JPWO2020065779A1 - ユーザ装置 - Google Patents

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Abstract

UE(200)は、所定の参照信号を受信する受信部(220)と、参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部(230)とを備える。制御部(230)は、第1誤り率閾値または第2誤り率閾値に基づいて、無線リンクの同期状態を判定し、所定タイミングにおいて、第1誤り率閾値から第2誤り率閾値に変更された場合でも、第1誤り率閾値と対応付けられた評価期間を適用する。

Description

本発明は、ユーザ装置に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEのさらなる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)を仕様化している。また、3GPPでは、さらに、5G New Radio(NR)、或いはNext Generation(NG)などと呼ばれるLTEの後継システムの仕様が検討されている。
NRにおいても、LTEと同様に、無線リンクの品質モニタを実行する機能であるRadio Link Monitoring (RLM)では、無線リンクのout-of-sync(OOS、同期外れ)及びin-sync(IS、同期中・同期が取れている状態)を判定する閾値として、BLER(block error rate) pairが規定されている。
NRでは、さらに、VoIP(Voice over IP)などのサービスに対応するため、ネットワーク側からBLER pairが設定可能であり、値の異なる2つのBLER pairの利用が検討されている(非特許文献1参照)。
ユーザ装置(User Equipment, UE)は、OOSまたはISと判定するための評価期間(evaluation period)において、RLM用に設定されたRLM-RS (Reference Signal)を用いてBLERを推定する。
3GPP TS 38.133 V15.2.0 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Requirements for support of radio resource management (Release 15)、3GPP、2018年6月
しかしながら、上述したような複数のBLER pairをサービスなどに応じて変更する場合、次のような問題がある。
具体的には、上述したevaluation periodは、BLER pair毎に異なる可能性が高いが、evaluation period中にBLER pairが変更された場合におけるUEの動作について規定されていない。
例えば、無線リソース制御レイヤのメッセージ(RRC Reconfiguration)によって、evaluation period中にBLER pairが変更された場合、RRCレイヤが再構成されたタイミングからRLMのための評価を再度実施すると、無線リンクの品質モニタ時間が長くなり過ぎる。このため、無線リンク障害(RLF)の検出が遅れるなど、無線リンクの品質評価性能が劣化する。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、無線リンクの同期状態を判定する複数のBLER pairが動作中に動的に変更される場合でも、無線リンクの品質評価性能を維持し得るユーザ装置の提供を目的とする。
本発明の一態様は、ユーザ装置であって、参照信号を受信する受信部(受信部220)と、前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部(制御部230)とを備え、前記制御部は、第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合でも、前記第1誤り率制御情報と対応付けられた評価期間を適用する。
本発明の一態様は、ユーザ装置であって、所定の参照信号を受信する受信部と、前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部とを備え、前記制御部は、第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合、前記第2誤り率制御情報と対応付けられた評価期間を適用する。
本発明の一態様は、ユーザ装置であって、所定の参照信号を受信する受信部と、前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部とを備え、前記制御部は、第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合、前記無線リンクの同期状態の通知を中止する。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、UE200の機能ブロック構成図である。 図3は、RLMに基づく無線リンクの同期状態判定動作フローを示す図である。 図4は、BLER pairのコンフィグレーション例を示す図である。 図5は、OOSまたはISと判定するための評価期間(evaluation period)の例を示す図である。 図6は、コンフィグレーション(BLER pair)、OOS/ISに対応するBLER、evaluation period及びSNRの表記例を示す図である。 図7は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−1)を示す図である。 図8は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−2)を示す図である。 図9は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−3)を示す図である。 図10は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−4)を示す図である。 図11は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例3)を示す図である。 図12は、UE200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、Next Generation-Radio Access Network 20(以下、NG-RAN20、及びユーザ装置200(以下、UE200)を含む。
NG-RAN20は、無線基地局100(以下、gNB100)を含む。なお、gNB及びUEの数を含む無線通信システム10の具体的な構成は、図1に示した例に限定されない。
NG-RAN20は、実際には複数のNG-RAN Node、具体的には、gNB(またはng-eNB)を含み、5Gに従ったコアネットワーク(5GC、不図示)と接続される。
gNB100は、5Gに従った無線基地局であり、UE200と5Gに従った無線通信を実行する。gNB100及びUE200は、複数のアンテナ素子から送信される無線信号を制御することによって、より指向性の高いビームを生成するMassive MIMO、複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いるキャリアアグリゲーション(CA)、及び複数のNG-RAN NodeとUEとの間においてコンポーネントキャリアを同時送信するデュアルコネクティビティ(DC)などに対応することができる。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、UE200の機能ブロック構成について説明する。
図2は、UE200の機能ブロック構成図である。図2に示すように、UE200は、送信部210、受信部220及び制御部230を備える。
送信部210は、NRに従った上りリンク信号(UL信号)を送信する。
受信部220は、NRに従った下りリンク信号(DL信号)を受信する。特に、本実施形態では、受信部220は、参照信号(RS)を受信する。
具体的には、受信部220は、Radio Link Monitoring-RS(RLM-RS)及びChannel State Information-RS(CSI-RS)などを受信する。
制御部230は、送信部210によって送信されるUL信号、及び受信部220によって受信されるDL信号に関する制御を実行する。
特に、本実施形態では、制御部230は、受信部220が受信した参照信号に基づいて、無線リンク、具体的には、DLの品質モニタを実行する。具体的には、制御部230は、無線リンクの品質モニタを実行する機能であるRadio Link Monitoring (RLM)に従って、無線リンクのout-of-sync(OOS、同期外れ)及びin-sync(IS、同期中・同期が取れている状態)を判定する。
より具体的には、制御部230は、BLER(block error rate)の下限値及び上限値のペアであるBLER pairを用いて、無線リンクの同期状態、つまり、OOSまたはISかを判定する。
制御部230は、OOSまたはISと判定するための評価期間(evaluation period)において、RLM用に設定されたRLM-RSを用いてSNR (Signal to Noise Ratio)を推定する。
無線通信システム10では、2つのBLER pairが用いられる。1つ目のBLER pairは、LTEと同様であり、OOS用のBLER(BLERout)が10%、IS用のBLER(BLERin)が2%である。以下、当該BLER pairをConfiguration 0と呼ぶ。
2つ目のBLER pairは、VoIP(Voice over IP)などのサービス向けであり、1つ目のBLER pairよりも高い(緩い)値(例えば、BLERout=15%, BLERin=3%)に設定される。以下、当該BLER pairをConfiguration 1と呼ぶ。なお、Configuration 0及びConfiguration 1の詳細については、後述する。
また、Configuration 0及びConfiguration 1は、第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報と対応し、BLERのペアによって構成される。但し、Configuration 0及びConfiguration 1は、必ずしもBLERのペアでなくてもよく、OOS用のBLER(BLERout)またはIS用のBLER(BLERin)のみで構成されてもよい。さらに、第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報は、0, 1などのインデックス値として表現されてもよい。
制御部230は、このような2つのBLER pairの何れかに基づいて、無線リンクの同期状態を判定する。
制御部230は、所定タイミングにおいて、Configuration 0(例えば、第1誤り率制御情報)からConfiguration 1(例えば、第2誤り率制御情報)に変更された場合でも、Configuration 0と対応付けられたevaluation periodを適用できる。
なお、所定タイミングとは、Configuration 0(第1誤り率制御情報)と対応付けられたevaluation periodであってもよい。つまり、所定タイミングは、変更前のコンフィグレーションと対応付けられたevaluation period内である。
また、制御部230は、所定タイミングにおいて、Configuration 0(例えば、第1誤り率制御情報)からConfiguration 1(例えば、第2誤り率制御情報)に変更された場合、Configuration 1と対応付けられたevaluation periodを適用してもよい。
さらに、制御部230は、所定タイミングにおいて、Configuration 0(例えば、第1誤り率制御情報)からConfiguration 1(例えば、第2誤り率制御情報)に変更された場合、無線リンクの同期状態の通知を中止してもよい。具体的には、制御部230は、下位レイヤ(物理レイヤ(PHY),(無線リンク制御レイヤ(RLC)など)から上位レイヤ(無線リソース制御レイヤ(RRC),Non-Access Stratum (NAS)など)への同期状態表示(indication)の通知を中止する。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、UE200のRLMに関する動作について説明する。
(3.1)RLM動作概略
まず、図3〜図5を参照して、UE200によるRLM動作の概略について説明する。図3は、RLMに基づく無線リンクの同期状態判定動作フローを示す。
なお、以下の説明では、SNRを例として説明するが、SNRに代えて、Signal-to-Interference plus Noise power Ratio (SINR)を用いてもよい。
図3に示すように、UE200は、RLM-RSを受信する(S10)。RLM-RSは、gNB100から所定の無線リソースを用いて周期的に送信される。
UE200は、受信したRLM-RSを用いて、gNB100(セル)のSignal to Noise Ratio (SNR)を推定する(S20)。
UE200は、推定したSNRに基づいて、NG-RAN20側からのシグナリングによって通知されたBLER pairに対応するhypothetical Physical Downlink Control Channel (PDCCH)を用いた場合に想定されるBLERの値を算出する(S30)。なお、上述したように、本実施形態では、2つのBLER pairが用いられる。
UE200は、算出されたBLERの値と、target BLER pairの値とを比較することによって、無線リンクのOOSまたはISを判定する(S40)。
図4は、BLER pairのコンフィグレーション例を示す。図4に示すように、本実施形態では、2つのBLER pair、具体的には、Configuration 0及びConfiguration 1が用いられる。
Configuration 0は、3GPP TS38.133 v15.2.0 Section 8.1.1に規定されている内容である。
BLERout(OOS判定用)は10%、BLERin(IS判定用)は2%に設定される。
Configuration 1は、VoIP(Voice over IP)などのサービス向けであり、Configuration 0よりも高い(緩い)BLERが設定される。図4では、BLERout=x%、BLERin=y%と示されているが、xは10%より大きく、yは2%より大きい値(例えば、BLERout=15%, BLERin=3%)に設定される。但し、x, yは、必ずしもConfiguration のBLERout, BLERinより大きくなくてもよい。
また、Configuration 0またはConfiguration 1の少なくとも何れかは、ネットワーク(NG-RAN20またはコアネットワーク)からUE200に対して所望のタイミングで設定可能(network configurable)である。具体的には、ネットワークから所定の情報要素(例えば、RLM-IS-OOS-thresholdConfig)を含むシグナリング(メッセージ)によって設定可能である。
図5は、OOSまたはISと判定するための評価期間(evaluation period)の例を示す。具体的には、図5は、3GPP TS38.133 v15.2.0 Section 8.1.2に規定されている内容である。なお、図5は、SS/PBCH block (SSB)-based RLMの場合におけるevaluation periodを示す。
図5に示すように、evaluation period(TEvaluate_out, TEvaluate_in)は、複数サンプルでの測定をベースに規定されている。Pは、実際にRLMに用いることができるRSの数を考慮した係数である。
(3.2)BLER pair変更時のRLM動作例
次に、BLER pair変更時におけるUE200のRLM動作例について説明する。具体的には、evaluation period中にBLER pairが変更された場合におけるUE200のRLM動作について説明する。
(3.2.1)動作例1
本動作例では、ターゲットとされているBLER pair(単にBLER pair或いはBLER thresholdでもよい)が、OOSまたはISのevaluation period中に変更された場合、UE200は、次のように動作できる。
具体的には、UE200は、現在適用されているevaluation periodを変更しない。つまり、UE200は、BLER pair変更前のevaluation periodを継続して適用する。
或いは、UE200は、BLER pair変更前のevaluation periodとは異なるevaluation periodを適用してもよい。この場合、異なるevaluation periodの指定方法は、以下の何れかであってもよい。
・ネットワークからのシグナリングによって適用するevaluation period指定する
・変更後のBLER pairに対応するevaluation periodを適用する
・変更前及び変更後のBLER pairに対応するevaluation periodの何れとも異なるevaluation periodを適用する(evaluation period中にBLER pairが変更された場合向けの新たなevaluation periodを適用する)
図6は、コンフィグレーション(BLER pair)、OOS/ISに対応するBLER、evaluation period及びSNRの表記例を示す。
UE200は、変更後のBLER pair(コンフィグレーション)に基づいて、対応付けられているevaluation periodを適用する。
具体的には、Configuration 0からConfiguration 1に変更された場合、UE200は、IS用のevaluation periodとして、TEvaluate_in_1を適用し、OOS用のevaluation periodとして、TEvaluate_out_1を適用する。また、BLERin_1及びBLERout_1には、SNRin_1及びSNRout_1が対応付けられている。
一方、Configuration 1からConfiguration 0に変更された場合、UE200は、IS用のevaluation periodとして、TEvaluate_in_0を適用し、OOS用のevaluation periodとして、TEvaluate_out_0を適用する。
(3.2.2)動作例2
本動作例では、UE200は、BLER pairが変更された場合でも、UE200は、BLER pairの変更前後において、BLERの測定動作を区別せず、OOSまたはIS判定のための測定動作を継続する。
具体的には、UE200は、BLER pairの変更時において、変更後のevaluation periodと対応する測定を実行していない場合には、変更後のevaluation periodを満たすまで、測定動作を継続できる。
或いは、UE200は、BLER pairの変更時において、変更後のevaluation periodと対応する測定を既に実行しており、かつ、変更後のBLERの値に対してOOSまたはISの判定条件を満たしている場合、以下の何れかに従って動作してもよい。
・BLER pair変更後、速やかに同期状態表示(indication)を上位レイヤに通知する
・BLER pair変更後、所定の猶予時間後に同期状態表示(indication)を上位レイヤに通知する
なお、所定の猶予時間とは、RLM-RS周期よりも短い固定値、或いはRLM-RS周期の整数倍とすることが好ましい。
以下、本動作例に基づく具体的なUE200のRLM動作について説明する。
(3.2.2.1)動作例2−1
図7は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−1)を示す。図7では、コンフィグレーション(BLER pair、図6参照)がConfiguration 0からConfiguration 1に変更される場合におけるRLM動作シーケンスを示す。
具体的には、TReconfのタイミングにおいて、Configuration 0からConfiguration 1に変更される。つまり、TReconfは、RRC ReconfigurationなどによってBLER pairが変更されたタイミングである。また、本動作例では、UE200のhypothetical PDCCHを用いて推定したBLER(実際のBLER)は、BLER pairの変更前後ともにBLERout_1よりも高い。
UE200は、TReconfにおいて、BLER pairがConfiguration 0からConfiguration 1に変更された場合でも、実行中の測定動作を継続する(P10)。
その後、Configuration 1と対応するTEvaluate_out_1に到達したタイミングにおいて、UE200は、Configuration 1に基づくOOS indicationを上位レイヤに通知する。上述したように、実際のBLERは、BLERout_1よりも高く、Configuration 1に基づいてOOSと判定されるためである。
なお、図7では、比較のため、TReconf後、即座にConfiguration 1と対応するevaluation periodに基づく測定に移行した場合(P20)、及びTEvaluate_out_0経過後にConfiguration 1と対応するevaluation periodに基づく測定に移行した場合(P30)における測定動作シーケンスが示されている。
図7に示すように、P10と比較すると、P20及びP30のシーケンスでは、evaluation periodが満了する、つまり、OOSと判定されるまでに、より長い時間を要している。具体的には、P20の場合、TReconfからTEvaluate_out_1経過後にOOSと判定され、P30の場合、TEvaluate_out_0とTEvaluate_out_1との合計時間経過後にOOSと判定される。
(3.2.2.2)動作例2−2
図8は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−2)を示す。以下、上述した動作例2−1と相違する部分について主に説明する。図8では、コンフィグレーション(BLER pair)がConfiguration 1からConfiguration 0に変更される場合におけるRLM動作シーケンスを示す。また、本動作例では、実際のBLERは、BLERout_0とBLERout_1との中間である。
UE200は、TReconfにおいて、BLER pairがConfiguration 1からConfiguration 0に変更された場合でも、実行中の測定動作を継続する(P110)。
その後、Configuration 0と対応するTEvaluate_out_0に到達したタイミングにおいて、UE200は、Configuration 0に基づくOOS indicationを上位レイヤに通知する。
なお、図8でも、比較のため、TReconf後、即座にConfiguration 0と対応するevaluation periodに基づく測定に移行した場合(P120)、及びTEvaluate_out_1経過後にConfiguration 0と対応するevaluation periodに基づく測定に移行した場合(P130)における測定動作シーケンスが示されている。
図8に示すように、P110と比較すると、P120及びP130のシーケンスでは、evaluation periodが満了する、つまり、OOSと判定されるまでに、より長い時間を要している。具体的には、P120の場合、TReconfからTEvaluate_out_0経過後にOOSと判定され、P130の場合、TEvaluate_out_0とTEvaluate_out_1との合計時間経過後にOOSと判定される。
(3.2.2.3)動作例2−3
図9は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−3)を示す。図9では、コンフィグレーション(BLER pair)がConfiguration 1からConfiguration 0に変更される場合におけるRLM動作シーケンスを示す。また、本動作例では、実際のBLERは、BLERout_0とBLERout_1との中間である。
UE200は、TReconfにおいて、コンフィグレーション変更前の測定によって、変更後のコンフィグレーションと対応するevaluation periodを満たしている、かつ、OOSの判定条件を満たしている場合、即座にOOS indicationを上位レイヤに通知する(P210)。
これにより、TReconf後に、Configuration 0と対応するevaluation periodに基づく新た測定に実行する必要がなく、OOSと判定されるまでの時間が短縮される。
(3.2.2.4)動作例2−4
図10は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例2−4)を示す。図10では、動作例2−3と同様に、コンフィグレーション(BLER pair)がConfiguration 1からConfiguration 0に変更される場合におけるRLM動作シーケンスを示す。また、本動作例では、実際のBLERは、BLERout_0とBLERout_1との中間である。
UE200は、TReconfにおいて、コンフィグレーション変更前の測定によって、変更後のコンフィグレーションと対応するevaluation periodを満たしている、かつ、OOSの判定条件を満たしている場合、所定の猶予時間経過後にOOS indicationを上位レイヤに通知する(P310)。
これにより、動作例2−3と同様に、TReconf後に、Configuration 0と対応するevaluation periodに基づく新た測定に実行する必要がなく、OOSと判定されるまでの時間が短縮される。さらに、所定の猶予時間が設けられているため、UE200は、当該猶予時間内の適当なタイミングにおいてOOS indicationを上位レイヤに通知できるため、処理負荷の低減にも貢献し得る。
(3.2.3)動作例3
本動作例では、OOSまたはIS判定のためのevaluation period満了後、上位レイヤへの同期状態表示(OOSまたはIS indication、以下、OOS/IS indication)の通知前にBLER pairが変更された場合、UE200は、次のように動作できる。
具体的には、UE200は、無条件に上位レイヤへのOOS/IS indicationの通知(無線リンクの同期状態の通知)を中止する。
或いは、UE200は、BLER pairが変更された後、上位レイヤへのOOS/IS indicationの通知ができない期間を設定してもよい。つまり、UE200は、BLER pairが変更された後の所定時間内では、OOS/IS indicationを通知しない。この場合、当該所定時間内に発生したOOS/IS indicationは、当該所定時間経過後に通知されてもよいし、破棄されてもよい。
また、UE200は、OOS/IS indicationの通知を中止する条件を設定し、当該条件に合致したOOS/IS indicationの通知のみ中止してもよい。
図11は、UE200によるRLM動作シーケンス(動作例3)を示す。図11では、コンフィグレーション(BLER pair)がConfiguration 0からConfiguration 1に変更される場合におけるRLM動作シーケンスを示す。また、本動作例では、実際のBLERは、BLERout_0とBLERout_1との中間である。
UE200は、変更前のTEvaluate_out_0満了後、上位レイヤへのOOS indicationの通知前にBLER pairが変更された場合、当該OOS indicationの通知を中止する(P410)。
これにより、変更前のConfiguration 0と対応付けられたBLERout_0に基づいて判定されたOOS indicationが上位レイヤに通知されることを防止し得る。
(4)作用・効果
上述したように、本実施形態によれば、RLMのコンフィグレーション、具体的には、OOS及びISの判定基準変更時におけるUE200の動作を適切に規定することできる。これにより、短すぎる或いは長すぎる測定時間、つまり、無線リンクの品質モニタ時間によって、無線リンクの品質評価性能の低下を防止し得る。
より具体的に説明すると、従来、RLMのevaluation period中にターゲットとされているBLER pairがRRC Reconfigurationなどによって変更された場合におけるUE200の動作については規定されていない。
evaluation periodの内容は、対応するBLER pair毎に異なる可能性が高い。具体的には、OOS/ISを判定するためのevaluation periodは、あるSNRでの測定を想定した場合に、測定誤差が一定程度(例えば、+/-2.5dB)に収まるために必要な測定サンプル数として規定されているためである。さらに、異なるBLER pairには異なるSNRの値が対応すると考えられるため、OOS/ISを判定するためのBLERの値が異なり、想定すべきSNRの値及び測定に必要なサンプル数も異なってくるためである。
このため、evaluation period中にBLER pairが変更された場合でも、UEに適切な規定を適用する必要がある。
例えば、evaluation period中にBLER pairが変更された後、RRC Reconfigurationのタイミング(TReconf)からRLM動作を改めて実行すると、無線リンクの品質モニタ時間(評価時間)が長くなり、無線リンクの品質評価性能が低下する。具体的には、本来通信が不可能な環境下でもUEが無線リンク障害(RLF)を検出するまでに長い時間を要し、無駄なコネクションを維持してしまう。
また、RLM-RSを用いたSNRの推定は、設定されるBLER pair(及びBLER算出のためのHypothetical PDCCH parameter)によらずUE共通の動作と考えられるが、このようUEの動作を考慮した規定はなく、他の規定を流用することもできない。
本実施形態に係るUE200によれば、このような問題を解消できる。例えば、evaluation period中にBLER pairが変更(第1誤り率制御情報から第2誤り率制御情報に変更)された場合でも、UE200は、変更前のBLER pair(第1誤り率制御情報)と対応付けられたevaluation periodを適用できる。
また、例えば、evaluation period中にBLER pairが変更(第1誤り率制御情報から第2誤り率制御情報に変更)された場合、UE200は、変更後のBLER pair(第2誤り率制御情報)と対応付けられたevaluation periodを適用できる。
このようなUE200の動作によれば、BLER pairの変更タイミング、つまり、RRC Reconfigurationのタイミング(TReconf)と、evaluation periodの長さとの関係などに応じて、無線リンクの品質モニタ時間が短くなり過ぎたり、長くなり過ぎたりする状態を解消できる。
このようなUE200によれば、無線リンクの同期状態を判定する複数のBLER pairが動作中に動的に変更される場合、具体的には、RLMの評価期間(evaluation period)中に変更される場合でも、無線リンクの品質評価性能を維持し得る。
さらに、例えば、evaluation period中にBLER pairが変更された場合、UE200は、無線リンクの同期状態(OOS/IS indication)の通知を中止できる。このため、変更前のBLER pairに基づいて判定されたOOS/IS indicationが上位レイヤに通知されることを防止し得る。
このようなUE200によれば、最新でないOOS/IS indicationの通知が防止されるため、無線リンクの品質評価性能を維持に貢献し得る。
また、本実施形態では、UE200は、所定タイミング、具体的には、変更前のBLER pair(第1誤り率制御情報)と対応付けられたevaluation period内において、BLER pairが変更された場合に、上述した動作を実行する。つまり、変更前のBLER pairと対応付けられたevaluation periodでの測定結果(無線リンクの品質評価結果)を活用しつつ、無線リンクの品質評価性能を維持できる。
(5)その他の実施形態
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、UE200は、RLMに用いるRLM-RSとして、SS/PBCH block (SSB)、CSI-RS、SSBとCSI-RSとの混在の何れを用いる場合でも、同様の動作を適用してよいし、用いるRLM-RSの種別毎に異なる動作を適用してもよい。
上述した実施形態の一部では、Configuration 0が第1誤り率制御情報に対応し、Configuration 1が第2誤り率制御情報に対応する例について説明が、動作例1〜3に示したように、Configuration 1が第1誤り率制御情報に対応し、Configuration 0が第2誤り率制御情報に対応する場合も含まれる。つまり、Configuration 1からConfiguration 0に変更される場合も含まれる。
また、上述した実施形態では、2つのBLER pairが用いられる例について説明したが、BLER pairは、3つ以上でもよい。すなわち、Configuration 0、Configuration 1以外のConfiguration N(Nは、0、1以外の整数。Nは、0、1以外である複数の整数を1個の整数で包括的に表現している)があってもよい。
また、上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図2)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、みなし、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
さらに、上述したUE200は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図12は、UE200のハードウェア構成の一例を示す図である。図12に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
当該装置の各機能ブロックは、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
また、当該装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間毎に異なるバスを用いて構成されてもよい。
さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor: DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 無線通信システム
20 NG-RAN
100 gNB
200 UE
210 送信部
220 受信部
230 制御部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (4)

  1. 参照信号を受信する受信部と、
    前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、
    所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合でも、前記第1誤り率制御情報と対応付けられた評価期間を適用するユーザ装置。
  2. 所定の参照信号を受信する受信部と、
    前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、
    所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合、前記第2誤り率制御情報と対応付けられた評価期間を適用するユーザ装置。
  3. 所定の参照信号を受信する受信部と、
    前記参照信号に基づいて、無線リンクの品質モニタを実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    第1誤り率制御情報または第2誤り率制御情報に基づいて、前記無線リンクの同期状態を判定し、
    所定タイミングにおいて、前記第1誤り率制御情報から前記第2誤り率制御情報に変更された場合、前記無線リンクの同期状態の通知を中止するユーザ装置。
  4. 前記所定タイミングは、前記第1誤り率制御情報と対応付けられた評価期間内である請求項1乃至3の何れか一項に記載のユーザ装置。
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