JPWO2020055931A5 - - Google Patents

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さらなる態様は、本明細書中に開示の医薬組成物をそれを必要とする患者に投与することを含む、がんを処置する方法に関する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
抗原提示細胞(APC)を調製する方法であって、
(a)複数の単球および/または未熟樹状細胞をペプチドのライブラリーと、前記単球および/または未熟樹状細胞がペプチドの前記ライブラリーの1つまたはそれより多くを内在化するのに適切な条件下の培地中で接触させる工程であって、ここで、ペプチドの前記ライブラリーが抗原のペプチド断片を含み、ここで、前記ペプチドが、前記単球および/または未熟樹状細胞によるタンパク質分解性プロセシングならびにクラスI主要組織適合性遺伝子複合体(MHC I)および/またはクラスII主要組織適合性遺伝子複合体(MHC II)から選択される少なくとも1つの細胞表面タンパク質複合体上へのその後の負荷に適切である、接触させる工程;および
(b)前記単球および/または未熟樹状細胞を、1またはそれを超えるサイトカインおよび/または成長因子の存在下で、前記単球の分化および/または前記未熟樹状細胞の成熟抗原提示樹状細胞への成熟を誘導し、それにより、APCを調製するのに適切な条件下にて培養する工程
を含む、方法。
(項目2)
前記ライブラリーが、5またはそれを超えるか、8またはそれを超えるか、10またはそれを超えるか、15またはそれを超えるか、20またはそれを超えるか、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、10~15、5~10、5~15、5~20、8~10、8~15、8~20、10~20、15~20、10~100、10~150、10~200、または200アミノ酸より長い長さを有する複数のペプチドを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
ペプチドの前記ライブラリーが、1つを超える抗原の断片を含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
ペプチドの前記ライブラリーが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6つの抗原の断片を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
工程(a)が、前記単球および/または未熟樹状細胞を、ペプチドの2またはそれを超えるライブラリーと接触させることを含み、ここで、ペプチドの各ライブラリーが異なる抗原の断片を含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
工程(a)が、前記単球および/または未熟樹状細胞を、ペプチドの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6ライブラリーと接触させることを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記抗原が腫瘍関連抗原である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記抗原がウイルス腫瘍関連抗原である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記抗原が、腫瘍関連抗原、ウイルス腫瘍関連抗原、またはその両方である、項目4に記載の方法。
(項目10)
ペプチドの前記ライブラリーが、腫瘍関連抗原由来のペプチドのライブラリー、ウイルス腫瘍関連抗原由来のペプチドのライブラリー、またはその両方を含む、項目6に記載の方法。
(項目11)
(c)前記APCがMHC IおよびMHC IIから選択される少なくとも1つの細胞表面タンパク質複合体上に前記ペプチドを負荷するのに適切な条件下の培地中で、前記APCをペプチドのライブラリーと接触させる工程であって、ここで、ペプチドの前記ライブラリーが抗原のペプチド断片を含む、接触させる工程、および
(d)必要に応じて、工程(c)を1回または複数回繰り返す工程
をさらに含む、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
工程(c)で使用したペプチドの前記ライブラリーが、5またはそれを超えるか、8またはそれを超えるか、10またはそれを超えるか、15またはそれを超えるか、20またはそれを超えるか、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、23、25、10~15、5~10、5~15、5~20、5~25、8~10、8~15、8~25、10~25、15~25、10~100、10~150、10~200、または200アミノ酸より長い長さを有する複数のペプチドを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
工程(c)で使用したペプチドの前記ライブラリーが、1つを超える抗原のペプチド断片を含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
工程(c)で使用したペプチドの前記ライブラリーが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6つの抗原の断片を含む、項目11に記載の方法。
(項目15)
工程(c)が、前記APCをペプチドの2またはそれを超えるライブラリーと接触させることを含み、ここで、ペプチドの各ライブラリーが異なる抗原の断片を含む、項目11に記載の方法。
(項目16)
工程(c)が、前記APCを、ペプチドの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6ライブラリーと接触させることを含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
工程(c)のペプチドの前記単数または複数のライブラリーの少なくとも1つが、工程(a)のペプチドの前記単数または複数のライブラリーの少なくとも1つと同一である、項目16に記載の方法。
(項目18)
工程(c)のペプチドの前記単数または複数のライブラリーの少なくとも1つが、工程(a)のペプチドの前記単数または複数のライブラリーの少なくとも1つと異なる、項目16に記載の方法。
(項目19)
工程(c)のペプチドの前記ライブラリーが、腫瘍関連抗原、ウイルス腫瘍関連抗原、またはその両方のペプチド断片を含む、項目11に記載の方法。
(項目20)
工程(c)のペプチドの前記ライブラリーが、腫瘍関連抗原の断片を含むペプチドのライブラリー、ウイルス腫瘍関連抗原の断片を含むペプチドのライブラリー、またはその両方を含む、項目16に記載の方法。
(項目21)
工程(a)が、培地中で前記単球および/または未熟樹状細胞を第1の濃度のペプチドのライブラリーと接触させることを含み、工程(c)が、培地中で前記APCを第2の濃度のペプチドのライブラリーと接触させることを含み、ここで、前記第1の濃度が、前記第2の濃度と同一であるか、より高いか、またはより低い、項目11に記載の方法。
(項目22)
前記ペプチドが、PRAME、SSX2、NY-ESO-1、サバイビン、WT-1、およびMARTからなる群から選択される1またはそれを超える腫瘍関連抗原の断片を含む、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記APCを複数のT細胞と、前記T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な条件下で接触させ、それにより、前記APCによって提示された抗原に特異的なプライミングされたおよび/または活性化されたT細胞を含むT細胞の集団が産生される、接触させる工程をさらに含む、項目1~10のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
工程(a)および/または工程(c)のペプチドの前記ライブラリーの少なくとも1つの存在下で、前記APCを前記複数のT細胞と接触させる、項目23に記載の方法。
(項目25)
T細胞の集団を、前記T細胞の増殖を誘導するのに適切な条件下にて1またはそれを超えるサイトカインおよび/または成長因子の存在下で培養する工程をさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目26)
T細胞の前記集団を、工程(a)および/または工程(c)のペプチドの前記ライブラリーの少なくとも1つの存在下で培養する、項目25に記載の方法。
(項目27)
T細胞の前記集団を、前記T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な前記APCの存在下で培養する工程をさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記APCを前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞と接触させる工程を1回または複数回繰り返す、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞を前記APCと共培養する、項目25に記載の方法。
(項目30)
抗原特異的T細胞を調製する方法であって、
(a)複数の単球および/または未熟樹状細胞をペプチドのライブラリーと、前記単球および/または未熟樹状細胞が前記ペプチドの1つまたはそれより多くを内在化するのに適切な条件下の培地中で接触させる工程であって、ここで、ペプチドの前記ライブラリーが抗原のペプチド断片を含み、ここで、前記ペプチドが、前記単球および/または未熟樹状細胞によるタンパク質分解性プロセシングならびにクラスI主要組織適合性遺伝子複合体(MHC I)および/またはクラスII主要組織適合性遺伝子複合体(MHC II)から選択される少なくとも1つの細胞表面タンパク質複合体上へのその後の負荷に適切である、接触させる工程;
(b)前記単球および/または未熟樹状細胞を、1またはそれを超えるサイトカインおよび/または成長因子の存在下で、前記単球の分化および/または前記未熟樹状細胞の成熟抗原提示樹状細胞への成熟を誘導し、それにより、APCを調製するのに適切な条件下にて培養する工程;
(c)複数のT細胞を前記APCと、T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な条件下で接触させ、それにより、前記APCによって提示された抗原に特異的なプライミングされたおよび/または活性化されたT細胞を含むT細胞の集団が調製される、接触させる工程;
(d)工程(c)で調製されたT細胞の前記集団をAPCと、前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞を刺激するための条件下で接触させる工程;および
(e)必要に応じて、工程(d)を1回または複数回繰り返す工程
を含む、方法。
(項目31)
工程(c)が、前記複数のT細胞を前記APCとペプチドのライブラリーの存在下で培養することを含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
工程(c)のペプチドの前記ライブラリーが工程(a)のペプチドの前記ライブラリーと同一である、項目31に記載の方法。
(項目33)
工程(c)のペプチドの前記ライブラリーが工程(a)のペプチドの前記ライブラリーと異なる、項目31に記載の方法。
(項目34)
工程(d)が、T細胞の前記集団を前記APCとペプチドのライブラリーの存在下で培養することを含む、項目30に記載の方法。
(項目35)
工程(d)のペプチドの前記ライブラリーが、工程(a)のペプチドの前記ライブラリーと同一である、項目34に記載の方法。
(項目36)
工程(d)のペプチドの前記ライブラリーが、工程(a)で使用したペプチドの前記ライブラリーと異なる、項目34に記載の方法。
(項目37)
項目1~22のいずれか1項に記載の方法に従って調製されたAPCの集団を含む組成物であって、前記APCが、プロセシングされたペプチドが負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体を含み、ここで、好ましくは、前記プロセシングされたペプチドが、前記MHC Iおよび/またはMHC II複合体上の提示前に、例えばiDCによってin vivoで短縮されている、組成物。
(項目38)
前記プロセシングされたペプチドが、ペプチドの前記ライブラリー中のペプチドより長さが短く、好ましくは、8アミノ酸長未満、10アミノ酸長未満、12アミノ酸長未満、15アミノ酸長未満、5アミノ酸長と15アミノ酸長との間、8アミノ酸長と10アミノ酸長との間、8アミノ酸長と12アミノ酸長との間、8アミノ酸長と14アミノ酸長との間、または8アミノ酸長と15アミノ酸長との間である、項目37に記載の組成物。
(項目39)
ペプチドの前記ライブラリー(例えば、TAA)由来のペプチドで負荷された複数のmDCをさらに含む、項目37に記載の組成物。
(項目40)
項目1~22のいずれか1項に記載の方法にしたがって調製したAPCの集団を含む組成物であって、APCの前記集団が、プロセシングされたペプチドで負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体、ならびにペプチドの前記ライブラリー由来のペプチドで負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体を含み、ここで、好ましくは、前記組成物が、TAAで負荷された複数のmDCをさらに含む、組成物。
(項目41)
項目23~36のいずれか1項に記載の方法に従って調製されたプライミングされたおよび/または活性化されたT細胞の集団を含む組成物であって、前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞が、プロセシングされたペプチドで負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体を含む、組成物。
(項目42)
項目23~36のいずれか1項に記載の方法に従って調製されたプライミングされたおよび/または活性化されたT細胞の集団を含む組成物であって、前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞が、プロセシングされたペプチドで負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体、ならびにペプチドの前記ライブラリー由来のペプチドで負荷された複数のMHC Iおよび/またはMHC II複合体を含む、組成物。
(項目43)
プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞の前記集団が、CD4+T細胞、CD8+T細胞、および/または細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を含む、項目41または42に記載の組成物。
(項目44)
項目41または42に記載の組成物および薬学的に許容され得る担体または賦形剤を含む治療組成物。
(項目45)
項目44に記載の治療組成物をそれ必要とする患者に投与することを含む、がんを処置する方法。
(項目46)
組成物であって、
少なくとも2つの異なる長さを有する第1の複数のペプチドを提示するAPCの第1の集団であって、ここで、好ましくは、前記第1の複数のペプチドが、APCの前記第1の集団における提示前に、例えばiDCによってin vivoで短縮されている、APCの第1の集団;および
均一の長さを有する第2の複数のペプチドを提示するAPCの第2の集団
を含む、組成物。
(項目47)
APCの前記第1の集団およびAPCの前記第2の集団が約1:1の比で存在する、項目47に記載の組成物。
(項目48)
単球由来APCの拡大された集団を含む組成物であって、ここで、各APCが同一抗原由来のペプチドで負荷された少なくとも1つのMHC複合体を含み、ここで、集団として、前記APCが、前記抗原由来の複数のペプチドで負荷された複数のMHC複合体を含み、前記複数のペプチドが異なる長さである、組成物。
(項目49)
前記複数のペプチドの各々が、5またはそれを超えるアミノ酸、6またはそれを超えるアミノ酸、7またはそれを超えるアミノ酸、8またはそれを超えるアミノ酸、10またはそれを超えるアミノ酸、15またはそれを超えるアミノ酸、20またはそれを超えるアミノ酸、5アミノ酸と10アミノ酸との間、5アミノ酸と15アミノ酸との間、5アミノ酸と20アミノ酸との間、6アミノ酸と10アミノ酸との間、または6アミノ酸と20アミノ酸との間の長さを有する、項目48に記載の組成物。
(項目50)
集団として、前記APCが、第2の抗原由来の複数のペプチドで負荷された第2の複数のMHC複合体をさらに含み、前記第2の複数のペプチドが同一の長さを有する、項目48または49に記載の組成物。
(項目51)
前記第1の抗原および前記第2の抗原が同一の抗原である、項目50に記載の組成物。

Claims (26)

  1. 抗原提示細胞(APC)を調製するin vitroの方法であって、
    (a)複数の単球および/または未熟樹状細胞をペプチドのライブラリーと、前記単球および/または未熟樹状細胞が前記ペプチドの1つまたはそれより多くを内在化するのに適切な条件下の培地中で接触させる工程であって、ここで、ペプチドの前記ライブラリーが抗原のペプチド断片を含み、ここで、前記ペプチドが、前記単球および/または未熟樹状細胞によるタンパク質分解性プロセシングならびに1またはそれを超えるクラスIおよび/またはクラスII主要組織適合性遺伝子複合体(MHC)上へのその後の負荷に適切である、接触させる工程;および
    (b)前記単球および/または未熟樹状細胞を、1またはそれを超えるサイトカインおよび/または成長因子の存在下で、前記単球の分化および/または前記未熟樹状細胞の成熟抗原提示樹状細胞への成熟を誘導し、それにより、APCを調製するのに適切な条件下にて培養する工程
    を含む、in vitroの方法。
  2. ペプチドの前記ライブラリーが、5またはそれを超えるか、8またはそれを超えるか、10またはそれを超えるか、15またはそれを超えるか、20またはそれを超えるか、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、10~15、5~10、5~15、5~20、8~10、8~15、8~20、10~20、15~20、10~100、10~150、10~200、または200アミノ酸より長い長さを有する複数のペプチドを含む、請求項1に記載のin vitroの方法。
  3. 工程(a)が、前記単球および/または未熟樹状細胞を、ペプチドの2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6のライブラリーと接触させることを含み、ここで、ペプチドの各ライブラリーが異なる抗原のペプチド断片を含む、請求項1または2に記載のin vitroの方法。
  4. ペプチドの1つまたは複数の前記ライブラリーが、腫瘍関連抗原由来のペプチドのライブラリー、ウイルス腫瘍関連抗原由来のペプチドのライブラリー、またはその両方を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  5. (c)前記APCが1またはそれを超えるクラスIおよび/またはクラスII MHC上に前記ペプチドを負荷するのに適切な条件下の培地中で、前記APCをペプチドのライブラリーと接触させる工程であって、ここで、ペプチドの前記ライブラリーが抗原のペプチド断片を含む、接触させる工程、および
    (d)必要に応じて、工程(c)を1回または複数回繰り返す工程
    をさらに含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  6. 工程(c)で使用したペプチドの前記ライブラリーが、5またはそれを超えるか、8またはそれを超えるか、10またはそれを超えるか、15またはそれを超えるか、20またはそれを超えるか、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、23、25、10~15、5~10、5~15、5~20、5~25、8~10、8~15、8~25、10~25、15~25、10~100、10~150、10~200、または200アミノ酸より長い長さを有する複数のペプチドを含む、請求項に記載のin vitroの方法。
  7. 工程(c)が、前記APCをペプチドの2、3、4、5、6、7、8、9、10、2~5、2~10、3~10、4~10、5~10、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、または少なくとも6のライブラリーと接触させることを含み、ここで、ペプチドの各ライブラリーが異なる抗原のペプチド断片を含む、請求項5または6に記載のin vitroの方法。
  8. 工程(c)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つが、工程(a)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つと同一である;あるいは
    工程(c)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つが、工程(a)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つと異なる、請求項5~7のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  9. 工程(c)のペプチドの複数の前記ライブラリーが、腫瘍関連抗原のペプチド断片を含むペプチドのライブラリー、ウイルス腫瘍関連抗原のペプチド断片を含むペプチドのライブラリー、またはその両方を含む、請求項7または8に記載のin vitroの方法。
  10. 工程(a)において使用される前記培地中の前記ペプチドの濃度が、工程(c)において使用される前記培地中の前記ペプチドの濃度と同一であるか、より高いか、またはより低い、請求項5~9のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  11. 工程(a)において使用される前記ペプチドが、PRAME、SSX2、NY-ESO-1、サバイビン、WT-1、およびMARTからなる群から選択される1またはそれを超える腫瘍関連抗原のペプチド断片を含む、請求項1~10のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  12. 抗原特異的T細胞を調製するin vitroの方法であって、前記in vitroの方法は、
    (i)請求項1~11のいずれか1項に記載のin vitroの方法を使用してAPCを調製する工程;
    (ii)前記APCを複数のT細胞と、前記T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な条件下で接触させ、それにより、前記APCによって提示された抗原に特異的なプライミングされたおよび/または活性化されたT細胞を含むT細胞の集団が産生される、接触させる工程
    を含む、in vitroの方法。
  13. 工程(a)および/または工程(c)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つの存在下で、前記APCを前記複数のT細胞と接触させる、請求項12に記載のin vitroの方法。
  14. T細胞の前記集団を、
    (a)前記T細胞の増殖を誘導するのに適切な条件下にて1またはそれを超えるサイトカインおよび/または成長因子
    (b)工程(a)および/または工程(c)のペプチドの複数の前記ライブラリーの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
    (c)前記T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な条件下の前記APC
    の存在下で培養する工程をさらに含む、請求項12または13に記載のin vitroの方法。
  15. 工程(ii)が、前記APCを、前記T細胞の抗原プライミングおよび/または抗原特異的活性化に適切な条件下で前記プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞と1回または複数回接触させる工程をさらに含む、請求項12~14のいずれか1項に記載のin vitroの方法。
  16. 請求項1~11のいずれか1項に記載のin vitroの方法に従って調製されたかまたか得ることができるAPCの集団を含む組成物。
  17. 前記ライブラリー中の複数の前記ペプチドが、1またはそれを超えるクラスIおよび/またはクラスII MHC上の提示前に工程(a)の間に前記細胞によって短縮されており、それにより、前記クラスIおよび/またはクラスII MHC上で提示されたプロセシングされたペプチドが産生され、必要に応じて、ペプチドの前記ライブラリー中の前記ペプチドよりも短い前記プロセシングされたペプチドが、8アミノ酸長未満、10アミノ酸長未満、12アミノ酸長未満、15アミノ酸長未満、5アミノ酸長と15アミノ酸長との間、8アミノ酸長と10アミノ酸長との間、8アミノ酸長と12アミノ酸長との間、8アミノ酸長と14アミノ酸長との間、または8アミノ酸長と15アミノ酸長との間である、請求項16に記載の組成物。
  18. APCの前記集団が、ペプチドの1つまたは複数の前記ライブラリー由来の1またはそれを超えるペプチドで負荷された複数のクラスIおよび/またはクラスII HMCをさらに含む、請求項16または17に記載の組成物。
  19. ペプチドの前記ライブラリー由来の1またはそれを超えるペプチドで負荷された複数の成熟樹状細胞をさらに含む、請求項16~18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 請求項1215のいずれか1項に記載のin vitroの方法に従って調製されたかまたは得ることができる、プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞の集団を含む組成物。
  21. プライミングされたおよび/または活性化されたT細胞の前記集団が、CD4 T細胞、CD8 T細胞、および/または細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を含む、請求項20に記載の組成物。
  22. 請求項20または21に記載の組成物および薬学的に許容され得る担体または賦形剤を含む治療組成物。
  23. んを処置する方法における使用のための請求項22に記載の治療組成物であって、前記方法は、前記治療組成物をそれを必要とする患者に投与することを含む、治療組成物
  24. 組成物であって、
    少なくとも2つの異なる長さを有する第1の複数のペプチドを提示するAPCの第1の集団;および
    均一の長さを有する第2の複数のペプチドを提示するAPCの第2の集団
    を含み、
    必要に応じて、前記第1の複数のペプチドが、8アミノ酸長未満、10アミノ酸長未満、12アミノ酸長未満、または15アミノ酸長未満であり;
    さらに必要に応じて、APCの前記第1の集団およびAPCの前記第2の集団が約1:1の比で存在する、組成物。
  25. 単球由来APCの拡大された集団を含むex vivo組成物であって、ここで、各APCが同一抗原由来のペプチドで負荷された少なくとも1つのMHCを含み、ここで、集団として、前記APCが、前記抗原由来の複数のペプチドで負荷された複数のMHCを含み、前記複数のペプチドが異なる長さであり、必要に応じて、前記複数のペプチドの各々が、5またはそれを超えるアミノ酸、6またはそれを超えるアミノ酸、7またはそれを超えるアミノ酸、8またはそれを超えるアミノ酸、10またはそれを超えるアミノ酸、15またはそれを超えるアミノ酸、20またはそれを超えるアミノ酸、5アミノ酸と10アミノ酸との間、5アミノ酸と15アミノ酸との間、5アミノ酸と20アミノ酸との間、6アミノ酸と10アミノ酸との間、または6アミノ酸と20アミノ酸との間の長さを有する、ex vivo組成物。
  26. 集団として、前記APCが、第2の抗原由来の第2の複数のペプチドで負荷された第2の複数のMHCをさら含み、前記第2の複数のペプチドが同一の長さを有し、必要に応じて、前記第1の抗原および前記第2の抗原が同一の抗原である、請求項25に記載のex vivo組成物。
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