WO2005072519A1

WO2005072519A1 - 動物用歯ブラシ

Info

Publication number: WO2005072519A1
Application number: PCT/JP2004/007720
Authority: WO
Inventors: Toshio Moriyama; Makoto Hayakawa; Hideaki Kikuchi; Michinori Hayashi
Original assignee: Toshio Moriyama; Makoto Hayakawa; Hideaki Kikuchi; Michinori Hayashi
Priority date: 2004-01-30
Filing date: 2004-05-25
Publication date: 2005-08-11
Also published as: CN1905792A; JP2007151560A; JPWO2005072519A1

Description

動物用歯ブラシ技術分野

本発明は、動物の歯垢や歯苔を除去し動物の歯、歯茎、及び口膣の治療効果に優れた動物用歯ブラシに関し、更に明詳しくは、動物の歯、歯茎、及び口膣を超音波を利用して浄ィ匕する動物用歯ブラシに関する。書

背景技術

近年、動物を飼う人口が特に増えてきており、動物愛護法も制定されて、動物の愛護や管理が一定の基準で義務付けられるようになった。そのような中で、特にィヌについては、家族の一員として扱う傾向があり、その健康にも十分注意が払われるようになつている。例えば、病気に力、かれば獣医の診断を受け血液検査を行うことが通常となり、人間に近い治療も行われている。ところで、歯磨きを考えた場合、ィヌはヒトと違って手操作ができないため、ブラッシング動作を行うことは不可能である。そのためブラッシングを行わないィヌ用の簡単な歯磨き具が種々上市されている。し力し、それらもいわゆる遊び具として位置づけられるものであり、医学的に見た場合、ヒトが行う歯磨きのように効果的なものではなレ、。一方では、例えば、ヒトがィヌの歯磨き行為を補助すれば、ヒトと同様な歯磨き効果を得ることができるものと考えられる。ところで、ヒトが歯磨きを行う際に通常用いる歯ブラシとしては、近年、超音波歯ブラシが人気となっている。当然、この超音波歯ブラシは振動部にブラシ毛が植毛されたものである。超音波歯ブラシを示すものとして、例えば、電源と、超音波電流発生部と、超音波振動子とが組み込まれた構成が一般的である（例えば、特許文献 1米国特許 5 1 3 8 7 3 3号公報、特許文献 2特願 2 0 0 3—1 9 0 6 5 5号公報、参照）超音波振動をヒトの歯、歯茎、及び口腔に伝えると、柔らかい歯垢がゆるめられて除去されるのである。更にこの際、口膣内の唾液や液状化した歯磨き剤の中にキヤビテ —シヨンを発生させ、歯の表面に付着した歯垢細菌のバクテリアの繊毛や不溶性グルカンを破壊し、連鎖を解くことでも歯垢を除去する。また、このような超音波歯ブラシに電気的な改良を加え、歯ブラシをマイナス極、ヒトをプラス極として電圧を加え、口膣内にマイナスイオンを発生させて清浄する方法が開発されている（例えば、特許文献 3特願 2 0 0 3—1 2 8 9 1号公報参照)。このようにマィナスイオンを発生させると、上述したようなイオンによる電気的な架橘結合が解除され、歯垢が除去されることを目的としている。

発明の開示 .

本発明は、ヒト用に歯ブラシのような繊毛のブラシを用いずに、棒状部材を動物が垤えるために形成された歯ブラシ本体と該歯ブラシ本体内に設けられる超音波振動発生手段と、を有することによって存する。また、前記歯ブラシ本体は、動物が垤える被垤ぇ部と、動物が該被垤え部を垤えているときに、ヒトが該歯ブラシ本体を把持するための把持部と、を有していることに存し、前記把持部と被垤ぇ部との境には、動物の唾液の把持部への流れを阻止するための仕切りが形成されていて、また、被唼ぇ部はその表面側に弾性部材よりなる覆い部と該覆い部に揷入される指示部を有し、該支持部には超音波振動子が備わり、覆い部には、棒状の歯ブラシ本体の軸方向に沿って多数の輪環状突起が形成され、支持部は把持部と一体になつて覆い部に対して着脱自在となっている。また、覆い部は把持部に対して鍔部を有するカツプリング部材を介して着脱自在となっていることに存する。また、支持部に備わった超音波振動子には振動伝達体が設けられ、覆い部には、該振動伝達体が外部から視認することができるように、切欠部が形成されている。切欠部は、被 B至え部の長手方向位置を違えながら、且つ互いに反対側に 2箇所に形成される。また、本発明は、動物の口の中にイオン発生させるためのプラス電極とマイナス電極が設けられ、歯ブラシ本体には電源部が設けられ、把持部には、該電源部と導通する導電体が露出して設けられ、被垤ぇ部に設けられた振動伝達体は該導電体と反対側の極に接続されていることに存する。また、超音波周波数は、 4 0 k Hzを超えた周波数であることに存し、しかも本発明の目的に添ったものであれば、適宜組み合せた構成も採用可能である。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の一実施形態に係る動物用歯ブラシを示す説明図で、（a ) は正面図、（b ) は裏面図、（c ) は側面図である。第 2図は、図 1の A— A線に沿う断面図である。第 3図は、各々の部品の分解図である。第 4図は、 2図の振動伝達体を示す説明図である。第 5図は、 1図の動物用歯ブラシの駆動回路を示すブロック図である。発明を実施するための最良の形態

本発明をより詳細に説述するために、最良の形態を添付の図面に従って説明する。

図 1、本発明の一実施形態に係る動物用歯ブラシを示している。

図 1 ( a ) は動物用歯ブラシを正面から見た図であり、図 1 ( b ) は動物用歯ブラシを裏面から見た図であり、図 1 ( c ) は動物用歯ブラシを側面から見た図である。尚、この動物用歯ブラシ 1は、ィヌに好適な歯磨きの例として示した。この動物用歯ブラシ 1は、動物が垤ぇ易くするために棒状に形成された歯ブラシ本体 2を有している。齒ブラシ本体 2は、動物が垤える被垤ぇ部 3と、動物が被哇ぇ部 3を U至えている間に、ヒトが歯ブラシ本体 2を把持するための把持部 4とから構成されている。そのため、ヒトが把持する部分と動物が垤える部分との境界が明白になり、これを目印として動物の歯磨き作業を行えば、誤って動物がヒトの手を嚙んでしまう危険を防止することができる。また、把持部 4をグリップし易い形状にしたり、滑り難い材料を用いたり又は滑り止め用の凹凸を形成すると、動物に対して极ぃ易くなる。因みに、動物がィヌである場合は、引き込む力が大きいために上記のように握り力を維持できることが大事である。

把持部 4と被垤ぇ部 3との間、すなわち境には、動物の唾液の把持部への流れを阻止するための仕切りが形成されている。この仕切りは、後述するように、例えばカップリング部材 5に鍔部 5 aを設けることで形成されている。

被噔え部 3の表面側の覆い部 6 (図 3参照）は、弾性部材であるゴム材料（例えば、生ゴム、合成ゴム等）を使って射出成形により形成される。ゴム材料としては、例えば、復元力に優れ且つゴムかすが発生し難い生ゴムが好ましく選択される。そのため、動物にとって被垤ぇ部 3を加えたときの垤ぇ心地が良くなり、特にィヌに用いる場合には、ィヌの習性により自ら積極的に垤ぇるようになり、歯磨き作業が容易になる。

被垤ぇ部 3の覆い部 6には、棒状の歯ブラシ本体 2の軸方向に沿って多数の輪環状突起 6 aが形成されている。このように棒状の歯ブラシ本体 2の軸方向に沿つて多数の輪環状突起 6 aが形成されると、被 U至え部 3の表面と動物が出す唾液等との接触面積が大きくなり、超音波振動を効率的に動物の齒に伝達することができる。また、輪環状突起 6 aが嚙み抵抗を有するために動物の口から歯ブラシ本体 2が容易に離脱するようなことが防止される。

被唼ぇ部 3の覆い部 6と把持部 4とは、カツプリング部材 5を用いて両者連結されており、カップリング部材 5の回転操作により、覆い部 6と把持部 4との取り外し又は取り付けが容易に可能である。そのため、長年使用されることにより、覆い部 6が、損傷したり、また経済的に劣化したりしても、迅速に新しいものと交換することができる。このカップリング部材 5には、動物の唾液等が把持部 4 に流れてこないようにするため、鰐部 5 aが形成されている。そのため動物の歯磨き中に把持部 4を握った手に動物の唾液等が付着することがなく、ヒトにとつて衛生的に動物の齒磨きを行うことができる。

一方、把持部 4の被え部 3側には、後述する超音波振動発生手段を起動させるためのスィツチ Sが設けられている。把持部 4を握った状態で容易にこのスィツチ Sを O N/O F Fすることができ、振動を発生させたり、またその振動を止めたりすることが可能である。すなわち把持部 4を手で握りながらワンタツチでスィツチ Sを操作することができ極めて便利である。把持部 4にはストラップを取り付けることが可能である。

把持部 4のスィツチ Sが設けられた付近には、緑色ランプ 8 Gと黄色ランプ 8 Y と赤色ランプ 8 Rとが設けられている。緑色ランプ 8 Gは超音波振動が発生しているとき点灯し、黄色ランプ 8 Yは歯ブラシを充電しているときに点灯し、赤色ランプ 8 Rは超音波振動が止むまでの時間が 1分以内にあるときに表示される。把持部 4の表面の一部には、内部に設けられた電源部と導通する導電体 9が露出して設けられている。この導電体 9に手の平を当て、且つスィッチ Sに親指を当てた状態で把持分 4を握ることが好ましい。

図 2は、図 1の A— A線に沿う断面を示しており、また図 3は、その部品の分解図である。動物用歯ブラシ 1の覆い図 6には、その中心軸に沿って中空部が形成されている。この中空部は小穴 6 dと大穴 6 cとが連通されてなり、小穴 6 は矩形状に、また大穴 6 cは円形状に形成されている。この小穴 6 dと大穴 6 cとよりなる中空部に支持部 1 2が挿入されることとなる。支持部 1 2は矩形状の細部 1 2 aと円筒状の太部 1 2 bとよりなり太部 1 2 bの下端には径大のフランジ部 1 2 cが形成されている。なお支持部 1 2は、このフランジ部 1 2 cを介して後述する把持部 4の外側にあるカバー体 4 1に固定されている。支持部 1 2には、その中心軸に沿って軸方向位置を相互に違えながら 2箇所に振動体である振動伝達体 1 0が設けられている。

すなわち振動伝達体 1 0は、支持部 1 2の長手方向位置を違えながら、且つ反対方向に 2箇所に形成されている。

材料は、軽量化の観点からジュラルミン製が好ましい。また、振動伝達体 1 0は図 4に示すような断面略コ字状をし、その一部分には切欠が形成されており、支持部 1 2に埋め込まれた場合確実に固定される。

振動伝達体 1 0の裏側には振動体である超音波振動子 1 1が接着固定されている。該超音波振動子 1 1がこれと導通された後述する電気回路により駆動されて超音波振動し、この振動は振動伝達体 1 0に伝えられる。なお振動伝達体 1 0の裏側は、僅かに空間が形成されていた方が良い。ここでの超音波周波数（振動数）は、例えば、 1 . 2 MH z ( 1 2 0万へルツ）が好ましく使用される。もっとも、超音波周波数は、歯垢等を除去して口内を清浄できる効果がある範囲内で選択される力そのうち動物が感知することができる周波数は、動物が驚かないためにも避けた方が良い。その意味で、ィヌでは 4 0 k H zまでは感じることができるため、ィヌに用いる場合には、超音波周波数 4 0 k H zを超えた周波数を採用することが好ましい。

支持部 1 2に振動伝達体 1 0が設けられている位置は、外部に露出するように覆い部 6に切欠部 6 eが形成されている。そのため、覆い部 6に支持部 1 2が揷入された状態では、覆い部 6の切欠部 6 eから支持部 1 2の振動伝達体 1 0が視認できることとなる。従って、動物が被垤ぇ部 3を垤えたときに直接的に動物の口の中の唾液等に超音波振動が伝えられ効率良くキヤビテーションを発生させることができる。このキヤビテーションの発生により歯の表面に付着した歯垢細菌のバタテリァの繊毛や不溶性グルカンが破壊され、連鎖が解かれることになり歯垢が除去される。また被垤ぇ部 3の表面にジエル等の歯磨き剤を塗布した場合にも歯磨き剤に直接的に超音波振動が伝えられ唾液と効果的に混ざり合うことができる。

被唼ぇ部 3の覆い部 6の下端には、把持部 4のカバー体 4 1の上端が外嵌され、このカバ一体 4 1の上端の外周面には雄螺子 4 aが形成されている。この雄螺子 4 aには、雄螺子が形成されたカップリング部材 5が螺合可能であり、このカツプリング部材 5により覆い部 6とカバー体 4 1との連結、すなわち被唼ぇ部 3と把持部 4との連結が確実なものとなる。カツプリング部材 5はカップ状に形成され、その開口端には上述したフランジ状の鍔部 5 aが形成されているが、この鍔部 5 aの有効性については既に述べた。カバー体 4 1からカップリング部材 5の螺合を外し、把持部 4を引き抜くと、支持部 1 2 (被垤ぇ部 3の一部）も一体となって覆い部 6から離脱する。

さて把持部 4の内部には、図 1に記載のように、電源部 1 3が設けられている。この電源部 1 3と超音波振動子 1 1とは、図示しない線により電気的に接続されている。また、電源部 1 3の上方には、電気回路基板 1 5が設けられている。次に図 5のプロック図を用いて動物用歯ブラシに使用される制御回路の一例について説明する。

超音波振動発生手段は、超音波信号発生手段 1 4と該超音波信号発生手段 1 4からの信号により超音波を発生する超音波振動子 1 1が備えられている。

超音波信号発生手段 1 4には、全体を制御する制御部 1 6と、超音波信号を発生する超音波 1 7と、超音波発信時間を制御するタイマー部 1 8と、イオン発生用の電流を制御するイオン電流制御部 1 9と、電源部 1 3と力備えられている。制御部 1 6と超音波発信機 1 7とタイマー部 1 8とイオン電流制御部 1 9とは電気回路基板 1 5に搭載される。

電源部 1 3には、充電可能な充電池 2 0と、その充電用コイル端子 2 1が備えられている。充電池 2 0としては、例えば、ニッケル水素電池が用いられ、電池寿命は 3年程にされている。

制御部 1 6は、超音波振動とイオン電流の状態を制御するもので、把持部 4の外側に設けられているスィッチ Sと、タイマー部 1 8と、電源部 1 3とから信号の入力が行われる。制御部 1 6には、把持部 4の外側に設けられているスィッチ S からの信号が入力され、その信号を基に超音波振動及びィオン電流の O N/ O F Fが行われる。

また、制御部 1 6は、ランプ 8 G, 8 Y, 8 Rに電流を流し、点灯駆動させる役割も果たしている。電源部 1 3の充電池 2 0は、歯ブラシ本体 2が充電スタンドに装着されると充電用コイル端子 2 1を介して充電される。

さて次に、実際の使用手順に基づいて、各部の動作を説明する。

先ず、制御部 1 6はスィッチ Sからの電源 O Nの信号を検知すると、タイマー部 1 8と超音波発電器 1 7と、イオン電流制御部 1 9へ起動信号を出力する。この信号を検知したタイマー部 1 8は、所定時間（例えば、 3分間）の計測を開始し、計測終了後に終了信号を制御部 1 6に出力する。また、超音波振動子 1 1は、同時に起動信号を検知した超音波発信器 1 7により、超音波周波数で発信した駆動電流が印加される。同じく、起動信号を検知したイオン電流制御部 1 9は、本体外表面に設けられた導電体 9 (プラス電極）と、被垤ぇ部 3から露出した振動伝達体 1 0 (マイナス電極）との間に電圧を印加し電流を流し、歯の表面にイオンを発生させる。すなわち、導電体 9はヒトが触ることによりアースとなり、動物もアースとなり、振動伝達体 1 0と動物の口の中とには、電圧が発生することになり、唾液の中に微弱電流が流れマイナスイオンが発生する。唾液中にはカルシゥムが存在し、架橋結合により歯面に吸着され歯垢となり易いが、マイナスィォンを人工的に唾液中に発生させれば、カルシウムイオンをイオン化していない力ルシゥムに変化させることができ、唾液中のカルシウムイオンが事後的に歯面に吸着され歯垢となるのを未然に防ぐことができる。また、歯磨き終了後もマイナスイオンがしばらくの間、口の中に残留するので、その間はカルシウムイオンの発生を抑えることができる。なお、イオン発生時の電流は、歯の表面の状態等により変化するので、イオン電流制御部 1 9により安定して制御される。

次に、実際に歯磨きを行う手順について説明する。

先ず、飼い主が動物用歯ブラシ 1の把持部 4を手で掴み、覆い部 6の切欠部 6 e に露出した振動伝達体 1 0に歯磨き剤を塗布する。齒磨き剤としては、ィヌ専用のいわゆる特性ジエルを用いるのが好ましレ、。具体的には、ジエルの成分として、獣肉、魚肉、鶏肉、又はチーズ類等の乳製品から抽出された粉末状又は液状の誘引剤を混入する。例えば、チキン粉、レバー粉、ハム、七面鳥、牛肉、及ぴ Z又は魚肉類等の誘引剤を、ジエルに 1〜 5重量％混入させると良い。またジエルの中に殺菌成分を入れておくと、より口内を清潔に保つことができる。

次いで、ジエルが塗布された動物用歯ブラシ 1をィヌに向けると、ィヌは誘引剤の影響もあり被え部 3をえ込む。次いで、親指でスィツチ Sを ONにすると、超音波振動子 1 1が振動し、振動伝達体 1 0も振動し超音波振動を行う。この場合、この超音波振動数は、動物（例えばィヌ）の感知しない領域のものを使うため、ィヌが驚いたりまた嫌がったりすることはない。またィヌがジエルを使っており、またィヌは棒状の部材を好んで嚙む習性があるため、小刻みに被え部 3 を嚙み続ける。その間に、ジエルは泡状となり、ィヌの口の中は唾液で充満してくる。やがてィヌの口から泡や唾液が溢れてくるが、仕切りが形成されているために把持部の方にそれらの泡や唾液が流れてくる心配がない。また、振動伝達体 1 0とィヌとの間には電圧が発生し、微弱電流が流れ、マイナスイオンがカルシゥムイオンと結びつき、イオン化していないカルシウムに変化し、歯垢の原因となるカルシウムィオンが減少する。

そして、所定時間経過するとタイマー部 1 8からの信号によりスィッチ Sは自動的に O F Fにされる。再度、歯磨きを行う場合は、もう一度スィッチ Sを O Nにして超音波振動を発生させれば良い。一方、歯磨きを止める場合は、ィヌの口の中から被垤ぇ部 3を抜き取り、口の中のジヱルを飲み込ませる力掃き出させるかする。このとき、微弱電流によるマイナスイオンが口の中に残留するので、しばらくの間、口の中に歯垢が溜まりにくい状態が維持される。

以上で、ィヌの歯磨きが終了する。

以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、上述した一実施形態では、カップリング部材 5により被垤ぇ部 3と把持部 4とを連結した例について説明したが、カツプリング部材 5を用いずに、直接、被垤ぇ部 3と把持部 4とを螺合して連結するようにしても良い。このような構成にすれば、部品点数の低減を図ることができる。また、このような構成にする場合、被え部 3と把持部 4との境に、動物の唾液が把持部 4に流れてこないようにするために、仕切りを形成することが好ましい。また、上述して一実施形態では、動物用歯ブラシ 1をィヌに適用した例について説明したが、ィヌ以外にも、ネコ、サル等の他の動物に使用しても良い。また覆い部に形成した輪環状突起は、嚙み抵抗や接触面積を大きくすることができる限り、その形状は適宜変更できる。更にまた、切欠部の位置や数は変更が可能である。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかる動物用歯ブラシは、本体内に超音波振動発生手段が設けられているので、ィヌ等の動物が歯ブラシ本体を垤えると、その超音波振動がその歯、歯茎、及び口膣に伝わり、柔らかい歯垢をゆるめて除去することができる。更にこの際、口膣内の唾液や液状化した歯磨き剤の中にキヤビテーションを発生させ、歯の表面に付着した歯垢細菌のバクテリアの繊毛や不溶性ダルカンを破壊し、連鎖を解くことでも肯垢を除去することができることによって、動物感染症する病気、ォゥム病、トキソプラズ症、ぺスシレラ症、ェキノコック症など数々の病細菌を、本発明によりヒトに感染減少を齎す。さらに本発明の動物用歯ブラシは、ある程度のヒトならば簡単操作ができることによって、家庭内の愛玩用の動物、動物飼育係りにおける動物歯磨き作業の一環として有用であり、適している。

Claims

請求の範囲、動物が垤えるために棒状に形成された齒ブラシ本体と、該歯ブラシ本体内に設けられる超音波振動発生手段と、を有することを特徴とする動物用歯ブラシ。

、前記歯ブラシ本体は、動物が垤える被垤ぇ部と、動物が該被え部を垤えているときにヒトが該歯ブラシ本体を把持するための把持部と、を有していることを特徴とする請求項 1に記載の動物用歯ブラシ。

、前記把持部と被垤ぇ部との境には、動物の唾液の把持部への流れを阻止するための仕切りが形成されていることを特徴とする請求項 2に記載の動物用歯ブラシ。

、前記被垤ぇ部はその表面側に弾性部材ょりなる覆い部と該覆い部に挿入される支持部を有し、該支持部には超音波振動子が備わっていることを特徴とする請求項 2に記載の動物用歯ブラシ。

、前記覆い部には、棒状の歯ブラシ本体の軸方向に沿って多数の輪環状突起が形成されていることを特徴とする請求項 4に記載の動物用歯ブラシ。

、前記支持部は把持部と一体となって覆い部に対して着脱自在となっていることを特徴とする請求項 4に記載の動物用歯ブラシ。

、前記覆い部は把持部に対して鍔部を有するカップリング部材を介して着脱自在となっていることを特徴とする請求項 4に記載の動物用歯ブラシ。

、支持部に備わった超音波振動子には振動伝達体が設けられ、覆い部には、該振動伝達体が外部から視認することができるように、切欠部が形成されていることを特徴とする請求項 4に記載の動物用歯ブラシ。

、前記切欠部は、被垤ぇ部の長手方向位置を違えながら且つ互いに反対側に 2 箇所に形成されていることを特徴とする請求項 9に記載の動物用歯ブラシ。、動物の口の中にイオンを発生させるためのプラス電極とマイナス電極が設けられていることを特徴とする請求項 1に記載の動物用歯ブラシ。、前記歯ブラシ本体には電源部が設けられ、把持部には該電源部と導通する導電体が露出して設けられ、被え部に設けられた振動伝達体は該導電体と反対側の極に接続されていることを特徴とする請求項 9に記載の動物用歯ブラシ。、超音波周波数は、 4 0 k H zを越えた周波数であることを特徴とする請求項 1記載の動物用齒ブラシ。