JPWO2021201963A5

JPWO2021201963A5 -

Info

Publication number: JPWO2021201963A5
Application number: JP2022560322A
Authority: JP
Publication date: 2024-01-24

Claims

哺乳類対象における有害な呼吸器症状を治療するための機器であって、
哺乳類対象の気管支樹への挿入用に構成された超音波トランスデューサと、
前記超音波トランスデューサにエネルギーを与えて治療レベル以下の短パルスを放射させるための、前記超音波トランスデューサに電気的に接続されたアクチュエータ又は制御ユニットと
を含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、周方向での超音波エコーの累積強度を示す体積積分Ａモード信号を処理するように構成され、
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、診断機能を提供するために前記体積積分Ａモード信号を分析するように更に構成され、
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、超音波治療波形エネルギーを伝達して治療機能を提供するために、前記超音波トランスデューサを動作させるように更に構成される、
機器。
前記機器は更にカテーテルを含み、前記超音波トランスデューサは前記カテーテルの遠位端に配置され、前記カテーテルは、使用者が前記超音波トランスデューサを軸方向又は長手方向に移動させることができるように構成され、それによって前記超音波トランスデューサは、隣接する前記気管支の軟骨輪の間の空間又は間隙に隣接して配置されることができる、請求項１に記載の機器。
前記超音波トランスデューサは、複数の別々に作動可能なトランスデューサ要素を含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットはまた、隣接する前記気管支の軟骨輪の間に前記超音波治療波形エネルギーを向けるために、前記複数の別々に作動可能なトランスデューサ要素にエネルギーを与えるように構成される、請求項１に記載の機器。
前記機器は、液体内に前記超音波トランスデューサを含んだバルーンを更に含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記体積積分Ａモード信号を分析して前記バルーンと気管支の間のエアポケット又は閉じ込められた空気の存在を検出するように更に構成され、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記体積積分Ａモード信号の分析により前記エアポケット又は閉じ込められた空気がなく、それにより完全な周囲での結合が確保されたことが明らかになった場合にのみ、超音波治療波形エネルギーを伝達するために前記超音波トランスデューサを作動させるように構成される、請求項１に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記体積積分Ａモード信号を処理して、前記短パルスの放射時間に対する前記超音波エコーの波形の時間遅延を測定して、治療される気管支部分の直径を決定するように更に構成され、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記気管支部分の決定された大きさに応じた音響パワーレベルで超音波治療波形エネルギーを伝達するように前記超音波トランスデューサを作動させるように更に構成される、請求項１に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、気管支部分を周方向に囲む影響容積に、該影響容積内の全ての気管支神経の伝導を不活性化する治療上有効な量の超音波治療波形エネルギーを伝達するように前記超音波トランスデューサを作動させるように更に構成される、請求項１から５のいずれかに記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットはまた、約１ｃｍ^３の影響容積に対して前記超音波治療波形エネルギーを伝達して、約１０～約５０ワットの音響パワーレベルで約１０～約２０秒間に亘って前記超音波治療波形エネルギーを伝達するように前記超音波トランスデューサにエネルギーを与え、前記影響容積の全体に約１００～約１０００ジュールの吸収用量を提供するように構成される、請求項１に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記超音波トランスデューサを取り囲む領域の温度を６５℃未満かつ４２℃以上に維持するようにして前記超音波治療波形エネルギーを伝達するように構成される、請求項１又は７に記載の機器。
前記機器は、ワーキングチャネル、操縦可能なシース、カテーテル及び口腔挿管装置、又は操縦可能な超音波治療カテーテルの中央ルーメンを通って挿入可能な光ファイバを備えた気管支鏡を更に含み、前記超音波トランスデューサは、視覚誘導下で前記ワーキングチャネルを通って、前記操縦可能なシースを通って、前記口腔挿管装置を通って操縦可能な超音波カテーテルを用いて、又は前記操縦可能な超音波治療カテーテルの前記中央ルーメンを通った前記光ファイバを用いて光学画像誘導下で、あるいはＣＴ若しくはＭＲＩ処置を行った後に、挿入の程度を監視するための距離目盛り表示を備えた操縦可能なカテーテルを用いて、シースや気管支鏡を用いずに口腔挿管装置を直接通って、挿入可能である、請求項１に記載の機器。
哺乳類の食道に挿入するように構成された流体充填バルーンを更に含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記食道内の前記流体充填バルーンによって引き起こされる食道の信号が減少するまで、遠位端に配置された前記超音波トランスデューサを有するカテーテルを前記気管支樹において極端な場合には第１の分岐部を越えて遠位に挿入されることができるように、前記体積積分Ａモード信号を監視するように更に構成され、それによって前記食道周囲の神経損傷の防止をすることができ、前記機器は、前記流体充填バルーンを通って冷却液を循環させて、それにより食道周囲の神経の損傷を低減するための手段を更に含む、請求項１に記載の機器。
前記超音波トランスデューサがカテーテルの遠位端に取り付けられ、前記カテーテルは遠位端部に歪みゲージを備え、それにより前記歪みゲージを介して監視される前記遠位端部の曲げ半径に少なくとも一部で基づいて決まる所望の動作位置に前記超音波トランスデューサが配置されるようにして、前記カテーテルが前記気管支樹に挿入可能に構成される、請求項１に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、気管及び分岐気管支の直径を監視することによって、所望のカテーテル位置を決定するように構成される、請求項１から５、７のいずれかに記載の機器。
哺乳類対象における気管支神経伝導を不活性化するための機器であって、
前記哺乳類対象の気管支樹に挿入されて、超音波エネルギーを放射する超音波トランスデューサと、
前記超音波トランスデューサに電気的に接続されたアクチュエータ又は制御ユニットと
を含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、治療レベル以下の短パルスを放射させるために前記超音波トランスデューサを動作させるように構成され、電気的にコード化された体積積分Ａモード信号又は前記哺乳類対象の有機組織からの超音波エコーの蓄積強度を前記アクチュエータ又は制御ユニットが受け取るために、前記超音波トランスデューサは、前記アクチュエータ又は制御ユニットに作用可能に接続され、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記体積積分Ａモード信号を処理するように更に構成されている、機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記気管支樹における前記超音波トランスデューサの挿入の程度に関する前記体積積分Ａモード信号の相対的な最小値を識別するために前記体積積分Ａモード信号を分析するように更に構成され、それによって、治療上有効な集束超音波エネルギーを気管支の軟骨輪の間の治療容積又は影響容積に伝達する前記超音波トランスデューサの配置を可能にする、請求項１３に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、前記体積積分Ａモード信号の時間遅延を測定し、それによって気管支部分の大きさを決定するように構成され、前記アクチュエータ又は制御ユニットはまた、前記気管支部分の決定された大きさに従って前記治療上有効な集束超音波エネルギーの量を変えるように前記超音波トランスデューサを制御するように構成される、請求項１３又は１４に記載の機器。
前記超音波トランスデューサは、別々に動作させることができる複数のトランスデューサ要素の長手方向アレイを含み、前記アクチュエータ又は制御ユニットは、隣接する前記気管支の軟骨輪の間に前記超音波治療波形エネルギーを向けるために、前記別々に動作させることができる複数のトランスデューサ要素に順々に通電するように構成される、請求項１３又は１４に記載の機器。
前記アクチュエータ又は制御ユニットは、完全な周囲での結合を促進するために、前記体積積分Ａモード信号を分析するように構成される、請求項１３又は１４に記載の機器。
前記超音波トランスデューサは、気管支部分までの気管支樹に沿った距離を確認するためにＣＴ、ＭＲＩ処置を行った後に挿入の程度を監視するための距離目盛り表示を備えた操縦可能な超音波カテーテルに備えられる、請求項１３又は１４に記載の機器。
前記超音波トランスデューサが、歪みゲージ付きカテーテルに備えられる、請求項１３又は１４に記載の機器。