JPWO2020246269A1 - コヒーレントライダ装置 - Google Patents

コヒーレントライダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020246269A1
JPWO2020246269A1 JP2020551605A JP2020551605A JPWO2020246269A1 JP WO2020246269 A1 JPWO2020246269 A1 JP WO2020246269A1 JP 2020551605 A JP2020551605 A JP 2020551605A JP 2020551605 A JP2020551605 A JP 2020551605A JP WO2020246269 A1 JPWO2020246269 A1 JP WO2020246269A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
scattering component
combiner
coherent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020551605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6847325B1 (ja
Inventor
俊平 亀山
俊平 亀山
論季 小竹
論季 小竹
裕 梶山
裕 梶山
武司 崎村
武司 崎村
幹夫 高林
幹夫 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6847325B1 publication Critical patent/JP6847325B1/ja
Publication of JPWO2020246269A1 publication Critical patent/JPWO2020246269A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/95Lidar systems specially adapted for specific applications for meteorological use
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/50Systems of measurement based on relative movement of target
    • G01S17/58Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/489Gain of receiver varied automatically during pulse-recurrence period
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/497Means for monitoring or calibrating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

コヒーレントライダ装置(100)は、光信号を大気中に送信し、光信号の散乱光を受信する送受信部(30)と、送受信部(30)によって受信された散乱光から生成された受信信号を時間的に2つに分ける第1のスイッチ(9)と、第1のスイッチ(9)によって分けられた2つの信号を互いに異なる増幅率で増幅するマイクロ波アンプ(10)と、マイクロ波アンプ(10)によって異なる増幅率で増幅された2つの信号を1つの信号に合わせるマイクロ波スイッチ(11)と、マイクロ波スイッチ(11)によって1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(12)と、デジタル信号を処理する信号処理部(13)と、送受信部(30)、第1のスイッチ(9)、マイクロ波スイッチ(11)およびA/D変換器(12)の動作を制御する制御部(14)を備える。

Description

本開示は、大気中の風速を計測するコヒーレントライダ装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されたコヒーレントライダ装置は、レーザ光である送信光を大気中に送信し、送信光がエアロゾルで散乱された散乱光をコヒーレント検波により受信し、受信信号のスペクトルを解析することで、ドップラー周波数シフトを計測する。ドップラー周波数シフトは、レーザ光の送信方向におけるエアロゾルのドップラー速度、すなわちドップラー風速に変換される。
国際公開第2002/093193号
なお、コヒーレントライダ装置においては、距離の校正とドップラー風速の校正が重要である。距離の校正とは、コヒーレントライダ装置からの距離が0メートルに相当する、受信信号の時間軸上での位置を決定することであり、ドップラー風速の校正は、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置を決定することである。
通常、コヒーレントライダ装置に受信された信号のうち、装置内部で送信光が散乱して受信された信号成分(以下、内部散乱成分と記載する)の信号は、大気中のエアロゾルで送信光が散乱された信号成分(以下、大気からの散乱成分と記載する)の信号よりも顕著に大きい。このため、両方の成分の信号が増幅された場合に、内部散乱成分の信号が飽和して風速を計測できなくなる“ブラインドゾーン”が発生する。
特許文献1に記載されたコヒーレントライダ装置は、マイクロ波スイッチを用いて受信信号を内部散乱成分の信号と大気からの散乱成分の信号に分割し、内部散乱成分の信号をA/D変換して信号処理する系統と、大気からの散乱成分の信号をA/D変換して信号処理する系統に分配している。これにより、内部散乱成分の信号が飽和することは回避されるが、信号処理に2つのA/D変換器が必要であるという課題があった。
本開示は、上記課題を解決するものであり、内部散乱成分の信号を飽和させることなく1系統のA/D変換器で信号処理することができるコヒーレントライダ装置を得ることを目的とする。
本開示に係るコヒーレントライダ装置は、光信号を大気中に送信し、光信号の散乱光を受信する送受信部と、送受信部によって受信された散乱光から生成された受信信号を時間的に2つに分ける第1のスイッチと、第1のスイッチによって分けられた2つの信号を互いに異なる増幅率で増幅するアンプ部と、アンプ部によって異なる増幅率で増幅された2つの信号を1つの信号に合わせる合波部と、合波部によって1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、デジタル信号を処理する信号処理部と、送受信部、第1のスイッチ、合波部およびA/D変換器の動作を制御する制御部を備える。
本開示によれば、内部散乱成分の信号を飽和させることなく1系統のA/D変換器で信号を処理することができる。
実施の形態1に係るコヒーレントライダ装置の構成を示すブロック図である。 マイクロ波スイッチに入力される受信信号の例を示す図である。 マイクロ波スイッチ、マイクロ波アンプおよびA/D変換器に入出力される信号を示す図である。 内部散乱成分の信号および大気からの散乱成分の信号と、これらの信号に設定される時間区間を示す図である。 実施の形態1に係るコヒーレントライダ装置の信号処理の概要を示す概要図である。 実施の形態2に係るコヒーレントライダ装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコヒーレントライダ装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すコヒーレントライダ装置100は、送信光を大気中に送信し、送信光がエアロゾルで散乱された散乱光をコヒーレント検波によって受信し、散乱光から生成される受信信号のスペクトル(受信スペクトル)を解析することで、エアロゾルのドップラー風速を計測する。コヒーレント検波は、ホモダイン検波またはヘテロダイン検波である。コヒーレントライダ装置100は、図1に示すように、光源1、光分配器2、パルス変調器3、光増幅器4、サーキュレータ5、送受光学系6、光合波器7および光受信機8を有する送受信部30と、マイクロ波スイッチ9と、マイクロ波アンプと10と、マイクロ波スイッチ11と、A/D変換器12と、信号処理部13と、制御部14を備える。
また、図1において、光源1と光分配器2との間、光分配器2とパルス変調器3および光合波器7との間、パルス変調器3と光増幅器4との間、光増幅器4とサーキュレータ5との間、サーキュレータ5と送受光学系6との間、サーキュレータ5と光合波器7との間、光合波器7と光受信機8との間は、全て、光ファイバによって接続されている。さらに、制御部14は、パルス変調器3、マイクロ波スイッチ9、マイクロ波スイッチ11およびA/D変換器12のそれぞれに電気信号線で接続されている。
図1に示すコヒーレントライダ装置100の風速計測の原理は、いわゆるコヒーレント方式である。コヒーレント方式の風速計測については、例えば、下に示す参考文献1に記載されている。なお、図1には、構成要素同士が光ファイバで接続された送受信部30を示すが、コヒーレントライダ装置100は、この構成に限定されるものではない。例えば、一部の構成要素の間は電気配線であってもよい。さらに、図1に示すコヒーレントライダ装置100では、より遠くの位置で風速を計測するために光増幅器4を用いて送信光を増幅しているが、風速を計測する対象領域が近距離領域であれば、光増幅器4を省略してもよい。
(参考文献1)T. Ando et al., “All−fiber coherent Doppler technologies at Mitsubishi Electric Corporation”, IOP Conference Series: Earth and Environmental Science, Volume 1, 2008.
光源1は、連続波である光信号を生成する。光分配器2は、光源1が出力する光信号を、パルス変調器3と光合波器7に分配する。パルス変調器3は、光分配器2によって分配された一方の光信号をパルス変調する。なお、パルス変調器3によるパルス変調は、制御部14によって制御される。光増幅器4は、パルス変調器3によってパルス変調された光信号を増幅する。サーキュレータ5は、光増幅器4によって増幅された光信号を送受光学系6に送り、送受光学系6によって大気から受信された光信号を光合波器7に送る。送受光学系6は、サーキュレータ5から送られた光信号を大気中に送信して、光信号が大気中のエアロゾルで散乱された散乱光を受信する。光合波器7は、光分配器2によって分配された他方の光信号とサーキュレータ5からの光信号とを合波する。光受信機8は、光合波器7から出力される光信号を電気信号に変換する。
マイクロ波スイッチ9は、送受信部30が受信する受信信号を、時間的に2つに分けてマイクロ波アンプ10とマイクロ波スイッチ11とに供給する第1のスイッチである。マイクロ波アンプ10は、マイクロ波スイッチ9から供給される信号を決められた増幅率で増幅する。マイクロ波スイッチ11は、マイクロ波アンプ10で増幅された信号と、マイクロ波スイッチ9から供給される信号とをタイミング信号に応じて切り替えることで時間的につなげる第2のスイッチである。マイクロ波アンプ10は、マイクロ波スイッチ9によって分配された2つの信号を互いに異なる増幅率で増幅するアンプ部である。マイクロ波スイッチ11は、マイクロ波アンプ10によって異なる増幅率で増幅された2つの信号を1つの信号に合わせる合波部である。A/D変換器12は、マイクロ波スイッチ11によって1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換する。信号処理部13は、A/D変換器12から出力されるデジタル信号を処理する。制御部14は、送受信部30が有する、パルス変調器3、マイクロ波スイッチ9、マイクロ波スイッチ11およびA/D変換器12の動作を制御する。
次に、図1に示すコヒーレントライダ装置100による風速計測について詳細に説明する。制御部14は、パルス変調器3にパルス変調信号を出力するとともに、パルス変調信号に同期したトリガ信号を、マイクロ波スイッチ9、マイクロ波スイッチ11およびA/D変換器12にそれぞれ出力する。また、制御部14は、受信信号の時間波形のうち、内部散乱成分が含まれる時間の範囲の信号を切り出すタイミング信号を、マイクロ波スイッチ9およびマイクロ波スイッチ11に出力する。
内部散乱成分が含まれる(受信される)時間の範囲は、パルス変調信号から概ね把握できるので、内部散乱成分が含まれる時間の範囲の信号を切り出すことは可能である。ただし、コヒーレントライダ装置100内部の伝送路の長さを正確に把握できていない場合、内部散乱成分が受信された正確な時間を把握できない。
光分配器2は、光源1が出力する連続波の光信号を、ローカル光と送信光とに分配し、ローカル光を光合波器7に出力し、送信光をパルス変調器3に出力する。パルス変調器3は、光分配器2によって分配された送信光に対して、パルス変調とともに、光周波数シフトをかけることで、中間周波数の信号を生成する。例えば、パルス変調器3は、AO(Acousto−Optic)周波数シフタである。
パルス変調器3によってパルス変調された送信光は、光増幅器4によって増幅された後に、サーキュレータ5および送受光学系6を通じて大気中に送信される。大気中のエアロゾルによって送信光が散乱された散乱光は、送受光学系6によって受信され、受信光は、サーキュレータ5によって光合波器7に送られる。光合波器7は、ローカル光と受信光を合波して光受信機8に出力する。光受信機8は、光合波器7からの光信号をコヒーレント検波し、検波された信号を受信信号としてマイクロ波スイッチ9に出力する。
図2は、マイクロ波スイッチ9に入力される受信信号の例を示す図である。図2に示すように、受信信号には、送信光の一部が送受光学系6で散乱されて生じた内部散乱成分Aが含まれる。内部散乱成分Aは、コヒーレントライダ装置100の内部で散乱されて生じるので、コヒーレントライダ装置100からの距離が0メートルに相当する、受信信号の時間軸上での位置に存在する。内部散乱成分Aは、図2に示すように、大気からの散乱成分Bよりも極めて大きいレベルである。内部散乱成分Aは、受信信号においてほぼ既知の時間の範囲に存在するが、大気からの散乱成分Bは、コヒーレントライダ装置100がパルス光を送受するため、内部散乱成分Aとは異なる時間の範囲に存在する。
ここで、マイクロ波スイッチ9に受信信号が入力されてから、信号がA/D変換器12に入力されるまでの動作について詳細に説明する。
図3は、マイクロ波スイッチ9,11、マイクロ波アンプ10およびA/D変換器12に入出力される信号を示す図である。光受信機8は、図3の吹き出し(1)に示す受信信号を、マイクロ波スイッチ9に出力する。マイクロ波スイッチ9は、制御部14からのタイミング信号に基づいて、当該受信信号から、図3の吹き出し(2)に示す内部散乱成分Aを含む時間の範囲の信号を抽出し、抽出した信号をマイクロ波スイッチ11に出力する。なお、内部散乱成分Aを含む時間の範囲の信号は、増幅されずにマイクロ波スイッチ11に出力される。
さらに、マイクロ波スイッチ9は、制御部14からのタイミング信号に基づいて、受信信号のうち、図3の吹き出し(3)に示す内部散乱成分Aを含まない時間の範囲の信号(大気からの散乱成分B)を、マイクロ波アンプ10に出力する。マイクロ波アンプ10は、マイクロ波スイッチ9から入力される大気からの散乱成分Bの信号を増幅することで、図3の吹き出し(4)に示す大気からの散乱成分B1の信号をマイクロ波スイッチ11に出力する。大気からの散乱成分B1の信号は、大気からの散乱成分Bの信号がマイクロ波アンプ10によって増幅された信号である。すなわち、大気からの散乱成分Bの信号の増幅率は、内部散乱成分Aを含む時間の範囲の信号よりも大きい。このように、マイクロ波アンプ10は、マイクロ波スイッチ9によって時間的に分けられた2つの信号に対して互いに異なる増幅率で増幅する。なお、増幅しない内部散乱成分Aは、増幅率=1で増幅されていると考える。
マイクロ波スイッチ11には、制御部14からタイミング信号が出力されている。マイクロ波スイッチ11は、タイミング信号に同期することで、同一の受信信号からそれぞれ得られた、増幅されていない内部散乱成分Aを含む時間の範囲の信号と、マイクロ波アンプ10によって増幅された大気からの散乱成分B1の信号とを入力する。マイクロ波スイッチ11は、これらの信号を時間軸上で並べて1つの時間領域の信号に合わせることによって図3の吹き出し(5)に示す信号を生成し、生成された信号をA/D変換器12に出力する。図3の吹き出し(5)に示す信号において、レベルの大きい内部散乱成分Aの信号は、増幅されておらず、レベルが小さい大気からの散乱成分Bの信号は増幅されているので、これらの成分の信号は互いに同等なレベルになっている。
前述したように、内部散乱成分Aの信号は、大気からの散乱成分Bの信号よりも極めてレベルが大きい。そのため、マイクロ波アンプ10により、内部散乱成分Aの信号と大気からの散乱成分Bの信号が同等のレベルになるように増幅することが重要である。例えば、マイクロ波スイッチ9とマイクロ波スイッチ11との間にもマイクロ波アンプ10を設けて、マイクロ波アンプ10が、内部散乱成分Aの信号に対して大気からの散乱成分Bよりも小さい増幅率で増幅することで、内部散乱成分Aの信号と大気からの散乱成分Bの信号が同等のレベルになるようにしてもよい。また、内部散乱成分Aの信号のレベルが極端に大きい場合は、マイクロ波スイッチ9とマイクロ波スイッチ11との間にマイクロ波減衰器を設けて内部散乱成分Aの信号を減衰させてもよい。アンプ部は、少なくとも1個の増幅器を有して構成される。アンプ部は、信号を減衰させる減衰器を有してもよい。
続いて、A/D変換器12に信号が入力されてから、信号処理部13が実行する信号処理までの処理を詳細に説明する。
図4は、内部散乱成分Aの信号および大気からの散乱成分B1の信号と、これらの信号に設定される時間区間G0〜G5とを示す図である。A/D変換器12は、制御部14からのトリガ信号に同期して、図3の吹き出し(5)に示す受信信号をA/D変換することで、受信信号をデジタル信号に変換する。時間区間は、デジタル信号である受信信号を時間で区分した区間である。
信号処理部13は、A/D変換器12によってデジタル信号に変換された受信信号を、各計測距離に相当する時間軸上での位置にそれぞれ設定された時間区間G0〜G5に区切る。このとき、信号処理部13は、図4に示すように、内部散乱成分Aが含まれる時間の範囲に、時間的に最初の時間区間G0を設定する。続いて、信号処理部13は、大気からの散乱成分B1を含んだ時間の範囲に対して時間区間G1〜G5を順次設定する。
信号処理部13は、デジタル信号に時間区間G0を設定して抽出した内部散乱成分Aの信号の時間波形を解析することで、コヒーレントライダ装置100からの距離が0メートルに相当する、受信信号の時間軸上での位置を決定する。例えば、内部散乱成分Aの信号の時間波形の絶対値を求めて、この絶対値が最大となる時間軸上での位置を、コヒーレントライダ装置100からの距離が0メートルに相当する位置として決定する。
図5は、実施の形態1に係るコヒーレントライダ装置100の信号処理の概要を示す概要図であり、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置を決定する処理を示している。信号処理部13は、図5に示すように、時間区間G0を設定して抽出した内部散乱成分Aの信号に対して、フーリエ変換(図5の例では、高速フーリエ変換(FFT))してスペクトルを求める。
内部散乱成分Aは、光信号の一部がコヒーレントライダ装置100の内部で散乱して受信された信号成分である。内部散乱成分Aは、移動速度を持たない散乱点で散乱された信号である。内部散乱成分Aは、ドップラー周波数シフトを有していない。従って、内部散乱成分Aの信号をFFTにより処理して求められたスペクトルでピークとなる周波数は、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置に相当する周波数となる。信号処理部13は、内部散乱成分Aの信号のスペクトルを解析して、スペクトルにおいてピークとなる周波数を算出することで、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置を決定する。
次に、信号処理部13は、デジタル信号に時間区間G1〜G5を設定して抽出した、大気からの散乱成分B1の各信号をFFTにより処理して、各距離に対応する受信スペクトルを算出する。例えば、コヒーレントライダ装置100が、規定回数だけ送信光のパルスを大気中に送信して、その都度、信号処理部13が、受信スペクトルを算出し、算出したスペクトルを積算することで、SN比が改善する。
信号処理部13は、積算された受信スペクトルのピーク周波数からドップラー周波数を求める。大気からの散乱成分B1に対応するドップラー周波数は、受信スペクトルのピーク周波数と、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置に相当する周波数との差に相当する。ここで、大気からの散乱成分B1に対応するドップラー周波数をfdとし、送信光の波長をλとする。大気中の散乱体(例えば、エアロゾル)の移動速度、すなわち、ドップラー風速Vは、下に示す式(1)を用いて算出される。
V=fd×λ÷2 ・・・(1)
信号処理部13は、デジタル信号に時間区間G1〜G5を設定して抽出した各信号に対応する大気中の距離Dを、下に示す式(2)に従って算出する。式(2)において、時間軸上の各時間区間G1〜G5のいずれかであるGjにおける区間の中心の位置をTjとし、内部散乱成分Aの信号の時間波形の絶対値がピークとなる時間軸上での位置をT0とし、光速をcとしている。大気中の距離Djは、コヒーレントライダ装置100から風速が計測される位置までの距離である。
Dj=(Tj−T0)×c÷2 ・・・(2)
信号処理部13は、内部散乱成分Aの信号の時間波形に基づいて、送信光の状態、例えば、時間波形の振幅から送信光の強度を、相対的に検出する。ここで、信号処理部13は、内部散乱成分Aの信号の時間波形の振幅が予め設定された規定値よりも小さい場合に、光源1が生成する光信号(大気中に送信される光信号)の強度が異常であると判定し、内部散乱成分Aの信号の時間波形の振幅が規定値以上の場合には、光信号の強度が正常であると判定する。なお、受信信号における内部散乱成分Aと大気からの散乱成分Bとの両方を飽和させることなく、同等のレベルで1つの時間領域の信号に合わせることにより、前述した光信号の強度の検出が可能となる。
また、信号処理部13は、内部散乱成分Aの信号にFFTを適用して得られたスペクトルの拡がりから、光源1が生成する光信号の線幅(コヒーレンシー)が正常であるか否かを検出する。光信号の線幅は、コヒーレント検波において重要な要素である。例えば、信号処理部13は、図5に示すようにスペクトルの周波数幅Wが規定値以上に拡がっていれば、光信号の線幅が異常であると判定し、周波数幅Wが規定値未満である場合は、光信号の線幅は正常であると判定する。なお、受信信号における内部散乱成分Aと大気からの散乱成分Bとの両方を飽和させることなく、同等のレベルで1つの時間領域の信号に合わせることにより、前述した光信号の線幅の検出が可能となる。
コヒーレントライダ装置100では、距離およびドップラー速度の校正を実施しながら、大気中の風速を計測する。コヒーレントライダ装置は、風速を計測しないときに、校正を行うものでもよい。例えば、コヒーレントライダ装置100は、送受光学系6の送信光の出射端がシャッターで遮光された状態であっても、距離およびドップラー速度を校正することができる。すなわち、コヒーレントライダ装置100は、製造段階で距離およびドップラー速度を校正して校正値を信号処理部13に設定しておくことで、風速を正確に計測することが可能となる。さらに、コヒーレントライダ装置100は、製造段階で光信号の強度および線幅が正常か否かを判定することができる。
以上のように、コヒーレントライダ装置100は、受信信号を2つに分配し、分配された2つの信号に互いに異なる増幅率で増幅してから1つの信号に合わせ、1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換する。これにより、1系統のA/D変換器で信号を処理することができる。すなわち、コヒーレントライダ装置100は、内部散乱成分と大気からの散乱成分のいずれも飽和させずに同等のレベルの信号として、これらの信号を1つの時間領域の信号に合わせる。この時間領域の信号は、1系統のA/D変換器でデジタル信号に変換され、信号処理部13は、このデジタル信号を解析することによって、コヒーレントライダ装置100からの距離が0メートルに相当する、受信信号の時間軸上での位置を決定し、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、受信信号の周波数軸上での位置を決定する。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係るコヒーレントライダ装置100Aの構成を示すブロック図である。図6に示すコヒーレントライダ装置100Aは、送信光を大気中に送信し、送信光がエアロゾルで散乱された散乱光をコヒーレント検波によって受信し、受信信号のスペクトルを解析することにより、エアロゾルのドップラー風速を計測する。このコヒーレントライダ装置100Aは、図1に示すコヒーレントライダ装置100と基本的な構成は共通しているが、マイクロ波スイッチ11の替わりに、マイクロ波合波器15を備える点で異なる。
図1に示すマイクロ波スイッチ11は、制御部14からのタイミング信号に同期することで、同一の受信信号からそれぞれ得られた、増幅されていない内部散乱成分Aを含む時間の範囲の信号と、マイクロ波アンプ10によって増幅された大気からの散乱成分B1の信号とを、時間軸上で連続するようにつなげていた。これに対し、マイクロ波合波器15は、制御部14からのタイミング信号とは無関係に、入力された信号を合波する合波器である。従って、制御部14とマイクロ波合波器15との間は、電気信号線で接続されていない。合波とは、2つの信号を重ね合わせることである。
以上のように、コヒーレントライダ装置100Aは、受信信号を2つに分配し、分配された2つの信号に互いに異なる増幅率で増幅してから、マイクロ波合波器15によって1つの信号に合わせ、1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換する。これにより、コヒーレントライダ装置100と同様の効果が得られ、さらに、制御部14からのタイミング信号をマイクロ波合波器15に送る電気信号線を省略することができるので、装置構成をコヒーレントライダ装置100よりも簡易にすることができる。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るコヒーレントライダ装置は、例えば、大気中の風速の計測に利用可能である。
1 光源、2 光分配器、3 パルス変調器、4 光増幅器、5 サーキュレータ、6 送受光学系、7 光合波器、8 光受信機、9 マイクロ波スイッチ、10 マイクロ波アンプ、11 マイクロ波スイッチ(合波部)、12 A/D変換器、13 信号処理部、14 制御部、15 マイクロ波合波器(合波部)、30 送受信部、100,100A コヒーレントライダ装置。
本開示に係るコヒーレントライダ装置は、光信号を大気中に送信し、光信号の散乱光を受信する送受信部と、送受信部によって受信された散乱光から生成された受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、デジタル信号を処理する信号処理部と、送受信部およびA/D変換器の動作を制御する制御部を備え、信号処理部は、デジタル信号を時間的に区分する時間区間によって、光信号の一部が装置内部で散乱して受信された内部散乱成分の信号を抽出し、抽出した内部散乱成分の信号を解析することを特徴とする
本開示に係るコヒーレントライダ装置は、光信号を大気中に送信し、光信号の散乱光を受信する送受信部と、送受信部によって受信された散乱光から生成された受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、デジタル信号を処理する信号処理部と、送受信部およびA/D変換器の動作を制御する制御部を備え、信号処理部は、デジタル信号を時間的に区分する時間区間によって、光信号の一部が装置内部で散乱して受信された内部散乱成分の信号を抽出し、抽出した内部散乱成分の信号を解析して、装置からの距離が0メートルに相当する、受信信号の時間軸上の位置を決定する

Claims (7)

  1. 光信号を大気中に送信し、前記光信号の散乱光を受信する送受信部と、
    前記送受信部によって受信された前記散乱光から生成された受信信号を時間的に2つに分ける第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチによって分けられた2つの信号を互いに異なる増幅率で増幅するアンプ部と、
    前記アンプ部によって異なる増幅率で増幅された前記2つの信号を1つの信号に合わせる合波部と、
    前記合波部によって1つに合わせられた信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記デジタル信号を処理する信号処理部と、
    前記送受信部、前記第1のスイッチ、前記合波部および前記A/D変換器の動作を制御する制御部と、
    を備えたコヒーレントライダ装置。
  2. 前記合波部は、時間的に分けられた前記2つの信号を時間的につなげる第2のスイッチである、請求項1に記載のコヒーレントライダ装置。
  3. 前記合波部は、前記2つの信号を重ね合わせる合波器である、請求項1に記載のコヒーレントライダ装置。
  4. 前記信号処理部は、前記デジタル信号を時間的に区分する時間区間によって、前記光信号の一部が装置内部で散乱して受信された内部散乱成分の信号を抽出すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコヒーレントライダ装置。
  5. 前記信号処理部は、前記内部散乱成分の信号を解析して、装置からの距離が0メートルに相当する、前記受信信号の時間軸上での位置を決定すること
    を特徴とする請求項4に記載のコヒーレントライダ装置。
  6. 前記信号処理部は、前記内部散乱成分の信号のスペクトルを解析して、ドップラー速度が0メートル毎秒に相当する、前記受信信号の周波数軸上での位置を決定すること
    を特徴とする請求項4に記載のコヒーレントライダ装置。
  7. 前記信号処理部は、前記内部散乱成分の信号を解析して、前記光信号の強度または線幅のいずれかまたは両方を検出すること
    を特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のコヒーレントライダ装置。
JP2020551605A 2019-06-06 2020-05-22 コヒーレントライダ装置 Active JP6847325B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019106475 2019-06-06
JP2019106475 2019-06-06
PCT/JP2020/020339 WO2020246269A1 (ja) 2019-06-06 2020-05-22 コヒーレントライダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6847325B1 JP6847325B1 (ja) 2021-03-24
JPWO2020246269A1 true JPWO2020246269A1 (ja) 2021-09-13

Family

ID=73653179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020551605A Active JP6847325B1 (ja) 2019-06-06 2020-05-22 コヒーレントライダ装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3982158A4 (ja)
JP (1) JP6847325B1 (ja)
CN (1) CN113892038A (ja)
WO (1) WO2020246269A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114709705B (zh) * 2022-06-02 2022-09-09 武汉镭晟科技有限公司 一种用于相干激光雷达的回波信号分时放大激光器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000338246A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Mitsubishi Electric Corp コヒーレントレーザレーダ装置
JP3881313B2 (ja) 2001-05-11 2007-02-14 三菱電機株式会社 コヒーレントレーザレーダ装置
JP3789784B2 (ja) * 2001-08-06 2006-06-28 日本電信電話株式会社 光直交周波数分割多重伝送方式及び伝送方法
WO2004106971A1 (ja) * 2003-05-30 2004-12-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha コヒーレントレーザレーダ装置
EP2866050B1 (en) * 2012-06-25 2018-08-01 Mitsubishi Electric Corporation Wind measurement coherent lidar device
EP3410155A4 (en) * 2016-01-27 2019-01-09 Mitsubishi Electric Corporation COHERENT LIDAR DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
CN113892038A (zh) 2022-01-04
EP3982158A4 (en) 2022-08-17
JP6847325B1 (ja) 2021-03-24
WO2020246269A1 (ja) 2020-12-10
EP3982158A1 (en) 2022-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2515705C (en) Method and apparatus for generation and transmission of high energy optical pulses for long range measurements
EP3605140B1 (en) Laser radar device
US10203406B2 (en) FMCW radar device and FMCW radar signal processing method
WO2015052839A1 (ja) 風計測ライダ装置
GB2305795A (en) Optical fiber characteristic measuring device
US11402296B2 (en) Optical fiber characteristics measurement apparatus and optical fiber characteristics measurement method
US6765654B2 (en) Coherent laser radar device
US20200309950A1 (en) Laser radar device
JP6827603B1 (ja) レーザレーダ装置
JP2001356070A (ja) 光ファイバ歪測定装置
JP6847325B1 (ja) コヒーレントライダ装置
RU2679597C1 (ru) Способ функционирования импульсно-доплеровской бортовой радиолокационной станции при обнаружении воздушной цели - носителя станций радиотехнической разведки и активных помех
US20230273323A1 (en) Laser radar device and wind measurement method
EP3903078B1 (en) A method and apparatus for pulsed power measurement
US11933903B2 (en) Laser radar device
JP5941877B2 (ja) 光パルス試験装置及び光パルス試験方法
CN114265079B (zh) 一种采用掺铒光纤放大器的时分复用多普勒测速系统
JPS5832350B2 (ja) パルス捜索レ−ダの目標検出追尾性能測定方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200924

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6847325

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250