JPWO2020157801A1 - 変倍光学系、光学機器、および変倍光学系の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、
変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化し、
合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動し、
以下の条件式を満足する変倍光学系である。
(1)1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化するように構成し、
合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動するように構成し、
以下の条件式を満足する変倍光学系の製造方法である。
(1)1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
本実施形態の変倍光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化し、合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動し、以下の条件式(1)を満足する。
(1)1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
なお、条件式(1)の上限値を2.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を2.80、2.70、2.60、2.50、2.40、2.30、2.20、2.10、2.08、さらに2.05にすることが好ましい。
なお、空気レンズとは、隣り合うレンズとレンズの間の空気部分で形成されるレンズのことをいう。
(2)2.50<(−f1)/fw<3.50
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
なお、条件式(2)の上限値を3.40に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を3.30、3.20、3.15、3.10、3.05、さらに3.00にすることが好ましい。
(3)FNо<1.45
ただし、
FNо:前記変倍光学系のFナンバー
なお、条件式(3)の上限値を1.41に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(3)の上限値を1.38、1.35、1.33、1.30、1.28、1.25、さらに1.24にすることが好ましい。
(4)1.50<f21/f2<4.50
ただし、
f21:前記第1正レンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
なお、条件式(4)の上限値を4.40に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(4)の上限値を4.30、4.20、4.10、4.00、3.90、さらに3.80にすることが好ましい。
(5)1.00<f22/f2<3.50
ただし、
f22:前記第2正レンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
なお、条件式(5)の上限値を3.40に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(5)の上限値を3.30、3.20、3.10、3.00、2.90、2.80、2.70、2.60、2.50、2.40、2.30、さらに2.25にすることが好ましい。
(6)0.50<f2F/f2<2.00
ただし、
f2F:前記第1正レンズと前記第2正レンズとの合成焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
なお、条件式(6)の上限値を1.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(6)の上限値を1.80、1.70、1.60、1.50、1.40、1.30、1.20、さらに1.15にすることが好ましい。
(7)0.50<f2A/f2<2.00
ただし、
f2A:前記部分レンズ群の物体側に配置された全ての前記正レンズの合成焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
なお、条件式(7)の上限値を1.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(7)の上限値を1.80、1.70、1.60、1.50、1.40、1.30、1.20、さらに1.15にすることが好ましい。
(8)1.00<f1R/(−f1)<6.00
ただし、
f1R:前記第1レンズ群の最も像面側に配置された正レンズの焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
なお、条件式(8)の上限値を5.80に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(8)の上限値を5.60、5.50、5.30、5.20、5.10、5.00、さらに4.90にすることが好ましい。
(9)1.80<r3R/Bf3w<4.30
ただし、
r3R:前記第3レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面の曲率半径
Bf3w:広角端状態における前記第3レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離
なお、条件式(9)の上限値を4.20に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(9)の上限値を4.10、4.00、3.90、3.80、3.70、3.60、3.50、3.40、3.30、さらに3.26にすることが好ましい。
(10)0.50<r2R/Bf2w<2.20
ただし、
r2R:前記第2レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面の曲率半径
Bf2w:広角端状態における前記第2レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離
なお、条件式(10)の上限値を2.00に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(10)の上限値を1.90、1.80、1.70、1.60、1.50、1.40、1.35、さらに1.32にすることが好ましい。
(11)0.15<Bfw/fw<1.00
ただし、
Bfw:広角端状態における前記変倍光学系のバックフォーカス
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
なお、条件式(11)の上限値を0.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(11)の上限値を0.80、0.70、0.65、0.60、0.55、さらに0.53にすることが好ましい。
(12)35.00°<2ωw<80.00°
ただし、
2ωw:広角端状態における前記変倍光学系の全画角
(13)10.00°<2ωt<60.00°
ただし、
2ωt:望遠端状態における前記変倍光学系の全画角
(14)0.673<θgFLp+0.0022*νdLp<0.750
ただし、
νdLp:前記正レンズのd線に対するアッベ数
θgFLp;前記正レンズのg線とF線とによる部分分散比
νdLp=(nd−1)/(nF−nC)
θgFLp=(ng−nF)/(nF−nC)
なお、条件式(14)の上限値を0.730に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(14)の上限値を0.720、0.710、0.700、さらに0.695にすることが好ましい。
(15)0.50<Pex/fw<2.00
ただし、
Pex:近軸射出瞳位置から像点までの距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
なお、条件式(15)の上限値を1.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(15)の上限値を1.80、1,75、1.70、1.65、1.64、さらに1.62にすることが好ましい。
(16)−1.00<(r2L1+r1L1)/(r2L1−r1L1)<3.00
ただし、
r1L1:前記第1レンズ群の空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2L1:前記第1レンズ群の空気レンズの像側レンズ面の曲率半径
なお、条件式(16)の上限値を2.80に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(16)の上限値を2.50、2.30、2.00、1.80、1.50、1.30、さらに1.00にすることが好ましい。
(17)−2.00<(r2L2−r1L2)/(r2L2+r1L2)<2.00
ただし、
r1L2:前記第2レンズ群の空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2L2:前記第2レンズ群の空気レンズの像側レンズ面の曲率半径
なお、条件式(17)の上限値を1.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。また、本実施形態の効果をより確実なものとするために、条件式(17)の条件値を1.80、1.60、1.50、1.30、1.20、1.10、さらに1.00にすることが好ましい。
(1)1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
(第1実施例)
図1A、図1Bおよび図1Cはそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における断面図である。
図1A中の各レンズ群の下の矢印は、広角端状態から中間焦点距離状態への変倍の際の各レンズ群の移動方向を示している。図1B中の各レンズ群の下の矢印は、中間焦点距離状態から望遠端状態への変倍の際の各レンズ群の移動方向を示している。
負メニスカスレンズL12の像側のレンズ面と負レンズL13の物体側のレンズ面とによって、両凸形状の空気レンズLa1が形成されている。
負メニスカスレンズL24の像側のレンズ面と負レンズL25の物体側のレンズ面とによって、両凸形状の空気レンズLa2が形成されている。
像面I上には、CCDやCMOS等から構成された撮像素子(図示省略)が配置されている。
表1において、fは焦点距離、BF(空気換算長)は空気換算バックフォーカス、すなわち最も像側のレンズ面から像面Iまでの光軸上の距離であって、フィルタ群FLの厚みを空気換算した距離を示す。
[面データ]において、mは物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数、θgFはg線とF線とによる部分分散比をそれぞれ示している。なお、θgFは条件式(14)を満足するレンズについてのみ示している。また、OPは物体面、Dn(nは整数)は可変の面間隔、STは開口絞り、Iは像面をそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示している。空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。また、レンズ面が非球面である場合には面番号に「*」を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
x=(h2/r)/[1+{1−κ(h/r)2}1/2]
+bh4+ch6+dh8+eh10+fh12+gh14
ここで、hを光軸に垂直な方向の高さ、xを高さhにおける非球面の頂点の接平面から当該非球面までの光軸方向に沿った距離であるサグ量、κを円錐定数、b、c、d、e、f、gを非球面係数、rを基準球面の曲率半径である近軸曲率半径とする。なお、「E−n」(n:整数)は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。2次の非球面係数は0であり、記載を省略している。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面番号STと焦点距離fを示す。
[条件式対応値]には、各条件式の対応値をそれぞれ示す。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
[面データ]
m r d nd νd θgF
OP ∞
1 203.370 3.64 1.851080 40.12
2 510.301 1.80 1.516800 64.14
3 44.637 21.08
4 -80.848 2.47 1.612660 44.46
5 -2397.641 12.00 1.945944 17.98 0.6544
6 -254.439 0.20
7 75.132 3.95 1.497820 82.57
8 105.296 D8
9 113.645 5.18 1.883000 40.69
10 2334.491 0.38
11 61.855 7.75 1.593190 67.90
12 217.476 0.20
13 47.727 11.49 1.593190 67.90
14 -3683.921 0.20
15 -10584.330 1.80 1.737999 32.33
16 37.944 9.34
17 ST 6.65
18 -52.838 1.80 1.737999 32.33
19 154.360 4.91 1.497820 82.57
20 -156.174 0.20
21 50.924 12.00 1.851080 40.12
22 -100.909 0.20
23 78.745 6.79 1.851080 40.12
24 -72.675 1.80 1.737999 32.33
25 40.318 D25
26 91.079 9.11 1.755000 52.34
27 -30.849 1.80 1.728250 28.38
28 64.183 0.20
29 53.321 5.65 1.945944 17.98
30 -226.556 1.80 1.688930 31.16
31 57.636 D31
32 ∞ 1.60 1.516800 64.14
33 ∞ 1.00
I ∞
[非球面データ]
m:2
κ= 0
b= 4.31945E-09 c=-1.18472E-11 d=-5.75372E-15 e=-8.70882E-19
f= 4.21310E-16 g=-2.71650E-1
m:24
κ= 0
b= 4.91026E-07 c=-4.58183E-10 d= 9.85325E-13 e=-4.67828E-16
m:25
κ= 0
b=-3.58091E-06 c=-2.63577E-09 d=-7.51565E-14 e= 7.95416E-16
m:33
κ= 0
b= 2.87452E-06 c=-1.25611E-08 d= 7.40442E-11 e=-2.49540E-13
[各種データ]
W T
f 35.00 51.60
FNo 1.23 1.23
Y 21.70 21.70
2ω 72.14 46.70
TL 210.04 168.19
BF(空気換算長) 17.77 25.82
[無限遠撮影時可変間隔データ] [近距離撮影時可変間隔データ]
W T W T
f 35.000 51.600 β -0.100 -0.100
D8 52.543 1.851 D8 47.880 9.925
D25 4.785 5.578 D25 11.522 10.856
D31 15.720 23.767 D31 15.720 23.767
[レンズ群データ]
W T
ST f
G1 1 -103.72
G2 9 60.29
G3 26 178.15
[条件式対応値]
(1) (−f1)/f2=1.720
(2) (−f1)/fw=2.963
(3) FNо=1.230
(4) f21/f2=2.242
(5) f22/f2=2.373
(6) f2F/f2=1.158
(7) f2A/f2=1.158
(8) f1R/(−f1)=4.868
(9) r3R/Bf3w=3.243
(10) r2R/Bf2w=1.223
(11) Bfw/fw=0.508
(12) 2ωw=72.14°
(13) 2ωt=46.70°
(14) θgFLp+0.0022*νdLp=0.694
(15) Pex/fw=1.597
(16) (r2L1+r1L1)/(r2L1−r1L1)=0.289
(17) (r2L2+r1L2)/(r2L2−r1L2)=0.164
図4A、図4Bおよび図4Cはそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における断面図である。
図4A中の各レンズ群の下の矢印は、広角端状態から中間焦点距離状態への変倍の際の各レンズ群の移動方向を示している。図4B中の各レンズ群の下の矢印は、中間焦点距離状態から望遠端状態への変倍の際の各レンズ群の移動方向を示している。
負メニスカスレンズL12の像側のレンズ面と負レンズL13の物体側のレンズ面とによって、両凸形状の空気レンズLa1が形成されている。
負メニスカスレンズL24の像側のレンズ面と負レンズL25の物体側のレンズ面とによって、両凸形状の空気レンズLa2が形成されている。
像面I上には、CCDやCMOS等から構成された撮像素子(図示省略)が配置されている。
[面データ]
m r d nd νd θgF
OP ∞
1 378.611 1.80 1.851350 40.10
2 1455.072 1.80 1.698950 30.13
3 78.324 10.33
4 -145.392 1.80 1.737999 32.33
5 98.111 8.96 1.945944 17.98 0.6544
6 1051.128 0.20
7 121.236 4.28 1.755000 52.34
8 312.075 D8
9 312.075 3.98 1.883000 40.69
10 -1221.417 0.20
11 70.081 9.18 1.883000 40.69
12 235.398 10.68
13 64.520 5.31 1.755000 52.34
14 124.160 0.87
15 163.144 1.80 1.698950 30.13
16 51.940 9.34
17 ST 5.24
18 -113.698 1.80 1.737999 32.33
19 45.808 7.78 1.755000 52.34
20 156.938 0.20
21 48.717 12.00 1.755000 52.34
22 -192.834 0.20
23 73.704 8.76 1.743104 49.44
24 -68.563 1.80 1.854780 24.80
25 50.115 D25
26 137.845 7.15 1.882020 37.23
27 -47.436 1.80 1.728250 28.38
28 78.598 0.20
29 56.638 8.90 1.945944 17.98
30 -69.524 7.47 1.688930 31.16
31 50.116 D31
32 ∞ 1.60 1.516800 64.14
33 ∞ 1.00
I ∞
[非球面データ]
m:2
κ= 0
b=-2.47465E-07 c=-2.79300E-11 d= 3.19445E-15 e=-2.08805E-18
f= 4.21310E-16 g=-2.71650E-19
m:24
κ= 0
b=-2.58494E-06 c=-1.51263E-09 d= 2.77098E-13 e=-3.29005E-16
m:25
κ= 0
b=-9.03411E-07 c=-2.80829E-10 d=-4.96146E-13 e= 2.82559E-16
m:33
κ= 0
b= 2.17609E-06 c=-1.14413E-08 d= 7.19983E-11 e=-2.46180E-13
[各種データ]
W T
f 51.60 70.00
FNo 1.23 1.23
Y 21.70 21.70
2ω 48.78 34.53
TL 210.03 169.53
BF(空気換算長) 18.93 26.72
[無限遠撮影時可変間隔データ] [近距離撮影時可変間隔データ]
W T W T
f 51.600 70.000 β -0.100 -0.100
D8 48.958 1.500 D8 68.633 25.032
D25 5.753 4.927 D25 12.088 9.896
D31 16.879 24.661 D31 16.879 24.661
[レンズ群データ]
W T
ST f
G1 1 -151.28
G2 9 74.51
G3 26 110.83
[条件式対応値]
(1) (−f1)/f2=2.030
(2) (−f1)/fw=2.932
(3) FNо=1.230
(4) f21/f2=3.783
(5) f22/f2=1.478
(6) f2F/f2=1.063
(7) f2A/f2=1.063
(8) f1R/(−f1)=1.719
(9) r3R/Bf3w=2.647
(10) r2R/Bf2w=1.294
(11) Bfw/fw=0.3667
(12) 2ωw=48.78°
(13) 2ωt=34.526°
(14) θgFLp+0.0022*νdLp=0.694
(15) Pex/fw=1.133
(16) (r2L1+r1L1)/(r2L1−r1L1)=0.300
(17) (r2L2+r1L2)/(r2L2−r1L2)=0.373
図7は本実施形態の変倍光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
図7に示すようにカメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係る変倍光学系を備えたレンズ交換式のミラーレスカメラである。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
図8は本実施形態の光学系の製造方法の概略を示すフロー図である。
図8に示す本実施形態の光学系の製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、以下のステップS1〜S3を含むものである。
ステップS2:合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動するように構成する。
ステップS3:以下の条件式(1)を満足するように構成する。
(1)1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
ST 開口絞り I 像面 1 カメラ
2 撮影レンズ
Claims (21)
- 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、
変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化し、
合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動し、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、
変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化し、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は、凸形状の空気レンズをそれぞれ1つ以上有する変倍光学系。 - 以下の条件式を満足する請求項1または2に記載の変倍光学系。
2.50<(−f1)/fw<3.50
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から3の何れか一項に記載の変倍光学系。
FNо<1.45
ただし、
FNо:前記変倍光学系のFナンバー - 前記第2レンズ群は、最も物体側に第1正レンズを有し、
以下の条件式を満足する請求項1から4の何れか一項に記載の変倍光学系。
1.50<f21/f2<4.50
ただし、
f21:前記第1正レンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 前記第2レンズ群は、最も物体側から順に、第1正レンズと第2正レンズとを有し、
以下の条件式を満足する請求項1から5の何れか一項に記載の変倍光学系。
1.00<f22/f2<3.50
ただし、
f22:前記第2正レンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 前記第2レンズ群は、最も物体側から順に、第1正レンズと第2正レンズとを有し、
以下の条件式を満足する請求項1から6の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.50<f2F/f2<2.00
ただし、
f2F:前記第1正レンズと前記第2正レンズとの合成焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 前記第2レンズ群は、物体側から順に連続して配置された第a正レンズと第a負レンズと第b負レンズと第b正レンズとからなる部分レンズ群を有し、
前記第a負レンズと前記第b負レンズとの互いに向かい合う面で形成される空気レンズは両凸形状を有し、
前記部分レンズ群の物体側には少なくとも1つの正レンズを有し、
以下の条件式を満足する請求項1から7の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.50<f2A/f2<2.00
ただし、
f2A:前記部分レンズ群の物体側に配置された全ての前記正レンズの合成焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 前記第1レンズ群は、最も像面側に正レンズを有し、
以下の条件式を満足する請求項1から8の何れか一項に記載の変倍光学系。
1.00<f1R/(−f1)<6.00
ただし、
f1R:前記第1レンズ群の最も像面側に配置された正レンズの焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から9の何れか一項に記載の変倍光学系。
1.80<r3R/Bf3w<4.30
ただし、
r3R:前記第3レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面の曲率半径
Bf3w:広角端状態における前記第3レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から10の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.50<r2R/Bf2w<2.20
ただし、
r2R:前記第2レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面の曲率半径
Bf2w:広角端状態における前記第2レンズ群の最も像面側に配置されるレンズの像面側レンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から11の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.15<Bfw/fw<1.00
ただし、
Bfw:広角端状態における前記変倍光学系のバックフォーカス
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から12の何れか一項に記載の変倍光学系。
35.00°<2ωw<80.00°
ただし、
2ωw:広角端状態における前記変倍光学系の全画角 - 以下の条件式を満足する請求項1から13の何れか一項に記載の変倍光学系。
10.00°<2ωt<60.00°
ただし、
2ωt:望遠端状態における前記変倍光学系の全画角 - 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足する正レンズを少なくとも1つ有する請求項1から14の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.673<θgFLp+0.0022*νdLp<0.750
ただし、
νdLp:前記正レンズのd線に対するアッベ数
θgFLp;前記正レンズのg線とF線とによる部分分散比 - 以下の条件式を満足する請求項1から15の何れか一項に記載の変倍光学系。
0.50<Pex/fw<2.00
ただし、
Pex:近軸射出瞳位置から像点までの距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離 - 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は、凸形状の空気レンズをそれぞれ1つずつ有し、
以下の条件式を満足する請求項1から16の何れか一項に記載の変倍光学系。
−1.00<(r2L1+r1L1)/(r2L1−r1L1)<3.00
ただし、
r1L1:前記第1レンズ群の空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2L1:前記第1レンズ群の空気レンズの像側レンズ面の曲率半径 - 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は、凸形状の空気レンズをそれぞれ1つずつ有し、
以下の条件式を満足する請求項1から17の何れか一項に記載の変倍光学系。
−2.00<(r2L2−r1L2)/(r2L2+r1L2)<2.00
ただし、
r1L2:前記第2レンズ群の空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2L2:前記第2レンズ群の空気レンズの像側レンズ面の曲率半径 - 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は、凸形状の空気レンズをそれぞれ1つずつ有し、
前記第1レンズ群の空気レンズと前記第2レンズ群の空気レンズとの間に少なくとも4枚以上の正レンズを有する請求項1から18の何れか一項に記載の変倍光学系。 - 請求項1から19の何れか一項に記載の変倍光学系を有する光学機器。
- 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
変倍に際し、隣り合う各レンズ群の間隔が変化するように構成し、
合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが光軸に沿って移動するように構成し、
以下の条件式を満足するように構成する変倍光学系の製造方法。
1.00<(−f1)/f2<3.00
ただし、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
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