JPWO2020157833A1 - ガス遮断器 - Google Patents

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Abstract

ガス遮断器(1)は、絶縁ガスが封入されるタンク(2)と、タンク(2)の中心軸(N)上にて固定されている固定接触子(4)と、中心軸(N)上にて、固定接触子(4)に接触するときの位置と固定接触子(4)から離されたときの位置とを往復可能な可動接触子(3)と、固定接触子(4)の周囲を覆い、消弧のための絶縁ガスが流動可能な冷却筒(6)と、冷却筒(6)のうち中心軸(N)に平行な第1の方向における端部に取り付けられており、冷却筒(6)からの絶縁ガスが内部へ流入可能な絶縁体である絶縁チューブ(8)と、を備える。中心軸(N)に垂直な第2の方向における絶縁体の長さが第2の方向における冷却筒(6)の長さよりも長い。

Description

本発明は、絶縁ガスが封入されたタンク内の固定接触子および可動接触子を用いて電流を遮断するガス遮断器に関する。
ガス遮断器は、タンク内に設けられた導体を流れている電流を遮断する際に、固定接触子に接触された状態の可動接触子を固定接触子から引き離す。遮断性能の向上のために、ガス遮断器では、可動接触子が固定接触子から引き離される際に発生するアークへ絶縁ガスを吹き付けることによって、消弧の迅速化が図られることがある。また、ガス遮断器は、固定接触子の周囲を覆う金属製の冷却筒が設けられることによって、アークの熱を受けて高温になった絶縁ガスを冷却筒内にて冷却してからタンク内に拡散させ得る。ガス遮断器は、アークへ吹き付けられた絶縁ガスを冷却筒にて冷却することによって、高温の絶縁ガスがタンク内に拡散することによる耐電圧性能の低下を抑制することができる。
大電流の遮断であるほど、またアーク時間が長いほど、冷却管での絶縁ガスの冷却が不十分となることによって、冷却管の端部とタンク内壁との間に高温の絶縁ガスが流れる可能性が高くなる。絶縁ガスの温度が高いほど絶縁ガスの耐電圧性能が低下することから、ガス遮断器は、冷却筒の端部とタンクの内壁との間にて高温の絶縁ガスが流れることによって閃絡が生じ易くなる。
特許文献1には、絶縁物により構成されている排気筒が冷却筒に取り付けられているガス遮断器が開示されている。排気筒は、タンクの中心軸に平行な方向へ延ばされた筒形をなしている。特許文献1のガス遮断器は、冷却筒から排気筒を通った絶縁ガスをタンク内に拡散させることで、耐電圧性能の低下による閃絡の発生を抑制可能とする。
特開2003−217411号公報
上記特許文献1の技術によれば、タンクの中心軸に平行な方向へ延ばされた排気筒を設けるために、当該方向におけるタンクの長さを長くする必要がある。このため、上記特許文献1の技術によると、ガス遮断器は、高い耐電圧性能を確保し得る一方、タンクの大型化を抑制することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高い耐電圧性能を確保でき、かつタンクの大型化を抑制可能とするガス遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるガス遮断器は、絶縁ガスが封入されるタンクと、タンクの中心軸上にて固定されている固定接触子と、中心軸上にて、固定接触子に接触するときの位置と固定接触子から離されたときの位置とを往復可能な可動接触子と、固定接触子の周囲を覆い、消弧のための絶縁ガスが流動可能な冷却筒と、冷却筒のうち中心軸に平行な第1の方向における端部に取り付けられており、冷却筒からの絶縁ガスが内部へ流入可能な絶縁体と、を備える。中心軸に垂直な第2の方向における絶縁体の長さは、第2の方向における冷却筒の長さよりも長い。
本発明によれば、高い耐電圧性能を確保でき、かつタンクの大型化を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるガス遮断器の要部を示す図 図1に示すガス遮断器のうち絶縁チューブを含む部分の拡大図 図1に示すガス遮断器のうち冷却筒と絶縁チューブとの接続部分の拡大図 図3に示す冷却筒とは冷却筒の端部の形状が異なる場合における冷却筒と絶縁チューブとの接続例を示す図 本発明の実施の形態2にかかるガス遮断器の要部を示す図 本発明の実施の形態3にかかるガス遮断器の要部を示す図 本発明の実施の形態4にかかるガス遮断器の要部を示す図 図7に示すガス遮断器が有する絶縁チューブを示す平面図
以下に、本発明の実施の形態にかかるガス遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるガス遮断器1の要部を示す図である。ガス遮断器1は、絶縁ガスが封入される金属製の容器であるタンク2を有する。絶縁ガスは、六フッ化硫黄(SF)ガスなどの、電気的な絶縁性と消弧性とを有するガスである。ガス遮断器1は、タンク2内に設けられた導体5への交流電流の投入と、導体5を流れる交流電流の遮断とを行う。
ガス遮断器1は、タンク2内にて可動とされた接触子である可動接触子3と、タンク2内にて固定された接触子である固定接触子4とを有する。中心軸Nは、タンク2のうち可動接触子3と固定接触子4とが収容されている筒状部分の中心軸である。図1では、タンク2のうち当該筒状部分の一部における断面を示している。かかる断面は、中心軸Nと導体5の中心線とを含む断面である。
固定接触子4は、中心軸N上にて固定されている。可動接触子3は、中心軸N上にて、固定接触子4に接触するときの位置と固定接触子4から離されたときの位置とを往復可能とされている。可動接触子3は、導体5である可動側導体に接続されている。固定接触子4には、導体5である固定側導体が接続されている。図1には、導体5のうち固定側導体を示している。ガス遮断器1は、固定接触子4へ可動接触子3を接触させることによって電流を投入し、固定接触子4から可動接触子3を引き離すことによって電流を遮断する。ガス遮断器1は、可動接触子3を動作させる駆動装置を有する。図1では、駆動装置の図示を省略している。
ガス遮断器1は、固定接触子4の周囲を覆う金属製の冷却筒6を有する。冷却筒6は、円筒形をなしている。冷却筒6の内部では、可動接触子3の側から固定接触子4の側へ噴射された消弧のための絶縁ガスが流動する。冷却筒6の中心軸は、タンク2の中心軸Nに一致している。冷却筒6がなす円筒形の長手方向は、第1の方向である方向Aと平行である。方向Aは、中心軸Nの方向である。図1には、方向Aを表す矢印を示している。
可動接触子3は、冷却筒6に固定されている。絶縁支持台7は、タンク2の内壁に取り付けられており、冷却筒6を支持する。冷却筒6には、導体5が接続されている。固定接触子4は、冷却筒6を介して導体5に接続されている。
ガス遮断器1は、冷却筒6の端部に取り付けられた絶縁体である絶縁チューブ8を有する。絶縁チューブ8は、冷却筒6の端部に取り付けられている。かかる端部は、冷却筒6のうち方向Aにおける端部であって、可動接触子3へ向けられた側とは逆側の端部である。絶縁チューブ8の内部には、冷却筒6からの絶縁ガスが流入する。
絶縁チューブ8は、円筒形をなしている。絶縁チューブ8の中心軸は、第2の方向である方向Bに平行である。方向Bは、中心軸Nに垂直な方向であって、かつ図1に示す断面に含まれる方向である。絶縁チューブ8がなす円筒形の長手方向は、方向Bと平行である。方向Bにおける絶縁チューブ8の長さは、方向Bにおける冷却筒6の長さよりも長い。図1には、方向Bを表す矢印を示している。
絶縁チューブ8の材料には、ポリテトラフルオロエチレン(PolyTetraFluoroEthylene:PTFE)、繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics:FRP)、芳香族ポリアミド系樹脂またはエポキシ樹脂といった材料であって、絶縁性と耐熱性とを備えた材料が使用される。絶縁チューブ8の材料は、絶縁性と耐熱性とを備えた材料であれば良く、ここに挙げた材料以外の材料であっても良い。アダプタ9は、冷却筒6への絶縁チューブ8の固定を補助する部品である。なお、絶縁チューブ8の形状は、円筒形以外の形状であっても良く、適宜変形可能であるものとする。絶縁チューブ8の形状は、楕円筒形であっても良い。
図2は、図1に示すガス遮断器1のうち絶縁チューブ8を含む部分の拡大図である。絶縁チューブ8のうち方向Bにおける中心には、円形の開口である接続口14が設けられている。接続口14には、冷却筒6の端部に固定されたアダプタ9が通されている。これにより、絶縁チューブ8の内部と冷却筒6の内部とが互いにつなげられた状態で、絶縁チューブ8は冷却筒6に取り付けられている。絶縁チューブ8のうち方向Bにおける2つの端11は、どちらも塞がれている。
絶縁チューブ8は、冷却筒6から絶縁チューブ8へ流入した絶縁ガスを絶縁チューブ8の外へ排出するための排気口12を有する。排気口12は、絶縁チューブ8のうち接続口14の周囲に設けられている。このように、排気口12は、方向Aにおいて冷却筒6と対向する位置以外の位置に設けられている。絶縁チューブ8に設けられる排気口12の形状と数とは任意であるものとする。
可動接触子3と固定接触子4との間に発生するアークへ吹き付けられた絶縁ガスは、冷却筒6の内部を方向Aへ進行する。冷却筒6の内部を進行した絶縁ガスは、接続口14を通って絶縁チューブ8の内部へ入る。方向Aにおいて冷却筒6と対向する位置には排気口12が設けられていないため、絶縁チューブ8の内部にて方向Aへ進行した絶縁ガスは、絶縁チューブ8の内壁に当たって絶縁チューブ8の内部にて拡散する。絶縁チューブ8の内部にて方向Aへ進行した絶縁ガスは、絶縁チューブ8の内部にて拡散することによって、絶縁チューブ8の内部に存在していた常温の絶縁ガスと混合される。絶縁チューブ8の内部にて混合された絶縁ガスは、排気口12を通って絶縁チューブ8の外へ流れる。
高温の絶縁ガスが絶縁チューブ8の内部へ入った場合、高温の絶縁ガスは、絶縁チューブ8の内部の常温の絶縁ガスと混合されることによって冷却されてから、絶縁チューブ8の外へ流れる。これにより、ガス遮断器1は、冷却筒6の端部とタンク2の内壁との間における耐電圧性能の低下による閃絡の発生を抑制できる。
方向Bにおける絶縁チューブ8の長さを、方向Bにおける冷却筒6の長さよりも長くしたことで、方向Bにおける絶縁チューブ8の長さが方向Bにおける冷却筒6の長さと同じである場合に比べて、絶縁チューブ8の内部を広くすることができる。絶縁チューブ8の内部を広くできることで、絶縁チューブ8に入る高温の絶縁ガスが絶縁チューブ8内のより多くの絶縁ガスと混合することになることから、高温の絶縁ガスの冷却が促進される。これにより、ガス遮断器1は、より高い耐電圧性能を確保することができる。
方向Bにおける絶縁チューブ8の長さを長くすることによって絶縁チューブ8の内部を広くしたことで、中心軸Nの方向における絶縁チューブ8の長さを長くすることによって絶縁チューブ8の内部を広くする場合に比べて、中心軸Nの方向におけるタンク2の長さを短くすることができる。これにより、ガス遮断器1は、中心軸Nの方向におけるタンク2の大型化を抑制することができる。
図3は、図1に示すガス遮断器1のうち冷却筒6と絶縁チューブ8との接続部分の拡大図である。冷却筒6の端部には、中心軸Nの側とは逆側に突出されて丸みを持たせた凸部13が形成されている。アダプタ9は、冷却筒6の端部のうち中心軸N側の面に接合される。また、接続口14の面がアダプタ9に接合されることによって、絶縁チューブ8は、凸部13に接触された状態で冷却筒6に取り付けられている。面同士の接合には、接着剤あるいは固着部品であるボルトが使用される。冷却筒6に絶縁チューブ8を取り付ける際、冷却筒6にアダプタ9が取り付けられてから、アダプタ9に絶縁チューブ8が取り付けられる。アダプタ9が絶縁チューブ8よりも先に冷却筒6に取り付けられることによって、冷却筒6の凸部13において絶縁チューブ8を安定して取り付けることができる。
なお、冷却筒6の端部の形状が図3に示す形状とは異なる形状である場合、絶縁チューブ8は、アダプタ9を用いずに冷却筒6に取り付けられても良い。図4は、図3に示す冷却筒6とは冷却筒6の端部の形状が異なる場合における冷却筒6と絶縁チューブ8との接続例を示す図である。図4に示す冷却筒6の端部において、中心軸Nの側に凸部13が形成されている。冷却筒6の端部のうち中心軸Nの側とは逆側の面に接続口14の面が接合されることによって、絶縁チューブ8は、冷却筒6に取り付けられている。この場合も、面同士の接合には、接着剤あるいは固着部品であるボルトが使用される。これにより、絶縁チューブ8は、アダプタ9を使用せずに、冷却筒6に直接取り付けられている。
実施の形態1によると、ガス遮断器1は、冷却筒6の端部に絶縁チューブ8を設けるとともに、第2の方向における絶縁チューブ8の長さが第2の方向における冷却筒6の長さよりも長くされている。ガス遮断器1は、絶縁チューブ8の内部を広くできることで、絶縁チューブ8の内部にて高温の絶縁ガスの冷却を促進可能とし、高い耐電圧性能を確保することができる。また、ガス遮断器1は、中心軸Nの方向における絶縁チューブ8の長さを短くできることで、中心軸Nの方向におけるタンク2の大型化を抑制することができる。これにより、ガス遮断器1は、高い耐電圧性能を確保でき、かつタンク2の大型化を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2にかかるガス遮断器1の要部を示す図である。図5には、ガス遮断器1のうち絶縁チューブ20を含む部分を示している。絶縁チューブ20は、冷却筒6から絶縁チューブ20へ流入した絶縁ガスを絶縁チューブ20の外へ排出するための複数の排気口12を有する。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
図5には、絶縁チューブ20の側面のうち図5に示す断面よりも奥側の部分に設けられている複数の排気口12を示している。排気口12は、接続口14の周囲にも設けられている。絶縁チューブ20は、排気口12が設けられる態様以外については、実施の形態1にかかる絶縁チューブ8と同様である。絶縁チューブ20に設けられる排気口12の形状と数と位置とは任意であるものとする。
ガス遮断器1は、絶縁チューブ20に複数の排気口12が設けられることによって、絶縁チューブ20から排出される絶縁ガスの流れを分散させる。絶縁ガスの流れが分散されることによって、タンク2内における絶縁ガスの拡散が促進される。ガス遮断器1は、絶縁チューブ20内にて絶縁ガスを冷却させるとともに、絶縁ガスの拡散を促進可能とすることで、より高い耐電圧性能を確保することができる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3にかかるガス遮断器1の要部を示す図である。図6には、ガス遮断器1のうち絶縁チューブ30を含む部分を示している。絶縁チューブ30は、絶縁ガスが流れる方向を調整する方向調整部31を有する。実施の形態3では、上記の実施の形態1および2と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1および2とは異なる構成について主に説明する。
絶縁チューブ30の2つの端11は開放されている。冷却筒6および絶縁チューブ30において方向Aへ進行した絶縁ガスは、方向Bへ向けて開放されている端11を通って絶縁チューブ30の外へ流れる。
方向調整部31は、絶縁チューブ30の内壁に取り付けられている。方向調整部31は、中心軸Nに対して傾けられている2つの面を有する。方向Aへ進行した絶縁ガスは、かかる面に当たることによって端11へ向かう。このように、方向調整部31は、絶縁チューブ30へ流入した絶縁ガスが端11へ向かうように、絶縁ガスが流れる方向を調整する。絶縁チューブ30は、排気口12の形成に代えて端11が開放されている点および方向調整部31が設けられている点以外については、実施の形態1にかかる絶縁チューブ8と同様である。なお、方向調整部31は、絶縁チューブ30とは別の部品であるものに限られない。方向調整部31は、絶縁チューブ30の筒形の一部を変形させることによって構成されたものでも良い。この場合も、絶縁チューブ30は、絶縁ガスが流れる方向を調整することができる。
ガス遮断器1は、絶縁チューブ30に方向調整部31が設けられることによって、絶縁チューブ30の内部における絶縁ガスの進行方向の変更を促進させる。絶縁チューブ30の内部では、絶縁ガスの進行方向が変更されることによって絶縁ガスの拡散が促進される。絶縁チューブ8の内部にて拡散された絶縁ガスは、絶縁チューブ8の内部の絶縁ガスと混合されて、絶縁チューブ8の外へ流れる。これにより、ガス遮断器1は、絶縁チューブ30の内部における絶縁ガスの冷却を促進可能とし、より高い耐電圧性能を確保することができる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4にかかるガス遮断器1の要部を示す図である。図7には、ガス遮断器1のうち絶縁チューブ40を含む部分を示している。実施の形態4では、絶縁チューブ40の向きが、実施の形態1から3の絶縁チューブ8,20,30とは90度異なっている。実施の形態4では、上記の実施の形態1から3と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1から3とは異なる構成について主に説明する。
図8は、図7に示すガス遮断器1が有する絶縁チューブ40を示す平面図である。図8には、絶縁チューブ40とタンク2の蓋部分とを示している。また、冷却筒6の断面を破線により示している。
絶縁チューブ40は、円筒形をなしている。絶縁チューブ40の中心軸は、方向Cに平行である。方向Cは、方向Aと方向Bとに垂直な方向である。絶縁チューブ40がなす円筒形の長手方向は、方向Cと平行である。実施の形態4では、方向Bに代えて、方向Cが第2の方向であるものとする。図8には、方向Cを表す矢印を示している。
絶縁チューブ40の2つの端11は開放されている。冷却筒6および絶縁チューブ40において第1の方向へ進行した絶縁ガスは、方向Cへ向けて開放されている端11を通って絶縁チューブ40の外へ流れる。
方向Cにおける絶縁チューブ40の長さは、方向Cにおける冷却筒6の長さよりも長い。方向Cにおける絶縁チューブ40の長さを、方向Cにおける冷却筒6の長さよりも長くしたことで、方向Cにおける絶縁チューブ40の長さが方向Cにおける冷却筒6の長さと同じである場合に比べて、絶縁チューブ40の内部を広くすることができる。絶縁チューブ40の内部を広くできることで、絶縁チューブ40に入る高温の絶縁ガスが絶縁チューブ40内のより多くの絶縁ガスと混合することになることから、高温の絶縁ガスの冷却が促進される。これにより、ガス遮断器1は、より高い耐電圧性能を確保することができる。
方向Cにおける絶縁チューブ40の長さを長くすることによって絶縁チューブ40の内部を広くしたことで、中心軸Nの方向における絶縁チューブ40の長さを長くすることによって絶縁チューブ40の内部を広くする場合に比べて、中心軸Nの方向におけるタンク2の長さを短くすることができる。これにより、ガス遮断器1は、中心軸Nの方向におけるタンク2の大型化を抑制することができる。
絶縁チューブ40の形状は、実施の形態1から3の絶縁チューブ8,20,30と同様に、円筒形以外の形状であっても良い。絶縁チューブ40は、実施の形態1および2の絶縁チューブ8,20と同様に、端11が塞がれるとともに排気口12を有するものであっても良い。絶縁チューブ40には、実施の形態3の絶縁チューブ30と同様に方向調整部31を有しても良い。
ガス遮断器1は、絶縁チューブ40の向きを実施の形態1から3の絶縁チューブ8,20,30とは90度異ならせたことによって、絶縁ガスが流れる方向を実施の形態1から3とは異ならせている。絶縁チューブ40から方向Cである水平方向へ絶縁ガスを流出させることによって、方向Bである上下方向へ絶縁ガスを流出させる場合よりも絶縁チューブ40からタンク2内へ流れる絶縁ガスが中心軸Nに対称に流れ易くなる。ガス遮断器1は、絶縁チューブ40の向きに応じて、絶縁ガスが流れる方向を任意に設定することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ガス遮断器、2 タンク、3 可動接触子、4 固定接触子、5 導体、6 冷却筒、7 絶縁支持台、8,20,30,40 絶縁チューブ、9 アダプタ、11 端、12 排気口、13 凸部、14 接続口、31 方向調整部、N 中心軸。

Claims (5)

  1. 絶縁ガスが封入されるタンクと、
    前記タンクの中心軸上にて固定されている固定接触子と、
    前記中心軸上にて、前記固定接触子に接触するときの位置と前記固定接触子から離されたときの位置とを往復可能な可動接触子と、
    前記固定接触子の周囲を覆い、消弧のための絶縁ガスが流動可能な冷却筒と、
    前記冷却筒のうち前記中心軸に平行な第1の方向における端部に取り付けられており、前記冷却筒からの絶縁ガスが内部へ流入可能な絶縁体と、を備え、
    前記中心軸に垂直な第2の方向における前記絶縁体の長さが前記第2の方向における前記冷却筒の長さよりも長いことを特徴とするガス遮断器。
  2. 前記絶縁体は、前記冷却筒から前記絶縁体へ流入した絶縁ガスを前記絶縁体の外へ排出するための排気口を有し、
    前記排気口は、前記第1の方向において前記冷却筒と対向する位置以外の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  3. 前記絶縁体は、前記冷却筒から前記絶縁体へ流入した絶縁ガスを前記絶縁体の外へ排出するための複数の排気口を有することを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  4. 前記絶縁体は、絶縁ガスが流れる方向を調整する方向調整部を有することを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  5. 前記絶縁体は、中心軸が前記第2の方向に平行である筒形をなすことを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
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