JPWO2020105226A1 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】人や車両の行動について、予め定義された異常行動以外の未知の異常行動を見つけることができる情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置200は、位置情報取得部210、動体情報取得部220、記憶部230、およびサーベイ処理部240を有する。位置情報取得部210は、監視領域内における物体の時系列位置情報を取得する。動体情報取得部220は、物体の時系列位置情報を解析して、物体の動体情報を生成する。記憶部230は、複数の物体の動体情報を蓄積する。サーベイ処理部240は、記憶部230に蓄積されている、一の物体の動体情報に基づいて、所定領域内における一の物体の非定常行動の度合いを判定し、判定結果に基づいて、一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法に関する。
近年、人や車両が往来する道路などにおいて、人や車両の行動をカメラで監視する監視装置の設置が増加している。監視装置の設置が増加している背景には、交通ルールが守られない危険な行動に起因して発生する事故や、路上における人同士のトラブル等の増加がある。道路を往来する人や車両は、規定の交通ルールに則り、安全に配慮して行動することが期待されている。しかし、現実には危険運転や交通ルールを無視した行動による事故の発生や、事故の一歩手前の状況となることが後を絶たない。
従来、このような危険な行動を含む異常行動に対する対策を立てるため、人が監視装置のカメラ映像を目視により解析し、道路を往来する人や車両の行動を確認することが多かったが、時間や手間がかかる上、発生頻度の低い事象を見つけることが困難であった。
これに対して、下記特許文献1および特許文献2には、人や車両の行動について、人や車両の位置、速度、移動軌跡等に基づいて、予め定義された異常行動の判別を行う技術が開示されている。
特開2003−157487号公報 特開2008−217602号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の技術では、予め定義された異常行動以外の未知の異常行動を見つけることはできないという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、人や車両の行動について、予め定義された異常行動以外の未知の異常行動を見つけることができる情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)所定領域内における物体の時系列位置情報を取得する位置情報取得部と、前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成する動体情報取得部と、複数の物体の前記動体情報を蓄積する動体情報蓄積部と、前記動体情報蓄積部に蓄積されている、一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、判定結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するサーベイ処理部と、を有する、情報処理装置。
(2)前記サーベイ処理部は、前記一の物体の動体情報と、前記動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記サーベイ処理部は、前記動体情報蓄積部に蓄積されている動体情報に基づく前記物体の非定常行動の度合いの学習を行って生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(4)前記サーベイ処理部は、前記動体情報蓄積部に蓄積されている動体情報に基づく前記物体の定常行動の度合いの学習を行って生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定する、上記(1)に記載の情報処理装置。
(5)前記動体情報取得部は、
前記物体の動体情報として、前記物体の移動の軌跡、速度、加速度、大きさ、種類、累積移動量、および滞在時間のうちの少なくとも1つを取得する、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(6)前記サーベイ処理部は、複数の前記他の動体情報に対する、前記一の物体の動体情報のずれに基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(7)前記サーベイ処理部は、前記動体情報蓄積部に蓄積されている複数の動体情報のデータからなる母集団について統計解析を行い、前記母集団における所定の値からの前記一の物体の動体情報のずれが所定範囲内である場合、前記物体の行動は定常行動であると判断する一方で、前記ずれが前記所定範囲外である場合、前記物体の行動は非定常行動であると判断する、上記(6)に記載の情報処理装置。
(8)前記サーベイ処理部は、前記物体の種類に応じて予め規定されている行動分類と前記物体の動体情報とに基づいて、前記所定領域内における前記物体の行動を推定する行動推定部を有する、上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(9)前記サーベイ処理部は、前記非定常行動の度合いとして、前記物体の行動が正常なのか、あるいは異常なのかを示す異常スコアを算出する、上記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(10)所定領域に向けてレーザー光を走査するように出射するとともに当該所定領域からの反射光を受光し、当該反射光の受光信号に基づいて、前記所定領域内における測距点群データを生成するセンサー部と、前記測距点群データに基づいて、所定領域内における物体の時系列位置情報を取得する位置情報取得部と、前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成する動体情報取得部と、複数の物体の前記動体情報を蓄積する動体情報蓄積部と、前記動体情報蓄積部に記蓄積されている、一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、判定結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するサーベイ処理部と、を有する、情報処理システム。
(11)前記サーベイ処理部は、前記一の物体の動体情報と、前記動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、上記(10)に記載の情報処理システム。
(12)所定領域内における物体の時系列位置情報を取得するステップ(a)と、前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成するステップ(b)と、一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いについて判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するステップ(c)と、を有する、情報処理方法。
(13)前記ステップ(c)では、前記一の物体の動体情報と、動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、上記(12)に記載の情報処理方法。
(14)前記ステップ(b)では、
前記物体の動体情報として、前記物体の移動の軌跡、速度、加速度、大きさ、種類、累積移動量、および滞在時間のうちの少なくとも1つを取得する、上記(12)または(13)に記載の情報処理方法。
(15)前記ステップ(c)では、複数の前記他の動体情報に対する、前記一の物体の動体情報のずれに基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、上記(12)〜(14)のいずれか1つに記載の情報処理方法。
(16)前記ステップ(c)では、動体情報蓄積部に蓄積されている複数の動体情報のデータからなる母集団について統計解析を行い、前記母集団における所定の値からの前記一の物体の動体情報のずれが所定範囲内である場合、前記物体の行動は定常行動であると判断する一方で、前記ずれが前記所定範囲外である場合、前記物体の行動は非定常行動であると判断する、上記(15)に記載の情報処理方法。
(17)前記ステップ(c)では、前記物体の種類に応じて予め規定されている行動分類と前記物体の動体情報とに基づいて、前記所定領域内における前記物体の行動を推定するステップ(d)をさらに有する、上記(12)〜(16)のいずれか1つに記載の情報処理方法。
(18)前記ステップ(c)では、前記非定常行動の度合いとして、前記物体の行動が正常なのか、あるいは異常なのかを示す異常スコアを算出する、上記(12)〜(17)のいずれか1つに記載の情報処理方法。
本発明によれば、注目している動体の動体情報と、記憶部に蓄積されている他の動体情報とに基づいて、所定領域内における物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する。したがって、人や車両の行動について、予め定義された異常行動以外の未知の異常行動を見つけることができる。
一実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 ライダーの監視領域内における動体としての歩行者および車両を示す模式図である。 ライダーの概略構成を示す断面図である。 ライダーによって監視領域内を走査する状態を示す模式図である。 測距点群データにより検出した動体の各時刻での位置情報データの例である。 一実施形態の情報処理方法を例示するフローチャートである。 図6に示す処理において取得される情報とその具体例を示す模式図である。 ライダーの監視領域内の動体検出の一例として歩道を通行している歩行者と蛇行する車両とを上方から視た模式図である。 図6に示す「動体の行動の定常/非定常性を推定」する処理(ステップS103)について説明するためのサブルーチンフローチャートである。 車両の動体情報に関する統計解析結果を例示するグラフである。 車両の動体情報に関する統計解析結果を例示するグラフである。 処理サーバーによる処理結果を例示する図表である。 処理サーバーのユーザー入力例/出力例を示す模式図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。 図1は、一実施形態に係る情報処理システム10の構成を示すブロック図である。また、図2はライダーの監視領域内における動体としての歩行者および車両を示す模式図である。図2においては、上下方向をY’方向、車両の進行方向をZ’方向、これらのY’、Z’方向に直交する方向をX’方向とする。
情報処理システム10は、入力部(センサー部)100、処理サーバー(情報処理装置)200、およびモニター部300を有する。処理サーバー200は、例えば、コンピューターであり、CPU(Central Processing Unit)、メモリー(半導体メモリー、磁気記録媒体(ハードディスク等))、入出力部(ディスプレイ、キーボード、スピーカー等)、通信I/F(interface)等を備える。通信I/Fは、外部機器と通信するためのインターフェースである。通信には、イーサネット(登録商標)、SATA、PCI Express、USB、IEEE1394などの規格によるネットワークインターフェースが用いてもよい。また、通信には、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、4Gなどの無線通信インターフェースを用いてもよい。
(入力部100)
入力部100は、ライダー(LiDAR:Light Detection and Ranging)110を含む(図3を参照)。
図2に示すように、入力部100は、道路400脇の規定の位置に立てられた支柱401により、所定の高さから監視領域402(破線で示す所定領域)の方に向くように配置される。本実施形態では、監視領域402は、例えば人600や車両700が往来する道路400を含む3次元的な領域である。入力部100は、ライダー110により、監視領域402内の物体(例えば人600や車両700)までの距離を測定し、監視領域402内の距離値の分布を示す測距点群データを生成する。
(ライダー110)
以下、図3、図4を参照し、ライダー110の構成について説明する。図3は、ライダー110の概略構成を示す断面図である。
ライダー110は、投受光ユニット111、および測距点群データ生成部112を有する。投受光ユニット111は、半導体レーザー51、コリメートレンズ52、ミラーユニット53、レンズ54、フォトダイオード55、およびモーター56、ならびにこれらの各構成部材を収容する筐体57を有する。投受光ユニット111は、レーザースポット光500によりライダー110の監視空間内を走査することで得られた各画素の受光信号を出力する。測距点群データ生成部112は、この受光信号に基づいて、測距点群データを生成する。この測距点群データは距離画像、または距離マップとも称される。
半導体レーザー51は、パルス状のレーザー光束を出射する。コリメートレンズ52は、半導体レーザー51からの発散光を平行光に変換する。ミラーユニット53は、コリメートレンズ52で平行とされたレーザー光を、回転するミラー面により監視領域に向かって走査投光するとともに、対象物からの反射光を反射させる。レンズ54は、ミラーユニット53で反射された対象物からの反射光を集光する。フォトダイオード55は、レンズ54により集光された光を受光し、Y方向に並んだ複数の画素を有する。モーター56はミラーユニット53を回転駆動する。
測距点群データ生成部112は、これらの半導体レーザー51の出射タイミングとフォトダイオード55の受光タイミングとの時間差に応じて距離情報(距離値)を求める。測距点群データ生成部112は、CPUとメモリーで構成され、メモリーに記憶しているプログラムを実行することにより各種の処理を実行することによって測距点群データを求めるが、測距点群データ生成用の専用ハードウエア回路を備えてもよい。また、測距点群データ生成部112は、上述の処理サーバー200の1つの機能として、位置情報取得部210(後述)に統合されてもよい。
本実施形態において、半導体レーザー51とコリメートレンズ52とで出射部501を構成し、レンズ54とフォトダイオード55とで受光部502を構成する。出射部501、受光部502の光軸は、ミラーユニット53の回転軸530に対して直交していることが好ましい。
支柱401の先端部に配置された剛体の壁91等に固定して設置されたボックス状の筐体57は、上壁57aと、これに対向する下壁57bと、上壁57aと下壁57bとを連結する側壁57cとを有する。側壁57cの一部に開口57dが形成され、開口57dには透明板58が取り付けられている。
ミラーユニット53は、2つの四角錐を逆向きに接合して一体化した形状を有し、すなわち対になって向き合う方向に傾いたミラー面531a、531bを4対(但し4対に限られない)有している。ミラー面531a、531bは、ミラーユニットの形状をした樹脂素材(例えばPC(ポリカーボネート))の表面に、反射膜を蒸着することにより形成されていることが好ましい。
ミラーユニット53は、筐体57に固定されたモーター56の軸56aに連結され、回転駆動されるようになっている。本実施形態では、例えば、壁91に設置された状態で、軸56aの軸線(回転軸線)が鉛直方向であるY方向に延在しており、Y方向に直交するX方向およびZ方向によりなすXZ平面が水平面となっているが、軸56aの軸線を鉛直方向に対して傾けてもよい。なお、図2、および後述の図8においては、ライダー110のXYZ空間を道路の向き(車両の進行方向)に対応させ座標変換させたX’Y’Z’空間を示している。X’Y’Z’空間において、Y’方向は鉛直方向であり、Z’方向は道路の延在方向に平行であり、X’方向はこれらに直交する方向である。
次に、ライダー110の物体検出原理について説明する。図3において、半導体レーザー51からパルス状に間欠的に出射された発散光は、コリメートレンズ52で平行光束に変換され、回転するミラーユニット53の第1ミラー面531aに入射する。その後、第1ミラー面531aで反射され、さらに第2ミラー面531bで反射した後、透明板58を透過して外部の測定空間に向けて、例えば縦長の矩形断面を持つレーザースポット光として走査投光される。なお、レーザースポット光が出射される方向と、出射されたレーザースポット光が対象物で反射し、反射光として戻ってくる方向は重複し、この重複する2方向を投受光方向という。同一の投受光方向に進行するレーザースポット光は、同一の画素で検出される。
図4は、ミラーユニット53の回転に応じて、出射するレーザースポット光500(ハッチングで示す)で、監視領域内を走査する状態を示す図である。ここで、ミラーユニット53の対のミラー(第1ミラー面531aと第2ミラー面531b)の組み合わせにおいて、4対はそれぞれ交差角が異なっている。レーザー光は、回転する第1ミラー面531aと第2ミラー面531bにて、順次反射される。まず1番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bにて反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定空間の一番上の領域Ln1を水平方向(「主走査方向」ともいう)に左から右へと走査される。次に、2番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bで反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定空間の上から2番目の領域Ln2を水平方向に左から右へと走査される。次に、3番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bで反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定空間の上から3番目の領域Ln3を水平方向に左から右へと走査される。次に、4番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面で反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定空間の最も下の領域Ln4を水平方向に左から右へと走査される。これによりライダー110が測定可能な測定空間全体の1回の走査が完了する。この領域Ln1〜Ln4の走査により得られた画像を組み合わせて、1つのフレーム900が得られる。そして、ミラーユニット53が1回転した後、再び1番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bに戻り、以降は測定空間の一番上の領域Ln1から最も下の領域Ln4までの走査(この上下方向を「副走査方向」ともいう)を繰り返し、次のフレーム900が得られる。
図3において、走査投光された光束のうち対象物に当たって反射したレーザー光の一部は、再び透明板58を透過して筐体57内のミラーユニット53の第2ミラー面531bに入射し、ここで反射され、さらに第1ミラー面531aで反射されて、レンズ54により集光され、それぞれフォトダイオード55の受光面で画素毎に検知される。さらに、測距点群データ生成部112が、半導体レーザー51の出射タイミングとフォトダイオード55の受光タイミングとの時間差に応じて距離情報を求める。これにより監視空間内の全領域で物体の検出を行って、画素毎に距離情報を持つ測距点群データとしてのフレーム900(図4を参照)を得ることができる。また、ユーザーの指示により、得られた測距点群データを背景画像データとして、測距点群データ生成部112内のメモリー、または処理サーバー200のメモリーに記憶してもよい。
(処理サーバー200)
再び図1を参照し、処理サーバー200の構成について説明する。処理サーバー200は、位置情報取得部210、動体情報取得部220、記憶部230、サーベイ処理部240を含む。主に、上述の処理サーバー200のCPUが動体情報取得部220およびサーベイ処理部240として機能し、メモリーが記憶部230として機能し、通信I/Fが位置情報取得部210として機能する。
(位置情報取得部210)
位置情報取得部210は、入力部100において生成された測距点群データに基づいて、監視領域内における動体を検出し、動体の位置を時系列に並べた時系列位置情報を取得する。
ここで、図4を参照して、背景差分法を用いた、ライダー110の動体検出アルゴリズムについて説明する。本実施形態では、例えば背景差分法を採用する。この背景差分法では、予め生成し、保存しておいた背景画像を用いる。具体的には、測定の前準備(前処理)として、ユーザーの指示により、人や車両等の移動物体が存在しない状態で、ライダー110からレーザースポット光500を走査する。これにより背景対象物92から得られた反射光に基づいて、背景画像を得ることができる。実際の測定時においては、背景対象物92の手前に行動解析の対象者である物体として例えば歩行者600が現れた場合、歩行者600からの反射光が新たに生じる。
位置情報取得部210は、動体を検出する機能を有する。位置情報取得部210はメモリーに保持している背景画像データと現時点での測距点群データとを比較して、差が生じた場合、歩行者等の何らかの動体(物体)が監視空間内に現れたことを認識できる。例えば、背景差分法を用いて、背景データと、現時点での測距点群データとを比較することで、前景データを抽出する。そして抽出した前景データの画素(画素群)を、例えば画素の距離情報に応じてクラスタに分ける。そして、各クラスタのサイズを算定する。例えば、垂直方向寸法、水平方向寸法、総面積等を算出する。なお、ここでいう「サイズ」は、実寸法であり、見た目上の大きさ(画角、すなわち画素の広がり)とは異なり、物体までの距離に応じて画素群の塊が判断される。例えば、位置情報取得部210は算定したサイズが抽出対象の解析対象の動体を特定するための所定のサイズ閾値以下か否か判定する。サイズ閾値は、測定場所や行動解析対象等により任意に設定できる。例えば、歩行者を追跡して行動を解析するのであれば、通常の人の大きさの最小値を、クラスタリングする場合のサイズ閾値とすればよい。逆にあらゆる動体を追跡するのであれば、サイズ閾値はこれよりも小さな値としてもよい。人よりも大きい物体、例えば車両についても同様に、車両用のサイズ閾値を求めることができる。
動体の位置は、クラスタリングした動体の中心値、または重心値を用いてもよく、また、動体を矩形によりクラスタリングするのであれば、その矩形の中心を動体の位置として用いてもよい。
測定された各動体の位置は、例えば、時刻の早い順、あるいはライダー110による測定を開始した日時を基準として経過時間の早い順に並べられ、時系列位置情報として動体情報取得部220に送信される。時系列位置情報は、例えば、監視領域内の3次元空間における動体の位置とその動体が測定された時刻または経過時間に関する情報を含む。
(動体情報取得部220)
動体情報取得部220は、動体の時系列位置情報を解析して、動体に関する情報(以下、「動体情報」という)を生成する。動体情報は、動体の時系列位置情報に基づく客観的な情報であり、例えば、日時、動体の位置、移動の軌跡、速度、加速度、大きさ、種類、X’方向の累積移動量(以下、「累積移動量X’」という)、Z’方向の累積移動量(以下、「累積移動量Z’」という)、滞在時間を含む(図7を参照)。
動体の移動の軌跡は、例えば、動体が監視領域内に滞在している時間帯において動体の位置の集合として求められ、動体の速度は、監視領域内の所定区間における単位時間当たりの動体の位置の変化量として求められる。また、加速度は、単位時間当たりの動体の速度の変化量として求められる。また、動体の累積移動量X’および累積移動量Z’は、動体が監視領域内に滞在している時間帯において、それぞれX’方向およびZ’方向の累積の移動量であり、滞在時間は動体が監視領域内に滞在している時間帯である。
また、動体情報取得部220は、各動体について、物体分類に当てはまるものがあるか否かを確認することによって、各動体の種類を判別する。物体分類は、例えば、人(歩行者)、車両(4輪車、2輪車、トラック)、落下物等を含む。より具体的には、動体情報取得部220は、クラスタリングした動体のサイズ、縦横比、等を、物体分類ごとの基準データと比較することにより、動体の種類を判別する。物体分類およびその基準データは、ユーザーによって予め入力され、記憶部230に記憶されている。また、動体情報取得部220によって取得された動体情報は、記憶部(動体情報蓄積部)230に記憶される。複数の動体が監視領域を通過することで、記憶部230には、複数の動体情報が蓄積される。
(サーベイ処理部240)
サーベイ処理部240は、各動体の動体情報に基づいて、監視領域内における各動体の挙動、すなわち監視領域内において各動体がどのような行動を取っていたかについて推定するとともに、各動体の行動が定常行動であるか、非定常行動であるかを判定する。
より具体的には、サーベイ処理部240は、一般道路、高速道路等の道路上において、交通ルールに則った行動、または安全な道路交通を確保する上で、歩行者および車両の運転者に対して求められる行動が大多数の歩行者および車両の運転者に守られていると仮定し、大多数から外れた行動を非定常行動として判定する。その結果、交通ルールに違反する行動、または安全な道路交通を確保する上で好ましくない行動、すなわち大多数の歩行者(または車両)の行動から外れた非定常行動を検出できる。
図5は、測距点群データにより検出した動体の各時刻での時系列位置情報データの一例である。検出された各動体は動体IDで管理されている。サーベイ処理部240は、行動推定部241、行動判定部242、および判定結果出力部243を有する(図1を参照)。
行動推定部241は、各動体の動体情報を解析することで各動体の行動を解析し、各動体の行動に関する情報(以下、「行動情報」)を取得する。より具体的には、行動推定部241は、動体情報で表される各動体の移動の特徴が、行動分類で予め定義されている行動に当てはまるか否かによって判定し、判定結果を各動体の行動情報として取得する。行動分類には、人の場合、例えば歩行、車道への人の立ち入り、車道の横断等が含まれ、車両の場合、例えば通常走行、逆走、速度超過、Uターン、停車、蛇行等が含まれうる。行動分類は、ユーザーによって予め入力され、記憶部230に記憶されている。また、行動推定部241によって取得された行動情報は、記憶部230に記憶される。
また、行動判定部242は、動体の行動が定常行動であるか、あるいは非定常行動であるかを判定する。より具体的には、行動判定部242は、記憶部230に蓄積されている複数の動体情報のうち、一の動体情報に注目し、他の動体情報に対する、注目している動体の動体情報の「ずれ」を算出する。行動判定部242は、抽出期間内に検出された各動体について1つずつ「ずれ」を算出する。なお、ライダー110によってリアルタイムに測定した測距点群データに基づいて取得した動体情報について、記憶部230に蓄積されている複数の動体情報に対するずれを算出することもできる。そして、行動判定部242は、このずれに基づいて、注目している動体の行動が定常行動であるか、非定常行動であるかを判定する。ずれを算出する具体的な方法は、後述する。
判定結果出力部243は、行動判定部242の判定結果に基づいて、動体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する。また、判定結果出力部243は、行動判定部242によって算出された上記ずれに基づいて、異常スコアを出力することもできる。
異常スコアは、動体が正常なのか、異常なのかを数値で示すスコアであり、スコアが高いほど異常行動である可能性が高い。判定結果および異常スコアは、モニター部300へ送信される。
(モニター部300)
モニター部300は、ディスプレイを有し、行動判定部242の判定結果および/または異常スコアをディスプレイに表示する。また、モニター部300は、スピーカーを有し、スピーカーから音声にて判定結果および/または異常スコアを出力してもよい。また、モニター部300は、記憶部およびプリンターへの出力端子を有し、判定結果および/または異常スコアを記憶部にレポートとして蓄積するとともに、必要に応じてプリンターへ出力することもできる。
<情報処理方法>
図6は、本発明の一実施形態の情報処理方法を例示するフローチャートである。図6に示す処理は、処理サーバー200のCPUが制御プログラムを実行することにより実現される。また、図7は図6に示す処理において取得される情報とその具体例を示す模式図であり、図8はライダーの監視領域内の動体検出の一例として歩道を通行している歩行者と蛇行する車両とを上方から視た模式図である。
まず、動体の時系列位置情報を取得する(ステップS101)。位置情報取得部210は、ライダー110によって取得された測距点群データに基づいて、監視領域内における動体を検出し、各動体の時系列位置情報を出力する。例えば、図8に示すように、位置情報取得部210は、動体としての人(歩行者)600および車両700について、時刻t0における人600および車両700、t1における人601および車両701、t2における人602および車両702の位置情報をそれぞれ取得する。
次に、動体の動体情報を取得する(ステップS102)。動体情報取得部220は、各動体の時系列位置情報を解析して、各動体の動体情報を生成し、記憶部230に記憶させる。例えば、動体情報取得部220は、動体情報として、人(歩行者)600および車両700の種類を判別するとともに、移動軌跡を取得する。図8に示す例では、時刻t0〜t1の間において、人600は符号600〜602に示すような移動軌跡で移動し、車両700は符号700〜702に示すような移動軌跡で移動している。
次に、動体の行動情報を取得する(ステップS103)。行動推定部241は、動体情報を解析することで各動体の行動を解析し、各動体の行動情報を取得する。より具体的には、行動推定部241は、図7の行動分類に照らし、人600の移動軌跡の特徴に基づいて、人600が歩道403をZ’方向に向けて歩行していると判断し、車両700の移動軌跡の特徴に基づいて、車両700が車道404をZ’方向に向けて走行していると判断する。また、行動推定部241は、車両700は、時刻t0で進行方向の左側車線内を走行していたところ、時刻t1で車線をはみ出して走行し、時刻t2で再び左側車線に戻っていることから、車両700が時刻t0〜t2の時間帯において蛇行していたと判断する。
次に、動体の行動の定常/非定常性を判定する(ステップS104)。行動判定部242は、例えば、記憶部230に蓄積されている複数の動体情報を母集団として統計解析を行い、注目している動体の動体情報について、母集団における所定の値からのずれを算出する。所定の値は、例えば、平均値や、平均値、分散、または3σで評価を行った値を含む。行動判定部242は、注目している動体の動体情報のずれが所定範囲内である場合、この動体の行動は定常行動であると判定する一方で、ずれが所定範囲外である場合、この動体の行動は非定常行動であると判定する。動体の行動の定常/非定常性を判定する具体的な手順については後述する。また、行動判定部242は、必要に応じて異常スコアを算出する。
次に、動体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する(ステップS105)。判定結果出力部243は、行動判定部242の判定結果をモニター部300に出力する。また、判定結果出力部243は、行動判定部242によって算出された上記ずれに基づいて、異常スコアをモニター部300に出力する。モニター部300は、判定結果に応じて、注目している動体の行動が定常行動である旨、あるいは非定常行動である旨をディスプレイに表示する。さらに、モニター部300は、必要に応じて、異常スコアをディスプレイに表示する。
このように、図6のフローチャートに示す処理では、監視領域内における動体の時系列位置情報を取得し、動体の時系列位置情報を解析して、動体の動体情報を取得する。そして、記憶部230に蓄積されている、またはリアルタイムに取得した一の動体の動体情報と、記憶部230に蓄積されている他の動体情報とに基づいて、監視領域内における上記一の動体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する。本明細書において、動体の非定常行動の度合いに関する情報は、動体の非定常行動/定常行動の判定結果、動体の行動の定常/非定常性を数値的に表現した情報を含みうる。
<ステップS104の処理>
図9は、図6に示す「動体の行動の定常/非定常性を推定」する処理(ステップS104)について説明するためのサブルーチンフローチャートである。図9に示す処理は、処理サーバー200のCPUが制御プログラムを実行することにより実現される。また、図10Aおよび図10Bは、車両の動体情報に関する統計解析結果を例示するグラフである。図10Aは横軸を累積移動量X’、縦軸を滞在時間とした場合の分布を例示するグラフであり、図10Bは横軸を累積移動量Z’、縦軸を滞在時間とした場合の分布を例示するグラフである。図中、「・」は個々のサンプルを表す。
図9に示すように、まず、記憶部230に記憶されている動体情報について統計解析を行う(ステップS201)。行動判定部242は、例えば、記憶部230に記憶されている複数の動体情報のデータからなる母集団から、n個の動体情報のサンプルを抽出し、動体情報の標準偏差σを算出する。なお、母集団は、注目する動体が出現する前後数時間以内に設定されることが好ましい。また、サンプル数nは、統計解析を行う上で十分に多いものとする。標準偏差σは、各々の動体情報について算出される。
以下、動体情報として、累積移動量X’、累積移動量Z’、滞在時間を使用して、動体の行動の定常/非定常性を推定する場合について例示する。累積移動量X’、累積移動量Z’、滞在時間の標準偏差をそれぞれσ、σおよびσと表す。また、σ、σおよびσを代表してσと表す。
次に、注目している動体の動体情報が所定範囲(例えば3σ)内にあるか否かを判断する(ステップS202)。図10Aおよび図10Bにおいて、符号800は滞在時間が第1の所定範囲(例えば3σ)を外れたサンプルの範囲を表す。例えば、サンプル801,802は、滞在時間が第1の所定範囲を外れたサンプルである。また、図10Aにおいて、符号820は累積移動量X’が第2の所定範囲(例えば3σ)を外れたサンプルの範囲を表し、図10Bにおいて、符号830は累積移動量Z’が第3の所定範囲(例えば3σ)を外れたサンプルの範囲を表す。例えば、サンプル821は累積移動量X’が第2の所定範囲を外れたサンプルであり、サンプル831は累積移動量Z’が第3の所定範囲を外れたサンプルである。滞在時間、累積移動量X’、累積移動量Z’の全てについて、所定範囲内に含まれるサンプルの範囲は、符号810で表されている。例えば、サンプル811,812は、所定範囲内に含まれるサンプルである。
注目している動体の動体情報が所定範囲内にある場合(ステップS202:YES)、行動判定部242は、注目している動体が定常行動を行っていると推定する(ステップS203)。例えば、車両700がZ’方向に通常走行している場合、速度が適切に守られていれば滞在時間は第1の所定範囲内となり、指定された車線内を走行していれば累積移動量X’は第2の所定範囲内となり、累積移動量Z’も第3の所定範囲内となる。この結果、車両700の行動は、定常行動であると判断される。
一方、注目している動体の動体情報のずれが所定範囲内にはない場合(ステップS202:NO)、行動判定部242は、注目している動体が非定常行動を行っていると推定する(ステップS204)。例えば、図8に示すように、車両700が蛇行している場合、X’方向の移動量が通常走行時と比べて大きくなり、累積移動量X’は第2の所定範囲を外れる。この結果、車両700の行動は、非定常行動であると判断される。
このように、図9のサブルーチンフローチャートに示す処理では、記憶部230に記憶されている動体情報を母集団として統計解析を行い、注目している動体の動体情報が所定範囲内にあるか否かに応じて、注目している動体の行動の定常/非定常性を推定する。
図11は、処理サーバー200による処理結果を例示する図表である。図11では、統計解析の結果、動体情報が所定範囲を超えたもの、すなわち動体が非定常行動を行っていると判断されたものについて関連情報がログとして出力されている。
非定常行動を行った動体のうち、行動分類として分類されていないもの(未分類)がある。未分類の行動には、安全な道路交通を確保する上で好ましくない行動が含まれている可能性がある。
本実施形態の処理サーバー200は、記憶部230に蓄積されている、またはリアルタイムに取得した一の動体の動体情報と、記憶部230に蓄積されている他の動体情報とに基づいて、算出した監視領域内における物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する。したがって、人や車両の行動について、予め定義された異常行動以外の未知の異常行動を見つけることができる。
また、道路を通行する全ての人や車両の移動状況を把握することができ、その中から非定常行動を確実に見つけることができる。また非定常行動がどのように発生しているのかを移動軌跡から把握することができるため、なぜそのような非定常行動を取ったのか、ユーザーは推測することができ、安全対策を打つことが容易になる。
また、本実施形態の処理サーバー200は、天候などの環境要因による外乱に対する耐性が高く、解析のための学習やチューニングが不要であるため、設置が容易であり、設置後、すぐに測定および解析を開始することができる。また、非定常行動の評価対象によっては、短期間の測定および解析で有効な評価を得ることができる。
また、人や車両だけではなく、動体の大きさやY’方向の累積移動量Y’に基づいて、車両からの落下物等についても判別することができる。
<処理サーバー200のユーザー入力例/出力例>
図12は、処理サーバー200のユーザー入力例/出力例を示す模式図である。図12に示すように、処理サーバー200へのユーザー入力としては、上述した行動分類および物体分類の他に、抽出期間(日付および時刻)、環境情報(天気、道路混雑状況)等が挙げられる。抽出期間は、処理サーバー200によって動体の行動の定常/非定常性を判断する対象の期間である。環境情報(天気、道路混雑状況)は、監視領域における動体検出に影響する環境要因に関する情報であり、動体の測定時に環境情報を併せて記録し、ユーザーが非定常行動の検証を行う際に参考とすることにより、動体の測定時における環境要因による影響を容易に把握できる。
また、処理サーバー200は、全体情報として、抽出事象件数を出力できる。抽出事象件数は、行動分類毎や物体分類毎に出力できる。例えば、監視領域における車両の数や車両の走行状態を出力できる。また、処理サーバー200は、行動分類毎にデータを色で区別して視覚的に見やすく(ヒートマップ化)して表示できる。行動分類毎のヒートマップは、非定常行動の発生パターンの可視化等を含む。
また、処理サーバー200は、個別情報として、動体の測定日時、行動分類、物体分類、環境情報、移動軌跡、カメラ映像等を出力できる。入力部100はライダー110およびカメラ(不図示)を含むように構成されてもよい。カメラは、例えば、可視光カメラにより構成される。ライダー110およびカメラは、監視領域402(測定領域/撮影領域)が略一致し、また、光軸が略一致するように配置され、位置合わせが行われている。カメラ映像は、ユーザーによる事象の目視確認用である。ユーザーは、図11の処理結果から非定常行動を行った動体の出現時刻を確認し、この出現時刻の前後のカメラ映像を確認することにより、動体の非定常行動の事象を確認できる。したがって、非定常行動を行った動体が、どう行動して何が起きたのかを映像で確認できるので、ユーザーは事象をより正確に把握できる。
さらに、処理サーバー200は、付加情報として、非定常行動の原因についてのコメントを出力することもできる。例えば、進入禁止の領域において、車両がUターンまたはバックをしたと判定された場合は、運転者が誤ってその領域に進入したと考えられる。そして、運転者の誤りの原因として、進入禁止の標識が見にくいことや、標識からその場所までの距離が短く、運転者による進入回避の運転操作が間に合わなかったこと等が考えられる。また、車両が蛇行または急に減速したと判定された場合は、運転者が道路上の障害物(例えば、人や動物の飛び出し)または道路の陥没を回避する運転操作をしたと考えられる。そして、この運転者の運転操作の原因として、飛び出しが起こりやすいこと、道路の前の区間における前方の見通しが悪いこと、道路の陥没が未発見または未補修であること等が考えられる。
処理サーバー200は、このような非定常行動の原因の可能性についてコメントを出力できる。道路を保守・管理する事業者は、これらのコメントを参考にして、効率的に道路を保守・管理することができる。
(他の実施形態)
以下、他の実施形態に係る情報処理システム10について説明する。他の実施形態においては、処理サーバー200は、推論処理パラメーターを用いて、ニューラルネットワークによる推論処理により解析を行う推論処理部を有する。
ニューラルネットワークを用いた物体検出アルゴリズムとしては、Yolo、もしくはSSD(single shot detector)、または、R−CNN(Convolutional Neural Network)、Fast R−CNNを適用できる。
この推論処理パラメーターは、動体情報に基づく物体の非定常行動の度合い、または定常行動の度会いの学習を行って生成されたもので、記憶部230に記憶される。この推論処理パラメーターは、複数の想定できる種種の測定条件下で、記憶部230に蓄積されている膨大な数の動体情報を用いて公知のアルゴリズムにより事前に機械学習して得られたものである。想定される所定の測定条件としては天候、照度、温湿度、道路の混雑状況の少なくともいずれかが含まれる。特に、雨、雪、および霧の天候、ならびに夜間(低照度)、道路が混雑している時の測定条件が含まれることが好ましい。
(a)機械学習により非定常行動を学習した場合
推論処理部は、記憶部230に蓄積されている動体情報に基づき、物体の非定常行動の度合いの学習を行い、推論処理パラメーターを生成する。例えば、入力された動体情報に対し出力すべき正解の非定常行動の度合いが与えられ、当該入力された動体情報に対し当該正解の非定常行動の度合いが出力されるように学習を行う。そして、推論処理部は、生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、一の物体の非定常行動の度合いを判定し、出力する。
(b)機械学習により定常行動を学習した場合
推論処理部は、記憶部230に蓄積されている動体情報に基づき、物体の定常行動の度合いの学習を行い、推論処理パラメーターを生成する。例えば、入力された動体情報に対し出力すべき正解の定常行動の度合いが与えられ、当該入力された動体情報に対し当該正解の定常行動の度合いが出力されるように学習を行う。そして、推論処理部は、生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、一の物体の非定常行動の度合いを判定し、出力する。
他の実施形態に係る情報処理システム10、および処理サーバー200においては、想定される種種の測定条件下で測定により得られた動体情報を用いて、学習して得られた推論処理パラメーターを用いる。これにより、上記一実施形態と同様の効果が得られる。
以上に説明した情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述の実施形態では、ライダー110によって生成された測距点群データに基づいて動体の時系列位置情報を取得する例について説明したが、本発明はこのような場合に限定されない。例えば、入力部のカメラ映像を画像処理して動体を検出し、検出された各動体の時系列位置情報を取得する構成としてもよい。また、ライダー110の代わりにレーダーを使用して測距点群データを生成する構成としてもよい。また、ライダー110の代わりにビーコン、その他センサー(ミリ波を使用したレーダー)、GPS等を使用してもよい。
また、上述の実施形態では、動体情報について統計解析を行い、動体情報の分布において多数を占める所定範囲内に入るものを定常行動とし、所定範囲に入らないものを非定行動として、動体の行動の定常/非定常性を推定することについて説明した。しかし、本発明はこのような場合に限定されず、正常系として、定常行動時の動体情報を処理サーバー200に学習させ、正常系のもの以外を非定常行動とするように構成することもできる。
また、上述の実施形態では、情報処理システム10を道路上における動体の行動の定常/非定常性の推定について説明したが、本発明は道路以外にも、例えば、空港の滑走路等に適用することもできる。この場合、レーダーによって生成された測距点群データ使用し、動体情報として累積移動量Y’を使用することにより、高さ方向の移動を加味できる。
また、処理サーバー200の制御プログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROMなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージなどに転送され記憶される。また、この制御プログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、処理サーバー200の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
本出願は、2018年11月22日に出願された日本国特許出願番号2018−219676号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として組み入れられている。
10 情報処理システム、
100 入力部、
110 ライダー、
111 投受光ユニット、
112 測距点群データ生成部、
200 処理サーバー、
210 位置情報取得部、
220 動体情報取得部、
230 記憶部、
240 サーベイ処理部、
241 行動推定部、
242 行動判定部、
243 判定出力部、
300 モニター部、
400 道路、
401 支柱、
402 監視領域、
403 歩道、
404 車道、
600〜602 人、
700〜702 車両。

Claims (18)

  1. 所定領域内における物体の時系列位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成する動体情報取得部と、
    複数の物体の前記動体情報を蓄積する動体情報蓄積部と、
    前記動体情報蓄積部に蓄積されている、一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、判定結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するサーベイ処理部と、を有する、情報処理装置。
  2. 前記サーベイ処理部は、
    前記一の物体の動体情報と、前記動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記サーベイ処理部は、
    前記動体情報蓄積部に蓄積されている動体情報に基づく前記物体の非定常行動の度合いの学習を行って生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記サーベイ処理部は、
    前記動体情報蓄積部に蓄積されている動体情報に基づく前記物体の定常行動の度合いの学習を行って生成された推論処理パラメーターを用いたニューラルネットワークによる推論処理に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記動体情報取得部は、
    前記物体の動体情報として、前記物体の移動の軌跡、速度、加速度、大きさ、種類、累積移動量、および滞在時間のうちの少なくとも1つを取得する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記サーベイ処理部は、
    複数の前記他の動体情報に対する、前記一の物体の動体情報のずれに基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記サーベイ処理部は、
    前記動体情報蓄積部に蓄積されている複数の動体情報のデータからなる母集団について統計解析を行い、前記母集団における所定の値からの前記一の物体の動体情報のずれが所定範囲内である場合、前記物体の行動は定常行動であると判断する一方で、前記ずれが前記所定範囲外である場合、前記物体の行動は非定常行動であると判断する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記サーベイ処理部は、
    前記物体の種類に応じて予め規定されている行動分類と前記物体の動体情報とに基づいて、前記所定領域内における前記物体の行動を推定する行動推定部を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記サーベイ処理部は、
    前記非定常行動の度合いとして、前記物体の行動が正常なのか、あるいは異常なのかを示す異常スコアを算出する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 所定領域に向けてレーザー光を走査するように出射するとともに当該所定領域からの反射光を受光し、当該反射光の受光信号に基づいて、前記所定領域内における測距点群データを生成するセンサー部と、
    前記測距点群データに基づいて、所定領域内における物体の時系列位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成する動体情報取得部と、
    複数の物体の前記動体情報を蓄積する動体情報蓄積部と、
    前記動体情報蓄積部に記蓄積されている、一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、判定結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するサーベイ処理部と、を有する、情報処理システム。
  11. 前記サーベイ処理部は、
    前記一の物体の動体情報と、前記動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 所定領域内における物体の時系列位置情報を取得するステップ(a)と、
    前記物体の時系列位置情報を解析して、前記物体の動体情報を生成するステップ(b)と、
    一の物体の動体情報に基づいて、前記所定領域内における前記一の物体の非定常行動の度合いについて判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力するステップ(c)と、を有する、情報処理方法。
  13. 前記ステップ(c)では、
    前記一の物体の動体情報と、動体情報蓄積部に蓄積されている、他の複数の物体の動体情報とを使用して統計解析を行い、当該統計解析の結果に基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いを判定し、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記ステップ(b)では、
    前記物体の動体情報として、前記物体の移動の軌跡、速度、加速度、大きさ、種類、累積移動量、および滞在時間のうちの少なくとも1つを取得する、請求項12または13に記載の情報処理方法。
  15. 前記ステップ(c)では、
    複数の前記他の動体情報に対する、前記一の物体の動体情報のずれに基づいて、前記一の物体の非定常行動の度合いに関する情報を出力する、請求項12〜14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  16. 前記ステップ(c)では、
    動体情報蓄積部に蓄積されている複数の動体情報のデータからなる母集団について統計解析を行い、前記母集団における所定の値からの前記一の物体の動体情報のずれが所定範囲内である場合、前記物体の行動は定常行動であると判断する一方で、前記ずれが前記所定範囲外である場合、前記物体の行動は非定常行動であると判断する、請求項15に記載の情報処理方法。
  17. 前記ステップ(c)では、
    前記物体の種類に応じて予め規定されている行動分類と前記物体の動体情報とに基づいて、前記所定領域内における前記物体の行動を推定するステップ(d)をさらに有する、請求項12〜16のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  18. 前記ステップ(c)では、
    前記非定常行動の度合いとして、前記物体の行動が正常なのか、あるいは異常なのかを示す異常スコアを算出する、請求項12〜17のいずれか1項に記載の情報処理方法。
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