス開始応 答く D-26〉を受信すると (図 18:ステップ S1826)、そのダイレクトアクセス用 URIリストの中 力 取得処理を行うコンテンツに対応するダイレクトアクセス用 URIを選択し、そのダイ レクトアクセス URIを含むコンテンツ取得要求く D-27〉を DVR20に送信する (図 18:ステ ップ S1827)。 DVR20は、サービスサーバ 30からのコンテンツ取得要求く D-27〉を受信 すると (図 12:ステップ S1218)、このコンテンツ取得要求く D-27〉に含まれるダイレクトァ クセス用 URIの正当性チェックを行い (図 12:ステップ S1219)、不正な URIであるなら、 不正な URIであることを示すエラーコードをコンテンツ取得応答く D-27R〉としてサービ スサーバ 30に送信する (図 12:ステップ S1220)。正当な URIである場合は、 DVR20は、 そのダイレクトアクセス用 URIで指定されているコンテンツをコンテンツ取得応答く D-2 7R〉としてサービスサーバ 30に送信する (図 12:ステップ S1221)。
[0183] サービスサーバ 30は、 DVR20からコンテンツをコンテンツ取得応答く D- 27R〉として 受信すると (図 18:ステップ S1828)、このコンテンツをコンテンツ取得応答く D-28〉として
携帯電話 10に送信し (図 18:ステップ S1829)、ダイレクトアクセス用 URIリストに格納され ているすべてのコンテンツの携帯電話 10への送信が完了するまで、ステップ S1827の コンテンツ取得要求く D-27〉を DVR20に送信することを繰り返す (図 18:ステップ S1830) 。携帯電話 10は、コンテンツを含むコンテンツ取得応答く D-28〉を受信する (図 17:ステ ップ S1727)と、受信したコンテンツを、表示部を通じてユーザに表示する。
[0184] また、サービスサーバ 30は、 DVR20から不正な URIであることを示すエラーコードを コンテンツ取得応答く D-27R〉として受信した場合には (図 18:ステップ S1831)、このエラ 一コードをコンテンツ取得応答く D-28〉として携帯電話 10に送信する (図 18:ステップ S1 832)。
[0185] 以上で説明したように、携帯電話 10は、 DVR20へのダイレクトなアクセス、若しくは、 サービスサーバ 30による代理アクセスを利用して、 DVR20からコンテンツを取得する ことができる。なお、上述の説明においては、コンテンツ取得サービスはトンネリング 不可のサービスとして説明したが、リモート録画予約サービスで説明したトンネリング の処理をコンテンツ取得サービスに適用することにより、コンテンツ取得サービスにお いてもダイレクトアクセス管理サーバ 40の XMPPサーバ 43を介したトンネリングの処理 を利用して DVR20からコンテンツを取得させることは可能である。
[0186] [5.ダイレクトアクセス終了]
次に、上述の各種処理が完了し、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サー バ 40及び DVR20でダイレクトアクセスを終了させる処理に関して説明する。図 20はダ ィレクトアクセス終了時の情報の流れを示すシーケンス図、図 21はダイレクトアクセス 終了時のサービスサーバ 30の動作を示すフローチャート、図 22はダイレクトアクセス 終了時のダイレクトアクセス管理サーバ 40の動作を示すフローチャート、図 23はダイ レクトアクセス終了時の DVR20の動作を示すフローチャートである。
[0187] サービスサーバ 30は、携帯電話 10より、ユーザ識別情報を含むダイレクトアクセス終 了通知く C- 1〉を受信すると (図 21:ステップ S2101)、 ServicelD,制御機器 ·サービス管 理 ID、 XMPPセッション ID、サービス URN、ダイレクトアクセス用 URIを含むダイレクトァ クセス終了通知く C-2〉をダイレクトアクセス管理サーバ 40に送信する (図 21:ステップ S 2102)。
[0188] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、ダイレクトアクセス終了通知く C-2〉を受信すると (図 22:ステップ S2201)、サービス URNとダイレクトアクセス用 URIを含むダイレクトァクセ ス終了通知く C- 3〉を DVR20に送信する (図 22:ステップ S2202)。このとき、ダイレクトァク セス終了通知く C- 2〉にダイレクトアクセス URIの指定が無い場合 (図 22:ステップ S2206) 、サービス URNのみを含むダイレクトアクセス終了通知く C- 3〉を DVR20に送信する (図 22:ステップ S2207)。
[0189] DVR20は、サービス URNとダイレクトアクセス用 URIを含むダイレクトアクセス終了通 知く C- 3〉を受信すると (図 23:ステップ S2301)、指定されたダイレクトアクセス用 URIに関 するグローバル IPアドレスおよびポート番号を含むダイレクトアクセス用ポートをクロー ズく C-4〉する (図 23:ステップ S2302)。
[0190] 一方、サービスサーバ 30は、ダイレクトアクセス終了通知く C- 2〉を送信後、携帯ダイ レクトフラグの初期化を行う (図 21:ステップ S2103)。次いで ServiceID、制御機器'サー ビス管理 ID、 XMPPセッション IDを含む XMPPログアウト通知く C- 5〉をダイレクトァクセ ス管理サーバ 40に送信する (図 21:ステップ S2104)。最後にサービスサーバ 30は、 XM PPセッション IDエントリを消去する (図 21:ステップ S2105)。
[0191] ダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 ServiceID、制御機器'サービス管理 ID、 XMPP セッション IDを含む XMPPログアウト通知く C- 5〉を受信すると (図 22:ステップ S2203)、該 XMPPセッション IDに関するすべてのサービス URNのダイレクトアクセスの終了通知を DVR20に発行したかどうかを判断する (図 22:ステップ S2204)。ダイレクトアクセスの終 了を通知すべきサービス URNが残っている場合には、サービス URNのみを指定し、 ダイレクトアクセス用 URIの指定がされて!/ヽな 、ダイレクトアクセス終了通知く C-3〉を D VR20へ送信し (図 22:ステップ S2205)、全ての終了通知を発行したら、サービスサーバ 30からのダイレクトアクセス終了通知く C- 2〉に待機する。
[0192] DVR20は、ダイレクトアクセス管理サーバ 40からダイレクトアクセス用 URIの指定され て ヽな 、ダイレクトアクセス終了通知く C- 3〉を受信すると (図 23:ステップ S2303)、ダイ レクトアクセス終了通知く C-3〉で指定されているサービス URNに関するすべてのポー トをクローズする (図 23:ステップ S2304、 S2305)o
[0193] 以上の処理を実行することによって、サービスサーバ 30、ダイレクトアクセス管理サ
ーバ 40及び DVR20でダイレクトアクセスを終了させる。
[0194] 次に、本発明の第 2の実施形態について説明する。
上記の実施形態では、携帯電話 10からの要求によって、サービスサーバ 30が DAP ダイレクトアクセス管理サーノ 40からワンタイムパスワードである被制御機器登録用パ スワードを取得する方法を説明こととした力 本実施形態においては、 DVR20(被制 御機器)がワンタイムパスワードである被制御機器登録用パスワードをダイレクトァクセ ス管理サーノ 40から取得するようにしてもょ ヽ。
[0195] 以上、本発明の実施形態のネットワークシステムの構成および動作を説明したが、 サービスサーバ 30の機能の一部は制御機器に移すことも可能である。例えば、サー ビスサーノ 30がもって!/、た、 SOAPインタフェースへのアクセス機能を制御機器 (携帯 電話 10)力もつように変更することによって、 XMPPログイン要求力も始まるダイレクトァ クセスの利用シーケンスは、制御機器 (携帯電話 10)とダイレクトアクセス管理サーバ 4 0間で直接行える。
[0196] また、制御機器の機能と被制御機器の機能が一体になることも可能である。この場 合、制御機器 (携帯電話 10)力も被制御機器 (DVR20)の XMPPセッションにアクセスす る際に、 SOAPサーバ 42を経由しないで、 XMPPセッション間でダイレクトアクセスに必 要な情報を交換することになる。
[0197] さらに、被制御機器同士のダイレクトアクセスも行うことも可能である。この場合、被 制御機器同士の関連付けは、制御機器を用いて行う。
[0198] 以上説明した実施形態では、制御機器である携帯電話 10とダイレクトアクセス管理 サーバ 40との間にサービスサーバ 30を配置して!/、るため、ダイレクトアクセス管理サ ーバ 40は、携帯電話 10とサービスサーバ 30との組み合わせに対して生成した制御機 器'サービス管理 IDを被制御機器管理 IDと関連付けて記憶することとしたが、本発明 はこのことに限定されない。すなわち、本発明は、サービスサーバ 30を介さず、制御 機器とダイレクトアクセス管理サーバ 40との間で直接通信が行われる環境においても 利用することができるものである。この場合にはダイレクトアクセス管理サーバ 40は、 上記の実施形態での制御機器 ·サービス管理 IDに代えて制御機器を識別する制御 機器管理 IDを生成し、これを被制御機器管理 IDと関連付けて記憶する。また、制御
機器管理 IDは、ダイレクトアクセス管理サーバ 40にて生成してもよいし、制御機器が 自身を識別することのできる IDを公開可能なものであるなら、この制御機器から与え られた IDを、被制御機器管理 IDと関連付けられる制御機器管理 IDとして用いてもよ い。このことは、被制御機器管理 IDについても同様であり、被制御機器が自身を識別 することのできる IDを公開可能なものであるなら、この被制御機器から与えられた ID を、制御機器管理 IDと関連付けられる被制御機器管理 IDとして用いてもよい。また、 ダイレクトアクセス管理サーバ 40に制御機器および被制御機器として接続される機器 は、それぞれ他の機器の制御を行う部分と他の機器によって制御が行われる部分の 両方を有するものであってもよ 、。
[0199] なお、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなぐ本発明の要旨を 逸脱しな 、範囲内にお 、て種々変更をカ卩ぇ得ることは勿論である。
[0200] 本発明によれば、機器の登録を終えた後の、サーバ装置との間での常時接続のセ ッシヨンを確立するまでの手順を簡素化することができる。