JPWO2020129150A1 - 測定装置、及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

測定装置は、光/電気変換素子と、前記光/電気変換素子から、ダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信する信号処理部と、を備える。なお、前記信号処理部は、予め取得した前記光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスの振幅弁別を行う。

Description

本発明は、測定装置に関し、より具体的には荷電粒子線を照射し、発生する第二の荷電粒子等を検出して画像を得、計測を行う荷電粒子ビーム装置(測定装置の一種である)の信号処理技術に関する。
走査電子顕微鏡や質量分析装置などの荷電粒子ビーム装置は半導体デバイスの評価・計測装置として用いられている。近年、半導体デバイスの構造は微細化、3D化が進んでおり、半導体デバイスメーカーである顧客が求める評価値が多様化している。特に、デバイス構造の3D化に伴い、歩留まり向上のために半導体基板上の穴や溝形状の底部寸法を高精度に計測したいというニーズがある。
走査電子顕微鏡を用いた上記計測において、試料に一次電子線を照射すると、電子と試料の相互作用によって様々なエネルギーをもった信号電子が様々な方向に出射する。第二の荷電粒子としての信号電子は、出射エネルギーと出射角度に応じて試料に関する異なる情報を持っており、信号電子の弁別検出が、多様な計測に不可欠である。
一般に、50eV以下のエネルギーで出射する信号電子を二次電子、それよりも大きく、一次電子線のエネルギーに近いエネルギーで出射する信号電子を反射電子と呼び、信号電子は区別される。二次電子は試料の表面形状や電位ポテンシャルに敏感であり、半導体デバイス構造のパターン幅などの表面構造の寸法計測に有効であるが、穴・溝などの3D構造に対しては側壁に吸収されるなどして穴・溝から脱出できず、検出および計測ができない。一方、特許文献1に開示されるように反射電子は試料の組成や立体形状の情報を含んでおり、3D構造や、表面と底部の組成の違いなどの情報が得られるとともに、高いエネルギーをもつため、穴・溝から側壁を貫通して脱出でき、穴・溝構造の底部からの信号検出および計測が可能となる。特許文献1に、反射電子の検出用にシリコンフォトマルチプライア(以下、SiPM)などの半導体素子を用いる例が開示されている。
特表2013−541799号号公報
上述のように、荷電粒子ビーム装置において,試料近傍で反射電子を補足できるフォトダイオードやSiPMなどの半導体素子、フォトマルなどの光/電気変換素子は高精度形状計測に好適である。特に、SiPMは入力する光子(フォトン:photon)数に比例して検出信号振幅はリニアに変化するという特徴があり、振幅弁別によるフォトンカウントが可能である。SiPMは、基本素子のアバランシェフォトダイオード(APD)を複数アレイ状に組み合わせ、バイアス電圧を印加してガイガーモードとすることで入射光のフォトン数に応じた電流を出力する。
このようなSiPMに、ほぼ同時に複数のピクセルにフォトンが入射した場合は、出力パルスはフォトン数に応じて重ね合わさってその振幅が大きくなる。また、SiPMは入射フォトンがない場合でもS/Nを劣化させる、熱的に発生した暗電流のキャリアに起因するダークパルスが発生し、その振幅値はAPDにフォトン1個が入力したときに発生する電流の振幅と同等のものが大部分を占める。そのため、SiPMの出力信号のS/Nを向上して良好なSEM画像を得るためには、これらSiPMの特徴を考慮した出力パルスの処理が必要となる。また、SN向上のために多数のSiPMを装置内に配置するためSiPM素子間ばらつきや検出回路のDCオフセットを考慮する必要がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、高精度の計測を可能とする荷電粒子ビーム装置、及び信号処理方法を提供することにある。その他の目的は、発明を実施するための形態にて明らかになるであろう。
上記の目的を達成するため、本発明においては、光/電気変換素子と、光/電気変換素子から、ダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信する信号処理部とを備え、信号処理部は、予め取得した光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布に基づき、検出パルスの振幅弁別を行う構成の測定装置を提供する。なお、測定装置の例は荷電粒子ビーム装置である。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、信号処理方法であって、装置内に設置された光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布を予め取得し、光/電気変換素子からダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信し、ダークパルスの振幅分布に基づき、受信した検出パルスの振幅弁別を行う信号処理方法を提供する。
本発明によれば、ダークパルスの振幅分布を用いて閾値設定と振幅弁別値設定を行うことで高精度の計測が可能となる。
実施例1に係る走査電子顕微鏡の概略図。 実施例1に係るダークパルスヒストグラムの一例を示す図。 実施例1に係る走査電子顕微鏡の動作フローチャートを示す図。 実施例1に係る走査電子顕微鏡の測定時のフォトン分布の一例を示す図。 実施例2に係る走査電子顕微鏡の概略図。 実施例2に係る走査電子顕微鏡の動作フローチャートを示す図。 実施例2に係る、一定時間におけるダークパルスの振幅分布の一例を示す図。 実施例3に係る走査電子顕微鏡の概略図。 実施例3に係る閾値と振幅弁別値のテーブルの一例を示す図。 実施例3に係る走査電子顕微鏡の動作フローチャートを示す図。
以下の実施例は、本発明を特に荷電粒子ビーム装置の一つである走査型電子顕微鏡へ適用した場合について説明するが、本発明は走査型電子顕微鏡に限定されず、他の荷電粒子ビーム装置にも適用できる。
実施例1は、光/電気変換素子と、光/電気変換素子からダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスの双方を含んだ検出パルスを受信する信号処理部とを備え、信号処理部は、予め取得した光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布に基づき、検出パルスの振幅弁別を行うことが可能な走査型電子顕微鏡の実施例である。
また、実施例1は、信号処理方法であって、走査型電子顕微鏡に設置された光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布を予め取得し、光/電気変換素子からダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信し、ダークパルスの振幅分布に基づき、受信した検出パルスの振幅弁別を行う信号処理方法の実施例である。
実施例1の構成、動作を図1、図2、図3A、図3Bを用いて説明する。
図1は実施例1の走査型電子顕微鏡の一構成例を示すものである。真空環境である電子顕微鏡カラム100の内部に、電子銃101が配置されており、電子銃101から放出された一次電子線102は、一次電子線光軸に沿って飛行する。一次電子線102は偏向器105で軌道が調整され、対物レンズ107により試料109上に収束される。なお、資料109は電子顕微鏡に備えられるステージに置かれる。試料109には負電圧が印加されており、一次電子102は電子銃101で発生したときのエネルギーよりも小さいエネルギーで試料109に衝突する。一次電子102の衝突により試料から発生した反射電子108と二次電子103はそれぞれの出射エネルギー、出射角度に応じて電子顕微鏡カラム100内を飛行する。
シンチレータ136に反射電子108が衝突すると反射電子108は光に変換され、その光がフォトダイオードやSiPMなどの半導体素子、フォトマルなどの光/電気変換素子106aで検出電流に変換され、検出信号111となる。検出信号111は真空内配線110からハーメチックを通って信号前処理部114を経由して信号処理部115に伝送される。後で説明するように、信号前処理部114は、一定期間のダークパルスに基づき、振幅分布117を生成すると共に、光/電気変換素子106aのバイアス電圧112を生成する。ダークパルスは、熱的に発生した暗電流のキャリアが増倍されて発生するパルスである。
信号処理部115は、ダークパルス除去部119、画像生成部121、フォトンカウント部134、制御部123を含む。測定時の検出信号111は信号前処理部114内のアナログデジタル変換器(ADC)でデジタル信号化され、信号処理部115に入力される。信号処理部115は中央処理部(CPU)のプログラム実行により実現可能である。
信号処理部115のフォトンカウント部134で、制御部123からの振幅弁別値140に基づきデジタル化された検出信号111の信号振幅を弁別してフォトン数をカウントする。また、ダークパルス除去部119で制御部123からの閾値141に基づき検出信号111のダークパルスを除去する。更に、画像生成部121で検出信号111に基づく画像を生成する。画像生成部121からの画像は、輝度コントラスト調整部120にて調整後、コンピュータ131の表示部のユーザインタフェース132に計測観察検査画像として表示される。本明細書において、予めダークパルスの振幅分布を取得する信号前処理部114と、信号処理部115を総称して信号処理部と呼ぶ場合がある。アナログ検出器122については後述する。
図1に示した走査型電子顕微鏡における反射電子の計測動作手順について、図2のダークパルスヒストグラム、図3Aの動作フローチャート、図3Bの測定時のフォトン分布例を用いて説明する。
図3Aのフローで動作が開始(S1)されると、一次電子線102を遮断してフォトン(光子)を遮断し(S2)、光/電気変換素子106aに標準バイアス電圧(Vs)112を印加する(S3)。バイアス印加により光/電気変換素子106aからダークパルスが出力される。その出力されるダークパルスに基づき、図2に示すような一定時間におけるダークパルスの振幅分布、すなわちダークパルスヒストグラムを生成する(S4)。ダークパルスヒストグラムの横軸は、ダークパルスのレベル(mV)、縦軸は頻度(回)を示す。
図2に示すように、一定時間のダークパルスの振幅分布の観察により、振幅分布には1フォトン入力に相当するパルス振幅の山P1と、2フォトン入力に相当するパルス振幅の山P2と、及び信号前処理部114で発生する回路ノイズの山K1が少なくとも観察される。信号処理部115の制御部123は、信号前処理部114からこのような振幅分布117を受け、1ダークパルスの閾値(T1)141と、複数の振幅弁別値(Dn)140を設定する(S5)。本実施例においては、閾値141はP1のピークA1とP2のピークA2から、T1=(A1+A2)/2により設定される。また振幅弁別値140はフォトン数n個の山と(n+1)個の山の振幅弁別値Dn={A1×(3-2n)+A2×(2n-1)}/2 (n≧2)で計算する。なお、制御部123は光/電気変換素子106aのバイアス電圧112を制御するための制御信号142を生成し、信号前処理部114に出力する。
次に走査型電子顕微鏡で実際に測定時の1次ビームを照射し、半導体ウエハなどの被測定物の情報を持つ光子を光/電気変換素子106aに入力する(S6)。測定時のフォトン分布の一例を図3Bに示した。
図3Bに示すフォトン分布において、先に計算した閾値T1に基づいて、ダークパルス除去部119はダークパルス以下のパルスを除去(S7)する。また、フォトンカウント部134は先に計算した振幅弁別値D1〜Dnに基づいて検出パルスの振幅弁別を行い、検出パルスが何フォトン分に相当するかのフォトンカウントを行う(S8)。更に、画像生成部121はフォトンカウント値に基づき画像を生成し、生成した画像に対しプログラム処理により輝度・コントラスト調整を行う(S9)。この調整は、得られた画像の輝度コントラスト分布が予め生成して記憶した基準の輝度コントラスト分布に合うようにデジタル的な信号処理により実行可能である。その後、コンピュータ131の画面のユーザインタフェース132に調整後の画像が表示される(S10)。コンピュータ131は、輝度コントラスト調整部120、更には信号処理部115の機能を実行する構成であっても良い。
以上、図3Aを用いて説明した動作フローの動作主体は、振幅分布生成部を含む信号前処理部114や、制御部123を含む信号処理部115である。この動作フローをプログラムによるデジタル的な信号処理によって実行する場合、そのプログラムは、例えば制御部123内の記憶媒体や、コンピュータ131内の記憶部、更にはコンピュータ131が接続される外部ネットワークのサーバの記憶装置等に記憶しておくことができる。
なお、画像の輝度・コントラスト調整は、上述したデジタル的な輝度コントラスト調整の他、アナログの検出信号111が入力されるアナログ検出器122の出力を用いて行っても良い。この場合は、シーケンスS6の後に、アナログ検出器122で標準バイアス電圧Vsでのアナログ検出を行い(U1)、その検出結果から輝度コントラスト分布を作成し、その輝度コントラスト分布と基準輝度コントラスト分布を比較し、輝度・コントラス調整を行う(U2)。すなわち、輝度コントラスト分布と基準輝度コントラスト分布が一致するようにシーケンスS3に戻ってバイアス電圧112をVsからVtに調整して輝度コントラスト調整を行い、その後は上述したS6,S7,S8,S10のシーケンスを行う。
また以上説明した動作手順に限らず、図3Aのフローの開始(S1)の次に、S6⇒U1⇒U2⇒S2⇒S3⇒S4⇒S5⇒S6⇒S7⇒S8⇒S10のように実施しても良い。
以上説明した実施例1によれば、フォトンが入力されない状態でダークパルスの振幅分布を計測し、閾値設定と振幅弁別値設定を行うことで被測定物によらない安定な閾値と振幅弁別値を得ることができる。また、ダークパルス除去を行うことで、生成画像のSN向上が得られる。また、光/電気変換素子から出力されるパルス出力振幅を振幅弁別値に基づいてフォトンカウントを行うことで、生成画像のSN向上が得られる。
実施例2の複数chの光/電気変換素子を備えた走査型電子顕微鏡の構成と動作を図4、図5A、図5Bを用いて説明する。図4は本実施例の走査電子顕微鏡の一般的な概略構成を示すものである。実施例1を説明した図1と同じ構成部については説明を省略する。
本実施例は複数の光/電気変換素子106、すなわち、4つの光/電気変換素子を用いる場合の実施例である(なお、図示の関係で光/電気変換素子106a/bの2つのみ示してある)。信号前処理部114a/b、バイアス電圧生成部113a/bも本実施例においては4つ備えている。図示の関係上、図4ではそれぞれ2系統を示している。しかし、これに限ることは無く、光/電気変換素子106の数に対応した数の系統を設置する。信号前処理部114a、/bから検出信号111a/bに対応する出力が信号前処理部114cに入力される。信号前処理部114cは、ADC116と振幅分布生成部135を備える。
信号前処理部114cの振幅分布生成部135は一定時間のダークパルスの振幅分布117を予め生成するブロックであり、生成した振幅分布117を信号処理部115の制御部123に出力する。制御部123において振幅分布117を記憶してある基準分布と比較し、SiPMバイアス生成部113a/bが生成するバイアス電圧112a/bを制御する制御信号142を出力する。
ADC116でデジタル信号に変換された検出信号111a、bは、信号処理部115に入力される。信号処理部115のフォトンカウント部134、ダークパルス除去部119、画像生成ブロック121、制御部123も複数の光/電気変換素子106a/bの検出信号111a/bそれぞれを処理する機能を有する。本実施例の構成において、ADC116の後段に設置された振幅分布生成部135や信号処理部115は、実施例1同様、CPUのプログラム実行によって実現可能である。
図5Aのフローチャートを用いて図4に示した複数chの光/電気変換素子を備える走査電子顕微鏡の動作を詳述する。一次電子線102を遮断し(S2)、複数ある光/電気変換素子106の一つを選択する(S3)。ここでは例として光/電気変換素子106は4系統(4チャネル、以下、ch)あるとしているが、これに限るものではないことは上述の通りである。
まずはch1を選択し、選択したchの光/電気変換素子106に標準バイアス電圧(Vs)112を印加する(S4)。バイアス印加により選択したchの光/電気変換素子106からダークパルスが出力され、図2に示したような一定時間におけるダークパルスの振幅分布を生成する(S5)。一定時間の振幅分布観察により、振幅分布117には1フォトン入力に相当するパルス振幅の山P1と2フォトン入力に相当するパルス振幅の山P2、および信号前処理部114で発生する回路ノイズの山K1が少なくとも観察される。この振幅分布と図5Bに示す基準振幅分布の1フォトンと2フォトンのそれぞれのピーク位置S1とS2と比較し、ピーク位置間のそれぞれの振幅差(A2-A1=S2-S1)が等しくなるようにバイアス電圧112を調整する(S4)。
ここでA1=S1やA2=S2となるようにバイアス電圧112を調整しない理由は、各chの出力パルスを処理する信号前処理部114には素子のばらつきや温度特性によりDCオフセットが発生するために、A1=S1やA2=S2となるように調整すると閾値T1や振幅弁別値DnにDCオフセット起因の誤差が発生するためである。なお、あらかじめ信号前処理部114などで発生するDCオフセットを除去する機能を備えていれば、バイアス電圧112はA1=S1やA2=S2となるように調整しても良い。ダークパルスの分布が基準分布に一致したら、閾値T1と振幅弁別値Dnを閾値141はP1のピークA1とP2のピークA2から、T1=(A1+A2)/2により設定される。また振幅弁別値140はフォトン数n個の山と(n+1)個の山の振幅弁別値Dn={A1×(3-2n)+A2×(2n-1)}/2 (n≧2) にて計算できる(S7)。以上のS3〜S7のシーケンスを4つのchごとに行い、各chの閾値と振幅弁別値をそれぞれ求める(S8)。
次に走査電子顕微鏡による実際の測定のために1次ビーム102を照射して、半導体ウエハなどの被測定物である試料109の情報を持つ光子を各chの光/電気変換素子106に入力する(S9)。測定時の各chのフォトン分布例は図3Bに示した通りである。本分布において、先に示した閾値T1に基づいてダークパルス以下のパルスを除去(S10)するとともに、振幅弁別値Dnに基づいて検出パルスの振幅弁別を行い、検出パルスが何フォトン分に相当するかのフォトンカウントを行う(S11)。この後、各chのフォトンカウント結果を合成し(S12)、画像生成部121で画像の生成、輝度・コントラスト調整を行い(S13)、画像表示する(S14)。なお本実施例においても、輝度コントラスト調整は実施例1と同様に各chに設けられたアナログ検出部122を用いて実施しても良い。
本実施例によれば、基準振幅分布を用いて複数の光/電気変換素子106の各chの閾値T1と振幅弁別値Dnを求めるため、各chの光/電気変換素子106のばらつきや信号前処理部114のばらつきとDCオフセットの影響を受けない効果がある。またダークパルスを用いて閾値設定と振幅弁別値設定を行うことで被測定物によらない安定な閾値と振幅弁別値を得ることができる。また、ダークパルス除去を行うことで、生成画像のSN向上が得られる。また、光/電気変換素子から出力されるパルス出力振幅を振幅弁別値に基づいてフォトンカウントを行うことで、生成画像のSN向上が得られる。また、複数配置された各SiPM素子のダークパルス分布を基準値に合うように各素子のバイアス電圧調整することで、素子間ばらつきや検出信号処理回路のDCオフセットの影響低減を実現する。
実施例3のテーブル(LUT)を利用する走査電子顕微鏡の構成と動作を図6から図8を用いて説明する。図6は本実施例の走査電子顕微鏡の概略構成を示す図である。実施例1を説明した図1と同じ構成部については説明を省略する。
本実施例の信号前処理部114は、図4で説明したようなSiPMバイアス生成部からのバイアス電圧112を複数電圧に設定し、各バイアス電圧112におけるダークパルスの振幅分布117を生成し、それをもとに閾値141と振幅弁別値140のLUT118を作成する。本実施例においても、振幅分布生成部135、LUT118、信号処理部115は、実施例1、2同様、CPUのプログラム実行によって実現可能である。図7にLUT118の一構成例を示した。
まず、図8のフローチャートを用いて実施例3の走査電子顕微鏡の動作手順について詳述する。最初に一次電子線102を遮断し(S2)、光/電気変換素子106に標準バイアス電圧(Vs)112を印加する(S3)。バイアス印加により光/電気変換素子106からダークパルスが出力され、図2に示したような一定時間におけるダークパルスの振幅分布を生成する(S4)。一定時間の振幅分布観察により、振幅分布には1フォトン入力に相当するパルス振幅の山P1と2フォトン入力に相当するパルス振幅の山P2、および信号前処理部114で発生する回路ノイズの山K1が少なくとも観察される。これらの振幅分布からダークパルスの閾値(T1)141と振幅弁別値(Dn)140を設定する(S5)。ここで閾値141はP1のピークA1とP2のピークA2から、T1=(A1+A2)/2により設定される。また振幅弁別値140はフォトン数n個の山と(n+1)個の山の振幅弁別値Dn={A1×(3-2n)+A2×(2n-1)}/2 (n≧2) にて計算できる。
次にSiPMのバイアス電圧112をVl〜Vs〜Vhの範囲で変更する(S6)。変更した後にシーケンスS4に戻って振幅分布117を生成し、S5にて閾値と振幅弁別値を計算し、S6にてさらにバイアス電圧112を変更する。その後シーケンスS8にてバイアス電圧112に対する閾値と振幅弁別値のLUT118を作成する。
図7にLUT118の一構成例を示した。同図に示すよう、バイアス電圧112を予め設定した所定回数変更したら(S7)、複数の制御電圧(バイアス電圧55〜65)に対応して、1フォトンピークレベルA1(V)、2フォトンピークレベルA2(V)が記憶され、各々のバイアス電圧に対応する閾値、振幅弁別値を得ることができる(S8)。
次に本実施例の走査電子顕微鏡の実際の計測時に1次ビーム102を照射し、半導体ウエハなど被測定物である試料109の情報を持つ光子を光/電気変換素子106に入力し(S9)、光/電気変換素子106のバイアス電圧を標準電圧Vsに設定する(S10)。図3に示したような測定時のフォトン分布例を得る。本分布において、先にLUT118の記憶内容に従い決定される閾値T1に基づいてダークパルス以下のパルスを除去(S11)するとともに、振幅弁別値Dnに基づいて検出パルスの振幅弁別を行い、検出パルスが何フォトン分に相当するかのフォトンカウントを各ch毎に行う(S12)。
この後、画像の生成、輝度・コントラスト調整を行う(S13)。この調整では、生成された画像の輝度コントラスト分布が基準の輝度コントラストに一致しているかを判定し(S14)、一致していない場合は、制御部123からの制御信号によりバイアス電圧112を調整して(S15)、調整後のバイアス電圧112に相当する閾値および振幅弁別値をLUT118から導出し(S16)、再びシーケンスS11から順次フローを行う。なお、LUT118にないバイアス電圧の場合は、直線補間などにより閾値、振幅弁別値を導出すれば良い。S14にて輝度ヒストグラム分布が一致(Yes)したら、ウエハ計測を開始する(S17)。
本実施例によれば、ダークパルスを用いて閾値と振幅弁別値のテーブルを予め作成することで、バイアス電圧の値を変えた場合の閾値を簡便に読み出すことができる。これを利用することで、例えば輝度ヒストグラム調整が容易となる。また閾値と振幅弁別値のテーブルを光/電気変換素子106の温度毎に準備しておけば、温度による光/電気変換素子160や信号前処理部114の変化時にこのテーブルを用いて閾値や振幅弁別値を再設定することで、安定な計測を行うことができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。第1、第2および第3の実施例は走査型電子顕微鏡を代表とする荷電粒子ビーム装置に適用した例について述べたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、測定装置の一例であるCT装置又はPET装置などのX線(より広くとらえるとすれば電磁波)を照射又は用いる検査装置に用いる光/電気変換素子にも、本発明は適用可能である。当然ではあるが、これら測定装置にはX線(より広くは電磁波)を照射する照射部(上記実施例の電子銃101に相当)と、測定対象物又は測定対象者(上記実施例の試料109に相当)を置くステージ等、上記実施例の一部またはすべてを有する。
また、信号前処理部114は前述のADC以外にもCPUを備え、プログラムを実行することで前述の「部」を実現してもよい。また、アナログ検出部122と、輝度コントラスト調整部120と、はCPUを有するコンピュータで実現してもよい。また、信号前処理部114、信号処理部115、アナログ検出部112、輝度コントラスト調整部120、及びコンピュータ131(以後、まとめて処理サブシステムと呼ぶことがある。ただし、これまでの説明の通り処理サブシステムはこれら全てを備える必要はない)とは、同じ基板上に実装してもよく、複数の基板上に分けて実装してもよい。また、CPUを有する各構成物はメモリを有してもよいことは当然のことである。
更に、上述した各構成、機能、コンピュータ等は、それらの一部又は全部を実現するプログラムを作成する例を中心に説明したが、それらの一部又は全部を例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良いことは言うまでもない。すなわち、信号処理部の全部または一部の機能は、プログラムに代え、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などにより実現してもよい。
100 電子顕微鏡カラム
101 電子銃
102 一次電子
105 偏向器
106、106a、106b 光/電気変換素子
107 対物レンズ
108 反射電子
109 試料
110 真空内配線
111 検出信号
112 バイアス電圧
114、114a、114b、114c 信号前処理部
115 信号処理部
116 アナログデジタル変換器(ADC)
117 振幅分布
119 ダークパルス除去部
121 画像生成ブロック
120 輝度コントラスト調整部
131 コンピュータ
123 制御部
132 ユーザインタフェース
133 計測観察検査画像
134 フォトンカウント部
135 振幅分布生成部
118 テーブル(LUT)
140 振幅弁別値
141 閾値
142 制御信号

Claims (15)

  1. 光/電気変換素子と、前記光/電気変換素子から、ダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信する信号処理部と、を備え、
    前記信号処理部は、予め取得した前記光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスの振幅弁別を行う、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    前記光/電気変換素子に光を入射しない状態で前記ダークパルスの振幅分布を取得する、
    ことを特徴とする測定装置。
  3. 請求項1に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    前記ダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスに含まれる前記ダークパルスを除去する閾値を設定する、
    ことを特徴とする測定装置。
  4. 請求項3に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    前記ダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスの振幅弁別値を設定する、
    ことを特徴とする測定装置。
  5. 請求項4に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    前記ダークパルスの振幅分布における、前記ダークパルスの1フォトンに相当する振幅A1、2フォトンに相当する振幅A2に基づき、
    前記閾値T1を概略(A1+A2)/2にフォトン数nとn+1間の前記振幅弁別値Dnを概略Dn={A1*(3-2n)+A2*(2n-1)}/2 (n≧2) とする、
    ことを特徴とする測定装置。
  6. 請求項5記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    前記光/電気変換素子を駆動するバイアス電圧を複数設定し、それぞれの前記バイアス電圧に対して前記閾値T1と前記振幅弁別値Dnを設定し、テーブル(LUT)に記憶する、
    ことを特徴とする測定装置。
  7. 請求項1に記載の測定装置であって、
    前記光/電気変換素子として、シリコンフォトマルチプライア(SiPM)を用いる、ことを特徴とする測定装置。
  8. 請求項1に記載の測定装置であって、
    複数の前記光/電気変換素子を備え、
    前記信号処理部は、
    複数の前記光/電気変換素子をそれぞれ駆動する複数のバイアス電圧生成部を有する、
    ことを特徴とする測定装置。
  9. 請求項8に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    複数の前記光/電気変換素子各々の前記ダークパルスの振幅分布を予め取得し、基準分布と取得した前記ダークパルスの振幅分布が一致するよう前記バイアス電圧生成部が生成する各バイアス電圧を調整し、調整後の前記ダークパルスの振幅分布に基づいて、前記検出パルスの振幅弁別を行い、前記検出パルスに含まれる前記ダークパルスを除去する、
    ことを特徴とする測定装置。
  10. 請求項9に記載の測定装置であって、
    前記信号処理部は、
    複数の前記光/電気変換素子各々に対応する前記ダークパルスが除去され、振幅弁別された前記検出パルスをカウントし、各カウント結果を合成して画像を生成する、
    ことを特徴とする測定装置。
  11. 信号処理方法であって、
    装置内に設置された光/電気変換素子のダークパルスの振幅分布を予め取得し、前記光/電気変換素子からダークパルスと入力フォトンに応じて出力される信号パルスを含んだ検出パルスを受信し、前記ダークパルスの振幅分布に基づき、受信した前記検出パルスの振幅弁別を行う信号処理方法。
  12. 請求項11に記載の信号処理方法であって、
    前記光/電気変換素子に光を入射しない状態で前記ダークパルスの振幅分布を取得する、
    ことを特徴とする信号処理方法。
  13. 請求項11に記載の信号処理方法であって、
    前記ダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスに含まれる前記ダークパルスを除去する閾値を設定する、
    ことを特徴とする信号処理方法。
  14. 請求項13に記載の信号処理方法であって、
    前記ダークパルスの振幅分布に基づき、前記検出パルスの振幅弁別値を設定する、
    ことを特徴とする信号処理方法。
  15. 請求項14に記載の信号処理方法であって、
    前記ダークパルスの振幅分布における、前記ダークパルスの1フォトンに相当する振幅A1、2フォトンに相当する振幅A2に基づき、
    前記閾値T1を概略(A1+A2)/2にフォトン数nとn+1間の前記振幅弁別値Dnを概略Dn={A1*(3-2n)+A2*(2n-1)}/2 (n≧2) とする、
    ことを特徴とする信号処理方法。
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