JPWO2020059554A1 - プレート - Google Patents

プレート Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020059554A1
JPWO2020059554A1 JP2020548347A JP2020548347A JPWO2020059554A1 JP WO2020059554 A1 JPWO2020059554 A1 JP WO2020059554A1 JP 2020548347 A JP2020548347 A JP 2020548347A JP 2020548347 A JP2020548347 A JP 2020548347A JP WO2020059554 A1 JPWO2020059554 A1 JP WO2020059554A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microchannel
substrate
plate
auxiliary mark
observation auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020548347A
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 野元
大輔 野元
誠 山中
誠 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Original Assignee
Ushio Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK filed Critical Ushio Denki KK
Publication of JPWO2020059554A1 publication Critical patent/JPWO2020059554A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M1/00Apparatus for enzymology or microbiology
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M3/00Tissue, human, animal or plant cell, or virus culture apparatus
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N37/00Details not covered by any other group of this subclass
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/34Microscope slides, e.g. mounting specimens on microscope slides

Abstract

マイクロ流路を流れる試料に対して、顕微鏡によって所要の観察または撮影を確実に実行することかできるプレートを提供する。内部にマイクロ流路を有するプレートであって、前記マイクロ流路を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マークが、当該マイクロ流路に沿って形成されていることを特徴とする。前記観察補助マークは、複数の線分が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールよりなることが好ましい。また、前記観察補助マークは、複数の微小図形が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークよりなることが好ましい。また、前記観察補助マークは、方眼罫よりなり、平面視したときに前記マイクロ流路と重なる部位に形成されていることが好ましい。

Description

本発明は、内部にマイクロ流路を有するプレートに関し、更に詳しくは、マイクロ流路内において細胞や生体組織を培養しながら観察することができる培養容器として好適なプレートに関する。
細胞は、生体内の細胞外微小環境下においてその機能制御が行われている。ここで、細胞外微小環境は、成長因子、ビタミン、ガス分子等の可溶性因子、細胞外マトリックス等の不溶性因子、および細胞間相互作用などから構成されている。
従来、細胞や生体組織の培養においては、寒天等の培地を形成した培養ディッシュや培養プレートなどの培養容器が使用されている。このような培養容器を使用した細胞培養は、二次元(平面)の環境で行われるため、細胞外微小環境を再現することが困難である。このような事情から、三次元(立体)の環境で細胞培養が可能なマイクロ流路を有するプレート(バイオチップ、マイクロチップ)が提案されている(特許文献1参照)。
図9は、従来のプレートの一例における構成を示す説明図である。このプレート80は、液体試料が注入される注入口82および液体試料が排出される排出口83が形成された透明な第1の基板81と、この第1の基板81に積層された第2の基板85とが一体に接合されて構成されている。プレート80の内部には、注入口82から排出口83に向かって伸びるマイクロ流路86が形成されている。
このプレート80においては、注入口82から注入された液体試料が、マイクロ流路86を流通した後、排出口83から排出される。そして、液体試料がマイクロ流路86を流通する際に、当該液体試料中の細胞等の状態を、顕微鏡によって拡大して観察することができる。
しかしながら、このようなプレートにおいては、以下のような問題がある。
マイクロ流路を流通する液体試料中の細胞等を、顕微鏡によって拡大して観察する最中に、マイクロ流路内におけるどの個所を観察しているかが判らなくなることがある。
また、顕微鏡による視野を、マイクロ流路における或る領域から他の領域に移動させたときには、元の領域に正確に戻すことが困難である。
また、マイクロ流路を全長にわたって撮影する場合には、マイクロ流路を長手方向に分割して撮影した後、得られる画像を繋ぎ合わせることが行われるが、画像同士を正確に位置合わせして繋ぎ合わせることが困難である。
特開2018−47614号公報
本発明の目的は、マイクロ流路を流れる試料に対して、顕微鏡によって所要の観察または撮影を確実に実行することかできるプレートを提供することにある。
本発明のプレートは、内部にマイクロ流路を有するプレートであって、
前記マイクロ流路を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マークが、当該マイクロ流路に沿って形成されていることを特徴とする。
本発明のプレートにおいては、前記観察補助マークは、複数の線分が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールよりなることが好ましい。
また、本発明のプレートにおいては、前記観察補助マークは、複数の微小図形が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークよりなることが好ましい。
また、本発明のプレートにおいては、前記観察補助マークは、方眼罫よりなり、平面視したときに前記マイクロ流路と重なる部位に形成されていることが好ましい。
また、本発明のプレートにおいては、前記マイクロ流路を形成するための流路形成用溝が形成された第1の基板と、この第1の基板に積層された第2の基板とが接合されてなり、前記第1の基板は、透明な合成樹脂よりなることが好ましい。
また、前記合成樹脂がシクロオレフィン樹脂であることが好ましい。
また、前記観察補助マークは、前記第1の基板における前記第2の基板と接合される面および/または前記第2の基板における前記第1の基板と接合される面に形成されていることが好ましい。
本発明のプレートによれば、マイクロ流路を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マークが形成されているため、マイクロ流路を流れる試料に対して、顕微鏡によって所要の観察または撮影を確実に実行することかできる。
例えば観察補助マークとして、複数の線分がマイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールを形成することにより、マイクロ流路を流通する液体試料中の細胞等を、顕微鏡によって拡大して観察する最中に、マイクロ流路内におけるどの個所を観察しているかを容易に特定することができる。また、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡の視野を、マイクロ流路における或る領域から他の領域に移動させたときにも、スケールにおける線分を基準として、元の領域に正確に戻すことができる。また、スケールによって、マイクロ流路を流通する液体試料中の細胞等の成長度合いを確認することができる。
また、観察補助マークとして、複数の微小図形がマイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークを形成することにより、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡による視野を、マイクロ流路における或る領域から他の領域に移動させたときにも、元の領域に正確に戻すことができる。また、マイクロ流路を全長にわたって撮影する場合には、マイクロ流路を長手方向に分割して撮影した複数の画像同士を、正確に位置合わせして繋ぎ合わせることができる。
また、観察補助マークとして、平面視したときにマイクロ流路と重なる部位に方眼罫を形成することにより、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡の視野を、マイクロ流路における或る領域から他の領域に移動させたときにも、方眼罫を基準として、元の領域に正確に戻すことができる。また、方眼罫によって、マイクロ流路を流通する液体試料中の細胞等の成長度合いを確認することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。 図1に示すプレートにおけるA−A断面図である。 図1に示すプレートにおけるB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。 図5に示すプレートにおける観察補助マークを拡大して示す説明図である。 本発明のプレートの他の例における構成の一部を拡大して示す説明用断面図である。 本発明のプレートの更に他の例における構成の一部を拡大して示す説明用断面図である。 従来のプレートの一例における構成を示す説明図である。
以下、本発明のプレートの実施の形態について説明する。
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。図2は、図1に示すプレートにおけるA−A断面図である。図3は、図1に示すプレートにおけるB−B断面図である。
このプレート10は、透明な第1の基板11と第2の基板15とが積層されて一体的に接合された板状体によって構成されている。この例のプレート10は、その内部に複数(図示の例では3つ)の直線状のマイクロ流路16を有する。これらのマイクロ流路16は、互いに連通することなく独立して形成され、かつ、平行に並ぶよう配列されている。
第1の基板11には、第2の基板15に接する側の面(図2において下面)に、流路形成用溝12が形成されている。一方、第2の基板15における第1の基板11に接する側の表面(図2において上面)は、平坦面とされている。そして、第1の基板11に形成された流路形成用溝12によって、第1の基板11と第2の基板15との間にマイクロ流路16が形成されている。
また、第1の基板11には、各マイクロ流路16に対応して、液体試料が注入される注入口13および液体試料が排出される排出口14が、当該第1の基板11を厚み方向に貫通するよう形成されている。マイクロ流路16の各々の一端は、対応する注入口13に連通して接続され、マイクロ流路16の各々の一端は、対応する排出口14に連通して接続されている。
本発明のプレート10には、マイクロ流路16を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マーク20が、マイクロ流路16に沿って形成されている。図示の例のプレート10においては、観察補助マーク20は、第1の基板11の外表面に形成され、平面視したときに、それぞれマイクロ流路16の長手方向に垂直な方向に伸びる複数の線分(目盛り)21が、マイクロ流路16の側方において当該マイクロ流路16に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールによって構成されている。
観察補助マーク20を構成するスケールにおいて、隣接する線分21の間隔は例えば1μmである。
第1の基板11を構成する材料としては、透明な合成樹脂を用いることができる。かかる合成樹脂の具体例としては、ポリジメチルシロキサンなどのシリコーン樹脂、シクロオレフィン樹脂(シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)など)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂(ポリスチレン(PS))などが挙げられる。これらの中では、射出成形性、透明性、強度、接合性などの観点から、シクロオレフィン樹脂を用いることが好ましい。
第2の基板11を構成する材料としては、合成樹脂を用いることができ、その具体例としては、第1の基板11を構成する合成樹脂と同様のものが挙げられる。
第1の基板11および第2の基板15の各々の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば0.5〜7mmである。マイクロ流路16の幅は、例えば0.1〜3mmである。マイクロ流路16の高さ(流路形成用溝12の深さ)は、例えば0.05〜1mmである。
上記のプレート10は、例えば以下のようにして製造することができる。
先ず、図3に示すように、それぞれ樹脂よりなる第1の基板11および第2の基板15を製造する。第1の基板11には、その表面に流路形成用溝12が形成されていると共に、流路形成用溝12の両端位置に、当該第1の基板11を厚み方向に貫通する注入口13および排出口14(図2参照)が形成されている。一方、第2の基板15の表面は、平坦面とされている。
第1の基板11および第2の基板15を製造する方法としては、射出成形法、注型法などの樹脂成形法を、用いられる樹脂に応じて適宜選択することができる。
次いで、第1の基板11および第2の基板15の各々における接合面となる面に対して、表面活性化処理を行う。この表面活性化処理としては、波長200nm以下の真空紫外線を照射する紫外線照射処理、大気圧プラズマ装置からの大気圧プラズマを接触させるプラズマ処理を利用することができる。
表面活性化処理として紫外線照射処理を利用する場合において、真空紫外線を放射する光源としては、波長172nmに輝線を有するキセノンエキシマランプ等のエキシマランプ、中心波長185nmの低圧水銀ランプ、波長120〜200nmの範囲に強い発光スペクトルを有する重水素ランプを好適に用いることができる。
第1の基板11および第2の基板15の各々の表面に照射される真空紫外線の照度は、例えば10〜500mW/cm2 である。
また、第1の基板11および第2の基板15の各々の表面に対する真空紫外線の照射時間は、第1の基板11および第2の基板15を構成する樹脂に応じて適宜設定されるが、例えば5〜6秒間である。
表面活性化処理としてプラズマ処理を利用する場合において、プラズマ生成用ガスとしては、窒素ガス、アルゴンガスなどを主成分とし、酸素ガスが0.01〜5体積%含有してなるものを用いることが好ましい。または、窒素ガスとクリーンドライエア(CDA)との混合ガスを用いることも可能である。
プラズマ処理に用いられる大気圧プラズマ装置の動作条件としては、例えば周波数が20〜70kHz、電圧が5〜15kVp−p、電力値が0.5〜2kWである。
また、大気圧プラズマによる処理時間は、例えば5〜100秒間である。
このようにして表面活性化処理された第1の基板11および第2の基板15を、それぞれの表面が互いに接触するよう積層する。そして、第1の基板11および第2の基板15を、自重により若しくは外部から圧力を加えることにより厚み方向に加圧した状態で、必要に応じて加熱することによって接合する。
以上において、加圧および加熱の具体的な条件は、第1の基板11および第2の基板15を構成する材料に応じて適宜設定される。
具体的な条件を挙げると、加圧力が例えば0.1〜10MPaで、加熱温度が例えば40〜130℃である。
以上において、第1の基板11における観察補助マーク20は、レーザー光によるマーキング、機械加工、ナノインプリント、露光によって形成することができる。
第1の実施形態に係るプレート10によれば、観察補助マーク20として、複数の線分21がマイクロ流路16に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールが形成されているため、マイクロ流路16を流通する液体試料中の細胞等を、顕微鏡によって拡大して観察する最中に、マイクロ流路16内におけるどの個所を観察しているかを容易に特定することができる。
また、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡の視野を、マイクロ流路16における或る領域から他の領域に移動させたときにも、スケールにおける線分21を基準として、元の領域に正確に戻すことができる。
また、観察補助マーク20を構成するスケールによって、マイクロ流路16を流通する液体試料中の細胞等の成長度合いを確認することができる。
〈第2の実施形態〉
図4は、本発明の第2の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。このプレート10は、第1の実施形態に係るプレート10と同様に、流路形成用溝12、注入口13および排出口14が形成された、透明な第1の基板11と、第2の基板15(図2参照)とが積層されて一体的に接合された板状体によって構成されている。プレート10の内部には、複数(図示の例では3つ)の直線状のマイクロ流路16が、互いに連通することなく独立して形成され、かつ、平行に並ぶよう配列されている。
このプレート10には、マイクロ流路16を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マーク20が、マイクロ流路16に沿って形成されている。図示の例のプレート10においては、観察補助マーク20は、第1の基板11の外表面に形成され、平面視したときに、それぞれ円形の複数の微細図形22が、マイクロ流路16の側方において当該マイクロ流路16に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークによって構成されている。観察補助マーク20において、微細図形22の配置ピッチは例えば1μmである。この観察補助マーク20は、第1の実施形態に係るプレート10における観察補助マーク20と同様にして形成することができる。
第2の実施形態に係るプレート10におけるその他の構成は、第1の実施形態に係るプレート10と同様である。
第2の実施形態に係るプレート10によれば、観察補助マーク20として、複数の微小図形22がマイクロ流路16に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークが形成されているため、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡の視野を、マイクロ流路16における或る領域から他の領域に移動させたときにも、元の領域に正確に戻すことができる。
また、マイクロ流路16を全長にわたって撮影する場合には、マイクロ流路16を長手方向に分割して撮影した複数の画像同士を、正確に位置合わせして繋ぎ合わせることができる。
〈第3の実施形態〉
図5は、本発明の第3の実施形態に係るプレートの構成を示す平面図である。このプレート10は、第1の実施形態に係るプレート10と同様に、流路形成用溝12、注入口13および排出口14が形成された、透明な第1の基板11と、第2の基板15(図2参照)とが積層されて一体的に接合された板状体によって構成されている。プレート10の内部には、複数(図示の例では3つ)の直線状のマイクロ流路16が、互いに連通することなく独立して形成され、かつ、平行に並ぶよう配列されている。
このプレート10には、マイクロ流路16を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マーク20が、マイクロ流路16に沿って形成されている。図示の例のプレート10においては、観察補助マーク20は、図6に拡大して示すように、マイクロ流路16の長手方向に伸びる罫線23とマイクロ流路16の長手方向に垂直な方向に伸びる罫線24とからなる方眼罫によって構成され、平面視したときに、第1の基板11におけるマイクロ流路16と重なる部位の外表面に形成されている。観察補助マーク20を構成する方眼罫において、隣接する罫線23,24の間隔は例えば100μmである。この観察補助マーク20は、第1の実施形態に係るプレート10における観察補助マーク20と同様にして形成することができる。
第3の実施形態に係るプレート10におけるその他の構成は、第1の実施形態に係るプレート10と同様である。
第3の実施形態に係るプレート10によれば、観察補助マーク20として、平面視したときにマイクロ流路16と重なる部位に方眼罫が形成されているため、顕微鏡によって観察している最中に、当該顕微鏡の視野を、マイクロ流路16における或る領域から他の領域に移動させたときにも、方眼罫を基準として、元の領域に正確に戻すことができる。
また、方眼罫によって、マイクロ流路16を流通する液体試料中の細胞等の成長度合いを確認することができる。
本発明のプレートは、上記の実施の形態に限定されず、以下のように、種々の変更を加えることが可能である。
(1)本発明のプレートにおいて、観察補助マークは、視覚的に認識することが可能で、マイクロ流路を流れる試料を観察するときの補助となるものであれば、第1の実施形態乃至第3の実施形態のものに限定されない。
(2)第1の実施形態に係るプレート10において、複数の線分21のうち、長さまたは太さが異なる線分21を例えば10本置きに配置してもよい。
(3)第2の実施形態に係るプレート10において、観察補助マーク20を構成する微細図形22は、円形のものに限定されず、例えば十字形のものや、その他の形状のものであってもよい。
(4)本発明のプレート10において、第2の基板15が透明なものであることは必須ではなく、半透明または不透明なものであってもよい。
(5)第1の実施形態〜第3の実施形態において、観察補助マーク20は、第1の基板11の外表面に形成されているが、図7に示すように、第1の基板11における第2の基板15と接合される面に観察補助マーク20が形成されていてもよい。また、図8に示すように、第2の基板15における第1の基板11と接合される面に観察補助マーク20が形成されていてもよい。さらに、第1の基板11における第2の基板15と接合される面および第2の基板15における第1の基板11と接合される面の両方に、観察補助マーク20が形成されていてもよい。
プレート10においては、培養すべき細胞が、マイクロ流路16内における底面すなわち第2の基板15の上面に付着される。このため、細胞の観察作業は、第2の基板15の上面位置に顕微鏡の焦点を合わせて行われる。而して、観察補助マーク20が、第1の基板11における第2の基板15と接合される面および/または第2の基板15における第1の基板11と接合される面に形成されていることにより、観察対象である細胞に合わせた焦点を変更することなしに、観察補助マーク20を確認することができる。
また、マイクロ流路16内における底面から一定の高さの位置を定点観察する場合には、観察補助マーク20を基準として顕微鏡の焦点を調整することが可能である。すなわち、顕微鏡の焦点を観察補助マーク20に合わせた後、所要の高さに調整することにより、観察作業を行うことができる。
また、顕微鏡で拡大して観察するときでも、マイクロ流路16内における観察対象である細胞の絶対位置を特定することができるため、細胞の位置や動きの定量評価が可能となる。
10 プレート
11 第1の基板
12 流路形成用溝
13 注入口
14 排出口
15 第2の基板
16 マイクロ流路
20 観察補助マーク
21 線分
22 微細図形
23,24 罫線
80 プレート
81 第1の基板
82 注入口
83 排出口
85 第2の基板
86 マイクロ流路

Claims (7)

  1. 内部にマイクロ流路を有するプレートであって、
    前記マイクロ流路を流れる試料を観察するときの補助となる観察補助マークが、当該マイクロ流路に沿って形成されていることを特徴とするプレート。
  2. 前記観察補助マークは、複数の線分が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置されたスケールよりなることを特徴とする請求項1に記載のプレート。
  3. 前記観察補助マークは、複数の微小図形が前記マイクロ流路に沿って等間隔で並ぶよう配置された撮影用アライメントマークよりなることを特徴とする請求項1に記載のプレート。
  4. 前記観察補助マークは、方眼罫よりなり、平面視したときに前記マイクロ流路と重なる部位に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレート。
  5. 前記マイクロ流路を形成するための流路形成用溝が形成された第1の基板と、この第1の基板に積層された第2の基板とが接合されてなり、前記第1の基板は、透明な合成樹脂よりなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプレート。
  6. 前記合成樹脂がシクロオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項5に記載のプレート。
  7. 前記観察補助マークは、前記第1の基板における前記第2の基板と接合される面および/または前記第2の基板における前記第1の基板と接合される面に形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプレート。
JP2020548347A 2018-09-18 2019-09-09 プレート Pending JPWO2020059554A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018173259 2018-09-18
JP2018173259 2018-09-18
PCT/JP2019/035340 WO2020059554A1 (ja) 2018-09-18 2019-09-09 プレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020059554A1 true JPWO2020059554A1 (ja) 2021-09-16

Family

ID=69887415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020548347A Pending JPWO2020059554A1 (ja) 2018-09-18 2019-09-09 プレート

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2020059554A1 (ja)
WO (1) WO2020059554A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB202006458D0 (en) 2020-05-01 2020-06-17 Micron Agritech Ltd A faecal egg counting slide
GB202106375D0 (en) * 2021-05-04 2021-06-16 Micron Agritech Ltd A mobile slide imaging kit and use thereof

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069397A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Nec Corp 分析チップおよび分析装置
JP2016083739A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 積水化学工業株式会社 マイクロチップ及びマイクロチップの製造方法
JP2016209823A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 住友ベークライト株式会社 樹脂製マイクロ流路デバイスの製造方法およびマイクロ流路デバイス

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069397A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Nec Corp 分析チップおよび分析装置
JP2016083739A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 積水化学工業株式会社 マイクロチップ及びマイクロチップの製造方法
JP2016209823A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 住友ベークライト株式会社 樹脂製マイクロ流路デバイスの製造方法およびマイクロ流路デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020059554A1 (ja) 2020-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Scott et al. Fabrication methods for microfluidic devices: An overview
Kelly et al. Thermal bonding of polymeric capillary electrophoresis microdevices in water
Lachaux et al. Thermoplastic elastomer with advanced hydrophilization and bonding performances for rapid (30 s) and easy molding of microfluidic devices
JPWO2020059554A1 (ja) プレート
KR20170082567A (ko) 3차원 다중 세포 대상을 생성하는 방법 및 디바이스
Volpe et al. A smart procedure for the femtosecond laser-based fabrication of a polymeric lab-on-a-chip for capturing tumor cell
US11278885B2 (en) Systems and methods for fabricating microfluidic devices
Lynh et al. Novel solvent bonding method for creation of a three-dimensional, non-planar, hybrid PLA/PMMA microfluidic chip
Liu et al. Fabrication of Cyclo-olefin polymer-based microfluidic devices using CO2 laser ablation
Weigel et al. Flexible materials for high-resolution 3D printing of microfluidic devices with integrated droplet size regulation
JP2021506319A (ja) ヒドロゲル型の生体機能チップマイクロ流体デバイス
Dang et al. A novel simple preparation method of a hydrogel mold for PDMS micro-fluidic device fabrication
JP3329988B2 (ja) 光学顕微鏡用プラスチック・スライド
Shakeri et al. The fabrication and bonding of thermoplastic microfluidics: A review
JP6908009B2 (ja) プレート
US20040145805A1 (en) Unitary device with internal microscopic counting grid used for analysis of microscopic particles contained in liquid
JP5182374B2 (ja) マイクロチップ、及びマイクロチップの製造方法
Sabahi-Kaviani et al. Gaining micropattern fidelity in an NOA81 microsieve laser ablation process
Hernandez-Cedillo et al. Microfabrication with very low-average power of green light to produce PDMS microchips
KR101252378B1 (ko) 헤미실린더 렌즈, 헤미실린더 렌즈 마이크로칩 및 이의 제조방법
Fan et al. Thermoplastic polyurethane-based flexible multilayer microfluidic devices
Morgan Microfabricated devices for confocal microscopy on biological samples
Shan et al. Rapid and Low-Cost Fabrication of Microfluidic Devices Using Liquid Crystal Display-Based 3D Printing
Chen et al. Fabrication of PDMS (Dimethylsiloxane) Spiral Microchannels Using Overturn Exposure with Dose Modulation of SU-8
Buchroithner Multiphoton lithography for the mimicking of tissue environment/Author Dipl.-Ing. Boris Buchenroither

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220325

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20221028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230228