JPWO2020194428A1 - 下位無線基地局、空間多重ストリーム数の制御方法、制御回路およびプログラム - Google Patents

下位無線基地局、空間多重ストリーム数の制御方法、制御回路およびプログラム Download PDF

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Abstract

下位基地局(20)は、信号ストリームを割り当てる複数の送信先端末と、複数の送信先端末のデータ伝送速度とを上位無線基地局から通知され、複数の送信先端末およびデータ伝送速度に基づいて、複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づく行列を算出し、行列の要素の絶対値があらかじめ定められたしきい値を満たさない伝送路を用いないように送信先端末の信号ストリーム数を決定するランク制御部(211)と、送信先端末に対応する信号ストリームにMulti User−Multiple Input Multiple Outputプリコーディングを行うMU−MIMO信号処理部(222)と、を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)方式が適用される無線通信システムにおける下位無線基地局および空間多重ストリーム数の制御方法に関する。
近年、第5世代移動体通信システムを適用した技術の研究、および第5世代移動体通信システムの標準化に向けた活動が活発化している。移動体通信システムのトラフィック量は、2020年代には2010年の1000倍以上になると想定されている。このため、広い周波数幅を確保することで、伝送量を増やすことができる第5世代移動体通信システムの実現に向けて、無線リソースの有効活用および伝送効率の向上への関心が高まっている。
第5世代移動体通信システム以降の無線リソースの有効活用および伝送効率の向上の方法の一例として、送受信機双方に複数のアンテナを設置したMIMOシステムに、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)方式を適用したマルチユーザMIMO(MU(Multi-User)−MIMO)システムが挙げられる。MU−MIMOシステムは、複数のアンテナを備える基地局と、複数のアンテナを備える複数の端末とを備え、基地局が同一の無線周波数帯において複数の端末に対して同時伝送を行うシステムである。
第5世代移動体通信以降では、従来の移動体通信、すなわち第4世代移動体通信以前と同様の周波数帯に加えて、従来よりも高い周波数帯の電波の活用も見込まれている。周波数が高くなると電波は直進性が強くなり、伝搬距離に対する減衰が大きくなる。高い周波数の電波は、ビルなどの建物にぶつかると遮蔽されてしまうことと、基地局の伝搬距離が短くなることから、高い周波数帯を用いる場合は、1つの基地局がカバーする通信エリア、すなわちセルは従来よりも小さくなり、基地局の数は、第4世代移動体通信以前より増加すると見込まれる。このため、各セルを形成する基地局、すなわち移動端末と無線接続可能な基地局は簡素な構成で実現されることが望ましい。特許文献1は、上位無線基地局と下位無線基地局に分割されて構成された無線基地局システムを開示する。上位無線基地局は、上位スケジューラ部にてデータ伝送を行う端末の選定と、各端末のデータ伝送速度またはデータ伝送量を決定し、これらを下位無線基地局に通知する。下位無線基地局は、上位スケジューラにより決定された端末と端末のデータ伝送速度に基づいて、各端末の信号ストリーム数を決定し、各端末に対してMU−MIMOプリコーディングを行うことで送信先端末にMU−MIMO伝送を行う。特許文献1に記載の無線基地局システムは、上位無線基地局と、移動端末と無線接続可能な基地局である下位無線基地局とで構成されるため、下位無線基地局は簡素な構成で実現される。
国際公開第2019/003298号
しかしながら、特許文献1に記載の下位無線基地局は、上位スケジューラによって決定された端末へ信号ストリームを伝送するが、この信号ストリームは、端末が備える複数のアンテナ間、または端末間の空間相関が高い信号ストリームである場合がある。このような空間相関が高い信号ストリームをMU−MIMOに含めてプリコーディングを適用すると下位無線基地局のスループットおよび信号電力対干渉雑音電力比(SINR:Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)などの通信品質が劣化するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スループットおよび通信品質の劣化を抑制することができる下位無線基地局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る下位無線基地局は、信号ストリームを割り当てる複数の送信先端末と、複数の送信先端末のデータ伝送速度とを上位無線基地局から通知され、複数の送信先端末およびデータ伝送速度に基づいて、複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づく行列を算出し、行列の要素の絶対値があらかじめ定められたしきい値を満たさない伝送路を用いないように送信先端末の信号ストリーム数を決定するランク制御部と、送信先端末に対応する信号ストリームにMulti User−Multiple Input Multiple Outputプリコーディングを行う信号処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる下位無線基地局は、スループットおよび通信品質の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる無線基地局システムの構成例を示す図 実施の形態にかかる上位基地局の構成例を示す図 実施の形態にかかる下位基地局の構成例を示す図 実施の形態の制御回路の構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる下位無線基地局および空間多重ストリーム数の制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる無線基地局システムの構成例を示す図である。無線基地局システム100は、上位基地局10と、下位基地局20−1〜20−M(Mは1以上の整数)と、を備える。上位基地局10は、後述する上位スケジューリングを行う無線基地局である。下位基地局20−1〜20−Mを区別せずに示すときは、適宜、下位基地局20と称する。下位基地局20は、後述する下位スケジューリングを行う無線基地局である。
無線基地局システム100は、MBH(Mobile Back Haul)と接続し、MBHとの間でデータの送受信を行う。MBHとは、3GPP(Third Generation Partnership Project)またはITU−R(International Telecommunication Union Radiocommunication Sector)で規定されるネットワークであり、SGSN(Serving General-packet-radio-service Support Node)などの上位ネットワーク装置が設置されたサイトの間と、基地局とを接続するネットワークである。SGSNは、3GPPで規定されている移動端末のコアネットワークを構成するノードの1つで、パケット通信時のユーザの認証、IP(Internet Protocol)アドレスなどの情報の制御を行う。
無線基地局システム100が備える各下位基地局20が形成するセルには、移動端末90−1−1〜90−M−Kが存在している。下位基地局20−m(mは1≦m≦Mの整数)が形成するセルには、j(jは1以上の整数)台の移動端末90−m−1〜90−m−jが存在している。各端末のダウンリンクデータ、すなわち基地局から端末へ向かう方向の通信のデータは、MBHから無線基地局システム100へ入力され、無線基地局システム100から各端末へ送信される。本実施の形態の無線基地局システム100は、MU−MIMO方式が適用されている。
ここで、一般的なMU−MIMOシステムについて説明する。MU−MIMOシステムにおけるダウンリンク(以下、MU−MIMOダウンリンクという)では、基地局から各端末へ同時に信号を送る。なお、アップリンクは本発明ではMU−MIMO方式の対象外とする。
MU−MIMOダウンリンクの通信性能は、基地局と端末との間の伝送路状態に大きく依存する。このため、基地局は、MU−MIMOダウンリンクの伝送を行う端末の組み合わせと、各端末にダウンリンクを伝送する信号ストリーム数、すなわち、ランク数(RI:Rank Indicator)と、各信号のストリームの変調方式と、誤り訂正符号化方式であるMCS(Modulation and Coding Scheme)とを決定する必要がある。なぜならば、RIとMCSは伝送路状態に応じて決定される必要があるからである。信号ストリームとは、基地局が各端末に伝送する空間多重信号系列のことである。なお、RIは、IEEE802.11n、LTE(Long Term Evolution)−Advancedなどの規格で用いられる信号ストリーム数を示し、MCSは一次変調方式と誤り訂正符号化方式の組み合わせを示すインデックスである。
基地局は、決定されたMCSの変調方式と誤り訂正符号化方式とを用いて、データ伝送速度を決定する。MU−MIMOダウンリンクの伝送を行う端末の組み合わせと、各端末にダウンリンクを伝送する信号ストリーム数RIと、各信号ストリームのMCSとを決定する処理は、一般にスケジューリングと呼ばれ、スケジューリングを行う処理部は一般にスケジューラと呼ばれる。
また、基地局には、スケジューリングに必要な端末毎の伝送路状態を示す伝送路情報、すなわち、CSI(Channel State Information)を取得するCSI取得部が備えられている。ここで、CSIとは、基地局アンテナポートと端末アンテナポートとの間のMIMO伝送路行列を複素数で表現したものを指すが、これに限らず、例えば伝送路行列を実数表現したものであってもよく、アンテナポートではなくビーム空間に対応するポートであっても良い。
基地局は、端末から基地局へ送信されるアップリンクの信号を用いてCSIを推定することによって、各端末のCSIを取得可能である。基地局が各端末のCSIを取得する方法は、これに限らず、例えば、端末側で推定したCSI推定値が、端末側から基地局へフィードバックされる方法であってもよい。
基地局では、スケジューラで決定した情報に基づき、MU−MIMOダウンリンクのための無線信号処理、すなわち、MU−MIMO信号処理を行い、基地局が備える複数のアンテナからMU−MIMOダウンリンクの信号を送信する。MU−MIMO信号処理としては、各端末向けのデータ信号に対する誤り訂正符号化および一次変調により生成された複数の信号ストリームについて全端末分を空間多重化するプリコーディングが挙げられる。しかしプリコーディングに限らず、MU−MIMO信号処理は、MU−MIMOダウンリンクを実現する無線信号処理であればいかなる処理であってもよい。
これまでに説明した一般的なMU−MIMOシステムでは、基地局は、階層化されていないが、本実施の形態の無線基地局システム100では、特許文献1にて開示されているように、一般的なMU−MIMOシステムの基地局のスケジューラの機能を、上位基地局10と下位基地局20とに振り分ける。すなわち、一般的なMU−MIMOシステムの基地局のスケジューラを、上位基地局10の上位スケジューラ部と下位基地局20の下位スケジューラ部とに分ける。一般的なMU−MIMOシステムの基地局に備えられているCSI取得部は、下位基地局20に備えられる。MU−MIMO信号処理は下位基地局20で行う。上位基地局10と下位基地局20とは一般的に有線接続され通信するが、これに限らず、無線で通信してもよい。
図2は、本実施の形態にかかる上位基地局10の構成例を示す図である。上位基地局10はリソース制御部11を有する。リソース制御部11は、M台の下位基地局20それぞれに対応するM個の上位スケジューラ部12−1〜12−Mを有する。上位スケジューラ部12−1〜12−Mを区別せずに示すときは、適宜、上位スケジューラ部12と称する。
上位スケジューラ部12−mは、j台の移動端末から実際にデータ伝送を行うL(Lは1以上j以下の整数)台の移動端末を選定する。選定する方法は、下位基地局20−mから通知されたj台分の端末容量指標またはCSIと、MBHから入力されるj台分の移動端末に対するデータ伝送速度またはデータ伝送量の要求値(またはデータ伝送のための待機バッファ量)とを考慮し選定する方法である。また、上位スケジューラ部12−mは、各移動端末のデータ伝送速度、またはデータ伝送量を決定する。この処理を上位スケジューリングと称する。なお、各移動端末の端末容量指標は実数スカラ量であり、詳細については特許文献1に記載されている。
上位スケジューラ部12−mは、選定した送信先端末と、各送信先端末の要求データ伝送速度とを、下位基地局20−mに通知する。なお送信先端末とは、上位スケジューラ部12−mが選定したL台の移動端末である。上位スケジューリングの具体的なアルゴリズムとしては、例えば、上位スケジューラ部12−mは、j台の移動端末のうち所要の端末容量指標以上となる移動端末から、データ伝送要求値の大きいものから順にL台の送信先端末を選定する方法がある。選定された送信先端末の要求データ伝送速度は、当該送信先端末の端末容量指標を超えないもののうち最大となるデータ伝送速度を用いることができるが、この限りではない。
図3は、本実施の形態にかかる下位基地局20の構成例を示す図である。ここでは、M台の下位基地局20のうち下位基地局20−mを例に挙げて説明する。下位基地局20−1〜20−Mは全て同じ構成である。下位基地局20−mが備えるアンテナの数はT(Tは1以上の整数)、下位基地局20−mが形成するセルに存在する移動端末数はjとする。
下位基地局20−mは、下位スケジューラ部21と、無線ベースバンド信号処理部22と、無線RF(Radio Frequency)信号処理部23と、T本のアンテナ24−1〜24−Tとを備える。下位スケジューラ部21は、ランク制御部211を備える。無線ベースバンド信号処理部22は、CSI取得部221とMU−MIMO信号処理部222とを備える。また、CSI取得部221を単に取得部とも称する。MU−MIMO信号処理部222を単に信号処理部とも称する。無線RF信号処理部23を単に無線信号処理部とも称する。下位スケジューラは、単にスケジューラとも呼ばれる。
CSI取得部221は、移動端末90−m−1〜90−m−jから下位基地局20−mへのアップリンク信号から推定することにより、CSIを取得し、このCSIを下位スケジューラ部21に入力する。推定方法については特に限定されず、一般的な方法でよい。MU−MIMO信号処理部222は、上位スケジューラ部12で選定されたL台の送信先端末のMU−MIMOダウンリンク用ベースバンド信号を生成する。無線RF信号処理部23は、MU−MIMOダウンリンク用ベースバンド信号を無線RF周波数の無線信号に変換する。アンテナ24−1〜24−Tは無線RF信号を各送信先端末に送出する。
下位スケジューラ部21は、CSI取得部221から入力されるj台の端末のCSIを、上位スケジューラ部12−mが取扱い易いように端末の伝送路能力として値を抽象化、すなわち単一の実数スカラ量に変換する。伝送路能力とは、当該端末に対してダウンリンク伝送可能なデータ容量を示す。伝送路能力は、一般に伝送路情報から算出可能である。今後は端末数およびアンテナ数が増加することが予想され、これにより伝送路情報自体の情報量が増え、伝送路情報自体を送信すると回線が逼迫する可能性がある。伝送路情報自体の代わりに端末に対してダウンリンク伝送可能なデータ容量を示す単一の実数スカラ量を用いると回線の逼迫を抑制することができる。下位スケジューラ部21は単一の実数スカラ量に変換されたCSIである端末容量指標を上位スケジューラ部12へ送信する。
CSIの特徴を表現可能な、すなわち抽象化可能なスカラ量として、MIMO伝送容量が挙げられる。MIMO伝送容量は、通信容量、チャネル容量、またはShannon容量とも呼ばれる。本実施の形態では、特許文献1にて開示されている端末容量指標Cm,j(f)を用いるものとする。fは、下位基地局20−mと、移動端末90−m−jとの間の無線RF周波数である。下位基地局20がCSIを上位基地局10へ通知する場合、CSIを端末毎にMIMO伝送路行列Hm,j(f)の行列要素数分だけ上位基地局10に通知する必要があったが、CSIを実数スカラ量であるCm,j(f)に抽象化することにより、当該通知に係る情報伝送量を(Hm,j(f)の行列要素数×2)分の1に削減することができる。例えば、移動端末90−m−jの受信アンテナポート数が4、下位基地局20−mのアンテナポート数をN=16とすると、本抽象化(CSIを単一の実数スカラ量に変換すること)により、CSI(複素数行列)がこのまま通知される場合に比べて情報伝送量を1/128に削減できる。
下位スケジューラ部21は、上位基地局10の上位スケジューラ部12−mから通知されるL台の送信先端末について、併せて通知された各送信先端末の要求データ伝送速度に基づき、各送信先端末のRIとMCSを決定する。この処理手続きを下位スケジューリングと称する。また下位スケジューリングは、上位基地局10により通知される1つ以上の移動端末のなかから選択された移動端末である送信先端末と送信先端末のデータ伝送速度とに基づいて、送信先端末の信号ストリーム数および変調符号化方式を決定するスケジューラであるともいえる。
実施の形態にかかる無線基地局システム100のハードウェア構成について説明する。リソース制御部11、上位スケジューラ部12、下位スケジューラ部21、無線ベースバンド信号処理部22、ランク制御部211、CSI取得部221、およびMU−MIMO信号処理部222は、各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。無線RF信号処理部23は、送信機および受信機である。
本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。図4は、実施の形態の制御回路の構成例を示す図である。この制御回路は例えば、図4に示す構成の制御回路400となる。処理回路が、専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。
図4に示すように、制御回路400は、CPUであるプロセッサ400aと、メモリ400bとを備える。図4に示す制御回路400により実現される場合、プロセッサ400aがメモリ400bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ400bは、プロセッサ400aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
無線基地局システム100では、上位基地局10から下位基地局20へ、MU−MIMO伝送を行う複数の送信先端末と各送信先端末のデータ伝送速度が指示される。このとき下位基地局20は、上位基地局10からの指示に基づき下位スケジューリングを行う。ここで、MU−MIMO伝送では送信先端末の組み合わせおよび各送信先端末への信号ストリーム数によって全体のMIMO伝送路行列の構成が変わり、これらのパラメータの決定が伝送特性に影響を及ぼす。このため、下位基地局20が伝送するストリーム数を仮決めするための基準があるほうがよいと考えられる。例えば、下位基地局20は、上位基地局10からのMU−MIMO伝送を行う複数の送信先端末と各送信先端末のデータ伝送速度の指示に加えて、下位スケジューリングにおいて全送信先端末に少なくとも1つ信号ストリームを割り当てることが挙げられる。また、例えば、下位基地局20は、下位スケジューリングにおいて、送信先端末に要求されるデータ伝送速度が速い送信先端末に優先して信号ストリームを割り当てることが挙げられる。1つのストリームが伝送される時間は、3GPPで規定されるサブフレームまたはスロットの単位で決定される。LTEの場合、1msごとにストリームが伝送される。5G(5th Generation)の場合、0.5msまたは0.25msごとにストリームが伝送される。本発明にかかるランク制御部211は、上記の下位スケジューリング基準を満たすよう、暫定プリコーディング行列演算に基づき各送信先端末へ伝送する信号ストリーム数を決定する。
暫定プリコーディング行列演算について説明する。暫定プリコーディング行列演算は、信号ストリーム数を決定するための逆行列を規範とした演算である。また、暫定プリコーディング行列演算は、後述するMU−MIMO信号処理部222がダウンリンク伝送に用いるMU−MIMOプリコーディングのためのプリコーディング行列演算とは異なるものである。
例として、無線基地局システム100では、送信先端末台数L=4、基地局送信アンテナポート数T=8、各端末が2本の受信アンテナポートを備えるものとする。4台の送信先端末をそれぞれ端末a、端末b、端末c、端末dとする。各端末に対応する2行8列(行数:受信アンテナポート数、列数:基地局送信アンテナポート数T)の伝送路行列Aa、Ab、Ac、Adを、それぞれ式(1)、式(2)、式(3)、および式(4)のように定義する。なお、本明細書では、数式においては行列を示す文字を太字で表すが、本文中では通常文字で示す。
Figure 2020194428
各端末の伝送路行列を部分行列として構成した8行8列の全体伝送路行列Aを式(5)のように定義する。全体伝送路行列Aは複数の送信先端末に対応する伝送路の状態を示す行列であるともいえる。
Figure 2020194428
ここで、各端末に要求されるデータ伝送速度は端末dが最も速く、次に端末b、端末a、端末cの順に速くなるものとする。これに基づき、ランク制御部211は、前述した下位スケジューリングのデータ伝送速度が速い送信先端末を優先するように優先順を反映し、全体伝送路行列Aの部分行列を式(6)のように入れ替える。全体伝送路行列Aの部分行列を式(6)のように入れ替えた行列を全体伝送路行列A ̄とする。式(6)で下位スケジューリングのデータ伝送速度が速い送信先端末を優先するように優先順を反映させる理由については後述する。
Figure 2020194428
更に、前述した下位スケジューリングの全送信先端末に少なくとも1ストリームの信号伝送を行うようにするために、ランク制御部211は、各端末から受信ポートに対応するアンテナを1つずつピックアップし4行分を端末d、端末b、端末a、端末cの優先順で上から並べ、次に残る4行を同様の優先順で並べる。これを全体伝送路行列A ̄ ̄とする。全体伝送路行列A ̄ ̄は、式(7)で表される。
Figure 2020194428
式(7)においてa(i=1、2、…、7)は8次元ベクトルであり、aはベクトル及び行列の転置を示す。以上の行列内の行の入替は伝送路行列の特性を変えずに演算の利便性を改善する操作である。
次に、全体伝送路行列A ̄ ̄の逆行列を考える。一般に全体伝送路行列は長方形行列(横長)であるため、ランク制御部211は、全体伝送路行列のMP(Moore-Penrose)一般逆行列を用いて伝送路空間の直交化を図る。暫定プリコーディング行列Wは、式(8)に示される全体伝送路行列A ̄ ̄のMP一般逆行列により求められる。MP一般逆行列は、複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づいて算出される行列とも呼ばれる。
Figure 2020194428
式(8)においてA+1はMP一般逆行列の演算子、Aはベクトル及び行列のエルミート転置である。ここで、実質的な逆行列演算では正方行列部分(A ̄ ̄A ̄ ̄−1を用いるため、A ̄ ̄A ̄ ̄を行列Bとおく。行列Bは、式(9)で表される。
Figure 2020194428
式(9)において、bi,jはbi,j=a a*の関係にある。また、行列Bはエルミート行列である。行列Bの逆行列演算としてガウス・ジョルダン法を適用する。ガウス・ジョルダン法は、ガウスの消去法、または掃き出し法とも呼ばれる。ガウス・ジョルダン法は3つの行基本変形を活用し対象の行列を対角化するとともに対象の行列の逆行列も算出できる手法である。1つ目の行基本変形は、2つの行を入れ替える変形である。2つ目の行基本変形は、ある行を0でない値で定数倍する変形である。3つ目の行基本変形は、ある行に他のある行の定数倍を加える変形である。ガウス・ジョルダン法は線形代数における古典的な逆行列解法(連立一次方程式解法)であり、ここでは詳細な原理の説明は省く。演算対象の8次エルミート行列Bと、初期値として単位行列を設定した8次正方行列Cをそれぞれ部分行列とした8行16列の拡大行列Dを式(10)のように定義する。
Figure 2020194428
拡大行列Dにガウス・ジョルダン法を用いることで逆行列は算出される。演算対象の部分行列Bの範囲がN次正方行列のとき、ガウス・ジョルダン法は計Nステージの演算ステージを要し、第n(n=1、2、…、N)ステージの演算では、ランク制御部211は、部分行列Bの第n列の要素のうち対角要素であるn行n列要素が1、n行n列以外の要素が0となるよう行基本変形を適用する。拡大行列Dの行全体に適用されるため、第1ステージから第Nステージまで演算を実施すると、最終的に部分行列Bの範囲は単位行列となり、部分行列Cの範囲は逆行列として算出される。
ここで、n行n列要素を1とするにはn行n列要素の値の逆数を第n行に乗ずれば良い。このとき、n行n列要素の大きさが極めて小さい場合、この逆数は0で割ることに近くなるため発散傾向となり、このようなケースを避ける必要がある。各行は受信アンテナポートに対応しており、この事象が生じるのは当該受信アンテナポートに起因して端末アンテナ間及び端末間の空間相関が高い場合である。このため、当該受信アンテナポートをMU−MIMOに含めてプリコーディングを適用すると伝送性能が劣化する可能性がある。本発明では、しきい値τを導入し、ランク制御部211が第nステージで対角要素の大きさをチェックする。しきい値τは0より大きい実数スカラ値であり、対角要素の絶対値がしきい値τより小さい場合には、部分行列B及びCの第n行及び第n列を削除し、部分行列B及びCの次数を1つ減らして演算を進める。すなわち、拡大行列Dの行数が1つ減り、列数が2つ減ることとなる。全演算ステージが終了した後に残る拡大行列Dの行数が、算出されるMU−MIMOのランク数である。式(6)で下位スケジューリングのデータ伝送速度が速い送信先端末を優先するように優先順を反映させた理由について説明する。ガウス・ジョルダン法による逆行列演算は、一般的に上の行から処理を行う。このため、少なくとも最初の行が省かれて逆行列演算されることはなく、最優先で逆行列演算される。例えば、式(9)の2行目は、1行目と直交化が行われ、3行目は、1行目および2行目との直交化が行われる。このように、下の行ほど直交化が行われる行が増えるため、下の行ほど直交化による対角要素がしきい値以下となりやすく、下の行ほど除かれる確率が高くなる。
適用例を説明する。第1ステージでは、ランク制御部211は、まず部分行列Bの1行1列要素b7,7の大きさ|b7,7|としきい値τを比較する。ここでは|b7,7|≧τであるとする。この場合、通常のガウス・ジョルダン法に従って第1ステージの演算を行う。第1ステージ演算の結果、拡大行列Dは、式(11)の形となる。
Figure 2020194428
第2ステージでは、ランク制御部211は、まず第1ステージ演算後の部分行列Bの範囲の2行2列要素の大きさ|b3,3 (1)|としきい値τとを比較する。ここでは|b3,3 (1)|≧τであるとする。この場合、通常のガウス・ジョルダン法に従って第2ステージの演算を行う。第2ステージ演算の結果、拡大行列Dは、式(12)の形となる。
Figure 2020194428
このように、第3ステージから第5ステージまで対角要素の大きさがしきい値τ以上の大きさであるとすると、第5ステージ終了後は、拡大行列Dは、式(13)の形となる。
Figure 2020194428
第6ステージにおいて、ランク制御部211は、部分行列Bの範囲の6行6列要素の大きさ|b4,4 (5)|としきい値τとを比較すると、|b4,4 (5)|<τであったとする。この場合、当該受信アンテナポートが悪条件であることから、ランク制御部211は、第6行と部分行列Bの範囲の第6列及び部分行列Cの範囲の第6列を除く。拡大行列Dは、式(14)の形となる。このランク制御部211の動作は、複数の送信先端末およびデータ伝送速度に基づいて、複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づいて算出される行列を算出し、行列の要素の絶対値があらかじめ定められたしきい値を満たさない伝送路を用いないように送信先端末の信号ストリーム数を決定する動作といえる。
Figure 2020194428
これにより、下位基地局20は、端末bには信号ストリームを1つのみ伝送することとなり、端末bのRIは1となる。引き続き、ランク制御部211は、変形後の部分行列Bの範囲の6行6列要素の大きさ|b2,2 (5)|としきい値τとを比較し、|b2,2 (5)|≧τであるとする。この場合、通常のガウス・ジョルダン法に従って第6ステージの演算を行う。第6ステージ演算の結果、拡大行列Dは、式(15)の形となる。
Figure 2020194428
第7ステージも対角要素がしきい値以上の大きさとすると、ランク制御部211は、通常のガウス・ジョルダン法に従って第7ステージの演算を行い、一連の演算の結果、最終的に拡大行列Dは、式(16)の形となる。
Figure 2020194428
ここで、行列A’ ̄ ̄は、式(17)に表されるとおり、行列A ̄ ̄から第6行を除いた7行8列の行列となる。
Figure 2020194428
式(16)の行列の左半分の部分行列はA’ ̄ ̄A’ ̄ ̄の逆行列として算出される。これを用いて、暫定プリコーディング行列はランク制御部211によって、式(18)のように計算される。
Figure 2020194428
結果として、端末bは信号ストリームの数が1、その他の端末a、端末c、端末dは信号ストリーム数が2として算出された。よって、MU−MIMOトータルの信号ストリーム数は7となる。
以上のように、本発明のランク制御部211が行う暫定プリコーディング行列演算により、前述の下位スケジューリング基準に即したランク制御を実現できる。なお、暫定プリコーディング行列適用時の第nストリームのSNRは、1アンテナ送信時のSNRをγとすると、式(19)のように第nストリームのプリコーディングベクトルにより推定することができる。
Figure 2020194428
下位スケジューラ部21におけるMCS決定の具体的な方法を例示する。1つ目の例として、各送信先端末の信号ストリーム数、すなわちRIは決定しているため、通知された要求データ伝送速度の大きい端末から順に、要求データ伝送速度を満たすようRIに応じてMCSを決定する。2つ目の例として、決定したRIとともに前述の暫定プリコーディング行列のベクトルを用いたSNR推定値を用いてMCSを決定する。このように各送信先端末について順にMCSを決定していく。ここでは2つのMCS決定方法を例示したが、この限りではなく、他の方法を用いても良い。
MU−MIMO信号処理部222では、送信先端末に対応する信号ストリームにMU−MIMOプリコーディングを行うが、プリコーディング方法に制限は無く、ブロック対角化に代表される線形プリコーディングを行っても良いし、THP(Tomlinson Harashima Precoding)に代表される非線形プリコーディングを行っても良い。非線形プリコーディングを適用する場合、下位スケジューラ部21では、L台の送信先端末の順序も決定する。決定する規範として、例えば端末容量指標の大きさとする、前述した暫定プリコーディング行列のベクトルを用いたSNR推定値の順とする、下位基地局20から見た端末の角度の順とする、端末間の位置関係が地理的に近い順、または遠い順とする、端末の移動速度の順とする、などが挙げられるが、これらの限りではない。
以上説明したように、本実施の形態では、第4世代移動体通信において1基の基地局が行っていた処理を、上位基地局10と下位基地局20とで分ける。詳細には、上位基地局10が、MU−MIMOダウンリンクの伝送を行う端末の組み合わせを決定する処理を行い、下位基地局20が、各端末にダウンリンクを伝送する信号ストリーム数RIと、各信号ストリームのMCSとを決定する処理を行う。また、下位基地局20は、ランク制御部211を備え、ランク制御部211は、上位基地局10からの送信先端末への伝送の指示に従いながらMP一般逆行列を用いることで送信先端末ごとに伝送路空間を直交化することで伝送可能な信号ストリーム数を求める。したがって、下位基地局20は、しきい値以下の行列要素があらわれる行および列を除き、端末アンテナ間および端末間の空間相関が高い信号ストリームを割り当てないことで、スループットおよび通信品質の劣化を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 上位基地局、11 リソース制御部、12−1〜12−M 上位スケジューラ部、20,20−1〜20−M 下位基地局、21 下位スケジューラ部、22 無線ベースバンド信号処理部、23 無線RF信号処理部、24−1〜24−T アンテナ、90−1−1〜90−M−K 移動端末、100 無線基地局システム、211 ランク制御部、221 CSI取得部、222 MU−MIMO信号処理部、400 制御回路、400a プロセッサ、400b メモリ。

Claims (8)

  1. 信号ストリームを割り当てる複数の送信先端末と、前記複数の送信先端末のデータ伝送速度とを上位無線基地局から通知され、前記複数の送信先端末および前記データ伝送速度に基づいて、前記複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づく行列を算出し、前記行列の要素の絶対値があらかじめ定められたしきい値を満たさない伝送路を用いないように前記送信先端末の信号ストリーム数を決定するランク制御部と、
    前記送信先端末に対応する前記信号ストリームにMulti User−Multiple Input Multiple Outputプリコーディングを行う信号処理部と、
    を備えることを特徴とする下位無線基地局。
  2. 前記行列は、
    Moore-Penrose一般逆行列であることを特徴とする請求項1に記載の下位無線基地局。
  3. 前記ランク制御部は、
    前記Moore-Penrose一般逆行列を算出する時にガウス・ジョルダン法を用いることを特徴とする請求項2に記載の下位無線基地局。
  4. 前記ランク制御部は、
    前記ガウス・ジョルダン法の演算の中で前記Moore-Penrose一般逆行列の中の要素の絶対値がしきい値より小さい場合、前記要素に対応する行および列を削除することを特徴とする請求項3に記載の下位無線基地局。
  5. 上位無線基地局と、前記上位無線基地局と通信する複数の下位無線基地局とで構成される無線基地局システムの空間多重ストリーム数の制御方法であって、
    下位無線基地局が、
    信号ストリームを伝送する複数の送信先端末と、前記複数の送信先端末のデータ伝送速度とを上位無線基地局から通知され、前記複数の送信先端末および前記データ伝送速度に基づいて、前記複数の送信先端末に対応する伝送路の状態に基づく行列を算出し、前記行列の要素の絶対値があらかじめ定められたしきい値を満たさない伝送路を用いないように前記送信先端末の信号ストリーム数を決定する第1のステップと、
    前記送信先端末に対応する前記信号ストリームにMulti User−Multiple Input Multiple Outputプリコーディングを行う第2のステップと、
    を含むことを特徴とする空間多重ストリーム数の制御方法。
  6. 前記行列は、
    Moore-Penrose一般逆行列であることを特徴とする請求項5に記載の空間多重ストリーム数の制御方法。
  7. 前記第1のステップは、
    前記Moore-Penrose一般逆行列を算出する時にガウス・ジョルダン法を用いることを特徴とする請求項6に記載の空間多重ストリーム数の制御方法。
  8. 前記第1のステップは、
    前記ガウス・ジョルダン法の演算の中で前記Moore-Penrose一般逆行列の中の要素の絶対値がしきい値より小さい場合、前記要素に対応する行および列を削除することを特徴とする請求項7に記載の空間多重ストリーム数の制御方法。
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