JPWO2020162435A1 - 生産改善支援システム、方法、及びプログラム - Google Patents

生産改善支援システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

生産改善支援システム(100)は、作業者状態マスタと要素作業マスタとを含む定義データベースと、第1履歴データベースと、第2履歴データベースと、設備(1)を制御し稼働状態のデータを第2履歴データベースに保存する設備制御部(4)と、取得した画像中の作業者(3)の像を作業者状態マスタに適用して作業者(3)の状態を特定し、また取得した画像中の設備(1)と物品(2)の像を要素作業マスタに適用して作業者(3)が実行した要素作業を特定し、特定した作業者(3)の状態及び要素作業を示すデータを第1履歴データベースに保存する処理装置(7)と、第2履歴データベースと第1履歴データベースとに基づいて、設備(1)の稼働状態及び作業者(3)の状態の関係を示す情報と要素作業の内容を示す情報とを生成して出力する端末(9)とを備える。

Description

本開示は、生産改善支援システム、方法、及びプログラムに関する。
従来、生産ラインにおける改善活動は、PDCA(Plan Do Check Action)サイクルで成り立っていた。具体的には、時間測定と作業研究の視点で時間をかけて現状を観察した上で、改善に向けたアイデアをひねり出し、そのアイデアを適用し、時間をかけて評価する、というものである。
しかし、昨今、生産ラインは、中品種中量生産、多品種少量生産へと変化している。また、製品のライフサイクルも短くなってきている。このような環境変化により、従来の改善手法では、時間がかかり過ぎるため生産形態の変化へ追随できず、また、手間がかかり過ぎて改善案を適用しにくい。その結果、生産ラインにおける生産性向上または原価低減が進みにくくなり、改善活動は低調気味になっていた。
そこで、生産ラインにおける改善活動を簡易に行う試みとして、例えば、特許文献1には、作業者にビデオカメラを取り付けて作業内容を撮影し、撮影した画像を基にして作業内容の分析をする技術が開示されている。また、特許文献2には、作業者と設備との連合作業をカメラで撮影し、撮影した連合作業の動画を基にして、マンマシンチャートを表示する技術が開示されている。
特開2001−352507号公報 特開2017−010278号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、作業をビデオカメラにより撮影する時に、作業者が手元スイッチを操作して作業の区切りを入力している。このため、作業者が、作業ごとに手元スイッチの操作をする必要があり、作業者への負担が大きいという問題がある。
また、特許文献2に開示された技術では、マンマシンチャートを作成するために、分析者が、撮影した連合作業の動画の内容を確認しながら、手作業で作業ごとに区切りを設定しなくてはならない。このため、作業内容を分析するためには、分析者の手間と時間とがかかるという問題がある。
本開示はこれらの課題を解決するためのものであり、作業者の負担を減らすとともに、分析を容易化することができる生産改善支援システム、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目標を達成するために、本開示にかかる生産改善支援システムは、作業者の像とその作業者の状態とを対応付ける作業者状態マスタと、設備の像と作業者が使用している物品の像の組み合わせと作業を構成する要素作業とを対応付ける要素作業マスタとを保存する定義データベースと、作業者の状態の履歴と作業者が実行した要素作業の履歴とを保存する第1履歴データベースと、設備の稼働状態の履歴を保存する第2履歴データベースと、設備制御部と、画像取得部と、処理装置と、端末とを備える。設備制御部は、設備を制御し、この設備の稼働状態のデータを取得し、取得した稼働状態のデータを第2履歴データベースに保存する。画像取得部は、作業者と設備と作業者の用いている物品とを撮影した画像を取得する。処理装置は、取得した画像中の作業者の像を作業者状態マスタに適用して作業者の状態を特定し、特定した状態を示すデータを第1履歴データベースに保存し、また、取得した画像中の設備及び物品の像を要素作業マスタに適用して、作業者が実行した要素作業を特定し、特定した要素作業を示すデータを第1履歴データベースに保存する。端末は、第2履歴データベースと第1履歴データベースとに基づいて、設備の稼働状態及び作業者の状態の関係を示す情報と、要素作業の内容を示す情報とを生成して、出力する。
本開示における生産改善支援システムは、カメラで撮影した画像から作業者の作業者状態と作業者の実行した作業の要素作業とを求め、求めた作業者状態及び要素作業と設備の稼働状態とに基づいて、設備の稼働状態及び作業者の状態の関係を示す情報と、要素作業の内容を示す情報とを生成し、出力することができるため、作業者の負担を減らすとともに、分析を容易化することができる。
本開示の実施の形態1に係る生産改善支援システムの構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る処理装置の構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る処理装置のハードウエア構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る端末の構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るマンマシンチャートの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る要素作業のタイムチャートの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る端末のハードウエア構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る画像分割マップの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る作業者と設備との連合画像における画像分割マップの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである作業者状態マスタのデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである作業者マスタのデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである作業者状態履歴のデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態に係るデータベースである設備稼働状態履歴のデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである要素作業マスタのデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである設備・物品マスタのデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るデータベースである要素作業履歴のデータテーブルの一例を示す図 本開示の実施の形態に1係る生産改善支援システムの動作処理を示すフローチャート 本開示の実施の形態1に係る作業者状態判定処理のフローチャート 本開示の実施の形態1に係る画像分割マップに基づく位置判定処理のフローチャート 本開示の実施の形態1に係る要素作業判定処理のフローチャート 本開示の実施の形態1に係るマンマシンチャート表示処理のフローチャート 本開示の実施の形態1に係る要素作業タイムチャート表示処理のフローチャート 本開示の実施の形態2に係るマンマシンチャートの一例を示す図 本開示の実施の形態3に係るマンマシンチャートの一例を示す図 本開示の実施の形態3に係る生産改善支援システムの動作処理を示すフローチャート
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態1に係る生産改善支援システム100について、図面を参照しつつ説明する。なお、同一または同等の部分に同一の符号を付す。
生産改善支援システム100は、カメラで撮影した画像から作業者の作業者状態と作業者の実行した作業の要素作業を求め、求めた作業者状態及び要素作業と設備の稼働状態とに基づいて、作業者の作業者状態と設備の稼働状態の連合状態を示すマンマシンチャートまたは、作業者の実行した作業の要素作業の状態を示す要素作業タイムチャートを生成し、表示装置に表示することにより、作業者の負担を減らし、分析を容易化することができるシステムである。
図1は、生産改善支援システム100の構成の一例を示す図である。生産改善支援システム100は、製品を生産する設備1と、設備1を制御する設備制御部4と、各種データを保存するサーバ5と、物品2と作業者3との位置を検知する第1〜第3カメラ61〜63と、第1〜第3カメラ61〜63で撮影した画像を取得して各種処理を行う処理装置7と、サーバ5から取得したデータに基づいて各種データの表示処理を行う端末9と、端末9の表示処理した各種データを表示する表示装置91とを備えている。
設備1は、製品を加工、製造等することができる装置である。本実施の形態1においては、例えば、ワークを加工するワーク加工装置とする。この設備1であるワーク加工装置は、加工するためのワークを供給するワーク供給部10と、ワークを加工するワーク加工部11と、加工したワークを排出するワーク排出部12と、設備1の各種処理を制御する設備制御部4とを備えている。
また、設備1の周囲には、加工前のワークの置き場である加工前ワーク置場13と、加工後のワークの置き場である加工済ワーク置場14と、設備1で用いる加工用治具、メンテナンス用治具等の置き場である加工治具置場15とが配置されている。物品2は、加工前または加工済みワーク、加工治具等、作業者3に把持される物である。
例えば、作業者3は、加工前ワーク置場13に置かれた加工前のワークを、設備1のワーク供給部10にセッティングする。セッティングされたワークは、ワーク加工部11で加工される。ワーク加工部11で加工が終わると、加工済みのワークはワーク排出部12に排出される。作業者3は、ワーク排出部12に排出された加工済みのワークを、加工済ワーク置場14に移動させる。また、設備1での定期メンテナンス、ワーク加工時のトラブル等が発生した場合、作業者3は、加工治具置場15から必要な治具を取得して作業を行う。
各物品2と作業者3には、バーコードが付けられている。このバーコードは、後述する第1〜第3カメラ61〜63により読み取ることができるものである。バーコードは、物品2の上面または側面、物品2を載置する台の上、作業者3の左右の手、腕または肩、作業者3のかぶる帽子等、いずれの場所につけられも良い。
設備制御部4は、設備1におけるワークの加工を制御する。また、設備制御部4は、設備1に内蔵されたセンサによって検知された情報を収集する。これにより、設備制御部4は、設備1から停止、待機、加工中、段取り替え、エラー等の稼働情報をリアルタイムに取得することができる。この設備制御部4には、例えば、シーケンサ、コントローラ等を用いることができる。
設備制御部4は、第1接続線81を介してサーバ5に接続されている。サーバ5は、その内部にデータ記憶部51を備えている。サーバ5には、設備制御部4から、設備1の稼働情報が一定サイクルで送信される。送信された稼働情報は、データ記憶部51内のデータベースに保存される。設備制御部4は、データ記憶部51内のデータベースに保存されたデータを必要に応じて読み出し、使用することができる。
データ記憶部51内のデータベースには、作業者3の作業者状態及び作業者3の設備1における作業の改善を支援するための各種データも保存される。データ記憶部51に保存されたデータベースは、具体的には、作業者3の画像とその作業者3の状態とを対応付けて定義した作業者状態マスタ510と、設備1で作業する作業者3の一覧である作業者マスタ511と、作業者3の作業の履歴を示す履歴データを保存した作業者状態履歴512と、設備1の稼働状態のデータを保存する設備稼働状態履歴513と、設備1の画像と作業者3が使用している物品2の画像の組み合わせと作業者3の実行した作業における要素作業のデータを定義した要素作業マスタ514と、要素作業に用いられる物品2又は設備1の部位を定義した設備・物品マスタ516と、作業者3による要素作業の履歴である要素作業履歴517とである。なお、各データベースの詳細は後述する。
生産改善支援システム100は、第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63を備えている。この第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63は、設備1の部位、物品2または作業者3に付けられたバーコードを読み取るためのカメラである。第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63は、設備1を含む作業者3の作業領域を、もれなく撮影できる位置に配置される。第1カメラ61の撮影する撮影領域を第1撮影領域610、第2カメラ62の撮影する撮影領域を第2撮影領域611、第3カメラ63の撮影する撮影領域を第3撮影領域612とする。第1撮影領域610は、加工前ワーク置場13から設備1のワーク供給部10を含む領域である。第2撮影領域611は、加工治具置場15と設備1のワーク加工部11とを含む領域である。第3撮影領域612は、設備1のワーク排出部12から加工済ワーク置場14を含む領域である。
第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63を総称し、以下では、カメラ6という。カメラ6には、CCD(Charge−Coupled Device)、光学式センサ等の撮像素子を用いたカメラ、ビデオカメラ等、静止画または動画を撮影し、静止画または動画を取得することが可能な各種カメラを用いることができる。なお、カメラ6は、特許請求の範囲に記載の画像取得部の一例である。
処理装置7は、第2接続線82を介してカメラ6と接続している。また、処理装置7は、サーバ5と第3接続線83を介して接続している。処理装置7には、カメラ6から設備1の部位、物品2または作業者3の作業者状態を撮影した画像が入力される。処理装置7は、カメラ6で撮影された画像に含まれるバーコードの位置を特定することにより、設備1の部位、物品2または作業者3の位置情報をリアルタイムに取得し、設備1の部位、物品2または作業者3の状態を判定する。
処理装置7で判定した判定結果は、一定サイクルでサーバ5に送信される。送信された判定結果は、データ記憶部51内のデータベースに保存される。また、処理装置7は、データ記憶部51内のデータベースを、必要に応じて読み出して各種処理に用いる。
端末9は、第4接続線84を介してサーバ5と接続している。端末9は、サーバ5内の各種データベースを読み込むことができる。具体的には、端末9は、サーバ5内の各種データベースから、設備1の立上げ期間、加工治具交換期間等の特定期間における設備1のデータ、物品2のデータまたは作業者3のデータを抽出する。この特定期間は、設備1の管理者、設備1のデータを分析する分析者等により、予め定められた期間である。
端末9は、抽出したデータに基づいて、各種データの表示処理を行う。例えば、端末9は、作業者3ごとに、設備1の稼働状態、作業者3の作業者状態、設備1の稼働状態と作業者3の作業者状態との連合状態を示すマンマシンチャート、作業者3の行う作業の要素作業の状態を示す要素作業タイムチャート等の表示処理を行う。端末9における表示処理については、詳細を後述する。
端末9は、表示装置91を備えている。表示装置91は、各種データを表示する表示装置である。表示装置91には、LED(Light Emitting Diode)モニタ、有機EL(Electroluminescence)モニタ等の各種表示装置を用いることができる。なお、第1接続線81、第2接続線82、第3接続線83、第4接続線84には、LAN(Local Area Network)ケーブル、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の、装置間でデータの送受信を行うことができる各種の配線を用いることができる。
次に、図2を参照して、処理装置7の構成について説明する。処理装置7は、作業者3の作業者状態を判定する作業者状態判定機能部71と、作業者3が行う作業の要素作業の判定を行う要素作業判定機能部72とを備えている。
作業者状態判定機能部71は、作業者3の位置を判定する作業者位置判定部710と、作業者3が居る位置の変化を判定する作業者位置変化判定部711と、設備1の稼働状態を判定する設備稼働状態判定部712と、それらの情報から作業者3の状態を判定する作業者状態判定部713とを備える。
作業者位置判定部710は、カメラ6で撮影した画像からバーコードを検出する。このバーコードは、作業者3につけられたものである。作業者位置判定部710は、検出したバーコードに含まれる英数字、図形、記号等と、サーバ5のデータ記憶部51内に保存された作業者マスタ511に定義された作業者3の一覧とを比較し、バーコードに含まれる英数字、図形、記号等に一致する作業者3が居るか否かを判定する。作業者位置判定部710は、一致する作業者3が居た場合、バーコードの位置を現在の作業者3の位置として判定する。作業者位置判定部710は、判定した結果を、作業者位置変化判定部711に入力する。また、作業者位置判定部710は、一致する作業者3が居なかった場合、以降の処理を終了し、要素作業判定機能部72の処理へ移る。
作業者位置変化判定部711は、サーバ5のデータ記憶部51から、現在の作業者3の状態の履歴である作業者状態履歴512を取得する。作業者位置変化判定部711は、取得した作業者状態履歴512から、作業者3の前回の作業者位置を取得する。作業者位置変化判定部711は、取得した作業者3の前回の作業者位置と、作業者位置判定部710から入力された現在の作業者3の位置とに基づいて、作業者3の位置の変化を判定する。作業者位置変化判定部711は、判定した結果を作業者状態判定部713に入力する。
設備稼働状態判定部712は、サーバ5のデータ記憶部51内に保存された設備稼働状態履歴513から、設備1の稼働状態の履歴を取得する。設備稼働状態判定部712は、取得した設備1の稼働状態の履歴に基づいて、設備1の現在の稼働状態を判定する。設備稼働状態判定部712は、判定した現在の稼働状態を作業者状態判定部713に入力する。
作業者状態判定部713は、作業者位置変化判定部711から入力された作業者3の位置変化の判定結果と設備稼働状態判定部712から入力された設備1の稼働状態の判定結果とを、サーバ5のデータ記憶部51に保存された作業者状態マスタ510と照合し、作業者3の作業者状態を判定する。作業者状態判定部713は、判定した作業者3の作業者状態を、現在の作業者3の作業者状態履歴512の末尾に追記し、サーバ5に保存する。
また、要素作業判定機能部72は、設備1の部位または物品2の位置を判定する設備・物品位置判定部720と、設備1の部位または物品2の位置変化を判定する設備・物品位置変化判定部721と、それらの情報から要素作業を判定する要素作業判定部722とを備えている。
設備・物品位置判定部720は、カメラ6で撮影した画像からバーコードを検出する。設備・物品位置判定部720は、検出したバーコードに含まれる英数字、図形、記号等と、サーバ5のデータ記憶部51内に保存された設備・物品マスタ516に定義された設備1の部位または物品2の一覧とを比較し、バーコードに含まれる英数字、図形、記号等に一致する設備1の部位または物品2が有るか否かを判定する。設備・物品位置判定部720は、一致する設備1の部位または物品2が有る場合、バーコードの位置を現在の設備1の部位または物品2の位置として判定する。設備・物品位置判定部720は、判定した結果を、設備・物品位置変化判定部721に入力する。また、設備・物品位置判定部720は、一致する設備1の部位または物品2が無かった場合、以降の処理を終了する。
設備・物品位置変化判定部721は、サーバ5のデータ記憶部51内に保存された要素作業履歴517から、設備1の部位または物品2の前回の位置を取得する。この要素作業履歴517は、作業者3により設備1の部位または物品2に対して行われる要素作業の履歴を保存したものである。設備・物品位置変化判定部721は、取得した設備1の部位または物品2の前回の位置と、設備・物品位置変化判定部721から入力された現在の設備1の部位または物品2の位置とに基づいて、設備1の部位または物品2の位置変化を判定する。設備・物品位置変化判定部721は、判定した結果を要素作業判定部722に入力する。
要素作業判定部722は、設備・物品位置変化判定部721から入力された設備1の部位または物品2の位置変化の判定結果を、サーバ5のデータ記憶部51に保存された要素作業マスタ514と照合する。要素作業判定部722は、照合した結果に基づいて、設備1における作業を構成する要素作業を判定する。要素作業判定部722は、判定した要素作業を、サーバ5に保存された要素作業履歴517の末尾に追記する。
ここで、処理装置7のハードウエアの構成の一例を図3に示す。処理装置7は、後述する記憶部733に記憶されたプログラムを実行することにより、図2に示した作業者状態判定機能部71と要素作業判定機能部72との処理を実行することができる。すなわち、処理装置7は、プログラムを実行するコンピュータである。
処理装置7は、各種プログラムを実行するプロセッサ730と、各種プログラムを展開またはデータを一時的に保存するメモリ731と、外部との通信を行う通信インターフェース732と、各種プログラム及び各種データを保存する記憶部733と、カメラ6を接続するI/O(Input/Output)ポート734と、データバス735とを備える。プロセッサ730と、メモリ731と、通信インターフェース732と、記憶部733と、I/Oポート734とは、データバス735を介して相互に接続されている。
プロセッサ730は、記憶部733に保存されたプログラムを読み出してメモリ731に展開し、図2に示した作業者状態判定機能部71と要素作業判定機能部72との処理を実行する。プロセッサ730は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro−Processing Unit)等の処理装置を用いて構成することができる。また、メモリ731は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の揮発性または不揮発性の半導体メモリといった記憶素子および記憶媒体を用いて構成することができる。
通信インターフェース732は、第3接続線83を介して処理装置7とサーバ5との間でデータを送受信するためのインターフェースである。通信インターフェース732は、第3接続線83の配線の規格に合わせたLAN、USB等のインターフェースを用いて構成することができる。
I/Oポート734は、処理装置7に入出力される信号を送受信するためのインターフェースである。処理装置7には、I/Oポート734を介して、カメラ6が接続される。
次に、端末9の構成について、図4を参照しつつ説明する。端末9は、上述したとおり、サーバ5に保存された各種データベースを読み込むことができる。そして、端末9は、各種データベースから必要なデータを取得して、設備1の設備稼働状態の表示、作業者3の作業者状況の表示、設備1の稼働状態と作業者3の作業者状態との連合状態の表示、作業者3の行う作業における要素作業の状態の表示等の処理を行うことができる。
端末9は、サーバ5のデータベースからデータを取得するデータ取得部920と、表示用データを生成する表示用データ生成部921と、生成した表示用データを表示装置91に表示させる表示用データ表示処理部922と、マンマシンチャートを生成するマンマシンチャート生成部923と、マンマシンチャートを表示装置91に表示させるマンマシンチャート表示処理部924と、要素作業タイムチャートを生成する要素作業タイムチャート生成部925と、要素作業タイムチャートを表示装置91に表示させる要素作業タイムチャート表示処理部926と、を備える。
データ取得部920は、図2に示したサーバ5のデータ記憶部51に保存された作業者状態履歴512と設備稼働状態履歴513と要素作業履歴517とから、設備1の稼働状態及び作業者3の作業者状態に関するデータを取得する。表示用データ生成部921は、データ取得部920により取得された設備1の稼働状態及び作業者3の作業者状態に関するデータを基に、設備1の稼働状態、作業者3の作業者状態等の表示データを生成する。表示用データ表示処理部922は、表示用データ生成部921で生成した表示用データを、表示装置91に表示する。
マンマシンチャート生成部923は、データ取得部920により取得された設備1の稼働状態及び作業者3の作業者状態に関するデータを基に、設備1の稼働状態と作業者3の作業者状態との連合状態を示すマンマシンチャートを生成する。マンマシンチャート表示処理部924は、マンマシンチャート生成部923で生成したマンマシンチャートを、表示装置91に表示する。
要素作業タイムチャート生成部925は、データ取得部920により取得された設備1の稼働状態及び作業者3の作業者状態に関するデータを基に、作業者3の行う作業における要素作業の状態を示す要素作業タイムチャートを生成する。要素作業タイムチャート表示処理部926は、要素作業タイムチャート生成部925で生成した要素作業タイムチャートを、表示装置91に表示する。
この表示装置91に表示されるマンマシンチャート及び要素作業タイムチャートの一例を、図5及び図6を参照しつつ説明する。マンマシンチャートは、図5に示すように、時間の流れに沿って作業者3と設備1との双方の詳細な動きを表示するものである。
端末9は、後述する作業者状態履歴512及び設備稼働状態履歴513から特定期間のデータを取得し、取得したデータに基づいてマンマシンチャートを生成する。マンマシンチャート内の各作業の区間の長さは、各作業の開始日時の差分により算出した時間に基づいて定められる。また、マンマシンチャートに示された、作業者3の「準備」、「治具交換」、「その他」の項目は、後述する作業者状態マスタ510に定義された作業者状態に基づいて定められる。なお、作業者3の「その他」の項目は、作業者状態マスタ510に定義されていない作業者3の状態であり、例えば、作業者3が歩行中、作業者3が設備1とは関連しない作業をしている等である。また、マンマシンチャートに示された、設備1の「稼働」、「停止」の項目は、設備稼働状態履歴513の設備稼働状態コードに基づいて定められる。なお、ここでは、設備稼働状態コード0000の正常稼働以外のコードは、「停止」の項目として表示している。
図5において、設備1の稼働中、作業者3は歩行、設備1での作業に関連しないその他の動作及び設備1における加工用治具の交換の準備をしていることを示している。また、設備1の停止中、作業者3は加工用治具の交換をしていることを示している。これにより、設備1の管理者は、作業者3の作業状況と設備1の稼働状態との連合状況を把握することができる。
次に、図6を参照して、要素作業タイムチャートの一例について説明する。この要素作業タイムチャートは、図6に示すように、作業者3の行った作業における要素作業の状態を表示するものである。
端末9は、後述する要素作業履歴517から特定期間のデータを取得し、取得したデータに基づいて要素作業タイムチャートを生成する。要素作業タイムチャート内の各区間の長さは、各要素作業の開始日時の差分により算出した時間に基づいて定められる。また、要素作業タイムチャートに示された、作業者3の「加工部扉開」、「治具取り外し」、「治具取り付け」、「加工部扉閉」は、後述する要素作業マスタ514に定義された要素作業に基づいて定められる。
図6では、作業者3が図1に示した設備1のワーク加工部11の加工部扉を開け、加工用治具の取り外し及び取り付けを行い、加工部扉を閉めることが示されている。これは作業者3による加工用治具の交換作業の要素作業を示すものである。これにより、設備1の管理者又は設備1におけるデータを分析する分析者は、作業者3ごとの要素作業の状況を把握することができる。なお、図5に示したマンマシンチャート及びこの要素作業タイムチャートは、端末9において自動で生成され、表示装置91に表示される。
ここで、端末9のハードウエアの構成の一例を、図7に示す。この端末9におけるデータ取得部920と、表示用データ生成部921と、表示用データ表示処理部922と、マンマシンチャート生成部923と、マンマシンチャート表示処理部924と、要素作業タイムチャート生成部925と、要素作業タイムチャート表示処理部926とは、記憶部933に記憶された表示用データ生成・表示処理プログラムを実行することにより実現することができる。すなわち、端末9は、表示用データ生成・表示処理プログラムを実行するコンピュータである。
端末9は、プロセッサ930と、メモリ931と、表示コントローラ932と、記憶部933と、通信インターフェース934と、データバス935とを備える。プロセッサ930と、メモリ931と、表示コントローラ932と、記憶部933と、通信インターフェース934とは、データバス935を介して相互に接続されている。
プロセッサ930は、記憶部933に保存された表示用データ生成・表示処理プログラムを読み出してメモリ931に展開し、実行する。プロセッサ930は、CPU、MPU等の処理装置を用いて構成することができる。また、メモリ931は、RAM、フラッシュメモリ等の不揮発性または揮発性の半導体メモリといった記憶素子および記憶媒体を用いて構成することができる。
表示コントローラ932は、表示装置91に各種表示用データを出力するコントローラである。表示コントローラ932は、ビデオカード、GPU(Graphics Processing Unit)、グラフィックボードといった映像信号出力装置を用いて構成することができる。
通信インターフェース934は、第4接続線84を介してサーバ5とデータを送受信するためのインターフェースである。この通信インターフェース934は、第4接続線84の配線の規格に合わせたLAN、USB等のインターフェースを用いて構成することができる。
生産改善支援システム100は、設備1の部位、物品2または作業者3の位置を判定することにより、作業者3の状態を示す作業者状態と作業者3の行う作業を構成する要素作業とを特定する。設備1の部位、物品2または作業者3の位置の判定は、カメラ6で撮影した画像に含まれる、設備1の部位、物品2または作業者3につけられたバーコードの位置を特定することにより行われる。このバーコードの位置を特定する処理について、以下に説明する。
バーコードの位置を特定する処理は、図2に示した処理装置7の作業者位置判定部710及び設備・物品位置判定部720で実行される。作業者位置判定部710または設備・物品位置判定部720は、カメラ6で撮影した画像を格子状に分割する。例えば、図8に示すように、横を7つ、縦を4つの格子状に分割する。この格子状に分割された画像を、画像分割マップ64と呼ぶものとする。また、画像分割マップ64における分割された画像のそれぞれを画像分割セル640と呼ぶものとする。画像分割セル640には、カメラ6から見て一番遠い左端をA1とし、順にB1、C1、D1、・・・、G4とする計28個のセルが含まれている。このA1〜G1までの各セルを、以下では、A1セル、B1セル、C1セル等と呼ぶ。また、A1セル、B1セル、C1セル等をセルの名称と呼ぶものとする。作業者位置判定部710または設備・物品位置判定部720では、設備1の部位、物品2または作業者3につけられたバーコードが、この画像分割セル640のどのセルにあるのかを検出することにより、物品2または作業者3の位置を判定する。
ここで、具体例を用いて説明する。図9に示すのは、図1に示した第1カメラ61の撮影領域である第1撮影領域610の画像である。この画像には、加工前ワーク置場13と、設備1のワーク供給部10と、作業者3と、作業者3が把持する物品2とが含まれている。ここでは、作業者3が把持する物品2の位置を判定するものとする。
図2に示した処理装置7の設備・物品位置判定部720は、この第1撮影領域610の画像を、例えば、横を7つ、縦を4つの格子状に分割し、画像分割マップ64を生成する。画像分割セル640には、図9に示すように、第1カメラ61から見て一番遠い左端をA1とし、順にB1、C1、D1、・・・、G4とする計28個のセルが含まれている。
設備・物品位置判定部720は、A1セルを検索対象セルの初期セルとして設定し、バーコードの有無を判定する。バーコードがあった場合、セルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とを図3に示す処理装置7のメモリ731に一時的に保存する。このメモリ731に一時的に保存されたセルの位置と読み取った英数字、記号等は、図2に示した処理装置7の処理に用いられ、最終的にサーバ5のデータ記憶部51内のデータベースに保存される。また、バーコードが無ければ、検索対象セルを次のB1セルに移動し、バーコードの有無を判定する。この判定を、C1、D1、・・・、G4セルまでを順番に各セルに対して行い、バーコードの有無を判定する。
図9においては、物品2はD3セルに有る。このため、設備・物品位置判定部720は、物品2につけられたバーコードを、D3セルにあるものと判定する。そして、設備・物品位置判定部720は、このD3セルを物品2が有るセルの位置として、処理装置7のメモリ731に保存する。
次に、図1に示したサーバ5のデータ記憶部51内に保存されるデータベースのデータテーブルについて、図10Aから図10Fに示す。データ記憶部51内に保存されるデータベースは、作業者3の画像とその作業者3の状態とを対応付けて定義した作業者状態マスタ510と、設備1で作業する作業者3の一覧である作業者マスタ511と、作業者3の作業の履歴を示す履歴データを保存した作業者状態履歴512と、設備1の稼働状態のデータを保存する設備稼働状態履歴513と、設備1の画像と作業者3が使用している物品2の画像の組み合わせと作業者3の実行した作業における要素作業のデータを定義した要素作業マスタ514と、要素作業に用いられる物品2又は設備1の部位を定義した設備・物品マスタ516と、作業者3による要素作業の履歴である要素作業履歴517とである。
図10Aに、作業者状態マスタ510に含まれるデータテーブルを示す。作業者状態マスタ510のデータテーブルには、作業者3の作業者状態を示す作業者状態IDと、作業者3の作業者状態の名称を示す作業者状態名称と、作業者3に付けられたバーコードの位置を示す作業者バーコード位置と、前回の作業者状態IDと、設備1の稼働状態を示す設備稼働状態コードとを含む。この作業者状態IDには、作業者3の各作業者状態についてユニークな番号、英数字と記号とを組み合わせたコード等が定義される。また、作業者状態名称には、作業者3の各作業者状態についてユニークな名称が定義される。この作業者状態IDと作業者状態名称とは、全ての作業者3で同じものを用いる。例えば、図10Aに示すように、作業者状態IDが10011の場合、作業者状態名称はワーク供給準備と定義する。
作業者バーコード位置には、各作業者状態における作業者3の位置を判定するための基準となるバーコードの位置が定義される。この作業者バーコード位置は、バーコードの位置を判定するための画像が第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63の何れのカメラで撮影されたのかを示す番号と、画像分割マップ64内のセルの名称とが定義されている。例えば、図10Aに示すように、作業者状態IDが10011で、作業者状態名称がワーク供給準備中の場合、「1−C2」と定義されている。これは、第1カメラ61で撮影された画像のC2セルに作業者3に付けられたバーコードがあることを意味している。
前回の作業者状態IDには、この作業者状態の直前に行われるべき作業者状態を示す作業者状態IDが定義される。なお、直前に行われるべき作業者状態が無い場合には、ブランクを示す「−」が定義される。例えば、図10Aに示すように、作業者状態IDが10011で、作業者状態名称がワーク供給準備の場合、直前に行われるべき作業者状態が無いため、ブランクを示す「−」が定義される。また、作業者状態IDが10012で、作業者状態名称がワーク供給の場合、直前に行われるべき作業者状態は、ワーク供給準備である。このため、ワーク供給準備を示す作業者状態IDの10011が、前回の作業者状態IDに定義される。
設備稼働状態コードは、各作業者状態中における設備1の稼働状態を示すコードであり、図1に示した設備1の設備制御部4から送信される信号に基づいて定義される。このコードには、設備1の稼働状態に応じてユニークなコードが割り当てられる。設備稼働状態コードは、例えば、正常稼働を示す0000、処理するワークの搬入を待つワーク待ちを示す0001、チャック異常を示す0002、加工治具の使用回数の上限超過を示す0003、加工治具の交換を示す0004等である。
また、この作業者状態マスタ510は、作業者3ごとに作成される。これは、各作業者3の腕の長さ、身長等の体型により、付けられるバーコードの位置が異なる場合があるため、同じ作業者状態マスタ510を用いると作業者3の作業者状態が判定できない場合があるからである。
図10Bに、作業者マスタ511のデータテーブルを示す。この作業者マスタ511は、設備1で作業を行う作業者3の一覧を定義したものである。作業者マスタ511には、各作業者3の作業者IDと作業者名称とが含まれる。作業者IDは各作業者3で固有のコードが定義される。このコードは、例えば、英数字、記号、図形等を組み合わせたものある。また、作業者名称は、各作業者3の氏名、イニシャル等の固有名称が定義される。
図10Cに、作業者状態履歴512のデータテーブルを示す。作業者状態履歴512のデータテーブルは、作業者3の作業履歴をまとめたデータテーブルである。この作業者状態履歴512のデータテーブルは、作業者3ごとに作成される。作業者状態履歴512のデータテーブルには、作業者3により作業が開始された日時である開始日時と、作業者3に付けられたバーコードの位置を示す作業者バーコード位置と、直前の作業者3の作業者状態IDを示す前回の作業者状態IDと、設備1の稼働状態を示す設備稼働状態コードと、作業者3の作業の状態を示す作業者状態IDとを含む。
開始日時は、図1に示した設備制御部4により検知された設備1の稼働開始日時が入力される。作業者バーコード位置は、バーコードの位置を判定するための画像が第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63の何れのカメラで撮影されたのかを示す番号と、画像分割マップ64内のセルの名称とが入力される。作業者状態IDには、直前の作業者3の作業者状態IDが入力される。なお、直前の作業者状態IDが無い場合には、ブランクを示す「−」が入力される。
設備稼働状態コードには、図1に示した設備制御部4から送信される信号に対応する設備1の稼働状態を示すコードが入力される。作業者状態IDには、現在の作業者バーコード位置と、前回の作業者状態IDと、設備稼働状態コードを、図10Aの作業者状態マスタ510のデータテーブルと比較し、一致した列の作業者状態IDが入力される。なお、作業者3の作業者状態が作業者状態マスタ510に定義されていない状態である場合、作業者状態IDにはブランクを示す「−」が入力される。この作業者状態マスタ510に定義されていない状態とは、例えば、作業者3が歩行中、作業者3が設備1とは関連しない作業をしている等の状態である。
図10Dに、設備稼働状態履歴513のデータテーブルを示す。設備稼働状態履歴513は、設備1の稼働状態の履歴である。設備稼働状態履歴513のデータテーブルには、設備1における各稼働状態の開始日時を示す開始日時と、設備制御部4から送信される信号に対応する設備1の稼働状態を示す設備稼働状態コードとを含む。
図10Eに、要素作業マスタ514のデータテーブルを示す。要素作業マスタ514には、設備1に対して、または物品2を用いて、作業者3の行う作業における要素作業を示す要素作業IDと、要素作業の名称を示す要素作業名称と、設備1の部位またはn個の物品2に付けられたバーコードの位置を示す複数のバーコード位置と、前回の要素作業IDとを含む。なお、ここでは、nは1以上の自然数とする。
この要素作業IDには、作業者3の行う作業における各要素作業についてユニークな番号、英数字を組み合わせたコード等が定義される。また、要素作業名称には、各要素作業についてユニークな名称が定義される。この要素作業IDと要素作業名称とは、全ての作業者3で同じものを用いる。例えば、図10Eに示すように、要素作業ID20011の場合、要素作業名称は加工部扉開である。
バーコード位置は、設備1の部位またはn個の物品2それぞれに付けられたバーコードの位置を示す、基準となるバーコードの位置が定義される。このバーコード位置は、バーコードの位置を判定するための画像が第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63の何れのカメラで撮影されたのかを示す番号と、画像分割マップ64内のセルの名称とが定義されている。例えば、図10Eに示すように、要素作業IDが20011で、要素作業名称が加工部扉開の場合、「2−E3」と定義されている。
前回の要素作業IDには、直前の要素作業を示す要素作業IDが定義される。なお、直前に行われるべき要素作業が無い場合には、ブランクを示す「−」が定義される。例えば、図10Eに示すように、要素作業IDが20011で、要素作業名称が加工部扉開の場合、直前に行われるべき要素作業が無いため、ブランクを示す「−」が定義される。また、要素作業IDが20013で、要素作業名称が治具取り外しの場合、直前に行われるべき要素作業は、加工部扉を開けることである。このため、加工部扉を開けることを示す要素作業IDの20011が、前回の要素作業IDに定義される。
この要素作業マスタ514のデータテーブルは、作業者3ごとに作成される。これは、各作業者3の腕の長さ、身長等の体型により物品2を把持した位置が異なる場合があるため、同じ要素作業マスタ514を用いると物品2の位置が判定できない場合があるからである。
図10Fに、設備・物品マスタ516のデータテーブルを示す。設備・物品マスタ516には、作業者3による作業が行われる設備1の部位、または作業者3の作業に用いられる物品2が定義されている。設備・物品マスタ516のデータテーブルは、設備1の部位または物品2を示す設備・物品IDと、設備1の部位または物品2の名称である設備・物品名称を含む。この設備・物品IDは、例えば、英数字、記号、図形等を組み合わせたユニークなIDを定義するものとする。なお、この設備・物品IDには、その一部に図10Bの作業者マスタ511に示した作業者IDを含めて作業者3ごとにユニークなIDを定義し、要素作業を行った作業者3を容易に特定可能としてもよい。また、設備・物品名称には、設備1の部位または物品2の固有名称が定義される。
図10Gに、要素作業履歴517のデータテーブルを示す。要素作業履歴517のデータテーブルには、要素作業の開始日時を示す開始日時と、設備1または物品2に付けられた複数のバーコード位置と、前回の要素作業IDと、現在の要素作業を示す要素作業IDを含む。
開始日時は、図2に示した処理装置7の要素作業判定部722により判定された要素作業の開始日時が入力される。設備1または物品2に付けられた複数のバーコード位置は、バーコードの位置を判定するための画像が第1カメラ61、第2カメラ62、第3カメラ63の何れのカメラで撮影されたのかを示す番号と、画像分割マップ64内のセルの名称とが入力される。前回の要素作業IDには、直前の要素作業IDが入力される。なお、直前の要素作業が無い場合には、ブランクを示す「−」が入力される。
要素作業IDには、現在の設備1または物品2に付けられた複数のバーコード位置と、前回の要素作業IDとを、図10Eの要素作業マスタ514のデータテーブルと比較し、一致した列の要素作業IDが入力される。
なお、作業者状態マスタ510及び要素作業マスタ514は、特許請求の範囲に記載の定義データベースの一例である。作業者状態履歴512及び設備稼働状態履歴513は、特許請求の範囲に記載の第1履歴データベースの一例である。設備稼働状態履歴513は、特許請求の範囲に記載の第2履歴データベースの一例である。
次に、生産改善支援システム100の動作について、図11から図16に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図11には、生産改善支援システム100の動作処理が示されている。生産改善支援システム100では、図1に示した設備1の設備制御部4と、サーバ5と、処理装置7と、端末9とが協同して動いている。この生産改善支援システム100の動作処理は、設備制御部4と、サーバ5と、処理装置7と、端末9とのそれぞれで動作する各プログラムにより構成されたプログラムである。この生産改善支援システム100の動作処理のプログラムは、生産改善支援システム100の起動時に設備制御部4と、サーバ5と、処理装置7と、端末9とのそれぞれで動作するプログラムが起動し、実行することにより動作するものである。
まず、設備制御部4は、設備1の稼働情報を取得し、サーバ5へ送信する(ステップS101)。サーバ5は、設備制御部4から設備1の稼働情報を受信すると、データ記憶部51内のデータベースに保存する(ステップS102)。
処理装置7は、カメラ6から設備1及び作業者3を含む画像を取得する(ステップS103)。処理装置7は、取得した画像から作業者状態を判定する(ステップS104)。この処理装置7による作業者状態の判定を、図12に示した作業者状態判定処理のフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
この作業者状態判定処理は、図2に示した処理装置7の作業者状態判定機能部71として実行されるプログラムである。まず、作業者状態判定機能部71の作業者位置判定部710は、カメラ6から取得した画像からバーコードを検出するために、位置判定処理を実行する(ステップS201)。この位置判定処理については、図13に示すフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
作業者状態判定機能部71の作業者位置判定部710は、カメラ6から取得した画像を格子状に分割して図8に示した画像分割マップ64を生成する(ステップS301)。作業者位置判定部710は、画像分割マップ64の画像分割セルのうち検索対象セルの初期セルを設定する(ステップS302)。ここでは、検索対象セルの初期セルを、例えば、図8に示すA1セルとする。作業者位置判定部710は、検索対象セル内に作業者3につけられたバーコードがあるか否かを判定する(ステップS303)。
検索対象セル内にバーコードが存在する場合(ステップS303;YES)、セルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とを、図3に示す処理装置7のメモリ731に一時的に保存する(ステップS304)。検索対象セル内にバーコードが存在しない場合(ステップS303;NO)、作業者位置判定部710は、次の検索対象セルとなるセルが画像分割マップ64上に無いか判定する(ステップS305)。
検索対象セルとなるセルが無い場合(ステップS305;YES)、作業者位置判定部710は位置判定処理を終了する。また、検索対象セルとなるセルがある場合(ステップS305;NO)、作業者位置判定部710は、画像分割マップ64上の次のセルの位置に検索対象セルを移動する(ステップS306)。例えば、図8に示した画像分割マップ64のA1セルからB1セルに検索対象セルを移動させ(ステップS306)、前出のステップS303からステップS305を繰り返す。
図12の作業者状態判定処理に戻る。作業者位置判定部710は、図3に示す処理装置7のメモリ731にセルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とが保存されているか判定する(ステップS202)。メモリ731に保存されている場合(ステップS202;YES)、作業者位置判定部710は、メモリ731に保存されたバーコードに含まれる英数字、図形、記号等と、図10Bに示す作業者マスタ511に定義された作業者IDとを比較し、バーコードに含まれる英数字、図形、記号等に一致する作業者3が居るか否かを判定する(ステップS203)。また、作業者位置判定部710は、メモリ731にセルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とが保存されていなかった場合、作業者状態判定処理を終了する(ステップS202;NO)。
作業者位置判定部710は、一致する作業者3が居た場合(ステップS203;YES)、バーコードの位置を現在の作業者3の位置として判定する。作業者位置判定部710は、判定した結果を、作業者位置変化判定部711に入力する。また、作業者位置判定部710は、一致する作業者3が無かった場合(ステップS203;NO)、作業者状態判定処理を終了する。
作業者位置変化判定部711は、サーバ5のデータ記憶部51内に保存されたデータベースから、現在の作業者3の作業者状態履歴512を取得する。作業者位置変化判定部711は、取得した作業者状態履歴512から、作業者3の前回の作業者位置を取得する。作業者位置変化判定部711は、取得した作業者3の前回の作業者位置と、作業者位置変化判定部711から入力された現在の作業者3の位置とに基づいて、作業者3の位置変化を判定する。作業者位置変化判定部711は、判定した結果を作業者状態判定部713に入力する(ステップS204)。
設備稼働状態判定部712は、サーバ5のデータ記憶部51内に保存された設備稼働状態履歴513から、設備1の稼働状態を取得する。設備稼働状態判定部712は、取得した設備1の稼働状態に基づいて、設備1の現在の稼働状態を判定する。設備稼働状態判定部712は、判定した結果を作業者状態判定部713に入力する(ステップS205)。
作業者状態判定部713は、作業者位置変化判定部711から入力された作業者3の位置変化の判定結果と設備稼働状態判定部712から入力された設備1の稼働状態の判定結果とを、サーバ5のデータ記憶部51に保存された作業者状態マスタ510と照合し、作業者3の作業者状態を判定する(ステップS206)。作業者状態判定部713は、判定した判定結果を、作業者状態履歴512の末尾に追記し、サーバ5に保存する(ステップS207)。
ここで、図11に戻る。処理装置7は、取得した画像から設備1または物品2における要素作業を判定する(ステップS105)。この処理装置7による要素作業の判定を、図14に示した要素作業判定処理のフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
この要素作業判定処理は、図2に示した処理装置7の要素作業判定機能部72として実行されるプログラムである。まず、作業者状態判定機能部71の作業者位置判定部710は、カメラ6から取得した画像からバーコードを検出するために、位置判定処理を実行する(ステップS401)。この位置判定処理については、図13に示すフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
要素作業判定機能部72の設備・物品位置判定部720は、カメラ6から取得した画像からバーコードを検出するために、位置判定処理を実行する(ステップS401)。図13に示した位置判定処理のフローチャートのステップS301からステップS305を実行する。
設備・物品位置判定部720は、図3に示す処理装置7のメモリ731にセルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とが保存されているか判定する(ステップS402)。メモリ731に保存されている場合(ステップS402;YES)、設備・物品位置判定部720は、メモリ731に保存されたバーコードに含まれる英数字、図形、記号等と、図10Fに示す設備・物品マスタ516に定義された作業者IDとを比較し、バーコードに含まれる英数字、図形、記号等に一致する設備1の部位または物品2があるか否かを判定する(ステップS403)。また、設備・物品位置判定部720は、メモリ731にセルの位置とバーコードから読み取った英数字、記号等とが保存されていなかった場合、要作業判定処理を終了する(ステップS402;NO)。
設備・物品位置判定部720は、一致する設備1の部位または物品2があった場合(ステップS403;YES)、バーコードの位置を設備1の部位または物品2の位置として判定する。設備・物品位置判定部720は、判定した結果を、設備・物品位置変化判定部721に入力する。また、設備・物品位置判定部720は、一致する設備1の部位または物品2が無かった場合(ステップS403;NO)、要素作判定処理を終了する。
設備・物品位置変化判定部721は、サーバ5のデータ記憶部51内に保存されたデータベースから、現在の作業者3の要素作業履歴517を取得する。設備・物品位置変化判定部721は、要素作業履歴517から、設備1の部位または物品2の前回の位置を取得する。設備・物品位置変化判定部721は、取得した設備1の部位または物品2の前回の位置と、設備・物品位置判定部720から入力された現在の設備1の部位または物品2の位置とに基づいて、設備1の部位または物品2の位置変化を判定する(ステップS404)。設備・物品位置変化判定部721は、判定した結果を要素作業判定部722に入力する。
要素作業判定部722は、設備・物品位置変化判定部721から入力された設備1の部位または物品2の位置変化の判定結果を、サーバ5のデータ記憶部51に保存された要素作業マスタ514と照合する。要素作業判定部722は、照合した結果に基づいて、設備1における要素作業を判定する(ステップS405)。要素作業判定部722は、判定した判定結果を、要素作業履歴517の末尾に追記し、サーバ5に保存する(ステップS406)。
図11に戻る。端末9は、図4に示したデータ取得部920により、図2に示したサーバ5のデータ記憶部51から、作業者状態履歴512と設備稼働状態履歴513と要素作業履歴517とのデータを取得する(ステップS106)。端末9の表示用データ生成部921は、データ取得部920により取得した作業者状態履歴512と設備稼働状態履歴513と要素作業履歴517とから、設備1の稼働状態、作業者3の作業者状態等の表示データを生成する。表示用データ表示処理部922は、表示用データ生成部921で生成した表示用データを、表示装置91に表示する(ステップS107)。
端末9は、サーバ5のデータ記憶部51から取得したデータを基にして、マンマシンチャートを生成し、表示する(ステップS108)。この端末9におけるマンマシンチャートの生成と表示について、図15に示すマンマシンチャート表示処理のフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
データ取得部920は、サーバ5から作業者状態履歴512と設備稼働状態履歴513とのデータを取得する(ステップS501)。マンマシンチャート生成部923は、データ取得部920により取得された作業者状態履歴512と設備稼働状態履歴513とのデータから、特定期間の設備1の稼働状態及び作業者3の作業者状態に関するデータを抽出する。マンマシンチャート生成部923は、設備1の稼働状態と作業者3の作業者状態との連合状態を示すマンマシンチャートを生成する(ステップS502)。マンマシンチャート表示処理部924は、マンマシンチャート生成部923で生成したマンマシンチャートを、表示装置91に表示させるための表示用データを生成する(ステップS503)。マンマシンチャート表示処理部924は、生成した表示用データを端末9の表示装置91に表示する(ステップS504)。
図11に戻る。端末9は、サーバ5のデータ記憶部51から取得したデータを基にして、要素作業タイムチャートを生成し、表示する(ステップS109)。この端末9における要素作業タイムチャートの生成と表示について、図16に示す要素作業タイムチャート表示処理のフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。
データ取得部920は、サーバ5から要素作業履歴517を取得する(ステップS601)。要素作業タイムチャート生成部925は、データ取得部920により取得された要素作業履歴517から特定期間の要素作業のデータを抽出する。この特定期間は、例えば、設備1の立ち上げ期間、整備期間等であり、設備1の管理者または設備1のデータを分析する分析者により任意に定められているものである。要素作業タイムチャート生成部925は、抽出した要素作業のデータを基に、作業者3の作業における要素作業の状態を示す要素作業タイムチャートを生成する(ステップS602)。要素作業タイムチャート表示処理部926は、要素作業タイムチャート生成部925で生成した要素作業タイムチャートから表示用データを生成する(ステップS603)要素作業タイムチャート表示処理部926は、生成した表示用データを、表示装置91に表示させる(ステップS604)。
図11に戻る。設備制御部4と、サーバ5と、処理装置7と、端末9とは、ステップS101からステップS109を繰り返す。なお、ステップS101、S102は、特許請求の範囲に記載の設備制御ステップの一例である。また、ステップS103からS105、S108、S109は、特許請求の範囲に記載の情報生成ステップの一例である。
以上のように、実施の形態1によれば、生産改善支援システム100は、カメラ6で撮影した画像から作業者3の作業者状態、作業者3の行う作業における要素作業を求め、サーバ5のデータ記憶部51内のデータベースに保存することができる。これにより、作業者3の作業者状態に関するデータと、作業者の行う作業おける要素作業に関するデータとを自動収集することができる。このため、作業者3の負担を軽減することができる。
また、生産改善支援システム100は、サーバ5のデータ記憶部51内のデータベースに保存した作業者3の作業者状態履歴512、設備1の設備稼働状態履歴513、作業者3の行う作業における要素作業履歴517のデータを基にして、マンマシンチャートまたは要素作業タイムチャートを生成し、端末9の表示装置91に表示することができる。これにより、設備1の管理者または設備1のデータを分析する分析者は、設備1の稼働状態と作業者3の作業者状態を連合させて把握することができる。そして、設備1の管理者または設備1のデータを分析する分析者は、マンマシンチャートまたは要素作業タイムチャートに基づいて、各作業者3または各要素作業の違いを分析することができる。このため、設備1の管理者または設備1のデータを分析する分析者は、短期間で改善活動を進めることができる。したがって、生産改善支援システム100は、分析を容易化することができる。
さらに、生産改善支援システム100では、マンマシンチャートまたは要素作業タイムチャートにより、設備1または作業者3の実績データを、設備1の管理者が容易に把握することができる。このため、生産改善支援システム100は、設備1および作業者3のリソースの評価をサポートすることができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1において、図1に示した生産改善支援システム100は、図5に示したマンマシンチャートと図6に示した要素作業タイムチャートとを、それぞれ独立したデータをもとに生成し、端末9の表示装置91に表示させるものとした。しかし、この場合、設備1の管理者、設備1のデータを分析する分析者等は、目視でマンマシンチャートの作業者状態を確認し、例えば、作業時間が長すぎる、作業の順番が違う等の問題の有無を判断することになる。そして、設備1の管理者、分析者等は、問題のある箇所を見つけた場合、その期間に対する要素作業タイムチャートを手動で生成し、表示装置91に表示させる。このため、設備1の管理者、分析者等の作業負担が大きい。そこで、本実施の形態2では、生成したマンマシンチャートのうち、作業時間が長すぎる、作業の順番が違う等の問題が生じている作業者状態の期間に対応する要素作業タイムチャートを表示できるようにする。
図17に、本実施の形態2におけるマンマシンチャートと要素作業タイムチャートとの表示の一例を示す。まず、マンマシンチャートの各作業者状態に対して、予め作業時間を設定しておく。設定される作業時間は、その作業を複数の作業者3が行った際の平均の時間、設備1の管理者により定められた時間等である。
生産改善支援システム100は、予め設定された作業時間を超過した作業者状態がある場合、その作業者状態の区間の色を、作業時間を超過していない作業者状態の区間とは異なる色に設定する。続いて、生産改善支援システム100は、マンマシンチャートを表示装置91に表示させる。例えば、図17に示すマンマシンチャートの項目「治具交換」が、予め設定された作業時間を超過した作業者状態であるものとする。この場合、生産改善支援システム100は、治具交換を示す区間T101の色に、他の区間との色と異なる色を設定する。
続いて、生産改善支援システム100は、マンマシンチャートの治具交換に対応する期間の要素作業タイムチャートを生成し、表示装置91に表示させる。具体的には、区間T101に対応する期間の要素作業タイムチャートを生成し、表示装置91に表示させる。なお、生産改善支援システム100は、要素作業タイムチャートを生成する際、その要素作業タイムチャートのうち、最も作業に時間が掛かった要素作業の区間の色に他の要素作業の区間の色と異なる色を設定する。例えば、図17に示す要素作業タイムチャートにおいて、作業者3は、要素作業の項目「治具取り付け」に、最も時間がかかったものとする。この場合、生産改善支援システム100は、治具取り付けを示す区間T102の色に、他の区間とは異なる色を設定する。なお、マンマシンチャートにおいて、予め設定された作業時間を超過した作業者状態が複数ある場合、各作業者状態に対応する要素作業タイムチャートを全て、または、特定の要素作業タイムチャートを選択して表示できるようにしてもよい。
本実施の形態2に係るマンマシンチャートの表示は、図15に示したマンマシンチャート表示処理により行うことができる。具体的には、マンマシンチャート表示処理のフローチャートのステップS502において、図4に示したマンマシンチャート生成部923は、予め設定された作業時間を超過した作業者状態がある場合、その作業者状態の区間の色を、作業時間を超過していない作業者状態の区間とは異なる色に設定する。
また、本実施の形態2に係る要素作業タイムチャートの表示は、図16に示した要素作業タイムチャート表示処理により行うことができる。具体的には、要素作業タイムチャート表示処理のフローチャートのステップS602において、図4に示した要素作業タイムチャート生成部925は、最も作業に時間のかかった要素作業の区間の色を、他の要素作業の区間の色と異なる色に設定する。
以上のように、実施の形態2によれば、予め設定された作業時間を超過した作業者状態を示す区間の色を変化させたタイムチャート、および、タイムチャートの色を変化させた作業者状態の区間に対応する要素作業タイムチャートを端末9の表示装置91に表示させることできる。これにより、設備1の管理者、分析者等は、時間の掛かっている原因を容易に把握することができ、短期間で改善活動を進めることができる。
(実施の形態3)
上記の実施の形態1および2では、図1に示した生産改善支援システム100は、図5および図6または図17に示したマンマシンチャートと要素作業タイムチャートとを両方、端末9の表示装置91に表示させるものとした。しかし、この場合、設備1の管理者、分析者等には、初めから詳細な情報が与えられる。このため、設備1の管理者、分析者等は、詳細な情報の中から確認の必要な情報を探すことになる。したがって、設備1の管理者、分析者等は、確認の作業に手間取る場合があり得る。そこで、本実施の形態3では、初めにマンマシンチャートだけを表示装置91に表示させ、設備1の管理者、分析者等が必要に応じて要素作業タイムチャートを見られるようにする。
生産改善支援システム100は、予め設定された作業時間を超過した作業者状態の区間の色を他の作業者状態の区間とは異なる色としたマンマシンチャートだけを表示装置91に表示させる。設備1の管理者、分析者等が、タイムチャートのうち、色の異なる作業者状態の区間を表示画面上で選択した場合、生産改善支援システム100は、その区間に対応する要素作業タイムチャートを表示させる。なお、マンマシンチャートにおいて、予め設定された作業時間を超過した作業者状態が複数ある場合、作業者状態の区間の色は、全て同じ色、または、それぞれ異なる色に設定してもよい。
例えば、図18に示すマンマシンチャートの項目「治具交換」が、予め設定された作業時間を超過した作業者状態であるものとする。この場合、生産改善支援システム100は、治具交換を示す区間T101の色に他の区間と異なる色を設定する。続いて、区間T101を、設備1の管理者、分析者等が表示画面上で選択した場合、生産改善支援システム100は、区間T101に対応する期間の要素作業タイムチャートを生成する。生産改善支援システム100は、生成した要素作業タイムチャートを、区間T101と対応付けて表示装置91に表示させる。
なお、生産改善支援システム100は、要素作業タイムチャートを生成する際、その要素作業タイムチャートの内、最も長い要素作業の区間の色に、他の要素作業の区間の色と異なる色を設定してもよい。例えば、図18に示す要素作業タイムチャートにおいて、作業者3は、要素作業の治具取り付けに、最も時間がかかったものとする。この場合、生産改善支援システム100は、治具取り付けを示す区間T102の色に他の区間と異なる色を設定する。
本実施の形態3に係るマンマシンチャートと要素作業タイムチャートとの表示について、図19に示した生産改善支援システムの動作処理のフローチャートを参照し説明する。ステップS701からステップS707については、図11に示した生産改善支援システム100の動作処理のフローチャートの処理と同様である。また、ステップS708については、実施の形態2で説明したマンマシンチャート表示処理と同様である。
図1に示した生産改善支援システム100の設備制御部4は、設備1の管理者、分析者等により、タイムチャートのうち、色の異なる作業者状態の区間が表示画面上で選択されたか否かを判定する(ステップS709)。設備1の管理者、分析者等により選択された場合(ステップS709;YES)、設備制御部4は、端末9に要素作業タイムチャート表示処理を実行させる(ステップS710)。要素作業タイムチャート表示処理については、実施の形態2で説明した処理と同様である。また、設備1の管理者、分析者等により選択されなかった場合(ステップS709;NO)、設備制御部4はステップS701に戻る。設備制御部4はステップS701からステップS710までの処理を繰り返す。
以上のように、実施の形態3では、生産改善支援システム100は、初めにマンマシンチャートのみ表示装置91に表示させる。そして、生産改善支援システム100は、他の区間と色を異ならせた作業者状態の区間を設備1の管理者、分析者等が表示画面上で選択した場合、その作業者状態を示す区間に対応する期間の要素作業タイムチャートを生成し、表示装置91に表示させる。これにより、設備1の管理者、分析者等には初めから詳細な情報が与えられないため、確認の作業に手間取る可能性を低減することができる。また、設備1の管理者、分析者等が、問題の生じていない要素作業に対して、改善を検討してしまう間違いを抑制することができる。
また、本開示の実施の形態1から3では、生産改善支援システム100を設備制御部4、サーバ5、処理装置7、端末9を協同させることにより、実現できるものとした。しかしながら、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、上述の設備制御部4、サーバ5、処理装置7、端末9における各機能を実現するためのプログラムを、コンピュータが読み取り可能なCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などの記録媒体に格納して配布し、このプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。そして、各機能をOS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協同により実現する場合には、アプリケーションのみを記録媒体に格納してもよい。
(変形例1)
上記の実施の形態1から3においては、設備1は、ワークを加工するワーク加工装置とした。しかしながら、設備1は、製品を製造する装置であれば、例えば、基板を処理して半導体チップを製造する半導体製造装置、金属、樹脂等の材料から部品を製造する成形装置等、どのような装置であっても良い。
(変形例2)
上記の実施の形態1から3においては、カメラ6は、第1カメラ61と第2カメラ62と第3カメラ63との3台のカメラとしたが、これに限らずカメラ6は、1台または複数台のいずれの台数を備えていても良い。
(変形例3)
上記の実施の形態1から3においては、マンマシンチャートまたは要素作業タイムチャートは、端末9により自動で生成し、表示されるものとした。これに限らず、設備1の作業者3、管理者、設備1のデータを分析する分析者により手動で生成し、表示されるものとしてもよい。
(変形例4)
上記の実施の形態1から3においては、カメラ6が撮影した画像を処理装置7により処理をすることで、設備1の部位、物品2、作業者3の位置を検出できるものとした。しかしながら、生産改善支援システム100にカメラ6を備えず、外部の機器で撮影した画像を取得して、処理装置7により処理をすることで、設備1の部位、物品2、作業者3の位置を検出できるものとしてもよい。なお、この場合、請求項における画像取得部には、画像を生産改善支援システム100に入力するための入力端子が対応する。
(変形例5)
上記の実施の形態1から3において、端末9には表示装置91を備えるものとした。しかしながら、この表示装置91は、マンマシンチャート、要素作業タイムチャート等を表示することができるディスプレイであれば、生産改善支援システム100に外付けされるものであっても良い。外付けされる場合、端末9には表示装置91としては、外付けされるディスプレイへのデータ出力端子が相当する。また、外付けされるものは、ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ等、どのようなものであって良い。
(変形例6)
上記の実施の形態1から3においては、生産改善支援システム100を設備制御部4、サーバ5、処理装置7、端末9を協同させることにより、実現できるものとした。しかしながら、設備制御部4、サーバ5、処理装置7、端末9をそれぞれ別体にせず、一台の装置にしてもよい。
(変形例7)
上記の実施の形態1から3においては、生産改善支援システム100は、サーバ5のデータ記憶部51内に各種データベースを保存するものとした。しかしながら、サーバ5のデータ記憶部51内に各種データベースを保存せず、設備制御部4、処理装置7、端末9、生産改善支援システム100の外部の機器等、いずれに保存してもよい。また、設備制御部4、処理装置7、端末9は、いずれかに保存された各種データベースのデータを用いて、各種処理を行ってもよい。
(変形例8)
上記の実施の形態1から3において、作業者3の位置を判定するために作業者3につけられるバーコードは、英数字、図形、記号等を含むものとした。これに限らず、色の並び、組合せ等を認識することにより識別番号を取得することができるカラーバーコードを作業者3につけるようにしてもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2019年2月8日に出願された、日本国特許出願特願2019−021136号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019−021136号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
本開示は、生産改善支援システムに好適に利用することができる。
1 設備、2 物品、3 作業者、4 設備制御部、5 サーバ、6 カメラ、7 処理装置、9 端末、10 ワーク供給部、11 ワーク加工部、12 ワーク排出部、13 加工前ワーク置場、14 加工済ワーク置場、15 加工治具置場、51 データ記憶部、61 第1カメラ、62 第2カメラ、63 第3カメラ、64 画像分割マップ、71 作業者状態判定機能部、72 要素作業判定機能部、81 第1接続線、82 第2接続線、83 第3接続線、84 第4接続線、91 表示装置、100 生産改善支援システム、510 作業者状態マスタ、511 作業者マスタ、512 作業者状態履歴、513 設備稼働状態履歴、514 要素作業マスタ、516 設備・物品マスタ、517 要素作業履歴、610 第1撮影領域、611 第2撮影領域、612 第3撮影領域、640 画像分割セル、710 作業者位置判定部、711 作業者位置変化判定部、712 設備稼働状態判定部、713 作業者状態判定部、720 設備・物品位置判定部、721 設備・物品位置変化判定部、722 要素作業判定部、730、930 プロセッサ、731、931 メモリ、732、934 通信インターフェース、733、933 記憶部、734 I/Oポート、735、935 データバス、920 データ取得部、921 表示用データ生成部、922 表示用データ表示処理部、923 マンマシンチャート生成部、924 マンマシンチャート表示処理部、925 要素作業タイムチャート生成部、926 要素作業タイムチャート表示処理部、932 表示コントローラ。

Claims (10)

  1. 作業者の像とその作業者の状態とを対応付ける作業者状態マスタと、設備の像と前記作業者が使用している物品の像の組み合わせと作業を構成する要素作業とを対応付ける要素作業マスタとを保存する定義データベースと、
    前記作業者の状態の履歴と前記作業者が実行した要素作業の履歴とを保存する第1履歴データベースと、
    前記設備の稼働状態の履歴を保存する第2履歴データベースと、
    前記設備を制御し、前記設備の稼働状態のデータを取得し、取得した前記稼働状態のデータを前記第2履歴データベースに保存する設備制御部と、
    前記作業者と前記設備と前記作業者の用いている物品とを撮影した画像を取得する画像取得部と、
    取得した画像中の前記作業者の像を前記作業者状態マスタに適用して前記作業者の状態を特定し、特定した状態を示すデータを前記第1履歴データベースに保存し、また、取得した前記画像中の設備及び物品の像を前記要素作業マスタに適用して、前記作業者が実行した要素作業を特定し、特定した前記要素作業を示すデータを前記第1履歴データベースに保存する処理装置と、
    前記第2履歴データベースと前記第1履歴データベースとに基づいて、前記設備の稼働状態及び前記作業者の状態の関係を示す情報と、前記要素作業の内容を示す情報とを生成して、出力する端末と、
    を備える生産改善支援システム。
  2. 前記作業者状態マスタと前記要素作業マスタには、前記作業者、設備及び作業者の用いている物品に付けられたバーコードの位置のデータが、前記作業者の状態及び前記要素作業の少なくとも一つに対応づけて保存され、
    前記処理装置は、前記画像取得部から取得した画像中の作業者の像に含まれる前記バーコードの位置を求め、求めた前記バーコードの位置に対応する前記バーコードの位置が定義されたデータを前記作業者状態マスタに適用して作業者の状態を特定し、特定した状態を示すデータを前記第1履歴データベースに保存し、また、取得した前記画像中の設備及び物品の像に含まれる前記バーコードの位置を求め、求めた前記バーコードの位置を前記要素作業マスタに適用して、前記作業者が実行した要素作業を特定し、特定した要素作業を示すデータを前記第1履歴データベースに保存する、
    請求項1に記載の生産改善支援システム。
  3. 前記設備の稼働状態と前記作業者の状態と前記要素作業との関係を示す情報は、
    前記設備の稼働状態及び前記作業者の状態の連合状態を示すマンマシンチャート、及び前記作業者が実行した要素作業の状態を示す要素作業タイムチャートである、
    請求項1または2に記載の生産改善支援システム。
  4. 前記第1履歴データベースには、前記作業者の状態及び設備の稼働状態ごとの開始日時が保存されており、
    前記端末は、前記第1履歴データベースから、前記作業者の状態及び設備の稼働状態ごとの開始日時を取得して差分を求め、その差分に基づいて前記マンマシンチャートに表示された前記作業者の状態及び前記設備の稼働状態ごとの区間の長さを定める、
    請求項3に記載の生産改善支援システム。
  5. 前記第2履歴データベースには、前記要素作業ごとの開始日時が保存されており、
    前記端末は、前記第2履歴データベースから、前記要素作業ごとの開始日時を取得して差分を求め、その差分に基づいて前記要素作業タイムチャートに表示された要素作業ごとの区間の長さを定める、
    請求項3に記載の生産改善支援システム。
  6. 前記端末は、前記作業者の状態が予め定められた作業時間を超過した前記作業者の状態である場合、前記マンマシンチャートに表示される前記作業者の状態の区間の色を、前記予め定められた作業時間を超過していない前記作業者の状態の区間の色とは異なる色で表示する、
    請求項4に記載の生産改善支援システム。
  7. 前記端末は、前記マンマシンチャートに含まれる、前記予め定められた作業時間を超過していない前記作業者の状態の区間の色とは異なる色の前記作業者の状態の区間に対応する期間における前記要素作業タイムチャートを表示する、
    請求項6に記載の生産改善支援システム。
  8. 前記端末は、前記マンマシンチャートに表示された、前記予め定められた作業時間を超過していない前記作業者の状態の区間の色とは異なる色の前記作業者の状態の区間が、前記設備の管理者により選択された場合、前記異なる色の前記作業者の状態の区間に対応する期間における前記要素作業タイムチャートを表示する、
    請求項7に記載の生産改善支援システム。
  9. 設備を制御し、前記設備の稼働状態のデータを取得し、取得した前記稼働状態のデータを蓄積する設備制御ステップと、
    作業者と前記設備と前記作業者の用いている物品を撮影した画像を取得し、取得した画像中の前記作業者の像から前記作業者の状態を特定し、特定した状態を示すデータを蓄積し、また、取得した前記画像中の設備及び物品の像から前記作業者が実行した要素作業を特定し、特定した前記要素作業を示すデータを蓄積し、
    蓄積した前記データに基づいて、前記設備の稼働状態及び前記作業者の状態の関係を示す情報と、前記要素作業の内容を示す情報とを生成する情報生成ステップと、
    を備える方法。
  10. コンピュータに、
    設備を制御し、前記設備の稼働状態のデータを取得し、取得した前記稼働状態のデータを蓄積する設備制御ステップと、
    作業者と前記設備と前記作業者の用いている物品を撮影した画像を取得し、取得した画像中の前記作業者の像から前記作業者の状態を特定し、特定した状態を示すデータを蓄積し、また、取得した前記画像中の設備及び物品の像から前記作業者が実行した要素作業を特定し、特定した前記要素作業を示すデータを蓄積し、
    蓄積した前記データに基づいて、前記設備の稼働状態及び前記作業者の状態の関係を示す情報と、前記要素作業の内容を示す情報とを生成する情報生成ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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