JPWO2020162041A1 - 音響出力装置 - Google Patents

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Abstract

音声放出孔を有し内部空間が配置空間として形成された外筐と、配置空間に配置され音声放出孔を介して外部へ向けて音声を出力するスピーカーとを備え、衣服に取り付けられたホルダーに着脱可能にされた。これにより、不使用時やメンテナンス時にはホルダーから取り外すことができ、故障や破損が生じ難く、メンテナンス作業における作業性の向上も図られ、使い勝手の向上を図ることができる。

Description

本技術は外筐の内部にスピーカーが配置された音響出力装置についての技術分野に関する。
スピーカーから音声の出力が行われる音響出力装置があり、このような音響出力装置には、衣服に取り付けられ、衣服を身に付けた状態で使用されるタイプがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された音響出力装置は、防水型の一対のスピーカーが予め衣服における左右の肩部にそれぞれ取り付けられ、一対のスピーカーが配線によって接続され、一方のスピーカーがそれぞれ付帯装置として機能するアンプと受信機とバッテリーに配線によって接続されている。アンプと受信機とバッテリーは、例えば、衣服のポケット等に挿入された状態で使用される。
特開2003−268609号公報
ところで、上記のような衣服を身に付けた状態で使用される音響出力装置において、衣服を洗濯する場合があるが、この場合に音響出力装置が洗濯時の衝撃等によって故障したり破損したりするおそれがある。また、故障に伴うメンテナンスを行う場合にも衣服に取り付けられたままの状態でメンテナンスを行う必要が生じ、メンテナンス作業における作業性も損なわれる。
従って、このような故障や破損のおそれがあったり、メンテナンス作業における作業性が損なわれることにより、使い勝手の低下を来す可能性がある。
そこで、本技術音響出力装置は、使い勝手の向上を図ることを目的とする。
第1に、本技術に係る音響出力装置は、音声放出孔を有し内部空間が配置空間として形成された外筐と、前記配置空間に配置され前記音声放出孔を介して外部へ向けて音声を出力するスピーカーとを備え、衣服に取り付けられたホルダーに着脱可能にされたものである。
これにより、不使用時やメンテナンス時に音響出力装置をホルダーから取り外すことが可能になる。
第2に、上記した音響出力装置においては、前記ホルダーに装着された状態において肩の上側に配置されることが望ましい。
これにより、肩は身体を動かしたときに大きく変位しない部分であると共に耳に近い部分であるため、音響出力装置が身体を動かしたときに大きく変位せず耳に近い位置に配置される。
第3に、上記した音響出力装置においては、鎖骨の後側に位置する窪みの後側に配置されることが望ましい。
これにより、ホルダーに配置された状態において向きが変化し難い。
第4に、上記した音響出力装置においては、前記ホルダーに対して上下方向において着脱可能にされることが望ましい。
これにより、手を上下に動かしてホルダーに対する音響出力装置の肩に対する着脱を行うことが可能になる。
第5に、上記した音響出力装置においては、前記ホルダーに凹状の配置部が形成され、前記配置部に一部が挿入された状態で配置されることが望ましい。
これにより、一部が配置部に挿入された状態で音響出力装置がホルダーに装着される。
第6に、上記した音響出力装置においては、前記配置部に挿入された状態において前記音声放出孔の放出口が前記配置部の外側に位置されることが望ましい。
これにより、音響出力装置が配置部に挿入された状態において音声放出孔の放出口がホルダーによって閉塞されない。
第7に、上記した音響出力装置においては、前記ホルダーに前記外筐を前記配置部の開口方向と反対方向から押さえる押さえ部が設けられることが望ましい。
これにより、音響出力装置が配置部に挿入されると共に外筐が押さえ部によって配置部の開口方向と反対方向から押さえられた状態でホルダーに装着される。
第8に、上記した音響出力装置においては、左右方向において非対称な形状に形成されることが望ましい。
これにより、形状によってホルダーに装着する向きを認識することが可能になる。
第9に、上記した音響出力装置においては、左用と右用の一対が設けられ、左用と右用において左右対称な向きで前記ホルダーに装着されることが望ましい。
これにより、向きによって左右の何れかのホルダーに装着される音響出力装置であるかを認識することが可能になる。
第10に、上記した音響出力装置においては、前記外筐の外面部が平面部と前記平面部の外周に連続する曲面部とによって構成されることが望ましい。
これにより、外筐の外面に角張った部分が形成されず、音響出力装置を把持したときに違和感が生じ難い。
第11に、上記した音響出力装置においては、前記外筐と前記ホルダーの一方にマグネットが取り付けられ他方に磁性金属板が取り付けられ、前記磁性金属板が前記マグネットに吸着された状態で前記ホルダーに装着されることが望ましい。
これにより、マグネットと磁性金属板が近付くことにより音響出力装置がホルダーに装着され、マグネットと磁性金属板が離れることにより音響出力装置がホルダーから取り外される。
第12に、上記した音響出力装置においては、前記マグネットが前記外筐に取り付けられ、前記磁性金属板が前記ホルダーに取り付けられることが望ましい。
これにより、音響出力装置がホルダーに装着されていない状態において衣服側にマグネットが存在しない。
第13に、上記した音響出力装置においては、前記外筐が長手方向と短手方向を有する形状に形成され、前記マグネットが前記外筐の長手方向に離隔して複数設けられることが望ましい。
これにより、外筐の長手方向に離隔して配置された複数のマグネットに磁性金属板が吸着されることにより音響出力装置がホルダーに装着される。
第14に、上記した音響出力装置においては、前記ホルダーに対する着脱方向が厚み方向にされ、厚み方向に直交する2方向がそれぞれ長さ方向及び幅方向にされ、厚み方向における大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さくされることが望ましい。
これにより、着脱方向に一致する厚み方向の大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さい。
第15に、上記した音響出力装置においては、前記配置空間にバッテリーが配置され、前記バッテリーの厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致されることが望ましい。
これにより、配置空間の配置スペースの有効活用を図り大きなバッテリーを配置空間に配置することが可能になる。
第16に、上記した音響出力装置においては、前記配置空間に複数の回路基板が配置され、少なくとも一つの前記回路基板の厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致されることが望ましい。
これにより、少なくとも一つの回路基板とバッテリーの厚み方向が一致される。
第17に、上記した音響出力装置においては、一つの前記回路基板が前記外筐の厚み方向に対して傾斜した状態で配置されることが望ましい。
これにより、一つの回路基板は厚み方向が外筐の厚み方向に対して異なる方向にされた状態で配置空間に配置されるため、外筐の厚み方向と厚み方向に直交する方向における大きさの2方向の大きさが過度に大きくなることがない。
第18に、上記した音響出力装置においては、少なくとも一つの前記回路基板と前記バッテリーと前記スピーカーとが前記外筐の厚み方向に直交する方向において離隔して配置されることが望ましい。
これにより、少なくとも一つの回路基板とバッテリーとスピーカーが外筐の厚み方向において重ならない状態で配置される。
第19に、上記した音響出力装置においては、前記音声放出孔が前記外筐の厚み方向及び厚み方向に直交する方向に対してともに傾斜されることが望ましい。
これにより、音声放出孔における放出口の外筐に対する位置を任意の位置にすることが可能になる。
第20に、上記した音響出力装置においては、前記外筐に釦配置孔が形成され、前記釦配置孔に操作部が配置され、前記外筐における表面の少なくとも一部に布製の保護カバーが貼り付けられ、前記操作部が前記保護カバーによって覆われることが望ましい。
これにより、操作部が露出されない。
図2乃至図12と共に本技術音響出力装置の実施の形態を示すものであり、本図は、人体の各部を説明する図である。 音響出力装置がホルダーから取り外されている状態を示す斜視図である。 音響出力装置がホルダーに装着された状態を示す斜視図である。 音響出力装置がホルダーに装着された状態を概念的に示す側面図である。 音響出力装置の斜視図である。 ケース体からカバー体と保護ラバーを分離した状態で示す音響出力装置の斜視図である。 音響出力装置の分解斜視図である。 図5のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図5のIX−IX線に沿う断面図である。 カバー体と保護ラバーを取り外した状態で各部の位置関係を概念的に示す平面図である。 押さえ部を有するホルダーと音響出力装置を示す斜視図である。 押さえ部を有するホルダーに音響出力装置が装着された状態を概念的に示す側面図である。
以下に、本技術音響出力装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
尚、以下に示す音響出力装置は、衣服に取り付けられたホルダーに装着されて肩の上側に配置される。以下の説明にあっては、肩に配置される向きで音響出力装置における前後左右上下の方向を示すものとする。
但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<人体>
先ず、人体について説明する(図1参照)。
人体100の肩101は、左右方向において腕102と胴体103の付け根部分104から首105までの部分であり、前後方向においては鎖骨106から図示はしないが肩甲骨までの部分である。体格によるが、一般には、鎖骨106の直ぐ後側には窪み107が存在し、窪み107の後側には肩上部101aが存在する。首105の上側の部分である顔108の耳109、109はそれぞれ肩101、101の近くにおいて肩101、101の上方に存在する。
人体100においては、付け根部分104から腕102の上腕部付近に三角筋110と称される筋肉が存在し、三角筋110より首105側には背中の上部から肩101までの付近に僧帽筋111と称される筋肉が存在する。従って、僧帽筋111の上部付近が肩上部101aに相当する部分である。
<衣服とシートとホルダー>
次に、衣服とシートとホルダーについて説明する(図2乃至図4参照)。
衣服200は、例えば、スポーツウエアとして人体100に纏われる(図2及び図3参照)。衣服200は肩101、101に相当する部分がそれぞれ肩部201、201として設けられている。衣服200には首105の下部に相当する襟部202が設けられ、肩部201、201と襟部202の境界線が継ぎ目203、203として形成されている。
肩部201、201にはそれぞれシート300、300が貼り付けられている。シート300は、例えば、一端が継ぎ目203に一致する位置に貼り付けられている。シート300には図示しない取付孔が形成されている。
シート300にはホルダー400が取り付けられている。ホルダー400は略上方に開口する浅い凹状に形成された配置部401と配置部401の開口401aから外方に張り出されたフランジ状の接合部402とを有し、配置部401がシート300の取付孔に上側から挿入された状態で接合部402がシート300に接合されている。
配置部401の内部空間は挿入空間401bとして形成されている(図4参照)。配置部401の底面部403は、例えば、平面状に形成され、配置部401の周面部404は、例えば、底面部403から離隔するに従って径が大きくなる緩やかな曲面状に形成されている。配置部401における底面部403には内部に磁性金属板405が取り付けられている。
ホルダー400は衣服200が人体100に纏われた状態において、肩101の上側、特に、肩上部101aの上側に位置される。
<音響出力装置の構成>
次いで、音響出力装置1の構成について説明する(図2乃至図10参照)。
音響出力装置1は、例えば、一対で使用され、一方の音響出力装置1が左用として使用され他方の音響出力装置1が右用として使用される(図2及び図3参照)。但し、一つの音響出力装置1を使用して音声の聞き取りが行われてもよい。
音響出力装置1、1はそれぞれホルダー400、400の配置部401、401に挿入されて配置される。音響出力装置1は下端側の部分が配置部401に挿入され、挿入された部分の外面が底面部403と周面部404に接し又は近接した状態にされる(図4参照)。
音響出力装置1は外筐2の内部に所要の各部が配置されて構成されている(図5乃至図9参照)。外筐2はカバー体3とケース体4と保護ラバー5を有している。カバー体3とケース体4は、例えば、樹脂材料によって形成され、保護ラバー5は、例えば、シリコン材料によって形成されている。
カバー体3は全体として下方に開口された凹状に形成され、上下方向を向く平面部6と平面部6の外周に連続された曲面部7と平面部6から下方に突出された結合用突部8と平面部6から下方に突出された押さえ用突部9、9、・・・とを有している。カバー体3には曲面部7の前端部に連続する孔形成部10が設けられ、孔形成部10は平面部6及び曲面部7より厚みが厚くされている。
カバー体3の外周面部は平面部6と平面部6の外周に連続された曲面部7とによって構成されているため、角張った部分が存在しない形状に形成されている。
孔形成部10と孔形成部10に連続する曲面部7に亘る位置には音声放出孔11、11、・・・が形成されている。音声放出孔11、11、・・・は上下左右に並んで形成され、前方へ行くに従って上方へ変位するように傾斜されている(図9参照)。音声放出孔11の外側の開口は音声が放出される放出口11aとされている。
平面部6には釦配置孔6aと部材挿通孔6bが左右に離隔して形成されている(図5乃至図8参照)。平面部6の上面側には、釦配置孔6aと部材挿通孔6bが形成された領域に浅いシート配置凹部6cが形成されている。
曲面部7における前端部の外面側には座繰り部12が形成され、座繰り部12によって曲面部7は前端部の厚みが他の部分の厚みより薄くされている(図6、図7及び図9参照)。曲面部7における前端部の音声放出孔11、11、・・・が形成された領域には、浅いシート配置凹部7aが形成されている。
ケース体4は全体として上方に開口された浅い凹状に形成され、上下方向を向く平面板部13と平面板部13の外周に連続された曲面板部14と平面板部13から上方に突出された結合用突部15と平面板部13から上方に突出された配置用突部16、16、16とを有している(図7乃至図9参照)。
結合用突部15はカバー体3に設けられた結合用突部8と上下で結合される部分であり、壁状に形成されている。結合用突部15には左右方向における中間部に前後方向を向く壁状部15aが設けられ、壁状部15aは結合用突部15において高さが最も高くされている。
壁状部15aの前面からは位置決め突部17、17が前方に突出されている。位置決め突部17、17は左右に離隔して設けられ、前面側にそれぞれ位置決め用の傾斜段差部17a、17aを有している。傾斜段差部17a、17aは左右方向において互いに近付くに従って下方に変位するように傾斜されている。
結合用突部15の壁状部15aには挿通用スリット15bが形成されている(図9参照)。挿通用スリット15bは壁状部15aにおける下端部の前面から上端部の後面に亘る位置に形成され、中間部分が壁状部15aを上下に貫通するように形成されている。
配置用突部16、16、16は平面板部13における左右の一端部から上方に突出され、曲面板部14の内周面に沿って並んで設けられている。配置用突部16、16、16の上面は平面板部13の左右方向における中央に近付くに従って上方に変位する傾斜配置面16a、16a、16aとして形成されている。
ケース体4の外周面部は平面板部13と平面板部13の外周に連続された曲面板部14とによって構成されているため、角張った部分が存在しない形状に形成されている。
平面板部13における左右の一端部からは位置決めピン18、18が上方に突出され、位置決めピン18、18は前後に離隔して位置されている。平面板部13には位置決めピン18、18の側方に図示しない端子挿通孔がそれぞれ形成されている。
最も後側に位置された配置用突部16の近傍にはマイク取付部19が設けられ、マイク取付部19は平面板部13から上方に突出されている(図7参照)。
ケース体4には、左右方向における一端部に周状の第1のマグネット取付部20が設けられ、左右方向における他端部に下方に開口された凹状の第2のマグネット取付部21が設けられている(図7及び図8参照)。第1のマグネット取付部20は平面板部13の上面側に設けられ、第2のマグネット取付部21は平面板部13の下面側に設けられている。
保護ラバー5は上下方向を向く平面部22と平面部22の外周に連続された第1の曲面部23と第1の曲面部23の上縁に連続された第2の曲面部24とから成る(図6及び図7参照)。
平面部22はケース体4の平面板部13を下方から覆う部分であり、形状及び大きさが平面板部13と略同じに形成されている。平面部22には左右の一端部に挿通孔22a、22aが前後に離隔して形成されている。
第1の曲面部23はケース体4の曲面板部14を外方から覆う部分であり、形状及び大きさが曲面板部14と略同じに形成されている。
第2の曲面部24はカバー体3における曲面部7の座繰り部12が形成された部分を外方から覆う部分であり、形状及び大きさが曲面部7の座繰り部12が形成された部分と略同じに形成されている。第2の曲面部24には放音孔25、25、・・・が形成され、放音孔25、25、・・・は、例えば、上下左右に並んで横長の形状に形成されている。
上記のように構成されたカバー体3とケース体4は、曲面部7の下端部と曲面板部14の上端部が突き当てられると共に結合用突部8の下端部と結合用突部15の上端部が突き当てられ、上下で結合される(図8及び図9参照)。カバー体3とケース体4が結合されることにより内部に空間が形成され、この空間が配置空間26とされる。曲面部7と曲面板部14は、例えば、接着により固定され、接着されることにより配置空間26に対する防水が図られる。
カバー体3とケース体4が結合された状態においては、結合用突部8と結合用突部15によって配置空間26が前後に仕切られ、配置空間26の仕切られた各空間がそれぞれ前側空間26aと後側空間26bとして形成される。
カバー体3の平面部6に形成されたシート配置凹部6cにはシリコン製の防水シート27が配置され、カバー体3の曲面部7に形成されたシート配置凹部7aにはメッシュ状の防塵シート28が配置される。
シート配置凹部6cに防水シート27が配置されることにより、カバー体3の釦配置孔6aと部材挿通孔6bからの配置空間26への水分の侵入が防止される。シート配置凹部7aに防塵シート28が配置されることにより、カバー体3の音声放出孔11、11、・・・からの配置空間26への塵埃の侵入が防止される。
カバー体3とケース体4が結合された状態において、カバー体3とケース体4に保護ラバー5が密着された状態で取り付けられる。カバー体3とケース体4に保護ラバー5が取り付けられた状態において、ケース体4の平面板部13が平面部22によって下方から覆われ、ケース体4の曲面板部14が第1の曲面部23によって外方から覆われ、カバー体3における曲面部7の座繰り部12が形成された部分が第2の曲面部24によって外方から覆われる。
カバー体3における座繰り部12が形成されていない部分には、例えば、衣服200と同様の布製の素材によって形成された保護カバー29が貼り付けられている。
保護カバー29が貼り付けられたカバー体3とケース体4が結合され、上記したように、カバー体3とケース体4に保護ラバー5が取り付けられることにより外筐2が構成され、外筐2においては、保護ラバー6の外面と保護カバー29の外面とが連続する同一面上に位置される。
外筐2は外面部が平面部6又は平面部22と曲面部7又は曲面部23が連続することにより形成されるため、外筐2の外面に角張った部分が形成されず、音響出力装置1を把持したときに違和感が生じ難く、音響出力装置1における良好な把持性を確保することができる。
外筐2の後側空間26bにはバッテリー30が配置されている(図6乃至図9参照)。バッテリー30は、例えば、扁平な略直方体状に形成され、厚み方向が上下方向に一致され長手方向が左右方向に一致される向きで後側空間26bに配置されている。
外筐2の後側空間26bには配置用板金31の一部を除いた部分が配置されている。配置用板金31は所定の形状に折り曲げられて形成され、バッテリー30の上面に載置されたベース部31aとベース部31aの左右方向における一端部から上方に突出された連結部31bと連結部31bから側方に突出された係合部31cとを有している。
配置用板金31は、連結部31bがカバー体3の部材挿通孔6bを挿通され、係合部31cがカバー体3の上面におけるシート配置凹部6cが形成された部分に係合される。配置用板金31はカバー体3の押さえ用突部9、9、・・・によって上方から押さえられ、例えば、図示しない絶縁シートを介してバッテリー30の上面に押し付けられる。
配置用板金31におけるベース部31aの上面にはスイッチ用回路基板32が配置され、スイッチ用回路基板32上にはスイッチ33が搭載されている。
カバー体3の釦配置孔6aには操作釦34が配置され、操作釦34は円板状の被押圧部34aと一端部が被押圧部34aにそれぞれ連続されたバネ部34b、34bとを有している(図5乃至図9参照)。
操作釦34は、例えば、カバー体3の平面部6と一体に形成され、バネ部34b、34bの他端部が平面部6における釦配置孔6aの周面に連続されている。
操作釦34においては、被押圧部34aが押圧操作されるとバネ部34b、34bが被押圧部34aと平面部6に対して弾性変形され、被押圧部34aに対する押圧操作が解除されるとバネ部34b、34bが弾性復帰して被押圧部34aが押圧操作前の元の位置に戻る。被押圧部34aが押圧操作されたときには、被押圧部34aによってスイッチ33が押圧されて各種のモード等が設定される。
例えば、操作釦34が操作されることにより、電源のオンオフ、音声の出力モードの設定、音声の出力の停止モードの設定等が行われる。このような設定は、操作釦34に対する操作回数や操作釦34に対する長押しや短押し等の操作状態に応じて行われる。
操作釦34と配置用板金31の係合部31cとは防水シート27によって覆われ、防水シート27は保護カバー29によって覆われる。尚、操作釦34が防水シート27と保護カバー29によって覆われた状態においては、操作釦34の位置が視認できなくなる可能性があるが、操作釦34の位置は、例えば、保護カバー29における操作釦34が位置する部分に目印を付すことにより保護カバー29の外側から認識することが可能である。
このように操作部34と配置用板金31の一部とが布製の保護カバー29によって覆われることにより、操作部34と配置用板金31が露出されず、音響出力装置1の意匠性の向上を図ることができる。
また、保護カバー29が布製にされることにより、音響出力装置1が衣服200に配置された状態において音響出力装置1が目立ち難く衣服200との一体感が生じるため、音響出力装置1が配置された衣服200を身に付けた状態において良好なファッション性を確保することができる。
外筐2の後側空間26bにはマイクロフォン35とメイン回路基板36とサブ回路基板37が配置されている(図7及び図8参照)。
マイクロフォン35はカバー体3のマイク取付部19に取り付けられて配置されている。音響出力装置1にマイクロフォン35が設けられることにより、使用者の音声を入力することが可能になる。
メイン回路基板36は音響出力装置1における音声の出力に関する制御等を行う機能を有し、一部がカバー体3の配置用突部16、16、16に載置されることにより後側空間26bに配置されている。
このとき配置用突部16、16、16の上面が傾斜配置面16a、16a、16aとして形成されているため、メイン回路基板36は左右方向において傾斜された状態で後側空間26bに配置される。メイン回路基板36は一部がカバー体3の押さえ用突部9によって上側から押さえられている。
サブ回路基板37は音響出力装置1における充電に関する制御を行う機能を有している。サブ回路基板37には位置決め孔37a、37aが前後に離隔して形成されている。サブ回路基板37には充電用端子38、38が前後に離隔して接続され、充電用端子38、38はサブ回路基板37から下方に突出されている。
サブ回路基板37は位置決め孔37a、37aにそれぞれ位置決めピン18、18が下方から挿入されることによりカバー体3に位置決めされ、メイン回路基板36の真下に配置されている。サブ回路基板37に接続された充電用端子38、38はそれぞれカバー体3の端子挿通孔を挿通され、下端部が保護ラバー5の挿通孔22a、22a付近に位置されている。
音響出力装置1が図示しない充電機器に接続されたときには、充電機器の接続端子がそれぞれ充電用端子38、38に接続され、充電用端子38、38及びサブ回路基板37によってバッテリー30に対する充電が行われる。
上記したスイッチ用回路基板32とメイン回路基板36とサブ回路基板37は何れもバッテリー30に接続され、バッテリー30から電源の供給を受ける。また、マイクロフォン35はメイン回路基板36に接続され、メイン回路基板36によって制御されると共にメイン回路基板36を介してバッテリー30から電源の供給を受ける。
外筐2の前側空間26aにはスピーカー39が配置されている(図7及び図9参照)。スピーカー39は、例えば、扁平な略直方体状に形成され、厚み方向が前後方向に一致され幅方向が上下方向に一致される向きで前側空間26aに配置されている。
スピーカー39の後面側には図示しない一対の傾斜突部が左右に離隔して形成され、スピーカー39は一対の傾斜突部がそれぞれ傾斜段差部17a、17aに係合されることにより位置決め突部17、17に位置決めされる。
スピーカー39は幅方向が長さ方向より小さくされており、長さ方向において位置決め突部17、17によってカバー体3に対して位置決めされ、前面が孔形成部10の後面に接し、横長の状態で前側空間26aに配置されている。スピーカー39は上面がカバー体3の押さえ用突部9によって上側から押さえられている。
スピーカー39とバッテリー30はフレキシブルプリント配線板40によって接続され、フレキシブルプリント配線板40は壁状部15aに形成された挿通用スリット15bを挿通されている。フレキシブルプリント配線板40における壁状部15aの前側に位置された部分には図示しない一対の傾斜縁が左右に離隔して形成され、フレキシブルプリント配線板40は一対の傾斜縁がそれぞれ傾斜段差部17a、17aに係合されることにより位置決め突部17、17に位置決めされる。
ケース体4の第1のマグネット取付部20と第2のマグネット取付部21にはそれぞれ第1のマグネット41と第2のマグネット42が取り付けられている。従って、第1のマグネット41と第2のマグネット42はそれぞれ外筐2の左右両端部に配置されている。
音響出力装置1においては、第1のマグネット41が後側空間26bに配置され第2のマグネット42がケース体4の下面側に配置されているため、前側空間26aに配置されたスピーカー39に対する第1のマグネット41と第2のマグネット42の磁力の影響が及び難くされている。また、第1のマグネット41と第2のマグネット42が外筐2の長手方向において離隔して配置され、スピーカー39が外筐2の長手方向における略中央部に配置されているため、スピーカー39に対する第1のマグネット41と第2のマグネット42の磁力の影響が一層及び難くされている。
従って、スピーカー39が第1のマグネット41と第2のマグネット42の磁力の影響を受け難く、スピーカー39の良好な動作状態を確保することができる。
上記のように構成された音響出力装置1は、左右方向において非対称な形状に形成され、前後幅の最大の部分は左右方向において首105側に位置される半部に存在し、前後幅の最大の部分を基準として左右方向において首105から離隔するに従って前後幅が小さくなる形状に形成されている(図2、図3及び図5参照)。
また、左用の音響出力装置1と右用の音響出力装置1は左右対称な向きでホルダー400に装着される(図2及び図3参照)。左用の音響出力装置1においては、前後幅の最大の部分が右側の半部に存在し前後幅の最大の部分を基準として左方へ行くに従って前後幅が小さくされ、右用の音響出力装置1においては、前後幅の最大の部分が左側の半部に存在し前後幅の最大の部分を基準として右方へ行くに従って前後幅が小さくされている。
音響出力装置1は上記のような形状に形成されており、厚み方向が上下方向にされ、幅方向が前後方向にされ、長さ方向が左右方向にされ、厚み方向における大きさが幅方向の大きさより小さくされ、幅方向における大きさが長さ方向における大きさより小さくされている。
上記したように、音響出力装置1にあっては、配置空間26にバッテリー30が配置され、バッテリー30の厚み方向が外筐2の厚み方向に一致されている。
従って、バッテリー30は厚み方向が外筐2の厚み方向に一致された状態で配置空間26に配置されるため、配置空間26の配置スペースの有効活用を図り大きなバッテリー30を配置空間26に配置することが可能になり、バッテリー30の十分な容量を確保した上で音響出力装置1の薄型化を図ることができる。
また、配置空間26に複数の回路基板、即ち、スイッチ用回路基板32、メイン回路基板36及びサブ回路基板37が配置され、少なくとも一つの回路基板、例えば、スイッチ用回路基板32とサブ回路基板37の厚み方向が外筐2の厚み方向に一致されている。
従って、少なくとも一つの回路基板は厚み方向が外筐2の厚み方向に一致された状態で配置空間26に配置されるため、少なくとも一つの回路基板とバッテリー30の厚み方向が一致され、音響出力装置1の一層の薄型化を図ることができる。
さらに、メイン回路基板36が外筐2の厚み方向に対して傾斜した状態で配置されている。
従って、メイン回路基板36は厚み方向が外筐2の厚み方向に対して異なる方向にされた状態で配置空間26に配置されるため、外筐2の厚み方向と厚み方向に直交する方向における大きさの2方向の大きさが過度に大きくなることがなく、音響出力装置1の小型化を図ることができる。
さらにまた、少なくとも一つの回路基板、例えば、メイン回路基板36及びサブ回路基板37とバッテリー30とスピーカー39が外筐2の厚み方向に直交する方向において離隔して配置されている(図10参照)。
従って、少なくとも一つの回路基板であるメイン回路基板36及びサブ回路基板37とバッテリー30とスピーカー39が外筐2の厚み方向において重ならない状態で配置されるため、音響出力装置1のより一層の薄型化を図ることができる。
<音響出力装置のホルダーに対する着脱>
上記のように構成された音響出力装置1は、衣服200に取り付けられたホルダー400に着脱可能にされている(図2及び図3参照)。
音響出力装置1のホルダー400への装着は、音響出力装置1を上方から配置部401の挿入空間401aに挿入することにより行うことができる(図3及び図4参照)。このとき音響出力装置1は第1のマグネット41と第2のマグネット42にホルダー400の磁性金属板405が吸着される。
音響出力装置1が配置部401に配置された状態において操作釦34を操作することにより、スピーカー39から音声を出力して外筐2の音声放出孔11、11、・・・及び放音孔25、25、・・・を介して外部に音声を放出することができる。放出された音声は耳109、109へ向かい、耳109、109に対する良好な音場環境が形成される。
尚、上記には、音響出力装置1にマグネット(第1のマグネット41と第2のマグネット42)が配置されホルダー400に磁性金属板405が配置された例を示したが、逆に、音響出力装置1に磁性金属板が配置されホルダー400にマグネットが配置されていてもよい。
このように音響出力装置1にあっては、外筐2とホルダー400の一方にマグネットが取り付けられ他方に磁性金属板が取り付けられ、マグネットの磁性金属板に対する吸着力により音響出力装置1がホルダー400に装着される。
従って、マグネットと磁性金属板が近付くことにより音響出力装置1がホルダー400に装着され、マグネットと磁性金属板が離れることにより音響出力装置1がホルダー400から取り外されるため、音響出力装置1のホルダー400に対する着脱を容易かつ確実に行うことができる。
また、マグネットが外筐2に取り付けられている場合には、音響出力装置1がホルダー400に装着されていない状態においては衣服200側にマグネットが存在しないため、マグネットの人体100への影響を抑制することができる。特に、磁力の影響を及ぼしたくないような医療機器等を身に付けている場合には、衣服200側にマグネットが存在しないようにする構成が、より好ましい。
さらに、外筐2が長手方向(左右方向)と短手方向を有する形状に形成されており、複数のマグネットである第1のマグネット41と第2のマグネット42が外筐2の長手方向に離隔して設けられている。
従って、外筐2の長手方向に離隔して配置された第1のマグネット41と第2のマグネット42に磁性金属板405が吸着されることにより音響出力装置1がホルダー400に装着されるため、音響出力装置1のホルダー400に対する安定した保持状態を確保することができる。
さらにまた、ホルダー400に対する音響出力装置1の着脱方向が音響出力装置1の厚み方向にされ、音響出力装置1は、厚み方向に直交する2方向がそれぞれ長さ方向及び幅方向にされ、厚み方向における大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さくされている。
従って、着脱方向に一致する厚み方向の大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さいため、音響出力装置1の薄型化を図ることができる。
また、音響出力装置1は左右方向において非対称な形状に形成されているため、形状によってホルダー400に装着する向きを認識することが可能になり、ホルダー400に対する誤装着を防止することができる。
さらに、左用の音響出力装置1と右用の音響出力装置1において左右対称な向きでそれぞれホルダー400、400に装着される(図2及び図3参照)。
従って、向きによって左右の何れかのホルダー400に装着される音響出力装置1であるかを認識することが可能になり、左用の音響出力装置1を右側のホルダー400に装着し右用の音響出力装置1を左側のホルダー400に装着すると言う左右の誤装着を防止することができる。
上記のように音響出力装置1がホルダー400に装着された状態において、音響出力装置1は肩101の上側に配置される。
肩101は身体を動かしたときに大きく変位しない部分であると共に耳109に近い部分であるため、音響出力装置1をホルダー400から脱落し難くすることができると共に耳109に対する良好な音場環境を形成することができる。特に、ランニング等のスポーツを行っている場合のような動作の大きな運動状態においても音響出力装置1の安定した使用状態を確保することができる。
また、音響出力装置1がホルダー400に配置された状態において、音響出力装置1は鎖骨106の後側に位置する窪み107の後側である肩上部101aに配置されている。
従って、音響出力装置1が鎖骨106の後側に位置する窪み107の上側に配置されないため、配置された状態において向きが変化し難く、音声放出孔11、11、・・・からの音声の放出方向が変化し難く、音声の安定した放出状態を確保することができる。
音響出力装置1がホルダー400に配置された状態においては、音響出力装置1の一部、例えば、下側の半部が挿入空間401bに挿入される。従って、カバー体3に形成された音声放出孔11、11、・・・と保護ラバー5に形成された放音孔25、25、・・・がホルダー400によって閉塞されず、放出口11a、11a、・・・が配置部401の外側に位置されている。
このように音響出力装置1は配置部401に挿入された状態において音声放出孔11の放出口11aが配置部401の外側に位置されている。
従って、音響出力装置1が配置部401に挿入された状態において音声放出孔11の放出口11aがホルダー400によって閉塞されないため、スピーカー39から出力される音声を外部に確実に放出することができる。
音響出力装置1のホルダー400からの取出は、音響出力装置1を把持して第1のマグネット41と第2のマグネット42の磁性金属板405に対する吸着力より大きな力で配置部401の挿入空間401aから上方に引き出すことにより行うことができる。
<まとめ>
以上に記載した通り、音響出力装置1にあっては、音声放出孔11、11、・・・を有し内部空間が配置空間26として形成された外筐2と、配置空間26に配置され音声放出孔11、11、・・・を介して外部へ向けて音声を出力するスピーカー39とを備え、衣服200に取り付けられたホルダー400に着脱可能にされている。
従って、衣服200を洗濯する場合に、音響出力装置1を衣服200から取り外して行うことができ、音響出力装置1が洗濯時の衝撃等によって故障したり破損したりするおそれがない。また、音響出力装置1に対するメンテナンスを行う場合にも、音響出力装置1を衣服200から取り外して行うことができ、メンテナンス作業における作業性の向上が図られる。
このように音響出力装置1は、必要に応じて衣服200に取り付けられたホルダー400に着脱することが可能であり、不使用時やメンテナンス時には音響出力装置1をホルダー400から取り外すことができ、故障や破損が生じ難く、メンテナンス作業における作業性の向上も図られ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、音響出力装置1はホルダー400に対して上下方向において着脱可能にされているため、手を上下に動かしてホルダー400に対する音響出力装置1の肩101に対する着脱を行うことが可能になり、音響出力装置1の着脱を視認可能な範囲において容易に行うことができる。尚、音響出力装置1は肩101に限らず、例えば、ホルダーに配置された状態において腕102や首105や胴体103に相当する位置に位置されてもよい。
さらに、ホルダー400に配置部401が形成され、音響出力装置1は配置部401に一部が挿入された状態で配置される。
従って、一部が配置部401に挿入された状態で音響出力装置1がホルダー400に装着されるため、音響出力装置1のホルダー400への装着を高い位置精度で行うことができると共にホルダー400から音響出力装置1を脱落し難くすることができる。
さらにまた、音声放出孔11、11、・・・が外筐2の厚み方向及び厚み方向に直交する方向に対してともに傾斜されている。
従って、音声放出孔11、11、・・・における放出口11a、11a、・・・の外筐2に対する位置を任意の位置にすることが可能になり、音響出力装置1の設計の自由度の向上を図ることができると共に音声の放出方向を所望の方向にすることができる。
<その他>
上記には、凹状に形成された配置部401と配置部401の開口401aから外方に張り出されたフランジ状の接合部402とを有するホルダー400を例として示したが、例えば、ホルダー400に代えてホルダー400Aが用いられてもよい(図11及び図12参照)。
ホルダー400Aには配置部401と接合部402に加え、接合部402に連続する押さえ部406が設けられている。押さえ部406は下端部が接合部402の一部に連続され配置部401の一部を上方から覆う曲面状に形成されている。
音響出力装置1のホルダー400Aへの装着は、音響出力装置1をシート300に沿って略左右方向へスライドして配置部401の挿入空間401aに挿入することにより行うことができる。このとき音響出力装置1は第1のマグネット41と第2のマグネット42にホルダー400の磁性金属板405が吸着され、外筐2の一部が押さえ部406によって上方から押さえられる。
音響出力装置1のホルダー400Aからの取出は、音響出力装置1を把持して第1のマグネット41と第2のマグネット42の磁性金属板405に対する吸着力より大きな力で側方へスライドして配置部401の挿入空間401aから側方に引き出すことにより行うことができる。
このようにホルダー400Aには外筐2を配置部401の開口方向と反対方向から押さえる押さえ部406が設けられている。
従って、音響出力装置1が配置部401に挿入されると共に外筐2が押さえ部406によって配置部401の開口方向と反対方向から押さえられた状態でホルダー400Aに装着されるため、音響出力装置1のホルダー400Aに対する安定した装着状態を確保することができる。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
音声放出孔を有し内部空間が配置空間として形成された外筐と、
前記配置空間に配置され前記音声放出孔を介して外部へ向けて音声を出力するスピーカーとを備え、
衣服に取り付けられたホルダーに着脱可能にされた
音響出力装置。
(2)
前記ホルダーに装着された状態において肩の上側に配置される
前記(1)に記載の音響出力装置。
(3)
鎖骨の後側に位置する窪みの後側に配置される
前記(2)に記載の音響出力装置。
(4)
前記ホルダーに対して上下方向において着脱可能にされた
前記(2)又は前記(3)に記載の音響出力装置。
(5)
前記ホルダーに凹状の配置部が形成され、
前記配置部に一部が挿入された状態で配置される
前記(1)から前記(4)の何れかに記載の音響出力装置。
(6)
前記配置部に挿入された状態において前記音声放出孔の放出口が前記配置部の外側に位置される
前記(5)に記載の音響出力装置。
(7)
前記ホルダーに前記外筐を前記配置部の開口方向と反対方向から押さえる押さえ部が設けられた
前記(5)又は前記(6)に記載の音響出力装置。
(8)
左右方向において非対称な形状に形成された
前記(1)から前記(7)の何れかに記載の音響出力装置。
(9)
左用と右用の一対が設けられ、
左用と右用において左右対称な向きで前記ホルダーに装着される
前記(8)に記載の音響出力装置。
(10)
前記外筐の外面部が平面部と前記平面部の外周に連続する曲面部とによって構成された
前記(1)から前記(9)の何れかに記載の音響出力装置。
(11)
前記外筐と前記ホルダーの一方にマグネットが取り付けられ他方に磁性金属板が取り付けられ、
前記磁性金属板が前記マグネットに吸着された状態で前記ホルダーに装着される
前記(1)から前記(10)の何れかに記載の音響出力装置。
(12)
前記マグネットが前記外筐に取り付けられ、
前記磁性金属板が前記ホルダーに取り付けられた
前記(11)に記載の音響出力装置。
(13)
前記外筐が長手方向と短手方向を有する形状に形成され、
前記マグネットが前記外筐の長手方向に離隔して複数設けられた
前記(12)に記載の音響出力装置。
(14)
前記ホルダーに対する着脱方向が厚み方向にされ、
厚み方向に直交する2方向がそれぞれ長さ方向及び幅方向にされ、
厚み方向における大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さくされた
前記(1)から前記(13)の何れかに記載の音響出力装置。
(15)
前記配置空間にバッテリーが配置され、
前記バッテリーの厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致された
前記(1)から前記(14)の何れかに記載の音響出力装置。
(16)
前記配置空間に複数の回路基板が配置され、
少なくとも一つの前記回路基板の厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致された
前記(15)に記載の音響出力装置。
(17)
一つの前記回路基板が前記外筐の厚み方向に対して傾斜した状態で配置された
前記(16)に記載の音響出力装置。
(18)
少なくとも一つの前記回路基板と前記バッテリーと前記スピーカーとが前記外筐の厚み方向に直交する方向において離隔して配置された
前記(16)又は前記(17)に記載の音響出力装置。
(19)
前記音声放出孔が前記外筐の厚み方向及び厚み方向に直交する方向に対してともに傾斜された
前記(1)から前記(18)の何れかに記載の音響出力装置。
(2)
前記外筐に釦配置孔が形成され、
前記釦配置孔に操作部が配置され、
前記外筐における表面の少なくとも一部に布製の保護カバーが貼り付けられ、
前記操作部が前記保護カバーによって覆われた
前記(1)から前記(19)の何れかに記載の音響出力装置。
101…肩、106…鎖骨、107…窪み、200…衣服、400…ホルダー、401…配置部、405…磁性金属板、1…音響出力装置、2…外筐、6…平面部、7…曲面部、11…音声放出孔、11a…放出口、22…平面部、23…第1の曲面部、24…第2の曲面部、26…配置空間、29…保護カバー、30…バッテリー、32…スイッチ用サブ回路基板、34…操作釦、36…メインサブ回路基板、37…サブ回路基板、39…スピーカー、41…第1のマグネット、42…第2のマグネット、400A…ホルダー、406…押さえ部

Claims (20)

  1. 音声放出孔を有し内部空間が配置空間として形成された外筐と、
    前記配置空間に配置され前記音声放出孔を介して外部へ向けて音声を出力するスピーカーとを備え、
    衣服に取り付けられたホルダーに着脱可能にされた
    音響出力装置。
  2. 前記ホルダーに装着された状態において肩の上側に配置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  3. 鎖骨の後側に位置する窪みの後側に配置される
    請求項2に記載の音響出力装置。
  4. 前記ホルダーに対して上下方向において着脱可能にされた
    請求項2に記載の音響出力装置。
  5. 前記ホルダーに凹状の配置部が形成され、
    前記配置部に一部が挿入された状態で配置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  6. 前記配置部に挿入された状態において前記音声放出孔の放出口が前記配置部の外側に位置される
    請求項5に記載の音響出力装置。
  7. 前記ホルダーに前記外筐を前記配置部の開口方向と反対方向から押さえる押さえ部が設けられた
    請求項5に記載の音響出力装置。
  8. 左右方向において非対称な形状に形成された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  9. 左用と右用の一対が設けられ、
    左用と右用において左右対称な向きで前記ホルダーに装着される
    請求項8に記載の音響出力装置。
  10. 前記外筐の外面部が平面部と前記平面部の外周に連続する曲面部とによって構成された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  11. 前記外筐と前記ホルダーの一方にマグネットが取り付けられ他方に磁性金属板が取り付けられ、
    前記磁性金属板が前記マグネットに吸着された状態で前記ホルダーに装着される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  12. 前記マグネットが前記外筐に取り付けられ、
    前記磁性金属板が前記ホルダーに取り付けられた
    請求項11に記載の音響出力装置。
  13. 前記外筐が長手方向と短手方向を有する形状に形成され、
    前記マグネットが前記外筐の長手方向に離隔して複数設けられた
    請求項12に記載の音響出力装置。
  14. 前記ホルダーに対する着脱方向が厚み方向にされ、
    厚み方向に直交する2方向がそれぞれ長さ方向及び幅方向にされ、
    厚み方向における大きさが長さ方向及び幅方向における大きさより小さくされた
    請求項1に記載の音響出力装置。
  15. 前記配置空間にバッテリーが配置され、
    前記バッテリーの厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  16. 前記配置空間に複数の回路基板が配置され、
    少なくとも一つの前記回路基板の厚み方向が前記外筐の厚み方向に一致された
    請求項15に記載の音響出力装置。
  17. 一つの前記回路基板が前記外筐の厚み方向に対して傾斜した状態で配置された
    請求項16に記載の音響出力装置。
  18. 少なくとも一つの前記回路基板と前記バッテリーと前記スピーカーとが前記外筐の厚み方向に直交する方向において離隔して配置された
    請求項16に記載の音響出力装置。
  19. 前記音声放出孔が前記外筐の厚み方向及び厚み方向に直交する方向に対してともに傾斜された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  20. 前記外筐に釦配置孔が形成され、
    前記釦配置孔に操作部が配置され、
    前記外筐における表面の少なくとも一部に布製の保護カバーが貼り付けられ、
    前記操作部が前記保護カバーによって覆われた
    請求項1に記載の音響出力装置。
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